JPH0298369A - 表面に対して液体製品を実質均一に局所施用するディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［従来技術と問題点］ 局所薬、特に頭髪の成長を回復するための局所薬は、頭
皮に対して施用された時に、特に毛包に対して施用され
た時に最も効果的である。頭皮が無毛の場合、広い表面
に対するこのような薬剤の直接施用は拭くまたはぬぐう
など多くの簡単な手段で達成される。このような要求を
満たす多くのアプリケータが開発された。例えば米国特
許箱４，５７２，６８９号は、液状製品を表面に塗布す
るためにブタ毛ブラシを使用した使い捨て型アプリケー
タを開示している。液体を施用するために多孔性材料を
使用する他のアプリケータも開示されている。米国特許
箱２，９１３，７４７号、米国特許箱３，２７１，８１
０号、および第４，２１８，１５５号は、アプリケータ
表面としてフェルト、ゴムまたはプラスチックスポンジ
、および開放セル型プラスチックフオームを使用する。

しかし養毛剤が有効でありまたその薬剤を使用する人が
部分的にハゲであると仮定すれば、薬剤を残っている頭
髪そのものに施用するよりも頭皮に対して施用する事が
はるかに望ましい。Ｈａが存在するので、薬剤が毛幹の
周囲を通り抜けて頭皮に施用される事が好ましい。この
ような条件は、薬剤の容器すなわちタンクの本体の延長
部分の尖端の小開口から液体を分与するデイスペンサー
によって満たされる。このようなデイスペンサーは、米
国特許箱２，８９６，２３７号および第３，７７７．９
４９号に記載されている。

実際に、治療初期のそれぞれ人についてハゲの程度が相
違する。また治療の進行に従ってそれぞれの人の頭髪存
在度に対応して頭皮の治療を実施する必要がある。

養毛剤の施用は基本的に「盲」操作である。ユーザが後
頭部または頭髪の下方の実際の薬剤施用箇所を見る事が
できない場合が多いからである。

薬剤の施用は、主としてアプリケータの実際の接触感覚
または施用された液体の冷却感覚によって実施される。

従って薬剤タンクの圧縮動作と頭皮上の液体の存在感覚
との間の急速なフィードバックが重要である。多孔性ア
プリケータの表面は。

このアプリケータが飽和される必要があるのでフィード
バックを遅らせる。また一部の剛性の多孔性アプリケー
タは一定量の液体を残存させるので、この液体分が分与
されない。

人間の頭皮は敏感であるから、アプリケータの表面は平
滑で低摩擦でなければならない。またこのアプリケータ
の表面は、米国特許箱３，７７７．９４９号に記載のデ
イスペンサーの破断された尖端に残るようなギザギザ突
起を有してはならない。

さらにアプリケータは頭髪と頭皮による汚染作用に耐え
るものでなければならない。

［発明の目的および効果］ 前述から明かなように、本発明の主目的は、ユーザが液
体生成物を広い面にも特定の点にも正確に楽に施用する
事のできる液体生成物、例えば養毛剤を施用するための
簡単なデイスペンサーを提供するにある。

本発明の他の目的は、使用時まで完全に密封する事ので
きる安価な使い捨て型デイスペンサーを提供するにある
。

本発明のさらに他の目的は、ユーザが頭髪のある頭皮を
そのヘアスタイルをほとんど乱す事なく効果的に処理す
る事ができ、またＨ１＆がほとんどまたは全く存在しな
い頭皮の広い面積を急速に処理する事のできるデイスペ
ンサーを提供するにある。

