JP2023019053A - 端末、リレー端末及び通信方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】リレー方式による通信が行われる際に生じるネットワークリソースの消費量を削減すること。【解決手段】リレー端末から受信するメッセージに含まれるエリア識別情報と、ネットワークとの通信が許可される又は許可されないエリアを示すエリア識別情報リストとに基づいて、ネットワークとの通信可否を判断する制御部と、前記ネットワークとの通信が可能である場合に、前記リレー端末との間でコネクション確立を行う通信部と、を有する端末。【選択図】図1
Description
本開示は、端末、リレー端末及び通信方法に関する。
国際標準化団体であるThird Generation Partnership Project(3GPP)では、第3.9世代の無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)であるLong Term Evolution(LTE)、第4世代のRATであるLTE-Advancedの後継として、第5世代(Fifth Generation:5G)のRATであるNew Radio(NR)のリリース15が仕様化されている(例えば、非特許文献1)。
また、第4世代のコアネットワーク(Core Network:CN)であるEvolved Packet Core(EPC)の後継として、第5世代のCNである5G Core Network(5GC)のリリース15も仕様化されている(例えば、非特許文献2)。
3GPP TS 38.300 V15.2.0 (2018-06)
3GPP TS 23.501 V15.2.0 (2018-06)
現在、近接サービス(Proximity based Services:ProSe)と呼ばれる、デバイス間通信の検討が進められている。5Gで検討されている近接サービスは、5G ProSeとも呼ばれる。また、5G ProSeでは、端末(Remote UE)が、リレー端末(Relay UE)を経由してネットワークと通信を行う、リレー方式による通信の検討も進められている。
ここで、NRでは、端末が通信をすることが可能なエリアを制限する、サービスエリア制限機能(Service Area Restriction)が具備されている。もし、リレー端末を経由してネットワークとの通信を試みる端末が、通信を許可されないエリアに存在する場合、ネットワークは、当該端末からの接続を拒否することになる。そうすると、端末が、通信を許可されないエリアに存在する場合、ネットワークが端末の接続を拒否するまでの処理手順で消費するネットワークリソースが無駄になってしまうという問題がある。
本開示はこのような事情に鑑みてなされたものであって、リレー方式による通信が行われる際に生じるネットワークリソースの消費量を削減することを可能とする端末、リレー端末及び通信方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る端末は、リレー端末から受信するメッセージに含まれるエリア識別情報と、ネットワークとの通信が許可される又は許可されないエリアを示すエリア識別情報リストとに基づいて、ネットワークとの通信可否を判断する制御部と、前記ネットワークとの通信が可能である場合に、前記リレー端末との間でコネクション確立を行う通信部と、を有する。
本開示によれば、リレー方式による通信が行われる際に生じるネットワークリソースの消費量を削減することを可能とする端末、リレー端末及び通信方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら本実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<システム構成>
図1は、本実施形態に係る通信システムの概要の一例を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、リレー端末(Relay UE)10Aと、リモート端末(Remote UE)10Bと、基地局20と、コアネットワーク30と、Data Network(DN)40とを含む。なお、図1に示すリレー端末10A、リモート端末10B、基地局20、コアネットワーク30内の各ノードの数は例示にすぎず、図示する数に限られない。以下の説明において、リレー端末10Aとリモート端末10Bとを区別しない場合、「端末10」と記載する。
図1は、本実施形態に係る通信システムの概要の一例を示す図である。図1に示すように、通信システム1は、リレー端末(Relay UE)10Aと、リモート端末(Remote UE)10Bと、基地局20と、コアネットワーク30と、Data Network(DN)40とを含む。なお、図1に示すリレー端末10A、リモート端末10B、基地局20、コアネットワーク30内の各ノードの数は例示にすぎず、図示する数に限られない。以下の説明において、リレー端末10Aとリモート端末10Bとを区別しない場合、「端末10」と記載する。
端末10は、例えば、スマートフォンや、パーソナルコンピュータ、車載端末、車載装置、静止装置、テレマティクス制御ユニット(Telematics control unit:TCU)等、所定の端末又は装置である。端末10は、ユーザ装置(User Equipment:UE)、移動局(Mobile Station:MS)、ユーザ端末(User Terminal)、無線装置(Radio apparatus)、加入者端末、アクセス端末等と呼ばれてもよい。端末10は、移動型であってもよいし、固定型であってもよい。
リレー端末10Aとリモート端末10Bは、同一の機能を備えており、リレー端末10Aとして動作するのか、又は、リモート端末10Bとして動作するのかを任意に切替可能であってもよい。若しくは、リレー端末10Aとリモート端末10Bは、それぞれ、リレー端末及びリモート端末として動作するために必要な機能を有する端末10であってもよい。また、リレー端末10A及びリモート端末10Bは、通常の端末10として動作する機能を備えていてもよい。また、リレー端末10Aを「中継端末」と称してもよい。また、リレー端末10A及び/又はリモート端末10Bを単に「端末」と称してもよい。
端末10は、基地局20に対する無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、例えば、LTE、LTE-Advanced、NR等を用いて通信可能に構成されるが、これに限られず、第6世代以降のRATを用いて通信可能に構成されてもよい。また、端末10は、上記のような3GPPが規定したアクセス網(3GPP access network)に限られず、例えば、Wi-Fi等の非3GPPアクセス網(non-3GPP access network)を介して基地局20にアクセスしてもよい。
基地局20は、1以上のセルCを形成し、当該セルCを用いて端末10と通信する。基地局20は、gNodeB(gNB)、en-gNB、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network:RAN)、アクセスネットワーク(Access Network:AN)、次世代無線アクセスネットワーク(Next Generation‐Radio Access Network:NG-RAN)ノード、低電力ノード(low-power node)、中央ユニット(Central Unit:CU)、分散ユニット(Distributed Unit:DU)、gNB-DU、リモート無線ヘッド(Remote Radio Head:RRH)、統合アクセス及びバックホール(Integrated Access and Backhaul/Backhauling:IAB)ノード等と呼ばれてもよい。基地局20は、一つのノードに限られず、複数のノード(例えば、DU等の下位ノードとCU等の上位ノードの組み合わせ)で構成されてもよい。
コアネットワーク30は、例えば、5GCであるが、これに限られず、EPC又は第6世代以降のコアネットワーク等であってもよい。コアネットワーク30は、例えば、Access and Mobility Management Function(AMF)31、Session Management Function(SMF)32、User Plane Function(UPF)33、Policy and Control Function(PCF)34、Application Function(AF)35等を含む。
DN40は、例えば、インターネット、企業ネットワーク、IP Multimedia Subsystem(IMS)などである。
なお、コアネットワーク30に含まれる機能は、図1に示すものに限られない。また、図1に示す各機能及びインタフェースの名称は例示にすぎず、同等又は類似の機能を有すれば、他の名称が用いられてもよい。また、図1に示す複数のコアネットワーク機能が単一の装置内に設けられてもよいし、図1に示す一つのコアネットワーク機能が複数の装置で構成されてもよい。コアネットワーク30の各機能の一部又は全部を構成する装置を、「コアネットワーク装置」と称する。
