JP2023032244A - 表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体、および、ウェアラブルデバイス - Google Patents

表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体、および、ウェアラブルデバイス Download PDF

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Abstract

【課題】発光素子の輝度を検出するのに有利な技術を提供する。【解決手段】複数の画素が配された基板を含む表示装置であって、前記複数の画素のそれぞれは、前記基板の第1面の上に配された発光素子と、前記第1面と前記基板の前記第1面とは反対の側の第2面との間に配された受光素子と、を含み、前記発光素子は、第1電極と、前記第1面と前記第1電極との間に配された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配された発光層と、を含み、前記第1面に対する正射影において、前記第2電極と前記受光素子との少なくとも一部が重なっている。【選択図】図5

Description

本発明は、表示装置、光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体、および、ウェアラブルデバイスに関する。
有機エレクトロルミネッセンス(EL)素子などの自発光素子を用いた表示装置への関心が高まっている。表示装置に表示される画像などに起因して、表示領域内における発光素子の劣化に分布が生じる場合がある。特許文献1には、発光素子を受光素子としても機能させ、隣接する発光素子の発光量を検出し、検出された受光信号に基づいて発光素子を発光させる際の入力映像データを補正することが示されている。
特開2006-251201号公報
発光素子を受光素子として使用する場合、外部から入射する光の影響によって、補正の効果が低減してしまう可能性がある。
本発明は、発光素子の輝度を検出するのに有利な技術を提供することを目的とする。
上記課題に鑑みて、本発明の実施形態に係る表示装置は、複数の画素が配された基板を含む表示装置であって、前記複数の画素のそれぞれは、前記基板の第1面の上に配された発光素子と、前記第1面と前記基板の前記第1面とは反対の側の第2面との間に配された受光素子と、を含み、前記発光素子は、第1電極と、前記第1面と前記第1電極との間に配された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配された発光層と、を含み、前記第1面に対する正射影において、前記第2電極と前記受光素子との少なくとも一部が重なっていることを特徴とする。
本発明によれば、発光素子の輝度を検出するのに有利な技術を提供することができる。
本実施形態にかかる表示装置の構成例を示す図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す回路図。 図1の表示装置の1水平走査期間におけるタイミング図。 図1の表示装置の1垂直走査期間におけるタイミング図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す断面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す断面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す断面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す断面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 図1の表示装置の画素の構成例を示す平面図。 本実施形態の表示装置の応用例を示す図。 本実施形態の表示装置を用いた光電変換装置の一例を示す図。 本実施形態の表示装置を用いた電子機器の一例を示す図。 本実施形態の表示装置の応用例を示す図。 本実施形態の表示装置を用いた照明装置の一例を示す図。 本実施形態の表示装置を用いた移動体の一例を示す図。 本実施形態の表示装置を用いたウェアラブルデバイスの一例を示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
図1~15を参照して、本開示の実施形態による表示装置について説明する。図1は、本実施形態の表示装置101の構成例を示す概略図である。図1に示されるように、表示装置101は、画素アレイ103と、画素アレイ103の周辺に配された駆動回路と、を含む。画素アレイ103は、行列状に2次元配置された複数の画素102を備える。複数の画素102のそれぞれは、発光素子と、受光素子と、を含む。詳細は、図2を用いて説明するが、発光素子は、本実施形態において、有機EL素子などの自発光素子である。この場合、発光素子201は、陽極と陰極と間に発光層を含む有機層を備える。有機層は、発光層以外に、正孔注入層、正孔輸送層、電子注入層、電子輸送層のうち1つ以上を適宜、備えていてもよい。
駆動回路は、それぞれの画素102を駆動するための回路である。駆動回路は、例えば、垂直走査回路104、信号出力回路105、読出回路106を含む。画素アレイ103には、行方向(図1において横方向)に沿って、走査線107~110が、画素行ごとに配されている。また、画素アレイ103には、列方向(図1において縦方向)に沿って、信号線111、垂直出力線112が、画素列ごとに配されている。
走査線107~110は、垂直走査回路104の対応する画素行の出力端にそれぞれ接続されている。信号線111は、信号出力回路105の対応する画素列の出力端にそれぞれ接続されている。垂直出力線112は、読出回路106の対応する画素列の入力端にそれぞれ接続されている。
画素アレイ103に配されたそれぞれの画素102への映像信号の書込時において、垂直走査回路104から走査線107へ制御信号が入力される。また、画素102への映像信号の書込時において、信号出力回路105は、輝度情報に応じた電圧を有する輝度信号を出力する。
また、垂直走査回路104は、画素アレイ103に配されたそれぞれの画素102からの信号の出力時において、走査線108~110に各種の制御信号を供給する。制御信号を供給された走査線108~110に接続された画素102は、対応する垂直出力線112に画素信号を出力する。垂直走査回路104が、走査線108~110に制御信号を順番に入力にすることによって、それぞれの画素102からの画素信号が、順番に垂直出力線112に出力される。
図2は、図1の表示装置101に配された画素102の構成例を示す回路図である。図2に示されるように、画素102は、発光素子201、駆動トランジスタ202、書込みトランジスタ203、容量素子204、受光素子205、転送トランジスタ206、リセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208、選択トランジスタ209を含む。ここで、発光素子201を駆動するために配される駆動トランジスタ202、書込みトランジスタ203、容量素子204を含む回路を、発光回路と呼ぶ場合がある。また、受光素子205を駆動するために配される転送トランジスタ206、リセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208、選択トランジスタ209を含む回路を、受光回路と呼ぶ場合がある。
本実施形態において、発光素子201の陽極に駆動トランジスタ202が接続され、発光素子201の駆動に関わるトランジスタが全てP型トランジスタ、受光素子205の駆動に関わるトランジスタが全てN型トランジスタである場合について説明する。しかしながら、トランジスタの組み合わせは、図2に示される構成に限定されることはない。発光素子や受光素子、トランジスタの極性、および、導電型が、一部または全て逆であってもよい。適宜、発光素子や受光素子、トランジスタの極性および導電型に併せて、供給される電位や接続を変更すればよい。つまり、トランジスタや容量素子の総数や、トランジスタの導電型の組み合わせは、あくまで一例に過ぎず、表示装置101に必要とされる仕様などに応じて適宜、変更することが可能である。
