JP2023013722A - 車両、車両用制御装置及び車両の制御方法 - Google Patents

車両、車両用制御装置及び車両の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より簡易的なシステムで車両の安全性を向上する技術を提供すること。【解決手段】車両が受けた衝撃度を検知する衝撃度センサと、前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定手段と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は車両の制御技術に関する。
車両の故障を検知する技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数の故障項目を検出して車両の故障レベルを判定し、判定した故障レベルに応じた動作制限を行う車両が開示されている。
特開2016-107836号公報
故障診断の結果を基準とすると、故障診断必須となる。しかしながら、従来のシステムでは複雑でコストアップの要因となり、よりシンプルな構成で機能制限の要否を判断できるシステムが必要とされている。
本発明の目的は、より簡易的なシステムで車両の安全性を向上する技術を提供することにある。
本発明によれば、
車両が受けた衝撃度を検知する衝撃度センサと、
前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定手段と、を備える、
ことを特徴とする車両が提供される。
本発明によれば、より簡易的なシステムで車両の安全性を向上する技術を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る鞍乗型車両の右側の側面図。 図1の鞍乗型車両の正面図。 制御装置のブロック図。 制御ユニットの処理例を示すフローチャート。 (A)は制御ユニットの処理例を示すフローチャート、(B)は衝撃度と機能制限との関係を示すマップ。 衝撃度と機能制限との関係を示す別のマップ。 衝撃度と機能制限との関係を示す更に別のマップ。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<鞍乗型車両の概要>
図1は、本発明の一実施形態に係る車両1の右側の側面図、図2は車両1の正面図である。各図において、矢印X、Y、Zは互いに直交する方向を示し、X方向は車両の前後方向、Y方向は車両の車幅方向(左右方向)、Z方向は上下方向を示す。車両の左、右は前進方向で見た場合の左、右である。以下、車両の前後方向の前方または後方のことを単に前方または後方と呼ぶ場合がある。また、車両の車幅方向(左右方向)の内側または外側のことを単に内側または外側と呼ぶことがある。
本実施形態の車両1は鞍乗型車両であって、特に長距離の移動に適したツアラー系の自動二輪車であるが、本発明は他の形式の自動二輪車を含む各種の鞍乗型車両の他、自動四輪車にも適用可能であり、また、内燃機関を駆動源とする車両のほか、モータを駆動源とする電動車両にも適用可能である。
車両1は、前輪FWと後輪RWとの間にパワーユニット2を備える。パワーユニット2は本実施形態の場合、水平対向六気筒のエンジン21と変速機22とを含む。変速機22の駆動力は不図示のドライブシャフトを介して後輪RWに伝達され、後輪RWを回転する。
パワーユニット2は車体フレーム3に支持されている。車体フレーム3は、X方向に延設された左右一対のメインフレーム31を含む。メインフレーム31の上方には、燃料タンク5やエアクリーナボックス(不図示)が配置されている。燃料タンク5の前方には、ライダに対して各種の情報を表示する電子画像表示装置等を備えたメータパネルMPが設けられている。
メインフレーム31の前側端部には、ハンドル8によって回動される操向軸(不図示)を回動自在に支持するヘッドパイプ32が設けられている。メインフレーム31の後端部には、左右一対のピボットプレート33が設けられている。ピボットプレート33の下端部とメインフレーム31の前端部とは左右一対のロワアーム(不図示)により接続され、パワーユニット2はメインフレーム31とロワアームとに支持される。メインフレーム31の後端部には、また、後方へ延びる左右一対のシートレール(不図示)が設けられており、シートレールはライダが着座するシート4aや同乗者が着座するシート4b及びリアトランク7b等を支持する。
ピボットプレート33には、前後方向に延びるリアスイングアーム(不図示)の前端部が揺動自在に支持されている。リアスイングアームは、上下方向に揺動可能とされ、その後端部に後輪RWが支持されている。後輪RWの下部側方には、エンジン21の排気を消音する排気マフラ6がX方向に延設されている。後輪RWの上部側方には左右のサドルバック7aが設けられている。
