幾つかのメモリデバイスは、1つ以上の低電力モードで動作し得、メモリデバイスは、電力消費を削減するために、メモリセルをサポートする回路の動作を無効化又は変更し得る。例えば、FeRAMデバイスは、幾つかの量の回路を不活性化することに基づいて、アイドル状態から、アイドル状態よりも電力消費が少ない低電力状態へ遷移し得る。低電力状態では、メモリデバイスは、メモリデバイスのメモリセル上でアクセス動作(例えば、読み出し動作、書き込み動作等)を実施することが可能ではないことがあり、又はそうした動作が実施され得るアクティブ状態へ直接遷移することが可能ではないことがある(例えば、低電力状態にある場合、メモリデバイスはアイドル状態へまず遷移し、アクティブ状態へその後遷移しければならないことがある)。幾つかの場合、FeRAMデバイスは、電流消費の様々な減少したレベルと関連付けられた(例えば、様々な量の不活性化された回路と関連付けられた)様々な低電力状態をサポートし得る。
同様に、DRAMデバイスもまた、そのメモリバンクをアイドル状態から低電力状態へ遷移させ得、それは、DRAMデバイスにおける電流消費を減少させるために1つ以上の回路コンポーネントをパワーダウンさせることを含み得る。幾つかの場合、DRAMは、アクセス動作(読み出し動作、書き込み動作等)を実施するために使用される他のコンポーネントをパワーダウンさせている間に、セルフリフレッシュモードを維持し得る。
低電力モードからアクティブモードへ(例えば、アイドルモードへ、その後アクティブモードへ)メモリデバイスを遷移させることには、一定の時間がかかることがある。例えば、メモリデバイスは、メモリセルにアクセスするために、低電力状態にある間に不活性化された回路を活性化するために1つ以上の手順を実施する必要があり得る。幾つかの場合、電流消費が少ない(すなわち、使用するエネルギーが少ない、より多くの回路が不活性化される)低電力モードは、アイドルモード又はアクティブモードへ遷移するのに時間がかかり得る。
幾つかのメモリデバイス(例えば、幾つかのFeRAM及びDRAMデバイス)は、デバイス又はダイレベルで低電力モードを制御し得る。すなわち、低電力モードへ移行する場合、デバイス又はダイ全体に対する回路は、より少ない電力を使用するために動作モードを変更し得る。したがって、メモリアレイにおいて動作を実施するためのコマンドをメモリデバイスが受信した場合、メモリデバイス又はダイを低電力モードからアイドルモードへ遷移させ、メモリアレイの少なくとも一部分(例えば、メモリアレイのバンク)をアクティブモードへその後遷移させることと関連付けられるレイテンシがあり得る。更に、メモリデバイス全体が低電力モードへ、又は低電力モードから切り替わり得るが、アクセス動作(例えば、読み出し、書き込み等)は、メモリアレイのアクティブ部分上でのみ実施され得る。結果として、メモリダイは、電力消費の全体的な削減を実現する(例えば、低電力モードでの動作からの電力使用の削減が、低電力モードへ及び低電力モードからダイを遷移させることと関連付けられる電力損失よりも大きくなる)のに十分な長さの期間等、最小期間の間、該低電力モードに留まるであろう場合にのみ、低電力モードへ切り替わり得る。したがって、メモリダイは、デバイス又はダイ全体を低電力モードへ及び低電力モードから切り替えることと関連付けられる損失に起因して、所望よりも少ない電力節減を実現し得る。更に、メモリデバイス又はダイは、デバイス又はダイ全体をウェイクアップするために必要なレイテンシに起因して、低電力モードで動作する頻度が少なくなり得、電力消費を更に増加させる。
メモリデバイスは、メモリデバイス又はその中のダイの異なる部分(例えば、単一のメモリアレイの異なる部分)を異なる電力モードで動作させることによって、より大きな電力節減(例えば、より少ない電流消費)を実現し得る。例えば、メモリデバイス又はダイの第1の部分は、第1の電力モードで動作し得、メモリデバイス又はダイの第2の部分は、第2の電力モードで動作し得る。第1の電力モードは、アクティブモード、又は他の低電力モードよりも短いレイテンシ(例えば、より速いウェイクアップ時間)でアクセスされ得る低電力モードであり得る。レイテンシが比較的より短いこうした低電力モードは、パワーダウン(PD)モードと称され得る。メモリデバイスは、PDモードと比較して第2の低電力モードでメモリの第2の部分を動作させ得、第2の低電力モードは、より長いレイテンシでアクセスされ得る。レイテンシが比較的長い低電力モードは、ディープスリープ(DS)モードと称され得る。幾つかの場合、メモリデバイスは複数のDSモードをサポートし得、それらは、異なる量の電力消費(例えば、DSモードにおいてメモリデバイスの一部分に対して不活性化される回路の異なる量)に夫々対応し得、メモリデバイスの異なる部分は異なるDSモードで同時にあり得る。幾つかの場合、メモリデバイスは、メモリの第2の部分をDSモードに維持している間に、メモリの第1の部分をPDモードからアイドルモード又はアクティブモードに切り替え得る(その逆同様である)。このことに関して、メモリデバイスは、デバイスの異なる部分を異なる電力モードで動作させ、幾つかの場合、アクセス動作を実施するためにメモリセルの一部分のみをアクティブモードへ遷移させることによって、電力節減の増加を実現し得る。したがって、メモリデバイスは、低電力モードへ及び低電力モードから遷移することによる損失を削減し得、より頻繁に、より長い時間、1つ以上の低電力モードで動作し得る。
本明細書で教示する態様は、様々な低電力モード(例えば、PD及びDS電力モード)で動作する部分(例えば、メモリバンク)を指し示すために、電力モードビットマップを使用することを含む。電力モードビットマップは、メモリデバイス内の1つ以上のレジスタ(例えば、モードレジスタ)又はその他のストレージに書き込まれ得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、異なる部分(例えば、異なるメモリバンク)を1つ以上の低電力モードに切り替えるための1つ以上のコマンドを介して構成され得る。幾つかの場合、メモリデバイスが低電力モードへ移行するためのコマンドを受信した場合、メモリデバイスは、メモリデバイスの何れの部分を何れの低電力モードで動作させるべきかを判定するために、電力モードビットマップにアクセスし得る。更に、1つ以上の低電力モードで動作している間、メモリデバイスは、メモリデバイスの他の部分を低電力モードに維持している間に、1つ以上の部分を低電力モードからアクティブ又はアイドルモードに切り替え得る。幾つかの場合、メモリデバイスはバンクレベルで低電力モードを制御し得る。したがって、メモリデバイスは、アクティブモード、アイドルモード、及び1つ以上の異なる低電力モードの間で異なるバンクを切り替え得る。
メモリデバイスの異なる部分の異なる低電力モードでの動作は、全体的な電流消費の減少をもたらし得る。例えば、メモリデバイスは、メモリデバイス全体を低電力モードへ及び低電力モードから切り替えるメモリデバイスと比較して、メモリの幾つかの部分をより頻繁に、より長期間、DSモード等の低電力モードで動作させることが可能であり得る。更に、メモリデバイスは、メモリデバイスにより受信されたコマンドに対処するように、より迅速にアイドルモード又はアクティブモードに切り替え得るPDモードでメモリデバイスの一部分を動作させてレイテンシを減少させ得る。
幾つかの場合、メモリデバイスは、同じ又は限られた数のバンクが繰り返しアクセスされる場合を含め、幾つかのメモリバンクをPDモードで動作させ、その他のメモリバンクを1つ以上のDSモードで動作させることからの利益を得得る。例えば、これらの頻繁にアクセスされるバンクはPDモードで動作し得、該PDモードは、1つ以上のアクセス動作を実施するために、アイドル/アクティブモードにそれらをより迅速に切り替えることをサポートし得る。したがって、これらのバンクは、PDモードとアイドル/アクティブモードとの間で切り替わることによって、電力節減の僅かな増加を実現し得る。更に、メモリデバイスは、その他のメモリバンクを1つ以上のDSモードで動作させることによって電力使用のより多くの減少を実現し得、アクセス動作はPDバンクに集中するため、これらのDSバンクをアイドル/アクティブモードに切り替える必要がなくてもよい。したがって、メモリデバイス又はダイ全体をアクティブモードと低電力モードとの間で切り替えるシステムと比較して、メモリデバイスに対する(例えば、PDモード及びDSモードの両方に起因する)全体的な電流使用は減少し得る。幾つかの場合、電力節減を増加させるために追加のメモリバンクをDSモードで動作させることは、DSモードで動作するメモリデバイスの部分と関連付けられるより長いアクセス時間に起因して、アクセス動作に対するバンド幅を減少させ得る。PDモード及びDSモードの各々で動作するメモリバンクの量は、電力節減とバンド幅とのバランスをとるために変更し得る。更に、幾つかの場合、(メモリデバイスの内部又は外部の)メモリコントローラは、電力消費の考慮事項に基づいて(例えば、その他のメモリバンクに対するDSモードの使用の増加をサポートするために、関連するデータを比較的少数のメモリ内に集中させることによって)、1つ以上のメモリバンクに渡って1つ以上のアプリケーションに対するデータを割り当て得る。これら及びその他の利点は当業者により評価され得る。
開示の機構は、図1~図2を参照して説明するように、メモリシステム及びメモリダイの文脈でまず説明される。開示の機構は、図3~図10を参照して説明するように、メモリデバイス状態図、プロセスフロー、電力モードビットマップ、及び電力レベル消費図の文脈で説明される。開示のこれら及びその他の機構は、図11~図15を参照して説明するように、バンク構成可能な電力モードに関する装置図及びフローチャートによって更に説明され、それらを参照して更に説明される。
図1は、本明細書に開示するような例に従った1つ以上のメモリデバイスを利用するシステム100の一例を説明する。システム100は、外部メモリコントローラ105、メモリデバイス110、及び外部メモリコントローラ105をメモリデバイス110と結合する複数のチャネル115を含み得る。システム100は、1つ以上のメモリデバイスを含み得るが、説明を容易にするために、1つ以上のメモリデバイスは、単一のメモリデバイス110として説明され得る。
システム100は、コンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス、無線デバイス、又はグラフィックス処理デバイス等の電子デバイスの部分を含み得る。システム100は、携帯型電子デバイスの一例であり得る。システム100は、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、ウェアラブルデバイス、又はインターネット接続デバイス等の一例であり得る。メモリデバイス110は、システム100の1つ以上の他のコンポーネントに対するデータを蓄積するように構成されたシステムのコンポーネントであり得る。幾つかの例では、システム100は、マシンタイプ通信(MTC)、マシン間(M2M)通信、又はデバイス間(D2D)通信が可能である。
システム100の少なくとも一部分はホストデバイスの一例であり得る。そうしたホストデバイスは、コンピューティングデバイス、モバイルコンピューティングデバイス、無線デバイス、グラフィックス処理デバイス、コンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、スマートフォン、携帯電話、ウェアラブルデバイス、インターネット接続デバイス、又はその他の何らかの固定型若しくは携帯型電子デバイス等、プロセスを実行するためにメモリを使用するデバイスの一例であり得る。幾つかの場合、ホストデバイスは、外部メモリコントローラ105の機能を実装するハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせを指し得る。幾つかの場合、外部メモリコントローラ105は、ホスト又はホストデバイスと称され得る。幾つかの例では、システム100はグラフィックスカードである。
幾つかの場合、メモリデバイス110は、システム100の他のコンポーネントと通信し、システム100によって潜在的に使用又は参照される物理メモリアドレス/空間を提供するように構成された独立したデバイス又はコンポーネントであり得る。幾つかの例では、メモリデバイス110は、少なくとも1つの又は複数の異なるタイプのシステム100と連動するように構成可能であり得る。システム100のコンポーネントとメモリデバイス110との間のシグナリングは、信号を変調するための変調方式、信号を通信するための異なるピン設計、システム100及びメモリデバイス110の別個のパッケージング、システム100とメモリデバイス110との間のクロックシグナリング及び同期、タイミング規則、及び/又はその他の要因をサポートするように動作可能であり得る。
メモリデバイス110は、システム100のコンポーネントに対するデータを蓄積するように構成され得る。幾つかの場合、メモリデバイス110は、(例えば、外部メモリコントローラ105を通じてシステム100により提供されたコマンドに応答して実行する)システム100に対するスレーブタイプのデバイスとして機能し得る。そうしたコマンドは、書き込み動作のための書き込みコマンド、読み出し動作のための読み出しコマンド、リフレッシュ動作のためのリフレッシュコマンド、又はその他のコマンド等のアクセス動作のためのアクセスコマンドを含み得る。メモリデバイス110は、データ蓄積のための所望の又は指定された容量をサポートするために、2つ以上のメモリダイ160(例えば、メモリチップ)を含み得る。2つ以上のメモリダイを含むメモリデバイス110は、マルチダイメモリ又はパッケージと称され(マルチチップメモリ又はパッケージとも称され)得る。
システム100は、プロセッサ120、ベーシック入力/出力システム(BIOS)コンポーネント125、1つ以上の周辺コンポーネント130、及び入力/出力(I/O)コントローラ135を更に含み得る。システム100のコンポーネントは、バス140を使用して相互に電子通信し得る。
プロセッサ120は、システム100の少なくとも一部分を制御するように構成され得る。プロセッサ120は、汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネントであり得、又はこれらのタイプのコンポーネントの組み合わせであり得る。そうした場合、プロセッサ120は、例の中でもとりわけ、中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)、汎用グラフィック処理装置(GPGPU)、又はシステムオンチップ(SoC)の一例であり得る。
BIOSコンポーネント125は、システム100の様々なハードウェアコンポーネントを初期化及び実行し得るファームウェアとして動作するBIOSを含むソフトウェアコンポーネントであり得る。BIOSコンポーネント125はまた、プロセッサ120とシステム100の様々なコンポーネント、例えば、周辺コンポーネント130、I/Oコントローラ135等との間のデータフローを管理し得る。BIOSコンポーネント125は、リードオンリーメモリ(ROM)、フラッシュメモリ、又はその他の任意の不揮発性メモリ内に蓄積されたプログラム又はソフトウェアを含み得る。
周辺コンポーネント130は、システム100中に又はシステム100と共に統合され得る、任意の入力デバイス若しくは出力デバイス、又はそうしたデバイスのためのインターフェースであり得る。例には、ディスクコントローラ、音声コントローラ、グラフィックスコントローラ、イーサネットコントローラ、モデム、ユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラ、シリアル若しくはパラレルポート、又はペリフェラルコンポーネントインターコネクト(PCI)若しくは専用グラフィックスポート等のペリフェラルカードスロットが含まれ得る。周辺コンポーネント130は、周辺装置として当業者により理解されるその他のコンポーネントであり得る。
I/Oコントローラ135は、プロセッサ120と周辺コンポーネント130、入力デバイス145、又は出力デバイス150との間のデータ通信を管理し得る。I/Oコントローラ135は、システム100中に又はシステム100と共に統合されない周辺装置を管理し得る。幾つかの場合、I/Oコントローラ135は、外部周辺コンポーネントへの物理的接続又はポートを表し得る。
入力145は、システム100又はそのコンポーネントに情報、信号、又はデータを提供する、システム100の外部のデバイス又は信号を表し得る。これは、ユーザーインターフェース、又は他のデバイスとのインターフェース若しくは他のデバイスとの間のインターフェースを含み得る。幾つかの場合、入力145は、1つ以上の周辺コンポーネント130を介してシステム100とインターフェースする周辺装置であり得、又はI/Oコントローラ135によって管理され得る。
出力150は、システム100又はそのコンポーネント内の何れかからの出力を受信するように構成された、システム100の外部のデバイス又は信号を表し得る。出力150の例は、ディスプレイ、オーディオスピーカー、プリントデバイス、又はプリント回路基板上の別のプロセッサ等を含み得る。幾つかの場合、出力150は、1つ以上の周辺コンポーネント130を介してシステム100とインターフェースする周辺装置であり得、又はI/Oコントローラ135によって管理され得る。
メモリデバイス110は、デバイスメモリコントローラ155及び1つ以上のメモリダイ160を含み得る。各メモリダイ160は、ローカルメモリコントローラ165(例えば、ローカルメモリコントローラ165-a、ローカルメモリコントローラ165-b、及び/又はローカルメモリコントローラ165-N)と、メモリアレイ170(例えば、メモリアレイ170-a、メモリアレイ170-b、及び/又はメモリアレイ170-N)とを含み得る。メモリアレイ170は、メモリセルの集合(例えば、グリッド)であり得、各メモリセルは、少なくとも1ビットのデジタルデータを蓄積するように構成される。メモリアレイ170及び/又はメモリセルの機構は、図2を参照してより詳細に説明される。
メモリデバイス110は、メモリセルの2次元(2D)アレイの一例であり得、又はメモリセルの3次元(3D)アレイの一例であり得る。例えば、2Dメモリデバイスは、単一のメモリダイ160を含み得る。3Dメモリデバイスは、2つ以上のメモリダイ160(例えば、メモリダイ160-a、メモリダイ160-b、及び/又は任意の量のメモリダイ160-N)を含み得る。3Dメモリデバイスでは、複数のメモリダイ160-Nは、相互に積み重ねられ得、又は相互に隣り合い得る。幾つかの場合、3Dメモリデバイス内のメモリダイ160-Nは、デッキ、レベル、レイヤ、又はダイと称され得る。3Dメモリデバイスは、任意の量(例えば、2つの高さ、3つの高さ、4つの高さ、5つの高さ、6つの高さ、7つの高さ、8つの高さ)の積み重ねられたメモリダイ160-Nを含み得る。このことは、単一の2Dメモリデバイスと比較して、基板上に位置付けられ得るメモリセルの量を増加させ得、順に、製造コストを削減し得、若しくはメモリアレイの性能を増加させ得、又はそれら両方であり得る。幾つかの3Dメモリデバイスでは、幾つかのデッキがワード線、デジット線、及び/又はプレート線の内の少なくとも1つを共有し得るように、異なるデッキは少なくとも1つの共通のアクセス線を共有し得る。
デバイスメモリコントローラ155は、メモリデバイス110の動作を制御するように構成された回路又はコンポーネントを含み得る。したがって、デバイスメモリコントローラ155は、メモリデバイス110がコマンドを実施することを可能にするハードウェア、ファームウェア、及びソフトウェアを含み得、メモリデバイス110に関連するコマンド、データ、又は制御情報を受信、送信、又は実行するように構成され得る。デバイスメモリコントローラ155は、外部メモリコントローラ105、1つ以上のメモリダイ160、又はプロセッサ120と通信するように構成され得る。幾つかの場合、メモリデバイス110は、外部メモリコントローラ105からデータ及び/又はコマンドを受信し得る。例えば、メモリデバイス110は、メモリデバイス110がシステム100のコンポーネント(例えば、プロセッサ120)に代わってある一定のデータを蓄積することを指し示す書き込みコマンド、又はメモリデバイス110がメモリダイ160内に蓄積されたある一定のデータをシステム100のコンポーネント(例えば、プロセッサ120)に提供することを指し示す読み出しコマンドを受信し得る。幾つかの場合、デバイスメモリコントローラ155は、メモリダイ160のローカルメモリコントローラ165と連動して、本明細書に説明するメモリデバイス110の動作を制御し得る。デバイスメモリコントローラ155及び/又はローカルメモリコントローラ165内に含まれるコンポーネントの例は、外部メモリコントローラ105から受信した信号を復調するための受信機、信号を変調して外部メモリコントローラ105へ送信するためのデコーダ、ロジック、デコーダ、アンプ、又はフィルタ等を含み得る。