ここで、本明細書において、素子Aと素子Bとの間にトランジスタが接続される、と表現した場合、素子Aにトランジスタの2つの主端子(ソースまたはドレイン)のうち一方が接続され、素子Bにトランジスタの2つの主端子のうち他方が接続される。つまり、素子Aと素子Bとの間にトランジスタが接続される、と表現した場合、素子Aおよび素子Bのうち少なくとも一方に、トランジスタの制御端子(ゲート電極)が接続さる場合を含まない。
画素102の具体的な構成として、駆動トランジスタ202の2つの主端子のうち一方は、発光素子201の2つの主端子のうち一方(陽極)に接続されている。駆動トランジスタ202の2つの主端子のうち他方は、電源電位212(例えば、Vdd)に接続されている。したがって、駆動トランジスタ202は、発光素子201と電源電位212との間に接続されている、と言える。発光素子201の2つの主端子のうち他方(陰極)は、電源電位211(例えば、Vss)に接続されている。
書込みトランジスタ203の2つの主端子のうち一方は、駆動トランジスタ202の制御端子に接続され、他方は、信号線111に接続されている。したがって、書込みトランジスタ203は、駆動トランジスタ202と信号線111との間に接続されている。書込みトランジスタ203の制御端子は、走査線107に接続されている。駆動トランジスタ202の制御端子と2つの主端子のうち他方(ソース)との間には、発光素子201を発光させる輝度に応じた輝度信号(輝度信号電圧Vsig)を保持する容量素子204が接続されている。
転送トランジスタ206の2つの主端子のうち一方は、受光素子205の主端子のうち一方(陰極)に接続され、他方は、増幅トランジスタ208の制御端子に接続されている。増幅トランジスタ208の2つの主端子のうち一方は、電源電位213に接続され、他方は、選択トランジスタ209の2つの主端子のうち一方に接続されている。電源電位213は、電源電位212と同じ電位(例えば、Vdd)であってもよいし、異なる電位であってもよい。リセットトランジスタ207の2つの主端子のうち一方は、増幅トランジスタ208の制御端子および転送トランジスタ206の2つの主端子のうち他方に接続され、他方は、電源電位213に接続されている。選択トランジスタ209の2つの主端子のうち他方は、垂直出力線112に接続されており、選択トランジスタ209の制御端子は、走査線110に接続されている。受光素子205の2つの主端子のうち他方(陽極)は、電源電位211に接続されている。増幅トランジスタ208の制御端子とリセットトランジスタ207の2つの主端子のうち一方との接続ノードには、容量210(浮遊拡散容量)が接続され、受光素子205で生成された電荷の保持部としての機能を備える。容量210は、転送トランジスタ206、リセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208やこれらのトランジスタを接続する配線パターンの寄生容量であってもよい。図2には、容量210は、容量素子として示されている。
図3は、図2に示される画素102の1つの水平走査期間における動作例を示すタイミング図である。ここで、図3は、線順次発光動作および線順次受光動作を表したものである。時刻t1以前は、(n-1)フレームにおける発光素子201の発光期間および受光素子205の受光期間である。時刻t1~t10において、nフレームの発光素子201への輝度情報の書込みを実施するとともに、(n-1)フレームにおける発光素子201の発光量に応じた信号電荷を、受光素子205は垂直出力線112へ出力する。
時刻t1において、垂直走査回路104が走査線109をLow信号からHigh信号へ遷移させることによって、リセットトランジスタ207がオン状態になり、容量210に蓄積された電荷が電源電位213に排出される。
次いで、時刻t2において、輝度情報に応じた輝度信号電圧Vsigが、信号出力回路105から信号線111に設定される。
輝度信号電圧Vsigが信号線111に設定されると、時刻t3において、垂直走査回路104が走査線107をHigh信号からLow信号へ遷移させることによって、書込みトランジスタ203をオン状態にし、駆動トランジスタ202の制御端子に輝度信号電圧Vsigが書き込まれる。これによって、輝度信号電圧Vsigに応じた駆動電流が、駆動トランジスタ202から発光素子201へ流れる。
次いで、時刻t4において、垂直走査回路104が走査線109をHigh信号からLow信号へ遷移させることによって、リセットトランジスタ207がオフ状態になる。これによって、容量210のリセットが完了する。
容量210のリセットが完了すると、時刻t5において、垂直走査回路104が走査線110をLow信号からHigh信号へ遷移させることによって、選択トランジスタ209をオン状態にし、増幅トランジスタ208と垂直出力線112とが電気的に接続される。これによって、増幅トランジスタ208によってバッファされた容量210のリセット電位(N信号)が、垂直出力線112に出力される。
次に、時刻t6において、垂直走査回路104が走査線108をLow信号からHigh信号へ遷移させることによって、転送トランジスタ206をオン状態にし、受光素子205に蓄積された電荷を容量210へ転送する。受光素子205は、概ね発光素子201の発光量に比例した信号電荷を光電変換し蓄積しているため、受光素子205の電荷を読み出すことによって、発光素子201の劣化や欠陥などの補正に用いるデータが取得できる。
時刻t7において、垂直走査回路104が走査線108をHigh信号からLow信号へ遷移させることによって、転送トランジスタ206をオフ状態にし、容量210への電荷の転送が完了する。
時刻t8において、受光素子205に蓄積された信号電荷を増幅トランジスタ208によって電圧(S信号)に変換し、垂直出力線112から読み出す。時刻t5で得たN信号とS信号との差分を取ることによって、ノイズ成分が抑制された信号を取得することができる。
次いで、時刻t9において、垂直走査回路104が走査線110をHigh信号からLow信号へ遷移させることによって、選択トランジスタ209がオフ状態になり、垂直出力線112と増幅トランジスタ208との電気的な接続が切断される。
時刻t10において、垂直走査回路104が走査線107をLow信号からHigh信号へと遷移させることによって、書込みトランジスタ203をオフ状態にし、駆動トランジスタ202の制御端子への輝度信号電圧Vsigの書込みが完了する。輝度信号電圧Vsigに応じた電位が、駆動トランジスタ202のゲート-ソース間に接続されている容量素子204に保持される。
図4は、図2に示される画素102の1つの垂直走査期間における動作例を示すタイミング図である。時刻t11において、1行目に配された発光素子201への輝度信号電圧Vsigの書込み、および、1行目に配された受光素子205からN信号およびS信号の読出しが実施される。時刻t12から時刻tNにおいて、時刻t11と同様に、それぞれ対応する行に配された、発光素子201への輝度信号電圧Vsigの書込み、受光素子205からのN信号およびS信号の読出しが実施される。発光素子201への輝度信号電圧Vsigの書込み、および、受光素子205からN信号およびS信号の読出しは、図3を用いて上述したように動作する。
受光素子205から出力される信号は、概ね発光素子201の発光輝度に応じた値である。そのため、表示装置101に入力された発光素子201への輝度情報と受光素子205から出力される信号とを比較することによって、発光素子201の劣化や画素アレイ103の面内における輝度ムラなどの情報を取得することができる。発光素子201の劣化や輝度ムラなどの情報を用いて、表示装置101へ入力される輝度情報のデータに補正を実施することによって、発光素子201の劣化や輝度むらなどを補正した画像表示が可能になる。つまり、表示装置101に表示される画像の画質の劣化を抑制できる。
図4において、発光素子201と受光素子205の駆動行は同期しているが、これに限定されるものではない。例えば、表示装置101において、発光素子201を高い輝度で発光させる場合、受光素子205が信号飽和してしまい、補正データを得られない可能性がある。その場合、受光素子205の駆動周期を発光素子201の駆動周期よりも速くし、信号を蓄積する時間を短くすることによって、受光素子205が信号飽和してしまうことを抑制してもよい。
