以下では、本発明に係る基板コネクタの実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。
図2~図7を参照すると、本発明に係る基板コネクタ1は携帯電話、コンピュータ、タブレットコンピュータなどのような電子機器(図示されず)に設置される。本発明に係る基板コネクタ1は、前記電子機器において第1基板(10A、図6および図7に図示される)および第2基板(10B、図6および図7に図示される)を電気的に連結する機能を担当する。前記第1基板10Aおよび前記第2基板10Bそれぞれは印刷回路基板(PCB、Printed Circuit Board)であり得る。
図2~図5を参照すると、本発明の一実施例に係る基板コネクタ1はレセプタクルコネクタ1Aとプラグコネクタ1Bのうち少なくとも一つを含むことができる。
前記レセプタクルコネクタ1Aは前記第1基板10Aに結合され得る。前記レセプタクルコネクタ1Aはレセプタクル絶縁部2、前記レセプタクル絶縁部2に結合されてデータなどの信号の伝送のためのレセプタクル伝送コンタクト3、前記レセプタクル伝送コンタクト3から離隔した位置で前記レセプタクル絶縁部2に結合され、RF信号の伝送のためのレセプタクルRFコンタクト4および前記レセプタクル絶縁部2に結合され、接地のためのレセプタクル接地部5を含むことができる。
前記プラグコネクタ1Bは前記第2基板10Bに結合され得る。前記プラグコネクタ1Bは、プラグ絶縁部6、前記レセプタクルコネクタ1Aとの電気的な連結のためのプラグ伝送コンタクト7、前記プラグ伝送コンタクト7から離隔した位置に配置されるように前記プラグ絶縁部6に結合されると共に、RF信号の伝送のためのプラグRFコンタクト8および前記プラグRFコンタクト8から離隔するように前記プラグ絶縁部6に結合されたプラグ接地部9を含むことができる。
前記プラグコネクタ1Bは前記レセプタクルコネクタ1Aに結合されることにより、前記第1基板10Aおよび前記第2基板10Bを互いに電気的に連結することができる。例えば、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7が互いに接続されることにより、前記第1基板10Aと前記第2基板10Bの間でデータなどの信号が伝送されるように具現される。また、本発明に係る基板コネクタ1は前記レセプタクルRFコンタクト4および前記プラグRFコンタクト8が互いに接続されることにより、前記第1基板10Aと前記第2基板10Bの間でRF信号が伝送されるように具現される。
図2~図7を参照すると、本発明に係る基板コネクタ1において、前記レセプタクルRFコンタクト4は第1レセプタクルRFコンタクト41と第2レセプタクルRFコンタクト42を含むことができる。前記第1レセプタクルRFコンタクト41と前記第2レセプタクルRFコンタクト42は、前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記第1レセプタクルRFコンタクト41と前記第2レセプタクルRFコンタクト42は、前記レセプタクル伝送コンタクト3を挟んで互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は次のような作用効果を図ることができる。
第1に、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41と前記第2レセプタクルRFコンタクト42が前記レセプタクル伝送コンタクト3を基準として所定距離離隔するように具現され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、RF信号の伝送のためのコンタクトが比較的近く配置された従来技術と対比してみる時、前記RFコンタクト間のRF信号の干渉が発生する可能性を低下させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、RF信号伝送の安定性を確保することによって、全体的なコネクタの性能を向上させることができる。
第2に、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41と前記第2レセプタクルRFコンタクト42の間の空間に前記レセプタクル伝送コンタクト3が配置されるように具現される。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41と前記第2レセプタクルRFコンタクト42の間の隔離距離を増大させることによってRF信号伝送の安定性を向上させると共に、前記レセプタクル伝送コンタクト3が配置され得る空間を確保することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、コンタクトの使用のための空間活用度を向上させることができる。
以下では、前記レセプタクル絶縁部2、前記レセプタクル伝送コンタクト3、前記レセプタクルRFコンタクト4、前記レセプタクル接地部5、前記プラグ絶縁部6、前記プラグ伝送コンタクト7、前記プラグRFコンタクト8および前記プラグ接地部9について、添付された図面を参照して詳細に説明する。一方、本明細書で記載された「一側」および「他側」という用語は各構成を区別するためのものであり、特定の方向を指し示すものではないことは本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者において明白であろう。また、「プラグ」および「レセプタクル」という用語によって前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1Bの用途および機能が制限されるものではない。
図2~図10を参照すると、前記レセプタクル絶縁部2は前記第1基板10Aに結合されるためのものである。前記レセプタクル絶縁部2は前記レセプタクル接地部5を通じて前記第1基板10Aに結合され得る。前記レセプタクル絶縁部2は前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記レセプタクルRFコンタクト4が結合されることによって、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記レセプタクルRFコンタクト4を支持することができる。前記レセプタクル絶縁部2には前記レセプタクル伝送コンタクト3が複数個結合され得る。この場合、前記レセプタクル伝送コンタクト3は第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)は前記レセプタクル絶縁部2で相対的に長さが長い長さ方向と同一方向に該当し得る。前記レセプタクル絶縁部2には前記レセプタクル伝送コンタクト3が複数個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。例えば、図4に図示された通り、前記レセプタクル絶縁部2には前記レセプタクル伝送コンタクト3が2個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記レセプタクル絶縁部2は絶縁性(Electrical Insulating Property)を有する材質で形成され得る。前記レセプタクル絶縁部2は全体として直方体の形態で形成され得る。
前記レセプタクル絶縁部2は第1伝送結合溝(図示されず)を含むことができる。前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記第1伝送結合溝に挿入されることによって前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記レセプタクル絶縁部2および前記レセプタクル伝送コンタクト3は、インサートモールディング(Insert Molding)を通じて結合されてもよい。前記第1伝送結合溝は前記レセプタクル絶縁部2が有するレセプタクル絶縁部材20に形成され得る。前記レセプタクル絶縁部材20は、前記レセプタクル絶縁部2の本体として機能することができる。本発明に係る基板コネクタ1が前記レセプタクル伝送コンタクト3を複数個含む場合、前記レセプタクル絶縁部2は前記第1伝送結合溝を複数個含むことができる。前記レセプタクル絶縁部2は前記レセプタクル伝送コンタクト3の個数と同一の個数の前記第1伝送結合溝を含むことができる。
前記レセプタクル絶縁部2は第1RF結合溝(図示されず)を含むことができる。前記レセプタクルRFコンタクト4は前記第1RF結合溝に挿入されることによって前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記レセプタクル絶縁部2および前記レセプタクルRFコンタクト4はインサートモールディングを通じて結合されてもよい。前記第1RF結合溝は前記レセプタクル絶縁部材20に形成され得る。前記レセプタクルRFコンタクト4がRFコンタクトを複数個含む場合、前記レセプタクル絶縁部2は前記第1RF結合溝を複数個含むことができる。前記レセプタクル絶縁部2は。前記レセプタクルRFコンタクト4に属するRFコンタクトの個数と同一の個数の前記第1RF結合溝を含むことができる。
図8を参照すると、前記レセプタクル絶縁部2は伝送突起21およびRF突起22を含むことができる。
前記伝送突起21は前記レセプタクル伝送コンタクト3を支持するものである。前記伝送突起21には前記レセプタクル伝送コンタクト3が結合され得る。前記伝送突起21と前記レセプタクル伝送コンタクト3はインサートモールディングで互いに結合されてもよい。前記伝送突起21は第1方向(FD矢印方向)に向かって突出し得る。前記第1方向(FD矢印方向)は本発明に係る基板コネクタ1の高さが全体的に高くなる方向と同一方向に該当すると共に、前記レセプタクル絶縁部2から前記プラグ絶縁部6に向かう方向であり得る。前記伝送突起21は前記レセプタクル絶縁部材20の中間地点に形成され得る。前記伝送突起21は全体として直方体の形態で形成され得る。前記伝送突起21には前記第1伝送結合溝の一部が形成され得る。
前記RF突起22は前記レセプタクルRFコンタクト4を支持するものである。前記RF突起22には前記レセプタクルRFコンタクト4が結合される。前記RF突起22と前記レセプタクルRFコンタクト4はインサートモールディングで互いに結合されてもよい。前記RF突起22は前記第1方向(FD矢印方向)に向かって突出し得る。
前記RF突起22は前記伝送突起21から離隔した位置で形成され得る。前記レセプタクルRFコンタクト4がRFコンタクトを複数個含む場合、前記レセプタクル絶縁部2は前記RF突起22を複数個含むことができる。例えば、前記レセプタクルRFコンタクト4が2個のRFコンタクト41、42を含む場合、前記RF突起22は第1RF突起221および第2RF突起222を含むことができる。この場合、前記第1RF突起221および前記第2RF突起222は図8に図示された通り、前記伝送突起21を中心として前記第1軸方向(X軸方向)を基準として互いに離隔するように配置され得る。前記第1RF突起221は前記第1レセプタクルRFコンタクト41を支持すると共に、前記第2RF突起222は前記第2レセプタクルRFコンタクト42を支持することができる。前記第1RF突起221と前記第2RF突起222は互いに同一の形態で具現され得る。
図8および図9を参照すると、前記レセプタクル絶縁部2は装着溝23を含むことができる。
前記装着溝23は前記レセプタクル接地部5と前記レセプタクルRFコンタクト4の間に形成されたものである。前記装着溝23には前記プラグ絶縁部6の前記プラグ接地部9が挿入される。前記プラグ絶縁部6は前記プラグ接地部9が前記装着溝23に挿入されることによって前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記装着溝23は外側に前記レセプタクル接地部5が配置され、内側に前記伝送突起21と前記RF突起22が配置されるように形成され得る。前記装着溝23は複数個の列をなしながら配置された前記第1伝送結合溝の間に位置するように形成され得る。
図10を参照すると、前記レセプタクル絶縁部2にはレセプタクル射出溝24が形成され得る。
前記レセプタクル射出溝24は、前記レセプタクル絶縁部2を形成するための射出樹脂が投入される部分であり得る。前記レセプタクル射出溝24は前記レセプタクル絶縁部材20の中間地点に形成され得る。前記レセプタクル射出溝24は前記レセプタクル絶縁部材20の下面から所定深さ陥没して形成され得る。前記レセプタクル射出溝24は前記第1基板10Aと離隔し得る。前記レセプタクル射出溝24は全体として直方体の形態で形成され得る。前記レセプタクル射出溝24は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第2レセプタクルRFコンタクト42それぞれから離隔した距離が同一の地点に形成され得る。
図8を参照すると、前記レセプタクル絶縁部2はレセプタクル固定溝25を含むことができる。
前記レセプタクル固定溝25は前記レセプタクル接地部5が挿入されるものである。前記レセプタクル接地部5は前記レセプタクル固定溝25に挿入されることによって前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、振動、揺れが発生しても前記レセプタクル接地部5が前記レセプタクル絶縁部2に固定されるように具現されることによって、前記レセプタクル接地部5と前記レセプタクル絶縁部2の間の結合力を向上させることができる。前記レセプタクル固定溝25は前記レセプタクル絶縁部2の上面から所定深さの溝を加工する作業を通じて形成され得る。
図2~図10、図17および図18を参照すると、前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記第1基板10Aに実装される。前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記プラグ伝送コンタクト7に接続され得る。これに伴い、前記第1基板10Aと前記第2基板10Bの間にデータ信号または電源信号などが伝送され得る。前記レセプタクル伝送コンタクト3は伝導性(Conductivity)を有する材質で形成され得る。
