JP2022541037A - 転写フィルムの転写プライを基板に転写する方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

本願発明は、転写フィルム(3)の転写プライ(2)を基板(1)に転写する印刷装置、特にオフセット印刷装置に関し、印刷装置は第1印刷ユニット(4)を有し、前記第1印刷ユニットは第1転写ユニット(41)を備え、第1転写ユニットは、転写媒体(411)を有する転写シリンダ(410)と第1基板シリンダ(412)とを備え、第1印刷ユニット(4)の前記第1転写ユニットは、第1接着促進剤が転写媒体(411)から基板(1)の表面の第1領域に転写されるように設計される。

Description

本発明は、転写フィルムの転写プライを基板に転写する印刷装置、特にオフセット印刷装置、及び、印刷装置、特にオフセット印刷装置によって転写フィルムの転写プライを基板に転写する方法に関する。
冷間スタンピングによって転写プライを基板に転写することが知られている。ここでは、冷間スタンピングのために、接着促進剤として冷間グルーを基板上に印刷し、その上で転写プライを有する転写フィルムが巻戻され、接着促進剤として冷間グルーが印刷された領域のみが転写されることが知られている。
国際公開第9217338号は、フィルム印刷方法及びフィルム転写機について記載している。これらは、転写フィルムの転写プライを基板上に置くために使用される。ここでは、転写プライは、転写フィルムの後の剥離後、基板の一部に又は広範囲にわたって接着したままである。
オフセット印刷機は、特に冷間スタンピングの場合、冷間グルーを印刷するために広く使用されている。しかしながら、転写された転写プライの表面の光学的品質に対する高い要求は、原則として、オフセット印刷における冷間スタンピングによって達成不可能である。
また、冷間スタンピングの場合、フレキソ印刷機が冷間グルーの印刷に用いられる。
したがって、本発明の目的は、転写フィルムの転写プライを基板に転写するための改良された印刷装置、特に改良されたオフセット印刷装置、及び、印刷装置、特にオフセット印刷装置によって転写フィルムの転写プライを基板に転写する方法を提供することである。
この目的は、転写フィルムの転写プライを基板に転写する印刷装置、特にオフセット印刷装置によって達成される。ここでは、印刷装置は第1印刷ユニットを有し、第1印刷ユニットは第1転写ユニットを有し、第1転写ユニットは、転写媒体を有する転写シリンダと、第1基板シリンダとを備える。第1印刷ユニットの第1転写ユニットは、第1接着促進剤が転写媒体から基板の表面の第1領域に転写されるように設計される。
更に、この目的は、印刷装置、特にオフセット印刷装置によって転写フィルムの転写プライを基板に転写する方法によって達成される。この方法は、第1印刷ユニットによって第1接着促進剤を転写するステップを含む。ここでは、第1印刷ユニットは第1転写ユニットを有し、第1転写ユニットは、転写媒体を有する転写シリンダと、第1基板シリンダとを備える。第1接着促進剤は、転写媒体から基板の表面の第1領域に転写される。
これにより、例えば、印刷装置及び対応する方法が可能になる。印刷装置は、印刷可能インク、接着促進剤、及び、転写プライの光学特性と共に塗布可能な転写プライに関してできる限り柔軟性がある。そのような印刷装置、特にそのようなオフセット印刷装置によって、例えばニュートン挙動又は略ニュートン挙動を有し、及び/又は、特に低い粘着性及び/又は粘度を有するより高い流動性の接着促進剤を冷間スタンピングのために印刷することができる。このようにして、例えば、転写された転写プライは、転写された転写プライの表面の光学的品質に対するより高い要求、例えば、より高い光沢、より高い平滑性、及び/又は、より魅力的な鏡面効果を満たすことができる。
光沢は、特に、好ましくは第1領域における表面、例えば、転写プライの表面の光学特性であり、好ましくは鏡面的に、好ましくは完全に又は部分的に光を反射する。特に光を拡散反射するため光沢のない表面の場合、これは艶消しと呼ばれることが好ましい。例えば、光沢は、色と同様に、特に表面の視覚的外観に寄与する特性であることが好ましい。光沢は、特に感覚的印象であることから、観察者に依存することが好ましい。表面の光沢を技術的に同等にするために、反射計を使用することが好ましい。例えば、指向性点光源又はスポットを用いて、好ましくは表面上で指向及び/又は集光照明が行われる場合及び表面が好ましくは鏡面反射する場合の両方の場合において、光沢が生じる。その結果、表面のあらゆる点は、異なる観察角度から異なる明るさの度合いで現れることが好ましく、特に、光の反射は、観察者の動きと共に変化することが好ましい。表面は、ドットの輝度が、好ましくは大きく、特に2つの異なる観察位置から、例えば両眼視の場合に各眼について異なる場合、非常に光沢のある効果を有する。特に、表面が好ましくは拡散的に光を反射する場合、又は、好ましくは全体的に拡散照明がある場合、艶消が生じる。特に後者の場合、したがって、特に全体的に拡散照明がある場合、それが光沢のある表面であるか又は艶消し表面であるかを区別することができないことが好ましい。
光沢は、特に、好ましくは、指向的に反射される上述の表面に入射する光束の部分と、拡散的に反射される部分との商として物理的に定義される。光沢、特に、好ましくは、指向的に反射される上述の表面に入射する光束の部分と、拡散的に反射される部分との商は、光沢計を用いて定量的に決定されることが好ましい。
特に、反射光の色も観察角度によって変化する場合、虹色が参照されることが好ましい。
微光、輝き(グリッター)、及び/又は、きらめき(スパークル)効果は、特に、光沢の特別な形態に含まれる。これらは、表面の局所的な高光沢の小さい領域によってもたらされることが好ましい。この領域は、例えば、マイカ群のミネラルの様々に取り付けられた結晶表面にも典型的であることが好ましいが、氷及び/又は水などの微細構造表面上の反射、及び/又は、例えば、金属ワニスなどのコーティング剤における金属箔シュレッド(グリッター)及び/又は金属効果顔料にも典型的であることが特に好ましい。
このより高い光学的品質は、特に、印刷装置、特にオフセット印刷装置及び方法によって達成される。ここでは、特に、転写フィルムの転写プライを基板に転写する間、特に冷間フィルム転写の形態で、基板上の転写プライの最大可能解像度を更に達成することができる。ここでは、特に良好な接着性も達成される。
更に、この利点は、特に印刷装置、特にオフセット印刷装置によって印刷することができる印刷インク及び/又は接着促進剤の範囲によって達成されることから、特にその柔軟性が増大する。ここでは、例えば、印刷される印刷インク及び/又は印刷される接着促進剤を変えるために生じる設定時間も減少する。特に、このようにして、より頻繁に使用されるか又はより人気のあるオフセット印刷装置は、生産の柔軟性の程度を保証するために別の印刷装置を必要としないように、改造することができるという利点が達成される。
本発明の有利な実施形態は、従属請求項に記載されている。
転写プライは、転写フィルムのキャリアフィルムから取り外し可能に形成されることが好ましい。
ここでは、「プライ」及び/又は「層」とは、実質的に平坦な構造を意味することが好ましく、それ自体は、複数層からなることができる。これは、例えば、フィルム又は回路基板である。しかしながら、代替的に、より複雑な三次元形状も可能である。
このような層及び/又はプライは、必ずしも独立型構成要素である必要はなく、例えば、転写プライは、別の層、好ましくは気化可能なワニス層上に金属層を堆積することによっても形成される。転写フィルムは、冷間スタンピングフィルム及び/又は冷間転写フィルムであることが好ましい。
ここでは、接着促進剤とは接着剤及び/又はグルーを意味する。ここでは、第1接着促進剤は、特に冷間グルー及び/又は冷間フィルムグルーである。転写プライは、転写プライの結合力を向上させるために、1つ以上の別の接着促進層を転写プライの別の層の間に有することも可能である。
印刷装置、特にオフセット印刷装置は、冷間フィルム転写装置で転写フィルムの転写プライを基板に転写するための印刷装置、特にオフセット印刷装置である。印刷装置、特に、オフセット印刷装置によって転写フィルムの転写プライを基板に転写するための方法は、特に印刷装置、特にオフセット印刷装置によって転写フィルムの転写プライを基板に転写するための冷間フィルム転写方法である。この方法は、インラインプロセスで実施されることが好ましい。
転写媒体から基板への第1接着促進剤の転写中、少量のバックスプリットのみが起こるか、又は、バックスプリットが実質的に起こらないことが有益である。
特に、少量のバックスプリットの場合及び/又は転写媒体から基板への第1接着促進剤の転写の直後は、非常にわずかな接着促進剤のみ、又は、バックスプリットが実質的に行らない場合、接着促進剤は転写媒体上に実質的に残らない。例えば、これは、第1接着促進剤の高表面張力及び/又は低粘度で達成することができることが好ましい。これにより、基板に塗布された接着促進剤の表面は、有益には、バックスプリット処理によって非常にわずかに粗くされるだけであることが好ましい。したがって、転写プライを対応する滑らかな第1接着促進剤に塗布することが可能である。ここでは、転写プライは、特に高光沢及び/又は特に高レベルの平坦度を有する。
ここでは、バックスプリットとは、印刷インク、例えば、オフセット印刷インク、及び/又は、接着促進剤、例えば、第1接着促進剤、及び/又は、冷間グルーの層をそれ自体から分離することを意味することが好ましい。ここでは、特に、印刷インク及び/又は接着促進剤の結合が克服される。すなわち、それは、特に、印刷インク及び/又は接着促進剤の層及び/又はフィルムを2つの層に分離することを意味する。
バックスプリットは、できるだけ少なく設定されることが好ましい。ここでは、少量のバックスプリットとは、バックスプリットが起こることを意味することが好ましいが、特に基板の表面の第1領域への転写後の第1接着促進剤の表面粗さへの影響は小さい。
第1接着促進剤がニュートン挙動又は略ニュートン挙動を有することも有益である。特に、挙動は、第1接着促進剤が第1転写ユニットに搬送される前及び/又は第1接着促進剤が基板に転写されている間に存在する状態で測定される。
特に、ニュートン挙動又は略ニュートン挙動によって、第1接着促進剤が基板への転写後に広がることが有利に可能である。これによって、例えば、接着促進剤の表面は、転写プライの塗布前、特に外部の影響なしにそれ自体で滑らかになる。したがって、特に、第1接着促進剤の平滑性及び/又は光沢、したがって、好ましくは後に塗布される転写プライも向上する。
ここでは、第1接着促進剤は、200mPa・s~5000mPa・sの範囲、好ましくは500mPa・s~2000mPa・sの範囲、さらに好ましくは500mPa・s~1500mPa・sの範囲の粘度、好ましくは動粘度を有することが有利である。ここでは、粘度、特に動的粘度は、第1接着促進剤が第1転写ユニットに搬送される前及び/又は第1接着促進剤が基板に転写されている間に存在する状態で測定される。粘度、特に動粘度の場合、上記範囲に示されているように、それは特に平均値であってもよく、それを中心として特に許容値が変化する。
そのような粘度は、特に、転写媒体及び/又は基板の最適な湿潤を保証する。より高い粘度は、接着促進剤の不十分な広がり及び/又は不十分な表面平滑度につながる。これは、好ましくは転写プライが接着促進剤を有する基板に塗布された後に、好ましくは転写ププライの光沢に直接影響を及ぼす。
粘度は、はパスカル秒で示されことが好ましく、(Pas又はPa・s)と略される。他のデータは、例えばポアズで与えられる。ここでは、1Pasは、10ポアズに相当することが好ましい。
粘度を測定するために、粘度は、20℃の温度で測定されることが好ましい。単純な流動挙動の場合、例えば、均質液体の場合、粘度は、回転粘度計によって又はレオメーターによって測定されることが好ましい。
ニュートン流体及び/又は高流体又は低粘度液体の粘度を測定するために、容器内で回転するスピンドルを備える回転粘度計が使用されることが好ましい。スピンドルは、トーションワイヤ上に懸架されることが好ましい。トーションワイヤは、特に所定の回転速度で特に回転抵抗に比例してねじれている。回転抵抗は、粘度に直接比例することが好ましい。そのような回転粘度計のために、異なる設計のスピンドル、例えば、紙コーティングインク、塗料及び液体印刷インク、及び/又は、接着促進剤、特に、低粘度印刷インク、及び/又は、接着促進剤のためのスピンドルを使用することができる。それぞれの場合においてどのような剪断力が支配するかは、力及び装置の幾何学的形状から計算されることが好ましい。
物理学において、通常、値は、剪断速度及び/又は回転速度をx軸に、剪断応力をy軸に示すグラフにプロットされることが好ましい。グラフは、レオグラムとも呼ばれることが好ましい。ここでは、特に、曲線の傾きは、液体及び/又は印刷インク及び/又は接着促進剤の粘度を反映する。単純な流動挙動及び/又はニュートン挙動の場合、したがって、傾斜は一定であることが好ましい。即ち、粘度は、剪断速度が増加するときに特に同じ及び/又は一定のままであり、剪断速度は、剪断応力が増加するときに直線的に増加することが好ましい。
したがって、第1接着促進剤の粘度、特に、動的粘度は、50mPa・s~250mPa・sの範囲、好ましくは50mPa・s~200mPa・sの範囲、好ましくは50mPa・s~150mPa・sの範囲の公差で一定の粘度、特に一定の動的粘度及び/又はニュートン挙動から逸脱することが好ましい。ここでは、一定の粘度、特に一定の動的粘度は、公差値がその周りで変化する平均値であることが好ましい。
特に、ニュートン液体は、本質的に広く普及している。ここでは、簡略化のために、ニュートン液体は、好ましくは乳状液又は懸濁液ではないが、単純な分子構造を有する全ての単相液体であることが好ましい。これらは、例えば、水、ベンジン、粘性鉱油及びグリセロールである。第1接着促進剤は、例えば、単相であることが好ましい。
更に、熱分子運動の速度は、システムのより高い温度でより速くなることが可能である。特に、多くの分子層からなるモデルにおいて、1つの分子層から隣接する分子層に切り替わることが好ましい分子の制動力は、それらが流れの方向に常に高い固有比率を与えることから減少する。印刷インク及び/又はニュートン挙動を有する接着促進剤の粘度は、温度が上昇した場合に低下することが好ましい。
別の粘度計は、例えば、落下ピストン粘度計、落下球粘度計及びフローカップである。粘度、好ましくは動的粘度は、特に、力、速度及び/又は落下時間測定によって決定される。
落下ピストン粘度計の場合、例えば、ラッカー試料、印刷インク試料及び/又は接着促進剤試料は、サーモスタット付きホルダのアイレット上に塗装される。次いで、特に、アイレットを正確に通過する落下ピストンは、アイレットを通って摺動することができることが好ましい。落下ピストンの落下時間に基づいて、ラッカー試料、印刷インク試料及び/又は特に遅延ペースト状試験試料を表す接着促進剤試料の粘度、好ましくは動的粘度は、ここでは、測定されることが好ましい。
落下球粘度計の場合、印刷インク及び/又は接着促進剤におけるボールの落下時間及び/又は落下速度が決定されることが好ましい。特に、それによって、粘度、好ましくは動的粘度は決定される。
粘度、特に動的粘度を測定するために、フレキソ印刷インク、グラビア印刷インク及び/又は印刷ワニスのために使用されることが好ましいフローカップを用いて、以下の測定方法が実施されることが好ましい。フローカップ方法の場合、フローカップは、測定される物質、特に測定される液体又は印刷インク及び/又は測定される接着促進剤に浸漬される。次いで、フローカップは、測定される物質、特に測定される液体又は印刷インク及び/又は測定される接着促進剤から再び取り出される。フローカップは、所定の幾何学的形状を有することが好ましく、その基部に所定の幾何学的形状の孔を有することが好ましい。測定される物質、特に測定される液体又は印刷インク及び/又は測定される接着促進剤は、特に孔から流出し、流れを形成することが好ましい。流れが破壊されるまでの時間は、測定されることが好ましい。特に、フローカップの取り出しと流れの破壊との間の時間が測定される。ここでは、高粘度物質、特に液体、印刷インク及び/又は接着促進剤は、低粘度物質、特に液体、印刷インク及び/又は、接着促進剤よりも長く必要となる。ここでは、流れ秒単位の時間によって粘度を示すことが可能である。
ここでは、フローカップは、浸漬及び取り出しのためのロッドを備えることが可能である。更に、フローカップは、円形開口部を備えることが可能である。円形開口部は、特に、円筒状外側面を介して開口部と反対の円錐基部に接続される。基部は、特に、基部の上面図における基部の中心に孔を含むことが好ましい。ここでは、孔は円形であることが好ましい。孔は特にノズルで形成される。ここでは、好適なノズル直径は、粘度クラスに応じて選択されることが好ましい。例えば、フレキソ印刷インクの場合及び/又は第1接着促進剤の場合、4mmのノズル直径が使用されることが好ましい。グラビア印刷インクの場合、例えば、3mmのノズル直径が使用される。
また、液体は、全ての剪断条件下で、特に他の点では同一の条件の場合、固定、好ましくは一定の粘度のみを有さないことも可能である。このような液体は、非ニュートンと呼ばれることが好ましい。この例は、特に降伏点を有する理想的な塑性体である。ここでは、降伏点は、構造を引裂くための特徴的な最小力、特に引裂き力であることが好ましい。第1に、非弾性変形が起こった場合、理想的な塑性体は、次いで、ニュートン液体のように振舞うことが好ましい。これに対応して、ここでの粘度は、固定物質変数のままであることが好ましい。
特に、擬塑性体も存在する。擬塑性体は、最も頻繁に遭遇する形態の1つを構成することが好ましい。擬塑性は、特に剪断現象又は構造粘度とも呼ばれる。ここでは、特に剪断応力は、一様に上昇する剪断速度の場合、最初に漸次的に増加し、次いで一定の増加又は粘度に近づくことが好ましい。ここでは、剪断速度が上がる場合、粘度は、漸次的に減少し、次いで一定の粘度に近づくことが好ましい。多くの技術的プロセスは、擬塑性挙動に基づいているか又はそれに依存しており、例えば、練り歯磨きは、練り歯磨きが押し出される前にチューブから流出せず、ブラシの毛の間を流れない。別の例は塗料であり、塗料は、ブラシによって搬送される時、非常に高い粘度を有することから可能な限りブラシから滴り落ちない。次いで、塗料は、塗装中、その粘度が低下することが好ましいことから、それらを表面上で迅速に流動させることができる。そして、粘度は再び上昇し、塗料は、特に滴下しないことが好ましい。
特に、膨張性の液体も存在する。ここでは、剪断応力は、一様な増加の場合、最初に回帰的に増加し、次いで特に一定の増加又は粘度に近づく。ここでは、粘度は、最初に徐々に増加し、次いで特に一定の粘度に近づくことが好ましい。
特に、オフセット印刷においてこれまで使用されてきた冷間フィルムグルーは、非ニュートン挙動又は略非ニュートン挙動を有することが好ましい。オフセット印刷、特にオフセット冷間フィルムグルーの形態での冷間フィルムグルーの印刷中の比較的強いバックスプリット及びその高い粘度のために、印刷基板への転写後に従来のオフセット印刷によって印刷された冷間グルーの粗い表面が形成される。この高い粘度は、特に、構造粘度又はずり減粘とも呼ばれ、好ましくは高い剪断力の場合に減少する粘度を示す流体の特性であり、したがって、特に、高剪断になるほど、冷間フィルムグルーはより高度に流動性になる。したがって、このような冷間フィルムグルーは、特に「非ニュートングルー」として記載されている。言い換えれば、低剪断の場合、非ニュートン冷間グルーが外部剪断作用なしに流動又は流れないように、粘度はより高いことが好ましい。
剪断が停止するとすぐに、例えば、剪断応力が降伏点を下回るので、例えば、オフセット印刷装置によって非ニュートン冷間グルーを基板に転写した後、印刷された冷間グルーは、特に位置に留まり、もはやその大きさ及び特にその形状を変化させず又はごくわずかにしか変化させないことが好ましい。剪断力は、特に、閉じた表領域にも生じるので、表領域は、その表面に関して、均一であると見なされるべきではないことが好ましい。特に、冷間グルーの「山と谷との景色」は、この剪断粘度のために基板上に形成される。このような冷間グルー表面に転写プライを塗布する間、従来のオフセット印刷の場合のグルーは、例えば、完全には平滑化されず、即ち、「山と谷との景色」は、最小限にしか平滑化されないことが好ましい。特に、これは、印刷、特にオフセット印刷によって達成可能な光沢に直接反映される。
この方法は、このように実施されることが好ましい。印刷装置、特にオフセット印刷装置は、第1接着促進剤が特に良好な粘着性を有するように形成されることが好ましい。
印刷インク及び/又は接着促進剤の粘着性は、特に「タック」とも呼ばれる。粘着性は、液体の凝集量、例えば、印刷インク及び/又は接着促進剤の凝集量の内部凝集性、好ましくは凝集力を表すことが好ましい。したがって、粘着性とは、印刷インク層及び/又は接着促進剤層のスプリットに対抗する抵抗を意味することが好ましい。印刷インク及び/又は接着促進剤の粘着性は、印刷インク及び/又は接着促進剤が位置する表面とは無関係である。これは、特に、粘着性が凝集力を表し、粘着力を表さないことを意味する。それにもかかわらず、例えば、第1接着促進剤の分布は、動作中の構成要素及び/又は表面の移動及び変形並びに幾何学的形状及び配置によって影響されることから、特に、第1接着促進剤と、第1転写媒体及び/又はアニロックスローラなどの構成要素及び/又は表面との間の相互作用を優勢させることができる。
より高い「タック」は、例えば、転写媒体のより粗い表面構造によって引き起こされる。このために、特に上記の印刷又はゴムブランケットがこれまで使用されてきた。転写媒体の表面がより細かく粉砕されるほど、「タック」がより低くなることが好ましい。特に、ここでは、印刷インク及び/又は接着促進剤のバックスプリットは少なく、接着促進剤の表面は、第1接着促進剤を基板の表面の第1領域に転写した後、特に粗さが少ない。
基板上の冷間転写された転写プライの光学的外観は、従来の方法パラメータの使用の場合、及び、特にオフセット印刷における印刷又はゴムブランケットの場合、しばしば不完全であることが示されている。例えば、基板に塗布された転写プライ領域に亀裂の形成及び欠陥の形成が生じ、これは特に光沢の低下をもたらす。この理由は、例えば、冷間グルーの少ない堆積重量及び/又は接着促進剤の原理に基づく高粘度である。特に、基板への接着促進剤の転写中のバックスプリットは、印刷された接着促進剤の比較的高い表面粗さをもたらす。とりわけ、接着促進剤、特に、冷間グルーの高粘度に起因して、接着促進剤は、「立ち上がり」、略「分離」される。ここでフィルムがその上に巻き戻される場合、これは、これまで特に比較的低い圧力によって達成されており、その結果、例えば、冷間グルーの「プラニッシング」は達成されない。
特に、高粘着性の欠点について以下に記載する。ここでは、高粘着性は、例えば、高粘度と関連するが、粘度に加えて、別の影響因子が存在することが好ましい。
ローラ、シリンダ及び/又はその上に配置された転写媒体上に、それらを介して搬送される印刷インク及び/又はそれらを介して搬送される接着促進剤のフィルム又は層が特に形成される。ローラ、シリンダ及び/又はその上に配置された転写媒体は、特に、フィルムをスプリットするために、ここでより大きな力を加える必要がある。例えば、それに対応してより大きな量のエネルギーが熱に変換される。したがって、より高い粘着性は、特に印刷ユニット、特に印字ユニットにおけるより強い加熱をもたらす。フィルムのスプリット中のより大きな労力は、特にプリント基板、特に基板に及ぼされるより強い取り出し力ももたらす。プリント基板、特に基板から取り出される繊維又は他の粒子の傾向は、特にそれに応じて増加する。更に、高粘着性のために、接着促進剤は、特に非常に粗く堆積され、それによって、例えば、名付けられた「山及び谷」の景色が形成される。また、敏感な材料、特に多層基板は、破断して開くこと及び/又は層間剥離されること可能である。したがって、最上プライ又は層を基板の残りの部分から分離させることが可能である。
