JP2023026920A - 充填包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】調整作業における袋用ウエブの無駄を抑えることができる充填包装機を提供する。【解決手段】内袋充填機30の下部回転体302Aには、二つ折りにされた外袋ウエブが供給され、下部回転体302Aの外周に複数設けられたサイドシール部304に掛け回されて搬送方向に所定間隔でサイドシールされ外袋が形成される。下部回転体302Aのサイドシール部304の上方に、内袋を外袋へと投入するため昇降可能なグリッパ32Aを配置する。下部回転体302Aおよび上部回転体302Bをサーボモータ303M、305Mを用いて各々独立に駆動可能とする。【選択図】図6

Description

本発明は、二つ折りで搬送されるウエブに物品を上方から充填する充填包装機に関する。
二つ折りで搬送されるウエブに物品を充填する充填包装機としては、例えば物品を内袋に充填した後、内袋を外袋に充填する装置が知られている(特許文献1)。同装置では、内袋包装機の回転体に供給された二つ折りの内袋ウエブの前後をサイドシールしてポケットを形成し、ホッパを用いて上部開口部から各ポケットに物品を充填して上部開口部をトップシールして密封する。内袋包装機の下流側の外袋包装機では、二つ折りにされた外袋ウエブが供給された回転体において外袋ウエブの前後をサイドシールしてポケットを形成するとともに、内袋包装機から供給され内袋ウエブを袋ごとに分離して、サイドシールで区分される各外袋ウエブのポケットに内袋を上方から投入している。
特開2019-199283号公報
このような充填包装機では、生産開始前に試運転を行い各ウエブを供給するシールユニットなどの調整を行う必要がある。具体的には内袋ウエブを内袋包装機と外袋包装機にセットするとともに、外袋ウエブを外袋包装機にセットして調整を行う。しかし、例えば内袋ウエブの調整時間が外袋ウエブの調整時間よりも長くかかる場合、外袋包装機も運転しなければならず外袋が無駄に消費されることになる。また、生産途中において異常が発生してどちらかの調整が必要となった場合も同様である。
本発明は、調整作業における袋用ウエブの無駄を抑えることができる充填包装機を提供することを課題としている。
本発明の第1の発明である充填包装機は、二つ折りにされた袋用ウエブが供給される回転体と、前記回転体の外周に複数設けられ、二つ折りにされた前記袋用ウエブが掛け回され、二つ折りにされた前記袋用ウエブを搬送方向の所定間隔でシールして袋を形成するシールユニットと、前記回転体の前記シールユニットの上方に設けられて、供給される物品を袋に充填する昇降可能な充填ユニットと、前記充填ユニットを昇降させる昇降手段とを備えた充填包装機において、前記回転体が、前記シールユニットが配置される下部回転体と、前記充填ユニットが配置された上部回転体とを備え、前記下部回転体および前記上部回転体が駆動手段により各々独立して駆動可能であることを特徴としている。
本発明の第2の発明である充填包装機は、第1の発明において、前記昇降手段が、前記充填ユニットを昇降させる第1運転モードと、前記充填ユニットを昇降させない第2運転モードとで切り替え可能であり、前記第1運転モードでは前記下部回転体と前記上部回転体を一体的に回転し、前記第2運転モードでは前記下部回転体と前記上部回転体を独立して回転することを特徴としている。
本発明の第3の発明である充填包装機は、第2の発明において、第1運転モードと前記第2運転モードの切り替えが前記昇降手段のカムの切り替えにより行われることを特徴としている。
本発明によれば、調整作業における資材の無駄を抑えることができる充填包装機を提供するとができる。
