JP2023012611A - 信号処理方法及び信号処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023012611000001
【課題】容易な操作でパラメータの変更とリコール対象のパラメータの選択を受け付ける信号処理方法及び信号処理装置を提供する。
【解決手段】信号処理方法は、種類の異なる複数の信号処理ブロックのそれぞれに音信号を入力し、複数の信号処理ブロックのそれぞれに入力された音信号に対して、1乃至複数のパラメータを示す設定データに基づいて信号処理を行い、1乃至複数のパラメータに対するパラメータ操作を受け付けた場合、パラメータ操作によって操作されたパラメータを選択し、操作されたパラメータを含む1乃至複数のパラメータを示す設定データを記憶し、記憶した設定データを読み出すリコール操作を受け付けた場合、記憶した設定データのうち、選択されたパラメータのみを読み出して複数の信号処理ブロックに展開する。
【選択図】図10

Description

この発明の一実施形態は、音響に係る信号処理に関する。
従来から音響分野において、信号処理のパラメータをシーンデータとして記憶し、シーンデータの一部のパラメータのみを読み出す(リコールする)、いわゆる、フォーカスリコールという機能が利用されている(例えば、特許文献1のミキシングシステムの制御方法を参照)。
特許第4023328号公報
しかし、特許文献1のミキシングシステムの制御方法は、例えばイコライザ、コンプレッサなどのパラメータの変更操作と、リコール対象のパラメータの選択操作とを、別々に受け付けていた。
そこで、本発明の一実施形態の目的は、容易な操作でパラメータの変更とリコール対象のパラメータの選択を受け付ける信号処理方法を提供することである。
本発明の一実施形態に係る信号処理方法は、種類の異なる複数の信号処理ブロックのそれぞれに音信号を入力し、前記複数の信号処理ブロックのそれぞれに入力された前記音信号に対して、1乃至複数のパラメータを示す設定データに基づいて信号処理を行い、前記1乃至複数のパラメータに対するパラメータ操作を受け付けた場合、前記パラメータ操作によって操作されたパラメータを選択し、前記操作されたパラメータを含む前記1乃至複数のパラメータを示す前記設定データを記憶し、記憶した前記設定データを読み出すリコール操作を受け付けた場合、記憶した前記設定データのうち、選択された前記パラメータのみを読み出して前記複数の信号処理ブロックに展開する。
本発明の一実施形態によれば、容易な操作でパラメータの変更とリコール対象のパラメータの選択を受け付けることができる。
オーディオミキサの構成の一例を示すブロック図である。 シーンリスト画面の一例を示す説明図である。 信号処理の機能の一例を示すブロック図である。 入力チャンネルiの構成の一例を示すフロック図である。 オーディオミキサの操作パネルの構成の一例を示す図である。 シーンデータの構成の一例を示す説明図である。 パラメータ選択処理の一例を示すフローチャートである。 範囲データを示す図である。 記憶処理の一例を示すフローチャートである。 フォーカスリコール処理の一例を示すフローチャートである。 変形例1のパラメータ選択処理を示すフローチャートである。 変形例2における、リコール処理前とリコール処理後の範囲データを示す図である。 変形例2のフォーカスリコールの対象となるパラメータの選択処理のフローチャートである。 オーディオミキサの別の構成を示すブロック図である。
[実施形態1]
以下、実施形態1に係る信号処理装置について図を参照して説明する。図1は、オーディオミキサ1の構成の一例を示すブロック図である。図2は、シーンデータの構成の一例を示す説明図である。図3は、信号処理の機能の一例を示すブロック図である。図4は、入力チャンネルiの構成の一例を示すブロック図である。図5は、オーディオミキサ1の操作パネルの構成を示す図である。
本実施形態における信号処理装置は、コンサート又は舞台などの音響処理に用いられる。音響処理とは、例えば、音量の調整、音のミックス等である。従って、本実施形態において、オーディオミキサ1は、信号処理装置の一例である。以下、オーディオミキサ1を例に説明する。
オーディオミキサ1は、図1に示すように、表示器11と、操作部12と、オーディオI/O(Input/Output)13と、信号処理部14と、ネットワークインタフェース(I/F)15と、制御部16と、フラッシュメモリ17と、RAM18と、を備えている。
表示器11、操作部12、オーディオI/O(Input/Output)13、信号処理部14、ネットワークインタフェース(I/F)15、制御部16、フラッシュメモリ17、及びRAM18は、互いにバス21を介して接続されている。
オーディオI/O13は、音信号の入出力を受け付ける。信号処理部14は、オーディオI/O13に入力された音信号に対して信号処理を行う。オーディオI/O13には、音信号の入力を受け付けるアナログ入力ポート又はデジタル入力ポート等が設けられている。また、オーディオI/O13は、信号処理部14で処理された後の音信号を出力するためのインタフェースである。オーディオI/O13には、音信号を出力するアナログ出力ポート又はデジタル出力ポート等が設けられている。オーディオI/O13は、本発明の音信号入力部の一例である。
ネットワークI/F15は、他の機器とネットワークを介して通信するためのインタフェースである。ネットワークI/F15は、例えば、Dante(登録商標)の規格に準じた音信号を、ネットワーク経由で送受信する。ネットワークI/F15も、音信号入力部の一例である。
