JP2022529194A - 双方向性ゴールバリアを有するチームボールゲーム用のシステム - Google Patents

Abstract

【課題】オブラウンドコートで行われるチームゲーム向けのシステム及び装置を提供する。【解決手段】オブラウンドコートで行われるチームゲーム向けのシステム及び装置は、オブラウンドコートの半円と同心の円形開口部を有する円筒形のゴールを画定する半径方向に対称なバリアを含む。バリアの周りには環状の停止ゾーンが広がる。フリースローラインが、各停止ゾーンの周りに延びている。オブラウンドジャッジレーンが、コートの周囲に沿って延びており、ゲームを監視する２人のジャッジ又はレフリーによって占有され、もう１人のジャッジ又はレフリーはコートの周囲の内側に留まる。コートは、コートの中心にある円を含むセンターラインによって分けられる。バリアの外壁には、１つ又は複数のビデオスクリーンが含まれる。観客メンバーは、コンピュータネットワークにアクセスして、ゲームプレー中に自分で選択した画像、テキスト又はビデオをリアルタイムで表示することができる。ゲームに使用されるボールは、丸みを帯びた凸状部の代わりに、複数の正方形の凸状部によって提供された表面テクスチャを有する。【選択図】図１

Description

技術分野
本発明は、ディスプレイスクリーンで囲まれたゴールを有し、正方形の凸状部（pebbling）を有するボールを組み込んだチームスポーツに関する。

背景技術
サッカー、バスケットボール、フットボール、ホッケーなどにおいて、屋内及び屋外両方のプレーフィールド又はコートの概念が知られている。各スポーツは、そのスポーツを行うための表面及び囲いの種類に対する異なるニーズを有する。ホッケー、サッカー、及びバスケットボールなどのゲームは、ペースの速いエキサイティングなゲームに対する一般大衆の熱狂が高まるにつれて、長年にわたって大衆にアピールする中で成長してきた。以下、様々な種類のプレーエリアに関連するいくつかの特許及び特許出願公開について簡単に記載する。

Rothman－米国特許出願公開第２００４／０１３２５５８ Ａ１号には、それぞれが異なる平面内で異なる向きを持つことができるネットからサッカーボールを跳ね返すための、サッカープレーヤーのためのトレーニング補助装置が記載されている。プレーヤーは、４つのネットの囲いの中に立ち、ボールをネットのいずれかに蹴り入れることを繰り返し練習することで、ボールの跳ね返りとボール処理の技術を高めることができる。

Cagle－米国特許第５，３１２，１０９号には、サッカープレーヤー用のトレーニングコートが記載されている。このコートは、テニスコートと同じくらいの大きさである。実際のサッカー場は、１２０ヤード×７５ヤードの大きさなので、このCagleのコートは、標準的なサッカー場よりもかなり小さい。

Saunders－米国特許第５，８２０，４７０号には、この発明者によれば、アイススケート、アイスホッケー、インラインスケート、ボールホッケー、バスケットボール、又は屋内アリーナスタイルのサッカーに利用できる持ち運び可能なモジュール式プレーエリアが記載されている。

Erhard－米国特許第６，３９４，９１８ Ｂ１号には、接続要素によって互いに接合された個々の結合要素を有するプレーフィールドの囲いが記載されている。ネット保持ピンが接続リブに挿入される。ネット保持ピンはネットを固定する。

Balbastro－米国特許第４，２６０，１５４号には、プレーヤーの足の側面のみを使用してボールをプレー面の周りに移動させるボールゲームのプレー方法が記載されている。プレーヤーは、指定されたゴールシュートエリアから高さのあるゴールに向けてゴールシュートを成功させることにより、ゴールを決める。

Gordon－米国特許第６，６７６，５４６ Ｂ２号には、バスケットボールに似ているが、いくつかの違いがあり、明確に異なる特性を有する隣接した表面領域を有するゲームを行うためのゲームコート及び方法が記載されている。

観客の参加は、ゲームの人気を高めるために重要であると考えられる。そのため、観客は一般的に、ゲームのプレー中に、応援する、詠唱する、「ウェーブを作る」、最近ではジャンボトロン（登録商標）に登場するなど、いくつかの機能を果たしている。しかしながら、これらは受動的な参加方法のままである。そこで、観客のゲームへの参加を増やす方法を提供することが望まれている。

