JP2022542018A - 静電粒子整列装置及び方法 - Google Patents

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Abstract

基材上で研磨粒子を整列させる方法。本方法は、基材を供給することを含む。本方法はまた、研磨粒子を供給することを含む。本方法はまた、調節された静電場を発生させることを含む。調節された静電場は、第1の時間に第1の有効方向を有するとともに第2の時間に第2の有効方向を有するように、構成される。静電場は、研磨粒子をz方向及びy方向の両方において回転的に整列させるように構成される。

Description

様々な種類の研磨物品が当該技術分野において既知である。例えば、被覆研磨物品は一般に、樹脂性バインダー材料によってバッキングに接着された研磨粒子を有する。例としては、バッキングに接着された精密成形(precisely shaped)研磨材複合体を有する研磨紙及び構造化研磨材が挙げられる。研磨材複合体は一般に、研磨粒子及び樹脂性バインダーを含む。
結合研磨粒子は、樹脂性又はガラス質であり得るバインダー母材中に保持された研磨粒子を含む。例としては、回転砥石(grindstone)、カットオフホイール、ホーン(hone)、及び砥石(whetstone)が挙げられる。
例えば被覆研磨物品及び結合研磨物品などの研磨物品における、研磨粒子の整列及び配向は、長年にわたって絶えず関心を集めてきた。
例えば、被覆研磨物品は、バッキングに対して垂直な長手軸線を有する破砕研磨粒子を整列させるために使用されている、研磨粒子の静電コーティングなどの技術を使用して作製されている。同様に、成形研磨粒子の整列は、米国特許出願公開第2013/0344786(A1)号(Keipert)に開示されているような機械的な方法によって行われている。
結合研磨物品における研磨粒子の精確な配置及び配向は、特許文献に記載されている。例えば、米国特許第1,930,788号(Buckner)は、磁束を使用して結合研磨物品中で鉄粉の薄いコーティングを有する砥粒を配向することについて記載している。同様に、英国(GB)特許第396,231号(Buckner)は、結合研磨物品中で砥粒を配向するために、磁場を使用して鉄粉又は鋼粉の薄いコーティングを有する砥粒を配向することについて記載している。この技術を使用すると、研磨粒子は結合されたホイール内で半径方向に配向された。
米国特許出願公開第2008/0289262(A1)号(Gao)は、均一な分布、アレイ状パターン、及び好ましい配向で研磨粒子を作製するための装置を開示している。電流を使用して磁場を形成することによって、軟磁性の針状金属スティックに、軟磁性材料でメッキされた研磨粒子を吸収又は放下させる。
静電場を使用して研磨物品の被覆バッキングに砥粒を適用することは周知である。例えば、1945年にMinnesota Mining and Manufacturing Companyに発行された米国特許第2,370,636号は、静電場を使用して砥粒の配向に影響を与えて、各砥粒の長い方の寸法をバッキングの表面に対して実質的に直立(起立)させることを開示している。
研磨粒子を基材上に整列させる方法。本方法は、基材を供給することを含む。本方法はまた、研磨粒子を提供することを含む。本方法はまた、調節された静電場を発生させることを含む。調節された静電場は、第1の時間に第1の有効方向を有するとともに第2の時間に第2の有効方向を有するように、構成される。静電場は、研磨粒子をz方向及びy方向の両方において回転的に整列させるように構成される。
当業者には、本考察は例示的な実施形態の説明に過ぎず、本開示のより広範な態様を限定することを意図するものではなく、このより広範な態様は例示的な構成において具現化されることが理解されよう。
本発明の一実施形態における基材に粒子を適用するための静電システムを示す。 粒子の一例をX-Y-Z座標系で示す。 図1Aの静電システムの回転範囲を示す。 本発明の一実施形態における、調節された静電場を提供するための例示的なシステム及び生成された有効な静電場を示す。 本発明の一実施形態における、調節された静電場を提供するための例示的なシステム及び生成された有効な静電場を示す。 本発明の一実施形態における、調節された静電場を提供するための例示的なシステム及び生成された有効な静電場を示す。 本発明の一実施形態における、調節された静電場を提供するための別の例示的なシステム及び生成された有効な静電場を示す。 本発明の一実施形態における、調節された静電場を提供するための別の例示的なシステム及び生成された有効な静電場を示す。 本発明の一実施形態における、調節された静電場を提供するための別の例示的なシステム及び生成された有効な静電場を示す。 本発明の一実施形態における、基材上の粒子を整列させるための方法を示す。 本発明の実施形態に係る例示的な静電システムを示す。 本発明の実施形態に係る例示的な静電システムを示す。 本発明の一実施形態における、バッキング上の整列された粒子を示す。 本発明の一実施形態における、バッキング上の整列された粒子を示す。 本発明の一実施形態における、バッキング上の整列された粒子を示す。 本発明の一実施形態における、バッキング上で粒子を整列させるためのシステムを示す。 本発明の一実施形態における、バッキング上で粒子を整列させるためのシステムを示す。 本発明の実施形態に係る例示的な静電システムを示す。 本発明の実施形態に係る例示的な静電システムを示す。 本発明の実施形態に係る例示的な静電システムを示す。 本発明の実施形態に係る例示的な静電システムを示す。
定義
本明細書で使用するとき、「備える(comprise)」、「有する(have)」、及び「含む(include)」という単語の形態は、法的に等価であり、オープンエンドである。したがって、列挙された要素、機能、ステップ、又は限定に加えて、列挙されていない追加の要素、機能、ステップ、又は限定が存在してもよい。
本明細書で使用するとき、末端値による数値範囲の記述には、その範囲内に包含されるあらゆる数値が含まれる(例えば、1~5は、1、1.5、2、2.75、3、3.8、4、及び5等を含む)。
特に指示がない限り、明細書及び実施形態で使用される分量又は成分、性質の測定値などを表す全ての数は、全ての例において、用語「約」により修飾されることを理解されたい。したがって、反対の指示がない限り、前述の明細書及び添付の実施形態のリストにおいて述べる数値パラメータは、本開示の教示を利用して当業者が得ようとする所望の特性に応じて変化し得る。最低でも、各数値パラメータは少なくとも、報告される有効桁の数に照らして通常の丸め技法を適用することにより解釈されるべきであるが、このことは請求項記載の実施形態の範囲への均等論の適用を制限しようとするものではない。
数値又は形状への言及に関する用語「約」又は「およそ」は、数値又は特性若しくは特徴の+/-5パーセントを意味するが、明示的に、数値又は特性若しくは特徴の+/-5パーセント以内の任意の狭い範囲及び正確な数値もまた含むことを理解されたい。例えば、「約」100℃の温度は95℃~105℃の温度を指すが、温度の任意のより狭い範囲、又は更にはその範囲内の単一の温度をも明示的に含み、例えば、ちょうど100℃の温度を含む。例えば、「約」1Pa・secの粘度とは、0.95~1.05Pa・secの粘度を指すが、ちょうど1Pa・secの粘度も明示的に含む。同様に、「実質的に正方形」の外辺部とは、各側縁部が別の側縁部の長さの95%~105%の長さを有する、4つの側縁部を有する幾何形状を説明することを意図するが、これには各側縁部がちょうど同じ長さを有する幾何形状も含まれる。
特性又は特徴に関する用語「実質的に」は、その特性又は特徴が、その特性又は特徴の反対のものが呈される程度よりも高い程度で呈されることを意味する。例えば、「実質的に」透明な基材は、それが透過しない(例えば、吸収する及び反射する)放射線よりも多くの放射線(例えば、可視光)を透過する基材を指す。この場合、その表面上に入射する可視光のうちの50%より多くを透過する基材は、実質的に透明であるが、その表面上に入射する可視光のうちの50%以下を透過する基材は、実質的に透明ではない。
用語「長さ」は、物体の外面から外面までの最長寸法を指す。
用語「幅」は、その長さに対して垂直な物体の最長寸法を指す。
用語「厚さ」は、その長さ及び幅の両方に対して垂直な物体の最長寸法を指す。
用語「アスペクト比」は、最大寸法を、その最大寸法によって規定される軸線に沿って存在する最大寸法で割ったものとして定義される。
用語「調節された静電場」は、方向と、場合によっては大きさとが変化する静電場を指す。変化は連続的であっても離散的であってもよく、例えば、電極が正の帯電から負の帯電に変化してもよい。
接尾辞「(複数可)」は、修飾された単語が単数又は複数であり得ることを示す。
用語「単分散」は、全ての粒子がほぼ同じサイズであるサイズ分布を記述するものである。
用語「a]、「an」及び「the」は、その内容が明確に指示しない限り、複数の指示対象を含む。したがって、例えば、「化合物(a compound)」を含有する材料への言及は、2つ又はそれ以上の化合物の混合物を含む。
「セラミック」という用語は、酸素、炭素、窒素、又は硫黄と組み合わされた、少なくとも1つの金属元素(ケイ素を含んでもよい)で作製された、様々な硬質、脆性、耐熱性及び耐食性材料のいずれかを指す。セラミックスは、例えば、結晶質又は多結晶質であってもよい。
セラミック粒子は、成形(例えば、精密成形)されていても、又はランダムであっても(例えば、破砕されていても及び/若しくは板状であっても)よい。成形セラミック粒子及び精密成形セラミック粒子は、例えば、米国特許第5,201,916号(Berg)、同第5,366,523号(Rowenhorst(Re 35,570))、同第5,984,988号(Berg)、同第8,142,531号(Adefrisら)、及び米国特許第8,764,865号(Bodenら)に記載されている、ゾル-ゲル技術を用いた成形プロセスによって調製することができる。
セラミック粒子の例示的な形状としては、破砕したもの、角錐(例えば、3面、4面、5面、又は6面の角錐)、切頭角錐(例えば、3面、4面、5面、又は6面の切頭角錐)、円錐、切頭円錐、ロッド(例えば、円筒形、虫状(vermiform))、及び角柱(例えば、3面、4面、5面、又は6面の角柱)が挙げられる。いくつかの実施形態では(例えば、切頭角錐及び角柱)、セラミック粒子はそれぞれ、複数の側面ファセットによって互いに接続された2つの対向する主ファセットを有する小板を含む。