特に、低粘着性の欠点について以下に説明する。低粘着性の1つの欠点は、特に印刷ユニット、特に印字ユニットのために、印刷インク及び/又は接着促進剤がより好ましくなくスプリットすることである。また、より不十分なスプリットは、例えば、印刷インク及び/又は接着促進剤の印刷又はゴムブランケットから印刷基板、特に基板への転写をより小さくする。これにより、基板に塗布される印刷インク及び/又は接着促進剤の層厚は、特に薄くなり。その結果、印刷インク及び/又は接着促進剤は、例えば、印刷基板、特に基板にあまり強く着色されていない効果を有する。水との印刷インク及び/又は接着促進剤の乳状液の形成は、特により好ましくない。
印刷されたデザインは、粘着性印刷インク及び/又は粘着性接着促進剤で全体的により鋭い効果を有することが好ましい。「より高い粘着性」は、印刷インク及び/又は接着促進剤のより高い粘着性を表すことが好ましい。印刷インク及び/又は接着促進剤の粘着性が高いほど、ドットが「より鋭く」印刷されることが好ましい。即ち、特に基板に転写された印刷インク及び/又は接着促進剤のドットは、より高い粘着性の場合、より高い縁部鮮明度及び/又はより高い解像度を有する。粘着性印刷インク及び/又は接着促進剤は、安定した印刷プロセスのために使用されることが好ましい。
特に、第1接着促進剤の粘着性によって、対応する悪影響が防止又は最小限に抑えられる。この場合、依然として安定した印刷プロセスが可能である。特に転写プライを第1接着促進剤に転写することが可能になり、転写プライが特に高い平滑性及び/又は特に高い光沢を有することができるという利点が達成される。更に、特に、基板への取り出し力が低減される。粘着性を低減するために、印字ユニットによる現在までのオフセット印刷では、水はインクよりも本質的に凝集性が低いことから、例えば、水が印刷インク中に乳化される。しかしながら、これは、特に任意に実施することができない。その理由は、印刷インク及び/又は接着促進剤の粘着性が低すぎる場合、インクが既知のオフセット印刷ユニットの印字ユニットでは搬送できず、特に、制御されない方法で既知のインクローラ上に流出することからである。
第1接着促進剤は、特に従来のオフセット印刷のための印刷インク及び/又は接着促進剤よりも低い降伏点を有することが有益である。ここでは、第1接着促進剤は、例えば、より低い剪断応力で流れる。
更に、粘着性は、特に印刷装置、特にオフセット印刷装置における印刷インク及び/又は接着促進剤の全てのスプリット処理、好ましくは印刷装置、例えば第1転写ユニット及び/又は第1及び/又は第2印字ユニットによるインク及び/又は接着促進剤の輸送及び/又は搬送のための重要な影響因子である。
例えば、通常の粘着性の印刷インク及び/又は通常の粘着性の接着促進剤が、例えば、オフセット印字ユニットにおいて、より粘着性のあるものと交換される場合、より高い光学濃度が変化しない機械設定で印刷されることが好ましい。より粘着性の高い印刷インク及び/又はより粘着性の高い接着促進剤は、特に、より粘着性の低いものよりも良好に分離する。即ち、バックスプリットがより少ない。ここでは、印刷インク及び/又は接着促進剤は、それによって、より良好に、特により厚い層厚で印刷基板に転写されることが好ましい。その結果、接着促進剤及び/又は印刷インクは、より高度な着色なしで、例えば、より強く着色された印象を与えることが好ましい。
転写媒体、印刷ブランケット及び/又はゴムブランケットから基板、例えば、紙片への接着促進剤及び/又は印刷インクの転写が、例えば、転写媒体、印刷ブランケット及び/又はゴムブランケット及び基板シリンダの間に配置された接着促進剤及び/又は印刷インクの層の40%の代わりに、例えば48%より大きい場合、第1転写ユニット及び/又は印字ユニット、特に第1及び/又は第2印字ユニットを通過する接着促進剤及び/又は印刷インクの流れは、増加することが好ましい。これは、例えば、チャンバドクターブレードシステム及び/又は第1及び/又は第2インクダクトの開口部が変更されていない場合である。
特に、粘着性を決定するための方法について以下により詳細に記載する。
物理的には、粘着性は、表面積当たりの力を表すことが好ましい。ここでは、粘着性は、特に、SI単位パスカルの圧力又は平方メートル当たりのニュートンとして測定される。特に、物理的に精密な測定値は、測定が困難な場合があり、印刷技術での実用には不要であることから、以下の方法を用いることが好ましい。
Tacko unitによる粘着性の機械的実施及びプロセス指向決定のために、Rudolph Meijer's Drukinktfabriek N.V.製のTack-O-Scopeが使用されることが好ましい。所定量の印刷インク及び/又は接着促進剤、特に、第1接着促進剤は、互いに重なる3つのローラ上に分配されることが好ましい。ここでは、外側ローラの車軸は、特に力変換器に接続されている。外側ローラは、印刷インク及び/又は接着促進剤、特に第1接着促進剤のスプリット中の抵抗のために、その走行方向の下にあるローラによって引っ張られることが好まししい。ここで測定される力は、特に、測定装置によって製造業者に依存するスケールに変換され、更に、層の厚さ、温度及び回転速度のようなプロセス変数に依存する。したがって、例えば、Prufbau製のInko-Tackomatは、0 Inkoから42 Inko及び0 Tackoから700 Tackoの両方の粘着性を示すことができる。2つの確立された方法に加えて、Tack-O-Scopeに加えて、インコメータも言及されることが好ましい。
プリント試料及び/又は接着促進剤試料の生成は、特に、DIN ISO 2846-1及びISO 2834を考慮して、Prufbau製の試料プリント装置上で実施されることが好ましい。ここでは、下刷り装置は、例えば30℃に温度制御される。印刷速度は、1m/秒に設定され、印刷、特に印刷インク及び/又は接着促進剤の転写は、600N/cmで行われる。ここでは、印刷版のショアA硬度は、60°~70°ショアであることが好ましい。印刷インク及び/又は接着促進剤のすり込み及び印字のための時間は、それぞれ20秒であることが好ましい。特に印字ユニットにおいて、印刷インク及び/又は接着促進剤をすり込んだ後、印刷版に繰り返し印字を行い、続いて校正刷りを生成することによって、異なる堆積による一連の印刷試料及び/又は接着促進剤試料が得られることが好ましい。特に、1mlの印刷インク及び/又は接着促進剤の粘着性は、製造業者のPrufbau製のInkomatを用いて、60秒の印字時間及び100m/分の走行速度で3分の測定時間の後、30℃の温度で標準ISO 12634を考慮して決定される。
更に、粘着性は、特に手動で評価することもできる。ここでは、粘着性印刷インク及び/又は粘着性接着促進剤は、「長い」と記載されることが好ましい。これは、長いストランドがそのスプリットプロセスの間、特に、そのバックスプリットの間に形成されることが好ましいからである。同様に、低粘着性を有する印刷インク及び/又は接着促進剤は、「短い」又は「バター状」と記載されることが好ましい。この関係は、単純な試験、即ち「指試験」において利用されることが好ましい。ここでは、印刷インク及び/又は接着促進剤の試料は、特に、2本の指の間で引き離され、このプロセスにおいて形成されるストランドが裂ける時間が観察される。ここでは、長いストランドは、特に高い粘着性の兆候である。印刷インク及び/又は接着促進剤が一緒に押圧され、再び数回引き離されると、粘着性印刷インク及び/又は粘着性接着促進剤は、特に大きな音を立てるノイズの形態でより大きなノイズも生成することが好ましい。
したがって、特に、オフセット印刷インク及び/又はオフセット接着促進剤は、特に指試験によって決定される第1接着促進剤と比較して粘着性が高いことが考えられる。
特に、第1接着促進剤が基板に転写された後に、第1接着促進剤が基板と反対の表面上で可能な限り小さい表面粗さを有するように、方法が実施され及び/又は印刷装置、特にオフセット印刷装置が形成されることが示されている。第1接着促進剤は、特に未硬化であり、したがって、この状態では、例えば、柔らかく、粘着性があり及び/又は未凝固であることから、この状態での第1接着促進剤の表面粗さの直接測定は、特に容易に行うことはできない。しかしながら、特に、第1接着促進剤への転写プライの塗布後の転写プライの平滑度及び/又は光沢及び/又は表面粗さを測定することによって、第1接着促進剤の表面粗さを推測すること又はその影響を評価することが可能である。
例えば、第1接着促進剤を用いて基板に塗布された転写プライの特に高い光沢が達成される。特に、従来のオフセット印刷装置では、例えば、流れ及び変形特性、特に克服すべき降伏点及び/又はオフセット印刷で印刷される接着促進剤の好ましくはより強い及び/又はより多くの労力を必要とするバックスプリットのために、より大きな表面粗さしか達成されない。例えば、表面輪郭において、例えば、従来のオフセット印刷において実質的に所定の位置に存在する第1接着促進剤の山及び谷は、特に低粘着性のために流動することが好ましい。
したがって、第1接着促進剤は、フレキソ印刷接着剤及び/又はフレキソ印刷接着促進剤及び/又はフレキソ冷却フィルム接着剤であること及び/又は好ましくはフレキソ接着剤及び/又はフレキソ印刷接着促進剤及び/又はフレキソ冷却フィルム接着剤の形態で基板に転写されることが可能である。
また、2cm/m~10cm/mの範囲、好ましくは2.5cm/m~7cm/mの範囲の堆積量及び/又は3g/m~15g/mの範囲、好ましくは4g/m~8g/mの範囲の堆積重量で第1接着促進層が基板に転写されるように、印刷装置が形成され及び/又は方法が実施されることが有益であることが判明した。
対応する堆積重量は、堆積容量からの密度によって決定されるか又はその逆であることが好ましい。特に、印刷装置、特にオフセット印刷装置の柔軟性が印刷可能な堆積重量に関して改善されるという利点が達成される。
基板への第1接着促進剤の転写は、接触圧で実施されることが好ましい。ここでは、接触圧は、転写媒体及び/又は転写媒体を有する転写シリンダ及び第1基板シリンダの好ましくはギャップ形状の間隔を介して設定可能であり及び/又は設定される。ここでは、この間隔は、特に0.00mmである。特に、この間隔を、-0.5mm~+0.75mmの範囲、好ましくは-0.1mm~+0.3mmの範囲にすること及び/又はこの範囲に設定することも可能である。これらの負及び正の値は、特に、転写シリンダに対する、特に転写媒体の表面に対する、第1基板シリンダの基本設定に関連し、基板の層サイズ及び/又は層厚も考慮することが好ましい。この基本設定から、特に負の値、例えば、-0.1mmに設定することによって、基板上の圧力を下げることができ及び/又は特に正の値、例えば、+0.3mmに設定することによって、基板上の圧力を上げることができる。
転写媒体は、特にポリエステル、好ましくはPET及び/又は金属、好ましくはアルミニウムを含むか又はこれらからなり、及び/又は、0.5mm~5mmの範囲の厚さを有するキャリア板を備えることが好ましい。
ここでは、転写媒体は、特に転写シリンダと反対側のキャリア板の側面にフォトポリマーを含むか又はフォトポリマーからなる外側層を有することが有益であることが判明した。
ここでは、転写媒体、特に転写媒体の外側層は、1つ以上のモチーフを備えることが好ましい。1つ以上のモチーフは、転写媒体、特に転写媒体の外側層に、光化学的に、特に光の露光及び洗浄によって及び/又は特にミリング、彫刻及び/又はレーザ加工によって導入されることが好ましい。
また、モチーフとは、特にパターン、特にエンドレスパターンを意味する。1つ以上のパターン及び/又はモチーフは、特に、グラフィカルに形成された輪郭、図形表現、画像、シンボル、ロゴ、ポートレート、英数字、テキスト、格子など、又は、上記モチーフのうちの1つ以上の組合せからなる群から選択される。
第1接着促進剤は、転写媒体によって、表面の一部にわたって及び/又は部分的に、特に1つ以上のパターン及び/又はモチーフの形態で第1領域において基板に転写されることが好ましい。
更に、転写媒体、特に転写媒体の外側層、好ましくは1つ以上のモチーフの少なくとも1つの第1モチーフが、最大150lpi、特に最大120lpi及び/又は最大59線/cm、特に最大47線/cmのグリッド幅を有することが可能である。
特に、少なくとも最大150lpi以下、好ましくは最大120lpi以下の解像度及び/又は最大59線/cm以下、好ましくは最大47線/cm以下の領域で、転写媒体から、特に転写媒体の外側層から、第1接着促進剤を基板に転写することが可能である。
特に、lpiは「インチ当たりの線」を表す。L/cmは、特に「cm当たりの線」を表す。ここでは、解像度とは、印刷ラスタの延長部の単位当たりのグリッドセルの数を意味することが好ましい。変換は、100L/cm=254lpi及び/又は1L/cm=2.54lpi又はL/inchの関係で可能であることが好ましい。
その代わりに又はそれに加えて、1つ以上のモチーフの少なくとも1つの第2モチーフが、基板へのフレキソ印刷インク及び/又はオフセット印刷インクの塗布のために使用されることが可能であることが好ましい。
転写媒体の1つ以上の複数のモチーフ、特に、転写媒体の外側層は、0.05mm、特に0.1mmの最小線厚を有する1つ以上の線、及び/又は、0.05mm、特に0.1mmの最小寸法を有する最小ドットを含むことが好ましい。即ち、1つ以上のモチーフは、1つ以上の***領域から形成されることが好ましく、***領域のうちの少なくとも1つは、キャリア板と反対側の側面において、指定された範囲の幅及び/又は長さを有することが好ましい。
これにより、少なくとも0.05mm、特に少なくとも0.1mmの線厚で、特に第1接着促進剤を転写媒体上に堆積させることが可能である。
特に、転写プライを基板に転写するための原理に基づく最大解像度を転写媒体によって達成することができ、好ましくは、転写プライの最大可能光沢が転写後に増加するという利点が達成される。
特に、第1接着促進剤によって転写フィルムの転写プライが基板に転写される場合、特に、転写フィルムのキャリアフィルムの剥離が第1接着促進剤が塗布される場所にのみ残る場合の第1接着促進剤の解像度は、したがって、冷間フィルム転写の場合の可能な最大解像度以上である。即ち、転写プライと基板との間の接着度が必要であることが好ましく、これは、転写フィルムのキャリアフィルムの剥離の場合に転写プライが第1領域において基板上に残り、それによって接着促進剤の解像度が特に制限されることを保証する。特に、このようにして、最大解像度が一定である場合に、第1接着促進剤を用いて基板上の転写プライのより高い光沢を達成することができるという利点が達成される。
特に、非常に微細な細部は、高い解像力のために有益に表され、キャリア板は、高い寸法安定性及び見当精度を保証することが好ましい。
見当又は見当合わせ又は見当精度又は見当合わせ精度とは、2つ以上のエレメント及び/又は層の位置的正確性を意味することが好ましく、ここでは、特に基板に対する転写プライを意図する。
見当精度は、特に所定の公差内にあり、特に可能な限り低いものである。複数の転写プライの複数の転写プライ及び/又は転写プライの複数のウエブ又は複数の転写プライを互いに転写する場合の見当精度は、プロセスの信頼性を高めるために重要な特徴であることが好ましい。
位置的に正確な位置決めは、特にマーキングによって、特に感覚的に、好ましくは光学的に検出可能な見当合わせマーク又は見当マークによって達成される。これらのマーキング、特に見当合わせマーク又は見当マークは、特定の個別エレメント、領域、層及び/又はプライを表すか又は位置決めされるエレメント又は領域又は層の一部であることが好ましい。
更に、利点は、特に費用のかかる材料及び/又はプロセスを、特に「経済的」且つ注意深く目標を定めた方法で使用することができ、それに適用したプロセス条件によって処理することができるという事実から生じる。これは、また、費用の節約及び不合格率の減少をもたらす。
更に、転写媒体は、0.5mm~10mmの範囲、特に0.76mm~6.35mmの範囲の厚さを有することが有益である。
更に、転写媒体は、500mm~2000mmの範囲の長さ及び/又は500mm~1500mmの範囲の幅を有することが好ましい。これらの測定値は、特にそれぞれの基板及び使用される印刷機の寸法に依存する。
更に、転写媒体、特に1つ以上のモチーフの少なくとも1つのモチーフは、0.5mm~1.0mm、特に0.5mm~0.9mmの範囲のレリーフ深さを有することが可能である。ここでは、レリーフ深さは、特に1つ以上のモチーフを形成する1つ以上の***領域の高さを決定することが好ましい。
更に、転写媒体、特に転写媒体の外側層、好ましくは1つ以上のモチーフが、0.05μm~1μmの範囲、特に0.2μm~0.8μmの範囲の表面粗さ、好ましくはRa値を有することが特に有利であることが判明した。
したがって、転写媒体の表面、特に外側層、好ましくは1つ以上のモチーフは、有利には、第1接着促進剤の好ましくは非常に良好な転写を保証するのに十分に滑らかであり、特に、小さいドットゲインのみが生じる。
転写媒体の特に小さいこのような粗さにより、転写媒体の第1接着促進剤との水和性が更に改善されることが好ましい。例えば、接着促進剤のバックスプリットを大部分又は完全に防止することができる。更に、これにより、接着促進剤が転写媒体上で制御されずに流れたり滴下したりせず、特に、基板に作用する強力なピック力が防止されることが保証されることが好ましい。
更に、転写媒体、特に転写媒体の外側層が、50ショアA~80ショアA、特に55ショアA~60ショアAの範囲の硬度を有することが特に有利であることが判明した。
特に、ここでは、転写媒体は、フレキソ印刷インク及び/又はフレキソ印刷接着促進剤を印刷するのに適していることが好ましい。特に、これにより、転写媒体がワニスプ板及び/又はワニス印刷ブランケット及び/又はフレキソ印刷ブロックを備えること、及び/又は、それらであること、及び/又は、転写媒体が、転写媒体から基板の表面の第1領域への第1接着促進剤の転写の場合、ワニス板及び/又はワニス印刷ブランケット及び/又はフレキソ印刷ブロックを備えること、及び/又は、それらであることが可能である。更に、ここでは、転写媒体は、特にワニス印刷ブランケット、ワニス板及び/又はゴムブランケットであること、及び/又は、備えること、特に、第1印字ユニットが結合状態にある場合、第1印字ユニットから基板に第2接着促進剤を転写するゴムブランケットを備えることが考えられる。
転写媒体は、特に、第1接着促進剤及び/又は第2接着促進剤を部分的に及び/又は表面の一部にわたって基板に転写することを可能にする。
このような転写媒体は、特に転写媒体がその処理を可能にすることから、第1接着促進剤の利点を達成することが好ましい。更に、ここでは、転写媒体は、1つ以上のモチーフの形態で基板への第1接着促進剤の部分的転写又は転写を可能にするという利点を達成する。ここでは、転写媒体の上流の搬送エレメント、例えばアニロックスローラが、まだ1つ以上のモチーフの形態ではない第1接着促進剤を取り込む。特に、上流側搬送エレメント、特にアニロックスローラ及び/又はチャンバドクターブレードシステムの場合、これに伴って設計オプションが利用可能であることが好ましく、これにより、例えば第1接着促進剤の低粘度などの特別な要件で接着促進剤を転写することが可能になる。
特に、印刷装置、特にオフセット印刷装置において、転写媒体を有する転写シリンダを備える第1転写ユニットを使用することが有利である。これによって、例えば、印刷装置、特にオフセット印刷装置は、上述の利点に対応して改善される。
転写プライが特に転写フィルムのキャリアフィルムが剥離された後に測定された平滑度及び/又は表面平滑度を有するように、方法が実施され及び/又は印刷装置、特にオフセット印刷装置が形成されることが特に好ましい。平滑度は、特に、好ましくはMesser Buchel製の533タイプのDIN53107:2016-05、好ましくはBekk平滑度テスタにしたがってBekkに応じて、少なくとも200秒で測定される。表面平滑度は、特に、パーカープリントサーフ(Parker Print Surf(PPS))法にしたがって、好ましくはDIN ISO 8791-4:2008-05に応じた空気漏れ法を用いて、好ましくはMesser Buchel製のパーカープリントサーフPPS 90テスタによって、0.05μm~1.5μmの範囲、好ましくは0.1μm~1μmの範囲で測定される。
更に、転写プライが特に転写フィルムのキャリアフィルムが剥離された後に測定された光沢を有するように、方法が実施され及び/又は印刷装置、特にオフセット印刷装置を形成されることが可能である。光沢は、Byk Gardner製の「マイクロトリグロス」タイプの装置で測定されることが好ましく、60°の測定ジオメトリで500GUを超え及び/又は85°の測定ジオメトリで100GUを超える。これらの測定装置は、特に、ワニスコーティング、プラスチック、セラミック及び/又は金属表面の光沢レベルの測定に使用されることが好ましい。表面は、特に所定の角度でスポットライトによって照らされ、反射光は、好ましくは反射率計によって光電的に測定されることが好ましい。測定装置は、特に、基準DIN 67530、ISO 2813、ASTM D523及び/又はBS 3900 Part D5に対応している。較正のために、装置は、一体型ガラス基準を有するホルダ内に保持されることが好ましい。特に、スイッチを入れると、セルフテストが自動的に実施されることが好ましい。これは、保存された較正データに対して測定信号の可能な変化についてテストすることが好ましい。特に、「マイクロトリグロス」装置では、光沢は、光沢ユニット又は反射率で測定されることが好ましい。
「マイクロトリグロス」装置は、特に以下の重要な特性値を有する。
Figure 2022541037000002
精度
Figure 2022541037000003
測定単位GUは、「光沢単位」を意味する。
測定された光沢値は、特に転写プライ、特に転写プライを有する基板の測定の場合、60°の測定ジオメトリによる500GUよりも大きく及び/又は85°の測定ジオメトリによる100GUよりも大きいことが好ましい。
転写プライ及び/又は転写プライを有する基板の光沢、平滑度及び/又は表面平滑度は、第1領域において測定され、特に第1領域における転写プライの表面において測定されることが好ましい。
基板は、特に、基板への第1接着促進剤の転写前に測定された表面平滑性を有することが有益である。表面平滑性は、0.5μm~2.0μmの範囲、好ましくは0.01μm~0.2μmの範囲の公差を有し、PPS10、ISO8791-4に応じて測定されることが好ましい。基板は、20%~80%の範囲、好ましくは50%~75%の範囲の光沢を有することも可能である。光沢は、特に、TAPPI(登録商標)T480に応じて、好ましくはBYK Gardner製の測定装置マイクログロス75°によって、好ましくは75°の角度で測定される。
更に、基板は、特に、基板への第1接着促進剤の転写前に測定された0.5m/秒~4m/秒、特に0.75m/秒~4m/秒のピック抵抗を有することが有益である。ピック抵抗は、ISO3783:2006-07に応じて、好ましくはIGT製の測定装置Amsterdam 5(4m/秒)を用いて測定されることが好ましい。
ピック抵抗は、特に、4m/秒の最終速度で、好ましくは350Nの接触圧力で、好ましくは試験印刷インクとしての平均粘度のIGTピック試験油で測定される。各方向に5つの印刷されたストリップが基板の上側に塗布されることが好ましい。
特に、基板への第1接着促進剤の転写前に測定された基板が0.9OD~1.3OD (OD=光学密度)の範囲の浸透挙動を有することが特に有利であることが判明した。浸透挙動は、特に、IGT製の試験印刷装置上で以下の特性及び/又はパラメータのうちの1つ以上によって測定されることが好ましい。
