JP2023042609A - 貫通用カテーテル - Google Patents

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Abstract

【課題】生体管腔に対する貫通性を向上できる貫通用カテーテルを提供する。【解決手段】本発明に係るカテーテル100は、基部シャフト部110と、基部シャフト部の先端110Bに接続され、基部シャフト部の先端側に向かって延在すると共に、ガイドワイヤGWが挿通可能なガイドワイヤルーメン120Lを備える先端部材120と、を有し、基部シャフト部の外径D1は、先端部材の外径D2より大きい。【選択図】図1

Description

本発明は、貫通用カテーテルに関する。
血管等の生体管腔において各種の処置を行う場合、術者は、血管内に先行して挿入したガイドワイヤに沿わせて、ガイディングカテーテル(親カテーテル)を冠動脈入口部等の病変部(例えば、血管に形成された狭窄部)に近い箇所まで送達する。術者等は、ガイディングカテーテルの先端部を冠動脈入口部等の病変部に近い箇所まで誘導した後、ガイディングカテーテルの先端部からバルーンカテーテル等の治療デバイスを進出させて病変部に対する処置を行う。
例えば、冠動脈に形成された病変部を処置する場合において、病変部が冠動脈の入口から離れているような場合、治療デバイスが血管内の狭窄や血管の蛇行等の影響により様々な抵抗を受けるため、術者等は治療デバイスを病変部まで挿入するのが困難になる。このような場合、術者等は、ガイディングカテーテルを血管内の所定箇所に配置した後、ガイディングカテーテル内に貫通用カテーテル(子カテーテル)を挿入し、貫通用カテーテルを可能な限り病変部に近い位置まで送達する。術者等は、貫通用カテーテルにより治療デバイスの送達をサポートすることにより、治療デバイスを比較的容易に病変部に挿通させることができる。
下記特許文献1には、基部シャフト部と、治療デバイスを挿通可能な先端部材と、基部シャフト部の基端に固着されたハブと、を備えるラピッドエクスチェンジ型のカテーテルが開示されている。
米国特許第8048032号公報
一般的に、ラピッドエクスチェンジ型のカテーテルは、治療デバイス等を該カテーテルに挿通する工程、あるいは抜去する工程を効率よく行うことができるという利点を有する。
しかしながら、特許文献1に記載されたカテーテルは、基部シャフト部がC字形またはU字形のチューブによって形成されている。そのため、軸方向と直交する基部シャフト部の断面積が軸方向と直交する先端部材の断面積より小さく、基部シャフト部における操作力を先端部材へ伝達しにくい。したがって、カテーテルの生体管腔に対する押し込み性(貫通性)が低下する可能性がある。
特に、カテーテルが貫通用カテーテルである場合、該カテーテルはガイドワイヤが病変部まで挿入することが困難な患者に対してガイドワイヤの通過部を確保するために使用される。そのため、カテーテルの生体管腔に対する貫通性がより求められる。
そこで、本発明は、生体管腔に対する貫通性を向上できる貫通用カテーテルを提供することを目的とする。
本発明に係る貫通用カテーテルは、基部シャフト部と、前記基部シャフト部の先端に接続され、前記基部シャフト部の先端側に向かって延在すると共に、ガイドワイヤが挿通可能なガイドワイヤルーメンを備える先端部材と、を有し、前記基部シャフト部の外径は、前記先端部材の外径より大きい。
上記のように構成した貫通用カテーテルは、基部シャフト部(貫通用カテーテルの基端側)における操作力を先端部材(貫通用カテーテルの先端側)へ伝えやすくなる。そのため、貫通用カテーテルの生体管腔に対する貫通性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る貫通用カテーテルの概略図である。 実施形態に係る貫通用カテーテルを模式的に示す斜視図である。 貫通用カテーテルの先端側の軸方向に沿う拡大断面図である。
以下、添付した図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。なお、以下の記載は特許請求の範囲に記載される技術的範囲や用語の意義を限定するものではない。また、図面の寸法比率は説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
図1~図3は、実施形態に係る貫通用カテーテル(以下、カテーテルと称する)100の説明に供する図である。各図に付した矢印Xは、カテーテル100の「長手方向(軸方向)」を示し、矢印Yは、カテーテル100の「幅方向(奥行方向)」を示し、矢印Zは、カテーテル100の「高さ方向」を示す。
本実施形態に係るカテーテル100は、図1、図2に示すように、基部シャフト部110と、ガイドワイヤGWを挿通可能な先端部材120と、基部シャフト部110の基端に固着されたハブ130と、基部シャフト部110と先端部材120とを接続する接続部140と、を有している。
