JP2022527585A - 医薬組成物および/または化粧品組成物の皮膚投与のためのシステム - Google Patents

医薬組成物および/または化粧品組成物の皮膚投与のためのシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、医薬組成物および/または化粧品組成物を皮膚に塗布および/または広げるためのシステムに関する。システム(100)は、医薬組成物および/または化粧品組成物(140)を受け入れるための容器(110)と、投与ユニット(120)の開口部(121)を通して容器(110)から所定量(141)の組成物(140)を投与するための、容器(100)に機械的に連結される投与ユニット(120)と、塗布器(130)とを含む。塗布器(130)は、所定量(141)の組成物(140)が一時的にコーティングまたは装填されるように構成される。そのうえ、塗布器(130)は、所定量(141)の組成物(140)を使用者の皮膚領域に広げるように構成される。塗布器(130)は、容器(110)または投与ユニット(120)と着脱可能に接続可能である。

Description

本発明は、対象者の皮膚への医薬組成物および/または化粧品組成物の塗布のためのシステムに関し、より具体的には、対象者の皮膚への医薬組成物および/または化粧品組成物の局所塗布のためのシステムに関する。
いくつかの医薬組成物および/または化粧品組成物は、使用者によって特定の皮膚領域(のみ)に塗布されなければならない。たとえば、制汗剤組成物は、典型的に、使用者の脇の下の皮膚のみに塗布される。特定の活性成分に起因して、使用者の他の皮膚領域(たとえば、使用者の指)は、汚染を回避するために、医薬組成物および/または化粧品組成物と接触するべきではない。そのうえ、いくつかの医薬組成物および/または化粧品組成物は、所望の薬学的および/または美容的な効果を実現するために、および/または、副作用を回避するために、明確に定義された用量を塗布されなければならない。
過度の発汗または多汗症は、発汗が人体の正常な体温調整を維持するために生理学的に必要とされるものを超えている症状である。したがって、多汗症は、それを患う人の日常生活に悪影響を及ぼす極めて不都合な症状である。多汗症は、局所性および全身性の原発性多汗症へと分割され得る。局所性のものは、左右対称である:手、足、腋窩部、または鼠径部。顔/頭からの局所性の多汗症も起こるが、全身性の形態の一部であることが多い。全身性の発汗は、通常、頭および体幹の両方に関与し、重症の場合には、四肢および鼠径部/臀部にも関与する。罹患している患者の大部分は、遺伝性である原発性の形態を有するが、続発性の形態も存在している(それは、基礎疾患に関係付けられることが多い)。
さまざまな治療が、過度の発汗/多汗症を治療するために提案されており、それは、アルミニウム含有制汗剤(または、デオドラント)、汗腺の外科的除去、および、抗コリン性化合物による全身的治療または局所的治療を含む。しかし、これらの治療のいずれも、ときには深刻な不利益を示す。制汗剤を含有するアルミニウム塩は、とりわけ連続的な使用のときに、制汗剤と接触する繊維を染色または変色させる。加えて、廃水の中のアルミニウムの量の増加は、最近では、環境への懸念も高めている。他方では、汗腺の除去は、少なくとも不都合なまたはさらには深刻な副作用を伴う可能性のある外科的手術を意味する。
上述のように、抗コリン性グリコピロニウム塩(グリコピロレートとも呼ばれる)が、過度の発汗および多汗症の治療のために提案されてきた。WO2006/069998は、過度の発汗の治療のために多種多様な他の活性成分とともに臭化グリコピロニウムを使用することを開示している。WO2014/134510は、過度の発汗および多汗症の治療のための特定のグリコピロニウムトシレート塩に関する。
デオドラント組成物を塗布することに関して、EP2571394B1は、投与ボールと液体を含有する容器とを含む「デオ」ロール・オンを提案している。投与ボールは、公知のデオ・ローラーが使用されるときに、容器内に提供される液体に連続的に接触している。したがって、所定の用量のデオドラント組成物を使用者の皮膚領域に塗布することができない。
そのうえ、EP1793936B1は、使用者の脇の下の皮膚領域にある用量のデオドラント組成物を噴霧するための噴霧装置を提案している。噴霧装置は、非常に低い粘性の組成物を噴霧することのみに適切である。そのうえ、使用者は、概して、組成物が噴霧されなければならない皮膚領域を見ない。したがって、意図した皮膚領域にその用量を正確に塗布することが困難である可能性がある。むしろ、組成物によって皮膚の他の領域も汚染する重大なリスク、または、さらには、望ましくない副作用をもたらす可能性がある組成物(使用者の隣にいる他の人にも影響を与える可能性がある)を吸入する重大なリスクが存在している。
したがって、本発明の目的は、使用者の指/手および/または他の身体部位の汚染なしに、所定の用量の医薬組成物および/または化粧品組成物を、使用者の明確に定義された皮膚領域に塗布および/または広げるように構成されたシステムを提供することである。
前記目的は、独立請求項の主題によって対処される。有利な実施形態が、従属請求項に説明される。
本技法の第1の態様によれば、医薬組成物および/または化粧品組成物を受け入れるかまたは貯蔵するための容器と、投与ユニットの開口部を通して容器から所定量の組成物を投与するための、容器と機械的に連結される投与ユニットと、塗布器とを含むシステムを有することが提案される。塗布器は、所定量の組成物が一時的にコーティングまたは装填される(とりわけ、濡らされる)ように構成される。さらに、塗布器は、所定量の組成物を使用者の皮膚領域に塗布および/または広げるように構成される。塗布器は、容器または投与ユニットと着脱可能に接続可能である。たとえば、塗布器は、投与ユニットに連結され得、投与ユニットは、容器と機械的に連結される。代替的に、塗布器は、容器と直接的に接続可能であり得る。本発明によれば、組成物は、明確に定義された方式で使用者の皮膚に塗布され得、すなわち、治療されることを意図していない使用者の指/手および/または他の身体部位の汚染なしに、正確に定義された量で皮膚の特別に意図した領域に塗布され得る。このように、特定の量を上回る局所投与のときに有毒な、または、(汚染された手によって非意図的に)経口的に(全身的に)投与されるとき、もしくは、目に非意図的に投与されるときに有毒な、組成物を安全に塗布および/または広げることが可能である。接続可能であることに起因して、システムは、使用後の保管の間に、または、使用前もしくは使用後の輸送の間にコンパクトである。塗布器を置き忘れるリスクが低減される。
塗布器に関して「一時的にコーティングされる」という語句、および、本明細書における同様の語句は、使用者の皮膚領域にその後に投与されるために(塗布または広げるために)、塗布器上に装填されること、または、塗布器上に受け入れられることを意味することが可能である。
投与ユニットから投与される組成物を受け入れるために、および、使用者の皮膚領域に組成物を塗布または広げるために使用される塗布器の一部または表面、ならびに、容器または投与ユニットと塗布器を着脱可能に接続するために使用される塗布器の一部は、一体的に形成され得、すなわち、たとえば、成形することによって、一部品として形成され得る。
システムの第1の実施形態によれば、塗布器は、洗浄可能であり得る。これは、塗布器を衛生的な状態に維持することをより容易にすることが可能である。
システムの第2の実施形態において、塗布器は、食洗器で洗えるものであることが可能である。食洗器で洗える塗布器を提供することは、塗布器を洗浄するために必要とされる労力を低減させることが可能である。したがって、使用者は、塗布器を定期的に洗浄する傾向がより強くなり、したがって、塗布器の衛生状態を向上させることが可能である。