装置: AMSTERDAM 5
印刷/カウンタ印刷シリンダ:アルミニウム(幅50mm)
印字速度:0.2m/秒
接触圧力:1000 N
カウンタ印刷時間(開始):5秒
カウンタ用紙:基準用紙Ka APCO(コート紙)
試験印刷インク:IGT浸透試験インク(シアン)
印刷ストリップ数:上側に各方向に3つ
例えば、試験片3~6の浸透挙動が測定され、試験片3~6は、以下のタイプを有することが好ましい。
試験片3:紙基板 Ensocoat 2S、特に、各2つの印刷ストリップのみ、好ましくは各方向に2つの印刷ストリップが評価される
試験片4:紙基板 Invercote G
試験片5:紙基板 Performa White
試験片6:紙基板 Profigloss
浸透試験の評価は、色濃度測定、好ましくはGRETAG濃度計を用いて、領域、特にカウンタ印刷領域上で行われることが好ましい。ここでは、特にカウンタ印刷手段のより低い濃度、好ましくはより低い光学密度が特により多くの印刷インクが試験紙に浸透したこと意味する。特に、領域当たり、好ましくはカウンタ印刷領域当たり、光学密度の5つの個々の値が各試験片上の領域当たりに測定される。以下の表は、3つの異なる試験片、特に、好ましくは上記タイプの試験片3~6について、浸透試験の可能な結果を示す。
Figure 2022541037000004
カウンタ紙とは、カウンタ印刷紙を意味することが好ましい。これは基板であることが好ましい。領域とは、カウンタ印刷領域を意味することが好ましい。
パラメータnは、特に個々の測定の数を示す。個々の測定の平均値は、特にパラメータMWによって示される。標準偏差は、パラメータSDによって示されることが好ましい。
試験は、特に、試験片5が浸透挙動について最良の結果を有することを示す。
ここでは、基板は、第1接着促進剤が特に「浸透」しない、即ち、すぐに沈まないことが有利である。即ち、第1接着促進剤は、例えば、基板中に浸透しないか又は基板中にゆっくり浸透するだけである。
紙、カード、プラスチックフィルム、金属箔又はこれらの材料の少なくとも2つを含む積層体が基板のための材料として使用されることが好ましい。基板は、少なくとも2回コーティングされた表面を有し、可能な限り滑らかであることが好ましく、吸収性が低いことが好ましい。更に、基板は、70g/m~350g/mの坪量、特に比重を有することが好ましい。
更に、基板は、ロールによって提供され、特に、基板は、ロールツーロールプロセスで処理され、及び/又は、基板は、特にシートで処理されることが有益である。基板は、可撓性に形成され、その結果、ロールツーロールプロセスで好ましくは連続的に、又は、シート印刷機、特にシートオフセット印刷機上で処理されることが好ましい。ここでは、特に、個々の印刷シートの形態でロール又は基板上に巻かれ及び/又は提供される帯状基板が使用される。
更に、基板は、以下の材料の1つ以上及び/又は組み合わせを含む又はからなることが可能である。材料は、クロモ硫酸塩ボード、クロモボード、クロモデュプレックスボード、クロモトリプレックスボード、キャストコートクロモボード、絵画印刷紙、半艶消しコート紙、艶消しコート紙、光沢コート紙、片面にコーティングされた非防水ラベル紙、片面にコーティングされた防水ラベル紙、キャストコート非防水ラベル紙、キャストコート防水ラベル紙である。
例えば、基板は、特に以下の順序で材料を含む層を有する以下の層構造を有する。
-ダブルコート
-硫酸パルプ
-硫酸パルプ
-硫酸パルプ
-ダブルコート
更に、例えば、基板は、特に以下の順序で層を有する以下の層構造を有することが可能である。
-トリプルコート
-硫酸パルプ
-CTMP層
-硫酸パルプ
-顔料コート
特に、基板は、特に以下の順序で層を有する以下の層構造を有することも可能である。
-トップコート
-ミドルコート
-プレコート
-漂白化学パルプ
-漂白化学パルプ
-漂白化学パルプ
-顔料コート
更に、基板は、毎時3000枚~毎時20000枚、特に毎時8000枚~毎時15000枚の処理速度で処理されることが可能である。
特に、第1転写ユニットがアニロックスローラを更に備えることが有利であることが判明した。アニロックスローラは、特に第1接着促進剤を第1転写ユニットの転写媒体に転写するように形成される。アニロックスローラは、結合及び分離され得ることが好ましい。第1接着促進剤は、アニロックスローラによって第1転写ユニットの転写媒体に転写されることが好ましい。
ここでは、「結合及び分離され得る」とは、転写媒体への接続可能及び取外し可能を意味する。転写媒体への接続により、結合及び分離され得る部品、特にアニロックスローラ、チャンバドクターブレードシステム、第1印字ユニット及び/又は第1湿しユニットから転写媒体への接着促進剤、特に第1及び/又は第2接着促進剤及び/又は印刷インクの転写を可能にする。第2印字ユニット及び/又は湿しユニットについては、「結合及び分離され得る」とは、特に、プレスブランケット及び/又はオフセット印刷ブランケットへの接続可能及び取外し可能を意味する。この接続により、結合及び分離され得る構成要素からプレスブランケット及び/又はオフセット印刷ブランケットへの接着促進剤、特に第1及び/又は第2接着促進剤及び/又は印刷インクの転写を可能にする。
これは、特に、上記特性の1つ以上を有する接着促進剤の使用により生じることが好ましい利点を実証する。上記特性を有する接着促進剤は、アニロックスローラ印刷インク及び/又は接着促進剤を用いて搬送されることが好ましく、そのバックスプリットは、これらの印刷インク及び/又は接着促進剤又はそれに塗布される転写プライの光沢の影響により低く保たれ及び/又は防止される。例えば、接着促進剤は、好ましくはそのような形状なしでローラを迅速に流れ、したがって特に確実に処理されないことが可能である。
第1転写ユニットは、チャンバドクターブレードシステムを更に備えることも可能である。チャンバドクターブレードシステムは、特に、第1接着促進剤がチャンバドクターブレードシステムからアニロックスローラに転送されるように形成される。特に、チャンバドクターブレードシステムは、アニロックスローラと一緒に結合及び分離され得ることが好ましい。
特に、アニロックスローラが10cm/m~30cm/mの範囲、特に15cm/m~25cm/mの範囲、及び/又は、6.45BCM~19.35BCMの範囲、特に9.67BCM~16.12BCMの範囲でピックアップ容量を有する場合に有利であることが判明した。BCMは、10億立方ミクロンの略語であることが好ましい。特に、1つのBCMは1.55cm3/m2に対応する。堆積容量は、例えば、22cm3/m2及び/又は14BCMである。接着剤密度は、例えば、1g/mlである。1ミリリットル(ml)は、1立方センチメートル(cm)に相当することが好ましい。平方メートル当たりの1立方センチメートル(cm/m)は、特に1μmの層厚に対応する。更なるデータは、特にg/m又はml/mで示される。
更に、アニロックスローラは、30°~90°の範囲、特に45°~60°の範囲の彫刻角度を有することが好ましい。特に、アニロックスローラは彫刻を有することが可能である。彫刻は、1つ以上の彫刻タイプを含むことが好ましい。彫刻タイプは、角錐台、セル、球形キャップ、ハシュア、特に線構造、ウエルを有するハシュア及び/又は六角形、又は、それらの組み合わせから選択される。アニロックスローラのグリッド幅は、20L/cm~200L/cmの範囲、特に40L/cm~100L/cmの範囲、好ましくは40L/cm~80L/cmの範囲にあることが好ましい。これにより、転写媒体の表面全体への転写が保証されることが好ましい。グリッド幅は、ルーリングとも呼ばれることが好ましい。
グリッド幅は、凹部又はウエルの互いの間隔に関する情報を与えることが好ましい。ここでは、ウエルの数及び間隔は、ルーリングを与えることが好ましい。アニロックスローラがより多くのウエルを有する場合、特に、目標量の接着促進剤、特に第1接着促進剤及び/又は印刷インクが転写され、これは、より小さいピックアップ容量に対応することが好ましい。
更に、第1接着促進剤は、特に第1接着促進剤を基板に転写する前、転写中又は転写した後、及び/又は、転写プライを基板に塗布する前に測定されると、十分に高い表面張力を有することが有利であることが判明した。
特に、アニロックスローラによる第1接着促進剤の十分な巻き取り、搬送及び送達がこれによって保証される。例えば、低すぎないように選択された表面張力は、第1接着促進剤の表面が転写媒体と接触する前、アニロックスローラの回転中、第1接着促進剤が好ましくは制御されない方法でウエルから流出しないことを保証する。
印刷装置は、第2印刷ユニットを有することが好ましい。第2印刷ユニットは、特に、搬送エレメントを介して第1印刷ユニットに接続されている。ここでは、特に、搬送エレメントは、基板を搬送するためのコンベヤ部であるか又はコンベヤ部を備えることが可能である。ここでは、特に、基板はロール形状で処理される。更に、搬送エレメントは、特に基板ホルダを有するドラムであるか又はドラムを備えることが可能である。ここでは、特に、基板はシート形状で処理される。
特に、第2印刷ユニットは、プレスブランケットを有するプレスシリンダと第2基板シリンダとを備える第2転写ユニットを有することが可能である。第2転写ユニットは、特に、転写プライがプレスブランケットから第1領域に転写された第1接着促進剤を有する基板に塗布されるように設計される。ここでは、本方法は、特に、基板への第1接着促進剤の転写後に以下のステップ更に備えることが可能である。
-第2印刷ユニットによって転写プライを基板に塗布するステップであり、第2印刷ユニットは、プレスブランケットを有するプレスシリンダと第2基板シリンダとを備える第2転写ユニットを有し、特に、転写プライは、プレスブランケットから、第1領域に転写された第1接着促進剤を有する基板に塗布される。
ステップは、任意の所望の順序で及び/又は連続して及び/又は複数回実施されることが好ましい。
第1領域に転写された第1接着促進剤を有する基板への転写プライの塗布は、接触圧力で実施されることが好ましい。ここでは、接触圧力は、プレスブランケットと第2基板シリンダとの間の間隔を介して設定可能であり及び/又は設定されることが好ましい。この間隔は、特にギャップ形状である。この間隔は、特に、-0.5mm~+0.75mmの範囲にあり、好ましくは-0.1mm~+0.3mmの範囲にあり及び/又はこの範囲に設定することができる。これらの負の値及び正の値は、特に、好ましくは基板の層サイズ及び/又は層厚も考慮に入れて、プレスシリンダに対する、特にプレスブランケットの表面に対する、基板シリンダ、好ましくは第2基板シリンダの基本設定に関連する。この基本設定から、特に負の値、例えば-0.1mmに設定することによって、基板上の圧力を減少させることができ、及び/又は、特に正の値、例えば+0.3mmに設定することによって、基板上の圧力を増加させることができる。
このような接触圧力は、特に、第1接着促進剤及び/又は基板の特性のために発生され得る。その結果、特に転写プライが特に滑らかに塗布され、好ましくは潜在的な亀裂形成が低減されるという利点が達成される。
ここでは、プレスブランケットは、50ショアA~90ショアAの範囲、特に70ショアA~90ショアAの範囲の硬度を有することが有益である。ここでは、特に、転写プライを平坦化するためのより高い接触圧力が可能であることから、第1接着促進剤の特性と組み合わせて利点がもたらされることが有益である。ここでは、例えば、潜在的な亀裂形成などの不利な効果がない又はほとんどない。
プレスブランケットは、1.5mm~2.5mm、特に1.7mm~2.0mmの範囲の厚さを有することが好ましい。
更に、第1及び/又は第2印刷ユニットは、第1接着促進剤を硬化させるための硬化装置を備えることが可能である。ここでは、以下のステップを実施することが好ましい方法が考えられる。
-硬化装置によって第1接着促進剤を硬化させるステップ。
硬化装置は、特に、第1接着促進剤の硬化中、基板が硬化装置と第1及び/又は第2基板シリンダとの間に配置されるように、第1及び/又は第2基板シリンダ上に配置されることが好ましい。
これにより、特に、硬化中、照射によって第1接着促進剤を硬化させることが可能であり、特に、転写フィルムを介して、好ましくはキャリアフィルム及び/又はキャリアフィルムの転写プライを介して照射することが可能である。
第1接着促進剤を基板に転写することにより、特に転写プライがプレスブランケットに塗布される前、滑らかな堆積、特に接着剤の堆積が達成されることが好ましい。特に、キャリアフィルム、好ましくはPETフィルムを用いて転写プライを介して硬化が行われる場合、特に、第1接着促進剤に塗布される転写プライの表面光沢は、更に改善される。
第1接着促進剤は、10cm~60cm、特に15cm~25cm及び/又は20cm~30cmの硬化部上で硬化されることが好ましい。特に、転写フィルムを有する基板は、1つ以上の第1偏向ローラによって硬化部上を搬送される。特に、硬化装置は、10cm~60cm、特に15cm~25cm及び/又は20cm~30cmの硬化部上で第1接着促進剤を硬化させる。硬化部は、特に硬化部に沿って転写フィルムを有する基板を搬送するように設計された1つ以上の第1偏向ローラを備えることが好ましい。
例えば、第1及び/又は第2印刷ユニットは、予備硬化装置を備えることが有利であることが判明した。予備硬化装置は、第1接着促進剤を基板に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、及び/又は、転写プライを第1領域に転写された第1接着促進剤を有する基板に塗布する前、予備硬化装置が第1接着促進剤を予備硬化するように配置される。
これにより、特に以下のステップを実施することが可能である。
-第1接着促進剤を基板に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、及び/又は、転写プライを第1接着促進剤を有する基板に塗布する前、第1接着促進層を予備硬化させるステップ。
第1接着促進剤は、転写プライを第1領域に転写された第1接着促進剤を有する基板に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、硬化中に硬化装置によって硬化されることが好ましい。したがって、硬化装置は、転写プライを第1領域に転写された第1接着促進剤を有する基板に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、第1接着促進剤を硬化させるように設計されることが有益である。
特に、硬化装置及び/又は予備硬化装置の配置によって、印刷装置のコンパクトな設計が達成されることが好ましい。ここでは、第1及び第2印刷装置の間の搬送部は、硬化部として同時に使用されることが好ましい。更に、これにより、例えば、エネルギー、特に熱エネルギーを節約することが可能である。
印刷装置、特に第2印刷ユニットは、剥離装置を備えることが好ましい。剥離装置は、転写フィルムのキャリアフィルムが剥離される、特に転写プライが第1領域において基板上に残るように形成されることが好ましい。これは、特に、第1接着促進剤が転写された及び/又は転写されている基板上にのみ転写プライが残ることを意味する。
これにより、好ましくは以下のステップを実施することが可能である。
-第1接着促進剤が転写される基板上にのみ転写プライが残るように、転写フィルムのキャリアフィルムを剥離するステップ。
ここでは、硬化装置は、特に基板の搬送方向において、剥離装置の前及び/又は第1転写ユニット、特に転写媒体の後に配置されることが有利である。
硬化装置及び/又は予備硬化装置は、基板の搬送方向において、剥離装置の後に配置されず、及び/又は、硬化及び/又は予備硬化は、転写フィルムのキャリアフィルムの剥離の後に実施されないことが好ましい。
これにより、特に基板の搬送方向における硬化が、転写フィルムの剥離の前及び/又は基板への第1接着促進剤の転写の後に実施されることが更に有利である。特に、キャリアフィルムの剥離中、これは、第1接着促進剤を再び引っ張らないことが好ましく、及び/又は、基板、第1接着促進剤及び/又は転写プライにピック力を与えないことが好ましい。特に、接着促進剤及び/又は転写プライの滑らかなプライは、それによって悪影響を受けないことが好ましく、特に、転写プライの平滑性及び/又は光沢が増加するという利点が達成される。
特に、第2印刷ユニットは、1つ以上の偏向ステーションを有する偏向装置を備える。偏向ステーションは、転写プライがプレスシリンダと第2基板シリンダとの間を1回以上繰り返し供給されるように形成されることが好ましい。転写プライは、基板に1回以上繰り返し塗布され、及び/又は、転写フィルムのキャリアフィルムは、少なくとも部分的に1回以上繰り返して剥離され、転写プライは、第1接着促進剤を第1領域に有する基板上に少なくとも部分的に残る。
ここでは、転写フィルムの材料は、転写プライを基板に複数回塗布することによって最適に利用されることが有利である。ここでは、転写プライを1つ以上の基板に複数回塗布することも可能である。
硬化及び/又は予備硬化は、UV照射、特に高圧UV水銀蒸気ランプ、中圧UV水銀蒸気ランプ、低圧UV水銀蒸気ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LED及び/又は電子ビーム(Eビーム)、又は、それらの組み合わせからなる群から選択される照射によって実施されることが好ましい。
したがって、硬化装置及び/又は予備硬化装置は、UVエミッタ、特に高圧UV水銀蒸気ランプ、中圧UV水銀蒸気ランプ、低圧UV水銀蒸気ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LEDエミッタ及び/又は電子ビームエミッタ(E-ビームエミッタ)、又は、それらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上のエミッタを備えることが好都合である。ここでは、1つ以上のエミッタとは、特に1つ以上の放射線源を意味する。UVは紫外線を表すことが好ましい。
特に、硬化中及び/又は予備硬化中、250nm~410nmの範囲、特に310nm~410nmの範囲及び/又は365nm~405nmの範囲の波長を基板及び/又は第1接着促進剤に照射することが可能である。硬化装置及び/又は予備硬化装置は、250nm~410nmの範囲、特に310nm~410nmの範囲及び/又は365nm~405nmの範囲の波長で基板及び/又は第1接着促進剤を照射することが有益である。
UV照射による硬化の間、液体コーティング材料、例えば、ワニス、印刷インク及び/又は接着促進剤、特に第1接着促進剤が硬化されることが好ましい。これは、化学反応によって数秒以内に固体状態に変化することが好ましい。特に、ワニスの場合、固体乾燥フィルムが形成される。
UVランプの形態の1つ以上の放射線源が1つ以上のエミッタとして使用されることが好ましい。ここでは、例えば、ドープ鉛、鉄、ガリウム及び/又はタリウムドープ及び/又は非ドープランプ、例えば水銀蒸気ランプ及び/又はフラッシュチューブが放射線源として使用されることが可能である。紫外線硬化ワニス、インク及び/又は接着促進剤又は接着剤は、簡略化のために、紫外線ワニス、紫外線インク及び/又は紫外線接着促進剤又は紫外線接着剤としてのみ言及されることが好ましい。
高圧水銀蒸気ランプ、特に高圧UV水銀蒸気ランプは、特に254nm、296.73nm、313nm、335nm、365nm(i線)及び405nm(h線)のUV放射線を放射することが好ましい。全ての他の波長は、既に可視光であることが好ましく、ここでは、下位の役割を果たすか又は役割を果たさないことが好ましい。即ち、特に、他の波長も放射される。他の波長は、硬化及び/又は予備硬化にほとんど影響を及ぼさないか又は全く影響を及ぼさないことが好ましい。
中圧水銀蒸気ランプ、特に中圧UV水銀蒸気ランプは、特に250nm、313nm、365nm(i線)及び405nm(h線)のUV放射線を放射することが好ましい。全ての他の波長は、既に可視光であることが好ましく、ここでは、下位の役割を果たすか又は役割を果たさないことが好ましい。即ち、特に、他の波長も放射される。他の波長は、硬化及び/又は予備硬化にほとんど影響を及ぼさないか又は全く影響を及ぼさないことが好ましい。
低圧水銀蒸気ランプ、特に低圧UV水銀蒸気ランプは、特に254nmのUV放射線を放射することが好ましく、185nmの別の輝線を有することが好ましい。
例えば、金属ハロゲン化物又はガリウム、鉛、鉄、タリウム及びインジウムドープガス充填物が得られる。それらは、特に着色顔料によるより短い波長のUV放射線の吸収を防ぐために、UV-A及び/又は青色の発光スペクトルを補足することが好ましい。
更に、1つ以上のエミッタとして、特に365nm~405nmの間の発光スペクトルを有する1つ以上のUV LEDランプを使用することが可能である。
硬化のために、UV LEDエミッタ及び/又はUV LEDシステムは、電流を直接光に変換する発光ダイオード(LED)の特性を利用することが好ましい。それらは、特に半導体化合物に基づき、電流がLEDを通って伝導方向に流れると、すぐに紫外線又は可視光の形態でエネルギーを放射する。ここでは、重合はLEDの光又は放射によって引き起こされることが好ましい。特に、UV LEDエミッタ及び/又はLEDシステムの重合プロセスは、原則として、公知のUV技術と同一である。1つの違いは、特に、反応性及び表面特性に関する化学的性質の最適化が行われることである。上記前提条件が印刷インク、ワニス、接着促進剤、コーティング又は他の印刷材料の部分で満たされる場合、UV LEDエミッタ及び/又はUV LEDシステムは、例えば印刷装置、特にオフセット印刷装置で上手く使用することができることが好ましい。
UV LEは、低エネルギーUVを意味することが好ましく、「LE UV」とも呼ばれることも好ましい。印刷インク及び/又は接着促進剤の即時乾燥は、特に、UV LEエミッタ及び/又はEL UVシステムを用いて達成される。
更に、硬化によって、基板を、例えば、直ちに処理することができ、特に、接着促進剤で基板を乾燥させるための中間貯蔵は必要とされない。更に、これにより、粉末の使用を省略することが可能である。更に、耐摩耗性が増強されることが好ましく、その結果、転写プライは、特に保護ワニス層を必ずしも必要としない。更に、追加のIR乾燥(IR=赤外線、ここでは赤外線が好ましい)を使用しないことが可能であり、それによって、例えば、エネルギー費用を節約することができる。
更に、特にプロセスの信頼性が向上し、光学品質が向上することが好ましい。更に、特に基板への接着促進剤の浸透が低減され、特に良好な仕上げの可能性、並びに、例えば、切断されたインク表面を生成する可能性及び/又は切断された接着促進剤表面を生成する可能性が生じることが好ましい。
LE UVシステムは、特に、従来の乾燥システム及び従来のUVシステムの両方と比較して、より少ない空間を必要とする。特に、乾燥及び/又は硬化は、延長された搬送なしに実施することができる。更に、例えば、制御ボックス、冷却器及び排気ユニットに対する空間要求は特に小さく、特に2m2より小さい。また、特殊ランプの使用によりオゾンフリー動作が可能である。
フィルム、特に、好ましくはUV透過性を有するPET(PET=ポリエチレンテレフタレート)から製造されたフィルムが、転写フィルムのキャリアフィルムとして使用されることが好ましい。ここでは、第1接着促進剤の光開始剤は、キャリアフィルムが透過性である波長に対応して選択されることが好ましい。
特に、硬化装置及び/又は予備硬化装置は、冷却、特に水冷却を含み及び/又は冷却され、特に水によって冷却されることが有益である。ここでは、硬化装置及び/又は予備硬化装置は、1つ以上のシャッター及び1つ以上の反射器を有し、これらは、水で冷却されることが好ましい。シャッター及び反射器の水による冷却によって、特に熱現像は、機械から直接的且つ効果的に放散されることが好ましい。
