JP2023044458A - 車載装置、通信方法、及び通信プログラム - Google Patents

車載装置、通信方法、及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2023044458000001
【課題】運転診断に関わるデータの内容に応じて通信方式を使い分けることにより、特定の通信における負荷を抑制しつつ必要なデータを送信できる。
【解決手段】車載装置としてのデータロガー20は、収集部が、車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集し、通信部が、第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する、ように構成されている。
【選択図】図1

Description

本開示は、車両の制御を行う車載装置、通信方法、及び通信プログラムに関する。
特許文献1には、通信コストを減少させつつ省エネ性能を改善する技術が開示されている。この技術では、消費電力及び通信コストに基づき、通信方式の一つを選択して外部と通信している。
特許文献2には、データを転送する場合に、無線通信にかかる通信コストを低減すると共に、乗務員の負担を軽減する技術が開示されている。この技術では、動態データ(車両位置データ)のように即時性の重要度が高いデータの場合は広域無線通信を優先的に選択し、一般的な運行データのように即時性の重要度が低いデータの場合は無線LANを優先的に選択している。
特開2020-150296号公報 特開2018-207401号公報
先行技術には、コスト及び重要度等に応じて、通信方式を切り替えることが記載されている。ここで、車両情報を収集し外部装置に送信する車載の車載装置等において運転内容の診断を行い、運転診断に関するデータをサーバに送信することが想定される。車載器から得られる診断に関係するデータは容量が大きく、都度、全てのデータを送信してしまうと、サーバとの必要な通信に支障が生じてしまう恐れがある。そのため、運転者に即時フィードバックが必要なデータと、後から蓄積して活用するデータとを分けて管理することが必要になってくる。しかし、先行技術では、運転診断によってデータの切り替えることは考慮されていない。
本開示は、運転診断に関わるデータの内容に応じて通信方式を使い分けることにより、特定の通信における負荷を抑制しつつ必要なデータを送信できる車載装置、通信方法、及び通信プログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の車載装置は、車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集する収集部と、第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する通信部と、を備えている。
請求項1に記載の車載装置は、運転者へのフィードバックが必要な運転診断の第1データと、運転診断の作成に用いた第2データとで通信方式を使い分ける。このような通信方式の使い分けによって、特定の通信における負荷を抑制しつつ必要なデータを送信できる。
請求項2に記載の車載装置は、請求項1に記載の車載装置において、前記第1通信方式は、定常的に接続可能な通信方式を使用し、前記第2通信方式は、所定の場所で使用可能な通信方式を使用し、前記所定の条件は、前記第2通信方式が使用可能になった場合とする。
請求項2に記載の車載装置によれば、第1データの送信には、定常的に接続可能なLTEのような第1通信方式を用い、第2データの送信には、通信設備が設置された場所で高速に通信可能なWi-Fi(登録商標)のような第2通信方式を用いる。このような通信方式の使い分けによって、特定の通信における負荷を抑制して、第1データは即座に送信し、第2データは送信可能な時に高速に送信ができる。
請求項3に記載の車載装置は、請求項1又は請求項2に記載の車載装置において、前記第1データ及び前記第2データは送信元として、車載装置、車両、及び前記車載装置と対応付けられた端末の少なくとも一つを識別するタグを付与して前記サーバに送信する。
請求項3に記載の車載装置によれば、別々に送信される第1データ及び第2データをサーバ側で対応付けて識別できる。
請求項4に記載の車載装置は、請求項1~請求項3に記載の何れか1項の車載装置において、前記通信部は、収集対象とする前記第1データの種類及び前記第2データの種類ごとの通信タイミングを定義した収集対象情報に基づいて、前記第1データ及び前記第2データを送信する。
請求項4に記載の車載装置によれば、データの種類ごとに適切な通信タイミングで送信できる。
請求項5に記載の車載装置は、請求項4に記載の車載装置において、前記収集対象情報は、前記サーバから受信して更新する。
請求項5に記載の車載装置によれば、通信タイミングを状況に応じて更新できる。