「~を本質的に含まない」という用語は、参照される物体の合計重量に基づいて、その5重量パーセント未満(例えば4、3、2、1、0.1重量パーセント未満、又は更には0.01重量パーセント未満、又は更には全く含まない)を含むことを意味する。
用語「精密成形研磨粒子」は、研磨粒子の少なくとも一部が、焼結されて精密成形研磨粒子を形成する前駆体精密成形研磨粒子を形成するために使用される型穴から複製される所定の形状を有している、研磨粒子を指す。精密成形研磨粒子は概ね、研磨粒子を形成するために使用された型穴を実質的に複製した所定の幾何形状を有することになる。
本明細書で使用するとき、「実質的に水平」とは、完全な水平から±10、±5、又は±2度以内を意味する。本明細書で使用するとき、「実質的に垂直」とは、完全な垂直から±10、±5、又は±2度以内を意味する。本明細書で使用するとき、「実質的に直交する」とは、90度から±20、±10、±5、又は±2度以内を意味する。
本明細書で使用するとき、「z方向の回転配向」とは、粒子のその長手軸線を中心とした角回転を指す。本明細書で使用するとき、「y方向の回転配向」とは、粒子のその横方向軸線を中心とした角回転を指す。粒子の横軸は、静電力によって粒子が空気の中を並進する際に静電場と整列される。
従来の静電システムでは、研磨粒子は、研磨粒子を、搬送ベルト上の研磨粒子の上を平行に移動する被覆バッキングの下で水平方向に搬送することによって、被覆バッキングに適用することができる。コンベヤベルト及び被覆バッキングは、電圧電位に接続された底部プレート及び接地された上部プレートによって静電的に帯電させた領域を通過する。次いで、研磨粒子は、静電場の力の下で実質的に垂直に移動し、重力に逆らって、被覆バッキングに付着し、被覆バッキングに対して直立した配向を達成する。かなりの数の研磨粒子が、被覆バッキングに付着する前に、それらの長手軸を静電場と平行に整列させる。
加えて、硬化可能な層(例えばメイクコート)上への研磨粒子の静電堆積は研磨材技術分野(例えば、米国特許第2,318,570号(Carlton)及び米国特許第8,869,740号(Morenら)を参照されたい)において周知であり、硬化可能な層をスラリー層で置き換えた類似の技術が、研磨粒子の静電堆積を達成するのに有効である。更に、z方向の回転を制御することによって粒子を配向することが可能となっている(米国特許第2015/0224629号(Morenら))。しかしながら、研磨粒子のy方向の回転方向を制御できることが望ましい。例えば、研磨粒子は回転的に適切に配向されたときにより良好な切削効率を有し得ることが知られている。例えば、粒子の先端又は縁部が研磨物品の使用方向を考慮して回転的に配向され得る場合、複数の先端又は縁部はより高い研磨効率を有することができる。従来の取り組みでは、電荷を研磨粒子上に生成してそれらをz方向に配向させる、静電平行プレートシステムに注力してきた。本明細書に記載される実施形態は、研磨粒子が受ける電荷の方向を調節して、それらをバッキングに対して全体的に配向させ、更には提示される使用方向を考慮して回転的に配向させる、動的静電システムを利用する。
本明細書に記載される実施形態は、研磨粒子に関して、特にバッキングに適用されている研磨粒子に関して記載される。しかしながら、本明細書に記載される実施形態が他の用途にも適用可能であることが明白に企図される。例えば、粒子の回転配向及び/又は整列が得られる製品の性能に影響を及ぼし得るような、基材上に粒子を位置付ける任意の用途である。
バッキング上での研磨粒子の整列は、磁気コーティングの適用及び磁場の使用によって可能となる。しかしながら、これには研磨粒子上に磁気コーティングがあることが必要である。このコーティングには、追加の処理ステップ及び関連コストが必要になる場合がある。鉄は磁気コーティングに使用される一般的な金属であるが、特定の用途では汚染に関する懸念を呈する場合がある。したがって、磁気コーティングを必要とせずに研磨物品上又は研磨物品内で研磨粒子を整列させることのできるプロセスが望まれている。
静電システム
図1Aは、本発明の一実施形態における基材に粒子を適用するための静電システムを示す。システム100は、バッキング20上に研磨粒子10を適用することに関して例示及び説明される。しかしながら、システム100はまた、他の技術分野のための他の用途を有してもよい。図1Bは、静電システム100を使用してバッキング上で整列させることのできる、1つの例示の粒子を示す。ただし、説明の目的のために三角形粒子150が例示されているが、本明細書に記載されるシステム及び方法が、他の精密成形粒子、他の形成(formed)粒子、板状又は破砕粒子を含む、様々な粒子を整列させるために使用できることが、明示的に企図される。
粒子150は、長さ152、幅154、及び厚さ156を有するものとして理解され得る。またこれは、長さ152と幅154との比として定義されるアスペクト比も有する。図1Bに示すように、粒子150を、基材上でx、y、又はz方向のいずれに整列させることも可能であり得る。基材は、例えば、X-Y平面内又はその下に位置してもよい。米国特許出願公開第2013/0344786号(Keipert)で詳細に検討されているように、バッキング上での研磨粒子の回転配向は、研磨物品の性能に大きな影響を及ぼし得る。
粒子150は、本明細書に記載されるシステム及び方法を使用して、軸x、y、又はzのいずれに沿って配向されてもよい。X軸に対する配向は、粒子150が基材に対してどのような周期及び位置で分配されるかに基づいて制御することができる。参照により本明細書に組み込まれるKeipertの米国特許公開第2013/0344786号に示されるように、Z軸に対する回転配向によって、研磨切削の有効性を改善することができる。本明細書のシステム及び方法は、Y軸に対する、例えば基材の縁部に対する、回転配向を可能にする。幅154が、粒子が固定されることになる基材の縁部に平行又は実質的に平行であるとき、より良好な研磨効率を達成することが可能となり得る。
図1Aを再び参照すると、粒子源110は、システム100に研磨粒子10を提供する。研磨粒子10は、例えば、精密成形粒子、形成粒子、板状又は破砕粒子であってもよい。粒子源110は、例えば、コンベヤベルト、傾斜面、又は他の搬送機構であってもよい。加えて、粒子源110はまた、粒子10が全て同様のサイズとなるように、スクリーニング機能を提供してもよい。
提供される粒子10と最初は接触していない基材20も提供される。基材20は、その表面にバインダー前駆体材料を有してもよく、又は結合材料を含まなくてもよい。基材20は、不織の、可撓性の、又は剛性のバッキング材料であってもよい。
調節静電場発生器30が設けられている。調節静電場発生器30はプレート60の反対側に位置決めされる。作動されると、調節静電場発生器30は、粒子10をプレート60から引き離し、場40を通してバッキング20に向けて引き込む静電場を生み出す。静電場発生器30は、矢印50によって示されるように、前後に回転する際に、発生される静電場を調節する。回転によって、発生器30が第1の位置と第2の位置との間で移動する、及び場合によっては元に戻る際に、粒子が受ける有効電場が変化する。調節とは、研磨粒子上の受ける静電場の経時的な変化を指す。調節とは、例えば場発生器30の回転によって引き起こされる、連続的な変化を指す場合があり、又は、例えばプレート60が中間値を経ることなく大きさ若しくは方向を変化させることによって引き起こされる、離散的な変化を指す場合がある。
発生器30及びプレート60は帯電状態が異なる。例えば、発生器30は正に帯電していてもよく、プレート60は接地であってもよい。発生器30は正に帯電していてもよく、プレート60は負に帯電していてもよい。本明細書では、作動されると粒子10が源110から離れてバッキング20に向かって移動するような、他の構成も可能であり、企図されている。調節静電場発生器は、直流源又は交流源のいずれかを使用して調節された静電場を生み出すことができる。加えて、いくつかの実施形態では、電圧ベースの発生源を使用して調節された静電場を生み出すこともできる。
一実施形態では、調節場発生器30は、矢印50によって示されるように、時計回り又は反時計回りのいずれかに回転するように構成されている。一実施形態では、調節場発生器30は、回転する際に、場40の方向性を変化させるように構成される。平行プレートアーキテクチャに注目した先行技術の整列システムは、z方向における粒子の整列を達成することしかできなかった。しかしながら、発生器30を使用して受ける電場を調節しながら、基材上でのy方向における粒子の整列も改善することが可能である。図1Aに示すシステムでは、粒子に対して静電場発生器30を回転させることによって調節が行われ、これにより、粒子が並進しバッキング20上に位置決めされる際に、好ましい整列が得られるまで粒子を「揺動(wiggle)」させることができる。
整列された粒子120は、整列プロセス中に又はその後で、バッキング20に接着されてもよい。例えば、バッキング20は、一実施形態では、整列した粒子120を受け入れるバインダーを含んでもよい。しかしながら、別の実施形態では、整列プロセスが完了した後で、整列した粒子120にバインダーが適用される。
好ましい整列を図1Cに示すことができる。一実施形態では、研磨粒子190を、バッキング180の縁部と実質的に平行に整列させることが望まれる。研磨粒子190の好ましい配向が角度範囲194で表されている。準最適な配向が角度範囲192によって表されている。一実施形態では、研磨粒子190の好ましい回転配向では、研磨粒子がバッキング180の縁部に対して約45°~135°度の回転で、回転的に整列されている。その範囲外では、研磨粒子はより大きなスクラップ部分の破砕を受け、このことにより、作用する鋭利な各先端部を破砕前に維持する時間が短くなり、受ける破砕ごとにより多くの分量を失うので、粒子の寿命が短くなる。しかしながら、他の実施形態では、他の研磨物品が、及び他の研磨粒子形状について他の回転配向が、望まれる場合がある。
