JP2022522809A - 医療器具および医療器具の製造方法 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つの器具本体部分を有する医療器具の製造を改良するために、少なくとも1つの器具本体部分は成形によって器具本体部分ブランクから作製され、少なくとも1つの器具本体部分は、フライス加工、特に機械フライス加工によって作製された少なくとも1つのバリ取り面を有すること、少なくとも1つのバリ取り面は1つまたは複数の部分を含むこと、少なくとも1つのバリ取り面の各部分は共通の機械加工平面に対して垂直に延びること、機械加工平面の法線はバリ取り長手方向軸を定義すること、少なくとも1つのバリ取り面はバリ取り長手方向軸と平行に延びることが提案されている。更に、医療器具を製造するための改良された方法が提案されている。

Description

本発明は、少なくとも1つの器具本体部分を有する医療器具に関し、少なくとも1つの器具本体部分が、器具本体部分ブランクから成形によって作製される。
更に、本発明は、少なくとも1つの器具本体部分を備えた医療器具の製造方法であって、器具本体部分ブランクを再形成し、特に、公差やプロセス変動に起因して成形中に生じたバリを除去する方法に関する。
特に、2つの器具本体部分が互いに枢動可能に取り付けられた医療器具が知られている。このような器具の器具本体部分は、特に、以下で器具本体部分ブランクとも呼ばれるブランクから形成することによって製造される。これにより、突出または突起したバリが生ずる。これらのバリは、従来、手動案内によるベルト研削によって除去されている。
既知の医療器具の製造における欠点は、特に、手動案内による機械加工プロセスの結果として、形状および寸法の変動が生じ得ることである。更に、成形中に生じたバリがベルト研削によって、特に、手動案内によって除去されると、器具本体部分ブランクから再形成された器具本体部分への不確定な入熱が発生する場合がある。
したがって、本発明の目的は、冒頭に説明した種類の医療器具の製造を改善することである。
この目的は、本発明により、冒頭で説明した種類の医療器具において、少なくとも1つの器具本体部分がフライス加工、特に機械フライス加工によって生じた少なくとも1つのバリ取り面を有し、少なくとも1つのバリ取り面が1つまたは複数の部分を含み、少なくとも1つのバリ取り面の各部分が共通の機械加工平面に対して垂直に延び、機械加工平面に対する法線がバリ取り長手方向軸を定義し、少なくとも1つのバリ取り面がバリ取り長手方向軸に対して平行に延びることで実現される。
医療器具の器具本体部分は、上述のように定義されたバリ取り面を作成することで、医療器具の器具本体部分を高精度でかつ再現性の高い方法で構成することができる。特に、フライス加工が機械によって、特に、コンピュータ制御方法で行われる場合、器具本体部分の手動案内による機械加工プロセスで発生するために避けられないプロセス変動を、排除または少なくとも大幅に低減することができる。フライス加工はまた、特に、ベルト研削によってバリを除去するために機械加工する場合のように、再形成された器具本体部分ブランクを過度に加熱することがないという利点を有する。更に、器具または少なくとも1つの器具本体部分には、はっきりと見えるバリ取り面が作られており、このバリ取り面は、例えば、研磨やブラストなどの更なる任意選択の加工工程の後でもはっきりと見える。したがって、提案されたように定義されたアラインメントを有するそのようなバリ取り面は、手動案内による機械加工プロセスでは実現できない。したがって、全体として、高品質で再現性が大幅に向上した医療器具を形成することができる。
少なくとも1つのバリ取り面が、それ自体で閉じた構成であると有利である。このような面は、再形成された器具本体部分ブランクをフライスで研削することで、1回の機械加工工程で作ることができる。特に、これは、コンピュータ支援フライス加工によって、簡単な方法で実現することができる。器具本体部分の場合、特に、眼とも呼ばれる指リングの領域において、それ自体が閉じたバリ取り面を作ることができる。