本実施形態では、基地局20及びコアネットワーク30をまとめて「ネットワーク100」と称する。
(移動制限機能(Mobility Restrictions))
移動制限機能は、端末10の移動管理やアクセスを制限する機能である。移動制限機能は、端末10、基地局20及びコアネットワーク30によって提供される。移動制限機能は、RAT制限(RAT restriction)、禁止エリア(Forbidden Area)、サービスエリア制限(Service Area Restriction)、コアネットワークタイプ制限(Core Network type restriction)及び閉域アクセスグループ情報(Closed Access Group information)で構成される。
移動制限機能は、端末10の移動管理やアクセスを制限する機能である。移動制限機能は、端末10、基地局20及びコアネットワーク30によって提供される。移動制限機能は、RAT制限(RAT restriction)、禁止エリア(Forbidden Area)、サービスエリア制限(Service Area Restriction)、コアネットワークタイプ制限(Core Network type restriction)及び閉域アクセスグループ情報(Closed Access Group information)で構成される。
図2は、サービスエリア制限を説明するための図である。サービスエリア制限は、端末10に対し、ネットワーク100との通信を開始することができるエリアと通信を開始することができないエリアとを規定する。より具体的には、許可エリア(Allowed Area)内では、端末10は、利用契約(サブスクリプション)に従って、ネットワーク100との通信開始が許可される。一方、不許可エリア(Non-Allowed Area)内では、端末10は、利用契約(サブスクリプション)に基づきサービスが制限される。例えば、不許可エリア内では、端末10及びネットワーク100は、サービスリクエストの開始、又はユーザプレーンデータに関するあらゆるコネクション要求、制御プレーンデータ、例外データ報告等の開始が許可されない。通信が制限されるエリアの単位は、トラッキングエリア(Tracking Area:TA)であってもよい。図2に示す例では、端末10-1は、TA-2及びTA-3が不許可エリアに設定されており、端末10-2は、TA-2、TA-5及びTA-6が不許可エリアに設定されている。この場合、TA-1であるエリア内に存在する端末10-1は、ネットワーク100と通信可能である。一方、TA-2であるエリア内に存在する端末10-2は、ネットワーク100と通信することができない。
(端末及びネットワーク間リレー)
現在、NRでは、端末間通信を用いる近接サービス(ProSe)の仕様として、リモート端末10Bが、リレー端末10Aを経由してネットワーク100と通信を行う、端末及びネットワーク間リレー(UE-to-Network Relay)の検討が進められている。リレー端末10Aは、ProSe UE-to-Network Relayとも呼ばれる。また、リレー端末10Aは、近接サービス用のリレー端末と呼ばれてもよい。また、リレー端末10A及びリモート端末10Bは、端末間通信(D2D通信、Sidelink通信)をサポートする。
現在、NRでは、端末間通信を用いる近接サービス(ProSe)の仕様として、リモート端末10Bが、リレー端末10Aを経由してネットワーク100と通信を行う、端末及びネットワーク間リレー(UE-to-Network Relay)の検討が進められている。リレー端末10Aは、ProSe UE-to-Network Relayとも呼ばれる。また、リレー端末10Aは、近接サービス用のリレー端末と呼ばれてもよい。また、リレー端末10A及びリモート端末10Bは、端末間通信(D2D通信、Sidelink通信)をサポートする。
端末10及び基地局20間のインタフェースはUuと呼ばれる。リレー端末10Aも端末10の一種であることから、リレー端末10A及び基地局20間のインタフェースもUuと呼ばれる。リモート端末10B及びリレー端末10A間のインタフェースは、PC5と呼ばれる。これらのインタフェースは参照点とも呼ばれる。
また、3GPPでは、端末及びネットワーク間リレーとして、レイヤ3リレー(Layer 3 UE-to-Network Relay)と、レイヤ2リレー(Layer 2 UE-to-Network Relay)とが検討されている。レイヤ3リレーは、リレー端末10AがNAS(Non Access Stratum)レイヤを終端し、リモート端末10Bの通信に用いられるPDU(Protocol Data Unit)セッションの確立をリレー端末10Aが行う形態である。レイヤ2リレーは、リモート端末10BがNASレイヤを終端し、リモート端末10Bの通信に適用されるPDUセッションの確立を、リモート端末10B自身が行う形態である。
(直接発見)
NRの近接サービスでは、直接発見(5G ProSe Direct Discovery)と呼ばれる、PC5を介して、近接する他の端末10の検出及び特定を行う処理手順が規定されている。直接発見は、単独で利用されてもよいし、直接通信(5G ProSe Direct Communication)と呼ばれる、PC5を介して端末10間で通信を行う処理手順を引き続き実行するために利用されてもよい。また、直接発見は、端末及びネットワーク間リレーにおいて、リモート端末10Bがリレー端末10Aを検出及び特定する際、若しくは、リレー端末10Aがリモート端末10Bを検出及び特定する際にも利用可能である。更に、直接発見は、レイヤ2リレー及びレイヤ3リレーの両方で利用可能である。端末及びネットワーク間リレーで用いられる直接発見は、リレー発見(UE to Network Relay Discovery)とも呼ばれる。
NRの近接サービスでは、直接発見(5G ProSe Direct Discovery)と呼ばれる、PC5を介して、近接する他の端末10の検出及び特定を行う処理手順が規定されている。直接発見は、単独で利用されてもよいし、直接通信(5G ProSe Direct Communication)と呼ばれる、PC5を介して端末10間で通信を行う処理手順を引き続き実行するために利用されてもよい。また、直接発見は、端末及びネットワーク間リレーにおいて、リモート端末10Bがリレー端末10Aを検出及び特定する際、若しくは、リレー端末10Aがリモート端末10Bを検出及び特定する際にも利用可能である。更に、直接発見は、レイヤ2リレー及びレイヤ3リレーの両方で利用可能である。端末及びネットワーク間リレーで用いられる直接発見は、リレー発見(UE to Network Relay Discovery)とも呼ばれる。
図3は、リモート端末10Bがリレー端末10Aを介してネットワーク100に接続する際の処理手順の一例を示す図である。なお、図3は、レイヤ2リレー及びレイヤ3リレーの両方に適用可能である。
ステップS10で、リモート端末10Bは、直接発見の処理手順を用いて、リレー端末10Aの検出を行う。
ステップS20で、リモート端末10Bは、リレー端末10Aとの間でPC5コネクションの確立を行う。
ステップS30で、リモート端末10Bは、リレー端末10Aを介してネットワーク100への登録要求を行う。
ステップS40で、ネットワーク100は、ネットワーク100への登録完了又は登録失敗を、リレー端末10Aを介してリモート端末10Bに通知する。
ステップS50で、リモート端末10Bは、ネットワーク100から登録失敗が通知された場合、再度ステップS10の処理手順を行うことで他のリレー端末10Aの発見し、他のリレー端末10Aが発見された場合、当該端末10のリレー端末10Aとの間でステップS20以降の処理を行うこととしてもよい。
ここで、ステップS10の処理手順における直接発見には、モデルA(Model A)と、モデルB(Model B)の2つのモデルが規定されている。
(直接発見:モデルA)
モデルAは、端末10が、「自分はここにいます(I am here)」とアナウンスし、他の端末10がそれをモニタすることで直接発見を実現するモデルである。より具体的には、モデルAの場合、アナウンス端末(Announcing UE)と、モニタ端末(Monitoring UE)の2つの役割の端末10が存在する。アナウンス端末10は、事前に定められた周期で発見メッセージをブロードキャストし、モニタ端末10は、発見メッセージをモニタすることで、アナウンス端末10を発見する。
モデルAは、端末10が、「自分はここにいます(I am here)」とアナウンスし、他の端末10がそれをモニタすることで直接発見を実現するモデルである。より具体的には、モデルAの場合、アナウンス端末(Announcing UE)と、モニタ端末(Monitoring UE)の2つの役割の端末10が存在する。アナウンス端末10は、事前に定められた周期で発見メッセージをブロードキャストし、モニタ端末10は、発見メッセージをモニタすることで、アナウンス端末10を発見する。
図4は、モデルAによるリレー発見手順の一例を示す図である。図4において、リレー端末10Aは、アナウンス端末10(Announcing UE)に対応し、リモート端末10B-1及びリモート端末10B-2は、モニタ端末10(Monitoring UE)に対応する。