システムのさらなる実施形態では、塗布器は、59℃の温度まで、とりわけ、69℃の温度まで、とりわけ、85℃の温度までの耐熱性である。より高温の環境は、塗布器を洗浄するための時間を低減させることが可能である。とりわけ、59℃の温度までの耐熱性は、食器を洗うための水のより高速の洗浄プログラムを使用することを可能にすることができる。69℃の温度までの耐熱性は、たとえば食洗器内に提供される温水に直接的にさらされるときに、塗布器が損傷を受けるリスクを低減させることが可能である。塗布器が、85℃の温度までの耐熱性である場合には、塗布器は、塗布器の表面の微生物の数をさらに低減させることができる温度で洗浄され得る。
システムの実施形態において、塗布器は、容器の第1の位置においてまたは投与ユニットの第1の位置において、容器または投与ユニットと着脱可能に接続可能である。容器の第1の位置においてまたは投与ユニットの第1の位置において接続されているときには、塗布器は、容器のための閉鎖体またはキャップとして作用する。塗布器が容器のための閉鎖体として作用するときには、投与ユニットは、塗布器の内部空間内に配置され得る。
別の実施形態では、塗布器が容器のための閉鎖体として作用するときには、塗布器は、投与ユニットの開口部を封止するように構成されている。塗布器は、封止構造体(たとえば、突出部など)を含むことが可能であり、封止構造体は、塗布器の内部空間の中へ延在しており、封止構造体は、投与ユニットの開口部に接触し、投与ユニットの開口部を閉じるまたは封止するように構成されている。代替的に、封止構造体は、たとえば、投与ユニットの開口部を取り囲むかまたは包み込むことによって、非接触の方式で(すなわち、投与ユニットの開口部に接触することなく)投与ユニットの開口部を封止することが可能である。投与ユニットの開口部を封止することによって、組成物の一部がシステムの輸送の間に投与ユニットから漏れるリスクが、少なくとも部分的に防がれる。
システムの別の実施形態では、塗布器は、容器の第2の位置において容器に着脱可能に接続可能であり、容器が、塗布器の延長ハンドルを形成するようになっている。
システムの別の実施形態によれば、塗布器は、とりわけ、第1の位置または第2の位置において、プラグイン接続を介して容器または投与ユニットに着脱可能に接続可能であり得る。したがって、塗布器は、単純な並進移動によって、容器または投与ユニットに接続され得る。
システムのさらなる実施形態では、塗布器は、とりわけ、第1の位置または第2の位置において、ネジ込み継手を介して(ネジ込み式接続とも称される)容器または投与ユニットに着脱可能に接続可能であり得る。ネジ込み継手は、塗布器と容器または投与ユニットとをしっかりと接続することが可能である。
システムの別の実施形態では、塗布器は、とりわけ、第1の位置または第2の位置において、摩擦嵌め接続を介して容器または投与ユニットに着脱可能に接続可能であり得る。摩擦嵌め接続は、現実化させやすく、投与ユニットまたは容器に対する塗布器の単純な並進運動によって動作させられ得る。
システムの別の実施形態では、塗布器は、とりわけ、第1の位置または第2の位置において、スナップ式接続を介して容器または投与ユニットに着脱可能に接続可能であり得る。スナップ式接続は、塗布器が容器または投与ユニットにおいて確実に保持されるときに、直接的なフィードバックを使用者に提供することが可能である。これは、たとえば、ハンドバッグの中でのシステムの輸送のときに、塗布器と容器または投与ユニットとがばらばらになることを回避することが可能である。
システムの別の実施形態によれば、塗布器は、ポリマーから形成され得る。ポリマーから塗布器を製造することは、システム全体に関するコストを低減させることが可能である。そのうえ、システムの塗布器は、損傷の場合に、または、衛生的な理由または衛生上の理由に起因して新しい塗布器が好適である場合に、交換可能であり得る。
システムの実施形態において、塗布器は、使用者によって把持されるように構成される把持部と、投与ユニットの開口部を通して投与される組成物を受け入れるように、ならびに、そのように受け入れられた組成物を使用者の皮膚に塗布および/または広げるように構成される塗布部とを含む。塗布部は、凸形形状、平坦頂部形状(すなわち、平坦形状または平面形状)、および凹形形状のうちの1つを有している。形状のそれぞれ(すなわち、凸形形状、平坦形状、および凹形形状)は、皮膚領域へのアクセス可能性、皮膚領域の湾曲、および、皮膚領域の広がりなどのような、皮膚領域の輪郭または特性に応じて、組成物を塗布および広げるために特に有利である。
システムの好適な実施形態において、塗布器は、平坦頂部形状を有しており、すなわち、塗布器の頂部表面全体が、塗布部を形成しており、平坦または平面的になっており、すなわち、任意のリッジ部または***した境界によって取り囲まれておらず、任意の湾曲した領域を備えていないことが可能である。換言すれば、平坦なまたは平面的な形状の塗布部は、塗布器の平坦な平面または平坦頂部として延在することが可能であり、次いで、塗布器の表面は、平坦な平面から把持部の中へ下向きに曲がることが可能である。換言すれば、平坦なまたは平面的な形状の塗布部は、塗布器の平坦な平面または平坦頂部として延在することが可能であり、平坦な平面または平坦頂部から把持部の中へ下向きに延在する塗布器の表面が、塗布器の平坦な平面または平坦頂部に直接的に隣接している。簡単に言えば、塗布器の平坦頂部の中におよび/またはそれを取り囲んで(すなわち、塗布器の平坦頂部の表面の中におよび/またはそれを取り囲んで)、リッジ部または***した部分または上向きに延在する部分が存在していないことが可能である。そのうえ、塗布器の平坦頂部の中に(すなわち、塗布器の平坦頂部の表面内にまたは表面の中に)形成された凹み部またはキャビティーまたは窪み部または受容部が存在していないことが可能である。要するに、塗布部全体が平坦であることが可能である。さらに説明するために、塗布器の頂部部分または表面全体は、平坦であることが可能であり、塗布部を形成している。塗布器の頂部表面全体にわたって延在する平坦なまたは平面的な形状を有することによって、塗布器が容器または投与ユニットに接続されているときに、すなわち、キャップとして投与ユニットを囲んでいるときに、たとえば、システムの保管のために、簡単な製造および容易な積み重ねが実現され得る。そのうえ、平坦頂部形状塗布器(すなわち、塗布器の頂部表面全体にわたって延在する平面的な塗布部)は、凸形もしくは凹形表面を有する塗布器、または、部分的な平面的な頂部表面を有する塗布器(そのような部分的な平面的な頂部表面は、リッジ部またはリムなどのような構造体によって境界を定められ、組成物のための受け入れキャビティーを生成させ、または、それは、その中に形成された受容部を有する)と比較して、塗布器から使用者の皮膚への組成物の容易な分配を保証する。そのうえ、塗布器の頂部表面全体にわたって延在する平面的な塗布部は、凸形もしくは凹形表面を有する塗布器、または、リッジ部もしくはリムなどのような構造体によって境界を定められた部分的な平面的な頂部表面を有する塗布器(または、それは、その中に形成された受容部を有する)と比較して、使用者の皮膚とのより多くの接触面積を提供する。キャビティーが組成物を受け入れるために塗布部の中に形成されているときには、または、塗布部がリッジ部または***した部分によって境界を定められているときには、次いで、使用者が皮膚領域に組成物を塗布しようと試みた後でも、いくらかの量の組成物が、塗布器上に残され得る。そのうえ、リッジ部またはリムなどのような構造体によって境界を定められている部分的な平面的な頂部表面を有する塗布器(または、それは、その中に形成された受容部を有する)は、塗布器の頂部表面全体にわたって延在する平面的な塗布部を有する本実施形態の塗布器ほど、組成物を広げる機能に関して適切でない。その理由は、塗布器を広げる作用/機能が実施されているときに、本実施形態のそのような塗布器が、使用者の皮膚領域から組成物をこすり落とすかまたは収集することとならないからである。