制御部16は、オーディオミキサ1の動作を制御する。制御部16は、記憶部であるフラッシュメモリ17に記憶された所定のプログラムをRAM18に読み出すことにより各種の動作を行なう。制御部16は、該プログラムにより、パラメータ選択部161、記憶処理部162及び展開処理部163を機能的に有している。制御部16は、パラメータ選択処理、記憶処理及び展開処理に関するプログラムをRAM18に読み出す。これにより、制御部16は、パラメータ選択部161と、記憶処理部162と、展開処理部163とを構成する。パラメータ選択部161、記憶処理部162及び展開処理部163の説明は後述する。
フラッシュメモリ17には、複数のシーン、例えば、シーン1、シーン2、シーン3及びシーン4のそれぞれに対応するシーンデータが格納されている。
表示器11は、制御部16の制御に従って種々の情報を表示する。表示器11は、例えば、LCD又は発光ダイオード(LED)等によって構成される。表示器11は、図2に示すように、例えば、シーンリスト画面6を表示する。シーンリスト画面6には、各シーンデータの番号61、タイトル62、コメント63、ステータス64及びタイムスタンプ65が表示される。番号61は、シーンの番号を示す。タイトル62は、ユーザが任意で設定したシーンの名前を示す。コメント63は、ユーザが任意で設定したコメントを示す。ステータス64は、シーンのステータスを示す。タイムスタンプ65は、最後にシーンデータが設定又は変更された時間を示す。また、シーンリスト画面6には、リコールボタン66を備えている。
さらに、表示器11は、操作部12の一態様であるタッチパネル121を積層した表示器11であり、ユーザの操作を受け付けるためのGUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面を表示する。
操作部12は、ユーザからオーディオミキサ1に対する操作を受け付ける。本実施形態では、操作部12は、ユーザによるパラメータの操作(パラメータ操作)を受け付ける。操作部12は、種々のロータリーエンコーダ(つまみ)、ボタン又はスライダ等の操作子を含んでいる。すなわち、ユーザが種々のつまみ、ボタン又はスライダ等の操作を行うことで、種々のつまみ、ボタン又はスライダ等のそれぞれに対応するパラメータ値が変更される。パラメータ操作とは、操作子に対する接触、操作子を動かしたこと、操作子の値を変更したことの何れかを含む。
また、操作部12は、表示器11であるLCDに積層されたタッチパネル121を含む。タッチパネル121は、シーンリスト画面6上のタップ操作を受け付ける。タッチパネル121は、例えば、シーンリスト画面6上をユーザがタップすると、タップされたシーンを選択する。
信号処理部14は、ミキシング処理又はエフェクト処理等の各種信号処理を行うためのDSP(Digital Signal Processor)から構成される。信号処理部14は、オーディオI/O13又はネットワークI/F15から音信号を入力する。信号処理部14は、複数の信号処理ブロックのそれぞれに、入力された音信号に対して、カレントデータに基づいて信号処理を行う。信号処理部14は、信号処理後のデジタル音信号を、オーディオI/O13又はネットワークI/F15に出力する。
信号処理部14は、図3に示すように、機能的に、入力パッチ301、入力チャンネル302、バス303、出力チャンネル304、及び出力パッチ305によって音響処理を行う。入力パッチ301は、オーディオI/O13における複数の入力ポート(例えばアナログ入力ポート又はデジタル入力ポート)から音信号を入力して、複数のポートの各ポートを、複数チャンネル(例えば32ch)の少なくとも1つのチャンネルに割り当てる。
入力チャンネル302は、図4に示すように、入力パッチ301から入力された音信号に対して、複数の種類の信号処理を行う。入力チャンネル302は、複数の信号処理ブロックのそれぞれに入力された音信号に対して、それぞれの信号処理ブロックに対応するパラメータに基づいて信号処理を行う。本実施形態では、入力チャンネル302は、アッテネータ(ATT)の信号処理ブロック311、イコライザ(EQ)の信号処理ブロック312、ゲート(GATE)の信号処理ブロック313、又はコンプレッサ(COMP)の信号処理ブロック314、フェーダ(FADER)の信号処理ブロック315、パンニング(PAN)の信号処理ブロック316、セレクタ(SEL)の信号処理ブロック316及びセンド(SND)の信号処理ブロック318で構成される。
アッテネータ(ATT)、イコライザ(EQ)、ゲート(GATE)、又はコンプレッサ(COMP)で信号処理が施された後の音信号は、フェーダ(FADER)の信号処理ブロック315及びパンニング(PAN)の信号処理ブロック316のそれぞれに入力される(図4参照)。各信号処理ブロック315、316に入力された音信号は、信号処理ブロック315、316のそれぞれに対応するパラメータ(フェーダ及びパンニング)によって信号処理が施される。フェーダ(FADER)は音信号の音量のレベル調節を行う処理である。フェーダで音量のレベル調節された音信号は、パンニング(PAN)を介して、後段のバス303に送出される(図2参照)。パンニングは、音信号のバランスを調節する処理である。フェーダ(FADER)及びパンニング(PAN)のそれぞれで使用されるパラメータは、ユーザによるパラメータ操作によって決定される。
