JP2022526917A - 眼科用製剤およびその使用 - Google Patents

眼科用製剤およびその使用 Download PDF

Info

Publication number
JP2022526917A
JP2022526917A JP2021557075A JP2021557075A JP2022526917A JP 2022526917 A JP2022526917 A JP 2022526917A JP 2021557075 A JP2021557075 A JP 2021557075A JP 2021557075 A JP2021557075 A JP 2021557075A JP 2022526917 A JP2022526917 A JP 2022526917A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
minutes
ophthalmic solution
hours
eye
less
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2021557075A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020198064A5 (ja
Inventor
デイビッド クラーク,
スーザン マクドナルド,
スティーブン ギツ マチャサ,
リセ ルンド ケムス,
Original Assignee
アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド filed Critical アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド
Publication of JP2022526917A publication Critical patent/JP2022526917A/ja
Publication of JPWO2020198064A5 publication Critical patent/JPWO2020198064A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K47/00Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
    • A61K47/30Macromolecular organic or inorganic compounds, e.g. inorganic polyphosphates
    • A61K47/36Polysaccharides; Derivatives thereof, e.g. gums, starch, alginate, dextrin, hyaluronic acid, chitosan, inulin, agar or pectin
    • A61K47/40Cyclodextrins; Derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/33Heterocyclic compounds
    • A61K31/395Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
    • A61K31/435Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with one nitrogen as the only ring hetero atom
    • A61K31/47Quinolines; Isoquinolines
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0048Eye, e.g. artificial tears
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/08Solutions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • A61P27/14Decongestants or antiallergics

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

本発明は、レプロキサラップ眼科用溶液およびアレルギー性結膜炎などの疾患または障害を処置するためにそれを使用する方法を提供する。一部の態様では、本発明は、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液であって、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度が約0.5%w/vまたはそれ未満かつ約0.1%w/vまたはそれよりも大きい眼科用溶液に関する。一部の実施形態では、眼科用溶液中のレプロキサラップおよびシクロデキストリン賦形剤は、1:2.1未満のモル比である。一部の実施形態では、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度は、約0.2%w/v~約0.3%w/vである。