前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記レセプタクル絶縁部2に結合される。前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記伝送突起21に結合され得る。前記レセプタクル伝送コンタクト3は複数個が前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記レセプタクル伝送コンタクト3は、複数個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に離隔するように前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。図4は、4個のレセプタクル伝送コンタクト3が第2軸方向(Y軸方向)に沿って2個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔するように、前記レセプタクル絶縁部2に結合されたものを図示したものである。前記第2軸方向(Y軸方向)は前記第1軸方向(X軸方向)に対して垂直な方向に該当すると共に、前記レセプタクル絶縁部2で相対的に長さが短い幅方向と同一方向であり得る。前記レセプタクル伝送コンタクト3がなす複数個の列の間には前記伝送突起21が配置され得る。前記レセプタクル伝送コンタクト3はすべて同一の形態および機能を有するように具現されるため、以下では一つの前記レセプタクル伝送コンタクト3を基準として具体的に説明する。
図2~図20を参照すると、前記レセプタクルRFコンタクト4はRF信号の伝送のためのものである。前記レセプタクルRFコンタクト4は前記レセプタクル伝送コンタクト3から離隔した位置に配置される。前記レセプタクルRFコンタクト4は前記第1基板10Aに実装されると共に、前記プラグRFコンタクト8に接続され得る。これに伴い、前記第1基板10Aと前記第2基板10Bの間にデータ信号または電源信号などが伝送され得る。
前記レセプタクルRFコンタクト4は前記レセプタクル絶縁部2に結合される。前記レセプタクルRFコンタクト4は前記RF突起22に結合され得る。以下では、前記レセプタクルRFコンタクト4が2個のRFコンタクト41、42を含むものを基準として説明するが、これから前記レセプタクルRFコンタクト4が3個以上のRFコンタクトを含んだ本発明に係る基板コネクタ1の実施例を導き出すことは、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者において明白であろう。
図8~図10を参照すると、前記レセプタクルRFコンタクト4は前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第2レセプタクルRFコンタクト42を含むことができる。
前記第1レセプタクルRFコンタクト41は、前記レセプタクル伝送コンタクト3を基準として一側に配置されたRFコンタクトであり得る。この場合、前記第2レセプタクルRFコンタクト42は、前記レセプタクル伝送コンタクト3を基準として他側に配置されたRFコンタクトであり得る。例えば、図9に図示された通り、前記第1レセプタクルRFコンタクト41が前記レセプタクル伝送コンタクト3を基準として左側に配置された場合、前記第2プラグRFコンタクト82は前記レセプタクル伝送コンタクト3を基準として右側に配置され得る。前記第1レセプタクルRFコンタクト41は前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記第1レセプタクルRFコンタクト41は前記第1RF突起221に結合され得る。前記第1レセプタクルRFコンタクト41は伝導性を有する材質で形成され得る。
図4および図8~図10を参照すると、前記第2レセプタクルRFコンタクト42は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置に配置されたものである。前記第2レセプタクルRFコンタクト42と前記第1レセプタクルRFコンタクト41は、前記伝送突起21と前記レセプタクル伝送コンタクト3を挟んで互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記伝送突起21と前記レセプタクル伝送コンタクト3を利用して前記RFコンタクト間のRF信号の干渉が発生する可能性をさらに低下させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、RF信号伝送の安定性をさらに向上させることによって、全体的なコネクタの性能をさらに向上させることができる。また、本発明に係る基板コネクタ1は、前記伝送突起21と前記レセプタクル伝送コンタクト3を利用して前記第1レセプタクルRFコンタクト41と前記第2レセプタクルRFコンタクト42の間の隔離距離をさらに増大させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、RF信号伝送の安定性を向上させると共に、前記レセプタクル伝送コンタクト3が配置され得る空間を確保することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、コンタクトの使用のための空間活用度をさらに向上させることができる。
前記第2レセプタクルRFコンタクト42は前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記第2レセプタクルRFコンタクト42は前記第2RF突起222に結合され得る。前記第2レセプタクルRFコンタクト42は伝導性を有する材質で形成され得る。前記第2レセプタクルRFコンタクト42は配置された位置を除いては、前記第1レセプタクルRFコンタクト41と略同一に具現され得る。
図4および図6~図12を参照すると、前記レセプタクル接地部5は前記プラグ接地部9に接地されるためのものである。前記レセプタクル接地部5は前記レセプタクルRFコンタクト4から離隔するように前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。
前記レセプタクル接地部5は前記レセプタクルRFコンタクト4の側方を囲むように形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル接地部5を通じて前記レセプタクルRFコンタクト4から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する物理的な障壁(Barrier)を具現することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、隣接した電子機器の性能を向上させることに寄与することができる。
前記レセプタクル接地部5の内側には前記伝送突起21と前記RF突起22が位置することができる。前記レセプタクル接地部5と前記突起21、22の間には前記装着溝23が形成され得る。前記レセプタクル接地部5は前記レセプタクル絶縁部材20の下面から前記第1方向(FD矢印方向)に延びた壁(Wall)で形成され得る。前記レセプタクル接地部5は金属材質で形成され得る。
図8~図10を参照すると、前記レセプタクル接地部5は第1レセプタクル接地部材51を含むことができる。
前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクル接地部材51を通じて前記第1レセプタクルRFコンタクト41から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力を具現することができる。この場合、前記第1レセプタクル接地部材51は3個以上の面を含む多角形の構造で具現されてもよい。
前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対するすべての側方を遮るように形成されてもよい。この場合、前記第1レセプタクル接地部材51の内側には前記第1レセプタクルRFコンタクト41が位置することができる。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクル接地部材51を利用した遮蔽力をさらに強化することができる。前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する四方を遮るように形成され得る。
図8~図12を参照すると、前記第1レセプタクル接地部材51と前記第1レセプタクルRFコンタクト41の間にはレセプタクル切断孔4aが形成され得る。前記レセプタクル切断孔4aを基準として、前記第1レセプタクル接地部材51と前記第1レセプタクルRFコンタクト41は互いに離隔し得る。前記第1レセプタクル接地部材51と前記第1レセプタクルRFコンタクト41が一つの板材を通じて一体に形成された場合、前記レセプタクル切断孔4aは一度のプレス(Press)加工で形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクル接地部材51および前記第1レセプタクルRFコンタクト41それぞれの製造の容易性を向上させることができると共に、前記レセプタクル切断孔4aを通じて前記第1レセプタクル接地部材51および前記第1レセプタクルRFコンタクト41が互いに接地される可能性を減少させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクル接地部材51および前記第1レセプタクルRFコンタクト41それぞれの性能を向上させることができる。
前記レセプタクル切断孔4aは、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第2レセプタクルRFコンタクト42それぞれを中心として両側にそれぞれ1個ずつ形成され得る。前記レセプタクルRFコンタクト4が2個のRFコンタクト41、42を含む場合、本発明に係る基板コネクタ1は、4個のレセプタクル切断孔4aを含むことができる。図9では4個の前記レセプタクル切断孔4aを図示しているが、これは例示的なものであり、本発明に係る基板コネクタ1は、1個以上3個以下のレセプタクル切断孔4a、または5個以上のレセプタクル切断孔4aを含んでもよい。
前記レセプタクル切断孔4aは前記レセプタクル絶縁部2に形成されたレセプタクル連通孔(26、図12に図示される)に連通し得る。前記レセプタクル連通孔26は前記レセプタクル切断孔4aに比べてより大きな大きさで形成され得る。前記レセプタクル連通孔26は全体として直方体の形態で形成され得る。前記レセプタクル連通孔26は前記レセプタクル切断孔4aに対して前記第1方向(FD矢印方向)側に配置され得る。前記レセプタクル連通孔26および前記レセプタクル切断孔4aは一度のプレス加工を通じて一緒に形成されてもよい。
図9~図12を参照すると、前記第1レセプタクル接地部材51は第1レセプタクル接地実装部材511を含むことができる。
前記第1レセプタクル接地実装部材511は前記第1基板10Aに実装されたものである。前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクル接地実装部材511を通じて前記第1基板10Aに実装され得る。前記第1レセプタクル接地実装部材511は前記第1レセプタクルRFコンタクト41の第1レセプタクルRF実装部材412側に突出し得る。この場合、前記第1レセプタクルRF実装部材412は前記第1レセプタクル接地実装部材511側に突出し得る。例えば、前記第1レセプタクル接地実装部材511はレセプタクル接地突出距離511Lで突出すると共に、前記第1レセプタクルRF実装部材412はレセプタクルRF突出距離412Lで突出し得る。
図12に図示された通り、前記第1レセプタクル接地実装部材511で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面と前記第1レセプタクルRF実装部材412で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面は、互いに同一の水平面上に配置され得る。この場合、前記第1レセプタクル接地実装部材511で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面は前記第1レセプタクル接地実装部材511の下面に該当し得る。前記第1レセプタクルRF実装部材412で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面は前記第1レセプタクルRF実装部材412の下面に該当し得る。
前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクル接地実装部材511を複数個含んでもよい。前記第1レセプタクル接地実装部材511は前記第1レセプタクルRF実装部材412から互いに異なる方向に離隔するように配置され得る。この場合、前記第1レセプタクルRF実装部材412は前記第1レセプタクル接地実装部材511の内側に配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクル接地実装部材511を利用して前記第1レセプタクルRF実装部材412に対する遮蔽力を具現することができる。例えば、図10に図示された通り、前記第1レセプタクル接地部材51は4個の第1レセプタクル接地実装部材511a、511b、511c、511dを含むことができる。この場合、前記第1レセプタクル接地実装部材511a、511b、511c、511dは前記第1レセプタクルRF実装部材412の四面を囲むように配置され得る。このように、前記第1レセプタクル接地実装部材511a、511b、511c、511dが前記第1レセプタクルRF実装部材412に対するできるだけ多い面を囲むように配置されることによって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRF実装部材412に対するRF遮断性能を高めることができる。前記第1レセプタクル接地実装部材511a、511b、511c、511dは互いに離隔して配置され得る。
図11および図12に図示された通り、前記レセプタクル切断孔4aは、前記レセプタクル接地突出距離511Lおよび前記レセプタクルRF突出距離412Lそれぞれに比べてより大きな大きさ(4aL、図11および図12に図示される)を有するように形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル切断孔4aを通じて前記第1レセプタクル接地部材51と前記第1レセプタクルRFコンタクト41の間の隔離距離を増大させることによって、前記第1レセプタクル接地部材51および前記第1レセプタクルRFコンタクト41が互いに接地される可能性をより一層減少させることができる。図11に図示されたハッチングは断面を示したものではなく、構成の区分のために図示したものである。
