JP2022535570A - 差分補正データの送信方法及び受信方法、システム及び装置 - Google Patents

差分補正データの送信方法及び受信方法、システム及び装置 Download PDF

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Abstract

本出願は測位の分野に関し、差分補正データの送受信方法、システム及び装置を開示する。該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含み、該送信方法は、サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得するステップと、該サービス側は該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップと、該サービス側は決定されたビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信するするステップと、を含む。本出願の実施形態は差分補正データに対して配置と圧縮を行い、伝送コストと時間を大幅に節約し、かつデータが減少するため、同期衛星信号の伝送距離が遠くかつフェージングが大きいことによる誤り率の増加を減少させる。【選択図】図1

Description

本出願は、測位技術に関し、特に差分補正データの圧縮技術に関する。
現在、国際に利用されている、衛星を利用して精度が高い補正データメッセージを放送する符号化フォーマットは様々である。例えば、衛星により周波数変調で標準RTCMフォーマットを受信端に転送することで、リアルタイム測位と校正を実現することができる。しかしながら、データ量が膨大であり、伝送時間が長くて、SSR1-3の一回の伝送するデータ量は数百万ビットの程度である(参照可能な数量はウェブページ1を参照)。従来のQZSSにおける採用されているcompact SSRの技術標準は日本国内のみに適用され、そのうちの大部分のフォーマットは中国国内の測位のニーズに合致しておらず、SSR1-3の一回の伝送するデータ量は百万ビットである(参照可能な数量はウェブページ2を参照)。しかし、具体的なPPP-RTK技術で大量の高並行低遅延の需要において情報符号化フォーマットへの圧縮に関する課題を解決するフォーマットことがないので、チャネル冗長度が上昇し、利用率が低下する。
本出願の目的は、差分補正データに対して配置及び圧縮を行い、伝送コストと時間を大幅に節約し、かつデータが減少するため、同期衛星信号の伝送距離が遠くかつフェージングが大きいことによる誤り率の増加を減少させる差分補正データの送信方法及び受信方法、システム及び装置を提供することを目的とする。
本願は、斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む差分補正データの送信方法を開示し、前記送信方法は、
サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得するステップと、
前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデル多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップと、
前記サービス側は決定されたビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信するステップと、を含む。
好ましい一例において、前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップは、さらに、
前記サービス側は前記解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定するステップと、
前記電離層データ範囲が前記設定の閾値範囲内にある場合、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでない場合に第2のビット長であり、前記第1のビット長は第2のビット長より小さいステップと、
を含む。
好ましい一例において、前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップは、さらに、
前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定するステップと、
前記サービス側は前記必要ビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定するステップと、
を含む。
好ましい一例において、前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップの前に、さらに、
前記サービス側は拡大機能データポインタを予め設定し、前記拡大機能データポインタは前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長又は第2のビット長に切り替えることに用いられるステップを含む。
好ましい一例において、前記拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す。
本出願は、さらに、斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む差分補正データの送信システムを開示し、前記送信システムは、
現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得するために用いられる取得モジュールと、
前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するために用いられる処理モジュールと、
決定されたビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信する送信モジュールと、
を備える。
好ましい一例において、前記処理モジュールは、さらに、前記解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定することに用いられ、前記電離層データ範囲が前記設定の閾値範囲内にある場合、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでない場合に第2のビット長であり、前記第1のビット長は第2のビット長より小さい。
好ましい一例において、前記処理モジュールは、さらに、前記現在領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定し、かつ前記必要ビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定することに用いられる。
好ましい一例において、前記処理モジュールは予め設定された拡大機能データポインタにより、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を第1のビット長又は第2のビット長に切り替える。
好ましい一例において、前記拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す。
本出願は、さらに差分補正データの受信方法を開示し、該方法は、
ユーザ端末は、サービス側からの、斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む差分補正データを受信するステップと、
ユーザ端末は前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップと、
ユーザ端末は決定されたビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号するステップと、
を含む。
好ましい一例において、前記ユーザ端末はそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するステップは、さらに、
ユーザ端末は、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることを決定するステップと、
第1のビット長である場合に、当該第1のビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号するステップと、
第2のビット長である場合に、当該第2のビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号するステップと、
を含む。
好ましい一例において、前記差分補正データは、さらに予め設定された拡大機能データポインタを含み、前記拡大機能データポインタは、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長又は第2のビット長に切り替えることに用いられ、
前記ユーザ端末はそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデル多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するステップは、さらに、
前記ユーザ端末は前記予め設定された拡大機能データポインタに基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることを決定するステップを含む。
好ましい一例において、前記拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す。
本出願はさらに差分補正データの送信装置を開示し、該装置は、
コンピュータ実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
前記コンピュータ実行可能な命令を実行することで上記の方法におけるステップを実現することに用いられるプロセッサと、を備える。
本願は、さらに斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2及び第3のモデルの多項係数を含む差分補正データの送信方法を開示し、前記送信方法は、
サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得するステップと、
前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ前記第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するステップと、
前記サービス側は決定されたビット長に基づいて前記第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信するステップと、を含む。
好ましい一例において、前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ前記第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するステップは、さらに、
