JP2022534584A - 第１の印刷パターンと第２の印刷パターンとを備えた吸収パッド - Google Patents

Abstract

本開示による吸収パッドは、流体透過性トップシート（６）、バックシート（７）、およびトップシート（６）とバックシート（７）との間に配置された吸収性コア（８）とを含む。吸収性コアは、第１および第２の長手方向サイドエッジ（８ａ、８ｂ）および前端および後端エッジ（８ｃ、８ｄ）を有する。吸収性コア（８）は、長手方向（Ｌ）から見て、前方部（９）、後方部（１０）、および、前方部（９）と後方部（１０）との間に位置する中間部（１１）を有し、吸収パッド（１）の前方部（９）、後方部（１０）および中間部（１１）は等しい長さである。吸収性コアは、長手方向（Ｌ）に延在する吸収性コアの長さ（ｌ）に沿って２０ｍｍ以下で変化する幅（ｗ）を有する。吸収性コア（８）の前方部（９）、後方部（１０）および中間部（１１）の上に配置された、印刷された中央吸収ゾーン（１４）におけるトップシート（６）は、第１の印刷要素（１６）を含む第１の印刷パターン（１５）を備え、吸収性コア（８）の少なくとも後方部（１０）上に配置された周辺安心ゾーン（１９）におけるトップシート（６）は、第２の印刷要素（２１）を含む第２の印刷パターン（２０）を備え、第２の印刷パターン（２０）の被覆度が、第１の印刷パターン（１５）の被覆度よりも少なくとも３０％大きい。

Description

本開示は、流体透過性トップシート、バックシート、および吸収性コアを含み、流体透過性トップシートが、印刷された中央吸収ゾーンと印刷された周辺安心ゾーンとを含む吸収パッドに関する。

本開示は、通常の使用において着用される種類の吸収パッドに関する。

ナプキンまたはパッドは、一般に、体液を受容して保持するための吸収性コアを備えている。吸収性コアは、例えば、砂時計の形状または湾曲した長手方向のエッジを有するように、使用者の股領域における吸収パッドの正しい位置を示すために成形され得る。しかしながら、成形された吸収性コアは、材料ウェブから吸収性コアを切断するときに、材料流出の増加に関与し得る。

吸収パッドは、吸収パッドの外観を向上させるために、トップシートおよび／またはバックシート上に装飾的な印刷パターンを備え得る。吸収パッドはまた、パッドの特定の機能および特徴を強化または視覚化するために装飾的なパターンを備え得る。

本発明の目的は、製造が簡単で費用効率が高く、外観が向上し、使用者による取り扱いが改善された、改良された吸収パッドを提供することである。

上記の目的の１つまたは複数は、請求項１に記載の吸収パッドを用いて達成することができる。さらなる実施形態は、従属請求項、以下の説明、および図面に示されている。

本明細書に開示される吸収パッドは、流体透過性トップシートと、バックシートと、トップシートとバックシートとの間に配置された第１のコア層を含む吸収性コアとを含んでなる。吸収性コアは、第１および第２の長手方向側縁（サイドエッジ）と、前端エッジおよび後端エッジとを有する。吸収性コアは、長手方向に、前方部、後方部、および前方部と後方部との間に位置する中間部を有し、前方部、後方部、および中間部は等しい長さである。吸収性コアは、吸収性コアの長手方向に延在する吸収性コアの長さに沿って２５ｍｍ以下で変化する幅を有し得る。トップシートは、吸収性コアの前方部、後方部、および中間部上に配置された、印刷された中央吸収ゾーンを備え得る。印刷された中央吸収ゾーンは、第１の印刷要素を含む第１の印刷パターンを備え得る。トップシートはさらに、少なくとも吸収性コアの後方部上に配置された印刷された周辺安心ゾーンを備え得る。印刷された周辺安心ゾーンは、第２の印刷要素を含む第２の印刷パターンを備え、第２の印刷パターンの被覆度は、第１の印刷パターンの被覆度より少なくとも３０％大きくてよい。

「吸収パッド」という用語は、尿、糞便、月経液などの身体の滲出液を吸収して封じ込めるために、着用者の皮膚に対して配置される製品を指す。本発明は、主に使い捨て吸収パッドに言及し、これは、洗濯されたり、或いは改修されたり、衛生用品として再利用されることが意図されていない物品を意味する。使い捨て吸収パッドの例には、生理用ナプキン、パンティライナー、生理用パンティ、女性用インサートなどの女性用衛生製品、乳幼児のおむつ、成人失禁用の失禁パッド、おむつインサートなどが含まれる。

印刷物の被覆の程度は、パターン内で比較的中央に配置された領域で、それぞれの印刷されたパターン内の２０×２０ｍｍの領域にわたって測定することによって測定され得る。

第２の印刷パターンの被覆度は、第１の印刷パターンの被覆度より少なくとも４０％大きくてもよい。任意選択で、第２の印刷パターンの被覆度は、第１の印刷パターンの被覆度より少なくとも５０％大きくてもよい。さらに、第２の印刷パターンの被覆度は、第１の印刷パターンの被覆度よりも少なくとも６０％、８０％、２００％、または３００％大きくてもよい。任意選択で、第２の印刷パターンの被覆度は、第１の印刷パターンの被覆度の１０倍まであり得る。

吸収パッド用の吸収性コアを製造する場合、例えば、綿毛繊維、超吸収性粒子と混合された綿毛繊維、不織布材料、または吸収パッドの吸収性コアでの使用に適した他の吸収性材料などの吸収性材料のウェブを所定の形状に切断され得る。長方形の吸収性コアの場合、一般に材料こぼれは生じないが、成形された吸収性コアの場合、こぼれが比較的大きくなり得る。したがって、前方部および中間部の吸収性コアの幅が、吸収性コアの長手方向に延在する吸収性コアの長さに沿って２５ｍｍ以下しか変化しない吸収性コアを用いることで、材料こぼれが減少する。