メインフレーム31の前端部には、前輪FWを支持するフロントサスペンション機構9が構成されている。フロントサスペンション機構9は、アッパリンク91、ロワリンク92、フォーク支持体93、クッションユニット94、左右一対のフロントフォーク95を含む。
アッパリンク91及びロワリンク92は、それぞれメインフレーム31の前端部に上下に間隔を開けて配置されている。アッパリンク91及びロワリンク92の各後端部は、メインフレーム31の前端部に揺動自在に連結されている。アッパリンク91及びロワリンク92の各前端部は、フォーク支持体93に揺動自在に連結されている。アッパリンク91及びロアリンク92は、それぞれ前後方向に延びるとともに実質的に平行に配置されている。
クッションユニット94は、コイルスプリングにショックアブソーバを挿通した構造を有し、その上端部は、メインフレーム31に揺動自在に支持されている。クッションユニット94の下端部は、ロワリンク92に揺動自在に支持されている。
フォーク支持体93は、筒状をなすとともに後傾している。フォーク支持体93の上部前部には、アッパリンク91の前端部が回動可能に連結されている。フォーク支持体93の下部後部には、ロワリンク92の前端部が回動可能に連結されている。
フォーク支持体93には操舵軸96がその軸回りに回転自在に支持されている。操舵軸96はフォーク支持体93を挿通する軸部(不図示)を有する。操舵軸96の下端部にはブリッジ(不図示)が設けられており、このブリッジには左右一対のフロントフォーク95が支持されている。前輪FWはフロントフォーク95に回転自在に支持されている。操舵軸96の上端部は、リンク97を介して、ハンドル8によって回動される操向軸(不図示)に連結されている。ハンドル8の操舵によって操舵軸96が回転し、前輪FWが操舵される。
車両1は、前輪FWを制動するブレーキ装置19Fと後輪RWを制動するブレーキ装置19Rとを備える。ブレーキ装置19F、19Rはブレーキレバー8a又はブレーキペダル8bに対するライダの操作により作動可能に構成されている。ブレーキ装置19F、19Rは、本実施形態の場合、ディスクブレーキである。
車両1の前部には、車両1の前方に光を照射するヘッドライトユニット11が配置されている。本実施形態のヘッドライトユニット11は右側の光照射部11Rと、左側の光照射部11Lとを左右対称に備える二眼タイプのヘッドライトユニットである。しかし、一眼タイプや三眼タイプのヘッドライユニット、或いは、左右非対称の二眼タイプのヘッドライトユニットも採用可能である。
車両1の前部はフロントカウル12で覆われ、車両1の前側の側部は左右一対のサイドカウル14で覆われている。フロントカウル12の上方にはスクリーン13が配置されている。スクリーン13は走行中にライダが受ける風圧を軽減する風防であり、例えば、透明な樹脂部材で形成されている。
フロントカウル12の側方には左右一対のサイドミラーユニット15が配置されている。サイドミラーユニット15にはライダが後方を視認するためのサイドミラー(不図示)が支持されている。
本実施形態の場合、フロントカウル12は、カウル部材121~123により構成されている。カウル部材121はY方向に延在してフロントカウル12の本体を構成し、カウル部材122はカウル部材121の上側の部分を構成している。カウル部材123はカウル部材121から下方向に離間して配設されている。
カウル部材121とカウル部材123との間、及び、左右一対のサイドカウル14の間に、ヘッドライトユニット11を露出させる開口が形成され、この開口の上縁はカウル部材121により画定され、下縁はカウル部材123により画定され、左右の側縁はサイドカウル14で画定される。
車両1には車両の前、後、側方の少なくともいずれかの環境状況を取得する検知デバイスが設けられている。こうした検知デバイスの一例として、本実施形態の場合、フロントカウル12の背後に車両1の前方の状況を検知する検知デバイスである撮像ユニット16A及びレーダ16Bが配置されている。レーダ16Bは例えばミリ波レーダである。撮像ユニット16AはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサ等の撮像素子と、レンズ等の光学系とを含み、車両1の前方の画像を撮像する。撮像ユニット16Aはフロントカウル12の上部を構成するカウル部材122の背後に配置されている。カウル部材122には、これを貫通する開口122aが形成されており、撮像ユニット16Aは開口122aを通して車両1の前方の画像を撮像する。