加えて、図1Aは、水平に設けられた源110を利用して、重力に逆らってバッキング20に接触するのに十分に帯電している粒子10を供給するシステム100を示しているが、他の実施形態が可能であることも明示的に企図される。例えば、プレート60はまた、場発生器30から同じ方向又は反対方向に回転するように構成された、第2の調節場発生器であってもよい。加えて、プレート60と場発生器30の位置を、粒子10が場40を通ってバッキング20上に落下するように入れ替えてもよい。この場合、粒子10が配向中に重力に逆らう必要がなくなるため、より弱い場を使用することが可能になり得る。
図1は、場発生システム30の直径にわたって静電場40を印加するより単純な静電場発生システム100を示しているが、他の実施形態では、研磨粒子がより長い距離にわたって静電場を受け得ることが想定される。搬送機構が静電場を通して研磨粒子を移動させるときに、このことによって基材に対する研磨粒子の整列が次第に変化し、より高いパーセンテージの研磨粒子を特定の角度範囲内の回転配向内で整列を実現させることができる。
図2A~図2Cは、本発明の一実施形態におけるバッキング上で粒子を整列させるためのシステムを示す。基材は矢印230によって示される方向に移動することができ、基材が方向230に移動する際に所与の粒子240が調節静電場に曝露される。しかしながら、別の実施形態では、基材は整列プロセス中に静止したままである。一実施形態では、電極アレイを通して調節された静電場が提供される。アレイ内の各電極は、電圧コントローラによって制御され、充電され得る。例えば、各電極は、有意な正電圧、負電圧に充電することができるか、又は実質的に無電圧であり得る。例えば、+/-5kVの電圧、又は+/-10kVの電圧、又は+/-15kVの電圧、又は+/-20kVの電圧、又は+/-25kVの電圧、又は+/-30kVの電圧が印加されてもよい。
単一の繰り返し可能な静電システム要素200が図2Aに示されている。しかしながら、システム200は、必要に応じて製造ラインに沿って繰り返されてもよい。例えば、サイズ及び形状が様々である研磨粒子は、好ましい回転配向範囲内での整列を達成するために、静電場内でのより長い滞留時間を必要とする場合があり、静電システム要素200を他の形状/サイズの粒子よりも多く又は少なく通過することを必要とする場合がある。ライン速度が速くなると、静電場内での粒子の所望の滞留時間を達成するために、より長い静電システムが必要となる場合がある。
図2A~図2Cの例では、ウェブは、下側電極よりも約0.2インチ上にあるものとしてシミュレートされている。これらの電極は、直径0.02インチ、垂直方向の離間が0.5インチ、水平方向の離間0.25インチの、10本の銅線のアレイとしてモデル化され、シミュレートされた。ワイヤは、明確にするために誇張された直径で示されている。
図2Aに示すように、システム200は、複数の第1の電極210A~Eと、複数の第2の電極220F~Jとを備える。電極の5つの組が例示されているが、他の実施形態では、より多くの又はより少ない電極対が存在する。例えば、図1Aは電極の単一の対を有する実施形態を示していたが、繰り返し可能なシステム200内に2対、3対、4対、又は6対以上が存在してもよい。
加えて、電極の対として示されているが、実施形態によっては他の電極構成を有することが明示的に企図される。例えば、上側電極は下側電極よりも離間が密であってもよい。加えて、上側の電極は、下側の電極と整列させるか又は関連付ける必要はない。更に、上側(又は下側)の電極は、互いから等しく離間していなくてもよい。物理的構成が異なると、異なる電圧シーケンシングが必要となる場合がある。
電極210A~E及び220F~Jの各々は、一実施形態では固定位置にあり、受ける静電場の調節は、バッキング202上の粒子240が発生した電場を通って矢印230で示す方向に移動する際に行われる。調節された電場は、基材202に対する研磨粒子の位置を「揺動」又はシフトさせる。例えば所与の粒子205の長さが基材202に対して実質的に垂直となるように、粒子205をz方向において回転的に配向させることに加えて、調節された電場によって、幅が基材202の縁部と実質的に平行になるように、粒子205をy方向において配向させる。別の実施形態では、バッキング202が静止したままである間に、電極210A~E及び/又は220F~Jに異なる電荷が印加され、粒子205の各々が受ける静電場の調節が行われる。しかしながら、いくつかの実施形態では、z方向において、粒子205がバッキングに対してある角度を成して回転的に配向され得ることが、明示的に企図される。
図2B及び図2Cは、所与の時間に基材202上の粒子205が受ける電場を示す。図2Bは、異なる時間ステップにおける、電極210A~E及び220F~J上の一例の帯電のシーケンスを示す。図2Bの時間ステップシーケンスは、電場の1回の完全な回転を示す。時間ステップT1では、電極210A及び210Fは-5kVに帯電しており、電極220E及び220Jは+5kVに帯電しており、他の全ての電極は特定の電圧に駆動されずにフロートしたままである。図2B及び図2Cでは、電極は18の異なる構成を経て、その後繰り返す(例えば、T19はT1と同一である)。図2Cは、位置240で粒子が受ける電場の電場図を示す。粒径及び静電場の強度に応じて、幅広い時間ステップが適切となり得る。例えば、時間ステップは、約0.01ms、又は0.1ms、又は1ms、又は10ms、又は100msのオーダーであってもよい。
図3A~図3Cは、本発明の一実施形態における、バッキング上で粒子を整列させるための別のシステムを示す。システム300は9対の電極を有し、第1の電極310A~Iが電極320J~320Rに対向している。ただし、図3A~図3Cには電極の対が9つ存在するが、他の実施形態におけるシステムは、より少ない、例えば6つの対、7つの対、8つの対、又は追加の対、例えば、10、11、若しくはそれ以上を有してもよい。加えて、電極の対として示されているが、実施形態によっては他の電極構成を有することが明示的に企図される。例えば、上側電極は下側電極よりも離間が密であってもよい。加えて、上側の電極は、下側の電極と整列させるか又は関連付ける必要はない。更に、上側(又は下側)の電極は、互いから等しく離間していなくてもよい。物理的構成が異なると、異なる電圧シーケンシングが必要となる場合がある。
電極310A~I及び320J~Rは、直径0.02インチ、垂直方向の離間が0.5インチ、水平方向の離間0.25インチの、18本の銅線のアレイとしてモデル化され、シミュレートされた。ワイヤは、明確にするために誇張された直径で示されている。粒子340は、時間T1においてシミュレーション分析が開始される空間中の点を示す。ウェブは方向330に移動していても移動していなくてもよく、シミュレーション及び分析はいずれの場合も同じである。ただし、回転場が移動するのと同じ速度でウェブを移動させて、移動するウェブ上の粒子の観点から見たときに移動しているように見えない回転場の中に、粒子が留まることを可能にすることが、有用な場合がある。
図3Bに示すように、電極310A~I及び320J~Rは、16の異なる時間ステップでの帯電シーケンスを経て、その後繰り返す(例えば、T17はT1と同一である)。しかしながら、他の実施形態では、シーケンスが繰り返される前に、異なる時間ステップでのより多くの又はより少ない帯電構成が存在してもよい。例えば、一実施形態はただ2つの帯電構成を含み、この場合、調節は、第1の構成から第2の構成へと切り換えて第1の構成に戻ることを含む。図3Cは、粒子が電極対を通って方向230に移動する際に、位置340で粒子が受ける電場の電場図を示す。
静電システムの使用方法
調節された静電場を適用するいくつかの異なるシステムが検討されてきた。いくつかの実施形態では、以下で検討する使用方法は、上記したシステムに適用される。ただし、以下に記載される方法は、他のシステム設計に有用であり得る。
図4は、本発明の一実施形態における基材上で粒子を整列させるための方法を示す。方法400は、例えば、バッキング上で研磨粒子を整列させるのに有用であり得る。
ステップ410では、基材が供給される。研磨材の例では、基材は、不織布又は他の好適なバッキング材料であってもよい。研磨物品基材は、用途の必要性に応じて、可撓性又は剛性であってもよい。いくつかの実施形態では、基材は既にバインダー前駆体が適用された状態で提供され、研磨粒子はそれら自体を、受けた電場に反応してバインダー前駆体層内に埋め込むようになっている。しかしながら、他の実施形態では、粒子の整列の前に基材にバインダー前駆体が適用されない。加えて、いくつかの実施形態では、粒子にバインダー前駆体を適用して、粒子が所望の配向で整列されると前駆体が活性化され得るようにすることができる。例えば、研磨粒子は、バッキング上で粒子が整列されると熱活性化され得る、ホットメルトコーティングを含んでもよい。加えて、静電荷又は静電制御を改善するコーティングもまた、整列を改善するために使用することができる。
ステップ420では、粒子が供給される。一実施形態では、搬送機構上の静電場に粒子が提供される。しかしながら、別の実施形態では、同様のサイズの粒子のみが受け入れられて整列されるように、サイズ限定スクリーンを通して粒子が供給される。ただし、粒子を供給するための他の好適な方法も想定される。
ステップ430では、粒子は基材上で整列される。整列はバッチプロセスで行われても又は連続プロセスで行われてもよい。例えば、図1に示されるシステムは、基材上で整列させるべく所与の時間に粒子のバッチを受け入れてもよいか、又は、粒子の連続流及びバッキング材料の連続供給を受け入れてもよい。図2A及び図3Aのシステムは、粒子を例えばコンベヤベルトから、スクリーン等を通して規則的な速度で連続的に受けるように構成することができる。一実施形態では、粒子上で受ける静電場を調節することによって整列が行われる。例えば、単一の静電場発生器が回転し、その回転につれて、発生する電場の方向性をシフトさせることができる。別の実施形態では、複数の電極が存在してもよく、それらは受ける静電場を回転させるか、又は別の方法で変化させることができる。受ける静電場の変化によって、基材に対する好ましい整列位置へと粒子を揺動又はシフトさせることができる。一実施形態では、整列は、ランダムに行われた場合よりも多くの粒子が好ましい配向範囲内で整列されることを含む。一実施形態では、許容可能な配向範囲は、バッキングの縁部に関して、配向された粒子がバッキングの縁部と実質的に平行になるものである。
