JP2023013977A - 金属板抵抗器及び電流検出装置 - Google Patents

金属板抵抗器及び電流検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】検出精度の向上を可能とすることを目的とする。【解決手段】金属板抵抗器14は、抵抗体62と、抵抗体62の端面に接合され、抵抗体62と並んで配置される電極(30、32)とを備える。抵抗体62と電極(30、32)とを含んで構成された抵抗器本体60は、抵抗体62と電極(30、32)との接合面(70、72)が抵抗体62及び電極(30、32)の並び方向NHに対して傾斜する。【選択図】図2

Description

本発明は、金属板抵抗器及び電流検出装置に関する。
特許文献1には、電流検出用抵抗器が示されている。この電流検出用抵抗器は、抵抗体と、抵抗体の端面に接合された電極とを備える。
このような抵抗器は、抵抗体の端面に電極の端面が突き合わせられた突き合わせ構造で構成されており、抵抗体と電極との接合面は、抵抗体と電極との並び方向に対して垂直となるように構成されている。
特開2016-86129号公報
このような電流検出に用いる抵抗器にあっては、高い電流検出精度が求められる。このため、さらなる検出精度の向上が要求される。
本発明は、検出精度の向上を可能とすることを目的とする。
本発明のある態様によれば、抵抗体と、前記抵抗体の端面に接合され、前記抵抗体と並んで配置される電極と、を備える。前記抵抗体と前記電極とを含んで構成された抵抗器本体は、前記抵抗体と前記電極との接合面が前記抵抗体及び前記電極の並び方向に対して傾斜する。
本態様によれば、抵抗体と電極との接合面が、抵抗体及び電極の並び方向に対して垂直ではなく、傾斜している。これにより、抵抗体と電極との並び方向に対して接合面が垂直の場合と比較して、抵抗体の一部を、電極に設けられる電圧信号の取得箇所に近づけることができる。
このため、電圧信号の取得箇所から接合面までの領域において、電極が占める割合を抑えることができるので、抵抗体より抵抗温度係数が高い電極の影響が低減される。
したがって、一例として発熱による温度変化に起因した抵抗値の変化を抑制することができ、検出精度の向上が可能となる。
図1は、第一実施形態に係る電流検出装置の使用状態を示す断面図である。 図2は、第一実施形態に係る金属板抵抗器を示す側面図である。 図3は、第一実施形態に係る金属板抵抗器を斜め方向から見た状態を示す透明図である。 図4は、第一実施形態に係る金属板抵抗器の製造方法の一例を示す説明図である。 図5は、第一実施形態に係る電流検出装置の製造方法の一例を示す説明図である。 図6は、図5に続く製造方法の一例を示す説明図である。 図7は、比較試験で用いるクラッド接合タイプの抵抗器を示す説明図である。 図8は、比較試験で用いるクラッド接合タイプの抵抗器の平坦度を示す図である。 図9は、比較試験で用いる融接接合タイプの抵抗器を示す説明図である。 図10は、比較試験で用いる融接接合タイプの抵抗器の平坦度を示す図である。 図11は、第二実施形態に係る金属板抵抗器を示す側面図である。 図12は、第二実施形態に係る金属板抵抗器を斜め方向から見た状態を示す透明図である。 図13は、第一実施形態に係る金属板抵抗器の効果を確認する為のシミュレーションで用いる第一ベースモデルの説明図である。 図14は、第一ベースモデルの抵抗値及びTCRを示す説明図である。 図15は、第一実施形態に係る金属板抵抗器の効果の確認で行うシミュレーションの様子を示す説明図である。 図16は、第一条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。 図17は、第一条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。 図18は、第二条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。 図19は、第二条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。 図20は、第二実施形態に係る金属板抵抗器の効果を確認する為のシミュレーションで用いる第二ベースモデルの説明図である。 図21は、第二ベースモデルの抵抗値及びTCRを示す説明図である。 図22は、第二実施形態に係る金属板抵抗器の効果の確認で行うシミュレーションの様子を示す説明図である。 図23は、第三条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。 図24は、第三条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。 図25は、第四条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。 図26は、第四条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。
<第一実施形態>
図1は、第一実施形態に係る電流検出装置10の使用状態を示す断面図である。
(電流検出装置)
この電流検出装置10は、抵抗器内蔵モジュールを構成する。電流検出装置10は、自己に流れる電流の大きさを検出する装置である。電流が流れる経路としては、回路上の配線、電源から延出するハーネス、又はモータ等の駆動源に電力供給する供給経路が挙げられる。
電流検出装置10は、基板12に構成されている。基板12としては、一例として、電気回路が形成される積層基板が挙げられ、電流検出装置10は、積層基板に形成されたプリント配線を流れる電流を検出する。
電流検出装置10は、基板12と、基板12に埋め込まれた状態で基板12内に配置された金属板抵抗器14とを備えている。金属板抵抗器14は、基板12の上下の層の間に配置されている。金属板抵抗器14は、モジュールに内蔵された基板内蔵用のチップ型抵抗器を構成する。
基板12内には、基板12の面に沿って延在する配線部16と、基板12の厚み方向に延在するビア部18とが形成されている。
基板12は、複数の絶縁層20を備え、絶縁層20は、一例として樹脂又はセラミックで形成される。配線部16は、導電性を有する金属で形成され、配線部16は、一例として、銅又は銀などがスクリーン印刷又は圧着などで形成される。ビア部18は、導電性を有する金属で形成され、一例として、貫通孔に銅又は銀など導電性金属をめっき法等によって充填することによって円柱状に形成されている。
具体的に説明すると、基板12の下面側の部位には、基板12の面に沿って延在する下層配線22が形成されている。下層配線22の上部には、絶縁層20を介して電流入力配線24と電流出力配線26とが形成されている。
電流入力配線24の先端と電流出力配線26の先端とは、離間して配置されている。電流入力配線24の先端部は、金属板抵抗器14の一端側に形成された第一電極30の下部に達する。電流出力配線26の先端部は、金属板抵抗器14の他端側に形成された第二電極32の下部に達する。