一方、前記レセプタクル切断孔4aを通じて、前記第1レセプタクル接地実装部材511と前記第1レセプタクルRF実装部材412それぞれが外部に露出し得る。この場合、前記第1レセプタクル接地実装部材511の一部と前記第1レセプタクルRF実装部材412の一部が、前記レセプタクル切断孔4aを通じて外部に露出し得る。
図8~図13を参照すると、前記第1レセプタクル接地部材51は前記レセプタクル絶縁部2が有する第1側壁201に結合され得る。前記第1側壁201は前記レセプタクル絶縁部材20の一部に該当し得る。前記第1レセプタクルRFコンタクト41は、前記第1側壁201と前記伝送突起21それぞれから離隔した位置に位置するように前記第1RF突起221に結合され得る。この場合、前記第1側壁201は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。例えば、図8に図示された通り、前記第1側壁201が前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する3個の側方を遮ると共に、前記伝送突起21が前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する1個の側方を遮ることによって、前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する4個の側方が遮られるように具現され得る。この場合、前記第1側壁201は全体として
の形態で形成され得る。前記第1側壁201は複数個の第1側壁部材を含むことができる。例えば、前記第1側壁201は3個の第1側壁部材を含み、3個の第1側壁部材が
の形態をなすように配置され得る。
前記第1レセプタクル接地部材51は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1側壁201に結合され得る。これに伴い、前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1レセプタクルRFコンタクト41の少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。これに伴い、前記第1レセプタクル接地部材51は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力を具現することができる。前記第1側壁201が複数個の第1側壁部材を含む場合、前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1側壁部材のうち少なくとも2個に結合され得る。前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1側壁部材のすべてに結合されてもよい。
前記第1レセプタクル接地部材51は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対する遮蔽力を二重で具現することができる。このために、前記第1レセプタクル接地部材51は第1レセプタクル接地内部部材512、第1レセプタクル接地連結部材513および第1レセプタクル接地外部部材514を含むことができる。
前記第1レセプタクル接地内部部材512は前記第1側壁201と前記第1レセプタクルRFコンタクト41の間に配置されたものである。前記第1レセプタクル接地内部部材512は前記第1側壁201が有する第1側壁内面(201a、図12と図13に図示される)を遮るように配置され得る。前記第1側壁内面201aは前記第1側壁201が有する面であり、前記第1レセプタクルRFコンタクト41を向くように配置されたものである。
前記第1レセプタクル接地連結部材513は前記第1レセプタクル接地内部部材512と前記第1レセプタクル接地外部部材514を連結するものである。前記第1レセプタクル接地連結部材513は一側が前記第1レセプタクル接地内部部材512に結合され、他側が前記第1レセプタクル接地外部部材514に結合され得る。前記第1レセプタクル接地連結部材513は前記第1側壁201が有する第1側壁上面(201b、図12と図13に図示される)に接触するように配置され得る。前記第1側壁上面201bは前記第1側壁201が有する面であり、上側を向くように配置されたものである。
前記第1レセプタクル接地外部部材514は前記第1レセプタクル接地内部部材512に対して対向するように配置されたものである。これに伴い、前記第1レセプタクル接地外部部材514と前記第1レセプタクル接地内部部材512は前記第1レセプタクルRFコンタクト41から離隔した位置で前記第1レセプタクルRFコンタクト41を二重で遮蔽するように配置され得る。したがって、前記第1レセプタクル接地部材51は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力をさらに強化するように具現される。前記第1レセプタクル接地外部部材514と前記第1レセプタクル接地内部部材512の間には前記第1側壁201が配置され得る。前記第1レセプタクル接地外部部材514と前記第1レセプタクル接地内部部材512の間に前記第1側壁201が挿入されることによって、前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1側壁201に結合され得る。前記第1レセプタクル接地外部部材514は前記第1側壁201が有する第1側壁外面(201c、図12と図13に図示される)を遮るように配置され得る。前記第1側壁外面201cは前記第1側壁201が有する面であり、前記第1側壁内面201aと反対方向を向くように配置されたものである。前記第1レセプタクル接地外部部材514、前記第1レセプタクル接地連結部材513および前記第1レセプタクル接地内部部材512は一体に形成されてもよい。
前記第1レセプタクル接地部材51は第1レセプタクル接地角部材515を含むことができる。
前記第1レセプタクル接地角部材515は前記第1側壁外面201cが有する第1側壁角201dを遮るように配置され得る。前記第1側壁角201dは前記第1側壁外面201cの一部であり、角に該当する部分であり得る。これに伴い、前記第1レセプタクル接地部材51は前記第1レセプタクル接地角部材515を利用して前記第1側壁角201d側を遮蔽することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1側壁角201d付近で放射が多くなされる超高周波に対する遮蔽力をさらに強化することができる。
前記第1レセプタクル接地角部材515と前記第1レセプタクル接地外部部材514は、前記第1側壁角201dを有する前記第1側壁外面201cを遮るように互いに連結されて形成され得る。前記第1レセプタクル接地角部材515、前記第1レセプタクル接地外部部材514、前記第1レセプタクル接地連結部材513、前記第1レセプタクル接地内部部材512および前記第1レセプタクル接地実装部材511は、一体に形成されてもよい。
図8~図10を参照すると、前記レセプタクル接地部5は第2レセプタクル接地部材52を含むことができる。
前記第2レセプタクル接地部材52は前記第1レセプタクル接地部材51と離隔した位置に配置され得る。前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2レセプタクル接地部材52を通じて前記第2レセプタクルRFコンタクト42から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力を具現することができる。
前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対するすべての側方を遮るように形成されてもよい。この場合、前記第2レセプタクル接地部材52の内側には前記第2レセプタクルRFコンタクト42が位置することができる。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2レセプタクル接地部材52を利用した遮蔽力をさらに強化することができる。前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する四方を遮るように形成され得る。前記第2レセプタクル接地部材52および前記第1レセプタクル接地部材51は互いに一体に形成されてもよい。
前記第2レセプタクル接地部材52と前記第2レセプタクルRFコンタクト42の間には前記レセプタクル切断孔4aが形成され得る。前記第2レセプタクル接地部材52と前記第2レセプタクルRFコンタクト42が一つの板材を通じて一体に形成された場合、前記レセプタクル切断孔4aは一度のプレス(Press)加工で形成され得る。
前記第2レセプタクル接地部材52は第2レセプタクル接地実装部材を含むことができる。
前記第2レセプタクル接地実装部材は前記第1基板10Aに実装されたものである。前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクル接地実装部材を通じて前記第1基板10Aに実装され得る。前記第2レセプタクル接地実装部材は前記第2レセプタクルRFコンタクト42の第2レセプタクルRF実装部材側に突出し得る。この場合、前記第2レセプタクルRF実装部材は前記第2レセプタクル接地実装部材側に突出し得る。
前記第2レセプタクル接地実装部材で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面と前記第2レセプタクルRF実装部材で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面は、互いに同一の水平面上に配置され得る。この場合、前記第2レセプタクル接地実装部材で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面は前記第2レセプタクル接地実装部材の下面に該当し得る。前記第2レセプタクルRF実装部材で前記第1基板(10A、図6に図示される)に実装される面は前記第2レセプタクルRF実装部材の下面に該当し得る。
前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクル接地実装部材を複数個含んでもよい。前記第2レセプタクル接地実装部材は前記第2レセプタクルRF実装部材から互いに異なる方向に離隔するように配置され得る。この場合、前記第2レセプタクルRF実装部材は前記第2レセプタクル接地実装部材の内側に配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2レセプタクル接地実装部材を利用して前記第2レセプタクルRF実装部材に対する遮蔽力を具現することができる。例えば、前記第2レセプタクル接地部材52は4個の第2レセプタクル接地実装部材を含むことができる。この場合、前記第2レセプタクル接地実装部材は前記第2レセプタクルRF実装部材の四面を囲むように配置され得る。前記第2レセプタクル接地実装部材は互いに離隔して配置され得る。
前記レセプタクル切断孔4aは前記第2レセプタクル接地実装部材および前記第2レセプタクルRF実装部材それぞれに比べてより大きな大きさを有するように形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル切断孔4aを通じて前記第2レセプタクル接地部材52と前記第2レセプタクルRFコンタクト42の間の隔離距離を増大させるように具現され得る。
図8~図13を参照すると、前記第2レセプタクル接地部材52は前記レセプタクル絶縁部2が有する第2側壁(202、図8に図示される)に結合され得る。前記第2側壁202は前記レセプタクル絶縁部材20の一部に該当し得る。前記第2側壁202と前記第1側壁201の間には前記伝送突起21が配置され得る。前記第2レセプタクルRFコンタクト42は前記第2側壁202と前記伝送突起21それぞれから離隔した位置に位置するように前記第2RF突起222に結合され得る。この場合、前記第2側壁202は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。例えば、図8に図示された通り、前記第2側壁202が前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する3個の側方を遮ると共に、前記伝送突起21が前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する1個の側方を遮ることによって、前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する4個の側方が遮られるように具現され得る。この場合、前記第2側壁202は全体として
の形態で形成され得る。前記第2側壁202は複数個の第2側壁部材を含むことができる。例えば、前記第2側壁202は3個の第2側壁部材を含み、3個の第2側壁部材が
の形態をなすように配置され得る。
前記第2レセプタクル接地部材52は、前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2側壁202に結合され得る。これに伴い、前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2レセプタクルRFコンタクト42の少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。したがって、前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力を具現することができる。前記第2側壁202が複数個の第2側壁部材を含む場合、前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2側壁部材のうち少なくとも2個に結合され得る。前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2側壁部材のすべてに結合されてもよい。
前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対する遮蔽力を二重で具現することができる。このために、前記第2レセプタクル接地部材52は第2レセプタクル接地内部部材521、第2レセプタクル接地連結部材522および第2レセプタクル接地外部部材523を含むことができる。
