JP2023041025A - 駐車場管理サーバおよびコンピュータプログラム - Google Patents

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Sosuke Mitsuyasu
祐治 黒瀬
Yuji Kurose
治文 宮崎
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Abstract

【課題】 駐車場ユーザが、出庫させるために車両に乗車したまま、精算手続を済ませられるようにする。【解決手段】 駐車場を利用するための会員の属性データや車両ナンバー等を予め格納する会員データベースと、 管理対象の駐車場の住所等を予め格納する物件データベースと、 精算に係る駐車場を特定するための物件特定データ(たとえば位置データ)を受信する物件特定データ受信手段と、 駐車した車両の車両ナンバーを受信する車両番号受信手段と、前記の物件特定データおよび車両ナンバーに基づいて精算すべき料金を算出して精算処理を実行する精算処理手段と、を備えた駐車場管理サーバを提供する。【選択図】 図6

Description

本発明は、駐車場の利用者に対して、利用料金の精算手続を簡素化したり、割引料金で利用できるようにしたり、といった合理的な運用管理することに寄与する技術に関する。
(駐車場の時間貸しとその管理のためのフラップ装置やゲート装置)
駐車場(車室)を時間単位で貸し出すビジネスは、広く普及している。
駐車用の車室毎にフラップ装置を配備し、料金精算を済ませないとフラップ装置が出庫を制限するシステムが、主に小規模の駐車場にて採用されている。
また、駐車場の出入り口にゲート装置を配備して、入場時に駐車券の受け渡しによってゲート装置を開放し、駐車券が記録している入場時刻による料金精算を済ませた場合にゲート装置を開放して出場可能とする、といったシステムが、主に大規模駐車場にて採用されている。
(ハードウェア不要の簡易システム)
近年、駐車場が不足している地域を中心として、前述の設備を導入することなく、駐車場ビジネスを展開する動きも活発化している。たとえば、会員登録を済ませた会員のみが予約可能な駐車車室を提供し、会員に係る通信端末(主にスマートフォン)へ予めインストールされた会員駐車サービスアプリケーションにて、駐車車室の検索や予約、予約に係る駐車車室への入庫時や出庫時に入庫や出庫の旨を入力して送信させる。そして、会員に係る通信端末からの入庫の旨や出庫の旨を受信した管理サーバが、会員が予め登録した決済方法にて注射斜視募りよう料金を精算する、というシステム運営をすることで、前述のフラップ装置やゲート装置や精算機を含むハードウェア等の導入を不要としている。
特許文献1には、ユーザにとって簡便でありながらも不正な利用を防止することができる駐車場管理システムが開示されている。ユーザに係る端末装置11に専用アプリをインストールしておき、管理サーバ12との通信にて駐車場の予約等の情報を通信して精算処理を実行するとともに、フラップ装置13を管理サーバ12が制御するものである。
特許文献2には、駐車場を管理している複数の管理事業者が存在することを前提とし、一つのサービスで駐車料金の精算を端末装置で容易に行うことができる技術が開示されている。
特許第6401849号公報 特許第6829849号公報
ハードウェア導入が不要なシステムの場合、貸し出しを実行する時間の単位が、現状では一日単位であり、10~30分を一単位とした貸し出しには向いていない。
また、ハードウェアを導入しないシステムの場合、駐車場ユーザによる不正利用(利用料金を適正に支払わない)を抑制する仕組みが不十分となる。
フラップ装置またはゲート装置と精算機とが既に導入されている駐車場においても、駐車場を利用したユーザにとっては、自らの車両に戻って出庫をさせるには、精算機での手続を済ませるという動作が必要、というのが現状である。出庫させるために車両に乗車したまま、精算手続を済ませられれば便利であろう。
新たに駐車場を運用しようとする者(たとえば、土地オーナーまたはその土地オーナーから管理を委託された管理業者)にとっては、フラップ装置またはゲート装置を備えずに駐車場の管理運用ができるのであれば、設備費用(特に初期投資)を抑制できる。
本発明が解決しようとする課題は、既にハードウェア設備が導入されている駐車場における駐車場ユーザの利便性向上と、新たに駐車場を運用しようとする者に対して設備投資の抑制と、を同時に達成できる技術を提供することにある。
前述した課題を解決するため、駐車場管理サーバに係る第一の発明、その管理サーバにおいて実行されるコンピュータプログラムに係る第二の発明、駐車場管理サーバとの情報通信をする通信端末において実行されるコンピュータプログラム(アプリケーションプログラム)に係る第三の発明を提供する。
(第一の発明)
第一の発明は、駐車場ユーザに係る通信端末との情報通信を実行するとともに駐車場を管理運用するためのデータを管理する管理サーバに係る(図5参照)。
その管理サーバは、 管理対象となる駐車場の住所および車室特定データを物件データとして予め蓄積している物件データベースと、
前記の駐車場ユーザの属性データ、利用料金の精算に関する精算用データおよび駐車対象の車両を特定するための車両ナンバーを含む車両データを会員データとして予め蓄積している会員データベースと、
前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を開始した旨の駐車開始データを取得する駐車開始データ受信手段と、
前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を終了する場合に当該駐車場を特定するための物件特定データを受信する物件特定データ受信手段と、
当該駐車場に駐車した車両を特定するための車両特定データを受信する車両特定データ受信手段と、
前記の駐車開始データ、前記の物件特定データ、および前記の車両特定データを用いて駐車料金を算出する料金算出手段と、
その料金算出手段が算出した駐車料金データを当該駐車場ユーザに係る通信端末へ送信して支払い確認を求める支払い確認送信手段と、
その支払い確認を受信した当該駐車場ユーザに係る前記の通信端末から支払い受諾を受信する支払い受諾受信手段と、
を備える。
(用語説明)
「駐車開始データ受信手段」が、駐車場の利用開始をどのように検知するかについては、たとえば、以下のような手段がある。
第一の方法としては、駐車場への入庫口にゲート装置を備えている場合には、そのゲート装置からの駐車券の引き抜きを検知し、その旨を駐車開始データ(時刻データのほか、駐車すべき車室番号など車両または会員を特定するためのデータを含む場合がある)としてゲート装置から受信する(図3(a))。
第二の方法としては、駐車車室にフラップ装置を備えている場合には、そのフラップ装置が駐車車両を検知し、その旨を駐車開始データ(時刻データを含む)としてフラップ装置から受信する(図3(b))。
第三の方法としては、駐車場(または駐車車室)に設置したカメラが入庫する車両ナンバー(車番)の映像データを時刻データとともに取得し、その映像データをテキスト変換して会員データベースへ予め登録していた車両ナンバーとの照合を実行(映像データのまま画像比較の場合もあり)する(図3(c))。
第三の方法を、第一の方法または第二の方法と組み合わせても良い(これ以外の方法については、後述する)。
(作用)
管理対象となる駐車場の住所および車室特定データを、物件データとして物件データベースに蓄積する。駐車場ユーザの属性データ、利用料金の精算に関する精算用データおよび駐車対象の車両を特定するための車両ナンバーを含む車両データを、会員データベースへ予め会員データとして蓄積している。
駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を終了する場合に当該駐車場を特定するための物件特定データを、物件特定データ受信手段が受信する。 また、当該駐車場に駐車した車両を特定するための車両特定データを、車両特定データ受信手段が受信する。
前記の物件特定データ、前記の車両特定データ、および当該駐車場ユーザが当該駐車場の利用を開始した旨の駐車開始データを用いて駐車料金を、料金算出手段が算出する。
その料金算出手段が算出した駐車料金データを当該駐車場ユーザに係る通信端末へ、支払い確認送信手段が送信して支払い確認を求める。
その支払い確認を受信した当該駐車場ユーザに係る前記の通信端末から支払い受諾を、支払い受諾受信手段が受信する。
駐車場管理者としては、駐車場にゲート装置やフラップ装置があってもなくても、出庫および利用料金の精算の管理が可能である。
駐車場ユーザとしては、駐車場に精算機があってもなくても、精算機とは無関係に(精算機における精算手続をすることなく自らの車両内で)利用料金の精算が実行できる。