電流入力配線24の先端部と、金属板抵抗器14の第一電極30との間には、電流入力ビア34が複数形成されおり、電流入力配線24と第一電極30とは、複数の電流入力ビア34によって電気的に接続されている。電流出力配線26の先端部と、金属板抵抗器14の第二電極32との間には、電流出力ビア36が形成されおり、電流出力配線26と第二電極32とは、複数の電流出力ビア36によって電気的に接続されている。
基板12の表面12Aには、電子部品などがハンダで接合されるランド(40、42)が形成されている。このランド(40、42)は、金属板抵抗器14の第一電極30の上部に配置された第一検出ビア44と、第二電極32の上部に配置された第二検出ビア46とに接続される。
基板12の表面12Aには、一例としてオペアンプなどの素子50が実装される。
(金属板抵抗器)
図2は、第一実施形態に係る基板内蔵用のチップ型抵抗器を構成する金属板抵抗器14を示す側面図である。図3は、第一実施形態に係る金属板抵抗器を斜め方向から見た状態を示す透明図である。
前述した基板12内の金属板抵抗器14の抵抗器本体60は、図2及び図3に示すように、抵抗体62と、抵抗体62の端面に接合され、抵抗体62と並んで配置される電極(30、32)とを備える。
抵抗体62と第一電極30とは、熱圧着による圧接加工によって固定されている。抵抗体62と第一電極30との接合部分は、第一クラッド接合部400を構成する。第一クラッド接合部400は、抵抗体62を構成する材料の原子と第一電極30を構成する材料の原子とが互いに拡散して拡散接合された接合部である。
これにより、抵抗体62を構成する材料と第一電極30を構成する材料とが強固に固定され、良好な電気的特性が得られる。また、接合にレーザー等による融接を用いないので、溶融痕からなるビードが生じず、接合部分の外面は、凹凸が抑えられ、平滑な面となる。
抵抗体62と第二電極32とは、熱圧着による圧接加工によって固定されている。抵抗体62と第二電極32との接合部分は、第二クラッド接合部402を構成する。第二クラッド接合部402は、抵抗体62を構成する材料の原子と第二電極32を構成する材料の原子とが互いに拡散して拡散接合された接合部である。
これにより、抵抗体62を構成する材料と第二電極32を構成する材料とが強固に固定され、良好な電気的特性が得られる。また、接合に熱による融接を用いないので、接合部分の凹凸は抑えられ、外面は平滑な面となる。
抵抗体62と電極(30、32)と含んで構成された抵抗器本体60は、抵抗体62と電極(30、32)との接合面が抵抗体62及び電極(30、32)の並び方向NHに対して垂直ではなく、傾斜している。具体的に説明すると、抵抗体62と電極(30、32)との接合面(70、72)は、金属板抵抗器14の厚み方向へ向かうに従って並び方向NHへ向けて傾斜し、接合面(70、72)においてそれぞれの厚みが一様に変化している。
電極(30、32)は、抵抗体62の一端に接合される第一電極30と、抵抗体62の他端に接合される第二電極32とを含む。各電極30、32は、長方形の板状に形成されている。また、抵抗体62も、長方形の板状に形成されている。
第一電極30の長さ方向の他端は、抵抗体62の長さ方向の一端に接合される。抵抗体62の長さ方向の他端は、第二電極32の長さ方向の一端に接合される。これにより、抵抗器本体60は、並び方向NHに長い長方形の板状に形成されている。
第一電極30と抵抗体62とが接合された第一接合面70は、抵抗体62及び各電極30、32の並び方向NHに対して傾斜している。金属板抵抗器14の一面14Aと第一接合面70とが成す角度αは、50度を超え、かつ70度以下であることが好ましい。また、金属板抵抗器14の一面14Aと第一接合面70とが成す角度αは、60度であることがさらに好ましい。
第二電極32と抵抗体62とが接合された第二接合面72は、抵抗体62及び各電極30、32の並び方向NHに対して傾斜している。金属板抵抗器14の一面14Aと第二接合面72とが成す角度βは、50度を超え、かつ70度以下であることが好ましい。また、金属板抵抗器14の一面14Aと第二接合面72とが成す角度βは、60度であることがさらに好ましい。
なお、金属板抵抗器14の一面14A及び第一接合面70が成す角度αと、金属板抵抗器14の一面14A及び第二接合面72が成す角度βとは、ほぼ等しい近い値であることが望ましい。
[基板内蔵用のチップ型抵抗器の製造方法]
図4は、第一実施形態に係る基板内蔵用のチップ型抵抗器である金属板抵抗器14の製造方法の一例を示す説明図である。
この製造方法は、材料を準備する準備工程(a)と、材料を接合する接合工程(b)と、形状を加工する加工工程(c)とを備える。また、本実施形態の製造方法は、加工された中間材料を、個々の金属板抵抗器14に切断して個片化する個片化工程(d)と、レーザーを用いて金属板抵抗器14の抵抗値を調整するトリミング工程(e)とを備える。
材料を準備する準備工程(a)では、抵抗体62の母材となる抵抗体母材500と、第一電極30の母材である電極体母材502と、第二電極32の母材である電極体母材504とを準備する。
ここで、一例として抵抗体62の抵抗体母材500は、断面形状が台形の材料を用いる。第一電極30の電極体母材502は、抵抗体母材500に接合される側面が抵抗体母材500の傾斜面に沿って傾斜する面を有した材料を用いる。また、第二電極32の電極体母材504は、抵抗体母材500に接合される側面が抵抗体母材500の傾斜面に沿って傾斜する面を有した材料を用いる。なお、図4において、各母材500、502、504の形状は簡略化して表している。
金属板抵抗器14のサイズ、抵抗値及び加工性の観点から、抵抗体母材500として、Cu-Mn系合金を使用し、各電極体母材502、504の材料として無酸素銅(C1020)を使用することが好ましい。
材料を接合する接合工程(b)では、各電極体母材502、504間に抵抗体母材500を配置し、各母材502、500、504の並び方向に圧力を加えて接合して抵抗器母材506を形成する。
すなわち、接合工程(b)では、いわゆる異種金属材料間におけるクラッド接合(固相接合)が行われる。クラッド接合された各電極体母材502、504と抵抗体母材500との接合面は、双方の金属原子が互いに拡散した拡散接合面となる。
これにより、レーザービーム等で融接することなく、抵抗体母材500と各電極体母材502、504との接合面を互いに強固に接合することができる。また、抵抗体母材500と各電極体母材502、504との接合面において、良好な電気的特性が得られる。
加工工程(c)では、クラッド接合によって得られた抵抗器母材506をダイス510の挿通穴512に挿入して通過させる。
ダイス510の挿通穴512は、入口から出口へ向かうに従って小径となるテーパー状に形成されている。挿通穴512は、角部分が面取り形状に加工された矩形に形成されている。
このような形状のダイス510に抵抗器母材506を通過させることによって、抵抗器母材506を全方向から圧縮変形させることができる。これにより、抵抗器母材506の断面形状は、ダイス510の挿通穴512の断面形状に倣った形状となる。