ステップ440では、粒子は基材に結合される。被覆研磨物品の一例では、このことは、ステップ410でメイクコートを基材に添加し、ステップ440でメイクコートを硬化させることによって達成され得る。不織研磨物品の例では、ステップ440において基材及び整列させた研磨粒子に樹脂系又は他のバインダーを適用して、研磨粒子を所定位置に保持してもよい。加えて、いくつかの実施形態では、バインダー前駆体を適用し、それを後から粒子が整列されたときに活性化してもよい。これらの及び/又は他の好適なバインダー並びに粒子をバッキングに固定する方法もまた想定される。ステップ430及び440は別個に説明されているが、いくつかの実施形態では、それらは実質的に同時に行われる。例えば、バインダー樹脂は、整列中に粒子を基材に結合する感圧接着剤を含むことができる。別法としては、バインダーは、整列が行われる大気条件下で硬化する樹脂を含み得る。
図5A及び図5Bは、本発明の一実施形態における基材に粒子を適用するための例示的なプロセスを示す。図5Aは、粒子530がスクリーン540を通して提供されて付着される実施形態を示し、図5Bは、搬送機構550上に提供されている粒子530を示す。ただし、他の搬送機構及び構成も可能であることが明白に企図される。粒子530が重力に逆らって引っ張られてバッキングに固定されるように、例えば、搬送機構550の使用により、調節場発生器520が、入ってくる粒子530の下ではなく上に位置することを可能にしてもよい。
図5Aの実施形態に示すように、システム500は、基材510に付着される複数の粒子530を受け入れることができる。粒子530は、最大サイズを超える粒子の通過を防止できるスクリーンを通して供給され得る。図5Aは、粒子530が場542を通って基材上に落下するように位置決めされたコンベヤ及びスクリーンを示しているが、他の実施形態では、粒子530が重力に逆らって基材に輸送されるように供給されることも明示的に想定される。例えば、図5では静電場発生器520はバッキング510の下方に位置するものとして図示されているが、粒子が重力に逆らって基材510へと引き付けられるように、基材510の上方に場発生器520を位置付け、基材の下方にスクリーン530を位置付けてもよいことも想定される。
一実施形態では、基材510は矢印512によって示される方向に移動し、粒子の堆積及び整列は連続プロセスで行われる。しかしながら、他の実施形態では、バッチ式の堆積及び整列も企図される。
静電場発生器520は、スクリーン540としても機能する対向する固定プレートを用いて調節された静電場を提供するように構成される。単一のプレート540が示されているが、固定電極540のアレイも想定されることも企図される。加えて、電極540は、固定された電荷を、又は、場発生器520の回転に伴って変化するように構成された帯電シーケンスを有してもよい。
一実施形態では、静電場の調節は、矢印520によって示されるような場発生器520の回転によって達成される。ただし、静電場発生器520はまた、固定バッキング510に対して前後に移動することによって、調節された静電場を提供してもよい。加えて、図5A及び図5Bには1つの静電場発生器520のみが示されているが、バッキングウェブの上及び/又は下に存在する電極の複数の組を使用して、調節された静電場を生成できることが、明示的に企図される。
図5Bでは、搬送機構550は、傾斜面を使用して粒子530を提供する。しかしながら、他の実施形態では、搬送機構は、角度を付けずに水平に移動するコンベヤベルトである。しかしながら、場発生器520が基材510の上方に位置する実施形態では、傾斜面構成によって、粒子530を重力に逆らって並進させるのに必要な場の強度を低減することができる。加えて、図5A及び図5Bでは、帯電したプレート540の反対側にただ1つの場発生器520のみが示されているが、他の実施形態では第2の変調場発生器が存在し得ることが、明示的に企図される。
研磨物品
本明細書に記載される方法及びシステムは、粒子を基材に好ましい整列で適用するのに有用である。このようなシステム及び方法は、研磨材産業において特に適用可能である。研磨粒子、特に成形研磨粒子は、適切に整列されると、より高い作業効率及び/又はより長い耐用年数を達成することができる。加えて、いくつかの成形研磨粒子は、第1の方向では第2の方向と異なる研磨効率を有するように設計されている。したがって、複数の粒子を、研磨物品内で、それらが研磨物品のバッキングに対する好ましい角度範囲内で回転的に配向されるように整列できることが重要である。いくつかの実施形態では、研磨粒子が、バッキングの縁部に対して幅が平行又は実質的に平行になるように整列されることが好ましい。
図6A~図6Cは、本発明の実施形態における研磨物品を示す。図6A~図6Cは、簡潔にするために、例えば、メイクコート、サイズコート、又は研磨粒子602、612、及び622を所定位置に保持するために存在する他のバインダー層のない状態で示されている。図6Aに示す研磨粒子は三角柱である。ただし、三角柱が一例として提示されているが、多くの他の形状も可能である。上から見ると、及びウェブの上流又は下流からは、適切に設置された三角柱は矩形に見えることが留意される。
図6Aは、バッキング604上に複数の研磨粒子602を有する研磨物品610の側面図を示す。一実施形態では、粒子602は、各三角柱粒子602の底縁部がバッキング604と接触しかつバッキング604の縁部と平行になるように整列することが好ましい。
図6Bは、バッキング614上に複数の研磨粒子612を有する研磨物品620を上から見下ろした図を示す。理解を容易にするために、研磨粒子612のただ2つの列が示されている。しかしながら、いくつかの実施形態では、研磨粒子612のより多くの列が存在する。加えて、いくつかの実施形態では、研磨粒子612は互いに対して整列することはない。代わりに、個々の各研磨粒子612は、調節された静電場内でバッキング614に対して整列することになる。
図6A及び図6Bは、好ましい整列が基材の縁部と実質的に平行な研磨粒子である実施形態を示すが、図6Cの研磨物品630によって示されるように、他の実施形態では好ましい整列は異なる。図6Cに示すように、好ましい整列は、バッキング624の縁部に対して角度626を成す粒子622であり得る。角度626は、発生される静電場に対する基材624の配置によって設定することができる。
本開示による被覆研磨物品の製造に関する更なる詳細は、例えば、米国特許第4,314,827号(Leitheiserら)、同第4,652,275号(Bloecherら)、同第4,734,104号(Broberg)、同第4,751,137号(Tumeyら)、同第5,137,542号(Buchananら)、同第5,152,917号(Pieperら)、同第5,417,726号(Stoutら)、同第5,573,619号(Benedictら)、同第5,942,015号(Cullerら)、及び同第6,261,682号(Law)に見出すことができる。
不織研磨物品は典型的には、バインダーによって研磨粒子を結合されている、多孔質(例えば、嵩高な開放多孔質)ポリマーフィラメント構造を含む。本開示による不織研磨物品の製造に関する更なる詳細は、例えば、米国特許第2,958,593号(Hooverら)、同第4,018,575号(Davisら)、同第4,227,350号(Fitzer)、同第4,331,453号(Dauら)、同第4,609,380号(Barnettら)、同第4,991,362号(Heyerら)、同第5,554,068号(Carrら)、同第5,712,210号(Windischら)、同第5,591,239号(Edblomら)、同第5,681,361号(Sanders)、同第5,858,140号(Bergerら)、同第5,928,070号(Lux)、同第6,017,831号(Beardsleyら)、同第6,207,246号(Morenら)、及び同第6,302,930号(Lux)に見出すことができる。
本明細書の研磨物品及び製造方法に関して記載される研磨粒子は、任意の研磨材の粒子であり得る。使用可能な有用な研磨材としては、例えば、溶融酸化アルミニウム、熱処理酸化アルミニウム、白色溶融酸化アルミニウム、3M Company(St.Paul、ミネソタ州)から3Mセラミック砥粒として市販されているものなどのセラミック酸化アルミニウム材料、黒色炭化ケイ素、緑色炭化ケイ素、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、立方晶窒化ホウ素、ガーネット、溶融アルミナジルコニア、ゾル-ゲル由来セラミック(例えば、クロミア、セリア、ジルコニア、チタニア、シリカ、及び/若しくは酸化スズでドープされたアルミナセラミック)、シリカ(例えば、石英、ガラスビーズ、ガラスバブル、及びガラス繊維)、長石、又はフリントが挙げられる。ゾル-ゲル由来の破砕セラミック粒子の例は、米国特許第4,314,827号(Leitheiserら)、同第4,623,364号(Cottringerら)、同第4,744,802号(Schwabel)、同第4,770,671号(Monroeら)、及び同第4,881,951号(Monroeら)に見出すことができる。ゾル-ゲル由来の研磨粒子の製造方法に関する更なる詳細は、例えば、米国特許第4,314,827号(Leitheiser)、同第5,152,917号(Pieperら)、同第5,213,591号(Celikkayaら)、同第5,435,816号(Spurgeonら)、同第5,672,097号(Hoopmanら)、同第5,946,991号(Hoopmanら)、同第5,975,987号(Hoopmanら)、及び同第6,129,540号(Hoopmanら)、並びに、米国特許出願公開第2009/0165394(A1)号(Cullerら)及び同第2009/0169816(A1)号(Ericksonら)に見出すことができる。
研磨粒子は、成形(例えば、精密成形)されていても、又はランダム(例えば、破砕したもの及び/又は板状)であってもよい。成形研磨粒子及び精密成形研磨粒子は、例えば、米国特許第5,201,916号(Berg)、同第5,366,523号(Rowenhorst(Re 35,570))、同第5,984,988号(Berg)、同第8,142,531号(Adefrisら)、及び米国特許出願公開第2010/0146867号(Bodenら)に記載されている、ゾル-ゲル技術を用いた成形プロセスによって調製することができる。