前記サービス側は前記解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定するステップと、
前記電離層データ範囲が前記設定の閾値範囲内にある場合、前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでない場合に2のビット長であり、前記第1のビット長は第2のビット長より小さいステップと、含む。
好ましい一例において、前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するステップは、さらに、
前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定するステップと、
前記サービス側は前記必要ビット長に基づいて前記第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定するステップと、
を含む。
好ましい一例において、前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップの前に、さらに、
前記サービス側は、前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長又は第2のビット長に切り替えることに用いられる拡大機能データポインタを予め設定するステップを含む。
好ましい一例において、前記拡大機能データポインタは、2ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2及び第3のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す。
本出願はさらに差分補正データの送信装置を開示し、当該送信装置は、
コンピュータ実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
前記コンピュータ実行可能な命令を実行することで上記の方法におけるステップを実現することに用いられるプロセッサと、を備える。
本出願の実施形態における領域大気補正データの配置又は圧縮フォーマットは、RTCM標準メッセージフォーマットに基づき、且つ日本のQZSSシステムを参照したフォーマット配置方法であってもよく、現在既存で利用可能なGNSSシステムの差分補正データに対して配置及び圧縮を行うことができる。
まず、電離層の活躍な領域(例えば中国の深セン又は広州など)に対して、その電離層補正データの上限と下限範囲が極めて大きく(例えば図2におけるデータ範囲の大部分が±20区間にあり、データ範囲の少ない部分が±100区間にある)、type2を例として、計算から分かるように、当該領域の±100区間内の、第2、第3及び第4のモデルの多項係数(C01、C10及びC11)のデータ量はそれぞれ14ビットであり、従来のRTCMフォーマットにおける12、12又は10ビットの長さで表すことができないので、ユーザ端末のデータ運用に対して大きい阻害を生じて、ユーザシーンを満たすことができず、単純に範囲を広げれば、例えばいずれも14ビット長に拡げれば、±20区間に落ちることに対して、大量のチャネル無負荷の浪費を発生する。本願の実施形態において、現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて該差分補正データにおけるC01、C10及びC11の必要なビット長を決定し、かつ第1のビット長及び第2のビット長での選択のポインタを設定することでC01、C10及びC11の選択の圧縮に用いられ、例えば、上記大部分が±20区間にある、及び少ない部分が±100区間にあることに応じてそれぞれ12ビット長及び14ビット長の二種類の選択を設定すれば、チャネル無負荷の浪費問題を避けることができる。さらに、該選択のポインタは、C01、C10及びC11のビット長の選択柔軟性を増加し、無効データビットをさらに減少させることができる。例えば、該選択のポインタは3ビットのバイナリデータ(例えばxxxである場合、xは0又は1である)に設定されると、C01、C10及びC11に対してそれぞれ設定することができ、例えば、C01について12ビット長(0)及び14ビット長(1)が設定され、C10について12ビット長(0)及び14ビット長(1)が設定され、C11について10ビット長(0)及び14ビット長(1)が設定された場合、該3ビットのバイナリデータxxxは000、001、010、011、100、101、110、111等の8種類の選択を有し、無効データビットを大幅に減少させることができ、それによりチャネル利用率を大幅に向上させる。
さらに、本願の実施形態は従来のRTCMフォーマットの不足を補う場合に、無効データビットを減少させ、伝送コストと時間を大幅に節約し、かつデータが減少するため、同期衛星信号の伝送距離が遠くかつフェージングが大きいことによる誤り率の増加を減少させる。
さらに、QZSS符号化システムに対して、異なる領域の具体的な状況に基づいて技術指標を改めて定義し、例えば、中国領域に対して補正可能な範囲、格子範囲等を改善させ、補正データ情報に対して高い精度を保持すると同時に中国の地理的状況、国土面積及び大気状況に合致させる。また、QZSS符号化に基づいて放送情報の総データ量を減少させる。
本願の明細書には多くの技術的特徴が記載されており、各技術案に分布され、本出願の全ての可能な技術的特徴の組み合わせ(すなわち技術案)を羅列すると、明細書が冗長すぎる。この問題を避けるために、このような技術的特徴の組み合わせは技術的に実現できないことを除外して、本願の上記発明内容に開示された各技術的特徴、以下の各実施形態及び例に開示された各技術的特徴、及び図面に開示された各技術的特徴は、いずれも自由に互いに組み合わせることができ、それにより様々な新たな技術案を構成する(これらの技術案はいずれも本明細書に記載されている)。例えば、一例では特徴A+B+Cが開示されており、別の例において特徴A+B+D+Eが開示されており、特徴C及びDは同じ作用を果たす均等的な技術手段であり、技術的には択一的に使用して、同時に利用することができず、特徴Eの技術が特徴Cと組み合わせることができ、A+B+C+Dの技術手段は技術が実現できないため既に記載されていると見なすべきではなく、A+B+C+Eの技術手段は既に記載されていると見なすべきである。
本出願の第1の実施形態に係る差分補正データの送信方法のフローチャートである。 一例における中国のある領域の電離層の活躍データ図である。 本出願の第2の実施形態に係る差分補正データの送信システムの構成を示す図である。 本出願の第3の実施形態に係る差分補正データの受信方法のフローチャートである。 本出願の第4の実施形態に係る差分補正データの受信システムの構成を示す図である。 本出願に係るデータ範囲及び解像度を個別に±100に設定して特別な状況での大量のチャネル無負荷を発生する一例である。 本出願の第5の実施形態に係る差分補正データの送信方法のフローチャートである。
以下の記述において、本願をより容易に理解させるために多くの技術的詳細を提供する。しかしながら、当業者であれば理解されるように、これらの技術的詳細及び以下の各実施形態に基づく様々な変更及び補正が記載されていなくても、本願が保護を求めている技術案を実現することができる。
[一部の用語の説明]
グローバルナビゲーション衛星システム(Global Navigation Satellite System)は、GNSSと略称される。
北斗ナビゲーション衛星システム(BDS navigation Satellite system)は、BDSと略称される。
状態空間表現方法(State Space Representation)は、SSRと略称される。
高精度単独測位(Precise Point Positioning)は、PPPと略称される。
リアルタイムキネマティック(Real Time Kinematic)は、RTKと略称される。
伝送制御プロトコル/インターネット相互接続プロトコル(Transmission Control/Internet Protocol)は、TCP/IPと略称される。
インターネットによるRTCMデータ伝送プロトコル(Networked Transport of RTCM via Internet)は、NTRIPと略称される。
海事サービスのための無線技術委員会の差分標準(Radio Technical Commission for Maritime Services)は、RTCMと略称される。
準天頂衛星システム(Quasi-Zenith Satellite System)は、QZSSと略称される。
電離圏全電子数(Total Electron Content Unit)は、TECUと略称される。
斜め電離圏全電子数は、STECと略称される。
本願の目的、技術案及び利点をより明確させるために、以下に図面を参照して本願の実施形態をさらに詳細に説明する。
本出願の第1の実施形態は差分補正データの送信方法に関し、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含み、該送信方法のフローチャートは図1に示すものである、該送信方法は以下のステップを含む。
まず、ステップ101では、サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得する。
STEC補正において、一定の解像度を保証する場合、現在の領域の上空の電離層の活躍状況に基づいて上限と下限の制約を設定する必要があり、そうでなければ測位効果を果たすことができず、さらに逆の効果を生じる。電離層自体の活躍レベルは緯度に強く関連し、即ち赤道電離層に近いほど活躍であり、補正数の範囲が大きく、解像度が小さく、その結果はデータ量を増加させる。その関係は以下の式(1)のように示す。
電離層のデータ範囲(または電離層の上限と下限の範囲)
=2ビット数―1*電離層解像度(TECU) (1)