ステップS11で、リレー端末10Aは、リレー発見アナウンスメッセージ(UE-to-Network Relay Discovery Announcement message)をブロードキャスト(送信)する。リレー発見アナウンスメッセージに関心があるリモート端末10B(つまり、リレーを探している端末)は、リレー発見アナウンスメッセージをモニタすることで、リレー端末10Aを発見する。リレー発見アナウンスメッセージには、リモート端末10Bがリレー端末10Aを識別するために利用可能な所定情報(例えば、アナウンサー情報(Announcer info)及び/又はリレーサービスコード(Relay Service Code:RSC))が含まれており、リモート端末10Bは、受信したリレー発見アナウンスメッセージに含まれる所定情報を用いて、発見したリレー端末10Aに接続するか否かの選択を行うことができる。
ステップS12で、リレー端末10Aは、必要に応じて、リレー発見追加情報メッセージ(UE-to-Network Relay Discovery Additional Information messages)をブロードキャスト(送信)してもよい。リレー発見追加情報メッセージは、例えば、リモート端末10Bがリレー端末10Aを選択する際及びリモート端末10Bとリレー端末10Aとの間でのコネクション維持のために利用されてもよい。また、リレー発見追加情報メッセージには、リレー端末10Aのサービングセルにおけるシステム情報(System Information)が含まれていてもよい。
(直接発見:モデルB)
モデルBは、端末10が、「そこに誰かいますか?(Who is there?)/あなたはそこにいますか?(Are you there?)」と尋ねることで、直接発見を実現するモデルである。モデルBの場合、他の端末を発見したい端末(発見者端末:Discoverer UE)と、他の端末に発見されたい端末(被発見者端末:Discoveree UE)の2つの役割の端末10が存在する。他の端末10を発見したい端末10(Discoverer UE)は、ある情報を含むリクエストメッセージを送信する。また、他の端末に発見されたい端末(Discoveree UE)は、当該リクエストメッセージに応答することで、他の端末を発見したい端末(Discoverer UE)に自身の存在を知らせる。
モデルBは、端末10が、「そこに誰かいますか?(Who is there?)/あなたはそこにいますか?(Are you there?)」と尋ねることで、直接発見を実現するモデルである。モデルBの場合、他の端末を発見したい端末(発見者端末:Discoverer UE)と、他の端末に発見されたい端末(被発見者端末:Discoveree UE)の2つの役割の端末10が存在する。他の端末10を発見したい端末10(Discoverer UE)は、ある情報を含むリクエストメッセージを送信する。また、他の端末に発見されたい端末(Discoveree UE)は、当該リクエストメッセージに応答することで、他の端末を発見したい端末(Discoverer UE)に自身の存在を知らせる。
図5は、モデルBによるリレー発見手順の一例を示す図である。図5において、リレー端末10A-1及びリレー端末10A-2は、他の端末10に発見されたい端末10(Discoveree UE)に対応し、リモート端末10Bは、他の端末10を発見したい端末10(Discoverer UE)に対応する。
ステップS15で、リモート端末10Bは、リレー発見勧誘メッセージ(UE-to-Network Relay Discovery Solicitation message)をブロードキャスト(送信)する。リレー発見勧誘メッセージには、例えば、リレー端末10Aがリモート端末10Bに応答するか否かの識別に利用可能な所定情報(発見者情報(Discoverer info)及び/又はRSC)が含まれていてもよい。
ステップS16で、リレー発見勧誘メッセージを受信したリレー端末10A-1及びリレー端末10A-2は、自身が、リレー発見勧誘メッセージに含まれる所定情報に合致する(match)場合(つまり、リモート端末10Bが、自身を探していると判断した場合)、リレー発見応答メッセージ(UE-to-Network Relay Discovery Response message)をリモート端末10B送信する。一方、リレー端末10A-1及びリレー端末10A-2は、リレー発見勧誘メッセージに含まれる所定情報に合致しない(match)場合(つまり、リモート端末10Bが、自身を探しているのではないと判断した場合)、リレー発見応答メッセージを送信しない。図5の例では、リレー端末10A-1のみが、自身が所定情報に合致すると判断し、リレー発見応答メッセージをリモート端末10Bに送信した状態を示している。
(リレーを介した通信にサービスエリア制限が適用される場合の課題)
図3で示した、リモート端末10Bがリレー端末10Aを介してネットワークに接続する際の処理手順において、サービスエリア制限が適用される場合、現在の3GPPの規定では、リモート端末10Bは、ステップS10~ステップS30の処理手順を実行し、ネットワーク100から登録失敗の通知を受けて初めて、通信が許可されないことを認識することになる。このように、現在の3GPP仕様では、リモート端末10Bが不許可エリアにいる場合であっても、ステップS10~ステップS30の通信処理が実行されることから、ネットワークリソースを無駄に消費してしまうという課題がある。
図3で示した、リモート端末10Bがリレー端末10Aを介してネットワークに接続する際の処理手順において、サービスエリア制限が適用される場合、現在の3GPPの規定では、リモート端末10Bは、ステップS10~ステップS30の処理手順を実行し、ネットワーク100から登録失敗の通知を受けて初めて、通信が許可されないことを認識することになる。このように、現在の3GPP仕様では、リモート端末10Bが不許可エリアにいる場合であっても、ステップS10~ステップS30の通信処理が実行されることから、ネットワークリソースを無駄に消費してしまうという課題がある。
そこで、本実施形態では、図3のステップS10におけるリレー発見手順の中で、リモート端末10Bが不許可エリアにいることを、リモート端末10B自身又はリレー端末10Aが認識できるようにする。これにより、リモート端末10Bが不許可エリアにいる場合、ステップS20以降の処理手順を省略することができ、ネットワークリソースの消費量を削減することが可能になる、
<処理手順>
続いて、上述した課題を解決するための具体的な処理手順を説明する。以下で説明する処理手順A1a~A2bは、モデルAによるリレー発見手順を利用し、処理手順B1~B3は、モデルBによるリレー発見手順を利用する。
<処理手順>
続いて、上述した課題を解決するための具体的な処理手順を説明する。以下で説明する処理手順A1a~A2bは、モデルAによるリレー発見手順を利用し、処理手順B1~B3は、モデルBによるリレー発見手順を利用する。
なお、以下の各処理手順では、通信が制限されるエリアの単位はトラッキングエリアであり、リモート端末10Bは、ネットワーク100との通信が許可されないトラッキングエリアを示すTAI(Tracking Area Identity)リスト(つまり、ブラックリスト)を、予め記憶しているものとする。また、以下の処理手順において、同一の処理手順については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
(処理手順A1a)
図6は、処理手順A1aの一例を示すシーケンス図である。
図6は、処理手順A1aの一例を示すシーケンス図である。
ステップS100で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。なお、TAIは、MCC(Mobile Country Code)、MNC(Mobile Network Code)及びTAC(Tracking Area Code)を組み合わせた識別子である。システム情報には、MCC、MNC及びTACが個別に含まれていてもよい。リレー端末10Aは、自身が在圏している(キャンプオンしている)セルの基地局20から送信されるシステム情報から、TAI(Tracking Area Identity)を取得する。取得したTAIは、サービングセルのTAIと呼ばれる。
ステップS200で、リレー端末10Aは、アナウンサー情報(Announcer Info)、RSC及びリレーTAI(Relay TAI)を含むリレー発見アナウンスメッセージをブロードキャスト(送信)する。ここで、リレーTAIは、リレー端末10Aのサービングセルに対応するTAIを示す。つまり、ステップS200でリレー端末10Aが送信するリレーTAIは、リレー端末10AがステップS100で取得したTAIと同一である。