(例えば、メモリダイ160に対してローカルな)ローカルメモリコントローラ165は、メモリダイ160の動作を制御するように構成され得る。また、ローカルメモリコントローラ165は、デバイスメモリコントローラ155と通信する(例えば、データ及び/又はコマンドを受信及び送信する)ように構成され得る。ローカルメモリコントローラ165は、本明細書に説明するようなメモリデバイス110の動作を制御するようにデバイスメモリコントローラ155をサポートし得る。幾つかの場合、メモリデバイス110は、デバイスメモリコントローラ155を含まず、ローカルメモリコントローラ165又は外部メモリコントローラ105は、本明細書に説明する様々な機能を実施し得る。したがって、ローカルメモリコントローラ165は、デバイスメモリコントローラ155と、他のローカルメモリコントローラ165と、又は直接、外部メモリコントローラ105若しくはプロセッサ120と通信するように構成され得る。
外部メモリコントローラ105は、システム100のコンポーネント(例えば、プロセッサ120)とメモリデバイス110との間で情報、データ、及び/又はコマンドの通信を可能にするように構成され得る。外部メモリコントローラ105は、システム100のコンポーネントがメモリデバイスの動作の詳細を知る必要がなくてもよいように、システム100のコンポーネントとメモリデバイス110との間の連絡係として機能し得る。システム100のコンポーネントは、外部メモリコントローラ105が満足するリクエスト(例えば、読み出しコマンド又は書き込みコマンド)を外部メモリコントローラ105に提示し得る。外部メモリコントローラ105は、システム100のコンポーネントとメモリデバイス110との間で交換される通信を転換又は変換し得る。幾つかの場合、外部メモリコントローラ105は、共通の(ソースの)システムクロック信号を生成するシステムクロックを含み得る。幾つかの場合、外部メモリコントローラ105は、共通の(ソースの)データクロック信号を生成する共通のデータクロックを含み得る。
幾つかの場合、外部メモリコントローラ105若しくはシステム100のその他のコンポーネント、又は本明細書に説明するその機能は、プロセッサ120によって実装され得る。例えば、外部メモリコントローラ105は、プロセッサ120又はシステム100のその他のコンポーネントによって実装されるハードウェア、ファームウェア、若しくはソフトウェア、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。外部メモリコントローラ105は、メモリデバイス110の外部にあるものとして描写されているが、幾つかの場合、外部メモリコントローラ105、又は本明細書に説明するその機能は、メモリデバイス110によって実装され得る。例えば、外部メモリコントローラ105は、デバイスメモリコントローラ155又は1つ以上のローカルメモリコントローラ165によって実装されるハードウェア、ファームウェア、若しくはソフトウェア、又はそれらの何らかの組み合わせであり得る。幾つかの場合、外部メモリコントローラ105の一部分がプロセッサ120により実装され、他の部分がデバイスメモリコントローラ155又はローカルメモリコントローラ165により実装されるように、外部メモリコントローラ105は、プロセッサ120及びメモリデバイス110に渡って分散され得る。同様に、幾つかの場合、デバイスメモリコントローラ155又はローカルメモリコントローラ165に対する本明細書に説明する1つ以上の機能は、幾つかの場合、(プロセッサ120とは別個に、又はプロセッサ120内に含まれるように)外部メモリコントローラ105によって実施され得る。
システム100のコンポーネントは、複数のチャネル115を使用してメモリデバイス110と情報を交換し得る。幾つかの例では、チャネル115は、外部メモリコントローラ105とメモリデバイス110との間の通信を可能にし得る。各チャネル115は、システム100のコンポーネントと関連付けられた端子間に1つ以上の信号経路又は伝送媒体(例えば、導体)を含み得る。例えば、チャネル115は、外部メモリコントローラ105における1つ以上のピン又はパッドと、メモリデバイス110における1つ以上のピン又はパッドと含む第1の端子を含み得る。ピンは、システム100のデバイスの導電性入力又は出力ポイントの一例であり得、ピンは、チャネルの一部として機能するように構成され得る。幾つかの場合、端子のピン又はパッドは、チャネル115の信号経路の一部であり得る。追加の信号経路は、システム100のコンポーネント内で信号をルーティングするためにチャネルの端子と結合され得る。例えば、メモリデバイス110は、チャネル115の端子からメモリデバイス110の様々なコンポーネント(例えば、デバイスメモリコントローラ155、メモリダイ160、ローカルメモリコントローラ165、メモリアレイ170)に信号をルーティングする信号経路(例えば、メモリダイ160の内部等の、メモリデバイス110又はそのコンポーネントの内部の信号経路)を含み得る。
チャネル115(並びに関連する信号経路及び端子)は、特定のタイプの情報を通信することに専用であり得る。幾つかの場合、チャネル115は、集約されたチャネルであり得、したがって、複数の個々のチャネルを含み得る。例えば、データチャネル190は、(例えば、4つの信号経路を含む)x4、(例えば、8つの信号経路を含む)x8、及び(例えば、16個の信号経路を含む)x16等であり得る。チャネルを介して通信される信号は、ダブルデータレート(DDR)タイミング方式を使用し得る。例えば、信号の幾つかのシンボルは、クロック信号の立ち上がりエッジ上に記録され得、信号の他のシンボルは、クロック信号の立ち下がりエッジ上に記録され得る。チャネルを介して通信される信号は、シングルデータレート(SDR)シグナリングを使用し得る。例えば、信号の1つのシンボルはクロックサイクル毎に記録され得る。
幾つかの場合、チャネル115は、1つ以上のコマンド及びアドレス(CA)チャネル186を含み得る。CAチャネル186は、外部メモリコントローラ105とメモリデバイス110との間で、コマンドと関連付けられた制御情報(例えば、アドレス情報)を含むコマンドを通信するように構成され得る。例えば、CAチャネル186は、所望のデータのアドレスを有する読み出しコマンドを含み得る。幾つかの場合、CAチャネル186は、クロック信号の立ち上がりエッジ及び/又はクロック信号の立ち下がりエッジ上に記録され得る。幾つかの場合、CAチャネル186は、アドレス及びコマンドデータを復号するための任意の量の信号経路(例えば、8つ又は9つの信号経路)を含み得る。
幾つかの場合、チャネル115は、1つ以上のクロック信号(CK)チャネル188を含み得る。CKチャネル188は、外部メモリコントローラ105とメモリデバイス110との間で1つ以上の共通クロック信号を通信するように構成され得る。各クロック信号は、ハイ状態とロー状態との間で振動し、外部メモリコントローラ105及びメモリデバイス110のアクションを調整するように構成され得る。幾つかの場合、クロック信号は、差動出力(例えば、CK_t信号及びCK_c信号)であり得、CKチャネル188の信号経路は、それに応じて構成され得る。幾つかの場合、クロック信号はシングルエンドされ得る。CKチャネル188は、任意の量の信号経路を含み得る。幾つかの場合、クロック信号CK(例えば、CK_t信号及びCK_c信号)は、メモリデバイス110に対するコマンド及びアドレッシング動作、又はメモリデバイス110に対するその他のシステム全体の動作のためのタイミングリファレンスを提供し得る。クロック信号CKは、それ故、制御クロック信号CK、コマンドクロック信号CK、又はシステムクロック信号CKと様々に称され得る。システムクロック信号CKは、1つ以上のハードウェアコンポーネント(例えば、発振器、水晶、論理ゲート、又はトランジスタ等)を含み得るシステムクロックによって生成され得る。
幾つかの場合、チャネル115は、1つ以上のデータ(DQ)チャネル190を含み得る。データチャネル190は、外部メモリコントローラ105とメモリデバイス110との間でデータ及び/又は制御情報を通信するように構成され得る。例えば、データチャネル190は、メモリデバイス110に書き込まれる(例えば、双方向性の)情報又はメモリデバイス110から読み出された情報を通信し得る。
幾つかの場合、チャネル115は、その他の目的に専用であり得る1つ以上のその他のチャネル192を含み得る。これらのその他のチャネル192は、任意の量の信号経路を含み得る。
チャネル115は、様々な異なるアーキテクチャを使用して、外部メモリコントローラ105をメモリデバイス110と結合し得る。様々なアーキテクチャの例は、バス、ポイントツーポイント接続、クロスバー、シリコンインターポーザ等の高密度インターポーザ、若しくは有機基板内に形成されたチャネル、又はそれらの何らかの組み合わせを含み得る。例えば、幾つかの場合、信号経路は、シリコンインターポーザ又はガラスインターポーザ等の高密度インターポーザを少なくとも部分的に含み得る。
チャネル115を介して通信される信号は、様々な異なる変調方式を使用して変調され得る。幾つかの場合、外部メモリコントローラ105とメモリデバイス110との間で通信される信号を変調するために、バイナリシンボル(又はバイナリレベル)変調方式が使用され得る。バイナリシンボル変調方式は、Mが2に等しいM-ary変調方式の一例であり得る。バイナリシンボル変調方式の各シンボルは、1ビットのデジタルデータを表すように構成され得る(例えば、シンボルは論理1又は論理0を表し得る)。バイナリシンボル変調方式の例は、非ゼロ復帰(NRZ)、ユニポーラエンコーディング、バイポーラエンコーディング、マンチェスターエンコーディング、及び/又は2つのシンボルを有するパルス振幅変調(PAM)(例えば、PAM2)等を含むが、これらに限定されない。
メモリデバイス110は、メモリデバイス110の1つ以上の部分を低電力モードで動作させるための1つ以上のコマンドを受信し得る。例えば、メモリデバイス110は、電力ビットマップデータを(例えば、CAチャネル186を介して)メモリデバイス110の1つ以上のモードレジスタに書き込むためのコマンドを受信し得る。電力ビットマップデータは、PDモード等の第1の低電力モードで動作するメモリデバイス110の第1の部分(例えば、1つ以上のメモリバンク)を指し示し得る。電力ビットマップデータはまた、DSモード等の、第1のモードよりも低い電力消費レベルと関連付けられた第2の低電力モードで動作するメモリデバイス110の第2の部分を指し示し得る。メモリデバイス110は、電力ビットマップデータを受信し得、それを1つ以上のモードレジスタに書き込み得る。
メモリデバイス110は、低電力モードへ移行するためのコマンドを受信し、モードレジスタ上に蓄積された電力ビットマップデータにアクセスする。追加的又は代替的に、メモリデバイス110は、モードレジスタに別の方法で書き込まれ得る情報を指定する1つ以上のコマンドを受信し得る。メモリデバイス110は、メモリデバイス110の第1の部分をPDモードに切り替え得、メモリデバイス110の第2の部分をDSモードに切り替え得る。第1及び第2の部分をそれらの個別の低電力モードで動作させている間に、メモリデバイス110は、第1の部分をPDモードから、例えば、アイドルモード又はアクティブモードに切り替えるためのコマンドを受信し得る(例えば、メモリデバイス110は、PDモードにある一部分のみをアイドルモード又はアクティブモードに選択的に切り替えるためのコマンドを受信し得、DSモードにある一部のみをDSモードのままにする)。メモリデバイス110は、第2の部分をDSモードで動作させ続ける間に、メモリデバイス110の第1の部分をPDモードから終了させ得る。メモリデバイス110は、メモリデバイス110の第1の部分において1つ以上の動作を実施し得る。例えば、メモリデバイス110は、メモリデバイス110の第1の部分と関連付けられたバンク上で読み出し又は書き込み動作を実施し得る。幾つかの場合、メモリデバイス110は、第1の部分を低電力モードに戻すためのコマンドを受信し得、第1の部分をPDモードへ移行させ得る。
図2は、本明細書に開示するような例に従ったメモリダイ200の一例を説明する。メモリダイ200は、図1を参照して説明したメモリダイ160の一例であり得る。幾つかの場合、メモリダイ200は、メモリチップ、メモリデバイス、又は電子メモリ装置と称され得る。メモリダイ200は、異なる論理状態を蓄積するようにプログラミング可能な1つ以上のメモリセル205を含み得る。各メモリセル205は、2つ以上の状態を蓄積するようにプログラミング可能であり得る。例えば、メモリセル205は、一度に1ビットの情報(例えば、論理0又は論理1)を蓄積するように構成され得る。幾つかの場合、単一のメモリセル205(例えば、マルチレベルメモリセル)は、一度に複数ビットの情報(例えば、論理00、論理01、論理10、又は論理11)を蓄積するように構成され得る。
メモリセル205は、デジタルデータを表す状態(例えば、分極状態又は誘電体電荷)を蓄積し得る。FeRAMアーキテクチャでは、メモリセル205は、プログラミング可能な状態を表す電荷及び/又は分極を蓄積するための強誘電体材料を含むコンデンサを含み得る。DRAMアーキテクチャでは、メモリセル205は、プログラミング可能な状態を表す電荷を蓄積するための誘電体材料を含むコンデンサを含み得る。
読み出し及び書き込み等の動作は、ワード線210、デジット線215、及び/又はプレート線220等のアクセス線を活性化又は選択することによって、メモリセル205上で実施され得る。幾つかの場合、デジット線215はビット線とも称され得る。アクセス線、ワード線、デジット線、プレート線、又はそれらの類似物への言及は、理解及び動作を失うことなく交換可能である。ワード線210、デジット線215、又はプレート線220を活性化又は選択することは、個別の線に電圧を印加することを含み得る。
メモリダイ200は、グリッド状のパターンで配列されたアクセス線(例えば、ワード線210、デジット線215、及びプレート線220)を含み得る。メモリセル205は、ワード線210、デジット線215、及び/又はプレート線220の交点に位置付けられ得る。ワード線210、デジット線215、及びプレート線220にバイアスをかけること(例えば、ワード線210、デジット線215、又はプレート線220に電圧を印加すること)によって、単一のメモリセル205がそれらの交差点でアクセスされ得る。
メモリセル205にアクセスすることは、行デコーダ225、列デコーダ230、及びプレートドライバ235を通じて制御され得る。例えば、行デコーダ225は、ローカルメモリコントローラ265から行アドレスを受信し得、受信した行アドレスに基づいてワード線210を活性化し得る。列デコーダ230は、ローカルメモリコントローラ265から列アドレスを受信し、受信した列アドレスに基づいてデジット線215を活性化する。プレートドライバ235は、ローカルメモリコントローラ265からプレートアドレスを受信し得、受信したプレートアドレスに基づいてプレート線220を活性化する。例えば、メモリダイ200は、WL_1~WL_Mとラベルが付された複数のワード線210、DL_1~DL_Nとラベルが付された複数のデジット線215、及びPL_1~PL_Pとラベルが付された複数のプレート線を含み得、M、N、及びPはメモリアレイのサイズに依存する。したがって、ワード線210、デジット線215、及びプレート線220、例えば、WL_1、DL_3、及びPL_1を活性化することによって、それらの交点にあるメモリセル205がアクセスされ得る。2次元又は3次元構成の何れかにおけるワード線210とデジット線215との交点は、メモリセル205のアドレスと称され得る。幾つかの場合、ワード線210、デジット線215、及びプレート線220の交点は、メモリセル205のアドレスと称され得る。
メモリセル205は、コンデンサ240等の論理蓄積コンポーネントと、スイッチングコンポーネント245とを含み得る。コンデンサ240は、強誘電体コンデンサの一例であり得る。コンデンサ240の第1のノードは、スイッチングコンポーネント245と結合され得、コンデンサ240の第2のノードは、プレート線220と結合され得る。スイッチングコンポーネント245は、2つのコンポーネント間の電子通信を選択的に確立又は非確立にするトランジスタ又は任意の他のタイプのスイッチデバイスの一例であり得る。
メモリセル205を選択又は選択解除することは、スイッチングコンポーネント245を活性化又は不活性化することによって達成され得る。コンデンサ240は、スイッチングコンポーネント245を使用してデジット線215と電子通信し得る。例えば、スイッチングコンポーネント245が不活性化された場合に、コンデンサ240はデジット線215から絶縁され得、スイッチングコンポーネント245が活性化された場合に、コンデンサ240はデジット線215と結合され得る。幾つかの場合、スイッチングコンポーネント245はトランジスタであり、その動作は、トランジスタのゲートに電圧を印加することによって制御され、トランジスタのゲートとトランジスタのソースとの間の電圧差は、トランジスタの閾値電圧よりも大きく、又は小さい。幾つかの場合、スイッチングコンポーネント245は、p型トランジスタ又はn型トランジスタであり得る。ワード線210は、スイッチングコンポーネント245のゲートと電子通信し得、ワード線210に印加される電圧に基づいてスイッチングコンポーネント245を活性化/不活性化し得る。
ワード線210は、メモリセル205上でアクセス動作を実施するために使用される、メモリセル205と電子通信する導電線であり得る。幾つかのアーキテクチャでは、ワード線210は、メモリセル205のスイッチングコンポーネント245のゲートと電子通信し得、メモリセルのスイッチングコンポーネント245を制御するように構成され得る。幾つかのアーキテクチャでは、ワード線210は、メモリセル205のコンデンサのノードと電子通信し得、メモリセル205は、スイッチングコンポーネントを含まなくてもよい。
デジット線215は、メモリセル205をセンスコンポーネント250と接続する導電線であり得る。幾つかのアーキテクチャでは、メモリセル205は、アクセス動作の一部分の間にデジット線215と選択的に結合され得る。例えば、ワード線210及びメモリセル205のスイッチングコンポーネント245は、メモリセル205のコンデンサ240とデジット線215とを選択的に結合及び/又は絶縁するように構成され得る。幾つかのアーキテクチャでは、メモリセル205は、デジット線215と(例えば、不断に)電子通信し得る。
プレート線220は、メモリセル205上でアクセス動作を実施するために使用される、メモリセル205と電子通信する導電線であり得る。プレート線220は、コンデンサ240のノード(例えば、セル底部)と電子通信し得る。プレート線220は、メモリセル205のアクセス動作の間にコンデンサ240にバイアスをかけるために、デジット線215と共同するように構成され得る。