本発明の一実施形態である充填包装システムの斜視図である。 図1の充填包装システムの平面図である。 製品充填機の部分側断面図である。 内袋充填機のサイドシール区間から投入区間の前半までの区間の動作を径方向外側に視た展開図である。 図4の区間A3(図2参照)の拡大図である。 内袋充填機の部分側断面図である。 サーボモータと制御装置の関係を示すブロック図である。 第1運転モードにおけるカム軌道変更機構の構成を示すカム溝の展開図である。 第2運転モードにおけるカム軌道変更機構の構成を示すカム溝の展開図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である充填包装システムの斜視図であり、図2は平面図である。
本実施形態の充填包装システム10は、内袋包装装置12と外袋包装装置(充填包装機)14を備える。内袋包装装置12では、内袋繰り出し部16から長尺帯状の内袋ウエブS1が繰り出され、製品充填機18に供給される。内袋ウエブS1は内袋繰り出し部16に設置される原反ロール16Aから繰り出され、案内ローラ16Bにおいて水平にされるとともに、長手方向に沿って上向きに二つ折りにされて製品充填機18へと供給される。
製品充填機18は、鉛直軸周りに回転する回転体18Aを備え、二つ折りにされた内袋ウエブS1は、回転体18Aの外周縁に沿って、回転体18Aの回転と同期して走行される。回転体18Aに巻き付けられた二つ折りにされた内袋ウエブS1には、上流区間(サイドシール区間)A1において、長手方向に沿って一定間隔で鉛直方向にシールが施され(サイドシール)、上方が開口とされた袋状に成形される。
回転体18Aの外周上方には、サイドシールにより形成された内袋ウエブS1の各内袋B1に対応して、ホッパ18Bが配置される。ホッパ18Bは、上流区間A1のさらに上流側で上方から二つ折りにされた内袋ウエブS1の間に順次挿入される。その後、上流区間A1においてホッパ18B間がサイドシールされ、下流区間(充填区間)A2において、内袋B1に充填される内容物が上方から各内袋B1内へと投入される。充填が完了するとホッパ18Bは上昇され、サイドシールにより長手方向に多数の内袋B1に区分けされ、内容物が投入された内袋ウエブS1は、回転体18Aから離脱され、案内ローラ20を介して外袋包装装置14へ向けて送り出される。
案内ローラ20を介した内袋ウエブS1は、外袋包装装置14へ向けて直線的に送り出され、予熱装置22、トップシール装置24を通して、二つ折り内袋ウエブS1の上辺、すなわち、各内袋B1の開口部が形成された部分が長手方向に沿って予熱され、トップシール装置24において、開口部が完全に密閉される。これにより、内袋ウエブS1に形成された各内袋B1に投入された内容物は、内袋B1内に密封される。
内袋ウエブS1の下流端には、外袋包装装置14の隣接する位置にカッタ26が配置される。内容物が充填・密封された内袋ウエブS1の各内袋B1は、下流端においてカッタ26によりサイドシール位置で各々切断され、個別の内袋B1に分離される。内袋ウエブS1から分離された各内袋B1は、後述するように、外袋包装装置14に設けられた機構により保持され、外袋B2内に各々投入される。
外袋包装装置14では、外袋繰り出し部28から長尺帯状の外袋ウエブS2が繰り出され、内袋充填機30に供給される。外袋ウエブS2は外袋繰り出し部28に設置される原反ロール28Aから繰り出され、案内ローラ28Bにおいて水平にされるとともに、長手方向に沿って上向きに二つ折りにされて内袋充填機30へと供給される。
内袋充填機30は、鉛直軸周りに回転する回転体30Aを備え、二つ折りにされた外袋ウエブS2は、回転体30Aの外周縁に沿って、回転体30Aの回転と同期して走行される。回転体30Aに巻き付けられた二つ折りにされた外袋ウエブS2には、上流区間(サイドシール区間)A3において、長手方向に沿って一定間隔で鉛直方向にシールが施され(サイドシール)、上方が開口とされた袋状に成形される。
案内ローラ20により外袋包装装置14に向けて直線的に送り出される内袋ウエブS1は、内袋充填機30の回転体30Aの1つの外周接線にほぼ一致するように配置される。また、カッタ26は、ほぼ回転体30Aとの接点Pに対応する位置で内袋ウエブS1を切断するように配置される。回転体30Aの外周上方には、外袋B2の各々に対応して、外袋B2内に挿入されて内袋B1を外袋B2内へと案内するホッパ30Bと、切断された内袋B1を保持し、対応するホッパ30B内へ投入する内袋保持装置32(図4、図6参照)が各々昇降自在に配置される。