Description

関連出願の相互参照
本出願は、35 U.S.C.§119(e)に基づき、それぞれの内容全体が参照により本明細書に組み込まれる2019年3月26日出願の米国仮出願第62/824,233号および2019年6月6日出願の米国仮出願第62/857,874号の利益を主張する。
本発明は、アレルギー性結膜炎(AC)などの疾患または障害の処置のためのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液に関する。
急性アレルギー性結膜炎(AC)は、一般集団のおよそ40%によって経験される(Singh et al., J Allergy Clin Immunol., 2010, 126(4):778-783)。ACは、マスト細胞および好塩基球からのヒスタミンおよび他のメディエーターの免疫グロブリンE(IgE)媒介性放出が関与するI型(即時型)過敏症に関連する。マスト細胞の脱顆粒は、炎症性メディエーターの放出および炎症促進性メディエーターを生成する酵素カスケードの活性化をもたらす(Mishra et al., Recent Pat Inflamm Allergy Drug Discov., 2011, 5(1):26-36)。目における種々のメディエーターの放出は、角膜および眼瞼にも影響を及ぼす結膜の炎症をもたらし、そう痒および灼熱感、流涙、結膜浮腫(chemosis)(結膜浮腫(conjunctival edema))、結膜充血、充血、眼瞼浮腫および粘液分泌を含む症状を引き起こす。
アレルゲン曝露の数分以内に生じるアレルギー性結膜炎の初期症状は、主にヒスタミンの放出に起因する可能性が高く(Leonardi, A., Exp Eye Res. 2013, 117:106-17)、これはアレルゲンへの曝露後約5分で流涙がピークに達し、30~40分かけて顕著に減少する(Ackerman et al., Ther Adv Chronic Dis., 2016, 7(1):52-67.2016)。ヒスタミンの急増減の直後に、アレルギー性結膜炎の症状は細胞浸潤物、サイトカイン、ロイコトリエン、プロテアーゼおよびアルデヒドを含む他の因子などの非ヒスタミン炎症性メディエーターによって永続化される(Leonardi, A., Exp Eye Res., 2013, 117:106-17)。アルデヒドは、アレルギー性(Th2)疾患と自己免疫(Th1)疾患の両方の炎症促進性メディエーターであり、毒性アルデヒドのレベルの上昇は、アレルギー性結膜炎ならびに他の眼疾患および全身性疾患に関連する(Bacsi et al., J Allergy Clin Immunol., 2005, 116(4): 836-843; Boldogh et al., J Clin Invest., 2005, 115(8): 2169-2179; Wakamatsu et al., Mol Vis., 2010, 16: 2465-2475)。
アルデヒドは反応性であり、タンパク質、炭水化物、脂質および核酸に結合する(Esterbauer et al., Free Radical Biology and Medicine, 1990, 11(1):81-128)。隔離されていない、または特定の代謝プロセスで別様に保護されていないアルデヒドである遊離アルデヒドは毒性の可能性があり、細胞構成要素に結合するアルデヒドは、炎症(Yadav et al., Oxidative Medicine and Cellular Longevity 2013, Volume 2013, Article ID 690545)、分子の機能不全(O’Brien et al., Critical Reviews in Toxicology, 2005, 35(7):609-62)および網膜におけるリポフスチン成分などの消化不能代謝物の蓄積をもたらす可能性がある(Boyer et al., J Biol Chem., 2012, 287:22276-86))。
生体系では、アルデヒドはアルコールの酸化、ポリアミンおよびグルコース代謝ならびに酸化ストレスを含む種々のプロセスによって形成される。一部の疾患状態では、アルデヒド濃度が増加する場合がある。アルデヒド濃度、特に脂質過酸化に由来することが最も一般的と考えられるマロニルジアルデヒド(MDA)の増加は、翼状片、ベーチェット病、シェーグレン症候群、前部ブドウ膜炎およびドライアイ疾患を含む種々の炎症性眼疾患で報告されている(Sandikci et al., Acta Dermato-Venereologica, 2003, 83(5):342-6; Cejkova et al., Histology and Histopathology, 2007, 22(9):997-1003; Balci et al., Molecular Vision, 2011, 17:443-7; Turk et al., Ocular Immunology and Inflammation, 2014, 22(2):127-32; Choi et al., Current Eye Research, 2016, 41(9):1143-9)。
Sandikciら、Acta Dermato-Venereologica(2003)83(5):342~6 Cejkovaら、Histology and Histopathology(2007)22(9):997~103 Balciら、Molecular Vision(2011)17:443~7 Turkら、Ocular Immunology and Inflammation(2014)22(2):127~32 Choiら、Current Eye Research(2016)41(9):1143~9
したがって、アレルギー性結膜炎を処置することができる薬物の、向上した眼科用製剤に対する満たされていない必要性が存在する。
一部の態様では、本発明は、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液であって、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度が約0.5%w/vまたはそれ未満かつ約0.1%w/vまたはそれよりも大きい眼科用溶液に関する。一部の実施形態では、眼科用溶液中のレプロキサラップおよびシクロデキストリン賦形剤は、1:2.1未満のモル比である。一部の実施形態では、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度は、約0.2%w/v~約0.3%w/vである。
一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.25%w/vのレプロキサラップおよびシクロデキストリンから選択される薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、シクロデキストリンは約7%w/vである。一部の実施形態では、シクロデキストリンは約11%w/vである。一部の実施形態では、シクロデキストリンはスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンである。
一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.5%w/vのレプロキサラップおよびシクロデキストリンから選択される薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、シクロデキストリンは約9.5%w/vである。一部の実施形態では、シクロデキストリンはスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンである。
別の態様では、本発明は、それを必要とする対象のいずれかの目に治療有効量の本発明の眼科用溶液を局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法に関する。一部の実施形態では、処置されるアレルギー性結膜炎は季節性アレルギー性結膜炎である。一部の実施形態では、処置されるアレルギー性結膜炎は接触結膜炎である。一部の実施形態では、処置されるアレルギー性結膜炎は通年性結膜炎である。
方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、対象の目のアレルゲンへの曝露の前に投与される。一部の実施形態では、眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、例えば0.25%w/vまたは0.5%w/vのレプロキサラップ溶液の治療効果の持続期間内にそれを必要とする対象の目に投与される。一部の実施形態では、眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の3.5時間もしくはそれ未満、3時間もしくはそれ未満、2.5時間もしくはそれ未満、2時間もしくはそれ未満、1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前、あるいは目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の直前に投与される。
一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置される対象は、アレルギー性結膜炎の病歴を有する。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置される対象は、アレルギー性結膜炎の病歴を有し、かつ1種または複数の目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されている。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されており、かつ1種または複数の目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。
方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露時または曝露後に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露直後に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、アレルギー性結膜炎の症状の発生時または発生後に投与される。一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は1日4回(QID)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。
一部の実施形態では、目のアレルゲンの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後の処置は、開始相、増悪相および/または維持相の処置にさらに分けることができる。一部の実施形態では、眼科用溶液は、開始相および/または増悪相に1日6回、1日5回または1日4回(QID)、続いて維持相に1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与される。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含み、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することをさらに含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置する方法は、第1の処置相および第2の処置相を含み、第1の処置相は、目のアレルゲンへの予想されるもしくは確実な曝露の前、または目のアレルゲンへの予想されるもしくは確実な曝露の直前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含み、第2の処置相は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に本発明の眼科用溶液を目に投与することを含む。
一部の実施形態では、この2相処置レジメンの第1の処置相において、本発明の眼科用溶液は目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の3.5時間もしくはそれ未満、3時間もしくはそれ未満、2.5時間もしくはそれ未満、2時間もしくはそれ未満、1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前、あるいは目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の直前に投与される。
一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は目のアレルゲンへの曝露の5分、10分、15分、20分、25分、30分、35分、40分、45分、50分、60分(1時間)、75分(1.25時間)、90分(1.5時間)、105分(1.75時間)もしくは120分(2時間)以内、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後に投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日4回(QID)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。
一部の実施形態では、第2の処置相は、開始相、増悪相および/または維持相の処置にさらに分けることができる。一部の実施形態では、眼科用溶液は開始相および/または増悪相に1日6回、1日5回、または1日4回(QID)、続いて維持相に1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与される。
図1は、アレルゲン負荷後10~60分の眼のそう痒スコア(0~4)の曲線下面積計算(AUC)を示す。SEM=平均の標準誤差;眼のそう痒スケール0(そう痒なし)~4(まともに生活できないほどのそう痒)。
図2は、アレルゲン負荷後の経時的な眼のそう痒スコアの2ポイント応答の確率を示す。レプロキサラップの両方の濃度で、結果は結果の達成においてビヒクルより統計的に優位であった。0.25%のレプロキサラップに対してp=0.0005;0.5%のレプロキサラップに対してp=0.0169。
図3は、アレルゲン負荷後の経時的な0(治療的治癒)の眼のそう痒スコアの確率を示す。レプロキサラップの両方の濃度で、結果は眼のそう痒の完全な低減の達成においてビヒクルより統計的に優位であった。0.25%のレプロキサラップに対してp=0.0006;0.5%のレプロキサラップに対してp=0.0045。
図4は、アレルギー性結膜炎のグループチャンバーモデルでの200分のアレルゲン曝露の間の眼のそう痒スコア(0~100)を示す。結果は、アレルゲン(ブタクサ)への曝露の5分前および95分後に投与された0.25%w/vのレプロキサラップについて示される。レプロキサラップによる処置は、3時間を超えるアレルゲンへの曝露に関してビヒクルに対して眼のそう痒の統計的に有意な低減を示す。
図5は、アレルギー性結膜炎のグループチャンバーモデルでの200分のアレルゲン曝露の間の眼の発赤スコア(0~4)を示す。結果は、アレルゲン(ブタクサ)への曝露の5分前および95分後に投与された0.25%w/vのレプロキサラップについて示される。レプロキサラップによる処置は、3時間を超えるアレルゲンへの曝露に関してビヒクルに対して眼の発赤の統計的に有意な低減を示す。
1.ある特定の実施形態の概要
レプロキサラップの局所眼用溶液が眼の炎症の処置のために開発されている。種々の強度の薬物製品が、第1相臨床試験ならびにアレルギー性結膜炎の対照二重盲検第2a相臨床試験、アレルギー性結膜炎の対照二重盲検第2b相臨床試験、非感染性前部ブドウ膜炎の対照二重盲検第2相臨床試験、ドライアイ疾患の第2a相臨床試験、およびドライアイ疾患の対照二重盲検第2b相臨床試験を終了している。これらの終了した臨床試験でのレプロキサラップに対する最大曝露は、非感染性前部ブドウ膜炎を有する対象を処置するための0.5%w/vの強度での6週間にわたる投薬であった。
レプロキサラップの特定の局所(眼科用)製剤(例えば、溶液)が、アレルギー性結膜炎の処置に驚くほど有効であることが今般見出された。理論に束縛されることを望むことなく、賦形剤との組合せのレプロキサラップの特定の濃度および/またはレプロキサラップの賦形剤に対する比は、以前のレプロキサラップの眼科用溶液より増加した有効性を示すと考えられる。さらに一部の実施形態では、本開示の局所製剤は、以前に公知のレプロキサラップの眼科用溶液に比べ、ヒト患者において低減した点眼部位の疼痛および刺激を生じる。一部の実施形態では、低減した点眼部位の疼痛および刺激は、患者コンプライアンスの増大および転帰の向上をもたらす。
一部の実施形態では、本開示の眼科用溶液は、以前に公知のレプロキサラップの眼科用溶液と比較して向上した(例えば、持続性の)レプロキサラップの放出を示す。理論に束縛されることを望むことなく、本開示の眼科用溶液は、レプロキサラップと賦形剤との相互作用により、レプロキサラップの持続または遅延放出をもたらすことができる。一部の実施形態では、本開示の眼科用溶液中のレプロキサラップ:賦形剤の特定の比は、増加した有効性を示す。
一部の実施形態では、患者集団への投与後、本開示の眼科用溶液は、アレルギー性結膜炎を患う患者集団の眼のそう痒スケールの統計的に有意な低減をもたらす。一部の実施形態では、患者集団への投与後、本開示の眼科用溶液は、アレルギー性結膜炎を患う患者集団の眼のそう痒スケールの少なくとも1ポイントの統計的に有意な(p<0.05)低減をもたらす。一部の実施形態では、患者集団への投与後、本開示の眼科用溶液は、アレルギー性結膜炎を患う患者集団の眼のそう痒スケールの少なくとも2ポイントの統計的に有意な(p<0.05)低減をもたらす。眼のそう痒スケールは0(そう痒なし)~4(まともに生活できないほどのそう痒)である。
一部の実施形態では、本発明は、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液であって、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度が約0.5%w/vまたはそれ未満かつ0.1%w/vまたはそれよりも大きい眼科用溶液を提供する。一部の実施形態では、本発明は、それを必要とする対象に本明細書に記載される眼科用溶液を局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法を提供する。
一部の実施形態では、開示される眼科用溶液は、レプロキサラップおよびシクロデキストリン賦形剤を1:2.1未満のモル比で含む。一部の実施形態では、比は1:2.1~約1:25の比である。一部の実施形態では、比は約1:2.2~1:20、1:2.5~1:20、1:2.5~1:10、1:2.75~1:10、1:3~1:8、1:3.5~1:7、1:4~1:6または1:4~1:5である。一部の実施形態では、比は約1:2.1、1:2.2、1:2.3、1:2.4、1:2.5、1:2.6、1:2.7、1:2.8、1:2.9、1:3、1:3.1、1:3.2、1:3.3、1:3.4、1:3.5、1:3.6、1:3.7、1:3.8、1:3.9、1:4.0、1:4.1、1:4.2、1:4.3、1:4.4、1:4.5、1:4.6、1:4.7、1:4.8、1:4.9、1:5.0、1:5.1、1:5.2、1:5.3、1:5.4、1:5.5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:12、1:15、1:20または1:25である。一部の実施形態では、比は以下の表1中のものの1つ、例えば表1の比+/-10%である。一部の実施形態では、シクロデキストリンはスルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン(SBECD)である。一部の実施形態では、シクロデキストリンはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン(2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン:HPCD)である。
一部の実施形態では、シクロデキストリン賦形剤は、スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン(SBECD)などの本明細書に記載されるものの1種である。
Figure 2022526917000001
一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.2%~0.4%のレプロキサラップおよび約7%~25%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.2%、0.25%、0.3%、0.35%または0.4%のレプロキサラップおよび約7%~25%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.25%のレプロキサラップおよび約4.7%~約25%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.25%のレプロキサラップおよび約7%~25%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.25%のレプロキサラップおよび約4.75%~約11%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.5%のレプロキサラップおよび約9.5%~約11%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.25%のレプロキサラップおよび約7%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
一部の実施形態では、眼科用溶液は約0.25%のレプロキサラップおよび約11%w/vのSBECDまたはHPCDなどのシクロデキストリン賦形剤を含む。
2.定義
本明細書で使用される一般的用語は、別段明記されない限り以下の意味によって定義される。
用語「含む(comprising)」および「含む(including)」は、別段記述されない限りそれらのオープンエンドかつ非制限的な意味で本明細書で使用される。
本発明を説明する文脈(特に以下の特許請求の範囲の文脈)における用語「a」および「an」および「the」および同様の言及は、本明細書で別段指示されない限りまたは文脈と明らかに矛盾しない限り、単数と複数の両方を包含すると解釈される。化合物、塩などに対して複数形が使用される場合、これは単一の化合物、塩なども意味するとみなされる。
用語「薬学的に許容される」は、健全な医学的判断の範囲内で過剰な毒性、刺激、アレルギー応答および他の問題となる合併症を生じることなく対象、例えば哺乳動物またはヒトの組織と接触するのに好適であり、妥当なベネフィット/リスク比に見合う化合物、生物剤、材料、組成物および/または剤形を指すように本明細書で定義される。
本明細書で使用される用語「処置すること」または「処置」は、対象における少なくとも1つの症状を緩和する、低減するもしくは軽減する、または疾患、状態および/もしくは障害の進行の遅延に影響を及ぼす処置を含む。例えば、処置は障害の1つもしくは複数の徴候もしくは症状の低下または障害の完全な根絶でありうる。また、本発明の意味の範囲内では、用語「処置する」は疾患の発生(例えば、疾患の臨床症状発現の前の期間)を停止する、遅延させるおよび/または疾患が発症するもしくは悪化するリスクを低減することを表す。
本明細書で使用される用語「対象」または「患者」は、哺乳動物などの動物、例えばヒト、イヌ、ウシ、ウマ、ブタ、ヒツジ、ヤギ、ネコ、マウス、ウサギ、ラットおよびトランスジェニック非ヒト動物を含む。一部の実施形態では、対象はヒトである。
用語「約」または「およそ」は、所与の値または範囲の10%の範囲内の意味を有する。一部の実施形態では、用語「約」は所与の値の10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%または1%の範囲内を指す。
本明細書で使用される用語「w/v」は、濃度の単位である「グラム/mL」(体積に対する重量)を指す。例えば、7%w/vは70mg/mLに等しい。
レプロキサラップは以下の構造を有する:
Figure 2022526917000002
特定の理論に束縛されることを望むことなく、レプロキサラップは、アルデヒドに急速に結合して環状生成物を形成するアルデヒド隔離剤、または「トラップ」として機能する。
3.眼科用溶液
本発明の眼科用溶液は、特に重度のまたは耐容できない有害作用を生じることなくアレルギー性結膜炎を有効に処置するために好適な濃度のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む。一部の実施形態では、本発明は、約0.1%~約0.5%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液であって、レプロキサラップの賦形剤に対するモル比が約1:2.1またはそれ未満である眼科用溶液を提供する。
一部の実施形態では、賦形剤はシクロデキストリンであり、レプロキサラップの賦形剤に対する比は約1:2.1~約1:25である。
一部の実施形態では、本発明は、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液であって、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度が約0.5%w/vまたはそれ未満かつ約0.1%w/vまたはそれより高い眼科用溶液を提供する。一部の実施形態では、眼科用溶液は、0.15~0.45%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.2~約0.4%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.21~約0.35%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.22~約0.3%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.22~約0.29%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.25%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.25%w/vのレプロキサラップおよびシクロデキストリンから選択される薬学的に許容される賦形剤を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、約0.5%w/vのレプロキサラップおよびシクロデキストリンから選択される薬学的に許容される賦形剤を含む。