したがって、以下に言及された表2の従来のRTCM符号化フォーマットデータテーブルを参照し、理解すべきこととして、ビット長(14/12/10)は式中の2のx乗であり、電離層解像度(TECU)との積は電離層のデータ範囲である。本式(1)はRTCMプロトコル仕様に含まれる物理層の符号化に応用され、その表現形式は以下のとおりである。例えば、Xxxxxxxx(X/xは1又は0である)、ここで、Xはサインビットであり、表2における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負を示し、1ビットを占める。xはデータビットであり、表2における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負後の数値(409.4)を示し、データの増加ビット数に応じて増加し、その関係は(数値の最大値=2)である。例えば、電離層の上限と下限の範囲データが-8であれば、対応するバイナリデータは、1 1000であり、一番目の1は負号(サインビット)を示し、1000は二進数の数字8(データビット)を示し、合計5ビットである。この計算方法によりわかるように、電離層の上限と下限の範囲が大きいほど、xで表される桁数が多い必要があり、Xが影響を受けない。したがって、中国の現地の実情に応じて、電離層の活躍な領域(一つのNetwork内)、例えば深セン、広州などの都市に対して、その上下の範囲が非常に大きい。図2は中国のある領域の「電離層活躍データ図」であり、図2から分かるように、そのデータ分布は±10から+100まで、更に-40までにいずれもあり、従来のRTCM方法であれば、表2を参照し、その実現可能性について、C00が満たすが、C011011が満たさない。これから分かるように、従来のRTCM方法では、三つの係数がこのデータを示すことができないことがあるので、ユーザ端末のデータ運用に対して大きい阻害を生じて、ユーザのシーンを満たすことができない。範囲を広げければ、上記導出によればデータ量をさらに増加することが分かる。したがって本実施形態のステップ101において、まず現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得し、異なる領域の電離層データ範囲及び解像度の差分補正データに対してさらに圧縮処理を行い、このようにして状況によって適切に設定することができ、一部の補正データに対して最適化処理を行うことで、全体のデータ量を圧縮することができる。
その後、ステップ102では、該サービス側は該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定する。
したがって、図2を例とし、図中の大部分のデータは±20区間にあり、少ないデータは±40にあり、またはより高い。放送過程において、データ範囲及び解像度を個別に±100に設定して特別な状況を満たすと、大量のチャネル無負荷の浪費を発生し(又は多くの無効データビットが現れる)、例えば図6に示すとおりである。±100の状況を示すために、0.02TECUの解像度の場合に、その実データは、213*0.02=163.84、合計13ビットである。一桁のサインビットを加えると14ビットになる。表2におけるデータC011011を比較すると、いずれもデータ量を超えている。表2におけるフォーマットを14ビットに変更すると、以下の式(1)及び式(2)に基づいて、全体のデータ量がさらに上昇する。したがって、本実施形態のステップ102において、第2、第3及び第4のモデルの多項係数C011011のうちの一部又は全てに対して、ステップ101で取得された現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれらのビット長を決定し、上記の無効データビットの問題を解決し、各データビットにいずれも具体的な意味を有しかつできるだけに空きビットを減少させることで、チャネル利用率を大幅に向上させる。さらに、本実施形態では該第2、第3及び第4のモデルの多項係数における各係数に「第1のビット長」及び「第2のビット長」の二種類の選択を設定し、推定によれば、より多くの選択(例えば三種類の選択)に設定すると、逆により多くの追加ビットが増加するため、二種類の選択が最適である。さらに、該ステップ102における「第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つ」は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちのいずれか一つ、又は任意の二つ、又は三者であってもよい。
このステップ102の実現方式は多様である。選択可能的に、該ステップ102はさらに以下のステップにより実現することができる。該サービス側は該解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定し、該電離層データ範囲が該予め設定された閾値範囲内にある場合、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、該電離層データ範囲が該予め設定された閾値範囲内でない場合、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第2のビット長であり、該第1のビット長は第2のビット長より大きい、又は第2のビット長より小さい。選択可能的に、該ステップ102はさらに以下のステップにより実現することができる。該サービス側は該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定し、該サービス側は該必要ビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定する。しかし、この二つの実施形態に限定されるものではない。具体的には、それぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定し、表5のtype1において、C01とC10のうちの少なくとも一つのビット長を決定するように表現し、即ち該現在領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をさらに決定する。type2において、C01、C10及びC11のうちの少なくとも一つのビット長を決定する。
選択可能的に、本実施形態において、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数に対して、三者の設定された第1のビット長は同じであっても異なってもよく、三者の設定された第2のビット長は同じであっても異なってもよい。現地の電離層データ範囲及び解像度に基づいて設定することができる。
選択可能的に、該ステップ102の前にさらに以下のステップを含む。該サービス側は拡大機能データポインタを予め設定し、該拡大機能データポインタは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられる。
この拡大機能データポインタの設置方式は多様である。選択可能的に、該拡大機能データポインタは1ビット長であってもよく、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示する、又は二つ又は三つの係数を同時に指示することに用いられる。例えば、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示しかつ該一の係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、又は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの二つの係数を同時に指示しかつ該二つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、さらにまたは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三つの係数を同時に指示しかつ該三つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられる。選択可能的に、該拡大機能データポインタは2ビット長であってもよく、各ビットは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示する、又は二つの係数を同時に指示することに用いられる。例えば、各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示しかつ該一の係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、又はそのうちの一つのビットは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの二つの係数を同時に指示しかつ他のビットを該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三番目の係数を指示することに用いられ、かつ該三つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えること等に用いられる。選択可能的に、該拡大機能データポインタは3ビット長であってもよく、それぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三つの係数を指示することに用いられるなどである。
一つの実施例において、該拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、ここで各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動するか否かを示し、それぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替える。
選択可能的に、該拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、ここで各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す。このステップ102の圧縮フォーマットの具体的な実施例を以下の表1に示す。ここで3ビットのバイナリデータ(例えば、xxx)によりそれぞれ三つの係数が拡大機能を起動するか否かを示し、0は、起動しないことを示し、1は起動することを示す。該第2、第3及び第4のモデルの多項係数C011011はそれぞれ12ビット長/12ビット長/10ビット長又は必要長さLに柔軟に切り替えることができることを保証する。
Figure 2022535570000002
その後、ステップ103では、該サービス側は決定されたビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信する。
選択可能的に、該差分補正データはさらにGNSS衛星標識(ID)などのデータを含むことができる。
以上から分かるように、本出願の実施形態は中国の異なる電離層の活躍レベルに基づいて符号化フォーマットの上限と下限及びその対応する解像度を柔軟に選択することができ、上記の無効データビットの問題を解決し、各データビットに具体的な意味を持たせ且つそれだけでなく空のビットを減少させることで、チャネル利用率を大幅に向上させる。例えば、中国のある場所において、測定により、その補正データに対してRTCM伝統的な圧縮方法1と本願の実施形態の送信(圧縮)方法2とを比較して以下の表2に示すとおりであり、比較から分かるように、単位時間内(一般的には30秒~1分間であってもよい)であり、その節約された衛星のトラフィックは、960,000bitsである。衛星のトラフィックが珍しく、価格が高額である現在では、この節約された資源の利点は言うまでもない。
Figure 2022535570000003