なお、本明細書では、生体内に挿入する側を「先端」若しくは「先端側」、ハブ130が配置された手元側を「基端」若しくは「基端側」と称する。
基部シャフト部110および先端部材120は、基端側から先端側にかけて略一定の外形(断面形状)を有する略円形の長尺部材である。
基部シャフト部110の外径D1は、図1に示すように、先端部材120の外径D2より大きく形成されている。すなわち、軸方向(X方向)と直交する基部シャフト部110の断面積は、軸方向と直交する先端部材120の断面積より大きくなる。そのため、カテーテル100は、カテーテル100の基端側における操作力をカテーテル100の先端側へ伝えやすくなり、基部シャフト部110は、カテーテル100の先端をより強く先端側へ押し込むことができる。したがって、カテーテル100の生体管腔に対する貫通性を向上させることができる。
基部シャフト部110は、軸方向に延在する中実状の部材である。そのため、基部シャフト部110は剛性をより備えることができ、カテーテル100の基端側における操作力をカテーテル100の先端側へ伝えやすくなる。
基部シャフト部110は、コア材111と、コア材111を被覆する被覆材112によって構成される(図3を参照)。
コア材111の構成材料としては、可撓性を備える材料であれば限定されず、例えば、ステンレス鋼、バネ鋼、チタン、タングステン、タンタル、ニッケルチタン合金等の超弾性合金などの金属、及びポリイミド、ポリアミド、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエステル、ポリカーボネート、グラスファイバ等の硬質プラスチック及びこれらの複合体を使用することができる。上記の中でも、金属素線を好適に使用することができる。コア材111の断面形状は特に限定されないが、例えば、略円形に形成することができる。
被覆材112の構成材料としては、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリスチレンエラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたものを使用することができる。被覆材112は、異なる樹脂材料を積層して構成された多層構造を有していてもよい。また、被覆材112の外表面は、親水性高分子からなる親水性コート層(図示省略)などを有していてもよい。
先端部材120は、基部シャフト部110の先端110Bに接続され、基部シャフト部110の先端側に向かって軸方向に延在する中空状の部材(チューブ)である。先端部材120は、図2、図3に示すように、先端側開口部120Qと、基端側開口部(ガイドワイヤポート)120Pを有している。先端部材120の内腔には、図1、図3に示すように、ガイドワイヤGWを挿通可能なガイドワイヤルーメン120Lが形成されている。
本実施形態に係るカテーテル100は、いわゆるラピッドエクスチェンジ型のカテーテルとして構成している。当該カテーテルは、PCI(Percutaneous Coronary Intervention)の手技において使用される一般的な長さのガイドワイヤを使用した場合における手技の効率化を図り、医療経済性へ寄与することができる。特に、術者は、当該カテーテルを使用することによって、病変部を貫通させるために用いたガイドワイヤをカテーテルから抜去して治療デバイスをカテーテル内に挿通させる工程を、迅速に、かつ効率よく行うことができる。
先端部材120の長さは、25cm~50cm程度であることが好ましい。例えば、先端部材120の長さが25cmである場合、術者は、カテーテル100に挿入されたガイドワイヤGWをカテーテル100から抜去する工程を、迅速に、かつ効率よく行うことができる。また、先端部材120の長さが50cmである場合、ガイドワイヤGWの病変部に対する貫通性を確保しつつ、ガイドワイヤGWをカテーテル100から抜去する工程の効率化を図ることができる。
先端部材120の先端側には、先端部材120の先端位置を示すためのX線造影性を有するマーカー120Mが配置される。マーカー120Mの構成材料としては、例えば、Pt、Au等のX線不透過性の高い金属コイル、またはリング等を使用することができる。
本実施形態に係る先端部材120は、図2、図3に示すように、先端側開口部120Qを有する第1先端部材121と、基端側開口部120Pを有する第2先端部材122を有している。第1先端部材121と第2先端部材122は、後述する接続部140によって接続される。
第1先端部材121は、可撓性を有する内層(図示省略)および外層(図示省略)によって構成される。