塗布器の塗布部、塗布器の把持部、および、塗布器を容器または投与ユニットと着脱可能に接続するために使用される塗布器の一部は、一体的に形成され得、すなわち、たとえば、成形することによって、一部品として形成され得る。
システムの別の実施形態では、上記に説明されるように、および、とりわけ、第1の位置または第2の位置において、容器または投与ユニットと着脱可能に接続可能な塗布器は、把持部を介して、容器または投与ユニットに着脱可能に接続可能である。簡単に言えば、把持部は、容器または投与ユニットに着脱可能に接続され、一般的に、または、とりわけ、第1の位置または第2の位置において、塗布器を容器または投与ユニットに着脱可能に接続する。
塗布器の把持部が容器または投与ユニットに接続されているときには、塗布器の把持部の外側表面は、容器と同一平面上にある。これは、塗布器が接続された状態で使用されるときに、または、使用の後にもしくは輸送の間に保管するために、使用の間にシステムをコンパクトで滑らかにする。
システムの1つの実施形態では、塗布器は、塗布部から把持部に向かう方向に流れる組成物の偶発的な流れを阻止するための流動阻止手段を含む。流動阻止手段は、表面コーティングおよび/または表面テクスチャライゼーション(surface texturization)などのような表面改質によって、および/または、溝部もしくはリブなどのような1つまたは複数の流動阻止構造体によって、現実化され得る。
システムの1つの実施形態では、塗布器の把持部は、把持部における使用者の把持を向上するための把持向上手段を含む。把持向上手段は、表面コーティングおよび/または表面テクスチャライゼーションなどのような表面改質によって、および/または、溝部もしくはリブなどのような1つまたは複数の把持向上構造体によって、現実化され得る。
システムの別の実施形態では、塗布器の高さと幅の比率は、3:5に等しいかまたはそれよりも小さい。これは、把持部における使用者の把持と塗布部に配置されている組成物との間に、少なくとも所望の最小分離を提供するのに有利である。
システムの別の実施形態では、塗布器は、塗布器と容器または投与ユニットとが(再)接続された状態で、所定量の組成物を使用者の皮膚領域に広げるように構成され得る。(再)接続された状態は、たとえば、第1の位置または第2の位置において、塗布器が容器または投与ユニットに接続されている状態であることが可能である。容器および投与ユニットは、塗布器のためのハンドルとしての役割を果たすことが可能であり、それは、皮膚への所定の用量の塗布を促進させることが可能である。接続された状態では、または、再接続された状態では、および、組成物が塗布器上に設置されている(すなわち、一時的にコーティングされている)状態では、使用者は、塗布器を直接的に保持または把持する必要がない。使用者は、容器を把持し、皮膚領域(すなわち、組成物が使用者によって塗布されることが望まれる、使用者の皮膚の対象領域)において塗布器を操作または操縦することが可能である。その理由は、塗布器が、容器に直接的に接続されているか、または、投与ユニットに接続されており、そして、投与ユニットが、塗布器に接続されているからである。要するに、塗布器は、容器に接続されるように構成され得、容器は、使用者の皮膚領域に組成物を塗布および/または広げるための塗布器の延長ハンドルとして作用するように構成され得る。
随意的に、塗布器、すなわち、表面、たとえば、投与ユニットから吐出された組成物を受け入れるように構成された塗布器の頂部の平坦な表面は、所定の用量(すなわち、投与ユニットによって投与される所定量または計量された量)のみを一時的に受け入れるために必要とされるサイズを有することが可能である。したがって、システムは、全体として、非常にコンパクトな寸法を有することが可能である。
投与ユニットは、ポンプ式ディスペンサーであることが可能である。ポンプ式ディスペンサーは、それぞれのポンプ作用において、または、それぞれのポンプ作動のために、所定量または計量された量を投与するように構成され得、すなわち、ポンプが、容器内に貯蔵されている組成物を投与するために押圧されるときに、事前固定された(prefixed)量または所定量または計量された量の組成物が、ポンプ式ディスペンサーの分配ノズルから投与される。
システムの別の実施形態によれば、塗布器の外側表面は、塗布器と投与ユニットとが接続された状態で、たとえば、塗布器が第1の位置のうちの1つにおいて接続されているときに、投与ユニットから離れる方を向いており、塗布器の外側表面は、所定の用量が一時的にコーティングされるように構成され得る。
システムのさらなる実施形態では、塗布器の内側表面は、塗布器と投与ユニットとが接続された状態で、たとえば、塗布器が第1の位置のうちの1つにおいて接続されているときに、投与ユニットの方を向いており、塗布器の内側表面は、所定の用量が一時的にコーティングされるように構成され得る。塗布器は、裏返し可能であり得る。
システムの別の実施形態によれば、組成物は、液体、エマルジョン、分散液、ローション、クリーム、またはペーストであることが可能である。
塗布器全体(すなわち、塗布器内に含まれるその部品のいずれかを含む)は、一体的に形成され得、すなわち、たとえば成形することによって、一部品として形成され得、たとえば、流動阻止手段および/または把持向上手段などが、一体的に形成され得る。
そのうえ、組成物を受け入れるために使用され、また、使用者の皮膚領域に組成物を塗布または広げるために使用されるのは、塗布器の頂部表面であり、したがって、側部表面が上記の目的のために使用される場合よりも、塗布器の使用を簡単にするということが留意され得る。組成物を受け入れるために、および、組成物を塗布または広げるために、側部表面を使用するときには、組成物が塗布器から滴り落ちる可能性が高い。
本技法の第2の態様によれば、システムを使用するための方法が提示される。システムは、本技法の第1の態様に関して上記に説明されているものと同じである。方法は、投与ユニットの作動によって、投与ユニットの開口部を通して塗布器上に所定量の組成物を投与するステップと、塗布器から使用者の皮膚に直接的に組成物を塗布および/または広げるステップと、容器または投与ユニットに塗布器を着脱可能に接続するステップとを含む。
方法の1つの実施形態では、方法は、組成物を塗布および/または広げた後に、塗布器を洗浄するステップを含む。
さらなる実施形態では、方法は、容器または投与ユニットに塗布器を着脱可能に接続することによって、容器を閉じるステップを含む。
組成物を塗布および/または広げるステップは、塗布器が投与ユニットまたは容器と接続された状態にある間に実施され得る。代替的に、組成物を塗布および/または広げるステップは、塗布器が投与ユニットまたは容器から切り離された状態または取り外された状態にある間に実施され得る。
本技法の第3の態様によれば、第1の態様のシステムにおいて使用される塗布器が提示される。塗布器は、所定量の組成物が一時的にコーティングもしくは装填されるかまたは受け入れられるために使用され、ならびに、使用者の皮膚領域に所定量の組成物を塗布および/または広げるために使用され、また、容器または投与ユニットと着脱可能に接続するために使用される。別の実施形態では、システムにおける塗布器の上述の使用に加えて、塗布器は、容器のための閉鎖体としてさらに使用され、塗布器が容器または投与ユニットに着脱可能に接続されているときに、投与ユニットが、塗布器の内部空間内に配置されるようになっており、すなわち、塗布器は、容器を閉じるために使用され、容器が塗布器を使用して閉じられているときに、塗布器の内部空間内に投与ユニットを収容するために使用される。