この加工工程(c)では、抵抗器母材506をダイス510に通過させる際、抵抗器母材506をつかみ具によって引き抜く、引き抜き工法が適用される。加工工程(c)では、挿通穴512のサイズを異ならせた複数のダイス510を用意して、これら複数のダイス510を段階的に通過させる引き抜き加工を施してもよい。
個片化工程(d)では、設計された幅寸法となるように、抵抗器母材506から金属板抵抗器14を切り出す。
以上の工程を経ることによって、抵抗器母材506から個片の金属板抵抗器14を得ることができる。
そして、トリミング工程(e)では、レーザー照射によって抵抗体62のトリミングを行って金属板抵抗器14の抵抗値を所望の抵抗値に設定する。
具体的に説明すると、金属板抵抗器14の一面である他面14Bと交差する方向に延在する他の面である一側面520における抵抗体62の部位をレーザー光線522で溶融して加工する。
これにより、金属板抵抗器14の一面である他面14Bと交差する方向に延在する他の面である一側面520における抵抗体62の部位には、後退したトリミング痕524が形成される。
なお、本実施形態では、レーザー光線52で抵抗体62の一側面520を加工する場合について説明するが、本実施形態は、これに限定されるものではない。
例えば、抵抗体62を打ち抜き加工して一側面520にトリミング痕524を形成したり、抵抗体62の一側面520をグラインダー等で切削加工したりしてトリミング痕524を形成してもよい。トリミングが必要な場合においてトリミング工程を行う。
また、前述した個片化工程(d)において、金属板抵抗器14をプレス切断によって形成する場合には、形成された金属板抵抗器14の一方の面に突出したバリが形成され得る。この場合、バリが形成されない他方の面を、多数の電流入力ビア34又は多数の電流出力ビア36が接続される面としてもよい。
この基板内蔵用のチップ型抵抗器である金属板抵抗器14の製造方法では、接合工程(b)において、各母材502、500、504をクラッド接合で接合して金属板抵抗器14の抵抗体母材500を形成する。
これにより、図2及び図3に示すように、第一電極30に設けられた第一接続領域410から第二電極32に設けられた第二接続領域412までの領域414の平坦性を確保することができる。
金属板抵抗器14の抵抗器本体60は、抵抗体62と第一電極30と第二電極32とを含んで構成される。また、抵抗器本体60は、並び方向NHにおける抵抗体62の長さ(80、82)が、各接合面70、72の傾斜に沿った一方側に位置する一面14Aと他方側に位置する他面14Bとで異なる。
抵抗器本体60において、図1及び図2に示すように、正面視で抵抗体62は台形(ハの字)を形成し、抵抗体62の面積が一様に変化する。抵抗体62と各電極30、32との接合面70、72は、抵抗器本体60の中心線から相対して傾斜する。これにより、正面視において抵抗体62はテーパー形状を成す。
具体的に説明すると、並び方向NHにおける抵抗体62の長さが、図1及び図2に示したように、基板12に配置された状態で(図1参照)、次に示す関係となる。基板12の表面12Aに近い方向に配置される一面14Aの一面側長さ80が、基板12の裏面12Bに近い方向に配置される他面14Bの他面側長さ82よりも短い。
[抵抗器内蔵モジュールの製造方法]
次に、抵抗器内蔵モジュールである電流検出装置10の製造方法について説明する。なお、金属板抵抗器14を抵抗器内蔵モジュールである電流検出装置10に内蔵する方法は、複数考えられるが、本実施形態では、その一例について説明する。
図5は、第一実施形態に係る電流検出装置の製造方法の一例を示す説明図である。図6は、図5に続く製造方法の一例を示す説明図である。なお、図6において、各貫通孔630、632及び各貫通孔630、632で形成された各ビア34、36、44、46の断面形状は、デフォルメして示している。
電流検出装置10の製造方法は、基板600を準備する準備工程(A)と、基板600に収容部610を形成して金属板抵抗器14を収容する収容工程(B)と、収容部610に各層620、622を形成する層形成工程(C)とを備える。また、電流検出装置10の製造方法は、基板600の各層620、622に各貫通孔630、632を形成する貫通孔形成工程(D)を備える。さらに、電流検出装置10の製造方法は、基板600に導電層640を形成するとともに各貫通孔630、632に導電性部材を充填する充填工程(E)を備える。そして、電流検出装置10の製造方法は、導電層640の一部を除去して基板600上にパターンを形成するパターニング工程(F)を備える。
図5に示すように、準備工程(A)では、絶縁性を有する樹脂製の基板600を準備する。基板600は、多層構造を形成するためベースとなる。
収容工程(B)では、基板600の所定の領域を、基板600に金属板抵抗器14を収容するための収容部610を形成する。
この収容部610に金属板抵抗器14を収容する。この収容状態において、金属板抵抗器14の一面14Aが基板600の第一面602と面一となるとともに、金属板抵抗器14の他面14Bが基板600の第二面604と面一となるように、金属板抵抗器14を収容部610内に仮固定する。
層形成工程(C)では、基板600の第一面602及び第二面604に例えばエポキシ樹脂を塗布して低温で硬化させ、基板600の第一面602に第一層620を形成するとともに、第二面604に第二層622を形成する。これにより、金属板抵抗器14は、第一層620と第二層622とによって挟まれる。
図6に示すように、貫通孔形成工程(D)では、第一層620及び第二層622の少なくとも一方に金属板抵抗器14の第一電極30に達する第一貫通孔630を形成する。また、第一層620及び第二層622の少なくとも一方に第二電極32に達する第二貫通孔632を形成する。
具体的に説明すると、第一層620には、第一電極30及び第二電極32の抵抗体62に近い位置に、第一電極30及び第二電極32の面を露出する一対の第一貫通孔630及び第二貫通孔632が形成される。また、第二層622には、第一電極30及び第二電極32の面を露出する第一貫通孔630及び第二貫通孔632が複数箇所に形成される。
各第一貫通孔630及び各第二貫通孔632は、レーザー装置等を用いた公知のパターニング技術を用いて形成される。
充填工程(E)では、各第一貫通孔630及び各第二貫通孔632に導電性部材が充填される。
具体的に説明すると、第一層620及び第二層622が形成された樹脂製の基板600には、メッキなどによって導電性を有する金属製の導電層640が形成される。メッキは、各第一貫通孔630及び各第二貫通孔632に充填される。
これにより、各第一貫通孔630には、第一電極30に電気的に接続された第一検出ビア44及び電流入力ビア34が形成される。また、各第二貫通孔632には、第二電極32に電気的に接続された第二検出ビア46及び電流出力ビア36が形成される。
パターニング工程(F)では、第一検出ビア44及び第二検出ビア46の周りにランド40、42を形成する。
また、総ての電流入力ビア34を含むように電流入力配線24を形成する。また、総ての電流出力ビア36を含むように電流出力配線26を形成する。