少なくとも1つのバリ取り面は、部分内で平面状構成である場合、および/または少なくとも1つの器具本体部分から離れる方向を向いた部分内で凸状に湾曲するように構成される場合、および/または少なくとも1つの器具本体部分から離れる方向を向いて凹状に湾曲するように構成される場合に有利である。
このようなバリ取り面を、特に、連続して、即ち、その各部分を機械加工平面に対して垂直に、したがって、バリ取り長手方向軸に対して平行に構成することができる。このようにして、再現性の向上と、少なくとも1つのバリ取り面の定義された構成が可能になる。更に、少なくとも1つのバリ取り面の任意の曲率を実現することができる。
部分内で湾曲している少なくとも1つのバリ取り面が、1つの次元でのみ湾曲するように構成されている場合、かつバリ取り面の曲率半径が、バリ取り長手方向軸に対してのみ定義されている場合が好ましい。言い換えれば、部分内で湾曲している少なくとも1つのバリ取り面は、機械加工平面に対して垂直に、したがってバリ取り長手方向軸と平行に延びる帯状面として説明することができる。
好ましくは、曲率半径は、部分内で一定であるか、または少なくとも1つのバリ取り面の範囲に沿って、部分内でもしくは連続的に変化する。したがって、任意に湾曲した、特に、任意に1つの次元で湾曲したバリ取り面を構成することができる。
本発明の更に好ましい実施形態によれば、少なくとも1つのバリ取り面の少なくとも2つの表面部分が互いに平行または実質的に平行に延びることを実現できる可能性がある。例えば、2つのバリ取り面が、互いに平行に延びる平面部分を定義してもよい。特に、これは、医療器具のアームとも呼ばれる細長い分岐部で実現することができる。このような部分は、特に、互いに枢動可能に保持された2つの器具本体部分を備える医療器具の場合、器具本体部分を接続する接合部または接合領域の近位側に形成されてもよく、この接合領域は閉鎖領域とも呼ばれる。特に、前記部分は、閉鎖領域と器具本体部分の指リング、即ち、眼との間に延びてもよい。
少なくとも1つの器具本体部分が冷間成形によって器具本体部分ブランクから形成される場合、医療器具を簡単な方法で構成することができる。更に、したがって、非常に安定した器具本体部分を作ることができる。
医療器具が2つの器具本体部分を備える場合、かつ2つの器具本体部分が枢動軸を中心に枢動可能であるように互いに取り付けられている場合が好ましい。この構成は、特に、例えば、鋏、クランプ、持針器などの形態の医療器具の形成を可能にする。特に、互いに対して移動可能であり、互いに協働する2つのツール要素を器具に設けてもよく、例えば、2つの器具本体部分の各々は、ツール要素を備えるか、またはツール要素を担持してもよい。
特に、枢動軸がバリ取り長手方向軸となることで、医療器具の製造が簡単になる。例えば、枢動軸については、2つの器具本体部分のうちの一方に配置または形成される接合ピンによって定義してもよい。次いで、2つの器具本体部分のうちの他方は、接合ピンに移動可能に取り付けられたり、支持されたりできる。例えば、このような接合ピンを器具本体部分のボアに挿入してもよく、次いで、接合ピンを2つの器具本体部分のうちの一方に、例えば、接着や溶接によって永久的に接続される。バリ取り長手方向軸によって定義されるような、即ち、機械加工平面に対して垂直に延びるような枢動軸の特定のアラインメントは、特に、器具本体部分を保持してフライスを器具本体部分に対して移動させる場合、特に、このような接合ピン用ボアを簡単な方法で器具本体部分に形成することができるという利点を有する。したがって、バリ取り面および枢動軸を画定するボアの両方を、1つの工程で一方または両方の器具本体部分に形成することができる。特に、少なくとも1つのバリ取り面に対する器具の枢動軸のこのような正確なアラインメントから、器具本体部分が手動案内による加工動作によってではなく、むしろ機械によってバリ取りされたことが特に良く分かる。
器具のユーザの怪我のリスクを低減するために、少なくとも1つの器具本体部分が研磨されていると有利である。特に、振動研削により研磨してもよい。したがって、最終的な角部および縁部を、定義された方法で除去または丸くすることができる。