一部の実施形態では、本発明は、0.5%w/v未満のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液を提供する。一部の実施形態では、本発明は、少なくとも0.1%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液を提供する。一部の実施形態では、本発明は、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液であって、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度が0.5%w/v未満かつ0.1%w/vまたはそれより高い眼科用溶液を提供する。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.45%w/v未満かつ少なくとも0.1%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.4%w/v未満かつ少なくとも0.1%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.35%w/v未満かつ少なくとも0.1%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.3%w/v未満かつ少なくとも0.1%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.25%w/v未満かつ0.1%w/vより高い濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.2%w/v未満かつ少なくとも0.1%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.15%w/v未満かつ少なくとも0.1%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.15%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.2%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.25%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.3%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.35%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.4%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.45%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、約0.1%~0.5%、0.15%~0.45%w/v、0.15%~0.4%w/v、0.15%~0.35%w/v、0.15%~0.3%w/v、0.15%~0.25%w/vまたは0.15%~0.2%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.2%~0.45%w/v、0.2%~0.4%w/v、0.2%~0.35%w/v、0.2%~0.3%w/vまたは0.2%~0.25%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.25%~0.45%w/v、0.25%~0.4%w/v、0.25%~0.35%w/vまたは0.25%~0.3%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、0.3%~0.45%w/vまたは0.3%~0.4%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩は、約0.1%w/v、0.15%w/v、約0.2%w/v、約0.25%、約0.3%w/v、約0.35%w/v、約0.4%w/v、約0.45%w/vまたは約0.5%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本明細書でさらに記載されるように、前述のレプロキサラップの濃度を、本明細書にさらに記載されるように開始相、増悪相および/または維持相を含む処置レジメンに選択し、適用することができる。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中の薬学的に許容される賦形剤は、シクロデキストリンである。一部の実施形態では、シクロデキストリンはα-、β-またはγ-シクロデキストリンである。一部の実施形態では、シクロデキストリンは、これらに限定されないがα-、β-およびγ-シクロデキストリンのヒドロキシアルキル誘導体(特にβ-シクロデキストリンおよびγ-シクロデキストリンのヒドロキシエチルおよびヒドロキシプロピル誘導体)、ランダムにメチル化されたβ-シクロデキストリン、スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン、スルホブチルエーテルγ-シクロデキストリンおよびいわゆる分岐β-およびγ-シクロデキストリン誘導体、例えばグルコシル-β-シクロデキストリンおよびグルコシル-γ-シクロデキストリンを含むシクロデキストリンの薬学的に許容される誘導体である。天然のシクロデキストリンは、単独または2種もしくはそれよりも多くのシクロデキストリンの混合物、非限定的な例としてγ-シクロデキストリンとより水溶性のヒドロキシプロピルγ-シクロデキストリン、またはγ-シクロデキストリンとスルホブチルエーテルγ-シクロデキストリン、またはβ-シクロデキストリンとヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン、またはβ-シクロデキストリンとスルホブチルエーテルβ-シクロデキストリンの混合物のいずれかで使用される。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のシクロデキストリンは、0~20%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のシクロデキストリンは、1~18%w/v、1~16%w/v、1~14%w/v、2~12%w/v、4~10%w/v、5~9%w/vまたは6%~8%w/vの濃度である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中のシクロデキストリンは、約1%w/v、2%w/v、3%w/v、4%w/v、5%w/v、6%w/v、7%w/v、8%w/v、9%w/v、10%w/v、11%w/v、12%w/v、13%w/v、14%w/v、15%w/v、16%w/v、17%w/v、18%w/v、19%w/vまたは20%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中の薬学的に許容される賦形剤は、特に特定の濃度および上記の濃度範囲のいずれか、例えば約7%w/vのスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中の薬学的に許容される賦形剤は、特に特定の濃度および上記の濃度範囲のいずれか、例えば約7%w/vのヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンである。一部の実施形態では、レプロキサラップは約0.25%w/vの濃度であり、スルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンなどのシクロデキストリンは、約7%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中の薬学的に許容される賦形剤は、特に特定の濃度および上記の濃度範囲のいずれか、例えば約11%w/vのスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液中の薬学的に許容される賦形剤は、特に特定の濃度および上記の濃度範囲のいずれか、例えば約11%w/vのヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンである。一部の実施形態では、レプロキサラップは約0.25%w/vの濃度であり、スルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンなどのシクロデキストリンは、約11%w/vの濃度である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、薬学的に許容される緩衝化剤を含む。一部の実施形態では、薬学的に許容される緩衝化剤は、リン酸緩衝液、クエン酸緩衝液、トリス緩衝液、ヒスチジン緩衝液または酢酸緩衝液である。
一部の実施形態では、薬学的に許容される緩衝化剤は、リン酸水素ナトリウムである。一部の実施形態では、薬学的に許容される緩衝化剤は、リン酸二水素ナトリウムである。一部の実施形態では、薬学的に許容される緩衝化剤は、リン酸水素ナトリウムとリン酸二水素ナトリウムの混合物である。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、約0.083%w/vのリン酸水素ナトリウムおよび約0.017%w/vのリン酸二水素ナトリウムを含む。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、およそ中性のpHである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、6.5~8のpHである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、6.9~7.7のpHである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、7.1~7.5のpHである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、約7.3のpHである。
薬学的に許容される酸および/または塩基を眼科用溶液に使用し、pHを調整してもよい。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、薬学的に許容される酸を含む。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、薬学的に許容される塩基を含む。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、薬学的に許容される酸および塩基を含む。一部の実施形態では、薬学的に許容される酸は塩酸である。一部の実施形態では、薬学的に許容される塩基は水酸化ナトリウムである。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は張度剤(tonicity agent)を含む。一部の実施形態では、張度剤はデキストロース、塩化カリウム、プロピレングリコールおよび塩化ナトリウムからなる群より選択される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、約0.5%w/v未満の濃度の張度剤を含む。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、約0.45%、0.4%、0.35%、0.3%、0.25%、0.2%、0.15%または0.1%w/vの濃度の張度剤を含む。一部の実施形態では、張度剤は塩化ナトリウムである。
一部の実施形態では、眼科用溶液は特定の濃度のレプロキサラップ、シクロデキストリン、ホスフェートおよび塩化ナトリウムを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、本明細書における特定の濃度(例えば0.1%w/v、0.25%w/v、0.5%w/vなど)のレプロキサラップ、5~9%w/vのシクロデキストリン(例えばスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)、0.07%~0.09%w/vのリン酸ナトリウム(二塩基性)、0.015%~0.19%w/vのリン酸ナトリウム(一塩基性)および0.2~0.3%w/vの塩化ナトリウムを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、本明細書における特定の濃度(例えば0.1%w/v、0.25%w/v、0.5%w/vなど)のレプロキサラップ、約7%w/vのシクロデキストリン(例えばスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)、0.07%~0.09%w/vのリン酸ナトリウム(二塩基性)、0.015%~0.019%w/vのリン酸ナトリウム(一塩基性)および0.2~0.3%w/vの塩化ナトリウムを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、水酸化ナトリウムまたはHClで適切なpHに調整される。
一部の実施形態では、眼科用溶液は特定の濃度のレプロキサラップ、シクロデキストリン、ホスフェートおよび塩化ナトリウムを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、本明細書における特定の濃度(例えば0.1%w/v、0.25%w/v、0.5%w/vなど)のレプロキサラップ、10~14%w/vのシクロデキストリン(例えばスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)、0.07%~0.09%w/vのリン酸ナトリウム(二塩基性)、0.015%~0.19%w/vのリン酸ナトリウム(一塩基性)および0.2~0.3%w/vの塩化ナトリウムを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、本明細書における特定の濃度(例えば0.1%w/v、0.25%w/v、0.5%w/vなど)のレプロキサラップ、約11%w/vのシクロデキストリン(例えばスルホブチルエーテル-β-シクロデキストリンまたはヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン)、0.07%~0.09%w/vのリン酸ナトリウム(二塩基性)、0.015%~0.019%w/vのリン酸ナトリウム(一塩基性)および0.2~0.3%w/vの塩化ナトリウムを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、水酸化ナトリウムまたはHClで適切なpHに調整される。
一部の実施形態では、眼科用溶液は、実施例における0.5%レプロキサラップ眼科用溶液Aの組成を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、実施例における0.5%レプロキサラップ眼科用溶液Bの組成を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、実施例における0.25%レプロキサラップ眼科用溶液Aの組成を含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、実施例における0.25%レプロキサラップ眼科用溶液(塩基性)の組成を含む。
4.処置方法
一態様では、本発明は、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法を提供する。一部の実施形態では、方法に使用される眼科用溶液中のレプロキサラップの濃度は上述の通りである。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、例えば重度のまたは耐容できない有害作用を生じることなく有効にアレルギー性結膜炎を処置するために好適な異なる頻度で投与されてもよい。
一部の実施形態では、処置されるアレルギー性結膜炎は季節性アレルギー性結膜炎である。一部の実施形態では、処置されるアレルギー性結膜炎は接触アレルギー性結膜炎である。一部の実施形態では、処置されるアレルギー性結膜炎は通年性結膜炎である。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目に1日1~12回局所投与されてもよい。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目に1日1~10回局所投与されてもよい。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目に1日1~8回局所投与されてもよい。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目に1日1~6回局所投与されてもよい。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目に1日1~4回局所投与されてもよい。
一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日12回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日11回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日10回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日9回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日8回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日7回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日6回局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日5回局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日4回(QID)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日3回(TID)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日2回(BID)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日1回(QD)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を必要に応じて(PRN)局所投与することを含む。
一態様では、本発明は、本発明の眼科用溶液を対象の目に局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法を提供する。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日4回(QID)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日3回(TID)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日2回(BID)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を1日1回(QD)局所投与することを含む。一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を必要に応じて(PRN)局所投与することを含む。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置する方法は、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)局所投与し、続いて対象の必要に応じて(PRN)投与することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置する方法は、本発明の眼科用溶液を1日4回(QID)局所投与し、続いて必要に応じて(PRN)投与することを含む。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置する方法は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含む。一部の実施形態では、眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、例えば0.25%w/vまたは0.5%w/vのレプロキサラップ溶液の治療効果の持続期間内に、目に局所投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の3.5時間もしくはそれ未満、3時間もしくはそれ未満、2.5時間もしくはそれ未満、2時間もしくはそれ未満、1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前、あるいは目のアレルゲンへの曝露の直前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の0~0.5時間、0~1時間、0~1.5時間、0~2時間、0~2.5時間、0~3時間、0~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の0.5~1時間、0.5~1.5時間、0.5~2時間、0.5~2.5時間、0.5~3時間、0.5~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1~1.5時間、1~2時間、1~2.5時間、1~3時間または1~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1.5~2時間、1.5~2.5時間、1.5~3時間、1.5~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の~2.5時間、2~3時間、2~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の2.5~3時間または2.5~3.5時間前に投与される。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を1回、2回まで、3回まで、4回まで、5回まで、6回まで、7回までまたは8回まで局所投与することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回または8回局所投与することを含む。一部の実施形態では、2回またはそれより多くの回数投与される場合の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に3.5時間、3時間、2.5時間、2時間、1.5時間、1時間または0.5時間の期間にわたって投与される。一部の実施形態では、1回投与される場合の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前、あるいは目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の直前に投与される。一部の実施形態では、眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の1または2用量(例えば、液滴)を伴う。一部の実施形態では、眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の単回用量(例えば、1滴)を伴う。
一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置に選択される処置される対象は、アレルギー性結膜炎の病歴を有する。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置に選択される対象は、アレルギー性結膜炎の病歴を有し、かつ1種または複数の目のアレルゲン、特に対象が曝露されると予想される目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置に選択される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されている。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に処置に選択される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されており、かつ1種または複数の目のアレルゲン、特に対象が曝露されると予想される目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。アレルゲン皮膚試験では、アレルゲン、特にハシバミ属(例えばCorylus avellana)、ハンノキ属(例えばAlnus incana)、カバノキ属(例えばBetula alba)、プラタナス(例えばPlatanus vulgaris)、イトスギ(例えばCupressus sempervirens)、イネ科草本ミックス(grass mix)(例えばナガハグサ/Poa pratensis、カモガヤ/Dactilis glomerata、ホソムギ/Lolium perenne、オオアワガエリ/Phleum pratense、ヒロハノウシノケグサ/Festuca pratensis、ミサヤマチャヒキ属/Helictotrichon pretense)、オリーブ(例えばOlea europaea)、ヨモギ(例えばArtemisia vulgaris)、ブタクサ(例えばAmbrosia artemisiifolia)、アルテルナリア属(例えばAlternaria alternata(tenuis))、クラドスポリウム属(例えばCladosporium herbarum)、アスペルギルス属(例えばAspergillus fumigatus)、ヒカゲミズ属(例えばParietaria)、ネコ、イヌ、ヤケヒョウヒダニ、コナヒョウヒダニおよびチャバネゴキブリ属(例えばBlatella germanica)などのアレルゲンを含む風媒アレルゲンのパネルが使用されてもよい。
一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時または曝露後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含む。一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露直後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、アレルギー性結膜炎の症状の発生時または発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、アレルギー性結膜炎の症状の発生直後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、アレルギー性結膜炎の症状の最大重症度に達する前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎の症状の重症度は、以下の実施例で使用されるまたは当技術分野で公知の通りの眼のそう痒、結膜発赤および眼の流涙のスコア化を使用してもよい。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎の症状の重症度のスコア化は、Ciolino et al., Clinical Ophthalmology, 2015, 9:765-772; Abelson et al., J Ocular Pharmacol., 1998, 14(6):533-542; and McLaurin et al., Clinical Sci., 2015, 34(10):1245-1251に記載され、すべての刊行物は参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後および/またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後の処置は、本明細書でさらに考察されるように開始相、増悪相および/または維持相をさらに含んでもよい。
一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、それを必要とする対象の目に、本発明の眼科用溶液を目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から5分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、30分もしくはそれ未満、35分もしくはそれ未満、40分もしくはそれ未満、45分もしくはそれ未満、50分もしくはそれ未満、60分(1時間)もしくはそれ未満、75分(1.25時間)もしくはそれ未満、90分(1.5時間)もしくはそれ未満、105分(1.75時間)もしくはそれ未満、または120分(2時間)もしくはそれ未満後までに投与することを含む。一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、それを必要とする対象の目に、本発明の眼科用溶液を目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から5分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、30分もしくはそれ未満、35分もしくはそれ未満、40分もしくはそれ未満、45分もしくはそれ未満、50分もしくはそれ未満、60分(1時間)もしくはそれ未満、75分(1.25時間)もしくはそれ未満または90分(1.5時間)もしくはそれ未満後までに投与することを含む。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生の約0~5分、0~10分、0~15分、0~20分、0~25分、0~30分、0~35分、0~40分、0~45分、0~50分、0~60分、0~75分、0~90分、0~105分、または0~120分後に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生の約5~10分、5~15分、5~20分、5~25分、5~30分、5~35分、5~40分、5~45分、5~50分、5~60分、5~75分、5~90分、5~105分または5~120分後に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生の約10~15分、10~20分、10~25分、10~30分、10~35分、10~40分、10~45分、10~50分、10~60分、10~75分、10~90分、10~105分、または10~120分後に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後15~20分、15~25分、15~30分、15~35分、15~40分、15~45分、15~50分、15~60分、15~75分、15~90分、15~105分または15~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から20~25分、20~30分、20~35分、20~40分、20~45分、20~50分、20~60分、20~75分、20~90分、20~105分、または20~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から25~30分、25~35分、25~40分、25~45分、25~50分、25~60分、25~75分、25~90分、25~105分または25~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から30~35分、30~40分、30~45分、30~50分、30~60分、30~75分、30~90分、30~105分、または30~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から35~40分、35~45分、35~50分、35~60分、35~75分、35~90分、35~105分または35~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から40~45分、40~50分、40~60分、40~75分、40~90分、40~105分、または40~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から45~50分、45~60分、45~75分、45~90分、45~105分または45~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から50~60分、50~75分、50~90分、50~105分、または50~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から60~75分、60~90分、60~105分、または60~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から75~90分、75~105分または75~120分後までに投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露またはアレルギー性結膜炎の症状の発生から90~105分または90~120分後までに投与される。