本出願の第2の実施形態は差分補正データ送信システムに関し、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含み、該送信システム構成は図3に示す通りであり、該送信システムは取得モジュール、処理モジュール及び送信モジュールを備える。
まず、該取得モジュールは現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得することに用いられる。
STEC補正において、一定の解像度を保証する場合、現在の領域の上空の電離層の活躍状況に基づいて上限と下限制約を設定する必要があり、そうでなければ測位効果を果たすことができず、さらに逆の効果を生じる。電離層自体の活躍レベルは緯度に強く関連し、即ち赤道電離層に近いほど活躍であり、補正の数の範囲が大きく、解像度が小さくなり、その結果はデータ量が増加する。その関係は以下の式(1)のように示す。
電離層のデータ範囲(または電離層の上限と下限の範囲)
=2ビット数―1*電離層解像度(TECU) (1)
したがって、以下に言及された表2の従来のRTCM符号化フォーマットデータテーブルを参照し、理解すべきこととして、ビット長(14/12/10)は式中の2のx乗であり、電離層解像度(TECU)との積は電離層のデータ範囲である。本式(1)はRTCMプロトコル仕様に含まれる物理層の符号化に応用され、その表現形式は、例えば、Xxxxxxxx(X/xは1又は0である)、ここで、Xはサインビットであり、表2における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負を示し、1ビットを占める。xはデータビットであり、表2における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負後の数値(409.4)を示し、データの増加ビット数に応じて増加し、その関係は(数値の最大値=2)である。例えば、電離層の上限と下限の範囲データが-8であれば、対応するバイナリデータは、1 1000であり、一番目の1は負号(サインビット)を示し、1000は二進数の数字8(データビット)を示し、合計5ビットである。この計算方法によりわかるように、電離層の上限と下限の範囲が大きいほど、xで表される桁数が多い必要があり、Xが影響を受けない。したがって、中国の現地の実情に応じて、電離層が活躍な領域(一つのNetwork内)、例えば深セン、広州などの都市に、その上下範囲が非常に大きい。図2は中国のある領域の「電離層活躍データ図」であり、図2から分かるように、そのデータ分布は±10から+100まで、更に-40までにいずれもあり、従来のRTCM方法であれば、表2を参照し、その実現可能性について、C00が満たすが、C011011が満たさない。これから分かるように、従来のRTCM方法では、三つの係数がこのデータを示すことができないことがあるので、ユーザ端末のデータ運用に対して大きい阻害を生じて、ユーザのシーンを満たすことができない。範囲を広げければ、上記導出によればデータ量をさらに増加することが分かる。したがって本実施形態において、まず現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得し、異なる領域の電離層データ範囲及び解像度の差分補正データに対してさらに圧縮処理を行い、このようにして状況によって適切に設定することができ、一部の補正データに対して最適化処理を行うことで、全体のデータ量を圧縮することができる。
さらに、該処理モジュールは該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定することに用いられる。したがって、図2を例とし、図中の大部分のデータは±20区間にあり、少ないデータは±40にあり、またはより高い。放送過程において、データ範囲及び解像度を個別に±100に設定して特別な状況を満たすと、大量のチャネル無負荷の浪費(又は多くの無効データビットが現れる)を発生し、例えば図6に示すとおりである。±100の状況を示すために、0.02TECUの解像度の場合に、その実データは、213*0.02=163.84、合計13ビットである。一桁のサインビットを加えると14ビットになる。表2におけるデータC011011を比較すると、いずれもデータ量を超えている。表2におけるフォーマットを14ビットに変更すると、以下の式(1)及び式(2)に基づいて、全体のデータ量がさらに上昇する。したがって、本実施形態は処理モジュールにより、第2、第3及び第4のモデルの多項係数C011011のうちの一部又は全てに対して、該取得モジュールにより取得された現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれらのビット長を決定し、上記の無効データビットの問題を解決し、各データビットにいずれも具体的な意味を有させかつできるだけに空きビットを減少させることで、チャネル利用率を大幅に向上させる。さらに、本実施形態では該第2、第3及び第4のモデルの多項係数における各係数に「第1のビット長」及び「第2のビット長」の二種類の選択を設定し、推定によれば、より多くの選択(例えば三種類の選択)に設定すると、逆により多くの追加ビットが増加するため、二種類の選択が最適である。さらに、該「第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つ」は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちのいずれか一つ、又は任意の二つ、又は三者であってもよい。
選択可能的に、該処理モジュールはさらに該解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定することに用いられ、該電離層データ範囲が該予め設定された閾値範囲内にある場合、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでなければ第2のビット長であり、該第1のビット長は第2のビット長より大きい、又は第2のビット長より小さい。
選択可能的に、該処理モジュールはさらに該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長を決定し、かつ該必要ビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定することに用いられる。
選択可能的に、本実施形態において、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数に対して、三者の設定された第1のビット長は同じであっても異なってもよく、三者の設定された第2のビット長は同じであっても異なってもよい。現地の電離層データ範囲及び解像度に基づいて設定することができる。
選択可能的に、該処理モジュールは予め設定された拡大機能データポインタにより、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替える。
この拡大機能データポインタの設置方式は多様である。選択可能的に、該拡大機能データポインタは1ビット長であってもよく、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示する、又は二つ又は三つの係数を同時に指示することに用いられる。例えば、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示しかつ該一の係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、又は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの二つの係数を同時に指示しかつ該二つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、さらにまたは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三つの係数を同時に指示しかつ該三つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられる。選択可能的に、該拡大機能データポインタは2ビット長であってもよく、ここで各ビットは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示する、又は二つの係数を同時に指示することに用いられる。例えば、各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示しかつ該一の係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、又はそのうちの一つのビットは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの二つの係数を同時に指示しかつ他のビットを該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三番目の係数を指示することに用いられ、かつ該三つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えるなどに用いられる。選択可能的に、該拡大機能データポインタは3ビット長であってもよく、それぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三つの係数を指示することに用いられるなどである。
一つの実施例において、該拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、ここで各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動するか否かを示し、それぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替える。
選択可能的に、該拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、ここで各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動するか否かを示す。
さらに、該送信モジュールは決定されたビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信する。
選択可能的に、該差分補正データはさらにGNSS衛星標識(ID)などのデータを含むことができる。
第1の実施形態は本実施形態に対応する方法の実施形態であり、第1の実施形態における技術的詳細は本実施形態に応用することができ、本実施形態における技術的詳細も第1の実施形態に適用することができる。
本出願の第3の実施形態は差分補正データの受信方法に関し、そのフローチャートは図4に示すように、該方法は以下のステップを含む。
まず、ステップ301では、ユーザ端末はサービス側からの差分補正データを受信し、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む。