レーダ16Bはカウル部材121の背後に配置されている。カウル部材121の存在により、車両1の正面視で検知ユニット16の存在を目立たなくすることができ、車両1の外観が悪化することを回避することができる。カウル部材121は樹脂等、電磁波の透過が可能な材料で構成される。
<制御装置>
図3は車両1の制御装置30のブロック図であり、後述する説明との関係で必要な構成のみが図示されている。車両1は制御ユニット(ECU)31を備える。制御ユニット31は、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとの入出力インタフェース或いは通信インタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。制御ユニット31は、車両1の各機能に対応したプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数組備えていてもよい。
制御ユニット31は、撮像ユニット16A及びレーダ16Bの検知結果を取得して、車両1の周辺の物標を常時認識する。また、制御ユニット31は、前輪FW1の回転量センサ32、後輪RW2の回転量センサ33の各検知結果を取得可能である。これらの回転量センサ32、33の検知結果から車両1の車速を演算可能であり、本実施形態において回転量センサ32又は33は車両1の車速を検知するセンサとして機能する。
慣性センサユニット(IMU)34は、車両1の挙動を検知するセンサユニットであり、例えば、車両1の重心付近に配置される。IMU34は、例えば、車両1の前後方向、左右方向、上下方向の加速度を検知する各加速度センサと、車両1のロール方向、ピッチ方向、ヨー方向の角速度を検知する各角速度センサを含む。加速度センサは車両1が受けた衝撃度を検知するセンサとしても用いられる。また、加速度センサ又は角速度センサは車両1が転倒したか否かを検知するセンサとしても用いられる。
制御ユニット31は、メータパネルMPの表示制御やパワーユニット2やブレーキ19の各アクチュエータの駆動制御が可能である。制御ユニット31はメータパネルMPにライダに対する各種の警報表示を行うことが可能である。ブレーキ19は油圧制御装置35を介して駆動制御される。油圧制御装置35は電動ポンプ等の油圧発生装置35aや油圧の伝達経路を切り替える制御弁等を備える。
ブレーキ装置19Fは、前輪FWに固定されたブレーキディスク19aと、ブレーキキャリパ19bとを含み、ブレーキキャリパ19bに対して油圧を供給することによりブレーキディスク19aをブレーキキャリパ19bが挟持して制動力を発生する。同様にブレーキ装置19Rは、後輪RWに固定されたブレーキディスク19cと、ブレーキキャリパ19dとを含み、ブレーキキャリパ19dに対して油圧を供給することによりブレーキディスク19cをブレーキキャリパ19dが挟持して制動力を発生する。
マスタシリンダ20Fはブレーキレバー8aに対する操作量に応じた油圧を発生する。マスタシリンダ20Rはブレーキペダル8bに対する操作量に応じた油圧を発生する。油圧制御装置35はマスタシリンダ20F又は20Rの油圧に応じた油圧をブレーキ装置19に供給し、ブレーキ装置19に制動力を発生させる。また、油圧制御装置35はブレーキレバー8aやブレーキペダル8bに対する操作が無くても、油圧発生装置35aで発生した油圧をブレーキ装置19に供給し、ブレーキ装置19に制動力を発生させることも可能である。
<自動ブレーキ機能>
車両1は自動ブレーキ機能を有する。自動ブレーキ機能は車両1の周囲の障害物と車両1との衝突の可能性がある場合に、衝突を回避すべく、自動的にブレーキ装置19を作動させる機能である。図4は制御ユニット31の制御例を示すフローチャートであり、特に自動ブレーキ機能の作動制御に関する制御例を示すフローチャートである。図4の制御例は制御ユニット31により周期的に実行される。
S1では、撮像ユニット16A及びレーダ16Bの検知結果を取得する。S2ではS1の検知結果に基づいて車両1と障害物との衝突の可能性があるか否かを判定する。例えば、所定時間後に車両1と同じ位置に位置する障害物が検知された場合、衝突の可能性があると判定される。衝突の可能性があると判定された場合はS3へ進み、そうでない場合は処理を終了する。
S3では自動ブレーキ機能の機能制限の設定を取得する。機能制限の設定は例えば制御ユニット31の記憶デバイスに保存されている。機能制限の設定の詳細については後述する。S4ではS3で取得した機能制限の設定において、機能停止が設定されているか否かを判定する。機能停止が設定されている場合は処理を終了し、機能停止が設定されていない場合はS5へ進む。S5ではライダの制動操作に関わらずブレーキ装置19を作動して車両1を減速させる。これにより障害物との衝突を回避することができる。S5ではまた、メータパネルMPに自動ブレーキが作動中であることを表示する。この表示によりライダは自動ブレーキが作動したことを認識することができる。