［発明の概要］ 特に好ましい実施態様において、本発明は養毛剤などの
液状生成物を頭皮などの表面に局所施用するデイスペン
サーを提供する。このデイスペンサーは、平滑な実質的
に非多孔性のアプリケータチップと流体連通した圧縮性
タンクを含む。使用に際してアプリケータチップは露出
部と非露出部とを示す。アプリケータチップは好ましく
は丸い露出端部を有する円筒体とする。またアプリケー
タチップは、その軸線に対して実質的に平行な複数のグ
ルーブを有する。これらのグルーブは、アブリケータチ
ップの非露出部から露出部まで延在し、圧縮性タンクと
流体連通している。このタンクを圧縮すれば、その中に
収容された液状生成物が前記のグルーブを通してアプリ
ケータチップの露出面の上に流れる。液状生成物の中に
使用される溶媒がアプリケータチップの表面と接触させ
られた時に展着作用によってこのアプリケータチップ面
をぬらすように、実質的に非多孔性のアプリケータチッ
プの材料と表面仕上げを選定する。アプリケータチップ
の表面に展着された液状生成物は、その丸い尖端を使用
して個々の最終使用点に施用され、あるいはアプリケー
タチップの側面を処理面に対して実質的に接線方向に配
向する事によって表面全体に広く施用される。

本発明によるデイスペンサーは、使い捨て型としまたは
再充填型とする事ができる。このユニットは、デイスペ
ンサーシェルと一体的に成形されたチップカバーを含む
完全密封状態で、あるいは再取り付け型チップカバーお
よび／またはタンク閉鎖手段を備えて最終使用者に提供
する事ができ［実施例］ 以下１本発明を図面に示す実施例について詳細に説明す
る。

第１図には、局所薬アプリケータ１を含む本発明の特に
好ましいデイスペンサーの実施態様を示す。この局所薬
アプリケータ１はアプリケータシェル２と平滑なアプリ
ケータチップ１０とを有する。

シェル２は、好ましくは圧縮性タンク３を含み。

このタンク３が円錐形部４に接続し、ビらにバレル部５
、弱化部６、尖端カバ一部７に接続し、このカバ一部７
はツイストタブ８を含む。中実アプリケータチップ１０
は、カバ一部７と弱化部６を通してバレル部５の中に挿
入されている。バレル部５の案内は好ましくはアプリケ
ータチップ１０の最大径より若干小であるから、チップ
１０はバレル５の案内の中に軽く干渉ばめされて保持さ
れている。

タンク３１円雌部４、バレル５の内側面およびアプリケ
ータチップ１０の内側端面１５は液状薬剤室９を画成す
る。

アプリケータシェル２は、ポリエチレンまたはポリプロ
ピレンなどの種々のプラスチック材料の吹き込み成形ま
たは射出成形などの成形工程によって一体部材として製
造する事ができる。

第２図はアプリケータチップ１０の拡大図であって、こ
のチップは丸い末端部１１、テーパ状部１２、および全
長に沿って実質的に一定直径を有するまっすぐな部１３
とを含む円筒体をなす。このチップ１０の少なくともま
っすぐな部１３に沿って単数または複数の計量グルーブ
１４が配備されている。タンク３が圧縮された時、前記
の計量グルーブ１４とバレル５の内側面が液状薬剤をチ
ップ１ｏの露出部分に送る個々の通路を成す。計量グル
ーブ１４とバレル５に対するその関係はそれぞれ第２Ａ
図と第１Ａ図に断面で示されている。ユーザがチップｌ
Ｏへの液状薬剤８０の流れを調整できるようにするため
、各計量グルーブ１４によって与えられる流れ断面積は
、タンク３が絞り作用を受けない限り薬剤室９中の液状
薬剤８０が計量グルーブを通して排出されない程度に小
さくなければならない。

複数の内部通路１１４を有する他のアプリケータチップ
１１０を第２Ｂ図と第２Ｃ図とに示す。通路１１４が前
記の計量グルーブと同様に、チップ１１０の非露出部か
ら露出部まで延在する。第２図のチップ１０と同様に液
状薬剤８０が通路１１４を通ってチップ１１０の露出面
の外周に分布され、つぎにテーパ部１１２と丸い末端部
１１１の上に展張される。