米国特許第8,034,137号(Ericksonら)には、特定の形状に形成されてから破砕されて、元の形状特徴の一部分を保持する破片を形成する、アルミナ粒子について記載されている。いくつかの実施形態では、研磨粒子は、精密成形されている(すなわち、研磨粒子は、それらを作製するために使用される製造ツールのキャビティの形状によって少なくともある程度決定される形状を有する)。
研磨粒子の例示的な形状としては、破砕したもの、角錐(例えば、3面、4面、5面、又は6面の角錐)、切頭角錐(例えば、3面、4面、5面、又は6面の切頭角錐)、円錐、切頭円錐、ロッド(例えば、円筒形、虫状)、及び角柱(例えば、3面、4面、5面、又は6面の角柱)が挙げられる。いくつかの実施形態では(例えば、切頭角錐及び角柱)、研磨粒子はそれぞれ、複数の側面ファセットによって互いに接続された2つの対向する主ファセットを有する小板を含む。
いくつかの実施形態では、研磨粒子及び/又は磁化可能な研磨粒子は、少なくとも2、少なくとも3、少なくとも5、又は更には少なくとも10のアスペクト比を有するが、これは必須ではない。
好ましくは、本開示を実施する際に使用される研磨粒子は、少なくとも6、少なくとも7、又は少なくとも8のモース硬度を有するが、他の硬度も使用することができる。
研磨粒子及びそれらを調製するための方法に関する更なる詳細は、例えば米国特許第8,142,531号(Adefrisら)、同第8,142,891号(Cullerら)、及び同第8,142,532号(Ericksonら)、並びに米国特許出願公開第2012/0227333号(Adefrisら)、同第2013/0040537号(Schwabelら)、及び同第2013/0125477号(Adefris)に見出すことができる。
研磨粒子は典型的には、研磨材業界公認の公称等級、例えば、アメリカ規格協会(ANSI)の規格、研磨製品の欧州生産者連盟(FEPA)の規格、及び日本工業規格(JIS)の規格などに合致するように選択される。例示的なANSI等級の表記(すなわち、指定される公称等級)としては、ANSI4、ANSI6、ANSI8、ANSI16、ANSI24、ANSI36、ANSI40、ANSI50、ANSI60、ANSI80、ANSI100、ANSI120、ANSI150、ANSI180、ANSI220、ANSI240、ANSI280、ANSI320、ANSI360、ANSI400、及びANSI600が挙げられる。例示的なFEPA等級表記としては、P8、P12、P16、P24、P36、P40、P50、P60、P80、P100、P120、P180、P220、P320、P400、P500、600、P800、P1000、及びP1200が挙げられる。例示的なJIS等級の表記としては、JIS8、JIS12、JIS16、JIS24、JIS36、JIS46、JIS54、JIS60、JIS80、JIS100、JIS150、JIS180、JIS220、JIS240、JIS280、JIS320、JIS360、JIS400、JIS400、JIS600、JIS800、JIS1000、JIS1500、JIS2500、JIS4000、JIS6000、JIS8000、及びJIS10,000が挙げられる。
別法としては、研磨粒子を、ASTM E-11「Standard Specification for Wire Cloth and Sieves for Testing Purposes」に準拠した米国標準試験用ふるいを使用して、公称選別等級に等級付けすることができる。ASTM E-11は、指定された粒径に従って材料を分級するための、フレーム内に取り付けられた織金網の媒体を使用した試験用ふるいの設計及び構造に対する要件を規定している。典型的な指定は-18+20のように表すことができ、これは、磁化可能な研磨粒子が18番ふるいに対するASTM E-11仕様を満たす試験用ふるいを通過し、かつ、20番ふるいに対するASTM E-11仕様を満たす試験用ふるい上には留まることを意味する。一実施形態において、磁化可能な研磨粒子は、大多数の粒子が18番メッシュの試験用ふるいを通過し、かつ、20、25、30、35、40、45、又は50番メッシュの試験用ふるい上には留まり得るような、粒径を有する。様々な実施形態において、磁化可能な研磨粒子は、-18+20、-20/+25、-25+30、-30+35、-35+40、-40+45、-45+50、-50+60、-60+70、-70/+80、-80+100、-100+120、-120+140、-140+170、-170+200、-200+230、-230+270、-270+325、-325+400、-400+450、-450+500、又は-500+635の公称スクリーニング等級を有し得る。別法としては、-90+100などの特注メッシュ・サイズを使用することができる。
本明細書に記載される静電システム及び方法を使用して、被覆バッキングに充填剤粒子を適用することもできる。有用な充填剤粒子の例としては、石英、ガラスビーズ、ガラスバブル、及びガラス繊維などのシリカ;タルク、粘土(例えばモンモリロナイト)長石、雲母、ケイ酸カルシウム、メタケイ酸カルシウム、アルミノケイ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウムなどのケイ酸塩;硫酸カルシウム、硫酸バリウム、硫酸ナトリウム、硫酸アルミニウムナトリウム、硫酸アルミニウムなどの金属硫酸塩;石膏;バーミキュライト;木粉;アルミニウム三水和物;カーボンブラック;酸化アルミニウム;二酸化チタン;氷晶石;白雪石;並びに亜硫酸カルシウムなどの金属亜硫酸塩が挙げられる。
この新しい静電システムを使用して、被覆バッキングに研削助剤粒子を適用することができる。有機であっても無機であってもよい例示的な研削助剤としては、ワックス、ハロゲン化有機化合物、例えばテトラクロロナフタレン、ペンタクロロナフタレン、及びポリ塩化ビニルのような塩素化ワックス、ハロゲン化物塩、例えば塩化ナトリウム、カリウム氷晶石、ナトリウム氷晶石、アンモニウム氷晶石、テトラフルオロホウ酸カリウム、テトラフルオロホウ酸ナトリウム、フッ化ケイ素、塩化カリウム、塩化マグネシウム、並びに金属及びそれらの合金、例えばスズ、鉛、ビスマス、コバルト、アンチモン、カドミウム、鉄、及びチタンなどが挙げられる。他の研削助剤の例としては、イオウ、有機イオウ化合物、黒鉛、及び金属硫化物が挙げられる。異なる研削助剤の組み合わせを使用することができる。研削助剤は、粒子、又は米国特許第6,475,253号に開示されているような特定の形状を有する粒子に形成されてもよい。
本開示による研磨物品は、ワークピースを研磨するのに有用である。研磨する方法は、スナッギング(すなわち、高圧高ストック除去)から艶出し仕上げ(例えば、被覆研磨材ベルトで医療用インプラントを艶出し仕上げする)にまで及び、後者は典型的には、より微細な等級の研磨粒子で実行される。そのような方法の1つは、研磨物品(例えば、被覆研磨物品、不織研磨物品、又は結合研磨物品)をワークピースの表面と摩擦接触させるステップと、研磨物品又はワークピースのうちの少なくとも一方を他方に対して移動させて表面の少なくとも一部を研磨するステップと、を含む。
ワークピース材料の例としては、金属、金属合金、異種金属合金、セラミック、ガラス、木材、木材状の材料、複合材料、塗装表面、プラスチック、強化プラスチック、石材、及び/又はこれらの組み合わせが挙げられる。ワークピースは平坦であってもよく、又は、ある形状若しくはそれと関連付けられた外形を有してもよい。例示的なワークピースとしては、金属部品、プラスチック部品、パーティクルボード、カムシャフト、クランクシャフト、家具、及びタービンブレードが挙げられる。
本開示による研磨物品は、手で使用されてもよく、及び/又は機械と組み合わせて使用されてもよい。研磨物品及びワークピースのうちの少なくとも一方が、研磨時に他方に対して移動される。研磨は湿潤条件下で行われても乾燥条件下で行われてもよい。湿式研磨用の例示的な液体としては、水、従来のさび止め化合物を含有する水、潤滑剤、油、石鹸、及び切削流体が挙げられる。液体はまた、例えば、消泡剤、脱脂剤を含有してもよい。
追加の実施形態
以下の例示的な実施形態を示すが、その番号付けは重要度を示すものと解釈されるものではない。
実施形態1は、基材上で研磨粒子を配向する方法である。本方法は、基材を供給することを含む。本方法はまた、研磨粒子を供給することを含む。本方法はまた、調節された静電場を発生させることを含む。調節された静電場は、第1の時間に第1の有効方向を有するとともに第2の時間に第2の有効方向を有するように、構成される。静電場は、研磨粒子をz方向及びy方向の両方において回転的に整列させるように構成される。
実施形態2は、実施形態1に記載の特徴を含むが、静電場は研磨粒子を基材に接触させる。
実施形態3は、実施形態1又は2に記載の特徴を含むが、第1の時間と第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約0.01msである。
実施形態4は、実施形態1~3のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の時間と第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約0.1msである。
実施形態5は、実施形態1~4のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の時間と第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約1msである。
実施形態6は、実施形態1~5のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の時間と第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約10msである。
実施形態7は、実施形態1~6のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の時間と第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約100msである。