(第一の発明のバリエーション1)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、物件特定データ受信手段は、駐車場を識別するため識別データとして当該駐車場の設備に固定表示された識別表示データを駐車場ユーザに係る通信端末が読み取って送信した物件特定データを受信することとするのである(図5参照)。
(用語説明)
「識別表示データ」とは、たとえば、二次元バーコードである。
識別表示データを固定表示する「駐車場の設備」とは、たとえば、駐車場の看板などである。
(作用)
駐車場ユーザは、利用した駐車場の設備に固定表示された識別表示データを自らに係る通信端末にて読み取り、駐車場管理サーバへ送信する。
駐車場管理サーバは、識別表示データを受信し、物件データベースにてその識別表示データから精算処理に係る駐車場を特定することができる。
(第一の発明のバリエーション2)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、物件特定データ受信手段は、駐車場ユーザに係る通信端末に備えられた位置情報取得機能が取得した位置データを受信するのである(図6参照)。
(用語説明)
「位置情報取得機能」とは、GPS(Global Positioning System)に基づく位置データを利用できる機能である。現状のスマートフォンなどの携帯情報端末に内蔵されているので、その機能を用いる。
(作用)
駐車場ユーザは、自らに係る通信端末に備えられた位置情報取得機能が取得した位置データを駐車場管理サーバへ送信する。
駐車場管理サーバは、位置データを受信し、物件データベースにてその位置データから精算処理に係る駐車場を特定することができる。
(第一の発明のバリエーション3)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の物件特定データ受信手段は、駐車場における車室を特定するための車室特定データを受信する車室特定データ受信手段を含むこととするのである(図11参照)。
車室毎に二次元バーコーが準備されている駐車場であれば、駐車場ユーザは、自らの通信端末にてその二次元バーコードを読み取り、送信する。
車室に、車室番号や記号が決められている場合には、駐車場ユーザは、自らの通信端末にて車室番号や記号を入力し、送信する。
(作用)
駐車場に複数の車室が存在する場合には、駐車場特定データのみでは、精算に必要なデータが揃わない場合がある。 その場合、駐車場ユーザが自らの通信端末に車室特定データを入力し、駐車場管理サーバへ送信する。
駐車場管理サーバは、送信された車室特定データを車室特定データ受信手段が受信する。受信した車室特定データを、精算に必要なデータとして用いる。
(第一の発明のバリエーション4)
第一の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、前記の駐車開始データ受信手段は、前記の駐車開始データを駐車場に設置されているゲート装置またはフラップ装置から受信することとし、
前記の精算実行手段が実行した精算処理の結果に基づいて前記のゲート装置または前記のフラップ装置へ前記の車両が出庫可能であるようにするための開放データを送信する開放データ出力手段を備えるのである(図3(a)、(b)参照)。
(作用)
駐車開始データは、駐車場に設置されているゲート装置またはフラップ装置から駐車開始データ受信手段が受信する。
精算実行手段が実行した精算処理の結果に基づいて、開放データ出力手段は、ゲート装置またはフラップ装置へ前記の車両が出庫可能であるようにするための開放データを送信する。
(第二の発明)
第二の発明は、第一の発明に係る駐車場管理サーバを制御するコンピュータプログラムに係る。
すなわち、駐車場ユーザに係る通信端末との情報通信を実行するとともに駐車場を管理運用するためのデータを管理する駐車場管理サーバを制御するコンピュータプログラムである。
前記の駐車場管理サーバには、 管理対象となる駐車場の住所および車室特定データを物件データとして予め蓄積している物件データベースと、
前記の駐車場ユーザの属性データ、利用料金の精算に関する精算用データおよび駐車対象の車両を特定するための車両ナンバーを含む車両データを会員データとして予め蓄積している会員データベースと、を備えていることを前提とする。
前記のコンピュータプログラムは、
前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を開始した旨の駐車開始データを取得する駐車開始データ受信手順と、
前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を終了する場合に当該駐車場を特定するための物件特定データを受信する物件特定データ受信手順と、
当該駐車場に駐車した車両を特定するための車両特定データを受信する車両特定データ受信手順と、
前記の駐車開始データ、前記の物件特定データ、および前記の車両特定データを用いて駐車料金を算出する料金算出手順と、
その料金算出手順にて算出した駐車料金データを当該駐車場ユーザに係る通信端末へ送信して支払い確認を求める支払い確認送信手順と、
その支払い確認を受信した当該駐車場ユーザに係る前記の通信端末から支払い受諾を受信する支払い受諾受信手順と、
その支払い受諾を受信した後に前記の駐車料金の精算処理を実行する精算実行手順と、
を前記の駐車場管理サーバに実行させる。
「駐車開始データ受信手順」については、駐車場ユーザが駐車場の利用を開始したタイミングで受信する場合のほか、ゲート装置、フラップ装置、精算機などが格納していた駐車開始データを「精算実行手順」の直前に取得する場合がある。
(第二の発明のバリエーション1)
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の物件特定データ受信手順は、駐車場を識別するため識別データとして当該駐車場の設備に固定表示された識別表示データを駐車場ユーザに係る通信端末が読み取って送信した物件特定データを受信することとするのである。
(第二の発明のバリエーション2)
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の物件特定データ受信手順は、駐車場ユーザに係る通信端末に備えられた位置情報取得機能が取得した位置データを受信することとするのである。
(第二の発明のバリエーション3)
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の物件特定データ受信手順には、駐車場における車室を特定するための車室特定データを受信する車室特定データ受信手順を含むこととするのである。
(第二の発明のバリエーション4)
第二の発明は、以下のように形成してもよい。
すなわち、 前記の駐車開始データ受信手順は、駐車場に設置されているゲート装置またはフラップ装置から受信することとし、
前記の精算実行手順において実行した精算処理の結果に基づいて前記のゲート装置または前記のフラップ装置へ前記の車両が出庫可能であるようにするための開放データを送信する開放データ出力手順をも前記の駐車場管理サーバに実行させることとするのである。
(第三の発明)
第三の発明は、第一の発明に係る駐車場管理サーバとの情報通信を実行する通信端末において実行されるコンピュータプログラム(アプリケーションプログラム)に係る。そのコンピュータプログラムは、前記の通信端末にダウンロードされてから実行される場合の他、駐車場管理サーバとの双方向通信において実現させる場合も含む。
第三の発明に係るコンピュータプログラムは、
利用した駐車場を特定するための物件特定データを、その駐車場の管理を実行する駐車場管理サーバへ送信する物件特定データ送信手順と、
駐車場を利用した車両のナンバーである車両ナンバーデータを送信する車両ナンバーデータ送信手順と、
物件特定データおよび車両ナンバーデータを受信した駐車場管理サーバが算出した駐車料金およびその駐車料金の精算方法に関する精算確認データを受信する精算確認データ受信手順と、
受信した駐車料金および精算方法による精算を承諾する旨の承諾データを送信する承諾データ送信手順と、
前記の承諾データを受信した管理サーバによって精算処理が実行された旨の精算終了データを受信する精算終了データ受信手順と、
を前記の駐車場を利用した駐車場ユーザに係る通信端末に実行させるコンピュータプログラムである。
(第四の発明)
第四の発明もまた、第一の発明に係る駐車場管理サーバとの情報通信を実行する通信端末において実行されるコンピュータプログラム(アプリケーションプログラム)に係る。そのコンピュータプログラムは、前記の通信端末にダウンロードされてから実行される場合の他、駐車場管理サーバとの双方向通信において実現させる場合も含む。
第四の発明に係るコンピュータプログラムは、
利用した駐車場を特定するための物件特定データを、その駐車場の管理を実行する駐車場管理サーバへ送信する物件特定データ送信手順と、
利用した駐車場における車室を特定するための車室特定データを送信する車室特定データ送信手順と、