次に、上述のような動作を行う表示装置101の画素102のレイアウトについて説明する。図5、6は、それぞれ画素102の構成例を示す平面図および断面図である。図6には、図5の平面図のA-A’間の断面が示されている。図5には1つの画素102の平面レイアウトのみを示しているが、実際には、行方向および列方向に所定のピッチで、図5に示されるレイアウトが周期的に繰り返される。
駆動トランジスタ202は、ゲート電極502、P型拡散層512(ドレイン)、P型拡散層522(ソース)を含み構成されている。書込みトランジスタ203は、ゲート電極503、P型拡散層513(ドレイン)、P型拡散層523(ソース)を含み構成されている。ゲート電極506は転送トランジスタ206のゲート電極、ゲート電極507はリセットトランジスタ207のゲート電極、ゲート電極508は増幅トランジスタ208のゲート電極、ゲート電極509は選択トランジスタ209のゲート電極を、それぞれ示している。
画素102は、基板610に形成される。基板610には、例えば、シリコン(Si)を用いたシリコン基板が用いられてもよい。図6に示されるように、発光素子201は、基板610の2つの主面のうち面651の上に配され、受光素子205は、面651と面651とは反対の側の面652との間に配される。
受光素子205は、基板610のPウェル601に形成され、基板610の面651に接するP型の半導体領域603と、P型の半導体領域603の下部に設けられたN型の半導体領域604と、を含む埋め込みフォトダイオードである。半導体領域604は、受光素子205で生じた信号電荷(電子)を蓄積するための電荷蓄積層である。
基板610の面651の上には、層間絶縁膜622が配され、層間絶縁膜622内には、1層以上の金属配線層623が配されている。図6に示される構成では、3層の金属配線層623が配されているが、これに限られることはなく、2層以下であってもよいし、4層以上であってもよい。金属配線層623間や、金属配線層623と基板610に形成された上述のトランジスタなどとの間、金属配線層623と発光素子201との間には、適宜、導電プラグ624が配され、電気的に接続されている。層間絶縁膜622には、酸化シリコンや窒化シリコンなどの各種の誘電体材料が用いられる。層間絶縁膜622には、無機材料だけでなく有機材料が用いられてもよい。また、層間絶縁膜622は、基板610の面651からの距離に応じて、異なる材料が用いられていてもよい。つまり、層間絶縁膜622は、積層構造を有していてもよい。金属配線層623や導電プラグ624には、例えば、銅(Cu)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)などが用いられる。
基板610の面651の側には、受光素子205を駆動するN型トランジスタ(例えば、転送トランジスタ206)、発光素子201を駆動するN型の半導体ウェル602内のP型トランジスタ(例えば、駆動トランジスタ202、書込みトランジスタ203)が配される。それぞれのトランジスタは、一般的なCMOSプロセスで形成されるCMOSトランジスタであってもよい。
容量素子204は、電極504と電極514の間に、層間絶縁膜622(例えば、酸化シリコン膜)を備える構造である。電極504は、駆動トランジスタ202のP型拡散層522(ソース)に接続され、電極514は、駆動トランジスタ202のゲート電極502に接続される。
発光素子201は、電極620(陰極)と、基板610の面651と電極620との間に配された電極501(陽極)と、電極620と電極501との間に配された発光層621と、を含む。電極620および発光層621は、図6に示されるように、複数の画素102で共有されていてもよい。例えば、画素アレイ103の全面に一体の電極620および発光層621が形成されていてもよい。一方、電極501は、発光素子201(画素102)ごとに配され、個別電極と呼ばれうる。発光素子201(画素102)ごとに配される電極501によって、発光素子201の発光位置および発光形状が決定されうる。電極620には、発光層621で生成された光を透過するための透明導電材料が使用されうる。透明導電材料として、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫インジウム(ITO)、酸化亜鉛インジウムなどの金属酸化物が使用できる。電極501には、例えば、タングステン(W)、アルミニウム(Al)、白金(Pt)、パラジウム(Pd)などの金属材料が用いられる。基板610の面651と電極501との間には、上述の層間絶縁膜622が配されている。また、本実施形態において、電極501の外縁を覆うように、誘電体によって構成されたバンク625が配されている。バンク625は、電極501と電極620との間を流れる電流が、隣接する画素102へ漏れることを抑制する。
図5、6に示されるように、基板610の面651に対する正射影において、電極501と受光素子205との少なくとも一部が重なっている。受光素子205の上に電極501を重ねるように配することによって、受光素子205に外光が入射することに起因する影響を低減できる。発光素子201が発する光は、表示装置101から外(空気)へ伝搬する成分と、発光層621と電極620との間や電極620と空気との間(電極620上に保護層やカラーフィルタなどがある場合、それぞれの層の間)の屈折率差によって反射し発光層621の側に戻る成分と、がある。反射する成分(反射光)の一部650は、図6に示されるように、基板610の面651に対する正射影において電極501と受光素子205とが重なっていない領域を通り、受光素子205へ入射する。発光素子201の輝度に応じた反射光の一部650が受光素子205へ入射するため、発光素子201の輝度に応じた信号出力を受光素子205から得ることができる。
特許文献1のように、発光素子を受光素子としても機能させる場合、例えば、発光素子が低輝度で発光しているときに外光の影響を受け、発光素子の発光量を正確に見積もれず、検出された信号に基づく補正の精度が低下してしまう可能性がある。一方、本実施形態において、基板610の面651に対する正射影において、電極501と受光素子205とが重なっている。また、基板610の面651と直交する面(断面)に対する正射影において、発光素子201と受光素子205とが、重なっていない。それによって、受光素子205に入射する外光の影響を抑制しながら、発光素子201が発する光に応じた信号を得ることができる。また、図5、6に示される構成において、基板610の面651に対する正射影において、受光素子205と発光回路の容量素子204とが重ならない位置に配されている。そのため、発光素子201が発した光のうち反射光の一部650が、受光素子205と容量素子204とが重なる場合と比較して、受光素子205に入射しやすくなる。つまり、本実施形態に示される画素102の構造を用いることによって、発光素子201の劣化や画素アレイ103の面内の輝度ムラなどの補正を、効果的に実施することが可能になる。結果として、表示装置101に表示される表示画像の画質を向上させることが可能になる。
次に、図7、8を参照しながら、画素102の変形例について説明する。図7は、画素102の平面図、図8は、図7のA-A’間の断面図である。以下、図5、6に示されるレイアウトと異なる構成を中心に説明する。図5、6に示される構成において、互いに隣接する発光素子201間に受光素子205が配されているため、隣接する発光素子201から光が入射し受光素子205で検出される可能性がある。
そこで、図7、8に示されるように、基板610の面651に対する正射影において、層間絶縁膜622のうち複数の画素102のそれぞれの画素102の外縁部と重なる領域に遮光層701が配されている。互いに隣り合う画素102間に遮光層701が配されることによって、発光素子201が発した光が隣接する画素102の受光素子205へ入射してしまう光学クロストークを低減する効果が得られる。