上述した現在のシステムの欠点は、あくまでも従来のシステムの問題点のいくつかの概観を提供することを意図したものに過ぎず、網羅することを意図したものではない。現在の技術の他の問題、及び様々な非限定的な実施形態のいくつかの対応する利点は、以下の詳細な記載を検討することでさらに明らかになる可能性がある。

発明の概要
開示されるのは、実質的に水平で滑らかなプレーエリア、ボール、及びゴールエリアを好ましくは伴うゲームのプレーにおいて使用するためのコート設計及び装置である。このゲームは、人の器用さ、動作の正確さ、心血管の健康、バランス、及び次の動きの戦略的計画に挑戦し、それらを改善する働きをする可能性がある。本発明は、プレーする表面の種類又は大きさに関係なく屋外又は屋内でプレーすることができるので、新規性があり、特徴的である。

一実施形態では、双方向性ゴールバリアを有するチームボールゲームシステムは、２つの半円が半円の対向する端点に接する２本の平行線によって接続されることにより形成されたコート周囲によって画定されたオブラウンド（obround）コートを有する。各半円は、それを定める半円の各点から等距離にある中心点を定める。オブラウンドジャッジレーンが、オブラウンドコートの周囲に沿って延び、コート周囲とジャッジレーン周囲によって定められる一定の幅を有する。２つの円筒形のバリアがコート上に配置され、それぞれは周囲の半円の１つと同心円状である。バリアは、円筒形のバリアの内側の円筒形の空間として２つのゴールを画定する。各ゴールには、バリアのそれぞれの上側リムによって画定される円形の開口部がある。２つの環状の停止ゾーンがコート上にあり、それぞれはゴールバリアの１つと同心円状であり、その周囲に延び、ゴールバリアと停止円によって定められる一定の幅を有する。コート上には２本の円形のフリースローラインがあり、それぞれはバリアの１つと同心円状であり、停止ゾーンの１つの周りに延びている。バリアのそれぞれは、中心点から遠ざかる方向に向いた外壁に１つ又は複数のビデオスクリーンを含む。コンピュータネットワーク（好ましくは無線）は、１つ又は複数のビデオスクリーンに表示される画像を制御するように構成されている。無線ネットワークは、ジャッジレーンの外にいる観客メンバーが使用する電子デバイスにアクセス可能であり、２つのチームがコート上でボールゲームに参加する際に、観客メンバーがビデオスクリーンに画像をリアルタイムで投影することができる。このゲームシステムで使用されるボールは、正方形の凸状部で構成された表面テクスチャを有している。

したがって、本発明の目的は、２つのチームがコート上でボールを相手チームのゴールに入れることを試みるゲームであって、ゴールの外壁自体に、観客のメンバーが操作できる１つ又は複数のディスプレイスクリーンが含まれているゲームを提供することである。専用の表面テクスチャを有するボールが、プレーヤーによるボールの制御を向上させる。

本発明のこれら及び他の目的及び利点は、添付の明細書及び添付の特許請求の範囲を読めば明らかになるだろう。したがって、以下の本発明の詳細な記載をより深く理解するために、また、本発明の当該技術への貢献をより深く認識するために、本発明のより重要な特徴を大まかに概説した。以下に記載する本発明の特徴は、添付の特許請求の範囲の主題を形成するものである。

図面の簡単な説明
本発明のより完全な理解、並びにその付随する利点及び特徴は、以下の詳細な記載を参照することにより、以下の添付図面と併せて考慮すると、より容易に理解されるであろう。

本発明の原理に従ったゲームシステムの上面図である。 本発明の原理に従ったゲームシステムのバリアの斜視図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの斜視分解図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用バリアの単一パネルフレームの斜視図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアのタブを広げた単一パネルの斜視図である。 本発明の原理に従ったゲーム用のタブを折り畳んだ単一パネルの斜視図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの単一パネルフレームのコーナー部材の斜視図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの単一パネルフレームの相補的なコーナー部材の斜視図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のボールの正方形テクスチャ表面の上面図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの代替実施形態である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの別の代替実施形態の断面図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの別の代替実施形態の断面図である。 本発明の原理に従ったゲームシステム用のバリアの別の代替実施形態の斜視図である。