一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は、1日12回まで、1日11回まで、1日10回まで、1日9回まで、1日8回まで、1日7回まで、1日6回まで、1日5回まで、1日4回まで、1日3回まで、1日2回まで、または1日1回投与される。一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は、1日12回、1日11回、1日10回、1日9回、1日8回、1日7回、1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与される。一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後に、それを必要とする対象のいずれかの目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与され、続いて対象の必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は1日4回(QID)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、各回の投与は1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、3.5時間または4時間毎である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、各回の投与は1~1.5時間、1~2時間、1~2.5時間、1~3時間、1~3.5時間または1~4時間毎である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、各回の投与は1.5~2時間、1.5~2.5時間、1.5~3時間、1.5~3.5時間または1.5~4時間毎である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、各回の投与は2~2.5時間、2~3時間、2~3.5時間または2~4時間毎である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、各回の投与は3~3.5時間または3~4時間毎である。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日2回(BID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔、120分(2時間)間隔、150分(2.5時間)間隔、180分(3時間)間隔、210分(3.5時間)間隔または240分(4時間)間隔である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日3回(TID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔、120分(2時間)間隔、150分(2.5時間)間隔、180分(3時間)間隔、210分(3.5時間)間隔または240分(4時間)間隔である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日4回(QID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔、120分(2時間)間隔、150分(2.5時間)間隔、180分(3時間)間隔、210分(3.5時間)間隔または240分(4時間)間隔である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を局所投与することを含み、眼科用溶液は1日2回(BID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔または120分(2時間)間隔である。
一部の実施形態では、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後の眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の1または2用量(例えば、液滴)を伴う。一部の実施形態では、眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の単回用量(例えば、1滴)を伴う。一部の実施形態では、眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の2用量(例えば、2滴)を伴う。
一部の実施形態では、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に処置に選択される処置される対象は、アレルギー性結膜炎の病歴を有する。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に処置に選択される対象は、アレルギー性結膜炎の病歴を有し、かつ1種または複数の目のアレルゲン、特に対象が曝露されると予想される目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に処置に選択される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されている。一部の実施形態では、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に処置に選択される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されており、かつ1種または複数の目のアレルゲン、特に対象が曝露されると予想される目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。一部の実施形態では、標準的なアレルゲン皮膚試験は、上述されたものなどのアレルゲンのパネルを用いる。
一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与することを含み、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に、本発明の眼科用溶液を投与することをさらに含む。この処置プロトコールは2相処置レジメンをもたらし、第1相は目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前の投与であり、第2相は目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後、または目のアレルギーの症状の発生時もしくは発生後の投与である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するための方法は、目のアレルゲンへの対象の予想されるまたは確実な曝露の前に眼科用溶液を投与することを含む第1の処置相、および目のアレルゲンへの対象の曝露時もしくは曝露後、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に眼科用溶液を投与することを含む第2の処置相を含む。一部の実施形態では、処置の第2相は、本明細書で考察されるように開始相、増悪相および/または維持相の処置をさらに含んでもよい。
一部の実施形態では、第1の処置相(目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与すること)において、眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、例えば0.25%w/vまたは0.5%w/vのレプロキサラップ溶液の治療効果の持続期間内に目に局所投与される。一部の実施形態では、第1の処置相において、本発明の眼科用溶液は目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の3.5時間もしくはそれ未満、3時間もしくはそれ未満、2.5時間もしくはそれ未満、2時間もしくはそれ未満、1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前、あるいは目のアレルゲンへの曝露の直前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の0~0.5時間、0~1時間、0~1.5時間、0~2時間、0~2.5時間、0~3時間、0~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の0.5~1時間、0.5~1.5時間、0.5~2時間、0.5~2.5時間、0.5~3時間、0.5~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1~1.5時間、1~2時間、1~2.5時間、1~3時間、1~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1.5~2時間、1.5~2.5時間、1.5~3時間、1.5~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の2~2.5時間、2~3時間、2~3.5時間前に投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の2.5~3時間または2.5~3.5時間前に投与される。
一部の実施形態では、第1の処置相(目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与すること)において、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に1回、2回まで、3回まで、4回まで、5回まで、6回まで、7回までまたは8回まで投与される。一部の実施形態では、第1の処置相において、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に1回、2回、3回、4回、5回、6回、7回または8回投与される。一部の実施形態では、第1の処置相において、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に1回、2回まで、3回までまたは4回まで投与される。一部の実施形態では、第1の処置相において、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に1回、2回、3回または4回投与される。一部の実施形態では、2回またはそれより多くの回数投与される場合の眼科用組成物は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の前に3.5時間、3時間、2.5時間、2時間、1.5時間、1時間または0.5時間にわたって投与される。第1の処置相の一部の実施形態では、1回投与される場合の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前、あるいは目のアレルゲンへの予想されるまたは確実な曝露の直前に投与される。一部の実施形態では、第1の処置相の眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の1または2用量(例えば、液滴)を伴う。一部の実施形態では、第1の処置相の眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の単回用量(例えば、1滴)を伴う。一部の実施形態では、第1の処置相の眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の2用量(例えば、2滴)を伴う。
一部の実施形態では、第2の処置相(目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後の期間に、それを必要とする対象の目に本発明の眼科用溶液を投与すること)において、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後5分、10分、15分、20分、25分、30分、35分、40分、45分、50分、60分(1時間)、75分(1.25時間)、90分(1.5時間)、105分(1.75時間)、または120分(2時間)以内に投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後0~5分、0~10分、0~15分、0~20分、0~25分、0~30分、0~35分、0~40分、0~45分、0~50分、0~60分、0~75分、0~90分、0~105分、または0~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後5~10分、5~15分、5~20分、5~25分、5~30分、5~35分、5~40分、5~45分、5~50分、5~60分、5~75分、5~90分、5~105分または5~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後10~15分、10~20分、10~25分、10~30分、10~35分、10~40分、10~45分、10~50分、10~60分、10~75分、10~90分、10~105分、または10~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後15~20分、15~25分、15~30分、15~35分、15~40分、15~45分、15~50分、15~60分、15~75分、15~90分、15~105分または15~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後20~25分、20~30分、20~35分、20~40分、20~45分、20~50分、20~60分、20~75分、20~90分、20~105分、または20~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後25~30分、25~35分、25~40分、25~45分、25~50分、25~60分、25~75分、25~90分、25~105分または25~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後30~35分、30~40分、30~45分、30~50分、30~60分、30~75分、30~90分、30~105分、または30~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後35~40分、35~45分、35~50分、35~60分、35~75分、35~90分、35~105分または35~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後40~45分、40~50分、40~60分、40~75分、40~90分、40~105分、または40~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後45~50分、45~60分、45~75分、45~90分、45~105分または45~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後50~60分、50~75分、50~90分、50~105分、または50~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後60~75分、60~90分、60~105分、または60~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後75~90分、75~105分または75~120分以内に投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、目のアレルゲンへの曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生後90~105分または90~120分以内に投与される。
一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日8回まで、1日7回まで、1日6回まで、1日5回まで、1日4回まで、1日3回まで、1日2回までまたは1日1回投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日8回、1日7回、1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は必要に応じて(PRN)投与される。一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日8回、1日7回、1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は1日4回(QID)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される。
一部の実施形態では、第2の処置相において、各回の投与は1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、3.5時間または4時間毎である。方法の一部の実施形態では、各回の投与は1~1.5時間、1~2時間、1~2.5時間、1~3時間、1~3.5時間または1~4時間毎である。方法の一部の実施形態では、各回の投与は1.5~2時間、1.5~2.5時間、1.5~3時間、1.5~3.5時間または1.5~4時間毎である。方法の一部の実施形態では、各回の投与は2~2.5時間、2~3時間、2~3.5時間または2~4時間毎である。方法の一部の実施形態では、各回の投与は3~3.5時間または3~4時間毎である。
一部の実施形態では、第2の処置相において、本発明の眼科用溶液は1日2回(BID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔、120分(2時間)間隔、150分(2.5時間)間隔、180分(3時間)間隔、210分(3.5時間)間隔または240分(4時間)間隔である。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は1日3回(TID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔、120分(2時間)間隔、150分(2.5時間)間隔、180分(3時間)間隔、210分(3.5時間)間隔または240分(4時間)間隔である。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は1日4回(QID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔、120分(2時間)間隔、150分(2.5時間)間隔、180分(3時間)間隔、210分(3.5時間)間隔または240分(4時間)間隔である。方法の一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は1日2回(BID)投与され、各回の投与は60分(1時間)間隔、90分(1.5時間)間隔または120分(2時間)間隔である。
一部の実施形態では、第2の処置相において、目のアレルゲンへの曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後の眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の1または2用量(例えば、液滴)を伴う。一部の実施形態では、第2の処置相において、眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の単回用量(例えば、1滴)を伴う。一部の実施形態では、第2の処置相において、眼科用溶液の各回の投与は、眼科用溶液の2用量(例えば、2滴)を伴う。
一部の実施形態では、第1の処置相および第2の処置相を含むアレルギー性結膜炎を処置するための方法であって、第1の処置相が目のアレルゲンへの対象の予想されるまたは確実な曝露の前に眼科用溶液を投与することを含み、第2の処置相が目のアレルゲンへの対象の曝露時もしくは曝露後、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に眼科用溶液を投与することを含む方法において、処置に選択される対象はアレルギー性結膜炎の病歴を有する。一部の実施形態では、処置に選択される対象はアレルギー性結膜炎の病歴を有し、かつ1種または複数の目のアレルゲン、特に対象が曝露されると予想される目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。一部の実施形態では、処置に選択される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されている。一部の実施形態では、処置に選択される対象は、以前にアレルギー性結膜炎と臨床的に診断されており、かつ1種または複数の目のアレルゲン、特に対象が曝露されると予想される目のアレルゲンのアレルゲン皮膚試験で陽性である。一部の実施形態では、標準的なアレルゲン皮膚試験は、上述されたものなどのアレルゲンのパネルを用いる。
一部の実施形態では、本発明の方法は、本発明の眼科用溶液を種々の強度(例えば、本明細書に記載される異なるレプロキサラップの濃度および異なる投与頻度)で局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、約0.25%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、約0.30%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、約0.35%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、約0.4%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、約0.45%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、約0.5%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、0.3%~0.4%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、0.2%~0.4%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を1日4回、1日3回または1日2回局所投与することを含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は、開始相、増悪相および/または維持相を含む2またはそれより多くの相の処置を含む。一部の実施形態では、異なる相の処置は、異なる強度のレプロキサラップの投与、異なる投与頻度または異なる強度のレプロキサラップと異なる投与頻度の組合せを含んでもよい。一部の実施形態では、処置の開始相は、アレルギー性結膜炎の症状の発生時に開始する。一部の実施形態では、処置の開始相は、アレルギー性結膜炎の症状が疾患の徴候および/または症状の増悪にある場合に開始する。一部の実施形態では、開始相および/または増悪相の処置は1週間まで、2週間まで、3週間まで、4週間まで、6週間まで、8週間までまたは12週間までであってもよい。一部の実施形態では、維持相は1週間まで、2週間まで、3週間まで、4週間まで、6週間まで、8週間までまたは12週間までもしくはそれより長く、例えばアレルギー性結膜炎の症状が減少するまたは消散されるまでであってもよい。
一部の実施形態では、本発明の方法は2またはそれより多くの相を含み、本発明の眼科用溶液は、異なる強度で異なる相に局所投与される。一部の実施形態では、本発明の方法は開始相および維持相を含み、眼科用溶液は開始相において維持相より高い強度で局所投与される。一部の実施形態では、本発明の方法の処置サイクルは、徴候および/または症状が悪化する増悪相を含む複数相を含む。
一部の実施形態では、本発明の方法は2またはそれより多くの相を含み、本発明の眼科用溶液は、異なる強度で異なる相に局所投与される。一部の実施形態では、本発明の方法は開始相を含み、眼科用溶液は開始相に高強度で、維持相に低強度で、疾患の徴候および/または症状の増悪の間は高強度で局所投与される。
一部の実施形態では、開始相に投与される眼科用溶液は、維持相に投与される眼科用溶液より高い濃度のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む。一部の実施形態では、開始相または増悪相に投与される眼科用溶液および維持相に投与される眼科用溶液は、約0.5%w/v、0.45%w/v、0.4%w/v、0.35%w/v、0.3%w/v、0.25%w/v、0.2%w/v、0.15%w/vおよび0.1%w/vからなる群より選択される濃度のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む。
一部の実施形態では、約0.5%w/vのレプロキサラップの眼科用溶液が開始相または増悪相に投与され、0.5%w/v未満のレプロキサラップが維持相に投与される。一部の実施形態では、約0.4%w/v、0.35%w/v、0.3%w/v、0.25%w/v、0.2%w/v、0.15%w/vまたは0.1%w/vのレプロキサラップの眼科用溶液が維持相に投与される。
一部の実施形態では、約0.5%w/v~約0.4%のレプロキサラップの眼科用溶液が開始相または増悪相に投与され、0.4%w/v未満のレプロキサラップが維持相に投与される。一部の実施形態では、約0.35%w/v、0.3%w/v、0.25%w/v、0.2%w/v、0.15%w/vまたは0.1%w/vのレプロキサラップの眼科用溶液が維持相に投与される。
一部の実施形態では、約0.5%w/v~約0.3%のレプロキサラップの眼科用溶液が開始相または増悪相に投与され、0.3%w/v未満のレプロキサラップが維持相に投与される。一部の実施形態では、約0.25%w/v、0.2%w/v、0.15%w/vまたは0.1%w/vのレプロキサラップの眼科用溶液が維持相に投与される。
一部の実施形態では、約0.4%w/v~約0.3%のレプロキサラップの眼科用溶液が開始相または増悪相に投与され、0.3%w/v未満のレプロキサラップが維持相に投与される。一部の実施形態では、約0.25%w/v、0.2%w/v、0.15%w/vまたは0.1%w/vのレプロキサラップの眼科用溶液が維持相に投与される。
一部の実施形態では、約0.3%w/v~約0.2%のレプロキサラップ(例えば0.3%、0.25%または0.2%w/v)の眼科用溶液が開始相または増悪相に投与され、0.25%w/vまたはそれ未満のレプロキサラップが維持相に投与される。一部の実施形態では、約0.25%w/v、0.2%w/v、0.15%w/vまたは0.1%w/vのレプロキサラップの眼科用溶液が維持相に投与される。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、開始相および/または増悪相において維持相より高い1日あたりの頻度で局所投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、開始相に1日5回、続いて維持相に1日4回、3回、2回、1回または必要に応じて局所投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日4回(QID)、続いて維持相に1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)局所投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日3回(TID)、続いて維持相に1日2回(BID)または1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)局所投与される。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日2回(BID)、続いて維持相に1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)局所投与される。
一部の実施形態では、開始相および維持相に使用される本発明の眼科用溶液は、投与頻度が開始相と維持相で異なる場合、同じ濃度のレプロキサラップ(例えば0.5%、0.4%、0.3%、0.25%または0.2%w/v)を有する。
一部の実施形態では、開始相または増悪相に投与される眼科用溶液は、維持相に投与される眼科用溶液より高いレプロキサラップ濃度および高い投与頻度である。
一部の実施形態では、本発明は、約0.4%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液を対象に局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法であって、眼科用溶液が開始相または増悪相により高い強度で、続いて維持相により低い強度で投与され、開始相、増悪相および維持相のそれぞれが本明細書に記載される通りである方法を提供する。