中断されない円筒面２１３を有するアプリケータチップ
の他の実施態様２１０を第２Ｄ図および第２Ｅ図に示す
。計量グルーブ１４が円筒面１３に形成されたのと相違
し、バレル部２０５の内側面に計量グルーブ２１４が形
成されている。これらの計量グルーブ２１４はチップ２
１０の内側端面２１５を越えて薬剤室２０９の中まで延
在する。第２図のチップ１０と同様に、液状薬剤８０は
計量グルーブ２１４を通してチップ２１０の外側面に分
布され、その後チップのテーパ部２１２と丸い尖端部２
１１上に分布される。

液状薬剤流通ブシュ３２０を使用したさらに他のアプリ
ケータチップ３１０を第２Ｆ図と第２Ｇ図に示す。

このブシュ３１４は、前記の計量グルーブ２１４と同様
機能の計量グルーブ３１４を有する。ブシュ３２０は、
バレル３０５の内側面とチップ３１０の外側面との中間
に配置される。所望ならば、ブシュ３２０の計量グルー
ブ３１４を除去し、このブシュ３２０を非多孔性材料で
なく多孔性材料で構成する事ができる。後者の場合、液
状薬剤は多孔性ブシュ３２０を通して薬剤室３０９から
チップ３１０の露出部に転送される。この実施態様にお
いて、多孔性ブシュ全体が液状薬剤の通路として作用す
る。

さらに絞りインサート４２０を有する他の実施態様のチ
ップ４１０を第２Ｈ図および第２■図に示す。薬剤室９
からチップ４１０の露出面への単数または複数の通路を
可変的に制限するため、チップ４１０は絞りインサート
４２０に対して回転自在に配置される。図示の実施態様
においては、単一の通路のみが図示されている。絞りイ
ンサート４２０の計量グルーブ４２４はチップ４１０の
計量グルーブ４１４に対しである程度角度不整列状態に
図示されている。その結果、計量グルーブ４１４または
計量グルーブ４２４のいずれかに対して断面の縮小した
オリフィスが形成される。この実施態様の目的は、圧縮
性タンク３を絞った時に、薬剤室９から押し出される液
状薬剤８０の流量を可変的に制御するにある。所望なら
ば、絞りインサート４２０のシェルバレル５に対する位
置を固定し、チップ４１０を回転する事によって被処理
面の条件に対応する最適の液状薬剤の投与率を得るよう
にチップ４１０とバレル５に所定の校正を実施する事が
できる。

液状薬剤の通路（単数または複数）がまっすぐである事
、またはこれらの通路がアプリケータチップの長手方軸
線に対して実質的に平行である事は本発明の要件ではな
い。例えば、円筒面４５３に螺旋形計量グルーブ４５４
を備えた他の実施態様のアプリケータチップ４５０が第
２Ｊ図に図示されている。

液状薬剤を流す通路の所定の断面に対してその長さを増
大する事により、計量グルーブの生じる閉塞効果を増大
する事ができる。螺旋グルーブはこのような通路長さを
増大させる。圧縮性タンクと流体接続したアプリケータ
チップの非露出末端が液状薬剤通路によってチップの露
出末端と流体接続する限り、はとんど任意形状の液状薬
剤通路を使用する事ができる。もちろん、それぞれ第２
Ｄ図および第２Ｅ図の計量グルーブ２１４．第２Ｆ図お
よび第２Ｇ図の液状薬剤通路ブシュ３２０の中の計量グ
ルーブ３１４、あるいは第２Ｈ図および第２Ｉ図の絞り
インサート４２０およびアプリケータチップ４１０の計
量グルーブ４２４および４１４の代わりに螺旋グルーブ
を使用する事ができる。

再び第１図について述べれば、アプリケータチップ１０
の表面は好ましくは実質的に非多孔性とし、種々の材料
から射出成形、圧縮成形、または鋳造などの工程によっ
て製造する事ができる。分与に際しての最大効率を得る
ため、圧縮性タンク３を絞る事によって分与される液状
薬剤８０が第４図に図示のようにアプリケータチップの
表面全体に展張して効果的に被覆するようにアプリケー
タチップ１０の露出面をぬらす事が好ましい。