なお、リレー発見アナウンスメッセージは、送信元レイヤ2ID及び宛先レイヤ2IDを用いて送信される。また、リレー端末10Aがレイヤ3リレーの場合、リレー端末10Aは、RSCに関連づけられたS-NSSAI(Single-Network Slice Selection Assistance Information)がリレー端末10A自身に許可されたNSSAI(Network Slice Selection Assistance Information)に属している場合にのみ、リレー発見アナウンスメッセージにRSCを含めるようにしてもよい。
リモート端末10B-1及びリモート端末10B-2は、リレー発見アナウンスメッセージをモニタし、受信したリレー発見アナウンスメッセージに含まれるアナウンサー情報(Announcer Info)及び/又はRSCに基づいて、リレー端末10Aとの間でPC5コネクションを確立するか否かを判断する。リモート端末10B-1及びリモート端末10B-2は、リレー端末10Aとの間でPC5コネクションを確立すると判断した場合、それぞれ、ステップS220及びステップS221の処理手順に進む。なお、リモート端末10B-1及びリモート端末10B-2は、PC5コネクションを確立しないと判断した場合、ステップS220及びステップS221の処理手順に進まずに処理を終了する。
ステップS220で、リモート端末10B-1は、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-1は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、TAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-1は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-1は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS221で、リモート端末10B-2は、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-2は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、TAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-2は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-2は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていなかったと仮定する。
ステップS300で、リレー端末10Aは、必要に応じて、リレー発見追加情報メッセージをブロードキャスト(送信)してもよい。リレー発見追加情報メッセージには、リレー端末10Aがネットワーク100(基地局20)から受信したシステム情報(つまりリレー端末10Aのサービングセルにおけるシステム情報)が含まれていてもよい。
ステップS500で、ネットワーク100と通信を開始することが許可されているリモート端末10B-1は、リレー端末10AとのPC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行う。
処理手順A1aによれば、リモート端末10Bは、不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断した場合、PC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行わない。これにより、ネットワークリソースの消費量を削減することが可能になる。
(処理手順A1b)
図7は、処理手順A1bの一例を示すシーケンス図である。
図7は、処理手順A1bの一例を示すシーケンス図である。
ステップS110で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。リレー端末10Aは、基地局20から送信されるシステム情報から、TAIを取得する。ここで、基地局20は、当該TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在する場合(つまり、TAIリストの中に当該TAIが含まれる端末が存在する場合)、TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在することを示す「不許可端末有フラグ」をシステム情報に含めて送信する。なお、基地局20は、自身のTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在するか否かを、コアネットワーク30からの通知により認識することとしてもよいし、OSS(Operation Support System)等のネットワーク管理装置等を介して基地局20に設定された情報により認識することとしてもよい。
ステップS111で、リレー端末10Aは、システム情報に、「不許可端末有フラグ」が設定されているか否かを確認する。リレー端末10Aは、「不許可端末有フラグ」が設定されている場合はステップS200に進み、「不許可端末有フラグ」が設定されていない場合はステップS211に進む。
ステップS200で、リレー端末10Aは、アナウンサー情報、RSC及びリレーTAIを含むリレー発見アナウンスメッセージをブロードキャスト(送信)する。
ステップS211で、リレー端末10Aは、アナウンサー情報及びRSCを含むリレー発見アナウンスメッセージをブロードキャスト(送信)する。
ステップS222で、リモート端末10B-1は、リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれているか否か、及び、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれており、かつ、TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-1は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれていない場合、又は、リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれているがTAIリストの中に当該リレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-1は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-1は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS223で、リモート端末10B-2は、リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれているか否か、及び、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれており、かつ、TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-2は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれていない場合、又は、リレー発見アナウンスメッセージにリレーTAIが含まれているがTAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-2は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-2は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていなかったと仮定する。
ステップS300以降の処理手順については、図6と同一であるため、説明を省略する。
処理手順A1bでは、リレー端末10Aは、サービングセルのTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在する場合に、リレーTAIを送信する。言い換えると、サービングセルのTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在しない場合、リレー端末10Aは、リレーTAIを送信しない。従って、処理手順A1bは、処理手順A1aよりも、無線リソースの消費量を削減することが可能になる。
(処理手順A2a)
図8は、処理手順A2aの一例を示すシーケンス図である。
図8は、処理手順A2aの一例を示すシーケンス図である。
ステップS100で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。リレー端末10Aは、基地局20から送信されるシステム情報から、TAIを取得する。
ステップS212で、リレー端末10Aは、アナウンサー情報及びRSCを含むリレー発見アナウンスメッセージをブロードキャスト(送信)する。
ステップS310で、リレー端末10Aは、リレーTAIを含むリレー発見追加情報メッセージをブロードキャスト(送信)する。なお、リレーTAIは、リレー端末10AがステップS100で取得したTAIと同一である。
