JP2023004228A - 発光装置、面光源装置および表示装置 - Google Patents

発光装置、面光源装置および表示装置 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の発光素子と光束制御部材とを有する発光装置であって、複数の発光素子の配列方向に直交する方向のみならず、複数の発光素子の配列方向にも光を適切に出射できる発光装置を提供すること【解決手段】発光装置は、複数の発光素子と、光束制御部材とを有する。光束制御部材は、入射面と、第1反射面および第2反射面を含む反射面と、出射面とを有する。光束制御部材を平面視したとき、第1の方向に平行な第1の軸を、複数の発光素子が配置された領域と重なるように仮想配置し、第1反射面は、第1の軸から離れるように、光を反射させる。第2反射面は、複数の発光素子から離れるように、入射面で入射した光反射させる。光束制御部材の中心を通る第1の軸上において、中心と、第2反射面の中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離は、中心と、複数の発光素子のうち最も端に位置する発光素子の光軸と第1の軸の交点との間の距離よりも短い。【選択図】図6

Description

本発明は、発光装置、面光源装置および表示装置に関する。
近年、液晶表示装置などの透過型画像表示装置では、光源として複数の発光素子を有する、直下型の面光源装置が使用されている。また、直下型の面光源装置では、広い範囲に光を照射するために多くの発光素子が配置されることがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、パッケージ台と、複数の発光体と、光学素子とを有する照明パッケージが開示されている。パッケージ台には、第1の方向に配列された複数の発光体と、複数の発光体を覆うように配置された光学素子とが配置されている。光学素子は、入射面と、入射面と反対に配置された上面とを有している。上面は、第1の方向において曲率を有しておらず、第1の方向に直交する第2の方向において曲率を有している。発光体から出射された光は、入射面で入射し、上面で第1の方向に直交する第2の方向に向けて反射される。上面で反射した光は、第2の方向に向かって外部に出射される。
特開2006-099117号公報
特許文献1に記載の照明パッケージでは、発光体から出射された光は複数の発光体の配列方向(第1の方向)に直交する方向(第2の方向)に出射されるが、複数の発光体の配列方向(第1の方向)には出射されにくい。ここで、特許文献1に記載の照明パッケージのような発光装置では、第2の方向だけでなく、第1の方向にも発光体から出射した光を出射させたい場合もある。
本発明の目的は、複数の発光素子と光束制御部材とを有する発光装置であって、複数の発光素子の配列方向に直交する方向のみならず、複数の発光素子の配列方向にも光を適切に出射できる発光装置を提供することである。また、本発明の別の目的は、当該発光装置を有する面光源装置および表示装置を提供することである。
本発明の一実施の形態に係る発光装置は、第1の方向に配列された複数の発光素子と、前記複数の発光素子から出射された光の配光を制御するための光束制御部材とを有する発光装置であって、前記光束制御部材は、前記複数の発光素子と対向してその裏側の裏面に配置され、前記複数の発光素子から出射された光を入射させるための入射面と、前記裏面と反対の表側の表面に配置され、前記入射面で入射した光を反射させるための反射面と、前記入射面で入射した光および前記反射面で反射した光のうち、少なくとも一部の光を外部に出射させるための出射面と、を有し、前記光束制御部材を平面視したとき、前記第1の方向に平行な第1の軸を、前記複数の発光素子が配置された領域と重なるように仮想配置した状態において、前記反射面は、前記第1の軸から離れるように、前記入射面で入射した光を反射させるための第1反射面と、前記第1反射面の前記第1の方向における両端に配置され、前記複数の発光素子から離れるように、前記入射面で入射した光を反射させるための2つの第2反射面と、を含み、前記光束制御部材の中心を通る前記第1の軸上において、前記中心と、前記第2反射面の前記中心側の端部と前記第1の軸の交点と、の間の距離は、前記中心と、前記複数の発光素子のうち最も端に位置する発光素子の光軸と前記第1の軸の交点と、の間の距離よりも短い。
本発明の一実施の形態に係る面光源装置は、本発明の複数の発光装置と、前記複数の発光装置から出射された光を拡散させつつ、透過させる光拡散部材と、を有する。
面光源装置
本発明の一実施の形態に係る表示装置は、本発明の面光源装置と、前記面光源装置から出射された光を照射される表示部材と、を有する。
本発明によれば、複数の発光素子の配列方向に直交する方向のみならず、複数の発光素子の配列方向にも光を適切に出射できる発光装置を提供することができる。また、本発明によれば、当該発光装置を有する面光源装置および表示装置を提供することができる。