内層の構成材料としては、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン-ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(エチレン-テトラフルオロエチレン共重合体)等の含フッ素エチレン性重合体やナイロン等のポリアミド、ナイロンエラストマー等のポリアミドエラストマー等の樹脂を使用することができる。上記の中でも、潤滑性の高いPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)またはPFA(テトラフルオロエチレン-パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)を好適に使用することができる。これらの材料を使用することにより、第1先端部材121に挿入されるガイドワイヤGWに対する摺動抵抗を抑制することができる。そのため、カテーテル100の使用時に第1先端部材121の内腔に挿入されるガイドワイヤGWの通過性および操作性を向上させることができる。
外層の構成材料としては、例えば、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリスチレンエラストマー、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種エラストマー、またはこれらのうちの2種以上を組み合わせたものを使用することができる。外層は、異なる樹脂材料を積層して構成された多層構造を有していてもよい。また、外層の外表面は、親水性高分子からなる親水性コート層(図示省略)などを有していてもよい。
なお、第1先端部材121は、複数の細線状の部材を編み込むことによって形成されるブレードを含んでいてもよい。第1先端部材121は、ブレードを含むことによってより高い剛性を確保することができる。ブレードの構成材料としては、例えば、チタン系(Ti-Ni、Ti-Pd、Ti-Nb-Sn等)もしくは銅系の合金、ステンレス鋼、βチタン鋼、Co-Cr合金、ニッケルチタン合金等の超弾性合金、または、その他の樹脂材料等を使用することができる。
第2先端部材122は、複数の可撓性を有する層によって構成される。
第2先端部材122の構成材料としては、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエン、エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA)のようなポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ポリ塩化ビニリデン、シリコーン、ポリウレタン、ポリアミドエラストマー、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種熱可塑性エラストマー、あるいはこれらを任意に組み合わせたもの(ブレンド樹脂、ポリマーアロイ、積層体等)を使用することができる。
なお、第2先端部材122は、上述したブレードを含んでいてもよい。
ハブ130は、接着剤や固定具(図示省略)等により基部シャフト部110に固着されている。ハブ130は、カテーテル100を操作する際の把持部として機能する。
ハブ130の構成材料としては、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレート、メタクリレート-ブチレン-スチレン共重合体等の熱可塑性樹脂を使用することができる。
接続部140は、図2、図3に示すように、第1先端部材121の基端121Aを覆う第1チューブ141と、基部シャフト部110の先端110Bを覆う第2チューブ142を備えている。
第1チューブ141は、先端部材120の軸方向と基部シャフト部110の軸方向が略平行となるように、第1先端部材121の基端121Aと基部シャフト部110の先端110Bを接続している。このとき、第1先端部材121の基端121Aは、基部シャフト部110の先端110Bと少なくとも部分的に重なった状態で接続される。そのため、接続部140の剛性を確保することができ、接続部140の折れやキンクが発生することを防止することができる。
本実施形態において、基部シャフト部110の先端110Bは、被覆材112が取り除かれ、コア材111が露出した状態で、第1先端部材121の基端121Aに接続される。露出したコア材111は、図3に示すように、第1チューブ141の基端側開口部141Pから挿入され、第1先端部材121(ガイドワイヤルーメン120L)の外表面と第1チューブ141の内表面の間に配置される。これにより、第1先端部材121の基端121Aは基部シャフト部110の先端110Bと少なくとも部分的に重なるように配置される。