各ランド40、42及び各配線24、26は、基板600に形成された導電層640を部分的に除去するパターニング工程などによって形成される。
この樹脂製の基板600の下部には、前述と同様の工程によって下層が形成され、図1に示したように、絶縁層20と下層配線22とが形成される。
金属板抵抗器14の第一電極30の一面14Aに形成された第一検出ビア44は、図2に示すように、信号を検出する第一検出箇所90に設定されている。第二電極32の一面14Aに形成された第二検出ビア46は、信号を検出する第二検出箇所92に設定されている。
図2に示すように、この第一検出箇所90には、第一検出部94が接続されており、第二検出箇所92には、第二検出部96が接続されている。すなわち、第一検出部94は、第一検出箇所90と言い換えることができる。また、第二検出部96は、第二検出箇所92と言い換えることができる。
第一検出部94は、図1に示したように、金属板抵抗器14が基板12内に配置された状態において、第一電極30に電気的に接続される第一検出ビア44で構成される。第二検出部96は、金属板抵抗器14が基板12内に配置された状態において、第二電極32に電気的に接続される第二検出ビア46で構成される。
図3に示すように、第一検出ビア44で構成される第一検出部94は、第一電極30の一面14Aの幅方向中心において、抵抗体62に近接した部位の一個所に配置されている。第二検出ビア46で構成される第二検出部96は、第二電極32の一面14Aの幅方向中心において、抵抗体62に近接した部位の一個所に配置されている。
また、金属板抵抗器14の第一電極30及び第二電極32には、図2に示したように、抵抗器本体60を流れる電流が入力される入力箇所(100、102)が設定されている。入力箇所(100、102)は、第一電極30に設定された電流入力箇所100と、第二電極32に設定された電流出力箇所102とを含む。
電流入力箇所100は、第一電極30の他面14Bに設定され、電流出力箇所102は、第二電極32の他面14Bに設定される。電流入力箇所100は、電流入力部104が接続され、電流出力箇所102は、電流出力部106が接続される。
電流入力部104は、図1に示したように、金属板抵抗器14が基板12内に配置された状態において、第一電極30に電気的に接続される電流入力ビア34で構成される。電流出力部106は、金属板抵抗器14が基板12内に配置された状態において、第二電極32に電気的に接続される電流出力ビア36で構成される。
電流入力ビア34で構成される電流入力部104は、図3に示したように、第一電極30の他面14Bの十五箇所に配置されている。各電流入力部104は、並び方向NHに等間隔をおいた三列に配置されるとともに、各列において金属板抵抗器14の幅方向に等間隔をおいた五箇所に配置されている。
第一電極30において各電流入力部104が設定された領域は、電流入力ビア34(図1参照)が接続される第一接続領域410を構成する。
また、電流出力ビア36で構成される電流出力部106は、第二電極32の他面14Bの十五箇所に配置されている。各電流出力部106は、並び方向NHに等間隔をおいた三列に配置されるとともに、各列において金属板抵抗器14の幅方向に等間隔をおいた五箇所に配置されている。
第二電極32において各電流出力部106が設定された領域は、電流出力ビア36(図1参照)が接続される第二接続領域412を構成する。
このように電流入力部104及び電流出力部106の数を増大することで、確実な通電を確保する。
金属板抵抗器14は、第一接続領域410から抵抗体62を挟んだ第二接続領域412までの領域414において、金属板抵抗器14の他面14B(一面)の最も突出した部位と最も凹んだ部位との差が、0μm以上100μm以下となるように構成されている。これにより、金属板抵抗器14の表面における凹凸の高低差は、0μm以上100μm以下となるように構成されている。また、金属板抵抗器14の他面14Bの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差は、0μm以上50μm以下であることが好ましい。
そして、金属板抵抗器14の他面14Bの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差における下限値は、8μm以上であることがさらに好ましい。このため、金属板抵抗器14の他面14Bの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差は、8μm以上100μm以下とすることが好ましく、8μm以上50μm以下とすることがさらに好ましい。
なお、本実施形態では、図2に示すように、第一電極30の他面14Bに複数の電流入力部104が接続される第一接続領域410を設け、第二電極32の他面14Bに複数の電流出力部106が接続される第二接続領域412を設けた場合について説明した。しかし、本実施形態は、この構成に限定されるものではない。
例えば、第一電極30の一面14Aに複数の電流入力部104が接続される第一接続領域410を設け、第二電極32の一面14Aに複数の電流出力部106が接続される第二接続領域412を設けてもよい。
この場合も前述と同様に、第一接続領域410から抵抗体62を挟んだ第二接続領域412までの領域414において、金属板抵抗器14の一面14Aの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差が、0μm以上100μm以下となるように構成する。また、金属板抵抗器14の一面14Aの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差は、一面14Aと各ビア44、46との接触面の均一性の観点から、0μm以上50μm以下であることが好ましい。
そして、金属板抵抗器14の一面14Aの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差における下限値は、8μm以上であることがさらに好ましい。このため、金属板抵抗器14の一面14Aの最も突出した部位と最も凹んだ部位との差は、8μm以上100μm以下とすることが好ましく、8μm以上50μm以下とすることがさらに好ましい。
金属板抵抗器14を基板12内部に配置して電流検出装置10を構成する場合、各電流入力部104を電流入力配線24に直接接続するとともに、各電流出力部106を電流出力配線26に直接接続するものとする。
この金属板抵抗器14には、抵抗体62と各電極30、32との各接合面70、72から並び方向NHへ広がるとともに、入力箇所(100、102)が設定された位置に達するまでの領域に接合エリア(120、122)が形成される。そして、この接合エリア(120、122)に検出箇所(90、92)が設定される。
図2を用いて具体的に説明する。抵抗体62と第一電極30とが接合された第一接合面70から並び方向NHの一方側である第一電極30側へ広がるとともに、電流入力箇所100が設定された位置に達するまでの領域である第一接合エリア120に、第一検出箇所90が設定される。
ここで、第一接合エリア120の一端側の境界は、抵抗体62に最も近い位置に配置された電流入力箇所100(A)によって定められる。