図1A、Bは、本発明の一実施の形態に係る面光源装置の構成を示す図である。 図2A、Bは、本発明の一実施の形態に係る面光源装置の構成を示す他の図である。 図3は、図2Bの一部を拡大した部分拡大断面図である。 図4A、Bは、本発明の一実施の形態における光束制御部材の構成を示す図である。 図5A~Dは、本発明の一実施の形態における光束制御部材の構成を示す他の図である。 図6は、第2入射面と、第2反射面と、発光素子との位置関係を説明するための図である。 図7A、Bは、光拡散部材上における輝度分布である。 図8A、Bは、光拡散部材上における輝度分布である。 図9A、Bは、光拡散部材上における輝度分布を示すグラフである。 図10A、Bは、光拡散部材上における輝度分布を示すグラフである。 図11A、Bは、光拡散部材上における輝度分布を示すグラフである。 図12A、Bは、発光装置における光路を示す図である。 図13A、Bは、発光装置における光路を示す図である。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。以下の説明では、本発明に係る面光源装置の代表例として、液晶表示装置のバックライトなどに適する面光源装置について説明する。これらの面光源装置は、面光源装置からの光を照射される表示部材102(例えば液晶パネル)と組み合わせることで、表示装置100’として使用されうる(図1B参照)。
(面光源装置および発光装置の構成)
図1A、B、図2A、Bおよび図3は、本発明の一実施の形態に係る面光源装置100の構成を示す図である。図1Aは、面光源装置100の平面図であり、図1Bは、正面図である。図2Aは、図1Bに示されるA-A線の断面図であり、図2Bは、図1Aに示されるB-B線の断面図である。図3は、図2Bの一部を拡大した部分拡大断面図である。
本実施の形態では、複数の発光装置120のそれぞれにおいて、複数の発光素子121が一方向に配列されている。各発光装置120における複数の発光素子121の配列方向は同一または平行である。また、複数の発光素子121の光軸LAは、互いに平行である。
なお、以下の説明では、複数の発光素子121の配列方向を第1の方向(X方向)とし、複数の発光素子121の光軸LAに沿う方向をZ方向とし、第1の方向および光軸LAに直交する方向を第2の方向(Y方向)として説明する(図2A参照)。また、第1の方向(X方向)および光軸LAの方向(Z方向)に沿う断面を第1断面とし、第2の方向(Y方向)および光軸LAの方向(Z方向)に沿う断面を第2断面とする。
図1A、B、図2A、Bおよび図3に示されるように、本実施の形態に係る面光源装置100は、筐体110と、複数の基板116と、複数の発光装置120と、光拡散部材130とを有する。複数の発光装置120は、筐体110の底板112上に配置された複数の基板116のいずれかの上に配置されている。底板112の表面に反射シートが配置され、その表面に基板116が配置されてもよいし、底板112の表面に基板が配置され、その表面に反射シートが配置され、その反射シートの表面が拡散反射面として機能してもよいし、底板112または基板116の表面が拡散反射面として機能してもよい。本実施の形態では、底板112の表面および基板116の表面が拡散反射面として機能する。また、筐体110の天板114には、開口部が設けられている。光拡散部材130は、この開口部を塞ぐように配置されており、発光面として機能する。発光面の大きさは、特に限定されないが、例えば約400mm×約700mmである。
図3に示されるように、基板116の表側の面および光拡散部材130の裏側の面の間隔は、3~10mmの範囲内が好ましい。本実施の形態では、基板116の表側の面および光拡散部材130の裏側の面の間隔は、6mm程度である。
図3に示されるように、複数の発光装置120は、基板116上に固定されている。基板116は、筐体110の底板112上の所定の位置に固定されている。発光装置120は、複数の発光素子121および光束制御部材122を有する。光束制御部材122の脚部126により、発光素子121が実装された基板116と光束制御部材122の裏面との間に、発光素子121から発せられる熱を外部に逃がすための隙間が形成される。
基板116は、筐体110の底板112上に配置されている。基板116は、第1の方向(X方向)または第2の方向(Y方向)に延在している。本実施の形態では、基板116は、第1の方向(X方向)に延在している。基板116の数は、発光面の大きさに応じて適宜設定される。本実施の形態では、基板116は、第1の方向(X方向)に2つ、第2の方向(Y方向)に7列配置されている。第1の方向において、隣接する基板116は、離間して配置されている。また、第2の方向において、隣接する基板116は、離間して配置されている。基板116に配置された発光装置120の数は、特に限定されない。本実施の形態では、1枚の基板に対して7つの発光装置120が配置されている。また、平面視したときの第2の方向(Y方向)における基板116の長さは、第2の方向(Y方向)における発光装置120の長さよりも長いことが好ましい。このように、基板116を棒状とすることで、例えば修理時のハンドリング性能が向上する。また、面光源装置100を軽量化できる。
