JP2023035490A - エレベーターの情報処理システム - Google Patents

エレベーターの情報処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP2023035490A
JP2023035490A JP2021142382A JP2021142382A JP2023035490A JP 2023035490 A JP2023035490 A JP 2023035490A JP 2021142382 A JP2021142382 A JP 2021142382A JP 2021142382 A JP2021142382 A JP 2021142382A JP 2023035490 A JP2023035490 A JP 2023035490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
hall
user
elevator
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2021142382A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7243772B2 (ja
Inventor
優也 戸田
Yuya Toda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Solutions Corp filed Critical Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Priority to JP2021142382A priority Critical patent/JP7243772B2/ja
Priority to PCT/JP2022/031838 priority patent/WO2023032778A1/ja
Priority to CN202280053324.4A priority patent/CN117751085A/zh
Publication of JP2023035490A publication Critical patent/JP2023035490A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7243772B2 publication Critical patent/JP7243772B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

【課題】乗場における利用者状況を把握できる情報を生成するエレベーターの情報処理システムを提供する。【解決手段】情報処理システム18は、カメラ23と、検出部32と、演算部34と、集計部35と、を備える。カメラ23は、観測装置20に搭載される。観測装置20は、エレベーター1の乗場5に置かれる。エレベーター1は、複数の階床を有する施設に適用される。カメラ23は、乗場5の画像を撮影する。検出部32は、カメラ23が撮影する乗場5の画像に基づいて、乗場5にいる利用者を検出する。演算部34は、検出部32が検出する利用者ごとの乗場5における待ち時間、または乗場5における利用者の人数の少なくともいずれかを、検出部32による検出結果を用いて乗場5の利用者状況として算出する。集計部35は、演算部34が算出した利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する。【選択図】図2

Description

本開示は、エレベーターの情報処理システムに関する。
特許文献1は、エレベーターの運転管理装置の例を開示する。運転管理装置は、乗場呼びが登録された時刻、および乗場呼びへの応答の時刻などの情報を記録する。当該記録は、エレベーターの利用の状況の把握に用いられる。
特開昭61-90977号公報
しかしながら、特許文献1の運転管理装置において、呼びの登録およびかごの停止などのエレベーターの制御情報のみによって利用の状況が記録される。このため、乗場における利用者状況を把握できる情報は生成されない。
本開示は、このような課題の解決に係るものである。本開示は、乗場における利用者状況を把握できる情報を生成するエレベーターの情報処理システムを提供する。
本開示に係るエレベーターの情報処理システムは、複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載され、前記乗場の画像を撮影するカメラと、前記カメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、を備える。
本開示に係るエレベーターの情報処理システムは、複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載されたカメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、を備える。
本開示に係る情報処理システムによれば、エレベーターの乗場における利用者状況を把握できる情報が生成される。
実施の形態1に係るエレベーターの構成図である。 実施の形態1に係る情報処理システムの構成図である。 実施の形態1に係る観測装置のカメラが撮影する乗場の画像の例を示す図である。 実施の形態1に係る観測装置のカメラが撮影する乗場の画像の例を示す図である。 実施の形態1に係る情報処理システムにおいて出力される利用者状況の集計の結果の例を示す図である。 実施の形態1に係る情報処理システムの動作の例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る情報処理システムの主要部のハードウェア構成図である。
本開示の対象を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。なお、本開示の対象は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、実施の形態の任意の構成要素の変形、または実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーター1の構成図である。
エレベーター1は、例えば複数の階床を有する施設2に適用される。施設2は、例えば1つまたは複数の建物を含む。この例において、エレベーター1は、複数のユニット3を含む。施設2において、エレベーター1の昇降路4が設けられる。昇降路4は、複数の階床にわたる上下方向に長い空間である。各々の階床において、昇降路4に隣接する乗場5が設けられる。各々の階床の乗場5において、エレベーター1の乗場ドア6が設けられる。乗場ドア6は、乗場5および昇降路4を区画するドアである。各々の乗場ドア6は、いずれかのユニット3に対応する。各々の階床の乗場5において、エレベーター1の乗場操作盤7が設けられる。乗場操作盤7は、乗場5における利用者の乗場呼びの操作などを受け付ける機器である。