回転シリンダーを含むコア形成ドラムに基づいて、吸収性物品用の吸収性コアを製造することも可能である。多数のコア型をシリンダーの円周に沿って配置することができる。必要に応じて超吸収剤と混合されたセルロース綿毛パルプの供給物は、材料がシリンダーの回転中に供給物の位置を通過するときにコア型を満たすようにドラムの上に配置され得る。この手順を支援するために、真空源を含む真空チャンバーをシリンダー内に配置して、コア型を介して空気を引き込むことができる。

前方部および中間部の吸収性コアの幅は、吸収性コアの長手方向に延在する吸収性コアの長さに沿って０ｍｍから２５ｍｍまで変化し得るか、または吸収性コアの長手方向に延在する吸収性コアの全長に沿って０ｍｍから２５ｍｍまで変化し得る。そのように変化する幅は、製造中の材料こぼれが少ない吸収性コアを提供し得るが、それでもなお、例えば、前方部の後方セクションあるいは中間部の前方セクションおいて、吸収性コアの残りの部分の横幅よりも狭いコアの上に配置された部分で、吸収性コアが変化する横幅を有するように、股間へのパッドの適合を強化し得る。

夜間に吸収パッドを使用する場合、および吸収パッドがひどい症状のために露出される場合、特に、使用者が横になっている夜間、使用者は、パッドが十分な吸収能力を有し、パッドが吸収パッドの後方部において漏れが生じる可能性があることを心配することがしばしばある。吸収パッドは、第１の印刷パターンを含む印刷された中央吸収ゾーンと、第２の印刷パターンを含む印刷された周辺安心ゾーンとを備えている。印刷された周辺安心ゾーンは、吸収性コアの後方部に少なくとも配置され、第２の印刷パターンの被覆度が、第１の印刷パターンの被覆度よりも少なくとも３０％大きく、これは、使用者に高吸収性の中央部分と広い周辺後方部の視覚的印象をもたらし、使用者に安心感を与えることがわかっている。

第２の印刷されたパターンを含む印刷された周辺安心ゾーンは、吸収性コアの前方部および吸収性コアの後方部に延在し得る。任意選択で、周辺安心ゾーンは、吸収性コアの前方部、中間部、および後方部に延在し得る。周辺安心ゾーンは、前方部、中間部、および後方部の中央吸収ゾーンの外側に延在し、それにより、中央吸収ゾーンを取り囲む。周辺安心ゾーンは、中央吸収ゾーンの外側に広がり、中央吸収ゾーンを完全に取り囲み得る。トップシートは、第１のパターンおよび第２のパターンで吸収性コアを覆うことができる。

任意選択で、周辺安心ゾーンは、中間部の中央吸収ゾーンの形状を反映し得る。任意選択で、周辺安心ゾーンは、中間ゾーンのパッドの外側輪郭の形状を反映し得る。

任意選択で、印刷された周辺安心ゾーンは、吸収パッドの中心線に沿って測定される後端長さｌ_ｒであって、吸収性コアの後方部の上に配置された印刷された周辺ゾーンと印刷された吸収心ゾーンとの間の遷移部と、吸収パッドの後端エッジの最も近くに設けられた印刷要素との間で長手方向に延びる後端長さｌ_ｒと、吸収パッドの中心線に沿って測定される前端長さｌ_ｆであって、吸収性コアの前方部の上に配置された印刷された周辺ゾーンと印刷された吸収心ゾーンとの間の遷移部と、吸収パッドの前端エッジの最も近くに設けられた印刷要素との間で長手方向に延びる後端長さｌ_ｆとを含み、後端長さｌ_ｒは前端長さｌ_ｆより大きく、任意選択で、後端長さｌ_ｒが前端長さｌ_ｆより少なくとも３０％長い。

任意選択で、印刷された周辺安心ゾーンは、吸収パッドの中心線に沿って測定される後端長さｌ_ｒであって、吸収性コアの後方部の上に配置された印刷された周辺ゾーンと印刷された吸収心ゾーンとの間の遷移部と、吸収性コアの後端エッジとの間で長手方向に延びる後端長さｌ_ｒと、吸収パッドの中心線に沿って測定される前端長さｌ_ｆであって、吸収性コアの前方部の上に配置された印刷された周辺ゾーンと印刷された吸収心ゾーンとの間の遷移部と、吸収性コアの前端エッジとの間で長手方向に延びる後端長さｌ_ｆとを含み、後端長さｌ_ｒは前端長さｌ_ｆより大きく、任意選択で、後端長さｌ_ｒが前端長さｌ_ｆより少なくとも３０％長い。

印刷された吸収ゾーンに設けられた第１のまばらな印刷パターンは、高い吸収性の中央部分と中央吸収ゾーンの周りに設けられた広範な周辺安心ゾーンと共に、着用者に安心感を与える。吸収パッドが十分な吸収能力を持ち、漏れないことを確信することは、着用者の睡眠と日中における自信とを改善し得る。

第２の印刷された要素は、第１の印刷された要素よりも大きい平均サイズを有し得る。これは、例えば、第２の印刷パターンの印刷要素の６０％が、第１のパターンの第１の印刷要素よりも大きい平均サイズを有することを意味する。これは、トップシートおよび吸収パッドの大きなサイズの周辺ゾーンの印象を促進することもわかっている。

中央吸収ゾーンの第１の印刷された要素は、０．２ｍｍから３．０ｍｍの直径を有する印刷ドットなどの吸収増強表示要素であり得る。

本発明者らは、小さなサイズのドット、正方形、三角形、またはネット状のパターンの繰り返しパターンが、高度に液体を受容する構造の印象をもたらし得ることを見出した。

中央吸収ゾーンの第１の印刷パターンの被覆率は、５％以上、任意選択で５％から２５％の間であり得る。

周辺安心ゾーンの第２の印刷パターンの被覆率は、１０％以上、任意選択で１０％から５５％の間であり得る。

印刷された中央吸収ゾーンは、吸収性コアの前方部および中間部の遷移領域に配置された部分が、印刷された中央吸収ゾーンの残りの部分の横幅よりも狭い、変化する横幅を有し、最も狭いセクションの横幅が、吸収性コア（８）の最も広いセクションの横幅の４０％から８０％である。