発光素子121は、面光源装置100の光源であり、基板116上に実装されている。1つの光束制御部材122に対する発光素子121の数は、複数であれば特に限定されない。本実施の形態では、1つの光束制御部材122に対して4つの発光素子121が配置されている。複数の発光素子121は、光束制御部材122に対して、第1の方向(X方向)に沿って1列となるように配置されていてもよいし、第1の方向に沿って2列となるように配置されていてもよいし、第1の方向に沿って千鳥状となるように配置されていてもよい。本実施の形態では、複数の発光素子121は、第1の方向(X方向)に沿って1列となるように配置されている。また、第1の方向(X方向)における複数の発光素子121の間隔は、特に限定されない。複数の発光素子121の間隔は、等間隔でもよいし、等間隔でなくてもよい。本実施の形態における4つの発光素子121は、等間隔ではない。例えば、光束制御部材122の中心に配置された発光素子121と隣接する発光素子121との間の距離は、光束制御部材122の端部における隣接する発光素子121の間の距離よりも長くてもよい。
発光素子121は、例えば青色発光ダイオード、白色発光ダイオード、RGB発光ダイオードなどの発光ダイオード(LED)である。また、発光素子121の種類は、特に制限されないが、天面および側面から光を出射する発光素子121(例えば、COB型発光ダイオード)が、本実施の形態に係る発光装置120において好適に用いられる。発光素子121の一辺の大きさは、特に制限されないが、0.1~0.6mmの範囲内が好ましく、0.1~0.5mmの範囲内がより好ましい。本発明において、より小さいLEDを用いる方が、より適切に配光でき、輝度ムラの少ない面光源装置100を得ることができる。例えば発光素子121の大きさは、0.5mm×0.5mmである。
(光束制御部材の構成)
図4A、Bおよび図5A~Dは、本発明の一実施の形態における光束制御部材122の構成を示す図である。図4Aは、光束制御部材122の平面図である。図4Bは、底面図である。図5Aは、光束制御部材122の正面図である。図5Bは、右側面図である。図5Cは、図4Aに示されるA-A線の断面図である。図5Dは、図4Aに示されるB-B線の断面図である。
光束制御部材122は、発光素子121から出射された光の配光を制御する光学部材であり、基板116上に固定されている(図3参照)。光束制御部材122は、一体成形により形成されている。光束制御部材122の材料は、例えば所望の波長の光を通過させ得る光透過性樹脂またはガラスである。光透過性樹脂の例には、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)やポリカーボネート(PC)、エポキシ樹脂(EP)が含まれる。
図4A、Bおよび図5A~Dに示されるように、光束制御部材122は、入射面123と、反射面124と、出射面125と、脚部126とを有する。
入射面123は、光束制御部材122の裏側の裏面に配置され、複数の発光素子121と対向する位置に形成された凹部の内面である。入射面123は、複数の発光素子121から出射された光の大部分を、その進行方向を制御しつつ光束制御部材122の内部に入射させる。入射面123は、第1入射面123aと、2つの第2入射面123bと、2つの第3入射面123cとを有する。
第1入射面123aは、第1の方向(X方向)に延在して配置されている。第1入射面123aは、主として第1入射面123aと対向した発光素子121から出射された光を入射させる。
第1入射面123aの平面視形状は、特に限定されない。本実施の形態では、第1入射面123aの平面視形状は、第1の方向(X方向)に長い長方形である。第1入射面123aは、裏側に配置された凹部に内面である。本実施形態において、第1の方向(X方向)における第1入射面123aは、曲率を有しておらず、第2の方向(Y方向)において第1入射面123aは、曲率を有している。第1の方向(X方向)における第1入射面123aは、曲率を有していないことが好ましいが、曲率を有していてもよい。本実施の形態では、第1入射面123aは、特定形状の曲線を第1の方向に延在させた並進対称の形状である。第1入射面123aは、二等辺三角形を底面とする略三角柱状の形状を有している。二等辺三角形の2つの等辺に対応して、第1入射面123aを構成する2つの傾斜面が互いに対向している。これら2つの等辺は、それぞれ裏側に凸の曲線であり、これら2つの傾斜面は、それぞれ裏側に凸の曲面である。したがって、第1入射面123aで入射した光は、第1反射面124aに向けて集光される。