前記の物件特定データおよび前記の車室特定データを受信した前記の駐車場管理サーバが算出した駐車料金およびその駐車料金の精算方法に関する精算確認データを受信する精算確認データ受信手順と、
受信した駐車料金および精算方法による精算を承諾する旨の承諾データを送信する承諾データ送信手順と、
前記の承諾データを受信した前記の駐車場管理サーバによって精算処理が実行された旨の精算終了データを受信する精算終了データ受信手順と、
を前記の駐車場を利用した駐車場ユーザに係る通信端末に実行させるコンピュータプログラムである。
(第三および第四の発明のバリエーション1)
第三および第四の発明は、
前記の物件特定データ送信手順が送信する物件特定データは、駐車場を識別するため識別データとして当該駐車場の設備に固定表示された識別表示データとし、
その識別表示データを撮影して所定のデジタルデータに変換する撮影変換手順を、前記の物件特定データ送信手順の前に実行させることとしてもよい。
(第三および第四の発明のバリエーション2)
第三および第四の発明は、
前記の物件特定データ送信手順が送信する物件特定データは、前記の通信端末が取得する位置データとし、
その位置データを取得する位置データ取得手順を、前記の物件特定データ送信手順の前に実行させることとしてもよい。
(第三および第四の発明のバリエーション3)
第三および第四の発明は、
前記の物件特定データを受信した前記の駐車場管理サーバにおいて、当該物件特定データに基づく駐車場が複数存在する場合にその複数の駐車場を前記の通信端末へ送信する物件候補データを受信する選択肢データ受信手順と、
その選択肢データ受信手順にて受信した前記の物件候補データを表示して前記の駐車場ユーザに選択させる物件候補データ出力手順と、
その物件候補データ出力手順にて出力された前記の物件候補データから前記の駐車場ユーザが選択した選択物件データを送信する選択物件データ送信手順と、を
前記の通信端末に実行させることとしてもよい。
第二から第四の発明に係るコンピュータプログラムは、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。
ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体である。例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD-R、CD-RW、MO(光磁気ディスク)、DVD-R、DVD-RW、フラッシュメモリなどである。
また、この発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他の管理サーバ(コンピュータ)へ伝送することも可能である。
本願発明によれば、既にハードウェア設備が導入されている駐車場における駐車場ユーザの利便性向上と、新たに駐車場を運用しようとする者に対して設備投資の抑制と、を同時に達成できる技術を提供ことができた。
本発明に係る実施形態において、通信端末(スマートフォン)による駐車料金の精算(決済)の前提となる会員登録および専用アプリケーションのダウンロードを示す概念図である。 スマートフォンによる駐車料金の精算(決済)のメインの手順を示すフローチャートである。 駐車を開始した旨を駐車場管理サーバが把握する種類を示す概念図である。 駐車料金の支払いを開始する場合の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 本発明に係る実施形態において、第一の精算手段を示す概念図である。 本発明に係る実施形態において、第二の精算手段を示す概念図である。 本発明に係る実施形態において、第三の精算手段を示す概念図である。 本発明に係る実施形態において、利用した駐車場を特定する際に位置情報の提供を許諾するか否かを駐車場ユーザが選択する際の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 駐車場管理サーバへ提供した駐車場特定のためのデータでは、利用した駐車場が複数抽出される場合に、選択させる際の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 車両ナンバーを入力して送信する際の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 駐車した車室を特定するために車室番号を入力して送信する際の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 精算の確認のための情報を出力し、支払い意思を確認する際の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 精算手続きが終了した旨を示す駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示す図である。 精算すべき料金に関する予測される不正パターンを、メインフローチャートに基づいて示したものである。 料金不正を抑制するためのアルゴリズムを示すフローチャートである。 駐車場や駐車車室を特定するための問題点を、メインフローチャートに基づいて示したものである。 駐車場を特定するための簡易化アルゴリズムを示すフローチャートである。 他社の商品購入やサービス利用で得たポイントを利用できるように処理するための第一のフローチャートである。 他社の商品購入やサービス利用で得たポイントを利用できるように処理するための第二のフローチャートである。 他社の商品購入やサービス利用で得たポイントを利用できるように処理するための第三のフローチャートである。 個人会員および法人会員の売り掛けシステムを示すフローチャートである。 まとめ精算のアルゴリズムを示すフローチャートである。 図5に示した実施形態のバリエーションを示す概念図である。 精算後の所定時間を経過しても車室から出庫しない場合の問題点を示すブロック図である。 ロック板駐車場において精算後の所定時間を経過しても車室から出庫しない場合の対処手順を示すブロック図である。 ゲート式駐車場において精算後の所定時間を経過しても車室から出庫しない場合の対処手順を示すブロック図である。
以下、本発明を実施形態に基づいて説明する。ここで使用する図面は、図1から図23である。図中、無線通信は二点破線、有線通信は実線、仮想線(例えば、図2)は点線で示している。
(図1)
図1は、複数の駐車場を管理する管理者が運営管理している駐車場管理サーバ(図中では、単に「サーバ」と略記)と、駐車場ユーザに係る通信端末(たとえば、スマートフォン)との間で、どのような情報通信がなされているかを示す概念図である。
駐車場ユーザは、管理者に対する会員登録を済ませなければ、本願発明に係るアプリケーションプログラムを実行(ダウンロードしての実行の他、ウェブページ上での実行を含む)させる通信端末による料金精算が可能とはならない。図1では、会員登録を済ませ、駐車場を予約するまでを示している。
(会員登録まで)
駐車場ユーザは、自らに係る通信端末を用い駐車場管理サーバにアクセスし、会員用アプリをダウンロードする。駐車場管理サーバにおける会員用アプリケーションプログラム(以下、「アプリ」)や予約&入出庫管理アプリが格納されているデータベースからいずれかのアプリが送信され、通信端末が受信する。そして、通信端末においてアプリを実行する。すると、会員用登録画面にナビゲートされるので、会員登録に必要な申し込みデータを駐車場ユーザが入力する。
申し込みデータとしては、会員の氏名や住所といった属性データ、駐車する車両の車両ナンバー、駐車料金を精算する決済方法(たとえば、クレジットカード番号)が含まれる。
駐車場管理サーバは、申し込みデータを申し込みデータ受信手段が受信し、決済方法が適切か否かといった与信を別途実行した後(図示を省略)、会員データベースへのデータ蓄積をする。
会員登録が完了したら、駐車場管理サーバの登録完了送信手段が会員IDを含む会員登録データを通信端末へ送信する。通信端末においては、登録完了受信手段が会員登録データを受信する。駐車場ユーザは、会員登録データの受信をもって、会員ユーザとなり、駐車場の予約や出庫時の精算の準備が完了する。
前述した会員用アプリは、予約&入出庫管理アプリの機能を含んでいる。一方、予約&入出庫管理アプリは、会員登録の機能を含んでいない。すなわち、使わなくても、会員登録は可能であるようにしている。そのため、会員用アプリを使わずに会員登録をした駐車場ユーザは、予約&入出庫管理アプリをダウンロードし、駐車場の予約を実行することとして図示している。
(駐車場の予約)
駐車場に関する場所(住所)やその貸し出しデータなどは、駐車場管理サーバにおける物件データベースに蓄積されており、その物件データベースが、会員ユーザにしか閲覧できない駐車場のデータを物件データ開示手段にて開示する。