印刷された中央吸収ゾーンの幅を測定するとき、最も外側の第１の印刷された要素に沿って第１の印刷されたパターンの周りに線が引かれ、それにより外周が形成される。

吸収性コアが少なくとも前方部および中間部内で長方形または修正長方形の形状を有するという事実は、使用者が吸収パッドの前方部および後方部を識別するのがより困難になることにつながり得る。しかしながら、印刷された中央吸収ゾーンの横幅が、前方部と中間部との遷移領域上に配置されたトップシートの一部においてより狭い場合、これは、使用者に成形された物品の印象を与え、それによって、腱と同じ高さに配置されることを意図される吸収パッドの部分や、吸収パッドの意図される方向など、物品の正しい配置を容易にする。

前方部と中間部との間の遷移領域は、前方部と中間部との間の遷移部に配置された遷移線から、吸収性コアの前端エッジに向かう方向に２０ｍｍまたは１０ｍｍ延在し、吸収性コアの後端エッジに向かう方向に２０ｍｍまたは１０ｍｍ延在する領域と見なされ得る。

印刷された中央吸収ゾーンは、中央吸収ゾーンの輪郭に追従する印刷された輪郭線によって囲まれ得る。そのような印刷は、中央吸収ゾーンの輪郭をさらに強調し、それによって、腱と同じ高さに配置されることが意図されている吸収パッドの部分、すなわち、吸収パッドの意図された方向をさらに引き立たせる。このような印刷された輪郭線は、印刷された吸収ゾーンと印刷された周辺安心ゾーンとの間の遷移部を形成していると見なされ得る。

印刷された中央吸収ゾーンは、変化する横幅を有し得、コアの後方部と中間部との間に配置された遷移領域は、印刷された中央吸収ゾーンの残りの横幅よりも広い。

印刷された輪郭線は、印刷された中央吸収ゾーンのそれぞれの側で長手方向に延在する第１および第２の中間印刷輪郭線を含み得る。第１および第２の中間印刷輪郭線は、それぞれ、印刷された中央吸収ゾーンの形状に追従する湾曲した形状を有し得、第１および第２の中間印刷輪郭線は、それぞれの第１および第２の前端部分と、それぞれの第１および第２の後端部分を有し得る。

印刷された輪郭線が、印刷された中央吸収ゾーンの後方横端部を囲み、吸収性コアの前端エッジに向かって長手方向に印刷された中央吸収ゾーンの両側に延在する、輪郭線後方セクション第１の脚部および輪郭線後方セクション第２の脚部を有する、Ｕ字形、修正Ｕ字形、Ｗ字形、修正Ｗ字形、Ｖ字形、または修正Ｖ字形の輪郭線後方セクションを含み得る。印刷された周辺安心ゾーンの後端長さｌ_ｒは、長手方向に延在する吸収パッドの中心線に沿って、そして、吸収性コアの後端エッジと輪郭線後方セクションとの間で測定され得る。

輪郭線後方セクション第１の脚部および輪郭線後方セクション第２の脚部が、横方向に見られるように、第１の中間印刷輪郭線および第２の中間印刷輪郭線のそれぞれの第１の後端部分および第２の後端部分の外側に配置され、それらと重なり得る。これは、より広い後方部の印象を高め、使用者に広い周辺安心ゾーンの印象を与えると見られている。

周辺安心ゾーンは、吸収性コアの後端エッジと輪郭線後方セクションとの間で長手方向に延在する吸収パッドの中心線に沿って測定される、吸収性コアの後方部の長さの少なくとも４０％である後端長さを有し得る。これは、吸収パッドの後方部の長さを視覚化し、後方部からの漏れに対する保護をもたらす長い後方部が使用者に安心感を提供することが見出された。

輪郭線後方セクションには、吸収パッドの意図された方向を着用者に示す後端方向インジケータが設けられ、それにより、使用者による吸収パッドの正しい配置が容易となり得る。後端方向インジケータは、例えば、矢印などで、吸収パッドの前方エッジに向けられた輪郭線後方セクションの凹状部の形態であり得る。輪郭線後方セクションは、修正Ｗ字形、Ｕ字形、修正Ｕ字形またはＷ字形を有し得る。

輪郭線前方セクションは、吸収パッドの意図された方向の表示を着用者にもたらし、それによって吸収パッドの正しい使用者位置決めを促進する、前端方向インジケータを備え得る。輪郭線前方セクションは、中央吸収ゾーンの前方横端部を囲み、吸収性コアの後端エッジに向かって中央吸収ゾーンの両側に延在する、輪郭線前方セクション第１の脚部および輪郭線前方セクション第２の脚部を有する、Ｕ字形、修正Ｕ字形、Ｖ字形、または、修正Ｖ字形の輪郭線前方セクションを含み得る。印刷された周辺安心ゾーンの前端長さｌ_ｆは、長手方向に延在する吸収パッドの中心線に沿って、そして、吸収性コアの前端エッジと輪郭線前方セクションとの間で測定され得る。しかしながら、印刷パターンが吸収性コアの前方エッジの外側にも位置し得る場合、印刷された周辺安心ゾーンの長さｌ_ｆは、吸収パッドの前方エッジに最も近い位置にある吸収性コアの前方エッジの外側の印刷要素と輪郭線前方セクションとの間で測定される。また、印刷パターンに輪郭線前方セクションがない場合、印刷された周辺安心ゾーンの長さｌ_ｆは、その代わりに、第１の印刷パターン１５において、吸収パッドの前方エッジに最も近い位置にある第１の印刷要素１６まで測定される。

輪郭線前方セクション第１の脚部および輪郭線前方セクション第２の脚部が、横方向に見られるように、第１の中間印刷輪郭線および第２の中間印刷輪郭線のそれぞれの第１の前端部分および第２の前端部分の外側に配置され、それらと重なっている。これは、前方セクションの下に配置された輪郭線のより狭いウエストセクションを備えたより大きなサイズの前方セクションの印象をもたらし、より広い前方セクションを備えた成形された吸収性コアの印象を与える。