エレベーター1の各々のユニット3は、巻上機8と、主ロープ9と、かご10と、釣合い錘11と、制御盤12と、を備える。
巻上機8は、駆動力を発生させるモーター、およびモーターが発生させる駆動力によって回転するシーブを備える。巻上機8は、例えば昇降路4の上部または下部などに配置される。あるいは、エレベーター1において例えば昇降路4の上方などに機械室が設けられる場合に、巻上機8は機械室に配置されてもよい。
主ロープ9は、昇降路4においてかご10および釣合い錘11の荷重を支持するロープである。主ロープ9は、巻上機8のシーブに巻きかけられる。主ロープ9は、巻上機8のシーブの一方側においてかご10の荷重を支持する。主ロープ9は、巻上機8のシーブの他方側において釣合い錘11の荷重を支持する。主ロープ9は、巻上機8のシーブの回転によって、巻上機8のシーブに巻き上げられるように、または巻上機8のシーブから繰り出されるように移動する。
かご10は、昇降路4を上下方向に走行することで施設2の利用者を建物の複数の階床の間で輸送する機器である。かご10は、かごドア13と、かご操作盤14と、を備える。かごドア13は、利用者が乗車するかご10の内部およびかご10の外部を区画するドアである。かごドア13は、かご10がいずれかの階床に停止するときに、当該階床の乗場5に設けられた、当該かご10を含むユニット3に対応する乗場ドア6を連動させて開閉する。かご操作盤14は、かご10の内部における利用者のかご呼びの操作などを受け付ける機器である。釣合い錘11は、巻上機8のシーブの両側にかかる荷重の釣合いをかご10との間でとる機器である。かご10および釣合い錘11は、巻上機8のモーターおよびシーブによって移動する主ロープ9に連動して、上下方向において昇降路4を互いに反対側に走行する。
制御盤12は、当該制御盤12を含むユニット3の動作を制御する機器である。制御盤12は、例えば乗場呼びまたはかご呼びなどの呼びに応答させるかご10の走行などを含む。制御盤12は、例えば昇降路4の上部または下部などに配置される。あるいは、機械室が設けられる場合に、制御盤12は機械室に配置されてもよい。
エレベーター1は、群管理装置15と、遠隔監視装置16と、を備える。
群管理装置15は、エレベーター1の運行を管理する装置である。群管理装置15は、乗場操作盤7が受け付けた乗場呼びのいずれかのユニット3への割当てなどの処理を行う。
遠隔監視装置16は、エレベーター1の状態の遠隔地からの監視などに用いられる。遠隔監視装置16は、エレベーター1の状態の情報を取得しうるように、群管理装置15または各々のユニット3の制御盤12などに接続される。遠隔監視装置16は、取得した情報などを通信しうるように、例えばインターネットまたは電話回線網などの通信網17に接続する。
エレベーター1において、情報処理システム18が適用される。情報処理システム18は、例えばエレベーター1の利用の状況の情報の収集などの情報処理を行うシステムである。情報処理システム18は、中央管理装置19と、観測装置20と、を含む。
中央管理装置19は、エレベーター1から取得される状態の情報の管理などを行う装置である。中央管理装置19は、遠隔監視装置16からの情報などを通信しうるように、通信網17に接続する。中央管理装置19の機能の一部または全部は、例えば、情報センターなどの拠点に配置された1つまたは複数のサーバ装置に搭載される。ここで、情報センターは、エレベーター1の情報を集約する拠点である。あるいは、中央管理装置19の機能の一部または全部は、情報センターの外部に配置された1つもしくは複数のサーバ装置などに搭載されていてもよい。中央管理装置19の機能の一部または全部は、クラウドサービス上の記憶または処理のリソースなどによって実装されるものであってもよい。
情報処理システム18は、記憶部21を備える。記憶部21は、例えば中央管理装置19に搭載される。記憶部21は、情報を蓄積して記憶する機能を搭載する部分である。
観測装置20は、エレベーター1が適用される施設2において、エレベーター1の利用の状況の観測などを行う装置である。観測装置20は、エレベーター1の乗場5に置かれるように配置される。このため、観測装置20は、乗場5への配置のためにエレベーター1の乗場5における付帯工事などを必要としない。この例において、観測装置20は、施設2の基準階の乗場5に置かれる。施設2の基準階は、例えば施設2の玄関階などである。この例において、観測装置20は、施設2を移動可能な自律移動体である。観測装置20は、観測した情報などを通信しうるように、例えば無線通信などによって通信網17に接続する。
図2は、実施の形態1に係る情報処理システム18の構成図である。
自律移動体である観測装置20は、移動機構22と、カメラ23と、読取部24と、表示部25と、操作部26と、制御装置27と、を備える。
移動機構22は、自律移動体の施設2における移動のための機構である。移動機構22は、例えば車輪および車輪を駆動するモーターなどを含む。観測装置20は、移動機構22の車輪などが接地することで、例えば乗場5などに置かれるように配置される。
カメラ23は、観測装置20が配置される場所の画像を撮影する装置である。カメラ23は、例えば360度カメラなどである。カメラ23は、観測装置20に内蔵される装置であってもよいし、観測装置20に取り付けられる装置であってもよい。カメラ23が撮影する画像は、静止画像または動画像のいずれであってもよい。なお、観測装置20は、複数のカメラ23を搭載していてもよい。
読取部24は、施設2の利用者を一意に特定する固有情報を読み取る機能を搭載する部分である。固有情報は、例えば、利用者の生体情報、または利用者に一意に付与されるID(IDentifier)などである。利用者の生体情報は、例えば当該利用者の顔画像、指紋、声紋、虹彩パターン、または静脈パターンなどである。利用者の生体情報は、利用者自身から読み取られる。読取部24は、固有情報として顔画像を読み取るときに、カメラ23が撮影する利用者の画像から固有情報を読み取ってもよい。利用者のIDは、例えば当該利用者が所持する識別体28から読み取られる。識別体28は、例えばスマートフォンを含む携帯型の情報端末、無線タグ、またはカードキーなどである。このとき、読取部24は、例えば近距離無線通信などによって識別体28からIDを読み取る。あるいは、識別体28は、1次元バーコードまたは2次元コードなどの符号化画像によって利用者のIDを表示するカードなどの媒体であってもよい。このとき、読取部24は、例えば画像認識などによって識別体28上の符号化画像からIDを読み取る。
