JP2023049734A - 電子キーシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザの利便性を損なうことなく十分なセキュリティを確保する。【解決手段】本発明に係る電子キーシステムは、一又は複数のプロセッサに、携帯機から出力されるキー情報が登録キー情報に適合すること、ユーザの前記携帯機に対する動作が登録第1動作情報に適合すること、及び前記動作が登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、ドアユニットの解錠を許可する複合認証処理と、前記ドアユニットが施錠されてから設定時間が経過するまでの間、又は前記ドアユニットが施錠されてから認証通知エリア外に前記携帯機が位置するまでの間において、前記キー情報が前記登録キー情報に適合することを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させる。【選択図】図6

Description

本発明は、認証結果に応じて施錠対象の施錠及び解錠を制御する電子キーシステムに関する。
車両のドアの施錠及び解錠を携帯機との無線通信により行う電子キーシステムが知られている。この電子キーシステムによれば、例えばユーザの保持する携帯機が車両との通信圏内にあるときには、ユーザが携帯機の操作部に対する操作を入力することなしに、ドアハンドルに触れるといった簡易な操作のみで車両の解錠及び施錠を行うことができる。
ここで、ユーザが車両から離れたのを見計らって中継器を用いて通信圏外にある携帯機と車両の通信を成立させ不正に解錠等を行う所謂リレーアタックなどの犯罪を防止するための技術が提案されている。
例えば特許文献1には、車両のドアの施錠及び解錠を許可する条件として携帯機への叩き動作を検出することによるユーザ認証を課すことで、リレーアタックを防止する技術が開示されている。
特開2010-275701号公報
このような電子キーシステムにおいては、上述の特許文献1に開示された技術のようなリレーアタックなどによる不正な解錠に対するセキュリティの確保はもちろんであるが、同時にユーザの解錠操作における利便性の向上もまた望まれている。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、ユーザの利便性を向上させるとともに十分なセキュリティが確保された電子キーシステムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る電子キーシステムは、施錠対象に設けられたドアユニットと、前記施錠対象に設けられた設置機と、認証通知エリアにおいて前記設置機と通信可能とされユーザが保持可能な携帯機と、一又は複数のプロセッサと、前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体と、を備え、前記プログラムは一又は複数の命令を含み、前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、前記携帯機から出力されるキー情報があらかじめ登録された登録キー情報に適合すること、ユーザの動作があらかじめ登録された登録第1動作情報に適合すること、及び前記動作があらかじめ登録された登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、前記ドアユニットの解錠を許可する複合認証処理と、前記ドアユニットが施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過するまでの間、又は前記ドアユニットが施錠されてから前記認証通知エリア外に前記携帯機が位置するまでの間において、前記キー情報が前記登録キー情報に適合することを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させるものである。
このように、通常は登録キー情報との適合に加えて登録第1動作情報との適合及び登録第2動作情報の適合という条件が解錠許可にあたり課されるが、ドアユニットを施錠してから設定時間が経過するまでの間、又は施錠してから認証通知エリア外に携帯機が位置するまでの間といった、ユーザが施錠対象付近にいると想定される状況においては、解錠許可にあたり登録第1動作情報との適合及び登録第2動作情報の適合という条件が課されない。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させるとともに十分なセキュリティが確保された電子キーシステムを提供することができる。
電子キーシステムの概要を示す説明図である。 電子キーシステムの構成例を示すブロック図である。 車載機に対する携帯機の位置するエリアを概念的に示した説明図である。 電子キーシステムにおける施錠及び解錠に関する処理例を示すフローチャートである。 電子キーシステムにおける解錠許可に関する処理例を示すフローチャートである。 電子キーシステムにおける複合認証処理に関する処理例を示すフローチャートである。 電子キーシステムにおける通知制御処理に関する処理例を示すフローチャートである。
以下、実施の形態について図1から図7を参照して説明する。
なお、本実施の形態の説明にあたり参照する図面に記載された構成には、本実施の形態を実現するにあたり必要な部分及びその周辺の構成を抽出して模式的に示しているものがある。
<1.電子キーシステムの構成例>
本実施の形態の電子キーシステム1の構成について図1及び図2を参照して説明する。
電子キーシステム1は、図1に示すように、ユーザが保持可能な携帯機2と、施錠対象である車両10に設けられた設置機としての車載機3と、車両10のドアに設けられたドアユニット4とを有している。携帯機2と車載機3は互いに通信可能とされている。
なお、ここでの車両10には、内燃機関を備えた車両や電動車両、ハイブリッド車両などの各種の車両を適用することができる。
この電子キーシステム1においては、携帯機2の操作部25(図2参照)への操作や車両10のドアハンドルへの接触などによりドアユニット4が施錠される。
操作部25のユーザによる操作に応じて車両10のドアユニット4が解錠されるが、携帯機2が車載機3の通信圏内である場合には、携帯機2のモーションセンサ22により検出されたユーザの動作の振動波形信号があらかじめ登録された登録動作情報における振動波形信号と所定の誤差範囲において一致することを条件として、ドアユニット4が解錠される。例えば、ユーザが車両10に向かう際に特定の動作を行うことで、携帯機2の操作部25を操作することなくドアユニット4を解錠することができる。
携帯機2は、例えばスマートフォンや専用の電子キー等により構成されている。携帯機2は、図2に示すように電波受信部21、モーションセンサ22、通知部23、携帯機制御部24、操作部25及び電波送信部26を有している。
電波受信部21は、あらかじめ設定されたポーリング信号を変調した変調信号を車載機3から受信するための受信機によって構成されている。変調信号には、第1変調信号と第2変調信号があり、第1変調信号は、例えばLF(Low Frequency)信号であり、第2変調信号は第1通信信号よりも伝搬範囲が広くされた例えばLF信号相当の信号などである。