また、第一接合エリア120の一端側の境界は、電流入力箇所100(A)に接続された電流入力部104(A)の中心線から金属板抵抗器14の厚み方向に延びる延長線によって定められる。
さらに、「第一接合エリア120に第一検出箇所90が設定される」とは、第一検出箇所90に接続された第一検出部94の中心線から金属板抵抗器14の厚み方向に延びる延長線が第一接合エリア120の上部にあることを示す。
また、抵抗体62と第二電極32とが接合された第二接合面72から並び方向NHの他方側へ広がるとともに、電流出力箇所102が設定された位置に達するまでの第二接合エリア122には、第二検出箇所92が設定されている。
ここで、第二接合エリア122の他端側の境界は、抵抗体62に最も近い位置に配置された電流出力箇所102(A)によって定められる。
また、第二接合エリア122の一端側の境界は、電流出力箇所102(A)に接続された電流出力部106(A)の中心線から金属板抵抗器14の厚み方向に延びる延長線によって定められる。
さらに、「第二接合エリア122に第二検出箇所92が設定される」とは、第二検出箇所92に接続された第二検出部96の中心線から金属板抵抗器14の厚み方向に延びる延長線が第二接合エリア122の上部にあることを示す。
[材質]
金属板抵抗器14の抵抗体62は、各電極30、32を構成する材料よりも抵抗温度係数(TCR)が小さい材料で形成されている。
ここで、抵抗温度係数(TCR)は、温度変化に伴う抵抗値の変化の割合を示す。抵抗温度係数(TCR)は、抵抗値の変化率と温度変化量とに基づいて求められる。
例えば、第一温度T1で第一抵抗値R1を示し、第二温度T2で第二抵抗値R2を示す物体において、抵抗温度係数TCR[ppm/K]は、次の演算式を用いて求められる。
TCR=[{(R2-R1)/R1}/(T2-T1)]×1000000
具体的に説明すると、各電極30、32は、一例として、Cu(銅)で形成されている。また、抵抗体62は、一例として、Cu(銅)よりも抵抗温度係数(TCR)が小さいCuMnNi合金で形成されている。
なお、本実施形態では、抵抗体62をCuMnNi合金で形成した場合について説明するが、これに限定されるものではない。抵抗体62を、例えばCu(銅)よりも抵抗温度係数(TCR)が小さいCuMnSn合金、NiCr(ニクロム)、又はCuNi(銅ニッケル)で形成してもよい。
ここで、接合エリア120、122について説明する。各電極30、32は、抵抗体62よりも抵抗温度係数(TCR)が大きい。このため、各電極30、32の電流の入力位置と検出端子の間における電極材の抵抗値及び抵抗温度計数の影響を受ける。このため、電流の入力位置と検出端子の間、つまり最短となる検出ピッチ間における電極材の占める面積が、抵抗値及び抵抗温度係数に影響する。
図2において各接合面70、72から各箇所100(A)、102(A)が設定された位置までの各接合エリア120、122を狭くすると、抵抗温度係数(TCR)の大きい各電極30、32が各接合エリア120、122内で占める割合が小さくなる。
このため、各接合エリア120、122を狭くするほど、金属板抵抗器14の抵抗温度係数(TCR)を小さくすることができる。
また、両検出箇所90、92の間において、各電極30、32が占める割合が小さくなるほど、すなわち各接合エリア120、122が狭くなるほど、金属板抵抗器14の抵抗温度係数(TCR)が小さくなる。
このため、本実施形態では、各電極30、32が金属板抵抗器14の抵抗値に与える影響を低減できるように、各箇所90、92、100(A)、102(A)の位置を設定する。また、各接合面70、72を傾斜して各接合エリア120、122を狭くすることで、金属板抵抗器14全体としての抵抗温度係数(TCR)を抑制する。
このように、一面側長さ80と他面側長さ82とが異なる抵抗体62において、各接合面70、72が成す角度α、βと、電流経路と、各検出箇所90、92とを適正に設定することで、金属板抵抗器14の特性を設定することができる。
すなわち、各接合面70、72の角度α、βと、電流経路を定める電流入力箇所100(A)及び電流出力箇所102(A)の位置と、信号を検出する為の各検出箇所90、92の位置とを、接合エリア120、122の領域を設定するパラメータとして調整する。これにより、所望の特性の金属板抵抗器14を得ることができる。
(作用及び効果)
本実施形態の金属板抵抗器14は、抵抗体62と、抵抗体62の端面に接合され、抵抗体62と並んで配置される電極(30、32)とを備える。抵抗体62と電極(30、32)と含んで構成された抵抗器本体60は、抵抗体62と電極(30、32)との接合面(70、72)が抵抗体62及び電極(30、32)の並び方向NHに対して傾斜する。
この構成によれば、抵抗体62と電極(30、32)との接合面(70、72)が、抵抗体62及び電極(30、32)の並び方向NHに対して傾斜している。これにより、抵抗体62と電極(30、32)との並び方向NHに対して接合面(70、72)が垂直の場合と比較して、抵抗体62の一部を、電極(30、32)に入力される検出用信号の入力箇所に近づけることができる。
このため、入力箇所から接合面(70、72)までの領域において、電極(30、32)が占める割合を抑えることができるので、抵抗体62より抵抗温度係数(TCR)が高い電極(30、32)の影響を低減することができる。
これにより、例えば、周囲温度又は発熱による温度変化に起因した抵抗値の変化を抑制することができ、検出精度の向上が可能となる。
したがって、抵抗体62と電極(30、32)との接合面(70、72)が、抵抗体62及び電極(30、32)の並び方向NHに対して垂直に延在する場合と比較して、安定した電流検出が可能となり、電流の検出精度が向上する。
また、本実施形態の金属板抵抗器14において、抵抗器本体60は板状である。
この構成によれば、抵抗器本体60が板状でない場合と比較して、基板12内への配置が容易となる。また、この金属板抵抗器14を基板12内に配置して構成される電流検出装置10の薄肉化が可能となる。
さらに、本実施形態の金属板抵抗器14において、電極(30、32)は、抵抗体62の一端に接合される第一電極30と、抵抗体62の他端に接合される第二電極32とを含む。抵抗体62と第一電極30と第二電極32とを含んだ抵抗器本体60において、並び方向NHにおける抵抗体62の長さは、接合面(70、72)の傾斜に沿った一方側に位置する一面14Aと他方側に位置する他面14Bとで異なる。
このような構成において、抵抗体62と各電極30、32との各接合面70、72を抵抗体62及び各電極30、32の並び方向NHに対して傾斜することが可能となる。
また、本実施形態の電流検出装置10は、金属板抵抗器14を有する電流検出装置10である。電流検出装置10は、並び方向NHにおける抵抗体62の長さは、一面14Aが他面14Bより短く、第一電極30及び第二電極32の一面14Aに、信号を検出する検出箇所(90、92)が設定されている。