実施形態の記載
本発明は、その適用において、以下の記載に記載された、又は図面に図示された構造の詳細及び構成要素の配置に限定されるものではない。本発明は、他の実施形態が可能であり、様々な方法で実施及び実行することができる。また、本明細書で採用されている言い回し及び用語は、記載のためのものであり、限定的なものとみなされるべきではないことを理解されたい。

開示された主題は図面を参照して記載され、同様の参照番号は、全体を通して同様の要素を指すために使用される。以下の記載では、説明のために、主開示内容の様々な実施形態の完全な理解を提供するために、多数の具体的な詳細が記載されている。しかしながら、開示された主題は、これらの具体的な詳細がなくても実施できることが明らかになるかもしれない。他の例では、本明細書の様々な実施形態の記載を容易にするために、周知の構造及び装置がブロック図の形で示されている。また、本開示の様々な実施形態は、各従属請求項が独立請求項と同様に先行する各従属請求項の制限を組み込んだ多重従属請求項であるかのように、請求項に記載された様々な要素の順列を含むことができる。そのような順列は、明示的に本開示の範囲内である。

別段の指示がない限り、本明細書及び特許請求の範囲で使用される成分の量、寸法反応条件などを表すすべての数字は、すべての場合において「約」という用語によって修正されていると理解される。本明細書で使用される用語「ａ」又は「ａｎ」は、他に指定されない限り、「少なくとも１つ」を意味する。本明細書及び特許請求の範囲において、単数形の使用は、特に明記しない限り、複数形を含む。さらに、「又は」の使用は、特に明記しない限り「及び／又は」を意味する。さらに、「含む（including）」という用語の使用は、「含む（includes）」及び「含まれる（included）」などの他の形態と同様に、限定的なものではない。また、「要素（element）」又は「構成要素（component）」などの用語は、特に明記しない限り、１つのユニットを含む要素及び構成要素と、２つ以上のユニットを含む要素及び構成要素の両方を包含する。

本開示の様々な実施形態は、各従属請求項が、独立請求項と同様に先行する各従属請求項の制限を組み込んだ多重従属請求項であるかのように、請求項に記載された様々な要素の順列も含み得る。他に明示的に述べない限り、そのような順列は、明示的に本開示の範囲内である。

開示されているのは、正方形の凸状部を有するボール、専用のコート、及びゴール周りの双方向性バリアを使用して、２つのチームによってプレーされるゲームシステムである。本明細書に記載されている例示的なバリアはすべて、半径方向の対称性を有し、停止ゾーン及びフリースローラインなどの他の特徴と同様に、ゲームコートの周囲を定める半円と同心円状である。すべての例示的なバリアは、バリアの外壁に埋め込まれた、又はその他の方法で組み込まれた１つ又は複数のビデオスクリーンも含む。本明細書に記載されているゲームシステムを使用して行われているゲームを見る観客は、バリアの外壁に組み込まれた１つ又は複数のビデオスクリーンに静止画像又は動画を表示するために、インターネット、無線、又はその他の方法を介してコンピュータネットワークにアクセスし得る。バリアの外壁は、円筒形、円錐台状であり得、又は逆凹円錐形の形状を有し得る。

図１は、双方向性ゴールバリアを有するゲームシステム１０を示す。ゲームシステム１０は、２つの半円１６が半円１６の対向する端点２０から接線方向に延びる平行線１８によって接続されることによって形成されたオブラウンドコート周囲１４によって画定されたオブラウンドコート１２を含む。各半円１６は、中心点２２を定める。オブラウンドジャッジレーン２４は、コート周囲１４及びジャッジ周囲２６によって定められる一定の幅を有する。バリア２８は、２つの中心点２０のそれぞれを中心とし、各円筒形のバリア２８は、バリア２８の上側リムによって画定された円形の開口部を有する円筒形のゴール３０を画定する。本実施形態では、バリア２８は円筒形である。任意選択的に、バリアは、楕円形、中心点を中心とする同心円の接線多角形、六角形、長方形、又は他の形状を有していてもよい。

各バリア２８は、バリア２８と停止線３４との間の領域として定められる停止ゾーン３２によって囲まれている。本実施形態では、停止ゾーン３０は環状である。各停止ライン３４の外側及び周囲には、本実施形態ではまた円形でありバリア２８と同心円状であるフリースローライン３６がある。本実施形態では、コート１０は、中心点２０から等距離の中心線３６によって分割されている。中心円３８は中心線２０によって分割され、中心点２０のそれぞれから等距離にある。