電波受信部21は、第1変調信号や第2変調信号を車載機3から受信する。
図3は、電波受信部21が車載機3から第1変調信号を受信できる領域を模式的に施錠対象近傍エリアAR1として示している。施錠対象近傍エリアAR1は、例えば車載機3から半径2m程に設定されている。この施錠対象近傍エリアAR1がいわゆるスマートアクセスによる解錠を行うことが可能なエリアとされる。電波受信部21が車載機3から第1変調信号を定期的に受信することで、携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1内に位置することを判定することができる。
また本図では、電波受信部21が車載機3から第2変調信号を受信できる領域を模式的に認証通知エリアAR2として示している。認証通知エリアAR2は、例えば車載機3から半径10m程に設定されている。電波受信部21が車載機3から第2変調信号を定期的に受信することで、携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置することを判定することができる。
電波受信部21は、受信した変調信号を復調して携帯機制御部24に供給する。
モーションセンサ22は、加速度センサやジャイロセンサ等により構成されている。モーションセンサ22は、携帯機2に付与された振動等の振動波形信号を検出する。この振動波形信号は、例えば携帯機2を所定回数叩くなどの携帯機2を保持するユーザが行う動作や、携帯機2を保持するユーザの歩行や足踏みなどの動作、または置いてある携帯機2を掴み上げるなどの携帯機2を保持するためにユーザが行う動作などにより検出される。
モーションセンサ22は、検出した振動波形信号を携帯機制御部24及び電波送信部26に供給する。
通知部23は、図示しないバイブレータやスピーカ等を有して構成されている。通知部23は、携帯機制御部24から供給される通知制御信号に応じてバイブレータやスピーカ等を通じて振動や音を発生させる。これにより、ユーザは、保持する携帯機2が認証通知エリアAR2内に進入したことを振動や音により認識することができる。
携帯機制御部24は、送信許可判定部27、通知制御部28及び操作検知部29としての機能を有する。携帯機制御部24は、一又は複数のプロセッサと、一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体とを有して構成されている。このプログラムは一又は複数の命令を含み、当該命令は、一又は複数のプロセッサに上記の各種機能を実現させるための処理を実行させる。
送信許可判定部27は、電波受信部21が第2変調信号を受信した場合に携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置すると判定し、モーションセンサ22により検出された振動波形信号の送信許可信号、及び携帯機2にあらかじめ設定されているキーのID(Identifier)情報としてのキー信号を電波送信部26に供給する。
また送信許可判定部27は、電波受信部21による第2変調信号の受信、又はモーションセンサ22からの振動波形信号の供給が所定時間行われなかった場合には、再び電波受信部21から第2変調信号が供給されるまでの間、電波送信部26への送信許可信号の供給を停止する。
通知制御部28は、電波受信部21から第2変調信号が供給された場合に携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置すると判定し、モーションセンサ22から供給される振動波形信号に応じて通知制御信号を通知部23に出力させる制御を実行する。
操作検知部29は、操作部25へのユーザの操作に応じてドアユニット4の施錠及び解錠を要求する操作信号を電波送信部26に供給する。
電波送信部26は、モーションセンサ22から供給された振動波形信号や携帯機2に設定されたキー信号などを例えばRF信号(Radio Frequency信号)に変調して送信するための送信機によって構成されている。電波送信部26は、当該RF信号を車載機3から受信した第2変調信号に応じて出力する。
電波送信部26は、送信許可判定部27から通信許可信号が供給されていることを条件として変調したRF信号を車載機3に向けて出力する。
なお、本実施の形態においては、携帯機2がRF信号を送信し、車載機3がLF信号及びLF信号に相当する信号を送信する構成の一例について説明したが、各機器が送信する信号はこれらに限定されるものではなく他の信号を用いることも可能である。
また電波送信部26は、操作部25から操作信号が供給されたことに応じて、当該操作信号やキー信号などを変調した信号を車載機3に向けて出力する。
車載機3は、電波送信部31、電波受信部32及び車載機制御部33を有している。
電波送信部31は、あらかじめ設定されたポーリング信号を変調した変調信号を送信するための送信機によって構成されている。電波送信部31は、各種変調信号を設定周期で繰り返し送信する。
電波受信部32は、携帯機2からのRF信号を受信するための受信機によって構成されている。電波受信部32は、RF信号に変調されたキー信号や振動波形信号、操作信号等の各種信号を携帯機2から受信する。電波受信部32は、受信した各種信号を復調して車載機制御部33に供給する。
車載機制御部33は、キー照合部34、波形記憶部35、波形照合部36及び解錠判定部37の機能を有している。車載機制御部33は、一又は複数のプロセッサと、一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体とを有して構成されている。このプログラムは一又は複数の命令を含み、当該命令は、一又は複数のプロセッサに上記の各種機能を実現させるための処理を実行させる。
キー照合部34は、電波受信部32から供給されたキー信号を車載機3にあらかじめ登録されている登録キー情報と照合する。これにより、キー照合部34は、キー信号が登録キー情報に適合するか否か、即ち、携帯機2が車載機3に対応付けられたものであるか否かを判定する。
キー照合部34は、キー信号と登録キー情報が一致しているとき、キー信号が登録キー情報に適合すると判定する。このときキー照合部34は、キー照合完了信号を解錠判定部37に供給する。
またキー照合部34は、図示しない車両10の各所に設けられた車載アンテナ(電波受信部32)による携帯機2からの電波の受信状況等に基づいて、携帯機2が車室内に位置するか否かや、携帯機2が車室外且つ車両10の近傍、即ち施錠対象近傍エリアAR1内に位置するか否かを判定する。キー照合部34は判定結果を解錠判定部37に供給する。
波形記憶部35には、ユーザが解錠を行うための複数の認証動作について、それぞれの認証動作に応じた振動波形信号が登録動作情報としてあらかじめ登録されている。なお、これら波形記憶部35に対する登録動作情報の登録は、ディーラ等において1人または複数人について行うことが可能となっている。従って、車両10の所有者のみならず、例えば所有者の家族などによる認証動作の振動波形信号をそれぞれのユーザごとに登録動作情報として登録することができる。