前記第2レセプタクル接地内部部材521は前記第2側壁202と前記第2レセプタクルRFコンタクト42の間に配置されたものである。前記第2レセプタクル接地内部部材521は前記第2側壁202が有する第2側壁内面を遮るように配置され得る。前記第2側壁内面は前記第2側壁202が有する面であり、前記第2レセプタクルRFコンタクト42を向くように配置されたものである。
前記第2レセプタクル接地連結部材522は前記第2レセプタクル接地内部部材521と前記第2レセプタクル接地外部部材523を連結するものである。前記第2レセプタクル接地連結部材522は一側が前記第2レセプタクル接地内部部材521に結合され、他側が前記第2レセプタクル接地外部部材523に結合され得る。前記第2レセプタクル接地連結部材522は前記第2側壁202が有する第2側壁上面に接触するように配置され得る。前記第2側壁上面は前記第2側壁202が有する面であり、上側を向くように配置されたものである。
前記第2レセプタクル接地外部部材523は前記第2レセプタクル接地内部部材521に対して対向するように配置されたものである。これに伴い、前記第2レセプタクル接地外部部材523と前記第2レセプタクル接地内部部材521は前記第2レセプタクルRFコンタクト42から離隔した位置で前記第2レセプタクルRFコンタクト42を二重で遮蔽するように配置され得る。したがって、前記第2レセプタクル接地部材52は、前記第2レセプタクルRFコンタクト42から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力をさらに強化するように具現される。前記第2レセプタクル接地外部部材523と前記第2レセプタクル接地内部部材521の間には前記第2側壁202が配置され得る。前記第2レセプタクル接地外部部材523と前記第2レセプタクル接地内部部材521の間に前記第2側壁202が挿入されることによって、前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2側壁202に結合され得る。前記第2レセプタクル接地外部部材523は前記第2側壁202が有する第2側壁外面を遮るように配置され得る。前記第2側壁外面は前記第2側壁202が有する面であり、前記第2側壁内面と反対方向を向くように配置されたものである。前記第2レセプタクル接地外部部材523、前記第2レセプタクル接地連結部材522および前記第2レセプタクル接地内部部材521は一体に形成されてもよい。
前記第2レセプタクル接地部材52は第2レセプタクル接地角部材524を含むことができる。
前記第2レセプタクル接地角部材524は前記第2側壁外面が有する第2側壁角を遮るように配置され得る。前記第2側壁角は前記第2側壁外面の一部であり、角に該当する部分であり得る。これに伴い、前記第2レセプタクル接地部材52は前記第2レセプタクル接地角部材524を利用して前記第2側壁角側を遮蔽することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2側壁角付近で放射が多くなされる超高周波に対する遮蔽力をさらに強化することができる。
前記第2レセプタクル接地角部材524と前記第2レセプタクル接地外部部材523は、前記第2側壁角を有する前記第2側壁外面を遮るように互いに連結されて形成され得る。前記第2レセプタクル接地角部材524、前記第2レセプタクル接地外部部材523、前記第2レセプタクル接地連結部材522、前記第2レセプタクル接地内部部材521および前記第1レセプタクル接地実装部材511は一体に形成されてもよい。
図2、図3、図5~図7および図14~図16を参照すると、前記プラグ絶縁部6は前記第2基板10Bに結合するためのものである。前記プラグ絶縁部6は前記プラグ接地部9を通じて前記第2基板10Bに結合され得る。前記プラグ絶縁部6は前記プラグ伝送コンタクト7および前記プラグRFコンタクト8が結合されることによって、前記プラグ伝送コンタクト7および前記プラグRFコンタクト8を支持することができる。前記プラグ絶縁部6には前記プラグ伝送コンタクト7が複数個結合され得る。この場合、前記プラグ伝送コンタクト7は前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記レセプタクル絶縁部2には前記プラグ伝送コンタクト7が複数個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。例えば、図5に図示された通り、前記レセプタクル絶縁部2には前記プラグ伝送コンタクト7が2個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記プラグ絶縁部6は絶縁性を有する材質で形成され得る。前記プラグ絶縁部6は全体として直方体の形態で形成され得る。
前記プラグ絶縁部6は、第2方向(SD矢印方向、図3に図示される)に移動することによって、前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。これに伴い、前記プラグコネクタ1Bと前記レセプタクルコネクタ1Aは電気的に互いに連結され得る。前記では、前記プラグ絶縁部6が移動することによって前記レセプタクル絶縁部2および前記プラグ絶縁部6が互いに結合されるものを基準として説明したが、これは例示的なものであり、前記レセプタクル絶縁部2および前記プラグ絶縁部6が互いに結合されるために前記レセプタクル絶縁部2が前記第1方向(FD矢印方向)に移動してもよく、前記レセプタクル絶縁部2が前記第1方向(FD矢印方向)に移動すると共に、前記プラグ絶縁部6が前記第2方向(SD矢印方向)にそれぞれ移動してもよい。前記第2方向(SD矢印方向)は前記第1方向(FD矢印方向)と反対方向であり得る。
前記プラグ絶縁部6は第2伝送結合溝(図示されず)を含むことができる。前記プラグ伝送コンタクト7は前記第2伝送結合溝に挿入されることによって前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記プラグ絶縁部6および前記プラグ伝送コンタクト7はインサートモールディング(Insert Molding)を通じて結合されてもよい。前記第2伝送結合溝は前記プラグ絶縁部6が有するプラグ絶縁部材60に形成され得る。前記プラグ絶縁部材60は前記プラグ絶縁部6の本体として機能することができる。本発明に係る基板コネクタ1が前記プラグ伝送コンタクト7を複数個含む場合、前記プラグ絶縁部6は前記第2伝送結合溝を複数個含むことができる。前記プラグ絶縁部6は前記プラグ伝送コンタクト7の個数と同一の個数の前記第2伝送結合溝を含むことができる。
前記プラグ絶縁部6は第2RF結合溝(図示されず)を含むことができる。前記プラグRFコンタクト8は前記第2RF結合溝に挿入されることによって前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記プラグ絶縁部6および前記プラグRFコンタクト8はインサートモールディングを通じて結合されてもよい。前記第2RF結合溝は前記プラグ絶縁部材60に形成され得る。前記プラグRFコンタクト8がRFコンタクトを複数個含む場合、前記プラグ絶縁部6は前記第2RF結合溝を複数個含むことができる。前記プラグ絶縁部6は前記プラグRFコンタクト8に属するRFコンタクトの個数と同一の個数の前記第2RF結合溝を含むことができる。
図14を参照すると、前記プラグ絶縁部6は伝送収容溝61およびRF収容溝62を含むことができる。
前記伝送収容溝61は前記伝送突起21が挿入されるものである。前記伝送収容溝61に前記伝送突起21が挿入されることによって前記プラグ伝送コンタクト7と前記レセプタクル伝送コンタクト3は互いに接続され得る。前記伝送収容溝61は前記伝送突起21が挿入されるように前記伝送突起21と対応する形態で形成され得る。前記伝送収容溝61は外側に前記プラグ伝送コンタクト7および前記第2伝送結合溝(図示されず)が位置するように形成され得る。前記伝送収容溝61は前記プラグ絶縁部6の中間地点に位置することができる。前記伝送収容溝61は全体として直方体の形態で形成され得る。
前記RF収容溝62は前記RF突起22が挿入されるものである。前記RF収容溝62に前記伝送突起21が挿入されることによって前記プラグRFコンタクト8と前記レセプタクルRFコンタクト4は互いに接続され得る。前記RF収容溝62は前記RF突起22が挿入されるように前記RF突起22と対応する形態で形成され得る。前記RF収容溝62は前記伝送収容溝61から離隔した地点に位置することができる。前記RF収容溝62は全体として直方体の形態で形成され得る。前記RF突起22が2個のRF突起221、222を含む場合、前記RF収容溝62は第1RF収容溝621および第2RF収容溝622を含むことができる。この場合、前記第1RF収容溝621には前記第1RF突起221が挿入されると共に、前記第2RF収容溝622には前記第2RF突起222が挿入され得る。前記第1RF収容溝621および前記第2RF収容溝622は前記伝送収容溝61を基準として離隔するように配置され得る。前記第1RF収容溝621および前記第2RF収容溝622は互いに略同一に具現され得る。
前記RF収容溝62には前記プラグRFコンタクト8が収容され得る。この場合、前記第1RF収容溝621は前記プラグRFコンタクト8の第1プラグRFコンタクト81を収容し、前記第2RF収容溝622は前記プラグRFコンタクト8の第2プラグRFコンタクト82を収容することができる。
図9および図13を参照すると、前記プラグ絶縁部6が前記伝送収容溝61および前記RF収容溝62を含む場合、前記伝送突起21と前記RF突起22は次のように具現され得る。
前記伝送突起21は前記レセプタクル絶縁部2の下面2aから第1突出距離21Lで突出するように形成され得る。前記第1突出距離21Lは第3軸方向(Z軸方向)を基準とする距離であり得る。前記第3軸方向(Z軸方向)は前記第1方向(FD矢印方向)および前記第2方向(SD矢印方向)それぞれに対して平行な方向に該当すると共に、前記第1軸方向(X軸方向)および前記第2軸方向(Y軸方向)それぞれに対して垂直な方向であり得る。
前記伝送突起21が前記レセプタクル絶縁部2の下面2aから前記第1突出距離21Lで突出するように形成された場合、前記RF突起22は前記レセプタクル絶縁部2の下面2aから前記第1突出距離21Lに比べて短い前記第2突出距離22Lで突出するように形成され得る。すなわち、第3軸方向(Z軸方向)を基準として、前記伝送突起21は前記RF突起22に比べてさらに高く形成され得る。これに伴い、前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1Bが互いに結合される過程で、前記伝送突起21は前記RF突起22より先に結合されることによって、ガイド機能と整列機能をするように具現することができる。したがって、前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1Bが互いに結合される過程で、前記伝送突起21はインピーダンスマッチングに敏感な素子であるRFコンタクト部4、8が損傷乃至破損することを防止することによって、RFコンタクト部4、8を通じて具現する高周波伝送性能が低下することを防止することができる。また、前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1Bが、整列がずれている状態で結合される場合、ずれている整列によって加えられる衝撃が前記伝送突起21に先に加えられることになる。これにより、前記伝送突起21はずれている整列によって前記RF突起22とRFコンタクト部4、8に加えられる衝撃を減少させることができる。図示してはいないが、前記伝送突起21と前記RF突起22は前記レセプタクル絶縁部2の下面2aから同一の突出距離で突出するように形成されてもよい。
図16を参照すると、前記プラグ絶縁部6にはプラグ射出溝63が形成され得る。
前記プラグ射出溝63は前記プラグ絶縁部6を形成するための射出樹脂が投入される部分であり得る。前記プラグ射出溝63は前記プラグ絶縁部材60の下面から所定深さ陥没して形成され得る。前記プラグ射出溝63は前記第2基板10Bと離隔し得る。前記プラグ射出溝63は全体として直方体の形態で形成され得る。前記プラグ射出溝63は、前記第1プラグRFコンタクト81および前記第2プラグRFコンタクト82それぞれから離隔した距離が同一の地点に形成され得る。前記プラグ射出溝63は前記プラグRFコンタクト8および前記プラグ接地部9それぞれの中間地点に形成されてもよい。
図2、図3、図5、図6および図14~図18を参照すると、前記プラグ伝送コンタクト7は前記第2基板10Bに実装される。前記プラグ伝送コンタクト7は前記レセプタクル伝送コンタクト3に接続され得る。前記プラグ伝送コンタクト7は伝導性を有する材質で形成され得る。
前記プラグ伝送コンタクト7は前記プラグ絶縁部6に結合される。前記プラグ伝送コンタクト7は複数個が前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記プラグ伝送コンタクト7は複数個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に離隔するように前記プラグ絶縁部6に結合され得る。図5は、4個の前記プラグ伝送コンタクト7が前記第2軸方向(Y軸方向)に離隔した2個の列をなしながら前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔するように前記プラグ絶縁部6に結合されたものを図示したものである。複数個の列をなす前記プラグ伝送コンタクト7の間には前記伝送収容溝61が位置することができる。前記プラグ伝送コンタクト7はすべて同一の形態および機能を有するように具現されるため、以下では一つの前記プラグ伝送コンタクト7を基準として具体的に説明する。
図17および図18を参照すると、前記プラグ伝送コンタクト7はプラグ伝送接続部材71を含むことができる。
前記プラグ伝送接続部材71は前記レセプタクル伝送コンタクト3に接続されるためのものである。前記プラグ伝送コンタクト7は前記プラグ伝送接続部材71が前記伝送収容溝61の外側に位置するように前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記プラグ伝送接続部材71は伝導性を有する材質で形成され得る。前記プラグ伝送接続部材71は全体として曲面を有する「U」字状に形成され得る。