請求項6に記載の車載装置は、請求項1~請求項5に記載の何れか1項の車載装置において、前記運転診断の対象とされた事象における緊急度合いに応じて、前記緊急度合いが高い場合に、第1通信方式で前記第2データを前記サーバに送信する。
請求項6に記載の車載装置によれば、緊急度合いに応じて第2データを速やかに送信できる。
請求項7に記載の車載装置は、請求項1~請求項5に記載の何れか1項の車載装置において、前記第1データを送信後、前記サーバから、前記第2データの送信要求を受信した場合に、第1通信方式で前記第2データを前記サーバに送信する。
請求項7に記載の車載装置によれば、第2通信方式が使用できない場合でも第2データを送信できる。
請求項8に記載の通信方法は、車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集し、第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する、処理をコンピュータが実行する。
請求項9に記載の通信プログラムは、車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集し、第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する、処理をコンピュータに実行させる。
本開示の技術によれば、運転診断に関わるデータの内容に応じて通信方式を使い分けることにより、特定の通信における負荷を抑制しつつ必要なデータを送信できる。
実施形態に係る情報収集システムの概略構成を示す図である。 実施形態の車両のハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態のデータロガーのハードウェア構成を示すブロック図である。 実施形態のデータロガーの機能構成を示すブロック図である。 実施形態の情報収集システムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。 実施形態のデータロガーにおいて実行される収集処理の流れを示すフローチャートである。 第1の変形例のデータロガーにおいて実行される収集処理の流れを示すフローチャートである。 第2の変形例のデータロガーにおいて実行される収集処理の流れを示すフローチャートである。
本発明の車載装置を含む情報収集システムについて説明する。情報収集システムは、車両の各装置から取得したパラメータの計測情報や、カメラが撮像した画像情報等の車両情報を車両外部の装置が収集し、解析を行い、運転操作に関わる運転診断を作成するシステムである。運転診断とは、運転操作に関する診断全般を指し、ハンドル操作、及びペダル操作等の運転操作を、予め機械学習により学習した運転診断モデルによって診断したものである。本実施形態の情報収集システムでは、車載装置であるデータロガー30(又は携帯端末40)で画像情報等の車両情報を用いて簡易な運転診断を作成し、センタサーバ50に送信する態様を想定する。センタサーバ50からは、運転診断を組み込んだ診断レポートが携帯端末40に提供される。本実施形態に係る手法では、データロガー30からセンタサーバ50にデータを送信する場合に、データに応じて通信方式を使い分ける。運転診断は即座に運転者へのフィードバックを行うためにLTE等の定常的に接続可能な通信方式で送信し、容量の大きい車両情報は、大容量通信が可能なWi-Fi(登録商標)の通信方式で接続できた場合に送信する。このようにすることで緊急性の高い運転診断を、速やかに運転者に対して提供することができると共に、データの通信容量を適切に管理できる。データロガー30で作成された運転診断が第1データの一例であり、運転診断の作成に用いた車両情報が第2データの一例である。LTEの通信方式が第1通信方式の一例であり、Wi-Fi(登録商標)の通信方式が第2通信方式の一例である。
(全体構成)
図1に示されるように、本発明の実施形態の情報収集システム10は、車両12と、センタサーバ50と、を含んで構成されている。また、車両12には車載器20と、車載装置であるデータロガー30と、通信機器である携帯端末40と、が搭載されている。携帯端末40及びセンタサーバ50はネットワークNを通じて相互に接続されている。なお、図1には、1のセンタサーバ50に対して、1台の車両12、及び当該車両12に搭載された車載器20、データロガー30及び携帯端末40が図示されているが、車両12、車載器20、データロガー30及び携帯端末40の数はこの限りではない。
データロガー30は、車両12の購入後に別途設置される後付装置である。データロガー30は、例えば、5G、LTE、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格によりネットワークNに対して接続されている。また、データロガー30は携帯端末40に接続する機能を有している。データロガー30の詳細な構成については後述する。