ステップS320で、リモート端末10B-1は、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-1は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、TAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-1は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-1は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS321で、リモート端末10B-2は、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-2は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、TAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-2は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-2は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていなかったと仮定する。
ステップS500で、ネットワーク100と通信を開始することが許可されているリモート端末10B-1は、リレー端末10AとのPC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行う。
処理手順A2aによれば、リモート端末10Bは、不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断した場合、PC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行わない。これにより、ネットワークリソースの消費量を削減することが可能になる。
(処理手順A2b)
図9は、処理手順A2bの一例を示すシーケンス図である。
図9は、処理手順A2bの一例を示すシーケンス図である。
ステップS110で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。リレー端末10Aは、基地局20から送信されるシステム情報から、TAIを取得する。ここで、基地局20は、当該TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在する場合、「不許可端末有フラグ」をシステム情報に含めて送信する。
ステップS111で、リレー端末10Aは、システム情報に、「不許可端末有フラグ」が設定されているか否かを確認する。リレー端末10Aは、「不許可端末有フラグ」が設定されている場合はステップS212の後、ステップS310に進み、「不許可端末有フラグ」が設定されていない場合はステップS212の後、ステップS312に進む。
ステップS212で、リレー端末10Aは、リレー端末10Aは、アナウンサー情報及びRSCを含むリレー発見アナウンスメッセージをブロードキャスト(送信)する。
ステップS310で、リレー端末10Aは、アナウンサー情報、RSC及びリレーTAIを含むリレー発見追加情報メッセージをブロードキャスト(送信)する。
ステップS312で、リレー端末10Aは、アナウンサー情報及びRSCを含むリレー発見追加情報メッセージをブロードキャスト(送信)する。
ステップS322で、リモート端末10B-1は、リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれているか否か、及び、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれており、かつ、TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-1は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれていない場合、又は、リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれているがTAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-1は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-1は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS323で、リモート端末10B-2は、リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれているか否か、及び、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれており、かつ、TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10B-2は、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれていない場合、又は、リレー発見追加情報メッセージにリレーTAIが含まれているがTAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10B-2は、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10B-2は、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていなかったと仮定する。
ステップS500で、ネットワーク100と通信を開始することが許可されているリモート端末10B-1は、リレー端末10AとのPC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行う。
処理手順A2bでは、リレー端末10Aは、サービングセルのTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在する場合に、リレーTAIを送信する。言い換えると、リレー端末10Aは、サービングセルのTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在しない場合、リレーTAIを送信しない。従って、処理手順A2bは、処理手順A2aよりも、無線リソースの消費量を削減することが可能になる。
(処理手順B1)
図10は、処理手順B1の一例を示すシーケンス図である。
図10は、処理手順B1の一例を示すシーケンス図である。
ステップS100で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。リレー端末10Aは、基地局20から送信されるシステム情報から、TAIを取得する。
ステップS400で、リモート端末10Bは、発見者情報(Discoverer info)、RSC及びTAIリストを含むリレー発見勧誘メッセージをブロードキャスト(送信)する。リレー発見勧誘メッセージを受信したリレー端末10Aは、自身が、発見者情報(Discoverer info)及び/又はRSCに合致する場合(つまり、リモート端末10Bが自身を探していると判断した場合)、ステップS401の処理手順に進む。また、リレー端末10Aは、自身が発見者情報又はRSCに合致しない場合(つまり、リモート端末10Bが自身を探していないと判断した場合)、ステップS401及びステップS402の処理手順を実行せずに処理を終了する。
ステップS401で、リレー端末10Aは、ステップS400で受信したTAIリストの中に、自身のTAI(リレーTAI)が含まれるか否かを確認する。TAIリストの中に自身のTAIが含まれる場合、リレー端末10Aは、リレー発見勧誘メッセージを送信したリモート端末10Bは不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断し、リレー発見応答メッセージを送信せずに処理を終了する。一方、TAIリストの中に自身のTAIが含まれていない場合、リレー端末10Aは、リモート端末10Bは許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断し、ステップS402の処理手順に進む。ここでは、リモート端末10Bは、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS402で、リレー端末10Aは、リレー発見応答メッセージをリモート端末10Bに送信する。
ステップS500で、リレー発見応答メッセージを受信したリモート端末10Bは、リレー端末10AとのPC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行う。
処理手順B1によれば、リレー端末10Aは、リモート端末10Bが不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断した場合、リレー発見勧誘メッセージに応答しない。これにより、リレー端末10Aは、PC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行わないことから、ネットワークリソースの消費量を削減することが可能になる。