輪郭線前方セクションは、吸収パッドの意図された方向の表示を着用者にもたらし、それによって吸収パッドの正しい使用者位置決めを促進する、前端方向インジケータを備え得る。前端方向インジケータは、例えば、矢印などで、吸収パッドの前方エッジに向けられた輪郭線前方セクションの凹状部の形態であり得る。

任意選択で、弾性要素は、流体透過性トップシートとバックシートとの間に、それぞれの長手方向のコアサイドエッジの外側に配置される。それぞれの弾性要素はそれぞれ、吸収性コアの前方部の少なくとも一部に沿って、そして中間部の少なくとも３０％に沿って延在し得る。

弾性要素が、流体透過性トップシートとバックシートとの間に、それぞれの長手方向コアサイドエッジの外側で、前方部の少なくとも一部および中間部の少なくとも３０％にわたって配置されている事実が、吸収性コアの前方部および中間部の長手方向エッジに弾性をもたらし、中間部と前方部との間の遷移領域において吸収パッドをカップ形状に成形するのに役立っている。これにより、横方向の漏れが大幅に減少することが認められる。さらに、吸収パッドが一般に長方形であるように、弾性要素が外側に配置され、吸収性コアの前方部の長手方向エッジに沿って配置されている事実により、吸収パッドの前方部および後方部に対する吸収パッドの正しい配置の表示をもたらす。弾性要素が後端エッジと比較して前端エッジに近いという事実は、より長い後端を有するより長い吸収パッドの視覚的な手がかりを使用者にもたらす。これにより、吸収パッド後端からの漏れに対する安心感を使用者に与え得る。ナイトパッドの使用者は、製品の後端で漏れが生じることを心配することがしばしばある。このため、パッドからの漏れがないことを確認するために、特定の位置で寝たり、夜間に繰り返し目覚めたりすることを恐れて、睡眠に問題が生じる可能性がある。

流体透過性トップシートとバックシートとの間、およびコアの後方部のそれぞれの長手方向コアサイドエッジの外側の領域には、弾性要素がなくてもよい。

弾性要素が、流体透過性トップシートとバックシートとの間に、それぞれの長手方向コアサイドエッジの外側で、前方部の少なくとも一部および中間部の少なくとも３０％にわたって配置されているという事実によって、吸収性コアの前方部に弾性をもたらし、前端の吸収パッドの成形を助け、横方向の漏れを減らすことが認められる。さらに、吸収パッドが一般に長方形であるように、弾性要素がその外側に配置され、吸収性コアの前方部の長手方向エッジに沿って配置されている事実によって、吸収パッドの前方部および後方部に対する吸収パッドの正しい配置の表示を提供している。

それぞれの弾性要素は、任意選択で、中間部の少なくとも４０％にわたって、任意選択で中間部の少なくとも５０％にわたって、または任意選択で中間部の少なくとも６０％にわたって延在し得る。

吸収パッドは、それぞれの弾性要素と吸収性コアとの間に配置された吸収性材料を含まない隙間を有し得る。

トップシートは、それぞれの弾性要素と吸収性コアとの間に配置された吸収性材料を含まない隙間内のバックシートに直接取り付けられ得る。

任意選択で、吸収性コアの前方部および中間部に配置された第１のコア層の幅は、長手方向に延在する第１のコア層の長さに沿って０～２０ｍｍ以下で変化する。任意選択で、第１のコア層は、第１のコア層の全長に沿って０～２０ｍｍ以下で変化する。

吸収性コアは、トップシートとバックシートとの間に配置された第２のコア層を含み得る。任意選択で、第２のコア層はトップシートと第１のコア層との間に配置される。

第２のコア層は、第１のコア層の前方部および中間部の少なくとも一部に延在し得る。第２のコア層は、第１のコア層よりも短い長さを有し得る。

それぞれの弾性要素は、横方向に見られるように、第２のコア層の前方部の最も広い部分の外側に横方向に延在する。

任意選択で、第２のコア層の幅は、第２のコア層の長さに沿って０～２５ｍｍ、または第２のコア層の全長に沿って０～２５ｍｍ変化する。任意選択で、第２のコア層の幅は、第１のコア層の幅よりも小さく、例えば、第２のコア層の長さに沿って、または第２のコア層の全長に沿って、２５ｍｍ、１０ｍｍ、５ｍｍ、または２ｍｍ以下である。

吸収性コアは、一般に長方形であり得る。第１のコア層は、一般に長方形であり得る。第２のコア層は、一般に長方形であり得る。一般に長方形とは、コアの幅がその長さに沿って３ｍｍを超えて変化しないことを意味する。吸収性コアは、前方エッジと端部エッジが丸みを帯びおり、これらの丸みを帯びたエッジは、「一般的に長方形」と定義されるときにコアの長さの一部とは見なされない。

任意選択で、第１の吸収層の後方部のそれぞれの長手方向コアサイドエッジの外側、およびトップシートとバックシートとの間の各領域は、弾性要素を含まない。

吸収性コアが第１および第２のコア層を含む領域における吸収パッドの厚さは、例えば、４ｍｍ～２５ｍｍなどの４ｍｍ以上であり、厚さの測定は、５ｘ５ｃｍ^２のプレートを使用して０．５ｋＰａの荷重で行われ得る。

弾性要素は、弾性要素が弛緩状態にあるときに測定されるように、長手方向における吸収性コア全長の２０％～５０％の拡張部を有し得る。

それぞれの弾性要素の前端エッジと吸収性コアの前端エッジとの間の長手方向の長さは、吸収性コアの前方部の全長の６６％を超えてはならない。

任意選択で、それぞれの弾性要素の前端エッジと第２のコア層の前端エッジとの間の長手方向の長さは、吸収性コアの前方部の全長の２０％以下であり得る。

任意選択で、バックシートは、衣服に面する側に接着手段を備えている。

吸収パッドは一晩用のパッドであり得る。

本発明は、非限定的な例によって、添付の図面を参照して、以下でさらに説明される。

本明細書に開示されるような印刷パターンを備えた吸収パッドの上面平面図である。 吸収パッドの上面図である。

本発明は、例示的な実施形態を参照することにより、以下により詳細に説明される。しかしながら、本発明は、多くの異なる形態で具体化することができ、図面およびその説明に記載された実施形態に限定されると解釈されるべきではない。