選択可能的に、該差分補正データはさらにGNSS衛星標識(ID)などのデータを含むことができる。
その後、ステップ302では、ユーザ端末はそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定する。
選択可能的に、該ステップ302はさらに以下のステップにより実現することができる。ユーザ端末は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることを決定し、第1のビット長であれば、該第1のビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号し、第2のビット長であれば、該第2のビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号する。
選択可能的に、該差分補正データはさらに予め設定された拡大機能データポインタを含み、該拡大機能データポインタは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられる。
該ステップ303における「ユーザ端末は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であること」を決定する実現方式は複数である。一つの実施例において、サービス側から送信された差分補正データはメッセージのフォーマットであり、ここで該メッセージのメッセージヘッダは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を指示する識別ビットを含み、ユーザ端末は該メッセージフォーマットの差分補正データを受信した後、まずその識別ビットに基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定することができる。別の実施例において、該差分補正データはさらに予め設定された拡大機能データポインタを含むことができ、該予め設定された拡大機能データポインタに基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることを決定することができる。しかし、上記二つの実施例に限定されるものではない。
この拡大機能データポインタの設置方式は多様である。選択可能的に、該拡大機能データポインタは1ビット長であってもよく、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示する、又は二つ又は三つの係数を同時に指示することに用いられる。例えば、該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示しかつ該一の係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、又は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの二つの係数を同時に指示しかつ該二つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、さらにまたは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三つの係数を同時に指示しかつ該三つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられる。選択可能的に、該拡大機能データポインタは2ビット長であってもよく、ここで各ビットは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示する、又は二つの係数を同時に指示することに用いられる。例えば、各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの一つの係数を指示しかつ該一の係数のビット長を第1のビット長または第2のビット長に柔軟に切り替えることに用いられ、又はそのうちの一つのビットは該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの二つの係数を同時に指示しかつ他のビットを該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三番目の係数を指示することに用いられ、かつ該三つの係数のビット長を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替えるなどに用いられる。選択可能的に、該拡大機能データポインタは3ビット長であってもよく、それぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの三つの係数を指示することに用いられるなどである。
選択可能的に、該拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、ここで各ビットはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動するか否かを示し、かつそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数を第1のビット長又は第2のビット長に柔軟に切り替える。以上の表1は本実施形態における圧縮フォーマットの具体的な実施例である。
その後、ステップ303では、ユーザ端末は決定されたビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号する。
本出願の第4の実施形態は差分補正データの受信システムに関し、その構成は図5に示すように、該システムは受信モジュール及び処理モジュールを含む。
まず、該受信モジュールはサービス側からの差分補正データを受信することに用いられ、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む。
さらに、該処理モジュールはそれぞれ該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定し、且つユーザ端末は決定されたビット長に基づいて該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの復号化を行うことに用いられる。
第3の実施形態は本実施形態に対応する方法の実施形態であり、第3の実施形態における技術的詳細は本実施形態に応用することができ、本実施形態における技術的詳細も第3の実施形態に応用することができる。
本出願の第5の実施形態は差分補正データの送信方法に関し、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2及び第3のモデルの多項係数を含み、図7に示すフローチャートであり、該送信方法は以下のステップを含む。
ステップ701において、サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得する。
その後、ステップ702では、該サービス側は該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定する。
このステップ702の実現形態は多様である。選択可能的に、該ステップ702はさらに以下のように実現することができる。該サービス側は該解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定する。該電離層データ範囲が該予め設定された閾値範囲内にある場合、該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでなければ第2のビット長であり、該第1のビット長は第2のビット長より小さい。選択可能的に、該ステップ702はさらに以下のように実現することができる。該サービス側は該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長を決定する。該サービス側は該必要ビット長に基づいて該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定する。
選択可能的に、該ステップ702の前に、さらに以下のステップを含むことができる。該サービス側は拡大機能データポインタを予め設定し、該拡大機能データポインタは該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長または第2のビット長に切り替えることに用いられる。
選択可能的に、該拡大機能データポインタは2ビットのバイナリデータであり、ここで各ビットはそれぞれ該第2及び第3のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す。
その後、ステップ703では、該サービス側は決定されたビット長に基づいて該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信する。
本出願の第6の実施形態は差分補正データの送信システムに関し、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2及び第3のモデル多項係数を含み、図8に示すように、該送信システムは取得モジュール、処理モジュール及び送信モジュールを含む。
該取得モジュールは、サービス側が現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得することに用いられる。
該処理モジュールは、サービス側が該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて該第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定することに用いられる。
該送信モジュールは、該サービス側が決定されたビット長に基づいて該第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信することに用いられる。
第5の実施形態は本実施形態に対応する方法の実施形態であり、第5の実施形態における技術的詳細は本実施形態に応用することができ、本実施形態における技術的詳細も第5の実施形態に応用することができる。
以下は、本願の実施形態に係る部分関連技術の簡単な説明である。
本願における領域大気補正データ又は圧縮フォーマットは、RTCM標準メッセージフォーマットに基づくものであり、かつ日本QZSSシステムを参照したフォーマット配置(ウェブページ3及び4を参照)であり、現在既存で利用可能なGNSSシステムの補正データに対して配置及び圧縮を行った。