会員となった駐車場ユーザは、自らに係る通信端末へ予約&入出庫管理アプリをダウンロードし(予約&入出庫管理アプリ受信手段にて受信し)、当該アプリを実行する。会員IDを入力するなどの手続を経ると、物件データ開示手段への閲覧が可能となる。
駐車場ユーザは、予約&入出庫管理アプリのナビゲーションによって駐車場を予約するための予約データを自らの通信端末で入力し、予約データ送信手段を介して駐車場管理サーバへ送信する。送信された予約データは、駐車場管理サーバの予約データ受信手段が受信する。そして、物件データベースを参照し、予約が可能か否かを予約可否判断手段が判断する。可否の判断結果について、可否データ送信手段が通信端末へ送信し、通信端末はこれを受信する。可否データが予約可能である場合には、駐車場ユーザの確認を経て(図示は省略)予約が完了する。
予約完了の旨は、物件データベースおよび会員データベースにおける該当箇所へ格納する。
(図2)
図2は、駐車場ユーザが、自らの通信端末(スマートフォン=図中では「スマフォ」と略記)にて駐車料金を決済する場合の、全体の(駐車場管理サーバおよびスマートフォンなどの関連機器における)処理手順を示している。
精算のスタートは、駐車場ユーザである会員による(自らの通信端末の)操作から始まり、精算の指示をすることとなる。
まず、使用した駐車場を特定する(S1)。次に、駐車場における車室を特定する(S2)。車室の特定に代えて、あるいは車室の特定とともに、駐車場を利用した車両の車番(車両番号=車両ナンバー)を特定することもある(点線で図示)。
特定された駐車場や車室についてのデータは、駐車場ユーザ(会員)に係るスマートフォンを介して、駐車場管理サーバが受信する。そして、駐車場管理サーバが別途入手している駐車開始データを用いることで、駐車料金を計算する(S3)。駐車開始データの入手については、図3を用いて例示する。
駐車料金を計算したら、駐車場ユーザに係るスマートフォンに対して、料金の表示を実行する(S4)。そして、料金の支払いを指示し(S5)、支払いの意思を受け、決済処理を実行する(S6)。決済が成功したら、決済成功の通事を実行する(S7)。
なお、細かな例外処理などについては、このフローチャートにおいては記載していない。
(図3)
図3は、スマフォ決済が実行できる前提条件として、会員登録を済ませた駐車場ユーザが管理対象となっている駐車場への駐車を開始した旨を取得する手段について、いくつか存在する旨を示している。
図3(a)に示すのは、駐車場への入庫口にゲート装置を備えている場合である。ゲート装置からの駐車券の引き抜きを検知したら、そのゲート装置は、駐車場管理サーバ(図中、単に「サーバ」と略記)へ、駐車開始データを送信している。ここで、駐車開始データとは、時刻データのほか、駐車すべき車室番号など、車両または会員を特定するためのデータを含む場合がある。
図3(b)に示すのは、駐車場の車室毎にフラップ装置を備えている場合である。フラップ装置が車両の入庫を検知したら、そのフラップ装置は、精算機へ駐車開始データを送信している。その精算機が駐車開始データを駐車場管理サーバへ送信する。その駐車開始データには、時刻データを含む。
図3(c)に示すのは、駐車場や駐車車室に車両が入庫した場合に、その車両の車両ナンバー(車番)の映像データをカメラが撮影し、時刻データを伴って駐車開始データとし、駐車場管理サーバへ送信する。カメラ内部では、車両ナンバー(車番)の映像データを時刻データとともに取得し、その映像データをテキスト変換して送信する。テキスト変換は、駐車場管理サーバ側で実行することとしても良い。
なお、図3(a)には、駐車券にバーコードが印刷されており、そのバーコードを駐車場ユーザに係る通信端末にて撮影し、駐車開始データとして駐車場サーバへ送信することとしても良い。このバーコードには、駐車場や駐車車室を特定するデータが含まれており、通信端末が駐車場サーバへ送信する時刻を伴うことで、駐車開始データとなる。
第一の方法または第二の方法と第三の方法とを組み合わせても良い。その場合、駐車開始データに車両ナンバーを含ませることができることとなる。
他の方法としては、たとえば、車室の路面に地磁気センサを埋設しておき、車両(磁性体材料)を検知する方法がある。
また、ゲート装置に二次元バーコードを埋設しておき、駐車場ユーザに係る通信端末に読み取ってもらい、その読み取りデータを受信する方法もある。
また、駐車場ユーザに係る通信端末にインストール等された専用アプリケーション(第三または第四の発明)において、二次元バーコード(入庫をサーバに知らせるための専用情報を含む)を表示させ、その表示された二次元バーコードをゲート装置が読み取って、サーバが受信する方法もある。
(図4)
図4は、駐車料金の支払いを開始する場合の駐車場ユーザに係る通信端末の画面を示している。
「支払い」というメインメニューの中の「駐車場のお支払い」および「お店のお支払い」という2種類が選択できる。
画面上側の「駐車場のお支払い」は、支払い(駐車料金の精算)開始の前提として、駐車場を特定するための手順が2種類示されている。
「QRコード(登録商標)」を読み取る」というメニューと、「現在位置から検索する」というメニューとが用意されている。
画面下側の「お店のお支払い」は、駐車場ユーザが利用した駐車場の近傍で店舗に入り、その店舗における支払いを実行する場合に選択する。この画面では、「QRコード(登録商標)」を読み取る」というメニューしか選択できないが、支払い方法が追加されれば、この画面において選択できるように準備される(アプリがバージョンアップされる)。
(図5)
図5は、駐車料金の精算手段として、図4にて「QRコード(登録商標)」を読み取る」というメニューを駐車場ユーザが選択した場合の処理手順を示している。駐車場ユーザ(予め会員登録を済ませているので、「会員ユーザ」と図示している)に係る通信端末、駐車場に設置された精算機、駐車場および会員を管理する駐車場管理データベースの間で、各種のデータ通信、データ処理が実行される。
駐車開始データについては、図3(b)に示したフラップ装置および精算機を介して駐車場管理サーバが取得することとして説明する。すなわち、精算機における駐車開始データ送信手段が駐車開始データを駐車場管理サーバへ送信し、駐車場管理サーバにおける駐車開始データ受信手段が受信する。受信した駐車開始データは、物件データベースおよび会員データベースにおける管理データとして格納する。
駐車場の看板に表示された二次元バーコードを、駐車場ユーザに係る通信端末にて撮影する。その二次元バーコードは、駐車場管理サーバにおける管理対象としての物件データベースにおいて、所定の駐車場を示すデータが含まれている。駐車場の看板が各車室に備えられている場合には、所定の駐車場の所定の車室までを特定できる二次元バーコードとすることもできる。
撮影した二次元バーコードは、デジタル変換することで物件特定データとなるので、通信端末の物件特定データ送信手段が駐車場管理サーバへ送信する。
駐車場管理サーバにおいては、物件特定データ受信手段が受信し、物件データベースとの照合を実行する。照合したら確認データ送信手段が会員ユーザに係る通信端末へ物件確認データを送信する。
通信端末においては、物件データ受信手段にて物件確認データを受信する。読み取った二次元バーコードが車室特定までをしていない場合、車室データを特定するための車室データを送信しなければならない。車室を特定するための通信端末における画面は、図11に示すものとなる。
車室番号などを入力したら車室データ送信手段が車室データを駐車場管理サーバへ送信する。駐車場管理サーバにおいては、車室データ受信手段が受信し、物件データベースを介して駐車開始データに係る車室との照合を車室確認手段が実行する。
図23に示すように、駐車場管理サーバと会員ユーザに係る通信端末との中継をするように形成した精算機の場合、車室データ受信手段にて受信した精算機は、車室データ、駐車開始データ、および会員データベースにおける決済法に関する情報を用いて精算処理手段が精算処理を実行する。精算処理は、図2に示した手順が含まれているが、図5では省略している。また、生産の手順のバリエーションは、図14以降で詳述する。
駐車場管理サーバにおける精算処理手段が精算を終了させた場合、精算処理手段は、通信端末および精算機に精算終了データを送信するとともに、フラップ装置へ開放データを送信する。開放データを受信したフラップ装置は、フラップを下げ、駐車していた車両が出庫可能であるようにする。
会員ユーザは、物件特定データを撮影して送信することで、精算機での精算手続をしなくて済む。自分が駐車した車室と、駐車場に設置された精算機とが離れている場合、雨などの荒天の場合などにおいては、便利である。
(図6)
図6に示す精算手段は、物件特定データとして位置データを用いることが特徴である。この位置データは、会員ユーザに係る通信端末に備えられたGPS機能から、出庫するタイミングの位置データを駐車場管理サーバが受信することとしている。また、精算処理手段は、駐車場管理サーバが備えることとしている。