上記の接続方法によれば、基部シャフト部110と先端部材120の接続領域は、第1先端部材121の基端121Aと少なくとも部分的に重なるように配置されたコア材111によって補強される。したがって、当該接続領域において折れやキンクが発生することを防止しつつ、接続部140の大径化を回避することができる。また、第1先端部材121と第1チューブ141は熱処理が行われることによって一体的に接続されるので、コア材111が一体的になった部分に挟まれ固定される。
第2チューブ142は、基部シャフト部110の先端110Bを補強する補強体である。第2チューブ142は、基部シャフト部110の先端110Bにおいて折れやキンクが発生することを防止できる。
第1チューブ141および第2チューブ142の構成材料としては、例えば、可撓性を有する材料を使用することができる。第1チューブ141および第2チューブ142は、第2先端部材122と同一の構成材料が使用された部材を用いることができる。
また、第1チューブ141、第2チューブ142のそれぞれと第2先端部材122は、熱収縮性を有する第3チューブ(図示省略)によって少なくとも部分的に覆われ、熱処理が行われることによって一体的に接続される。
そのため、第1チューブ141の基端141Aは、第1先端部材121の内腔と第2先端部材122の内腔が同軸線上に配置されるように第2先端部材122の先端122Bと融着している。これにより、先端部材120の内腔(ガイドワイヤルーメン120L)は、第1先端部材121の基端側開口部120Pから第2先端部材122の先端側開口部120Qにおいて、基端側開口部120Pおよび先端側開口部120Qと同軸線上に設けられる。そのため、術者は、ガイドワイヤGWをカテーテル100の軸方向に沿って直線状に挿入することができる。したがって、ガイドワイヤGWのカテーテル100に対する通過性および操作性を向上させることができる。また、第2先端部材122と第2チューブ142は熱処理が行われることによって一体的に接続されるので、基部シャフト部110が先端部材120に対して位置固定される。
また、第2チューブ142は、第2先端部材122および第1チューブ141と融着している。これにより、基部シャフト部110と先端部材120の接続領域を補強し、基部シャフト部110に対する先端部材120の追従性を向上させることができる。
なお、第3チューブは、熱処理が完了すると取り除かれる。第3チューブの構成材料としては、例えば、シリコン等を使用することができる。
以上のように、本実施形態に係るカテーテル(貫通用カテーテル)100は、基部シャフト部110と、基部シャフト部110の先端110Bに接続され、基部シャフト部110の先端側に向かって延在すると共に、ガイドワイヤGWが挿通可能なガイドワイヤルーメン120Lを備える先端部材120と、を有し、基部シャフト部110の外径D1は、先端部材120の外径D2より大きい。
このように構成されたカテーテル100によれば、軸方向に直交する基部シャフト部110の断面積は、軸方向に直交する先端部材120の断面積より大きくなる。そのため、カテーテル100は、カテーテル100の基端側における操作力をカテーテル100の先端側へ伝えやすくなり、基部シャフト部110は、カテーテル100の先端をより強く先端側へ押し込むことができる。したがって、カテーテル100の生体管腔に対する貫通性を向上させることができる。
また、先端部材120は、基端側開口部120Pおよび先端側開口部120Qを有し、ガイドワイヤルーメン120Lは、基端側開口部120Pから先端側開口部120Qの間において、基端側開口部120Pおよび先端側開口部120Qと同軸線上に設けられる。これにより、術者は、ガイドワイヤGWをカテーテル100の軸方向に沿って直線状に挿入することができる。したがって、ガイドワイヤGWのカテーテル100に対する通過性および操作性を向上させることができる。
また、基部シャフト部110は、中実状の長尺部材からなる。これにより、基部シャフト部110は剛性をより備えることができ、カテーテル100の基端側における操作力をカテーテル100の先端側へ伝えやすくなる。
また、基部シャフト部110と先端部材120とを接続する接続部140を有し、先端部材120は、接続部140において基部シャフト部110と少なくとも部分的に重なった状態で接続される。これにより、接続部140の剛性を確保することができ、接続部140の折れやキンクが発生することを防止することができる。
また、基部シャフト部110は、コア材111と、コア材111を被覆する被覆材112と、を有し、接続部140は、先端部材120を少なくとも部分的に覆う第1チューブ141を有し、コア材111は、ガイドワイヤルーメン120Lの外表面と第1チューブ141の内表面の間に配置される。これにより、基部シャフト部110と先端部材120の接続領域において折れやキンクが発生することを防止しつつ、接続部140の大径化を回避することができる。