カッタ26により切断され、内袋充填機30の内袋保持装置32により保持された各内袋B1は、後述するように下流区間(投入区間)A4において、上流区間(サイドシール区間)A3において形成された外袋B2内の各々にホッパ30Bを通して投入される。内袋B1投入後、ホッパ30Bは上昇され外袋B2から退避されると、外袋ウエブS2は、案内ローラ34を介してその向きが変更され、内袋ウエブS1と同様に、予熱部36、トップシール装置38を介してその上部開口が密閉され、内袋B1が外袋B2内に各々密封される。密封が完了した外袋ウエブS2は、カッタ40によりサイドシール位置で切断され、内袋B1の外袋B2による個別包装が完了する。
次に図3の製品充填機18の側断面図を参照して、製品充填機18の構成についてより詳細に説明する。
製品充填機18の回転体18Aは、円盤状のベース盤180を備え、ベアリング181を介して固定軸182周りに回転自在に取り付けられる。ベース盤180は、図示しない駆動機構により、内袋ウエブS1の搬送速度に同期して回転される。ベース盤180の周囲には、その外周に沿って二つ折りにされた内袋ウエブS1が掛けられる複数のサイドシール部184が一定の間隔で外周に沿って配置される。
サイドシール部184は、ベース盤180から上向きに直立する固定シールバー184Aと、固定シールバー184Aの外側に位置し、その基端部がベース盤180の外周縁に軸支される揺動シールバー184Bとを備える。揺動シールバー184Bは、その先端を径方向外側に向けた横臥状態と、上向きに直立して固定シールバー184Aに押し当てられる起立状態との間で揺動可能である。揺動シールバー184Bの基端部を中心とする回動は、揺動シールバー184Bを回動するための回動レバー184Eの先端に設けられたカムフォロワ184Dとカム溝184Cとの係合により制御される。
内袋ウエブS1は、固定シールバー184Aに押し当てられた状態で走行され、揺動シールバー184Bが起立して、内袋ウエブS1を挟んで固定シールバー184Aに押し当てられると、二つ折りにより重ねられた内袋ウエブS1は、固定シールバー184Aと揺動シールバー184Bの間に挟まれて溶着され、サイドシールが施される。図3では、左側に横臥状態の揺動シールバー184Bが示され、右側には起立状態の揺動シールバー184Bが示される。
サイドシール部184の上方にあって、2つのサイドシール部184の間には、それぞれホッパ18Bが配置される。ホッパ18Bは、各々ホッパ昇降機構186によって支持される。ホッパ18Bは、ホッパ昇降機構186の鉛直方向に延在する昇降シャフト186Aの上端に支持される。昇降シャフト186Aは、ベース盤180に対して昇降自在に支持され、昇降シャフト186Aの下端に設けられたカムフォロワ186Bとカム186Cとの係合により昇降する。図3では、左側にホッパ18Bが上昇された状態が示され、右側にはホッパ18Bが下降され、その先端がサイドシールにより形成された内袋ウエブS1の内袋B1内に挿入された状態が示される。
回転体18Aの上方には、内袋B1内に充填される内容物が貯留されるタンク188が配置され、各ホッパ18Bの上方にはタンク188内の内容物をホッパ18Bへと案内する充填ノズル188Aが設けられる。充填区間A2において、タンク188内の内容物は、充填ノズル188A、ホッパ18Bを通して落下し、内袋B1内へと投入される。
次に、図4、5を参照して、内袋充填機30における外袋B2への内袋B1の投入動作について説明する。図4は、内袋充填機30のサイドシール区間(上流区間)A3から投入区間(下流区間)A4の前半までの区間の動作を径方向外側に視て平面に展開したものであり、図5は、図4の区間A3の拡大図である。