駐車開始データについては、図3(a)に示した駐車場の入口に設けられた入口ゲート装置から取得することとする。この駐車場は入口ゲートが一つしかないため、駐車場を特定するための駐車場特定データに入口ゲートを開放することで入庫した時刻データを伴っていれば、駐車開始データとして機能させることができる。したがって、駐車場に設置されたカメラによる車番認証を伴うなどの条件を満たせば、図3(a)に示した駐車券に印刷されたバーコードを、会員ユーザに係る通信端末が読み取って送信する必要はない。
駐車開始データは、物件データベースおよび会員データベースに格納される。
通信端末は、GPS衛星から位置データを取得し、位置データ送信手段が駐車場管理サーバへ送信する。駐車場管理サーバの位置データ受信手段が位置データを受信したら、物件データベースと照合し、物件候補データを抽出する。位置データから一つの駐車場を特定できないのは、位置データの誤差のほか、複数の駐車場が隣接している事例が存在するためである。
換言すれば、位置データから駐車場がひとつだけ特定できる場合には、本機能を省略しても良い。ただし、会員ユーザに対する確認の意思を取得するため、ひとつだけ特定できる場合であっても、本実施形態においては、本機能を省略せずに用いることとしている。
抽出された物件候補データは、物件候補送信手段を介して通信端末へ送信する。通信端末の物件候補受信手段において受信した物件データは、図9に示すように、通信端末の出力画面に表示されるか、当該駐車場を含んだ候補の駐車場がプロットされた地図が出力画面(図示は省略)に表示される。その出力画面から、自らが使用した駐車場を選択することで、選択した物件データは物件データ送信手段を介して駐車場管理サーバへ送信され、選択物件データ受信手段が受信する。そして会員データベースに格納される。
続いて、会員ユーザは、ナンバー送信手段にて駐車場を利用者車両に係る車両ナンバーデータを駐車場管理サーバへ送信する。車両ナンバーデータの入力画面は、図10に示す。
車両ナンバーデータは、駐車場管理サーバにおけるナンバー受信手段が受信し、精算処理手段にて用いる。
精算処理手段は、会員データベースに格納された駐車開始データ、選択した物件データ、車両ナンバーデータを用いて照合し、駐車していた時間と当該駐車場における時間単価などのデータ(物件データベースに格納されている)を用いて精算すべき料金を算出する。そして精算処理を実行するが、その詳細は、この図では省略する。
精算処理手段が精算を終了させた場合、精算処理手段は、通信端末および精算機に精算終了データを送信し、ゲート装置(出口ゲート)へ開放データを送信する。開放データを受信したゲート装置は、ゲートを上げ、駐車していた車両が出庫可能であるようにする。
会員ユーザは、位置データ(選択した物件データが必要な場合にはそのデータも)や車両ナンバーデータを送信することで、精算機での精算手続をしなくて済む。自分が駐車した車室と、駐車場に設置された精算機とが離れている場合、雨などの荒天の場合などにおいては、便利である。
(図7)
図7に示す精算手段は、図6および図7に示した実施形態とは異なり、駐車開始データを会員ユーザに係る通信端末から送信することが特徴である。すなわち、駐車開始データを、駐車場に設置する精算機やフラップ装置またはゲート装置に依存しないため、精算機、フラップ装置、ゲート装置を備えない駐車場や、車室ひとつを一時的に貸し出す駐車場にも採用可能である。ゆえに、精算機、フラップ装置、ゲート装置は、破線で図示している。
また、会員ユーザは、駐車を終了して駐車場から出庫する旨の意思表示である駐車終了データを、通信端末の駐車終了データ送信手段を介して駐車場管理サーバへ送信することとしている。ただし、この駐車終了データは、生産開始としての位置データ取得手段による位置データの送信にて兼用させることは可能である。
駐車場に設置する精算機やフラップ装置またはゲート装置に依存することなく実施可能であるため、駐車場を開設する際の設備投資を大幅に抑えることができる。そのため、駐車場として利用できる期限が限られている土地の有効活用や、個人宅などの駐車車室を貸し出すことによる駐車場において有用な技術である。
(図8)
図6、図7に示した実施形態においては、会員ユーザに係る位置データを通信端末から駐車場管理サーバが受信することとしている。位置データを駐車場管理サーバが受信する前提として、その位置データが会員ユーザのプライバシーに関わるデータとなるため、会員ユーザの許諾を要する。その許諾を求めるため、会員ユーザに係る通信端末に出力される画面が、図8に示すものである。
画面の上部には、「このデバイスの位置情報へのアクセスを 「駐車場管理サーバ」に許可しますか?」という確認表示がなされており、画面の中央部には、「アプリの使用時のみ」、「今回のみ」、「許可しない」という3つの選択ボタンが用意されている。
会員ユーザは、プライバシー保護などの観点から、3つの選択ボタンのいずれかを選択する。すると、駐車場管理サーバへ、選択したボタンに係る内容がデータ送信される。
(図9)
図9は、駐車場管理サーバが位置データから抽出した駐車場が複数ある場合に、抽出した駐車場の特徴ある写真データや車室番号入力をする物件、車番入力をする物件のいずれかの区別(図示は省略)とともに、会員ユーザが選択することができるように、通信端末へ出力した画面である。
この図では、2つの選択肢が出力される。会員ユーザは、自分が出庫しようとしている駐車場を選択する。
(図10)
図6とともに示した実施形態において、「ナンバー送信手段」を説明した。そのナンバー送信手段において、車両番号(メインの4桁のみ)を入力した後に、決定ボタンを会員ユーザが押すことで駐車場管理サーバへ車両ナンバーデータが送信される状態を示す画面である。
画面上側に、車両ナンバーを入力するウィンドウが表示されているが、このウィンドウ内にカーソルがある画面では、画面下側にテンキーが表示されるようになっている(図示を省略)。この図10では、テンキーによる車両ナンバーの入力を終えているため、表示されていたテンキーの代わりに、決定ボタンが現れた状態となっている。
(図11)
図11は、図5に示した実施形態における「車室データ送信手段」に関わる、通信端末に出力された画面を示す図である。
画面の上側には、駐車位置番号を入力する画面が出力されており、画面の下側にはテンキーが表示される。
会員ユーザがテンキーをタップすると、画面上側の入力部に、タップされた数字が出力表示される。その入力を終えたら、画面中央の「OK」ボタンをタップすることで、駐車場管理サーバの車室データ受信手段へ車室データが送信される。
(図12)
図12は、図5~図7に示した実施形態における「精算処理手段」に関わる、通信端末に出力された画面を示す図である。
画面の上側には、利用した駐車場を示すデータが表示されており、画面中央には、精算される金額が表示されている。
画面の下側には、支払いの意思を示す「支払う」と示された支払いボタンが表示されている。会員ユーザは、この支払いボタンをタップすることで、支払い意思を駐車場管理サーバへ送信する。
なお、支払いボタンの直上には、「駐車スペース(車室)にロック板(フラップ装置)がある場合は、お支払い完了後に下がります」と表示されている。支払い意思を促すとともに、支払いボタンをタップすることで出庫が可能となる旨を会員ユーザに伝えている。
(図13)
図13は、図5~図7に示した実施形態における「支払い終了データ受信手段」に関わる、通信端末に出力された画面を示す図である。
画面の上側に、お支払いが完了した旨が精算された金額とともに表示されている。
画面の中央には、「ロック板が下がってから出庫して下さい。(ロック板)がない場合はそのまま出庫して下さい。」と表示されている。
画面の下側には、上記の支払いによって獲得したポイント数などが表示されるとともに、予め会員登録の際に登録したメールアドレスに対して、領収書が送付される旨も表示されている。
(図14)
図14は、図2に示したメインフローチャートでは、精算すべき料金に関して不正パターンが予測される旨を、メインフローチャートとともに示している。
車室を特定(S2)してから料金計算(S3)に入った後、決済処理を実行(S6)するまでの間は、タイムラグがそもそも存在する。このタイムラグを悪用することで、以下のような不正が可能となる。
すなわち、出庫させる前にS1~S4を実行させておき、駐車車室ユーザが料金を表示させたままの状態(S4)を維持することが可能である。とすると、料金の表示までの処理を意図的に早め、出庫を遅らせ、適正料金を払わないという不正が可能となってしまう。
(図15)
図15は、図14にて示した不正を抑制するためのアルゴリズムによるフローチャートである。
料金計算(S3)と料金の表示(S4)の間に、「トークン生成」というステップ(S31)を新たに挿入する。トークン生成とは、ここでは、一意になりつつ改ざんの難しいトークン(UUIDなど)を駐車場管理サーバが生成することである。生成したトークン、その生成日時または有効期限、金額データを、駐車場管理サーバの所定のデータベースへ保存する。