本発明の先述のおよび他の目的、特徴、および利点は、添付の図面と併せて、以下の詳細な説明を通して明らかである。
接続された状態にあるシステムの第1の実施形態を概略的に示す図である。 接続された状態にあるシステムの第2の実施形態を概略的に示す図である。 接続された状態にあるシステムの第3の実施形態を概略的に示す図である。 切り離された状態にあるシステムの第1の実施形態を概略的に示す図である。 斜視図とともに断面図を示す、塗布器の第1の実施形態を概略的に示す図である。 斜視図とともに断面図を示す、塗布器の第2の実施形態を概略的に示す図である。 斜視図とともに断面図を示す、塗布器の第3の実施形態を概略的に示す図である。 塗布器の表面の改質の例を概略的に示す図である。 塗布器の表面の改質の別の例を概略的に示す図である。 塗布器の表面の改質の異なる例を概略的に示す図である。 塗布器の表面の改質の異なる例を概略的に示す図である。 塗布器の表面の改質の異なる例を概略的に示す図である。 塗布器の表面の改質の異なる例を概略的に示す図である。 例示的な寸法を示す、塗布器の実施形態を示す図である。
図1、図2、および図3は、本技法のシステム100の第1の実施形態、第2の実施形態、および第3の実施形態をそれぞれ示す。システム100は、医薬組成物または化粧品組成物を貯蔵するために、ならびに、システム100の使用者によって、対象者の皮膚に組成物を塗布および/または広げるために使用され得る。対象者は、使用者または別の人または人間である可能性がある。簡単にするために、本技法は、対象者でもある使用者に関して説明されてきたが、しかし、上述のように、対象者は、使用者とは異なる可能性があるということが留意されるべきである。
図1~図3に示されるように、システム100は、容器110と、投与ユニット120と、塗布器130とを含む。システム100は、とりわけ、システム100の容器110内に、医薬組成物および/または化粧品組成物140を受け入れるように適合されている。組成物140は、その後に使用されるために、容器110の中に貯蔵される。容器110は、形状が実質的に円筒状になっていることが可能である。しかし、たとえば、立方体状の形状、たとえば、直方体などのような、容器110の他の形状も使用され得る。容器110は、一般的に、細長い本体部であることが可能である。容器110は、投与ユニット120を有することが可能であり、投与ユニット120は、容器110の上側に配置されている。本出願において、「上側」、「下側」、「横方向」という語句、および、同様の語句は、たとえば、テーブル上面に設置されているときに、容器110またはシステム100が一般的に保管されている、容器110またはシステム100の配向に関する位置を示すことが可能である(たとえば、容器110またはシステム100の直立配向など)。しかし、容器110またはシステム100は、また、横向きに置いて設置または保管され得るということが留意され得る。
投与ユニット120は、容器110と機械的に連結されている。投与ユニット120は、特に、組成物140が容器110内にあるときに、容器110と機械的に連結され得る。組成物140が容器110の内側に入ると、投与ユニット120は、容器110に固定的に取り付けられ得、または、容器110に着脱可能に取り付けられ得る。容器110に固定的に取り付けられているときには、使用者は、容器110から投与ユニット120を分離することができない可能性があるが、それによって、組成物140の意図しない漏出を未然に防ぐ。容器110に着脱可能に取り付けられているときには、投与ユニット120は、たとえば、組成物140によって、または別の製品もしくは組成物によって、容器110を充填するかまたは再充填するために、容器110から分離され得る。
とりわけ、投与ユニット120は、容器110の開口部を閉じることが可能であり、投与ユニット120の動作によって使用者によって意図的に排出または投与されない限り、医薬組成物および/または化粧品組成物140が容器110内に閉じ込められるようになっている。容器110と投与ユニット120との間の接合部は封止され得、システム100もしくは容器110が傾けられたりもしくは表面上に横方向に置かれたときに、または、上下逆さまの配向で位置決めされたときでも、組成物140が容器110からこぼれたりまたは染み出たりしないようになっている。投与ユニット120を備えた容器110は、一般的に、無気ディスペンサーとして構成され得、無気ディスペンサーは、粘性組成物(たとえば、ゲルベースの組成物またはペースト)の貯蔵および投与を可能にする。
投与ユニット120は、開口部121を含み、組成物140は、投与ユニット120が使用者によって動作させられるときに、開口部121を通して投与される。投与ユニット120は、さまざまな方式で、たとえば、参照記号「P」によってマークされた矢印によって図1~図4に示される下向き方向に、たとえば、投与ユニット120の作動表面124を押圧することによって、使用者によって動作させられ得る。代替的に、投与ユニット120は、たとえば、投与ユニット120の側面を押しつぶすことによって、または、たとえば、容器110の側面を押しつぶすことによって動作させられ得る。投与ユニット120が容器110に機械的に連結されている間に、投与ユニット120は、開口部121を通して組成物140を投与するように動作可能であり得る。投与ユニット120を動作させるモードは、上述の例に限定されず、投与ユニット120は、使用者が開口部121を通して所定量で組成物140を投与することを可能にする任意の動作モードを有することが可能であるということが留意され得る。
塗布器130は、所定量の組成物140によって一時的にコーティングされるかまたは濡らされるように構成されており、次いで、使用者の皮膚領域に所定量の組成物を塗布および/または広げるために使用される。使用者は、塗布器130を把持または保持し、塗布器130を操作し、使用者の所望の皮膚領域において組成物140を塗布および/または広げることが可能である。
塗布器130は、投与ユニット120が容器110に機械的に連結されている間に、図1および図3に示されるように、容器110と機械的に連結されるように構成され得る。塗布器130は、容器110と着脱可能にまたは除去可能に連結されており、すなわち、使用者は、図4に示されるように、図1および図3の機械的に連結されている塗布器130を容器110から取り外すかまたは除去するかまたは解除することが可能である。容器110から塗布器130を解除または除去するときには、投与ユニット120は、容器110に機械的に連結されたままになっている。
代替的に、図2に示されるように、塗布器130は、投与ユニット120が容器110に機械的に連結されている間に、投与ユニット120と機械的に連結されるように構成され得る。塗布器130は、着脱可能にまたは除去可能に投与ユニット120と連結されており、すなわち、使用者は、図2の機械的に連結されている塗布器130を投与ユニット120から取り外すかまたは除去するかまたは解除することが可能である(図示せず)。投与ユニット120から塗布器130を解除または除去するときには、投与ユニット120は、容器110に機械的に連結されたままになっている。
図1から図4に示されるシステム100の第1の、第2の、および第3の実施形態によれば、第1の連結150(すなわち、(図2に示されるような)塗布器130と投与ユニット120との間の着脱可能な接続、または、(図1、図3、および図4に示されるような)塗布器130と容器110との間の着脱可能な接続)は、スナップ式接続によって実現され得る。一般的に、第1の連結150は、それに限定されないが、プラグイン接続、スナップ式接続、ネジ込み式接続、摩擦嵌め接続、および、それらの組み合わせであることが可能である。塗布器130は、閉鎖体として現実化され得、連結150を使用することによって塗布器130が連結された状態になっているときに、すなわち、塗布器130が(図1および図3に示されるように)容器110に連結されているかまたは(図2に示されるように)投与ユニット120に連結されているときに、開口部121を有する投与ユニット120の少なくとも一部が、塗布器130の内部空間135内に配置されるようになっている。