<機能制限の設定>
車両1が転倒等により強い衝撃を受けていた場合、車両1のセンサやアクチュエータに性能低下が生じている可能性がある。こうした性能低下が生じている状況において、自動ブレーキ機能のように車両1が自動的に作動させる機能は、予定されている機能を十分に発揮しない可能性がある。
そこで本実施形態では車両1が受けた衝撃度に応じて、その後の自動ブレーキ機能の作動に制限を設定する。故障診断を要せずにより簡易的なシステムで車両の安全性を向上することができる。図5(A)は、制御ユニット31の処理例を示すフローチャートであり、特に機能制限の設定処理の例を示すフローチャートである。図5(A)の制御例は制御ユニット31により周期的に実行される。
S11では、IMU34や回転量センサ32及び33の検知結果を取得する。S12ではS11で取得した検知結果に基づいて車両1が転倒したか否かを判定する。転倒したか否かは例えばIMU34の加速度センサ又は角速度センサで検知されたロール方向の加速度又は角速度から判定することができる。その際、回転量センサ32及び33の検知結果の変化(急激な速度変化)も考慮することができる。転倒したと判定した場合は機能制限を行うべくS13へ進み、転倒していないと判定した場合は処理を終了する。
S13では機能制限と制限度合いを設定する。制限度合いは、車両1の転倒時の衝撃度に応じた度合いとする。転倒時の衝撃度は、IMU34が検知した最大の加速度(G)とし、例えば、転倒検知前後の一定時間内の最大加速度(G)とすることができる。図5(B)は衝撃度と制限度合いとの関係を示す例を示している。
衝撃度(G)が1G未満の場合、制限度合いとして50%が設定される。この制限度合いは、例えば自動ブレーキ作動時における減速度である。制限度合いとして50%が設定されると、図4の処理においてS3でこの設定が取得され、S5の自動ブレーキの作動時には、通常時の減速度に対して50%の減速度でブレーキが作動され、制動力が弱くされる。減速度の調整は、例えば、自動ブレーキの作動時においてブレーキ装置19に供給する油圧の大きさや供給時間によって行うことができる。
図5(B)の例では、制限度合いは衝撃度の増加に応じて制限が強くなっている。衝撃度(G)が20G以上30G未満の場合、制限度合いとして20%が設定される。図4のS5の自動ブレーキの作動時には、通常時の減速度に対して20%の減速度でブレーキが作動され、制動力が更に弱くされる。図5(B)の例では、また、衝撃度(G)が50G以上の場合、自動ブレーキ機能の機能停止が設定される。機能停止が設定されると、図4のS4において自動ブレーキは作動しなくなる。
図5(B)の例では制限度合いは、衝撃度の閾値TH1を境にして、衝撃度の増加に応じて制限が強くなっている。図示の例では10Gを閾値TH1として、衝撃度が閾値TH1以下の場合は衝撃度によらず制限度合いを50%に一定としている。衝撃度が閾値TH1を超えた場合は衝撃度が大きくなるにつれて制限度合いも大きくなっている。また、閾値TH1よりも大きい閾値TH2を境にして、機能停止か否かが設定される。図示の例では50Gを閾値TH2として、衝撃度が閾値TH2を超えると機能停止が設定される。
このようにしてS13では機能制限と制限度合いが設定される。設定内容は制御ユニット31の記憶デバイスに格納される。また、S13で機能制限が設定された場合、メータパネルMPに自動ブレーキの機能制限が設定されたことを表示する。この表示によりライダは自動ブレーキが作動しないか、作動しても通常よりも弱く作動することを認識することができる。
<衝撃度と制限度合いとの関係の別の例>
図5(B)の例では衝撃度のみにより制限度合いを設定したが、転倒時の車両1の車速によって性能低下の度合いが異なる場合が多く、より速い速度で転倒すると車両1が受けた衝撃度が同じであっても性能低下が大きい場合がある。そこで、転倒時の車両1の車速と衝撃度によって制限度合いを設定してもよい。図6はその一例を示す。なお、転倒時の車両1の車速は図5(A)の処理例ではS11で回転量センサ32及び33の検知結果を取得して演算することができる。
図6の例では、全体的な傾向として同じ車速であれば衝撃度が大きくなるにつれて制限度合いが大きくされ、また、同じ衝撃度であれば車速が速くなるにつれて制限度合いが大きくされる。