例示的なゲームのプレー中、各チームのプレーヤーは、ボールを相手チームのゴールに投げ入れようとする。ゴールは、円筒形のバリア２８の内側の円筒形の領域として定められる。プレーヤーは、円形停止１８の中に足を踏み入れることはできない。この例示的なゲームのルールを執行するために、１人のレフリー又はジャッジが周囲１２の内側に留まり、他の２人が周囲１２とジャッジ周囲１４の間に留まる。

１つの例示的な実施形態では、コート１２は、３００フィートから３６０フィートの間の長さである半円３０の最極点によって定められる長さと、１５０フィートから３５０フィートの間の幅である２つの平行線１８の間の距離によって定められる幅とを有する。円形バリア２８は、１２フィートの直径を有し得る。屋内コートはこれよりもかなり小さくてもよい。

図２は、バリア４０の上側リム４４によって画定された開口部を有する円筒形のゴール４２を画定する半径方向に対称な円筒形のバリア４０を示す。この実施形態では、バリア４０は、円形の外壁４８を形成し、バリアフレーム５０によって支持されている複数の湾曲したパネル４６で作られている。パネル４６は、外側を向いた個々の湾曲したビデオスクリーンである。任意選択的に、円形の外壁４６は、バリアフレーム５０の周りに巻き付けられた単一の円形ビデオスクリーンであってもよい。外壁４６には、衝撃に弱い可能性がある電子機器が含まれているため、バリア４０のパネル４６は、外壁４８に対するボール及び／又は体の衝撃からＬＥＤスクリーンを保護することができる透明プラスチック、ポリマー、樹脂、又は他の材料の頑丈で耐久性のあるカバーと一緒に構成され、任意選択的に１つ又は複数の弾力性のある層を含んでいてもよい。

図３は、モジュラーバリアフレーム５０によって支持された複数のパネル４４から形成されたバリア４０の分解図を示している。モジュラーバリアフレーム５０は、それ自体、複数の単一の湾曲した長方形のフレーム５２から形成されている。バリア４０は、単なる例のつもりであり、当業者は、本発明の原理に従ってバリアを構築するいくつかの他の適切な方法を認識するであろう。

図４は、上側及び下側の水平部材５６及び５８と、２つの横方向部材６０とを有する単一パネルフレーム５２の分解図を示している。横方向部材６０は、コーナー部材６２及び６４によって、上側及び下側の水平部材５６及び５８の反対側の端部に取り付けられている。パネル４６は図５に示されており、２つの横方向タブ７０と、上側及び下側タブ７２及び７４とを備えた中央ビデオスクリーン６８から構成されている。図６は、横方向タブ７０と上側及び下側タブ７２及び７４が折り返されて、単一のパネルフレーム３２の部材５６、５８及び６０が延びることができるチャネルを形成し、パネル２８を最もよく支持する様子を示している。タブ５０、５２、５４は、フックアンドループファスナーシステム、タイムライン溝（timeline groove）、スナップ、又は当技術分野で知られている他の機構によって、折り返されたときにそれ自体に取り付けられてもよい。

図７は、その垂直ソケット６０を横方向部材６０の上端部にスライドさせることによって、横方向部材６０に取り付けるように設計されたコーナー部材６２を示す。コーナー部材６２は、その水平ソケット８２に上側又は下側の水平部材５６又は５８を挿入することによって、水平部材に取り付けられる。私たちコーナー部材６２は、コーナー部材６４に見られる***部８８と相補的なチャネル８４を含む。図８は、コーナー部材６４を示しており、このコーナー部材６４は、その垂直ソケット９０で横方向部材６０に取り付けられ、その水平ソケット９２で上側及び下側の水平部材５６又は５８に取り付けられる。単一パネルフレーム５２は、隣接する単一パネルフレーム５２のコーナー部材６２及び６４をインターロックさせることにより、連続的に接続される。このようにして、複数のパネル４６が単一のゴールバリア４０を形成し得る。