代替的に又は追加的に、硬化装置及び/又は予備硬化装置は、特に硬化装置及び/又は予備硬化装置の均一動作を保証する一体化された空気冷却を備えることが可能である。一体化された空気冷却は、硬化装置及び/又は予備硬化装置、特に好ましくはUVランプの形態の1つ以上の放射線源の均一動作を保証することが好ましい。
また、硬化装置及び/又は予備硬化装置は、電子式安定器を有することも可能である。ELC制御は、照射パワーに結合されることが好ましく、その結果、パワー、特に、総放射照度及び/又は正味放射照度は、最大値の30%~100%以内で連続的に調整可能及び/又は調整されることが好ましい。ここでは、調整は、例えば、印刷速度及び/又は処理速度に応じて行われる。待機動作では、電力、特に総放射照度及び/又は正味放射照度は、自動的に最小化されることが好ましい。
好ましくは水銀蒸気ランプのために、硬化装置の出力、特に総放射照度が160W/cm~200W/cm、及び/又は、好ましくはUV LEDランプのために、12W/cm~20W/cmの出力範囲にあるように、硬化が行われる及び/又は硬化装置が形成されることが好ましい。正味放射照度は、4.8W/cm~8W/cmの範囲にあり、及び/又は、硬化装置による第1接着促進剤へのエネルギー入力は、200mJ/cm~900mJ/cmの範囲にあることが好ましい。
第1接着促進剤の硬化は、0.04秒~0.15秒の露光時間で行われることが好ましい。基板の上記処理速度及び/又は搬送速度及び所定の放射照度では、硬化のために必要なエネルギー入力が保証されることが好ましい。
特に、1つ以上の放射線源が、LAMP硬化UVユニットタイプの放射線源を備えることが可能である。
硬化は、電力及びエネルギー変換に関して、試行且つ試験されたシステム工学を最適化することが有利である。ここでは、硬化は、硬化装置の出力、特に総放射照度及び/又は正味放射照度が200W/cm2までの2つの個別のプラグインユニットによって行うことができる。これにより、著しいエネルギー節約の利点を達成することができる。
硬化装置の出力、特に総放射照度が2W/cm~5W/cmの範囲にあるように、予備硬化が実施され及び/又は予備硬化装置が形成されることが好ましい。正味放射照度は、0.7W/cm~2W/cmの範囲にあり、及び/又は、予備硬化装置による第1接着促進剤へのエネルギー入力は、8mJ/cm~112mJ/cmの範囲にあることが好ましい。これにより、第1接着促進剤は、完全に硬化されないことが好ましいが、特に所望の粘度に増加することができる。その結果、転写プライが基板に塗布される場合、特に接着促進剤の必要な接着作用が維持される。
第1接着促進剤の予備硬化は、0.02秒~0.056秒の照射時間で行われることが好ましい。上記基板の処理速度及び/又は搬送速度及び所定の放射照度では、予備硬化に必要なエネルギー入力が保証されることが好ましい。
第1接着促進剤の予備硬化の間、その粘度が増加する及び/又は200mPa・s~400mPa・sに増加することが有益である。このような粘度増加は、特に、基板への転写プライの塗布中に第1接着促進剤が圧搾されないことを保証する。その結果、剥離後、転写プライは、第1接着促進剤のプリント中に達成される解像度で基板上に実質的に残ることが好ましい。
転写プライを転写フィルムに包含させることも可能である。ここでは、転写フィルムは、特に所定の順序で以下の層を断面において有することが好ましい。層は、キャリアフィルム、任意の剥離層、転写プライである。
転写プライは、特に所定の順序で以下の層のうちの1つ以上を断面において有することが可能である。層は、転写フィルムのキャリアフィルムに対向する転写プライの側面における保護ワニス層、複製ワニス層、着色ワニス層、気化性ワニス層、金属層、特にアルミニウム層、接着促進剤層、バリア層、転写フィルムのキャリアフィルムと反対側の転写プライの側面における接着剤層である。ここでは、転写フィルムは、冷間スタンピングフィルムであることが可能である。
特に、転写フィルムは、キャリアフィルムと、キャリアフィルムから取外し可能な転写プライとを備え、冷間フィルム転写法で使用するための第1転写フィルムであることが可能である。特に、ここでの転写プライは、キャリアフィルムから始まり、透明剥離層、任意の透明保護ワニス層、少なくとも1つの装飾層、及び、90℃を超える温度範囲で活性化可能な熱可塑性接着剤から製造される少なくとも1つのプライマ層を備える。
ここでは、第1転写フィルムは、特にキャリアフィルムと反対側に熱可塑性接着剤で製造されたプライマ層を有する。このプライマ層は、転写プライを基板に塗布する間、特に冷間フィルム転写の形態で第1接着促進剤のための接着促進剤層として基板上で作用する。これは、特にUV照射下で架橋する接着促進剤である。転写プライ上に配置され、熱可塑性接着剤で製造されたプライマ層と、基板上に配置された第1接着促進剤、特にUV照射下で架橋する第1接着促進剤との組み合わせによって、転写プライと基板及び/又はプライマ層との間の特に確実な接続を有利に行うことができる。これは、特にこの点において驚くべき効果である。これは、熱可塑性接着剤、好ましくは熱接着剤とも呼ばれ、第1接着促進剤、特にUV照射下で架橋する第1接着促進剤がその接着作用が全く異なる物理化学的原理に基づく物質であることによる効果である。
冷間フィルム転写法で使用するための上記第1転写フィルムは、特にホットスタンピングフィルムと同様の構造を有する。特に、キャリアフィルムと、キャリアフィルムから取外し可能な転写プライとを有するホットスタンピングフィルムの形態の転写フィルムの使用は、冷間フィルム転写方法において理想的である。ここでは、転写プライは、第1接着促進剤によって、特に、好ましくはUV照射下で架橋する接着剤である冷間接着剤の形態で基板に固定される。公知のように、ホットスタンピングフィルムは、ホットスタンピング処理中に加熱され、通常は、追加の圧力下で、特にスタンピングされる基板との接着接続に入るホット接着剤層を有する。冷却後、転写プライは、ホット接着剤層によって基板に固定される。その結果、キャリアフィルムを剥がすことができることが好ましい。
更に、転写フィルムは、冷間フィルム転写法で使用するための第転写フィルムであり、キャリアフィルムと、キャリアフィルムから取外し可能な転写プライとを備えることも可能である。特に、ここでの転写プライは、キャリアフィルムから始まり、透明ポリマー剥離層、任意の透明保護ワニス層、少なくとも1つの装飾層及び少なくとも1つのプライマ層を備える。
特に転写フィルムの場合、転写条件下で、特にキャリアフィルムの剥離中、キャリアフィルムからの剥離層の剥離力及び転写プライからの領域除去力は、基板と転写プライとの間の接着力よりも全体的に小さく形成されることが好ましい。これは、使用される接着促進剤、特に冷間接着剤のタイプ、特に一方では基板への、他方ではプライマ層へのその結合によって影響されることが好ましい。転写中、特にキャリアフィルムの剥離中、転写プライ又は転写プライの領域は、その後、キャリアフィルムから剥離され、基板に付着したままであり、特に第1領域において基板に付着したままであることが好ましい。転写前、特にキャリアフィルムの剥離、キャリアフィルムからの剥離層の剥離力が非常に高いことが好ましいことから、キャリアフィルムから転写プライを剥離することなく、転写フィルムの安全な取り扱いが保証される。これは、例えば、供給ローラから転写フィルムを巻き戻し中、及び/又は、場合によっては偏向装置よって例えば第2印刷ユニット内へ、特に硬化部によって及び/又は特に冷間フィルム転写ユニット内へ転写フィルムの転写中に保証される。転写フィルムを再び巻き取り、巻き戻すために、特に、転写プライと反対側のキャリアフィルムの側面に適当な非粘着層を設けることに価値があることが証明されている。
本発明による各転写フィルムについて、剥離層がワックスを含まず及び/又はシリコーンを含まずに形成されること特に好ましい。特に、転写フィルムは、従来のワックスベース又はシリコーンベースの剥離層を有していない。これは、従来の印刷インク、特にUV硬化印刷インク、UV硬化ワニス、ハイブリッドインク又はワニスを用いて、それを備えた転写フィルムの転写プライを限られた程度にのみ印刷することができるか又は全く印刷することができないという効果を今まで有していたことによる。
アクリレートコポリマーをベースとする剥離層の使用は、第1及び/又は第2転写フィルムに特に好ましい。
剥離層は、0.01~0.3μm、好ましくは0.1~0.2μmの範囲の厚さを有することが好ましい。
少なくとも1つのプライマ層は、1μm~5μmの範囲、特に1.5μm~3μmの範囲の厚さを有する場合に価値があることが判明した。
更に、例えば、基板等に対してコントラストを強化するために、少なくとも1つのプライマ層は染色して形成され得る。
更に、低温接着剤及び/又は第1接着促進剤に隣接する少なくとも1つのプライマ層が、100nm~180nmの範囲、特に120nm~160nmの範囲の表面粗さを有すると価値があることが判明した。表面粗さは、とりわけ、堆積方法及びプライマ層の配合物によって決定される。しかしながら、プライマ層のより小さい表面粗さ、驚くべきことに、より大きい表面粗さは、特に低温接着剤の形態の第1接着促進剤と転写プライとの間で達成可能な接着の減少をもたらすことが確立されている。ここでは、プライマ層の表面粗さは、特に干渉顕微鏡を用いて測定されている。
また、1つのプライマ層が存在するだけでなく、化学的及び/又は物理的性質の点で異なる2つ以上のプライマ層も存在することが可能である。これにより、一方では、隣接する装飾層及び/又は隣接する装飾層の方向において最適な接着を達成し、他方では、特に冷間接着剤、好ましくはUV接着剤の形態で転写プライと接触する第1接着促進剤の方向において最適な接着を達成することができる。
特に、各転写フィルム、最適にはその転写プライのみが、250nm~400nmの波長範囲、特に310nm~410nmの範囲及び/又は365nm~405nmの範囲、5%~40%、特に5%~20%の範囲の紫外線透過性を有する場合に価値があることが判明した。透過性とは特に透過率を意味する。
特に、基板上においてUV照射下で架橋する接着剤に基づくことが好ましい冷間接着剤の形態で第1接着促進剤の特に迅速且つ特に完全な硬化が可能になる。その結果、基板への転写プライの接着が更に改善される。これは、特に十分に大量の照射の場合にのみ、第1接着促進剤が特にUV照射下で架橋し、完全に架橋し、完全に硬化し、高い接着力を達成する接着剤の形成であることによる。その結果、第1接着促進剤を有する第1領域において基板に塗布された転写プライの基板からの剥離が確実に防止される。ここでは、転写フィルムのUV透過性の決定因子は、特に、存在する全ての層の中で最も低いUV透過性を有する転写フィルムの層である。
キャリアフィルムは、4.5μm~23μmの範囲の厚さを有することが好ましい。キャリアフィルムは、ポリエステル、ポリオレフィン、ポリビニル、ポリイミド又はABSから形成されることが好ましい。ここでは、PET、PC、PP、PE、PVC又はPSからなるキャリアフィルムの使用が特に好ましい。特に、PET製のキャリアフィルムは価値があることが判明している。
全体的には、転写フィルムは、特に6μm~25μmの範囲、特に13μm~16μmの範囲の厚さを有する。
特に、転写プライが保護ワニス層を有する場合に価値があることが判明した。保護ワニス層は、特に、基板上の転写プライの機械的及び/又は化学的負荷に対する保護を提供する。保護ワニス層は、0.8μm~3μm、特に0.9μm~1.3μmの範囲の厚さを有することが好ましい。更に、保護ワニス層は、結晶透明様式で無色であるか又は染色されているか又は少なくとも部分的に染色され得る。
転写プライの少なくとも1つの装飾層は、少なくとも1つの金属層及び/又は少なくとも1つの誘電体層によって形成されることが好ましい。少なくとも1つの装飾層が好ましくは8nm~1500nmの範囲の厚さを有することが有益であることが判明した。この層は、特にUV接着剤の形態で、UV光透過率、したがって第1接着促進剤の完全硬化挙動に大きな影響を及ぼす。
第1接着促進剤がUV接着剤の形態で使用される場合、金属層の形成の装飾層の場合でも転写フィルムの所望の高いUV透過性を達成するために、金属層は、10nm~20nmの範囲の層厚のみを有することが特に好ましい。このようにして、金属層の良好な視認性及び装飾効果がUV放射線に対する高い透過性と組み合わせて達成される。
金属層は、アルミニウム、銀、金、銅、ニッケル、クロム又はこれらの金属の少なくとも2つを含む合金で形成されることが好ましいことが分かっている。誘電体層は、特に、金属酸化物、ポリマー又はワニスを含む群の少なくとも1つの材料から形成される。SiOx、MgO、TiOx、Al、ZnOなどのHRI材料の誘電体層は、特に価値があることが証明されている。変数xは、0~3の範囲にあることが好ましい。
装飾層は、UV範囲で透過性のあるHRI材料(HRI=高屈折率)から形成され得る。HRI材料は、特に、CdSe、CeTe、Ge、HfO、PbTe、Di、Te、TiCl又はZnTeなどである。
装飾層が光学的可変効果を生成するための回折レリーフ構造及び/又は3次元効果又は深さ効果を生成するためのマクロ構造を有する場合、特に価値があることが証明されている。特に透明ニス層に形成される回折レリーフ構造によって、画角に依存する運動学的効果を有するホログラム、三次元表現などの画角に応じて、異なる光学的効果、いわゆる光学的可変効果を達成することができる。
特に、1.5cm3/g~120cm3/g、特に10cm3/g~20cm3/gの範囲の顔料カウントを有するプライマ層が使用されることが特に好ましいことが証明されている。
計算のために、プライマ層の好ましい組成を以下に示す(データはグラム)。
4900 有機溶媒エチルアルコール
150 有機溶媒トルエン
2400 有機溶媒アセトン
600 有機溶媒ベンジン80/110
150 水
120 バインダーI:メタクリル酸エチルポリマー
250 バインダーII:酢酸ビニルホモポリマー
500 バインダーIII:酢酸ビニルラウリン酸ビニル共重合体、固体=50+/-1%
400 バインダーIV:メタクリル酸イソブチル
20 顔料多官能性酸化ケイ素、平均粒径3μm
5 フィラー微粉化アミドワックス、粒径3μm~8μm
このプライマ層の顔料カウントは以下の通りである。
Figure 2022541037000005
ここでは、
mp=20g多機能酸化ケイ素
f=多機能酸化ケイ素のためのOAV/d=300/0.4g/cm=750cm3/g
BM=120gバインダーI+250gバインダーII+(0.5×500g)バインダーIII+400gバインダーIV=1020g
=0g
このようにして、良好であることが見出されたプライマ層の組成から始まり、特に、それから逸脱する可能性のある更なる着色を迅速且つ複雑でない方法で計算することができることが好ましい。
特に、第1接着促進剤はUVインクを含む。ここでは、UVインクは、特に、高比率のバインダーに加えて、着色顔料及び/又は染料及び/又は添加剤及び光開始剤からなる。UVインクは、光化学プロセスにおいて乾燥することが好ましい。ここでは、硬化、特に完全硬化又は含有される結合剤の予備硬化は、UV放射線の作用下で光開始剤によって起こされる。特に、UVインクは、第1印字ユニットの直後及び/又は基板への第1接着促進剤の転写の直後に既にほぼ完全に固定されており、エミッタのUV放射線を通過する。
UVインクは特にUV硬化系を含む。UV硬化系は、特に、反応性アクリレート、エポキシド、エノールエーテル及び/又は環状アミンを含む。更に、UV硬化系は、例えば、バインダーとしてアジリジンを含む。また、UV硬化系が不飽和ポリエステル樹脂を含むことも考えられる。更に、UV硬化系は、光開始剤及び助剤、例えば、架橋剤、レベリング剤、増粘剤、分散添加剤、艶消し剤、酸化防止剤、及び/又は、顔料、好ましくは有機着色顔料、カーボンブラック、及び/又は、二酸化チタンを含むことが可能である。光照射の間、光開始剤は、ラジカル及び/又は反応性カチオン、特に超酸を形成し、より長鎖の分子の重合又は架橋反応を誘導することが好ましい。ラジカル硬化系が使用されることが特に好ましい。したがって、第1接着促進剤は、ラジカルに硬化するUV接着剤を含むことが可能である。
第1接着促進剤は、低温接着剤であることが好ましい。特に、UV照射下で架橋する接着剤、特に、以下の組成(重量%)を有するフレキソ印刷接着剤が冷間接着剤として使用される。
45-50 グリコールジアクリレート
20-25 ポリエステル/ウレタンアクリレートオリゴマー
20-25 ポリエステルアクリレート
5-10 接着促進剤
3-8 光開始剤(複数可)
0-5 モノマーアクリレート
第1接着促進剤は、以下の材料の1つ以上を含む又はそれからなることが好ましい。材料は、印刷インク、特にフレキソ印刷インク、硬化成分、接着剤、特にUV接着剤、好ましくはラジカル硬化UV接着剤の形態の接着剤である。
特に、UV照射、特に高圧UV水銀蒸気ランプ、中圧UV水銀蒸気ランプ、低圧UV水銀蒸気ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LEDエミッタ、及び/又は、電子ビーム放射源から選択される照射によって硬化可能である硬化成分の選択に応じて、下にある光開始剤が適合されることが好ましい。ここでは、UV LED硬化成分を含む接着促進剤は、特に、全ての系、特に、挙げられた系の全てで硬化させることができる。一方、標準的なUV硬化成分を含む接着促進剤は、標準的なUVランプ、特に高圧及び/又は低圧でのみ硬化させることができる。
また、第1印刷ユニットは、少なくとも1つの第1印字ローラ及び第1版胴を備え、結合及び分離可能な第1印字ユニットを有し、及び/又は、第2印刷ユニットは、少なくとも1つの第2印字ローラ及び第2版胴を備え、結合及び分離可能な第2印字ユニットを有することが可能である。更に、第1印刷ユニットは、少なくとも1つの第1湿しローラを備え、結合及び分離可能な第1湿しユニットを有し、及び/又は、第2印刷ユニットは、少なくとも1つの第2湿しローラを備え、結合及び分離可能な第2湿しユニットを有することも考えられる。
第1印字ユニットは、第1印字ユニットが第2接着促進剤を転写媒体に転写するように、特に第2接着促進剤が第1接着促進剤と共に転写媒体から基板に転写されるように、第1印字ユニットの結合状態で形成される。したがって、第1印字ユニットによって、第1印字ユニットの結合状態で、特に第2接着促進剤が第1接着促進剤と共に転写媒体から基板に転写されるように、第2接着促進剤が転写媒体に転写されることが好ましい。
ここでは、第2接着促進剤は、第1領域と部分的に重なり及び/又は重ならない第2領域において、転写媒体及び/又は基板に転写されることが好ましい。特に、ここでは、第2接着促進剤を予備硬化装置によって予備硬化させること及び/又は硬化装置によって硬化させることも可能である。
特に、製造される製品の要求に応じて、印刷装置が柔軟に設定可能であるという利点が達成される。例えば、第2接着促進剤は、より吸収性のある基板が使用される場合に使用することができ、及び/又は、第1接着促進剤は、転写フィルムのより高い所望の光沢の場合に使用することができる。
更に、例えば、光沢に対する接着促進剤の流動特性及び変形特性の上記効果のために、特に大きな光沢差を有する様々な光沢効果が、塗布される転写プライの様々な領域において生成され得るという利点が達成される。特に、ここでの第2接着促進剤は、オフセット低温フィルム接着剤であり、及び/又は、非ニュートン挙動又は略非ニュートン挙動を有する。その結果、例えば、特に魅力的な光学的外観が生成され、及び/又は、偽造に対する保護が向上する。
印刷インク、特にオフセット印刷インクが第1及び/又は第2印字ユニットによって基板に転写されることも考えられる。
ここでは、特に印刷インク、特にオフセット印刷インクは、第1印字ユニットによって、転写媒体及び/又は転写シリンダ上に配置された印刷ブランケットに転写され、第1接着促進剤を用いて又は用いずに基板に転写されることが可能である。
したがって、第1印刷ユニットによって、フレキソ印刷接着剤及び/又はフレキソ印刷インクの形態の第1接着促進剤と、オフセット印刷接着剤及び/又はオフセット印刷インクの形態の第2接着促進剤とが基板に転写されることが考えられる。
印刷インク、特にオフセット印刷インクは、第2印字ユニット、特に第2印刷版によって、プレスシリンダ上に配置された印刷ブランケットに転写されることが好ましい。ここでは、転写プライは、第2印刷ユニットによって、基板に塗布されないことが好ましいことも考えられる。
特に、以下のステップのうちの1つ以上が実施され、特に任意の順序で1回以上実施されることが有利であることが証明されている。
-第1印字ユニット及び/又は第1湿りユニットを結合又は分離させるステップ、
-第2印字ユニット及び/又は第2湿りユニットを結合又は分離させるステップ、
-特にチャンバドクターブレードシステム及び/又はチャンバドクターブレードシステムと共にアニロックスローラを結合又は分離させるステップ。
結合及び/又は分離は、特に、取り出し、変位及び/又は回転の形態で可能である。
第1印字ユニット、第1湿しユニット、第2印字ユニット、第2湿しユニット、アニロックスローラ及び/又はチャンバドクターブレードシステムは、非結合状態では動作不能である。
第1及び/又は第2印字ユニットの結合状態では、第1及び/又は第2版胴は、印刷版を有することが好ましい。印刷版は、親水性領域が第2接着促進剤及び/又はオフセットインクを吸収せず及び/又はそれらを転写媒体に転写しないように、第1及び/又は第2湿しユニットによって水が供給される親水性領域を有する。特に、印刷版から転写媒体への第2接着促進剤及び/又はオフセットインクの部分的な、好ましくはパターン化された転写がそれによって行われる。
ここでは、特に、現在の利点は、一旦冷間スタンピング及び/又は冷間フィルム転写を伴い、一旦冷間スタンピング及び/又は冷間フィルム転写を伴わずに、印刷装置を多機能的に使用することができることである。
特に、転写プライの所望の光沢レベル又は転写プライの異なる領域に応じて、第1及び/又は第2接着促進剤及び/又は印刷インクを有利に印刷することができる。更に、例えば、印刷装置、特にオフセット印刷装置の資源効率は、転写シリンダが二重機能を果たすことから向上する。
最終的に転写プライで部分的に又は全表面にわたって覆われ、任意選択でさらに処理及び/又は印刷された基板は、湿潤接着剤ラベル、インモールドラベル、マガジンの形態で又は例えば折り畳みボックスなどの包装材料として使用されることが好ましい。即ち、例えば、湿潤接着剤ラベル、インモールドラベル、マガジン又は例えば折り畳みボックスなどの包装材料などが印刷装置によって及び/又は方法によって製造される。
更に、印刷装置、特にオフセット印刷装置において、転写媒体を有する転写シリンダを備えた第1転写ユニットの使用が有益である。ここでは、印刷装置、特にオフセット印刷装置におけるオフセットブランケット及び/又はオフセットブランケットシリンダが、転写媒体を有する転写シリンダを備えた転写ユニットがオフセットブランケット及び/又はオフセットブランケットシリンダに置き換わるように、特に除去される。
更に、印刷装置、特にオフセット印刷装置を変換する方法が考えられ、この方法は、特に以下の順序で実施される以下のステップを含むことを特徴とする。
-印刷装置、特にオフセット印刷装置を設けるステップ、
-印刷装置のオフセットブランケットシリンダを転写シリンダと任意選択で交換するステップ、
-オフセットブランケットを転写媒体と交換するステップ、
-少なくとも1つの第1インクローラと、第1版胴を備える第1印字ユニット及び/又は少なくとも1つの第1湿しローラを備える第1湿しユニットとを任意選択で結合又は分離させるステップ、
-剥離装置の前及び/又は第1転写ユニットの後に、硬化装置が特に基板の搬送方向に配置されるように、第1接着促進剤を硬化させるための硬化装置を任意選択で配置するステップ。