図4に示されるように、二つ折りにされた外袋ウエブS2の間には上方から、ホッパ30Bが順次挿入される。サイドシール区間(上流区間)A3において、ホッパ30Bは、1つ前に挿入されたホッパ30Bの後縁側サイドシールLに沿って、上方から外袋ウエブS2の間に挿入される。その後、新たに挿入されたホッパ30Bの後縁側がサイドシールされ、このサイドシールLに沿って次のホッパ30Bが同様に外袋ウエブS2の間に挿入される。
ホッパ30Bが挿入され、サイドシールLにより個別の外袋B2に区分けされた外袋ウエブS2の上方には、内袋充填機30の外周の接線方向から内袋B1に区分され密封された内袋ウエブS1が搬送されてくる。内袋ウエブS1は、内袋充填機30の外周と内袋ウエブS1の直線的な軌道が接する接点Pの手前で各内袋B1の上部が順次内袋保持装置(充填ユニット)32のグリッパ(保持部)32Aにより把持され、接点P付近でカッタ26により先端の内袋B1が内袋ウエブS1から切断される。このときグリッパ32Aはリンク機構により、接点Pの手前で接線方向に沿って移動する内袋B1を各々保持するために、内袋充填機30の外周から径方向外側に突き出されるとともに、接線方向に平行になるように回転される。
また、内袋B1を保持してから内袋B1が切断されるまでの間、各グリッパ32Aは、内袋ウエブS1に形成された内袋B1のピッチD1に合わせたピッチとされるが、切断後は、外袋ウエブS2に形成される外袋B2のピッチD2、すなわちホッパ30Bのピッチに合わせられる。その後、各グリッパ32Aは、径方向内側に引っ込められるとともに、内袋充填機30の外周に沿った向きに回転され、元の位置・向きに戻される。すなわち、各グリッパ32Aは、内袋充填機30の外周に沿ってホッパ30B、すなわち外袋B2とともに移動する。
内袋充填機30の外周に沿って移動を開始した各グリッパ32Aは下降され、保持する内袋B1の少なくとも一部を直下に位置するホッパ30B内に挿入してリリースする。これにより内袋B1は、ホッパ30Bの中を通って落下し、ホッパ30Bが挿入された外袋B2に投入される。
また、各ホッパ30Bには、チューブ30Cが設けられ、ホッパ30Bが外袋B2内に挿入されている間に、窒素ガスを外袋B2内に注入する。ホッパ30Bは、外袋ウエブS2が案内ローラ34に達する前に上昇され外袋B2から抜き出される。その後、ホッパ30Bおよびグリッパ32Aは、内袋充填機30の外周に沿って移動され、上述の接点Pの手前に達すると同様の動作を繰り返す。
図6は、本実施形態の内袋充填機30の部分側断面図である。内袋充填機30は、固定シャフト300Aを含む固定部300と、固定シャフト300Aの周りをベアリング301を介して回転する回転体30Aとを備え、回転体30Aは、下部回転体302Aと上部回転体302Bとから構成される。
下部回転体302Aは、サイドシール部(シールユニット)304およびホッパ30Bを保持するホッパ昇降機構306が外周に沿って配置されるベース盤308を備える。下回転部302Aは、ギヤ303を介してサーボモータ303Mに接続され、外袋ウエブS2の搬送速度に同期して回転可能である。
ベース盤308の外周に沿って一定の間隔で配置される複数のサイドシール部304には、二つ折りにされた外袋ウエブS2が掛け回される。サイドシール部304は、ベース盤308から上向きに直立する固定シールバー304Aと、固定シールバー304Aの外側に位置し、その基端部がベース盤308の外周縁に軸支される揺動シールバー304Bとを備える。
揺動シールバー304Bは、その先端を径方向外側に向けた横臥状態と、上向きに直立して固定シールバー304Aに押し当てられる起立状態との間で揺動可能である。揺動シールバー304Bの基端部を中心とする回動は、カムフォロワ304Dと揺動シールバー304Bの下方において固定部300に設けられたカム300Bとの係合により行われる。
