JP2023032523A - コンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べてプラント起動時間を短縮することのできるコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法を提供する。【解決手段】排熱回収ボイラの高圧蒸気出口圧力信号を入力し、飽和温度信号を出力する変換器と、飽和温度信号に対し、一定の温度上昇率で排熱回収ボイラを起動させる為の飽和温度上昇設定値を出力する上昇率設定回路と、飽和温度上昇設定値を変換して蒸気圧力設定値を出力する変換器と、蒸気圧力設定値と、高圧蒸気出口圧力信号とから、高圧タービンバイパス弁の開度信号を出力する弁開度設定器とを具備し、弁開度設定器によって高圧タービンバイパス弁の開度を制御し、蒸気タービンに流入する蒸気条件が成立するまでの間蒸気を復水器へ回収し、蒸気条件が成立した後蒸気タービンへの流入に切り替える。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、コンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法に関する。
コンバインドサイクル発電プラントでは、電力の需要に合わせた発電運転が可能であり、電力の需要によっては、ガスタービンを停止させ、電力が必要な時間にガスタービンを再度起動させるDSS(Daily Start Stop)運転を実施している。
ここで、コンバインドサイクル発電プラント起動の制約として、ガスタービンの起動時間、排熱回収ボイラの起動時間、蒸気タービンの起動時間がある。特にプラント起動時においては、蒸気タービンに供給する蒸気の条件を成立させるまでの時間が影響し、特に排熱回収ボイラの起動時間要素が大きな時間のファクターを占めている。このため、排熱回収ボイラの起動時間の短縮化が要求されている。
特開2012-57585号公報
蒸気タービンで発電を開始する為の圧力温度条件を成立させるためには、排熱回収ボイラで発生させる蒸気温度の上昇を速やかに行う必要があるが、排熱回収ボイラで発生させる蒸気の温度上昇速度を速めると、配管を含めた機器の熱疲労が大きくなり、蒸気管等の損傷による重大な事故を発生させる恐れがある。
この為、従来のコンバインドサイクル発電プラント起動時においては、排熱回収ボイラで発生させた蒸気を湿分分離させる高圧蒸気ドラムの蒸気圧力を監視し、復水器へ蒸気回収する高圧タービンバイパス制御により、その蒸気圧力の上昇速度を制限することで蒸気温度の上昇速度を制御していた。
高圧タービンバイパス制御においては、高圧ドラムの圧力条件により、圧力上昇速度を一定速度で抑制し、温度上昇速度制限としていた。しかしながら、高圧蒸気ドラムからの温度上昇の規定値は、一般に一定温度上昇率であり、温度と圧力における飽和関数が一次関数式で表せない為、一定温度上昇を考慮すると温度上昇制限に合わせた圧力上昇率の低いところで温度上昇を設定することとなり、プラント起動時間の大幅な超過を必要としていた。
本発明の目的は、従来に比べてプラント起動時間を短縮することのできるコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法を提供することにある。
実施形態のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置は、燃料を燃焼させて駆動するガスタービンと、前記ガスタービンにより駆動し、発電するガスタービン発電機と、前記ガスタービンで発生した燃焼排ガス熱を回収し、主蒸気を生成させる排熱回収ボイラと、前記排熱回収ボイラで生成した蒸気を湿分分離させる高圧蒸気ドラム及び低圧蒸気ドラムと、蒸気によって駆動される蒸気タービンと、前記蒸気タービンにより駆動し、発電する蒸気タービン発電機と、前記排熱回収ボイラで生成した蒸気を前記蒸気タービンに供給する主蒸気配管と、前記排熱回収ボイラで生成した蒸気の圧力を制御する高圧タービンバイパス弁と、蒸気を冷却して水に戻す復水器と、を備えるコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置であって、前記排熱回収ボイラの高圧蒸気出口圧力を測定し、高圧蒸気出口圧力信号を出力する圧力トランスミッターと、前記高圧蒸気出口圧力信号を入力し、飽和温度信号を出力する、蒸気圧力から飽和温度への変換器と、前記飽和温度信号に対し、一定の温度上昇率で前記排熱回収ボイラを起動させる為の飽和温度上昇設定値を出力する飽和温度上昇率設定回路と、前記飽和温度上昇設定値を、蒸気圧力に変換して蒸気圧力設定値を出力する、飽和温度から蒸気圧力への変換器と、前記蒸気圧力設定値と、前記高圧蒸気出口圧力信号とから、前記高圧タービンバイパス弁の開度信号を出力する高圧タービンバイパス弁開度設定器とを具備し、前記高圧タービンバイパス弁開度設定器によって前記高圧タービンバイパス弁の開度を制御し、前記蒸気タービンに流入する蒸気条件が成立するまでの間蒸気を前記復水器へ回収し、前記蒸気条件が成立した後前記復水器への回収から前記蒸気タービンへの流入に切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、従来に比べてプラント起動時間を短縮することのできるコンバインドサイクル発電プラントの制御装置及び制御方法を提供することことができる。