図17および図18を参照すると、前記プラグ伝送コンタクト7はプラグ伝送実装部材72およびプラグ伝送連結部材73を含むことができる。
前記プラグ伝送実装部材72は前記第2基板10Bに実装されるためのものである。前記プラグ伝送コンタクト7は前記プラグ伝送実装部材72が前記第2基板10Bに実装されることによって、前記第2基板10Bに電気的に連結される。前記プラグ伝送実装部材72は伝導性を有する材質で形成され得る。前記プラグ伝送コンタクト7は図5に図示された通り、前記プラグ伝送実装部材72が前記プラグ絶縁部6の外側に突出するように前記プラグ絶縁部6に結合され得る。
前記プラグ伝送連結部材73は前記プラグ伝送実装部材72および前記プラグ伝送接続部材71を連結する。前記プラグ伝送連結部材73は伝導性を有する材質で形成され得る。前記プラグ伝送連結部材73、前記プラグ伝送実装部材72および前記プラグ伝送接続部材71は一体に形成されてもよい。前記プラグ伝送連結部材73および前記プラグ伝送接続部材71の間には弾性溝74が形成され得る。これに伴い、前記プラグ伝送連結部材73および前記プラグ伝送接続部材71は、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7が互いに接続されることによって、前記第2軸方向(Y軸方向)に弾性的に移動することができる。
図17および図18を参照すると、前記プラグ伝送コンタクト7および前記レセプタクル伝送コンタクト3が互いに接続されるために、前記レセプタクル伝送コンタクト3は次のような構成を含むことができる。
前記レセプタクル伝送コンタクト3はレセプタクル伝送接続部材31を含むことができる。
前記レセプタクル伝送接続部材31は、前記第1基板10Aと前記第2基板10B間の電気的な連結のために前記プラグ伝送コンタクト7に接続されるものである。前記レセプタクル伝送接続部材31は前記プラグ伝送接続部材71に接続され得る。前記レセプタクル伝送コンタクト3は図9に図示された通り、前記レセプタクル伝送接続部材31が前記装着溝23に位置するように前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記レセプタクル伝送接続部材31は伝導性を有する材質で形成され得る。
図17および図18を参照すると、前記レセプタクル伝送接続部材31は第1レセプタクル伝送分岐部材311および第2レセプタクル伝送分岐部材312を含むことができる。
前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は前記プラグ伝送コンタクト7に接続されるものである。前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は前記プラグ伝送接続部材71に結合されて前記プラグ伝送接続部材71に接続され得る。前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は曲面で形成され得る。図17および図18に図示された通り、前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として曲面をなすように形成され得る。これに伴い、前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は前記第2軸方向(Y軸方向)に前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7のうち少なくとも一つを移動させることができる。例えば、図17を基準として、前記プラグ伝送コンタクト7が前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として左側に誤整列された場合、前記プラグ伝送コンタクト7は前記第1レセプタクル伝送分岐部材311に接触した後、前記第1レセプタクル伝送分岐部材311がなす曲面に沿って右側に移動することになる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7を接続させる作業に対する正確性および容易性を向上させることができる。
前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は前記第1レセプタクル伝送分岐部材311から離隔して配置される。前記第2レセプタクル伝送分岐部材312および前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は前記第2軸方向(Y軸方向)に互いに離隔するように配置され得る。前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は前記プラグ伝送連結部材73に接続され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7が複数個の互いに異なる位置で接触する、いわゆる2重接点構造で具現されることによって、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7に対する接続信頼性および接触安定性を向上させることができる。
前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は曲面で形成され得る。図17および図18に図示された通り、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として曲面をなすように形成され得る。これに伴い、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は、前記第2軸方向(Y軸方向)に前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7の位置が所定範囲内で誤整列された場合、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7のうち少なくとも一つを移動させることができる。例えば、図17を基準として前記プラグ伝送コンタクト7が前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として右側に誤整列された場合、前記プラグ伝送コンタクト7は前記第2レセプタクル伝送分岐部材312に接触した後、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312がなす曲面に沿って左側に移動することになる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7を接続させる作業に対する正確性および容易性をさらに向上させることができる。
図17および図18を参照すると、前記レセプタクル伝送接続部材31は伝送挿入溝313を含むことができる。
前記伝送挿入溝313は前記第1レセプタクル伝送分岐部材311および前記第2レセプタクル伝送分岐部材312の間に形成される。この場合、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7間の接続は、前記プラグ伝送コンタクト7が前記伝送挿入溝313に挿入されることによってなされ得る。この場合、前記レセプタクル伝送コンタクト3はレセプタクルコンタクトとして機能し、前記プラグ伝送コンタクト7はプラグコンタクトとして機能することができる。前記第1レセプタクル伝送分岐部材311および前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は、曲面で形成されて前記レセプタクル伝送接続部材31が前記伝送挿入溝313に挿入されるように誘導することができる。図示してはいないが、前記伝送挿入溝313が前記プラグ伝送コンタクト7に形成された場合、前記レセプタクル伝送コンタクト3はプラグコンタクトとして機能し、前記プラグ伝送コンタクト7はレセプタクルコンタクトとして機能することができる。
図17および図18を参照すると、前記レセプタクル伝送接続部材31はレセプタクル伝送連結部材314を含むことができる。
前記レセプタクル伝送連結部材314は、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312が弾性的に移動するように前記第2レセプタクル伝送分岐部材312および前記第1レセプタクル伝送分岐部材311を連結する。前記レセプタクル伝送連結部材314、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312および前記第1レセプタクル伝送分岐部材311の内側には、前記伝送挿入溝313が位置することができる。したがって、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は前記プラグ伝送接続部材71および前記プラグ伝送連結部材73が前記伝送挿入溝313に挿入される過程で前記プラグ伝送連結部材73に押されることにより、前記第1レセプタクル伝送分岐部材311から遠ざかる方向に移動することになる。前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は、前記プラグ伝送接続部材71および前記プラグ伝送連結部材73が前記伝送挿入溝313に挿入されると、復原力を通じて前記第1レセプタクル伝送分岐部材311に近づく方向に移動することになる。これに伴い、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312は、前記プラグ伝送連結部材73を弾性的に加圧することによって、前記レセプタクル伝送コンタクト3および前記プラグ伝送コンタクト7が互いに接続された状態を堅固に維持させることができる。前記レセプタクル伝送連結部材314、前記第2レセプタクル伝送分岐部材312および前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は一体に形成されてもよい。
図17および図18を参照すると、前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記レセプタクル伝送実装部材32を含むことができる。
前記レセプタクル伝送実装部材32は前記第1基板10Aに実装されるためのものである。前記レセプタクル伝送コンタクト3は前記レセプタクル伝送実装部材32が前記第1基板10Aに実装されることによって、前記第1基板10Aに電気的に連結される。前記レセプタクル伝送実装部材32は伝導性を有する材質で形成され得る。前記レセプタクル伝送実装部材32は前記レセプタクル伝送接続部材31に連結される。前記レセプタクル伝送実装部材32は前記第1レセプタクル伝送分岐部材311に連結されるように形成され得る。この場合、前記第1レセプタクル伝送分岐部材311は、前記レセプタクル伝送実装部材32および前記第2レセプタクル伝送分岐部材312の間に位置するように配置される。前記レセプタクル伝送実装部材32は前記レセプタクル伝送接続部材31と一体に形成されてもよい。
図2~図20を参照すると、前記プラグRFコンタクト8はRF信号の伝送のためのものである。前記プラグRFコンタクト8は前記プラグ伝送コンタクト7から離隔した位置に配置される。前記プラグRFコンタクト8は前記第2基板10Bに実装されると共に、前記レセプタクルRFコンタクト4に接続され得る。これに伴い、前記第1基板10Aと前記第2基板10Bの間にデータ信号または電源信号などが伝送され得る。
前記プラグRFコンタクト8は前記プラグ絶縁部6に結合される。前記プラグRFコンタクト8は前記RF収容溝62に収容され得る。以下では、前記プラグRFコンタクト8が2個のRFコンタクト81、82を含むものを基準として説明するが、これから前記プラグRFコンタクト8が3個以上のRFコンタクトを含んだ本発明に係る基板コネクタ1の実施例を導き出すことは、本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者において明白であろう。
図14~図16を参照すると、前記プラグRFコンタクト8は前記第1プラグRFコンタクト81および前記第2プラグRFコンタクト82を含むことができる。
前記第1プラグRFコンタクト81は前記プラグ伝送コンタクト7を基準として一側に配置されたRFコンタクトであり得る。この場合、前記第2プラグRFコンタクト82は前記プラグ伝送コンタクト7を基準として他側に配置されたRFコンタクトであり得る。例えば、図15に図示された通り、前記第1プラグRFコンタクト81が前記プラグ伝送コンタクト7を基準として左側に配置された場合、前記第2プラグRFコンタクト82は前記プラグ伝送コンタクト7を基準として右側に配置され得る。前記第1プラグRFコンタクト81は前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記第1プラグRFコンタクト81は前記第1RF収容溝621に収容され得る。前記第1プラグRFコンタクト81は伝導性を有する材質で形成され得る。
前記第1プラグRFコンタクト81および前記第2プラグRFコンタクト82は、前記伝送収容溝61と前記プラグ伝送コンタクト7を挟んで互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、RF信号の伝送のためのコンタクトが比較的近く配置された従来技術と対比してみる時、前記RFコンタクト間のRF信号の干渉が発生する可能性を低下させることができる。したがって、本発明に他の基板コネクタ1はRF信号伝送の安定性を確保することによって、全体的なコネクタの性能を向上させることができる。また、本発明に係る基板コネクタ1は、前記伝送収容溝61と前記プラグ伝送コンタクト7を利用して前記第1プラグRFコンタクト81と前記第2プラグRFコンタクト82の間の隔離距離を増大させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、RF信号伝送の安定性を向上させると共に、前記プラグ伝送コンタクト7が配置され得る空間を確保することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、コンタクトの空間活用度を向上させることができる。
前記第1プラグRFコンタクト81は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41に接続されるように前記第1レセプタクルRFコンタクト41に対応する位置に配置される。前記第1プラグRFコンタクト81および前記第1レセプタクルRFコンタクト41が互いに接続されるために、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81は次のような構成をそれぞれ含むことができる。