図１は、本開示による吸収パッド１を概略的に示している。吸収パッド１は、第１の長手方向パッドサイドエッジ２および第２の長手方向パッドサイドエッジ３と、前方部端部エッジ４および後方部パッド端部エッジ５とを有する。吸収パッド１は、流体透過性トップシート６、バックシート７、およびトップシート６とバックシート７との間に配置された第１のコア層１８を含む吸収性コア８を備えている。吸収性コア８は、第１の長手方向サイドエッジ８ａおよび第２の長手方向サイドエッジ８ｂと、前端エッジ８ｃおよび後端エッジ８ｄとを有する。吸収性コア８は、その長手方向Ｌにおいて、前方部９および後方部１０と、前方部９と後方部１０との間に位置する中間部１１とを有する。前方部９、後方部１０および中間部１１は等しい長さであり、すなわち、それぞれが吸収性コアの長さの３分の１を表し、その結果、前方部と中間部との間の遷移部Ｔ１が、コア前端エッジ８ｃから吸収性コア８の全長の３分の１に配置され、中間部と後方部との間の遷移部Ｔ２は、コア後端エッジ８ｄから吸収性コア８の全長の３分の１に配置される。

吸収パッド１は、第１の印刷パターン１５および第２の印刷パターン２０で印刷されるトップシート６を有する。トップシート６は、１つまたは複数の層を含み、そして、いわゆる取得層を含み得る。印刷は、これらの層のいずれかに設けられる。トップシート６は、吸収性コア８の前方部９、後方部１０および中間部１１にわたって延在する、印刷された中央吸収ゾーン１４を形成する第１の印刷パターン１５で印刷されている。印刷された中央吸収ゾーン１４は、ここではドットの形態で、第１の印刷要素１６を含む第１の印刷パターン１５で形成されている。中央吸収ゾーン１４は、中央吸収ゾーン１４の輪郭を追従する印刷された輪郭線１７によって囲まれている。印刷された輪郭線１７は、中央吸収ゾーン１４の後方横端部を囲み、吸収性コア８の前端エッジ８ｃに向かって長手方向（Ｌ）に中央吸収ゾーン１４の両側に延在する輪郭線後方セクション第１の脚部１７ｂおよび輪郭線後方セクション第２の脚部１７ｃを有する輪郭線後方セクション１７ａを含む。図１において、輪郭線後方セクション１７ａは、修正Ｗ字型の輪郭線後方セクション１７ａの形状を有し、吸収パッド１の後端エッジ５から前端エッジ４に向かって見たとき、吸収パッド１の中心線Ｃと一致する部分において、後端エッジから見て凹状部を有する。しかしながら、輪郭線後方セクション１７ａは、代わりに、Ｕ字形、修正Ｕ字形、またはＷ字形を有し得る。輪郭線後方セクション１７ａの印刷された凹状部が、吸収パッド１のどの部分が後方部で、どの部分が吸収パッドの前方部であるかについて使用者に指示をもたらすことが見出された。印刷された輪郭線１７は、印刷された中央吸収ゾーン１４のそれぞれの側で、吸収性コア８の前方部９、中間部１１、および後方部１０上にわたって長手方向Ｌに延在する第１の中間印刷輪郭線１７ｄおよび第２の中間印刷輪郭線１７ｅをさらに含む。図示されたように、第１の中間印刷輪郭線１７ｄおよび第２の中間印刷輪郭線１７ｅは、それぞれ、中央吸収帯１４の形状に追従する湾曲形状を有する。第１の中間印刷輪郭線１７ｄおよび第２の中間印刷輪郭線１７ｅは、それぞれの第１の前端部分１７ｆおよび第２の前端部分１７ｇと、それぞれの第１の後端部分１７ｈおよび第２の後端部分１７ｈとを有する。第１の中間印刷輪郭線１７ｄおよび第２の中間印刷輪郭線１７ｅの第１の後端部分１７ｈおよび第２の後端部分１７ｉは、横方向Ｔに見られるように、それぞれの輪郭線後方セクション第１の脚部１７ｂおよび輪郭線後方セクション第２の脚部１７ｃの内側に配置され、それらと重なっている。

図１において、印刷された輪郭線１７は、中央吸収ゾーン１４の前方横端部を囲み、吸収性コア８の後端エッジ８ｄに向かって長手方向（Ｌ）に中央吸収ゾーン１４の両側に延在する輪郭線前方セクション第１の脚部１７ｋおよび輪郭線前方セクション第２の脚部１７ｌを有する、Ｕ字形の輪郭線前方セクション１７ｊをさらに含む。第１の中間印刷輪郭線１７ｄおよび第２の中間印刷輪郭線１７ｅの第１の前端部分１７ｆおよび第２の前端部分１７ｇは、横方向Ｔに見られるように、それぞれの輪郭線前方セクション第１の脚部１７ｋおよび輪郭線前方セクション第２の脚部１７ｌの内側に配置され、それらと重なっている。

印刷された中央吸収ゾーン１４は、変化する横幅Ｗｐを有し、印刷された中央吸収ゾーン１４の狭い部分が、吸収性コア前方部９と吸収性コア中間部１１との間、すなわち、前方部９の後方セクションあるいは中間部１１の前方セクションの遷移領域上に配置されたトップシートの一部の上に配置されている。狭い部分は、印刷された中央吸収ゾーン１４の残りの横幅Ｗｐよりも狭く、最も狭いセクションの横幅Ｗｐが、吸収性コア８の最も広いセクションの４０％から８０％である。