また、アッテネータ(ATT)、イコライザ(EQ)、ゲート(GATE)、又はコンプレッサ(COMP)で処理された後の音信号は、セレクタ(SEL)の信号処理ブロック317及びセンド(SND)の信号処理ブロック318のそれぞれに入力される(図4参照)。アッテネータ(ATT)、イコライザ(EQ)、ゲート(GATE)、又はコンプレッサ(COMP)で処理された後の音信号は、セレクタを介して、後段のバス303に送出される(図2参照)。セレクタは、ユーザの選択操作により、コンプレッサから出力される信号と、フェーダでレベル調節された後の信号と、の何れかの信号を選択する処理である。センドは、バス303のそれぞれに、選択された音信号を送出するか否かを切り換える処理である。
入力チャンネル302で信号処理を施された音信号は、後段のバス303に出力される。バス303から出力された音信号は、出力チャンネル304に出力される。
出力チャンネル304は、例えば16チャンネルを有する。出力チャンネル304における各チャンネルでは、入力チャンネル302と同様に、入力される音信号に対して、各種信号処理を施す。出力チャンネル304の各チャンネルは、信号処理後の音信号を出力パッチ305へ送出する。出力パッチ305は、各チャンネルを、アナログ出力ポート又はデジタル出力ポートにおける複数のポートの各ポートに割り当てる。これにより、信号処理を施された後の音信号が、オーディオI/O13又はネットワークI/F15に出力される。
オーディオミキサ1の操作パネル上には、図5に示すように、タッチパネル121と、チャンネルストリップ4とが設けられている。タッチパネル121及びチャンネルストリップ4は、操作部12に相当する。オーディオミキサ1において、操作パネル上で操作された又は設定されている内容はカレントデータに逐次反映されている。
チャンネルストリップ4は、1つのチャンネルに対する操作を受け付ける複数の操作子によって構成されている。チャンネルストリップ4は、複数の操作子が縦に並べられて配置されている。チャンネルストリップ4には、1つのチャンネルに対して、1つのスライダ41及び複数(図5では7つ)のつまみ421、422、423、424、425、426、427、及び複数(図5では2つ)のボタン43、44が設けられている。
つまみ421、422、423は、例えば、信号処理部14のイコライザ(図4参照)のパラメータに対応している。イコライザとは、所定の帯域の音信号レベルを増幅又は減衰させる処理である。つまみ421、422、423は、イコライザの処理に用いられるパラメータ(例えば高域のゲイン、中域のゲイン、低域のゲイン)の値を変更するための操作子である。イコライザの処理に用いられるパラメータ値は、つまみ421、422、423の操作位置に基づいて調節される。ここでいうパラメータ値は、変数であり、操作子の操作位置に基づく値である。
また、つまみ424は、例えば、信号処理部14のアッテネータのパラメータに対応している。アッテネータとは、音信号のレベルを減衰させる処理である。つまみ424は、アッテネータの処理に用いられるパラメータ(例えば、ゲイン)の値を変更するための操作子である。アッテネータの処理に用いられるパラメータ値は、つまみ424の操作位置に基づいて調節される。
また、つまみ425は、例えば、信号処理部14のゲートのパラメータに対応している。ゲートとは、所定の値よりも小さいレベルの音信号を遮断する処理である。つまみ425は、ゲートの処理に用いられるパラメータ(例えば、スレッショルド)の値を変更するための操作子である。ゲートの処理に用いられるパラメータ値は、つまみ425の操作位置に基づいて調節される。
また、つまみ426は、例えば、信号処理部14のコンプレッサのパラメータに対応している。コンプレッサとは、音信号の音量を圧縮する処理である。つまみ426は、コンプレッサの処理に用いられるパラメータ(例えば、スレッショルド)の値を変更するための操作子である。コンプレッサの処理に用いられるパラメータ値は、つまみ426の操作位置に基づいて調節される。
また、つまみ427は、例えば、信号処理部14のパンニングのパラメータに対応している。すなわち、つまみ427は、パンニングの処理に用いられるパラメータ(例えば、L/Rバランス)の値を変更するための操作子である。パンニングの処理に用いられるパラメータ値は、つまみ427の操作位置に基づいて調節される。
また、スライダ41は、例えば、信号処理部14のフェーダのパラメータに対応している。すなわち、スライダ41は、フェーダの処理に用いられるパラメータ(ゲイン)の値を変更するための操作子である。フェーダの処理に用いられるパラメータ値は、スライダ41の操作位置に基づいて調節される。
また、ボタン43は、例えば、信号処理部14のセレクタのパラメータに対応している。すなわち、ボタン43は、セレクタの処理に用いられるパラメータ(有効/無効)の値を変更するための操作子である。セレクタの処理に用いられるパラメータ値は、ボタン43の状態に基づいて設定される。
また、ボタン44は、例えば、信号処理部14のセンドのパラメータに対応している。すなわち、ボタン44は、センドの処理に用いられるパラメータ(送り量)の値を変更するための操作子である。センドの処理に用いられるパラメータ値は、ボタン44のオンオフに基づいて設定される。
[フォーカスリコール処理について]
本実施形態に係るオーディオミキサ1は、シーンデータを信号処理ブロック(例えば、信号処理ブロック311、312、313、314、315、316、317、318)に展開するリコール処理を行う。リコール処理は、フォーカスリコールに係るフォーカスリコール処理を含む。具体的には、フォーカスリコール処理は、シーンデータのうち選択された一部のパラメータだけを読み出す処理である。選択された一部のパラメータは、フォーカスリコールの対象となるパラメータである。フォーカスリコールの対象となるパラメータは、パラメータ選択処理によって設定される。