また、接続部140は、基部シャフト部110を少なくとも部分的に覆う第2チューブ142を有し、第2チューブ142は、先端部材120と融着する。これにより、基部シャフト部110と先端部材120の接続領域を補強し、基部シャフト部110に対する先端部材120の追従性を向上させることができる。
なお、本発明は上述した実施形態にのみ限定されず、特許請求の範囲において種々の改変が可能である。
例えば、基部シャフト部110および先端部材120は、基端側から先端側にかけて略一定の外形を有する長尺部材であると説明したが、軸方向(X方向)に直交する基部シャフト部110の断面積が先端部材120のいずれの箇所における断面積よりも大きければ(基部シャフト部110の外径が先端部材120のいずれの箇所における外径よりも大きければ)、その形状は特に限定されない。例えば、基部シャフト部110はテーパー状の部材であってもよい。また、基部シャフト部110は、円筒状に限定されず、C字状であってもよい。
また、先端部材120の基端側開口部120Pは、ガイドワイヤGWの挿通性を向上させる観点から、軸方向(X方向)に対して斜めにカットされていてもよい。
また、接続部140によって基部シャフト部110、第1先端部材121、第2先端部材122の各々を接続する方法は熱融着に限定されない。例えば、基部シャフト部110、第1先端部材121、第2先端部材122の各々は、接着剤を介して接着されてもよい。
また、先端部材120および接続部140を構成するチューブの肉厚は、長手方向(X方向)の全ての範囲において周方向に均一でなくてもよい。
また、第1チューブ141と第1先端部材121の隙間に配置され得るコア材111は、図3に示すように、略一定の外形(断面形状)を有していなくてもよい。例えば、コア材111の先端(基部シャフト部110の先端110B)は、先端側に向かって先細りするように斜めにカットされていてもよい。
また、第3チューブは一のチューブとして説明したが、第3チューブは複数のチューブであってもよい。換言すれば、一の第3チューブを用いて第1チューブ141と第2チューブ142と第2先端部材122を熱処理によって一体的に接続した後に、一の第3チューブの周方向に他の第3チューブを重ねて、再度熱処理を行ってもよい。第1チューブ141と第2チューブ142と第2先端部材122を一体的に接続する工程を繰り返すことによって、第1先端部材121の内腔と第2先端部材122の内腔との間(境界部)に段差(凹凸部)が生じることをさらに抑制できる。そのため、カテーテル100は、ガイドワイヤGWの先端部材120に対する挿入性を向上させるとともに、接続部140の剛性をより確保することができる。
100 カテーテル(貫通用カテーテル)、
110 基部シャフト部、
110B 基部シャフト部の先端、
111 コア材、
112 被覆材、
120 先端部材、
120L ガイドワイヤルーメン、
120P 基端側開口部、
120Q 先端側開口部、
130 ハブ、
140 接続部、
141 第1チューブ、
142 第2チューブ、
D1 基部シャフト部の外径、
D2 先端部材の外径、
GW ガイドワイヤ。

Claims (6)

  1. 基部シャフト部と、
    前記基部シャフト部の先端に接続され、前記基部シャフト部の先端側に向かって延在すると共に、ガイドワイヤが挿通可能なガイドワイヤルーメンを備える先端部材と、を有し、
    前記基部シャフト部の外径は、前記先端部材の外径より大きい、貫通用カテーテル。
  2. 前記先端部材は、基端側開口部および先端側開口部を有し、
    前記ガイドワイヤルーメンは、前記基端側開口部から前記先端側開口部の間において、前記基端側開口部および前記先端側開口部と同軸線上に設けられる、請求項1に記載の貫通用カテーテル。
  3. 前記基部シャフト部は、中実状の長尺部材からなる、請求項2に記載の貫通用カテーテル。
  4. 前記基部シャフト部と前記先端部材とを接続する接続部を有し、
    前記先端部材は、前記接続部において、前記基部シャフト部と少なくとも部分的に重なった状態で接続される、請求項1~3のいずれか1項に記載の貫通用カテーテル。
  5. 前記基部シャフト部は、コア材と、前記コア材を被覆する被覆材と、を有し、
    前記接続部は、前記先端部材を少なくとも部分的に覆う第1チューブを有し、
    前記コア材は、前記ガイドワイヤルーメンの外表面と前記第1チューブの内表面の間に配置される、請求項4に記載の貫通用カテーテル。
  6. 前記接続部は、前記基部シャフト部を少なくとも部分的に覆う第2チューブを有し、
    前記第2チューブは、前記先端部材と融着する、請求項4または5に記載の貫通用カテーテル。
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