JP2023007717A - 基板用コネクタ - Google Patents

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Abstract

Figure 2023007717000001
【課題】基板用コネクタの通信性能を向上させる。
【解決手段】導電路を有する回路基板50に接続される基板用コネクタ10であって、相手方コネクタと嵌合するコネクタハウジング11と、前記コネクタハウジング11に取り付けられるとともに前記回路基板50の前記導電路に接続される複数の内導体と、前記コネクタハウジング11に取り付けられるとともに、前記複数の内導体と電気的に絶縁された状態で前記複数の内導体を覆う金属製の外導体20と、を備え、前記外導体20は、2つの側壁71と、2つの側壁71の間に配されるとともに前記複数の内導体の間に配される隔壁72と、を有し、前記2つの側壁71の下端部には、前記回路基板50の前記導電路と接続される側壁接続部73が突出しており、前記隔壁72の下端部には、前記回路基板50の前記導電路と接続される隔壁接続部74が突出している基板用コネクタ10。
【選択図】図1

Description

本開示は、基板用コネクタに関する。
従来、基板用コネクタとして、特開2008-59761号公報に記載のものが知られている。このコネクタは、回路基板に形成された導電路に接続される内導体と、内導体と電気的に絶縁された状態で内導体の周囲を包囲する外導体と、内導体、及び外導体が収容されるコネクタハウジングと、を備える。
上記の基板用コネクタにおいては、回路基板の導電路に接続された内導体が外導体に包囲されていることにより、基板用コネクタの外部から内導体に侵入するノイズが抑制されるとともに、内導体から基板用コネクタの外部に漏洩するノイズも抑制されるようになっている。
特開2008-59761号公報
内導体の極数が多くなると、複数の内導体の間で信号が漏洩する、いわゆるクロストークが発生し、通信性能が低下するおそれがある。本開示は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、基板用コネクタの通信性能を向上させることを目的とする。
本開示は、導電路を有する回路基板に接続される基板用コネクタであって、相手方コネクタと嵌合するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに前記回路基板の前記導電路に接続される複数の内導体と、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、前記複数の内導体と電気的に絶縁された状態で前記複数の内導体を覆う金属製の外導体と、を備え、前記外導体は、2つの側壁と、2つの側壁の間に配されるとともに前記複数の内導体の間に配される隔壁と、を有し、前記2つの側壁の下端部には、前記回路基板の前記導電路と接続される側壁接続部が突出しており、前記隔壁の下端部には、前記回路基板の前記導電路と接続される隔壁接続部が突出している。
本開示によれば、基板用コネクタの通信性能を向上させることができる。
図1は、実施形態1に係る基板用コネクタと、回路基板とを示す斜視図である。 図2は、基板用コネクタを示す分解斜視図である。 図3は、基板用コネクタを示す斜視図である。 図4は、図5におけるIV-IV線断面図である。 図5は、基板用コネクタを示す平面図である。 図6は、外導体を示す斜視図である。 図7は、図6とは異なる方向から見た外導体を示す斜視図である。 図8は、基板用コネクタを示す背面図である。 図9は、基板用コネクタを斜め下方から見た斜視図である。 図10は、図5におけるX-X線断面図である。 図11は、図5におけるXI-XI線断面図である。 図12は、基板用コネクタを示す底面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
(1)本開示は、導電路を有する回路基板に接続される基板用コネクタであって、相手方コネクタと嵌合するコネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに前記回路基板の前記導電路に接続される複数の内導体と、前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、前記複数の内導体と電気的に絶縁された状態で前記複数の内導体を覆う金属製の外導体と、を備え、前記外導体は、2つの側壁と、2つの側壁の間に配されるとともに前記複数の内導体の間に配される隔壁と、を有し、前記2つの側壁の下端部には、前記回路基板の前記導電路と接続される側壁接続部が突出しており、前記隔壁の下端部には、前記回路基板の前記導電路と接続される隔壁接続部が突出している。