図19および図20を参照すると、前記第1レセプタクルRFコンタクト41は第1レセプタクルRF接続部材411を含むことができる。
前記第1レセプタクルRF接続部材411は、前記第1基板10Aと前記第2基板10B間の電気的な連結のために前記第1プラグRFコンタクト81に接続されるものである。前記第1レセプタクルRFコンタクト41は前記第1レセプタクルRF接続部材411が前記第1RF突起221に結合されるように前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記第1レセプタクルRF接続部材411は伝導性を有する材質で形成され得る。前記第1レセプタクルRF接続部材411は全体として「U」の字をひっくり返した形態で形成され得る。
前記第1レセプタクルRF接続部材411は第1-1レセプタクルRF分岐部材4111および第1-2レセプタクルRF分岐部材4112を含むことができる。
前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111は前記第1プラグRFコンタクト81に接続されるものである。前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111は、前記第1プラグRFコンタクト81に結合されて前記第1プラグRFコンタクト81に接続され得る。
前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112は、前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111から離隔した位置で前記第1プラグRFコンタクト81に接続されるものである。前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112および前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111は前記第2軸方向(Y軸方向)に互いに離隔して配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81が複数個の互いに異なる位置で接触する、いわゆる2重接点構造で具現されることによって、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81に対する接続信頼性および接触安定性を向上させることができる。
前記第1レセプタクルRF接続部材411は第1レセプタクルRF連結部材4113を含むことができる。
前記第1レセプタクルRF連結部材4113は、前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111および前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112それぞれに連結されたものである。前記第1レセプタクルRF連結部材4113は前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111および前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112の間に配置され得る。この場合、前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111および前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112は、前記第1レセプタクルRF連結部材4113を基準として対称となるように配置され得る。前記第1レセプタクルRF連結部材4113は、前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111および前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112それぞれに対して直角をなして連結され得る。前記第1レセプタクルRF連結部材4113、前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112および前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111は一体に形成されてもよい。
図19および図20を参照すると、前記第1レセプタクルRFコンタクト41は第1レセプタクルRF実装部材412を含むことができる。
前記第1レセプタクルRF実装部材412は前記第1基板10Aに実装されるためのものである。前記第1レセプタクルRFコンタクト41は前記第1レセプタクルRF実装部材412が前記第1基板10Aに実装されることによって、前記第1基板10Aに電気的に連結される。前記第1レセプタクルRF実装部材412は伝導性を有する材質で形成され得る。前記第1レセプタクルRF実装部材412は前記第1レセプタクルRF接続部材411に連結される。
前記第1レセプタクルRF実装部材412は前記第1レセプタクルRF接続部材411に比べてさらに小さい大きさで形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRF実装部材412が実装されるための前記第1基板10Aに形成された第1PCBパターン(図示されず)の大きさを減少させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1PCBパターンを形成するための製造費用を節減させることができる。前記第1レセプタクルRF実装部材412は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1レセプタクルRF接続部材411に比べてさらに短い長さで形成され得る。
図19および図20を参照すると、前記第1プラグRFコンタクト81は第1プラグRF接続部材811を含むことができる。
前記第1プラグRF接続部材811は、前記第1基板10Aと前記第2基板10B間の電気的な連結のために前記第1レセプタクルRF接続部材411に接続されるものである。前記第1プラグRFコンタクト81は前記第1プラグRF接続部材811が前記第1RF収容溝621に収容されるように前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記第1プラグRF接続部材811は伝導性を有する材質で形成され得る。
前記第1プラグRF接続部材811は第1-1プラグRF分岐部材8111、第1-2プラグRF分岐部材8112および第1プラグRF挿入溝8113を含むことができる。
前記第1-1プラグRF分岐部材8111は前記第1レセプタクルRF接続部材411に接続されるものである。前記第1-1プラグRF分岐部材8111は前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111に結合されて前記第1レセプタクルRF接続部材411に接続され得る。前記第1-1プラグRF分岐部材8111は曲面で形成され得る。図19および図20に図示された通り、前記第1-1プラグRF分岐部材8111は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として曲面をなすように形成され得る。これに伴い、前記第1-1プラグRF分岐部材8111は、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1プラグRFコンタクト81および前記第1レセプタクルRFコンタクト41のうち少なくとも一つを移動させることができる。例えば、図19を基準として、前記第1レセプタクルRFコンタクト41が前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として左側に誤整列された場合、前記第1レセプタクルRF接続部材411は前記第1-1プラグRF分岐部材8111に接触した後、前記第1-1プラグRF分岐部材8111がなす曲面に沿って右側に移動することになる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81を互いに接続させる作業に対する容易性を向上させることができる。
前記第1-2プラグRF分岐部材8112は前記第1-1プラグRF分岐部材8111から離隔した位置で前記第1レセプタクルRF接続部材411に接続されるものである。前記第1-2プラグRF分岐部材8112は前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112に結合されて前記第1レセプタクルRF接続部材411に接続され得る。前記第1-2プラグRF分岐部材8112および前記第1-2プラグRF分岐部材8112は前記第2軸方向(Y軸方向)に互いに離隔するように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81が複数個の互いに異なる位置で接触する、いわゆる2重接点構造で具現されることによって、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81に対する接続信頼性および接触安定性を向上させることができる。
前記第1-2プラグRF分岐部材8112は曲面で形成され得る。図19および図20に図示された通り、前記第1-2プラグRF分岐部材8112は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として曲面をなすように形成され得る。これに伴い、前記第1-2プラグRF分岐部材8112は、前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1プラグRFコンタクト81および前記第1レセプタクルRFコンタクト41のうち少なくとも一つを移動させることができる。例えば、図19を基準として、前記第1レセプタクルRFコンタクト41が前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として右側に誤整列された場合、前記第1レセプタクルRF接続部材411は前記第1-2プラグRF分岐部材8112に接触した後、前記第1-2プラグRF分岐部材8112がなす曲面に沿って左側に移動することになる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81を互いに接続させる作業に対する容易性を向上させることができる。
前記第1プラグRF挿入溝8113は前記第1-2プラグRF分岐部材8112と前記第1-1プラグRF分岐部材8111の間に形成される。この場合、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81間の接続は、前記第1レセプタクルRFコンタクト41が前記第1プラグRF挿入溝8113に挿入されることによってなされ得る。この場合、前記第1レセプタクルRFコンタクト41はレセプタクルコンタクトとして機能し、前記第1プラグRFコンタクト81はプラグコンタクトとして機能することができる。前記第1-2プラグRF分岐部材8112および前記第1-1プラグRF分岐部材8111は、それぞれ曲面で形成されて前記第1レセプタクルRF接続部材411が前記第1プラグRF挿入溝8113に挿入されるように誘導することができる。図示してはいないが、前記第1プラグRF挿入溝8113が前記第1レセプタクルRFコンタクト41に形成された場合、前記第1レセプタクルRFコンタクト41はプラグコンタクトとして機能し、前記第1プラグRFコンタクト81はレセプタクルコンタクトとして機能することができる。前記第1-2プラグRF分岐部材8112および前記第1-1プラグRF分岐部材8111はそれぞれ前記第1プラグRF挿入溝8113側に曲がった曲面を有するように形成され得る。
図19および図20を参照すると、前記第1プラグRFコンタクト81は第1プラグRF実装部材812を含むことができる。
前記第1プラグRF実装部材812は前記第2基板10Bに実装されるためのものである。前記第1プラグRFコンタクト81は前記第1プラグRF実装部材812が前記第2基板10Bに実装されることによって、前記第2基板10Bに電気的に連結される。前記第1プラグRF実装部材812は伝導性を有する材質で形成され得る。
前記第1プラグRF実装部材812は前記第2基板10Bに実装されると共に、前記第1プラグRF接続部材811に連結される。この場合、前記第1プラグRF実装部材812は前記第1-1プラグRF分岐部材8111と前記第1-2プラグRF分岐部材8112が弾性的に移動するように、前記第1-1プラグRF分岐部材8111および前記第1-2プラグRF分岐部材8112それぞれに連結され得る。前記第1プラグRF実装部材812、前記第1-1プラグRF分岐部材8111および前記第1-2プラグRF分岐部材8112の内側には、前記第1プラグRF挿入溝8113が位置することができる。したがって、前記第1-2プラグRF分岐部材8112および前記第1-1プラグRF分岐部材8111は、前記第1レセプタクルRF接続部材411が前記第1プラグRF挿入溝8113に挿入される過程で前記第1レセプタクルRF接続部材411に押されることにより、前記第1プラグRF実装部材812から遠ざかる外側方向に移動することになる。前記第1-2プラグRF分岐部材8112および前記第1-1プラグRF分岐部材8111は前記第1レセプタクルRF接続部材411が前記第1プラグRF挿入溝8113に挿入されると、復原力を通じて前記第1プラグRF実装部材812に近づく内側方向に移動することになる。これに伴い、前記第1プラグRF接続部材811は前記第1レセプタクルRF接続部材411が前記第1プラグRF挿入溝8113に挿入されると、前記第1レセプタクルRF接続部材411を弾性的に加圧することによって、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81が互いに接続された状態を堅固に維持させることができる。すなわち、前記第1-2プラグRF分岐部材8112が前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112を弾性的に加圧すると共に、前記第1-1プラグRF分岐部材8111が前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111を弾性的に加圧するため、前記第1レセプタクルRFコンタクト41および前記第1プラグRFコンタクト81が互いに接続された状態を堅固に維持させることができるのである。前記第1プラグRF実装部材812、前記第1-1プラグRF分岐部材8111および前記第1-2プラグRF分岐部材8112は一体に形成されてもよい。