一部の実施形態では、複数相の処置サイクルは、約0.5%、0.4%または0.35%w/v、0.25%(例えば0.5%~0.35%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液を伴う、1週間まで、2週間まで、3週間まで、4週間まで、6週間まで、8週間までまたは12週間までの開始相または増悪相、続いて維持相を含んでもよい。一部の実施形態では、約0.5%、0.4%または0.35%w/v、0.25%(例えば0.5%~0.35%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日4回(QID)、続いて維持相に1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。一部の実施形態では、約0.5%、0.4%または0.35%w/v、0.25%(例えば0.5%~0.35%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日3回(TID)、続いて維持相に1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。
一部の実施形態では、約0.4%、0.35%または0.3%w/v(例えば0.4%~0.3%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日4回(QID)、続いて維持相に1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。一部の実施形態では、約0.4%、0.35%または0.3%w/v(例えば0.4%~0.3%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日3回(TID)、続いて維持相に1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。
一部の実施形態では、約0.3%、0.25%または0.2%w/v(例えば0.3%~0.2%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日4回(QID)、続いて維持相に1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。一部の実施形態では、約0.3%、0.25%または0.2%w/v(例えば0.3%~0.2%w/v)のレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日3回(TID)、続いて維持相に1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。
一部の実施形態では、本発明は、0.35%~0.45%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む眼科用溶液を対象に局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法であって、眼科用溶液が開始相または増悪相により高い強度で、続いて維持相により低い強度で投与され、開始相、増悪相および維持相のそれぞれが本明細書に記載される通りである方法を提供する。一部の実施形態では、0.35%~0.45%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液の複数相処置サイクルは、12週間までである。一部の実施形態では、0.35%~0.45%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日4回(QID)、続いて維持相に1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。一部の実施形態では、0.35%~0.45%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液は、開始相または増悪相に1日3回(TID)、続いて維持相に1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される。
一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液を用いる処置レジメンは、アレルギー性結膜炎を患う患者集団の眼のそう痒スケールの統計的に有意な低減をもたらす。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液を用いる処置レジメンは、アレルギー性結膜炎を患う患者集団の眼のそう痒スケールの少なくとも1ポイントの統計的に有意な(p<0.05)低減をもたらす。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液を用いる処置レジメンは、アレルギー性結膜炎を患う患者集団の眼のそう痒スケールの少なくとも2ポイントの統計的に有意な(p<0.05)低減をもたらす。眼のそう痒スケールは0(そう痒なし)~4(まともに生活できないほどのそう痒)である。
一部の実施形態では、本発明は、アレルギー性結膜炎を有する特定の対象を処置するための方法を提供する。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を有する対象は18歳またはそれより年長である。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を有する対象は、本発明の処置を受ける前少なくとも6ヶ月間アレルギー性結膜炎の病歴を有する。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を有する対象は、本発明の処置を受ける前6ヶ月以内に、症状に対する点眼薬の使用歴を有するまたは使用を所望している。
一部の実施形態では、本発明は、本発明の処置を受ける前に、少なくとも片目について以下の基準の1つまたは複数を満たす対象を特定すること(例えば、処置を受ける約1および/または2週間前に行われるスクリーニング)を含む、アレルギー性結膜炎を有する対象を処置するための方法を提供する:
・シルマーテストスコアが≦10mmかつ≧1mmである;
・涙液層破壊時間(TFBUT(コピーライト))が≦5秒である;
・少なくとも1つの領域(例えば、下部、上部または中央)のフルオレセイン角膜染色スコアが≧2である;
・下部、上部および中央領域の合計に基づく合計フルオレセイン角膜染色スコアが≧4である;および
・耳側および鼻側領域の合計に基づく全リサミングリーン結膜スコアが≧2である。
一部の実施形態では、本発明は、本発明の処置を受ける前に、少なくとも片目について以下の条件の1つまたは複数を有する対象を除外するためのスクリーニングを含む、アレルギー性結膜炎を有する対象を処置するための方法を提供する:
・活動性眼瞼炎、マイボーム腺機能不全(MGD)、眼瞼縁炎症または治療処置を必要としうる活動性の眼のアレルギーを含む場合がある、臨床的に有意な細隙灯所見を有する;
・進行中の眼の感染(細菌、ウイルスもしくは真菌)または活動性の眼の炎症を有する;
・過去12ヶ月以内に生体内レーザー角膜切開(LASIK)手術を以前に受けている;
・試験期間にわたって眼および/もしくは眼瞼の何らかの手術が計画されている、または6ヶ月以内に眼の何らかの手術を受けている;
・本発明の眼科用溶液またはその成分に対する既知のアレルギーおよび/または感受性を有する。
本明細書に記載されるように、本発明の眼科用溶液は、アレルギー性結膜炎を有する対象において増加した有効性を達成することができる。したがって、一部の実施形態では、本発明は、本発明の眼科用溶液を対象に局所投与することを含む、アレルギー性結膜炎を有する対象を処置するための方法を提供する。
一部の実施形態では、本発明は、本明細書に記載される眼科用溶液を対象に局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置するための方法であって、眼科用溶液が1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与される方法を提供する。一部の実施形態では、約0.25%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液が、1日3回(TID)投与される。一部の実施形態では、約0.25%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液が、1日2回(BID)投与される。一部の実施形態では、約0.25%w/vのレプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩を含む眼科用溶液が、1日1回(QD)投与される。
局所眼科用投与では、各投与は組成物(例えば、眼科用溶液)の1または複数のアリコートを含む。一部の実施形態では、アリコートは推定体積で、例えば点眼器またはスクイズバイアルを使用して適用される液滴として投与される。一部の実施形態では、各投与時に1または複数の液滴、2滴、3滴、4滴までが一方の目または両目のそれぞれに局所適用される。一部の実施形態では、各投与は逐次投与、例えば1または複数のアリコート(例えば1または複数の液滴)の第1の投与、組成物の吸収を可能にするための第1の期間、続いて1または複数のアリコート(例えば1または複数の液滴)の第2の投与を含む。一部の実施形態では、1滴は単回用量の眼科用溶液を提供する。一部の実施形態では、局所投与の体積は約25uL~約75uLである。一部の実施形態では、局所投与の体積は約30uL~約60uLである。一部の実施形態では、局所投与の体積は約50uLである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液の1滴の体積はおよそ30uL~50uLである。一部の実施形態では、本発明の眼科用溶液の1滴の体積はおよそ50uLである。
一部の実施形態では、本開示の眼科用溶液は、さらなる治療剤と同時投与される。一部の実施形態では、さらなる治療剤は、それぞれの全体が参照により本明細書に組み込まれるWO2017147617またはWO2017196881に開示される薬剤である。一部の実施形態では、さらなる治療剤は、抗ヒスタミン薬、マスト細胞阻害剤または抗炎症剤である。例示的な抗ヒスタミン薬として、中でもレボカバスチン、オロパタジンおよびケトチフェンフマル酸塩が挙げられる。一部の実施形態では、抗炎症剤はステロイド、非ステロイド性抗炎症化合物、代謝拮抗薬、免疫抑制抗生物質、アルキル化剤または抗炎症性サイトカイン抗体である。例示的なステロイド化合物として、中でもコルチゾール、コルチゾン、プレドニゾン、プレドニゾロン(例えば、酢酸プレドニゾロン)、メチルプレドニゾン、トリアムシノロン、ベタメタゾン、デキサメタゾンおよびそれらのプロドラッグが挙げられる。例示的な非ステロイド性抗炎症化合物として、中でもアセチルサリチル酸、ジフルニサル、サルサラート、イブプロフェン、デキシブプロフェン、ナイオキセン(naioxen)、フェノプロフェン、ケトプロフェン、デキスケトプロフェン、フルルビプロフェン、オキサプロジン、ロキソプロフェン、インドメタシン、トルメチン、スリンダク、エトドラク、ケトロラク、ジクロフェナク、アセクロフェナク、ナブメトン、ピロキシカム、メロキシカム、テノキシカム、ドロキシカム、ロルノキシカム、フェニルブタゾン、メフェナム酸、メクロフェナム酸、フルフェナム酸、トルフェナム酸およびセレコキシブが挙げられる。例示的な代謝拮抗薬として、中でもアザチオプリン、メルカプトプリン、レフルノミド、ミコフェノール酸およびミコフェノール酸モフェチルおよびメトトレキサートが挙げられる。例示的な抗炎症性抗生物質として、中でもシクロスポリン、タクロリムス、ラパマイシンおよびそれらの誘導体が挙げられる。例示的な抗炎症抗体として、中でもTNFα、IL-1、IL-4、IL-5およびIL-17に対する抗体などの、炎症性サイトカインを標的化する抗体が挙げられる。
別の態様では、EECチャンバープロトコールを使用してアレルギー性結膜炎を処置するためのアルデヒド捕獲化合物の安全性、有効性、比較性または生物学的同等性を評価するための方法が本明細書でさらに提供される。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎を処置するためのアルデヒド捕獲化合物の安全性、有効性、比較性または生物学的同等性を評価するための方法は、試験対象をEECチャンバーに入れ、1種または複数の試験アレルゲンを付与し、試験アルデヒド捕獲化合物またはその組成物を投与し、アレルギー性結膜炎の症状の重症度を評価することを含む。一部の実施形態では、アレルギー性結膜炎の重症度を評価するための症状として、中でも眼のそう痒、眼の流涙および結膜発赤のうちの1種または複数が挙げられる。一部の実施形態では、試験アルデヒド捕獲化合物またはその組成物は、試験対象のアレルゲンへの曝露の前および/または開始時または開始後に投与される。一部の実施形態では、方法を使用して0.25%w/vまたは0.5%w/vのレプロキサラップを含有する眼科用組成物の比較性または生物学的同等性を評価する。
以下の実施例は本発明の例示を意図し、その制限であると解釈されるべきではない。レプロキサラップは、例えばその全内容が参照により本明細書に組み込まれるWO2006/127945で以前に報告されているように合成することができる。
略称
CAE:管理された有害環境
GMP:医薬品および医薬部外品の製造管理および品質管理規則
ICH:医薬品規制調和国際会議
OD:右目
OS:左目
OU:両目
PRN:必要に応じて
QD:1日1回
QID:1日4回
QS:適量
(実施例1 急性アレルギー性結膜炎の結膜アレルゲン負荷(Ora-CAC(登録商標))モデルにおける、ビヒクルと比較したレプロキサラップ眼科用溶液(0.25%および0.5%)の安全性および有効性を評価するための多施設二重盲検無作為化並行群ビヒクル対照第3相臨床試験)
二重盲検無作為化ビヒクル対照多施設並行群の結膜アレルゲン負荷第3相試験により、季節性アレルギー性結膜炎を有する318名の患者(アームあたりおよそ100名)で、ビヒクルと比較した0.25%および0.5%の濃度のレプロキサラップ局所眼科用溶液の有効性および安全性を評価した。主要有効性評価項目は、アレルゲン負荷後10~60分の眼のそう痒スコア(0~4スケール)の曲線下面積の評価であり、重要な副次的評価項目は、臨床的関連性の尺度である2ポイントレスポンダー率であった。
試験の主要目的は、アレルゲン負荷後10~60分の眼のそう痒スコアの曲線下面積の主要評価項目における、ビヒクルに対する統計的に有意な向上(それぞれp<0.0001およびp=0.0025)であった。
試験の副次的目的は、眼のそう痒スコア(0~4スケール)における2ポイント向上の重要な副次的レスポンダー分析における、ビヒクルに対する統計的に有意な向上(それぞれp=0.0005およびp=0.0169)であった。
ビヒクルで処置された患者に対し、0.25%および0.5%のレプロキサラップで処置された患者は、眼のそう痒スコアの曲線下面積によって評価される眼のそう痒の統計的に有意な低減(それぞれp<0.0001およびp=0.0025、図1)を実証した。0.25%および0.5%のレプロキサラップについての2ポイントレスポンダー率は、ビヒクルで処置された患者のものより統計的に高く(それぞれp=0.0005およびp=0.0169、図2および3)、観察された主要評価項目の向上の臨床的関連性が確認された。レプロキサラップの両方の濃度は、標準ケアの抗ヒスタミン薬療法から顕著に異なり、かつアレルギー性結膜炎の処置に対する差別化された作用機序を支持する抗炎症プロファイルを示した。
以前のレプロキサラップの臨床試験と一致し、軽度の一過性の点眼部位の刺激を除いて有害事象は観察されなかった。
以下の安全性評価:視力(ETDRSチャート)、眼内圧(接触式眼圧測定)、細隙灯生体顕微鏡検査および拡張眼底検査で観察所見は観察されなかった。
継続期間
この試験は、およそ3~9週間の期間にわたる4回の来院(スクリーニング訪問、訪問1、訪問2および訪問3)からなった。
スクリーニング期間:スクリーニングは、継続期間においておよそ3~9週間であった。訪問1で、対象は皮膚検査で陽性反応を誘発したアレルゲンを使用して眼のアレルゲン負荷の滴定を受けた。CAC後に陽性反応を有する対象は、訪問2で訪問1の際に認定されたものと同じアレルゲンを用いて確認CACを受けた。
処置期間:処置は、訪問3で対象の無作為化後に開始する。この訪問で、対象は処置の院内用量を受ける。
組み入れ基準
各対象は:
・いずれかの性別およびあらゆる人種の年齢18歳以上でなければならない;
・眼のアレルギーの陽性の病歴およびスクリーニング訪問でのアレルギー皮膚試験によって確認される、または過去24ヶ月以内の季節性アレルゲン(イネ科草本、ブタクサおよび/または樹木)に対する陽性の皮膚試験反応を有さなければならない;
・適切な休薬期間の間および試験中にすべての禁止医薬を回避でき、その意思を有さなくてはならない;
・訪問1の少なくとも72時間前および試験期間中にコンタクトレンズの着用を中止することができ、その意思を有さなくてはならない;
・ETDRSチャートを使用して測定されるそれぞれの目の計算視力が0.7logMARであるか、またはそれを超えていなくてはならない;
・スクリーニングおよび終了訪問時に実施される尿妊娠検査を受けることに同意しなくてはならず(初経を経験し、閉経[連続12ヶ月より長期の無月経によって定義される]を経験していない、または成功した外科的不妊手術[子宮摘出術、両側卵管結紮または両側卵巣摘出術])を経ていないすべての女性を含む、妊娠可能であるとみなされる女性に対して)、授乳中ではなく、かつ試験の継続期間中に医学的に許容される形態の受胎調節を使用することに同意しなくてはならない;
・訪問1でのアレルゲンの最終滴定の点眼の10(±2)分以内に両目CAC反応(眼のそう痒≧2.5かつ結膜発赤≧2)が陽性でなければならない;および
・訪問2での負荷後の最初の3つの時点のうちの少なくとも2つで、両目CAC反応(眼のそう痒≧2.5かつ結膜発赤≧2)が陽性でなければならない。
除外基準
各対象は:
・研究製品またはその成分のいずれかの使用に対する既知の禁忌または感受性を有してはならない:
・研究者の見解で、対象の安全性または試験パラメータ(これらに限定されないが、狭隅角緑内障、臨床的に有意な眼瞼炎、濾胞性結膜炎、虹彩炎、翼状片またはドライアイの診断を含む)に影響を及ぼす可能性がある任意の眼の状態を有してはならない;
・訪問1前の3ヶ月以内または試験中に眼の外科的介入および/もしくは訪問1の6ヶ月前に屈折矯正手術の病歴を有してはならない、または試験中もしくはその後30日以内に眼または全身手術が計画されていてはならない;
・網膜剥離、糖尿病性網膜症または活動性の網膜疾患の既知の病歴を有してはならない;
・活動性の眼の感染(細菌、ウイルスまたは真菌)、任意の活動性ブドウ膜炎の存在、またはいずれかの訪問時における眼のヘルペスもしくは眼のヘルペス感染の陽性の病歴を有してはならない;
・訪問1前の示される期間中および試験中に以下の禁止医薬のいずれも使用してはならない;
〇72時間
■全身または眼用H抗ヒスタミン薬、H抗ヒスタミン薬/マスト細胞安定化剤、H抗ヒスタミン薬-血管収縮薬物の組合せ
〇7日
■鬱血除去薬
■モノアミン酸化酵素阻害薬
■すべての他の局所眼科用調製物(人口涙液を含む)
■眼瞼スクラブ
■局所プロスタグランジンまたはプロスタグランジン誘導体
■眼、局所または全身非ステロイド性抗炎症薬物(NSAID);小児用アスピリン(81mg)は、安定用量が訪問1前少なくとも30日間維持され、試験の継続期間にわたって維持され続ける限り許可される。
〇14日
■吸入、眼、局所もしくは全身コルチコステロイドまたはマスト細胞安定化剤
〇45日
■デポコルチコステロイド
〇2ヶ月
■免疫療法剤(処置は少なくとも2ヶ月間定常的に維持されなければならない;免疫療法剤もその投薬量も臨床試験中に変更されてはならない)(注意:現在市販されている店頭抗アレルギー点眼薬(例えば抗ヒスタミン薬/血管収縮薬の組合せ製品)は、熟練の試験関係者によって訪問1、2および3の終了時、すべての評価の終了後に対象に投与されてもよい。)
■研究者の判断で対象の健康または試験パラメータに干渉するおよび/または対象を不必要なリスクに晒すことが予想されうる任意の重大な病気(これらに限定されないが、管理不良の高血圧、管理不良の糖尿病、喘息発作重積状態の病歴、臓器移植の病歴、持続性の中等度または重度の喘息の病歴、試験アレルゲンのいずれかに対する中等度または重度のアレルギー性喘息反応の病歴、治療を要する任意の自己免疫疾患または重度の心血管疾患もしくは不整脈を含む)を有する;
■訪問1、2または3の開始時にいずれかの目において臨床的に活動性のアレルギー性結膜炎の徴候または症状(何らかのそう痒または結膜血管床における>1[1より大きい]の発赤の存在として定義される)を発現する;
■緑内障、眼高血圧の病歴または訪問1で24mmHgより高い眼内圧(IOP)を有する;
■試験の30日以内に研究薬物または医薬デバイスを使用した、または別の研究製品試験に同時に登録されている;
■現在妊娠中である、妊娠を予定している、授乳中である、試験の継続期間を通して医学的に許容される形態の受胎調節を使用していない、または訪問1での尿妊娠検査で陽性の女性である。
統計分析
負荷後10~60分の眼のそう痒スコア(0~4のスケール)の曲線下面積(AUC10~60)の主要有効性変数を訪問3で測定する。訪問3のAUC10~60データに対して、処置を主効果として、さらに有用であれば1または複数の共変量として訪問2のベースライン情報を含む一般化線形モデルを適合させた。モデルを使用して2つの対比を評価した:a)レプロキサラップ眼科用溶液0.5%の平均AUC10~60対ビヒクル眼科用溶液の平均AUC10~60、およびb)レプロキサラップ眼科用溶液0.25%の平均AUC10~60対ビヒクル眼科用溶液の平均AUC10~60。主要有効性分析は、治療企図解析対象(ITT)集団で行った。
処置、訪問3のCAC後測定時間、処置×時間の交互作用、および有用であれば訪問2のベースライン情報を1または複数の共変量として含むGEEを使用し、対象内の2ポイント応答(すなわち、訪問3CAC後20~60分での、訪問2CAC後5分のそう痒スコアから2ポイントの低減)の重要な副次的評価項目(米国NDA承認に使用されることが意図される)を評価した。モデルを使用し、欠測データに対応するGEE内の推定共分散行列を利用して、ITT集団についての組み合わせた訪問3CAC後時点間のレプロキサラップ眼科用溶液0.5%対ビヒクル眼科用溶液、およびレプロキサラップ眼科用溶液0.25%対ビヒクル眼科用溶液のオッズ比を評価した。偽発見を回避するためのホッホバーグ手順を使用し、これらの対比の有意性レベルを多重度について調整した(参照:FDA, Multiple Endpoints in Clinical Trials, Draft Guidance for Industry, January 2017)。
第3相AC製剤:0.5%レプロキサラップ眼科用溶液A
0.5%レプロキサラップ眼科用溶液Aの組成
Figure 2022526917000003
第3相AC製剤:0.5%レプロキサラップ眼科用溶液B
0.5%レプロキサラップ眼科用溶液Bの組成
Figure 2022526917000004
第3相AC製剤:0.25%レプロキサラップ眼科用溶液A
0.25%レプロキサラップ眼科用溶液Aの組成
Figure 2022526917000005
Figure 2022526917000006
第3相AC製剤:0.25%レプロキサラップ眼科用溶液(塩基性)
0.25%レプロキサラップ眼科用溶液Bの組成
Figure 2022526917000007
一部の実施形態では、塩基性眼科用溶液が上記で提供される。必要に応じてさらなる賦形剤が塩基性眼科用溶液に添加されてもよい。
ビヒクル眼科用溶液の第3相AC組成物
ビヒクル眼科用溶液の組成
Figure 2022526917000008
一般的に、使用されるビヒクルは、レプロキサラップ有さないことを除いてAC製剤と同じである。一部の実施形態では、AC製剤がリン酸ナトリウムおよび/または塩化ナトリウムを含まない場合、ビヒクル製剤はリン酸ナトリウムおよび/または塩化ナトリウムを含まない。
(実施例2 環境曝露チャンバー(EEC)を使用し、季節性アレルギー性結膜炎を有する対象でレプロキサラップ眼科用溶液を評価する臨床試験)
臨床試験により、アレルギー性結膜炎集団におけるレプロキサラップ眼科用溶液(0.25%および0.5%)の活性を評価するために環境曝露チャンバー(EEC)を使用することの実現可能性を評価した。
試験では、風媒ブタクサ花粉への曝露を用いるEECを使用し、ブタクサにアレルギー性の対象での季節性アレルギー性結膜炎の処置におけるビヒクル眼科用溶液と比較したレプロキサラップ眼科用溶液(0.25%および0.5%)の安全性、耐容性および薬力学的活性を評価した。EECは、風媒アレルゲンによる制御されたレベルでの再現可能な負荷、ならびに湿度および温度などの環境因子の制御をもたらすチャンバー、例えば部屋である(Devillier et al., Allergy, 2011, 66(2):163-9; Goldstein et al., Eye & Contact Lens, 2015, 41(3):145-155; Jacobs et al., J Allergy Clin Immunol., 2012, 130:122-7)。EECチャンバーは、天然のアレルゲン曝露に対する実生活における条件をもたらすために、第3相試験に使用されている(Pfaar et al., Allergy, 2017, 73(Suppl 104):5-23)。EECチャンバーは、用量応答、作用開始および処置効果の大きさのより良好な評価を可能にし、さらに転帰の低い変動、および作業スケジュールに対するEEC評価の時期の制約によりこの試験においてさらに制御される交絡因子の低減をもたらす。
組み入れ/除外基準は、中でも以下を含んだ:
・中等度から重度のブタクサ誘導性アレルギー性結膜炎の病歴
・医学的スクリーニング訪問の過去1年以内の、ブタクサ花粉に対する陽性の皮膚プリック試験
・訪問2のアレルゲンの最終滴定の点眼の10分以内に、ブタクサアレルゲンに対する両目CAC反応が陽性である(眼のそう痒および発赤スコア≧2)
・訪問3前1週間の人工涙液導入期間のうち≧4日にわたり、両目においてアレルギー性結膜炎の徴候および症状を有する(眼のそう痒および発赤≧1)。
参加者を風媒ブタクサ花粉粒子に曝露させ、全体を通して標的温度および相対湿度を維持する能力および制御機構を備えたEEC臨床研究施設を設計した。EECは、100%新鮮なHEPA濾過された清浄な空気を含み、その中に市販の空気乾燥された非脱脂ブタクサ(Ambrosia artemesiifolia)花粉(Greer Laboratories、Lenoir、NC)を導入し、以前記載されたように湿度および温度を厳密に制御して部屋中に循環させた(Ronborg et al., Allergy, 1996, 51(2):82-88)。測定される花粉の放出の継続的なモニタリングおよびフィードバック調節により、風媒ブタクサ花粉数を立方メートルあたり3500±500粒子に維持した。制御された経時的な花粉負荷により、負荷プロセスを通して任意の時点で対象の応答の評価が可能であった。
患者を、組み入れ/除外基準について上記で強調されたように医学的スクリーニングおよびEECスクリーニングに供した。ネコ、粉塵、ブタクサ、イネ科草本または樹木花粉を含む試験アレルゲンの標準パネルに対し、皮膚プリック試験を行った。結果は、少なくとも1種の試験アレルゲンに対して陽性(すなわち、陰性対照より3mm大きい膨疹)でなくてはならず、かつスクリーニングEEC訪問に進むためにブタクサを含まなければならない。
EEC処置セッションでは、患者を3つの処置群:(A)レプロキサラップ0.25%眼科用溶液による処置、(B)0.5%眼科用溶液による処置、および(C)ビヒクル処置に無作為化した。EEC処置セッションにおいて、投薬はチャンバー入室の5分前およびチャンバー入室の95分後であった。患者はおよそ215分間EECに在室した。EECを退室後、眼のそう痒および流涙について約60分間まで患者をモニタリングした。担当者によって評価される結膜発赤は、チャンバー退室から約60分後まで評価された。患者をEECチャンバーにおける3回のセッションに供し、各EECセッションはおよそ2週間の休薬期間によって隔てられ、EECでのアレルゲン曝露によって生じる応答の十分な排除を確実にし、マスト細胞を回復させた。
対象によって報告される眼のそう痒症状には、標準的な9ポイント(すなわち、0.5単位の増分をともなう0~4)および標準的なVASスケール(0~100mm)を用いた。対象によって評定される眼の流涙には、4ポイントスケール(0~3)を用いた。担当者によって評価される結膜発赤のグレード分類には、標準的な9ポイント(すなわち、0.5単位の増分をともなう0~4)を用いた。
図4は、EECでの200分のアレルゲン曝露の間の眼のそう痒スコア(0~100)を示す。0.25%w/vのレプロキサラップによる処置は、3時間を超えるアレルゲンへの曝露について、ビヒクルに対して眼のそう痒の統計的に有意な低減を示す。
図5は、EECでの200分のアレルゲン曝露の間の眼の発赤スコア(0~4)を示す。0.25%w/vのレプロキサラップによる処置は、3時間を超えるアレルゲンへの曝露について、ビヒクルに対して眼の発赤の統計的に有意な低減を示す。
本発明の多数の実施形態を記載したが、本発明者らの基本的な実施例を変更し、本発明の化合物および方法を利用する他の実施形態が提供されてもよいことが明白である。したがって、本発明の範囲は、例として表示された特定の実施形態ではなく、添付の特許請求の範囲によって定義されることが理解される。
すべての刊行物、特許、特許出願および本出願で引用される他の文書は、各個々の刊行物、特許、特許出願または他の文書があらゆる目的で参照により組み込まれることが個々に示されるのと同じ程度に、それらの全体があらゆる目的で参照により本明細書に組み込まれる。