携帯端末40は、車両12の乗員が所持するスマートフォンやタブレット端末が例示される。携帯端末40は、例えば、5G、LTE、Wi-Fi(登録商標)等の通信規格によりネットワークNに対して接続されている。携帯端末40は、乗員が車両12に乗車する際に車両12内に持ち込まれて使用される。携帯端末40は、センタサーバ50から運転診断を受信し、表示する機能を有している。なお、携帯端末40は、センタサーバ50とネットワークNを介して接続されている構成としてもよい。また、携帯端末40は、データロガー30とセンタサーバ50との通信を中継するための無線通信機器として機能してもよい。その場合、携帯端末40から第1通信方式による第1データの送信、第2通信方式による第2データの送信を行う。なお、データロガー30と携帯端末40とを接続した場合、通信方式を分担することもできる。例えば、第1通信方式による送信をデータロガー30で行い、第2通信方式による送信を携帯端末40で行うようにしてもよい。逆に、第1通信方式による送信を携帯端末40で行い、第2通信方式による送信をデータロガー30で行うようにしてもよい。
センタサーバ50は、例えば、車両12を製造する製造元や当該製造元系列のカーディーラーに設置されている。センタサーバ50は車両12から予め車両情報を収集し、詳細な解析を実行する。これにより、車両12の運転者の詳細な運転診断を実行したり、運転傾向を把握したりする。センタサーバ50は運転診断を受信し、運転診断と解析結果とを組み込んだ診断レポートを作成し、携帯端末40に提供する。センタサーバ50では、データロガー30から運転診断、及び運転診断の作成に用いられた車両情報を収集し、蓄積する。また、センタサーバ50は、収集対象情報の定義を更新して、データロガー30に送信するようにしてもよい。収集対象情報については後述する。
(車両)
図2に示されるように、本実施形態に係る車両12は、車載器20と、複数のECU(Electronic Control Unit)22と、複数の車載機器24と、を含んで構成されている。
車載器20は、CPU(Central Processing Unit)20A、ROM(Read Only Memory)20B、RAM(Random Access Memory)20C、及び車内通信I/F(Interface)20Dを含んで構成されている。CPU20A、ROM20B、RAM20C、及び車内通信I/F20Dは、内部バス20Gを介して相互に通信可能に接続されている。
CPU20Aは、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU20Aは、ROM20Bからプログラムを読み出し、RAM20Cを作業領域としてプログラムを実行する。
ROM20Bは、各種プログラム及び各種データを記憶している。本実施形態のROM20Bには、ECU22から車両12の状態及び制御に係る車両情報を収集する収集プログラムが記憶されている。また、ROM20Bには、車両情報のバックアップデータが記憶されている。
RAM20Cは、作業領域として一時的にプログラム又はデータを記憶する。
車内通信I/F20Dは、各ECU22と接続するためのインタフェースである。当該インタフェースは、CAN(Controller Area Network)プロトコルによる通信規格が用いられる。車内通信I/F20Dは、外部バス20Hに対して接続されている。
外部バス20Hには、コネクタ(DLC:Data Link Connector)26が接続されている。このコネクタ26には、データロガー30が接続されている。また、コネクタ26には、データロガー30に代えてダイアグツールである車両診断機の接続が可能である。
ECU22は、ADAS(Advanced Driver Assistance System)-ECU22A、ステアリングECU22B、ブレーキECU22C及びエンジンECU22Dを少なくとも含む。
ADAS-ECU22Aは、先進運転支援システムを統括制御する。ADAS-ECU22Aには、車載機器24を構成する車速センサ24A、ヨーレートセンサ24B、外部センサ24C、及び内部センサ24Dが接続されている。外部センサ24Cは、車両12の周辺環境の検出に用いられるセンサ群とされている。この外部センサ24Cには、例えば、車両12の周囲を撮像するカメラ、探査波を送信し反射波を受信するミリ波レーダ、及び車両12の前方をスキャンするライダ(Laser Imaging Detection and Ranging)等が含まれる。内部センサ24Dは、運転者であるユーザを監視するためのカメラであり、運転者の運転操作を撮影する。
ステアリングECU22Bは、パワーステアリングを制御する。ステアリングECU22Bには、車載機器24を構成する舵角センサ24Eが接続されている。舵角センサ24Eはステアリングホイールの舵角を検出するセンサである。
ブレーキECU22Cは、車両12のブレーキシステムを制御する。ブレーキECU22Cには、車載機器24を構成するブレーキアクチュエータ24Fが接続されている。