センスコンポーネント250は、メモリセル205のコンデンサ240上に蓄積された状態(例えば、分極状態又は電荷)を判定し、検出された状態に基づいてメモリセル205の論理状態を判定するように構成され得る。メモリセル205により蓄積される電荷は、幾つかの場合、非常に小さいことがある。したがって、センスコンポーネント250は、メモリセル205の信号出力を増幅するための1つ以上のセンスアンプを含み得る。センスアンプは、読み出し動作の間にデジット線215の電荷の小さな変化を検出し得、検出した電荷に基づいて論理0又は論理1の何れかに対応する信号を生み出し得る。読み出し動作の間、メモリセル205のコンデンサ240は、その対応するデジット線215に信号を出力し(例えば、電荷を放電し)得る。信号は、デジット線215の電圧を変化させ得る。センスコンポーネント250は、デジット線215を介してメモリセル205から受信した信号をリファレンス信号255(例えば、リファレンス電圧)と比較するように構成され得る。センスコンポーネント250は、該比較に基づいてメモリセル205の蓄積された状態を判定し得る。例えば、バイナリシグナリングでは、デジット線215がリファレンス信号255よりも高い電圧を有する場合、センスコンポーネント250は、メモリセル205の蓄積された状態が論理1であると判定し得、デジット線215がリファレンス信号255よりも低い電圧を有する場合、センスコンポーネント250は、メモリセル205の蓄積された状態が論理0であると判定し得る。センスコンポーネント250は、信号の差を検出及び増幅するための様々なトランジスタ又はアンプを含み得る。メモリセル205の検出された論理状態は、センスコンポーネント250の出力として(例えば、入力/出力260に)提供され得、(例えば、直接、又はローカルメモリコントローラ265を使用して)デバイスメモリコントローラ155等の、メモリダイ200を含むメモリデバイス110の別のコンポーネントに、検出された論理状態を指し示し得る。幾つかの場合、センスコンポーネント250は、行デコーダ225、列デコーダ230、及び/又はプレートドライバ235と電子通信し得る。
ローカルメモリコントローラ265は、様々なコンポーネント(例えば、行デコーダ225、列デコーダ230、プレートドライバ235、及びセンスコンポーネント250)を通じてメモリセル205の動作を制御し得る。ローカルメモリコントローラ265は、図1を参照して説明したローカルメモリコントローラ165の一例であり得る。幾つかの場合、行デコーダ225、列デコーダ230、プレートドライバ235、及びセンスコンポーネント250の内の1つ以上は、ローカルメモリコントローラ265と共同設置され得る。ローカルメモリコントローラ265は、外部メモリコントローラ105(又は図1を参照して説明したデバイスメモリコントローラ155)から1つ以上のコマンド及び/又はデータを受信することと、コマンド及び/又はデータをメモリダイ200により使用され得る情報に変換することと、メモリダイ200上で1つ以上の動作を実施することと、1つ以上の動作を実施することに応答して、メモリダイ200から外部メモリコントローラ105(又はデバイスメモリコントローラ155)にデータを通信することをするように構成され得る。ローカルメモリコントローラ265は、対象のワード線210、対象のデジット線215、及び対象のプレート線220を活性化するために行、列、及びプレート線のアドレス信号を生成し得る。ローカルメモリコントローラ265はまた、メモリダイ200の動作の間に使用される様々な電圧又は電流を生成及び制御し得る。一般的に、本明細書で論じる印加電圧又は電流の振幅、形状、又は期間は、調節又は変更され得、メモリダイ200の動作において論じる様々な動作に対して異なり得る。
幾つかの場合、ローカルメモリコントローラ265は、メモリダイ200の1つ以上のメモリセル205上で書き込み動作(例えば、プログラミング動作)を実施するように構成され得る。書き込み動作の間、メモリダイ200のメモリセル205は、所望の論理状態を蓄積するようにプログラミングされ得る。幾つかの場合、複数のメモリセル205が単一の書き込み動作の間にプログラミングされ得る。ローカルメモリコントローラ265は、書き込み動作を実施する対象のメモリセル205を識別し得る。ローカルメモリコントローラ265は、対象のメモリセル205と電子通信する対象のワード線210、対象のデジット線215、及び/又は対象のプレート線220(例えば、対象のメモリセル205のアドレス)を識別し得る。ローカルメモリコントローラ265は、対象のメモリセル205にアクセスするために、対象のワード線210、対象のデジット線215、及び/又は対象のプレート線220を(例えば、ワード線210、デジット線215、又はプレート線220に電圧を印加して)活性化し得る。ローカルメモリコントローラ265は、特定の状態をメモリセル205のコンデンサ240内に蓄積するための書き込み動作の間に、デジット線215に特定の信号(例えば、電圧)を、及びプレート線220に特定の信号(例えば、電圧)を印加し得、該特定の状態は所望の論理状態を指し示す。
幾つかの場合、ローカルメモリコントローラ265は、メモリダイ200の1つ以上のメモリセル205上で読み出し動作(例えば、センシング動作)を実施するように構成され得る。読み出し動作の間、メモリダイ200のメモリセル205内に蓄積された論理状態が判定され得る。幾つかの場合、複数のメモリセル205が単一の読み出し動作の間にセンシングされ得る。ローカルメモリコントローラ265は、読み出し動作を実施する対象のメモリセル205を識別し得る。ローカルメモリコントローラ265は、対象のメモリセル205と電子通信する対象のワード線210、対象のデジット線215、及び/又は対象のプレート線220(例えば、対象のメモリセル205のアドレス)を識別し得る。ローカルメモリコントローラ265は、対象のメモリセル205にアクセスするために、対象のワード線210、対象のデジット線215、及び/又は対象のプレート線220を(例えば、ワード線210、デジット線215、又はプレート線220に電圧を印加して)活性化し得る。対象のメモリセル205は、アクセス線にバイアスをかけることに応答して信号をセンスコンポーネント250へ転送し得る。センスコンポーネント250は信号を増幅し得る。ローカルメモリコントローラ265は、センスコンポーネント250を発動し(例えば、センスコンポーネントをラッチングし)得、それによって、メモリセル205から受信した信号をリファレンス信号255と比較し得る。該比較に基づいて、センスコンポーネント250は、メモリセル205上に蓄積された論理状態を判定し得る。ローカルメモリコントローラ265は、読み出し動作の一部として、メモリセル205上に蓄積された論理状態を外部メモリコントローラ105(又はデバイスメモリコントローラ)に通信し得る。
幾つかのメモリアーキテクチャでは、メモリセル205にアクセスすることは、メモリセル205内に蓄積された論理状態を劣化又は破壊し得る。例えば、強誘電体メモリセル上で実施される読み出し動作は、強誘電体コンデンサ内に蓄積された論理状態を破壊し得る。別の例では、DRAMアーキテクチャで実施される読み出し動作は、対象のメモリセルのコンデンサを部分的に又は完全に放電し得る。ローカルメモリコントローラ265は、メモリセルをその元の論理状態に戻すために、再書き込み動作又はリフレッシュ動作を実施し得る。ローカルメモリコントローラ265は、読み出し動作の後に論理状態を対象のメモリセルに再書き込みし得る。幾つかの場合、再書き込み動作は読み出し動作の一部とみなされ得る。また、ワード線210等の単一のアクセス線を活性化することは、該アクセス線と電子通信する幾つかのメモリセル内に蓄積された状態をディスターブし得る。したがって、アクセスされていないことがある1つ以上のメモリセル上で再書き込み動作又はリフレッシュ動作が実施され得る。
図3は、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするメモリデバイス状態図300の一例を説明する。メモリデバイス状態図300の機構は、メモリデバイス(例えば、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。メモリデバイス状態図300は、メモリデバイスの1つ以上の部分(例えば、1つ以上のバンク)間で遷移し得る異なる状態又は動作モードを説明し得る。幾つかの場合、メモリデバイスの幾つかの機能(例えば、読み出し動作、書き込み動作、リフレッシュ動作等)は、メモリデバイスの関連部分(例えば、バンク)が特定の状態又はモード(例えば、アクティブモード)で動作している場合にのみ実行され得る。
状態の中でもとりわけ、(例えば、外部メモリコントローラ105、デバイスメモリコントローラ155、若しくはローカルメモリコントローラ165、又はそれらの組み合わせ等の、メモリデバイスに対する1つ以上のコントローラの指揮にある)メモリデバイスは、アイドル状態305又はアクティブ状態310で動作し得る。アイドル状態305では、アクセス可能なメモリセルは何らないことがある。アクティブ状態310では、メモリデバイスの少なくとも一部分(例えば、1つのバンク、1つのバンク内の1つの行)が活性化され得、アクセス動作(例えば、読み出し動作、書き込み動作、又はリフレッシュ動作)可能になり得る。メモリデバイスは、1つ以上のコマンドを受信することに基づいて、アイドルモード305とアクティブモード310との間で切り替わり得る。例えば、メモリデバイスは、アイドルモード305で動作し得、ホストデバイスからコマンド(例えば、メモリバンクに対する活性化コマンド)を受信することに基づいてアクティブモード310に切り替わり得る。活性化コマンドは、メモリデバイスの1つ以上のコンポーネントをパワーアップし得る活性化モード306へデバイスを遷移させ得る。メモリデバイスのコンポーネントが一旦パワーアップされると、メモリデバイスは、活性化モード306からアクティブモード310へ自動的に遷移し得る。幾つかの場合、メモリデバイスは、アクティブモード310で動作し得、アイドルモード305に切り替わり得る。例えば、メモリデバイスは、アクティブモード310で動作している間に、アイドルモードに切り替えるためのコマンドを受信し得、アイドルモード305へ遷移するための1つ以上の手順を実施し得る。幾つかの場合(例えば、DRAMメモリデバイス)では、メモリデバイスは、プリチャージコマンドを受信し得、プリチャージモード312へ遷移し得る。プリチャージモード312から、メモリデバイスは、例えば、1つ以上のプリチャージ動作を完了した後に、アイドルモード305へ自動的に遷移し得る。メモリデバイスは、アイドル状態305から動作モードの第1のセットの何れかに、及びアクティブ状態310からモードの第2のセットの何れかに切り替わり得る。
幾つかの場合、アイドルモード305から、コントローラは、複数の低電力モード315、320の内の1つで動作するようにメモリデバイスを切り替え得る。例えば、メモリデバイスは、パワーダウン(PD)モードと称され得る第1の低電力モード315(例えば、パワーダウン-0)へ移行し得る。PDモード315で動作する場合、メモリデバイスは、アイドルモード305又はアクティブモード310で動作する場合よりも少ない電流を消費し得る。幾つかの例では、PDモード315は、低電力モード315、320の中で最大量の電流消費と関連付けられ得、アイドルモード305に戻るための最短の終了時間を有し得る。他の例では、メモリデバイスは、ディープスリープ(DS)モード320と称され得る低電力モード320(例えば、パワーダウン-1、パワーダウン-2、パワーダウン-3)の第2のセットへ移行し得る。DSモード320で動作する場合、メモリデバイスはPDモード315で動作する場合よりも僅かな電流を消費し(及びより多くのコンポーネントを不活性化し)得る。第1のDSモード320-aは、DSモード320の中で最大の電流消費を有し得、第1のDSレベルと称され得る。第2のDSモード320-bは、第1のDSモード320-aよりも少ない電流消費を有し(及びより多くのコンポーネントを不活性化し)得、第2のDSレベルと称され得る。第3のDSモード320-cは、DSモード320の中で最小の電流消費(及び最も多い不活性化されたコンポーネント)を有し得、第3のDSレベルと称され得る。幾つかの例では、第1のDSモード320-aは、PDモード315よりも遅い終了時間(例えば、アイドル状態305又はアクティブ状態310に切り替わるための時間)を有し得るが、DSモード320の中で最速の終了時間を有し得る。第2のDSモード320-bは、第1のDSモード320-aよりも遅い終了時間を有し得、第3のDSモード320-cよりも速い終了時間を有し得る。任意の数のPD又はDSモードが可能であることを理解すべきである。
幾つかの例では、メモリデバイスがDSモード320を終了する場合、デバイスは、アイドルモード305に切り替わる前に、PDモード315又はリフレッシュモード等の異なる低電力モードへまず遷移し得る。例えば、メモリデバイスが第1のDSモード320-aで動作し、低電力モードを終了するためのコマンドを受信した場合、メモリデバイスは、アイドルモード305に切り替わる前に、PDモード315にまず切り替わり得る。DRAMメモリデバイスを含む例では、PDモード315は、アイドルモード305に切り替わる前にセルフリフレッシュ動作を実施することを含み得る。幾つかの例では、メモリデバイスがDSモード320又はPDモード315を終了する場合、アイドルモード、アクティブモード、又は別の低電力モードへ(例えば、あるDSモード320から別のDSモード320へ、あるPDモード315から別のPDモード315へ、DSモード320からPDモード315へ、又はPDモード315からDSモード320へ)直接遷移し得る。
幾つかの場合、アクティブモード310から、コントローラは、アクティブパワーダウンモード325又はアクセスモード330で動作するようにメモリデバイスを切り替え得る。アクティブパワーダウンモード325では、電流消費は、低電力モード315、320よりも多くてもよい。例えば、メモリデバイスが低電力モード315、320の内の1つにある間に不活性化されたメモリデバイス内の少なくとも幾つかの回路は、メモリデバイスがアクティブパワーダウンモード325にある間にアクティブのままであり得る。メモリバンクがアクセスモード330にある場合、メモリデバイスは、メモリデバイスの活性化された部分(例えば、活性化されたメモリバンク)のメモリセル上で1つ以上のアクセス動作(例えば、読み出し、書き込み等)を実施し得る。
幾つかの場合、本明細書に説明するように、メモリデバイスの異なる部分は、異なるモードで動作し得る。例えば、メモリデバイスは、アイドルモード305等の第1のモードで動作し得る。コントローラは、メモリデバイスの第1の部分をPDモード315等の第1の低電力モードで動作するように、及びメモリデバイスの第2の部分をDSモード320等の第2の低電力モードで動作するように切り替え得る。幾つかの場合、コントローラは、第2の部分をDSモードに維持している間に、第1の部分をPDモード315からアイドルモード305又はアクティブモード310にその後切り替え得る。コントローラはまた、第2の部分をDSモードに維持している間に、第1の部分をアイドル305又はアクティブモード310から、PDモード315等の低電力モードにその後戻し得る。
幾つかの場合、コントローラは、バンクレベルでメモリデバイスの動作モードを切り替え得る。例えば、メモリデバイスの1つ以上のバンクは、異なる動作モード間を独立して切り替えられ得る。幾つかの例では、第1のバンク又はバンクのセットは、PDモード315で動作するように(例えば、アイドルモード305から)切り替えられ得る一方、第2のバンク又はバンクのセットは、DSモード320で動作するように(例えば、アイドルモード305から)切り替えられる。他の例では、バンクの追加のセットは、他の又は同じモードで独立して動作し得る。例えば、バンクの第1のセットはPDモード315に切り替えられ得、バンクの第2のセットもまたPDモード315に切り替えられ得る。幾つかの場合、バンクの第2のセットをPDモード315(又はDSモード320)に維持している間に、バンクの第1のセットはPDモード315から切り替えられ得る。更なる例では、バンクの第3のセットは、DSモード320等の異なるモードで動作し得る。したがって、メモリデバイスは、異なるバンク又はバンクグループを異なる動作モード間で動的かつ独立して切り替え得る。概念は、幾つかの場合、例として明確にするために、1つ以上のメモリバンクに言及して説明され得るが、メモリデバイスは、メモリバンクに対して本明細書に説明するのと同様の方法で、メモリデバイス又はダイのその他の部分を異なる動作モード間で切り替え得ることを理解すべきである。
図4Aは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするコマンドモード状態図401の一例を説明する。コマンドモード状態図401の機構は、メモリデバイス(例えば、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。コマンドモード状態図400は、図3を参照して説明したアイドルモード305の一例であり得るアイドルモード405と、図3を参照して説明した低電力モード320(例えば、DSモード)の一例であり得る低電力モード415との間でメモリデバイスを切り替えるために使用される1つ以上のコマンド425、426を説明し得る。幾つかの場合、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタにデータを書き込むために、モードレジスタ書き込み(MRW)コマンド430が使用され得る。
メモリデバイスは、メモリデバイスの異なる部分を異なるモード間で切り替えるための1つ以上のコマンドを介して構成され得る。幾つかの例では、メモリデバイスの異なる部分(例えば、メモリバンク)の異なる低電力モードへの割り当てを指し示すデータは、モードレジスタ内に蓄積され得る。モードレジスタ書き込み(MRW)コマンド430は、メモリデバイスをMRWモード420に切り替え得る。例えば、メモリデバイスは、アイドルモード405で動作し得、MRWコマンド430を受信し得る。それに応答して、メモリデバイスは、アイドルモード405からMRWモード420に切り替わり得、MRWモード420にある間、メモリデバイスは、異なるメモリバンクの異なる低電力モードへの割り当てを指し示すデータをモードレジスタに書き込み得る。モードレジスタデータへの書き込みが完了すると、メモリデバイスは、MRWモード420からアイドルモード405に戻り得る。幾つかの例では、MRWモード420からアイドルモードへの切り替えは、(例えば、モードレジスタへのデータの書き込みの完了の際に)自動的であり得る。
メモリデバイスを低電力モード415に切り替えるために、パワーダウン移行(PDE)コマンドが使用され得る。例えば、メモリデバイスは、アイドルモード405で動作し得、PDEコマンド425-aを受信し得る。それに応答して、メモリデバイスは、アイドルモード405から低電力モード415(例えば、DSモード)に切り替わり得、それは、メモリデバイスの異なる部分が異なる低電力モードへ移行すること(例えば、バンクの第1のセットが第1のDSレベルへ移行し、バンクの第2のセットが第2のDSレベルへ移行すること)を含み得る。幾つかの場合、メモリデバイスの第1の部分の第1の低電力モード415(例えば、第1のDSレベル)への割り当て、及びメモリデバイスの第2の部分の第2の低電力モード415(例えば、第2のDSレベル)への割り当ては、モードレジスタに蓄積されたデータに基づき得る。メモリデバイスの異なる部分は、1つ以上のパワーダウン終了(PDX)コマンドを受信するまで、それらの個別の低電力モードで動作し得る。
幾つかの場合、メモリデバイスは、全てのメモリバンクを低電力モード415から切り替えるための終了コマンド426(例えば、PDX_ALL)を受信し得る。例えば、終了オールコマンド426は、低電力モード415(例えば、DSモード)で動作する全てのバンクがアイドルモード405に切り替えられることを指し示すように構成され得る。DSモードで動作するメモリバンクは、DS終了時間内にアイドルモード405に切り替わり得、DS終了時間はPD終了時間よりも長くてもよい。幾つかの場合、終了時間は、代替的にウェイクアップ時間と称され得る。
図4Bは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするコマンドモード状態図402の一例を説明する。コマンドモード状態図402の機構は、メモリデバイス(例えば、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。コマンドモード状態図402は、図3を参照して説明したアイドルモード305の一例であり得るアイドルモード405と、図3を参照して説明した低電力モード315(例えば、PDモード)の一例であり得る低電力モード417との間でメモリデバイスを切り替えるために使用される1つ以上のコマンド425、427を説明し得る。幾つかの場合、本明細書で説明するように、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタにデータを書き込むために、MRWコマンド430が使用され得る。