円形外壁４８は、プレー中に様々な静止画像及び／又は流れる画像を表示するために使用されてもよい。外壁４８を構成するビデオスクリーンは、コンピュータネットワークに接続される。本発明のゲームシステムで行われるゲームを見ている観客のメンバーは、コンピュータネットワークにアクセスして、バリア２４の外壁のビデオスクリーンに表示される画像又はビデオを選択することができる。観客メンバーは、無線ネットワークに画像をアップロードして、ビデオスクリーンに表示することができる。また、観客メンバーは、無線ネットワーク上に提供され、そのゲームをプロモートするチーム又は１つ又は複数の組織によって供給される画像群から選択されたテキストメッセージ、画像、ＥＭＯＪＩを表示するよう選択することもできる。例えば、観客メンバーは、ビデオスクリーンを介して友人又は家族へのメッセージを表示したり、チームの１つ又は複数のプレーヤーへのメッセージを表示したり、チームの１つへの応援メッセージを表示したり、１つのチームのメンバーの気をそらすためのメッセージを表示したり、又は無線ネットワークで許可されたその他の画像又はビデオを表示したりすることができる。無線ネットワークには、観客メンバーが汚い言葉又は暴力及び／又はヌードなどの不適切な内容の画像又はメッセージを表示しないようにするための制限が含まれていてもよい。観客メンバーがバリアの外壁にメッセージ又は画像を投稿できる双方向性機能は、必ずしもゲームに実際に参加している観客メンバーに限定されるものではない。テレビ放映されたゲームの視聴者が、インターネットを介してゲームシステムの無線ネットワークにリアルタイムで接続することもできる。

本発明のゲームシステムはまた、専用のボールを含む。このゲームは、プレーヤーがボールをパスすること、及びボールを手で操作することを想定している。したがって、プレーヤーがボールをしっかりと握ることができるように、ボールに表面テクスチャを持たせることが好ましい。バスケットボールなどの同様のフォールは、図９に示すように、その表面全体の小さな円形の丸みを帯びたこぶで構成された凹凸のある表面９０を含むのが一般的である。この種の表面テクスチャは一般的に使用されている。しかしながら、これは、床などの平らな表面に対してバランスを取ったときに、ボールの方向名がよりランダムになるという結果になる。湾曲した凸状部は、人がボールをバウンドさせることによって、ボールが意図した軌道から外れるという結果をもたらす。

本発明のボールは、図９に示すように、複数の正方形９２で構成された表面テクスチャを利用する。本発明のボールのテクスチャは、表面から直線的に跳ね返るので、プレー中のボールのコントロールが向上する。図９に示すテクスチャに加えて、本発明の原理に従ったボールは、ゴールの床及び／又はゴールバリアの上端部にあるセンサによって検出され得る表面を有する。当業者は、これを達成するためのいくつかのメカニズムがあることを認識するであろう。例えば、ボールの表面は、導電性材料から形成されていてもよいし、又はボールの表面が形成されているポリマー内に分散された例えば導電性の糸などの導電性材料が全体に散りばめられていてもよい。ゴールの床を覆うセンサパッドには、わずかな距離で分離された陽極と陰極が交互に配置されている。ボールがセンサパッドに接触すると、ボール表面の導電性の糸又は他の導電性部分が、センサパッド内の１つ又は複数の陽極と陰極の間で回路を形成する。これにより検出可能な電気回路が完成し、ボールがセンサパッドに接触したことが確認される。同様に、わずかな距離で分離された交互の陰極と陽極は、ゴールバリアの上端部、又は任意の他の位置に沿って設置することもできる。ボールがゴールバリアの上端部に接触すると、この場合も検出可能な回路が形成され、ボールがゴールバリアの上端部に接触したことが示される。任意選択的に、圧力センサを使用して、ボールがゴールバリアの上端部又はゴール内の床に当たったことを検出することができる。ゴールキーパーを置くことが必要又は好ましいかもしれない、ゴール内の圧力センサを作動させない特別なシューズ。

同様に、床のセンサは、ボール又は人が、図１に示す円形停止１８の領域内の床に接触したことを検出するために利用されてもよいし、又はボールがプレーフィールドを離れたことを検出するために、コートの周囲で利用されてもよい。任意選択的に、センサは、レフリー及び／又はジャッジが携帯するサッカーで使用されるカードと同様の反則カードと無線通信してもよい。しかしながら、本発明の原理に従う電子カードは、両側にビデオスクリーンを備えている。プレーヤーが反則を犯すと、スクリーンの色が自動的に変わって反則を示す。電子カードは、反則が犯されると、レフリー又はジャッジに警告するために、任意選択的に振動してもよい。レフリー又はジャッジは、ファウルを犯したプレーヤーにカードを提示することを知らされる。