(処理手順B2a)
図11は、処理手順B2aの一例を示すシーケンス図である。
図11は、処理手順B2aの一例を示すシーケンス図である。
ステップS100で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。リレー端末10Aは、基地局20から送信されるシステム情報から、TAIを取得する。
ステップS410で、リモート端末10Bは、発見者情報(Discoverer info)及びRSCを含むリレー発見勧誘メッセージをブロードキャスト(送信)する。リレー発見勧誘メッセージを受信したリレー端末10Aは、自身が、発見者情報(Discoverer info)及び/又はRSCに合致する場合(つまり、リモート端末10Bが自身を探していると判断した場合)、ステップS411に進む。また、リレー端末10Aは、自身が発見者情報又はRSCに合致しない場合(つまり、リモート端末10Bが自身を探していないと判断した場合)、ステップS411に進まずに処理を終了する。
ステップS411で、リレー端末10Aは、リレーTAIを含むリレー発見応答メッセージをリモート端末10Bに送信する。リレーTAIは、ステップS100でリレー端末10Aが取得したTAIと同一である。
ステップS420で、リモート端末10Bは、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10Bは、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、TAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10Bは、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10Bは、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS500で、ネットワーク100と通信を開始することが許可されているリモート端末10Bは、リレー端末10AとのPC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行う。
処理手順B2aによれば、リモート端末10Bは、不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断した場合、PC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行わない。これにより、ネットワークリソースの消費量を削減することが可能になる。
(処理手順B2b)
図12は、処理手順B2bの一例を示すシーケンス図である。
図12は、処理手順B2bの一例を示すシーケンス図である。
ステップS110で、ネットワーク100(基地局20)は、TAIを含むシステム情報を送信する。リレー端末10Aは、基地局20から送信されるシステム情報から、TAIを取得する。ここで、基地局20は、当該TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在する場合、「不許可端末有フラグ」をシステム情報に含めて送信する。
ステップS111で、リレー端末10Aは、システム情報に、「不許可端末有フラグ」が設定されているか否かを確認する。リレー端末10Aは、「不許可端末有フラグ」が設定されている場合はステップS410の後、ステップS411に進み、「不許可端末有フラグ」が設定されていない場合はステップS410の後、ステップS413に進む。
ステップS410で、リモート端末10Bは、発見者情報(Discoverer info)及びRSCを含むリレー発見勧誘メッセージをブロードキャスト(送信)する。リレー発見勧誘メッセージを受信したリレー端末10Aは、自身が、発見者情報(Discoverer info)及び/又はRSCに合致する場合(つまり、リモート端末10Bが自身を探していると判断した場合)、ステップS411又はステップS413に進む。また、リレー端末10Aは、自身が発見者情報又はRSCに合致しない場合(つまり、リモート端末10Bが自身を探していないと判断した場合)、ステップS411及びステップS413に進まずに処理を終了する。
ステップS411で、リレー端末10Aは、リレー端末10Aは、リレーTAIを含むリレー発見応答メッセージをリモート端末10Bに送信する。
ステップS413で、リレー端末10Aは、リレー端末10Aは、リレーTAIを含まないリレー発見応答メッセージをリモート端末10Bに送信する。
ステップS421で、リモート端末10Bは、リレー発見応答メッセージにリレーTAIが含まれているか否か、及び、自身が記憶しているTAIリストの中にリレーTAIが含まれるか否かを確認する。リレー発見応答メッセージにリレーTAIが含まれており、かつ、TAIリストの中にリレーTAIが含まれる場合、リモート端末10Bは、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、リレー発見応答メッセージにリレーTAIが含まれていない場合、又は、リレー発見応答メッセージにリレーTAIが含まれているがTAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10Bは、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。ここでは、リモート端末10Bは、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていたと仮定する。
ステップS500で、ネットワーク100と通信を開始することが許可されているリモート端末10Bは、リレー端末10AとのPC5コネクションの確立及びネットワーク100への登録処理を行う。
処理手順B2bでは、リレー端末10Aは、サービングセルのTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在する場合に、リレーTAIを送信する。言い換えると、リレー端末10Aは、サービングセルのTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在しない場合、リレーTAIを送信しない。従って、処理手順B2bは、処理手順B2aよりも、無線リソースの消費量を削減することが可能になる。
(変形例)
以上説明した各処理手順において、「不許可端末有フラグ」を、TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在するか否かを示すフラグ(例えば不許可端末有無フラグと呼ばれてもよい)に置き換えてもよい。当該フラグは、例えば1ビットであり、0の場合は、TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在しないことを意味し、1の場合はTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在することを意味してもよい(又はその逆でもよい)。また、ステップS111において、リレー端末10Aは、システム情報に含まれる「不許可端末有無フラグ」が「存在する」に設定されているか「存在しない」に設定されているのかを確認することとしてもよい。
以上説明した各処理手順において、「不許可端末有フラグ」を、TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在するか否かを示すフラグ(例えば不許可端末有無フラグと呼ばれてもよい)に置き換えてもよい。当該フラグは、例えば1ビットであり、0の場合は、TAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在しないことを意味し、1の場合はTAIが不許可エリアに設定されている端末10が存在することを意味してもよい(又はその逆でもよい)。また、ステップS111において、リレー端末10Aは、システム情報に含まれる「不許可端末有無フラグ」が「存在する」に設定されているか「存在しない」に設定されているのかを確認することとしてもよい。
以上説明した各処理手順において、トラッキングエリアの識別に用いる識別子を、TAIではなくTACとしてもよい。この場合、TAIリスト及びリレーTAIの文言を、それぞれ、TACリスト及びリレーTACの文言に置き換えてもよい。コード長が短くなることから、無線リソースの量を削減することができる。
以上説明した各処理手順において、通信が制限されるエリアの単位は、トラッキングエリアに限定されず、他の単位であってもよい。例えば、通信が制限されるエリアの単位は、トラッキングエリアよりも細かい粒度であるRANエリアやセル単位であってもよい。RANエリアは、NRで導入された概念であり、基地局20が、RRCインアクティブ(RRC INACTIVE)である端末10の位置を管理するために用いるエリアである。RANエリア単位とする場合、各エリアは、TAIとRANエリアコードとを組み合わせることで表現されてもよい。この場合、TAIリスト及びリレーTAIを、それぞれ、RANエリアIDリスト及びリレーRANエリアIDと称してもよい。また、セル単位とする場合、TAIとセルID(Physical Cell Identity:PCI)の組み合わせで表現されてもよい。この場合、TAIリスト及びリレーTAIを、それぞれ、セルIDリスト及びリレーセルIDと称してもよい。