トップシート６はさらに、印刷された中央吸収ゾーン１４の周囲に、吸収性コア８の前方部９、中間部１１、および後方部１０上に設けられた印刷された周辺安心ゾーン１９を備えている。印刷された周辺安心ゾーン１９は、ここでは花柄の形態で、第２の印刷要素２１を含む第２の印刷パターン２０を備えている。第２の印刷パターン２０の被覆度は、第１の印刷パターン１５の被覆度よりも少なくとも３０％大きい。印刷された周辺安心ゾーン１９は、吸収パッド１の中心線Ｃに沿って、吸収性コア８の後端エッジ８ｄと輪郭線後方セクション１７ａとの間で測定される、後端長さｌ_ｒを有する。しかしながら、印刷パターンが吸収性コアの後方エッジの外側にも位置する可能性がある場合、印刷された周辺安心ゾーンの後端長さｌ_ｒは、吸収パッドの後方エッジに最も近くに位置する吸収性コアの後方エッジの外側の印刷された要素と、輪郭線後方セクションとの間で測定される。また、印刷パターンに輪郭線後方セクションがない場合、印刷された周辺安心ゾーンの後端長さｌ_ｒは、その代わりに、第１の印刷パターン１５において、吸収パッドの後方エッジに最も近い位置にある第１の印刷要素１６まで測定される。

印刷された周辺安心ゾーン１９は、吸収パッド１の中心線Ｃに沿って、吸収性コア８の後端エッジ８ｄと輪郭線後方セクション１７ａとの間で測定される、後端長さｌ_ｒを有する。印刷された周辺安心ゾーン１９の後端長さｌ_ｒは、長手方向Ｌに延在する吸収パッド１の中心線に沿って測定した場合、吸収性コア８の後方部１０の長さの約６５％である。印刷された周辺安心ゾーン１９の後端長さｌ_ｒは、吸収性コア８の後方部１０の長さの約５０％以上であり得る。

図１の印刷された周辺安心ゾーン１９は、吸収パッド１の中心線Ｃに沿って、吸収性コア８の前端エッジ８ｃと輪郭線前方セクションセクション１７ｊとの間で測定される、前端長さｌ_ｆを有する。印刷された周辺安心ゾーン１９の前端長さｌ_ｆは、長手方向Ｌに延びる吸収パッド１の中心線に沿って測定した場合、吸収性コア８の後方部１０の長さの約３０％である。印刷された周辺安心ゾーン１９の後端長さｌ_ｒは、印刷された周辺安心ゾーン１９の後端長さｌ_ｆと比較して、約３０％以上であり得る。

図２に示されている吸収パッド１は、図１に示されている吸収パッド１に対応するが、トップシートには印刷がされていない。それぞれの長手方向コアサイドエッジ８ａ、８ｂの外側に、吸収パッド１は、弾性要素１２、１３を備えている。弾性要素１２、１３は、流体透過性トップシート６とバックシート７との間に配置されている。

吸収性コア８はさらに、トップシート６と第１のコア層１８との間に配置された第２のコア層２８を含む。第２のコア層２８は、第１のコア層１８よりも表面積が小さく、第２のコア層２８は、第１のコア層１８の長さよりも短い長さを有し、そして、第２のコア層２８の第１および第２の長手方向サイドエッジは、吸収性コア８のそれぞれの第１の長手方向サイドエッジ８ａおよび第２の長手方向サイドエッジ８ｂの横方向内側に設けられている。

図１および図２に示された吸収性コア８は、わずかに湾曲した形状を有するが、前方部９および中間部における吸収性コア８の幅ｗは、吸収性コア８の長手方向Ｌに延在する吸収性コア８の長さｌに沿って、２５ｍｍ以下、例えば１０ｍｍ以下で変化する。これは、吸収パッド１の横方向Ｔで測定して、吸収性コアの最も広い幅が２５ｍｍ以下、任意選択で１０ｍｍであり、吸収性コアの最も狭い幅よりも広いことを意味する。第１のコア層１８の輪郭が吸収性コア８の輪郭に対応するので、第１のコア層１８は、幅ｗ１が、吸収性コア８の長手方向Ｌに延在する第１のコア層１８の長さｌに沿って、２５ｍｍ、例えば１０ｍｍを超えて変化しないわずかに湾曲した形状を有する。第２のコア層１８はまた、吸収性コア８の長手方向Ｌに延在する第１のコア層１８の長さｌに沿って、２５ｍｍ、例えば１０ｍｍを超えて変化しない幅ｗ２を有する。第２のコア層２８の幅ｗ２は、吸収性コア８の長手方向Ｌに延在する第２のコア層２８の長さｌに沿って５ｍｍを超えないような、第１のコア層１８の幅ｗ１よりも小さく変化し得る。

トップシート６は、スパンボンド、メルトブロー、カード、水流交絡、ウェットレイド等である繊維不織布層を含むか、またはそれらから構成され得る。適切な不織布材料は、ウッドパルプまたはコットン繊維などの天然繊維、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドおよびブレンドなどの合成熱可塑性繊維、並びにそれらの組み合わせ、または天然繊維と合成繊維との混合物から構成され得る。トップシート材料として適した材料は、柔らかく、皮膚を刺激せず、尿や月経液などの体液が容易に浸透する必要がある。トップシート材料は、本質的に、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、およびそれらのブレンドおよびそれらの組み合わせなどの合成熱可塑性繊維からなり得る。合成繊維は、一成分繊維、二成分繊維、またはポリエステル、ポリアミド、そして／またはポリプロピレンおよびポリエチレン等のポリオレフィンを含む多成分繊維であり得る。

吸収性コア８は、任意の従来のものであり得る。一般的に存在する吸収性材料の例は、セルロース系綿毛パルプ、組織層、高吸収性ポリマー（いわゆる超吸収性物質）、吸収性フォーム材料、吸収性不織布材料などである。セルロース系綿毛パルプと超吸収剤を吸収性構造で組み合わせるのが一般的である。液体獲得能力、液体分配能力および貯蔵能力に関して異なる特性を有する異なる材料の層を含む吸収性構造を有することも一般的である。吸収性コアの様々な特性を改善するための構成要素もまた、吸収性コアの一部を形成し得る。そのような成分の例は、結合繊維、様々なタイプの流体分散層または繊維、寸法安定化成分、強化繊維などである。これは当業者に周知であり、したがって詳細に説明する必要はない。今日の衛生用品に一般的な薄い吸収体は、多くの場合、セルロース系綿毛パルプと超吸収剤との圧縮された混合または層状構造を備えている。吸収性構造物のサイズおよび吸収能力は、生理用ナプキン、パンティライナー、成人用失禁パッドおよびおむつ、乳児用おむつ、パンツ用おむつなどの異なる用途に適合するように変えることができる。