このような認証動作は、同じ動作であっても人によって異なる振動波形信号を描くため、ユーザごとの認証動作を登録動作情報として登録しておき、携帯機2で検出した振動波形信号と照合することでユーザの認証に用いることができる。
ここでは或るユーザの登録動作情報として、波形記憶部35に登録第1動作情報、登録第2動作情報及び登録第3動作情報が登録されている例について説明する。例えば登録第1動作情報は登録第2動作情報と異なる認証動作の振動波形信号が登録されている。また登録第3動作情報は、登録第2動作情報と対になるものであり、登録第2動作情報として登録された認証動作を行うことが困難な状態である場合であっても、代わりの認証動作として行うことのできる動作の振動波形信号が登録されている。
登録第1動作情報として登録される振動波形信号は、例えば携帯機2を保持したユーザが携帯機2に対して意図的に行う認証動作によるものである。ここでは、例えばユーザが携帯機2を所定回数、所定のリズムで叩く動作の振動波形信号が登録第1動作情報として登録される。
また、登録第2動作情報として登録される振動波形信号は、例えば携帯機2を保持したユーザが携帯機2に対して意図的に行わない認証動作によるものである。ここでは、例えばユーザが歩行する動作の振動波形信号が登録第2動作情報として登録される。
さらに、登録第3動作情報として登録される振動波形信号は、例えば登録第2動作情報と同様に携帯機2を保持したユーザが携帯機2に対して意図的に行わない動作によるものである。ここでは、例えば携帯機2を保持したユーザが車両10に近付きすぎたことで登録第2動作情報に係る歩行動作を検出することが難しくなった場合を想定して、ユーザの車両10からの距離を問わずに行うことのできる足踏み動作の振動波形信号が登録第3動作情報として登録される。
波形照合部36は、波形記憶部35からの登録動作情報に基づき、電波受信部32から供給された振動波形信号の照合を行う。すなわち、波形照合部36は、波形記憶部35から読み出した登録動作情報の振動波形信号と供給された振動波形信号とが所定の誤差範囲において一致する場合に、ユーザの動作が対応する登録動作情報に適合すると判定する。
波形照合部36は、例えばユーザの動作が登録第1動作情報に適合し、且つユーザの動作が登録第2動作情報又は登録第3動作情報に適合したこと、即ち複合認証に成功したことに応じて、照合完了信号を解錠判定部37に供給する。
解錠判定部37は、複合認証処理部38及び簡易認証処理部39としての機能を有している。
複合認証処理部38は、携帯機2が車両10の車室外、且つ施錠対象近傍エリアAR1外に位置する場合において施錠要求信号を受信すると、車両10のドアユニット4を施錠する。このときの施錠要求信号は、例えば操作部25の操作により携帯機2から受信するものである。複合認証処理部38は、ドアユニット4の施錠に応じて複合認証セキュリティをONとする。
複合認証セキュリティがONの状態において、複合認証処理部38は、キー照合部34からのキー照合完了信号、及び波形照合部36からの照合完了信号を受信することに応じて、ドアユニット4の解除が許可された解除許可状態を設定する。
解除許可状態において、複合認証処理部38は、解錠要求信号を受信することに応じてドアユニット4を解錠する。このときの解錠要求信号は、例えばドアハンドルのタッチセンサ41への接触などに応じてドアユニット4から受信するものである。複合認証処理部38は、ドアユニット4の解錠に応じて複合認証セキュリティをOFFとする。
簡易認証処理部39は、携帯機2が車両10の車室外、且つ施錠対象近傍エリアAR1内に位置する場合において、施錠要求信号を受信した場合には、車両10のドアユニット4を施錠する。このとき施錠要求信号は、例えばドアハンドルのタッチセンサ41への接触などに応じてドアユニット4から受信するものである。このとき、簡易認証処理部39は簡易認証セキュリティをONとする。
簡易認証セキュリティがONの状態において、ドアユニット4が施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過するまでの間、又はドアユニット4が施錠されてから認証通知エリアAR2外に携帯機2が位置するまでの間において、簡易認証処理部39は、キー照合部34からのキー照合完了信号を受信することに応じて解錠許可状態を設定する。
解錠許可状態において、簡易認証処理部39は、解錠要求信号を受信することに応じてドアユニット4を解錠する。このとき施錠要求信号は、例えばドアハンドルのタッチセンサ41への接触などに応じてドアユニット4から受信するものである。簡易認証処理部39は、ドアユニット4の解錠に応じて簡易認証セキュリティをOFFとする。
一方で、簡易認証処理部39は、ドアユニット4が施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過し、又はドアユニット4が施錠されてから認証通知エリアAR2外に携帯機2が位置した場合、簡易認証セキュリティをOFFとし複合認証セキュリティをONとする。
なお、解錠判定部37は、携帯機2の操作部25への解錠操作を行うことにより、携帯機2から車載機3に送信された操作信号を検知した場合は、解錠許可状態であるか否かに関わらず、キー照合完了信号が供給されたことに応じてドアユニット4を解錠する。
ドアユニット4は、図3に示すように車両10の各ドアにそれぞれ設けられている。このドアユニット4は、タッチセンサ41及びアクチュエータ42を有している。
タッチセンサ41は、例えば車両10のドアハンドルに隣接する位置やドアハンドルの裏面側等に設けられている。タッチセンサ41は、ユーザ等によって触れられた際に施錠要求信号や解錠要求信号を解錠判定部37に対して出力する。
タッチセンサ41は、図3に示すように車両10の全てのドアユニット4に設けることができる。なお、ドアユニット4は、例えば少なくとも運転席側のフロントドアに設けられていればよく、助手席側のフロントドア及びバックドアなどの一部のドアに設けられてもよい。また、ドアユニット4においては、タッチセンサ41に代えてボタンを設けることができる。この場合、ユーザがボタンを押下することで施錠要求信号又は解錠要求信号が出力される。
アクチュエータ42は、車両10のドアユニット4を施錠及び解錠するためのアクチュエータである。アクチュエータ42は、車載機3の解錠判定部37から施錠指示信号が入力された場合にドアユニット4を施錠し、解錠判定部37から解錠指示信号が入力された場合にドアユニット4を解錠する。
<2.車載機制御部の処理例>
本実施の形態における車載機制御部33が実行する処理例について図4から図6を参照して説明する。
車載機制御部33が実行する施錠及び解錠の制御に関する処理例について図4を参照して説明する。車載機制御部33は、図4に示す処理を所定時間ごとに定期的に実行する。
ステップS101において、車載機制御部33は、携帯機2が車両10の車室外に位置するか否かを判定する。車載機制御部33は、車載アンテナ(電波受信部32)による携帯機2からの電波の受信状況から携帯機2が車室外に位置するか否かを判定する(図3参照)。