Claims (50)

  1. レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩および薬学的に許容される賦形剤を含む治療有効量の眼科用溶液をそれを必要とする対象の目に局所投与することを含む、対象におけるアレルギー性結膜炎を処置する方法であって、レプロキサラップまたは薬学的に許容されるその塩の濃度が約0.5%w/vまたはそれ未満かつ少なくとも0.1%w/vであり、前記眼科用溶液が、レプロキサラップおよびシクロデキストリン賦形剤を1:2.1未満のモル比で含む、方法。
  2. 前記レプロキサラップおよび前記シクロデキストリン賦形剤が、1:2.1~約1:25のレプロキサラップ:シクロデキストリン賦形剤のモル比で存在する、請求項1に記載の方法。
  3. 前記シクロデキストリンが、α-、β-もしくはγ-シクロデキストリン、またはα-、β-およびγ-シクロデキストリンのヒドロキシアルキル誘導体、ランダムにメチル化されたβ-シクロデキストリン、スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン、スルホブチルエーテルγ-シクロデキストリン、ならびに分岐β-およびγ-シクロデキストリン誘導体から選択されるシクロデキストリンの薬学的に許容される誘導体、または2種もしくはそれより多くのシクロデキストリンの混合物である、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記シクロデキストリン賦形剤が、ヒドロキシプロピルβ-シクロデキストリン(HPCD)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記シクロデキストリン賦形剤が、スルホブチルエーテルβ-シクロデキストリン(SBECD)である、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記眼科用溶液が、約0.25%のレプロキサラップおよび約4.75%~約11%w/vの前記シクロデキストリン賦形剤を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記眼科用溶液が、約0.25%のレプロキサラップおよび約7%w/vの前記シクロデキストリン賦形剤を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記眼科用溶液が、約0.25%のレプロキサラップおよび約11%w/vの前記シクロデキストリン賦形剤を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  9. 前記眼科用溶液が、約0.5%のレプロキサラップおよび約9.5%~約11%w/vの前記シクロデキストリン賦形剤を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記眼科用溶液が、張度剤およびリン酸緩衝液をさらに含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記投与が、目のアレルゲンへの前記対象の予想されるまたは確実な曝露の前のものである、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 前記投与が、前記目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の3.5時間もしくはそれ未満、3時間もしくはそれ未満、2.5時間もしくはそれ未満、2時間もしくはそれ未満、1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前のものである、請求項11に記載の方法。
  13. 前記投与が、前記目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の直前のものである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記投与が、前記目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の1.5時間もしくはそれ未満前のものである、請求項12に記載の方法。
  15. 前記眼科用溶液が、目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の前に1回、2回まで、3回まで、4回まで、5回まで、6回まで、7回までまたは8回まで投与される、請求項11~14のいずれか一項に記載の方法。
  16. 各回の前記投与が、前記眼科用溶液の1または2用量を伴う、請求項15に記載の方法。
  17. 処置される前記対象が、アレルギー性結膜炎に罹患した病歴を有する、請求項11~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 処置される前記対象が、1種または複数の目のアレルゲンに対する皮膚試験で陽性である、請求項11~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 処置される前記対象が、アレルギー性結膜炎に罹患した病歴を有し、かつ1種または複数の目のアレルゲンに対する皮膚試験で陽性である、請求項11~17のいずれか一項に記載の方法。
  20. 処置される前記対象が、以前にアレルギー性結膜炎と診断されており、かつ1種または複数の目のアレルゲンに対する皮膚試験で陽性である、請求項11~17のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記投与が、目のアレルゲンへの前記対象の曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後である、請求項1~10のいずれか一項に記載の方法。
  22. 前記投与が、目のアレルゲンへの前記対象の曝露時または曝露後である、請求項21に記載の方法。
  23. 前記投与が、アレルギー性結膜炎の症状の発生時または発生後である、請求項21に記載の方法。
  24. 前記投与が、アレルギー性結膜炎の症状の最大重症度に達する前のものである、請求項23に記載の方法。
  25. 前記眼科用溶液が、目のアレルゲンへの前記対象の曝露時もしくは曝露後またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に1日12回まで、1日10回まで、1日8回まで、1日6回まで、1日5回まで、1日4回まで、1日3回まで、1日2回まで、1日1回または必要に応じて投与される、請求項21~24のいずれか一項に記載の方法。
  26. 前記眼科用溶液が1日12回、1日10回、1日8回、1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与される、請求項25に記載の方法。
  27. 前記眼科用溶液が1日12回、1日10回、1日8回、1日6回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)または1日1回(QD)投与され、続いて必要に応じて(PRN)投与される、請求項21~24のいずれか一項に記載の方法。
  28. 1日1回より多くの各回の投与で、投与が0.5時間、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、3.5時間、4時間、4.5時間または5時間隔てられる、請求項25~27に記載の方法。
  29. 各回の前記投与が、前記眼科用溶液の1または2用量を伴う、請求項25~28に記載の方法。
  30. 前記処置が、目のアレルゲンへの前記対象の予想されるまたは確実な曝露の前に、前記眼科用溶液を投与することを含む第1の処置相、および目のアレルゲンへの前記対象の曝露時もしくは曝露後、またはアレルギー性結膜炎の症状の発生時もしくは発生後に前記眼科用溶液を投与することを含む第2の処置相を含む、請求項1に記載の方法。
  31. 前記第1の処置相が、前記目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の3.5時間もしくはそれ未満、3時間もしくはそれ未満、2.5時間もしくはそれ未満、2時間もしくはそれ未満、1.5時間もしくはそれ未満、1時間もしくはそれ未満、0.5時間もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、25分もしくはそれ未満、20分もしくはそれ未満、15分もしくはそれ未満、10分もしくはそれ未満または5分もしくはそれ未満前に前記眼科用溶液を投与することを含む、請求項30に記載の方法。
  32. 前記第1の処置相が、前記目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の直前に前記眼科用溶液を投与することを含む、請求項31に記載の方法。
  33. 前記第1の処置相が、前記目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の1.5時間もしくはそれ未満前に前記眼科用溶液を投与することを含む、請求項31に記載の方法。
  34. 前記第1の処置相が、目のアレルゲンへの前記予想されるまたは確実な曝露の前に1回、2回、3回または4回投与することを含む、請求項30~33のいずれか一項に記載の方法。
  35. 各回の投与が、前記眼科用溶液の1または2用量である、請求項34に記載の方法。
  36. 前記第2の処置相が、目のアレルゲンへの前記対象の曝露時または曝露後である、請求項30~35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記第2の処置相が、アレルギー性結膜炎の症状の発生時または発生後である、請求項30~35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記第2の処置相が、アレルギー性結膜炎の症状の最大重症度に達する前に前記眼科用溶液を投与することを含む、請求項30~35のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記第2の処置相が、前記眼科用溶液を1日8回、1日7回、1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与することを含む、請求項30~38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記第2の処置相が、前記眼科用溶液を1日8回、1日7回、1日6回、1日5回、1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)投与し、続いて必要に応じて(PRN)投与することを含む、請求項30~38のいずれか一項に記載の方法。
  41. 前記処置が開始相、増悪相および/または維持相を含む、請求項1~10および21~40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 前記開始相または前記増悪相が、前記眼科用溶液を1日5回または4回(QID)投与することを含む、請求項41に記載の方法。
  43. 前記維持相が、前記眼科用溶液を1日4回(QID)、1日3回(TID)、1日2回(BID)、1日1回(QD)または必要に応じて(PRN)投与することを含む、請求項41または42に記載の方法。
  44. 前記維持相が、前記眼科用溶液を1日2回(QID)投与することを含む、請求項43に記載の方法。
  45. 1日1回より多くの各回の投与で、投与が0.5時間、1時間、1.5時間、2時間、2.5時間、3時間、3.5時間、4時間、4.5時間または5時間隔てられる、請求項39~40および42~44に記載の方法。
  46. 各回の投与が、前記眼科用溶液の1または2用量を伴う、請求項39~45のいずれか一項に記載の方法。
  47. 前記対象への投与後、前記眼科用溶液が、処置なしまたはビヒクル処置と比較して患者の眼のそう痒スケールの統計的に有意な低減をもたらす、請求項1~46のいずれか一項に記載の方法。
  48. 前記眼のそう痒スコアの低減が少なくとも1ポイントである、請求項47に記載の方法。
  49. 前記眼のそう痒スコアの低減が少なくとも2ポイントである、請求項47に記載の方法。
  50. アレルギー性結膜炎を処置するためのさらなる治療剤を投与することをさらに含む、請求項1~49のいずれか一項に記載の方法。