遮光層701は、金属配線層623、導電プラグ624と同じ材料で構成されうる。つまり、金属配線層623および導電プラグ624を形成する際に、同時に形成されうる。このような工程を用いることによって、遮光層701を設けることによる工程数の増加が抑制できる。遮光層701は、基板610の面651と交差する方向に対して、基板610の直上の金属配線層623から発光素子201の電極501と同層のパターンまで接続された導電プラグ624で接続された構成になっていてもよい。
図9、10を参照しながら、画素102のさらなる変形例について説明する。図9は、画素102の平面図、図10は、図9のA-A’間の断面図である。以下、図7、8に示されるレイアウトと異なる構成を中心に説明する。図7に示される構成において、互いに隣接する画素102間の光学クロストークは抑制可能であるが、遮光層701からの反射光が、受光素子205以外の領域に入射してしまい、受光素子205の感度が低下してしまう可能性がある。
そこで、図9、10に示されるように、画素102は、基板610の面651に対する正射影において、層間絶縁膜622のうち受光素子205と重なる領域に光導波路901が配されている。光導波路901は、基板610の側の底部が受光素子205と対向するように配される。光導波路901は、周囲の層間絶縁膜622よりも屈折率が高い材料を円錐台形状に形成したものであり、発光素子201が発した光のうち反射光の一部650を受光素子205へ導く機能を有する。例えば、層間絶縁膜622に酸化シリコンなどを用いた場合、光導波路901には窒化シリコンなどの材料が用いられてもよい。
光導波路901が配されることによって、遮光層701で反射された光を効率よく受光素子205に導くことが可能になる。これによって、発光素子201から発せられた光に対する受光素子205の感度を向上させることが可能になる。結果として、受光素子205に対する外光の影響を低減でき、検出したい発光素子201の発光輝度を高い精度で検出できる。
ここまで説明した画素102の構造において、1つの基板610に、発光素子201を駆動するための発光回路と、受光素子205を駆動するための受光回路と、がそれぞれ配されている。1つの基板610に対して、駆動トランジスタ202などの受光回路および転送トランジスタ206などの発光回路が配されるため、画素102の微細化に限界がある。そこで、2つの基板に受光回路および発光回路を構成するそれぞれの素子を分散して配することによって画素102の微細化を達成することについて説明する。
図11は、2つの基板610、660を積層させた構造を備える表示装置101の画素102の断面図である。基板610には、上述と同様に、例えば、シリコン(Si)を用いたシリコン基板が用いられる。基板610の面652に対向するように配された基板660には、例えば、シリコン(Si)やガラスなどが用いられてもよい。本実施形態において、基板660には、基板610と同様に、シリコン(Si)を用いたシリコン基板が用いられる。
図11に示される画素102は、基板610の面651の上に配された発光素子201と、基板610の面651と面652との間に配された受光素子205を含む。発光素子201は、電極620と、基板610の面651と電極620との間に配された電極501と、電極620と電極501との間に配された発光層621と、を含む。上述の各構成と同様に、電極620および発光層621は、図11に示されるように、複数の画素102で共有されていてもよく、また、電極501は、発光素子201(画素102)ごとに分割されていてもよい。また、上述と同様に、電極501の外縁を覆うように、誘電体によって構成されたバンク625が配されていてもよい。基板610と電極501との間には、基板610と電極501との間を電気的に独立させるための層間絶縁膜627が配されうる。
基板610には、受光素子205が配されている。また、図11に示されるように、転送トランジスタ206が、基板610の面652に配されている。本実施形態においても、基板610の面651に対する正射影において、電極501と受光素子205との少なくとも一部が重なっている。
基板610の基板660の側の面652の上には、層間絶縁膜622が配され、層間絶縁膜622内には、1層以上の金属配線層623が配されている。金属配線層623間や、金属配線層623と基板610に形成されたトランジスタなどとの間、金属配線層623と発光素子201との間には、適宜、導電プラグ624が配され、電気的に接続されている。基板660は、基板660の基板610の側の面661と面661とは反対の側の面662とを有する。基板660の面661の上には、層間絶縁膜672が配され、層間絶縁膜672内には、1層以上の金属配線層673が配されている。金属配線層673間や、金属配線層673と基板660に形成されたトランジスタなどとの間には、適宜、導電プラグ674が配され、電気的に接続されている。
層間絶縁膜622、672には、酸化シリコンや窒化シリコンなどの各種の誘電体材料が用いられる。層間絶縁膜622、672には、無機材料だけでなく有機材料が用いられてもよい。また、層間絶縁膜622、672は、基板610の面651からの距離に応じて、異なる材料が用いられていてもよい。つまり、層間絶縁膜622、672は、積層構造を有していてもよい。金属配線層623、673や導電プラグ624、674には、例えば、銅(Cu)、タングステン(W)、アルミニウム(Al)などが用いられる。
基板610の金属配線層623と基板660の金属配線層673とは、一部の領域で金属配線層623と金属配線層673とが直接接合されることによって、電気的に接続されている。例えば、それぞれ最上層の金属配線層623と金属配線層673とが、Cu-Cu接合によって電気的に接続されていてもよい。
基板610の面652の側には、基板610内に形成された受光素子205を駆動するN型トランジスタ(例えば、転送トランジスタ206)が配される。基板660の面661の側には、発光素子201を駆動するN型の半導体ウェルにP型トランジスタ(例えば、駆動トランジスタ202、書込みトランジスタ203)が配される。それぞれのトランジスタは、一般的なCMOSプロセスで形成されるCMOSトランジスタであってもよい。転送トランジスタ206などの受光回路のうち基板610に配されたトランジスタのゲート絶縁膜厚と、駆動トランジスタ202などの発光回路のうち基板660に配されたトランジスタのゲート絶縁膜厚と、は同じであってもよいし、互いに異なっていてもよい。2つの基板610、660にトランジスタを形成するため、それぞれのトランジスタに必要な仕様に合わせて、トランジスタを2つの基板610、660の何れかに割り振り、異なるゲート絶縁膜厚を備えるトランジスタを容易に形成することができる。
本実施形態において、基板610に受光素子205を駆動する受光回路のトランジスタを配し、基板660に発光素子201を駆動する発光回路のトランジスタを配している。しかしながら、これに限定されるものではない。基板610に発光回路を構成するトランジスタの一部が配されていてもよいし、基板660に受光回路を構成するトランジスタの一部が配されていてもよい。表示装置101の画素102の仕様や、受光回路および発光回路を構成するそれぞれのトランジスタに要求される仕様に応じて、各構成要素は、2つの基板610、660に適宜、分散して配されればよい。
図12(a)~12(c)は、図11に示される表示装置101の1つの画素102に相当する平面図である。実際には、行方向および列方向に所定のピッチで、図12に示されるレイアウトが周期的に繰り返される。
図12(a)は、基板660に配された発光素子201を駆動するための発光回路(駆動トランジスタ202、書込みトランジスタ203、容量素子204)の平面配置の例である。駆動トランジスタ202は、ゲート電極502、P型拡散層512(ドレイン)、P型拡散層522(ソース)を含み構成されている。書込みトランジスタ203は、ゲート電極503、P型拡散層513(ドレイン)、P型拡散層523(ソース)を含み構成されている。容量素子204は、基板660の面661に対する正射影において、駆動トランジスタ202および書込みトランジスタ203と一部が重なるように配されている。