外袋ウエブS2は、固定シールバー304Aに押し当てられた状態で走行され、揺動シールバー304Bが起立して、外袋ウエブS2を挟んで固定シールバー304Aに押し当てられると、二つ折りにより重ねられた外袋ウエブS2は、固定シールバー304Aと揺動シールバー304Bの間に挟まれて溶着され、サイドシールが施される。図6では、横臥状態の揺動シールバー304Bが点線で示され、起立状態の揺動シールバー304Bが実線で示されている。なお、図6においては、サイドシール部304は右側のみを示しており、左側は省略している。
サイドシール部304の上方にあって、2つのサイドシール部304の間には、それぞれホッパ30Bが配置される。ホッパ30Bは、各々ホッパ昇降機構306によって支持される。ホッパ30Bは、ホッパ昇降機構306の鉛直方向に延在する昇降シャフト306Aの上端に支持される。昇降シャフト306Aは、ベース盤308に対して昇降自在に支持され、昇降シャフト306Aの下端に設けられたカムフォロワ306Bとカム306Cとの係合により昇降する。
また、各ホッパ30Bに取り付けられたチューブ30Cは、固定シャフト300Aとベース盤308との間に設けられたロータリーバルブ30Dを介して固定シャフト300A内に敷設されたガス供給管30Eに連通され、ガス供給源30Fに接続される。
一方、上部回転体302Bは、周方向に沿って複数の内袋保持装置32を支持する。上部回転体302Bは、ギヤ305を介してサーボモータ305Mに接続され、外袋ウエブS2の搬送速度に同期して回転可能である。
内袋保持装置32は、それぞれ各ホッパ30Bの上方に配置され、保持装置支持部310に支持される。内袋保持装置32は、グリッパ32Aの開閉を行うグリッパ開閉機構320を備え、グリッパ開閉機構320は、鉛直に延在するスライド軸322の下端に取り付けられる。スライド軸322は、ブロック324に対して昇降自在であり、ブロック324は、不図示のリンク機構(ピッチ拡開機構)を内装し、保持装置支持部310が保持するリンク326によって支持される。なお、リンク機構(ピッチ拡開機構)は、リンク機構(ピッチ拡開機構)に接続される3つのカムフォロワ42A、42B、42Cと、固定シャフト300Aの上方で上部回転体302Bの外周寄りに設けられた3つのカム溝との係合により駆動され、ブロック324、すなわちスライド軸322の位置および向きが制御される。
スライド軸322は、例えばその上端近くにカムフォロワ322Aが設けられる。カムフォロワ322Aは、固定シャフト300Aの軸を中心に円筒形状に形成されたカム部材46の外側面に沿って形成されたグリッパ昇降カム溝47に係合される(昇降手段)。すなわち、スライド軸322は、上部回転体302Bが回転され、カムフォロワ322Aがグリッパ昇降カム溝47に沿って移動することでブロック324に対して昇降する(保持部昇降手段)。
また、スライド軸322は中空構造とされ、その中にはグリッパ32Aの開閉操作を行う昇降軸328が挿通する。昇降軸328の上端にはカムフォロワ328Aが設けられ、カムフォロワ328Aは、カム部材46の外側面に沿ってグリッパ昇降カム溝47の上方に形成されたグリッパ開閉カム溝48に係合される。すなわち、昇降軸328は、上部回転体302Bが回転され、カムフォロワ328Aがグリッパ開閉カム溝48に沿って移動することでスライド軸322内を昇降する。昇降軸328の下端は、グリッパ開閉機構320に接続され、グリッパ32Aの開閉は、昇降軸328の上下運動で操作される。
なお、図7のブロック図に示されるように、サーボモータ303M、305Mの駆動は、制御装置44により制御される。制御装置44は、サーボモータ303M、305Mから回転信号を受信し、それぞれに駆動指令を送信して各々を独立に制御可能である。後述する第1運転モードでは下部回転体302Aと上部回転体302Bを一体的に回転し、第2運転モードでは下部回転体302Aと上部回転体302Bを独立して回転する。例えば、第2運転モードでは、下部回転体302Aのみ、あるいは、上部回転体302Bのみを回転することができる。