エンジンECU22Dは、車両12のエンジンを制御する。エンジンECU22Dには、車載機器24を構成するスロットルアクチュエータ24G及びセンサ類24Hが接続されている。センサ類24Hは、エンジンオイルの油温を測定するための油温センサ、エンジンオイルの油圧を測定するための油圧センサ、及びエンジンの回転数を検知する回転センサを含む。
(データロガー)
図3に示されるように、データロガー30は、CPU30A、ROM30B、RAM30C、ストレージ30D、通信I/F30E、入出力I/F30F、スピーカ34、及び表示器36を含んで構成されている。CPU30A、ROM30B、RAM30C、ストレージ30D、通信I/F30E、入出力I/F30F、スピーカ34、及び表示器36は、内部バス30Gを介して相互に通信可能に接続されている。CPU30A、ROM30B、及びRAM30Cの機能は、上述した車載器20のCPU20A、ROM20B、及びRAM20Cの機能と同じである。
本実施形態のROM30Bには、処理プログラム100、通信情報DB(データベース)110、及び収集DB120が記憶されている。なお、処理プログラム100及び通信情報DB110は、後述するストレージ30Dが記憶してもよい。
通信プログラムとしての処理プログラム100は、データロガー30を制御するためのプログラムである。処理プログラム100の実行に伴い、データロガー30は、後述する通信処理を実行する。
通信情報DB110は、通信情報、及び収集対象情報が記憶されたデータベースである。通信情報は、データロガー30が収集対象とする第1データ及び第2データの通信方式が定義されている。第1データはデータロガー30で作成された運転診断のデータである。運転診断とは、ハンドル操作、等の運転に関するデータである。第2データは運転診断の作成に用いた車両情報のデータである。当該車両情報は、例えば、外部センサ24C及び内部センサ24Dで取得された画像情報、並びに車速センサ24A及びヨーレートセンサ24Bで取得されたセンサ情報等である。通信情報には、第1データは第1通信方式、第2データは第2通信方式で送信することが定義されている。第1通信方式には、定常的に接続可能な通信方式であるLTEが用いられる。第2通信方式には、通信設備が設置された場所で使用可能、かつ、第1通信方式よりも高速な通信方式であるWi-Fi(登録商標)が用いられる。なお、第1通信方式のLTE、及び第2通信方式のWi-Fi(登録商標)は一例であり、条件が同様であれば他の通信方式であっても構わない。
収集対象情報は、第1データ及び第2データの種類ごとに通信タイミングが定義された情報である。例えば、第1データの運転診断について、運転者の眠気、危険な運転操作といった緊急性の高い運転診断である場合は即時送信するように定義し、他の運転診断は1時間に1回等、定期的に送信するように定義する等である。また、運転診断の作成に用いた車両情報について種類ごとに定義してもよい。例えば、画像情報と、センサ情報との通信タイミングをそれぞれ定義する。画像情報は、データ容量が多いと想定されるため、他のデータが送信されていないタイミングに定期的に送信するように定義する。センサ情報は、比較的、容量が少ないと想定されるため、画像情報より先に送信するように定義する等である。これにより、データが複数種類ある場合に、データの種類に応じて適切な通信タイミングを定義できる。なお、センタサーバ50から収集対象情報を受信して更新してもよい。なお、収集対象情報を用いた場合の収集処理のフローについては第1の変形例において後述する。
収集DB120は、第1データと、第2データとが記憶されたデータベースである。また、収集DB120には、診断部210の運転診断に用いる運転診断モデルが記憶されているとする。
記憶部としてのストレージ30Dは、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はSDカード(Secure Digital card)により構成され、各種データを記憶している。本実施形態のストレージ30Dには、車両情報DB130が記憶されている。なお、ROM30Bが車両情報DB130を記憶してもよい。
車両情報DB130は、データロガー30が取得した車両情報の全部又は一部を保存することができる。
通信部としての通信I/F30Eは、ネットワークNに接続するためのインタフェースである。本実施形態の通信I/F30Eでは、通信規格としてBluetooth(登録商標)、5G、LTE、及びWi-Fi(登録商標)等の通信規格が、選択的に適用される。通信I/F30Eは、通信リンク33を介して、センタサーバ50、携帯端末40、及び車載器20との通信を行う。
入出力I/F30Fは、車両12の外部バス20Hと通信をするためのインタフェースである。本実施形態の入出力I/F30Fには、通信ケーブル32が接続されている。この通信ケーブル32は、車両12のコネクタ26に接続されている。
スピーカ34は、車両12の乗員に対して音声により情報を提供する音声出力装置である。