第2入射面123bは、第1の方向(X方向)において、第1入射面123aの両端にそれぞれ配置されている。第2入射面123bは、第1の方向(X方向)において、主として複数の発光素子121のうち両端に配置された発光素子121から出射された光を入射させる。第2入射面123bの平面視形状は、特に限定されない。本実施の形態では、第2入射面123bの平面視形状は、半円形状である。第2入射面123bは、裏側に配置された凹部に内面である。第2入射面123bは、第2回転軸RA2に対する回転対称面の一部である。
第2回転軸RA2を含む断面において、第2入射面123bは、第2回転軸RA2から第2の方向に向かうにつれて、裏側に向かい、その後表側に向かい、最後に裏側に向かうように配置されている。第2入射面123bは、裏側に向かい、その後表側に向かい、最後に裏側に向かう曲線を180°回転させた形状である。第2入射面123bにおける母線と、第1入射面123aにおける母線は、同じ形状である。したがって、第2入射面123bで入射した光は、第2反射面124bに向けて集光される。
第3入射面123cは、第2の方向(Y方向)において、第1入射面123aの両端部にそれぞれ配置されている。第3入射面123cは、主として第1入射面123aと対向した発光素子121から出射された光のうち、出射角度が大きい光を入射させる。第3入射面123cの平面視形状は、特に限定されない。本実施の形態では、第3入射面123cの平面視形状は、第1の方向(X方向)に長い長方形の形状である。第3入射面123cは、第2の方向(Y方向)に沿う第2断面において、光束制御部材122の中心から第2の方向(Y方向)に向かうにつれて、裏側に向かうように配置されている。
本実施の形態では、第1入射面123aと、第2入射面123bとは、直接接続されているが、第1入射面123aおよび第2入射面123bの間に接続面(図示省略)が配置されていてもよい。
反射面124は、光束制御部材122の表側に配置された凹部の内面である。反射面124は、入射面123と反対の表側の表面に配置され、第1の軸から離れるように、入射面で入射した光を反射させる。反射面124は、第1反射面124aと、第2反射面124bとを有する。ここで、第1の軸とは、第1の方向(X方向)に平行な軸を意味し、複数の発光素子121が配置された領域と重なるように仮想配置される。
第1反射面124aは、第1の方向(X方向)に延在し、第1の方向(X方向)に沿う直線および複数の発光素子121の光軸のうち一部の光軸LAに直交する第2の方向(Y方向)に、第1入射面123aで入射した光を反射させる。より具体的には、第1反射面124aは、主として第1入射面123aで入射した光を第2の方向(Y方向)に反射させる。
第1反射面124aは、第1入射面123aと対向して配置されている。第1反射面124aの平面視形状は、特に限定されない。本実施の形態では、第1反射面124aの平面視形状は、第1の方向(X方向)に長い長方形である。第1反射面124aは、表面に配置された凹部の内面である。本実施形態において、第1の方向(X方向)における第1反射面124aは、曲率を有していない。第1の方向(X方向)における第1反射面124aは、曲率を有していないことが好ましいが、曲率を有していてもよい。第2断面において、第1反射面124aは、光束制御部材122の中心から第2の方向(Y方向)に向かうにつれて、表側に向かうように配置されている。第1反射面124aは、上記のような曲線を第1の方向に延在させた並進対称の形状である。
第2反射面124bは、第1の方向(X方向)において、第1反射面124aの両端にそれぞれ配置されている。第2反射面124bは、主として第2入射面123bで入射した光を、複数の発光素子121から離れるように反射させる。第2反射面124bは、第2入射面123bと対向して配置されている。第2反射面124bの平面視形状は、特に限定されない。本実施の形態では、第2反射面124bの平面視形状は、半円形状である。第2反射面124bは、裏面に配置された凹部の内面である。第2反射面124bは、光軸LAに沿う第1回転軸RA1(図6参照)を含む断面において、第1回転軸RA1から離れるにつれて、表側に向かうように配置されている。第2反射面124bは、第1回転軸RA1を含む断面において、第1回転軸RA1から離れるにつれて、表側に向かう曲線である。第2反射面124bは、第1回転軸RA1に対する回転対称面の一部である。
本実施の形態では、第1反射面124aと、第2反射面124bとは、直接接続されているが、第1反射面124aおよび第2反射面124bの間に接続面(図示省略)が配置されていてもよい。
出射面125は、光束制御部材122の側面に配置されている。出射面125は、入射面123で入射した光および反射面124で反射した光のうち、少なくとも一部の光を側方に向けて出射させる。