第1実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置の概略構成を示す図。 第2実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置の概略構成を示す図。 蒸気の飽和温度と圧力との関係を示すグラフ。 従来のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置の概略構成を示す図。
以下、実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
先ず、図1を参照して第1実施形態について説明する。図1に示すように、実施形態に係るコンバインドサイクル発電プラントは、燃料を燃焼させて駆動するガスタービン(GT)1と、蒸気によって駆動される蒸気タービン(ST)11とを具備している。
ガスタービン1の周りには、ガスタービン1に空気を供給する空気圧縮機(COMP)2と、ガスタービン1と共に駆動し発電するガスタービン発電機(GTG)3と、ガスタービン1で発生した燃焼排ガス熱を回収し、蒸気タービン11を駆動するための主蒸気を生成させる排熱回収ボイラ(HRSG)4が配設されている。
排熱回収ボイラ4には、排熱回収ボイラ4で生成した蒸気を湿分分離させる高圧蒸気ドラム(HP DRUM)5及び低圧蒸気ドラム(LP DRUM)6と、排熱回収ボイラ4で生成した蒸気を主蒸気として蒸気タービン11に供給する主蒸気配管7が設けられている。
主蒸気配管7には、排熱回収ボイラ4の起動初期時において、排熱回収ボイラ4の圧力を規定の圧力まで上昇させる為に主蒸気配管7から蒸気を大気に放出する大気放散ライン8と、排熱回収ボイラ4で生成した蒸気の圧力を制御する為の高圧タービンバイパス弁9と、主蒸気配管7から蒸気タービン11に供給する主蒸気の供給を制御するための主蒸気止弁及び調節弁10が設けられている。
蒸気タービン11には、復水器(CONDENSER)12が接続されており、この復水器12には、高圧タービンバイパス弁9からの蒸気も流入する構成となっている。また、蒸気タービン11には、蒸気タービン11によって駆動され、発電する為の蒸気タービン発電機(STG)13が配設されている。
主蒸気配管7の排熱回収ボイラ4との接続部近傍には、高圧蒸気出口圧力検出元14が設けられており、この高圧蒸気出口圧力検出元14には、圧力トランスミッター15が設けられている。圧力トランスミッター15からの高圧蒸気出口圧力信号(PV)16は、制御装置50に入力され、制御装置50からは高圧タービンバイパス弁9に、高圧タービンバイパス弁開度指令信号(MV)18が入力され、その開度が制御される。
高圧タービンバイパス弁9と復水器12とを接続する配管には、高圧タービンバイパス弁出口温度検出元19が設けられており、ここには、高圧タービンバイパス弁9の出口温度を監視する為の温度検出器20が設けられている。温度検出器20からの高圧タービンバイパス弁出口温度検出信号(PV)21は、温度調整制御器22に入力される。
温度調整制御器22は、温度設定値制御器221と、高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度設定器222とを具備している。温度設定値制御器221は、高圧タービンバイパス弁出口温度検出信号21に基づいて温度設定値(SV)を高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度設定器222に出力する。高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度設定器222は、この温度設定値(SV)と高圧タービンバイパス弁出口温度検出信号(PV)21との偏差から高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度指令信号(MV)23を算出する。
そして、高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度設定器222からの高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度指令信号(MV)23が高圧タービンバイパススプレイ調節弁24に入力され、その開度を調節することによって、高圧タービンバイパス弁スプレイライン25及びグランド蒸気復水器送水ライン26からの高圧タービンバイパス弁9への冷却水の供給を調節し、その温度を制御する。
前述した制御装置50は、蒸気圧力から飽和温度への変換器501と、飽和温度上昇率設定器503と、飽和温度から蒸気圧力への変換器505と、高圧タービンバイパス弁開度設定器507とを具備している。