衝撃度の閾値TH1及びTH2は車速に応じて異なる値とされている。衝撃度の閾値TH1及びTH2をより的確に設定できる。車速が10km/h以下の場合、閾値TH1は10Gである。10G以下の衝撃度の場合、衝撃度によらず制限度合いを50%に一定としている。10Gを超える衝撃度を受けた場合は衝撃度が大きくなるにつれて制限度合いも大きくなっている。車速が10kmを超え60km以下の場合閾値TH1は1Gである。1G以下の衝撃度の場合、衝撃度によらず制限度合いを50%に一定としている。1Gを超える衝撃度を受けた場合は衝撃度が大きくなるにつれて制限度合いも大きくなっている。車速が60km/hを超える場合閾値TH1は特に設定していないが、設定してもよい。
車速が10km/h以下の場合、閾値TH2は50Gであり、車速が10km/hを超えて20km/h以下の場合、閾値TH2は30Gである。同様に、車速が20km/hを超えて40km/h以下の場合、閾値TH2は20Gであり、車速が40km/hを超えて60km/h以下の場合、閾値TH2は15Gである。同様に、車速が60km/hを超えて80km/h以下の場合、閾値TH2は10Gであり、車速が80km/hを超える場合、閾値TH2は1Gである。車速が80以下の場合、衝撃度が大きくなるにつれて制限度合いも大きくなっている。
図7は更に別の例を示している。図7の例でも、全体的な傾向として同じ車速であれば衝撃度が大きくなるにつれて制限度合いが大きくされ、また、同じ衝撃度であれば車速が速くなるにつれて制限度合いが大きくされる。図7の例では車速の閾値TH3及び閾値TH4が設定されており、これらの閾値を基準として車速に対する制限度合いを異なる傾向としている。車速の閾値TH3及び閾値TH4は衝撃度によらず同じ値としてもよいが本実施形態では異なる値としている。
図7の例では車速の閾値TH3を境にして、車速の増加に応じて制限が強くなっている。衝撃度が1G以下の場合、閾値TH3は60km/hである。車速が60km/h以下の場合、車速によらず制限度合いを50%に一定としている。車速が60km/hを超える場合は、車速が速くなるにつれて制限度合いも大きくなっている。衝撃度が1Gを超え15G以下の場合、閾値TH3は40km/hである。車速が40km/h以下の場合、車速によらず制限度合いを50%(1<G≦10)又は40%(10≦G≦15)に一定としている。車速が40km/hを超える場合は、車速が速くなるにつれて制限度合いも大きくなっている。同様に、衝撃度が15Gを超え30G以下の場合、閾値TH3は20km/hであり、衝撃度が30Gを超え50G以下の場合、閾値TH3は10km/hである。衝撃度が50Gを超える場合閾値TH3は特に設定していないが、設定してもよい。
閾値TH3よりも速い閾値TH4を境にして、機能停止か否かが設定される。図示の例では衝撃度が15G以下の場合、機能停止は設定されていない。衝撃度が15Gを超え、20G以下の場合、閾値TH4は80km/hである。衝撃度が20Gを超え、30G以下の場合、閾値TH4は60km/hである。衝撃度が30Gを超え、50G以下の場合、閾値TH4は40km/hである。衝撃度が50Gを超える場合、閾値TH4は20km/hである。衝撃度が大きい程、閾値TH4は低い車速に設定されている。
<他の実施形態>
上記実施形態では、制限を受ける機能として自動ブレーキ機能を例示したが、これに限られない。ライダの操作に依存せずに自動的に実行される種々の機能を制限の対象とすることが可能である。例えば、ABS(アンチロックブレーキシステム)機能、衝突予知時や障害物検知時のライダに対する警報機能、クルーズコントロール機能、トラクションコントロール機能、操舵アシスト機能等が制限の対象となり得る。
次に、上記実施形態では、制限度合いの設定の方法として、図5(B)、図6及び図7に例示したマップ(テーブル)を用いた方法を例示したが、演算式から制限度合いを演算する方法であってもよい。
<実施形態のまとめ>
上記実施形態は少なくとも以下の車両、車両用制御装置及び車両の制御方法を開示している。
1.上記実施形態の車両(1)は、
車両が受けた衝撃度を検知する衝撃度センサ(34)と、
前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定手段(31,S13)と、を備える。
この実施形態によれば、より簡易的なシステムで車両の安全性を向上する技術を提供することができる。
2.上記実施形態では、
前記設定手段(31,S13)は、
前記衝撃度センサが検知した衝撃度が第一の閾値(TH1)を超えた場合、前記衝撃度センサが検知した衝撃度が大きくなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくする。