トークン生成のステップ(S31)を実行中においては、通信端末において実行されている専用アプリが、生成されたトークンを受信している。ただし、トークンを受信している旨は、画面表示しない。
料金の表示(S4)を経て、支払いの指示(S5)をするが、この際に通信端末は、受信したトークンを添えて駐車場管理サーバへ送信する。
支払いの指示(S5)と決済処理の実行(S6)との間に、トークンの確認(S51)、改ざんの有無または有効期限の確認(S52)、および改ざんや有効期限(例えば5分間)切れがあった場合のエラーの表示(S53)というステップを、新たに挿入する。
トークンの確認(S51)においては、駐車場管理サーバの所定データベースに格納していたしていたトークンと、通信端末から受信したトークンを比較する。
より具体的には、通信端末からの支払い指示のデータに伴われているトークンが存在すること、比較するトークンに含まれている金額データに相違がないことを確認する。
金額データに相違がある場合には、通信端末においてトークンの書き換えなどの改ざんがあったと判断できる。また、有効期限が切れているトークンである場合には不正利用であると判断できる(S52)。
改ざんがあった場合、またはトークンの有効期限が切れている場合には、エラーの表示(S52)が通信端末においてなされる。そして、料金計算(S3)のステップに戻り、再びトークン生成(S31)をした後に、再計算による料金の表示(S4)がなされる。
再計算によって時間が経過し、駐車料金が上がってしまう場合があり得るが、このアルゴリズムにおいては、それを許容することとしている(不正ではない場合に、料金が上がらないようなフローチャートもあるが、ここでは省略している)。
(図16)
図16は、図2に示したメインフローチャートでは、駐車場の特定、車室の特定に問題点が予測される旨を、メインフローチャートとともに示している。
駐車場の特定(S1)、および車室の特定(S2)は、会員ユーザが通信端末を操作することに依存しており、アプリを介して駐車場を指定したり、車室の番号を入力したりしている。会員ユーザとしては面倒であるとともに、誤入力もあり得る。
(図17)
図17は、図16で示した問題点を減らすことができるアルゴリズムによるフローチャートである。
すなわち、駐車場の入力をGPSや駐車場に設置した短距離無線通信(Wifi)によって特定(S11)し、駐車開始データを格納した会員データベースのデータを用いて車室の特定(S13)をしようというものである。
会員ユーザに係る通信端末のGPS機能によって自動的に取得された位置データにて、駐車場が一義的に決定できる場合には、会員ユーザの通信端末の操作による駐車場の特定というステップを省略することができる。
駐車場の特定が自動的にできた場合には、駐車開始データを格納した会員データベースのデータを用いて車室の特定する(S13)。
駐車場が自動的に特定できない場合に、駐車場の入力(S1)および車室の入力(S2)を実行する。
駐車場および車室が特定できた後は、料金計算(S3)、決済処理の実行(S4~S6)を実行する。なお、決済成功の通知は、プッシュ通知を伴っても良い。
前述したS13は、車室の特定ではなく、車番(車両ナンバーデータ)による照合でもよい。すなわち、通信端末におけるアプリ内に予め車番を登録しておき、会員データベースに予め登録していた駐車場を利用する車両の車番との照合を実行することとしてもよい。
駐車場に設置したカメラが駐車場利用に係る車両の車番を取得し、会員データベースに予め登録していた駐車場を利用する車両の車番との照合を実行する、というやり方でも車番の特定は可能である。
(図18)
図18は、顧客の囲い込みを意図した「ポイント(還元)」の制度が乱立している現状において、駐車場管理サーバを運営する管理会社が提供するポイント以外の会社が管理するポイントであっても、精算時に使えるようにするアルゴリズムによるフローチャートである。ポイントは、一般的に、「1ポイント=1円」としている。
料金計算(S3)の後、利用可能なポイントを算出する(S31)。そして、計算した料金と、利用可能なポイントの双方を会員ユーザに係る通信端末へ表示する(S32)。会員ユーザは、ポイントを利用するか否か、利用する場合には何ポイント利用するのか、を指定する(S33)。そして、そのポイント利用を含めた支払いの指示を出す(S4~S5)。
ポイント利用があれば、駐車料金が割り引かれるため、料金の再計算が必要となる(S51)。S3にて実行した最初の計算と再計算とが一致しているか否か、を検証し(S52)、一致している場合には、ポイントが現時点で有効であるか否かを判断する(S53)。
ポイントを使う場合には、他社のポイントを減算させる処理を含めた決済処理を実行する(S6)。そして、決済が成功すれば決済成功を通知する(S7)。
ポイントを使わない場合(たとえば、他社ポイントを使うつもりで再計算されたものの他社ポイントシステムとの連携ができない場合などには、エラーの表示を行い(S54)、利用ポイントの指定(S33)に戻る。
前述のS31のステップを実行する場合には、利用可能なポイントを他社に問い合わせるという手順を含むこととなる。換言すれば、提携することで使えるようにする他社のポイントについては、その他社が発行する会員ユーザに対するIDなどの情報を、予め会員データベースに格納しておく必要がある。
前述のS54のステップは、利用可能な有効ポイントがなければS52においてエラー となるのであるが、有効なポイント数は把握できることとなるので、エラー表示とともに有効なポイント数を再表示することとする。
前述のS53にて、ポイントを使うか否かを再び判断させるのは、この決済手順と同時並行で(別の端末を使うなどして)ポイントを使っている可能性があるため、そうした併用(悪用)を未然に防止するためである。
なお、このS53のオプションとして、料金の再計算がNGであっても、ポイントの有効確認を実行し、再計算およびポイントが有効である場合にのみ決済処理を実行する、という手順とすることも可能である(推奨される)。料金を再表示している最中に、ポイントが失効する可能性を減らすことができるからである。
(図19)
図19もまた、駐車場管理サーバを運営する管理会社が提供するポイント以外の会社が管理するポイントであっても、精算時に使えるようにするアルゴリズムによるフローチャートである。
図18に示したフローチャートのS52,S53に代わって、「最初の計算と再計算との一致/不一致を確認し、且つポイントが有効か否か」を判断するステップ(S523)としている。
(図20)
図20もまた、駐車場管理サーバを運営する管理会社が提供するポイント以外の会社が管理するポイントであっても、精算時に使えるようにするアルゴリズムによるフローチャートである。
このフローチャートでは、料金の表示(S4)の後に、会員ユーザに対して「ポイントを使うか否か?」を確認させるステップ(S41)を入れている。
「ポイントを使わない」を会員ユーザが選択した場合、支払いの指示(S5)、料金の再計算(S51)と進むが、更に「ポイントの有効性確認」というステップ(S512)を含む。
「ポイントの有効性確認」(S512)の次には、「最初の計算と再計算との一致/不一致を確認し、且つポイントが有効か否か」を判断するステップ(S523)へ進む。最初の計算と再計算との一致し、且つポイントが有効であれば、決済処理の実行(S6)、決済成功の通知(S7)へ進む。
最初の計算と再計算とが不一致、またはポイントが無効であれば、エラーの表示(S54)へ進み、料金の表示(S4)に戻る。
S41において「ポイントを使う」を会員が選択した場合、駐車場管理サーバが利用可能ポイントを取得する(S42)。その上で、会員ユーザに対して、利用を希望するポイントを指定させる(S43)。そのポイント指定の後、支払いの指示(S5)に進む。
(図21)
図21は、会員ユーザが個人で会員登録しているとともに、法人会員の一員でもある場合において、ログイン時とは異なる登録側へ売掛を移すことができるようなシステムを示すフローチャートである。
料金の再計算(S51)の次に、最初の計算と再計算とが一致しているか否かを判断する(S52)。
不一致の場合には、エラーの表示をし(S54)、再計算による料金の表示をする(S4)。
一致している場合には、個人での支払いなのか、法人としての支払いなのかを、会員ユーザに選択してもらう(S57)。
個人であれば、決済処理の実行(S6)、決済成功の通知(S7)に進む。
会員ユーザが法人としての決済を選択した場合、法人を特定するステップに進む(S58)。そして、予め定められている契約条件(利用可能額を超えていないか、利用時間帯が適切か、予め利用駐車場を定めている場合にその駐車場であるかなど)を満たすか否かを判断する(S59)。満たしている場合には、決済処理の実行(S6)に進むが、満たさない場合には、エラーの表示(S53)へ進み、料金の表示(S4)に戻る。