蒸気圧力から飽和温度への変換器501は、圧力トランスミッター15で検出した排熱回収ボイラ4の高圧蒸気出口圧力信号16を入力信号として、飽和温度を算出するための乗数を乗算し、蒸気圧力から飽和温度へ変換する。そして、この飽和温度信号502を、飽和温度上昇率設定器503に入力する。
飽和温度上昇率設定器503は、入力された飽和温度信号502に対し、一定の温度上昇率で排熱回収ボイラ4を起動する為の飽和温度上昇設定値504を算出して、飽和温度から蒸気圧力への変換器505に入力する。
蒸気タービン11に流入する蒸気条件が成立した後、主蒸気を復水器12への回収から蒸気タービン11への流入に切り替える為の高圧タービンバイパス弁9の開度指令は、主蒸気圧力により決定する。この為、飽和温度から蒸気圧力への変換器505は、飽和温度上昇率設定器503から出力された飽和温度上昇設定値504に蒸気圧力を算出する為の乗数を乗算し飽和温度から蒸気圧力に変換して、この蒸気圧力設定値506を高圧タービンバイパス弁開度設定器507に入力する。
高圧タービンバイパス弁開度設定器507は、入力された蒸気圧力設定値506と圧力トランスミッター15で検出した高圧蒸気出口圧力信号16との偏差により、PID演算し、高圧タービンバイパス弁9の開度を制御する為の高圧タービンバイパス弁開度指令信号18を生成し、これを高圧タービンバイパス弁9に入力する。
以上のように、制御装置50では、入力した高圧蒸気出口圧力信号16を、蒸気圧力から飽和温度への変換器501に入力し、飽和温度を算出する。この算出された飽和温度を用いて、飽和温度上昇率設定器503にて、排熱回収ボイラ4の温度上昇率を一定の上昇率で演算し、飽和温度から蒸気圧力への変換器505にて、再度蒸気圧力に変換することで制御を可能とし、蒸気タービン11に流入させる蒸気条件が成立するまで蒸気の温度と圧力を上昇させる。
そして、蒸気タービン11に流入させる蒸気条件が成立すると、主蒸気の復水器12での回収から蒸気タービン11への流入に切り替える為に、高圧タービンバイパス弁開度設定器507によって、高圧タービンバイパス弁9を閉動作させる。これと共に、主蒸気止弁及び調節弁10が開かれ、蒸気タービン11に主蒸気が導入されて、蒸気タービン11の駆動により蒸気タービン発電機13による発電が行われる。
比較のため、図4に従来におけるコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置及び起動制御方法について示す。なお、図4において、図1と対応する部分には、同一の符号を付して重複した説明は省略する。図4に示すように、従来の起動制御を行う制御装置17は、圧力上昇率演算器171と、タービンバイパス弁開度設定器172とから構成されている。
そして、高圧蒸気出口圧力信号16により、圧力上昇率演算器171が一定速度で圧力を上昇させる圧力上昇率173を演算し、タービンバイパス弁開度設定器172が圧力上昇率173と高圧蒸気出口圧力信号16の偏差により、圧力上昇速度を一定速度に抑制し、温度上昇速度制限としていた。これによると一定圧力上昇設定である為、図3に示すとおり、温度上昇速度と圧力上昇速度の関係が一次関数式とならないことに起因して、圧力の低いところでは、温度上昇率が大きくなり、圧力が上昇するに従って温度上昇は極端に低下する。この為、プラント起動時間が長くなってしまっていた。
これに対して、図1に示した第1実施形態では、温度変換を用いることにより、圧力変化を温度変化に置き換えることで温度変化率設定が可能となり、一般的に3時間程度要していた起動時間を30分程度短縮することが可能となる。このように、一定の上昇率で蒸気温度を上昇させる為、排熱回収ボイラ4の起動時間を短縮することが可能となり、排熱回収ボイラ4で生成された主蒸気を蒸気タービン11に流入開始するまでの時間を短縮することが可能となる。
(第2実施形態)
次に、図2を参照して、第2実施形態について説明する。なお、図1に示した第1実施形態と対応する部分には、同一の符号を付して、重複した説明は省略する。
図2に示すように、第2実施形態では、制御装置50aに、蒸気圧力の実値と設定値の偏差監視器508と、温度設定上昇制限器510が加えられている。蒸気圧力の実値と設定値の偏差監視器508にて、第1実施形態で説明した飽和温度から蒸気圧力への変換器505にて変換された蒸気圧力設定値506と高圧蒸気出口圧力信号16の偏差を監視する。この出力である蒸気圧力の実値と設定値の偏差信号509が、温度設定上昇制限器510に入力され、その偏差の値が所定値未満、例えば0未満の場合(マイナスの場合)に、温度設定上昇制限器510がONとなり、温度設定上昇制限器510からの温度設定値上昇停止/再開信号511により、飽和温度上昇率設定器503における温度設定値の上昇を一時停止させる。一方、偏差の値が所定値以上、例えば0以上の場合(0又はプラスの場合)には、温度設定上昇制限器510がOFFとなり、飽和温度上昇率設定器503における温度設定値の上昇を再開する。