メモリデバイスを低電力モード417(例えば、PDモード)に切り替えるために、パワーダウン移行(PDE)コマンドが使用され得る。例えば、メモリデバイスは、アイドルモード405で動作し得、PDEコマンド425を受信し得る。それに応答して、メモリデバイスは、アイドルモード405から低電力モード417(例えば、PDモード)に切り替わり得る。幾つかの場合、PDEコマンド425は、図4Aを参照して説明したPDEコマンド425の態様を含み得る。例えば、PDEコマンド425は、アイドルモード405から1つ以上の低電力モード415、417に切り替え得、それは、メモリデバイスの異なる部分が異なる低電力モードへ移行すること(例えば、バンクの第1のセットがPDへ移行し、バンクの第2のセットがDSモードへ移行すること)を含み得る。幾つかの場合、メモリデバイスの第1の部分の第1の低電力モード415(例えば、DSモード)への割り当て、及びメモリデバイスの第2の部分の第2の低電力モード417(例えば、PDモード)への割り当ては、モードレジスタに蓄積されたデータに基づき得る。メモリデバイスの異なる部分は、1つ以上のパワーダウン終了(PDX)コマンドを受信するまで、それらの個別の低電力モードで動作し得る。
幾つかの場合、メモリデバイスは、メモリデバイスの一部分を低電力モード417から切り替えるようにメモリデバイスを命じる第1の選択的終了コマンド427(例えば、PDX_SEL)を受信し得る。例えば、選択的終了コマンド427は、DSモード415で動作するメモリバンクを維持している間に、PDモード417で動作する全てのメモリバンクがアイドルモード405に切り替えられることを指し示すように構成され得る。PDモードで動作するメモリバンクは、PDモードと関連付けられた終了時間内にアイドルモード405に切り替わり得る。
幾つかの場合、メモリデバイスは、全てのメモリバンクを低電力モード417から切り替えるための第2の終了コマンド427(例えば、PDX_ALL)を受信し得る。終了オールコマンド427は、低電力モード415(例えば、PDモード、DSモード等)で動作する全てのメモリバンクがアイドルモード405に切り替えられることを指し示すように構成され得る。PDモードで動作しているメモリバンクは、PD終了時間内にアイドルモード405に切り替わり得、DSモードで動作しているメモリバンクは、DS終了時間内にアイドルモード405に切り替わり得、DS終了時間はPD終了時間よりも長くてもよい。幾つかの場合、終了時間は、代替的にウェイクアップ時間と称され得る。
図4Cは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするコマンドモード状態図403の一例を説明する。コマンドモード状態図403の機構は、メモリデバイス(例えば、図1~2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。コマンドモード状態図403は、図3を参照して説明したアクティブモード310の一例であり得るアクティブモード410と、図3を参照して説明したアクティブパワーダウン325の一例であり得る低電力モード419との間でメモリデバイスを切り替えるために使用される1つ以上のコマンド425、427を説明し得る。幾つかの場合、本明細書で説明するように、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタにデータを書き込むためにMRWコマンド430が使用され得る。
幾つかの場合、メモリデバイスは、アクティブモード410と低電力モード419との間を直接遷移し得る。アクティブモード410と低電力モード419との間でメモリデバイスが直接切り替わる場合、メモリデバイスは、アクティブPDモード(例えば、図3を参照して説明したアクティブパワーダウン325)へ移行し得、DSモードへ移行することが可能ではないことがある。例えば、メモリデバイスがアクティブモード410で動作し、PDEコマンド425を受信した場合、メモリデバイスは、1つ以上のメモリバンクをアクティブPDモードに切り替えるように構成され得る。
図5は、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするプロセスフロー500の一例を説明する。プロセスフロー500は、メモリデバイス(例えば、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。プロセスフロー500は、図1を参照して説明したCAチャネル186、DQチャネル190、又は他のチャネル115の例であり得るコマンド及びアドレス(CA)バス505並びにデータ(DQ)バス510等の1つ以上のチャネルを介して送信されるコマンド信号を説明し得る。プロセスフロー500はまた、本明細書に説明するようにPDモード及び/又はDSモードでメモリバンクのサブセットが動作している場合に指し示され得るPDモード515及びDSモード520を説明し得る。プロセスフロー500は、メモリバンクの異なるサブセットを異なるモード(例えば、アイドルモード、アクティブモード、PDモード、又はDSモード)間で切り替えるためのコマンドシーケンスを説明し得る。
まず、ホストデバイス又はメモリデバイスは、1つ以上のメモリバンクを低電力モードへ遷移すると判定し得る。これは、メモリバンクにおける予想非アクティブ期間、非アクティブ時間閾値、ホストデバイスコマンド、又は電力の制約/閾値等を含む様々な要因によってトリガーされ得る。幾つかの場合、メモリデバイスは、異なるメモリバンクの異なる低電力モードへの割り当てを指し示すデータを1つ以上のモードレジスタ上に蓄積し得る。幾つかの場合、メモリデバイスは、低電力モードへ移行すると判定する前に、このデータをモードレジスタに蓄積し得る。例えば、メモリデバイスは、起動時、又はホストデバイスからコマンドを受信することに基づいてデータを書き込み得る。他の場合、メモリデバイスは、低電力モードへ移行すると判定した後に、このデータをモードレジスタに蓄積し得る。例えば、低電力モードへ移行するためのコマンドを受信することに応答して、又はホストデバイスからのコマンドに応答して。
メモリデバイスは、図4を参照して説明したMRWコマンド430の一例であり得るMRWコマンド525をCAバス505を介して受信し得る。MRWコマンド525を受信することに応答して、メモリデバイスは、異なるメモリバンクの異なる低電力モードへの割り当てを指し示す電力モードデータ(PMD)530を1つ以上のモードレジスタに書き込み得る。幾つかの場合、PMD530は、1つ以上の電力モードビットマップを含み得、これらは、図6~図8に関連して更に説明される。幾つかの例では、メモリデバイスは、DQバス510又は他のチャネル(例えば、CAバス505)を介してPMD530を受信し得、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタにPMD530を書き込み得る。
低電力モードへ移行する判定がなされ得、メモリデバイスは、図4を参照して説明したPDEコマンド425-aの一例であり得るPDEコマンド535をCAバス505を介して受信し得る。メモリデバイスは、メモリバンクの第1のセットを何れの低電力モードに切り替えるべきかを判定するためにモードレジスタにアクセスし得る。すなわち、メモリデバイスは、メモリバンクの第1のセットをPDモード又はDSモードの何れに切り替えるべきかを判定するために、モードレジスタ内に蓄積されたデータを使用し得る。PDEコマンド535を受信し、メモリバンクの第1のセットをPDモードに切り替えるべきと判定することに応答して、メモリデバイスは、メモリバンクの第1のセットをPDモード540に、及びメモリバンクの第2のセットをDSモード545に切り替え得、それらは、本明細書に説明したPD及びDSモードの例であり得る。メモリバンクの第1及び第2のセットは、メモリデバイスが1つ以上の追加のコマンドを受信するまで、個別のPD及びDSモードで動作し続け得る。
低電力モードで動作している間、ホストデバイス(又はメモリデバイス)は、メモリバンクの一部分(サブセット)上で1つ以上の動作を低電力モードで実施すると判定し得る。メモリデバイスは、図4を参照して説明したPDX_SELコマンド425-bの一例であり得るPDX_SELコマンド550をCAバス505を介して受信し得る。PDX_SELコマンド550の受信に応答して、メモリデバイスは、メモリバンクの第1のセットをPDモード540からアイドルモード又はアクティブモードに切り替え得る。メモリバンクの第1のセットは、PD終了時間と称され得る第1の期間内にPDモードを終了し得る。幾つかの例では、PD終了時間はDS終了時間よりも速くてもよい。幾つかの例では、メモリデバイスは、メモリバンクの第2のセットをDSモードに維持している間に、1つ以上のアクセス動作(例えば、読み出し、書き込み)等の1つ以上の動作をメモリバンクの第1のセットにおいて実施し得る。したがって、メモリバンクの第1のセットがより高い電力消費モードで動作している間に、メモリバンクの第2のセットは、より低い電力消費モードで動作し続け得る。
メモリバンクの第1のセット上で該動作を実施した後、ホストデバイス(又はメモリデバイス)は、メモリバンクの第1のセットを低電力モードに戻すと判定し得る。幾つかの場合、バンクの第1のセットは、DSバンクと比較して短い終了時間(PD終了時間)内でこれらのバンクにアクセス可能になるPDモードに切り替えられるであろう。他の場合、バンクの第1のセットはDSモードに切り替えられ得、該DSモードは、PDモードと比較してそれらの電力消費を減少させ得るが、それらの終了時間を長くし得る。メモリデバイスは、PDEコマンド555をCAバス505を介して受信し得、メモリバンクの第1のセットを何れの低電力モードに切り替えるべきかを判定するために、モードレジスタにアクセスし得る。すなわち、メモリデバイスは、メモリバンクの第1のセットをPDモード又はDSモードの何れに切り替えるべきかを判定するために、モードレジスタ内に蓄積されたデータを使用し得る。PDEコマンド555を受信し、メモリバンクの第1のセットをPDモードに切り替えるべきであると判定することに応答して、メモリデバイスは、メモリバンクの第1のセットをPDモード560に戻し得る。
その後に、メモリバンクを低電力モードから切り替えるための別の判定がなされ得る。幾つかの場合、メモリバンクの第1のセットは、上で説明したように、DSモードにあるメモリバンクの第2のセットとは独立して、PDモードから切り替えられ得る。幾つかの場合、メモリバンクの第2のセットは、独立してDSモードから切り替えられ得る。幾つかの場合、メモリバンクの第1セット及び第2セットの両方は、単一のコマンド(例えば、PDX_ALL)を使用して、PD及びDSモードから切り替えられ得る。一例では、メモリデバイスは、PDX_SELコマンド565を受信し得、メモリバンクの第1のセットをPDモードから切り替え得る。メモリバンクの第1のセットは、PD終了時間内にアイドルモード又はアクティブモードへ遷移し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、PDX_ALLコマンド570を受信し得、メモリバンクの第2のセットをDSモードから切り替え得る。メモリバンクの第2のセットは、PD終了時間よりも長くてもよいDS終了時間内にアイドルモード又はアクティブモードへ遷移し得る。したがって、単一のPDX_ALLコマンドが受信され、メモリデバイスがメモリバンクの両方のセットに対して切り替え手順を同時に開始した場合であっても、メモリバンクの第1のセットは、メモリバンクの第2のセットよりも速い時間内にアクセスされ得る。
メモリバンクの第1のセット及びメモリバンクの第2のセットの文脈でのプロセスフロー500の前述の説明は、メモリデバイスの一部分を異なる低電力モードへ、及び異なる低電力モードから遷移させることに関する一般的な概念を説明するために提示されている。したがって、より多数のメモリバンク、異なるグループ若しくはメモリバンク、メモリダイ、メモリアレイ、若しくはメモリセルのその他のグループ等の他のメモリデバイス階層、又はそれらの組み合わせにこれらの概念を適用するように、この説明は限定することを意図しない。
図6A~図6Cは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする電力モードデータの一例を説明する。電力モードデータは、(バンクマスクを纏めて含み得る)バンクマスク変数605のセットと、(バンクグループマスクを纏めて含み得る)バンクグループマスク変数610のセットを含み得、それらは、幾つかの場合、メモリデバイスの1つ以上のレジスタに書き込まれ得る。メモリデバイスは、バンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610に基づいて、異なるメモリバンク615が動作する低電力モードを(例えば、PDEコマンドに応答して)判定し得る。例えば、異なるメモリバンク615は、対応する電力モードデータに基づいて、異なる低電力モード(例えば、本明細書に説明するようなPDモード及び様々なDSレベルのDSモード)に切り替えられ得る。バンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610は、1つ以上のモードレジスタのフィールドとメモリバンク615との間のマッピングに基づいて、メモリデバイスの特定のメモリバンク615と相関させ得る。
図6Aは、対応するバンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610に基づいたメモリバンク615のセットに対する電力モード割り当て601の一例を説明する。図6Bは、対応するバンクマスク及びバンクグループマスクを1つ以上のモードレジスタに書き込むためのビットマップフォーマット602の一例を説明する。図6Cは、図6Bに説明するビットマップフォーマット602に従ってモードレジスタに書き込まれるような、(図6Aに説明する電力モード割り当て601を指し示す)対応するバンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610を含むビットマップデータ603の一例を説明する。図6A~図6Cに説明する電力モードデータは、メモリデバイス(例えば、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって、本明細書に説明する技術に従って利用され得る。
図6Aは、対応するバンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610に基づいたメモリバンク615セットに対する電力モード割り当て601の一例を説明する。例えば、各メモリバンク615に割り当てられる低電力モードは、対応するバンクマスク変数605及び対応するバンクグループマスク変数610の内の1つ以上により指し示めされ(したがって、に基づいて判定され)得る。幾つかの場合、所与のメモリバンク615に対して、対応するバンクグループマスク610変数は、(i)メモリバンク615が第1の低電力モードで動作すべきか(例えば、対応するバンクグループマスク610変数が“0”等の第1の論理値である場合、メモリバンクはDSモードで動作し得る)、それとも(ii)メモリバンクが、第2の対応する変数により指定される電力モードで動作すべきか(例えば、対応するバンクグループマスク変数610が“1”等の第2の論理値である場合、対応するバンクマスク変数605は、メモリバンクがPDモード又はDSモードの何れで動作すべきかを判定するように評価され得る)を指し示し得る。
図6Aにおいて、メモリバンク615の各列は、同じバンクグループマスク変数610と関連付けられたメモリバンクのグループに対応し得、メモリバンク615の各行は、メモリバンクのグループ内のバンク番号(インデックス)、したがって、対応するバンクマスク変数605と関連付けられ得る。したがって、各バンクグループマスク変数610は、メモリバンク615の対応する列と関連付けられ得、各バンクマスク変数605は、メモリバンク615の対応する行と関連付けられ得る。任意の数のメモリバンク615を各々含む、メモリバンク615の任意の数のグループが使用され得ること、並びにメモリバンク615及びそれらのグループは、図6Aに描写するような物理的な列及び行に配列される必要がないことを理解すべきである。
図6Aの例に示すように、メモリバンク615の第1のグループは、バンクグループマスク変数610-a(BG0)と関連付けられ得、メモリバンク615の第2のグループは、バンクグループマスク変数610-b(BG1)と関連付けられ得、メモリバンク615の第3のグループは、バンクグループマスク変数610-c(BG2)と関連付けられ得、メモリバンク615の第4のグループは、バンクグループマスク変数610-d(BG3)と関連付けられ得る。メモリバンク615の第2のグループには、BG1を“0”に設定することに基づいて、DSモードが全てに割り当てられ得る。メモリバンク615の第1、第3、及び第4のグループには、BG0、BG2、及びBG3を“1”に設定することに基づいて、対応するバンクマスク変数605に基づいた低電力モードが割り当てられ得る。メモリバンク615の第1、第3、及び第4のグループの各々の中で、対応するバンクマスク変数605が“0”に設定された行内のメモリバンク615にはDSモードが割り当てられ得、対応するバンクマスク変数605が“1”である行内のメモリバンク615にはPDモードが割り当てられ得る。
バンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610は、代替的に、(例えば、2変数シーケンスにおける変数の組み合わせに基づいて)割り当てられた低電力モードを2つの変数が纏めて指し示す個別の2変数シーケンスをメモリバンク615毎に指し示すものとして考慮、説明、又は評価され得る。例えば、2変数シーケンスの第1の変数は、対応するバンクグループマスク変数610であり得、2変数シーケンスの第2の変数は、対応するバンクマスク変数605であり得る。したがって、幾つかの場合、00、01、又は10シーケンスと関連付けられたメモリバンク615には、第1の低電力モード(例えば、DSモード)が割り当てられ得、11シーケンスと関連付けられたメモリバンク615には、第2の低電力モード(例えば、PDモード)が割り当てられ得る。各メモリバンク615は、対応するバンクマスク変数605及び対応するバンクグループマスク変数610と(例えば、モードレジスタのフィールドへのマッピングに基づいて)関連付けられ得る。
説明する例として、第1のメモリバンク615-aには、第4のバンクグループマスク変数610-dに従った第1の変数に対する値(例えば、BG3=1)と、第1のバンクマスク変数605-aに従った第2の変数に対する値(例えば、B0=1)とが割り当てられ得る。したがって、第1のメモリバンク615-aに対する2変数シーケンスは11であり、それは、第1のメモリバンク615-aにPDモードが割り当てられること(例えば、PDEコマンドに応答してPDモードに切り替えられること)を指し示し得る。第2のメモリバンク615-bには、第4のバンクグループマスク610-dに従った第1の変数に対する値(例えば、BG3=1)と、第5のバンクマスク変数605-eに従った第2の変数に対する値(例えば、B4=0)とが割り当てられ得る。したがって、第2のメモリバンク615-bに対する2変数シーケンスは01であり、それは、第2のメモリバンク615-bにDSモードに割り当てられること(例えば、PDEコマンドに応答してDSモードに切り替えられること)を指し示し得る。
図6Bは、(例えば、バンクマスクとしての)バンクマスク変数605と、(例えば、バンクグループマスクとしての)バンクグループマスク変数610とを個別のモードレジスタに書き込むためのビットマップフォーマット602の一例を説明する。バンクマスク変数605及びバンクグループマスク変数610は、メモリデバイスがモードレジスタ内に蓄積された値を特定のメモリバンク615に相関させ得るように、モードレジスタ内の特定のアドレス(フィールド、ビット位置)と関連付けられ得る。幾つかの場合、ビットマップフォーマット602はまた、DSモードが割り当てられたメモリバンク615をメモリデバイスが切り替えるべき(複数の可能なDSレベルの内の)DSレベルを指し示すデータを蓄積するためのフォーマットを含み得る。例えば、DSレベルを指し示すデータは、DSモードが割り当てられたメモリバンクを第1、第2、又は第3のDSレベル(例えば、図3を参照して説明したようなDSレベル320-a、DSレベル320-b、又はDSレベル320-c)の何れに切り替えるべきかを指し示し得る。