回路基板の導電路と接続される隔壁接続部により、内導体は、導電路に接続された側壁と、導電路に接続された隔壁とによって覆われている。これにより、内導体と、側壁と、隔壁との間における電磁気的な対称性が向上するので、隔壁によって隔てられた内導体同士の間で信号が漏洩することを抑制することができる。これにより、基板用コネクタの通信性能を向上させることができる。
(2)前記複数の内導体のそれぞれは、前記回路基板の前記導電路と接続される基板接続部を有し、前記隔壁接続部と前記基板接続部とは並んで配されていることが好ましい。
隔壁接続部と基板接続部とが並んで配されていることにより、隔壁接続部と基板接続部との対称性が向上する。これにより、基板接続部間での信号の漏洩がさらに抑制される。
(3)複数の内導体は、隣り合う2つの内導体からなる複数組の内導体対を形成しており、前記隔壁は、前記複数組の内導体対のうち隣り合う内導体対の間に配されていることが好ましい。
隣り合う内導体対の間で信号が漏洩することが抑制されるので、基板用コネクタの通信性能をさらに向上させることができる。
[本開示の実施形態の詳細]
以下に、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
<実施形態1>
本開示の実施形態1について、図1から図12を参照しつつ説明する。本実施形態に係る基板用コネクタ10は回路基板50に取り付けられる。以下の説明において、Z方向は上方を示し、Y方向は前方を示し、X方向は左方を示す。また、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付して、他の部材の符号を省略する場合がある。
[回路基板50]
図1に示すように、回路基板50には、複数(本実施形態では8つ)の信号用スルーホール52と、複数(本実施形態では6つ)のグランド用スルーホール51とが回路基板50を上下方向に貫通して形成されている。信号用スルーホール52の孔縁部には信号が伝送される信号用ランド53(導電路の一例)がプリント配線技術により形成されている。グランド用スルーホール51の孔縁部には電気的に接地されたグランド用ランド54(導電路の一例)がプリント配線技術により形成されている。回路基板50には、図示しない電子部品が半田付け等の公知の手法により実装されている。
[基板用コネクタ10]
図2に示すように、基板用コネクタ10は、コネクタハウジング11と、コネクタハウジング11に装着される外導体20と、外導体20の内部に収容される上側誘電体16、及び下側誘電体17と、上側誘電体16の内部に収容される上側内導体18(内導体の一例)と、下側誘電体17の内部に収容される下側内導体19(内導体の一例)と、を有する。
[コネクタハウジング11]
コネクタハウジング11は、絶縁性の合成樹脂を射出成型することにより形成される。図3に示すように、コネクタハウジング11は、前方に開口するとともに、相手方コネクタ(図示せず)が内嵌されるフード部15を備える。図4に示すように、コネクタハウジング11のうち、フード部15の開口端部と反対側には奥壁30が設けられている。フード部15の上壁の前端縁には、下方に突出するロック部31が下方に突出して形成されている。詳細には図示しないが、ロック部31が、フード部15内に内嵌された相手方コネクタと係合することにより、相手方コネクタがフード部15内に保持されるようになっている。
図2に示すように、奥壁30の後面には、四隅部に、後方に突出する係止凸部33が形成されている。係止凸部33は円柱状に形成されている。奥壁30の上端部寄りに形成された係止凸部33の直径は、奥壁30の下端部寄りに形成された係止凸部33の直径よりも大きく形成されている。
図2に示すように、奥壁30には、後述する外導体20の筒部21が挿通される複数(本実施形態では4つ)の筒部取り付け孔34が、前後方向に奥壁30を貫通して形成されている。筒部取り付け孔34の断面形状は、角が丸められた長方形状をなしている。筒部取り付け孔34は、左右方向に2つ並ぶとともに、上下方向に2段に並んで形成されている。
[外導体20]
図5に示すように、外導体20は、コネクタハウジング11の後部に取り付けられる。外導体20は、導電性を有する金属製である。外導体20を構成する金属としては、亜鉛、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、任意の金属を適宜に選択できる。外導体20は、鋳造、ダイキャスト、切削加工等、公知の手法により形成される。外導体20は、相手方コネクタに収容された相手方外導体(図示せず)と電気的に接触するようになっている。