バックシート７は、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレンフィルム、液体不浸透性材料でコーティングされた不織布材料、液体の浸透に抵抗する疎水性不織布材料のような、薄いプラスチックフィルムからなり得る。プラスチックフィルムおよび不織布材料のラミネートも使用することができる。バックシート材料は、液体がバックシート材料を通過するのを防ぐ一方、蒸気が吸収性構造から逃げることを可能にするように通気性であり得る。

弾性要素１２、１３は、１つまたは複数の弾性糸、弾性リボン、弾性フィルム、および／または弾性発泡体からなり得る。

図示されるように、それぞれの弾性要素１２、１３はそれぞれ、前方部９の少なくとも一部に沿って、中間部１０の少なくとも３０％にわたって延在し、この図のように、中間部１０のほぼ９０％は、吸収パッドの後端エッジに最も近い吸収性コアの中間部に沿った部分を弾性要素１２、１３のないままにする。弾性要素１２、１３は、吸収性コア８と弾性要素１２、１３との間に位置する吸収性材料を含まない隙間が存在するように、吸収性コア８の長手方向サイドエッジ８ａ、８ｂから距離を置いて配置される。弾性要素１２、１３はさらに、第２のコア層２８の横方向Ｔで見られるように、前方部９の最も広い部分の外側に横方向に延在する。

１ 吸収パッド
２、３ サイドエッジ
４ 前方端部エッジ
５ 後方端部エッジ
６ トップシート
７ バックシート
８ 吸収性コア
８ａ、８ｂ サイドエッジ
８ｃ 前端エッジ
８ｄ 後端エッジ
９ 前方部
１０ 後方部
１１ 中間部
１２、１３ 弾性要素
１４ 中央吸収ゾーン
１５ 第１の印刷パターン
１７ 輪郭線
１７ａ 輪郭線後方セクション
１７ｂ 輪郭線後方セクション第１の脚部
１７ｃ 輪郭線後方セクション第２の脚部
１７ｄ 第１の中間印刷輪郭線
１７ｅ 第２の中間印刷輪郭線
１７ｆ 第１の前端部分
１７ｇ 第２の前端部分
１７ｈ 第１の後端部分
１７ｉ 第２の後端部分
１７ｋ 輪郭線前方セクション第１の脚部
１７ｌ 輪郭線前方セクション第２の脚部
１８ 第１のコア層
１９ 周辺安心ゾーン
２０ 第２の印刷パターン
ｌ_ｆ 前端長さ
ｌ_ｒ 後端長さ

Claims (21)