シーンデータ50は、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶されている。シーンデータ50は、RAM18に記憶されている現在の各信号処理のパラメータを示すカレントデータをフラッシュメモリ17に転記したものである。シーンデータ50は、例えば、図6に示すように、アッテネータのパラメータ501、イコライザのパラメータ502、ゲートのパラメータ503、コンプレッサのパラメータ504、フェーダのパラメータ505、パンニングのパラメータ506、セレクタのパラメータ507、及びセンドのパラメータ508で構成されている。この例でいう、シーンデータ及びカレントデータは、本発明の設定データの一例である。
パラメータの選択処理について、図7を参照して説明する。図7は、パラメータ選択処理の一例を示すフローチャートである。なお、パラメータの選択及びパラメータ選択とは、フォーカスリコール処理に対応するパラメータとして選択することである。
パラメータ選択部161は、パラメータに対する操作を操作部12が受け付けた場合(S11:Yes)、操作された操作子に対応するパラメータを選択する(S12)。パラメータ選択部161は、例えば、操作部12の操作子がユーザによって触れたかどうかで、操作が行われたどうかを判断する。あるいは、パラメータ選択部161は、つまみ等の操作子が動かされた場合に操作が行われたと判断してもよい。
パラメータ選択部161は、例えば、アッテネータのパラメータ(例えばゲイン)に対応するつまみ424が操作されると、アッテネータのパラメータ(ゲイン)をフォーカスリコール対象となるパラメータとして選択する。
なお、パラメータ選択部161は、つまみ424の操作位置が変更された場合、カレントデータのうちアッテネータのパラメータ値(ゲイン値)をつまみ424の操作位置に基づく値に更新する。例えば、つまみ424がLowからMiddleに変更された場合、パラメータ選択部161は、カレントデータに含まれるアッテネータのパラメータ値を、Lowの位置に基づく値からMiddleに基づく値に更新する。
パラメータ選択部161は、範囲データを設定する(S13)。範囲データは、シーンデータ毎に、フォーカスリコールの対象となるパラメータであるかどうかを示すデータである。
範囲データ7について、図8を参照して説明する。図8は、信号処理の種類毎に対応付けられた範囲データ7を示す図である。範囲データ7は、フォーカスリコールの対象となるパラメータを示す「D1」又はフォーカスリコールの対象とならないパラメータを示す「D0」の何れかである。範囲データの初期値は、D0とする。例えば、つまみ242が操作された場合、パラメータ選択部161は、アッテネータに対応する範囲データの値を「D1」に設定する。同様に、コンプレッサのパラメータ、セレクタのパラメータ及びセンドのパラメータに対応する操作子が操作された場合、パラメータ選択部161は、コンプレッサ、セレクタ及びセンドに対応する範囲データの値を「D1」に設定する。
イコライザのパラメータ、ゲートのパラメータ、フェーダのパラメータ、パンニングのパラメータに対応する操作子が操作されていないので、イコライザ、ゲート、フェーダ、パンニングに対応する範囲データの値は、「D0」である。
記憶処理について図9を参照して説明する。図9は、記憶処理の一例を示すフローチャートである。記憶処理部162は、所定のタイミングで、カレントデータをシーンデータとして、フラッシュメモリ17に記憶する。より詳細に説明すると、記憶処理部162は、ストアの操作を受け付けると(S21:Yes)、カレントデータをシーンデータとして記憶する。このとき、記憶処理部162は、記憶したシーンデータに範囲データを紐づけて、範囲データを記憶する(S22)。これにより、オーディオミキサ1は、各シーンデータに対して、どのパラメータがフォーカスリコールの対象となるパラメータであるか、を判断することができる。なお、ストア操作とは、ユーザによる操作であり、本発明の記憶操作の一例である。記憶処理部162は、例えば、ユーザが操作パネル上に設けられたストアボタン(図示せず)を操作(タップ操作)すると、カレントデータをシーンデータとして記憶する。
フォーカスリコール処理について、図10を参照して説明する。図10は、フォーカスリコール処理の一例を示すフローチャートである。フォーカスリコール処理は、展開処理部163によって行われる。展開処理部163は、選択されたパラメータのみを信号処理ブロックに展開する。すなわち、展開処理部163は、シーンデータのうち、選択されたパラメータのみをカレントデータに転写する。
以下に、展開処理部163が、アッテネータのパラメータをフォーカスリコール対象としてフォーカスリコールする例で説明する。また、以下の説明では、アッテネータのパラメータが選択された場合のパラメータ選択処理及び記憶処理(S11~S13、S21、S22)までが終了したことを前提とする。展開処理部163は、例えば、ユーザによるシーンリスト画面6の“SCENE3”のタップ操作及びシーン3のフォーカスリコールのリコール操作を受け付けると(S31:Yes)、SCENE3のシーンデータに対応付けられている範囲データを読み出す。さらに、展開処理部163は、該範囲データに基づいて、選択されたパラメータのみを読み出す(S32)。リコール操作は、リコールボタン66をタップすることで操作される。より詳細には、展開処理部163は、選択されたパラメータであることを示す「D1」に紐づけされているパラメータをシーンデータから読み出す。
この例では、展開処理部163は、シーンデータ50に含まれるアッテネータのパラメータのみを読み出す。言い換えると、展開処理部163は、シーンデータ50に含まれるアッテネータのパラメータのみを、カレントデータの対応する箇所に上書きする。展開処理部163は、アッテネータのパラメータが上書きされたカレントデータを、対応する信号処理ブロック311に展開する(S33)。