図１０は、複数のフラットパネル１０２で構成された半径方向に対称なバリア１００の代替的な実施形態を示す。この実施形態では、バリア１００及びは、内側にゴールを画定する接線多角形の形状を有する。各パネル１０２は、他のスクリーンと連動して、又は独立して動作可能な半透明のビデオスクリーンを含む。

図１１は、本発明の原理に従った半径方向に対称なバリア１１０の代替的な実施形態の断面を示している。この実施形態では、バリア１１０は、バリア１１０のリム１１８によって画定され、地面１２２に平行であり、内壁１１２に垂直である円形の平面的な開口部１１６を有する円筒形のゴール１１４を画定する内壁１１２を有する。バリア１１０の外壁１２４は、円錐台の形状を有し、開口部１１６と鈍角１２６を形成している。外壁１２４は、リム１１８から下方に向かって、外方にテーパしながら、バリア１１０の円形の基部１２８の周縁１２７まで延びており、基部１２８はゴール１１４の円形で平面的な開口部１１６よりも広い。上で説明したように、バリア１１０は、ゲームプレー中に、ボール及び／又はプレーヤーの身体によって数回衝撃を受ける可能性がある。より広い基部１２８は、バリア１１０により高い安定性を提供する。また、角度のついた外壁１２４は、外壁から跳ね返ったボールを、バリア１１０が置かれ、その上でゲームが行われている表面から、部分的に上方に、且つ離れるように偏向させる。また、外壁１２４の円錐台の形状は、バリア１１０に対するボール及びプレーヤーによる衝撃力を、部分的に地面の方に下方に向けさせる。完全な円筒形のバリアは、衝撃力をバリア自体でほぼ完全に吸収する必要がある。力を部分的に地面に向け直すことは、バリア１１０によって吸収される力を減少させ、外壁１２４に配置されたビデオスクリーンをよりよく保護する働きをする。

図１２及び１３は、本発明の原理に従った半径方向に対称なバリア１３０の別の代替的な実施形態を示す。バリア１３０は、バリア１３０のリム１３８によって画定される円形の平面的な開口部１３６を有する円筒形のゴール１３４を画定する内壁１３２を有する。平面的な開口部１３６は、内壁１３２に対して垂直であり、基部１４０に対して平行である。外壁１４２は、リム１３８から基部１４０の周縁１４４まで外方にテーパしている。本実施形態では、外壁１４２は、垂直方向１４６において凹んでいる。バリア１１０を参照して上述したのと同じ理由で、バリア１３０は、円筒形の外壁を有するバリアよりも安定性があり、衝撃力をベース１４０が載る地面１４８に部分的に向ける。さらに、外壁１４２の凹状の湾曲は、プレー中に外壁の周りで画像を回転させる際の視覚的効果を高める。バリア１３０の基部１４０に近い画像又は画像の一部は、外壁の周りをより速く移動するが、それでも基部１４０に近い画像の真上の画像又は画像の一部と平行に保たれる。したがって、一方のチームを支持する観客メンバーは、支持するチームのゴールにボールを投げ入れようとする相手チームのプレーヤーの注意をそらす可能性が高い、支持するチームのゴールの周りを回転する画像を表示することができる。

観客がスクリーンに投影される画像を選択することを可能にする双方向性スクリーンの使用は、本発明の原理に従って記載されたゲーム以外にも適用することができる。店の前、建物、公共の場所、ロビー、及び受付エリアなどのいずれの場所、又は人がモニター、テレビ又は他の視聴スクリーンを設置したいと思う他のいずれの場所の視聴スクリーンを、無線ネットワークに接続して、携帯電話、ラップトップ、コンピュータ又は他のデバイスを使用する人が、自分で選んだ画像をスクリーンに表示できるようにしてもよい。無線ネットワークに接続する能力及び／又は視聴スクリーン上の画像を制御する能力は、正しい契約、パスワード、ソフトウェアアプリケーション、又は他の制限特性を有する人のみがスクリーン上にメッセージを投稿する能力を有するように規制されてもよい。