表示器36は、車両12の乗員に対して画像等により運転診断の結果を提供する表示装置である。表示器36によって運転診断を表示することで、診断レポートに代えて速やかに運転者に運転診断の結果を提供できる。なお、本実施形態の表示器36に代えて、携帯端末40に運転診断を送信し、携帯端末40に備えられた表示装置により運転診断を提供してもよい。そのため、必ずしも画像を表示可能な表示装置である必要なく、LED等のランプであってもよい。
図4に示されるように、本実施形態のデータロガー30では、CPU30Aが、処理プログラム100を実行することで、取得部200、診断部210、収集部220、及び通信部230として機能する。
取得部200は、車両12から車両情報を取得する機能を有している。ここで、取得される車両情報は、車速、加速度、電圧、及び各種スイッチのオンオフ信号等の計測情報と、車両12の搭載されたカメラによる撮像画像の情報である画像情報とを含む。画像情報には、外部センサ24Cで車両12の外部を撮像した画像と、内部センサ24Dで車両12の車内の運転者を撮像した画像とが含まれる。取得部200は、取得した車両情報を車両情報DB130に格納する。
診断部210は、取得部200で取得された車両情報を、予め学習された運転診断モデルに入力し、運転診断を作成する。なお、診断部210の処理はデータロガー30で実行される場合に限定されるものではなく、携帯端末40に診断部を設けて実施してもよい。
収集部220は、診断部210において運転診断が作成されると、運転診断を第1データとして、運転診断の作成に用いた車両情報を第2データとして収集する。また、収集部220は、収集した第1データ及び第2データに、データロガー30の送信元の識別情報であるタグを付与して、収集DB120に格納する。タグには、データロガー30の識別情報だけでなく、車両12の識別情報、及び携帯端末40の識別情報を含めるようにしてもよい。車両12の識別情報は予めデータロガー30に登録しておく。携帯端末40の識別情報を取得する場合には、携帯端末40との接続を確立して携帯端末40の識別情報を取得すればよく、データロガー30と携帯端末40との対応付けを行うことにより、識別できる。このようにして、第1データ及び第2データは、送信元を識別するタグを付与して収集し、センタサーバ50に送信する。
通信部230は、第1データ及び第2データが収集されると、通信情報DB110の通信情報を取得する。通信部230は、通信情報に基づいて、第1通信方式を用いて第1データをセンタサーバ50に送信する。そして、通信部230は、第1データを送信した後に、第2通信方式が使用可能になったか否かを判定し、使用可能になった場合に第2通信方式で第2データをセンタサーバ50に送信する。第2通信方式が使用可能であるかは、Wi-Fi(登録商標)が設置された場所に車両12が移動したか、Wi-Fi(登録商標)の接続がオンになったか、等に応じて判定すればよい。
(制御の流れ)
本実施形態の情報収集システム10で実行される通信方法としての各処理の流れについて、図5のシーケンス図、及び図6のフローチャートを用いて説明する。データロガー30における処理は、CPU30Aがデータロガー30の各部として機能することにより実行される。
図5のステップS10において、車載器20ではCPU20Aがデータロガー30に向けて車両情報を送信する。車両情報の送信は、車両12におけるイグニッションをONにした場合、又はOFFにした場合の他、データロガー30から車両情報の送信を求めるコマンドを受信した場合等、任意のタイミングで行われる。車両情報は、車両情報DB130に格納される。
ステップS11において、データロガー30では収集処理を実行する。収集処理の詳細については後述するが、図5の説明としてはシーケンス処理に関わる部分のみについて述べる。ここでは、ステップS11の収集処理において、ステップS11-1及びS11-2が実行される。ステップS11-1において、データロガー30は、第1通信方式で第1データをセンタサーバ50に送信する。
ステップS12において、センタサーバ50では、第1データを受信すると、第1データを組み込んだ診断レポートの作成処理を実行する。ステップS13において、センタサーバ50では携帯端末40に向けて診断レポートを送信する。
ステップS11-2において、データロガー30は、第2通信方式が使用可能になった場合に、第2通信方式で第2データをセンタサーバ50に送信する。
次に、ステップS12の収集処理の詳細について説明する。
図6のステップS100において、CPU30Aは、車両情報DB130の車両情報を取得する。
ステップS101において、CPU30Aは、取得された車両情報を、予め学習された運転診断モデルに入力し、運転診断を作成する。
ステップS102において、CPU30Aは、ステップS101で作成された運転診断を第1データとして、運転診断の作成に用いた車両情報を第2データとして収集する。
ステップS103において、CPU30Aは、収集した第1データ及び第2データに、データロガー30の送信元の識別情報であるタグを付与して、収集DB120に格納する。これにより、第1データ及び第2データはタグが付与されてセンタサーバ50に送信される。