ステップS101で携帯機2が車室内に位置すると判定した場合、車載機制御部33は図4の処理を終了する。なお、詳細は省略するが、この場合には車載機制御部33による車室内における施錠及び解錠の制御に関する処理が別途実行される。
ステップS101で携帯機2が車室外に位置すると判定した場合、車載機制御部33はステップS102に処理を進め、携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1外に位置するか否かを判定する。このとき車載機制御部33は、車載アンテナ(電波受信部32)による、第1変調信号を受信した携帯機2からの電波の受信状況から携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1外に位置するか否かを判定する。
ステップS102で携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1外に位置すると判定した場合、車載機制御部33はステップS103に処理を進める。このとき、携帯機2を保持するユーザが施錠対象近傍エリアAR1外に位置するため、ユーザがドアユニット4のタッチセンサ41に触れることのできない程に車両10から離れていることが推定される。
ステップS103において、車載機制御部33は施錠要求信号を検知したか否かを判定する。ここでの施錠要求信号は、例えば車両10の近傍から離れた施錠対象近傍エリアAR1外に位置するユーザが、保持する携帯機2の操作部25への施錠操作を行うことにより、携帯機2から車載機3に送信された信号である。なお、施錠要求信号は、携帯機2と車載機3が通信圏外に位置した場合、即ち携帯機2が認証通知エリアAR2外に移動した際に、携帯機2から車載機3に送信されてもよい。
ステップS103で施錠要求信号を検知しない場合、車載機制御部33は図4の処理を終了する。
ステップS103で施錠要求信号を検知した場合、車載機制御部33はステップS104に処理を進め、アクチュエータ42に対して施錠指示信号を出力する。アクチュエータ42は、車載機制御部33から施錠指示信号が入力されることに応じてドアユニット4を施錠する。
続くステップS105において、車載機制御部33は複合認証セキュリティをONとする。複合認証セキュリティがONの状態において、ユーザは、複合認証を完了することによりドアユニット4を解錠することができる。
ステップS106において、車載機制御部33は解錠要求信号を検知したか否かを判定する。ここでの解錠要求信号は、車両10の近傍にいるユーザがタッチセンサ41に触れることに応じて、タッチセンサ41から車載機制御部33に出力された信号である。
ステップS106で解錠要求信号を検知しなかった場合、車載機制御部33は図4の処理を終了する。
ステップS106で解錠要求信号を検知した場合、車載機制御部33はステップS107に処理を進め、解錠許可状態であるか否かを判定する。ここでは、キー信号が登録キー情報に適合したうえで、ユーザの動作が登録第1動作情報に適合し、且つユーザの動作が登録第2動作情報又は登録第3動作情報に適合したことで解錠許可状態となる。解錠許可状態の詳細については、図5を参照して改めて説明する。
ステップS107で解錠許可状態でない場合、車載機制御部33は図4の処理を終了する。つまり、複合認証が成功していない状態においては、車載機制御部33がステップS106で解錠要求信号を検知した場合であってもドアユニット4は解錠されない。
ステップS107で解錠許可状態である場合、車載機制御部33はステップS108に処理を進め、アクチュエータ42に対して解錠指示信号を出力する。アクチュエータ42は、車載機制御部33から解錠指示信号が入力されることに応じてドアユニット4を解錠する。
その後、車載機制御部33は、ステップS109において複合認証セキュリティをOFFとし、図4の処理を終了する。上記のステップS105からステップS109までの処理により、複合認証セキュリティがONの状態におけるドアユニット4の解錠に関する処理が完了する。
一方で、上述のステップS102において携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1内に位置すると判定した場合、車載機制御部33はステップS110に処理を進める。このときユーザは車両10の近傍にいることが推定される。
ステップS110において、車載機制御部33は施錠要求信号を検知したか否かを判定する。ここでの施錠要求信号は、例えば施錠対象近傍エリアAR1内に位置するユーザがタッチセンサ41に触れることに応じて、タッチセンサ41から車載機制御部33に出力された信号である。また、施錠要求信号は、ユーザが保持する携帯機2の操作部25への施錠操作を行うことにより、携帯機2から車載機3に送信された信号であってもよい。
ステップS110で施錠要求信号を検知しない場合、車載機制御部33は図4の処理を終了する。
ステップS110で施錠要求信号を検知した場合、車載機制御部33はステップS111に処理を進め、アクチュエータ42に対して施錠指示信号を入力する。アクチュエータ42は、車載機制御部33から施錠指示信号が入力されることに応じてドアユニット4を施錠する。
続くステップS112において、車載機制御部33は、簡易認証セキュリティをONとする。簡易認証セキュリティがONの状態においては、ユーザが複合認証をすることなくドアの解錠が許可される。
その後、車載機制御部33は、ステップS113、ステップS114、ステップS115について監視ループ処理を行う。
監視ループ処理のステップS113において、車載機制御部33は、解錠要求信号を検知したか否かを判定する。
ステップS113において解錠要求信号を検知した場合、車載機制御部33は、ステップS116に処理を進め、解錠許可状態であるか否かを判定する。ここでは、キー信号が登録キー情報に適合したことで解錠許可状態となる。このように、ユーザが車両10の近傍に位置している状態においては、ドアユニット4を再度解錠しようとすることが想定されるため、この場合に複合認証を不要とすることでユーザが容易にドアユニット4を解錠できるようにしている。
ステップS116で解錠許可状態でない場合、車載機制御部33はステップS113に処理を進め監視ループ処理に戻る。
ステップS116で解錠許可状態である場合、車載機制御部33はステップS117に処理を進め、アクチュエータ42に対して解錠指示信号を出力する。アクチュエータ42は、車載機制御部33から解錠指示信号が入力されることに応じてドアユニット4を解錠する。
その後、車載機制御部33は、ステップS118において簡易認証セキュリティをOFFとし、複合認証セキュリティがONの状態におけるドアユニット4の解錠に関するステップS105からステップS109までの処理を実行する。
監視ループ処理のステップS114において、車載機制御部33は、携帯機2が認証通知エリアAR2外に位置するか否かを判定する。つまり、ユーザが車両10から十分に離れたかどうかを判定する。車載機制御部33は、例えば携帯機2からのRF信号が定期的に受信されなくなったことに応じて、携帯機2が認証通知エリアAR2外に位置することを判定する。