前記第2プラグRFコンタクト82は前記第1プラグRFコンタクト81と離隔した位置で前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記第2プラグRFコンタクト82は伝導性を有する材質で形成され得る。前記第2プラグRFコンタクト82は配置された位置を除いては、前記第1プラグRFコンタクト81と略同一に具現され得る。
前記第2プラグRFコンタクト82は前記第2レセプタクルRFコンタクト42に接続されるように、前記第2レセプタクルRFコンタクト42に対応する位置に配置される。前記第2プラグRFコンタクト82および前記第2レセプタクルRFコンタクト42が互いに接続されるために、前記第2レセプタクルRFコンタクト42および前記第2プラグRFコンタクト82は次のような構成をそれぞれ含むことができる。
前記第2レセプタクルRFコンタクト42は第2レセプタクルRF接続部材を含むことができる。
前記第2レセプタクルRF接続部材は前記第1基板10Aと前記第2基板10B間の電気的な連結のために前記第2プラグRFコンタクト82に接続されるものである。前記第2レセプタクルRFコンタクト42は前記第2レセプタクルRF接続部材が前記第2RF突起222に結合されるように、前記レセプタクル絶縁部2に結合され得る。前記第2レセプタクルRF接続部材は伝導性を有する材質で形成され得る。前記第2レセプタクルRF接続部材は全体として「U」の字をひっくり返した形態で形成され得る。前記第2レセプタクルRF接続部材は前記第1レセプタクルRF接続部材411と略同一に具現され得る。
前記第2レセプタクルRF接続部材は、第2-1レセプタクルRF分岐部材、第2-2レセプタクルRF分岐部材および第2レセプタクルRF連結部材を含むことができる。前記第2-1レセプタクルRF分岐部材、前記第2-2レセプタクルRF分岐部材および前記第2レセプタクルRF連結部材は前記第1-1レセプタクルRF分岐部材4111、前記第1-2レセプタクルRF分岐部材4112および前記第1レセプタクルRF連結部材4113とそれぞれ略同一に具現されるため、具体的な説明は省略する。
前記第2レセプタクルRFコンタクト42は第2レセプタクルRF実装部材を含むことができる。
前記第2レセプタクルRF実装部材は前記第1基板10Aに実装されるためのものである。前記第2レセプタクルRF実装部材は前記第1レセプタクルRF実装部材412と略同一に具現されるため、具体的な説明は省略する。
前記第2プラグRFコンタクト82は第2プラグRF接続部材を含むことができる。
前記第2プラグRF接続部材は前記第1基板10Aと前記第2基板10B間の電気的な連結のために前記第2レセプタクルRF接続部材に接続されるものである。前記第2プラグRFコンタクト82は前記第2プラグRF接続部材が前記第2RF収容溝622に収容されるように、前記プラグ絶縁部6に結合され得る。前記第2プラグRF接続部材は伝導性を有する材質で形成され得る。前記第2プラグRF接続部材は全体として「U」の字をひっくり返した形態で形成され得る。前記第2プラグRF接続部材は前記第1プラグRF接続部材811と略同一に具現され得る。
前記第2プラグRF接続部材は第2-1プラグRF分岐部材、第2-2プラグRF分岐部材および第2プラグ挿入溝を含むことができる。前記2-1プラグRF分岐部材、前記第2-2プラグRF分岐部材および前記第2プラグ挿入溝は前記第1-1プラグRF分岐部材8111、前記第1-2プラグRF分岐部材8112および前記第1プラグ挿入溝8113とそれぞれ略同一に具現されるため、具体的な説明は省略する。
前記第2プラグRFコンタクト82は第2プラグRF実装部材を含むことができる。
前記第2プラグRF実装部材は前記第2基板10Bに実装されるためのものである。前記第2プラグRF実装部材は前記第1プラグRF実装部材812と略同一に具現されるため、具体的な説明は省略する。
図5および図14~図16を参照すると、前記プラグ接地部9は前記レセプタクル接地部5に接地されるためのものである。前記プラグ接地部9は前記プラグRFコンタクト8から離隔するように前記プラグ絶縁部6に結合され得る。
前記プラグ接地部9は前記プラグRFコンタクト8の側方を囲むように形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記プラグ接地部9を通じて前記プラグRFコンタクト8から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する物理的な障壁(Barrier)を具現することができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、隣接した電子機器の性能を向上させることに寄与することができる。前記プラグ接地部9の内側には前記収容溝61、62が位置することができる。前記プラグ接地部9は前記プラグ絶縁部材60の下面から前記第2方向(SD矢印方向)に延びることができる。前記プラグ接地部9は金属材質で形成され得る。
前記プラグ接地部9は前記装着溝23に挿入されることによって前記レセプタクル接地部5と結合され得る。前記プラグ接地部9が前記装着溝23に挿入されると、前記プラグRFコンタクト8および前記レセプタクルRFコンタクト4は前記レセプタクル接地部5および前記プラグ接地部9の内側に収容され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクル接地部5および前記プラグ接地部9が共に前記RFコンタクト部4、8それぞれから放射されるRF電磁波を遮蔽する遮蔽力を向上させることができる。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、隣接した電子機器の性能を向上させるのにさらに寄与することができる。
図14~図16を参照すると、前記プラグ接地部9は第1プラグ接地部材91を含むことができる。
前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグRFコンタクト81から離隔した位置で前記第1プラグRFコンタクト81に対する少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1プラグ接地部材91を通じて前記第1プラグRFコンタクト81から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力を具現することができる。
前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグRFコンタクト81から離隔した位置で前記第1プラグRFコンタクト81に対するすべての側方を遮るように形成されてもよい。この場合、前記第1プラグ接地部材91の内側には前記第1プラグRFコンタクト81が位置することができる。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1プラグ接地部材91を利用した遮蔽力を強化することができる。前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグRFコンタクト81から離隔した位置で前記第1プラグRFコンタクト81に対する四方を遮るように形成され得る。
図15、図16および図21を参照すると、前記第1プラグ接地部材91と前記第1プラグRFコンタクト81の間にはプラグ切断孔8aが形成され得る。前記プラグ切断孔8aを基準として、前記第1プラグ接地部材91と前記第1プラグRFコンタクト81は互いに離隔し得る。前記第1プラグ接地部材91と前記第1プラグRFコンタクト81が一つの板材を通じて一体に形成された場合、前記プラグ切断孔8aは一度のプレス(Press)加工で形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1プラグ接地部材91および前記第1プラグRFコンタクト81それぞれの製造の容易性を向上させることができると共に、前記プラグ切断孔8aを通じて前記第1プラグ接地部材91および前記第1プラグRFコンタクト81が互いに接地される可能性を減少させることができる。したがって、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1プラグ接地部材91および前記第1プラグRFコンタクト81それぞれの性能を向上させることができる。
前記プラグ切断孔8aは前記プラグRFコンタクト8に属するRFコンタクトと同一の個数で形成され得る。前記プラグRFコンタクト8が2個のRFコンタクト81、82を含む場合、本発明に係る基板コネクタ1は、2個のプラグ切断孔8aを含むことができる。図15は2個の前記プラグ切断孔8aを図示しているが、これは例示的なものであり、本発明に係る基板コネクタ1は、前記プラグRFコンタクト8と前記プラグ接地部9を離隔させることができる限り、1個のプラグ切断孔8a、または3個以上のプラグ切断孔8aを含んでもよい。
前記プラグ切断孔8aは前記プラグ絶縁部6に形成されたプラグ連通孔(図示されず)に連通し得る。前記プラグ連通孔は前記プラグ切断孔8aに比べてより大きな大きさで形成され得る。前記プラグ連通孔は全体として直方体の形態で形成され得る。前記プラグ連通孔は前記プラグ切断孔8aに対して前記第2方向(SD矢印方向)側に配置され得る。前記プラグ連通孔および前記プラグ切断孔8aは一度のプレス加工を通じて一緒に形成されてもよい。
図15、図16および図21を参照すると、前記第1プラグ接地部材91は第1プラグ接地実装部材911を含むことができる。
前記第1プラグ接地実装部材911は前記第2基板10Bに実装されたものである。前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地実装部材911を通じて前記第2基板10Bに実装され得る。前記第1プラグ接地実装部材911は前記第1プラグRF実装部材812側に突出し得る。この場合、前記第1プラグRF実装部材812は前記第1プラグ接地実装部材911側に突出し得る。例えば、前記第1プラグ接地実装部材911は第2接地突出距離で突出すると共に、前記第1プラグRF実装部材812は第2RF突出距離で突出し得る。
前記第1プラグ接地実装部材911で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面と前記第1プラグRF実装部材812で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面は、互いに同一の水平面上に配置され得る。この場合、前記第1プラグ接地実装部材911で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面は前記第1プラグ接地実装部材911の上面に該当し得る。前記第1プラグRF実装部材812で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面は前記第1プラグRF実装部材812の上面に該当し得る。
前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地実装部材911を複数個含んでもよい。前記第1プラグ接地実装部材911は前記第1プラグRF実装部材812から互いに異なる方向に離隔するように配置され得る。この場合、前記第1プラグRF実装部材812は前記第1プラグ接地実装部材911の内側に配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第1プラグ接地実装部材911を利用して前記第1プラグRF実装部材812に対する遮蔽力を具現することができる。例えば、16に図示された通り、前記第1プラグ接地部材91は4個の第1プラグ接地実装部材911a、911b、911c、911dを含むことができる。この場合、前記第1プラグ接地実装部材911a、911b、911c、911dは前記第1プラグRF実装部材812の四面を囲むように配置され得る。前記第1プラグ接地実装部材911a、911b、911c、911dは互いに離隔して配置され得る。
図21に図示された通り、前記プラグ切断孔8aは前記第2接地突出距離および前記第2RF突出距離それぞれに比べてより大きな大きさを有するように形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記プラグ切断孔8aを通じて前記第1プラグ接地部材91と前記第1プラグRFコンタクト81の間の隔離距離を増大させることによって、前記第1プラグ接地部材91および前記第1プラグRFコンタクト81が互いに接地される可能性をより一層減少させることができる。図21に図示されたハッチングは断面を示したものではなく、構成の区分のために図示したものである。
一方、前記プラグ切断孔8aを通じて、前記第1プラグ接地実装部材911と前記第1プラグRF実装部材812それぞれが外部に露出し得る。この場合、前記第1プラグ接地実装部材911の一部と前記第1プラグRF実装部材812の一部が前記プラグ切断孔8aを通じて外部に露出し得る。
前記第1プラグ接地部材91は第1プラグ接地内部部材912を含むことができる。
前記第1プラグ接地内部部材912は前記第1RF収容溝621に挿入されるように配置され得る。これに伴い、前記第1プラグ接地内部部材912が前記第1RF収容溝621に収容されたRFコンタクト部4、8から離隔した距離を減少させることができる。したがって、前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地内部部材912を利用して前記第1RF収容溝621に収容されたRFコンタクト部4、8に対する遮蔽力をさらに向上させることができる。前記第1プラグ接地内部部材912は前記第1RF収容溝621から前記伝送収容溝61に向かう方向側に配置されるように前記第1RF収容溝621に挿入され得る。