実施形態8は、実施形態1~7のいずれか1つに記載の特徴を含むが、研磨粒子は、破砕研磨粒子、板状研磨粒子、形成研磨粒子、又は成形研磨粒子である。
実施形態9は、実施形態1~8のいずれか1つに記載の特徴を含むが、研磨粒子は成形研磨粒子であり、その形状は、角錐、切頭角錐、円錐、切頭円錐、ロッド、台形角柱、又は正角柱から選択される。
実施形態10は、実施形態1~9のいずれか1つに記載の特徴を含むが、基材は不織バッキングである。
実施形態11は、実施形態1~10のいずれか1つに記載の特徴を含むが、基材は可撓性を有する。
実施形態12は、実施形態1~11のいずれか1つに記載の特徴を含むが、基材は硬い。
実施形態13は、実施形態1~12のいずれか1つの特徴を含むが、研磨粒子を基材に結合することを更に含む。
実施形態14は、実施形態13に記載の特徴を含むが、結合することは、基材上にバインダー前駆体を提供することと、研磨粒子を回転的に整列させた後でバインダー前駆体を硬化させることと、を含む。
実施形態15は、実施形態13に記載の特徴を含むが、結合することは、研磨粒子を基材上で回転的に整列させた後でバインダーを提供することを含む。
実施形態16は、実施形態1~15のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の過半数は、各研磨粒子の面がy方向において約45°~約135°の間で回転的に整列されるように配向される。
実施形態17は、実施形態1~16のいずれか1つに記載の特徴を含むが、方法はバッチプロセスである。
実施形態18は、実施形態1~16のいずれか1つに記載の特徴を含むが、方法は連続プロセスである。
実施形態19は、実施形態1~18のいずれか1つに記載の特徴を含むが、発生される静電場は第1の電極及び第2の電極によって発生し、基材は第1の電極と第2の電極との間に設けられ、研磨粒子は基材に向かって引き寄せられる。
実施形態20は、実施形態19に記載の特徴を含むが、研磨粒子は重力に逆らって基材に向かって引き寄せられる。
実施形態21は、実施形態19又は20に記載の特徴を含むが、第1の電極は、静電場の有効方向を経時的に変化させることによって調節された静電場を提供する。
実施形態22は、実施形態21に記載の特徴を含むが、第1の電極は回転する。
実施形態23は、実施形態22に記載の特徴を含むが、第2の電極はプロセス中に一定の帯電状態を維持する。
実施形態24は、実施形態21に記載の特徴を含むが、第2の電極は、静電場の有効方向を経時的に変化させることによって調節された静電場を提供する。
実施形態25は、実施形態19~24のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の電極は第1の電極の組である。第2の電極は第2の電極の組である。基材は、第1の電極の組と第2の電極の組との間を通過するように構成される。
実施形態26は、実施形態25に記載の特徴を含むが、電極の組は少なくとも3つの電極を含む。
実施形態27は、実施形態25又は26に記載の特徴を含むが、隣り合う2つの第1の電極は異なる帯電状態を有する。調節された静電場は、基材が第1の電極の組と第2の電極の組との間を通過する際に提供される。
実施形態28は、実施形態25~27のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の電極の組のうちの1つの電極は、整列プロセスの滞留時間中にその帯電状態を変えるように構成される。
実施形態29は、実施形態25~28のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の電極の組及び第2の電極の組における電極の各々の帯電状態は、正、負、又は接地である。
実施形態30は、実施形態1~29のいずれか1つに記載の特徴を含むが、供給される研磨粒子は磁場に実質的に反応しない。
実施形態31は、実施形態1~30のいずれか1つに記載の特徴を含むが、供給される研磨粒子は鉄、コバルト、又はニッケルを実質的に含まない。
実施形態32は、実施形態1~31のいずれか1つに記載の特徴を含むが、供給される研磨粒子はセラミック研磨粒子である。
実施形態33は、実施形態1~32のいずれか1つに記載の特徴を含むが、供給される研磨粒子はαアルミナを含む。
実施形態34は、実施形態1~33のいずれか1つに記載の特徴を含むが、研磨粒子のうちで互いに平行に整列されるものは、粒子を不規則に分布させた場合に予期されるよりも多い。
実施形態35は、実施形態1~34のいずれか1つに記載の特徴を含むが、バインダー前駆体を適用することと、整列させた粒子を基材に結合するために、適用されたバインダー前駆体を活性化することと、を更に含む。
実施形態36は、実施形態1~35のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の有効方向は、基材に対する第1の角度方向で粒子に作用する。第2の有効方向は、基材に対する第2の角度方向で粒子に作用する。第1の角度方向と第2の角度方向は異なる。
実施形態37は、実施形態1~36のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の有効方向及び第2の有効方向は研磨粒子が整列される平面を画定する。
実施形態38は研磨物品である。研磨物品は、基材と、基材に付着させた複数の研磨粒子と、を含む。複数の粒子の過半数は、基材に対して配向される。配向は、z方向及びy方向の回転方向に沿った配向を含む。複数の研磨粒子は、磁場に実質的に反応しない。
実施形態39は、実施形態38に記載の特徴を含むが、研磨粒子は成形研磨粒子である。形状は、角錐、切頭角錐、円錐、切頭円錐、ロッド、台形角柱、又は正角柱から選択される。
実施形態40は、実施形態39に記載の特徴を含むが、基材は不織バッキングを含む。
実施形態41は、実施形態38~40のいずれか1つに記載の特徴を含むが、基材は可撓性のバッキングである。
実施形態42は、実施形態38~40のいずれか1つに記載の特徴を含むが、基材は剛性のバッキングである。
実施形態43は、実施形態38~42のいずれか1つに記載の特徴を含むが、研磨粒子は基材に結合されている。
実施形態44は、実施形態43に記載の特徴を含むが、研磨粒子はメイクコートに結合されている。
実施形態45は、実施形態44に記載の特徴を含むが、サイズコートを更に含む。
実施形態46は、実施形態43に記載の特徴を含むが、粒子と基材との間の接触を維持するために、粒子の上にバインダーが適用されている。
実施形態47は、実施形態46に記載の特徴を含むが、バインダーは樹脂バインダーである。
実施形態48は、実施形態38~47のいずれか1つに記載の特徴を含むが、フラー(fuller)材料を更に含む。
実施形態49は、実施形態38~48のいずれか1つに記載の特徴を含むが、研削助剤を更に含む。
実施形態50は、実施形態38~49のいずれか1つに記載の特徴を含むが、潤滑剤を更に含む。
実施形態51は、実施形態38~50のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の各々は、鉄、コバルト、又はニッケルのいずれかを0.5重量%未満含有する。
実施形態52は、実施形態38~51のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の各々は、鉄、コバルト、又はニッケルのいずれかを0.2重量%未満含有する。
実施形態53は、実施形態38~52のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の各々は、鉄、コバルト、又はニッケルのいずれかを0.1重量%未満含有する。
実施形態54は、実施形態38~53のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の過半数は、研磨粒子の長さが基材に対して実質的に垂直となるように配向されている。
実施形態55は、実施形態38~54のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の過半数は、研磨粒子の長さが基材とある角度を成すように配向されている。
実施形態56は、実施形態38~55のいずれか1つに記載の特徴を含むが、複数の研磨粒子の過半数は、それらがy方向において基材に対して約45°~約135°の間で回転的に整列されるように配向されている。
実施形態57は、基材上で粒子を整列させる方法である。本方法は、基材を供給することを含む。本方法はまた、複数の粒子を供給することを含む。本方法はまた、静電場を発生させることを含む。本方法はまた、複数の粒子の過半数が基材に対するz方向及びy方向の両方における整列の変化を生じるように、発生させた静電場を調節することを含む。本方法はまた、粒子を基材に固定することを含む。
実施形態58は、実施形態57に記載の特徴を含むが、方法はバッチプロセスである。
実施形態59は、実施形態57に記載の特徴を含むが、方法は連続プロセスである。
実施形態60は、実施形態57~59のいずれか1つに記載の特徴を含むが、発生される静電場は第1の電極及び第2の電極によって発生する。基材は第1の電極と第2の電極との間に設けられる。粒子は基材に向かって引き寄せられる。
実施形態61は、実施形態57~60のいずれか1つに記載の特徴を含むが、静電場は、粒子が重力に逆らって基材に向かって引き寄せられるような十分な強度を有する。
実施形態62は、実施形態60又は61に記載の特徴を含むが、第1の電極は、受ける静電場を経時的に変化させることによって調節された静電場を提供する。
実施形態63は、実施形態62に記載の特徴を含むが、第1の電極は回転する。
実施形態64は、実施形態60~63のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第2の電極はプロセス中に一定の帯電状態を維持する。
実施形態65は、実施形態60~64のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第2の電極は、受ける静電場を第1の時間に第1の有効方向から第2の時間に第2の有効方向へと変化させることによって、調節された静電場を提供する。