幾つかの場合、PMDは、特定のレジスタフィールド(例えば、フィールド0~7の内の1つ)に各々書き込まれた値(B0~B7)の第1のセットを含み得る第1のレジスタエントリ620(例えば、PMD[0])を含み得る。メモリデバイスは、第1のレジスタエントリ620内の値がバンクマスク変数605に対応することを識別するように構成され得る。メモリデバイスはまた、第1のレジスタエントリ内の各レジスタフィールド(0~7)が特定のバンクマスク605の値に対応することを識別するように構成され得る。例えば、レジスタフィールド0はB0の値を含み、レジスタフィールド1はB1の値を含む等々。したがって、メモリデバイスは、第1のレジスタエントリ620を含むPMDデータにアクセスし得、メモリバンク615毎にバンクマスク変数605の値(又は追加的若しくは代替的に、2変数シーケンスにおける第2の変数の値)の値を判定し得る。
PMDはまた、特定のレジスタフィールド(例えば、0~7)に各々書き込まれる値(BG0~BG3)の第2のセットを含み得る第2のレジスタエントリ625(例えば、PMD[1])を含み得る。メモリデバイスは、第2のレジスタエントリ625内の値がバンクグループマスク変数610に対応することを識別するように構成され得る。メモリデバイスはまた、第2のレジスタエントリ内のレジスタフィールド(0~3)が特定のバンクグループマスク610の値に対応することを識別するように構成され得る。例えば、レジスタフィールド0はBG0の値を含み、レジスタフィールド1はBG1の値を含む等々。したがって、メモリデバイスは、第2のレジスタエントリ625を含むPMDにアクセスし得、メモリバンク615毎にバンクグループマスク変数610の値(又は追加的若しくは代替的に、2変数シーケンスにおける第1の変数の値)を判定し得る。
メモリデバイスは、(例えば、図6Aに関連して論じたように)PMD内に蓄積された、対応するバンクグループマスク変数610及び対応するバンクマスク変数605(例えば、第1及び第2の変数)と、それらの変数とメモリバンク615との間で構成されたマッピングとに基づいて、各メモリバンク615が切り替えられるべき低電力モード(例えば、PDモード又はDSモード)を識別し得る。
幾つかの場合、第3のモードレジスタはDSシーケンスを含み得、それは、メモリデバイスがDSメモリバンク615を切り替えるべきDSレベルの指標を含み得る。これは、図3を参照して説明したDSレベル320等の複数のDSレベルをメモリデバイスがサポートする場合のオプションであり得る。例えば、第1のDSレベル(例えば、320-a)は、第1のDSシーケンス(例えば、01)と関連付けられ得、第2のDSレベル(例えば、320-b)は、第2のDSシーケンス(例えば、10)と関連付けられ得、第3のDSレベルは、第3のDSシーケンス(例えば、11)と関連付けられ得る。DSレベルを識別するために、第3のレジスタエントリ630は、DSシーケンスの内の1つに対応する値のセットを含み得る。したがって、PMDは、特定のレジスタフィールド(例えば、0~1)に各々書き込まれる値(DS_Level[1]及びDS_Level[0])の第3のセットを含み得る第3のレジスタエントリ630(例えば、PMD[2])を含み得る。メモリデバイスは、第3のレジスタエントリ630内の値を、異なるDSシーケンスに対応するものとして識別するように構成され得る。例えば、DSシーケンスの第1の値はレジスタフィールド0と関連付けられ得、DSシーケンスの第2の値はレジスタフィールド1と関連付けられ得る。したがって、メモリデバイスは、DSメモリバンクと関連付けられた特定のDSレベルを含むPMDにアクセスし得る。
図6Cは、図6Bに説明した例示的なビットマップフォーマット602に従ってモードレジスタに蓄積されたビットマップ値603の一例を説明し、それは、図6Aに説明した例示的な電力モード割り当て601を指し示し得る。例えば、第1のレジスタエントリ620(1、1、1、1、0、0、0、0)は、例示的なバンクマスク変数605の値(B0=1、B1=1、B2=1、B3=1、B4=0、B5=0、B6=0、B7=0)に対応し、第2のレジスタエントリ626(1、0、1、1)は、例示的なバンクグループマスク610の値(BG0=1、BG1=0、BG2=1、BG3=1)に対応する。したがって、メモリデバイスは、モードレジスタにアクセスし、蓄積されたビットマップ値を識別し、それによって、何れのメモリバンク615を(DSモードが割り当てられるメモリバンク615に何れのDSレベルを使用するかと共に)何れの低電力モードに切り替えるべきかを判定するように構成され得る。
図6に提示された例は、変数シーケンスを割り当てる目的で、複数のメモリバンクを一緒にグループ化するマッピングの一例を提供する。こうした方法は、より少数の変数(例えば、12個のモードレジスタ値)がより多数のバンク(例えば、32個のバンク)に低電力モードを割り当てることを可能にし得る。より大きなメモリアレイ等の幾つかの場合、この方法は、メモリバンク615の異なるサブセットに異なる低電力モードを割り当てるという点で柔軟性を依然として可能にしつつ、モードレジスタ内に比較的少数の変数を蓄積するための解決策を提供し得る。図7及び図8に提示する例は、各メモリバンク615を異なる低電力モード(例えば、PDモード又はDSモードの何れか)に個々に割り当てるための方法と、DSモードが割り当てられる各メモリバンク615を特定のDSレベル(例えば、DSレベル320)に更に個々に割り当てるための方法とを説明する。したがって、これらの方法は、各メモリバンク615に割り当てられる低電力モードに渡ってより細かい粒度の制御を提供し得るが、1つ以上のモードレジスタに、より大量の変数を蓄積し得る。幾つかの場合、図6~図8の方法は、様々なメモリバンクに様々な低電力モードを割り当てる様々な方法を提供するために、組み合わされ得、修正され得、又はその他の方法で適合させ得る。様々な量のデータ(例えば、モードレジスタ内の様々な数のビット)は、制御の粒度と柔軟性との間のトレードオフと、関連するオーバーヘッドとを伴う、メモリバンク又はメモリデバイスのその他の部分への低電力モードの割り当てを指し示すことに専用であり得ることを理解すべきである。本明細書に説明されるようなレジスタエントリは、任意の数のモードレジスタ内に蓄積され得ることを更に理解すべきである。
図7A~図7Cは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする電力モードビットマップ703の一例を説明する。電力モードビットマップ703は、PMDをメモリデバイスの1つ以上のモードレジスタに書き込むことを含み得、PMDは、異なるメモリバンクの異なる低電力モードへの割り当てを指し示す。図7の例では、電力モードビットマップ703は、メモリデバイスのメモリバンク毎にユニークな値を含み得る。第1の値(例えば、0)は、第1の低電力モード(例えば、PDモード)と関連付けられ得、第2の値(例えば、1)は、第2の低電力モード(例えば、DSモード)と関連付けられ得る。したがって、各メモリバンクは、各メモリバンクと関連付けられたモードレジスタ値に基づいて、PDモード又はDSモードの何れかに割り当てられ得る。幾つかの場合、電力モードビットマップ703は、複数の異なるDSレベルの内の1つをDSモードのメモリバンクに割り当てるためのDSレベルデータを含み得る。
図7Aは、各メモリバンク715を低電力モードと関連付けるメモリバンク割り当て701の一例を説明する。各メモリバンク715は、バンクマスクアドレス705及びバンクグループマスクアドレス710と関連付けられ得る。例えば、第1のメモリバンク715-aは、第1のバンクマスクアドレス705-a(B0)及び第4のバンクグループマスクアドレス710-d(BG3)に対応するユニークなアドレスを有し得る。すなわち、第1のメモリバンク715-aは、ユニークなアドレスBG3_B0と関連付けられ得る。別の例として、第2のメモリバンク715-bは、第2のバンクマスクアドレス705-e(B4)及び第2のバンクグループマスクアドレス710-d(BG3)に対応する第2のユニークなアドレスを有し得る。したがって、第2のメモリバンク715-bは、ユニークなアドレスBG3_B4と関連付けられ得る。メモリデバイスの各メモリバンクは、ユニークなアドレスと関連付けられ得る。ユニークなアドレスは、メモリバンク毎の低電力モードを指し示すために使用される異なるモードレジスタ値と各メモリバンクを関連付けるために使用され得る。
図7Bは、各ユニークなメモリバンクアドレスを、対応するメモリバンクに対する低電力モードを指し示す値を蓄積するために使用され得るモードレジスタ内の特定のフィールドに相関させるメモリバンク関連性702を説明する。例えば、第1のレジスタエントリ720(PMD[0])は、第1のメモリバンクグループマスク710-a(BG0)内のメモリバンク毎のユニークなレジスタフィールドを含み得る。更に、第1のバンクグループマスク710-a(BG0)内の各メモリバンクが異なるレジスタフィールドに割り当てられるように、第1のレジスタフィールド(0)は、ユニークなバンクアドレスBG0_B0と関連付けられ得、第2のレジスタフィールド(1)は、ユニークなバンクアドレスBG0_B1と関連付けられ得る。幾つかの例では、各レジスタエントリ725、730、及び735(PMD[1]、PMD[2]、及びPMD[3])は、それらの個別のグループ内のメモリバンク毎にユニークなレジスタフィールドを含み得る。したがって、メモリデバイスは、異なるモードレジスタ位置を異なるメモリバンクと関連付けるように構成され得る。
幾つかの場合、メモリバンク関連性702は、DSモードに割り当てられたメモリバンクに対するDSレベルを指し示す値を蓄積するために使用され得る第5のレジスタエントリ740(PMD[4])を含み得る。幾つかの場合、単一のDSレベルは、第4のレジスタエントリ740内に蓄積された値によって指定され得、これは、図6に関連して論じたDSレベルの一例であり得る。
図7Cは、図7Aに説明したメモリバンクの低電力モードへの割り当てに対応する、モードレジスタに蓄積された電力モードビットマップ703の一例を説明する。例えば、第1のレジスタエントリ720(例えば、0、1、0、0、1、1、1、1)は、第1のバンクグループマスク710-a(BG0)内の異なるメモリバンクに各々対応する。第2のレジスタエントリ725(例えば、0、1、0、1、0、0、1、0)は、第2のバンクグループマスク710-b(BG1)内の異なるメモリバンクに各々対応する。第3のレジスタエントリ730及び第4のレジスタエントリ735は、第3のバンクグループマスク710-c(BG2)及び第4のバンクグループマスク710-d(BG3)内の異なるメモリバンクに各々対応する値を夫々含み得る。メモリデバイスは、第1のモードレジスタ値(例えば、0)を第1の低電力モードと関連付け、第2のレジスタ値(例えば、1)を第2の低電力モードと関連付けるように構成され得る。説明する例では、第1のレジスタ値0はDSモードと関連付けられ、第2のレジスタ値1はPDモードと関連付けられる。これに関して、メモリデバイスは、電力モードビットマップ703にアクセスし、メモリバンク毎に低電力モードを判定するように構成され得る。幾つかの場合、メモリデバイスは、DSモードにあるメモリバンクを何れのDS電力モード(例えば、DSレベル)で動作させるべきかを判定するために、第5のレジスタエントリ740にアクセスし得る。例えば、値の第1のセット(例えば、0、1)は第1のDSレベルに対応し得、値の第2のセット(1、0)は第2のDSレベルに対応し得、値の第3セットは第3のDSレベルに対応し得る。
図8A~図8Cは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする電力モードビットマップ803の一例を説明する。電力モードビットマップ803は、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタにPMDを書き込むことを含み得、PMDは、異なるメモリバンクの異なる低電力モードへの割り当てを指し示す。幾つかの場合、電力モードビットマップはまた、DSモードが割り当てられるメモリバンク毎の異なるDSレベルを指し示し得る。図8の例では、電力モードビットマップ803は、メモリデバイスのメモリバンク毎に2つのモードレジスタフィールドを含み得る。2つのモードレジスタフィールド内に蓄積される値は、1つ又は複数の異なる低電力モードをユニークに指し示し得る。例えば、(i)メモリバンクと関連付けられた2つのフィールドが00シーケンスを蓄積する場合、メモリバンクにはPDモードが割り当てられ得、(ii)2つのフィールドが01を蓄積する場合、メモリバンクにはDSレベル1のDSモードが割り当てられ得、(iii)2つのフィールドが10を蓄積する場合、メモリバンクにはDSレベル2のDSモードが割り当てられ得、(iv)2つのフィールドが11を蓄積する場合、メモリバンクにはDSレベル3のDSモードが割り当てられ得る。したがって、各メモリバンクには、各メモリバンクと関連付けられたモードレジスタ内の2つのフィールドに基づいて、低電力モード及びDSレベルが個々に割り当てられ得る。
図8Aは、低電力モードとDSメモリバンクに対するDSレベルとに各メモリバンク815を関連付けるメモリバンク割り当て801の一例を説明する。各メモリバンクは、図7に関連して説明したようなユニークなバンクアドレスと関連付けられ得る。また、各メモリバンクは、DSモードに割り当てられたメモリバンクに使用され得るDSレベルと関連付けられ得る。例えば、第1のメモリバンク815-aは、PDモードに対応する第1のユニークなバンクを有し得る。別の例として、第2のメモリバンク815-bは、DSモード及びDSレベル2に対応する第2のユニークなバンクアドレスを有し得る。
図8Bは、各メモリバンクをモードレジスタ内の2つのフィールドに相関させることによって、各ユニークなバンクアドレスを特定の低電力モードフィールド及びDSレベルフィールドに相関させるメモリバンク関連性802を説明する。例えば、第1のレジスタエントリ(PMD[0])は、各メモリバンクに相関する第1のレジスタフィールド(例えば、BG0_B0_0)及び第2のレジスタフィールド(例えば、BG0_B0_1)を含み得る。第1のレジスタフィールドと第2のレジスタフィールドとの組み合わせは、複数の異なる低電力モード間を区別するために使用され得る。例えば、2つのレジスタフィールドは、バイナリ変数を使用して4つの異なる低電力状態(例えば、各ユニークな変数の組み合わせ00、01、10、11により指し示される異なる電力モード)を指し示すことが可能であり得る。
図8Cは、図8Aに説明した低電力モード及びDSレベルへのメモリバンクの割り当てに対応する、モードレジスタに蓄積された電力モードビットマップ803の一例を説明する。例えば、第1のレジスタエントリ(例えば、0、0、0、0、0、0、0、0)は、メモリバンク(BG0_B0メモリバンク)に対する低電力モードに対応する第1の値(BG0_B0_0=0)及び第2の値(BG0_B0_1=0)を有する。したがって、メモリデバイスは、DSモードで動作するメモリバンクに対する異なるDSレベルを含み得る多数の低電力モードの内の1つにモードレジスタフィールドのシーケンスを関連付けるように構成され得る。
図9は、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするコマンドモード状態図900の一例を説明する。コマンドモード状態図900の機構は、メモリデバイス(例えば、図1~2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。コマンドモード状態図900は、図3を参照して説明したアイドルモード305の一例であり得るアイドルモード905と、図3を参照して説明した低電力モード315、320(例えば、PDモード又はDSモード)の一例であり得る低電力モード910との間でメモリデバイスを切り替えるために使用される1つ以上のコマンド915、920を説明し得る。
幾つかの場合、メモリデバイスは、1つ以上のバンク、バンクグループ、又はバンクレンジ等を1つ以上の低電力モードに切り替えるパワーダウンモード(PDM)コマンド915を介して構成され得る。幾つかの例では、PDMコマンド915は、モードレジスタ内に蓄積されたPMD(例えば、電力モードビットマップ)にアクセスすることなく、メモリバンクを低電力モードに切り替え得る。すなわち、PDMコマンド915は、(例えば、PDMコマンドが受信されたときに動作していた何れかのモードに他のメモリバンクが維持され得る間に)低電力モードに切り替えられる1つ以上のメモリバンクを識別する情報を含み得る。幾つかの例では、PDMコマンド915はまた、メモリバンクが切り替えられる何れかの低電力モード(例えば、PDモード、DSモード、又はDSレベル)を指し示し得る。
幾つかの例では、PDMコマンド915は、メモリバンク識別子(例えば、メモリバンクアドレス)及び低電力モード(例えば、PDモード又はDSモード)を指定することによって、単一のメモリバンクを低電力モードに切り替え得る。このコマンドを受信したメモリデバイスは、コマンドで指し示されたメモリバンク及び低電力モードを識別し、該メモリバンクを指定された低電力モードに切り替えるように構成され得る。
幾つかの例では、PDMコマンド915は、メモリバンクのグループを低電力モードに切り替え得る。PDMコマンド915は、メモリデバイスにおけるメモリバンクのグループと低電力モードとに関連付けられたメモリバンクグループアドレスを含み得る。メモリデバイスは、メモリバンクグループアドレスと関連付けられたメモリバンクを指定された低電力モードに切り替えるように構成され得る。
他の例では、PDMコマンド915は、メモリバンクのレンジを低電力モードに切り替え得る。PDMコマンド915は、レンジ内の最初のメモリバンクを指定する最初のメモリバンクアドレスと、レンジ内の最後のメモリバンクを指定する最後のメモリバンクアドレスと、低電力モードとを含み得る。メモリデバイスは、最初のアドレスと関連付けられたメモリバンク、最後のアドレスと関連付けられたメモリバンク、及び最初のアドレスと最後のアドレスとの間にあるアドレスを有する任意のメモリバンクを含むメモリバンクのレンジを識別し得る。メモリデバイスは、メモリバンクのレンジをPDMコマンド915により指定された低電力モードに切り替え得る。
メモリデバイスは、メモリデバイスの1つ以上の部分を低電力モード910から切り替えるPDM終了コマンド920を介して構成され得る。例えば、PDM終了コマンド920は、アイドルモード905に切り替えられるメモリバンクを識別するように構成され得る。1つ以上の低電力モードで動作しているPDM終了コマンド920で指し示されたメモリバンクは、それらの低電力モードと関連付けられた終了時間内にアイドルモード905に切り替わり得る。幾つかの場合、PDM終了コマンド920及びPDMコマンド915は、コマンドが(低電力モードへ移行するための)PDMコマンド915を含むか、それとも(低電力モードを終了するための)PDM終了コマンド920を含むかを変数の値が指し示す変数を含む単一のコマンドとして実装され得る。
幾つかの例では、PDM終了コマンド920は、メモリバンク識別子(例えば、メモリバンクアドレス)を指定することによって、単一のメモリバンクを低電力モードから切り替え得る。このコマンドを受信したメモリデバイスは、メモリバンクを識別し、該メモリバンクをアイドルモード905又はその他のモードに切り替えるように構成され得る。
幾つかの例では、PDM終了コマンド920は、メモリデバイスにおけるメモリバンクのグループと関連付けられたメモリバンクグループアドレスを含み得る。メモリデバイスは、メモリバンクグループアドレスと関連付けられたメモリバンクを1つ以上の低電力モードから切り替えるように構成され得る。
他の例では、PDM終了コマンド920は、レンジ内の最初のメモリバンクを指定する最初のメモリバンクアドレスと、レンジ内の最後のメモリバンクを指定する最後のメモリバンクアドレスとを含み得る。メモリデバイスは、最初のアドレスと関連付けられたメモリバンク、最後のアドレスと関連付けられたメモリバンク、及び最初のアドレスと最後のアドレスとの間にあるアドレスを有する任意のメモリバンクを含むメモリバンクのレンジを識別し得る。メモリデバイスは、メモリのレンジを、PDM終了コマンド920により指定された1つ以上の低電力モードから切り替え得る。幾つかの場合、PDM終了コマンド920は、メモリバンクの全てを低電力モードから切り替える変数を用いて構成され得る。例えば、PDM終了コマンド920は、低電力モードで動作している各メモリバンクが異なるモード(例えば、アイドルモード)に切り替えられることを指し示すための“オール”変数を含み得る。したがって、コマンド内に含まれる1つ以上のパラメータ(例えば、変数)は、該コマンドに対応する(1つ以上のメモリバンクの)アクション及びアドレスを指し示し得る。