ステップS104において、CPU30Aは、通信情報DB110の通信情報を取得する。
ステップS105において、通信情報に基づいて、第1通信方式を用いて第1データをセンタサーバ50に送信する。このようにして、第1データは、定常的に接続可能な第1通信方式(LTE)を用いて、必要なタイミングで速やかにセンタサーバ50に送信される。
ステップS106において、CPU30Aは、第2通信方式が使用可能になったか否かを判定する。第2通信方式が使用可能になったと判定した場合にはステップS107へ移行し、第2通信方式が使用可能になっていないと判定した場合には本ステップS106による判定を一定期間ごとに繰り返す。
ステップS107において、CPU30Aは、第2通信方式で第2データをセンタサーバ50に送信する。このようにして、第1データは、大容量の高速な通信が可能な第2通信方式(Wi-Fi(登録商標))を用いて通信が可能になったタイミングでセンタサーバ50に送信される。以上がステップS11の収集処理の詳細である。
(まとめ)
本実施形態の車載装置としてのデータロガー30は、作成された運転診断を第1データとして、運転診断の作成に用いた車両情報を第2データとして収集する。収集した第1データ及び第2データには、送信元の識別情報であるタグを付与する。第1通信方式で第1データをセンタサーバ50に送信する。第2通信方式が使用可能になったか否かを判定し、使用可能になった場合に、第2通信方式で第2データをサーバ50に送信する。このように、運転診断に関わるデータの内容に応じて通信方式を使い分けることにより、特定の通信における負荷を抑制しつつ必要なデータを送信できる。
[第1の変形例]
第1の変形例は、収集対象情報を用いてデータの種類に応じた通信タイミングで送信する態様である。図7に第1の変形例のフローチャートを示す。
第1の変形例では、ステップS104の後、ステップS200を実行する。ステップS200において、CPU30Aは、第1データ及び第2データの種類ごとに通信タイミングが定義された収集対象情報を取得する。
ステップS201において、CPU30Aは、収集対象情報に基づいて、収集した第1データの種類が通信タイミングであるか否かを判定する。第1データの種類が通信タイミングであると判定した場合にはステップS105へ移行し、第1データの種類が通信タイミングでないと判定した場合にはステップS202へ移行する。
ステップS202において、CPU30Aは、収集対象情報に基づいて、第1データの種類について定義された通信タイミングで第1通信方式により第1データを送信するようにタイマーをセットする。
第1の変形例では、ステップS106の後、ステップS203を実行する。ステップS203において、CPU30Aは、判定対象にする第2データの種類を選択する。
ステップS204において、CPU30Aは、選択した第2データの種類が通信タイミングであるか否かを判定する。第2データの種類が通信タイミングであると判定した場合にはステップS205へ移行し、第2データの種類が通信タイミングでないと判定した場合にはステップS206へ移行する。
ステップS205において、CPU30Aは、第2通信方式で、選択された当該種類の第2データを送信する。
ステップS206において、CPU30Aは、収集対象情報に基づいて、第2データの種類について定義された通信タイミングで第2通信方式により第2データを送信するようにタイマーをセットする。
ステップS207において、CPU30Aは、全ての第2データの種類を処理したか否かを判定する。処理したと判定した場合には収集処理を終了し、処理していないと判定した場合にステップS203に戻って処理を繰り返す。
[第2の変形例]
第2の変形例は、運転診断の対象とされた事象における緊急度合いに応じて、緊急度合いが高い場合に、第1通信方式で第2データをセンタサーバ50に送信する態様である。緊急度合いの高さは、通信情報に、運転診断の内容ごとに定義しておく。例えば、運転診断の内容が眠気に関するものであれば、眠気を催しているとの診断内容である場合に緊急度合いが高いと判定する。運転診断の内容がハンドル操作に関するものであれば、急ハンドルを切っている場合、ハンドル操作が不安定である場合等に緊急度合いが高いと判定する。運転診断の内容が事故発生に関するものであれば、外部を撮影した画像において事故発生が想定される場合等に緊急度合いが高いと判定する。
図8に第2の変形例のフローチャートを示す。
第2の変形例では、ステップS105の後、ステップS300を実行する。ステップS300において、CPU30Aは、運転診断における緊急度合いが高いか否かを判定する。緊急度合いが高いと判定した場合にはステップS301へ移行し、緊急度合いが高くないと判定した場合にはステップS106へ移行する。