ステップS114で携帯機2が認証通知エリアAR2外に位置する場合、車載機制御部33は、ステップS118において簡易認証セキュリティをOFFとし、複合認証セキュリティがONの状態におけるドアユニット4の解錠に関するステップS105からステップS109までの処理を実行する。即ち、ユーザが車両10から十分に離れた場合には、すぐにドアユニット4を解錠する必要性が低くなるため、よりセキュリティの高い複合認証が必要とされる複合認証セキュリティをONとする。
監視ループ処理のステップS115において、車載機制御部33は、ドアユニット4が施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過したか否かを判定する。
ステップS115でドアユニット4が施錠されてから設定時間が経過した場合、車載機制御部33は、ステップS118において簡易認証セキュリティをOFFとし、複合認証セキュリティがONの状態におけるドアユニット4の解錠に関するステップS105からステップS109までの処理を実行する。このように、ドアユニット4が施錠されてから所定時間が経過するまでは簡易認証セキュリティをONとしておくことで、ドアユニット4を施錠したユーザがすぐに解錠しようとした場合であってもスムーズに解錠を行うことができる。
車載機制御部33が実行する解錠許可に関する処理例について図5を参照して説明する。車載機制御部33は、例えば図5に示す処理を所定時間ごとに定期的に実行する。
ステップS201において、車載機制御部33は、携帯機2からキー信号を受信したか否かを判定する。
ステップS201で携帯機2からキー信号を受信していない場合、車載機制御部33はステップS209に処理を進め、ドアユニット4の解錠を許可しない解錠不許可状態の設定を行い、図5に示す処理を終了する。
ステップS201で携帯機2からキー信号を受信した場合、車載機制御部33はステップS202に処理を進め、携帯機2が車両10の車室外に位置するか否かを判定する。車載機制御部33は、図示しない車載アンテナ(電波受信部32)による携帯機2の電波の受信状況から携帯機2が車室外に位置するか否かを判定する。
ステップS202で車室内に位置すると判定した場合、車載機制御部33はステップS209に処理を進め、解錠不許可状態の設定を行ったうえで図5に示す処理を終了する。
ステップS202で車室外に位置すると判定した場合、車載機制御部33はステップS203に処理を進め、登録キー情報との照合を行う。車載機制御部33は、携帯機2から受信したキー信号を車載機3に登録された登録キー情報と照合する。これにより、携帯機2から受信したキー信号に基づいて、当該携帯機2が車載機3に対応付けられたものであるか否かを判定することができる。
続くステップS204において、車載機制御部33は、照合結果に基づいてキー信号と登録キー情報が一致するか否かを判定する。
ステップS204でキー信号と登録キー情報が一致しない場合、車載機制御部33はステップS209に処理を進め、解錠不許可状態の設定を行ったうえで図5の処理を終了する。つまり、キー信号を送信した携帯機2が車載機3に対応付けられたものでないため、ドアユニット4の解錠を許可しない。
ステップS204でキー信号と登録キー情報が一致する場合、車載機制御部33はステップS205に処理を進め、複合認証セキュリティがONであるか否かを判定する。つまり、ドアユニット4の解錠にあたり複合認証が必要とされるか否かを判定する。
ステップS205で複合認証セキュリティがONである場合、車載機制御部33はステップS206、ステップS207の監視ループ処理に移行する。車載機制御部33は、ステップS206で登録キー情報との照合が完了してから所定期間経過したか否かを判定する。また車載機制御部33は、ステップS207で照合完了信号を検知したか否かを判定する。照合完了信号の詳細については図6を参照して改めて説明する。
車載機制御部33は、ステップS207で照合完了信号を検知する前に所定時間が経過した場合、ステップS206からステップS209に処理を進め、解錠不許可状態の設定を行ったうえで図5に示す処理を終了する。このように、ドアユニット4の解錠にあたり複合認証が必要とされるときに、登録キー情報の照合が完了してから所定時間が経過するまでに認証処理が完了しなかった場合には、ドアユニット4の解錠を許可しない。認証処理が完了しない理由としては、ユーザがあらかじめ設定した認証動作を行っていない場合や、ユーザでない第三者が認証動作を行った場合などが想定される。また、このように複合認証の受付時間を制限することで、ユーザの意図しない動作による解錠許可の誤作動を防止することができる。
また車載機制御部33は、所定期間の経過前にステップS207で照合完了信号を検知すると、ステップS208においてドアユニット4の解錠が可能な解錠許可状態の設定を行い、図5の処理を終了する。このように、複合認証セキュリティがONの状態においては、複合認証を成功させることでドアユニット4の解錠が可能となる。
一方、ステップS205で複合認証セキュリティがONでない場合、車載機制御部33は、ステップS206、ステップS207の処理を行うことなくステップS208においてドアユニット4の解錠が可能な解錠許可状態の設定を行い、図5の処理を終了する。このように、複合認証セキュリティがONの状態においては、複合認証の条件は課されないため、キー信号が登録キー情報と一致することのみでドアユニット4の解錠が可能となる。
車載機制御部33が実行する複合認証に関する処理例について図6を参照して説明する。車載機制御部33は、例えば図6に示す処理を所定時間ごとに定期的に実行する。
まずステップS301において、車載機制御部33は、携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置するか否かを判定する。即ち、モーションセンサ22により検出した振動波形信号を携帯機2から受信可能であるかどうかを判定する。車載機制御部33は、例えば携帯機2からのRF信号が定期的に受信されることに応じて、携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置することを判定する。
ステップS301で携帯機2が認証通知エリアAR2外に位置する場合、複合認証処理に用いられる振動波形信号を携帯機2から受信することができないため、車載機制御部33は図6の処理を終了する。
ステップS301で携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置する場合、車載機制御部33はステップS302に処理を進め、モーションセンサ22から検出された振動波形信号を携帯機2から受信する。
ステップS303において、車載機制御部33は登録第1動作情報との照合を行う。このとき車載機制御部33は、携帯機2から受信した振動波形信号と車載機3に登録された登録第1動作情報の振動波形信号とが所定の誤差範囲において一致するか否かを判定する。
登録第1動作情報は、例えばユーザが携帯機2に対し、あらかじめ設定された所定回数のタップを所定のリズムで行う動作の振動波形信号である。