図10は、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする電力レベル消費プロファイル1000の一例を説明する。電力レベル消費プロファイル1000は、PDモードにあるバンク数と、DSモードにあるバンク数とに基づいて、メモリデバイスにおける現在の使用の相対的な推定値を提供し得る。電力レベル消費プロファイル1000は、32個のバンクを備えたメモリデバイスに対する一例を提供するが、これは、概念を説明するために提供され、その他の量のメモリバンクが可能である。電力レベル消費プロファイル1000は、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネント等、本明細書に説明したような1つ以上の低電力モードで動作するメモリデバイスに対する相対的な電流使用を説明し得る。
電力レベル消費プロファイル1000は、電流消費1005の相対的レベル(y軸)を、PDモード1010で動作するメモリバンクの数(x軸)に関連付け得る。全てのバンクのメモリバンク(例えば、32個のメモリバンク)がPDモードで動作している場合、メモリデバイスにおける相対的電流消費1005は100%に分類され得、何れのメモリバンクもPDモードで動作していない(例えば、全てのメモリバンクがDSモードにある)場合、相対的電流消費は40%であり得る。幾つかの場合、例えば、レイテンシ(低電力モードからの終了時間)と電力消費とのバランスをとるために、PDモード及びDSモードで動作するメモリバンクの異なる比率が望まれることがある。電流消費インジケータ1015は、PD及びDSモードにあるバンクの比率と電流消費との間の関係を特徴付け得る。例えば、第1のインデックスポイント1020は、PDモードで動作する9つのメモリバンクとDSモードで動作する23個のメモリバンクとを含む比率に対する相対的電流消費1005に関連し得る。したがって、メモリデバイスがPDモードにある9つのメモリバンクとDSモードにある23個のバンクとを動作させている場合、相対的電流消費は60%であり得る。
メモリデバイスは、PD及びDSモードの各々で動作するメモリバンクの数を判定するために、電力レベル消費プロファイル1000を用いて構成され得る。例えば、メモリデバイスが60%の相対的電流使用1005で動作すると判定した場合、メモリデバイスは9つのバンクをPDモードで動作させるべきであり、23個のバンクをDSモードで動作させるべきであると判定可能であろう。
図11は、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするメモリデバイス1105のブロック図1100を示す。メモリデバイス1105は、図1~図10を参照して説明したようなメモリデバイスの態様の一例であり得る。メモリデバイス1105は、動作モードマネージャ1110、コマンド処理コンポーネント1115、及び電力モードマネージャ1120を含み得る。これらのモジュールの各々は、(例えば、1つ以上のバスを介して)相互に直接又は間接的に通信し得る。
動作モードマネージャ1110は、メモリデバイスを第1のモードで動作させ得、該メモリデバイスはメモリバンクのセットを含む。幾つかの例では、動作モードマネージャ1110は、コマンド及び情報を受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードで、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードで動作させ得る。幾つかの例では、動作モードマネージャ1110は、メモリバンクのセットを個別の第1のモードで動作させ得、メモリバンクの該セットはメモリデバイス内にある。幾つかの例では、動作モードマネージャ1110は、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、第1のメモリバンク上でアクセス動作を実施し得る。幾つかの例では、動作モードマネージャ1110は、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替えた後に、メモリバンクの第1のサブセット上で1つ以上のアクセス動作を実施し得る。
コマンド処理コンポーネント1115は、メモリデバイスを第1のモードで動作させている間に、第1のモードよりも少ない、メモリデバイスによる電力消費に対応する第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、メモリデバイスに対する電力消費のレベルを削減するためのコマンドをメモリデバイスにおいて受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、メモリバンクのセットを個別の第1のモードで動作させている間に、第1のメモリバンクに対する個別の第1のモードよりも低い電力消費レベルに対応する第2のモードで該セットの第1のメモリバンクを動作させることを指し示す信号(Signaling)をメモリデバイスにおいて受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、第1の電力モードから削減された電力モードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、第1のメモリバンクが第1の低電力モードにあり、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、第1の低電力モードと関連付けられた終了コマンドを受信し得る。
幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、メモリデバイスを第2のモードで動作させている間に、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから第1のモードに切り替えるための第2のコマンドを受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、メモリデバイスを第2のモードで動作させている間に、第2のモードをメモリデバイスが終了するための第3のコマンドを受信し得る。
幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することに基づいて、1つ以上のモードレジスタにアクセスし得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、低電力モードのセット内に含まれる第3のモードで該セットの第3のメモリバンクを動作させることを指し示す第2の信号をメモリデバイスにおいて受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから切り替えた後に、削減された電力モードへメモリデバイスが移行するための第2のコマンドを受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、第1のメモリバンクが第1の低電力モードにあり、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信し得る。幾つかの例では、コマンド処理コンポーネント1115は、第1のメモリバンクが第1の低電力モードになく、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信し得る。
幾つかの場合、信号は、低電力モードのセットから選択された低電力モードの指標を含み、選択された該低電力モードは第2のモードである。幾つかの場合、信号は、第1のメモリバンクに固有の識別子を含む。幾つかの場合、信号は、第1のメモリバンクを含むバンクのグループの識別子を含む。幾つかの場合、信号は、第1のメモリバンクに対するバンクアドレスを含むバンクアドレスのレンジに対応する1つ以上の識別子を含む。
電力モードマネージャ1120は、第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することに基づいて、該セットのメモリバンクの第1のサブセットを第1の電力消費レベルに対応する第1の低電力モードに、及び該セットのメモリバンクの第2のサブセットを第1の電力消費レベルよりも低い第2の電力消費レベルに対応する第2の低電力モードに切り替えることによって、メモリデバイスを第2のモードに切り替え得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、メモリデバイスの第1のメモリバンクに第1の低電力モードを、及びメモリデバイスの第2のメモリバンクに第2の低電力モードを割り当てる情報を、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタに書き込み得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、信号を受信することに基づいて、該セットの第2のメモリバンクを該第2のメモリバンクに対する個別の第1のモードに維持している間に、第1のメモリバンクを該第1のメモリバンクに対する個別の第1のモードから第2のモードに切り替え得る。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、コマンドを受信することに基づいて、メモリデバイスの第1のメモリバンクを第1の低電力モードに切り替え得、該第1の低電力モードは、第1の電力消費レベルと関連付けられる。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、コマンドを受信することに基づいて、メモリデバイスの第2のメモリバンクを第2の低電力モードに切り替え得、該第2の低電力モードは、第1の電力消費レベルよりも低い第2の電力消費レベルと関連付けられる。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、終了コマンドを受信することに基づいて、第2のメモリバンクを第2の低電力モードに維持している間に、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから切り替え得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2のコマンドを受信することに基づいて、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替え得る。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替えている間に、メモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードに維持し得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、メモリバンクの第1のサブセット上で1つ以上のアクセス動作を実施している間に、メモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードに維持し得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2のコマンドを受信することに基づいて、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから、及びメモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードから切り替えることによって、メモリデバイスを第2のモードから切り替え得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2の電力消費レベルの指標を受信し得、該第2の電力消費レベルは、第2の低電力モードに対する、メモリデバイスによりサポートされる電力消費レベルのセットの電力消費レベルに対応する。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、メモリバンクの第1のサブセットへの第1の低電力モードの割り当て、及びメモリバンクの第2のサブセットへの第2の低電力モードの割り当てを指し示す情報を受信し得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、該割り当ての指標を1つ以上のモードレジスタに書き込み得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、アクセスすることに基づいて、メモリバンクの第1のサブセットに対する第1の低電力モードと、メモリバンクの第2のサブセットに対する第2の低電力モードとを識別し得、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードに、及びメモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードに切り替えることは、該識別することに基づく。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2の低電力モードと関連付けられた電力消費レベルの指標を1つ以上のモードレジスタに書き込み得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、コマンドを受信することに基づいて、1つ以上のモードレジスタを読み出し得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、1つ以上のモードレジスタを読み出すことに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードで、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードで動作させると判定し得、該動作させることは該判定することに基づく。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、値の第1のセット及び値の第2のセットを書き込み得、メモリデバイス内に含まれるメモリバンクのセットの各々は、値の第1のセットからの第1の値と、値の第2セットからの第2の値との個別の組み合わせに基づいて、対応する低電力モードと関連付けられる。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2の低電力モードと関連付けられた電力消費レベルの指標を書き込み得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、メモリデバイス内に含まれるメモリバンクのセットの各々に対して、第1の低電力モード又は第2の低電力モードの個別の指標を書き込み得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、メモリデバイス内に含まれるメモリバンクのセットの各々に対して、低電力モードのセットの低電力モードの個別の指標を書き込み得、低電力モードの該セットは、第1の低電力モードと、第1の電力消費レベルを有する第2の低電力モードと、第2の電力消費レベルを有する第2の低電力モードとを含む。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2の信号を受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第2のモードに維持している間に、第3のメモリバンクを該第3のメモリバンクに対する個別の第1のモードから第3のモードに切り替え得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、第2のコマンドを受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードに切り替え得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードから切り替え得る。
幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドに基づいて、第2のメモリバンクがアクセス可能になる前に、第1のメモリバンクがアクセス可能になるようにし得る。幾つかの例では、電力モードマネージャ1120は、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信することに基づいて、第2のメモリバンクを第2の低電力モードから切り替え得る。
幾つかの場合、第1の低電力モードは、第2の低電力モードよりも速いウェイクアップ時間に対応する。幾つかの場合、割り当ての指標は、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードと、及びメモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードと関連付ける1つ以上のビットマップを含む。幾つかの場合、第2のモードは、メモリバンクのセットに対する、メモリデバイスによりサポートされる低電力モードのセットの低電力モードであり、低電力モードの該セットの各々は、メモリバンクのセットに対する、メモリデバイスによりサポートされるアイドルモードに対応する電力消費レベルよりも低い個別の電力消費レベルに対応する。
図12は、本開示の態様に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする1つ以上の方法1200を説明するフローチャートを示す。方法1200の動作は、本明細書に説明するように、メモリデバイス又はそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1200の動作は、図11を参照して説明したようなメモリデバイスによって実施され得る。幾つかの例では、メモリデバイスは、説明する機能を実施するためにメモリデバイスの機能的素子を制御するための命令のセットを実行し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、専用のハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実施し得る。
1205において、メモリデバイスは、メモリデバイスを第1のモードで動作させ得、該メモリデバイスはメモリバンクのセットを含む。1205の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1205の動作の態様は、図11を参照して説明したような動作モードマネージャによって実施され得る。
1210において、メモリデバイスは、メモリデバイスを第1のモードで動作させている間に、第1のモードよりも少ない、メモリデバイスによる電力消費に対応する第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信し得る。1210の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1210の動作の態様は、図11を参照して説明したようなコマンド処理コンポーネントによって実施され得る。
1215において、メモリデバイスは、第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することに基づいて、該セットのメモリバンクの第1のサブセットを第1の電力消費レベルに対応する第1の低電力モードに、及び該セットのメモリバンクの第2のサブセットを、第1の電力消費レベルよりも低い第2の電力消費レベルに対応する第2の低電力モードに切り替えることによって、メモリデバイスを第2のモードに切り替え得る。1215の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1215の動作の態様は、図11を参照して説明したような電力モードマネージャによって実施され得る。