上述したように、本実施形態のオーディオミキサ1は、パラメータ操作を受け付けることで、操作された操作子に対応するパラメータをフォーカスリコール対象となるパラメータとして選択する。また、本実施形態のオーディオミキサ1は、フォーカスリコールの対象となるパラメータを示す範囲データをシーンデータに紐づけして記憶する。すなわち、選択されたパラメータを含むシーンデータは、範囲データによって、どのパラメータがフォーカス対象のパラメータであるかどうか判断可能になる。さらに、本実施形態のオーディオミキサ1は、フォーカスリコール処理が行われると、フォーカス対象となるパラメータを信号ブロックに展開する。このように、オーディオミキサ1は、シーンデータの作成と、フォーカス対象の設定とを同時に行うことができる。すなわち、オーディオミキサ1は、容易な操作でパラメータの変更とリコール対象のパラメータの選択を受け付けることができる。
なお、上述の例では、ストアの操作を受け付けた場合に記憶処理部162によってシーンデータ及び範囲データを記憶する例で説明したが、これに限定されない。記憶処理部162は、所定の時間が経過した場合、あるいはパラメータ操作があった時点で、自動的に範囲データを記憶してもよい。この場合、記憶処理部162は、ストアの操作を受け付けると、シーンデータを記憶し、かつ記憶されたシーンデータに対して、既に記憶した範囲データを紐づける。
[変形例1]
変形例1のオーディオミキサ1について、図11を参照して説明する。図11は、フォーカスリコール選択処理を示すフローチャートである。なお、上述の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、説明を省略する。
変形例1のオーディオミキサ1は、パラメータ値が変更された場合にのみ、該パラメータを選択する。変形例1のオーディオミキサ1は、操作子に対する操作前のパラメータ値と、操作後のパラメータ値とを比較する。変形例1のオーディオミキサ1は、比較結果に応じて、パラメータをフォーカスリコールの対象となるパラメータとして選択するかどうかを判断する。
ここで、つまみ424の操作前のアッテネータのパラメータ値(ゲイン値)をValue1aと称する。また、つまみ424の操作後のアッテネータのパラメータ値をValue1bと称する。パラメータ選択部161は、つまみ424が操作されると(S11:Yes)、Value1aとValue1bとを比較する(S41)。パラメータ選択部161は、Value1aとValue1bとが異なる値であれば(S41:Yes)、アッテネータのパラメータ(ゲイン)をフォーカスリコールの対象となるパラメータとして選択する。
これに対し、パラメータ選択部161は、操作部12がつまみ424の操作を受け付けても、Value1aとValue1bとが同じ値であれば(S41:No)、Value1bをフォーカスリコールの対象となるパラメータとして選択しない。より具体的には、パラメータ選択部161は、ユーザがつまみ424を-10dBから-20dBに動かした後に、つまみ242を-20dBから-10dBに戻した場合であれば、アッテネータのパラメータをフォーカスリコールの対象となるパラメータとして選択しない。
変形例1のオーディオミキサ1は、操作前のパラメータ値と操作後のパラメータ値とが異なっていた場合にのみ、該パラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。変形例1のオーディオミキサ1は、たとえ、操作子がユーザによって動かされたとしても、操作前のパラメータ値と操作後のパラメータ値とが同じであれば、該パラメータをフォーカスリコールの対象として選択しない。従って、変形例1のオーディオミキサ1は、例えば、ユーザがフォーカスリコールの対象とする意図がなく誤操作したことに気づき、操作子を操作する前の位置(値)に戻した場合でも、フォーカスリコール時に意図しないパラメータ値に上書きされることを防止することができる。
なお、変形例1では、アッテネータの例で説明したが、他の信号処理の種類においても同様である。例えば、センドの操作前のパラメータ値(Value2a)がONの状態であって、この状態からボタン44のパラメータ値(Value2b)がOFFの状態に変更された場合、Value2aとValue2bとが異なる。パラメータ選択部161は、センドのパラメータ値(Value2b)をフォーカスリコールの対象として選択する。また、センドの操作前のパラメータ値(Value2a)がOFFの状態であって、この状態から、センドのパラメータ値(Value2b)がONの状態に変更された場合、パラメータ選択部161は、センドのパラメータ値(Value2b)をフォーカスリコールの対象として選択する。上述の、「ON」の状態は、「選択」の意味を有していてもよい。また、「OFF」の状態は、「非選択」の意味を有していてもよい。
一方、センドの操作前パラメータ値(Value2a)が、例えば、ONの状態であって、ユーザがボタン44を2回連続で押下した場合、センドのパラメータ値(Value2b)は、ONの状態に戻る。この場合、Value2aとValue2bは同じ値(状態)であるので、パラメータ選択部161は、センドの操作後のパラメータ値(Value2b)をフォーカスリコールの対象となるパラメータとして選択しない。
[変形例2]