実施形態66は、実施形態60~65のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の電極は第1の電極の組である。第2の電極は第2の電極の組である。基材は、第1の電極の組と第2の電極の組との間を通過するように構成される。
実施形態67は、実施形態66に記載の特徴を含むが、電極の組は少なくとも3つの電極を含む。
実施形態68は、実施形態66又は67に記載の特徴を含むが、隣り合う2つの第1の電極は異なる帯電状態を有する。調節された静電場は、基材が第1の電極の組と第2の電極の組との間を通過する際に提供される。
実施形態69は、実施形態66~68のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の電極の組のうちの1つの電極は、整列プロセスの滞留時間中にその帯電状態を変えるように構成される。
実施形態70は、実施形態66~69のいずれか1つに記載の特徴を含むが、第1の電極の組及び第2の電極の組における電極の各々の帯電状態は、正、負、又は接地である。
実施形態71は、実施形態57~70のいずれか1つに記載の特徴を含むが、非磁性粒子は磁場に実質的に反応しない。
実施形態72は、実施形態57~71のいずれか1つに記載の特徴を含むが、非磁性粒子は鉄を実質的に含まない。
実施形態73は、実施形態57~72のいずれか1つに記載の特徴を含むが、粒子は研磨粒子である。
実施形態74は、実施形態73に記載の特徴を含むが、研磨粒子は、溶融酸化アルミニウム、熱処理酸化アルミニウム、白色溶融酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニウム、黒色炭化ケイ素、緑色炭化ケイ素、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、立方晶窒化ホウ素、ガーネット、溶融アルミナジルコニア、ゾル-ゲル由来セラミック、シリカ、長石、又はフリントである。
実施形態75は、実施形態57~74のいずれか1つに記載の特徴を含むが、基材は研磨物品用のバッキングである。
本発明の目的及び利点は以下の非限定的な実施例によって更に例証されるが、これらの実施例に引用される具体的な材料及びそれらの量、並びに他の条件及び詳細は、本発明を過度に制限するものと解釈されるべきではない。別段の記載がない限り、実施例及び本明細書のその他の箇所における全ての部、百分率、比などは、重量によるものである。
実施例1
静電場を調節するために回転シリンダを使用した。シリンダ寸法は、直径4インチ×幅6インチであり、2000rpmで回転させた。シリンダの端部は先へとテーパして1インチのシャフトになっており、一方の端部に連結具を、他方にピローブロックベアリングを備えた、DCモータへの取り付けが可能になっている。シリンダは中空であり、全体にわたって0.25インチの厚さの壁を有した。シリンダは透明なポリマー樹脂を用いてviper SLA 3Dプリンタで作製した。図7A~図7Bに示すように、銅製導電経路をシリンダ上にテープ留めして、ウェブ横断リブを作り出した。トレースは1インチ幅であり、それぞれの間に1インチの間隔を有した。シリンダの縁部の全周に一片の銅テープを巻き付けて、全ての銅トレースが互いに接触するようにした。追加の銅トレースをシャフト上に設置して、これに充電された配線が当接して引き摺られて、シリンダの回転中に一定の接触を維持できるようにした。銅トレースは全て0ミリアンペアで10kvに帯電させた。
正三角形成形セラミック粒子及び精密成形セラミック粒子を、例えば、米国特許第5,201,916号(Berg)、同第5,366,523号(Rowenhorst(Re 35,570))、同第5,984,988号(Berg)、同第8,142,531号(Adefrisら)、及び米国特許第8,764,865号(Bodenら)に記載されているゾル-ゲル技術を用いた成形プロセスによって調製した。正三角形成形セラミック研磨粒子は205ミクロンの縁部長さ及び48ミクロンの厚さを有しており、それをシリンダの中心から0.25インチ下にある接地されたプレート上に設置した。ある長さの2インチ幅の3Mビニルテープを、接着剤コーティングされた側を下にしてシリンダと接地プレートとの間に設置して、コーティングされたウェブとして機能させた(図7A及び図7Bに構成を示す)。
電動モータを使用してシリンダを2000rpmの速度に到達させ、次いで、10kVの帯電をオンにした。電圧は静電電源によって供給した。PSG粒子は帯電したシリンダに向かって飛び上がり、ビニルテープの粘着部分に接着された。粒子の65%は最適な配向になっており、35%は準最適な配向になっていた。
実施例2
シリンダが2インチ幅の銅のリブを有しシリンダに速度が適用されなかったことを除いて、同じ方法を使用した。粒子の44%は最適な配向になっており、粒子の56%は準最適な配向になっていた。
実施例3
8Aは、矢印の方向のダウンウェブ方向に移動できるウェブを示す。ウェブ長の一部は、ウェブの上方の電極A~Iと、ウェブの下方の電極J~Rと、を有する。この例では、ウェブは、上側電極と下側電極との間のほぼ中間にある。これらの電極は、直径0.02インチ、垂直方向の離間が0.5インチ、水平方向の離間0.25インチの、18本の銅線のアレイとしてモデル化され、シミュレートされた。ワイヤはこの図では、明確にするために誇張された直径で示されている。緑色の立方体は、時間T1においてシミュレーション分析が開始される空間中の点を示す。ウェブは紫色の矢印の方向に移動していても移動していなくてもよく、シミュレーション及び分析はいずれの場合も同じである。ただし、回転場が移動するのと同じ速度でウェブを移動させて、移動するウェブ上の粒子の観点から見たときに移動しているように見えない回転場の中に、粒子が留まることを可能にすることが、有用な場合がある。回転する電場を作り出すために、図8Aの電極をコントローラによって帯電させることができる。
図8Bは、図8Aの緑色の立方体の位置から始まる回転する電場を生み出すための、コントローラを使用して図8Aの電極に印加される電圧の時間シーケンスを示す。図8Bに示す8つの時間ステップのサイクルが存在する。図8B及び8Dではこのサイクルを2 1/8回繰り返す。時間ステップT9は、8つの時間ステップのサイクルを経る第2のループを開始する。この8つのステップのサイクルを、何度でも繰り返すことができる。あるいは、このシーケンスを逆にして、反対方向に回転し反対方向に移動する電場を発生させることができる。他の時間ステップのシーケンスを使用して、他の動的電場を発生させることができる。この表では、「+」記号は、電圧コントローラが任意の所与の時間ステップの間、適切な電極に大きな正電圧(例えば、+5kV)を供給することを示し、「-」記号は、電圧コントローラがその時間ステップの間、適切な電極に大きな負電圧(例えば、-5kV)を供給することを示す。この表中の記号のない場所は、関連する電極が関連する時間ステップの間フロートしたままとなることを示す。
図8Cは、第1の時間ステップT1の間の電場シミュレーションを示す。この時間ステップでは、電極C及びLは-5kVに帯電しており、電極G及びPは+5kVに帯電しており、他の全ての電極は特定の電圧に駆動されずにフロートしたままである。矢印は、図8Aのボックスの位置における電場の方向を示す。
図8Dは、時間ステップシーケンスT1~T17の各々の間の、シミュレートされた電場方向を示す。

Claims (75)

  1. 基材上で研磨粒子を配向する方法であって、
    基材を供給することと、
    研磨粒子を供給することと、
    調節された静電場を発生させることであって、前記調節された静電場は第1の時間に第1の有効方向を有するとともに第2の時間に第2の有効方向を有するように構成される、発生させることと、を含み、
    前記静電場は前記研磨粒子をz方向及びy方向の両方において回転的に整列させるように構成される、方法。
  2. 前記静電場は前記研磨粒子を前記基材に接触させる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約0.01msである、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約0.1msである、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約1msである、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約10msである、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記第1の時間と前記第2の時間との間の時間ステップは少なくとも約100msである、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記研磨粒子は、破砕研磨粒子、板状研磨粒子、形成研磨粒子、又は成形研磨粒子である、請求項1~7のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記研磨粒子は成形研磨粒子であり、その形状は、角錐、切頭角錐、円錐、切頭円錐、ロッド、台形角柱、又は正角柱から選択される、請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記基材は不織バッキングである、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記基材は可撓性を有する、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記基材は硬い、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記研磨粒子を前記基材に結合することを更に含む、請求項1~12のいずれか一項に記載の方法。
  14. 結合することは、前記基材上にバインダー前駆体を提供することと、前記研磨粒子を回転的に整列させた後で前記バインダー前駆体を硬化させることと、を含む、請求項13に記載の方法。
  15. 結合することは、前記研磨粒子を前記基材上で回転的に整列させた後でバインダーを提供することを含む、請求項13に記載の方法。