以下、添付の図面を用いて複数の実施例を参照しながら、本発明を例として説明する。
図1は印刷装置及び方法を模式的に示す。 図2aは転写シリンダ及び転写媒体を模式的に示す。 図2bは転写シリンダ及び転写媒体を模式的に示す。 図3aは印刷装置及び方法における基板を模式的に示す。 図3bは印刷装置及び方法における基板を模式的に示す。 図4は印刷ユニットを模式的に示す。 図5は転写ユニットを模式的に示す。 図6aはアニロックスローラを模式的に示す。 図6bはアニロックスローラを模式的に示す。 図6cはアニロックスローラを模式的に示す。 図7は印刷ユニットを模式的に示す。 図8は印刷装置を模式的に示す。 図9は印刷ユニットを模式的に示す。 図10は印刷ユニットを模式的に示す。 図11aは印刷ユニットを模式的に示す。 図11bは印刷ユニットを模式的に示す。 図12は印刷装置及び方法を模式的に示す。 図13は印刷装置及び方法を模式的に示す。 図14は印刷装置及び方法を模式的に示す。 図15aは印字ユニット及び湿りユニットを模式的に示す。 図15bは印字ユニット及び湿りユニットを模式的に示す。 図16は転写フィルムを模式的に示す。 図17は転写フィルムを模式的に示す。
図1は、転写フィルム3の転写プライ2を基板1に転写するための、特にオフセット印刷装置である印刷装置を模式的に示す。
この印刷装置は、第1印刷ユニット4を有する。第1印刷ユニット4は、転写媒体411を有する転写シリンダ410を備える第1転写ユニット41を有する。更に、第1印刷ユニット4は、第1基板シリンダ412を有する。ここでは、第1印刷ユニット4の第1転写ユニット41は、第1接着促進剤5が転写媒体411から基板1の表面の第1領域11に転写されるように設計されている。
図1は、特にオフセット印刷装置である図示の印刷装置によって、転写フィルム3の転写プライ2を基板1に転写する方法を更に示す。
この方法は、以下のステップと任意選択で更なるステップとを含む。転写媒体411を有する転写シリンダ410を備える第1転写ユニット41を有する第1印刷ユニット4によって第1接着促進剤5を転写するステップ。
更に、第1印刷ユニット4は、第1基板シリンダ412を有する。ここでは、第1接着促進剤5は、転写媒体411から基板1の表面の第1領域11に転写される。
ここでは、基板1は、第1接着促進剤5が基板1に転写されるように、転写媒体411を有する転写シリンダ410と第1基板シリンダ412との間のギャップを通って供給されることが好ましい。
第1接着促進剤5の基板1への転写は、接触圧力で実施されことが好ましい。ここでは、接触圧力は、転写媒体411及び/又は転写媒体411を有する転写シリンダ410と第1基板シリンダとの特にギャップ形状の間隔を介して設定可能及び/又は設定されることが好ましい。ここでは、この間隔は特に0.00mmである。特に、この間隔を-0.5mm~+0.75mmの範囲、好ましくは-0.1mm~+0.3mmの範囲にすること及び/又はこの範囲に設定することも可能である。これらの負の値及び正の値は、転写シリンダ410に対する、特に転写媒体411の表面に対する第1基板シリンダ412の基本設定に特に関連する。ここでは、基板1の層サイズ及び/又は層厚を考慮することが好ましい。この基本設定から、特に負の値、例えば-0.1mmを設定することによって、基板1上の圧力を減少させることができ、及び/又は、特に正の値、例えば+0.3mmを設定することによって、基板1上の圧力を増加させることができる。
図2aは、転写媒体411を有する転写シリンダ410を示す。転写シリンダは、キャリア板4111と、外側層4112とを有する又はからなる。外側層4112は、転写シリンダ410と反対側のキャリア板4111の側面に特に配置される。
図2bは、外側層4112の上面図又は外側層4112の概略的な巻き戻しを示す。ここでは、転写媒体411は、転写シリンダ410上に引き伸ばされていないことが好ましい。
ここで黒く描かれた領域は、1つ以上のモチーフを形成する***領域を示すことが好ましい。
ここでは、転写媒体411の線は、特に0.1mm~0.5mmの間の線厚を有する。ポジ型及びネガ型は、特に、キャリアフィルム31が転写プライ2から剥離された後に転写プライ2によって形成される場合、5ptの型サイズまで判読可能である。ここでは、例えば、示されるいくつかのモチーフの1つのモチーフは、42線/cmのグリッド幅を有する。更に、転写媒体411を用いて、第1接着促進剤5を35%~75%の範囲の階調値で基板に転写することが可能である。
ここでは、転写媒体411は、例えば0.5mm~10mmの範囲、特に0.76mm~6.35mmの範囲の厚さ、及び/又は、500mm~2000mmの範囲の長さ、及び/又は、500mm~1500mmの範囲の幅を有する。ここでは、キャリア板4111の厚さの合計の最大厚、好ましくは外側層4112の厚さが位置する位置の厚さを示すことが好ましい。
更に、転写媒体411は、キャリア板4111を備えることが可能である。キャリア板4111は、ポリエステル、好ましくはPET(ポリエチレンテレフタレート)及び/又は金属、好ましくはアルミニウムを備える又はそれからなることが好ましい。キャリア板4111は、1.0mm~2.0mmの範囲の厚さ、特に1.0mm~1.5mmの範囲の厚さ、例えば1.16mmの厚さを有することが好ましい。また、キャリア板4111と外側層4112との層厚の合計が上記範囲であることが好ましいと考えられる。
転写媒体411、特に転写媒体411の外側層4112は、1つ以上のモチーフを備えることが好ましい。1つ以上のモチーフは、特に露光及びエッチングによって及び/又はミリング、彫刻、及び/又は、レーザ加工によって、転写媒体411、特に転写媒体411の外側層4112に光化学的に導入されることが好ましい。
ここでは、転写媒体411及び/又は転写媒体411の外側層4112は、Dupont Cyrel製のEASY FAST FEM 45タイプのワニス板であることが好ましい。ここでは、外側層は、例えば1.14mmの厚さを有する。
したがって、第1接着促進剤5は、転写媒体411によって、表面全体にわたって及び/又は部分的に、特に1つ以上のパターン及び/又はモチーフの形態で、第1領域11において基板1に転写されることが可能である。
転写媒体411は、好ましくはフォトポリマーを含む又はからなる外側層4112を有することが好ましい。好ましくは、転写媒体411、特にフォトポリマーを含む転写媒体411の外側層4112は、マスク、特にブラックマスクによって露光され、完全硬化され、好ましくは露光され、完全硬化パターン化される。次いで、過剰ポリマーは、除去される、例えば、洗い流されるか又は粉末として除去されることが好ましい。特に、1つ以上のモチーフ、例えば、キャリア板4111にレリーフ状に塗布されるポジティブモチーフは、後部に残る。
したがって、転写媒体411は、例えば分散ワニスによるインライン及び/又はオフラインプリント仕上げのために使用されるが、例えばUVワニスのためにも使用される。接着促進剤5は、特にUVフレキソ印刷接着剤、水性フレキソ印刷接着剤又は溶剤ベースのフレキソ印刷接着剤の形態で、そのような転写媒体411によって、基板1に転写されることが好ましい。
第1接着促進剤5は、少なくとも150lpi以下、特に120lpi以下、及び/又は、59線/cm以下、好ましくは47線/cm以下の解像度を有する領域において、転写媒体411、特に外側層4112から基板1に転写されることが有利であることが判明した。
これにより、特に、転写プライを基板に転写するための原理に基づく最大解像度が転写媒体によって達成され、転写プライの最大可能光沢が特に転写後に増大されるという利点が達成される。
このために、転写媒体411、特に転写媒体411の外側層4112、好ましくは1つ以上のモチーフの少なくとも1つの第1モチーフが、最大150lpi、特に最大120lpi、及び/又は、最大59線/cm、好ましくは最大47線/cmのグリッド幅を有することが有益である。転写媒体411、特に転写媒体411の外側層4112、1つ以上のモチーフの少なくとも1つの第2モチーフが、最大150lpi、特に最大120lpi、及び/又は、最大59線/cm、特に最大47線/cmのグリッド幅を有することも可能である。
ここでは、転写媒体411の1つ以上のモチーフ、特に転写媒体411の外側層4112が、0.05mm~0.9mmの範囲、特に0.1mm~0.15mmの範囲の線厚を有する1つ以上の線を備えることが可能である。
例えば、転写媒体411、特に1つ以上のモチーフの少なくとも1つのモチーフは、ここでは、0.15mm及び/又は6ミルの最も薄い独立線、特に0.15mm及び/又は150ミクロンの最も小さい独立ドットを有する。
更に、転写媒体、特に1つ以上のモチーフの少なくとも1つのモチーフは、ここでは、例えば、0.55mmのレリーフ深さを有する。
更に、転写媒体411、特に転写媒体411の外側層4112は、50ショアA~80ショアA、特に55ショアA~60ショアAの範囲の硬度を有することが可能である。例えば、ここでは、転写媒体は73ショアAの硬度を有する。
特に、転写媒体411、特に転写媒体411の外側層4112、好ましくは1つ以上のモチーフが、0.05μm~1μmの範囲、特に0.2μm~0.8μmの範囲の表面粗さ、好ましくはRa値を有することが可能である。
したがって、転写媒体411の表面、特に外側層4112、好ましくは1つ以上のモチーフは、第1接着促進剤の非常に良好な転写を保証するのに十分に滑らかであることが有利であり、特に小さいドットゲインしか生じない。
更に、これにより、特に、第1接着促進剤を有する転写媒体411の水和性が向上する。例えば、接着促進剤5のバックスプリットを大部分又は完全に防止することができる。更に、これにより、接着促進剤5が転写媒体411上で制御されずに流れたり滴下したりしないことが保証され、基板に作用する強力なピック力が防止される。
転写媒体411としては、以下の表の少なくとも1つを用いることが好ましい。ここでは、最も薄い独立線は、0.15mmの幅を有することが好ましく、及び/又は、最も小さい独立ドットは、0.15mmの直径を有することが好ましい。
Figure 2022541037000006
転写媒体411を有する転写シリンダ410を備える第1転写ユニット41は、印刷装置、特にオフセット印刷装置に使用されることが好ましい。
したがって、この利点は、特に、この印刷装置、特にこのオフセット印刷装置によって印刷することができる材料の範囲が増大し、好ましくは変換時間が短縮されることによって達成される。
図3aは、第1領域11に接着促進剤5が塗布された基板1を概略的に示す。
ここでは、部分領域において、第1接着促進剤5の代わりに第2接着促進剤を塗布することも考えられる。
図3bは、例えば、図1に概説されるように、第1領域11に第1接着促進剤5が転写された基板1を概略的に示す。
図3bは、転写フィルム3の転写プライ2を基板1に転写し、これが第1接着促進剤5を基板1に転写するための図1に示す印刷装置、特にオフセット印刷装置における基板1を概略的に示す。更に、転写フィルム3の転写プライ2を基板1に転写するための方法における、基板1への第1接着促進剤5の転写が特に上方矢印で示される。更に、転写された接着促進剤5の表面の任意の流れが中央矢印で概略的に示されている。矢印によって、概略的に示された状態a)、b)、c)及び/又はd)の間の遷移が特に示されている。
状態a)は、特に転写媒体411を有する転写シリンダ410と第1基板シリンダ412との間のギャップの前に、第1接着促進剤5が基板1の搬送方向において基板1及び/又は第1基板シリンダ412に塗布される前の基板を示す。
状態b)は、特に、ある程度の表面粗さを有する第1接着促進剤5の表面を示し、これは、ここでは、非常に粗く概略的に示されているに過ぎない。
状態c)は、好ましくは、特にその流動特性及び変形特性のために、有利な方法で流れた後の第1接着促進剤5の表面仕上げを概略的に示す。
下方矢印は、特に、基板への転写フィルム3の転写プライ2の塗布を示す。状態d)は、第1接着促進剤5と、続いて第1接着促進剤5に塗布された転写プライ2とを有する基板1を示す。ここでは、その表面仕上げは、特に接着促進剤5の表面仕上げと、その流動特性と、変形特性とに依存する。ここでは、その表面仕上げは、特に滑らか及び/又は光沢があることが特に有利である。
特に、ここでは、第1接着促進剤5の図示されていない横方向の流れも考えられ、この流れは、予備硬化及び/又は予備硬化装置によって制御される。
特に好ましくは、転写フィルム3のキャリアフィルム31が剥離された後に測定された転写プライ2が、0.05μm~1.5μmの範囲、好ましくは0.1μm~1μmの範囲の平滑度及び/又は表面平滑度を有するように、方法が実施され及び/又は印刷装置、特にオフセット印刷装置が形成されることが可能である。平滑度は、特に、Messmer Buchel製の533タイプのDIN53107:2016-05、好ましくはBekk平滑度テスタにしたがってBekkに応じて、少なくとも200秒で測定される。表面平滑度は、特に、パーカープリントサーフ(Parker Print Surf(PPS))法にしたがって、好ましくはDIN ISO 8791-4:2008-05に応じた空気漏れ法を用いて、好ましくはMessmer Buchel製のパーカープリントサーフPPS 90テスタによって、0.05μm~1.5μmの範囲、好ましくは0.1μm~1μmの範囲で測定される。
更に、特に転写フィルム3のキャリアフィルム31が剥離された後に測定された転写プライ2が光沢を有するように、方法が実施され及び/又は印刷装置、特にオフセット印刷装置を形成されることが可能である。光沢は、Bye Gardner製の「マイクロトリグロス」タイプの装置で測定されることが好ましく、60°の測定ジオメトリで500GUを超え及び/又は85°の測定ジオメトリで100GUを超える。これらの測定装置は、特に、ワニスコーティング、プラスチック、セラミック及び/又は金属表面の光沢レベルの測定に使用されることが好ましい。表面は、特に所定の角度でスポットライトによって照らされ、反射光は、好ましくは反射率計によって光電的に測定されることが好ましい。測定装置は、特に、基準DIN 67530、ISO 2813、ASTM D523及び/又はBS 3900 Part D5に対応している。較正のために、装置は、一体型ガラス基準を有するホルダ内に保持されることが好ましい。特に、「マイクロトリグロス」装置では、光沢は、光沢ユニット又は反射率で測定されることが好ましい。
転写プライ2及び/又は転写プライ2を有する基板1の光沢、平滑度及び/又は表面平滑度は、第1領域11において測定され、特に第1領域11における転写プライ2の表面において測定されることが好ましい。
テスタ、試験装置、測定装置及び/又は測定方法に関しては、特に上記説明を参照されたい。
ここでは、転写媒体411から基板1への第1接着促進剤5の転写中、わずかなバックスプリットしか起こらないか又はバックスプリットが実質的に起こらないことが有益である。例えば、基板1への転写中、少量の接着促進剤5が転写媒体411上に残ることも可能である。しかしながら、その量は特に少なく保たれる。上述したように、少量のバックスプリットは、特に、転写直後の第1接着促進剤5の表面が既に比較的滑らかであるという利点を有する。
更に、第1接着促進剤5は、特に第1接着促進剤5が第1転写ユニット41に搬送される前及び/又は第1接着促進剤5が基板1に転写されている間の状態で測定されるニュートン挙動又は略ニュートン挙動を有することが有益である。特に、これにより、上記流れが可能となる。特に、非ニュートン挙動又は略非ニュートン挙動は、対照的にいかなるものも許容しないか又はわずかな流れしか許容しない。
第1接着促進剤5の粘度、特に動的粘度は、50mPa・s~250mPa・sの範囲、好ましくは50mPa・s~200mPa・sの範囲、好ましくは50mPa・s~150mPa・sの範囲の公差を有する一定の粘度、特に一定の動的粘度及び/又はニュートン挙動から逸脱することが好ましい。ここでは、一定の粘度、特に一定の動的粘度は、公差値がその周りで変化する平均値であることが好ましい。
第1接着促進剤5は、特に第1接着促進剤5が第1転写ユニット41に搬送される前及び/又は第1接着促進剤5が基板1に転写されている間に測定される、200mPa・s~5000 mPa・sの範囲、好ましくは500mPa・s~1500mPa・sの範囲の粘度、好ましくは動的粘度を有することが有益である。粘度、特に動的粘度の場合、上記範囲に示されているように、それは、特に公差値がその周りで変化する平均値であってもよい。
したがって、ニュートン挙動又は略ニュートン挙動及びそのような粘度は、特に、第1接着促進剤5の表面粗さが、第1接着促進剤5の流動性のために、基板1への転写後に更に低減され得るという利点を有する。
第1接着促進剤5の粘着性を向上させることが好ましい。上記したように、第1接着促進剤5の粘度は、特にこのような粘着性に寄与する。ここでの粘着性の測定は、特に上記したように行われる。
特に、第1接着促進剤5は、基板1に転写されることが有益である。基板1は、2cm/m~10cm/mの範囲、好ましくは2.5cm/m~7cm/mの範囲の堆積容量を有し、及び/又は、3g/m~15g/mの範囲、好ましくは4g/m~8g/mの範囲の堆積重量を有する。
接着促進剤5は、例えば、LEONHARD KURZ Stiftung & Co.KG製のWF UV 31LMIタイプの接着剤であり及び/又は以下の組成を有する。
アクリル酸を有するプロピリジネトリメタノール、エトキシル化エステル 30~60%
塩素化ポリエステルアクリレート 10~20%
アクリル樹脂 5~20%
1,1,1-トリヒドロキシメチルプロピルトリアクリレート 10~20%
1-ブタノン,2-(ジメチルアミノ)-2-((4-メチルフェニル)メチル)-1-(4-(4-モルホリニル)フェニル) <5%
ペンタエリスリトールトリアクリレート及びペンタエリスリトールテトラアクリレート反応生成物 <2.5%
グリセリルプロポキシトリアクリレート <2.55
ポリオールアクリレート <1%
2,6-ジ-tert-ブチル-4-メチルフェノール <0.25%
ヒドロキノン <0.25%
基板1は、特に、基板への第1接着促進剤の転写前に測定された表面平滑性を有することが有益である。表面平滑性は、0.5μm~2.0μmの範囲、好ましくは0.01μm~0.2μmの範囲の公差を有し、PPS10、ISO8791-4に応じて測定されることが好ましい。基板1は、20%~80%の範囲、好ましくは50%~75%の範囲の光沢を有することも可能である。光沢は、特に、TAPPI(登録商標)T480に応じて、好ましくはBYK Gardner製の測定装置マイクログロス75°によって、好ましくは75°の角度で測定される。
更に、基板1は、特に、基板1への第1接着促進剤5の転写前に測定された0.5m/秒~4m/秒、特に0.75m/秒~4m/秒のピック抵抗を有することが有益である。ピック抵抗は、ISO3783:2006-07に応じて、好ましくはIGT製の測定装置Amsterdam 5 (4m/秒)を用いて測定されることが好ましい。
特に、基板1への第1接着促進剤5の転写前に測定された基板1が0.9OD~1.3OD(OD=光学密度)の範囲の浸透挙動を有することが特に有利であることが判明した。浸透挙動は、特に、IGT製の試験印刷装置で測定される。
基板1の光沢、表面平滑性、浸透挙動及び/又はピック抵抗のための試験装置及び/又は測定方法に関しては、特に上記記載を参照されたい。
基板1は、少なくとも2回コーティングされた表面を有し、可能な限り滑らかであることが好ましく、吸収性があまりないことが好ましい。更に、基板1は、70g/m~350g/mの間の坪量、特に比重を有することが好ましい。
更に、基板1は、特にStora Enso及び/又はIggesund Paperboard製のEnsocoat 2S、Invercote G又はPerforma White Typeの基板であることが可能である。
特に、基板をシート状に加工することが可能である。ここでは4つの例を挙げる。
第1の例では、1時間当たり10000枚のシートが処理される。これは、約7200m/時及び/又は120m/分に相当することが好ましい。第1接着促進剤5の転写と第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライ2の塗布との間、接着促進剤5を有する基板1は、1m~1.2mの範囲の部分にわたって及び/又は0.5秒~0.6秒の周期で搬送される。第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライの塗布から硬化及び/又は硬化装置への搬送は、ここでは、0.2mの部分にわたって実施され及び/又は0.1秒間にわたって実施されることが好ましい。
第2の例では、1時間当たり8000枚のシートが処理される。これは、約5760m/時及び/又は96m/分に相当することが好ましい。第1接着促進剤5の転写と第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライ3の塗布との間、接着促進剤5を有する基板1は、1m~1.2mの範囲の部分にわたって及び/又は0.62秒~0.75秒の周期で搬送される。第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライの塗布から硬化及び/又は硬化装置への搬送は、ここでは、0.2mの部分にわたって実施され及び/又は0.125秒間にわたって実施されることが好ましい。
第3の例では、1時間当たり12000枚のシートが処理される。これは、約8640m/時及び/又は144m/分に相当することが好ましい。第1接着促進剤5の転写と第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライ2の塗布との間、接着促進剤5を有する基板1は、1m~1.2mの範囲の部分にわたって及び/又は0.42秒~0.5秒の周期で搬送される。第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライ2の塗布から硬化及び/又は硬化装置への搬送は、ここでは、0.2mの部分にわたって実施され及び/又は0.083秒間にわたって実施されることが好ましい。
第4の例では、1時間当たり20000枚のシートが処理される。これは、約14400m/時及び/又は240m/分に相当することが好ましい。第1接着促進剤5の転写と第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライ2の塗布との間、接着促進剤5を有する基板1は、1m~1.2mの範囲の部分にわたって及び/又は0.25秒~0.3秒の周期で搬送される。第1領域11に転写された接着促進剤5を有する基板1への転写プライ2の塗布から硬化及び/又は硬化装置への搬送は、ここでは、0.2mの部分にわたって実施され及び/又は0.05秒間にわたって実施されることが好ましい。
図4は、第1転写ユニット41がアニロックスローラ9を更に備えていることを除いて、図1で説明した第1印刷ユニット4を示し、第1印刷ユニット4は、特に、転写媒体411を有する図2a及び図2bで説明した転写シリンダ410を備える。
アニロックスローラ9は、第1接着促進剤5を第1転写ユニット41の転写媒体411に転写するように形成されることが好ましい。
特に、アニロックスローラ9は、ここでは二重矢印で示されているように、結合及び分離され得る。少なくともアニロックスローラ9は、変位可能及び/又は回転可能及び/又は取り外し可能に形成される。第1接着促進剤5は、アニロックスローラ9によって第1転写ユニット41の転写媒体411に転写され、特に、アニロックスローラ9は結合及び分離され得る。
更に、ここでは、図4に示す第1印刷ユニット4は、少なくとも第1印字ローラ710と第1版胴711とを有する第1印字ユニット71を任意に備える。ここでは、第1印字ユニット71は、二重矢印によって表されるように、結合及び分離され得る。少なくとも第1版胴711及び/又は第1印字ユニット71は、変位可能及び/又は回転可能及び/又は取り外し可能に形成されることが好ましい。