変形例2について、図12及び図13を参照して説明する。図12は、変形例2における、フォーカスリコール操作前とフォーカスリコール操作後の範囲データを示す図である。図12の紙面左側の範囲データは、フォーカスリコール操作が行われる前の状態を示す。図12の紙面右側の範囲データは、フォーカスリコール操作が行われた後の状態を示す。図13は、変形例3のフォーカスリコールの対象となるパラメータの選択処理のフローチャートである。
変形例2のオーディオミキサ1は、フォーカスリコールのリコール操作を操作部12が受け付けた場合、フォーカスリコールにおけるパラメータの選択をクリアする。言い換えると、変形例2のオーディオミキサ1は、フォーカスリコールのリコール操作を操作部12が受け付けた場合、それまでにフォーカスリコールの対象として選択されたパラメータを、フォーカスリコールの対象から外す。より詳細には、変形例2のオーディオミキサ1は、フォーカスリコール操作が行われると、範囲データをクリアする(初期化(値をD0に設定)する)。その後、オーディオミキサ1は、範囲データをクリアした後に受け付けた操作子の操作に応じて、新たに操作されたパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。
オーディオミキサ1のフラッシュメモリ17には、シーンデータ及びシーンデータに紐づけされた範囲データが記憶されている。フォーカスリコール操作が行われる前、イコライザのパラメータ及びコンプレッサのパラメータに対応する範囲データは、図12に示すように、「D1」である(図12の範囲データ7A参照)。すなわち、シーンデータのイコライザのパラメータ及びコンプレッサのパラメータは、フォーカスリコール対象として選択されている。ここで、パラメータ選択部161は、フォーカスリコール操作が行われると(S51:Yes)、全ての信号処理に対応するパラメータ選択をクリアする(S52)。言い換えると、パラメータ選択部161は、シーンデータに紐づけされていた範囲データをクリア(初期化)する(図12の範囲データ7B参照)。
フォーカスリコール操作が行われた後、パラメータ選択部161は、新たに操作されたパラメータをフォーカスリコールの対象となるパラメータとして選択する。パラメータ選択部161は、例えば、コンプレッサ、ゲート、セレクタ及びセンドに対応する操作子が操作されると、コンプレッサ、ゲート、セレクタ及びセンドに対応するパラメータをフォーカスリコールの対象となるパラメータとして新たに選択する。すなわち、パラメータ選択部161は、選択されたコンプレッサのパラメータ、ゲートのパラメータ、セレクタのパラメータ及びセンドのパラメータに対応する範囲データの値を「D1」に設定する。また、記憶処理部162は、該範囲データをシーンデータに紐づけて記憶する。
変形例2のオーディオミキサ1は、フォーカスリコール操作を受け付けると、パラメータの選択をクリアする。変形例2のオーディオミキサ1は、パラメータの選択をクリアした後、操作されたパラメータを新たに選択する。これにより、変形例2のオーディオミキサ1は、フォーカスリコール操作を受け付ける前に選択されていたパラメータではなく、新たに操作した操作子に対応するパラメータをフォーカスリコールの対象として選択することができる。ユーザは、例えば、あるシーンデータをリコールした後に、該リコールしたシーンデータを編集したい場合がある。シーンデータを編集すると、編集したパラメータをフォーカスリコールの対象として再設定する必要がある。ここで、変形例2のオーディオミキサ1は、フォーカスリコール操作時にパラメータ選択をクリアすることで、その後にユーザが操作子を操作するだけで、対応するパラメータをフォーカスリコールの対象として選択し直すことができる。すなわち、変形例2のオーディオミキサ1は、あるシーンデータを編集すると、フォーカスリコールの対象として選択したいパラメータも自動的に選択される。これにより、オーディオミキサ1は、シーンデータの編集とフォーカスリコールの再設定を同時に行うことができる。
なお、オーディオミキサ1は、複数のシーンデータを含むシーングループを記憶していることがある。オーディオミキサ1は、シーングループのうち先頭のシーンに対するフォーカスリコールのリコール操作を操作部12で受け付けた場合、該シーングループに含まれるすべてのシーンデータで設定されていたパラメータ選択をクリアしてもよい。例えば、シーンデータ1とシーンデータ3が同じシーングループである場合、オーディオミキサ1は、シーンデータ1をリコールした時点で、シーンデータ1に紐付けられている範囲データだけでなく、シーンデータ3に紐付けられている範囲データもクリアする。
この場合、オーディオミキサ1は、複数のシーンデータを含むシーングループを記憶していた場合でも、一括で各シーンデータのパラメータ選択をクリアすることができる。従って、変形例2のオーディオミキサ1は、シーンデータ毎にパラメータ選択をクリアしなくてもよい。従って、オーディオミキサ1は、複数のシーンデータを含むシーングループを記憶していた場合において、フォーカスリコールに係る処理を軽減することができる。
また、変形例2のオーディオミキサ1は、別途、ユーザによる、パラメータ選択のクリア操作を受け付けてもよい。この場合、ユーザは、フォーカスリコール処理を行うタイミングではなく、任意のタイミングでパラメータ選択をクリアすることができる。表示器11は、例えば、シーンリスト画面6の各シーンに、「クリア」ボタンを表示してもよい。変形例2のオーディオミキサ1は、ユーザが各シーンの「クリア」ボタンを操作することで、該シーンのパラメータ選択をクリアすることができる。ユーザが複数のパラメータ選択をクリアしたい場合、「クリア」ボタンを操作することで、変形例2のオーディオミキサ1は、一括して、複数のパラメータ選択をクリアすることができる。