この構成によれば、抵抗体62から検出箇所(90、92)までのクリアランスを確保しつつ、検出箇所(90、92)から各接合面70、72までの領域において、各電極30、32が占める割合を抑制することが可能となる。
さらに、本実施形態の電流検出装置10では、検出箇所(90、92)に検出部(94、96)が接続されている。
この構成によれば、検出箇所(90、92)に検出部(94、96)を接続することで、目的とした検出精度を安定して得ることが可能となる。
また、本実施形態の電流検出装置10において、第一電極30及び第二電極32には、抵抗器本体60を流れる電流が入力される入力箇所(100、102)が設定されている。電流検出装置10は、抵抗器本体60において接合面(70、72)から並び方向NHへ広がるとともに、入力箇所(100、102)が設定された位置に達するまでの接合エリア(120、122)に検出箇所(90、92)が設定されている。
この構成によれば、検出箇所(90、92)が接合エリア(120、122)の外側に設定される場合と比較して、検出精度の向上が可能となる。
さらに、本実施形態の電流検出装置10において、第一電極30及び第二電極32の他面14Bに、入力箇所(10、102)が設定されている。
この構成によれば、第一電極30及び第二電極32の一面14Aに、入力箇所(90、92)と検出箇所(100、102)とが設定される場合と比較して、一面14Aへの接続構造の簡素化が可能となる。
また、本実施形態の電流検出装置10において、入力箇所(100、102)に入力部(104、106)が接続されている。
この構成によれば、入力箇所(100、102)に検出部(104、106)を接続することで、目的とした検出精度を安定して得ることが可能となる。
また、本実施形態の電流検出装置10において、金属板抵抗器14は、基板12に埋め込まれた状態で基板12内に配置されている。
この構成によれば、基板12の配線(24、26)に流れる電流の検出が容易となる。また、金属板抵抗器14の基板12の表面12Aへの実装が不要となるため、基板12の実装面の有効活用が可能となる。
そして、金属板抵抗器14は、抵抗体62と各電極30、32とがクラッド接合により形成されたクラッド材である。このため、抵抗体と電極とを溶接で接合する構造上、抵抗体と電極との間にビードが形成されてしまう場合と比較して、金属板抵抗器14の表面に生じ得る凹凸の高低差を抑制することができる。
これにより、金属板抵抗器14を電流検出装置10に内蔵する際には、場所によって生じ得る各電極30、32から各電極30、32の直上又は直下(直上及び直下又は一方)に存在する配線(配線部16の電流入力配線24、電流出力配線26、各ランド40、42)までの距離の差を抑制することができる。
したがって、金属板抵抗器14を電流検出装置10に内蔵して使用する際に、電流検出装置10の上記配線(配線部16の電流入力配線24、電流出力配線26、各ランド40、42)から各電極30、32までの距離が場所毎に異なる場合と比較して、電流検出装置10に形成される各ビア34、36、44、46の一端から各電極30、32までの距離のバラツキを抑制できる。これにより、各ビア34、36、44、46の高さを揃えることができ、各ビア34、36、44、46と各電極30、32との接続状態の安定化が可能となる。
<比較試験>
ここで、抵抗体母材500と電極体母材502、504とをクラッド接合して形成した抵抗器と、抵抗体母材500と各電極体母材502、504とをレーザーで接合して形成した抵抗器とを用いて、表面の平坦度を比較する比較試験を行った。
図7は、比較試験で用いるクラッド接合タイプの抵抗器700を示す説明図である。図8は、比較試験で用いるクラッド接合タイプの抵抗器の平坦度を示す図である。図9は、比較試験で用いる融接接合タイプの抵抗器702を示す説明図である。図10は、比較試験で用いる融接接合タイプの抵抗器の平坦度を示す図である。
図7に示すように、クラッド接合タイプの抵抗器700としては、抵抗器700全体の長さ寸法Lが8.5mm、抵抗体710の長さ寸法RLが1.5mm、抵抗器700の幅寸法WSが5.7mm、抵抗器700の厚み寸法TSが1.3mmのサンプルを用意した。
また、クラッド接合タイプの抵抗器700としては、抵抗器700全体の長さ寸法Lが9.5mm、抵抗体710の長さ寸法RLが1.5mm、抵抗器700の幅寸法WSが5.0mm、抵抗器700の厚み寸法TSが1.3mmのサンプルを用意した。このサイズのサンプルとしては、例えば製造ライン又は日時が異なる第三サンプル724と第四サンプル726とをそれぞれ複数(具体的には10個)用意した。
各サンプル720、722、724、726の材質等の他の条件は、第一実施形態の金属板抵抗器14と同様とする。
各サンプル720、722、724、726の厚み方向の一方面730と他方面732とにおいて、抵抗器700の幅方向の中央を通過して抵抗器700の長さ方向に延在する直線状の仮想ラインKLを想定した。仮想ラインKLは、抵抗器700の長さ方向の中央を中心とした7mmの範囲Hに延在する。この仮想ラインKLの範囲は、図3に示した第一電極30に設けられた第一接続領域410から第二電極32に設けられた第二接続領域412までの領域414に対応する。
そして、この仮想ラインKL上において、抵抗器700の面から最も突出した部位と最も凹んだ部位との差を測定し、その差を平坦度750とした。具体的な測定方法としては、レーザー顕微鏡で仮想ラインKL上を走査し、高低差を取得した。
図8に示すように、第一サンプル720の平坦度750の平均値は、約16μm、第二サンプル722の平坦度750の平均値は、約28μmであった。また、第三サンプル724の平坦度750の平均値は、約22μm、第四サンプル726の平坦度750の平均値は、約18μmであった。なお、平坦度750の平均値は、図8において、丸印で示した。
また、各サンプル720、722、724、726の平坦度750は、0μm以上100μm以下であり、各サンプル720、722、724、726の平坦度750のうち最も小さい値は、8μmであった。
図9は、比較試験で用いるレーザー等による融接接合タイプの抵抗器702を示す説明図である。図10は、比較試験で用いる融接接合タイプの抵抗器702の平坦度750を示す図である。
図9に示すように、融接接合タイプの抵抗器702としては、一般的な表面実装用の抵抗器を用いた。融接接合タイプの抵抗器702は、抵抗器702全体の長さ寸法L1が50.0mm、抵抗体760の長さ寸法RL1が5.0mm、抵抗器702の幅寸法WS1が10.0mm、抵抗器702の厚み寸法TS1が2.0mmの比較品を複数用意した。用意した比較品の数は、10個である。
各比較品の厚み方向の一方面770と他方面772とにおいて、抵抗器702の幅方向の中央を通過し抵抗器702の長さ方向に延在するとともに、抵抗器702の長さ方向の中央を中心とした7mmの範囲H1に直線状の仮想ラインKL1を想定した。この仮想ラインKL1の範囲は、前述の各サンプル720、722、724、726に合わせた範囲とした。また、一方面770は、抵抗体760と各電極762、764とをレーザー溶接する際にレーザービームが入射される面であり、他方面772は、抵抗器702を通過したレーザービームが出射する面である。