続くステップS304で携帯機2から受信した振動波形信号が登録第1動作情報と一致しない場合、車載機制御部33は、ユーザの動作が登録第1動作情報に適合しないと判定し、図6の処理を終了する。即ち、複合認証は失敗となる。
ステップS304で携帯機2から受信した振動波形信号が登録第1動作情報と一致する場合、車載機制御部33は、ユーザの動作が登録第1動作情報に適合すると判定し、ステップS305に処理を進める。
ステップS305において、車載機制御部33は携帯機2の位置情報を取得する。車載機制御部33は、例えば図示しない車載アンテナ(電波受信部32)による第1変調信号を受信した携帯機2からの電波の受信状況から携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1内に位置するか否かを判定する。
ステップS306において、車載機制御部33は、携帯機2が登録第2情報との照合に用いる振動波形信号を検出できる位置にいるか否かを判定する。登録第2動作情報は、例えば携帯機2を保持するユーザが車両10に向かって歩いていく方向動作の振動波形信号であるが、この場合においてユーザと車両10の距離が近すぎる場合には、登録第2情報との照合に用いるユーザの歩行の振動波形信号を十分に検出できないことがある。そのため、車載機制御部33は、ユーザの保持する携帯機2と車両10の距離が十分に確保されているかを判定する。
車載機制御部33は、例えば携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1外に位置することをもって携帯機2が登録第2情報との照合に用いる振動波形信号を検出できる位置にいるものと判定する。
この場合、車載機制御部33は、ステップS307でモーションセンサ22から検出された振動波形信号を受信し、ステップS308で登録第2動作情報との照合を行う。このとき車載機制御部33は、携帯機2から受信した振動波形信号と車載機3に登録された登録第2動作情報の振動波形信号とが所定の誤差範囲において一致するか否かを判定する。
続くステップS309で携帯機2から受信した振動波形信号が登録第2動作情報と一致しない場合、車載機制御部33は、ユーザの認証動作が登録第2動作情報に適合しないと判定し、図6の処理を終了する。即ち、複合認証は失敗となる。
ステップS309で携帯機2から受信した振動波形信号が登録第2動作情報と一致する場合、車載機制御部33は、ユーザの認証動作が登録第2動作情報に適合すると判定する。そして車載機制御部33は、ステップS310において照合完了信号を出力し、図6の処理を終了する。これにより、複合認証は成功となる。
一方、ステップS306において携帯機2が登録第2動作情報との照合に用いる振動波形信号を検出できる位置にいないと判定すると、車載機制御部33はステップS311に処理を進める。この場合には、携帯機2から受信した振動波形信号との照合を登録第2動作情報の代わりに登録第3動作情報により行う。
登録第3動作情報には、例えば歩行の距離が十分に確保されていなくても照合に必要な振動波形信号を検出することのできる足踏み動作の振動波形信号が登録される。これにより、登録第2動作情報により照合ができない状況であっても代わりの登録第3動作情報により複合認証を行うことができる。
ステップS311において、車載機制御部33は、モーションセンサ22から検出された振動波形信号を受信し、ステップS312で登録第3動作情報との照合を行う。このとき車載機制御部33は、携帯機2から受信した振動波形信号と車載機3に登録された登録第3動作情報の振動波形信号とが所定の誤差範囲において一致するか否かを判定する。
続くステップS313で携帯機2から受信した振動波形信号が登録第3動作情報と一致しない場合、車載機制御部33は、ユーザの認証動作が登録第3動作情報に適合しないと判定し、図6の処理を終了する。即ち、複合認証は失敗となる。
ステップS313で携帯機2から受信した振動波形信号が登録第3動作情報と一致する場合、車載機制御部33は、ユーザの動作が登録第3動作情報に適合すると判定する。そして車載機制御部33は、ステップS310において照合完了信号を出力し、図6の処理を終了する。これにより、複合認証は成功となる。
<3.携帯機制御部の処理例>
本実施の形態における携帯機制御部24が実行する処理例について図7を参照して説明する。携帯機制御部24は、図7に示す処理を所定時間ごとに定期的に実行する。
ステップS401において、携帯機制御部24は、携帯機2が認証通知エリアAR2外から認証通知エリアAR2内まで移動したか否かを判定する。
携帯機制御部24は、例えば車載機3からの第2変調信号を受信しなくなってから所定期間経過後に、再度第2変調信号を受信した場合、携帯機2が認証通知エリアAR2外から認証通知エリアAR2内に移動してきたものと判定する。これにより、携帯機2を保持するユーザが認証通知エリアAR2内に進入してきたことを判定することができる。
なお、携帯機制御部24は、GPS(Global Positioning System)などのGNSS(Global Navigation Satellite System)を利用して、携帯機2の位置の推移から認証通知エリアAR2内への携帯機2の進入を判定することもできる。
ステップS401で携帯機2が認証通知エリアAR2外から認証通知エリアAR2内まで移動した場合、携帯機制御部24はステップS409に処理を進め、通知制御処理を実行する。このとき携帯機制御部24は、通知情報を通知部23に出力させる。例えば、通知部23のバイブレータを振動させることにより、或いは、通知部23のスピーカを通じて通知音を出力することにより、携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置していること、即ち、複合認証を行うことができることをユーザに認識させることができる。
ステップS401で携帯機2が認証通知エリアAR2外から認証通知エリアAR2内まで移動していない場合、携帯機制御部24はステップS410に処理を進める。このとき、携帯機2は、認証通知エリアAR2外又は認証通知エリアAR2内の何れかに位置している。
ステップS410において、携帯機制御部24は、携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置するか否かを判定する。このとき携帯機制御部24は、例えば車載機3からの第2変調信号が定期的に受信されることに応じて、携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置することを判定する。なお、GPSを利用して携帯機2の位置情報を取得することで、携帯機制御部24は携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置するか否かを判定することもできる。
ステップS410で携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置しない場合、携帯機制御部24は図7の処理を終了する。