なお、法人決済における売掛の場合は、即時なんらかの決済されるわけではなく 売掛金の増加処理、利用可能額の減額処理を実行することとなるのが一般的である。
(図22)
図22は、未精算の料金と、今回の利用料金とをまとめて精算するアルゴリズムを示すフローチャートである。
未精算の料金とは、以前の駐車場利用に際して、会員ユーザが決済を指定していた口座の残高不足や決済用のクレジットカード無効化が事後的に発生した場合などである。
駐車場の特定(S11)のステップを経て、駐車場が特定できたか否かを判断し(S12)、特定できた場合には、会員データベースの利用履歴にアクセスして車室を特定する(S131)。そして、未精算の料金を計算する(S161)。未精算の料金があれば、今回の利用額と合算しての決済処理を実行する(S171)。決済の実行の前提として、決済法の選択などのステップを経たり、前述した不正排除のためのステップを経たりすることは、適宜含ませることができる。
なお、「決済失敗」したら「過去の未精算分に追加する」というステップを追加することも可能である。
都度計算するか、足していくことで処理負荷を減らすか、という違いを伴う。
(図24)
図24は、精算後の所定時間を経過しても車室から出庫しない場合の問題点を示している。図24(a)がロック板駐車場の場合、図24(b)がゲート式駐車場の場合である。
図24(a)に示すように、精算が終了した場合、駐車場を利用した精算者に係る通信端末からは、管理サーバに対して精算を終了した旨のデータが送られる(1)。管理サーバから精算機にも精算を終了した旨のデータが送られる(2)。
精算機からは、ロック板に対して解放を指示する信号が発信される(3)。これによって、駐車場ユーザは車両を出庫させることができるようになる。出庫させることができる時間は決められており、たとえば、3分である。この3分が経過するとロック板は上昇し(4)、車両を出庫させようとすると事故になる(5)。
図24(b)に示すように、精算が終了した場合、駐車場を利用した精算者に係る通信端末からは、管理サーバに対して精算を終了した旨のデータが送られる(1)。管理サーバから精算機にも精算を終了した旨のデータが送られる(2)。ゲートで精算済みの車両が出庫を使用とした場合、ゲートでは精算終了からの時間を確認する(3)。
予め決められている退車猶予時間(たとえば3分)を経過していると判断した場合(4)、ゲートは開放されず、再精算を車両の運転者(駐車場ユーザ)に依頼することとなる。再精算のためには、その車両は停車しなければならないため、出口渋滞が発生する、というリスクを抱えることとなる(5)。
(図25)
図25に示すのは、ロック板駐車場における退車猶予時間を経過した場合の処理手順である。
精算が終了した場合、駐車場を利用した精算者に係る通信端末からは、管理サーバに対して精算を終了した旨のデータが送られる(1)。管理サーバから精算機にも精算を終了した旨のデータが送られる(2)。
精算機からは、ロック板に対して解放を指示する信号が発信される(3)。これによって、駐車場ユーザは車両を出庫させることができるようになる。出庫させることができる時間(退車猶予時間)は駐車場毎に決められており、この実施形態における例示の駐車場では3分としている。精算機からは当該駐車場における退車猶予時間が3分である旨を管理サーバへ通知する(4)。また、ロック板が車両の退出の有無をセンサ等で把握しており、退出が未完了であるか完了しているか、についての情報は、精算機を介して管理サーバにも共有される(5)。
管理サーバにおいては、精算済みに係る対象車両がアプリ精算である場合、会員データベースを用いて精算者に対する連絡を指示する(6)。会員データベースを用いて精算者に係る通信端末のメールアドレス等(連絡先)を取得したら、「ロック板が上昇するまで残り3分である」旨をプッシュ通知として連絡する(7)。
通知を受けたであろう精算者が、退車猶予時間内に退車(出庫)させなかった場合は、駐車を継続していると判断し、ロック板を上昇させる旨の指示を精算機が発する(8)。出庫させずに精算だけ済ませ、駐車場利用料金を正答に支払わない駐車場ユーザに対処することとなる。
(図26)
図26に示すのは、ゲート式駐車場における退車猶予時間を経過した場合の処理手順である。
精算が終了した場合、駐車場を利用した精算者に係る通信端末からは、管理サーバに対して精算を終了した旨のデータが送られる(1)。管理サーバから精算機にも精算を終了した旨のデータが送られる(2)。
精算機からは、所定の車両ナンバーに係る車両について駐車料金の精算が完了した旨を出口ゲートに対して送信する(3)。出口ゲートにおいては、当該車両ナンバーの車両がゲート前に到着した場合にはゲートを開放する。
精算機には、カメラや前述の車両ナンバーの認識、比較などによって退車を確認できる機能を備えている。その退車を確認できる機能による退車が確認できない場合、退社猶予時間が3分である旨とともに管理サーバに通知する(4、5)。
管理サーバにおいては、精算済みに係る対象車両がアプリ精算である場合、会員データベースを用いて精算者に対する連絡を指示する(6)。会員データベースを用いて精算者に係る通信端末のメールアドレス等(連絡先)を取得したら、「課金が再スタートするまで残り3分である」旨をプッシュ通知として連絡する(7)。
通知を受けたであろう精算者が、退車猶予時間内に退車(出庫)させなかった場合は、駐車を継続していると判断し、精算機に対して課金再スタートさせる(8)。出庫させずに精算だけ済ませ、駐車場利用料金を正答に支払わない駐車場ユーザに対処することとなる。
図1から図26までを参照させながら説明してきた実施形態によれば、既にハードウェア設備が導入されている駐車場における駐車場ユーザの利便性向上、たとえば、駐車場から出庫しようとする車両の運転席から精算機へ移動することなく、精算手続を済ませることができる。
また、新たに駐車場を運用しようとする者に対して、駐車場の出入り口にゲート装置を設置したり、車室毎にフラップ装置を設置したりする、といった設備投資をしなくても、会員ユーザによる自らの通信端末でのアプリ実行によって、駐車場利用料金を精算してもらうことができる。
前述してきた実施形態では、駐車場ユーザが本願発明に係るアプリケーションプログラムを実行させる通信端末を準備することが、料金精算の前提として説明してきた。
しかし、技術的には、当該アプリケーションプログラムを実行することなく(会員登録やそれに伴うログイン手続などをせずに)、駐車料金の精算は可能である。
すなわち、決済時ごとに、クレジットカード番号または銀行口座番号などを入力することで、駐車料金の精算は可能である。
本発明は、駐車場を運営する駐車場管理業、駐車場の管理運営を実現するための情報通信サービス業、駐車場に用いる機器のメンテナンス業、駐車場の管理用コンピュータソフトウェアを作成するソフトウェア産業、などにおいて利用可能性を有する。

Claims (18)

  1. 駐車場ユーザに係る通信端末との情報通信を実行するとともに駐車場を管理運用するためのデータを管理する駐車場管理サーバであって、
    管理対象となる駐車場の住所および車室特定データを物件データとして予め蓄積している物件データベースと、
    前記の駐車場ユーザの属性データ、利用料金の精算に関する精算用データおよび駐車対象の車両を特定するための車両ナンバーを含む車両データを会員データとして予め蓄積している会員データベースと、
    前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を開始した旨の駐車開始データを取得する駐車開始データ受信手段と、
    前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を終了する場合に当該駐車場を特定するための物件特定データを受信する物件特定データ受信手段と、
    当該駐車場に駐車した車両を特定するための車両特定データを受信する車両特定データ受信手段と、
    前記の駐車開始データ、前記の物件特定データ、および前記の車両特定データを用いて駐車料金を算出する料金算出手段と、
    その料金算出手段が算出した駐車料金データを当該駐車場ユーザに係る通信端末へ送信して支払い確認を求める支払い確認送信手段と、
    その支払い確認を受信した当該駐車場ユーザに係る前記の通信端末から支払い受諾を受信する支払い受諾受信手段と、
    その支払い受諾を受信した後に前記の駐車料金の精算処理を実行する精算実行手段と、
    を備えた駐車場管理サーバ。
  2. 前記の物件特定データ受信手段は、駐車場を識別するため識別データとして当該駐車場の設備に固定表示された識別表示データを駐車場ユーザに係る通信端末が読み取って送信した物件特定データを受信することとした
    請求項1に記載の駐車場管理サーバ。
  3. 前記の物件特定データ受信手段は、駐車場ユーザに係る通信端末に備えられた位置情報取得機能が取得した位置データを受信することとした