表示部25は、観測装置20が見える位置にいる施設2の利用者に、情報を表示する機能を搭載する部分である。表示部25は、例えば固有情報を読み取った利用者に情報を表示する。表示部25は、例えば液晶ディスプレイパネルなどである。操作部26は、施設2の利用者からの操作を受け付ける機能を搭載する部分である。操作部26は、例えばタッチパネルなどである。表示部25および操作部26は、重ね合わせて一体に設けられるものであってもよい。
制御装置27は、観測装置20の制御処理などの情報処理を行う部分である。制御装置27は、移動制御部29と、通信部30と、要求部31と、を備える。移動制御部29は、移動機構22を制御する機能を搭載する部分である。移動制御部29は、移動機構22の制御を通じて、施設2において観測装置20を移動させる。通信部30は、観測装置20の外部の装置との通信の機能を搭載する部分である。通信部30は、例えば中央管理装置19、遠隔監視装置16、各々のユニット3の制御盤12などとの間の通信を、無線通信で接続する通信網17などを通じて行う。要求部31は、呼びの登録の要求をエレベーター1に送信する機能を搭載する部分である。要求部31は、例えば通信部30を通じて、呼びの登録の要求を送信する。
観測装置20は、例えば次のように施設2を移動する。観測装置20がいずれかの階床の乗場5において停止しているときに、通信部30は、例えば中央管理装置19などから他の階床の乗場5に観測装置20を移動させる指令を受信する。要求部31は、観測装置20が現在いる階床を出発階に設定する。要求部31は、当該指令で指定される階床を行先階に設定する。要求部31は、行先階を指定する出発階からの乗場呼びの登録の要求をエレベーター1に送信する。群管理装置15によって当該呼びが割り当てられたユニット3のかご10が出発階に到着したときに、移動制御部29は、移動機構22を制御して観測装置20を乗場5からかご10の内部に移動させる。当該かご10が行先階に到着したときに、移動制御部29は、移動機構22を制御して観測装置20をかご10の外部の乗場5まで移動させる。
ここで、観測装置20は、例えば次のように施設2の利用者の呼びの登録をエレベーター1に要求してもよい。施設2の利用者は、例えばスマートフォンなどの識別体28を観測装置20の読取部24にかざす。このとき、読取部24は、識別体28から当該利用者の固有情報を読み取る。要求部31は、観測装置20が現在いる階床を出発階に設定する。要求部31は、例えば記憶部21などに固有情報に紐づけて記憶されている利用者の情報を参照することで、当該利用者の行先階を推定する。要求部31は、推定した行先階を指定する出発階からの乗場呼びの登録の要求をエレベーター1に送信する。表示部25は、群管理装置15によって当該呼びが割り当てられたユニット3を特定する情報を、当該呼びの登録の結果として利用者に表示する。ここで、表示部25は、固有情報を読み取った利用者に対するメッセージをあわせて表示してもよい。メッセージは、例えば時間帯に応じて生成される「おはようございます」などのあいさつなどである。利用者は、表示部25に表示された情報で特定されるユニット3のかご10に乗車して、行先階まで移動する。
なお、呼びの登録の結果は、利用者が所持するスマートフォンの画面表示などを通じて利用者に提示されてもよい。このとき、群管理装置15から呼びの登録の結果の情報を受信した観測装置20が、固有情報を読み取ったスマートフォンに無線通信などによって当該情報を送信してもよい。あるいは、要求部31が呼びの登録の要求とともに送信する固有情報などに基づいて、観測装置20がスマートフォンに登録の結果の情報を送信してもよい。
また、読取部24が固有情報として利用者の顔画像などを読み取る場合に、観測装置20は乗場5において停止して利用者の接近を待っていてもよいし、利用者の顔画像を読み取りやすいように乗場5において移動してもよい。読取部24は、例えば乗場5にいる利用者の正面からの顔画像を読み取りうるように移動する。
なお、施設2の利用者は、例えば操作部26を操作することで自身の行先階を入力してもよい。このとき、要求部31は、入力された行先階を指定する出発階からの乗場呼びの登録の要求をエレベーター1に送信する。
情報処理システム18は、検出部32と、取得部33と、演算部34と、集計部35と、判定部36と、を備える。この例において、検出部32、取得部33、演算部34、集計部35、および判定部36は、観測装置20の制御装置27に搭載される。
検出部32は、カメラ23が撮影する乗場5の画像に基づいて、乗場5にいる利用者を検出する機能を搭載する部分である。カメラ23が撮影する画像に複数の利用者が映っている場合に、検出部32は、各々の利用者を識別して検出する。
取得部33は、制御情報をエレベーター1から取得する機能を搭載する部分である。取得部33は、例えば通信部30を通じてエレベーター1の制御盤12、群管理装置15、または遠隔監視装置16などから制御情報を取得する。取得部33は、中央管理装置19を通じて制御情報を取得してもよい。制御情報は、エレベーター1に登録される呼びの情報、および呼びが割り当てられたユニット3のかご10の当該呼びへの応答の情報を含む。呼びの情報は、例えば出発階の乗場操作盤7によって乗場呼びの操作が行われた時刻の情報などを含む。呼びへの応答の情報は、乗場呼びへの応答の情報を含む。乗場呼びへの応答の情報は、例えば、出発階にかご10が停止した時刻の情報、出発階においてかごドア13を開いた時刻の情報、出発階においてかごドア13を閉じた時刻の情報、および出発階からかご10が発進した時刻の情報などを含む。
演算部34は、乗場5における利用者状況を算出する機能を搭載する部分である。乗場5における利用者状況は、例えば、利用者ごとの乗場5における待ち時間、および乗場5における利用者の人数を含む。演算部34は、検出部32による利用者の検出結果を用いて利用者状況の算出を行う。演算部34は、利用者状況の算出に、取得部33が取得したエレベーター1の制御情報をさらに用いてもよい。
集計部35は、演算部34が算出した待ち時間および人数などの利用者状況を集計する機能を搭載する部分である。集計部35は、例えば予め設定された集計タイミングにおいて利用者状況の集計を行う。集計タイミングは、例えば集計期間が終わるタイミングである。集計期間は、例えば1か月などの予め設定された期間である。集計期間は、例えば1か月の間で休日を除く期間などの断続的な期間であってもよい。この例において、集計部35は、演算部34が算出した利用者状況を集計タイミングまで蓄積して記憶する。集計部35は、例えば予め設定された時間帯ごとについて、利用者状況の集計を行う。予め設定された時間帯は、例えば一日のうちの10分刻みの時間帯などである。例えば、集計部35は、時間帯ごとに、当該時間帯における利用者ごとの待ち時間の平均値、最大値、または中央値などの統計量を集計する。集計部35は、時間帯ごとに、当該時間帯において乗場5にいる利用者の人数の時間平均値、または最大値などの統計量を集計する。集計部35による集計結果は、記憶部21に蓄積されて記憶される。