換言すれば実質的に、蒸気圧力から飽和温度への変換器501から出力される飽和温度信号502が、飽和温度上昇率設定器503から出力される飽和温度上昇設定値504を超える場合に、飽和温度上昇率設定器503における飽和温度上昇設定値504の上昇を一時停止させ、飽和温度信号502が飽和温度上昇設定値504以下になった場合に飽和温度上昇設定値504の上昇を再開する。このように飽和温度の上昇を制御する。
排熱回収ボイラ4で発生させる蒸気の温度上昇速度を速めると、配管を含めた機器の熱疲労が大きくなり、主蒸気配管7などの損傷による重大な事故を発生させる恐れがある。この為、飽和温度信号502の上昇が飽和温度上昇設定値504を上回る場合、一時的に飽和温度上昇設定値504の上昇を停止させる。このように飽和温度上昇設定値504の上昇を制御することで、蒸気圧力設定値506の上昇継続による高圧蒸気出口圧力信号16の上昇を制御することが可能となり、ボイラが許容する温度上昇速度(ボイラ管材により異なる値)を満足させることが可能となる。
以上のように、第2実施形態によれば、第1実施形態と同様な作用効果が得られるとともに、これに加えて、熱疲労による配管を含めた機器を損傷させる様な急激な温度上昇を抑制することが可能となる。これにより、排熱回収ボイラ4の事故要因を抑制することが可能となる。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1……ガスタービン、2……空気圧縮機、3……ガスタービン発電機、4……排熱回収ボイラ、5……高圧蒸気ドラム、6……低圧蒸気ドラム、7……主蒸気配管、8……大気放散ライン、9……高圧タービンバイパス弁、10……主蒸気止弁及び調節弁、11……蒸気タービン、12……復水器、13……蒸気タービン発電機、14……高圧蒸気出口圧力検出元、15……圧力トランスミッター、16……高圧蒸気出口圧力信号、17……制御装置、18……高圧タービンバイパス弁開度指令信号、19……高圧タービンバイパス弁出口温度検出元、20……温度検出器、21……高圧タービンバイパス弁出口温度検出信号、22……温度調整制御器、23……高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度指令信号、24……高圧タービンバイパススプレイ調節弁、25……高圧タービンバイパス弁スプレイライン、26……グランド蒸気復水器送水ライン、50……制御装置、221……温度設定値制御器、222……高圧タービンバイパススプレイ調節弁開度設定器、501……蒸気圧力から飽和温度への変換器、502……飽和温度信号、503……飽和温度上昇率設定器、504……飽和温度上昇設定値、505……飽和温度から蒸気圧力への変換器、506……蒸気圧力設定値、507……高圧タービンバイパス弁開度設定器、508……蒸気圧力の実値と設定値の偏差監視器、509……蒸気圧力の実値と設定値の偏差信号、510……温度設定上昇制限器、511……温度設定値上昇停止/再開信号。

Claims (6)

  1. 燃料を燃焼させて駆動するガスタービンと、
    前記ガスタービンにより駆動し、発電するガスタービン発電機と、
    前記ガスタービンで発生した燃焼排ガス熱を回収し、主蒸気を生成させる排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラで生成した蒸気を湿分分離させる高圧蒸気ドラム及び低圧蒸気ドラムと、
    蒸気によって駆動される蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンにより駆動し、発電する蒸気タービン発電機と、
    前記排熱回収ボイラで生成した蒸気を前記蒸気タービンに供給する主蒸気配管と、
    前記排熱回収ボイラで生成した蒸気の圧力を制御する高圧タービンバイパス弁と、
    蒸気を冷却して水に戻す復水器と、
    を備えるコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置であって、
    前記排熱回収ボイラの高圧蒸気出口圧力を測定し、高圧蒸気出口圧力信号を出力する圧力トランスミッターと、
    前記高圧蒸気出口圧力信号を入力し、飽和温度信号を出力する、蒸気圧力から飽和温度への変換器と、
    前記飽和温度信号に対し、一定の温度上昇率で前記排熱回収ボイラを起動させる為の飽和温度上昇設定値を出力する飽和温度上昇率設定回路と、
    前記飽和温度上昇設定値を、蒸気圧力に変換して蒸気圧力設定値を出力する、飽和温度から蒸気圧力への変換器と、
    前記蒸気圧力設定値と、前記高圧蒸気出口圧力信号とから、前記高圧タービンバイパス弁の開度信号を出力する高圧タービンバイパス弁開度設定器と
    を具備し、
    前記高圧タービンバイパス弁開度設定器によって前記高圧タービンバイパス弁の開度を制御し、前記蒸気タービンに流入する蒸気条件が成立するまでの間蒸気を前記復水器へ回収し、前記蒸気条件が成立した後前記復水器への回収から前記蒸気タービンへの流入に切り替える
    ことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