脚部126は、光束制御部材122の裏面に配置されている。脚部126は、基板116と光束制御部材122の裏面との間に、発光素子121から発せられる熱を外部に逃がすための隙間を形成する。脚部126の数は、特に限定されない。本実施の形態では、脚部126の数は、4つである。
ここで、第2入射面123bと、第2反射面124bと、複数の発光素子121のうち両端に配置された発光素子121との位置関係について説明する。図6は、第2入射面123bと、第2反射面124bと、複数の発光素子121のうち両端に配置された発光素子121との位置関係を説明するための図である。
本実施の形態では、光束制御部材122の中心を通る第1の軸上において、光束制御部材122の中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3は、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1よりも短い(図6参照)。すなわち、発光素子121は、少なくともその一部が第2入射面123bを挟んで第2反射面124bと対向するように配置される。これにより、端部に位置した発光素子121から出射された光のうち、多くの光が第2反射面124bに到達する。よって、端部に位置した発光素子121から出射された光の多くを第1の方向(X方向)に出射させることができる(図13A参照)。
また、本実施の形態では、第1の方向(X方向)において、光束制御部材122の中心と、第2入射面123bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L2は、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3と同じ距離でもよいし、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3よりも短いことが好ましい。本実施の形態では、第1の方向(X方向)において、中心と、第2入射面123bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L2は、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3よりも短い(図6参照)。また、第1の方向(X方向)において、中心と、2入射面123bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L2は、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1よりも短い(図6参照)。これにより、端部に位置した発光素子121から出射され、第2入射面123bで入射した光のうち、多くの光を第2反射面124bに進行させることができる。
(シミュレーション)
次に、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1と、中心と、2入射面123bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L2と、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3とが光拡散部材130の表面における輝度分布および光路におよぼす影響について調べた。
本シミュレーションでは、4つの発光素子121と、1つの光束制御部材122とを有する発光装置120を用いた面光源装置100における光拡散部材130上における輝度分布について調べた。本シミュレーションでは、1つの発光装置120の4つの発光素子121のみを点灯させた。基板116および光拡散部材130の間の距離は、6mmとした。本シミュレーションでは、上記距離L1と、距離L2と、距離L3とが12.9mmである(一致している)発光装置120による輝度分布を基準とした。そして、距離L3を12.5mm(-0.4mm)、12.6mm(-0.3mm)、12.7(-0.2mm)、13.1mm(+0.2mm)に変化させた発光装置120について輝度分布を調べた。また、距離L3を上記のように変化させ、かつ距離L2を12.5mm(-0.4mm)、12.6mm(-0.3mm)、12.7(-0.2mm)、13.1mm(+0.2mm)、に変化させた発光装置についても輝度分布を調べた。すなわち、距離L2と、距離L3とを変化させた25種類の発光装置120について、光拡散部材130上における輝度分布について調べた。
なお、以下の説明では、距離L1、距離L2および距離L3が一致している発光装置120(以下、「発光装置A」ともいう)と、距離L2および距離L3をそれぞれ-0.4mmとした発光装置120(以下、「発光装置B」ともいう)と、距離L2を-0.3mm、距離L3を-0.2mmとした発光装置120(以下、「発光装置C」ともいう)と、距離L2および距離L3をそれぞれ+0.2mmとした発光装置120(以下、「発光装置D」ともいう)を用いた結果を示し、これら以外の発光装置120を用いた結果は、省略する。