判定部36は、観測装置20がいる乗場5におけるエレベーター1の状況を判定する機能を搭載する部分である。判定部36は、カメラ23が撮影する画像に基づいて判定を行う。判定部36は、例えば、エレベーター1において通常と異なる挙動が検出されるときに、エレベーター1の故障の有無の判定などを行う。判定部36は、判定の結果を例えば中央管理装置19などに通信部30を通じて報告する。
判定部36は、例えば次のようにエレベーター1の状況を判定する。いずれかの階床において、いずれかのユニット3のかごドア13および乗場ドア6の開状態が予め設定された時間より長く継続しているときに、遠隔監視装置16は、その旨を中央管理装置19に発報する。発報を受けた中央管理装置19は、当該階床に移動して状況の確認をする指令を観測装置20に送信する。観測装置20は、かごドア13および乗場ドア6の開状態が継続しているユニット3の他のユニット3を利用して、指令において指定された階床に移動する。観測装置20は、開状態が継続しているユニット3のかごドア13および乗場ドア6をカメラ23で撮影しうる位置に移動する。判定部36は、カメラ23が撮影した画像に基づいて、エレベーター1の状況を判定する。判定部36は、例えば荷物の運搬などのためにかごドア13および乗場ドア6の開状態を維持している利用者を検出する場合に、エレベーター1に故障は発生していないと判定する。一方、判定部36は、かごドア13および乗場ドア6の周辺に利用者などがないにも関わらず開状態が継続している場合に、エレベーター1に故障が発生していると判定する。このとき、判定部36は、かごドア13の敷居および乗場ドア6の敷居をカメラ23で撮影しうる位置に移動してもよい。判定部36は、カメラ23が撮影した画像に基づいて、敷居の状況を判定する。判定部36は、例えば敷居に挟まっている異物の有無などを判定する。
続いて、図3から図5を用いて、情報処理システム18による、乗場5における利用者の状況の情報の収集の例を説明する。
図3および図4は、実施の形態1に係る観測装置20のカメラ23が撮影する乗場5の画像の例を示す図である。
図3および図4において、360度カメラによって撮影される乗場5のパノラマ画像の例が示される。
図3において、観測装置20は、左右に2つずつ設けられた乗場ドア6の間に置かれている。図3において、乗場5にいる1人の利用者が映っている。このとき、検出部32は、当該利用者を検出する。検出部32は、当該利用者が画像に映らない状態が予め設定された時間より長く継続するまで、当該利用者を追跡して検出する。このとき、利用者は、乗場操作盤7によって乗場呼びの操作を行う。その後、演算部34は、当該利用者の待ち時間の計測を開始する。乗場呼びの操作を行った後に、利用者は、当該乗場呼びが割り当てられたユニット3のかご10の到着を乗場5において待機する。
図4において、図3から時間が経過したときの画像の例が示される。図4において、乗場5にいる複数の利用者が映っている。このとき、検出部32は、各々の利用者を検出する。検出部32は、図3において検出していた1人目の利用者を追跡して検出している。検出部32は、同様に、2人目以降の利用者を追跡して検出する。
その後、乗場呼びが割り当てられたユニット3のかご10が、観測装置20の置かれた階床に到着する。乗場5において待機していた利用者は、到着したかご10に乗車する。その後、当該かご10は、利用者を乗せて当該階床から発進する。かご10に乗車した利用者は、かご10が発進した後に画像に映らなくなる。演算部34は、例えばかごドア13および乗場ドア6が開いてから閉まるまでの間に画像に映らなくなったことにより、検出部32による検出が終了した利用者について、待ち時間の計測を終了する。演算部34は、例えば乗場呼びの操作が行われた時刻または検出部32が利用者の検出を開始した時刻のいずれか遅い方から、利用者が乗車するかご10が当該乗場呼びに応答して観測装置20の置かれた階床に到着した時刻までの時間を、当該利用者の待ち時間として演算する。演算部34は、例えばかご10が呼びに応答して観測装置20の置かれた階床に到着したときに、乗場5における利用者の人数を算出する。演算部34は、このときに検出部32が検出している利用者の数を、乗場5における利用者の人数として算出する。乗場5における利用者の人数は、通常、かご10が乗場5に到着するまで減少しないため、かご10の到着の際に算出される利用者の人数は、当該かご10を待機していると推定しうる最大の人数に相当する。
集計部35は、演算部34が算出した乗場5の利用者状況を、時間帯ごとに集計する。集計部35は、集計の結果を中央管理装置19の記憶部21に送信する。記憶部21において、集計部35の集計の結果が蓄積して記憶される。中央管理装置19は、記憶部21に蓄積された集計の結果を、エレベーター1の管理者または保守会社などの要求に応じて出力する。
図5は、実施の形態1に係る情報処理システム18において出力される利用者状況の集計の結果の例を示す図である。
中央管理装置19は、例えば図5に示されるようなグラフを含むレポート形式によって、記憶部21に蓄積された情報を出力する。このように出力される情報により、エレベーター1の管理者または保守会社などは、エレベーター1の乗場5における利用者状況をより容易に正確に把握できるようになる。これにより、エレベーター1の管理者は、より効率のよいエレベーター1の運用を検討できるようになる。また、エレベーター1の保守会社は、エレベーター1の管理者などに対して、より効率のよいエレベーター1の運用の提案、利用者状況に応じたエレベーター1の保守サービスの提案、および利用の実態に応じたエレベーター1の更新の提案などができるようになる。
続いて、図6を用いて、情報処理システム18の動作の例を説明する。
図6は、実施の形態1に係る情報処理システム18の動作の例を示すフローチャートである。
図6の処理は、観測装置20が乗場5に配置されている間に行われる。図6の処理は、例えば集計期間の間に行われる。
ステップS1において、検出部32は、カメラ23が撮影する乗場5の画像に基づいて、利用者の検出を試みる。検出部32が利用者を検出しない場合に、情報処理システム18の処理は、ふたたびステップS1に進む。一方、検出部32が利用者を検出する場合に、情報処理システム18の処理は、ステップS2に進む。