GPS差分プロトコルと差分電文のアルゴリズムは、差分システムについての考慮しなければならない二つの問題である。差分測位アプリケーションシステムにおいて、測位端末と差分局との間に大量の差分電文を伝送する必要があり、測位端末が常に高速の移動目標であるため、測位端末と差分局との間にデータチャネルを確立するために、従来の方法は無線通信(例えば短波又は超短波)を採用し、下位層のインタフェースは一般的にシリアルポート(RS232/422)を採用し、双方はバイト方式で通信し、このような通信モードに適応し、同時に高効率、エラー制御の基本的な要求を実現し、国際的にRTCM 10403.2標準を制定する。通信手段の発展に伴い、測位端末と差分局との間に、一般的にネットワーク方式を採用してデータリンクを確立し、ネットワーク通信のデータはデータパケットを介して対話し、エラーがデータリンク層で効果的に制御され、低価格、低エラー、高効率、高速のネットワーク通信であり、差分測位アプリケーションに新たな発展機会をもたらし、ネットワーク伝送の特徴に適応するために、国際的にはRTCM 10403.1標準を制定し、かつネットワークを現在の主要手段とする。
RTCMプロトコル仕様はアプリケーション層、プレゼンテーション層、トランスポート層、データリンク層及び物理層を含む。コーデックに対する最も重要なのは物理層の配置である。物理層の配置には、そのデータ量は単位時間内の全体的な情報伝送量に対して重要な影響を与える。ネットワークを接続することができない場合、衛星信号を受信して補正データを取得することは主な手段となる。限られた衛星伝送レート/時間内にどのように効率的に伝送を完了するかは、最も重要である。
PPP-RTK結合測位技術において、情報はSSR1、SSR2、SSR3の三層に分けられる。ここでSSR1は、軌道-4068.2、クロックバイアス-4068.3、コード偏差-4068.4である補正数の種類を含む。SSR2は、位相偏差-4068.5、グローバル電離層の補正数(VTEC)である補正数の種類を含む。SSR3は、領域大気の補正数(1領域電離層STEC-4068.8、2.1領域電離層の残差RC-4068.9、2.2領域大気層の補正時Tropo-4068.9)である補正数の種類を含む。下記表3に示す衛星によって放送されたSSRフォーマット名及び伝送間隔情報テーブルを以下の表3に示す。
Figure 2022535570000004
従来のRTCM符号化及びQZSSのcompact SSR符号化は、その対応する有効化された一つの領域(Network)が基本的に100km*100kmの範囲であり、すなわち1個のNetwork=10000平方キロメートルの領域である。その符号化フォーマットは以下の表4のように示す。
Figure 2022535570000005
上記からわかるように、従来の符号化において、各GNSSシステム(GPS、GLONASS、Galileo、北斗、QZSS等を共有する)の各可視衛星に対して、いずれもそれに対応する4つの係数(C00,C01,C10,C11)を伝送する必要がある。各回の伝送において、その情報の従来のデータ量は5,184,000bitsであり、以下の式(2)及び式(3)で計算される。
6+14+12+12+10=54bits (2)
54*GNSSシステム数(5)*単一のGNSSシステムにおける演算を行う衛星数(平均20である)=54*5*20=5400bits (3)
中国960万平方キロメートルに応じて計算すると、Networkの数が960個であり(上記100km*100kmが単一領域の面積である)、本メッセージの一回伝送のデータ量は、5400*960=5,184,000bitsである。
このように算出すると、衛星通信リソース(速度が一般的に1秒に1200bits~2400bitsである)に対する要求が極めて高く、STEC情報の特別性はデータ自体に一定の時効を有するため、間隔が長いほど補正効果が低い。本出願は主に以上のSSR3における情報4068.8領域の電離層の補正情報に対して最適化を行い、全体の衛星測位結果を顕著に向上させる。
さらに、本出願の各実施形態に係る第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数の四つの係数(即ち、C00、C01、C10及びC11)の物理的意味及び使用方法は以下の表5に示すように、特定の領域において(一万平方キロメートルを例とする)、異なるユーザ端末は同じグループのモデルの多項係数を使用して入力として端末測位補正を行い、ここでテーブルにおけるψはユーザの観測緯度であり、ψはユーザの基準緯度であり、λはユーザの観測経度であり、λはユーザの基準経度であり、δIaiはユーザの最終的に得られたSTEC算出値である。
ここで、type0は最も簡単であり、第1の係数でシングルポイントの方式で補正数を提供し、誤差の補正に用いられる。type1は第1の~第3の係数を使用し、平面の方式により補正数を提供し、平面に対する補正に用いられる。type2は第1の~第4の係数を使用し、二次元平面の方式で補正数を提供し、平面への補正に用いられる。本願の技術案はtype2に適用されてもよく、type3にも適用されてもよく、関連方法のステップ及びシステム構成の調整は本明細書の一つ又は複数の実施例の保護範囲内に含まれ、説明を省略する。
Figure 2022535570000006
参照ウェブページ:
ウェブページ1:http://www.rtcm.org/differential-global-navigation-satellite--dgnss--standards.html
ウェブページ2:http://qzss.go.jp/en/technical/download/pdf/ps-is-qzss/is-qzss-l6-001.pdf
ウェブページ3:http://qzss.go.jp/en/technical/download/pdf/ps-is-qzss/is-qzss-l6-001.pdf
ウェブページ4:http://qzss.go.jp/en/technical/ps-is-qzss/ps-is-qzss.html
なお、当業者であれば理解すべきことは、上記差分補正データの送信システム及び/又は受信システムの実施形態に示された各モジュールの実現機能は上述の差分補正データの送信方法及び/又は受信方法の関連説明を参照して理解することができる。上記差分補正データの送信及び/又は受信システムの実施形態に示された各モジュールの機能はプロセッサで実行されたプログラム(実行可能命令)により実現されてもよく、具体的な論理回路によって実現されてもよい。本出願の実施例の上記差分補正データの送信及び/又は受信システムはソフトウェア機能モジュールの形式で実現されかつ独立した製品として販売される又は使用される場合、一つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本願の実施例の技術案は本質的に又は従来の技術に寄与する部分をソフトウェア製品の形式で表すことができ、該コンピュータソフトウェア製品は一つの記憶媒体に記憶され、若干の命令を含むことで、一台のコンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サービス側、又はネットワーク装置等であってもよい)が本願の各実施例に記載の方法の全部又は一部を実行することに用いられる。上記の記憶媒体は、Uディスク、リムーバブルハードディスク、リードオンリーメモリ(ROM,Read Only Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等の様々なプログラムコードを記憶することができる媒体を含む。このように、本出願の実施例は任意の特定のハードウェア及びソフトウェアの組み合わせに限定されない。
それに応じて、本出願の実施形態はさらにコンピュータ実行可能命令が記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、該コンピュータ実行可能命令がプロセッサにより実行されることで本出願の第1の実施形態、第3の実施形態又は第5の実施形態における各方法の実施形態を実現する。コンピュータ読取り可能な記憶媒体は、永久的及び一時的、移動可能及び固定の媒体を含むことが、任意の方法又は技術により情報の記憶を実現することができる。情報はコンピュータ読み取り可能な命令、データ構成、プログラムのモジュール又は他のデータであってもよい。コンピュータの記憶媒体は、例えば、相変化メモリ(PRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、リードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多機能ディスク(DVD)又は他の光学記憶、磁気カセットテープ、磁気テープ磁気ディスク記憶又は他の磁気記憶装置又は任意の他の非伝送媒体を含むが、それらに限定されず、計算装置によりアクセス可能な情報を記憶することに用いることができる。本明細書の定義に従って、コンピュータ読取り可能な記憶媒体は一時記憶コンピュータ読取り可能な媒体(transitory media)、例えば変調されたデータ信号及びキャリアを含まない。
また、本出願の実施形態はさらに差分補正データの送信装置を提供し、そのうちコンピュータ実行可能な命令を記憶するためのメモリ、及び、該メモリ内のコンピュータ実行可能な命令を実行することで上記第1の実施形態又は第5の実施形態における各方法の実施形態におけるステップを実現することに用いられるプロセッサを含む。ここで、該プロセッサは、中央処理ユニット(Central Processing Unit、「CPU」と略称する)であってもよく、さらに他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、「DSP」と略称する)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、「ASIC」と略称する)などであってもよい。上記のメモリはリードオンリーメモリ(read-only memory、「ROM」と略称する)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、「RAM」と略称する)、フラッシュメモリ(Flash)、ハードディスク又はソリッドステートドライブなどであってもよい。本発明の各実施形態に開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサにより実行されることで完了するように直接的に表され、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行を完了することができる。
また、本出願の実施形態はさらに差分補正データの受信装置を提供し、そのうちコンピュータ実行可能な命令を記憶するためのメモリ、及び、該メモリ内のコンピュータ実行可能な命令を実行する場合に上記第3の実施形態における各方法の実施形態におけるステップを実現することに用いられるプロセッサを含む。ここで、該プロセッサは中央処理ユニット(Central Processing Unit、「CPU」と略称する)であってもよく、さらに他の汎用プロセッサ、デジタルシグナルプロセッサ(Digital Signal Processor、「DSP」と略称する)、専用集積回路(Application Specific Integrated Circuit、「ASIC」と略称する)などであってもよい。上記のメモリはリードオンリーメモリ(read-only memory、「ROM」と略称する)、ランダムアクセスメモリ(random access memory、「RAM」と略称する)、フラッシュメモリ(Flash)、ハードディスク又はソリッドステートドライブなどであってもよい。本発明の各実施形態に開示された方法のステップはハードウェアプロセッサにより実行されることで完了するように直接的に表され、又はプロセッサにおけるハードウェア及びソフトウェアモジュールを組み合わせて実行を完了することができる。