医療器具に特徴的な表面を与えるために、少なくとも1つの器具本体部分をブラスト加工することが好ましい。特に、サンドブラストまたはショットピーニングによってブラスト加工してもよい。
特に安定した医療器具を形成することができるようにするために、少なくとも1つの器具本体部分は金属材料で作製することが好ましい。特に、それは、インストルメント鋼(instrument steel)で作製されてもよい。
冒頭で述べた目的は、バリをフライス加工、特に、機械フライス加工によって除去し、フライス加工中に少なくとも1つの器具本体部分を保持し、バリを除去するために、フライスをバリ取り長手方向軸を中心に回転させて、少なくとも1つのバリ取り面を形成するために、バリ取り中に機械加工平面に対するバリ取り長手方向軸のアラインメントを変化させることなく、バリ取り長手方向軸を定義する法線を持つ機械加工平面内で移動させるという点で、冒頭で述べた種類の方法で本発明に従って更に実現される。
したがって、説明された方法では、従来技術のように手動案内によるベルト研削ではなく、むしろフライス加工によってバリが除去される。更に、フライス加工は、フライスをバリ取り長手方向軸を中心に回転させて、特定の方法で行われる。したがって、機械加工平面は、バリ取り長手方向軸に対して垂直に延びる。再形成された器具本体部分ブランクは、フライス加工プロセス全体の間、特に、フライスに対して定義された方法で保持される、即ち、好ましくは、機械加工平面は、バリ取り長手方向軸に対しても、器具本体部分ブランクに対しても、そのアラインメントを変化させないように保持される。このようにして、特に、少なくとも1つのバリ取り面の各部分が共通の機械加工平面に対して垂直に延び、機械加工平面に対する法線がバリ取り長手方向軸を定義し、その結果、少なくとも1つのバリ取り面がバリ取り長手方向軸と平行に延びる、上述の器具本体部分を作ることが可能である。したがって、器具本体部分ブランクを保持するために、前記器具本体部分ブランクを、例えば、機械内にクランプすることができ、次いで、フライスが、定義されたアラインメントの状態で器具本体部分ブランクに沿って案内される。これは、例えば、案内装置を使った手動案内による方法で行っても、CNCフライス盤を用いて完全に自動的に行ってもよい。このようにして、少なくとも1つの器具本体部分のバリ取りを、機械によって完全に自動的に行うことができる。
バリの除去は、コンピュータ制御方法で行うのが好ましい。したがって、特に、器具本体部分の形成において、特に高い再現性を実現することができる。バリを除去するためのコンピュータ制御フライス加工はまた、精巧な案内装置が不要になるという利点がある。特に、コンピュータ制御フライス盤は、任意のバリ取り面を形成するために、任意にプログラムすることができる。
少なくとも1つのバリ取り面を形成するためのバリの除去中に、器具本体部分の一部を除去することが好ましい。これは、特に、器具本体部分ブランクの形成中に生じるバリを除去するだけでなく、器具本体部分の一部も除去するという点で理解されるべきである。したがって、器具本体部分を、高精度な形で、非常に明確な方法で作ることができる。加えて、少なくとも1つのバリ取り面の幅は、前記バリ取り面がユーザにはっきりと見えるように提供され得る。したがって、特に、説明された製造方法に従って製造された器具と、手動案内による加工手順によってバリ取りされた医療器具とは、簡単かつ確実に区別することができる。
器具本体部分ブランクを打ち抜きまたは切断によって板材から作製すれば、簡単で費用効果の高い方法で医療器具を形成することができる。特に、器具本体部分ブランクは、レーザ切断によって板材から分離することができる。したがって、特に、器具本体部分ブランクを、定義された再現性のある方法で作ることができる。
特に、少なくとも1つの器具本体部分が金属材料で作製されることにより、耐用年数が長く、特に安定した医療器具を形成することができる。特に、それは、インストルメント鋼(instrument steel)で作製されてもよい。
器具本体部分ブランクは、冷間成形によって再形成されるのが好ましい。特に、これは、器具本体部分ブランクをプレス成形ツールに挿入することによって実現できる。器具本体部分ブランクを、特に、成形中に全周に及ぶまたは実質的に全周に及ぶバリが作られるような寸法にすることができる。これにより、特に、成形後の器具本体部分のバリを除去するための機械加工が容易になる。特に、定義されたバリ取り面を形成することができる。