次に図7、図8、図9を参照して、本実施形態の第1、第2運転モードについて説明する。第1運転モードは、内袋(物品)B1を外袋B2に袋詰めする製品生産時の通常の運転である。したがって、第1運転モードでは、下部回転体302Aおよび上部回転体302Bはサーボモータ303M、305Mにより一体的に回転され、前述した態様で内袋包装装置12により製造された内袋B1が、外袋包装装置14において袋ごとに分離され外袋B2に封入される。
一方、第2運転モードは、試運転の際などの調整作業において用いられる運転モードである。例えば、内袋ウエブS1の調整時間と外袋ウエブS2の調整時間の一方が他方よりも長くかかる場合、袋用ウエブの無駄を出すことなく調整作業を行うには、一方の袋包装機のみ運転可能にする必要がある。そのため、本実施形態の第2運転モードでは、外袋包装装置14の内袋充填機30の回転体を外袋ウエブS2を掛け回す下部回転体302Aと上部回転体302Bとに分離し、上述したように各々を独立して運転可能としている。
しかし、内袋充填機30の構成では、グリッパ32Aが、内袋B1を外袋B2内に投入する高さにまで下降されるので、内袋包装装置12、外袋包装装置14の一方の運転を停止して他方を運転すると、グリッパ32Aと外袋ウエブS2が干渉してしまう。そのため本実施形態の外袋包装装置14では、第2運転モードにおいて、グリッパ32Aの昇降を停止する機構を備える。
すなわち、本実施形態の外袋包装装置14は、グリッパ昇降カム溝47およびグリッパ開閉カム溝48の軌道変更し、グリッパ32Aの昇降を停止するカム軌道変更機構を区間A4(図2参照)に備える。図8、図9は、カム軌道変更機構の構成を示す模式図である。図8、図9は、区間A4付近のカム部材46の展開図を径方向外側に見た図であり、図8は第1運転モード、図9は第2運転モードの状態を示す。なお、図8、図9には、各運転モードにおいて図面右側から左側へと移動するカムフォロワ322A、328Aの位置が複数模式的に描かれている。
カム部材46において、区間A4を除く区間には、グリッパ昇降カム溝47とグリッパ開閉カム溝48が1本ずつ形成されており、カムフォロワ322A、328Aは、単一のカム溝47、48内を各々走行する。すなわち、区間A4を除く区間では、グリッパ32Aは選択される運転モードに関わらず常に同じ態様で作動される。
一方、区間A4では、カム軌道変更機構によりグリッパ昇降カム溝47は、第1運転モード用グリッパ昇降カム溝47Aと第2運転モード用グリッパ昇降カム溝47Bの間で切り替え可能であり、グリッパ開閉カム溝48は、第1運転モード用グリッパ開閉カム溝48Aと第2運転モード用グリッパ開閉用カム溝48Bの間で切り替え可能である。すなわち、区間A4では、グリッパ32Aは選択された運転モードに応じて作動される。
カム軌道変更機構は、カム部材46の両端に一対の昇降カム50、52を備える(図8、9における斜線部)。昇降カム50、52は、カム部材46の外周面の一部を構成するブロック部材であり、カム部材46の外周面の母線に沿って形成された一対の昇降用溝に摺動自在に嵌合される。昇降カム50、52の上端はカム部材46に支持されるエアシリンダ54、56により保持され、昇降カム50、52は、溝に沿って昇降可能である。
カム部材46において昇降カム50と昇降カム52の間の区間には、第1運転モード用グリッパ昇降カム溝47A、第1運転モード用グリッパ開閉カム溝48Aと第2運転モード用グリッパ昇降カム溝47B、第2運転モード用グリッパ開閉カム溝48Bが形成されている。第1運転モード用グリッパ昇降カム溝47Aおよび第1運転モード用グリッパ開閉カム溝48AはV字形を呈し、内袋B1を外袋B2内へと投入する最低高さまでグリッパ32Aを下降した後、再度最高高さにまで上昇させ、グリッパ32Aはグリッパ32Aが下降されると開放され、上昇されると閉じられる。一方、第2運転モード用グリッパ昇降カム溝47Bおよび第2運転モード用グリッパ開閉カム溝48Bは、カム溝47、48に略対応する高さに形成された略水平の溝であり、第2運転モード用グリッパ昇降カム溝47Bおよび第2運転モード用グリッパ開閉カム溝48Bが使用されるとき、グリッパ32Aは下降されることなく開放されることもない。なお、第2運転モードにおいて、グリッパ32Aは下降されることはないが、内袋B1を系外へ排出するために所定の区間において開放するようにしても良い。