図1および図3を参照してならびに図2を参照して上記にそれぞれ説明されているように、塗布器130は、容器110の第1の位置112において、または、投与ユニット120の第1の位置122において、容器110に着脱可能に接続可能であり得る。第1の位置112または第1の位置122において接続されているときには、第1の連結150が形成される。容器110の第1の位置112において、または、投与ユニット120の第1の位置122において接続されているときには、塗布器130は、容器110および/または投与ユニット120の閉鎖体として機能する。
容器110の第1の位置112において、または、投与ユニット120の第1の位置122において接続されているときには、塗布器130は、また、使用者の皮膚領域に所定量141の組成物140を広げるように機能することが可能である。容器110の第1の位置112においてまたは投与ユニット120の第1の位置122において接続されている間に、所定量141の組成物140を皮膚領域に広げるために塗布器130を使用するために、所定量の組成物140が、投与ユニット120の作動によって開口部121から投与され、また、塗布器130が容器110および/または投与ユニット120から取り外されている間に、塗布器130上に配置される(すなわち、一時的にコーティングされる)。所定量141の組成物140が塗布器130上に一時的にコーティングされると、塗布器130は、第1の位置112、122において接続され(すなわち、再接続され)、第1の位置112、122において接続されたままの状態で、所定量141の組成物140を皮膚領域に広げるおよび/または広げるために使用され得る。
別の実施形態では、塗布器130は、第1の位置112、122において接続可能であることに関係なく、容器110の第2の位置114において、容器110に着脱可能に接続可能であり得、すなわち、塗布器130は、第1の位置112、122に着脱可能に接続可能であるように構成されることもまたはされないことも可能である。
随意的に、塗布器130は、たとえば、図3に示されるように、容器110の第1の位置112においてまたは投与ユニット120の第1の位置122において着脱可能に接続可能であることに加えて、容器110の第2の位置114において、容器110に着脱可能に接続可能であり得る。容器110の第2の位置114において接続されているときには、塗布器130および容器110は、第2の連結(図示せず)を形成している。一般的に、第2の連結は、それに限定されないが、プラグイン接続、スナップ式接続、ネジ込み式接続、摩擦嵌め接続、および、それらの組み合わせであることが可能である。
容器110の第2の位置114において接続されているときには、塗布器130は、対象者または使用者の皮膚領域に所定量141の組成物140を広げるように機能することが可能である。容器110の第2の位置114において接続されている間に、所定量141の組成物140を皮膚領域に広げるために塗布器130を使用する場合、所定量の組成物140は、投与ユニット120の作動によって開口部121から投与され、また、塗布器130が容器110および/または投与ユニット120から取り外されている間に、塗布器130上に配置される(すなわち、一時的にコーティングされる)。所定量の組成物140が塗布器130上に一時的にコーティングされると、塗布器130は、第2の位置114において接続され、第2の位置114において接続されたままの状態で、所定量141の組成物140を皮膚領域に広げるために使用され得る。
塗布器130が、第1の位置112、122にある状態で、または、第2の位置114において接続されている状態で、所定量141の組成物140を皮膚領域に広げるために使用されるときには、容器110は、塗布器130のための延長ハンドルとして作用する。したがって、塗布器130上に一時的にコーティングされる組成物140と延長ハンドルを把持する使用者の指との間に、より大きな分離が現実化される。そのうえ、延長ハンドルに起因して、到達しづらい身体部位(たとえば、使用者の背中など)が、より容易に到達され得る。
塗布器130は、容器110または投与ユニット120に取り付けられていないかまたはそれから切り離されている間に、皮膚領域に組成物140を塗布および/または広げるために使用され得るということが留意され得る。
投与ユニット120は、投与ユニット120のそれぞれの動作または作動のために、投与ユニット120の開口部121を通して、所定量141(図4に示される)の組成物140を投与するために構成されている。たとえば、システム100の使用者は、投与ユニット120の開口部121を通して容器110から所定量141を投与するために、投与ユニット120のアクチュエーター(すなわち、たとえば、作動表面124)を方向Pに(容器110の長手方向に沿って)押圧することが可能である。本明細書で使用されているような「所定量」は、組成物140の固定された量または計量された量を含む。たとえば、投与ユニット120の1回の作動または1回の動作のときに(たとえば、方向Pへの作動表面124の単一の押圧など)、固定された量または計量された量の組成物140が、開口部121を通して投与される。投与ユニット120の作動ごとに開口部121を通して投与される「所定量」は、それに限定されないが、0.05ml(ミリリットル)から1.00mlの間の組成物140、とりわけ、0.1mlから0.75mlの間の組成物140、より具体的には、0.2mlから0.5mlの間の組成物140であることが可能である。システム100の実施形態において、投与ユニット120の作動ごとに開口部121を通して投与される所定量141は、AA0.3mlの組成物140である。
所定量141の医薬組成物は、塗布器130の外側表面131の一部もしくは領域、および/または、内側表面132の一部もしくは領域をコーティングするために使用され得る。液体の医薬組成物のケースでは、塗布器130の内側および/または外側表面131、132の領域は、とりわけ、所定量141の組成物140によって濡らされ得る。組成物140によってコーティングされるかまたは濡らされる塗布器130の内側および/または外側表面131、132の領域は、投与ユニット120が作動させられるときに、投与ユニット120の開口部121から投与される組成物140を受け入れるように構成されている。
以降では、塗布器130のさらなる詳細が、図5から図10を参照して説明されている。図5から図10を参照して以降で定義されている塗布器130は、図1および図3に示されるような、容器110と着脱可能に接続可能な塗布器130、または、図2に示されるような、投与ユニット120と着脱可能に接続可能な塗布器130であることが可能であるということが留意され得る。
塗布器130は、塗布部131aおよび把持部131bを含む。塗布部131aは、投与ユニット120が作動させられるときに、開口部121から組成物140(好ましくは、所定量141の組成物140)を受け入れるように構成されている。塗布部131aは、組成物140を受け入れるときに、組成物140によって一時的にコーティングされる。把持部131bは、使用者によって把持または保持されるように構成されている。把持部131bは、投与ユニット120から組成物140を受け入れることを意図していない。塗布部131aおよび把持部131bは、モノリシックに形成され得、または、代替的に、塗布部131aおよび把持部131bは、別個に形成され、次いで、互いに組み立てられ、塗布器130を現実化することが可能である。