図6に示すように、外導体20は、前後方向に延びるとともに筒状をなす複数(本実施形態では4つ)の筒部21と、筒部21の後端縁から後方に延びる内導体包囲部22と、筒部21と内導体包囲部22との境界部分において、前後方向と交差する方向に突出するフランジ23と、を有する。
図6に示すように、筒部21の断面形状は、角が丸められた長方形状をなしている。筒部21の外形状は、奥壁30の筒部取り付け孔34の内形状と同じか、やや小さく設定されている。これにより、筒部21は、コネクタハウジング11の筒部取り付け孔34内に圧入されるようになっている。
図7に示すように、筒部21の内側には前後方向の延びる空間が形成されている。筒部21の内側の空間内に、後述する上側誘電体16、及び下側誘電体17が圧入され、上側誘電体16、及び下側誘電体17が筒部21内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
図8に示すように、内導体包囲部22は、後方から見て、下方に開口した形状をなしている。内導体包囲部22は、上壁70と、上壁70の左右両端部から下方に延びる2つの側壁71と、左右方向について上壁70の中央付近から下方に延びる隔壁72と、を有する。隔壁72は2つの側壁71の間に位置している。図9に示すように、内導体包囲部22の内部には、後述する上側内導体18、及び下側内導体19が、内導体包囲部22によって、上方、右方、及び左方を包囲された状態で、収容されるようになっている。
図9に示すように、2つの側壁71の下端部には、それぞれ、下方に突出する円柱状をなす複数(本実施形態では4つ)の側壁接続部73が設けられている。側壁接続部73は、回路基板50のグランド用スルーホール51内に貫通されて、はんだ付け等の公知の手法により、グランド用スルーホール51の孔縁部に形成された内面に形成されたグランド用ランド54と接続される。
図9に示すように、隔壁72の下端部には、下方に突出する円柱状をなす複数(本実施形態では2つ)の隔壁接続部74が設けられている。隔壁接続部74は、回路基板50のグランド用スルーホール51内に貫通されて、はんだ付け等の公知の手法により、グランド用スルーホール51の孔縁部に形成された内面に形成されたグランド用ランド54と接続される。
図4に示すように、筒部21が筒部取り付け孔34内に圧入された状態で、フランジ23は、奥壁30の後面に後方から接触するようになっている。フランジ23のうち、奥壁30の型抜き孔32に対応する部分は、型抜き孔32を後方から塞ぐようになっている。
図10に示すように、フランジ23には、奥壁30の係止凸部33に対応する位置に、それぞれ、フランジ23を前後方向に貫通する係止凹部26が形成されている。係止凹部26の断面形状は円形状をなしている。係止凹部26の内形状は、係止凸部33の外形状と、略同じに設定されている。略同じとは、同じである場合を含むとともに、同じでない場合であっても、実質的に同じと認定しうる場合も含む。
図10に示すように、係止凸部33の後端部が係止凹部26内に貫通された後に、係止凸部33の後端部は加熱及び加圧によりつぶされている。この結果、係止凸部33の後端部の外形寸法は、係止凹部26の内径寸法よりも大きくなるので、係止凸部33が係止凹部26内に抜け止め状態で保持されるようになっている。
[誘電体]
図11に示すように、外導体20に形成された筒部取り付け孔34のうち、下段に設けられた筒部取り付け孔34には下側誘電体17が取り付けられており、上段に設けられた筒部取り付け孔34には上側誘電体16が取り付けられている。上側誘電体16及び下側誘電体17は、絶縁性を有する合成樹脂製を射出成型してなる。上側誘電体16及び下側誘電体17はそれぞれ、後述する上側内導体18のストレート部28、及び下側内導体19のストレート部28が前後方向に貫通する内導体貫通孔24を有する。下側誘電体17の上下方向の高さ寸法は、上側誘電体16の上下方向の高さ寸法よりも小さく形成されている。
[内導体]
図11に示すように、下側誘電体17には下側内導体19が取り付けられており、上側誘電体16には上側内導体18が取り付けられている。下側内導体19、及び上側内導体18は、タブ状の金属板材を所定の形状に曲げ加工することにより形成される。下側内導体19、及び上側内導体18は、前後方向(回路基板50の板面に沿う方向)に沿って延びるストレート部28と、ストレート部28に対して屈曲されて、斜め下後方(回路基板50の板面と交差する方向)に沿って延びる屈曲部29とを備える。前後方向について、下側内導体19のストレート部28の長さ寸法は、上側内導体18のストレート部28の長さ寸法よりも小さく形成されている。上下方向について、下側内導体19の高さ寸法は、上側内導体18の高さ寸法よりも小さく形成されている。