幾つかの例では、本明細書に説明するような装置は、方法1200等の1つ以上の方法を実施し得る。装置は、メモリデバイスを第1のモードで動作させることであって、該メモリデバイスはメモリバンクのセットを含むことと、メモリデバイスを第1のモードで動作させている間に、第1のモードよりも少ない、メモリデバイスによる電力消費に対応する第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することと、第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することに基づいて、該セットのメモリバンクの第1のサブセットを第1の電力消費レベルに対応する第1の低電力モードに、及び該セットのメモリバンクの第2のサブセットを、第1の電力消費レベルよりも低い第2の電力消費レベルに対応する第2の低電力モードに切り替えることによって、メモリデバイスを第2のモードに切り替えることのための機構、手段、又は命令(例えば、プロセッサよって実行可能な命令を蓄積する非一時的コンピュータ可読媒体)を含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、メモリデバイスを第2のモードで動作させている間に、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから第1のモードに切り替えるための第2のコマンドを受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替えることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替えている間に、メモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードに維持することのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替えた後に、メモリバンクの第1のサブセット上で1つ以上のアクセス動作を実施することと、メモリバンクの第1のサブセット上で1つ以上のアクセス動作を実施している間に、メモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードに維持することのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、メモリデバイスを第2のモードで動作させている間に、第2のモードをメモリデバイスが終了するための第3のコマンドを受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードから、及びメモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードから切り替えることによって、メモリデバイスを第2のモードから切り替えることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例では、第1の低電力モードは、第2の低電力モードよりも速いウェイクアップ時間に対応する。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、第2の電力消費レベルの指標を受信することであって、該第2の電力消費レベルは、第2の低電力モードに対する、メモリデバイスによりサポートされる電力消費レベルのセットの電力消費レベルに対応することのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、メモリバンクの第1のサブセットへの第1の低電力モードの割り当て、及びメモリバンクの第2のサブセットへの第2の低電力モードの割り当てを指し示す情報を受信することと、該割り当ての指標を1つ以上のモードレジスタに書き込むことのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、第2のモードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することに基づいて、1つ以上のモードレジスタにアクセスすることと、該アクセスすることに基づいて、メモリバンクの第1のサブセットに対する第1の低電力モードと、メモリバンクの第2のサブセットに対する第2の低電力モードとを識別することであって、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードに、及びメモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードに切り替えることは、該識別することに基づき得ることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例では、該割り当ての指標は、メモリバンクの第1のサブセットを第1の低電力モードと、及びメモリバンクの第2のサブセットを第2の低電力モードと関連付ける1つ以上のビットマップを含む。
本明細書に説明する方法1200及び装置の幾つかの例は、第2の低電力モードと関連付けられた電力消費レベルの指標を1つ以上のモードレジスタに書き込むことのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
図13は、本開示の態様に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする1つ以上の方法1300を説明するフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書に説明するように、メモリデバイス又はそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1300の動作は、図11を参照して説明したようなメモリデバイスによって実施され得る。幾つかの例では、メモリデバイスは、説明する機能を実施するためにメモリデバイスの機能的素子を制御するための命令のセットを実行し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、専用のハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実施し得る。
1305において、メモリデバイスは、メモリデバイスの第1のメモリバンクに第1の低電力モードを、及びメモリデバイスの第2のメモリバンクに第2の低電力モードを割り当てる情報をメモリデバイスの1つ以上のモードレジスタに書き込み得る。1305の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1305の動作の態様は、図11を参照して説明したような電力モードマネージャによって実施され得る。
1310において、メモリデバイスは、メモリデバイスに対する電力消費のレベルを削減するためのコマンドをメモリデバイスにおいて受信し得る。1310の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1310の動作の態様は、図11を参照して説明したようなコマンド処理コンポーネントによって実施され得る。
1315において、メモリデバイスは、コマンド及び情報を受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードで、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードで動作させ得る。1315の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1315の動作の態様は、図11を参照して説明したような動作モードマネージャによって実施され得る。
幾つかの例では、本明細書に説明するような装置は、方法1300等の1つ以上の方法を実施し得る。装置は、メモリデバイスの第1のメモリバンクに第1の低電力モードを、及びメモリデバイスの第2のメモリバンクに第2の低電力モードを割り当てる情報をメモリデバイスの1つ以上のモードレジスタに書き込むことと、メモリデバイスに対する電力消費のレベルを削減するためのコマンドをメモリデバイスにおいて受信することと、コマンド及び情報を受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードで、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードで動作させることのための機構、手段、又は命令(例えば、プロセッサによって実行可能な命令を蓄積する非一時的コンピュータ可読媒体)を含み得る。
本明細書に説明する方法1300及び装置の幾つかの例は、コマンドを受信することに基づいて、1つ以上のモードレジスタを読み出すことと、1つ以上のモードレジスタを読み出すことに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードで、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードで動作させると判定することであって、該動作させることは該判定することに基づくことのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1300及び装置の幾つかの例では、情報を1つ以上のモードレジスタに書き込むことは、値の第1のセット及び値の第2のセットを書き込むことであって、メモリデバイス内に含まれるメモリバンクのセットの各々は、値の第1のセットからの第1の値と値の第2のセットからの第2の値との個別の組み合わせに基づいて、対応する低電力モードと関連付けられ得ることのための動作、機構、手段、又は命令を含み得る。
本明細書に説明する方法1300及び装置の幾つかの例では、情報を1つ以上のモードレジスタに書き込むことは、第2の低電力モードと関連付けられた電力消費レベルの指標を書き込むことのための動作、機構、手段、又は命令を含み得る。
本明細書に説明する方法1300及び装置の幾つかの例では、情報を1つ以上のモードレジスタに書き込むことは、メモリデバイス内に含まれるメモリバンクのセットの各々に対して、第1の低電力モード又は第2の低電力モードの個別の指標を書き込むことのための動作、機構、手段、又は命令を含み得る。
本明細書に説明する方法1300及び装置の幾つかの例では、情報を1つ以上のモードレジスタに書き込むことは、メモリデバイス内に含まれるメモリバンクのセットの各々に対して、低電力モードのセットの低電力モードの個別の指標を書き込むことであって、低電力モードの該セットは、第1の低電力モードと、第1の電力消費レベルを有する第2の低電力モードと、第2の電力消費レベルを有する第2の低電力モードとを含むことのための動作、機構、手段、又は命令を含み得る。
図14は、本開示の態様に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする1つ以上の方法1400を説明するフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書に説明するように、メモリデバイス又はそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1400の動作は、図11を参照して説明したようなメモリデバイスによって実施され得る。幾つかの例では、メモリデバイスは、説明する機能を実施するためにメモリデバイスの機能的素子を制御するための命令のセットを実行し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、専用のハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実施し得る。
1405において、メモリデバイスは、メモリバンクのセットを個別の第1のモードで動作させ得、メモリバンクの該セットはメモリデバイス内にある。1405の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1405の動作の態様は、図11を参照して説明したような動作モードマネージャによって実施され得る。
1410において、メモリデバイスは、メモリバンクのセットを個別の第1のモードで動作させている間に、該セットの第1のメモリバンクを該第1のメモリバンクに対する個別の第1のモードよりも低い電力消費レベルに対応する第2のモードで動作させることを指し示す信号をメモリデバイスにおいて受信し得る。1410の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1410の動作の態様は、図11を参照して説明したようなコマンド処理コンポーネントによって実施され得る。
1415において、メモリデバイスは、信号を受信することに基づいて、該セットの第2のメモリバンクを該第2のメモリバンクに対する個別の第1のモードに維持している間に、第1のメモリバンクを該第1のメモリバンクに対する個別の第1のモードから第2のモードに切り替え得る。1415の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1415の動作の態様は、図11を参照して説明したような電力モードマネージャによって実施され得る。
幾つかの例では、本明細書に説明するような装置は、方法1400等の1つ以上の方法を実施し得る。装置は、メモリバンクのセットを個別の第1のモードで動作させることであって、メモリバンクの該セットはメモリデバイス内にあることと、メモリバンクのセットを個別の第1のモードで動作させている間に、該セットの第1のメモリバンクを該第1のメモリバンクに対する個別の第1のモードよりも低い電力消費レベルに対応する第2のモードで動作させることを指し示す信号をメモリデバイスにおいて受信することと、信号を受信することに基づいて、該セットの第2のメモリバンクを該第2のメモリバンクに対する個別の第1のモードに維持している間に、第1のメモリバンクを該第1のメモリバンクに対する個別の第1のモードから第2のモードに切り替えることのための機構、手段、又は命令(例えば、プロセッサによって実行可能な命令を蓄積する非一時的コンピュータ可読媒体)を含み得る。
本明細書に説明する方法1400及び装置の幾つかの例では、第2のモードは、メモリバンクのセットに対する、メモリデバイスによりサポートされる低電力モードのセットの低電力モードであり得、低電力モードのセットの各々は、メモリバンクのセットに対する、メモリデバイスによりサポートされるアイドルモードに対応する電力消費レベルよりも低くてもよい個別の電力消費レベルに対応し、該信号は、低電力モードのセットから選択された低電力モードの指標を含み、選択された該低電力モードは第2のモードである。
本明細書に説明する方法1400及び装置の幾つかの例は、該セットの第3のメモリバンクを、低電力モードのセット内に含まれる第3のモードで動作させることを指し示す第2の信号をメモリデバイスにおいて受信することと、第2の信号を受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第2のモードに維持している間に、第3のメモリバンクを該第3のメモリバンクに対するの個別の第1のモードから第3のモードに切り替えることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1400及び装置の幾つかの例では、信号は、第1のメモリバンクに固有の識別子を含む。
本明細書に説明する方法1400及び装置の幾つかの例では、信号は、第1のメモリバンクを含むバンクのグループの識別子を含む。
本明細書に説明する方法1400及び装置の幾つかの例では、信号は、第1のメモリバンクに対するバンクアドレスを含むバンクアドレスのレンジに対応する1つ以上の識別子を含む。
図15は、本開示の態様に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートする1つ以上の方法1500を説明するフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書に説明するように、メモリデバイス又はそのコンポーネントによって実装され得る。例えば、方法1500の動作は、図11を参照して説明したようなメモリデバイスによって実施され得る。幾つかの例では、メモリデバイスは、説明する機能を実施するためにメモリデバイスの機能的素子を制御するための命令のセットを実行し得る。追加的又は代替的に、メモリデバイスは、専用のハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実施し得る。
1505において、メモリデバイスは、第1の電力モードから、削減された電力モードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信し得る。1505の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1505の動作の態様は、図11を参照して説明したようなコマンド処理コンポーネントによって実施され得る。
1510において、メモリデバイスは、コマンドを受信することに基づいて、メモリデバイスの第1のメモリバンクを第1の低電力モードに切り替え得、該第1の低電力モードは、第1の電力消費レベルと関連付けられる。1510の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1510の動作の態様は、図11を参照して説明したような電力モードマネージャによって実施され得る。
1515において、メモリデバイスは、コマンドを受信することに基づいて、メモリデバイスの第2のメモリバンクを第2の低電力モードに切り替え得、該第2の低電力モードは、第1の電力消費レベルよりも低い第2の電力消費レベルと関連付けられる。1515の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1515の動作の態様は、図11を参照して説明したような電力モードマネージャによって実施され得る。
1520において、メモリデバイスは、第1のメモリバンクが第1の低電力モードにあり、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、第1の低電力モードと関連付けられた終了コマンドを受信し得る。1520の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1520の動作の態様は、図11を参照して説明したようなコマンド処理コンポーネントによって実施され得る。
1525において、メモリデバイスは、終了コマンドを受信することに基づいて、第2のメモリバンクを第2の低電力モードに維持している間に、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから切り替え得る。1525の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1525の動作の態様は、図11を参照して説明したような電力モードマネージャによって実施され得る。
1530において、メモリデバイスは、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、第1のメモリバンク上でアクセス動作を実施し得る。1530の動作は、本明細書に説明する方法に従って実施され得る。幾つかの例では、1530の動作の態様は、図11を参照して説明したような動作モードマネージャによって実施され得る。
幾つかの例では、本明細書に説明するような装置は、方法1500等の1つ以上の方法を実施し得る。装置は、第1の電力モードから削減された電力モードへメモリデバイスが移行するためのコマンドを受信することと、コマンドを受信することに基づいて、メモリデバイスの第1のメモリバンクを第1の低電力モードに切り替えることであって、該第1の低電力モードは第1の電力消費レベルと関連付けられることと、コマンドを受信することに基づいて、メモリデバイスの第2のメモリバンクを第2の低電力モードに切り替えることであって、該第2の低電力モードは、第1の電力消費レベルよりも低い第2の電力消費レベルと関連付けられることと、第1のメモリバンクが第1の低電力モードにあり、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、第1の低電力モードと関連付けられた終了コマンドを受信することと、終了コマンドを受信することに基づいて、第2のメモリバンクを第2の低電力モードに維持している間に、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから切り替えることと、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにある間に、第1のメモリバンク上でアクセス動作を実施することのための機構、手段、又は命令(例えば、プロセッサによって実行可能な命令を蓄積する非一時的コンピュータ可読媒体)を含み得る。