局所薬アプリケータの性能に関しては、液状薬剤８０に
対してアプリケータチップ１０の特定の材料と組織を選
定する事が重要である。アプリケータチップ１０の表面
は液状薬剤８０に対して湿潤性でなければならない。す
なわち液状薬剤８０がアプリケータチップ１０の表面全
体に展張されこの表面に密接しなければならない。所望
ならば、特定の面に対する液体の展張性を増大する湿潤
剤を液状薬剤８０に添加する事ができる。

＠潤性の概念は下記の例から理解できよう。もし雨水が
自動車のフードのよくウェザ処理された表面に落ちれば
、雨水はフードの表面全体に展張されて均一に被覆する
傾向を示す。この場合、車のフードは雨水に対して湿潤
性であると言われる。

もし同じ車がワックス掛けされていれば、雨水はこのワ
ックス掛けされた表面上にジュズ状に付着する傾向を示
す。この場合、車のフードは雨水に対して非湿潤性であ
ると言われる。しかし一定量の洗剤（＠潤剤）をバケツ
ー杯の同じ雨水に添加し、この溶液を車のワックス掛け
されたフード面に加えると、水／洗剤溶液がこの表面全
体に均一に展張される。

液状薬剤８０が米国特許第４，１３９，６１９号および
米国特許第４，５９６，８１２号（これらの特許を引例
として加える）に記載の型の液状の養毛剤であれば、成
形された実質的に平滑な露出面を有するアプリケータチ
ップ１０は一般に満足な展着作用を示す。

第３図はエンドシール２０を有する充填された局所薬ア
プリケータの側面図である。エンドシール２０は超音波
溶接装置またはインパルス加熱ストリップなどの通常の
密封手段によって製造する事ができる。もちろんこの局
所薬アプリケータを再使用するためには、エンドシール
２０の代わりにネジ込みキャップなどの着脱自在のエン
ドキャップを使用する事ができよう。このような局所薬
アプリケータを第１Ｂ図に示す。この場合、キャンプ１
２０はネジ部１２２を有し、このネジ部がシェルのタン
ク部１０３の内側面に備えられたネジ山１２４に係合し
て、液状薬剤室１０９を成す。局所薬アプリケータ１０
１の他の部分は第１図の局所薬アプリケータ１と同様で
ある。

第３図に図示の局所薬アプリケータ１はそのユーザに渡
される形状にある。シェル２の弱化部６は好ましくはシ
ェル２の壁体の厚さの減少部分を含む。

局所薬アプリケータ１を使用するためには、ユーザは片
手でチップのカバ一部分７上のツイストタブ８をつかみ
、他方の手で弱化部６の反対側のシェル２の表面をつか
み、反対方向にねじる。これによって弱化部６の中に破
断面３１を生じ、チップのカバ一部７とツイストタブ８
全体を除去する事ができる。もちろんこれによってアプ
リケータチップ１０の大部分を第４図のように露出する
事ができる。またアプリケータチップ１０の非露出部分
。

すなわちバレル部分５の中に残存する部分が破開面３１
によって限定される。破断面３１は計量グルーブ１４を
中断しているので、液状薬剤室９から絞り出された液状
薬剤８０が破断面３１を通過すると同時にアプリケータ
チップＩＯの露出部分の上に展着作用を開始する。

第４図は、液状薬剤８０を目標面に対して、例えば養毛
剤を頭皮に対して施用する状態にある局所薬アプリケー
タ１の側面図である。第４図に示す状態を得るため、ユ
ーザは好ましくは圧縮性タンク部分３を指でつかみ、対
向方向の絞り力″Ｆ′″を加えて、タンク３を圧縮し、
これによって計量グルーブ１４とバレル部分５の内側面
との間に画成された個々の通路を通して液状薬剤８０を
流れさせる。液状薬剤８０は計量グルーブ１４から、破
断点３１からアプリケータチップ１０の露出面上に出る
。つぎに液状薬剤８０は、アプリケータチップ１０のテ
ーパ部分すなわち円錐部分１２と丸い末端部分１１の上
に展張される。アプリケータチップ１０の表面上に均一
厚さの膜を形成する以上の量の液状薬剤がタンクから絞
り出されれば１重力作用で、液状薬剤８０がアプリケー
タチップ１０の最下点に集中する。