塗布部131aおよび把持部131bは、同じ材料から形成され得、たとえば、両方の部品(すなわち、塗布部131aおよび把持部131b)は、ポリプロピレン(PP)などのようなポリマーから形成され得る。代替的に、塗布部131aおよび把持部131bは、異なる材料から形成され得、たとえば、塗布部131aは、ポリプロピレン(PP)などのようなポリマーから形成され得、一方では、把持部131bは、ゴムなどのような別のポリマーから形成され得る。
ある実施形態において、塗布部131aは、変形不能である。本技法において使用されるような「変形不能な」という語句は、意図した使用によって変形されない構造、または、意図した使用のために変形される必要のない構造を意味している。たとえば、塗布部131aは、従来から公知のブラシまたはフォーム塗布デバイスとは対照的に変形不能である。変形不能な塗布部131aに加えて、または、それに対する代替例として、システム100の別の実施形態では、塗布部131aは、非多孔性である。本技法において使用されるような「非多孔性の」という語句は、組成物140が投与ユニット120によって塗布部131a上に投与されるときに、組成物140が塗布部131aに浸透または含浸せず、簡単に言えば、使用者の皮膚領域へ移送される前に、塗布部131aの表面に留まるように組成物140を置くような構造を意味している。
塗布器130の塗布部131aは、組成物140が塗布されるおよび/または広げられる使用者の皮膚領域と接触するように構成されており、したがって、塗布部131aは、使用者の皮膚を刺激するまたは影響を与える可能性のある鋭い縁部または表面構造体なしに形成され得る。塗布器130の把持部131bは、塗布器130を保持および操作する目的のために、使用者の指と接触するように構成されている。
図5に示されるように、ある実施形態において、塗布部131aは、所定量141の医薬組成物を皮膚領域に広げることを促進させるために、凸形形状を有することが可能である。凸形形状は、特に、焦点を合わせた領域または「スポット」に(たとえば、皮膚上のニキビまたはオデキに)、または、手もしくは足の指(手指もしくは足指)の間などのような、身体の折り畳まれる領域の皮膚に、組成物140を広げるのに有利である。
代替的に、図6に示されるような別の実施形態では、塗布部131aは、平坦頂部形状を有することが可能であり、すなわち、平坦または平面的になっており、所定量141の医薬組成物を皮膚領域に広げることを促進させる。平坦頂部形状は、身体の容易にアクセス可能な領域(たとえば、使用者の額など)である、平坦なまたは湾曲した領域に組成物140を広げるのに特に有利である。
図7に示されるようなさらに別の実施形態では、塗布部131aは、凹形形状または窪み部を有し、所定量141の医薬組成物を皮膚領域に広げることを促進させることが可能である。凹形形状または窪み部は、より低い粘度を有する組成物を保持して広げるために、または、所定量が大きいときに、特に有利である。1つの実施形態では、窪み部は、深さが約0.05cm(センチメートル)から約0.5cmの間にある。別の実施形態では、窪み部は、深さが約0.05cmから約0.4cmの間にある。さらに別の実施形態では、窪み部は、深さが約0.1cmから約0.2cmの間にある。
図8Aおよび図8Bは、図5~図7に示される塗布器130の実施形態のいずれかにおいて実装され得る異なる表面改質を示す。図8Aおよび図8Bでは、図5にも示されるような凸形形状の塗布部131aを有する塗布器130のみが示されるが、同じ表面改質のうちの1つまたは複数が、図6および図7に示される塗布器130内に実装され得るということが当業者によって認識され得る。
塗布部131aの中の塗布器130の表面は、図8Aに示されるように、把持部131bの中の塗布器130の表面とは異なっていることが可能である。たとえば、塗布部131aの中の塗布器130の表面は、滑らかになっており、塗布部131aから使用者の皮膚領域への組成物140の移送を促進させることが可能であり、一方では、把持部131bの中の塗布器130の表面は、少なくとも塗布部131aの中の塗布器130の表面と比較して粗くなっており、使用者による滑り止め把持を促進させることが可能である。
随意的に、図8Bに示されるように、境界または境界領域131cが、塗布部131aの表面と把持部131bの表面との間に、塗布器130内に存在していることが可能である。境界領域131cの表面は、流動阻止手段131d(図9B~図9Dに示される)を含むことが可能であり、流動阻止手段131dは、組成物が塗布部131aからこぼれるかまたは流出する場合に、組成物140の流れを阻止または停止させる。流動阻止手段は、塗布器130の表面131のコーティングであるか、または、塗布器130の表面131のテクスチャリングであることが可能であり、それは、塗布部131aから把持部131bに向けての組成物140の流れに抵抗するかまたはそれを抑制する。
図9Aから図9Dは、図5~図7に示される塗布器130の実施形態のいずれかにおいて実装され得る異なる表面改質を示す。図9Aから図9Dでは、図6にも示されるような平坦頂部形状の塗布部131aを有する塗布器130のみが示されるが、同じ表面改質のうちの1つまたは複数が、図5および図7に示される塗布器130のうちのいずれかの中に実装され得るということが当業者によって認識され得る。
図9Aは、塗布部131aの表面と把持部131bの表面との間に、塗布器130内に形成された境界または境界領域131cを示す。境界領域131cの表面は、流動阻止手段131d(図9Aには示されていない)を含むことが可能であり、流動阻止手段131dは、組成物が塗布部131aからこぼれるかまたは流出する場合に、組成物140の流れを阻止または停止させ、たとえば、境界領域131cは、流動阻止構造体131d(たとえば、横方向溝部または横方向リッジ部など)を含むことが可能であり、流動阻止構造体131dは、図9Bに示されるように、塗布部131aから把持部131bに向けての組成物140の流れを阻止または停止させる。流動阻止構造体131dは、塗布器130の表面131に延在しており、流動阻止構造体131dが、塗布部131aの表面(すなわち、投与ユニット120から組成物140を受け入れることを意図している塗布部131aの表面)を取り囲むかまたは取り巻くようになっている。1つの実施形態では、流動阻止構造体131dは、塗布器130の表面131に延在しており、流動阻止構造体131dが、塗布部131aの表面を完全に取り囲むかまたは完全に取り巻くようになっている。
別の実施形態では、塗布器130は、流動阻止手段131dから独立して、把持向上手段131eを含むことが可能であり、すなわち、流動阻止手段131dは、把持向上手段131eが塗布器130内に存在しているときに、存在していてもまたは存在していなくてもよい。
さらに別の実施形態では、流動阻止構造体131dに加えて、塗布器130は、把持部131b内に、把持向上手段131eを含み、把持向上手段131eは、1つまたは複数の把持向上構造体131eとして現実化され得る。図9Bは、1つのそのような把持向上構造体131eを示す。図9Cは、複数のそのような把持向上構造体131eを示す。把持向上構造体131eは、使用者の把持を向上するかまたは促進させ、塗布器130が使用の間に使用者の手からスリップするリスクが低減されるようになっている。図9Bおよび図9Cに示されるような把持向上構造体131eは、横方向に延在する溝部またはリッジ部として形成され得る。把持向上手段131eとして形成される溝部またはリッジ部は、横方向に延在していなくてもよく、その代わりに、垂直方向などのような別の方向に延在することが可能であるということが留意され得る。図9Dに示されるような別の実施形態では、把持向上構造体131eは、塗布器130の把持部131bの表面のディンプルまたは突起として形成され得る。