ステップS2において、取得部33は、エレベーター1から取得した制御情報に基づいて、観測装置20が置かれた階床において乗場呼びが登録されたかを判定する。乗場呼びが登録されていない場合に、情報処理システム18の処理は、ふたたびステップS2に進む。一方、乗場呼びが登録された場合、または乗場呼びが既に登録されている場合に、情報処理システム18の処理は、ステップS3に進む。ここで、乗場5において施設2の利用者が検出されてから予め設定された時間が経過しても乗場呼びの登録の操作が行われない場合に、当該利用者はエレベーター1を利用せずに乗場5を通過するだけの者などである可能性がある。このとき、取得部33は、乗場呼びの登録の検出がタイムアウトしたと判定する。タイムアウトの場合に、情報処理システム18の処理は、ステップS1に進む。
ステップS3において、演算部34は、検出した利用者について待ち時間の計測を開始する。その後、情報処理システム18の処理は、ステップS4に進む。
ステップS4において、取得部33は、エレベーター1から取得した制御情報に基づいて、乗場呼びが割り当てられたユニット3のかご10が当該乗場呼びに応答して到着したかを判定する。判定結果がNoの場合に、情報処理システム18の処理は、ふたたびステップS4に進む。判定結果がYesの場合に、情報処理システム18の処理は、ステップS5に進む。
ステップS5において、演算部34は、利用者状況を算出する。演算部34は、検出した利用者について待ち時間を算出する。また、演算部34は、乗場5における利用者の人数を算出する。演算部34が算出した利用者状況は、集計部35に蓄積して記憶される。その後、情報処理システム18の処理は、ステップS6に進む。
ステップS6において、集計部35は、予め設定された集計タイミングであるかを判定する。判定結果がNoの場合に、情報処理システム18の処理は、ステップS1に進む。判定結果がYesの場合に、情報処理システム18の処理は、ステップS7に進む。
ステップS7において、集計部35は、蓄積して記憶している利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する。集計部35は、集計の結果を記憶部21に出力する。記憶部21は、出力された集計の結果を蓄積して記憶する。その後、情報処理システム18の処理は、終了する。
以上に説明したように、実施の形態1に係る情報処理システム18は、カメラ23と、検出部32と、演算部34と、集計部35と、を備える。カメラ23は、観測装置20に搭載される。観測装置20は、エレベーター1の乗場5に置かれる。エレベーター1は、複数の階床を有する施設2に適用される。カメラ23は、乗場5の画像を撮影する。検出部32は、カメラ23が撮影する乗場5の画像に基づいて、乗場5にいる利用者を検出する。演算部34は、検出部32が検出する利用者ごとの乗場5における待ち時間、または乗場5における利用者の人数の少なくともいずれかを、検出部32による検出結果を用いて乗場5の利用者状況として算出する。集計部35は、演算部34が算出した利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する。
このような構成により、エレベーター1の乗場5を撮影した画像に基づいて、利用者状況が時間帯ごとについて集計されるので、エレベーター1の管理者または保守会社などが、より詳細に、かつより正確に利用者状況を把握できる情報が生成されるようになる。また、カメラ23を搭載する観測装置20は、エレベーター1の乗場5に置かれることで配置される。情報処理システム18は、利用者状況を収集する情報収集システムとして既存のエレベーター1に適用できる。このとき、例えば壁面または床面の斫りなどを含む大きな規模の付帯工事が乗場5へのカメラ23の配置のために発生しないので、情報収集システムとしての情報処理システム18が既存のエレベーター1に対してもより適用しやすくなる。
また、情報処理システム18は、取得部33を備える。取得部33は、乗場5にエレベーター1のかご10を走行させる呼びの登録の情報、およびかご10の呼びへの応答の情報をエレベーター1から取得する。演算部34は、利用者状況の算出に、取得部33が取得する呼びの登録の情報およびかご10の応答の情報を用いる。
このような構成により、情報処理システム18は、エレベーター1と連携して利用者状況の収集を行うので、算出および集計される利用者状況が、より正確なものになる。
また、演算部34は、利用者ごとの待ち時間として、呼びが登録された時刻または検出部32が当該利用者の検出を開始した時刻のうちいずれか遅い方から、当該利用者が乗車するかご10が呼びに応答して到着した時刻までの時間を算出する。
また、演算部34は、乗場5における人数として、かご10が呼びに応答して到着した時刻において検出部32が検出している人数を算出する。
このような構成により、エレベーター1を利用せずに乗場5を通過することで一時的に乗場5にいただけの施設2の利用者などによる、利用者状況の演算への影響が抑えられる。これにより、算出および集計される利用者状況が、より正確なものになる。
また、情報処理システム18は、読取部24と、要求部31と、を備える。読取部24は、観測装置20に搭載される。読取部24は、利用者自身または当該利用者が所持する識別体28から、当該利用者を一意に特定する固有情報を読み取る。要求部31は、観測装置20に搭載される。要求部31は、読取部24が固有情報を読み取るときに、当該固有情報に対応して予め設定された行先階を指定する呼びの登録の要求をエレベーター1に送信する。
このような構成により、情報処理システム18を、利用者の固有情報に基づく行先階を指定した乗場呼びの登録を行う呼び登録システムとして、エレベーター1に適用できるようになる。このとき、利用者の固有情報を読み取る読取装置などの乗場5への配置のために大きな規模の付帯工事が発生しないので、呼び登録システムとしての情報処理システム18が既存のエレベーター1に対してもより適用しやすくなる。
また、情報処理システム18は、操作部26と、要求部31と、を備える。操作部26は、観測装置20に搭載される。操作部26は、利用者による行先階を指定する操作を受け付ける。要求部31は、観測装置20に搭載される。要求部31は、操作部26が行先階の指定の操作を受け付けるときに、当該行先階を指定する呼びの登録の要求をエレベーター1に送信する。
このような構成により、情報処理システム18を、利用者が入力する行先階を指定した乗場呼びの登録を行う呼び登録システムとして、エレベーター1に適用できるようになる。このとき、利用者の操作を受け付ける入力装置などの乗場5への配置のために大きな規模の付帯工事が発生しないので、呼び登録システムとしての情報処理システム18が既存のエレベーター1に対してもより適用しやすくなる。
また、情報処理システム18は、判定部36を備える。判定部36は、カメラ23が撮影する乗場5の画像に基づいて、観測装置20が置かれた乗場5におけるエレベーター1の状況を判定する。