この現象はアプリケータチップの過飽和と呼ばれる。極
端な場合、液状薬剤８０はアプリケータチップ１０の表
面から滴下させられる。これは下記の場合のいずれかで
ある。　（、）液状薬剤８０が被処理面に対する転送速
度以上の速度でアプリケータチップ１０の表面に送られ
る場合、　（ｂ）アプリケータチップ１０が処理面と接
触しない場合。余分の液状薬剤８０がアプリケータチッ
プ１０の表面から滴下した時、アプリケータチップ１０
上に残存する液状薬剤８０は第４図に図示のように実質
的に均一厚さの被覆状態まで回復される。

養毛のために使用される場合、アプリケータチップｌＯ
を被覆する液状薬剤８０は任意適当な薬剤とする事がで
きる。液状の特に好ましい養毛剤は。

前記の米国特許第４，１３６，６１９号および米国特許
第４，５９６，８１２号に記載されている。これらの特
許を引例として加える。前記の特許に開示の薬剤組成物
はその活性成分の１つとして、６−アミノ−１゜２−ジ
ヒドロ−１−ヒドロキシ−２−イミノ−４−ピペロジノ
ピリミジンを含む。この成分を下記において造語「ミノ
キシジル」で呼ぶ。必要ならば、液状薬剤８０を含有す
る薬剤がアプリケータチップＩＯの表面に対して送られ
る際に所望の展張行動を生じるように１選ばれた特定の
薬剤中に存在する溶媒の量を調整する事ができる。

アプリケータチップ１０を被覆する液状薬剤８０は、ユ
ーザが被処理区域に塗布する際に表皮表面に転送される
。処理区域が比較的広くまた毛髪がない場合、アプリケ
ータチップのテーパ部分すなわち円錐部１２の表面が実
質的に頭皮に対して接線を成すように配置し、アプリケ
ータチップの軸線に対して大体直角方向に局所薬アプリ
ケータ１をなでる事によって、養毛剤８０を頭皮に対し
て急速に被覆する事ができる。ユーザは薬剤投与プロセ
スを迅速に成すため、前述のようなアプリケータチップ
１０の過飽和状態を利用する事ができる。アプリケータ
チップ１０の最下点における液状薬剤８０の過度の集中
は処理される表面と接触する点または線において生じ易
い。毛幹の底部など、比較的狭い区域または特定の区域
に対して養毛剤８０を施用しなければならない場合（毛
髪が残存するが薄くなる状態の場合など）、丸い先端部
分１１を使用する。

このように丸い先端部１１を使用すれば、ユーザにとっ
ては役立たない毛髪そのものに対する薬剤転送量が最小
限になる。

バレル部分５の長さを追加すれば、ユーザが高いヘヤス
タイルを使用している場合でも毛幹の底部に養毛剤８０
を施用し易い。この処理中に、ユーザはアプリケータチ
ップ１０の露出部分の湿潤度を制御するようにタンク部
分３を軽く絞る。対向方向の絞り力”Ｆ″″を除去した
時に薬剤室９の内部に発生する部分的真空は、計量グル
ーブ１４およびバレル部５の内側面とによって形成され
た通路を通して空気が入る事によって解除される。アプ
リケータの液状薬剤容量がなくなるまであるいは所望量
の薬剤が施用されてしまうまで、ユーザは絞り力”Ｆ　
ＩＩのパルスを薬剤タンク部分３に対して加え続ける。

アプリケータチップ１０は全体として平滑でまた剛性で
あるから、このアプリケータチップは毛髪に絡まる傾向
がなく頭皮の表面に沿って容易に滑る。ユーザは養毛剤
８０の施用環を制御するため。