JP2021557075A 2019-03-26 2020-03-20 眼科用製剤およびその使用 Pending JP2022526917A (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201962824233P 2019-03-26 2019-03-26
US62/824,233 2019-03-26
US201962857874P 2019-06-06 2019-06-06
US62/857,874 2019-06-06
PCT/US2020/024022 WO2020198064A1 (en) 2019-03-26 2020-03-20 Ophthalmic formulations and uses thereof

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022526917A true JP2022526917A (ja) 2022-05-27
JPWO2020198064A5 JPWO2020198064A5 (ja) 2023-03-28

Family

ID=72611748

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021557075A Pending JP2022526917A (ja) 2019-03-26 2020-03-20 眼科用製剤およびその使用

Country Status (3)

Country Link
US (2) US11786518B2 (ja)
JP (1) JP2022526917A (ja)
WO (1) WO2020198064A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2609659C (en) 2005-05-26 2014-01-28 Neuron Systems, Inc. Azanaphthalenes, compositions and methods for treating retinal disease
AU2014209387B2 (en) 2013-01-23 2018-11-01 Aldeyra Therapeutics, Inc. Toxic aldehyde related diseases and treatment
CA2996183A1 (en) 2015-08-21 2017-03-02 Aldeyra Therapeutics, Inc. Deuterated compounds and uses thereof
JP7116490B2 (ja) 2016-05-09 2022-08-10 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド 眼の炎症性障害および疾患の組合せ処置
WO2019075136A1 (en) 2017-10-10 2019-04-18 Aldeyra Therapeutics, Inc. TREATMENT OF INFLAMMATORY DISORDERS
WO2020033344A1 (en) 2018-08-06 2020-02-13 Aldeyra Therapeutics, Inc. Polymorphic compounds and uses thereof
CN113056353B (zh) 2018-09-25 2022-11-01 奥尔德拉医疗公司 用于治疗干眼病的调配物
US20220211691A1 (en) * 2021-01-07 2022-07-07 Aldeyra Therapeutics, Inc. Treatment of dry eye disease
WO2022150580A1 (en) * 2021-01-07 2022-07-14 Aldeyra Therapeutics, Inc. Treatment of dry eye disease