器具本体部分ブランクが少なくとも1つの器具本体部分の最終輪郭まで形成されると、生じたバリは最終輪郭を越えて突出してしているのが好ましい。特に、この手法では、バリを除去した後であっても、器具本体部分の所望の最終輪郭を確実に維持することができる。
更に、器具本体部分ブランクを形成するときに、少なくとも1つの連続するバリが作られると有利である場合がある。このようなバリは、1回の機械加工工程で、フライスの移動により除去することができる。
少なくとも1つの器具本体部分に、バリ取り長手方向軸と平行または実質的に平行に延びるボア長手方向軸を有する接合ボアが形成されていると好ましい。これは、特に、バリ取りのために保持される再形成された器具本体部分にボアが設けられている場合に、簡単な方法で実現することができる。したがって、特に、2つの器具本体部分を備えた医療器具の枢動軸を特に定義するボア長手方向軸と、少なくとも1つのバリ取り面との高精度のアラインメントが実現される。特に、このようなアラインメントは、提案された方法に従って作られた医療器具であることの紛れもない兆候である。
好ましくは、少なくとも2つ、特に2つのみの器具本体部分が、ボア長手方向軸を中心に枢動可能であるように互いに結合される。したがって、鋏、プライヤ、持針器、クランプなどを簡単な方法で形成することができる。
2つの器具本体部分を枢動可能に結合するために、共通の接合ピンが接合ボアに挿入され、2つの器具本体部分のうちの一方に永久的に接続されると有利である。特に、接合ピンは、2つの器具本体部分のうちの一方に、力によるおよび/またはポジティブロックおよび/または物質的に結合する方法で、接続され得る。例えば、接着や溶接で接続してもよい。したがって、特に、2つの器具本体部分の互いに対して永続的かつ定義された可動可能な結合を実現することができる。
医療器具を取り扱う際の怪我のリスクを最小限に抑えるために、少なくとも1つの器具本体部分が研磨されていることが好ましい。特に、振動研削により研磨してもよい。したがって、特に少なくとも1つのバリ取り面への移行領域において、最小限のエッジおよび残りのバリを除去することができる。更に、このようにして医療器具の全体的な視覚的印象を向上することができる。
医療器具に特徴的な表面を与えるためには、少なくとも1つの器具本体部分を研磨後にブラスト加工すると有利である。特に、サンドブラストまたはショットピーニングによって処理してもよい。
更にまた、上記医療器具の1つを製造するための上記方法の1つを使用することが提案されている。
本発明の好ましい実施形態の以下の記載は、図面と併用して、更なる説明に役立つ。
打ち抜き機を用いて板材から打ち抜かれる器具本体部分ブランクの一実施形態の模式図を示す。 図1の線2-2に沿った切断図を示す。 協働成形ツールから取り外されたときに器具本体部分ブランクから再形成された器具本体部分の一実施形態の模式図を示す。 成形ツールへ器具本体部分ブランクを挿入した時の図3の線4-4に沿った切断図を示す。 協働成形ツールによる器具本体部分ブランクの成形後の図4と同様の図を示す。 図3に示す器具本体部分の実施形態の平面図を示す。 図6の器具本体部分を矢印Aの方向に見た図を示す。 バリ取り面を形成するためのフライスによる機械的バリ取り時の図6および図7の器具本体部分の模式図を示す。 図8の線9-9に沿った切断図を示す。 器具本体部分にプッシュスルー式閉鎖ボックスと接合ボアを形成した後の、図9と同様の切断図を示す。 研磨中のバリ取りされた器具本体部分の模式図を示す。 互いに枢動可能に取り付けられた2つの器具本体部分を有する医療器具の一実施形態の全体斜視図を示す。
図12は、タオルクランプ12の形態の医療器具10の一実施形態の斜視全体図を概略的に示す。
器具10は、枢動軸16を中心に枢動可能であるように閉鎖領域14内で互いに結合された2つの器具本体部分18および20を備える。