ステップS410で携帯機2が認証通知エリアAR2内に位置する場合、携帯機制御部24はステップS402に処理を進める。これは、例えば携帯機2を保持するユーザが、車両10から降りてからまだ認証通知エリアAR2外に出ていない状態である。
ステップS402において、携帯機制御部24はモーションセンサ22により検出された振動波形信号の取得を開始する。また、ステップS403において、携帯機制御部24は、取得した振動波形信号に基づいて携帯機2の動きを検出する。
ステップS403で携帯機2の動きが検出された場合、携帯機制御部24はステップS406に処理を進め、非通知モードが設定されていないことから図7の処理を終了する。これにより、携帯機2が認証通知エリアAR2内に継続して位置している場合においては、携帯機2の動きが検出されても通知部23から振動や音などの通知が出力されない。従って、ユーザが認証通知エリアAR2内にいる間に何度も通知部23から通知が行われることを防止することができる。
ステップS403で携帯機2の動きが検出されない場合、携帯機制御部24はステップS404に処理を進め、携帯機2の動きが検出されなくなってから所定時間が経過するまで待機する。所定時間が経過するまでにステップS403で携帯機2の動きが検出された場合、携帯機制御部24はステップS406に処理を進め図7の処理を終了する。
ステップS404において、携帯機2の動きが検出されなくなってから所定時間が経過すると、携帯機制御部24はステップS405に処理を進め、非通知モードを設定する。携帯機2の動きが長時間検出されない状況としては、例えばユーザが携帯機2を一時的に置いておくなどして保持していないことが想定される。
その後、携帯機制御部24は、ステップS406、ステップS407の順に処理を進め、取得した振動波形信号に基づいて携帯機2の動きを検出する。
ステップS407で携帯機2の動きが検出されない場合、携帯機制御部24は、通知部23に対する通知制御を行うことなく図7の処理を終了する。これにより、ユーザが携帯機2を一時的に置いておくような場合に、通知部23から通知が出力されない。従って、ユーザが携帯機2を保持しておらず、車両10に戻る意思がないと推定される状況においてまで通知部23からの通知が行われることを防止することができる。
ステップS407で携帯機2の動きが検出された場合、携帯機制御部24は、ステップS408で非通知モードの解除を行う。この場合、ユーザが置いてあった携帯機2を掴み上げるなどの動作を行い車両10へ戻ろうとしていることが推定できる。
続くステップS409において携帯機制御部24は、通知部23に対する通知制御処理を実行し、携帯機制御部24は図7の処理を終了する。携帯機制御部24は、通知部23に対して通知制御信号を出力することで、通知部23にバイブレータやスピーカ等を通じて振動や音を発生させる。これにより、ユーザが携帯機2を再び保持して車両10に戻ろうとした際に、認証通知エリアAR2内であること、即ち、複合認証を行うことができる位置にいることをユーザに認識させることができる。
<4.まとめ>
以上の実施の形態における電子キーシステム1は、車両10に設けられたドアユニット4と、車両10に設けられた車載機3と、認証通知エリアAR2において車載機3と通信可能とされユーザが保持可能な携帯機2と、一又は複数のプロセッサと、前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体と、を備えている(図1及び図2参照)。
上記命令は、一又は複数のプロセッサに、携帯機2から出力されるキー情報があらかじめ登録された登録キー情報に適合すること、ユーザの携帯機2に対する動作があらかじめ登録された登録第1動作情報に適合すること、及び当該動作があらかじめ登録された登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、ドアユニット4の解錠を許可する複合認証処理を実行させる(図4及び図5参照)。
これにより、通常は解錠許可にあたり登録キー情報との適合に加えて登録第1動作情報との適合及び登録第2動作情報の適合という複数の認証処理が課される。このように、解錠許可にあたりユーザの特定の動作の検出を認証の条件とする複数の認証処理を課すことで、例えばユーザが車両10から離れたのを見計らって中継器を用いて通信圏外にある携帯機と車両に設けられた車載機3との通信を成立させ不正に解錠等を行う所謂リレーアタックなどを防止することができる。従って、電子キーシステム1のセキュリティを十分に確保することができる。
また上記命令は、一又は複数のプロセッサに、ドアユニット4が施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過するまでの間、又はドアユニット4が施錠されてから認証通知エリアAR2外に携帯機2が位置するまでの間において、キー情報が登録キー情報に適合することを条件としてドアユニット4の解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させる(図4及び図5参照)。
このようなドアユニット4を施錠してから設定時間が経過するまでの間、又は施錠してから認証通知エリアAR2外に携帯機2が位置するまでの間といった、ユーザが車両10からあまり離れていないと想定される状況においては第三者からの不正な解錠等によるリスクも低いため、解錠許可にあたり登録第1動作情報との適合及び登録第2動作情報の適合という複合認証処理を課さないようにしている。
これにより、例えばユーザが車内に忘れ物をして車両10に戻ってきた場合などにおいて、ドアハンドル(タッチセンサ41)を触れるなどユーザの複合認証を伴わない簡易な認証処理により解錠を行うことができる。従って、不正な解錠等のリスクの低い状況において電子キーシステム1を利用するユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態における電子キーシステム1における記憶媒体に記憶されたプログラムに含まれる命令は、一又は複数のプロセッサに、携帯機2が認証通知エリアAR2の一部である施錠対象近傍エリアAR1内に位置するときに車両10のドアユニット4が施錠された場合に簡易認証処理を実行させる(図4及び図5参照)。
携帯機2が施錠対象近傍エリアAR1内に位置するときには、ユーザが車両10付近にいることが推定される。このようにユーザが車両10付近にいるという再び解錠する蓋然性が高い状況において、簡易な認証処理により解錠を行うことができるようにしておくことで、ユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態における電子キーシステム1における記憶媒体に記憶されたプログラムに含まれる命令は、一又は複数のプロセッサに、認証通知エリアAR2内に位置する携帯機2の動きが検出されない状態が所定時間経過した場合には、携帯機2が通知情報を出力しない非通知モードに切り替えられるように制御するモード切替処理を実行させる(図7参照)。
これにより、例えばユーザが自宅の玄関などに一時的に携帯機2を置いておいた場合など、ユーザが車両10の解錠を意図していないと推定される状況においては、携帯機2から認証通知エリアAR2内であることの通知が出力されない。