図10は、塗布器130の高さH、ベース直径W1、およびトップ直径W2を概略的に表している。塗布器130の高さHは、塗布器130の長手方向軸線(図示せず)に沿った塗布器130の長さであり、たとえば、塗布器130の開口部133の間の距離であり、開口部133は、それぞれの第1の位置122、112において、塗布器130と投与ユニット120および/または容器110とを機械的に連結するために使用される。ベース直径W1は、開口部133の外径であり、すなわち、塗布器130の横方向壁部を含む直径である。トップ直径W2は、図6および図7に示されるような平坦頂部形状および凹形形状の塗布器130に関して、塗布器130の頂部表面の直径である。
1つの実施形態では、図5、図6、または図7の塗布器130のいずれかに関して、比率W1:Hは、3:5に等しいかまたはそれよりも小さく、すなわち、たとえば、1:2、3:7、3:8、および1:3である。追加的に、図6または図7の塗布器130に関して、W1:W2の比率は、2:3に等しいかまたはそれよりも小さく、すなわち、たとえば、1:2、2:5、1:3、および2:7である。例示的な実施形態において、図10に示されるように、比率W1:W2:Hは、約3:1.5:5であり、それは、平坦頂部のための実質的なスペースを提供するのに有利であり、また、把持するための十分なスペース、および、組成物140が配置される平坦頂部と塗布器130を把持する使用者の指との間の実質的な分離を保証する。
システム100の別の実施形態では、塗布器または塗布器の一部は、可撓性材料から形成されており、この実施形態では、内側表面132は、使用者または別の対象者の皮膚領域に組成物140を広げるために使用され得る。可撓性材料は、塗布器を裏返すことを可能にし、所定量141の医薬組成物140が、皮膚領域に塗布および/または広げられ得るようになっている。換言すれば、所定量141の医薬組成物を伴う内側表面が、裏返しに戻され、使用者の皮膚への組成物の塗布を可能にする。
とりわけ、塗布部131a内に含まれている塗布器130の外側表面131および/または内側表面132の一部は、縁部および/または角部がなく、塗布器の外側表面131および/または内側表面132のそのような縁部および/または角部と接触している皮膚領域の任意の刺激を回避することが可能である。
塗布器130の外側表面131および/または内側表面132は、医薬組成物および/または化粧品組成物に応じて、疎水性または親水性であることが可能である。好ましくは、組成物を受け入れるために使用される塗布器130の表面は、疎水性である。塗布器130の適切な材料は、ポリプロピレン(PP)であるが、しかし、塗布器・システムの技術分野における当業者に知られている他のポリマー材料も使用され得る。品質は、最も好ましくは、非経口製剤および眼科用製剤のための容器および閉鎖体に関するPh.Eur.§3.1.3ポリオレフィンおよび§3.1.6ポリプロピレンに準拠している。
塗布器130の外側表面131および/または内側表面132は、より好ましくは、組成物140の滑りまたは滑走を回避するために粗面化されている。滑りまたは滑走は、組成物が水中油型エマルジョンである場合には、とりわけ問題となる。
医薬組成物および/または化粧品組成物140は、グリコピロニウム塩(GP塩)および乳化剤系を含む水中油型エマルジョン(O/W)であることが可能である。好ましくは、乳化剤系は、少なくとも1つのマクロゴールグリセロール脂肪酸エステル、少なくとも1つのグリセロール脂肪酸エステル、および少なくとも1つの脂肪族アルコールを含む。そのようなエマルジョンは、とりわけ、過度の発汗(多汗症)に関連する疾患を治療および防止するための薬剤として使用され得る。非治療的な(化粧用の)使用において、局所塗布のためのそのような水中油型エマルジョンは、発汗を低減させるために哺乳類の皮膚に使用され得る。組成物140は、当業者に公知の薬学的におよび美容的に許容可能な賦形剤を含有することが可能である。組成物140の形態は、特に限定されないが、しかし、それは、好ましくは、ローションまたはクリームである。組成物140のとりわけ好適な実施形態は、参照により本明細書に組み込まれている同時係属中の出願EP17181684およびPCT/EP2018/069273に開示されている。グリコピロニウム塩(GP塩)に関して、明確に定義された方式で使用者の皮膚に塗布することが、とりわけ重要である。GPの抗コリン効果は、大量にまたは身体の望まれない領域に投与された場合には、使用者にとって毒性のまたは望ましくない薬理学的な効果(たとえば、皮膚刺激またはしみなど)を結果として生じさせる可能性がある。したがって、本発明のシステム100は、組成物で汚染された手を通した、たとえば、意図しない経口投与、偶発的な摂取、目または外耳道などのような身体部位の偶発的な汚染、偶発的な吹送、肺吸引などのような、毒性のまたは望ましくない効果のリスクを大幅に最小化することを可能にする。
1つの実施形態では、システム100は、組成物140を含み、たとえば、グリコピロニウム塩(GP塩)および乳化剤系を含む組成物が、容器110内に貯蔵または充填される。
システム100は、局所皮膚組成物に有用である。1つの実施形態では、システム100は、医学的用途および/または化粧用途のための局所組成物を貯蔵し、投与し、ならびに、塗布および/または広げるために使用される。
システム100の1つの実施形態では、塗布器130は、所定量141の組成物140によって一時的にコーティングされるように構成されており、さらに、所定量141の組成物140を使用者の皮膚領域に広げるように構成されており、また、容器110および/または投与ユニット120の第1の位置112、122においてそれぞれ機械的に連結されることによって、容器110および/または投与ユニット120のための閉鎖体として使用されるように構成されている。したがって、塗布器130は、容器110および/または投与ユニット120のための閉鎖体として使用され得、また、所定量141の組成物140によって一時的にコーティングされるように、および、所定量141の組成物140を使用者の皮膚領域に広げるように使用され得る。
本技法は、システム100の中で使用される塗布器130を想定しており、システムは、図1~図10を参照して上記に説明されているようなものである。システム100は、医薬組成物および/または化粧品組成物140を受け入れるための容器110と;投与ユニット120の開口部121を通して容器110から所定量141の組成物140を投与するための、容器110に機械的に連結されている投与ユニット120と;塗布器130とを含み、塗布器130は、所定量141の組成物140によって一時的にコーティングされる(とりわけ、濡らされる)ように構成されており、所定量141の組成物140を使用者の皮膚領域に広げるように構成されており、塗布器130は、容器110または投与ユニット120と着脱可能に接続可能であり、塗布器130は、所定量141の組成物140によって一時的にコーティングされる(とりわけ、濡らされる)ために使用され、また、所定量141の組成物140を使用者の皮膚領域に広げるために、および、容器110または投与ユニット120と着脱可能に接続するために使用される。別の実施形態では、システム100の中での塗布器130の上述の使用に加えて、塗布器130は、容器110のための閉鎖体として使用され、塗布器130が容器110または投与ユニット120に接続されているときには、投与ユニット120が、塗布器130の内部空間135内中に配置されるようになっており、すなわち、塗布器130は、容器110を閉じるために使用され、容器110が塗布器130を使用して閉じられているときに、塗布器130の内部空間135内に投与ユニット120を収容するために使用される。