このような構成により、情報処理システム18を、エレベーター1の状況を監視する監視システムとして、エレベーター1に適用できるようになる。このとき、カメラ23などの乗場5への配置のために大きな規模の付帯工事が発生しないので、監視システムとしての情報処理システム18が既存のエレベーター1に対してもより適用しやすくなる。
また、観測装置20は、施設2を移動可能な自律移動体である。
このような構成により、観測装置20の乗場5への搬入および撤去がより容易になる。また、例えば監視システムとしての情報処理システム18において、単一の観測装置20によって複数の階床の状況が監視できるようになる。また、カメラ23によって撮影する場所を移動できるので、情報処理システム18は、カメラ23の撮影する画像を通じてより詳細な情報を取得できるようになる。また、カメラ23の視野が利用者またはその他の障害物によって遮られる場合においても、観測装置20の移動によって、カメラ23の視野が確保されるようになる。
また、情報処理システム18は、通信部30を備える。通信部30は、観測装置20に搭載される。通信部30は、いずれかの階床に観測装置20を移動させる指令を外部から受け付ける。
このような構成により、情報処理システム18は、観測装置20が置かれていない階床において状況の判定が必要になった場合においても、当該階床に観測装置20を移動させることができるようになる。
エレベーター1において、乗場操作盤7が、利用者による乗場呼びの操作を受け付けられるように、乗場5に設けられている。情報処理システム18が呼び登録システムとしてエレベーター1に適用されている場合に、要求部31は、読取部24が利用者の固有情報を読み取れる状態であるときに、当該乗場5の乗場操作盤7の操作の無効化の要求をエレベーター1に送信してもよい。エレベーター1の制御盤12などは、要求部31からの要求に基づいて、乗場操作盤7による乗場呼びの操作を無効にする。このとき、利用者として固有情報が登録されていない不審者の乗場呼びが登録されないので、施設2におけるセキュリティ性が高められる。セキュリティゲートなどの乗場5への配置のために大きな規模の付帯工事が発生しないので、エレベーター1が設けられた既存の施設2におけるセキュリティ性がより容易に高められるようになる。
なお、観測装置20は、施設2を移動しないものであってもよい。観測装置20は、例えば、カメラ23が搭載される架台または支持枠などであってもよい。
また、検出部32、取得部33、演算部34、集計部35、および判定部36などを含む情報処理システム18の機能は、中央管理装置19などの観測装置20の外部の装置に搭載されていてもよい。このとき、カメラ23によって撮影された画像などは、例えば通信部30を通じて、検出部32などが搭載される装置に送信される。また、記憶部21は、観測装置20の制御装置27などに搭載されていてもよい。カメラ23は、情報処理システム18の外部装置であってもよい。観測装置20の移動機構22などを含む本体は、情報処理システム18の外部装置であってもよい。このとき、通信部30、要求部31、読取部24、および操作部26の一部または全部は、観測装置20の本体に外部装置として搭載されるものであってもよい。
続いて、図7を用いて、情報処理システム18のハードウェア構成の例について説明する。
図7は、実施の形態1に係る情報処理システム18の主要部のハードウェア構成図である。
情報処理システム18の各機能は、処理回路により実現し得る。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサ100aと少なくとも1つのメモリ100bとを備える。処理回路は、プロセッサ100aおよびメモリ100bと共に、あるいはそれらの代用として、少なくとも1つの専用ハードウェア200を備えてもよい。
処理回路がプロセッサ100aとメモリ100bとを備える場合、情報処理システム18の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせで実現される。ソフトウェアおよびファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述される。そのプログラムはメモリ100bに格納される。プロセッサ100aは、メモリ100bに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、情報処理システム18の各機能を実現する。
プロセッサ100aは、CPU(Central Processing Unit)、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSPともいう。メモリ100bは、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリ、EPROM、EEPROMなどの、不揮発性または揮発性の半導体メモリなどにより構成される。
処理回路が専用ハードウェア200を備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらの組み合わせで実現される。
情報処理システム18の各機能は、それぞれ処理回路で実現することができる。あるいは、情報処理システム18の各機能は、まとめて処理回路で実現することもできる。情報処理システム18の各機能について、一部を専用ハードウェア200で実現し、他部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。このように、処理回路は、専用ハードウェア200、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせで情報処理システム18の各機能を実現する。
1 エレベーター、 2 施設、 3 ユニット、 4 昇降路、 5 乗場、 6 乗場ドア、 7 乗場操作盤、 8 巻上機、 9 主ロープ、 10 かご、 11 釣合い錘、 12 制御盤、 13 かごドア、 14 かご操作盤、 15 群管理装置、 16 遠隔監視装置、 17 通信網、 18 情報処理システム、 19 中央管理装置、 20 観測装置、 21 記憶部、 22 移動機構、 23 カメラ、 24 読取部、 25 表示部、 26 操作部、 27 制御装置、 28 識別体、 29 移動制御部、 30 通信部、 31 要求部、 32 検出部、 33 取得部、 34 演算部、 35 集計部、 36 判定部、 100a プロセッサ、 100b メモリ、 200 専用ハードウェア