    請求項1に記載の駐車場管理サーバ。
  4. 前記の物件特定データ受信手段は、駐車場における車室を特定するための車室特定データを受信する車室特定データ受信手段を含むこととした
    請求項1から請求項3のいずれかに記載の駐車場管理サーバ。
  5. 前記の駐車開始データ受信手段は、前記の駐車開始データを駐車場に設置されているゲート装置またはフラップ装置から受信することとし、
    前記の精算実行手段が実行した精算処理の結果に基づいて前記のゲート装置または前記のフラップ装置へ前記の車両が出庫可能であるようにするための開放データを送信する開放データ出力手段を備えた
    請求項1に記載の駐車場管理サーバ。
  6. 前記の精算実行手段によって前記の精算処理を実行した後に駐車していた車室からの出庫を確認する出庫確認手段を備え、
    前記の精算処理を実行した後に所定時間が経過しても前記の出庫確認手段による出庫が確認できない場合には、前記の駐車開始データ受信手段が当該車室を再利用したとして駐車開始データを取得することとした
    請求項1に記載の駐車場管理サーバ。
  7. 駐車場ユーザに係る通信端末との情報通信を実行するとともに駐車場を管理運用するためのデータを管理する駐車場管理サーバを制御するコンピュータプログラムであって、
    前記の駐車場管理サーバには、 管理対象となる駐車場の住所および車室特定データを物件データとして予め蓄積している物件データベースと、
    前記の駐車場ユーザの属性データ、利用料金の精算に関する精算用データおよび駐車対象の車両を特定するための車両ナンバーを含む車両データを会員データとして予め蓄積している会員データベースと、を備え、
    前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を開始した旨の駐車開始データを取得する駐車開始データ受信手順と、
    前記の駐車場ユーザが前記の物件データベースに蓄積された駐車場の利用を終了する場合に当該駐車場を特定するための物件特定データを受信する物件特定データ受信手順と、
    当該駐車場に駐車した車両を特定するための車両特定データを受信する車両特定データ受信手順と、
    前記の駐車開始データ、前記の物件特定データ、および前記の車両特定データを用いて駐車料金を算出する料金算出手順と、
    その料金算出手順にて算出した駐車料金データを当該駐車場ユーザに係る通信端末へ送信して支払い確認を求める支払い確認送信手順と、
    その支払い確認を受信した当該駐車場ユーザに係る前記の通信端末から支払い受諾を受信する支払い受諾受信手順と、
    その支払い受諾を受信した後に前記の駐車料金の精算処理を実行する精算実行手順と、
    を前記の駐車場管理サーバに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  8. 前記の物件特定データ受信手順は、駐車場を識別するため識別データとして当該駐車場の設備に固定表示された識別表示データを駐車場ユーザに係る通信端末が読み取って送信した物件特定データを受信することとした
    請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  9. 前記の物件特定データ受信手順は、駐車場ユーザに係る通信端末に備えられた位置情報取得機能が取得した位置データを受信することとした
    請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記の物件特定データ受信手順には、駐車場における車室を特定するための車室特定データを受信する車室特定データ受信手順を含むこととした
    請求項7から請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記の駐車開始データ受信手順は、駐車場に設置されているゲート装置またはフラップ装置から受信することとし、
    前記の精算実行手順において実行した精算処理の結果に基づいて前記のゲート装置または前記のフラップ装置へ前記の車両が出庫可能であるようにするための開放データを送信する開放データ出力手順をも前記の駐車場管理サーバに実行させることとした
    請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記の精算実行手順によって前記の精算処理を実行した後に駐車していた車室からの出庫を確認する出庫確認手順と、
    前記の精算処理を実行した後に所定時間が経過しても前記の出庫確認手段による出庫が確認できない場合には、当該車室を再利用したとして駐車開始データを取得する駐車開始データ再受信手順と、
    を前記の駐車場管理サーバに実行させることとした請求項7に記載のコンピュータプログラム。
  13. 利用した駐車場を特定するための物件特定データを、その駐車場の管理を実行する駐車場管理サーバへ送信する物件特定データ送信手順と、
    駐車場を利用した車両のナンバーである車両ナンバーデータを送信する車両ナンバーデータ送信手順と、
    前記の物件特定データおよび前記の車両ナンバーデータを受信した前記の駐車場管理サーバが算出した駐車料金およびその駐車料金の精算方法に関する精算確認データを受信する精算確認データ受信手順と、
    受信した駐車料金および精算方法による精算を承諾する旨の承諾データを送信する承諾データ送信手順と、
    前記の承諾データを受信した管理サーバによって精算処理が実行された旨の精算終了データを受信する精算終了データ受信手順と、
    を前記の駐車場を利用した駐車場ユーザに係る通信端末に実行させるコンピュータプログラム。
  14. 利用した駐車場を特定するための物件特定データを、その駐車場の管理を実行する駐車場管理サーバへ送信する物件特定データ送信手順と、
    利用した駐車場における車室を特定するための車室特定データを送信する車室特定データ送信手順と、
    前記の物件特定データおよび前記の車室特定データを受信した前記の駐車場管理サーバが算出した駐車料金およびその駐車料金の精算方法に関する精算確認データを受信する精算確認データ受信手順と、
    受信した駐車料金および精算方法による精算を承諾する旨の承諾データを送信する承諾データ送信手順と、
    前記の承諾データを受信した前記の駐車場管理サーバによって精算処理が実行された旨の精算終了データを受信する精算終了データ受信手順と、
    を前記の駐車場を利用した駐車場ユーザに係る通信端末に実行させるコンピュータプログラム。
  15. 前記の物件特定データ送信手順が送信する物件特定データは、駐車場を識別するため識別データとして当該駐車場の設備に固定表示された識別表示データとし、
    その識別表示データを撮影して所定のデジタルデータに変換する撮影変換手順を、前記の物件特定データ送信手順の前に実行させることとした
    請求項13または請求項14のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  16. 前記の物件特定データ送信手順が送信する物件特定データは、前記の通信端末が取得する位置データとし、
    その位置データを取得する位置データ取得手順を、前記の物件特定データ送信手順の前に実行させることとした
    請求項13または請求項14のいずれかにに記載のコンピュータプログラム。
  17. 前記の物件特定データを受信した前記の駐車場管理サーバにおいて、当該物件特定データに基づく駐車場が複数存在する場合にその複数の駐車場を前記の通信端末へ送信する物件候補データを受信する選択肢データ受信手順と、
    その選択肢データ受信手順にて受信した前記の物件候補データを表示して前記の駐車場ユーザに選択させる物件候補データ出力手順と、
    その物件候補データ出力手順にて出力された前記の物件候補データから前記の駐車場ユーザが選択した選択物件データを送信する選択物件データ送信手順と、を
    前記の通信端末に実行させることとした
    請求項13に記載のコンピュータプログラム。
  18. 前記の物件特定データを受信した前記の駐車場管理サーバにおいて、当該物件特定データに基づく駐車場が複数存在する場合にその複数の駐車場を前記の通信端末へ送信する物件候補データを受信する選択肢データ受信手順と、
    その選択肢データ受信手順にて受信した前記の物件候補データを表示して前記の駐車場ユーザに選択させる物件候補データ出力手順と、
    その物件候補データ出力手順にて出力された前記の物件候補データから前記の駐車場ユーザが選択した選択物件データを送信する選択物件データ送信手順と、を
    前記の通信端末に実行させることとした
    請求項14に記載のコンピュータプログラム。
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