以上説明した各処理手順において、TAIリストは、ホワイトリストでもよい。つまり、TAIリストは、ネットワーク100との通信が許可されるトラッキングエリアを示すリストであってもよい。この場合、リモート端末10Bは、TAIリストの中にリレーTAIが含まれていない場合、リモート端末10Bは、自身は不許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていないと判断する。一方、TAIリストの中にリレーTAIが含まれている場合、リモート端末10Bは、自身は許可エリアに存在しており、ネットワーク100と通信を開始することが許可されていると判断する。
以上説明した処理手順A1a及び処理手順A1bにおいて、リレー端末10Aは、リレーTAIを含むリレー発見アナウンスメッセージを送信した後で、自身の移動等によりトラッキングエリアが変更になった場合、変更後のTAIを、リレーTAIとしてリレー発見追加情報メッセージに含めてブロードキャスト(送信)するようにしてもよい。また、リモート端末10Bは、ネットワーク100への登録が完了した後であっても、リレー発見アナウンスメッセージに含まれていたリレーTAIとは異なるリレーTAIを含むリレー発見追加情報メッセージを受信した場合、図8のステップS320又はステップS321の処理手順を実行するようにしてもよい。もし、リレー発見追加情報メッセージに含まれるリレーTAIが、TAIリストに含まれる場合、リモート端末10Bは、ネットワーク100への登録を解除する処理を、リレー端末10Aを介して実行することとしてもよい。
<ハードウェア構成>
図13は、本実施形態に係る通信システム内の各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。通信システム1内の各装置は、図1に示されるどの装置であってもよく、例えば、端末10、基地局20、コアネットワーク30内のコアネットワーク装置である。図13における符号「30」は、コアネットワーク30内のコアネットワーク装置を意味し、AMF31、SMF32、UPF33、PCF34及びAF35を総称するものとする。
図13は、本実施形態に係る通信システム内の各装置のハードウェア構成の一例を示す図である。通信システム1内の各装置は、図1に示されるどの装置であってもよく、例えば、端末10、基地局20、コアネットワーク30内のコアネットワーク装置である。図13における符号「30」は、コアネットワーク30内のコアネットワーク装置を意味し、AMF31、SMF32、UPF33、PCF34及びAF35を総称するものとする。
通信システム1内の各装置は、プロセッサ11、記憶装置12、有線又は無線通信を行う通信装置13、各種の入力操作を受け付ける入力装置や各種情報の出力を行う入出力装置14を含む。
プロセッサ11は、例えば、CPU(Central Processing Unit)であり、通信システム1内の各装置を制御する。プロセッサ11は、プログラムを記憶装置12から読み出して実行することで、本実施形態で説明する各種の処理を実行してもよい。通信システム1内の各装置は、1又は複数のプロセッサ11により構成されていてもよい。また、当該各装置は、コンピュータと呼ばれてもよい。
記憶装置12は、例えば、メモリ、HDD(Hard Disk Drive)及び/又はSSD(Solid State Drive)等のストレージから構成される。記憶装置12は、プロセッサ11による処理の実行に必要な各種情報(例えば、プロセッサ11によって実行されるプログラム等)を記憶してもよい。
通信装置13は、有線及び/又は無線ネットワークを介して通信を行う装置であり、例えば、ネットワークカード、通信モジュール、チップ、アンテナ等を含んでもよい。また、端末10及び基地局20の場合、通信装置13には、アンプ、無線信号に関する処理を行うRF(Radio Frequency)装置と、ベースバンド信号処理を行うBB(BaseBand)装置とを含んでいてもよい。
入出力装置14は、例えば、キーボード、タッチパネル、マウス及び/又はマイク等の入力装置と、例えば、ディスプレイ及び/又はスピーカ等の出力装置とを含む。
以上説明したハードウェア構成は一例に過ぎない。通信システム1内の各装置は、図13に記載したハードウェアの一部が省略されていてもよいし、図13に記載されていないハードウェアを備えていてもよい。また、図13に示すハードウェアが1又は複数のチップにより構成されていてもよい。
<機能ブロック構成>
(リレー端末)
図14は、リレー端末10Aの機能ブロック構成例を示す図である。図14に示すように、リレー端末10Aは、受信部101と、送信部102と、制御部103とを、有する。また、受信部101及び送信部102をまとめて通信部110と称する。
(リレー端末)
図14は、リレー端末10Aの機能ブロック構成例を示す図である。図14に示すように、リレー端末10Aは、受信部101と、送信部102と、制御部103とを、有する。また、受信部101及び送信部102をまとめて通信部110と称する。
受信部101と送信部102とが実現する機能の全部又は一部は、通信装置13を用いて実現することができる。また、受信部101と送信部102とが実現する機能の全部又は一部と、制御部103とは、プロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体(Non-transitory computer readable medium)であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
以下の説明において、トラッキングエリア、RANエリア及びセルは、「エリア」の一例である。TAIリスト、TACリスト、RANエリアIDリスト及びセルIDリストは、「エリア識別情報リスト」の一例である。TAI、TAC、RANエリア及びセルID、リレーTAI、リレーTAC、リレーRANエリア、リレーセルIDは、「エリア識別情報」の一例である。また、TAI及びTACは、「トラッキングエリア識別子」の一例である。
受信部101は、下り信号を受信する。また、受信部101は、下り信号を介して伝送された情報及び/又はデータを受信してもよい。ここで、「受信する」とは、例えば、無線信号の受信、デマッピング、復調、復号、モニタリング、測定の少なくとも一つ等の受信に関する処理を行うことを含んでもよい。
送信部102は、上り信号を送信する。また、送信部102は、上り信号を介して伝送される情報及び/又はデータを送信してもよい。ここで、「送信する」とは、例えば、符号化、変調、マッピング、無線信号の送信の少なくとも一つ等の送信に関する処理を行うことを含んでもよい。
制御部103は、リレー端末10Aにおける各種制御を行う。例えば、制御部103は、リモート端末10Bとネットワーク100との間における通信を中継する制御を行う。
また、受信部101は、リモート端末10B(端末)から、当該リモート端末10Bがネットワーク100との通信が許可される又は許可されないエリアを示すエリア識別情報リストを含むメッセージを受信する(例えば図10のステップS400)。当該メッセージは、例えば、リモート端末10Bがリレー端末10Aの存在を尋ねる際に用いられるリレー発見勧誘メッセージであってもよい。
また、受信部101は、ネットワーク100から、エリア識別情報を含む無線信号を受信する。
また、制御部103は、ネットワーク100から受信するエリア識別情報と、エリア識別情報リストとに基づいて、リモート端末10B(端末)におけるネットワーク100との通信可否を判断する(例えば図10のステップS401)。
また、送信部102は、リモート端末10B(端末)がネットワーク100と通信が可能である場合に、受信部101で受信する、エリア識別情報リストを含むメッセージに応答する応答メッセージを当該リモート端末10Bに送信する。応答メッセージは、リレー発見勧誘メッセージに応答する際に用いられるリレー発見応答メッセージであってもよい。
また、送信部102は、エリア識別情報に対応するエリアにおいて、ネットワーク100との通信が制限される端末10が存在することを示す識別子(例えば、不許可端末有フラグ)が無線信号に含まれる場合に、エリア識別情報を含むメッセージを送信する(例えば図7、図9及び図12のステップS111、図7のステップS200、図9のステップS310、図12のステップS411)。当該メッセージは、リレー発見アナウンスメッセージであってもよいし、リレー発見追加情報メッセージであってもよいし、リレー発見応答メッセージであってもよい。
(リモート端末)
図15は、リモート端末10Bの機能ブロック構成例を示す図である。図15に示すように、リモート端末10Bは、受信部201と、送信部202と、制御部203とを、有する。また、受信部201及び送信部202をまとめて通信部210と称する。