本開示に係るエレベーターの情報処理システムは、複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載され、前記乗場の画像を撮影するカメラと、前記カメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、前記乗場に前記エレベーターのかごを走行させる呼びの登録の情報、および前記かごの前記呼びへの応答の情報を前記エレベーターから取得する取得部と、を備え、前記演算部は、前記利用者状況の算出に、前記取得部が取得する前記呼びの登録の情報および前記かごの応答の情報を用い、前記演算部が前記利用者状況として利用者ごとの前記乗場における待ち時間を算出する場合に、前記演算部は、利用者ごとの待ち時間として、前記呼びが登録された時刻または前記検出部が当該利用者の検出を開始した時刻のうちいずれか遅い方から、当該利用者が乗車する前記かごが前記呼びに応答して到着した時刻までの時間を算出する
本開示に係るエレベーターの情報処理システムは、複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載されたカメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、前記乗場に前記エレベーターのかごを走行させる呼びの登録の情報、および前記かごの前記呼びへの応答の情報を前記エレベーターから取得する取得部と、を備え、前記演算部は、前記利用者状況の算出に、前記取得部が取得する前記呼びの登録の情報および前記かごの応答の情報を用い、前記演算部が前記利用者状況として利用者ごとの前記乗場における待ち時間を算出する場合に、前記演算部は、利用者ごとの待ち時間として、前記呼びが登録された時刻または前記検出部が当該利用者の検出を開始した時刻のうちいずれか遅い方から、当該利用者が乗車する前記かごが前記呼びに応答して到着した時刻までの時間を算出する
本開示に係るエレベーターの情報処理システムは、複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載され、前記乗場の画像を撮影するカメラと、前記カメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、を備え、前記観測装置は、前記施設を移動可能な自律移動体である。
本開示に係るエレベーターの情報処理システムは、複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載されたカメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、を備え、前記観測装置は、前記施設を移動可能な自律移動体である。

Claims (11)

  1. 複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載され、前記乗場の画像を撮影するカメラと、
    前記カメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、
    前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、
    前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、
    を備えるエレベーターの情報処理システム。
  2. 複数の階床を有する施設に適用されたエレベーターの乗場に置かれる観測装置に搭載されたカメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記乗場にいる利用者を検出する検出部と、
    前記検出部が検出する利用者ごとの前記乗場における待ち時間、または前記乗場における利用者の人数の少なくともいずれかを、前記検出部による検出結果を用いて前記乗場の利用者状況として算出する演算部と、
    前記演算部が算出した前記利用者状況を、予め設定された時間帯ごとについて集計する集計部と、
    を備えるエレベーターの情報処理システム。
  3. 前記乗場に前記エレベーターのかごを走行させる呼びの登録の情報、および前記かごの前記呼びへの応答の情報を前記エレベーターから取得する取得部
    を備え、
    前記演算部は、前記利用者状況の算出に、前記取得部が取得する前記呼びの登録の情報および前記かごの応答の情報を用いる
    請求項1または請求項2に記載のエレベーターの情報処理システム。
  4. 前記演算部が前記利用者状況として利用者ごとの前記乗場における待ち時間を算出する場合に、
    前記演算部は、利用者ごとの待ち時間として、前記呼びが登録された時刻または前記検出部が当該利用者の検出を開始した時刻のうちいずれか遅い方から、当該利用者が乗車する前記かごが前記呼びに応答して到着した時刻までの時間を算出する
    請求項3に記載のエレベーターの情報処理システム。
  5. 前記演算部が前記利用者状況として前記乗場における利用者の人数を算出する場合に、
    前記演算部は、前記乗場における人数として、前記かごが前記呼びに応答して到着した時刻において前記検出部が検出している人数を算出する
    請求項3または請求項4に記載のエレベーターの情報処理システム。
  6. 前記観測装置に搭載され、利用者自身または当該利用者が所持する識別体から当該利用者を一意に特定する固有情報を読み取る読取部と、
    前記観測装置に搭載され、前記読取部が固有情報を読み取るときに、当該固有情報に対応して予め設定された行先階を指定する呼びの登録の要求を前記エレベーターに送信する要求部と、
    を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエレベーターの情報処理システム。
  7. 前記要求部は、前記読取部が利用者の固有情報を読み取れる状態であるときに、利用者による乗場呼びの操作を受け付けられるように前記乗場に設けられた乗場操作盤の操作の無効化の要求を前記エレベーターに送信する
    請求項6に記載のエレベーターの情報処理システム。
  8. 前記観測装置に搭載され、利用者による行先階を指定する操作を受け付ける操作部と、
    前記観測装置に搭載され、前記操作部が行先階の指定の操作を受け付けるときに、当該行先階を指定する呼びの登録の要求を前記エレベーターに送信する要求部と、
    を備える請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のエレベーターの情報処理システム。
  9. 前記カメラが撮影する前記乗場の画像に基づいて、前記観測装置が置かれた前記乗場における前記エレベーターの状況を判定する判定部
    を備える請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のエレベーターの情報処理システム。
  10. 前記観測装置は、前記施設を移動可能な自律移動体である
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のエレベーターの情報処理システム。