図12(b)は、基板610に配された受光素子205および受光素子を駆動するための受光回路(転送トランジスタ206、リセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208、選択トランジスタ209)の平面配置の例である。ゲート電極506は転送トランジスタ206のゲート電極、ゲート電極507はリセットトランジスタ207のゲート電極、ゲート電極508は増幅トランジスタ208のゲート電極、ゲート電極509は選択トランジスタ209のゲート電極を、それぞれ示している。
基板610の面651に対する正射影において、発光素子201の電極501と、受光素子205と、は少なくとも一部が重なっている。受光素子205の上に電極501を重ねて配することによって、上述の各構成と同様に、受光素子205への外光の影響を抑制することができる。
図12(a)の平面図と図12(b)の平面図とを重ね、各素子を積層した際の関係が、図12(c)に示されている。発光回路の容量素子204は、基板610の面652と基板660の面661との間に配され、図12に示されるように、基板610の面651に対する正射影において、受光素子205と容量素子204との少なくとも一部が重なっていてもよい。
発光素子201が発する光は、表示装置101から外(空気)へ伝搬する成分と、発光層621と電極620との間や電極620と空気との間(電極620上に保護層やカラーフィルタなどがある場合、それぞれの層の間)の屈折率差によって反射し発光層621の側に戻る成分と、がある。反射する成分(反射光)の一部は、基板610の面651に対する正射影において電極501と受光素子205とが重なっていない領域を通り、受光素子205へ入射する。発光素子201の輝度に応じた反射光の一部が受光素子205へ入射されるため、発光素子201の輝度に応じた信号出力を受光素子205から得ることができる。
図11、12(a)~12(c)に示される基板610と基板660とを積層させ、微細化させた画素102を備える表示装置101においても、受光素子205に入射する外光の影響を抑制しながら、発光素子201が発する光に応じた信号を得ることができる。つまり、図11、12(a)~12(c)に示される画素102の構造を用いることによって、発光素子201の劣化や画素アレイ103の面内の輝度ムラなどの補正を、効果的に実施することが可能になる。結果として、表示装置101に表示される表示画像の画質を向上させることが可能になる。
次に、図13(a)~13(c)を用いて図12(a)~12(c)に示される画素102の変形例について説明する。受光回路と発光回路との基板610、660に対する専有面積を比較した場合、基板610の面651に対する正射影において、受光素子205および受光回路が占める面積が、発光回路が占める面積よりも大きくなりうる。これは、受光素子205が、比較的大きな面積を必要とするためである。したがって、受光回路の素子数を削減することは、画素102の面積の縮小に対して有効に機能する。
図13(a)は、図12(a)に示される発光素子201を駆動するための発光回路を3素子分(例えば、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子用の発光回路)記載した例である。この場合、図13(b)の平面図に示されるように、受光素子205a~205cおよび受光素子205a~205cにそれぞれ対応する転送トランジスタ206a~206c(図13(b)において、ゲート電極506a~506cとして示されている。)は、それぞれ独立して配される。一方、複数の画素102において、容量210(浮遊拡散容量)以降のリセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208、選択トランジスタ209(図13(b)において、ゲート電極507~509として示されている。)を共有することによって、受光回路の面積を縮小することが可能になる。図13(c)は、図13(a)の平面図と図13(b)の平面図とを重ね、各素子を積層した際の関係を示した図である。
このように、2つ以上の画素102に配されている受光素子205(図13(b)に示される構成において、受光素子205a~205c。)が、1つの受光回路(図13(b)に示される構成において、リセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208、選択トランジスタ209。)を共有していてもよい。また、この場合、1つの受光回路を共有する2つ以上の画素102が、同じ色の光を発光する画素であってもよいし、互いに異なる色の光を発光する画素であってもよい。ここで、異なる色の発光とは、発光素子201の発光層621自体が、互いに異なる色の光を発してもよい。また、発光層621は同じ色の光を発するが、発光層621の上にカラーフィルタなどが配されることによって、表示装置101の画素102として異なる色の光を発してもよい。
発光色が異なる画素102は、色温度によってホワイトバランスをとるための輝度比が変化する。色温度が高くなるにつれ、青色の輝度は高く赤色の輝度は低くなる。色温度が高い場合、他の色と比較し、赤色の輝度が低くなるため赤色の光の輝度を検出する受光素子205に蓄積される信号電荷は少なく、他の色に比較して補正精度が低下する可能性がある。そのため、色温度に応じて各色に応じた受光素子205の感度が調整されていてもよい。表示装置101は、互いに異なる色の光を発光する2つ以上(例えば、赤色発光、緑色発光、青色発光の3種類。)の画素102を含み、ある画素102に配された受光素子205の受光感度と、当該画素102とは別の色で発光する画素に配された受光素子205の受光感度と、が互いに異なっていてもよい。
例えば、発光色が互いに異なる画素102において、受光素子205の面積が互いに異なっていてもよい。受光素子205の面積は、表示装置101の設計上のホワイトバランスに応じて、適宜、設計することができる。また、ホワイトバランスを調整可能な表示装置101の場合、読出回路106に配されるアンプの増幅率などを適宜、調整可能な構成にすることによって、受光素子205の受光感度を変化させることが可能になる。特にホワイトバランスで規定される各色の発光強度に対して、逆順の大きさで受光素子205の感度を設定することによって、発光素子201の劣化や画素アレイ103の面内の輝度ムラなどの補正の精度の低下を防ぐことができる。
次に、図14(a)~14(c)を用いて図12(a)~12(c)に示される画素102のさらなる変形例について説明する。上述のように、受光回路と発光回路との基板610、660に対する専有面積を比較した場合、受光素子205および受光回路が占める面積が、発光回路が占める面積よりも大きくなりうる。そこで、表示装置101の高精細化を進めるために、受光回路の繰返しピッチと発光回路の繰返しピッチが異なっていてもよい。
図14(a)は、図12(a)に示される発光素子201を駆動するための発光回路を3素子分(例えば、赤色発光素子、緑色発光素子、青色発光素子用の発光回路)記載した例である。この場合、図14(b)に示されるように、3つの発光素子201を駆動するための発光回路に対して、1つの受光素子205および受光回路(図14(b)において、ゲート電極506~509として示されている、転送トランジスタ206、リセットトランジスタ207、増幅トランジスタ208、選択トランジスタ209)が配されている。つまり、複数の画素102が、1つの受光素子205および受光回路を共有していてもよい。このように、受光回路および発光回路を配することによって、発光回路が繰り返し配されるピッチと、受光回路が繰り返し配されるピッチと、が異なってくる。図14(c)は、図14(a)の平面図と図14(b)の平面図とを重ね、各素子を積層した際の関係を示した図である。
図14(a)~14(c)に示される構成の場合、3つの発光素子201の輝度を1つの受光素子205で検出することになる。例えば、表示画像の補正を実施する場合、3つの発光素子201の合成光量を受光回路から信号出力(出力像)として読み出し、表示予定の画像と出力像とを比較し、差分を計算する。それによって、それぞれの発光素子201の劣化などに対する補正データを得ることが可能である。また、例えば、表示装置101の起動時に、特定の色の画素102を発光させ、輝度を受光素子205で検出する。これを各色の分、繰り返すことによって、画素102の発光素子201の入力データに対する発光量を取得し、画像を表示する際の表示装置101への入力データの補正係数を取得することが可能である。