図11に示すように、上側内導体18が上側誘電体16に組み付けられた状態で、上側内導体18のストレート部28の前端部は、上側誘電体16の前端部よりも前方へ突出している。また、下側内導体19が下側誘電体17に組み付けられた状態で、下側内導体19のストレート部28の前端部は、下側誘電体17の前端部よりも前方へ突出している。ストレート部28には、相手方コネクタに収容された相手方内導体(図示せず)が接触可能になっている。
図11に示すように、屈曲部29は、ストレート部28に対して斜め下向きに曲げられて、コネクタハウジング11の下面からさらに下方へ突出している。屈曲部29の下端部は、回路基板50に直交する方向にさらに屈曲されて、回路基板50に形成された信号用ランド53と電気的に接続される基板接続部75とされる。基板接続部75は、回路基板50に形成された信号用スルーホール52に差し込まれるとともに半田付けされることで、回路基板50に形成された信号用ランド53に対して電気的に接続されるようになっている。
[シールド部材80]
図11に示すように、下側誘電体17と、上側誘電体16との間には、金属製のシールド部材80が配されている。シールド部材80は導電性を有する金属板材を所定の形状にプレス加工してなる。シールド部材80を構成する金属としては、銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金等、任意の金属を適宜に選択できる。図2に示すように、シールド部材80は、略長方形状をなす本体部81と、本体部81の左右両側縁から後方に延びる後方延設部82と、本体部81の上端縁から前方に延びる前方延設部83と、を有する。
図11に示すように、シールド部材80は、側壁71と隔壁72との間に後方から圧入されるようになっている。シールド部材80が、側壁71と隔壁72との間に圧入されることにより、シールド部材80が外導体20に対して抜け止め状態で保持されるとともに、シールド部材80と、外導体20とが電気的に接続されるようになっている。
図11に示すように、外導体20には、上側に設けられた筒部21と、下側に設けられた筒部21との間に、後方に開口する溝部25が形成されている。溝部25の上下方向についての差し渡し寸法は、前方延設部83の上下方向についての厚さ寸法と、同じか、やや大きく設定されている。この溝部25内に、シールド部材80の前方延設部83が後方から圧入されるようになっている。これにより、シールド部材80が、外導体20に対して、後方に抜け止め状態で保持されるとともに、シールド部材80と、外導体20とが電気的に接続されるようになっている。
[内導体対]
図2に示すように、1つの下側誘電体17には、2つの下側内導体19が、左右方向に隣り合って取り付けられている。1つの下側誘電体17に取り付けられた2つの下側内導体19は、1組の下側内導体対84(内導体対の一例)を形成している。本実施形態では、1つの基板用コネクタ10に、2組の下側内導体対84が形成されている。
同様に、1つの上側誘電体16には、2つの上側内導体18が、左右方向に隣り合って取り付けられている。1つの上側誘電体16に取り付けられた2つの上側内導体18は、1組の上側内導体対85(内導体対の一例)を形成している。本実施形態では、1つの基板用コネクタ10に、2組の上側内導体対85が形成されている。
[シールド構造]
図11に示すように、上側内導体18のストレート部28の前半部分、及び下側内導体19のストレート部28は、外導体20の筒部21によって覆われることにより、電磁的にシールドされている。この結果、ストレート部28のうち筒部21によって覆われた部分に外部からノイズが混入することが抑制されるようになっているとともに、ストレート部28うち筒部21によって覆われた部分から外部にノイズが漏洩することが抑制されるようになっている。
図11に示すように、上側内導体18のストレート部28の後半部部分、上側内導体18の屈曲部29、及び下側内導体19の屈曲部29は、外導体20の内導体包囲部22によって覆われることにより、電磁的にシールドされている。詳細には、内導体包囲部22の上壁70、及び2つの側壁71により、上側内導体18、及び下側内導体19のうち内導体包囲部22によって覆われた部分に外部からノイズが混入することが抑制されるようになっているとともに、上側内導体18、及び下側内導体19のうち内導体包囲部22によって覆われた部分から外部にノイズが漏洩することが抑制されるようになっている。
上記したように、2つの側壁71の側壁接続部73は回路基板50のグランド用ランド54に接続されているので、外部からのノイズが上側内導体18、及び下側内導体19に混入することがさらに抑制されるようになっているとともに、上側内導体18、及び下側内導体19からノイズが外部に漏洩することがさらに抑制されるようになっている。