  16. 複数の前記研磨粒子の過半数が、各研磨粒子の面がy方向において約45°~約135°の間で回転的に整列されるように配向される、請求項1~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記方法はバッチプロセスである、請求項1~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記方法は連続プロセスである、請求項1~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記発生される静電場は第1の電極及び第2の電極によって発生し、前記基材は前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、前記研磨粒子は前記基材に向かって引き寄せられる、請求項1~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記研磨粒子は重力に逆らって前記基材に向かって引き寄せられる、請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1の電極は、前記静電場の前記有効方向を経時的に変化させることによって調節された静電場を提供する、請求項19又は20に記載の方法。
  22. 前記第1の電極は回転する、請求項21に記載の方法。
  23. 前記第2の電極はプロセス中に一定の帯電状態を維持する、請求項21又は22に記載の方法。
  24. 前記第2の電極は、前記静電場の前記有効方向を経時的に変化させることによって調節された静電場を提供する、請求項21に記載の方法。
  25. 前記第1の電極は第1の電極の組であり、前記第2の電極は第2の電極の組であり、前記基材は前記第1の電極の組と前記第2の電極の組との間を通過するように構成される、請求項19~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記電極の組は少なくとも3つの電極を含む、請求項25に記載の方法。
  27. 隣り合う2つの第1の電極は異なる帯電状態を有し、前記調節された静電場は前記基材が前記第1の電極の組と前記第2の電極の組との間を通過する際に提供される、請求項25又は26に記載の方法。
  28. 前記第1の電極の組のうちの1つの電極が、整列プロセスの滞留時間中にその帯電状態を変えるように構成される、請求項25~27のいずれか一項に記載の方法。
  29. 前記第1の電極の組及び前記第2の電極の組における電極の各々の帯電状態は、正、負、又は接地である、請求項25~28のいずれか一項に記載の方法。
  30. 前記供給される研磨粒子は磁場に実質的に反応しない、請求項1~29のいずれか一項に記載の方法。
  31. 前記供給される研磨粒子は鉄、コバルト、又はニッケルを実質的に含まない、請求項1~30のいずれか一項に記載の方法。
  32. 前記供給される研磨粒子はセラミック研磨粒子である、請求項1~31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記供給される研磨粒子はαアルミナを含む、請求項1~32のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記研磨粒子のうちで互いに平行に整列されるものは、粒子を不規則に分布させた場合に予期されるよりも多い、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法。
  35. バインダー前駆体を適用することと、
    前記整列させた粒子を前記基材に結合するために、前記適用されたバインダー前駆体を活性化することと、
    を更に含む、請求項1~34のいずれか一項に記載の方法。
  36. 前記第1の有効方向は前記基材に対する第1の角度方向で前記粒子に作用し、前記第2の有効方向は前記基材に対する第2の角度方向で前記粒子に作用し、前記第1の角度方向と前記第2の角度方向は異なる、請求項1~35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記第1の有効方向及び前記第2の有効方向は前記研磨粒子が整列される平面を画定する、請求項1~36のいずれか一項に記載の方法。
  38. 基材と、
    前記基材に付着させた複数の研磨粒子であって、前記複数の粒子の過半数は前記基材に対して配向され、前記配向はz方向及びy方向の回転配向に沿った配向を含む、複数の研磨粒子と、を備え、
    前記複数の研磨粒子は磁場に実質的に反応しない、
    研磨物品。
  39. 前記研磨粒子は成形研磨粒子であり、その形状は、角錐、切頭角錐、円錐、切頭円錐、ロッド、台形角柱、又は正角柱から選択される、請求項38に記載の研磨物品。
  40. 前記基材は不織バッキングである、請求項38又は39に記載の研磨物品。
  41. 前記基材は可撓性のバッキングである、請求項38~40のいずれか一項に記載の研磨物品。
  42. 前記基材は剛性のバッキングである、請求項38~40のいずれか一項に記載の研磨物品。
  43. 前記研磨粒子は前記基材に結合されている、請求項38~42のいずれか一項に記載の研磨物品。
  44. 前記研磨粒子はメイクコート内に結合されている、請求項43に記載の研磨物品。
  45. サイズコートを更に備える、請求項44に記載の研磨物品。
  46. 前記粒子と前記基材との間の接触を維持するために、前記粒子の上にバインダーが適用されている、請求項43に記載の研磨物品。
  47. 前記バインダーは樹脂バインダーである、請求項46に記載の研磨物品。
  48. 充填剤材料を更に含む、請求項38~47のいずれか一項に記載の研磨物品。
  49. 研削助剤を更に含む、請求項38~48のいずれか一項に記載の研磨物品。
  50. 潤滑剤を更に含む、請求項38~49のいずれか一項に記載の研磨物品。
  51. 前記複数の研磨粒子の各々が、鉄、コバルト、又はニッケルのいずれかを0.5重量%未満含有する、請求項38~50のいずれか一項に記載の研磨物品。
  52. 前記複数の研磨粒子の各々が、鉄、コバルト、又はニッケルのいずれかを0.2重量%未満含有する、請求項38~51のいずれか一項に記載の研磨物品。
  53. 前記複数の研磨粒子の各々が、鉄、コバルト、又はニッケルのいずれかを0.1重量%未満含有する、請求項38~52のいずれか一項に記載の研磨物品。
  54. 前記複数の研磨粒子の過半数が、前記研磨粒子の長さが前記基材に対して実質的に垂直となるように配向されている、請求項38~53のいずれか一項に記載の研磨物品。
  55. 前記複数の研磨粒子の過半数が、前記研磨粒子の長さが前記基材とある角度を成すように配向されている、請求項38~54のいずれか一項に記載の研磨物品。
  56. 前記複数の研磨粒子の過半数が、それらが前記y方向において前記基材に対して約45°~約135°の間で回転的に整列されるように配向されている、請求項38~55のいずれか一項に記載の研磨物品。
  57. 基材上で粒子を整列させる方法であって、
    基材を供給することと、
    複数の粒子を供給することと、
    静電場を発生させることと、
    前記複数の粒子の過半数は前記基材に対するz方向及びy方向の両方における整列の変化が生じるように、前記発生させた静電場を調節することと、
    前記粒子を前記基材に固定することと、を含む、方法。
  58. 前記方法はバッチプロセスである、請求項57に記載の方法。
  59. 前記方法は連続プロセスである、請求項57に記載の方法。
  60. 前記発生される静電場は第1の電極及び第2の電極によって発生し、前記基材は前記第1の電極と前記第2の電極との間に設けられ、前記粒子は前記基材に向かって引き寄せられる、請求項57~59のいずれか一項に記載の方法。
  61. 前記静電場は、粒子が重力に逆らって前記基材に向かって引き寄せられるような十分な強度を有する、請求項57~60のいずれか一項に記載の方法。
  62. 前記第1の電極は、受ける静電場を経時的に変化させることによって調節された静電場を提供する、請求項60又は61に記載の方法。
  63. 前記第1の電極は回転する、請求項62に記載の方法。
  64. 前記第2の電極はプロセス中に一定の帯電状態を維持する、請求項60~63のいずれか一項に記載の方法。
  65. 前記第2の電極は、受ける静電場を第1の時間に第1の有効方向から第2の時間に第2の有効方向へと変化させることによって、調節された静電場を提供する、請求項60~64のいずれか一項に記載の方法。
  66. 前記第1の電極は第1の電極の組であり、前記第2の電極は第2の電極の組であり、前記基材は前記第1の電極の組と前記第2の電極の組との間を通過するように構成される、請求項60~65のいずれか一項に記載の方法。
  67. 前記電極の組は少なくとも3つの電極を含む、請求項66に記載の方法。
  68. 隣り合う2つの第1の電極は異なる帯電状態を有し、前記調節された静電場は前記基材が前記第1の電極の組と前記第2の電極の組との間を通過する際に提供される、請求項66又は67に記載の方法。
  69. 前記第1の電極の組のうちの1つの電極が、整列プロセスの滞留時間中にその帯電状態を変えるように構成される、請求項66~68のいずれか一項に記載の方法。
  70. 前記第1の電極の組及び前記第2の電極の組における電極の各々の帯電状態は、正、負、又は接地である、請求項66~69のいずれか一項に記載の方法。
  71. 非磁性粒子は磁場に実質的に反応しない、請求項57~70のいずれか一項に記載の方法。
  72. 非磁性粒子は鉄を実質的に含まない、請求項57~71のいずれか一項に記載の方法。
  73. 前記粒子は研磨粒子である、請求項57~72のいずれか一項に記載の方法。
  74. 前記研磨粒子は、溶融酸化アルミニウム、熱処理酸化アルミニウム、白色溶融酸化アルミニウム、セラミック酸化アルミニウム、黒色炭化ケイ素、緑色炭化ケイ素、二ホウ化チタン、炭化ホウ素、炭化タングステン、炭化チタン、立方晶窒化ホウ素、ガーネット、溶融アルミナジルコニア、ゾル-ゲル由来セラミック、シリカ、長石、又はフリントである、請求項73に記載の方法。
  75. 前記基材は研磨物品用のバッキングである、請求項57~74のいずれか一項に記載の方法。
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