本明細書に説明する方法1500及び装置の幾つかの例は、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから切り替えた後に、削減された電力モードへメモリデバイスが移行するための第2のコマンドを受信することと、第2のコマンドを受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードに切り替えることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1500及び装置の幾つかの例は、第1のメモリバンクが第1の低電力モードにあり得、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにあり得る間に、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信することと、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信することに基づいて、第1のメモリバンクを第1の低電力モードから、及び第2のメモリバンクを第2の低電力モードから切り替えることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1500及び装置の幾つかの例は、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドに基づいて、第2のメモリバンクがアクセス可能になり得る前に、第1のメモリバンクがアクセス可能になり得ることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
本明細書に説明する方法1500及び装置の幾つかの例は、第1のメモリバンクが第1の低電力モードにないことがあり、第2のメモリバンクが第2の低電力モードにあり得る間に、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信することと、削減された電力モードをメモリデバイスが終了するためのコマンドを受信することに基づいて、第2のメモリバンクを第2の低電力モードから切り替えることのための動作、機構、手段、又は命令を更に含み得る。
上記に説明した方法は可能な実装を説明すること、動作及びステップは、再配置され得、さもなければ修正され得ること、並びに他の実装が可能であることに留意すべきである。更に、方法の内の2つ以上からの部分は組み合わされ得る。
装置を説明する。装置は、メモリデバイス内のメモリバンクのセットであって、該セットの各メモリバンクは、アクセスモードと、アクセスモードよりも少ない電力消費に対応する第1の低電力モードと、第1の低電力モードより少ない電力消費に対応する第2の低電力モードとをサポートする、メモリバンクの該セットと、メモリバンクのセットと結合され、該セットの他のメモリバンクがアクセスモード、第1の低電力モード、又は第2の低電力モードの何れにあるか否かとは無関係に、該セットの少なくとも1つのメモリバンクをアクセスモード、第1の低電力モード、又は第2の低電力モードの内の1つを含む選択されたモードで装置に動作させるように構成されたコントローラとを含み得る。
装置の幾つかの例は、メモリバンクのセットの第1のサブセットへの第1の低電力モードの割り当て、及びメモリバンクのセットの第2のサブセットへの第2の低電力モードの割り当てを蓄積するように構成された1つ以上のモードレジスタを含み得る。
幾つかの例は、メモリデバイスに対する電力消費の量を削減するためのコマンドをメモリデバイスが受信することに基づいて1つ以上のモードレジスタにアクセスすることと、1つ以上のモードレジスタにアクセスすることに基づいて、メモリバンクのセットの第1のサブセットを第1の低電力モードで、及びメモリバンクのセットの第2のサブセットを第2の低電力モードで動作させることを更に含み得る。
幾つかの例では、第2の低電力モードに対する電力消費レベルは、電力消費レベルのセットの中から選択可能であり得、1つ以上のモードレジスタは、第2の低電力モードに対する選択された電力消費レベルの指標を蓄積するように更に構成され得る。
幾つかの例は、第1の低電力モードに対する終了コマンドをメモリデバイスが受信することに少なくとも部分的に基づいて、メモリバンクのセットの第1のサブセットを第1の低電力モードから切り替え、メモリバンクのセットの第2のサブセットを第2の低電力モードに維持することを更に含み得る。
幾つかの例では、メモリバンクのセットの各々は、第1の低電力モードから切り替えられた場合に第1のレイテンシでアクセス動作可能になり、第2の低電力モードから切り替えられた場合に第2のレイテンシでアクセス動作可能になり、第1のレイテンシは、第2のレイテンシよりも短いことをするように構成され得る。
幾つかの例は、メモリバンクのセットの第1のサブセットに対して第1の低電力モードを、及びメモリバンクのセットの第2のサブセットに対して第2の低電力モードを指し示す1つ以上のコマンドをメモリデバイスが受信することに基づいて、メモリバンクのセットの第1のサブセットを第1の低電力モードで、及びメモリバンクのセットの第2のサブセットを第2の低電力モードで動作させることを更に含み得る。
モードレジスタ又は関連するコマンド(例えば、MRWコマンド)に関して本明細書に説明する態様はまた、他のタイプのレジスタ又は任意の他のタイプのストレージ及び関連するコマンド(例えば、そうした他のタイプのレジスタ又はストレージを読み出す又は書き込むためのコマンド)を使用して実装され得ることを理解すべきである。
本明細書に説明する情報及び信号は、様々な異なる科学技術及び技術の内の何れかを使用して表され得る。例えば、上述の説明全体通じて言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光粒子、又はそれらの任意の組み合わせにより表され得る。幾つかの図面は、(複数の)信号を単一の信号として説明し得るが、バスが様々なビット幅を有し得る場合に、信号が信号のバスを表し得ることは、当業者により理解されるであろう。
用語“電子通信”、“導電的に接触”、“接続される”、及び“結合される”は、コンポーネント間の信号の流れをサポートするコンポーネント間の関係を指し得る。コンポーネント間の信号の流れを何時でもサポートし得る何らかの導電経路がコンポーネント間にある場合、コンポーネントは、相互に電子通信する(又は導電的に接触する、又は接続される、又は結合される)とみなされる。任意の所与の時間において、相互に電子通信する(又は導電的に接触する、又は接続される、又は結合される)コンポーネント間の導電経路は、接続されるコンポーネントを含むデバイスの動作に基づいて開回路又は閉回路であり得る。接続されるコンポーネント間の導電経路は、コンポーネント間の直接の導電経路であり得、又は接続されるコンポーネント間の導電経路は、スイッチ、トランジスタ、若しくはその他のコンポーネント等の介在コンポーネントを含み得る間接的な導電経路であり得る。幾つかの場合、接続されるコンポーネント間の信号の流れは、例えば、スイッチ又はトランジスタ等の1つ以上の介在コンポーネントを使用して一時的に中断され得る。
用語“結合する”は、信号が導電経路を介してコンポーネント間で通信することが現在可能ではないコンポーネント間の開回路の関係から、信号が導電経路を介してコンポーネント間で通信され得るコンポーネント間の閉回路の関係へ移行する状態を指す。コントローラ等のコンポーネントが他のコンポーネントを相互に結合する場合、該コンポーネントは、信号の流れを以前は許さなかった導電経路を介して、他のコンポーネント間を信号が流れること可能にする変化を開始する。
用語“絶縁される”は、信号がコンポーネント間を現在流れることが可能ではないコンポーネント間の関係を指す。コンポーネントは、それらの間に開回路がある場合、相互に絶縁される。例えば、コンポーネント間に位置付けられたスイッチによって分離された2つのコンポーネントは、スイッチが開放されている場合に相互に絶縁される。コントローラが2つのコンポーネントを相互に絶縁する場合、コントローラは、信号の流れを以前は許していた導電経路を使用して信号がコンポーネント間を流れることを防止する変更に影響を与える。
本明細書で使用する用語“レイヤ”は、幾何学的構造体の層又はシートを指す。各レイヤは3つの次元(例えば、高さ、幅、及び深さ)を有し得、表面の少なくとも一部分を覆い得る。例えば、レイヤは、2つの次元が第3よりも大きい3次元構造体、例えば、薄膜であり得る。レイヤは、様々な素子、コンポーネント、及び/又は材料を含み得る。幾つかの場合、1つのレイヤは2つ以上のサブレイヤを含み得る。添付の図の幾つかでは、説明目的のために、3次元レイヤの2次元が描写されている。
本明細書で使用するとき、用語“電極”は、導電体を指し得、幾つかの場合、メモリセル又はメモリアレイの他のコンポーネントへの電気的コンタクトとして用いられ得る。電極は、メモリアレイの素子又はコンポーネント間の導電経路を提供するトレース、ワイヤ、導電線、又は導電性レイヤ等を含み得る。
メモリアレイを含む本明細書で論じるデバイスは、シリコン、ゲルマニウム、シリコン-ゲルマニウム合金、ヒ化ガリウム、窒化ガリウム等の半導体基板上で形成され得る。幾つかの場合、該基板は半導体ウエハである。その他の場合、該基板は、シリコンオングラス(SOG)若しくはシリコンオンサファイア(SOP)等のシリコンオンインシュレータ(SOI)基板、又は別の基板上の半導体材料のエピタキシャルレイヤであり得る。基板又は基板のサブ領域の導電性は、リン、ホウ素、又はヒ素を含むがそれらに限定されない様々な化学種を使用したドーピングを通じて制御され得る。ドーピングは、イオン注入により、又は任意のその他のドーピング手段により、基板の初期の形成又は成長の間に実施され得る。
本明細書で論じるスイッチングコンポーネント又はトランジスタは、電界効果トランジスタ(FET)を表し得、ソース、ドレイン、及びゲートを含む3端子デバイスを含み得る。端子は、導電性材料、例えば、金属を通じて他の電子素子に接続され得る。ソース及びドレインは、導電性であり得、高濃度にドープされた、例えば、縮退した、半導体領域を含み得る。ソース及びドレインは、低濃度にドープされた半導体領域又はチャネルによって分離され得る。チャネルがn型(すなわち、主たるキャリアが電子)である場合、該FETはn型FETと称され得る。チャネルがp型(すなわち、主たるキャリアがホール)である場合、該FETはp型FETと称され得る。チャネルは、絶縁ゲート酸化物によって覆われ得る。チャネルの導電性は、ゲートに電圧を印加することによって制御され得る。例えば、正の電圧又は負の電圧をn型FET又はp型FETに夫々印加することは、チャネルが導電性になることをもたらし得る。トランジスタの閾値電圧以上の電圧がトランジスタのゲートに印加された場合、トランジスタは“オン”に又は“活性化”され得る。トランジスタの閾値電圧未満の電圧がトランジスタのゲートに印加された場合、トランジスタは“オフ”に又は“不活性化”され得る。
添付の図面に関連して本明細書に記載される説明は、例示的構成を説明し、実装され得る又は請求項の範囲内にある全ての例を表さない。本明細書で使用する用語“例示的”は、“好適”又は“その他の例よりも有利”ではなく“一例、実例、又は説明として役立つこと”を意味する。詳細な説明は、説明する技術の理解を提供するための具体的詳細を含む。これらの技術は、しかしながら、これらの具体的詳細なしに実践され得る。幾つかの実例では、説明する例の概念を不明確にすることを避けるために、周知の構造体及びデバイスはブロック図の形式で示されている。
本明細書の例は、幾つかの場合、1つ以上のタイプのメモリデバイス(例えば、DRAM又はFeRAMメモリデバイス)に関して説明され得るが、本明細書の教示は、任意のタイプのメモリデバイスに適用され得ることを理解すべきである。
添付の図では、同様のコンポーネント又は機構は、同じ参照ラベルを有し得る。更に、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルに続いてダッシュと、同様のコンポーネントの間で区別する第2のラベルとを付すことにより区別され得る。明細書において第1の参照ラベルのみが使用される場合、説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントの内の何れか1つに適用可能である。
本明細書の開示と関連して説明する様々な説明ブロック及びモジュールは、本明細書に説明する機能を実施するように設計された汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGA若しくはその他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、又はそれらの任意の組み合わせを用いて実装又は実施され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代わりに、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシーンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組み合わせ(例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つ以上のマイクロプロセッサ、又は任意のその他のこうした構成)として実装され得る。
本明細書に説明する機能は、ハードウェア、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの任意の組み合わせで実装され得る。プロセッサにより実行されるソフトウェアで実装される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つ以上の命令又はコードとして蓄積され得、又は送信され得る。その他の例及び実装は、開示及び添付の請求項の範囲内である。例えば、ソフトウェアの性質に起因して、上で説明した機能は、プロセッサにより実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、配線、又はこれらの任意の組み合わせを使用して実装され得る。機能を実装する機構はまた、機能の(複数の)部分が異なる物理的場所において実装されるように分散されることを含め、様々な位置に物理的に設置され得る。また、請求項を含む本明細書で使用するとき、項目のリスト(例えば、“少なくとも1つの”又は“の内の1つ以上”等の句により前置きされる項目のリスト)に使用されるような“又は”は、例えば、A、B、又はCの内の少なくとも1つのリストがA又はB又はC又はAB又はAC又はBC又はABC(すなわち、A及びB及びC)を意味するように包含的リストを指し示す。また、本明細書で使用するとき、句“基づいて”は、条件の閉集合への言及として解釈されないであろう。例えば、“条件Aに基づいて”として説明する例示的ステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件A及び条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用するとき、句“基づいて”は、句“少なくとも部分的に基づいて“と同じ方法で解釈されるであろう。
コンピュータ可読媒体は、非一時的コンピュータストレージ媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。非一時的ストレージ媒体は、汎用又は専用のコンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。例として、非限定的に、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROM若しくはその他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ若しくはその他の磁気ストレージデバイス、又は命令若しくはデータ構造の形式で所望のプログラムコード手段を搬送又は蓄積するために使用され得、汎用若しくは専用コンピュータ、若しくは汎用若しくは専用プロセッサによりアクセス可能である任意のその他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続はコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。例えば、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波等の無線技術を使用して、ソフトウェアがウェブサイト、サーバ、又はその他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、又は赤外線、無線、及びマイクロ波等の無線技術は媒体の定義に含まれる。ディスク(disk)及びディスク(disc)は、本明細書で使用するとき、CD、レーザーディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、及びブルーレイディスクを含み、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生する一方、ディスク(disc)はレーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組み合わせも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
本明細書の説明は、当業者が開示を製作又は使用可能なように提供されている。開示への様々な修正は当業者に分かるであろうし、本明細書で定義される包括的な原理は開示の範囲を逸脱することなくその他の変形に適用され得る。したがって、開示は、本明細書に説明した例及び設計に限定されず、本明細書に開示した原理及び新規の機構と一致する最も広い範囲に一致する。
図4Aは、本明細書に開示するような例に従ったバンク構成可能な電力モードをサポートするコマンドモード状態図401の一例を説明する。コマンドモード状態図401の機構は、メモリデバイス(例えば、図1~図2を参照して説明したメモリデバイス110、メモリダイ160、若しくはメモリダイ200)、又は図1~図2を参照して説明したメモリデバイスコントローラ155、ローカルメモリコントローラ165、若しくはローカルメモリコントローラ265等のメモリデバイスの1つ以上のコンポーネントによって実施され得る。コマンドモード状態図401は、図3を参照して説明したアイドルモード305の一例であり得るアイドルモード405と、図3を参照して説明した低電力モード320(例えば、DSモード)の一例であり得る低電力モード415との間でメモリデバイスを切り替えるために使用される1つ以上のコマンド425、426を説明し得る。幾つかの場合、メモリデバイスの1つ以上のモードレジスタにデータを書き込むために、モードレジスタ書き込み(MRW)コマンド430が使用され得る。
図6Cは、図6Bに説明した例示的なビットマップフォーマット602に従ってモードレジスタに蓄積されたビットマップ値603の一例を説明し、それは、図6Aに説明した例示的な電力モード割り当て601を指し示し得る。例えば、第1のレジスタエントリ620(1、1、1、1、0、0、0、0)は、例示的なバンクマスク変数605の値(B0=1、B1=1、B2=1、B3=1、B4=0、B5=0、B6=0、B7=0)に対応し、第2のレジスタエントリ625(1、0、1、1)は、例示的なバンクグループマスク610の値(BG0=1、BG1=0、BG2=1、BG3=1)に対応する。したがって、メモリデバイスは、モードレジスタにアクセスし、蓄積されたビットマップ値を識別し、それによって、何れのメモリバンク615を(DSモードが割り当てられるメモリバンク615に何れのDSレベルを使用するかと共に)何れの低電力モードに切り替えるべきかを判定するように構成され得る。
幾つかの場合、メモリバンク関連性702は、DSモードに割り当てられたメモリバンクに対するDSレベルを指し示す値を蓄積するために使用され得る第5のレジスタエントリ740(PMD[4])を含み得る。幾つかの場合、単一のDSレベルは、第4のレジスタエントリ735内に蓄積された値によって指定され得、これは、図6に関連して論じたDSレベルの一例であり得る。