従って、ユーザの意図に反して携帯機2から通知が何度も出力されることによる煩わしさを解消し、認証通知エリアAR2内に滞在するユーザの利便性を向上させることができる。
実施の形態における電子キーシステム1における記憶媒体に記憶されたプログラムに含まれる命令は、一又は複数のプロセッサに、モード切替処理として、非通知モードにおいて携帯機2の動きを検出した場合には、非通知モードを解除する処理を実行させる(図7参照)。
このように再び携帯機2の動きが検出された場合には、例えばユーザが置いておいた携帯機2を再び保持して車両10に向かうことが想定される。このような場合には、携帯機2が認証通知エリアAR2内にいること、即ち、施錠のための複合認証を行うことが可能であることを通知することで、ユーザが解錠のための動作にスムーズに移行することができる。従って、認証通知エリアAR2内に滞在するユーザの利便性を向上させることができる。
なお、携帯機2にGPS機能が搭載されていた場合は、携帯機2が車両10方向に移動することを検知することに応じて、非通知モードを解除する処理を一又は複数のプロセッサに実行させることができる。
実施の形態における電子キーシステム1における記憶媒体に記憶されたプログラムに含まれる命令は、一又は複数のプロセッサに、複合認証処理として、動作が登録第1動作情報に適合すること、動作が前記登録第2動作情報に適合すること、及び動作があらかじめ登録された登録第3動作情報に適合することのうち、二つを満たすことを条件としてドアユニット4の解錠を許可する処理と、を実行させる(図4及び図5参照)。
これにより、例えば登録第1動作情報又は登録第2動作情報の何れか一方に対応する動作をユーザが行うことができない制約があった場合であっても、その代わりとして登録第3動作情報に適合することを条件として、ドアユニット4の解錠を行うことができる。
例えば、登録第2動作情報に対応する動作が歩行することであり、登録第3動作情報に対応する動作が足踏みすることであった場合において、ユーザが車両10に近付きすぎていて、ユーザの歩行を検出することができない場合、即ち登録第2動作情報に対応する振動波形信号を検出することができない状況においては、足踏みの動作が登録第3動作情報に適合することで、条件を満たすことができる。
これにより、複合認証という条件を維持しつつユーザの状況に応じて認証手段を柔軟に使い分けることができる。従って、ユーザの利便性を向上させるとともに十分なセキュリティを確保することができる。
本実施の形態における電子キーシステム1は、波形記憶部35及び波形照合部36の機能を車載機制御部33に代えて携帯機制御部24に設けることとしてもよい。この場合、携帯機制御部24は図6の処理を実行し、ステップS310において出力した照合完了信号を、電波送信部26を介して車載機3に送信する。車載機制御部33は、携帯機2から受信した照合完了信号に基づいて図5の処理を実行する。
以上の本開示に記載された効果は例示であって限定されるものではない。即ち、他の効果を奏するものであってもよいし、本開示に記載された効果の一部を奏するものであってもよい。また、上述の実施の形態はあくまで一例であり本発明を限定するものではない。従って、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能なことはもちろんである。なお、上述の実施の形態で説明した構成の組み合わせの全てが本発明の課題の解決に必須であるとは限らない。
1 電子キーシステム
2 携帯機
3 車載機
4 ドアユニット
10 車両
22 モーションセンサ
23 通知部
24 携帯機制御部
28 通知制御部
33 車載機制御部
36 波形照合部
37 解錠判定部
38 複合認証処理部
39 簡易認証処理部
AR1 施錠対象近傍エリア
AR2 認証通知エリア

Claims (5)

  1. 施錠対象に設けられたドアユニットと、
    前記施錠対象に設けられた設置機と、
    認証通知エリアにおいて前記設置機と通信可能とされユーザが保持可能な携帯機と、
    一又は複数のプロセッサと、
    前記一又は複数のプロセッサによって実行されるプログラムが記憶された記憶媒体と、を備え、
    前記プログラムは一又は複数の命令を含み、
    前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
    前記携帯機から出力されるキー情報があらかじめ登録された登録キー情報に適合すること、ユーザの動作があらかじめ登録された登録第1動作情報に適合すること、及び前記動作があらかじめ登録された登録第2動作情報に適合することの全てを満たすことを条件として、前記ドアユニットの解錠を許可する複合認証処理と、
    前記ドアユニットが施錠されてからあらかじめ設定された設定時間が経過するまでの間、又は前記ドアユニットが施錠されてから前記認証通知エリア外に前記携帯機が位置するまでの間において、前記キー情報が前記登録キー情報に適合することを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する簡易認証処理と、を実行させる
    電子キーシステム。
  2. 前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
    前記携帯機が前記認証通知エリアの一部である施錠対象近傍エリア内に位置するときに前記施錠対象が施錠された場合に前記簡易認証処理を実行させる
    請求項1に記載の電子キーシステム。
  3. 前記一又は複数のプロセッサは、
    前記携帯機が前記認証通知エリア内に位置する場合に通知情報を前記携帯機に出力させる機能を有し、
    前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
    前記認証通知エリア内に位置する前記携帯機の動きが検出されない状態が所定時間経過した場合には、前記携帯機が前記通知情報を出力しない非通知モードに切り替えられるように制御するモード切替処理を実行させる
    請求項1又は請求項2に記載の電子キーシステム。
  4. 前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
    前記モード切替処理として、前記非通知モードにおいて前記携帯機の動きを検出した場合には、前記非通知モードを解除する処理を実行させる
    請求項3に記載の電子キーシステム。
  5. 前記命令は、前記一又は複数のプロセッサに、
    前記複合認証処理として、前記動作が前記登録第1動作情報に適合すること、前記動作が前記登録第2動作情報に適合すること、及び前記動作があらかじめ登録された登録第3動作情報に適合することのうち、二つを満たすことを条件として前記ドアユニットの解錠を許可する処理と、を実行させる
    請求項1から請求項4の何れかに記載の電子キーシステム。
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