ここで、発光素子201が発光する際の輝度が極端に低い場合など、受光素子への入射光量が少ないために、外光などのノイズの影響を受けやすく、十分な補正の精度が維持できないという問題が発生する可能性がある。また、発光素子が発光する際の輝度が低い場合、受光素子205の出力信号の立ち上がりが遅くなり(応答速度が遅くなり)、輝度を測定するまでの時間が長くなるという問題も生じる。受光素子205による測定時間が短い場合に、発光素子201が、入力データに応じた発光輝度に到達する前に測定を行ってしまい、その結果、正しい補正が行われない可能性もある。以上の問題を解決するための電極501の構造について、図15を用いて説明する。
図15は、図12(b)の平面図に対して、発光素子201の電極501に開口部551が設けられている。開口部551には、発光層621の一部または光透過部材が充填されていてもよい。発光素子201が発光すると、発光素子201が発する光の一部は開口部551を通過し受光素子205へ入射する。そのため、発光素子201の輝度が低い場合であっても、図12に示される電極501と比較して、受光素子205へ入射される光量が増えるため、補正データの精度を維持できる。また、開口部551の大きさを変化させることによって、上述した色ごとの受光素子205の受光感度を変化させてもよい。
図15に示されるように、電極501に開口部551を設け、発光層621の一部または光透過部材を充填する場合、開口部551の周縁部に段差が生じうる。この段差によって発光層621に断線などが発生した場合など、表示装置101(発光素子201)の信頼性へ影響を及ぼす可能性がある。開口部551の周縁部に生じる段差を小さくするために、電極501が、透明電極と開口部551が設けられた金属層などの遮光膜との積層構造を備えていてもよい。金属層は、比較的膜厚が薄い場合であっても遮光膜として機能する。例えば、金属層の上に透明電極を所定の抵抗値になるように積層することによって、開口部551の段差を小さくすることができる。
また、発光素子201が発する光の少なくとも一部を透過する材料を電極501として使用することによって、開口部551を設けない構造にしてもよい。つまり、電極501が、発光層で生成された光の一部を透過してもよい。電極501に採用可能な透明材料として、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化錫インジウム(ITO)、酸化亜鉛インジウムなどの金属酸化物が使用できるが、これらに限定されるものではない。
表示装置101から出射される光量の低下、および、外光の影響を防ぎつつ、発光素子201の劣化など補正のための情報を得るために、電極501の光の透過率は、高い透過率である必要はなく、比較的に低い透過率であってもよい。例えば、電極501の光の透過率は、20%以下であってもよいし、さらに、10%以下であってもよい。また、例えば、輝度500cd/m程度の表示装置101の場合、電極501の光の透過率は、1%以上であれば、受光素子205のノイズに埋もれることなく、発光素子201の補正に必要な情報を得ることができる。つまり、電極501の発光層621で生成された光に対する透過率が、1%以上かつ20%以下であってもよい。
図12(a)~15を用いて説明したように、基板610、660を積層した構成を用いることによって、外光の影響を抑制しつつ、1つの基板610を用いた場合よりも画素102の面積を縮小(微細化)することができる。結果として、表示装置101の高精細化が達成できる。
ここで、本実施形態の表示装置101の実際の応用例や、表示装置101を光電変換装置、電子機器、照明装置、移動体、および、ウェアラブルデバイスに適用した例について図16~図22(b)を用いて説明する。他にも、表示装置101には、電子写真方式の画像形成装置の露光光源や液晶表示装置のバックライト、白色光源にカラーフィルタを有する発光デバイスなどの用途がある。表示装置101は、エリアCCD、リニアCCD、メモリーカードなどからの画像情報を入力する画像入力部を有し、入力された情報を処理する情報処理部を有し、入力された画像を表示部に表示する画像情報処理装置でもよい。また、カメラやインクジェットプリンタが有する表示部は、タッチパネル機能を有していてもよい。このタッチパネル機能の駆動方式は、赤外線方式でも、静電容量方式でも、抵抗膜方式であっても、電磁誘導方式であってもよく、特に限定されない。また表示装置はマルチファンクションプリンタの表示部に用いられてもよい。
図16は、本実施形態の表示装置101を用いた表示装置の応用例を表す模式図である。表示装置1000は、上部カバー1001と、下部カバー1009と、の間に、タッチパネル1003、表示パネル1005、フレーム1006、回路基板1007、バッテリー1008を有していてもよい。タッチパネル1003および表示パネル1005は、フレキシブルプリント回路FPC1002、1004が接続されている。回路基板1007には、トランジスタなどの能動素子が配される。バッテリー1008は、表示装置1000が携帯機器でなければ、設けなくてもよいし、携帯機器であっても、この位置に設ける必要はない。表示パネル1005に、上述の表示装置101の画素アレイ103が適用できる。表示パネル1005として機能する表示装置101は、回路基板1007に配されたトランジスタなどの能動素子と接続され動作する。回路基板1007は、例えば、上述の駆動回路の各構成に対応していてもよい。
図16に示される表示装置1000は、複数のレンズを有する光学部と、当該光学部を通過した光を受光し電気信号に光電変換する撮像素子とを有する光電変換装置(撮像装置)の表示部に用いられてもよい。光電変換装置は、撮像素子が取得した情報を表示する表示部を有してもよい。また、表示部は、光電変換装置の外部に露出した表示部であっても、ファインダ内に配置された表示部であってもよい。光電変換装置は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラであってもよい。
図17は、本実施形態の表示装置101を用いた光電変換装置の一例を表す模式図である。光電変換装置1100は、ビューファインダ1101、背面ディスプレイ1102、操作部1103、筐体1104を有してよい。光電変換装置1100は、撮像装置とも呼ばれうる。表示部であるビューファインダ1101に、上述の表示装置101が適用できる。この場合、表示装置101は、撮像する画像のみならず、環境情報、撮像指示などを表示してもよい。環境情報には、外光の強度、外光の向き、被写体の動く速度、被写体が遮蔽物に遮蔽される可能性などであってよい。
撮像に適するタイミングはわずかな時間である場合が多いため、少しでも早く情報を表示した方がよい。したがって、発光素子201として有機EL素子などの有機発光材料を含む表示装置101がビューファインダ1101に用いられうる。有機発光材料は応答速度が速いためである。有機発光材料を用いた表示装置101は、表示速度が求められる、これらの装置に、液晶表示装置よりも適して用いることができる。
光電変換装置1100は、不図示の光学部を有する。光学部は複数のレンズを有し、光学部を通過した光を受光する筐体1104内に収容されている光電変換素子(不図示)に結像する。複数のレンズは、その相対位置を調整することで、焦点を調整することができる。この操作を自動で行うこともできる。
表示装置101、は、電子機器の表示部に適用されてもよい。その際には、表示機能と操作機能との双方を有してもよい。携帯端末としては、スマートフォンなどの携帯電話、タブレット、ヘッドマウントディスプレイなどが挙げられる。
図18は、本実施形態の表示装置101を用いた電子機器の一例を表す模式図である。電子機器1200は、表示部1201と、操作部1202と、筐体1203を有する。筐体1203には、回路、当該回路を有するプリント基板、バッテリー、通信部、を有してよい。操作部1202は、ボタンであってもよいし、タッチパネル方式の反応部であってもよい。操作部1202は、指紋を認識してロックの解除等を行う、生体認識部であってもよい。通信部を有する携帯機器は通信機器ということもできる。表示部1201に、上述の表示装置101が適用できる。