図7A、Bおよび図8A、Bは、光拡散部材130上の輝度分布を示している。図7Aは、距離L1、距離L2および距離L3が一致している発光装置120(発光装置A)を用いた場合の結果を示している。図7Bは、距離L2および距離L3をそれぞれ-0.4mmとした発光装置120(発光装置B)を用いた場合の結果を示している。図8Aは、距離L2を-0.3mm、距離L3を-0.2mmとした発光装置120(発光装置C)を用いた場合の結果を示している。図8Bは、距離L2および距離L3をそれぞれ+0.2mmとした発光装置120(発光装置D)を用いた場合の結果を示している。図7A、Bおよび図8A、Bの縦軸は、第2の方向(Y方向)における発光装置120の中心からの距離を示している。図7A、Bおよび図8A、Bの横軸は、第1の方向(X方向)における発光装置120の中心からの距離を示している。
図9A、B、図10A、Bおよび図11A、Bは、光拡散部材130上のある線上における輝度分布を示している。図9Aは、図7Aにおける線Aと、図7Bにおける線Aとにおける輝度分布を示している。図9Bは、図7Aにおける線Bと、図7Bにおける線Bとにおける輝度分布を示している。図10Aは、図7Aにおける線Aと、図8Aにおける線Aとにおける輝度分布を示している。図10Bは、図7Aにおける線Bと、図8Aにおける線Bとにおける輝度分布を示している。図11Aは、図7Aにおける線Aと、図8Bにおける線Aとにおける輝度分布を示している。図11Bは、図7Aにおける線Bと、図8Bにおける線Bとにおける輝度分布を示している。なお、図9A、B、図10A、Bおよび図11A、Bにおける実線は、距離L1、距離L2および距離L3が一致している発光装置120を用いた場合の輝度分布を示している。図9A、B、図10A、Bおよび図11A、Bにおける縦軸は、最大輝度を「1」として規格化した値である。
図7A、B、図8A、図9A、Bおよび図10A、Bに示されるように、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3が、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1よりも短い発光装置Bおよび発光装置Cでは、光拡散部材130上において、第2の方向(Y方向)だけでなく、第1の方向(X方向)にも多くの光が出射されていることがわかる。これは、第2反射面124bに多くの光が到達して、反射されるためだと考えられる。一方、図7A、図8Bおよび図11A、Bに示されるように、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3が、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1以上の長さの発光装置Aおよび発光装置Dでは、第2の方向(Y方向)には多くの光が出射されているが、第1の方向(X方向)にはあまり光が出射されていないことがわかる。これは、第2反射面124bに十分な光が到達しなかったためと考えられる。また、発光装置Bと、発光装置Cとの比較から、光束制御部材122の中心および第2反射面124bの中心側の端部の間の距離L3は、好ましい距離の範囲があることがわかる。
また、発光装置Aと、発光装置Cとの比較から、中心と、2入射面123bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L2は、中心および第2反射面124bの中心側の端部の間の距離L3より短いことが好ましいことがわかる。
(光路図)
図12A、Bおよび図13A、Bは、発光装置120における光路を示す図である。図12Aは、距離L1、距離L2および距離L3が一致している発光装置Aにおける光路を示している。図12Bは、距離L2および距離L3がそれぞれ-0.4mmの発光装置Bにおける光路を示している。図13Aは、距離L2が-0.3mm、距離L3が-0.2mmの発光装置Cにおける光路を示している。図13Bは、距離L2および距離L3がそれぞれ+0.2mmの発光装置Dにおける光路を示している。なお、図12A、Bおよび図13A、Bでは、複数の発光素子121のうち端部に位置する発光素子121から出射された光の光路のみを示している。
図9A、図9B、図12Aおよび図12Bに示されるように、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3が、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1よりも著しく短い場合、光拡散部材130上における輝度分布が滑らかな曲線とならないことがある。これは、発光素子121から出射され、第2入射面123bで入射した光のうち、一部の光が第2反射面124bから出射されるためと考えられる。