  2. 請求項1記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置であって、
    前記高圧蒸気出口圧力信号と前記蒸気圧力設定値との偏差信号を出力する蒸気圧力の偏差監視器と、
    前記蒸気圧力の偏差監視器において算出された前記偏差信号の値が所定値未満の場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を停止させ、前記偏差信号の値が所定値以上の場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を再開させる温度設定値上昇制御器と、
    を具備したことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
  3. 請求項2記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置であって、
    前記所定値がゼロであり、前記偏差信号の値がマイナスの場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を停止させ、前記偏差信号の値がゼロ又はプラスの場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を再開させる
    ことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御装置。
  4. 燃料を燃焼させて駆動するガスタービンと、
    前記ガスタービンと共に駆動し、発電するガスタービン発電機と、
    前記ガスタービンで発生した燃焼排ガス熱を回収し、主蒸気を生成させる排熱回収ボイラと、
    前記排熱回収ボイラで生成した蒸気を湿分分離させる高圧蒸気ドラム及び低圧蒸気ドラムと、
    蒸気によって駆動される蒸気タービンと、
    前記蒸気タービンにより駆動し、発電する蒸気タービン発電機と、
    前記排熱回収ボイラで生成した蒸気を前記蒸気タービンに供給する主蒸気配管と、
    前記排熱回収ボイラで生成した蒸気の圧力を制御する高圧タービンバイパス弁と、
    蒸気を冷却して水に戻す復水器と、
    を備えるコンバインドサイクル発電プラントの起動制御方法であって、
    前記排熱回収ボイラの高圧蒸気出口圧力を測定し、高圧蒸気出口圧力信号を出力する圧力測定ステップと、
    前記高圧蒸気出口圧力信号を入力し、飽和温度信号を出力する、蒸気圧力から飽和温度への変換ステップと、
    前記飽和温度信号に対し、一定の温度上昇率で前記排熱回収ボイラを起動させる為の飽和温度上昇設定値を出力する飽和温度上昇率設定ステップと、
    前記飽和温度上昇設定値を、蒸気圧力に変換して蒸気圧力設定値を出力する、飽和温度から蒸気圧力への変換ステップと、
    前記蒸気圧力設定値と、前記高圧蒸気出口圧力信号とから、前記高圧タービンバイパス弁の開度信号を出力する高圧タービンバイパス弁開度設定ステップと
    を具備し、
    前記高圧タービンバイパス弁開度設定ステップによって前記高圧タービンバイパス弁の開度を制御し、前記蒸気タービンに流入する蒸気条件が成立するまでの間蒸気を前記復水器へ回収し、前記蒸気条件が成立した後前記復水器への回収から前記蒸気タービンへの流入に切り替える
    ことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御方法。
  5. 請求項4記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御方法であって、
    前記高圧蒸気出口圧力信号と前記蒸気圧力設定値との偏差信号を出力する蒸気圧力の偏差監視ステップと、
    前記蒸気圧力の偏差監視ステップにおいて算出された前記偏差信号の値が所定値未満の場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を停止させ、前記偏差信号の値が所定値以上の場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を再開させる温度設定値上昇制御ステップと、
    を具備したことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御方法。
  6. 請求項5記載のコンバインドサイクル発電プラントの起動制御方法であって、
    前記所定値がゼロであり、前記偏差信号の値がマイナスの場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を停止させ、前記偏差信号の値がゼロ又はプラスの場合、前記蒸気圧力設定値の上昇を再開させる
    ことを特徴とするコンバインドサイクル発電プラントの起動制御方法。
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