Family Cites Families (86)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1435721A (en) 1972-05-18 1976-05-12 Lilly Industries Ltd Benzoxazole derivatives
JPS6192592A (ja) 1984-10-12 1986-05-10 Norin Suisansyo Shokuhin Sogo Kenkyusho 分岐サイクロデキストリンの製造方法
US5032392A (en) 1986-09-04 1991-07-16 Vision Pharmaceuticals Aqueous ophthalmic solutions for the treatment of dryness and/or irritation of human or animal eyes
NZ225045A (en) 1987-07-01 1990-06-26 Janssen Pharmaceutica Nv Antiviral pharmaceutical compositions containing cyclodextrin and an antiviral agent
US5002935A (en) 1987-12-30 1991-03-26 University Of Florida Improvements in redox systems for brain-targeted drug delivery
US5376645A (en) 1990-01-23 1994-12-27 University Of Kansas Derivatives of cyclodextrins exhibiting enhanced aqueous solubility and the use thereof
AU8942491A (en) 1990-10-22 1992-05-20 Bausch & Lomb Incorporated Method and composition for cleaning contact lenses
US5668117A (en) 1991-02-22 1997-09-16 Shapiro; Howard K. Methods of treating neurological diseases and etiologically related symptomology using carbonyl trapping agents in combination with previously known medicaments
US6444221B1 (en) 1992-06-30 2002-09-03 Howard K. Shapiro Methods of treating chronic inflammatory diseases using carbonyl trapping agents
US20050090553A1 (en) 1992-06-30 2005-04-28 Shapiro Howard K. Compositions and method for treatment of chronic inflammatory diseases
US5472954A (en) 1992-07-14 1995-12-05 Cyclops H.F. Cyclodextrin complexation
TW401300B (en) 1992-12-25 2000-08-11 Senju Pharma Co Antiallergic composition for ophthalmic or nasal use
JP2746832B2 (ja) 1993-05-14 1998-05-06 大鵬薬品工業株式会社 眼局所抗アレルギー剤
US5767109A (en) 1993-10-20 1998-06-16 Sanchez; Robert A. Complexing urushiols
US5576311A (en) 1994-11-30 1996-11-19 Pharmos Corporation Cyclodextrins as suspending agents for pharmaceutical suspensions
JP3297969B2 (ja) 1994-12-26 2002-07-02 ライオン株式会社 点眼剤
FR2742053B1 (fr) 1995-12-06 1998-03-06 Chauvin Lab Sa Compositions pharmaceutiques a base de mequitazine
JP3736916B2 (ja) 1996-02-19 2006-01-18 株式会社サンコンタクトレンズ 含水性ソフトコンタクトレンズの消毒用組成物とその用途
EA003188B1 (ru) 1996-08-06 2003-02-27 Пфайзер Инк Замещенные пиридо- или пиримидосодержащие 6,6- или 6,7-бициклические производные
AU8330898A (en) 1997-05-02 1998-11-27 Schering Aktiengesellschaft Substituted heterocycles and their use in medicaments
AU9041198A (en) 1997-09-02 1999-03-22 Du Pont Pharmaceuticals Company Heterocyclyl-substituted ring-fused pyridines and pyrimidines as corticotropin releasing hormone (crh) antagonists, useful for treating cns and stress-related disorders
JP3568108B2 (ja) 1999-07-28 2004-09-22 松下電器産業株式会社 デジタル地図の位置情報伝達方法とそれを実施する装置
WO2001041757A1 (fr) 1999-12-10 2001-06-14 Senju Pharmaceutical Co., Ltd. Composition pharmaceutique contenant de la cyclodextrine
JP4748289B2 (ja) 2000-06-23 2011-08-17 ライオン株式会社 点眼剤、眼科用組成物及び吸着抑制方法
WO2004069157A2 (en) 2003-01-17 2004-08-19 Ophthalmic Research Associates, Inc. Combinational use of long-acting and short-acting anti-histamines for ocular allergies
US20060111318A1 (en) 2003-04-18 2006-05-25 Advanced Medicine Research Institute Agent for treating eye diseases
AU2004229291A1 (en) 2003-04-18 2004-10-28 Advanced Medicine Research Institute Remedies for diseases to be applied to eye
JP2005132834A (ja) 2003-10-09 2005-05-26 Kyowa Hakko Kogyo Co Ltd キノリン誘導体
EP1689397A4 (en) 2003-11-20 2007-06-20 Othera Pharmaceuticals Inc IMPROVING MACULAR DEGENERATION AND OTHER OPHTHALMIC DISEASES
JP2005187407A (ja) 2003-12-25 2005-07-14 Lion Corp アレルギー眼疾患用眼科組成物
US20050234018A1 (en) 2004-04-15 2005-10-20 Allergan, Inc. Drug delivery to the back of the eye
JP2006008568A (ja) 2004-06-24 2006-01-12 Cyclochem:Kk IgE抗体抑制剤および食品
WO2006002473A1 (en) 2004-07-02 2006-01-12 Adelaide Research & Innovation Pty Ltd Method of controlling damage mediated by alpha, beta-unsaturated aldehydes
FR2875409B1 (fr) 2004-09-17 2010-05-07 Sanofi Aventis Composition pharmaceutique comprenant une dispersion solide a matrice polymere comprenant une phase continue de polydextrose et une phase continue d'un polymere autre que du polydextrose
WO2006122183A2 (en) 2005-05-10 2006-11-16 Cytophil, Inc. Injectable hydrogels and methods of making and using same
CA2609659C (en) 2005-05-26 2014-01-28 Neuron Systems, Inc. Azanaphthalenes, compositions and methods for treating retinal disease
WO2007077783A1 (ja) 2005-12-27 2007-07-12 Lion Corporation ソフトコンタクトレンズ用組成物及び吸着抑制方法
US20070297981A1 (en) 2006-01-25 2007-12-27 Ousler George W Iii Formulations and methods for treating dry eye
JP4466875B2 (ja) 2006-04-05 2010-05-26 ライオン株式会社 ソフトコンタクトレンズ用点眼剤
JP5194218B2 (ja) 2006-06-05 2013-05-08 株式会社メニコンネクト 含水性コンタクトレンズの保存方法ならびに該保存方法により保存された含水性コンタクトレンズ
KR101468053B1 (ko) 2006-08-31 2014-12-02 앱탈리스 파마테크, 인코포레이티드 약 염기성 약물의 고용체를 포함하는 약물 전달 시스템
US8158609B1 (en) 2006-11-02 2012-04-17 Novartis Ag Use of cyclodextrins as an active ingredient for treating dry AMD and solubilizing drusen
RU2014151622A (ru) 2007-10-05 2015-08-20 Акусела Инк. Композиции и способы лечения нейродегенеративных заболеваний
WO2010019606A1 (en) 2008-08-12 2010-02-18 Sirtris Pharmaceuticals, Inc. Benzoxazoles, benzthiazoles and related analogs as sirtuin modulators
AU2009308483C1 (en) 2008-10-22 2014-01-23 Acucela, Inc. Compounds for treating ophthalmic diseases and disorders
WO2010107525A1 (en) 2009-03-17 2010-09-23 Aciex Therapeutics, Inc. Ophthalmic formulations of ketotifen and methods of use
CA2764473A1 (en) 2009-06-05 2010-12-09 Aciex Therapeutics, Inc. Ophthalmic formulations of fluticasone and methods of use
EP2477594A4 (en) 2009-07-15 2013-03-13 Univ Vanderbilt ISOKETAL CATCHER AND TREATMENT OF DISEASES WITH OXIDATIVE INJURY
EP2509596B1 (en) 2009-12-08 2019-08-28 Case Western Reserve University Gamma aminoacids for treating ocular disorders
WO2011072141A1 (en) 2009-12-11 2011-06-16 Neuron Systems, Inc. Compositions and methods for the treatment of macular degeneration
BR112012021086A2 (pt) 2010-02-26 2016-05-17 Xenon Pharmaceuticals Inc composições farmacêuticas de composto espiro-oxindole para administração tópica e seu uso como agentes terapêuticos
WO2012100142A2 (en) 2011-01-20 2012-07-26 Cornell University Treatments for retinal disorders
EP2670439B1 (en) 2011-01-31 2019-03-13 PVAC Medical Technologies Ltd. Active principle for mitigating undesired medical conditions
TWI544922B (zh) 2011-05-19 2016-08-11 愛爾康研究有限公司 高濃度歐羅派特錠(olopatadine)眼用組成物
WO2015187942A1 (en) 2014-06-04 2015-12-10 Case Western Reserve University Compositions and methods of treating diabetic retinopathy
US20130190500A1 (en) 2011-12-12 2013-07-25 Neuron Systems, Inc. Process to prepare 6-chloro-3-amino-2-(2-hydroxypropyl)-1-azanaphthalene
US20130165419A1 (en) 2011-12-21 2013-06-27 Insite Vision Incorporated Combination anti-inflammatory ophthalmic compositions
CN104884049A (zh) 2012-11-08 2015-09-02 克莱尔塞德生物医学股份有限公司 用于在人类受试者中治疗眼部疾病的方法和装置
MX2015007916A (es) 2012-12-20 2016-04-07 Aldeyra Therapeutics Inc Peri-carbinoles.
AU2014209387B2 (en) 2013-01-23 2018-11-01 Aldeyra Therapeutics, Inc. Toxic aldehyde related diseases and treatment
EP2948436A4 (en) 2013-01-25 2016-07-13 Aldeyra Therapeutics Inc NOVEL CASES IN THE TREATMENT OF MACULAR GENERATION
WO2015002893A1 (en) 2013-07-02 2015-01-08 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Clearance of bioactive lipids from membrane structures by cyclodextrins
TW201628622A (zh) 2014-11-17 2016-08-16 製藥公司 Tlr抑制劑與布魯頓氏(bruton's)酪胺酸激酶抑制劑之組合
WO2016085939A2 (en) 2014-11-24 2016-06-02 Case Western Reserve University Compounds and methods of treating ocular disorders
JP6959650B2 (ja) 2015-08-21 2021-11-02 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド アルデヒドコンジュゲートおよびその使用
CA2996183A1 (en) 2015-08-21 2017-03-02 Aldeyra Therapeutics, Inc. Deuterated compounds and uses thereof
CA3016759A1 (en) * 2016-02-28 2017-08-31 Aldeyra Therapeutics, Inc. Treatment of allergic eye conditions with cyclodextrins
JP7116490B2 (ja) * 2016-05-09 2022-08-10 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド 眼の炎症性障害および疾患の組合せ処置
WO2018039197A1 (en) 2016-08-22 2018-03-01 Aldeyra Therapeutics, Inc. Aldehyde trapping compounds and methods of use thereof
AU2017317524A1 (en) 2016-08-22 2019-02-21 Aldeyra Therapeutics, Inc. Aldehyde trapping compounds and uses thereof
MX2019003623A (es) 2016-09-28 2019-09-23 Medicon Pharmaceuticals Inc Composiciones y metodos para el tratamiento de afecciones oftalmicas.
US10414732B2 (en) 2017-03-16 2019-09-17 Aldeyra Therapeutics, Inc. Polymorphic compounds and uses thereof
WO2019075136A1 (en) 2017-10-10 2019-04-18 Aldeyra Therapeutics, Inc. TREATMENT OF INFLAMMATORY DISORDERS
WO2020018498A1 (en) 2018-07-16 2020-01-23 Aldeyra Therapeutics, Inc. Cyclodextrin formulations
WO2020028820A1 (en) 2018-08-03 2020-02-06 Aldeyra Therapeutics, Inc. Topical compositions and methods of preparation and use
WO2020033344A1 (en) 2018-08-06 2020-02-13 Aldeyra Therapeutics, Inc. Polymorphic compounds and uses thereof
CN113056353B (zh) 2018-09-25 2022-11-01 奥尔德拉医疗公司 用于治疗干眼病的调配物
WO2020072621A1 (en) 2018-10-02 2020-04-09 Aldeyra Therapeutics, Inc. Contact lens solutions and kits
JP2022511030A (ja) 2018-12-05 2022-01-28 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド 注射可能な製剤
US20220089542A1 (en) 2019-05-02 2022-03-24 Aldeyra Therapeutics, Inc. Process for preparation of aldehyde scavenger and intermediates
CN113784954A (zh) 2019-05-02 2021-12-10 奥尔德拉医疗公司 多晶型化合物和其用途
WO2021195211A1 (en) 2020-03-24 2021-09-30 Aldeyra Therapeutics, Inc. Quinoline compounds for treating respiratory disorders and viral infections
WO2021211625A1 (en) 2020-04-13 2021-10-21 Aldeyra Therapeutics, Inc. Quinoline compounds for treating lung, liver, and kidney diseases, disorders, or conditions
JP2023526016A (ja) 2020-05-13 2023-06-20 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド 医薬製剤およびその使用
JP2023529840A (ja) 2020-06-04 2023-07-12 アルデイラ セラピューティクス, インコーポレイテッド ドライアイ疾患バイオマーカーおよび処置するための該バイオマーカーの使用
US20220211691A1 (en) 2021-01-07 2022-07-07 Aldeyra Therapeutics, Inc. Treatment of dry eye disease

Also Published As

Publication number Publication date
US11786518B2 (en) 2023-10-17
US20200323841A1 (en) 2020-10-15
WO2020198064A1 (en) 2020-10-01
US20240139173A1 (en) 2024-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2022526917A (ja) 眼科用製剤およびその使用
Shah et al. Intracameral dexamethasone injection in the treatment of cataract surgery induced inflammation: design, development, and place in therapy
JP7450242B2 (ja) シクロデキストリンを用いるアレルギーの眼の状態の処置
CN113056353B (zh) 用于治疗干眼病的调配物
JP6449202B2 (ja) セチリジンの眼科用製剤および使用方法
JP5878172B2 (ja) 炎症性眼疾患の治療/予防用化合物
US8569273B2 (en) Ophthalmic formulations of cetirizine and methods of use
US20220211691A1 (en) Treatment of dry eye disease
WO2022150580A1 (en) Treatment of dry eye disease
Hosseini et al. 0.2% Betamethasone Sodium Phosphate: A Multicenter, Randomized, Double-Masked Study to Compare Its Ocular Safety, Tolerability, and Efficacy to Vehicle in Cataract Surgery Subjects
Raizman et al. Clinical comparison of two topical prednisolone acetate 1% formulations in reducing inflammation after cataract surgery
WO2021144460A1 (en) Controlled release formulations
Cochran-Mantel-Haenzel et al. AusPAR Attachment 2 Extract from the Clinical Evaluation Report for loteprednol etabonate 0.5% Proprietary Product Name: Lotemax Sponsor: Bausch & Lomb Australia Pty Ltd

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230317

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230317

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20240304