100 システム
110 容器
112 容器の第1の位置
114 容器の第2の位置
120 投与ユニット
121 開口部
122 投与ユニットの第1の位置
124 投与ユニットの作動表面
130 塗布器
131 塗布器の外側表面
131a 塗布部
131b 把持部
131c 境界領域
131d 流動阻止手段
131e 把持向上手段
132 塗布器の内側表面
133 塗布器の開口部
135 塗布器の内部空間
140 医薬組成物および/または化粧品組成物
141 所定量の組成物
150 スナップ式接続

Claims (15)

  1. 医薬組成物および/または化粧品組成物(140)を貯蔵するように構成される容器(110)と、
    前記容器(110)と機械的に連結され、所定量(141)の前記組成物(140)を前記容器(110)から投与ユニット(120)の開口部(121)を通して投与するように構成される、投与ユニット(120)と、
    塗布器(130)と、
    を含む、システム(100)であって、
    前記塗布器(130)が、前記所定量(141)の前記組成物(140)が一時的に装填されるように構成され、
    前記塗布器(130)が、前記所定量(141)の前記組成物(140)を使用者の皮膚領域に塗布および/または広げるように構成され、
    前記塗布器(130)が、前記容器(110)または前記投与ユニット(120)と着脱可能に接続可能であることを特徴とする、システム(100)。
  2. 前記塗布器(130)が前記容器(110)の第1の位置(112)でまたは前記投与ユニット(120)の第1の位置(122)で接続された場合に、前記投与ユニット(120)が前記塗布器(130)の内部空間(135)内に配置されるように、前記塗布器(130)が前記容器(110)のための閉鎖体となるように構成される、請求項1に記載のシステム(100)。
  3. 前記塗布器(130)は、前記容器(110)の前記第1の位置(112)でまたは前記投与ユニット(120)の前記第1の位置(122)で接続された場合に、前記投与ユニット(120)の前記開口部(121)を封止するように構成される、請求項1または2に記載のシステム(100)。
  4. 前記容器(110)が前記塗布器(130)の延長ハンドルを形成するように、前記塗布器(130)が、前記容器(110)の第2の位置(114)で前記容器(110)に着脱可能に接続可能である、請求項1~3のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  5. 前記塗布器(130)が、
    ‐ 前記使用者によって把持されるように構成される把持部(131b)と、
    ‐ 前記投与ユニット(120)の前記開口部(121)を通して投与される前記組成物(140)を受け入れ、かつ、そのように受け入れられた前記組成物(140)を前記使用者の皮膚に塗布および/または広げるように構成される塗布部(131a)と
    を含み、
    前記塗布部(131a)は、凸形形状、平坦形状、および凹形形状のうちの1つを有する、請求項1~4のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  6. 前記塗布器(130)が、前記塗布器(130)の前記把持部(131b)を前記容器(110)または前記投与ユニット(120)に接続することによって、前記容器(110)または前記投与ユニット(120)と着脱可能に接続可能である、請求項5に記載のシステム(100)。
  7. 前記塗布器(130)の前記把持部(131b)が前記容器(110)または前記投与ユニット(120)に接続された場合に、前記塗布器(130)の前記把持部(131b)の外側表面が、前記容器(110)と同一平面になるように構成される、請求項6に記載のシステム(100)。
  8. 前記塗布器(130)が、前記塗布部(131a)から前記把持部(131b)に向かう方向に流れる前記組成物(140)の流れを阻止するように構成される流動阻止手段(131d)を含む、請求項5~7のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  9. 前記把持部(131b)が、前記把持部(131b)で前記使用者の把持を向上するように構成される把持向上手段(131e)を含む、請求項5~8のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  10. 前記塗布器(130)の幅(W1)および高さ(H)の比率が、3:5に等しいかまたはそれよりも小さい、請求項1~9のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  11. 前記塗布器(130)が、前記塗布器(130)と前記容器(110)または前記投与ユニット(120)とが接続された状態で、前記所定量(141)の前記組成物(140)を前記使用者の前記皮膚領域に広げるように構成される、請求項1~10のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  12. 前記塗布器(130)の外側表面(131)が、前記塗布器(130)と前記投与ユニット(120)または前記容器(110)とが接続された状態で、前記投与ユニット(120)から離れる方を向いており、前記塗布器(130)の外側表面(131)は、前記所定の用量(141)が一時的に装填されるように構成される、請求項1~11のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  13. 前記塗布器(130)の内側表面(132)が、前記塗布器(130)と前記投与ユニット(120)または前記容器(110)とが接続された状態で、前記投与ユニット(120)の方を向いており、前記塗布器(130)の内側表面(132)は、前記所定の用量(141)が一時的に装填されるように構成される、請求項1~12のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  14. 前記組成物(140)が、グリコピロニウム塩および乳化剤系を含む水中油型エマルジョンの形態の医薬組成物および/または化粧品組成物である、請求項1~13のいずれか一項に記載のシステム(100)。
  15. 請求項1~14のいずれか一項に記載のシステムを使用するための方法であって、前記方法が、
    ‐ 前記容器(110)または前記投与ユニット(120)に接続される前記塗布器(130)を前記容器(110)または前記投与ユニット(120)から取り外して、前記投与ユニット(120)を露出させ、
    ‐ 前記投与ユニット(120)を作動させることによって、所定量(141)の前記組成物(140)を前記容器(110)から前記投与ユニット(120)の開口部(121)を通して前記塗布器(130)上に投与して、前記所定量(141)の前記組成物(140)を前記塗布器(130)に装填し、
    ‐ 前記塗布器を使用者の皮膚領域と直接的に接触させることによって、前記塗布器上に装填された前記所定量(141)の前記組成物(140)を、前記塗布器から前記使用者の前記皮膚領域に直接的に塗布および/または広げ、
    ‐ 前記投与ユニット(120)が前記塗布器(130)の内部空間(135)内に配置されるように、前記塗布器(130)を前記容器(110)または前記投与ユニット(120)と接続すること
    を含む、方法。

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