図12に示すように、基板用コネクタ10の左側に配された下側内導体対84、及び上側内導体対85と、右側に配された下側内導体対84、及び上側内導体対85とは、隔壁72によって隔てられている。これにより、基板用コネクタ10の左側に配された下側内導体対84、及び上側内導体対85と、右側に配された下側内導体対84、及び上側内導体対85との間で信号が漏洩することが抑制されるようになっている。
隔壁72は、隔壁接続部74によって回路基板50のグランド用ランド54に電気的に接続されているので、基板用コネクタ10の左側に配された下側内導体対84、及び上側内導体対85と、右側に配された下側内導体対84、及び上側内導体対85との間で信号が漏洩することが一層抑制されるようになっている。
図11に示すように、基板用コネクタ10の上側に配された上側内導体対85と、下側に配された下側内導体対84とは、シールド部材80によって隔てられている。これにより、基板用コネクタ10の上側に配された上側内導体対85と、下側に配された下側内導体対84との間で信号が漏洩することが抑制されるようになっている。
上記したように、シールド部材80は、外導体20の側壁71、及び隔壁72と電気的に接続されているので、基板用コネクタ10の上側に配された上側内導体対85と、下側に配された下側内導体対84との間で信号が漏洩することが一層抑制されるようになっている。
図1に示すように、下側内導体19の4つの基板接続部75と、隔壁72の前側に設けられた隔壁接続部74とは、左右方向について一列に並んで配されている。また、上側内導体18の4つの基板接続部75と、隔壁72の後側に設けられた隔壁接続部74とは、左右方向について一列に並んで配されている。
[実施形態の組み立て工程の一例]
続いて、本実施形態に係る基板用コネクタ10の組み立て工程の一例について説明する。基板用コネクタ10の組み立て工程は、以下の記載に限定されない。
下側誘電体17の内導体貫通孔24内に下側内導体19のストレート部28が後方から圧入される。上側誘電体16の内導体貫通孔24内に上側内導体18のストレート部28が後方から圧入される。
外導体20に対して、下側誘電体17が後方から組み付けられる。これにより、下側誘電体17の前端部分が外導体20の筒部21内に圧入される。
外導体20に対して、シールド部材80が後方から組み付けられる。シールド部材80の前方延設部83が外導体20の溝部25内に後方から圧入されるとともに、シールド部材80の後方延設部82が側壁71と隔壁72との間に後方から圧入される。
外導体20に対して、上側誘電体16が後方から組み付けられる。これにより、上側誘電体16の前端部分が外導体20の筒部21内に圧入される。
コネクタハウジング11の筒部取り付け孔34に、外導体20の筒部21が後方から圧入される。このとき、フランジ23の係止凹部26内に、係止凸部33が挿入される。
係止凸部33の後端部が加熱され、加圧されることにより、係止凸部33の後端部がつぶされる。これにより、外導体20がコネクタハウジング11に対して抜け止め状態で保持される。これにより基板用コネクタ10が完成する。
基板用コネクタ10と回路基板50とは次のように接続される。図1における矢線Aで示されるように、回路基板50に対して上方から基板用コネクタ10が組み付けられる。回路基板50のグランド用スルーホール51に対して、上方から側壁接続部73、及び隔壁接続部74が挿入されるとともに、回路基板50の信号用スルーホール52に対して、上方から屈曲部29の基板接続部75が挿入される。その後、側壁接続部73、隔壁接続部74、及び基板接続部75が、はんだ付けにより、それぞれ、グランド用ランド54、及び信号用ランド53に接続される。これにより、基板用コネクタ10と回路基板50とが接続される。
[実施形態の作用効果]
続いて、本実施形態の作用効果について説明する。本実施形態に係る基板用コネクタ10は、信号用ランド53、及びグランド用ランド54を有する回路基板50に接続される基板用コネクタ10であって、相手方コネクタと嵌合するコネクタハウジング11と、コネクタハウジング11に取り付けられるとともに回路基板50の信号用ランド53に接続される上側内導体18、及び下側内導体19と、コネクタハウジング11に取り付けられるとともに、上側内導体18、及び下側内導体19と電気的に絶縁された状態で、上側内導体18、及び下側内導体19を覆う金属製の外導体20と、を備え、外導体20は、2つの側壁71と、2つの側壁71の間に配されるとともに複数の上側内導体18の間、及び複数の下側内導体19の間に配される隔壁72と、を有し、2つの側壁71の下端部には、回路基板50のグランド用ランド54と接続される側壁接続部73が下方に突出しており、隔壁72の下端部には、回路基板50のグランド用ランド54と接続される隔壁接続部74が下方に突出している。