その感覚の組合せを利用する。処理される頭皮面が例え
ば後頭部にあり、あるいは処理される頭皮面の上に毛髪
が存在するので、見にくいので視覚的制御は実際的でな
い。局所薬アプリケータの位置と施用された液状薬剤の
量を制御するためにはユーザは物理的接触感覚と冷感覚
との組合せを使用する事が好ましい。アプリケータチッ
プ１０は実質的に非多孔性であるから、その固有の貯蔵
分を有しない。故に、圧縮性タンク部分３に対して対向
方向の力１＃Ｆｌ＃に加える事によって、アプリケータ
チップ１０の露出部分に対して液状薬剤８０が直ちに送
り出される。この方法は、ユーザに対して優れた急速な
フィードバックを与える事により液状薬剤の施用工程の
均一性を増進する。

さらにこのアプリケータチップ■０が中実非多孔性であ
るが故に従来のデイスペンサーに使用された多孔性また
はブラシ型のアプリケータと比較して、頭皮および毛髪
の汚れ並びにこれに付随するバクテリヤによるアプリケ
ータチップの汚染の問題が実質的に減少する。

局所薬アプリケータ１の内容物が１回の使用で完全に消
費されない場合、貯蔵および将来の使用のため、チップ
カバ一部分７をアプリケータチップ１０の上に再び挿入
する事ができる。

第５図は、本発明の大体同様の局所薬アプリケータの他
の実施態様５０１の部分的に組立てられた状態を示す図
である。この局所薬アプリケータ５０１においては、第
３図に図示の実施態様１のエンドシール２０の代わりに
、一体的端壁部分５５１が使用される。この一体的端壁
５５１は押し出し吹き込み成形などのプラスチック処理
手段によって成形される。

アプリケータチップ１０は、タンク５５９の中に液状薬
剤８０を装入した後にアプリケータシェル５５２の中に
設置される。

第５図に図示のチップカバー５５０は、チップカバ一部
分５５７と、握りタブ５５８と、つば５６０とを含む。

完全に組立られた時、つば５６０がシェル５５２のバレ
ル部分５５５の末端の回りに嵌合してスナップばめされ
、アプリケータの内容物を密封し、アプリケータチップ
１０の露出部分をカバーする。チップカバー５５７の内
部は好ましくはアプリケータチップ１０の外側面を密接
に包囲して、チップカバー５５０を除去する前に液状薬
剤室５５９から流出する液状薬剤８０の量を制限する。

゛チップカバー５５０は、組立中にアプリケータチップ
を支持する事によって、バレル部分５５５の末端部の中
へのアプリケータチップ１０の組立を容易にする。また
握りタブ５５８はチップカバー５５０の除去と交換を容
易するために使用される。

前述において本発明の局所薬アプリケータを頭皮の養毛
治療についてのみ述べたのであるが、前記の局所薬アプ
リケータはその他多くの用途に好適である。特に医学的
用途、例えば傷または火傷の防腐処理あるいは水虫の殺
菌処理に使用される。

後者の場合、アプリケータチップが簡単に足の指の間に
挿入され、またこのアプリケータチップの表面は非多孔
性であるから、真菌の胞子およびバクテリヤがその表面
に保持されて非感染区域に伝染する事がない。