ステップS301において、CPU30Aは、緊急度合いが高い運転診断に関わる第2データを第1通信方式でセンタサーバ50に送信する。緊急度合いが高い運転診断に関わる第2データとは、例えば、運転者が眠気を催している様子を撮像した画像、及び車両12に発生した事故の様子を撮像した画像等である。このように、緊急度合いが高い場合には、第2データであっても、速やかにセンタサーバ50に送信することで、管理者がインシデント対応を速やかに行うことができる。
また、第1データを送信後、センタサーバ50から、第2データの送信要求を受信した場合に、第1通信方式で第2データをセンタサーバに50送信するようにしてもよい。このように、センタサーバ50から送信要求をトリガーにして第1通信方式で第2データを送信できるようにすることで、第2通信方式が使用可能にならなかった場合に、第2データをセンタサーバ50に送信できるように対応することができる。
なお、上記実施形態でCPU20A及びCPU30Aがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した各種処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、上述した各処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
また、上記実施形態において、各プログラムはコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体に予め記憶(インストール)されている態様で説明した。例えば、車載器20におけるプログラムはROM20Bに予め記憶され、データロガー30における処理プログラム100はストレージ30Dに予め記憶されている。しかしこれに限らず、各プログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の非一時的記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
上記実施形態で説明した処理の流れは、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
10 情報収集システム
12 車両
30 データロガー(車載装置)
30A CPU(プロセッサ)
40 携帯端末
50 センタサーバ
100 処理プログラム(通信プログラム)

Claims (9)

  1. 車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集する収集部と、
    第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する通信部と、
    を備えた車載装置。
  2. 前記第1通信方式は、定常的に接続可能な通信方式を使用し、
    前記第2通信方式は、所定の場所で使用可能な通信方式を使用し、
    前記所定の条件は、前記第2通信方式が使用可能になった場合とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記第1データ及び前記第2データは送信元として、車載装置、車両、及び前記車載装置と対応付けられた端末の少なくとも一つを識別するタグを付与して前記サーバに送信する、
    請求項1又は請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記通信部は、収集対象とする前記第1データの種類及び前記第2データの種類ごとの通信タイミングを定義した収集対象情報に基づいて、前記第1データ及び前記第2データを送信する請求項1~請求項3の何れか1項に記載の車載装置。
  5. 前記収集対象情報は、前記サーバから受信して更新する請求項4に記載の車載装置。
  6. 前記運転診断の対象とされた事象における緊急度合いに応じて、前記緊急度合いが高い場合に、第1通信方式で前記第2データを前記サーバに送信する請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車載装置。
  7. 前記第1データを送信後、前記サーバから、前記第2データの送信要求を受信した場合に、第1通信方式で前記第2データを前記サーバに送信する請求項1~請求項5の何れか1項に記載の車載装置。
  8. 車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集し、
    第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する、
    処理をコンピュータが実行する通信方法。
  9. 車載のセンサにより検出された車両情報から作成された運転診断である第1データと、前記運転診断の作成に用いたデータである第2データとを収集し、
    第1通信方式で前記第1データをサーバに送信し、前記第1データを送信した後に所定の条件を満たす場合に、前記第1通信方式よりも高速な第2通信方式で前記第2データをサーバに送信する、
    処理をコンピュータに実行させる通信プログラム。
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