図19(a)、19(b)は、本実施形態の表示装置101を用いた表示装置の応用例を表す模式図である。図19(a)は、テレビモニタやPCモニタなどの表示装置である。表示装置1300は、額縁1301を有し表示部1302を有する。表示部1302に、上述の表示装置101の画素アレイ103が適用できる。表示装置1300は、額縁1301と表示部1302とを支える土台1303を有していてもよい。土台1303は、図19(a)の形態に限られない。例えば、額縁1301の下辺が土台1303を兼ねていてもよい。また、額縁1301および表示部1302は、曲がっていてもよい。その曲率半径は、5000mm以上6000mm以下であってよい。
図19(b)は、本実施形態の表示装置101を用いた表示装置の他の応用例を表す模式図である。図19(b)の表示装置1310は、折り曲げ可能に構成されており、いわゆるフォルダブルな表示装置である。表示装置1310は、第1表示部1311、第2表示部1312、筐体1313、屈曲点1314を有する。第1表示部1311と第2表示部1312とには、上述の表示装置101の画素アレイ103が適用できる。第1表示部1311と第2表示部1312とは、つなぎ目のない1枚の表示装置であってよい。第1表示部1311と第2表示部1312とは、屈曲点で分けることができる。第1表示部1311と第2表示部1312とは、それぞれ異なる画像を表示してもよいし、第1表示部と第2表示部とで1つの画像を表示してもよい。
図20は、本実施形態の表示装置101を用いた照明装置の一例を表す模式図である。照明装置1400は、筐体1401と、光源1402と、回路基板1403と、光学フィルム1404と、光拡散部1405と、を有していてもよい。光源1402には、上述の表示装置101が適用できる。光学フィルム1404は光源の演色性を向上させるフィルタであってよい。光拡散部1405は、ライトアップなど、光源の光を効果的に拡散し、広い範囲に光を届けることができる。必要に応じて、最外部にカバーを設けてもよい。照明装置1400は、光学フィルム1404と光拡散部1405との両方を有していてもよいし、何れか一方のみを有していてもよい。
照明装置1400は例えば室内を照明する装置である。照明装置1400は白色、昼白色、その他青から赤のいずれの色を発光するものであってよい。それらを調光する調光回路を有してよい。照明装置1400は、光源1402として機能する表示装置101に接続される電源回路を有していてもよい。電源回路は、交流電圧を直流電圧に変換する回路である。また、白とは色温度が4200Kで昼白色とは色温度が5000Kである。また、照明装置1400は、カラーフィルタを有してもよい。また、照明装置1400は、放熱部を有していてもよい。放熱部は装置内の熱を装置外へ放出するものであり、比熱の高い金属、液体シリコンなどが挙げられる。
図21は、本実施形態の表示装置101を用いた車両用の灯具の一例であるテールランプを有する自動車の模式図である。自動車1500は、テールランプ1501を有し、ブレーキ操作などを行った際に、テールランプ1501を点灯する形態であってもよい。本実施形態の表示装置101は、車両用の灯具としてヘッドランプに用いられてもよい。自動車は移動体の一例であり、移動体は船舶やドローン、航空機、鉄道車両、産業用ロボットなどであってもよい。移動体は、機体とそれに設けられた灯具を有してよい。灯具は機体の現在位置を知らせるものであってもよい。
テールランプ1501に、上述の表示装置101が適用できる。テールランプ1501は、テールランプ1501として機能する表示装置101を保護する保護部材を有してよい。保護部材は、ある程度高い強度を有し、透明であれば材料は問わないが、ポリカーボネートなどで構成されてもよい。また、保護部材は、ポリカーボネートにフランジカルボン酸誘導体、アクリロニトリル誘導体などを混ぜてよい。
自動車1500は、車体1503、それに取り付けられている窓1502を有してもよい。窓は、自動車の前後を確認するための窓であってもよいし、透明なディスプレイであってもよい。当該透明なディスプレイは、発光層621が有機発光材料を含み発光装置として機能する上述の表示装置101が用いられてもよい。この場合、表示装置101が有する電極などの構成材料は透明な部材で構成される。
図22(a)、22(b)を参照して、上述の各実施形態の表示装置101のさらなる適用例について説明する。表示装置101は、例えばスマートグラス、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、スマートコンタクトのようなウェアラブルデバイスとして装着可能なシステムに適用できる。このような適用例に使用される撮像表示装置は、可視光を光電変換可能な撮像装置と、可視光を発光可能な発光装置とを有する。
図22(a)は、1つの適用例に係る眼鏡1600(スマートグラス)を説明する。眼鏡1600のレンズ1601の表面側に、CMOSセンサやSPADのような撮像装置1602が設けられている。また、レンズ1601の裏面側には、上述した各実施形態の表示装置101が設けられている。
眼鏡1600は、制御装置1603をさらに備える。制御装置1603は、撮像装置1602と各実施形態に係る表示装置101に電力を供給する電源として機能する。また、制御装置1603は、撮像装置1602と表示装置101の動作を制御する。レンズ1601には、撮像装置1602に光を集光するための光学系が形成されている。
図22(b)は、1つの適用例に係る眼鏡1610(スマートグラス)を説明する。眼鏡1610は、制御装置1612を有しており、制御装置1612に、撮像装置1602に相当する撮像装置と、表示装置101が搭載される。レンズ1611には、制御装置1612内の撮像装置と、表示装置101からの発光を投影するための光学系が形成されており、レンズ1611には画像が投影される。制御装置1612は、撮像装置および表示装置101に電力を供給する電源として機能するとともに、撮像装置および表示装置101の動作を制御する。制御装置1612は、装着者の視線を検知する視線検知部を有してもよい。視線の検知は赤外線を用いてよい。赤外発光部は、表示画像を注視しているユーザーの眼球に対して、赤外光を発する。発せられた赤外光の眼球からの反射光を、受光素子を有する撮像部が検出することで眼球の撮像画像が得られる。平面視における赤外発光部から表示部への光を低減する低減手段を有することで、画像品位の低下を低減する。
赤外光の撮像により得られた眼球の撮像画像から表示画像に対するユーザーの視線を検出する。眼球の撮像画像を用いた視線検出には任意の公知の手法が適用できる。一例として、角膜での照射光の反射によるプルキニエ像に基づく視線検出方法を用いることができる。
より具体的には、瞳孔角膜反射法に基づく視線検出処理が行われる。瞳孔角膜反射法を用いて、眼球の撮像画像に含まれる瞳孔の像とプルキニエ像とに基づいて、眼球の向き(回転角度)を表す視線ベクトルが算出されることにより、ユーザーの視線が検出される。
本実施形態に係る表示装置101は、受光素子を有する撮像装置を有し、撮像装置からのユーザーの視線情報に基づいて表示画像を制御してよい。
具体的には、表示装置101は、視線情報に基づいて、ユーザーが注視する第1の視界領域と、第1の視界領域以外の第2の視界領域とを決定される。第1の視界領域、第2の視界領域は、表示装置101の制御装置が決定してもよいし、外部の制御装置が決定したものを受信してもよい。表示装置101の表示領域において、第1の視界領域の表示解像度を第2の視界領域の表示解像度よりも高く制御してよい。つまり、第2の視界領域の解像度を第1の視界領域よりも低くしてよい。
また、表示領域は、第1の表示領域、第1の表示領域とは異なる第2の表示領域とを有し、視線情報に基づいて、第1の表示領域および第2の表示領域から優先度が高い領域を決定される。第1の視界領域、第2の視界領域は、表示装置101の制御装置が決定してもよいし、外部の制御装置が決定したものを受信してもよい。優先度の高い領域の解像度を、優先度が高い領域以外の領域の解像度よりも高く制御してよい。つまり優先度が相対的に低い領域の解像度を低くしてよい。