ここでは、「結合及び分離され得る」とは、特に、転写媒体411及び/又は転写シリンダ410への接続を意味し、転写媒体411に結合及び分離することができる構成要素から接着促進剤、特に第1及び/又は第2接着促進剤及び/又は印刷インクの転写を可能にする。これは、第1印字ユニット71及び/又は結合及び分離可能な湿しユニットの場合にも当てはまることが好ましい。
図5は、特に、図4で説明した第1転写ユニット41を示しており、チャンバドクターブレードシステム42がアニロックスローラ9上に更に配置されている。
したがって、第1転写ユニット4は、チャンバドクターブレードシステム42を更に備える。チャンバドクターブレードシステム42は、第1接着促進剤5がチャンバドクターブレードシステム42からアニロックスローラ9に転写されるように形成される。特に、ここでは、チャンバドクターブレードシステム42は、アニロックスローラ9と一緒に結合及び分離され得る。
ここでは、チャンバドクターブレードシステム42は、第1接着促進剤5のためのリザーバ(ここでは詳細には示されていない)と、第1接着促進剤5のための搬送システム(ここでは詳細には示されていない)とを備えることが可能である。チャンバドクターブレードシステム42は、第1接着促進剤5をチャンバからアニロックスローラ9に搬送し、ドクターブレードによって第1接着促進剤5を掻き取ることが好ましい。第1接着促進剤の泡立ちを有利に防止する負圧は、チャンバドクターブレードシステム42内で優勢であることが好ましい。
チャンバドクターブレードシステム42の代わりに、好ましくはタンク及び浸漬ローラを有する浸漬タンクシステムも考えられる。ここでは、第1接着促進剤5は、タンクから浸漬ローラを介してアニロックスローラ9に搬送され、1つ以上のドクターブレードによってアニロックスローラ9からかき取られることが好ましい。
図6aは、アニロックスローラ9を示しており、このアニロックスローラは、例えば、上記図の第1転写ユニット41にも使用され、彫刻部90を備える。彫刻部90は、特に、アニロックスローラ9の側面に配置され及び/又は導入される。
図6bは、図6aで説明したように、彫刻部90を備えたアニロックスローラ91の側面の詳細の一例を示している。
そのような彫刻部90は、ウエル911及びバー912を有することが好ましい。ここでは、ウエルは、特にチャンバドクターブレードシステム42から接着促進剤5を取り込み、接着促進剤5の転写媒体411への転写中に少なくとも部分的に空にされることが好ましい。
バーは、アニロックスローラ9の側面上の***領域であることが好ましい。ウエルは、アニロックスローラ9の側面上の凹部領域であることが好ましい。チャンバドクターブレードシステム42のドクターブレードは、バーを押圧することが好ましい。その結果、接着促進剤5がバーからかき取られる。特に、逆回転するドクターブレードにより、好ましくは圧搾圧力下で頻繁ではないが、アニロックスローラの表面、したがってバーは突出する第1接着促進剤5から解放されることが好ましい。したがって、所定の制御可能な量の接着促進剤が、凹部内、したがって特にウエル内にのみ残る。アニロックスローラ9は、好ましくは凹部が常に一様に空の状態になっているので、接着促進剤5を転写媒体411に転写する。しかしながら、特に、空の状態は決して完全ではなく、アニロックスローラ9の各回転中にウエル内部で接着促進剤パージングが行われることが好ましい。アニロックスローラ9の回転と、好ましくはそれに付随する第1接着促進剤5の均一な巻き取り及び除去とによって、第1転写ユニット41には、所定の再現可能な接着促進剤容量が供給されることが好ましい。
図6cは、等しいピックアップ容量901を有する3つのウエルを示し、その空の状態の容量902は異なる。ウエルは、例えば細胞とも呼ばれる。
バーオーバーレイの下のセルの空間容量は、ピックアップ容量によって記述されることが好ましい。容量データの項目は、特に理論値であり、セルの実際の空の状態の挙動と同一ではない。例えば、異なるセル形状であるが、同一のグリッド幅及び同一の容量の場合、変化する空の状態にすることが行われる。更に、特に、接着促進剤5及び/又は印刷インクのレオロジー特性、及び、例えば、その色、表面張力、印刷インフィード、速度、印刷基板(ここでは好ましくは基板によって形成される)、及び、さらなる影響因子などの因子が、アニロックスローラ9の実際のピックアップ容量に影響を及ぼす。特に、アニロックスローラ表面上に位置するウエル911は、それらの幾何学的形状及び分布を通じたピックアップ容量に対する影響因子を表す。例えば、それらは、実質的にどの量の液体及び/又は接着促進剤5がアニロックスローラ9によって吸収され、転写媒体411に更に搬送され、基板1の表面上に再び放出されるかを示す。
特に、上記利点は、印刷装置、特にオフセット印刷装置がより広範囲の印刷インク及び/又は接着促進剤を処理することができることによって達成される。
したがって、アニロックスローラ9は、10cm/m~30cm/mの範囲、特に15cm/m~25cm/mの範囲、及び/又は、6.45BCM~19.35 BCMの範囲、特に9.67BCM~16.12BCMの範囲で、ピックアップ容量を有することが有益である。BCMは、10億立方ミクロンの略語であることが好ましい。特に、1つのBCMは、1.55cm3/m2に対応する。堆積容量は、例えば22cm3/m2及び/又は14BCMである。接着剤密度は、例えば1g/mlである。1ミリリットル(ml)は、特に1立方センチメートル(cm)に相当する。1立方センチメートル/平方メートル(cm/m)は、1μmの層厚に対応することが好ましい。更なるデータは、特にg/m又はml/mで記載されている。
アニロックスローラ9から第1転写媒体411への空化容量及び/又は堆積容量は、基板5上の第1接着促進剤5の堆積容量に対応することが好ましい。
更に、特に、第1接着促進剤5を基板1に転写する前、転写中又は転写後、及び/又は、転写プライ2を基板1に塗布する前に測定された第1接着促進剤5は、十分に高い表面張力を有することが有益である。
アニロックスローラ9のグリッド幅は、好ましくは20L/cm~200L/cmの範囲、特に40L/cm~100L/cmの範囲、好ましくは40L/cm~80L/cmの範囲にあることが可能である。転写媒体410の全表面、特に転写媒体の外側層4112上、好ましくはその1つ以上のモチーフ上への接着促進剤5の堆積は、これによって可能になることが有利である。グリッド幅は、ルーリングとも呼ばれることが好ましい。ここでのグリッド幅は、例えば80L/cmである。
更に、アニロックスローラ9は、30°~90°の範囲、特に45°~60°の範囲の彫刻角度を有することが有利である。ここでは、アニロックスローラは、例えば、60°の彫刻角度を有する。
彫刻角度は、特に上方から見て、ローラ軸線に対する角度位置として、算出することが好ましい。彫刻角度は、特に、アニロックスローラ軸線に平行な線と連続するバー及び/又は連続する一連のウエルにしたがう直線との間の角度を測定することによって決定される。
アニロックスローラ9は、例えば、セラミックアニロックスローラ及び/又はクロムアニロックスローラである。ここでは、ローラブランク及び/又は基体は、特に、鋼、ステンレス鋼及び/又は繊維強化プラスチックで作られ、特に、グリッドを支持する表面及び/又は彫刻は、クロム又はセラミックで作られることが好ましい。ここでは、銅層をローラブランク上に電気めっきすることが可能であり、特に、クロム及び/又はセラミックからなる最も外側の保護層のみを塗布することが可能である。
クロムアニロックスローラは、200L/cmまでのグリッド細度を有することが好ましい。特に、500L/cm~600L/cmの範囲のグリッド幅を有するセラミックアニロックスローラを使用することも考えられる。
彫刻は、特に、角錐台、セル、球形キャップ、ハッチング、特に線構造、ウエルを有するハッチング及び/又は六角形から選択される彫刻タイプのうちの1つ以上を有する。
図7は、第1印刷ユニット4が予備硬化装置101を有することを除く図4に記載された第1印刷ユニット4、特に図6a~6cに記載されたアニロックスローラ9を有する第1印刷ユニット4を示す。
したがって、第1印刷ユニット4は、第1接着促進剤5を硬化させる予備硬化装置101を備えることが可能である。予備硬化装置101は、第1接着促進剤5を基板1に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後に、及び/又は、第1領域11に転写された第1接着促進剤5によって、転写プライ2を基板1に塗布する前に配置される。
したがって、図7は、特に、第1印刷ユニット4が予備硬化装置101を備え、以下のステップが実施されることを説明する。第1接着促進剤5を基板1に転写後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後に、及び/又は、第1接着促進剤5によって転写プライ2を基板1に塗布前に第1接着促進剤5を予備硬化させるステップ。
予備硬化装置101の出力、特に総放射照度が2W/cm~5W/cmの範囲にあるように、予備硬化は実施され及び/又は予備硬化装置101は形成されることが好ましい。正味放射照度は、0.7W/cm~2W/cmの範囲にあり、及び/又は、第1接着促進剤5への予備硬化装置によるエネルギー入力は、8mJ/cm~112mJ/cmの範囲にあることが好ましい。これにより、第1接着促進剤5は、その粘度が所望量増加するが、完全には硬化されず、その結果、転写プライ2が基板1に塗布されるとき、接着促進剤5の必要な接着作用が維持されることが達成される。
第1接着促進剤5の予備硬化は、0.02秒~0.056秒の露光時間で行われることが好ましい。基板1の上記処理速度及び/又は転写速度及び特定の放射照度において、予備硬化に必要なエネルギー入力が確保される。
第1接着促進剤5の予備硬化の間、その粘度が200mPa・s~400mPa・sに増加することが有益である。このような粘度増加は、転写プライ2の基板1への塗布中に接着剤促進剤5が圧搾されないことを保証する。その結果、剥離後、転写プライ2は、第1接着促進剤5の印刷中に達成される解像度で基板1上に実質的に残る。
特に、第2印刷ユニット及び/又は搬送エレメントが、そのような予備硬化装置を備えること、及び/又は、第2印刷ユニットの予備硬化装置による予備硬化の対応するステップが方法の間に実施されることも可能である。
基板1への転写後、第1接着促進剤5は、予備硬化によって迅速に固定される。その結果、接着促進剤5の望ましくない流れ又は広がりが大幅に防止され、解像度が可能な限り維持される。例えば、第1接着促進剤5は、流れによって表面上で平滑化されるが、過剰な流れの場合、解像度に悪影響を及ぼし、予備硬化又は予備硬化装置101によって抑制又は低減されることが可能である。
図8は、第1印刷ユニット4及び第2印刷ユニット6、並びに、搬送エレメント46を示す。
このように、印刷装置は、第2印刷ユニット6を有することが有益である。第2印刷ユニット6は、特に搬送エレメント46を介して第1印刷ユニット4に接続されている。搬送エレメント46は、基板1を特に第1印刷ユニット4から第2印刷ユニット6に搬送することが好ましい。
第2印刷ユニット6において、第1接着促進剤5による基板1への転写フィルム3の転写プライ2の塗布は、第1領域11において行われることが好ましい。
図9に、第2印刷ユニット6を示す。第2印刷ユニット6は、任意選択として第2印字ユニット81を有する。第2印字ユニット81は、第2印字ローラ810と第2版胴811とを有する。第2印字ユニット81は、結合及び分離され得ることが好ましい。第2印字ユニット及び/又は湿しユニットに関し、「結合及び分離され得る」とは、特に、プレスブランケット621及び/又はプレスシリンダ620、又は、好ましくはオフセット印刷ブランケットへの接続を行う及び解除することができること意味する。これにより、プレスブランケット621及び/又はプレスシリンダ620、又は、好ましくはオフセット印刷ブランケットに結合及び分離することができる構成要素から接着促進剤5、特に第1及び/又は第2接着促進剤及び/又は印刷インクの転写を可能にする。少なくとも第2版胴811及び/又は第2印字ユニット81は、変位可能及び/又は回転可能及び/又は着脱可能に形成されることが好ましい。
図9は、第2印刷ユニット6が第2転写ユニット62と第2基板シリンダ622とを有することが好ましいことを一例として更に記載する。第2転写ユニットは、プレスブランケット621を有するプレスシリンダ620を備え、第1領域11に転写された第1接着促進剤5によって、転写プライ2がプレスブランケット621から基板1に塗布されるように設計される。
図9は、特に、本方法が第1接着促進剤5を基板1に転写した後に以下のステップを更に含むことも示す。プレスブランケット621を有するプレスシリンダ620と第2基板シリンダ622とを備える第2転写ユニット62を有する第2印刷ユニット6とにより、転写プライ2を基板1に塗布するステップ。転写プライ2は、第1領域11に転写された第1接着促進剤5によって、プレスブランケット621から基板1に塗布される。
特に、ここでは、第1接着促進剤5を有する基板1は、プレスブランケット621と第2基板シリンダ622との間のギャップを通って搬送される。
更に、1つ以上の運搬リングがプレスシリンダ620上に配置されることが有益である。機械の圧縮は、0.0mm~0.1mmの間にあることが好ましい。したがって、プレスブランケットは、第1接着促進剤5を基板1に転写する間、少なくとも0.0mm~0.1mmの領域で圧縮されることが好ましい。
ここでは、第1領域11に転写された第1接着促進剤5によって、転写プライ2を基板1に塗布することを接触圧力で実施することが可能である。
プレスブランケット621及び/又は第2基板シリンダ622は、第1領域に転写された第1接着促進剤5によって転写プライ2を基板1に塗布する間、接触圧力を第1領域11に転写された第1接着促進剤5を有する基板1及び/又は転写プライ2に発生させることが有益である。接触圧力は、プレスブランケット621と第2基板シリンダ622との間隔を介して設定可能であり及び/又はこの間隔を介して設定されることが好ましい。この間隔は、特に、-0.5mm~+0.75mmの範囲にあり、好ましくは-0.1mm~+0.3mmの範囲にあり及び/又はこの範囲に設定することができる。これらの負の値及び正の値は、特に、基板1の層サイズ及び/又は層厚も考慮に入れて、プレスシリンダ620に対して、特に、プレスブランケット621の表面に対して、好ましくは第2基板シリンダ622の基板シリンダの基本設定に関する。この基本設定から、特に負の値、例えば-0.1mmに設定することによって、基板1上の圧力を減少させることができ、及び/又は、特に正の値、例えば+0.3mmに設定することによって、基板1上の圧力を増加させることができる。
特に、プレスブランケット621は、50ショアA~90ショアAの範囲、特に70ショアA~90ショアAの範囲の硬度を有する。更に、プレスブランケット621は、1.5mm~2.5mmの範囲、特に1.71mm~1.96mmの範囲の厚さを有することが好ましい。
これらのデータは、特にゴムブランケットの形態の異なるプレスブランケットに関するものであり、特に、これらの組み合わせにおいて見られることが好ましい。例えば、プルーフ印刷ブランケット621については、以下の表からの特性が特に考えられる。
Figure 2022541037000007
プレスブランケット621は、以下の表からの特性を有することも可能である。
Figure 2022541037000008
図10は、偏向ローラ91と硬化装置100とが付加的に示されていることを除き、特に図9で説明した印刷ユニット6を示す。更に、任意の剥離装置903が示されている。
したがって、第2印刷ユニット6は、第1接着促進剤5を硬化させるための硬化装置100を備えることが有益である。更に、特に第1接着促進剤5を基板1に転写した後、以下のステップを実施することも可能である。
-硬化装置100によって第1接着促進剤5を硬化させるステップ。
更に、硬化装置100は、特に、第1接着促進剤5の硬化中に基板1が硬化装置100と第2基板シリンダ622との間に配置されるように、第2基板シリンダ622上に配置されることが好ましいことが示されている。しかしながら、硬化装置100は、特に、第1接着促進剤5の硬化中に基板1が硬化装置100と第2基板シリンダ622との間に配置されるように、第1基板シリンダ412上及び/又は搬送エレメント46上に配置されることも考えられる。
好ましくは、硬化装置100の出力、特に総放射照度が好ましくは水銀蒸気ランプについて160W/cm~220W/cmの範囲、及び/又は、好ましくはUV LEDランプについて12W/cm~20W/cmの範囲にあるように、硬化が実施され及び/又は硬化装置100が形成されることが好ましい。正味放射照度は、4.8W/cm~8W/cmの範囲にあり、及び/又は、硬化装置100による第1接着促進剤5へのエネルギー入力は、200mJ/cm~900mJ/cmの範囲にあることが好ましい。
1つ以上の個々のインパルス、特に2つの個々のインパルスにおける硬化装置100の出力、特に総放射照度は、水銀蒸気ランプについて、好ましくは160W/cm~200W/cmの範囲、及び/又は、好ましくはUV LEDランプについて、12W/cm~20W/cmの範囲にあることが好ましい。
第1接着促進剤5の硬化は、0.04秒~0.15秒の露光時間で行われることが好ましい。基板1の上記処理速度及び/又は搬送速度及び特定の放射照度によって、硬化に必要なエネルギー入力が確保される。
ここでは、硬化装置100は、10cm~60cm、特に15cm~25cm及び/又は20cm~30cmの硬化部111上で第1接着促進剤5を硬化させることが有益である。特に、硬化部111は、1つ以上の第1偏向ローラ91を備える。第1偏向ローラ91は、硬化部111に沿って転写フィルム3を有する基板1を搬送するように設計されている。ここでは、例えば、剥離装置903の偏向ローラ91は、硬化部111の偏向ローラを形成することが好ましい。したがって、第1接着促進剤5を対応する硬化部111上で硬化させることが可能である。特に、転写フィルム3を有する基板1は、1つ以上の第1偏向ローラ91によって硬化部111上を搬送される。
更に、特に、転写フィルム3のキャリアフィルム31を剥離する前に、10cm~60cm、特に10cm~40cm、好ましくは15cm~20cmの範囲の区間にわたって、接着促進剤5を有する基板1を転写フィルム3と共に搬送することが可能である。
更に、転写プライ2を第1領域11に転写された第1接着促進層を有する基板1に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、硬化装置100によって第1接着促進剤5を硬化させることが可能である。これにより、硬化装置100は、転写プライ2を第1領域11に転写され第1接着促進剤5を有する基板1に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、第1接着促進剤5を硬化させるように設計することができる。ここで特定される時間は、上記例に基づき、好ましくは、フィルム堆積、特に基板への転写プライの塗布、及び、硬化の間に0.2mの部分を有し、例えば、8000~20000シート/時であることが好ましい。
第1接着促進剤5は、硬化中に照射によって硬化されることが好ましく、特に、転写フィルム3を介して、キャリアフィルム31及び/又はキャリアフィルム31の転写プライ2を介して照射されることが好ましい。
更に、図10は、特に印刷装置、特に第2印刷ユニット6が剥離装置903を備える可能性を示している。剥離装置903は、転写フィルム3のキャリアフィルム31が剥離されるように形成されることが好ましい。ここでは、転写プライ2は、第1領域11において基板1上に残る。
これにより、印刷装置、特に第2印刷ユニット6が剥離装置903を備えることが可能である。ここでは、以下のステップが実施される。
-転写プライ2が第1領域11において基板1上に残るように、転写フィルム3のキャリアフィルム31を剥離する。
これは、特に、転写プライ2が第1接着促進剤5が転写されている及び/又は転写された基板1上にのみ残ることを意味する。
剥離のために、剥離装置903は、例えば、ローラ及び/又は偏向ローラ、例えば、偏向ローラ91を有する。更に、剥離装置903は、例えば、分離ブレードを備えることが可能である。
剥離装置は、転写フィルム3のキャリアフィルムが剥離されるように形成されることが可能である。ここでは、転写プライ2は、接着促進剤が基板1に塗布されている基板1上に残り、転写プライ2は、接着促進剤が基板1に塗布されていないキャリアフィルム31と共に剥離される。
剥離中、少量の接着促進剤、転写プライ2及び/又は印刷インクなどの更なる塗布材料が望ましくない方法で同様に剥離される可能性がある。この量は、ここでは特に少ないことが有利である。
更に、例えば、硬化装置100は、特に基板1の搬送方向において、剥離装置903の前及び/又は第1転写ユニット41、特に転写媒体411の後に配置されることが示されている。
特に基板1の搬送方向における硬化は、転写フィルム3の剥離の前及び/又は第1接着促進剤5の基板1への転写の後に行われることが有益である。
図11aは、図10で説明した第2印刷ユニット6を示しているが、供給ロール30及び巻取ロール300と同様に、2つの偏向ステーション22を有する偏向装置21を更に示す。
ここでは、第2印刷ユニット6が、1つ以上の偏向ステーション22を有する偏向装置21を備えることが可能である。偏向装置21は、転写プライ2がプレスシリンダ620と第2基板シリンダ622との間を1回以上繰り返して供給されるように形成されている。ここでは、特に、転写プライ2は、1回以上繰り返して基板1に塗布され、及び/又は、転写フィルム3のキャリアフィルム31は、少なくとも部分的に1回以上繰り返して剥離され、転写プライ2は、第1領域11における第1接着促進剤5を有する基板1上に少なくとも部分的に残る。
したがって、第2印刷ユニット6が、1つ以上の偏向ステーション22を有する偏向装置21を備えることが有益である。ここでは、転写プライ2は、偏向装置21によって、プレスシリンダ620と第2基板シリンダ622との間を通って1回以上繰り返して供給され、特に、転写プライ2は、基板1に1回以上回繰り返して塗布され、及び/又は、転写フィルムのキャリアフィルムは、少なくとも部分的に1回以上繰り返して剥離され、且つ、転写プライは、第1領域11における第1接着促進剤5を有する基板1上に少なくとも部分的に残る。
偏向装置21は、搬送方向において剥離装置903の後方に配置されることが好ましい。ここでは、転写フィルム3のキャリアフィルム31は、基板から剥離されることが好ましい。ここでは、転写プライ2は、第1領域11において第1接着促進剤5を有する基板上に残り、キャリアフィルム31を有する転写プライ2は、第1領域の外側で基板1から剥離される。特に、偏向装置21によって転写プライ2を横方向に変位させることによって、剥がされた転写プライ2も同様に再利用することができる。
図11bは、一例として、図11aに示す偏向ステーション22の1つの上面図を示す。ここでは、偏向装置は、1つ以上の偏向ステーション22を備えることが好ましい。この偏向ステーション22は、例えば、2つ以上の更なる偏向ローラを備え、そのうちの少なくとも2つの更なる偏向ローラ92は、互いに平行に配置され、特に、転写プライ2の移動の主方向に関連して、0°、好ましくは45°に等しくない角度で配置される。転写フィルム3は、供給ロール30から巻き戻され、プルーフ印刷ブランケット621を有するプレスシリンダ620と第2基板シリンダ622との間に引き込まれ、次いで、第1接着促進剤5が、特に転写フィルム3を介して硬化され得るまで、基板1と共に搬送される。その後、転写フィルム3は、偏向ローラ92によって再び戻され、プルーフ印刷ブランケット621を備えたプレスシリンダ620と第2基板シリンダ622との間のギャップ、特に印刷ニップとも呼ばれるギャップに再び引き込まれる。