この実施形態によれば、衝撃度が第一の閾値を超えると制限度合いを大きくすることで、一定以上の衝撃が車両に加わったことによる性能低下の度合いに応じた機能制限を課して安全性を高めることができる。
3.上記実施形態では、
前記設定手段(31,S13)は、
前記衝撃度センサが検知した衝撃度が大きくなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくし、
前記衝撃度センサが検知した衝撃度が第二の閾値(TH2)を超えた場合、前記所定の機能を停止する。
この実施形態によれば、衝撃度が第二の閾値を超えると前記所定の機能の作動を停止することで、非常に強い衝撃が車両に加わったことによる性能低下に対し機能停止をして安全性を高められる。
4.上記実施形態の車両(1)は、
前記車両の速度を検知する車速センサ(32,33)を備え、
前記設定手段(31,S13)は、前記車速センサが検知した車速と前記衝撃度センサが検知した衝撃度とに応じて、前記所定の機能の制限を設定する。
この実施形態によれば、車速も考慮して機能の制限を設定することで、故障診断を要せずに性能低下に対して機能制限を適切に課すことができる。
5.上記実施形態では、
前記設定手段(31,S13)は、
前記車速センサが検知した車速が第三の閾値(TH3)を超えた場合、前記衝撃度センサが検知した衝撃度が大きくなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくする。
この実施形態によれば、車速が第三の閾値を超えた状態で車両が衝撃を受けていた場合、制限度合いを大きくすることで、性能低下の度合いに応じた機能制限を課して安全性を高めることができる。
6.上記実施形態では、
前記設定手段(31,S13)は、
前記車速が速くなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくし、
前記車速センサが検知した車速が第四の閾値(TH4)を超えた場合、前記所定の機能を停止する。
この実施形態によれば、車速が第四の閾値を超えた状態で車両が衝撃を受けていた場合、機能停止をして安全性を高められる。
7.上記実施形態では、
前記閾値(TH1,TH2)は、前記車速センサが検知した車速に応じて異なる(図6)。
この実施形態によれば、閾値を適切に設定できる。
8.上記実施形態では、
前記閾値(TH3,Th4)は、前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて異なる(図7)。
この実施形態によれば、閾値を適切に設定できる。
9.上記実施形態では、
前記設定手段(31,S13)は、
前記衝撃度センサが検知した衝撃度が前記第一の閾値(TH1)以下の場合、前記衝撃度によらず前記所定の機能の制限度合いを一定にする。
この実施形態によれば、性能低下が低いと予想される場合に最低限の機能制限を課して安全性を高めると共に、当該機能の作動を許容して当該機能の活用を図ることができる。
10.上記実施形態では、
前記所定の機能とは、自動ブレーキ機能である。
この実施形態によれば、ライダ(運転者)の乗車姿勢に影響が大きい自動ブレーキ機能を制限の対象とすることによって、予定していない大きさのその作動を制限して安全性を高めることができる。
11.上記実施形態では、
前記車両(1)は鞍乗型車両である。
この実施形態によれば、諸機能の性能低下により乗車姿勢等の影響をライダが受けやすい鞍乗型車両において、安全性や快適性を高めることができる。
12.上記実施形態では、
前記設定手段(31,S13)は、前記車両の転倒時に前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて、前記所定の機能の制限を設定する(S12,S13)。
この実施形態によれば、性能低下が生じやすい転倒時に機能制限を課すことで不必要に機能制限が課されることを回避できる。
13.上記実施形態の車両用制御装置(30)は、
車両が受けた衝撃度を検知する検知手段(34)と、
前記検知手段が検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定手段(31,S13)と、を備える。
この実施形態によれば、より簡易的なシステムで車両の安全性を向上する技術を提供することができる。
14.上記実施形態の車両の制御方法は、
車両(1)が受けた衝撃度を検知する検知工程(S11)と、
前記検知工程で検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定工程(S13)と、を備える。