なお、第1の視界領域や優先度が高い領域の決定には、AIを用いてもよい。AIは、眼球の画像と当該画像の眼球が実際に視ていた方向とを教師データとして、眼球の画像から視線の角度、視線の先の目的物までの距離を推定するよう構成されたモデルであってよい。AIプログラムは、表示装置101が有しても、撮像装置が有しても、外部装置が有してもよい。外部装置が有する場合は、通信を介して、表示装置101に伝えられる。
視認検知に基づいて表示制御する場合、外部を撮像する撮像装置を更に有するスマートグラスに好ましく適用できる。スマートグラスは、撮像した外部情報をリアルタイムで表示することができる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神および範囲から離脱することなく、様々な変更および変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:表示装置、102:画素、201:発光素子、205:受光素子、501,620:電極、610:基板、621:発光層、651,652:面

Claims (26)

  1. 複数の画素が配された基板を含む表示装置であって、
    前記複数の画素のそれぞれは、前記基板の第1面の上に配された発光素子と、前記第1面と前記基板の前記第1面とは反対の側の第2面との間に配された受光素子と、を含み、
    前記発光素子は、第1電極と、前記第1面と前記第1電極との間に配された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配された発光層と、を含み、
    前記第1面に対する正射影において、前記第2電極と前記受光素子との少なくとも一部が重なっていることを特徴とする表示装置。
  2. 前記第1面と直交する第3面に対する正射影において、前記発光素子と前記受光素子とが、重なっていないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第2電極が、前記発光層で生成された光の一部を透過することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。
  4. 前記第2電極の前記発光層で生成された光に対する透過率が、1%以上かつ20%以下であることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
  5. 前記第2電極に開口部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の表示装置。
  6. 前記開口部に、前記発光層の一部または光透過部材が充填されていることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  7. 前記第2電極が、透明電極と前記開口部が設けられた遮光膜との積層構造を備えることを特徴とする請求項5に記載の表示装置。
  8. 前記複数の画素は、互いに異なる色の光を発光する第1画素と第2画素とを含み、
    前記第1画素に配された前記受光素子の受光感度と、前記第2画素に配された前記受光素子の受光感度と、が互いに異なることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の表示装置。
  9. 前記第1面に対する正射影において、前記第1画素に配された前記受光素子の面積と、前記第2画素に配された前記受光素子の面積と、が互いに異なることを特徴する請求項8に記載の表示装置。
  10. 前記基板に、前記発光素子を駆動するための発光回路と、前記受光素子を駆動するための受光回路と、がさらに配されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示装置。
  11. 前記発光回路が、前記発光素子を発光させる輝度に応じた輝度信号を保持する容量素子を含み、
    前記第1面に対する正射影において、前記受光素子と前記容量素子とが重ならないことを特徴とする請求項10に記載の表示装置。
  12. 前記第1面と前記第1電極との間に層間絶縁膜が配され、
    前記第1面に対する正射影において、前記層間絶縁膜のうち前記複数の画素のそれぞれの画素の外縁部と重なる領域に遮光層が配されていることを特徴とする請求項10または11に記載の表示装置。
  13. 前記第1面に対する正射影において、前記層間絶縁膜のうち前記受光素子と重なる領域に光導波路が配されていることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
  14. 前記第1面と前記第1電極との間に層間絶縁膜が配され、
    前記第1面に対する正射影において、前記層間絶縁膜のうち前記受光素子と重なる領域に光導波路が配されていることを特徴とする請求項10または11に記載の表示装置。
  15. 前記基板を第1基板として、前記第2面に対向するように配された第2基板をさらに含み、
    前記第1基板に、前記受光素子を駆動するための受光回路のうち少なくとも一部が配され、
    前記第2基板に、前記発光素子を駆動するための発光回路のうち少なくとも一部が配されることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の表示装置。
  16. 前記発光回路が、前記発光素子を発光させる輝度に応じた輝度信号を保持する容量素子を含み、
    前記容量素子は、前記第2面と前記第2基板との間に配され、
    前記第1面に対する正射影において、前記受光素子と前記容量素子との少なくとも一部が重なっていることを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
  17. 前記第1面に対する正射影において、前記受光素子および受光回路が占める面積が、前記発光回路が占める面積よりも大きいことを特徴とする請求項15または16に記載の表示装置。
  18. 前記受光回路のうち前記第1基板に配されたトランジスタのゲート絶縁膜厚と、前記発光回路のうち前記第2基板に配されたトランジスタのゲート絶縁膜厚と、が互いに異なることを特徴とする請求項15乃至17の何れか1項に記載の表示装置。
  19. 前記複数の画素は、第3画素と第4画素とを含み、
    前記第3画素に配された前記受光素子と、前記第4画素に配された前記受光素子と、が1つの前記受光回路を共有していることを特徴とする請求項15乃至18の何れか1項に記載の表示装置。
  20. 前記複数の画素は、第3画素と第4画素とを含み、
    前記第3画素と前記第4画素とが、1つの前記受光素子を共有していることを特徴とする請求項15乃至18の何れか1項に記載の表示装置。
  21. 前記第3画素と前記第4画素とが、互いに異なる色の光を発光することを特徴とする請求項19または20に記載の表示装置。
  22. 複数のレンズを有する光学部と、前記光学部を通過した光を受光する撮像素子と、画像を表示する表示部と、を有し、
    前記表示部は、前記撮像素子が撮像した画像を表示する表示部であり、かつ、請求項1乃至21の何れか1項に記載の表示装置を有することを特徴とする光電変換装置。
  23. 表示部が設けられた筐体と、前記筐体に設けられ、外部と通信する通信部と、を有し、
    前記表示部は、請求項1乃至21の何れか1項に記載の表示装置を有することを特徴とする電子機器。
  24. 光源と、光拡散部および光学フィルムの少なくとも一方と、を有する照明装置であって、
    前記光源は、請求項1乃至21の何れか1項に記載の表示装置を有することを特徴とする照明装置。
  25. 機体と、前記機体に設けられている灯具と、を有する移動体であって、
    前記灯具は、請求項1乃至21の何れか1項に記載の表示装置を有することを特徴とする移動体。
  26. 画像を表示するための表示装置を有するウェアラブルデバイスであって、
    前記表示装置は、請求項1乃至21の何れか1項に記載の表示装置を有することを特徴とするウェアラブルデバイス。
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