これにより、転写プライ2は、プレスブランケット621を有するプレスシリンダ620と第2基板シリンダ622との間の繰り返し供給の間、特に、基板1への転写プライ2の前の塗布中の転写プライ2の位置に関連して、搬送方向に対して横方向に有利にオフセットして基板1に塗布される。すなわち、転写プライ2の横方向変位は、これによって行われることが好ましい。
1つの転写フィルムロール30のみが使用される場合、転写フィルム3を2回まで戻し、転写プライ2を転写フィルム3から基板に再び塗布することが有利である。この場合、例えば3つのウエブを転写プライ2で覆うことができる。更に、それぞれ1つの転写フィルム3を有する2つの供給ロール30を使用することが可能である。特に、2つの供給ロール30の両方の転写フィルム3を1回戻すことが可能である。このようにして、4つのウエブを転写プライ2で装飾することができる。即ち、4つのウエブ、即ち、それぞれ2つの転写プライのうちの1つからなる2つのウエブが、第1接着促進剤5を用いて基板1に塗布されることが好ましい。ここでは、少なくともキャリアフィルム31が剥離及び/又は偏向される場合、2つの転写フィルム3がそれぞれ1回、それによって、特に4回、それぞれの場合において、転写プライ2の1つのウエブが基板1上に残る。
この方法及びこの装置は、特に、例えば包装の装飾の場合のように、特に小さな領域のみが装飾される場合、転写フィルムが最適に利用されることから特に有利である。ここでは、1つ以上の基板への転写プライの複数塗布を行うことも可能である。
図12は、図10で説明した第2印刷ユニット6と図7で説明した第1印刷ユニット4とが、好ましくは搬送エレメント46を介して互いに接続された印刷装置を示す。ここでは、基板は、搬送エレメント46を介して第1印刷ユニット4から第2印刷ユニット6に搬送されることが好ましい。
ここでは、例えば、搬送エレメント46は基板1を搬送するための搬送部であり、特に、基板1はロール状に加工されていることが考えられる。更に、搬送エレメント46は、基板1を搬送するための、特に基板ホルダを有するドラムであることが可能である。ここでは、基板1はシート形状で処理される。また、搬送エレメント46は、ドラムに加えて更なる構造エレメント、例えば、複数のドラム、ガイドエレメント又は他の構造装置を備えることも可能であり、これらは、特に駆動されるか又は駆動されない。
ここでは、硬化装置100は、第2基板シリンダ622上に配置される。ここでは、基板1は、第1接着促進剤5の硬化中、硬化装置100と第2基板シリンダ622との間に配置される。
図13は、図10について説明した印刷装置を示す。ここでは、例えば、図7についても説明した予備硬化装置101が追加的に示されている。
硬化及び/又は予備硬化は、UV照射、特に高圧UV水銀蒸気ランプ、中圧UV水銀蒸気ランプ、低圧UV水銀蒸気ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LED、及び/又は、電子ビーム(Eビーム)、又は、それらの組み合わせからなる群から選択される照射によって実施することが可能である。
硬化装置100及び/又は予備硬化装置101は、UVエミッタ、特に高圧UV水銀蒸気ランプ、中圧UV水銀蒸気ランプ、低圧UV水銀蒸気ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LED、及び/又は、電子ビーム(Eビーム)、又は、それらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上のエミッタを備えることが有益である。
硬化装置100及び/又は予備硬化装置101は、好ましくは250nm~410nmの範囲、特に310nm~410nmの範囲及び/又は365nm~405nmの範囲の波長で基板1及び/又は第1接着促進剤5を照射する。硬化中及び/又は予備硬化中、250~410nmの範囲、特に310nm~410nmの範囲及び/又は365nm~405nmの範囲の波長を、基板1及び/又は第1接着促進剤5に照射することが有益に可能である。
図14は、図13で説明した印刷装置を示すが、図11a及び図11bで説明されたように、偏向ステーション22、供給ロール30及び巻取ロール200を有する偏向装置21を更に示す。
図15a及び図15bは、第1及び第2印字ユニット71、81を示す。
ここでの第1印字ユニット71は、特に少なくとも1つの第1湿しローラ720を介して第1湿しユニット72に接続されている。第1印字ユニット71は、特に、複数の第1印字ローラ710、第1印字ダクト713及び任意のドクターブレード714を有する。
ここでは第2印字ユニット81は、特に少なくとも1つの第2湿しローラ820を介して第2湿しユニット82に接続されている。第2印字ユニット81は、特に、複数の第2印字ローラ810、第2印字ダクト813及び任意のドクターブレード814を有する。
第2印字ユニット81が分離状態であれば、第2印刷板812を第2版胴811上に配置しないようにすることもできる。第1印字ユニット71が分離状態であれば、その後、第1印刷板712を第1版胴711上に配置しないようにすることもできる。
ここでは、第1印刷ユニット4は、結合及び分離され得る第1印字ユニット71を有し、及び/又は、第2印刷ユニット6は、結合及び分離され得る第2印字ユニット81を有することが可能である。第1印字ユニット71は、少なくとも1つの第1印字ローラ710と第1版胴711とを備える。第2印字ユニット81は、少なくとも1つの第2印字ローラ810と第2版胴2811とを備える。
更に、第1印刷ユニット4は、結合及び分離され得る第1湿しユニット72を有し、第2印刷ユニット6は、結合及び分離され得る第2湿しユニット82を有することが可能である。第1湿しユニット72は、少なくとも1つの第1湿しローラ720を備える。第2湿しユニット82は、少なくとも1つの第2湿しローラ820を備える。
第1湿しユニット72は、第1印字ユニット71と共に、転写シリンダ410及び/又は転写媒体411に結合及び分離することができる。第2湿りユニット82は、第2印字ユニット81と共に、特にプレスシリンダ620上に配置されたプレスシリンダ620及び/又は印刷ブランケットに結合及び分離することができる。
このように、第1印字ユニット71が結合状態で第1印字ユニット71が第2接着促進剤を転写媒体411に転写するように形成されていることが考えられる。したがって、第1印字ユニット71の結合状態において、第1印字ユニットによって、第2接着促進剤を転写媒体411に転写することが可能である。
第2接着促進剤52は、転写媒体411から第1接着促進剤5を有する基板1に転写されることが有益である。
ここでは、第2接着促進剤は、第1領域と部分的に重なり及び/又は重ならない第2領域において、転写媒体及び/又は基板に転写されることが好ましい。ここでは、特に、予備硬化装置101によって第2接着促進剤を予備硬化させること及び/又は硬化装置100によって硬化させることも可能である。
特に、製造される製品の要求に応じて、印刷装置が柔軟に設定可能であるという利点が達成される。例えば、第2接着促進剤はより吸収性の高い基板1が使用される場合に使用することができ、及び/又は、第1接着促進剤5は、転写フィルム3のより高い所望の光沢の場合に使用することができる。
更に、例えば、光沢に対する接着促進剤の流動特性及び変形特性の上記効果のために、特に大きな光沢差を有する様々な光沢効果が塗布された転写プライ2の様々な領域において生じ得るという利点が達成される。特に、ここでの第2接着促進剤は、オフセット冷間フィルム接着剤であり、及び/又は非ニュートン挙動又は略非ニュートン挙動を有する。その結果、例えば、特に魅力的な光学的外観が生成され及び/又は偽造に対する保護が向上する。
印刷インク、特にオフセット印刷インクが、第1及び/又は第2印字ユニット71、81によって基板1に転写されることも考えられる。
ここでは、特に、第1印字ユニット71によって、印刷インク、特にオフセット印刷インクを転写媒体411及び/又は転写シリンダ410上に配置された印刷ブランケットに転写し、第1接着促進剤5を用いて又は用いずに基板1に転写することが可能である。
したがって、第1印刷ユニット4によって、フレキソ印刷接着剤及び/又はフレキソ印刷インクの形態の第1接着促進剤5とオフセット印刷接着剤及び/又はオフセット印刷インクの形態の第2接着促進剤とが、基板1に転写されることが考えられる。
第2印字ユニット81によって、特に第2印刷板812、印刷インク、特にオフセット印刷インクは、例えば、プレスシリンダ620上に配置された印刷ブランケットに転写される。ここでの転写プライ2は、第2印刷ユニット6によって基板1に塗布されないことも考えられる。
以下のステップのうちの1つ以上が実施され、特に、任意の順序で1回以上実施されることが有益である。
-第1印字ユニット71及び/又は第1湿しユニット72を結合又は分離させるステップ、
-第2印字ユニット81及び/又は第2湿しユニット82を結合又は分離させるステップ、
-特にチャンバドクターブレードシステム42と共にアニロックスローラ9及び/又はチャンバドクターブレードシステム42を結合又は分離させるステップ。
更に、例えば、印刷装置、特にオフセット印刷装置の資源効率は、転写シリンダが2つの機能を果たすことから向上する。
図16は、キャリアフィルム31、転写プライ2及び任意の剥離層32を有する転写フィルム3の断面を概略的に示す。
ここでは、キャリアフィルム31は、PETフィルムであり、12μmの厚さを有することが好ましい。
図17は、図16に記載された転写フィルム3を示す。ここでは、転写プライ2は、保護ワニス層33、金属皮膜加工34、接着剤層35及び特に接着剤層35を有する。
ここでは、キャリアフィルム31は、剥離層32及び保護ワニス34で被覆され、保護ワニス層は、高真空下で金属によって気化され、金属皮膜加工34、特にアルミニウムを形成する。接着剤層35は、特に、基板1への転写プライ2の塗布中に基板との結合を確立するものであり、次いで、金属皮膜加工35に塗布される。図示された層に加えて、特に、更なる層、例えば、更なる接着促進剤層、気化性層、バリア層及び/又は着色ワニス層を配置することができる。
転写プライ2は、以下の層を有する転写フィルム3によって包囲されることが好ましい。これは、特に、断面において所定の順序で、キャリアフィルム31、任意の剥離層32及び転写プライ2を有する。
更に、転写プライ2は、断面において所定の順序で、以下の層のうちの1つ以上を有する。層として、転写フィルム3のキャリアフィルム31に対向する転写プライ2の側面における保護ワニス層33、複製ワニス層、着色ワニス層、気化性ワニス層、金属層34、特にアルミニウム層、接着促進剤層、バリア層、転写フィルム3のキャリアフィルム31と反対側の転写プライ2の側面における接着剤層35が挙げられる。したがって、例えば、転写フィルム3を冷間スタンピングフィルムとすることが可能である。
キャリアフィルム31は、図16及び図17に示すように、転写プライ2から着脱可能である。
例えば、LEONHARD KURZ Stiftung & Co. KG製の冷間転写フィルムが、転写フィルムとして使用され、これは、特に、少なくとも1つの気化性ワニス層、その上に蒸着された金属層、及び、接着促進剤層を有する転写プライを備える。転写プライ2は、例えば、剥離層、少なくとも1つの保護層、バリア層、インク層、更なるグルー層、更なる接着促進剤層などの更なる層を更に有することができる。
1 基板
11 第1領域
100 硬化装置
101 予備硬化装置
111 硬化部
2 転写プライ
21 偏向装置
22 偏向ステーション
3 転写フィルム
31 キャリアフィルム
32 剥離層
33 保護ワニス層
34 金属層
35 接着層
30 供給ロール
300 巻取ロール
31 キャリアフィルム
4 第1印刷ユニット
41 第1転写ユニット
410 転写シリンダ
411 転写媒体
4111 キャリア板
4112 外側層
412 第1基板シリンダ
42 チャンバドクターブレードシステム
46 搬送エレメント
5 第1接着促進剤
52 第2接着促進剤
53 第3接着促進剤
6 第2印刷ユニット
62 第2転写ユニット
620 プレスシリンダ
621 プレスブランケット
622 第2基板シリンダ
71 第1印字ユニット
710 第1印字ローラ
711 第1版胴
712 第1印刷版
713 第1印字ダクト
714 ドクターブレード
72 第1湿しユニット
720 第1湿しローラ
721 第1水槽
81 第2印字ユニット
810 第2印字ローラ
811 第2版胴
812 第2印刷版
813 第2印字ダクト
814 ドクターブレード
82 第2湿し装置
820 第2湿しローラ
821 第2水槽
9 アニロックスローラ
90 彫刻
901 容量
902 空容量
911 ウエル
912 バー
903 剥離装置
91 第1偏向ローラ
92 第2偏向ローラ

Claims (79)

  1. 転写フィルム(3)の転写プライ(2)を基板(1)に転写する印刷装置、特にオフセット印刷装置であって、
    前記印刷装置は第1印刷ユニット(4)を有し、前記第1印刷ユニット(4)は第1転写ユニット(41)を備え、前記第1転写ユニット(41)は、転写媒体(411)を有する転写シリンダ(410)と第1基板シリンダ(412)とを備え、
    前記第1印刷ユニット(4)の前記第1転写ユニット(41)は、第1接着促進剤(5)が前記転写媒体(411)から前記基板(1)の表面の第1領域(11)に転写されるように設計される、印刷装置。
  2. 前記転写媒体(411)から基板(1)への前記第1接着促進剤(5)の転写中、わずかなバックスプリットが起こるか又はバックスプリットが実質的に起こらないことを特徴とする、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記第1接着促進剤(5)は、特に、前記第1接着促進剤(5)が前記第1転写ユニット(41)に搬送される前及び/又は前記第1接着促進剤(5)が前記基板(1)に転写されている間の状態で測定されるニュートン挙動又は略ニュートン挙動を有することを特徴とする、請求項1又は2に記載の印刷装置。
  4. 前記第1接着促進剤(5)は、粘度、好ましくは動粘度を有し、前記粘度及び前記動粘度は、200mPa・s~5000mPa・sの範囲、好ましくは500mPa・s~2000mPa・sの範囲、更に好ましくは500mPa・s~1500mPa・sの範囲を有し、特に前記第1接着促進剤(5)が前記第1転写ユニット(41)に搬送される前及び/又は前記第1接着促進剤(5)が前記基板(1)に転写されている間の状態で測定されることを特徴とする、請求項1~3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 前記第1接着促進剤(5)は、2cm/m~10cm/mの範囲、好ましくは2.5cm/m~7cm/mの範囲の堆積容量、及び/又は、3g/m~15g/mの範囲、好ましくは4g/m~8g/mの範囲の堆積重量で基板(1)に転写されることを特徴とする、請求項1~4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記転写媒体(411)は、0.5mm~10mmの範囲、特に0.76mm~6.35mmの範囲の厚さ、及び/又は、500~2000mmの範囲の長さ、及び/又は、500mm~1500mmの範囲の幅を有することを特徴とする、請求項1~5のいずれか1項に記載の印刷装置。
  7. 前記転写媒体(411)は、キャリア板(4111)を備え、前記キャリア板(4111)は、特にポリエステル、好ましくはPET及び/又は金属、好ましくはアルミニウムを含む又はからなり、及び/又は、0.5mm~5mmの範囲、好ましくは1.0mm~2.0mmの範囲、好ましくは1.0mm~1.5mmの範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項1~6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記転写媒体(411)は、特に、前記転写シリンダー(410)と反対側の前記キャリア板(4111)の側面に、好ましくはフォトポリマーを含むか又はからなる外側層(4112)を有することを特徴とする、請求項1~7のいずれか1項に記載の印刷装置。
  9. 前記転写媒体(411)、特に前記転写媒体(411)の前記外側層(4112)は、1つ以上のモチーフを備え、前記モチーフは、前記転写媒体(411)、特に前記転写媒体(411)の前記外側層(4112)に、特に光化学的に、特に感光及びエッチングよって、及び/又は、ミリング、彫刻及び/又はレーザ加工によって導入されることが好ましいことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の印刷装置。
  10. 前記転写媒体(411)、特に前記転写媒体(411)の前記外側層(4112)、好ましくは1つ以上のモチーフの少なくとも1つの第1モチーフは、最大150lpi、好ましくは最大120lpi、及び/又は、最大59L/cm、好ましくは最大47L/cmのグリッド幅を有することを特徴とする、請求項1~9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 前記転写媒体(411)、特に前記転写媒体(411)の前記外側層(4112)は、50ショアA~80ショアAの範囲、特に55ショアA~60ショアAの範囲の硬度を有することを特徴とする、請求項1~10のいずれか1項に記載の印刷装置。
  12. 前記転写媒体(411)の前記1つ以上のモチーフ、特に前記転写媒体(411)の前記外側層(4112)は、0.05mm、特に0.1mmの最小線厚を有する1つ以上の線、及び/又は、0.05mm、特に0.1mmの最小寸法を有する最小ドットを備えることを特徴とする、請求項1~11のいずれか1項に記載の印刷装置。
  13. 前記転写媒体(411)、特に前記転写媒体(411)の前記外側層(4112)、好ましくは前記1つ以上のモチーフは、0.05μm~1μmの範囲、特に0.2μm~0.8μmの範囲の表面粗さ、好ましくはRa値を有することを特徴とする、請求項1~12のいずれか1項に記載の印刷装置。
  14. 前記印刷装置は、特に搬送エレメント(46)を介して、前記第1印刷ユニット(4)に結合された第2印刷ユニット(6)を有することを特徴とする、請求項1~13のいずれか1項に記載の印刷装置。
  15. 前記第2印刷ユニット(6)は、プレスブランケット(621)を有するプレスシリンダ(620)と第2基板シリンダ(622)とを備える第2転写ユニット(62)を有し、前記第2転写ユニット(62)は、前記転写プライ(2)が前記プレスブランケット(621)から前記第1領域(11)に転写された前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)に塗布されるように設計されることを特徴とする、請求項1~14のいずれか1項に記載の印刷装置。
  16. 前記プレスブランケット(621)は、50ショアA~90ショアAの範囲、特に70ショアA~90ショアAの範囲の硬度を有することを特徴とする、請求項15に記載の印刷装置。
  17. 前記プレスブランケット(621)は、1.5mm~2.5mmの範囲、特に1.7mm~2.0mmの範囲の厚さを有することを特徴とする、請求項15又は16に記載の印刷装置。
  18. 前記プレスブランケット(621)及び/又は前記第2基板シリンダ(622)は、前記第1領域(11)に転写された前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)への前記転写プライ(2)の塗布中、接触圧力を生成し、前記接触圧力は、前記プレスブランケットと前記第2基板シリンダとの間隔を介して設定され、特に、前記間隔は、前記間隔の基本設定に対して、-0.5mm~+0.75mmの範囲、好ましくは-0.1mm~+0.3mmの範囲に設定可能であることを特徴とする、請求項15~17のいずれか1項に記載の印刷装置。
  19. 前記第1転写ユニット(41)は、アニロックスローラ(9)を更に備え、前記アニロックスローラ(9)は、前記第1接着促進剤(5)を前記第1転写ユニット(41)の前記転写媒体(411)に転写するように形成され、特に前記アニロックスローラ(9)は結合及び分離され得ることを特徴とする、請求項1~18のいずれか1項に記載の印刷装置。
  20. 前記第1転写ユニット(4)は、チャンバドクターブレードシステム(42)を更に備え、前記チャンバドクターブレードシステム(42)は、前記第1接着促進剤(5)が前記チャンバドクターブレードシステム(42)から前記アニロックスローラ(9)に転写されるように形成され、特に、前記チャンバドクターブレードシステム(42)は、前記アニロックスローラ(9)と共に結合及び分離され得ることを特徴とする、請求項19に記載の印刷装置。
  21. 前記アニロックスローラ(9)は、20L/cm~200L/cmの範囲、特に40L/cm~100L/cmの範囲、好ましくは40L/cm~80L/cmの範囲の伸長の単位当たりの線を有するグリッド幅を有することを特徴とする、請求項19又は20に記載の印刷装置。
  22. 前記アニロックスローラ(9)は、10cm/m~30cm/mの範囲、特に15cm/m~25cm/mの範囲、及び/又は、6.45BCM~19.35BCMの範囲、特に9.67BCM~16.12BCMの範囲のピックアップ容量を有することを特徴とする、請求項19~21のいずれか1項に記載の印刷装置。
  23. 前記アニロックスローラ(9)は、30°~90°の範囲、特に45°~60°の範囲の彫刻角度を有することを特徴とする、請求項19~22のいずれか1項に記載の印刷装置。
  24. 前記アニロックスローラ(9)は彫刻を有し、前記彫刻は、角錐台、セル、球形キャップ、ハッチング、特に線構造、ウエルを有するハッチング、及び/又は、六角形から選択される1つ以上の彫刻タイプを含むことを特徴とする、請求項19~23のいずれか1項に記載の印刷装置。
  25. 前記第1印刷ユニット(4)は、結合及び分離され得る第1印字ユニット(71)を有し、前記第1印字ユニット(71)は、少なくとも1つの第1印字ローラ(710)及び第1版胴(711)を備え、及び/又は、前記第2印刷ユニット(6)は、結合及び分離され得る第2印字ユニット(81)を有し、前記第2印字ユニット(81)は、少なくとも1つの第2印字ローラ(810)及び第2版胴(811)を備えることを特徴とする、請求項1~24のいずれか1項に記載の印刷装置。
  26. 前記第1印刷ユニット(4)は、結合及び分離され得る第1湿しユニット(72)を有し、前記第1湿しユニット(72)は、少なくとも1つの第1湿しローラ(720)を備え、及び/又は、前記第2印刷ユニット(6)は、結合及び分離され得る第2湿しユニット(82)を有し、前記第2湿しユニット(82)は、少なくとも1つの第2湿しローラ(820)を備えることを特徴とする、請求項1~25のいずれか1項に記載の印刷装置。
  27. 前記第1印字ユニット(71)は、前記第1印字ユニット(71)の結合状態で、前記第1印字ユニット(71)が第2接着促進剤を前記転写媒体(411)に転写するように、特に、前記第2接着促進剤(52)が前記転写媒体(411)から前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)に転写されるように形成されることを特徴とする、請求項1~26のいずれか1項に記載の印刷装置。