図15は、リモート端末10Bの機能ブロック構成例を示す図である。図15に示すように、リモート端末10Bは、受信部201と、送信部202と、制御部203とを、有する。また、受信部201及び送信部202をまとめて通信部210と称する。
なお、受信部201と送信部202とが実現する機能の全部又は一部は、通信装置13を用いて実現することができる。また、受信部201と送信部202とが実現する機能の全部又は一部と、制御部203とは、プロセッサ11が、記憶装置12に記憶されたプログラムを実行することにより実現することができる。また、当該プログラムは、記憶媒体に格納することができる。当該プログラムを格納した記憶媒体は、コンピュータ読み取り可能な非一時的な記憶媒体であってもよい。非一時的な記憶媒体は特に限定されないが、例えば、USBメモリ又はCD-ROM等の記憶媒体であってもよい。
受信部201は、下り信号を受信する。また、受信部201は、下り信号を介して伝送された情報及び/又はデータを受信してもよい。
送信部202は、上り信号を送信する。また、送信部202は、上り信号を介して伝送される情報及び/又はデータを送信してもよい。
制御部203は、リモート端末10Bにおける各種制御を行う。例えば、制御部203は、リレー端末10Aを介してネットワーク100と通信する際に必要な各種制御を行う。
また、受信部201は、エリア識別情報を含むメッセージをリレー端末10Aから受信する(例えば図6及び図7のS200、図8及び図9のS310、図11及び図12のS411)。
また、制御部203は、リレー端末10Aから受信するメッセージに含まれるエリア識別情報と、ネットワーク100との通信が許可される又は許可されないエリアを示すエリア識別情報リストとに基づいて、ネットワーク100との通信可否を判断する(例えば図6のS220、S221、図7のS222、S223、図8のS320、S321、図9のS322、S323、図11のS420、図12のS421)。当該メッセージは、リレー端末10Aの存在を知らせる発見アナウンスメッセージであってもよい(例えば図6及び図7のステップS200)。また、当該メッセージは、リレー端末10Aが追加情報を通知するために用いられるリレー発見追加情報メッセージであってもよい(例えば図8及び図9のステップS310)。また、当該メッセージは、リレー端末10Aがリモート端末10B(端末)から受信するリレー発見勧誘メッセージに応答する際に用いられるリレー発見応答メッセージ(例えば図11及び図12のステップS411)であってもよい。
また、通信部210(受信部201及び送信部202)は、制御部203で、ネットワーク100との通信が可能であると判断された場合に、リレー端末10Aとの間でコネクション確立を行う(図6~図12のステップS500)。
また、通信部210は、リレー端末から受信するメッセージに含まれるエリア識別情報が、エリア識別情報リストに含まれる場合、リレー端末10Aとの間でコネクション確立を行うようにしてもよい。また、通信部210は、リレー端末から受信するメッセージに含まれるエリア識別情報が、エリア識別情報リストに含まれない場合、リレー端末10Aとの間でコネクション確立を行わないようにしてもよい。
<その他の実施形態>
上記実施形態における各種の信号、情報、パラメータは、どのようなレイヤでシグナリングされてもよい。すなわち、上記各種の信号、情報、パラメータは、上位レイヤ(例えば、Non Access Stratum(NAS)レイヤ、RRCレイヤ、MACレイヤ等)、下位レイヤ(例えば、物理レイヤ)等のどのレイヤの信号、情報、パラメータに置き換えられてもよい。また、所定情報の通知は明示的に行うものに限られず、黙示的に(例えば、情報を通知しないことや他の情報を用いることによって)行われてもよい。
上記実施形態における各種の信号、情報、パラメータは、どのようなレイヤでシグナリングされてもよい。すなわち、上記各種の信号、情報、パラメータは、上位レイヤ(例えば、Non Access Stratum(NAS)レイヤ、RRCレイヤ、MACレイヤ等)、下位レイヤ(例えば、物理レイヤ)等のどのレイヤの信号、情報、パラメータに置き換えられてもよい。また、所定情報の通知は明示的に行うものに限られず、黙示的に(例えば、情報を通知しないことや他の情報を用いることによって)行われてもよい。
また、上記実施形態における各種のメッセージ、信号、情報、パラメータの名称は、例示にすぎず、他の名称に置き換えられてもよい。例えば、スロットは、所定数のシンボルを有する時間単位であれば、どのような名称であってもよい。また、RBは、所定数のサブキャリアを有する周波数単位であれば、どのような名称であってもよい。
また、上記実施形態における端末10の用途は、例示するものに限られず、同様の機能を有する限り、どのような用途(例えば、eMBB、URLLC、Device-to-Device(D2D)、Vehicle-to-Everything(V2X)等)で利用されてもよい。また、各種情報の形式は、上記実施形態に限られず、ビット表現(0又は1)、真偽値(Boolean:true又はfalse)、整数値、文字等適宜変更されてもよい。また、上記実施形態における単数、複数は相互に変更されてもよい。
以上説明した実施形態は、本開示の理解を容易にするためのものであり、本開示を限定して解釈するためのものではない。実施形態で説明したフローチャート、シーケンス、実施形態が備える各要素並びにその配置、インデックス、条件等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、上記実施形態で説明した少なくとも一部の構成を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…通信システム、10…端末、10A…リレー端末、10B…リモート端末、11…プロセッサ、12…記憶装置、13…通信装置、14…入出力装置、20…基地局、30…コアネットワーク、101…受信部、102…送信部、103…制御部、201…受信部、202…送信部、203…制御部
Claims (8)
- リレー端末から受信するメッセージに含まれるエリア識別情報と、ネットワークとの通信が許可される又は許可されないエリアを示すエリア識別情報リストとに基づいて、ネットワークとの通信可否を判断する制御部と、
前記ネットワークとの通信が可能である場合に、前記リレー端末との間でコネクション確立を行う通信部と、
を有する端末。 - 前記メッセージは、前記リレー端末の存在を知らせる発見アナウンスメッセージである、
請求項1に記載の端末。 - 前記メッセージは、前記リレー端末が追加情報を通知するために用いられるリレー発見追加情報メッセージである、
請求項1又は2に記載の端末。 - 前記メッセージは、前記リレー端末が端末から受信するリレー発見勧誘メッセージに応答する際に用いられるリレー発見応答メッセージである、
請求項1~3のいずれか一項に記載の端末。 - 前記エリア識別情報は、前記ネットワークがエリアを識別するために用いられるトラッキングエリア識別子である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の端末。 - リレー端末から受信するメッセージに含まれるエリア識別情報と、ネットワークとの通信が許可される又は許可されないエリアを示すエリア識別情報リストとに基づいて、ネットワークとの通信可否を判断するステップと、
前記ネットワークとの通信が可能である場合に、前記リレー端末との間でコネクション確立を行うステップと、
を含む、端末が実行する通信方法。 - ネットワークから、エリア識別情報を含む無線信号を受信する受信部と、
前記無線信号に、前記エリア識別情報に対応するエリアにおいて、前記ネットワークとの通信が制限される端末が存在することを示す識別子が含まれる場合に、前記エリア識別情報を含むメッセージを送信する送信部と、
を有するリレー端末。 - ネットワークから、エリア識別情報を含む無線信号を受信するステップと、
前記無線信号に、前記エリア識別情報に対応するエリアにおいて前記ネットワークとの通信が制限される端末が存在することを示す識別子が含まれる場合に、前記エリア識別情報を含むメッセージを送信するステップと、
を含む、リレー端末が実行する通信方法。
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JP2021123518A JP2023019053A (ja) | 2021-07-28 | 2021-07-28 | 端末、リレー端末及び通信方法 |
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2021
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- 2022-07-28 WO PCT/JP2022/029084 patent/WO2023008518A1/ja unknown
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Publication number | Publication date |
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