前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地内部部材912を複数個含んでもよい。この場合、前記第1プラグ接地内部部材912は前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として、前記第1プラグ接地内部部材912の間には前記RFコンタクト部4、8が配置され得る。
前記第1プラグ接地部材91は第1プラグ接地連結部材913および第1プラグ接地外部部材914を含むことができる。
前記第1プラグ接地連結部材913は前記第1プラグ接地内部部材912と前記第1プラグ接地外部部材914それぞれに結合され得る。前記第1プラグ接地連結部材913は前記第1RF収容溝621と前記第1RF収容溝621の外部の間に位置するように配置され得る。前記第1プラグ接地連結部材913、前記第1プラグ接地外部部材914および前記第1プラグ接地内部部材912は一体に形成されてもよい。図14を基準とする時、前記第1プラグ接地連結部材913は前記プラグ絶縁部材60の上面に支持され得る。前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地連結部材913を複数個含んでもよい。前記プラグ絶縁部材60が前記第1RF収容溝621を囲む複数個の側壁を含む場合、前記第1プラグ接地部材91は前記プラグ絶縁部材60が有する側壁の上面に支持され得る。
前記第1プラグ接地外部部材914は前記第1RF収容溝621の外部に配置され得る。前記第1プラグ接地外部部材914は前記第1RF収容溝621の外部で前記第1RF収容溝621に収容されたRFコンタクト部4、8に対する遮蔽力を具現することができる。したがって、前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地外部部材914を利用して前記第1RF収容溝621に収容されたRFコンタクト部4、8に対する遮蔽力をさらに向上させることができる。
前記第1プラグ接地部材91は前記第1プラグ接地外部部材914を複数個含んでもよい。前記プラグ絶縁部材60が前記第1RF収容溝621を囲む複数個の側壁を含む場合、前記第1プラグ接地部材91は前記プラグ絶縁部材60が有する側壁の外側面を遮るように配置され得る。この場合、前記第1プラグ接地内部部材912は前記プラグ絶縁部材60が有する側壁の内側面を遮るように配置され得る。
図14~図16を参照すると、前記プラグ接地部9は第2プラグ接地部材92を含むことができる。
前記第2プラグ接地部材92は前記第1プラグ接地部材91と離隔した位置に配置され得る。前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグRFコンタクト82から離隔した位置で前記第2プラグRFコンタクト82に対する少なくとも2つの側方を遮るように配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2プラグ接地部材92を通じて前記第2プラグRFコンタクト82から放射されるRF電磁波が外部に流れることを遮蔽する遮蔽力を具現することができる。
前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグRFコンタクト82から離隔した位置で前記第2プラグRFコンタクト82に対するすべての側方を遮るように形成されてもよい。この場合、前記第2プラグ接地部材92の内側には前記第2プラグRFコンタクト82が位置することができる。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2プラグ接地部材92を利用した遮蔽力を強化することができる。前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグRFコンタクト82から離隔した位置で前記第2プラグRFコンタクト82に対する四方を遮るように形成され得る。前記第2プラグ接地部材92および前記第1プラグ接地部材91は互いに一体に形成されてもよい。
前記第2プラグ接地部材92と前記第2プラグRFコンタクト82の間には前記プラグ切断孔8aが形成され得る。前記第2プラグ接地部材92と前記第2プラグRFコンタクト82が一つの板材を通じて一体に形成された場合、前記プラグ切断孔8aは一度のプレス(Press)加工で形成され得る。
前記第2プラグ接地部材92は第2プラグ接地実装部材を含むことができる。
前記第2プラグ接地実装部材は前記第2基板10Bに実装されたものである。前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地実装部材を通じて前記第2基板10Bに実装され得る。前記第2プラグ接地実装部材は前記第2プラグRFコンタクト82の第2プラグRF実装部材側に突出し得る。この場合、前記第2プラグRF実装部材は前記第2プラグ接地実装部材側に突出し得る。
前記第2プラグ接地実装部材で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面と前記第2プラグRF実装部材で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面は、互いに同一の水平面上に配置され得る。この場合、前記第2プラグ接地実装部材で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面は前記第2プラグ接地実装部材の上面に該当し得る。前記第2プラグRF実装部材で前記第2基板(10B、図6に図示される)に実装される面は前記第2プラグRF実装部材の上面に該当し得る。
前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地実装部材を複数個含んでもよい。前記第2プラグ接地実装部材は前記第2プラグRF実装部材から互いに異なる方向に離隔するように配置され得る。この場合、前記第2プラグRF実装部材は前記第2プラグ接地実装部材の内側に配置され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記第2プラグ接地実装部材を利用して前記第2プラグRF実装部材に対する遮蔽力を具現することができる。例えば、前記第2プラグ接地部材92は4個の第2プラグ接地実装部材を含むことができる。この場合、前記第2プラグ接地実装部材は前記第2プラグRF実装部材の四面を囲むように配置され得る。前記第2プラグ接地実装部材は互いに離隔して配置され得る。
前記プラグ切断孔8aは前記第2プラグ接地実装部材および前記第2プラグRF実装部材それぞれに比べてより大きな大きさを有するように形成され得る。これに伴い、本発明に係る基板コネクタ1は、前記プラグ切断孔8aを通じて前記第2プラグ接地部材92と前記第2プラグRFコンタクト82の間の隔離距離を増大させるように具現され得る。
前記第2プラグ接地部材92は第2プラグ接地内部部材921を含むことができる。
前記第2プラグ接地内部部材921は前記第2RF収容溝622に挿入されるように配置され得る。これに伴い、前記第2プラグ接地内部部材921が前記第2RF収容溝622に収容されたRFコンタクト部4、8から離隔した距離を減少させることができる。したがって、前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地内部部材921を利用して前記第2RF収容溝622に収容されたRFコンタクト部4、8に対する遮蔽力をさらに向上させることができる。前記第2プラグ接地内部部材921は前記第2RF収容溝622から前記伝送収容溝61に向かう方向側に配置されるように前記第2RF収容溝622に挿入され得る。
前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地内部部材921を複数個含んでもよい。この場合、前記第2プラグ接地内部部材921は前記第1軸方向(X軸方向)に沿って互いに離隔するように配置され得る。前記第1軸方向(X軸方向)を基準として、前記第2プラグ接地内部部材921の間には前記RFコンタクト部4、8が配置され得る。
前記第2プラグ接地部材92は第2プラグ接地連結部材922および第2プラグ接地外部部材923を含むことができる。
前記第2プラグ接地連結部材922は前記第2プラグ接地内部部材921と前記第2プラグ接地外部部材923それぞれに結合され得る。前記第2プラグ接地連結部材922は前記第2RF収容溝622と前記第2RF収容溝622の外部の間に位置するように配置され得る。前記第2プラグ接地連結部材922、前記第2プラグ接地外部部材923および前記第2プラグ接地内部部材921は一体に形成されてもよい。図14を基準とする時、前記第2プラグ接地連結部材922は前記プラグ絶縁部材60の上面に支持され得る。前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地連結部材922を複数個含んでもよい。前記プラグ絶縁部材60が前記第2RF収容溝622を囲む複数個の側壁を含む場合、前記第2プラグ接地部材92は前記プラグ絶縁部材60が有する側壁の上面に支持され得る。
前記第2プラグ接地外部部材923は前記第2RF収容溝622の外部に配置され得る。前記第2プラグ接地外部部材923は前記第2RF収容溝622の外部で前記第1RF収容溝621に収容されたRFコンタクト部4、8に対する遮蔽力を具現することができる。したがって、前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地外部部材923を利用して前記第2RF収容溝622に収容されたRFコンタクト部4、8に対する遮蔽力をさらに向上させることができる。
前記第2プラグ接地部材92は前記第2プラグ接地外部部材923を複数個含んでもよい。前記プラグ絶縁部材60が前記第2RF収容溝622を囲む複数個の側壁を含む場合、前記第2プラグ接地部材92は前記プラグ絶縁部材60が有する側壁の外側面を遮るように配置され得る。この場合、前記第2プラグ接地内部部材921は前記プラグ絶縁部材60が有する側壁の内側面を遮るように配置され得る。
図4、図5および図22を参照すると、本発明に係る基板コネクタ1は、前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1B間の抜去力を強化するために次のような構成を含むことができる。
前記レセプタクルコネクタ1Aは支持溝53を含むことができる。前記支持溝53は前記レセプタクル接地部5に形成され得る。前記レセプタクル接地部5が前記第1レセプタクル接地部材51と前記第2レセプタクル接地部材52を含む場合、前記支持溝53は前記第1レセプタクル接地部材51と前記第2レセプタクル接地部材52のうち少なくとも一つに形成され得る。
前記支持溝53が前記第1レセプタクル接地部材51に形成された場合、前記支持溝53は前記第1レセプタクルRFコンタクト41に向かう前記第1レセプタクル接地部材51の第1内側面に形成され得る。前記第1レセプタクル接地部材51が前記第1内側面を複数個含む場合、前記第1内側面それぞれに前記支持溝53が形成され得る。前記第1内側面のうちの一部には前記支持溝53が複数個形成されてもよい。前記第1内側面のすべてに前記支持溝53が複数個形成されてもよい。
前記支持溝53が前記第2レセプタクル接地部材52に形成された場合、前記支持溝53は前記第2レセプタクルRFコンタクト42に向かう前記第2レセプタクル接地部材52の第2内側面に形成され得る。前記第2レセプタクル接地部材52が前記第2内側面を複数個含む場合、前記第2内側面それぞれに前記支持溝53が形成され得る。前記第2内側面のうちの一部には前記支持溝53が複数個形成されてもよい。前記第2内側面のすべてに前記支持溝53が複数個形成されてもよい。
前記プラグコネクタ1Bは支持突起93を含むことができる。前記プラグコネクタ1Bと前記レセプタクルコネクタ1Aが互いに結合されると、前記支持突起93は前記支持溝53に挿入され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記支持突起93と前記支持溝53を利用して前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1B間の抜去力を強化することによって、前記レセプタクルコネクタ1Aと前記プラグコネクタ1Bが容易に分離されることを防止することができる。
前記支持突起93は前記プラグ接地部9に形成され得る。この場合、前記プラグコネクタ1Bと前記レセプタクルコネクタ1Aが互いに結合されることによって前記支持突起93が前記支持溝53に挿入されると、前記レセプタクル接地部5は前記支持溝53に挿入された前記支持突起93を支持することによって、前記プラグ接地部9を支持することができる。したがって、前記レセプタクル接地部5と前記プラグ接地部9間の抜去力が強化されることによって、前記プラグコネクタ1Bと前記レセプタクルコネクタ1A間の抜去力が強化され得る。前記プラグ接地部9が前記第1プラグ接地部材91と前記第2プラグ接地部材92を含む場合、前記支持突起93は前記第1プラグ接地部材91と前記第2プラグ接地部材92のうち少なくとも一つに形成され得る。
前記支持突起93が前記第1プラグ接地部材91に形成された場合、前記支持突起93は前記第1プラグ接地部材91の第1外側面に形成され得る。前記第1外側面は前記第1プラグ接地外部部材(914、図14に図示される)が有する面であり得る。前記第1プラグ接地部材91が前記第1外側面を複数個含む場合、前記第1外側面それぞれに前記支持突起93が形成され得る。前記第1外側面のうちの一部には前記支持突起93が複数個形成されてもよい。前記第1外側面のすべてに前記支持突起93が複数個形成されてもよい。
前記支持突起93が前記第2プラグ接地部材92に形成された場合、前記支持突起93は前記第2プラグ接地部材92の第2外側面に形成され得る。前記第2外側面は前記第2プラグ接地外部部材(923、図14に図示される)が有する面であり得る。前記第2プラグ接地部材92が前記第2外側面を複数個含む場合、前記第2外側面それぞれに前記支持突起93が形成され得る。前記第2外側面のうちの一部には前記支持突起93が複数個形成されてもよい。前記第2外側面のすべてに前記支持突起93が複数個形成されてもよい。
以上で説明した本発明は前述した実施例および添付された図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様な置換、変形および変更が可能であることが、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者において明白であろう。