さらに本発明の局所薬アプリケータはシミ抜き泪デイス
ペンサーまたは衣類のシミの前処理用のアプリケータと
して医学以外の用途に使用する事ができる。

本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その
主旨の範囲内において任意に変更実施できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のデイスペンサーのアプリケータチップ
を組立られた状態を示す一部破断側面図であって前記デ
イスペンサーは充填密封前の状態を示す図、第１Ａ図は
第１図のＬＡ−ＬＡ線に沿った断面図、第１Ｂ図は本発
明のデイスペンサーの末端部の実施態様を示す断面図、
第２図は第１図に示すデイスペンサーにおいて使用され
る中実アプリケータチップの拡大側面図、第２Ａ図は第
２図の２Ａ−２Ａ線に沿ってとられた断面図、第２Ｂ図
は中実アプリケータチップの他の実施態様の拡大側面図
。 第２Ｃ図は第２Ｂ図の２Ｃ−２Ｃ線に沿ってとられた断
面図、第２Ｄ図は中実アプリケータの他の実施態様の部
分破断側面図、第２Ｅ図は第２Ｄ図の２Ｅ−２Ｅ線に沿
ってとられた断面図、第２Ｆ図は本発明の中実アプリケ
ータのアプリケータチップの他の実施態様の部分破断側
面図、第２Ｇ図は第２Ｆ図の第２Ｆ図の２Ｇ−２Ｇ線に
沿った断面図、第２Ｈ図は液状薬剤の流量調節手段を含
む他の実施態様のアプリケータチップの拡大図、第２工
図は一方の計量グルーブの部分的不整合状態を示す第２
Ｈ図のチップの部分斜視図、第２Ｊ図は螺旋形計量グル
ーブを有するアプリケータチップの部分斜視図、第３図
は第１図のデイスペンサーに液状薬剤を充填し密封した
状態を示す部分破断側面図、第４図は第３図のデイスペ
ンサーのチップカバーを除去し液状薬剤タンクに絞り力
”Ｆ′″を加えた状態を示す図、また第５図は本発明の
デイスペンサーの他の実施態様においてそのチップカバ
ーを部分的に組立てた状態を示す部分破断側面図である
。 １６０．デイスペンサー、５００．バレル部、６゜０．
破断部、７，５５０．、、チップカバー、　　９，１０
９，２０９゜３０９、、、薬剤室、ｔｏ、１１０，２１
０，３１０，４１０，４５０．、、アプリケ―タチップ
、　　１４，１１４，２１４，４１４，４２４，４５４
．、、薬剤通路、３２９．、、ブシュ、４２０．、、イ
ンサート、Ｆｉｇ、１ Ｆｉｇ、２Ａ Ｆｉｇ、２Ｃ 出願人代理人　　佐　　藤　　−誰 Ｆｉｇ、３ Ｆｉｇ、４ 「 ヒ Ｆｉｇ、５