なお、本特許の出願書類において、第1及び第2の等のような関係用語は一つのエンティティ又は操作を他のエンティティ又は操作と区別することに用いられ、必ずしもこれらのエンティティ又は操作の間にいかなるこのような実際の関係又は順序が存在することを要求する又は暗示するものではない。そして、用語「備える」、「含む」又はその任意の他の変形は非排他的な包含をカバーすることを意図し、それにより一連の要素を含む過程、方法、物品又は装置はそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙されない他の要素を含み、又はこのような過程、方法、物品又は装置に固有の要素を含む。より多くの制限がない場合、語句「一つを含む」により限定された要素は、前記要素を含む過程、方法、物品又は装置において他の同じ要素が存在することを排除しない。本特許の出願書類において、ある要素に基づいてある動作を実行すると言及した場合、少なくとも該要素に基づいて該動作を実行するという意味を指し、そのうち二つの状況を含む。該要素のみに基づいて該動作を実行し、かつ該要素及び他の要素に基づいて該動作を実行する。複数、複数回、複数種類等の表現は、2つ、2次、2種類、及び2つ以上、2次以上、2種類以上を含む。
本出願に言及された全ての文献はいずれも全体的に本願の開示内容に含まれると考えられ、それにより必要な場合に補正の根拠とすることができる。また理解すべきことは、以上は本明細書の好ましい実施例に過ぎず、本明細書の保護範囲を限定するものではない。本明細書の一つ又は複数の実施例の精神と原則内で、行われたいかなる補正、均等な置換、補正などは、いずれも本明細書の一つ又は複数の実施例の保護範囲内に含まれるべきである。
したがって、以下に言及された表2の従来のRTCM符号化フォーマットデータテーブルを参照し、理解すべきこととして、ビット長(14/12/10)は式中の2のx乗であり、電離層解像度(TECU)との積は電離層のデータ範囲である。本式(1)はRTCMプロトコル仕様に含まれる物理層の符号化に応用され、その表現形式は以下のとおりである。例えば、Xxxxxxxx(X/xは1又は0である)、ここで、Xはサインビットであり、表における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負を示し、1ビットを占める。xはデータビットであり、表における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負後の数値(409.4)を示し、データの増加ビット数に応じて増加し、その関係は(数値の最大値=2)である。例えば、電離層の上限と下限の範囲データが-8であれば、対応するバイナリデータは、1 1000であり、一番目の1は負号(サインビット)を示し、1000は二進数の数字8(データビット)を示し、合計5ビットである。この計算方法によりわかるように、電離層の上限と下限の範囲が大きいほど、xで表される桁数が多い必要があり、Xが影響を受けない。したがって、中国の現地の実情に応じて、電離層の活躍な領域(一つのNetwork内)、例えば深セン、広州などの都市に対して、その上下の範囲が非常に大きい。図2は中国のある領域の「電離層活躍データ図」であり、図2から分かるように、そのデータ分布は±10から+100まで、更に-40までにいずれもあり、従来のRTCM方法であれば、表2を参照し、その実現可能性について、C00が満たすが、C011011が満たさない。これから分かるように、従来のRTCM方法では、三つの係数がこのデータを示すことができないことがあるので、ユーザ端末のデータ運用に対して大きい阻害を生じて、ユーザのシーンを満たすことができない。範囲を広げければ、上記導出によればデータ量をさらに増加することが分かる。したがって本実施形態のステップ101において、まず現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得し、異なる領域の電離層データ範囲及び解像度の差分補正データに対してさらに圧縮処理を行い、このようにして状況によって適切に設定することができ、一部の補正データに対して最適化処理を行うことで、全体のデータ量を圧縮することができる。
したがって、以下に言及された表2の従来のRTCM符号化フォーマットデータテーブルを参照し、理解すべきこととして、ビット長(14/12/10)は式中の2のx乗であり、電離層解像度(TECU)との積は電離層のデータ範囲である。本式(1)はRTCMプロトコル仕様に含まれる物理層の符号化に応用され、その表現形式は、例えば、Xxxxxxxx(X/xは1又は0である)、ここで、Xはサインビットであり、表における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負を示し、1ビットを占める。xはデータビットであり、表における電離層の上限と下限の範囲(例えば、±409.4)の正負後の数値(409.4)を示し、データの増加ビット数に応じて増加し、その関係は(数値の最大値=2)である。例えば、電離層の上限と下限の範囲データが-8であれば、対応するバイナリデータは、1 1000であり、一番目の1は負号(サインビット)を示し、1000は二進数の数字8(データビット)を示し、合計5ビットである。この計算方法によりわかるように、電離層の上限と下限の範囲が大きいほど、xで表される桁数が多い必要があり、Xが影響を受けない。したがって、中国の現地の実情に応じて、電離層が活躍な領域(一つのNetwork内)、例えば深セン、広州などの都市に、その上下範囲が非常に大きい。図2は中国のある領域の「電離層活躍データ図」であり、図2から分かるように、そのデータ分布は±10から+100まで、更に-40までにいずれもあり、従来のRTCM方法であれば、表2を参照し、その実現可能性について、C00が満たすが、C011011が満たさない。これから分かるように、従来のRTCM方法では、三つの係数がこのデータを示すことができないことがあるので、ユーザ端末のデータ運用に対して大きい阻害を生じて、ユーザのシーンを満たすことができない。範囲を広げければ、上記導出によればデータ量をさらに増加することが分かる。したがって本実施形態において、まず現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得し、異なる領域の電離層データ範囲及び解像度の差分補正データに対してさらに圧縮処理を行い、このようにして状況によって適切に設定することができ、一部の補正データに対して最適化処理を行うことで、全体のデータ量を圧縮することができる。
さらに、該処理モジュールは該現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定することに用いられる。したがって、図2を例とし、図中の大部分のデータは±20区間にあり、少ないデータは±40にあり、またはより高い。放送過程において、データ範囲及び解像度を個別に±100に設定して特別な状況を満たすと、大量のチャネル無負荷の浪費(又は多くの無効データビットが現れる)を発生し、例えば図6に示すとおりである。±100の状況を示すために、0.02TECUの解像度の場合に、その実データは、213*0.02=163.84、合計13ビットである。一桁のサインビットを加えると14ビットになる。表2におけるデータC011011を比較すると、いずれもデータ量を超えている。表2におけるフォーマットを14ビットに変更すると、以下の式()及び式()に基づいて、全体のデータ量がさらに上昇する。したがって、本実施形態は処理モジュールにより、第2、第3及び第4のモデルの多項係数C011011のうちの一部又は全てに対して、該取得モジュールにより取得された現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれらのビット長を決定し、上記の無効データビットの問題を解決し、各データビットにいずれも具体的な意味を有させかつできるだけに空きビットを減少させることで、チャネル利用率を大幅に向上させる。さらに、本実施形態では該第2、第3及び第4のモデルの多項係数における各係数に「第1のビット長」及び「第2のビット長」の二種類の選択を設定し、推定によれば、より多くの選択(例えば三種類の選択)に設定すると、逆により多くの追加ビットが増加するため、二種類の選択が最適である。さらに、該「第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つ」は該第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちのいずれか一つ、又は任意の二つ、又は三者であってもよい。
本出願の第6の実施形態は差分補正データの送信システムに関し、該差分補正データは斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2及び第3のモデル多項係数を含み、該送信システムは取得モジュール、処理モジュール及び送信モジュールを含む。

Claims (21)

  1. 斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む差分補正データの送信方法であって、
    サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得するステップと、
    前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップと、
    前記サービス側は決定されたビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信するステップと、
    を含むことを特徴とする差分補正データの送信方法。
  2. 前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定することは、
    前記サービス側は前記解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定するステップと、
    前記電離層データ範囲が前記設定の閾値範囲内にある場合、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでなければ第2のビット長であり、前記第1のビット長は第2のビット長より小さいこと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の差分補正データの送信方法。