昇降カム50、52には、区間A4の両側のカム部材46に形成されたカム溝47を第1運転モード用グリッパ昇降カム溝47Aに連絡するための第1運転モード用グリッパ昇降連絡溝50A、52Aと、カム溝48を第1運転モード用グリッパ開閉カム溝48Aに連絡するための第1運転モード用グリッパ開閉連絡溝50B、52Bとが設けられるとともに、第2運転モード用グリッパ昇降カム溝47Bに連絡するための第2運転モード用グリッパ昇降連絡溝50C、52Cと、第2運転モード用グリッパ開閉カム溝48Bに連絡するための第2運転モード用グリッパ開閉連絡溝50D、52Dとが設けられる。
図8のように、第1運転モードが選択されるとき、昇降カム50、52は、エアシリンダ54、56を用いて上昇され、カム溝47、48は、それぞれ第1運転モード用グリッパ昇降連絡溝50A、52Aおよび第1運転モード用グリッパ開閉連絡溝50B、52Bを介して第1運転モード用カム溝47A、48Aに接続される。一方、第2運転モードが選択されるとき、図9のように、昇降カム50、52は、エアシリンダ54、56を用いて下降され、カム溝47、48は、それぞれ第2運転モード用グリッパ昇降連絡溝50C、52Cおよび第2運転モード用グリッパ開閉連絡溝50D、52Dを介して第2運転モード用カム溝47B、48Bに接続される。
以上のように、本実施形態の充填包装機では、外袋ウエブが掛け回される下部回転体と、内袋が供給される上部回転体とが独立して回転可能とされているため、一方の回転部を回転させた調整作業を行いながらも、他方の回転部を停止させることができるので、調整作業における袋用ウエブなどの資材の無駄を抑えることができる。また、本実施形態では、運転モードの切替によりグリッパの昇降を停止できるので、いかなる調整作業においてもグリッパと袋の干渉を防止できる。
10 充填包装システム
14 外袋包装装置(充填包装機)
32 袋保持装置(充填ユニット)
47 グリッパ昇降カム溝(昇降手段)
302A 下部回転体
302B 上部回転体
303M、305M サーボモータ(駆動手段)
304 サイドシール部(シールユニット)
322A カムフォロワ(昇降手段)
S2 外袋ウエブ(袋用ウエブ)

Claims (3)

  1. 二つ折りにされた袋用ウエブが供給される回転体と、
    前記回転体の外周に複数設けられ、二つ折りにされた前記袋用ウエブが掛け回され、二つ折りにされた前記袋用ウエブを搬送方向の所定間隔でシールして袋を形成するシールユニットと、
    前記回転体の前記シールユニットの上方に設けられて、供給される物品を袋に充填する昇降可能な充填ユニットと、
    前記充填ユニットを昇降させる昇降手段とを備えた充填包装機において、
    前記回転体が、前記シールユニットが配置される下部回転体と、前記充填ユニットが配置された上部回転体とを備え、
    前記下部回転体および前記上部回転体が駆動手段により各々独立して駆動可能である
    ことを特徴とする充填包装機。
  2. 前記昇降手段は、前記充填ユニットを昇降させる第1運転モードと、前記充填ユニットを昇降させない第2運転モードとで切り替え可能であり、前記第1運転モードでは前記下部回転体と前記上部回転体を一体的に回転し、前記第2運転モードでは前記下部回転体と前記上部回転体を独立して回転することを特徴とする請求項1に記載の充填包装機。
  3. 前記第1運転モードと前記第2運転モードの切り替えが前記昇降手段のカムの切り替えにより行われることを特徴とする請求項2に記載の充填包装機。
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