  11. 前記観測装置に搭載され、前記複数の階床のいずれかに前記観測装置を移動させる指令を外部から受け付ける通信部
    を備える請求項10に記載のエレベーターの情報処理システム。
JP2021142382A 2021-09-01 2021-09-01 エレベーターの情報処理システム Active JP7243772B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021142382A JP7243772B2 (ja) 2021-09-01 2021-09-01 エレベーターの情報処理システム
PCT/JP2022/031838 WO2023032778A1 (ja) 2021-09-01 2022-08-24 エレベーターの情報処理システム
CN202280053324.4A CN117751085A (zh) 2021-09-01 2022-08-24 电梯的信息处理***

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021142382A JP7243772B2 (ja) 2021-09-01 2021-09-01 エレベーターの情報処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2023035490A true JP2023035490A (ja) 2023-03-13
JP7243772B2 JP7243772B2 (ja) 2023-03-22

Family

ID=85412584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021142382A Active JP7243772B2 (ja) 2021-09-01 2021-09-01 エレベーターの情報処理システム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7243772B2 (ja)
CN (1) CN117751085A (ja)
WO (1) WO2023032778A1 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348055A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Mitsubishi Electric Corp エレベータの利用客誘導装置
JP2011132017A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Hitachi Ltd エレベーターの運行状況出力装置
JP2019023124A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 株式会社日立製作所 エレベーターシステム、画像認識方法及び運行制御方法
JP2019051999A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 株式会社日立ビルシステム エレベーターの乗場案内システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002348055A (ja) * 2001-05-23 2002-12-04 Mitsubishi Electric Corp エレベータの利用客誘導装置
JP2011132017A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Hitachi Ltd エレベーターの運行状況出力装置
JP2019023124A (ja) * 2017-07-24 2019-02-14 株式会社日立製作所 エレベーターシステム、画像認識方法及び運行制御方法
JP2019051999A (ja) * 2017-09-12 2019-04-04 株式会社日立ビルシステム エレベーターの乗場案内システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP7243772B2 (ja) 2023-03-22
CN117751085A (zh) 2024-03-22
WO2023032778A1 (ja) 2023-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6742962B2 (ja) エレベーターシステム、画像認識方法及び運行制御方法
JP5812894B2 (ja) エレベータの人数計測装置、および複数のエレベータがそれぞれ人数計測装置を備えるエレベータシステム
JP6540503B2 (ja) エレベータの群管理制御装置及び群管理システム、並びにエレベータシステム
CN108946348B (zh) 一种基于人脸识别的电梯控制方法
CN101528579B (zh) 电梯***
JP2018158793A (ja) エレベータ利用者案内システム及び方法
JP7060887B2 (ja) 遠隔制御装置及び遠隔制御システム
JP5782387B2 (ja) 入退室管理システム
JP5721269B2 (ja) エレベータの群管理制御システム
JP7321518B2 (ja) 業務用手洗い装置
JP7243772B2 (ja) エレベーターの情報処理システム
JP2009298495A (ja) エレベータの情報配信システム
JP2019116388A (ja) エレベータの群管理制御装置及び群管理システム、並びにエレベータシステム
CN110294371A (zh) 利用者检测***
JP7447562B2 (ja) ビルシステムの管理装置およびビルシステム
JP6459846B2 (ja) エレベータの群管理システム及び群管理方法
JP5974982B2 (ja) エレベータシステム
JP6450439B1 (ja) エレベータ制御装置およびエレベータ制御方法
JP2017039574A (ja) エレベータ利用情報提供システム
JP7306578B2 (ja) 昇降機の監視システム
CN211687817U (zh) 一种智能电梯呼梯盒以及智能电梯呼梯***
WO2022064567A1 (ja) 昇降機の監視システム
JP5886389B1 (ja) エレベータシステム
WO2023084699A1 (ja) 情報提供システム及び情報管理システム
JP7401009B1 (ja) エレベータシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7243772

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150