また、図12Bおよび図13Aに示されるように、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3が中心および端部に位置した発光素子121の光軸LAの間の距離L1よりも短ければ、発光素子121から出射された光のうち、多くの光が第2反射面124bに到達するため、第1の方向にも光が出射される。
(効果)
以上のように、本実施の形態に係る面光源装置100では、中心と、第2反射面124bの中心側の端部と第1の軸の交点との間の距離L3が、中心と、端部に位置した発光素子121の光軸LAと第1の軸の交点との距離L1よりも短いため、両端に配置された発光素子121から出射された光のうち多くの光が第2反射面124bに到達して第1の方向(X方向)に反射される。よって、本実施の形態に係る面光源装置100では、複数の発光装置120のそれぞれから、第2の方向(Y方向)のみならず、第1の方向(X方向)にも光が出射される。よって、細長い基板116を使用しても輝度ムラを防止できる。また、面光源装置100のコストを削減できる。さらに、本実施の形態に係る面光源装置100では、ローカルデミングにも対応できる。
本発明に係る発光装置および面光源装置は、例えば、液晶表示装置のバックライトや一般照明などに適用できる。
100 面光源装置
100’ 表示装置
102 表示部材
110 筐体
112 底板
114 天板
116 基板
120 発光装置
121 発光素子
122 光束制御部材
123 入射面
123a 第1入射面
123b 第2入射面
124 反射面
124a 第1反射面
124b 第2反射面
125 出射面
126 脚部
130 光拡散部材
LA 光軸
RA1 第1回転軸
RA2 第2回転軸

Claims (6)

  1. 第1の方向に配列された複数の発光素子と、前記複数の発光素子から出射された光の配光を制御するための光束制御部材とを有する発光装置であって、
    前記光束制御部材は、
    前記複数の発光素子と対向してその裏側の裏面に配置され、前記複数の発光素子から出射された光を入射させるための入射面と、
    前記裏面と反対の表側の表面に配置され、前記入射面で入射した光を反射させるための反射面と、
    前記入射面で入射した光および前記反射面で反射した光のうち、少なくとも一部の光を外部に出射させるための出射面と、を有し、
    前記光束制御部材を平面視したとき、
    前記第1の方向に平行な第1の軸を、前記複数の発光素子が配置された領域と重なるように仮想配置した状態において、
    前記反射面は、
    前記第1の軸から離れるように、前記入射面で入射した光を反射させるための第1反射面と、
    前記第1反射面の前記第1の方向における両端に配置され、前記複数の発光素子から離れるように、前記入射面で入射した光を反射させるための2つの第2反射面と、を含み、
    前記光束制御部材の中心を通る前記第1の軸上において、前記中心と、前記第2反射面の前記中心側の端部と前記第1の軸の交点との間の距離は、前記中心と、前記複数の発光素子のうち最も端に位置する発光素子の光軸と前記第1の軸の交点との間の距離よりも短い、
    発光装置。
  2. 前記入射面は、
    前記第1の方向に延在する第1入射面と、
    前記第1の方向における前記第1入射面の両端に配置された2つの第2入射面と、を含み、
    前記光束制御部材の中心を通る前記第1の軸上において、前記中心と、前記第2入射面の前記中心側の端部と前記第1の軸の交点との間の距離は、前記中心と、前記第2反射面の前記中心側の端部と前記第1の軸の交点との間の距離よりも短い、
    請求項1に記載の発光装置。
  3. 前記第1反射面は、前記第1の方向において曲率を有しておらず、かつ前記第1の軸から離れるにしたがって前記裏面から離れる形状を有しており、
    前記第2反射面は、第1回転軸を軸とする回転対称面であって、前記第1回転軸から離れるにつれて、裏面から離れる形状を有している、
    請求項1または請求項2に記載の発光装置。
  4. 前記第1入射面は、前記第1の方向において曲率を有しておらず、かつ前記第1の軸から離れるにしたがって前記裏面に近づく形状を有しており、
    前記第2入射面は、第2回転軸を軸とする回転対称面であって、前記第2回転軸から離れるにつれて、裏面に近づく形状を有している、
    請求項2に記載の発光装置。
  5. 請求項1~4のいずれか一項に記載の複数の発光装置と、
    前記複数の発光装置から出射された光を拡散させつつ、透過させる光拡散部材と、
    を有する、面光源装置。
  6. 請求項5に記載の面光源装置と、
    前記面光源装置から出射された光を照射される表示部材と、
    を有する、表示装置。
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