この実施形態によれば、より簡易的なシステムで車両の安全性を向上する技術を提供することができる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明は上記の実施形態に制限されるものではなく、発明の要旨の範囲内で、種々の変形・変更が可能である。
1 車両、19F及び19R ブレーキ装置、30 制御装置、34 慣性センサユニット、35 油圧制御装置

Claims (14)

  1. 車両が受けた衝撃度を検知する衝撃度センサと、
    前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定手段と、を備える、
    ことを特徴とする車両。
  2. 請求項1に記載の車両であって、
    前記設定手段は、
    前記衝撃度センサが検知した衝撃度が第一の閾値を超えた場合、前記衝撃度センサが検知した衝撃度が大きくなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくする、
    ことを特徴とする車両。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両であって、
    前記設定手段は、
    前記衝撃度センサが検知した衝撃度が大きくなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくし、
    前記衝撃度センサが検知した衝撃度が第二の閾値を超えた場合、前記所定の機能を停止する、
    ことを特徴とする車両。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の車両であって、
    前記車両の速度を検知する車速センサを備え、
    前記設定手段は、前記車速センサが検知した車速と前記衝撃度センサが検知した衝撃度とに応じて、前記所定の機能の制限を設定する、
    ことを特徴とする車両。
  5. 請求項4に記載の車両であって、
    前記設定手段は、
    前記車速センサが検知した車速が第三の閾値を超えた場合、前記衝撃度センサが検知した衝撃度が大きくなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくする、
    ことを特徴とする車両。
  6. 請求項4又は請求項5に記載の車両であって、
    前記設定手段は、
    前記車速が速くなるにつれて、前記所定の機能の制限度合いを大きくし、
    前記車速センサが検知した車速が第四の閾値を超えた場合、前記所定の機能を停止する、
    ことを特徴とする車両。
  7. 請求項2又は請求項3のいずれか一つを引用する請求項4に記載の車両であって、
    前記閾値は、前記車速センサが検知した車速に応じて異なる、
    ことを特徴とする車両。
  8. 請求項5又は請求項6に記載の車両であって、
    前記閾値は、前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて異なる、
    ことを特徴とする車両。
  9. 請求項2に記載の車両であって、
    前記設定手段は、
    前記衝撃度センサが検知した衝撃度が前記第一の閾値以下の場合、前記衝撃度によらず前記所定の機能の制限度合いを一定にする、
    ことを特徴とする車両。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれか一項に記載の車両であって、
    前記所定の機能とは、自動ブレーキ機能である、
    ことを特徴とする車両。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載の車両であって、
    前記車両は鞍乗型車両である、
    ことを特徴とする車両。
  12. 請求項1乃至請求項11のいずれか一項に記載の車両であって、
    前記設定手段は、前記車両の転倒時に前記衝撃度センサが検知した衝撃度に応じて、前記所定の機能の制限を設定する、
    ことを特徴とする車両。
  13. 車両が受けた衝撃度を検知する検知手段と、
    前記検知手段が検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定手段と、を備える、
    ことを特徴とする車両用制御装置。
  14. 車両が受けた衝撃度を検知する検知工程と、
    前記検知工程で検知した衝撃度に応じて、前記車両の所定の機能の制限を設定する設定工程と、を備える、
    ことを特徴とする車両の制御方法。
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