回路基板50のグランド用ランド54と接続される隔壁接続部74により、上側内導体18、及び下側内導体19は、グランド用ランド54と接続された側壁71と、グランド用ランド54と接続された隔壁72によって覆われている。これにより、側壁71と、隔壁72と、上側内導体18と、下側内導体19との間で、電磁気的な対称性が向上する。この結果、隔壁72によって隔てられた上側内導体18同士の間、及び下側内導体19同士の間で信号が漏洩することを抑制することができる。これにより、基板用コネクタ10の通信性能を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、上側内導体18、及び下側内導体19のそれぞれは、回路基板50の信号用ランド53と接続される基板接続部75を有し、隔壁接続部74と基板接続部75とは並んで配されている。
隔壁接続部74と基板接続部75とが並んで配されていることにより、隔壁接続部74と基板接続部75との対称性が向上する。これにより、基板接続部75間での信号の漏洩がさらに抑制される。
また、本実施形態によれば、上側内導体18、及び下側内導体19は、隣り合う2つの上側内導体18、及び下側内導体19からなる上側内導体対85、及び下側内導体対84を形成しており、隔壁72は、隣り合う上側内導体対85の間、及び隣り合う下側内導体対84の間に配されている。
隣り合う上側内導体対85の間で信号が漏洩することが抑制されるとともに、隣り合う下側内導体対84の間で信号が漏洩することが抑制されるので、基板用コネクタ10の通信性能をさらに向上させることができる。
<他の実施形態>
(1)外導体20は金属板材を曲げ加工することにより形成されてもよい。
(2)コネクタハウジング11の係止凸部33は、外導体20の係止凹部26内に圧入される構成としてもよい。
(3)本実施形態においては、内導体対は4組であったが、これに限られず、2組、3組、及び5組以上であってもよい。左右方向について3組以上の内導体対が並んでもよいし、上下方向について3組以上の内導体対が並んでもよい。
(4)隔壁接続部74と基板接続部75とは、一列に並んでいなくてもよい。
(5)隔壁接続部74の個数は1つ、または3つ以上でもよい。
10: 基板用コネクタ
11: コネクタハウジング
15: フード部
16: 上側誘電体
17: 下側誘電体
18: 上側内導体
19: 下側内導体
20: 外導体
21: 筒部
22: 内導体包囲部
23: フランジ
24: 内導体貫通孔
25: 溝部
26: 係止凹部
28: ストレート部
29: 屈曲部
30: 奥壁
31: ロック部
32: 型抜き孔
33: 係止凸部
34: 筒部取り付け孔
50: 回路基板
51: グランド用スルーホール
52: 信号用スルーホール
53: 信号用ランド
54: グランド用ランド
70: 上壁
71: 側壁
72: 隔壁
73: 側壁接続部
74: 隔壁接続部
75: 基板接続部
80: シールド部材
81: 本体部
82: 後方延設部
83: 前方延設部
84: 下側内導体対
85: 上側内導体対

Claims (3)

  1. 導電路を有する回路基板に接続される基板用コネクタであって、
    相手方コネクタと嵌合するコネクタハウジングと、
    前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに前記回路基板の前記導電路に接続される複数の内導体と、
    前記コネクタハウジングに取り付けられるとともに、前記複数の内導体と電気的に絶縁された状態で前記複数の内導体を覆う金属製の外導体と、を備え、
    前記外導体は、2つの側壁と、2つの側壁の間に配されるとともに前記複数の内導体の間に配される隔壁と、を有し、
    前記2つの側壁の下端部には、前記回路基板の前記導電路と接続される側壁接続部が突出しており、
    前記隔壁の下端部には、前記回路基板の前記導電路と接続される隔壁接続部が突出している基板用コネクタ。
  2. 前記複数の内導体のそれぞれは、前記回路基板の前記導電路と接続される基板接続部を有し、
    前記隔壁接続部と前記基板接続部とは並んで配されている請求項1に記載の基板用コネクタ。
  3. 複数の内導体は、隣り合う2つの内導体からなる複数組の内導体対を形成しており、
    前記隔壁は、前記複数組の内導体対のうち隣り合う内導体対の間に配されている請求項1または請求項2に記載の基板用コネクタ。
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