最後に、本実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲は、特許請求の範囲と均等の範囲を含む。
なお、本実施形態では、オーディオミキサの例で説明したが、これに限定されない。例えば、信号処理装置は、PC、モバイル端末などでもよい。
また、各信号処理の種類に対応する操作子は、上述の例に限定されない。操作部12は、例えば、表示器11に表示された各信号処理の種類に対応する操作画像の操作を受け付けてもよい。
また、上述の例では、パラメータ操作は、ユーザによって操作子が操作された例で説明したが、これに限定されない。パラメータ操作は、外部機器からの入力に基づくものであってもよい。図14は、オーディオミキサ1Aの構成を示すブロック図である。オーディオミキサ1Aは、オーディオミキサ1に対し、外部機器インタフェース(I/F)19をさらに備えている。その他の構成及び機能はオーディオミキサ1と同じである。外部機器I/F19は、外部機器と情報を送受信するためのインタフェースである。パラメータ操作は、例えば、外部機器I/F19を介して、外部機器から、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)(登録商標)などの規格に準じた情報(信号)に基づいて受け付けてもよい。
また、パラメータ選択部161は、ユーザによる操作子を介したパラメータ操作を受け付けた場合にのみ、該操作子に対応するパラメータを選択してもよい。この場合、パラメータ選択部161は、外部機器I/F19を介して、外部機器からの入力に基づくパラメータ操作を受け付けた場合であっても、該パラメータ操作によるパラメータを選択しない。オーディオミキサ1Aの操作子を操作しているユーザとは異なる他のユーザは、外部機器を介してパラメータ操作を行う場合がある。しかし、オーディオミキサ1Aは、ユーザによる操作子を介したパラメータ操作を受け付けた場合にのみ、フォーカスリコール処理に対応するパラメータを選択する。オーディオミキサ1Aは、オーディオミキサ1Aの操作子を操作しているユーザが気づかない間にパラメータが選択されることを防ぐことができる。結果、オーディオミキサ1Aは、シーンリコールの際に、オーディオミキサ1の操作子を操作しているユーザが所望しないパラメータのリコールを防ぐことができる。
また、記憶処理部162は、フォーカスリコールの対象として選択されたパラメータのみをシーンデータとして、記憶部、例えばフラッシュメモリ17に記憶してもよい。この場合、展開処理部163は、フォーカスリコール操作を受け付けると、シーンデータに含まれているパラメータのみ、カレントデータを上書きし、対応する信号処理ブロックに展開する。このように、オーディオミキサ1は、範囲データが無くとも、選択されたパラメータのみを読み出して複数の信号処理ブロックに展開することができる。
[フォーカスリコール処理におけるアッテネータ以外の信号処理について]
また、フォーカスリコール処理の対象となるパラメータは、上述のアッテネータの例に限定されない。オーディオミキサ1は、アッテネータ、イコライザ、ゲート、コンプレッサ、フェーダ、パンニング、セレクタ及びセンドのうち、少なくとも1つの信号処理の種類に対応する操作子が操作された場合も、アッテネータの例と同様の処理を行う。
パラメータ選択部161は、例えば、つまみ421、422、423の少なくとも1つが操作されると、つまみ421、422、423に対応するイコライザのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
また、パラメータ選択部161は、つまみ425が操作されると、つまみ425に対応するゲートのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
また、パラメータ選択部161は、つまみ426が操作されると、つまみ426に対応するコンプレッサのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
また、パラメータ選択部161は、つまみ427が操作されると、つまみ427に対応するパンニングのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
また、パラメータ選択部161は、スライダ41が操作されると、スライダ41に対応するフェーダのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
また、パラメータ選択部161は、ボタン43が操作されると、ボタン43に対応するセレクタのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
また、パラメータ選択部161は、ボタン44が操作されると、ボタン44に対応するセンドのパラメータをフォーカスリコールの対象として選択する。記憶処理部162は、選択したパラメータが反映された範囲データを、記憶部、例えば、フラッシュメモリ17に記憶する。
1、1A…オーディオミキサ(信号処理装置)
12…操作部
13…オーディオI/O(音信号入力部)
14…信号処理部
17…フラッシュメモリ(記憶部)
19…外部機器I/F(インタフェース)
161…パラメータ選択部
162…記憶処理部
163…展開処理部

Claims (16)

  1. 種類の異なる複数の信号処理ブロックのそれぞれに音信号を入力し、
    前記複数の信号処理ブロックのそれぞれに入力された前記音信号に対して、1乃至複数のパラメータを示す設定データに基づいて信号処理を行い、
    前記1乃至複数のパラメータに対するパラメータ操作を受け付けた場合、前記パラメータ操作によって操作されたパラメータを選択し、