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、 （ａ）液体生成物を収容する圧縮性タンクと、 （ｂ）実質的に非多孔性の材料から成り長手方軸線と外
   側面とを有する平滑面のアプリケータチップであって、
   前記外側面は露出部と非露出部とを含み、前記露出部と
   非露出部は前記長手方軸線に沿つて相互に隣接して配置
   され、前記非露出部は前記圧縮性タンクと流体連結する
   ように固着され、また前記アプリケータチップは少なく
   とも一つの液体通路を含み、前記液体通路は前記アプリ
   ケータチツプの非露出部から前記露出部まで延在する事
   により、前記タンクが圧縮された時に液体生成物が前記
   圧縮性タンクから前記アプリケータチップの前記露出面
   まで転送され、前記アプリケータチップの前記露出部は
   、前記液体生成物をこの露出部の上に実質的に均一に展
   張させる表面特性を有し、前記液体生成物は、この液体
   生成物によって被覆されたアプリケータチップを対象表
   面と接触させる事によつてこの表面上に転送されるよう
   に成されたアプリケータチップとを含む表面に対して液
   体製品を実質均一に局所施用するディスペンサー。 ２、前記アプリケータチップの前記露出部は丸い末端を
   有する円筒体から成り、従って前記液体生成物で被覆さ
   れたアプリケータチップの前記の丸い末端を特定表面に
   接触させる事により前記特定面の個々の部分に対して液
   体生成物が転送され、また前記液体生成物で被覆された
   円筒体をその軸線に対して実質的に直角方向に前記表面
   に沿つて接線方向になでる事によってこの表面全体に液
   体生成物を転送する事を特徴とする請求項１に記載のデ
   ィスペンサー。 ３、前記の液体通路は、前記アプリケータチップの外側
   面に備えられたグルーブと、前記アプリケータチップを
   前記圧縮性タンクと流体連通するように固定する手段と
   によって形成される事を特徴とする請求項１に記載のデ
   ィスペンサー。 ４、前記の液体通路は、前記アプリケータチップの外側
   面と、このアプリケータチップを前記圧縮性タンクと流
   体連結するように固定する手段の内側面に備えられたグ
   ルーブとによつて形成される事を特徴とする請求項１に
   記載のディスペンサー。 ５、前記流体通路は、前記圧縮性タンクと流体連通する
   第１面と、前記アプリケータチップの外側面と流体連通
   する第２面とを有する多孔性ブシュから成る事を特徴と
   する請求項１に記載のディスペンサー。 ６、前記円筒体の少なくとも一部は円錐形を成し、その
   最大直径からその最小直径まで丸い末端方向に先細とな
   っている事を特徴とする請求項２に記載のディスペンサ
   ー。 ７、前記液体通路は前記アプリケータチップの中に備え
   られた長手方に延在するポートから成り、前記ポートは
   前記圧縮性タンクと流体連通した入口端部と前記アプリ
   ケータチップの露出部に流体連通した出口端部とを有し
   、前記出口端部は前記円筒体の円錐形部分に配置される
   事を特徴とする請求項６に記載のディスペンサー。 ８、前記ディスペンサーを使用する以前に前記アプリケ
   ータチップの露出部全体を包囲するチップカバーを含む
   事を特徴とする請求項１に記載のデイスペンサー。 ９、前記チップカバーは前記圧縮性タンクと一体的に形
   成される事を特徴とする請求項８に記載のディスペンサ
   ー。 １０、前記の液体生成物は、前記ディスペンサーを使用
   する以前にその漏れを防止するため、前記圧縮性タンク
   と前記アプリケータチップカバーとの間に密封されてい
   る事を特徴とする請求項９に記載のディスペンサー。 １１、前記圧縮性タンクは、このタンクに液体生成物を
   充填するための再取り付け可能の閉鎖手段を含む事を特
   徴とする請求項８に記載のディスペンサー。 １２、前記アプリケータチップは、前記シリンダの長手
   方軸線に対して実質的に平行に配向され前記円筒体の周
   方向に相互に離間された複数のグルーブを含む事を特徴
   とする請求項３に記載のディスペンサー。 １３、前記のアプリケータチップの非露出部分は中空バ
   レルによつて前記圧縮性タンクと流体連通するように固
   定され、前記中空バレルの一端は前記圧縮性タンクに接
   続し、他端は前記アプリケータチップの非露出部分を包
   囲する事により、液体生成物は、前記アプリケータチッ
   プのグルーブと前記中空バレルの内側面との間に形成さ
   れた通路に沿つて前記圧縮性タンクから前記アプリケー
   タチップの露出部まで転送される事を特徴とする請求項
   １２に記載のディスペンサー。 １４、絞りインサートを含み、このインサートはその外
   周に沿つて相互に離間された複数のグルーブを有し、前
   記絞りインサートは前記中空バレル中に前記アプリケー
   タチップに隣接した固定位置に固着され、前記アプリケ
   ータチップは前記絞りインサートに対して回転自在であ
   り、このようにして前記アプリケータチップを回転させ
   る事により、前記液体通路の断面を変動させて、前記ア
   プリケータチップのグルーブと、前記絞りインサートの
   グルーブとの整列度を調節できる事を特徴とする請求項
   １３に記載のディスペンサー。 １５、前記アプリケータチップの露出部は熱可塑性物質
   から成る事を特徴とする請求項２に記載のディスペンサ
   ー。 １６、前記ディスペンサーは前記圧縮性タンクの中に所
   定量の前記液体生成物を収容する事を特徴とする請求項
   １乃至１５のいずれかに記載のディスペンサー。 １７、前記液体生成物は薬剤を含む事を特徴とする請求
   項１６に記載のディスペンサー。１８、前記液体生成物
   は養毛剤を含む事を特徴とする請求項１７に記載のディ
   スペンサー。 １９、前記液体生成物は６−アミノ−１，２−ジヒドロ
   −１−ヒドロキシ−２−イミノ−４−ピペロジノピリミ
   ジンを含む事を特徴とする請求項１８に記載のディスペ
   ンサー。