1. 透水性トップシート（６）、バックシート（７）、および、トップシート（６）とバックシート（７）との間に配置された第１のコア層（１８）を含む吸収性コア（８）を含んでなる吸収パッド（１）であって、
   前記吸収性コア（８）は、第１の長手方向サイドエッジ（８ａ）および第２の長手方向サイドエッジ（８ｂ）と、前端エッジ（８ｃ）および後端エッジ（８ｄ）とを有し、
   前記吸収性コア（８）は、前方部（８）、後方部（１０）、当該吸収パッド（１）の長手方向（Ｌ）において前記前方部（８）と前記後方部（１０）との間に位置する中間部（１１）を有し、前記前方部（９）、前記後方部（１０）および前記中間部（１１）は等しい長さであり、
   前記吸収性コアは、当該吸収パッド（１）の長手方向（Ｌ）に延在する吸収性コアの長さ（ｌ）に沿って２０ｍｍ以下で変化する幅（ｗ）を有する、
   吸収パッド（１）において、
   前記吸収性コア（８）の前方部（９）、後方部（１０）および中間部（１１）上にわたって配置される、印刷された中央吸収ゾーン（１４）におけるトップシート（６）は、第１の印刷要素（１６）を含む第１の印刷パターン（１５）を備えており、
   前記吸収性コア（８）の少なくとも後方部（１０）上に配置される、周辺安心ゾーン（１９）におけるトップシート（６）は、第２の印刷要素（２１）を含む第２の印刷パターン（２０）を備えており、
   前記第２の印刷パターン（２１）の被覆度が、前記第１の印刷パターン（１５）の被覆度よりも少なくとも３０％大きいことを特徴とする、吸収パッド（１）。
2. 前記第２の印刷パターン（２０）を備えた周辺安心ゾーン（１９）が、前記吸収性コア（８）の前方部（９）を越えて延在していることを特徴とする、請求項１に記載の吸収パッド（１）。
3. 前記周辺安心ゾーン（１９）が、前記中央吸収ゾーン（１４）の外側の前方部（９）、中間部（１１）、および後方部（１０）上に延在し、それにより、前記中央吸収ゾーン（１４）を完全に囲んでいることを特徴とする、請求項２に記載の吸収パッド（１）。
4. 前記周辺安心ゾーン（１９）は、当該吸収パッド（１）の中心線（Ｃ）に沿って測定される後端長さ（ｌ_ｒ）であって、印刷された中央吸収ゾーン（１４）と吸収性コア（８）の後方部に配置された印刷された周辺安心ゾーン（１９）との間の遷移部と、前記吸収性コア（８）の後端エッジ（８ｄ）との間で、長手方向（Ｌ）に延びる後端長さ（ｌ_ｒ）と、当該吸収パッド（１）の中心線（Ｃ）に沿って測定される前端長さ（ｌ_ｆ）であって、印刷された中央吸収ゾーン（１４）と吸収性コア（８）の前方部（９）上に配置された印刷された周辺安心ゾーン（１９）との間の遷移部と、前記吸収性コア（８）の前端エッジ（８ｃ）との間で、長手方向（Ｌ）に延びる前端長さ（ｌ_ｆ）とを含み、前記後端長さ（ｌ_ｒ）は前記前端長さ（ｌ_ｆ）より大きく、任意選択で、前記後端長さ（ｌ_ｒ）が前記前端長さ（ｌ_ｆ）より少なくとも３０％長いことを特徴とする、請求項２または３に記載の吸収パッド（１）。
5. 前記第２の印刷要素（２１）が、前記第１の印刷要素（１６）よりも大きい平均サイズを有していることを特徴とする、請求項１から４のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
6. 前記中央吸収ゾーン（１４）における前記第１の印刷要素（１６）は、０．２ｍｍから３ｍｍの直径を有する印刷ドットのような吸収増強表示要素であることを特徴とする、請求項１から５のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
7. 前記中央吸収ゾーン（１４）における第１の印刷パターン（１５）の被覆率が５％以上、任意選択で５％～２５％であることを特徴とする、請求項１から６のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
8. 前記周辺安心ゾーン（１９）における第２の印刷パターン（２０）の被覆率が１０％以上、任意選択で１０％～５５％であることを特徴とする、請求項１から７のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
9. 前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）は、前記吸収性コア（８）の前方部（９）および中間部（１１）の遷移領域に配置された部分が、前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）の残りの部分の横幅よりも狭い、変化する横幅（Ｗｐ）を有し、最も狭いセクションの横幅（Ｗｐ）が、前記吸収性コア（８）の最も広いセクションの横幅の４０％から８０％であることを特徴とする、請求項１から８のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
10. 前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）は、前記吸収性コア（８）の後方部（１０）と中間部（１１）との間に配置された遷移領域が、前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）の残りの部分の横幅（Ｗｐ）よりも広い、変化する横幅（Ｗｃ）を有していることを特徴とする、請求項１から９のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
11. 前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）は、前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）の輪郭に追従する印刷された輪郭線（１７）によって囲まれており、これにより、前記印刷された吸収ゾーン（１４）と前記印刷された周辺安心ゾーン（１９）との間に遷移部が形成されていることを特徴とする、請求項１から１０のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
12. 前記印刷された輪郭線（１７）が、前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）のそれぞれの側面の長手方向（Ｌ）に延在する第１の中間印刷輪郭線（１７ｄ）および第２の中間印刷輪郭線（１７ｅ）を含み、前記第１の中間印刷輪郭線（１７ｄ）および第２の中間印刷輪郭線（１７ｅ）はそれぞれ、前記印刷された中央吸収ゾーン（１４）の形状に追従する湾曲した形状を有し、前記第１の中間印刷輪郭線（１７ｄ）および第２の中間印刷輪郭線（１７ｅ）は、それぞれ第１の前端部分（１７ｆ）および第２の前端部分（１７ｇ）およびそれぞれの第１の後端部分（１７ｈ）および第２の後端部分（１７ｉ）を有していることを特徴とする、請求項１１に記載の吸収パッド（１）。
13. 前記印刷された輪郭線（１７）が、中央吸収ゾーン（９）の後方横端部を囲み、前記吸収性コア（８）の前端エッジ（８ｃ）に向かって長手方向（Ｌ）に中央吸収ゾーン（１４）の両側に延在する、輪郭線後方セクション第１の脚部（１７ｂ）および輪郭線後方セクション第２の脚部（１７ｃ）を有する、Ｕ字形、修正Ｕ字形、Ｗ字形、または、修正Ｗ字形の輪郭線後方セクション（１７ａ）を含むことを特徴とする、請求項１２に記載の吸収パッド（１）。
14. 前記輪郭線後方セクション第１の脚部（１７ｂ）および輪郭線後方セクション第２の脚部（１７ｃ）が、横方向（Ｔ）に見られるように、前記第１の中間印刷輪郭線（１７ｄ）および第２の中間印刷輪郭線（１７ｅ）のそれぞれの第１の後端部分（１７ｈ）および第２の後端部分（１７ｉ）の外側に配置され、それらと重なっていることを特徴とする、請求項１３に記載の吸収パッド（１）。
15. 前記周辺安心ゾーン（１９）は、前記吸収性コア（８）の後端エッジ（８ｄ）と輪郭線後方セクション（１７ａ）との間で長手方向（Ｌ）に延在する当該吸収パッド（１）の中心線に沿って測定される、前記吸収性コア（８）の後方部（１０）の長さの少なくとも４０％である後端長さ（ｌ_ｒ）を有していることを特徴とする、請求項１３または１４に記載の吸収パッド（１）。
16. 前記輪郭線後方セクション（１７ａ）が、後端方向インジケータ（２２）を備えていることを特徴とする、請求項１３から１５のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
17. 前記印刷された輪郭線（１７）が、中央吸収ゾーン（９）の前方横端部を囲み、前記吸収性コア（８）の後端エッジ（８ｄ）に向かって中央吸収ゾーン（１４）の両側に延在する、輪郭線前方セクション第１の脚部（１７ｋ）および輪郭線前方セクション第２の脚部（１７ｌ）を有する、Ｕ字形、修正Ｕ字形、Ｖ字形、または、修正Ｖ字形の輪郭線前方セクション（１７ｊ）を含むことを特徴とする、請求項１２から１６のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
18. 前記輪郭線前方セクション第１の脚部（１７ｋ）および輪郭線前方セクション第２の脚部（１７ｌ）が、横方向（Ｔ）に見られるように、前記第１の中間印刷輪郭線（１７ｄ）および第２の中間印刷輪郭線（１７ｅ）のそれぞれの第１の前端部分（１７ｆ）および第２の前端部分（１７ｇ）の外側に配置され、それらと重なっていることを特徴とする、請求項１７に記載の吸収パッド（１）。
19. 前記輪郭線前方セクション（１７ｃ）が、前端方向インジケータを備えていることを特徴とする、請求項１７または１８に記載の吸収パッド（１）。
20. 前記バックシート（７）が、衣服に面する側に接着手段を備えていることを特徴とする、請求項１から１９のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。
21. 当該吸収パッド（１）が、一晩用の吸収パッド（１）であることを特徴とする、請求項１から２０のいずれか一項に記載の吸収パッド（１）。

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