  28. 前記第1及び/又は第2印刷ユニット(4、6)は、前記第1接着促進剤(5)を硬化させる硬化装置(100)を備えることを特徴とする、請求項1~27のいずれか1項に記載の印刷装置。
  29. 前記硬化装置(100)は、前記第1領域(11)に転写された前記第1接着促進剤(5)を有する前記転写プライ(2)を前記基板(1)に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、前記第1接着促進剤(5)を硬化させるように設計されることを特徴とする、請求項28に記載の印刷装置。
  30. 前記硬化装置(100)は、特に、前記基板(1)が前記第1接着促進剤(5)の硬化中、前記硬化装置(100)と前記第1及び/又は第2基板シリンダ(412、622)との間に配置されるように、前記第1及び/又は第2基板シリンダ(412、622)上に配置されることを特徴とする、請求項28又は29に記載の印刷装置。
  31. 前記硬化装置(100)は、10cm~60cmの間、特に15cm~25cmの間及び/又は20cm~30cmの間の硬化部(111)上で前記第1接着促進剤(5)を硬化させ、特に、前記硬化部(111)は、1つ以上の第1偏向ローラ(91)を備え、前記第1偏向ローラ(91)は、前記硬化部(111)に沿って前記転写フィルム(3)を有する前記基板(1)を搬送するように設計されることを特徴とする、請求項28~30のいずれか1項に記載の印刷装置。
  32. 前記第1及び/又は第2印刷ユニット(4、6)は、予備硬化装置(101)を備え、前記予備硬化装置(101)は、前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、及び/又は、前記転写プライ(2)を前記第1領域(11)に転写した前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)に塗布する前に、前記第1接着促進剤(5)を予備硬化するように配置されることを特徴とする、請求項1~31のいずれか1項に記載の印刷装置。
  33. 前記硬化装置(100)及び/又は前記予備硬化装置(101)は、UVエミッタ、特に高圧UV水銀蒸気ランプ、中圧UV水銀蒸気ランプ、低圧UV水銀蒸気ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LED、及び/又は、電子ビーム(Eビーム)、又は、それらの組み合わせからなる群から選択される1つ以上のエミッタを備えることを特徴とする、請求項28~32のいずれか1項に記載の印刷装置。
  34. 前記硬化装置の出力、特に総放射照度は、好ましくは水銀蒸気ランプの場合、160W/cm~200W/cmの範囲にあり、及び/又は、好ましくはUV LEDランプの場合、12W/cm~20W/cmの範囲にあり、及び/又は、正味放射照度は、4.8W/cm~8W/cmの範囲にあり、及び/又は、硬化装置(100)による前記第1接着促進剤(5)へのエネルギー入力は、200mJ/cm~900mJ/cmの範囲にあることを特徴とする、請求項28~33のいずれか1項に記載の印刷装置。
  35. 前記予備硬化装置の出力、特に総放射照度は、2W/cm~5W/cmの範囲にあり、及び/又は、正味放射照度は、0.7W/cm~2W/cmの範囲にあり、及び/又は、前記予備硬化装置(101)による前記第1接着促進剤(5)へのエネルギー入力は、8mJ/cm~112mJ/cmの範囲にあることを特徴とする、請求項28~34のいずれか1項に記載の印刷装置。
  36. 前記硬化装置(100)及び/又は前記予備硬化装置(101)は、250nm~410nmの範囲、特に310nm~410nmの範囲、及び/又は、365nm~405nmの範囲の波長で前記基板(1)及び/又は前記第1接着促進剤(5)を照射することを特徴とする、請求項28~35のいずれか1項に記載の印刷装置。
  37. 前記転写プライ(2)は、転写フィルム(3)によって包含され、前記転写フィルム(3)は、特に、断面において所定の順序で、次の層、キャリアフィルム(31)、任意の剥離層、前記転写プライ(2)を有することを特徴とする、請求項1~36のいずれか1項に記載の印刷装置。
  38. 前記転写プライ(2)は、特に、断面において所定の順序で、前記転写フィルム(3)の前記キャリアフィルム(31)に対向する前記転写プライ(2)の側面における保護ワニス層、複製ワニス層、着色ワニス層、気化性ワニス層、金属層、特にアルミニウム層、接着促進層、バリア層、前記転写フィルム(3)の前記キャリアフィルム(31)と反対側の前記転写プライ(2)の側面におけるグルー層のうちの1つ以上の層を有することを特徴とする、請求項1~37のいずれか1項に記載の装置。
  39. 前記転写フィルム(3)は、冷間スタンピングフィルムであることを特徴とする、請求項1~38のいずれか1項に記載の印刷装置。
  40. 前記印刷装置、特に前記第2印刷ユニット(6)は、剥離装置(903)を備え、前記剥離装置(903)は、前記転写フィルム(3)の前記キャリアフィルム(31)が剥離されるように形成され、前記転写プライ(2)は、前記第1領域(11)において前記基板(1)上に残ることを特徴とする請求項1~39のいずれか1項に記載の印刷装置。
  41. 前記硬化装置(100)は、特に前記基板(1)の搬送方向において、前記剥離装置の前及び/又は前記第1転写ユニット(41)、特に前記転写媒体(411)の後に配置されることを特徴とする、請求項1~40のいずれか1項に記載の印刷装置。
  42. 前記転写プライ(2)は、特に前記転写フィルムの前記キャリアフィルムが剥離された後に測定された平滑度及び/又は表面平滑度及び/又は光沢を有し、前記平滑度は、特に、Messmer Buchel製の533タイプで特にDIN 53107:2016-05、特にBekk平滑らかテスタにしたがってBekkに応じて200秒で測定され、前記表面平滑度は、パーカープリントサーフ(Parker Print Surf (PPS))、特にDIN ISO 8791-4:2008-05に応じて空気漏れ方法、好ましくはMessmer Buchel製のパーカープリントサーフPPS 90テスタにより、0.05μm~1.5μmの範囲、好ましくは0.1μm~1μmの範囲で測定され、前記光沢は、好ましくはByk Gardner製のマイクロトリグロスタイプの装置により測定され、60°の測定ジオメトリの場合500GUを超え、85°の測定ジオメトリの場合100GUを超えることを特徴とする、請求項1~41のいずれか1項に記載の印刷装置。
  43. 前記基板(1)は、特に、前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写する前に測定された表面平滑度及び/又は光沢を有し、前記表面平滑度は、好ましくはPPS 10、ISO 8791-4に応じて、0.5μm~2.0μmの範囲、好ましくは0.01μm~0.2μmの範囲の公差で測定され、前記光沢は、20%~80%、好ましくは50%~75%の範囲、特にTAPPI(登録商標)T480にしがって、好ましくはBYK Gardner製のマイクログロス75°測定装置を用いて、好ましくは75°の角度で測定されることを特徴とする、請求項1~42のいずれか1項に記載の印刷装置。
  44. 前記基板(1)は、0.5m/秒~4m/秒、特に0.75m/秒~4m/秒のピック抵抗を有し、前記ピック抵抗は、特に、前記基板への前記第1接着促進剤の転写前に測定され、好ましくはISO 3783:2006-07にしたがって測定され、好ましくはIGT製のAmsterdam 5(4m/秒)を用いて測定されることを特徴とする、請求項1~43のいずれか1項に記載の印刷装置。
  45. 前記基板(1)は、特に前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写する前に特にIGT製の試験印刷装置、好ましくはAmsterdam 5タイプで測定され、0.9OD~1.3OD(OD=光学密度)の範囲の浸透挙動を有することを特徴とする、請求項1~44のいずれか1項に記載の印刷装置。
  46. 前記第2印刷ユニット(6)は、1つ以上の偏向ステーション(22)を有する偏向装置(21)を備え、前記偏向装置(21)は、前記転写プライ(2)が前記プレスシリンダ(620)と前記第2基板シリンダ(622)との間を通って1回以上繰り返して搬送れるように、特に、前記転写プライ(2)が前記基板(1)に1回以上繰り返して塗布されるように、及び/又は、前記転写フィルム(3)の前記キャリアフィルム(31)が1回以上繰り返して少なくとも部分的に剥離され、前記転写プライ(2)が前記第1領域(11)に前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)上に少なくとも部分的に残るように、形成されることを特徴とする、請求項1~45のいずれか1項に記載の印刷装置。
  47. 好ましくは請求項1~46に記載の印刷装置、特にオフセット印刷装置によって、転写フィルム(3)の転写プライ(2)を基板(1)に転写する方法であって、
    前記方法は、第1印刷ユニット(4)によって第1接着促進剤(5)を転写するステップを備え、前記第1印刷ユニットは、第1転写ユニット(41)を有し、前記第1転写ユニット(41)は、転写媒体(411)を有する転写シリンダ(410)と第1基板シリンダ(412)とを備え、前記第1接着促進剤(5)は、前記転写媒体(411)から前記基板(1)の表面の第1領域(11)に転写されることを特徴とする、方法。
  48. 前記転写媒体(411)から前記基板(1)への前記第1接着促進剤(5)の転写中、わずかなバックスプリットが起こるか又はバックスプリットが実質的に起こらないことを特徴とする、請求項47に記載の方法。
  49. 前記第1接着促進剤(5)は、特に、前記第1接着促進剤(5)が前記転写ユニットに搬送される前及び/又は前記第1接着促進剤(5)が前記基板(1)に転写されている間の状態で測定されるニュートン挙動又は略ニュートン挙動を有することを特徴とする、請求項47又は48に記載の方法。
  50. 前記第1接着促進剤(5)は、粘度、好ましくは動粘度を有し、前記粘度及び前記動粘度は、特に、前記第1接着促進剤(5)が前記転写ユニットに搬送される前及び/又は前記第1接着促進剤(5)が前記基板(1)に転写されている間に測定され、200mPa・s~5000mPa・sの範囲、好ましくは500mPa・s~2000 mPa・sの範囲、更に好ましくは500mPa・s~1500 mPa・sの範囲であることを特徴とする、請求項47~49のいずれか1項に記載の方法。
  51. 前記第1接着促進剤(5)は、2cm/m~10cm/mの範囲、好ましくは2.5cm/m~7cm/mの範囲の堆積容量、及び/又は、3g/m~15g/mの範囲、好ましくは4g/m~8g/mの範囲の堆積重量で基板(1)に転写されることを特徴とする、請求項47~50のいずれか1項に記載の方法。
  52. 前記第1接着促進剤(5)は、最大150lpi、好ましくは最大120lpiの解像度、及び/又は、最大59L/cm、好ましくは最大47L/cmを有する領域において、前記転写媒体(411)、特に前記転写媒体(411)の外側層(4112)から前記基板(1)に転写されることを特徴とする、請求項47~51のいずれか1項に記載の方法。
  53. 前記方法は、特に、前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写した後、第2印刷ユニット(6)によって、前記転写プライ(2)を前記基板(1)に塗布するステップを更に備え、
    前記第2印刷ユニット(6)は、第2転写ユニット(62)を有し、前記第2転写ユニット(62)は、プレスブランケット(621)を有するプレスシリンダ(620)と第2基板シリンダ(622)とを備え、前記転写プライ(2)は、前記プレスブランケット(621)から前記第1領域(11)に転写された前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)に塗布されることを特徴とする、請求項47~52のいずれか1項に記載の方法。
  54. 前記第1領域(11)において転写された前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)への前記転写プライ(2)の塗布は、接触圧力で行われ、前記接触圧力は、前記プレスブランケットと前記第2基板シリンダとの間隔を介して設定され、特に、前記間隔は、前記間隔の基本設定に対して、-0.5mm~+0.75mmの範囲、好ましくは-0.1mm~+0.3mmの範囲に設定されることを特徴とする、請求項47~53のいずれか1項に記載の方法。
  55. 前記第1接着促進剤(5)は、前記転写媒体(411)によって、前記第1領域(11)において、表面全体にわたって及び/又は部分的に、特に1つ以上のパターン及び/又はモチーフの形態で前記基板(1)に転写されることを特徴とする、請求項47~54のいずれか1項に記載の方法。
  56. 前記第1転写ユニット(41)は、アニロックスローラー(9)を更に備え、前記第1接着促進剤(5)は、前記アニロックスローラー(9)によって前記第1転写ユニット(41)の前記転写媒体(411)に転写され、特に、前記アニロックスローラー(9)は、結合及び分離され得ることを特徴とする、請求項47~55のいずれか1項に記載の方法。
  57. 前記第1転写ユニット(41)は、チャンバドクターブレードシステム(42)を更に備え、前記第1接着促進剤(5)は、前記チャンバドクターブレードシステム(42)から前記アニロックスローラ(9)に転写され、特に、前記チャンバドクターブレードシステム(42)は、前記アニロックスローラ(9)と一緒に結合及び分離され得ることが好ましいことを特徴とする、請求項47~56のいずれか1項に記載の方法。
  58. 前記アニロックスローラー(9)は、10cm/m~30cm/mの範囲、特に15cm/m~25cm/mの範囲、及び/又は、6.45BCM~19.35BCMの範囲、特に9.67BCM~16.12BCMの範囲でピックアップ容量を有することを特徴とする、請求項56又は57に記載の方法。
  59. 前記第1印刷ユニット(4)は、結合及分離され得る第1印字ユニット(71)を有し、前記第1印字ユニット(71)は、少なくとも1つの第1印字ローラ(710)及び第1版胴(711)を備え、及び/又は、前記第2印刷ユニット(6)は、結合及び分離され得る第2印字ユニット(81)を有し、前記第2印字ユニットは、少なくとも1つの第2印字ローラ(810)及び第2版胴(811)を備えることを特徴とする、請求項47~58のいずれか1項に記載の方法。
  60. 前記第1印刷ユニット(4)は、結合及び分離され得る第1湿りユニット(72)を有し、前記第1湿りユニット(72)は、少なくとも1つの第1湿りローラ(720)を備え、及び/又は、前記第2印刷ユニット(6)は、結合及び分離され得る第2湿りユニット(82)を有し、前記第2湿りユニット(82)は、少なくとも1つの第2湿りローラ(820)を備えることを特徴とする、請求項47~59のいずれか1項に記載の方法。
  61. 特に、前記第2接着促進剤(52)が前記転写媒体(411)から前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)に転写されるように、前記第1印字ユニット(71)の結合状態で、前記第2接着促進剤は、前記第1印字ユニット(71)によって、前記転写媒体(411)に転写されることを特徴とする、請求項59又は60に記載の方法。
  62. -前記第1印字ユニット(71)及び/又は前記第1湿りユニット(72)を結合又は分離させるステップと、
    -前記第2印字ユニット(81)及び/又は前記第2湿りユニット(82)を結合又は分離させるステップと、
    -特にチャンバドクターブレードシステム(42)及び/又はチャンバドクターブレードシステム(42)と共に、前記アニロックスローラ(9)を結合又は分離させるステップと、のうち1つ以上のステップが実施され、特に、任意の順序で1回以上実施されることを特徴とする、請求項47~61のいずれか1項に記載の方法。
  63. 前記第1及び/又は第2印刷ユニット(4、6)は、硬化装置(100)を備え、
    -前記硬化装置(100)によって、前記第1接着促進剤(5)を硬化させることを特徴とする請求項47~62のいずれか1項に記載の方法。
  64. 前記第1接着促進剤(5)は、前記転写プライ(2)を、前記第1領域(11)に転写された前記第1接着促進剤を有する前記基板(1)に転写した後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、前記硬化装置(100)によって硬化されることを特徴とする、請求項63に記載の方法。
  65. 前記第1接着促進剤(5)は、前記硬化の間、照射によって硬化され、特に、前記転写フィルム(3)を介して、好ましくは前記キャリアフィルム(31)及び/又は前記キャリアフィルム(31)の前記転写プライ(2)を介して照射されることを特徴とする、請求項63又は64に記載の方法。
  66. 前記第1接着促進剤(5)は、10cm~60cmの間、特に15cm~25cmの間及び/又は20cm~30cmの間の硬化部(111)上で硬化され、特に、前記基板(1)は、1つ以上の第1偏向ローラー(91)によって前記硬化部(111)上で前記転写フィルム(3)と共に搬送されることを特徴とする、請求項47~65のいずれか1項に記載の方法。
  67. 前記第1及び/又は第2印刷ユニット(4、6)は、予備硬化装置(101)を備え、
    -前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写後、特に直後、好ましくは0.05秒~0.2秒後、及び/又は、前記転写プライ(2)を、前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)への塗布前に、前記第1接着促進剤(5)を予備硬化させるステップが実施されることを特徴とする、請求項47~66のいずれか1項に記載の方法。
  68. 前記硬化及び/又は前記予備硬化は、UV照射、特に高圧UV水銀ランプ、中圧UV水銀ランプ、低圧UV水銀ランプ、低エネルギーUV及び/又はUV LED、及び/又は、電子ビーム(Eビーム)、又は、それらの組み合わせからなる群から選択される照射によって実施されることを特徴とする、請求項63~67のいずれか1項に記載の方法。
  69. 前記硬化装置の出力、特に総放射照度は、好ましくは水銀蒸気ランプの場合、160W/cm~200W/cmの範囲にあり、及び/又は、好ましくUV LEDランプの場合、12W/cm~20W/cmの範囲にあり、及び/又は、正味放射照度は、4.8W/cm~8W/cmの範囲にあり、及び/又は、前記硬化装置(100)による前記第1接着促進剤(5)へのエネルギー入力は、200mJ/cm~900mJ/cmの範囲にあることを特徴とする、請求項47~68のいずれか1項に記載の方法。
  70. 前記予備硬化装置の出力、特に前記総放射照度は、2W/cm~12W/cmの範囲にあり、及び/又は、前記正味放射照度は、0.7W/cm~2W/cmの範囲にあり、及び/又は、前記予備硬化装置(101)による前記第1接着促進剤(5)へのエネルギー入力は、8mJ/cm~112mJ/cmの範囲にあることを特徴とする、請求項47~69のいずれか1項に記載の方法。
  71. 前記基板(1)及び/又は前記第1接着促進剤(5)は、硬化中及び/又は予備硬化中、250nm~410nmの範囲、特に310nm~410nmの範囲及び/又は365nm~405nmの範囲の波長で照射されることを特徴とする、請求項63~70のいずれか1項に記載の方法。
  72. 前記印刷装置、特に前記第2印刷ユニット(6)は、剥離装置(903)を備え、
    -前記転写プライ(2)が前記第1領域(11)において前記基板(1)上に残るように、前記転写フィルム(3)の前記キャリアフィルム(31)を剥離するステップが実施されることを特徴とする、請求項47~71のいずれか1項に記載の方法。
  73. 前記硬化は、特に前記基板の搬送方向において、前記転写フィルム(3)の剥離前及び/又は前記基板(1)への前記第1接着促進剤(5)の転写後に実施されることを特徴とする、請求項47~72のいずれか1項に記載の方法。
  74. 前記転写プライ(2)は、特に前記転写フィルムの前記キャリアフィルムが剥離された後に測定された平滑度及び/又は表面平滑度及び/又は光沢を有し、前記平滑度は、特に、Messmer Buchel製の533タイプで特にDIN 53107:2016-05、特にBekk平滑度テスタにしたがってBekkに応じて200秒で測定され、前記表面平滑度は、パーカープリントサーフ(Parker Print Surf (PPS))、特に、DIN ISO 8791-4:2008-05に応じて空気漏れ方法、好ましくはMessmer Buchel製のパーカープリントサーフPPS 90 テスタにより、0.05μm~1.5μmの範囲、好ましくは0.1μm~1μmの範囲で測定され、前記光沢は、好ましくはByk Gardner製のマイクロトリグロスタイプの装置により測定され、60°の測定ジオメトリの場合500GUを超え、85°の測定ジオメトリの場合100GUを超えることを特徴とする、請求項47~73のいずれか1項に記載の方法。
  75. 前記基板(1)は、特に、前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写する前に測定された表面平滑度及び/又は光沢を有し、前記表面平滑度は、好ましくはPPS 10、ISO 8791-4に応じて、0.5μm~2.0μmの範囲、好ましくは0.01μm~0.2μmの範囲の公差で測定され、前記光沢は、20%~80%、好ましくは50%~75%の範囲、特にTAPPI(登録商標)T480にしたがって、好ましくはBYK Gardner製のマイクログロス75°測定装置を用いて、好ましくは75°の角度で測定されていることを特徴とする、請求項47~74のいずれか1項に記載の方法。
  76. 前記基板(1)は、0.5m/秒~4m/秒、特に0.75m/秒~4m/秒のピック抵抗を有し、前記ピック抵抗は、特に、前記基板への前記第1接着促進剤の転写前に測定され、好ましくはISO 3783:2006-07にしたがって測定され、好ましくはIGT製のAmsterdam 5(4m/s)を用いて測定されることを特徴とする、請求項47~75のいずれか1項に記載の方法。
  77. 前記基板(1)は、特に前記第1接着促進剤(5)を前記基板(1)に転写する前に特にIGT製の試験印刷装置、好ましくはAmsterdam 5タイプで測定された、0.9OD~1.3OD(OD=光学密度)の範囲の浸透挙動を有することを特徴とする、請求項47~76のいずれか1項に記載の方法。
  78. 前記第2印刷ユニット(6)は、1つ以上の偏向ステーション(22)を有する偏向装置(21)を備え、前記偏向装置(21)は、前記転写プライ(2)が前記プレスシリンダ(620)と前記第2基板シリンダ(622)との間を通って1回以上繰り返して搬送されるように、特に、前記転写プライ(2)が前記基板(1)に1回以上繰り返して塗布されるように、及び/又は、前記転写フィルム(3)の前記キャリアフィルム(31)が、1回以上繰り返して少なくとも部分的に剥離され、前記転写プライ(2)が前記第1領域(11)に前記第1接着促進剤(5)を有する前記基板(1)上に少なくとも部分的に残るように、形成されることを特徴とする、請求項47~77のいずれか1項に記載の方法。
  79. 印刷装置、特にオフセット印刷装置において、転写媒体(411)を有する転写シリンダ(410)を備える第1転写ユニットの使用。
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