そして、この仮想ラインKL1上において、抵抗器702の各面770、772から最も突出した部位と最も凹んだ部位との差を測定し、その差を平坦度750とした。具体的な測定方法としては、レーザー顕微鏡で仮想ラインKL上を走査し、高低差を取得した。
図10に示すように、比較品である抵抗器702の一方面770の平坦度750の平均値は約290μmであり、他方面772の平坦度750の平均値は約310μmであった。また、比較品である抵抗器702の平坦度750のうち最も小さい値は、約210μmであった。なお、平坦度750の平均値は、図10において、丸印で示した。
図8及び図10から抵抗器の平坦度は、融接接合タイプの抵抗器よりもクラッド接合タイプの抵抗器の方が良好であることがわかる。
<第二実施形態>
次に、図面を参照しながら第二実施形態に係る金属板抵抗器200について説明する。
図11は、第二実施形態に係る金属板抵抗器200を示す側面図である。図12は、第二実施形態に係る金属板抵抗器200を斜め方向から見た状態を示す透明図である。
第二実施形態に係る金属板抵抗器200は、第一実施形態と比較して、抵抗器本体202を流れる電流が入力される入力箇所が第一電極30及び第二電極32の一面14Aに設定されている点が異なる。本実施形態では、第一実施形態と同一又は同等部分については、同符号を付して説明を割愛するとともに、第一実施形態と異なる部分についてのみ説明する。
なお、この金属板抵抗器200も基板12に埋め込まれた状態で基板12内に配置され、電流検出装置10を構成する(図1参照)。
この金属板抵抗器200において、第一検出箇所90に接続される第一検出部94は、第一電極30の一面14Aの幅方向中心において、抵抗体62に近接した部位に配置されている。また、第二検出箇所92に接続される第二検出部96は、第二電極32の一面14Aの幅方向中心において、抵抗体62に近接した部位に配置されている。
電流入力箇所100は、第一電極30の一面14Aに設定され、電流出力箇所102は、第二電極32の一面14Aに設定される。電流入力箇所100は、電流入力部104が接続され、電流出力箇所102は、電流出力部106が接続される。
電流入力部104は、第一電極30に接続される電流入力ビア34で構成される。電流出力部106は、第二電極32に接続される電流出力ビア36で構成される。
電流入力部104は、図12に示したように、第一検出部94が配置された箇所を除く、第一電極30の一面14Aに等間隔をおいて配置されている。電流出力部106は、第二検出部96が配置された箇所を除く、第二電極32の一面14Aに等間隔をおいて配置されている。
電流入力部104の端面は、電流入力配線24に電気的に接続される。第一検出部94の高さは、電流入力部104よりも高く、第一検出部94は、先端部が電流入力配線24から突出した状態で当該電流入力配線24に電気的に接続される。
電流出力部106の端面は、電流出力配線26に電気的に接続される。第二検出部96の高さは、電流出力部106よりも高く、第二検出部96は、先端部が電流出力配線26から突出した状態で当該電流出力配線26に電気的に接続される。
(作用及び効果)
本実施形態においても、第一実施形態と同一又は同等部分については、第一実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
<シミュレーション>
次に、各実施形態の効果を確認する為のシミュレーションについて、図面を参照しながら説明する。
図13は、第一実施形態に係る金属板抵抗器の効果を確認する為のシミュレーションで用いる第一ベースモデルの説明図である。図14は、第一ベースモデルの抵抗値及びTCRを示す説明図である。
この第一ベースモデル300は、比較対象の基準を示す金属板抵抗器であり、第一実施形態の金属板抵抗器14と比較して、各電極30、32と抵抗体62との各接合面70、72が並び方向NHに対して垂直である点が異なる。
第一ベースモデル300は、抵抗体62の一面側長さaが、2.7mmであり、他面側長さbも、2.7mmである。また、第一検出部94の中心から第二検出部96の中心までの検出部ピッチcが、4.1mmである。
そして、第一ベースモデル300は、図14に示したように、第一検出部94と第二検出部96との間で取得した抵抗値が、0.18647[mΩ]であり、抵抗温度係数(TCR)が、78[ppm/K]である。
図15は、第一実施形態に係る金属板抵抗器14の効果の確認で行うシミュレーションの様子を示す説明図である。図15には、抵抗体62の一面側長さa(80)と他面側長さb(82)とが変化する様子が示されている。
この第一実施形態に係る金属板抵抗器14を、次に示す第一条件310(図16参照)と、第二条件320(図18参照)とでシミュレーションを行った。
(第一条件)
このシミュレーションの第一条件310を次に示す。抵抗体62の一面側長さaを2.1mmから3.3mmまで0.1mmずつ増加すると共に、他面側長さbを3.3mmから2.1mmまで0.1mmずつ減少させた構造1から構造13の金属板抵抗器14を想定する。各構造1~13において、検出部ピッチcは、一面側長さa+1.4mmとする。
そして、図16の各構造1~13の金属板抵抗器14において、第一検出部94と第二検出部96との間で取得される抵抗値、及び抵抗温度係数(TCR)をシミュレーションによってそれぞれ求めた。
図16は、第一条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。図17は、第一条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。
図16及び図17から、構造1から構造6では、抵抗温度係数(TCR)が、78[ppm/K]を下回り、第一ベースモデル300と比較して、温度変化に対する抵抗値の変化を抑制することができ、検出精度の向上を確認することができた。
これは、第一ベースモデル300と比較して、構造1から構造6の金属板抵抗器14では、各接合エリア120、122の領域が小さくなったためと考えられる。
(第二条件)
このシミュレーションの第二条件320を次に示す。抵抗体62の一面側長さaを、2.3mmから3.3mmまで0.1mmずつ増加し、両検出部96間の抵抗値が第一ベースモデル300と同等となるように他面側長さbを、3.3mmから2.3mmの範囲で変化させた構造A~Kの金属板抵抗器14を想定する。各構造A~Kにおいて、検出部ピッチcは、一面側長さa+1.4mmとする。
そして、各構造A~Kの金属板抵抗器14において、抵抗温度係数(TCR)をシミュレーションによってそれぞれ求めた。
図18は、第二条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。図19は、第二条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。
図18及び図19から、構造Aから構造Dでは、抵抗温度係数(TCR)が、78[ppm/K]を下回り、第一ベースモデル300と比較して、温度変化に対する抵抗値の変化を抑制することができ、検出精度の向上を確認することができた。