  3. 前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定することは、
    前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデル多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定するステップと、
    前記サービス側は前記必要ビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定するステップと、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の差分補正データの送信方法。
  4. 前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定することの前に、
    前記サービス側は前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長または第2のビット長に切り替えることに用いられる拡大機能データポインタを予め設定すること、
    をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の差分補正データの送信方法。
  5. 前記拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、
    各ビットは、それぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す、
    ことを特徴とする請求項4に記載の差分補正データの送信方法。
  6. 斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む差分補正データの送信システムであって、
    現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得することに用いられる取得モジュールと、
    前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定することに用いられる処理モジュールと、
    決定されたビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信する送信モジュールと、
    を備えることを特徴とする差分補正データの送信システム。
  7. 前記処理モジュールは、さらに、前記解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定することに用いられ、前記電離層データ範囲が前記設定の閾値範囲内にある場合、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでなければ第2のビット長であり、前記第1のビット長は第2のビット長より小さい、
    ことを特徴とする請求項6に記載の差分補正データの送信システム。
  8. 前記処理モジュールは、さらに、前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定し、かつ前記必要ビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定することに用いられる、
    ことを特徴とする請求項6に記載の差分補正データの送信システム。
  9. 前記処理モジュールは、予め設定された拡大機能データポインタにより、前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を第1のビット長または第2のビット長に切り替える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の差分補正データの送信システム。
  10. 前記拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す、
    ことを特徴とする請求項9に記載の差分補正データの送信システム。
  11. 差分補正データをの受信方法であって、
    ユーザ端末はサービス側からの、斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2、第3及び第4のモデルの多項係数を含む差分補正データを受信するステップと、
    ユーザ端末は前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップと、
    ユーザ端末は決定されたビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号するステップと、
    を含むことを特徴とする差分補正データの受信方法。
  12. 前記ユーザ端末は前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定することは、さらに、
    ユーザ端末は前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることを決定するステップと、
    第1のビット長であれば、該第1のビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号するステップと、
    第2のビット長であれば、該第2のビット長に基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを復号するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項11に記載の差分補正データの受信方法。
  13. 前記差分補正データはさらに予め設定された拡大機能データポインタを含み、前記拡大機能データポインタは前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長または第2のビット長に切り替えることに用いられ、
    前記ユーザ端末は前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定することは、さらに、
    前記ユーザ端末は前記予め設定された拡大機能データポインタに基づいて前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることを決定することを含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の差分補正データの受信方法。
  14. 前記拡大機能データポインタは3ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2、第3及び第4のモデルの多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す、
    ことを特徴とする請求項13に記載の差分補正データの受信方法。
  15. 差分補正データの送信装置であって、
    コンピュータ実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
    前記コンピュータ実行可能な命令を実行することで請求項1に記載の方法におけるステップを実現することに用いられるプロセッサと、
    を備えることを特徴とする差分補正データの送信装置。
  16. 斜め電離層補正アルゴリズムモデルの第1、第2及び第3のモデルの多項係数を含む差分補正データの送信方法であって、
    サービス側は現在の領域の電離層データ範囲及び解像度を取得するステップと、
    前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいてそれぞれ前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長を決定するステップと、
    前記サービス側は決定されたビット長に基づいて前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つをユーザ端末に送信するステップと、
    含むことを特徴とする差分補正データの送信方法。
  17. 前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップは、さらに、
    前記サービス側は前記解像度に基づいて設定の閾値範囲を決定するステップと、
    前記電離層データ範囲が前記設定の閾値範囲内にある場合、前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長は第1のビット長であり、そうでなければ第2のビット長であり、前記第1のビット長は第2のビット長より小さいステップと、を含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の差分補正データの送信方法。
  18. 前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップは、さらに、
    前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つの必要ビット長をそれぞれ決定するステップと、
    前記サービス側は前記必要ビット長に基づいて前記第2及び第3のモデル多項係数のうちの少なくとも一つのビット長が第1のビット長又は第2のビット長であることをそれぞれ決定するステップと、
    を含むことを特徴とする請求項16に記載の差分補正データの送信方法。
  19. 前記サービス側は前記現在の領域の電離層データ範囲及び解像度に基づいて前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つのビット長をそれぞれ決定するステップの前に、さらに、
    前記サービス側は拡大機能データポインタを予め設定し、前記拡大機能データポインタは前記第2及び第3のモデルの多項係数のうちの少なくとも一つを第1のビット長または第2のビット長に切り替えることに用いられるステップを含む、
    ことを特徴とする請求項16に記載の差分補正データの送信方法。
  20. 前記拡大機能データポインタは2ビットのバイナリデータであり、各ビットはそれぞれ前記第2及び第3のモデル多項係数が拡大機能を起動したか否かを示す、
    ことを特徴とする請求項19に記載の差分補正データの送信方法。
  21. コンピュータ実行可能な命令を記憶するためのメモリと、
    前記コンピュータ実行可能な命令を実行することで請求項16に記載の方法におけるステップを実現することに用いられるプロセッサと、
    を備えることを特徴とする差分補正データの送信装置。
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