本発明を添付の図面に関連して記載してきたが、本明細書に示された又は示唆されたものとは別に、本発明の趣旨及び範囲内で他の及びさらなる変更を加えることができる。当業者であれば、本開示の基礎となる概念は、本発明のいくつかの目的を遂行するための他の構造、方法、及びシステムを設計するための基礎として容易に利用できることを理解するであろう。図面に示された実施形態の記載は、明示的に示されない限り、特許請求の範囲の用語の通常及び普通の意味を制限又は定義するものと解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、本発明の趣旨及び範囲を逸脱しない限り、そのような同等の解釈を含むものとみなされるべきである。

Claims (6)

1. 双方向性ゴールバリアを有するチームボールゲームシステムであって、
   ２つの半円が前記半円の対向する端点に接する２本の平行線で接続されることにより形成されたコート周囲によって画定されたオブラウンドコートであって、各半円は、定められた半円の各点から等距離にある中心点を定めるオブラウンドコートと、
   前記オブラウンドコートの周囲に沿って延び、前記コート周囲及びジャッジレーン周囲によって定められる一定の幅を有するオブラウンドジャッジレーンと、
   前記コート上に設けられた半径方向に対称な２つのバリアであって、それぞれが前記周囲の前記半円の１つと同心である２つのバリアと、
   ２つのゴールであって、前記バリアの１つの内側の円筒形の空間としてそれぞれ定められ、各ゴールは前記バリアの１つの上側リムによって画定された円形の開口部を有する２つのゴールと、
   前記コート上の２つの環状の停止ゾーンであって、それぞれ前記ゴールバリアの１つと同心円状であり、その周りに延び、前記ゴールバリアと停止円によって定められる一定の幅をそれぞれ有する２つの環状の停止ゾーンと、
   前記コート上の２つの円形フリースローラインであって、それぞれ前記バリアの１つと同心円状であり、前記停止ゾーンの１つの周りに延びる、２つの円形フリースローラインとを含み、
   前記バリアのそれぞれは、前記中心点から離れる方を向く外壁に１つ又は複数のビデオスクリーンを含み、前記システムは、
   前記１つ又は複数のビデオスクリーンに表示される画像を制御するように構成された無線ネットワークを含み、
   前記無線ネットワークは、前記ジャッジレーンの外側にいる観客メンバーによって使用される電子デバイスにアクセス可能であり、２つのチームが前記コート上でボールゲームに参加しているときに、観客メンバーがリアルタイムで前記ビデオスクリーンに画像を投影することを可能にし、前記システムは、
   正方形の凸状部で構成された表面テクスチャを有するボールを含む、
   チームボールゲームシステム。
2. 前記半径方向に対称なバリアがそれぞれ、前記リムから基部の周縁まで下方に延びる外壁を有し、
   前記基部が前記リムよりも大きく、
   円錐台状の外壁が前記リムから前記基部まで下向きに延び、
   前記外壁が前記ゴールの前記円形開口部と鈍角を形成する、
   請求項１に記載の双方向性ゴールバリアを有するチームボールゲームシステム。
3. 前記半径方向に対称なバリアがそれぞれ、前記リムから基部の周縁まで下方に延びる外壁を有し、
   前記基部が前記リムよりも大きく、
   外壁が前記リムから前記基部まで下向きに延び、
   前記外壁が凹状であり垂直方向である、
   請求項１に記載の双方向性ゴールバリアを有するチームボールゲームシステム。
4. チームボールゲームシステム用の半径方向に対称なバリアであって、
   円筒形のゴールを画定する円筒形の内壁と、
   前記バリアのリムによって画定された円形開口部と、
   前記リムから前記バリアの基部の周縁まで下向きに延びる外壁と、
   前記外壁に埋め込まれた１つ又は複数のビデオスクリーンと、
   前記半径方向に対称なバリアを使用して行われるゲームを見ている観客のメンバーによってアクセス可能な、前記外壁に埋め込まれた前記１つ又は複数のビデオスクリーンを制御するように構成されたコンピュータネットワークと
   を含むチームボールゲームシステム用の半径方向に対称なバリア。
5. 前記基部の周縁が前記リムよりも大きく、前記外壁が円錐台状である、請求項４に記載のチームボールゲーム用の半径方向に対称なバリア。
6. 前記基部の周縁が前記リムよりも大きく、前記外壁が垂直方向において凹状である、請求項４に記載のチームボールゲーム用の半径方向に対称なバリア。

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