これは、第一ベースモデル300と比較して、構造Aから構造Dの金属板抵抗器14では、各接合エリア120、122の領域が小さくなったためと考えられる。
図20は、第二実施形態に係る金属板抵抗器の効果を確認する為のシミュレーションで用いる第二ベースモデルの説明図である。図21は、第二ベースモデルの抵抗値及びTCRを示す説明図である。
この第二ベースモデル330は、比較対象の基準を示す金属板抵抗器であり、第二実施形態の金属板抵抗器200と比較して、各電極30、32と抵抗体62との各接合面70、72が並び方向NHに対して垂直である点が異なる。
第二ベースモデル330は、抵抗体62の一面側長さaが、2.7mmであり、他面側長さbも、2.7mmである。また、第一検出部94の中心から第二検出部96の中心までの検出部ピッチcが、4.1mmである。
そして、第二ベースモデル330は、図21に示したように、両検出部94、96間で取得した抵抗値が、0.18753[mΩ]であり、抵抗温度係数(TCR)が、100[ppm/K]である。
図22は、第二実施形態に係る金属板抵抗器200の効果の確認で行うシミュレーションの様子を示す説明図である。図22には、抵抗体62の一面側長さa(80)と他面側長さb(82)とが変化する様子が示されている。
第二実施形態に係る金属板抵抗器200を、次に示す第三条件340(図23参照)と、第四条件350(図25参照)とでシミュレーションを行った。
(第三条件)
このシミュレーションの第三条件340を次に示す。抵抗体62の一面側長さaを2.1mmから3.3mmまで0.1mmずつ増加すると共に、他面側長さbを3.3mmから2.1mmまで0.1mmずつ減少させた構造1から構造13の金属板抵抗器200を想定する。各構造1~13において、検出部ピッチcは、一面側長さa+1.4mmとする。
そして、各構造1~13の金属板抵抗器200において、第一検出部94と第二検出部96との間で取得される抵抗値、及び抵抗温度係数(TCR)をシミュレーションによってそれぞれ求めた。
図23は、第三条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。図24は、第三条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。
図23及び図24において、構造1から構造6では、抵抗温度係数(TCR)が、100[ppm/K]を下回り、第二ベースモデル330と比較して、温度変化に対する抵抗値の変化を抑制することができ、検出精度の向上を確認することができた。
これは、第二ベースモデル330と比較して、構造1から構造6の金属板抵抗器200では、各接合エリア120、122の領域が小さくなったためと考えられる。
(第四条件)
このシミュレーションの第四条件350を次に示す。抵抗体62の一面側長さaを2.3mmから3.3mmまで0.1mmずつ増加する。そして、両検出部94、96間の抵抗値が第二ベースモデル330と同等となるように他面側長さbを3.3mmから2.3mmの範囲で変化させた構造A~Kの金属板抵抗器200を想定する。各構造A~Kにおいて、検出部ピッチcは、一面側長さa+1.4mmとする。
そして、各構造A~Kの金属板抵抗器200において、抵抗温度係数(TCR)をシミュレーションによってそれぞれ求めた。
図25は、第四条件で行ったシミュレーション結果を示す図である。図26は、第四条件で行ったシミュレーション結果をグラフで示した説明図である。
図25及び図26から、構造Aから構造Dでは、抵抗温度係数(TCR)が、100[ppm/K]を下回り、第二ベースモデル330と比較して、温度変化に対する抵抗値の変化を抑制することができ、検出精度の向上を確認することができた。
これは、第二ベースモデル330と比較して、構造Aから構造Kの金属板抵抗器200では、各接合エリア120、122の領域が小さくなったためと考えられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
10 電流検出装置
12 基板
14、200 金属板抵抗器
14A 一面
14B 他面
30 第一電極
32 第二電極
60、202 抵抗器本体
62 抵抗体
70 第一接合面
72 第二接合面
80 一面側長さ
82 他面側長さ
90 第一検出箇所
92 第二検出箇所
94 第一検出部
96 第二検出部
100 電流入力箇所
102 電流出力箇所
104 電流入力部
106 電流出力部
120 第一接合エリア
122 第二接合エリア
NH 並び方向

Claims (9)

  1. 抵抗体と、
    前記抵抗体の端面に接合され、前記抵抗体と並んで配置される電極と、
    を備え、
    前記抵抗体と前記電極とを含んで構成された抵抗器本体は、前記抵抗体と前記電極との接合面が前記抵抗体及び前記電極の並び方向に対して傾斜する、
    金属板抵抗器。
  2. 請求項1に記載の金属板抵抗器であって、
    前記抵抗器本体は板状である、
    金属板抵抗器。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の金属板抵抗器であって、
    前記電極は、前記抵抗体の一端に接合される第一電極と、前記抵抗体の他端に接合される第二電極とを含み、
    前記抵抗体と前記第一電極と前記第二電極とを含んだ前記抵抗器本体において、前記並び方向における前記抵抗体の長さは、前記接合面の傾斜に沿った一方側に位置する一面と他方側に位置する他面とで異なる、
    金属板抵抗器。
  4. 請求項3に記載の金属板抵抗器を有する電流検出装置であって、
    前記並び方向における前記抵抗体の長さは、前記一面が前記他面より短く、
    前記第一電極及び前記第二電極の前記一面に、信号を検出する検出箇所が設定されている、
    電流検出装置。
  5. 請求項4に記載の電流検出装置であって、
    前記検出箇所に検出部が接続されている、
    電流検出装置。
  6. 請求項4に記載の電流検出装置であって、
    前記第一電極及び前記第二電極には、前記抵抗器本体を流れる電流が入力される入力箇所が設定され、
    前記抵抗器本体において前記接合面から前記並び方向へ広がるとともに、前記入力箇所が設定された位置に達するまでの接合エリアに前記検出箇所が設定されている、
    電流検出装置。
  7. 請求項6に記載の電流検出装置であって、
    前記第一電極及び前記第二電極の前記他面に、前記入力箇所が設定されている、
    電流検出装置。
  8. 請求項6に記載の電流検出装置であって、
    前記入力箇所に入力部が接続されている、
    電流検出装置。
  9. 請求項4に記載の電流検出装置であって、
    前記金属板抵抗器は、基板に埋め込まれた状態で前記基板内に配置されている、
    電流検出装置。
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