    前記操作されたパラメータを含む前記1乃至複数のパラメータを示す前記設定データを記憶し、
    記憶した前記設定データを読み出すリコール操作を受け付けた場合、記憶した前記設定データのうち、選択された前記パラメータのみを読み出して前記複数の信号処理ブロックに展開する、
    信号処理方法。
  2. 前記パラメータ操作は、
    前記1乃至複数のパラメータ値を変更する操作、
    選択するから非選択、へ変更する操作、又は
    前記非選択から前記選択する、へ変更する操作、
    の何れかを含む、
    請求項1に記載の信号処理方法。
  3. 前記パラメータ操作により変更された前記パラメータのみ選択する、
    請求項2に記載の信号処理方法。
  4. 前記パラメータ操作は、操作子及び外部機器から受け付け、
    前記操作子を介して前記パラメータ操作を受け付けた場合にのみ、該操作子に対応するパラメータを選択する、
    請求項1乃至3の何れかに記載の信号処理方法。
  5. 前記設定データを記憶する記憶操作を受け付け、
    前記記憶操作を受け付けると、選択した前記パラメータの対象を示す範囲データを前記設定データに紐付けて記憶する、
    請求項1乃至4の何れかに記載の信号処理方法。
  6. 前記リコール操作を受け付けた場合、前記パラメータの選択をクリアし、
    前記リコール操作を受け付けた後に受け付けた前記パラメータ操作によって、操作された前記パラメータを新たに選択する、
    請求項1乃至5の何れかに記載の信号処理方法。
  7. 前記設定データは、複数のシーンを含むシーングループのそれぞれのシーンに対応して記憶され、
    前記シーングループのうち先頭のシーンに対する前記設定データの前記リコール操作を受け付けた場合、前記パラメータの選択をクリアし、
    前記リコール操作を受け付けた後に受け付けた前記パラメータ操作によって、操作された前記パラメータを新たに選択する、
    請求項1乃至5の何れかに記載の信号処理方法。
  8. 前記パラメータの選択をクリアする操作を受け付け、
    前記クリアする操作を受け付けた後に受け付けた前記パラメータ操作によって、前記パラメータを新たに選択する、
    請求項1乃至5の何れかに記載の信号処理方法。
  9. 音信号を入力する音信号入力部と、
    前記音信号入力部で入力した前記音信号を種類の異なる複数の信号処理ブロックのそれぞれに入力し、前記複数の信号処理ブロックのそれぞれに入力された前記音信号に対して、1乃至複数のパラメータを示す設定データに基づいて信号処理を行う信号処理部と、
    前記1乃至複数のパラメータに対するパラメータ操作を受け付ける操作部と、
    前記パラメータ操作を受け付けた場合、前記パラメータ操作によって操作されたパラメータを選択するパラメータ選択部と、
    前記操作されたパラメータを含む前記1乃至複数のパラメータを示す前記設定データを記憶する記憶処理部と、
    記憶した前記設定データを読み出すリコール操作を受け付けた場合、記憶した前記設定データのうち、選択された前記パラメータのみを読み出して前記1乃至複数の信号処理ブロックに展開する展開処理部と、を備える
    信号処理装置。
  10. 前記操作部は、
    前記1乃至複数のパラメータ値を変更する操作、
    選択するから選択しない、へ変更する操作、又は
    前記変更しないから前記選択する、へ変更する操作、
    の少なくとも1つを含む前記パラメータ操作を受け付ける
    請求項9に記載の信号処理装置。
  11. 前記パラメータ選択部は、前記パラメータ操作により変更された前記パラメータのみ選択する、
    請求項10に記載の信号処理装置。
  12. 前記パラメータ操作を外部機器から受け付けるインタフェース、を備え、
    前記操作部は、前記パラメータ操作を受け付ける操作子を有し、
    前記パラメータ選択部は、前記操作子を介して前記パラメータ操作を受け付けた場合にのみ、該操作子に対応するパラメータを選択する、
    請求項9乃至11の何れかに記載の信号処理装置。
  13. 前記操作部は、前記設定データを記憶する記憶操作を受け付け、
    前記記憶処理部は、前記記憶操作を受け付けると、選択した前記パラメータの対象を示す範囲データを前記設定データに紐付けて記憶する、
    請求項9乃至12の何れかに記載の信号処理装置。
  14. 前記パラメータ選択部は、前記リコール操作を受け付けた場合、前記パラメータの選択をクリアし、前記リコール操作を受け付けた後に受け付けた前記パラメータ操作によって、操作された前記パラメータを新たに選択する、
    請求項9乃至13何れかに記載の信号処理装置。
  15. 前記設定データは、複数のシーンを含むシーングループのそれぞれのシーンに対応して前記記憶処理部に記憶され、
    前記パラメータ選択部は、前記シーングループのうち先頭のシーンに対する前記設定データの前記リコール操作を受け付けた場合、前記パラメータの選択をクリアし、前記リコール操作を受け付けた後に受け付けた前記パラメータ操作によって、操作された前記パラメータを新たに選択する、
    請求項9乃至13の何れかに記載の信号処理装置。
  16. 前記操作部は、前記パラメータの選択をクリアする操作を受け付け、
    前記パラメータ選択部は、前記クリアする操作を受け付けた後に受け付けた前記パラメータ操作によって、前記パラメータを新たに選択する、
    請求項9乃至13の何れかに記載の信号処理装置。
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