閉鎖領域14は、スロット22を有する実質的に立方体の閉鎖ボックス24を備えたプッシュスルー式閉鎖の形態で構成される。閉鎖ボックス24上で、スロット22を貫通する接合ピン26であって、前記接合ピン26の長手方向軸が枢動軸16を定義する接合ピンが、枢動軸も定義する接合ボア28に挿入され、閉鎖ボックス24に不動に固定される。
器具本体部分20の閉鎖部分30には、図示されていないが接合ボアも形成されており、閉鎖部分30がスロット22を貫通するときに接合ピン26が前記接合ボアを貫通する。
器具本体部分18、20は、バリ取り面32、34を有する。全てのバリ取り面32および34は、枢動軸16と平行に、したがって機械加工平面36に垂直に延びる。枢動軸16は、機械加工平面36に対する法線28を定義する。
器具本体部分18、20の遠位端は、それぞれツール要素40および42を形成する。タオルクランプの場合、前記ツール要素は、先端が互いに向かう形態で構成される。しかしながら、これらはまた、鋏またはブラントクランプまたは持針器の形態の器具10を構成するために、刃先またはブラントクランプ要素の形態で構成されてもよい。
分岐部44および46は、閉鎖領域14から近位方向に、それ自体で閉じた指リング48および50まで、それぞれ延びる。
指リング48および50の遠位側にはそれぞれロック要素52および54があり、これらにはそれぞれ歯が付いており、定義された閉じた状態に器具10を保持するために、一緒にロック装置56を形成している。
指リング48および50の領域内のバリ取り面34は、それぞれの指リング48または50から離れる方向を向いて凹状に湾曲するように構成され、それ自体で閉じた構成である。バリ取り面34の曲率半径は連続的に変化する。任意選択的に、図12に示す実施形態では平面図で楕円形状を有する指リング48および50も、環状構成で、一定の曲率半径を有していてもよい。
それぞれ閉鎖領域14とロック要素52および54との間の分岐部44および46の領域におけるバリ取り面32の表面部分84および86は、平面状または実質的に平面状構成であり、少なくとも部分内で互いに平行または実質的に平行に延びる。
指リング48および50の領域内のバリ取り面32は、それぞれの器具本体部分18および20から離れる方向を向いて凹状に湾曲している。
既に説明したように、各バリ取り面32および34は、1つまたは複数の部分を含み、バリ取り面32および34の全ての部分は、共通の機械加工平面36に対して垂直に延びる。
図1から図12に関連して、器具10の製造について以下でより詳細に説明する。
器具本体部分ブランク58は、器具本体部分18および20を作るために、再形成される。
図1は、例えば、打ち抜きまたはレーザ切断によって板材60から打ち抜かれたまたは切り出された器具本体部分ブランク58を示しており、このブランクから器具本体部分18および器具本体部分20の両方を形成することができる。
図2は、器具本体部分ブランク58が切り出された状態の板材60の線2-2に沿った切断図を模式的に示す。
器具本体部分ブランク58は、器具本体部分18および20の一方を作るように形成される。図3は、それぞれ器具本体部分18および20の上半分および下半分を形成するための最終輪郭に対応する、それぞれレセプタクル66および68を備えた2つの成形ツール62および64を模式的に示す。
成形ツール62および64のレセプタクル66および68に器具本体部分ブランク58が挿入され、成形ツール62および64が互いに押し付けられる。器具本体部分18は、金属材料で作製された器具本体部分ブランク58の上述した冷間成形によって作られ、実質的にその最終輪郭を有する。
成形ツール62および64は、共にプレスされて、バリ70が四方に突出した器具本体部分18を成形するように構成される。バリ70は、機械加工平面36と平行に向いている。
冷間成形は、形成されるバリ70がそれ自体で閉じるように行われることが好ましい。図6は、例えば、器具本体部分18の場合で、2つのバリ70を模式的に示しており、それ自体が閉じた構成になっている。
突出したバリ70は、除去、即ち、フライス加工によって除去される。このために、器具本体部分18が機械加工される。フライス72は、バリ取り長手方向軸76を中心に駆動装置74によって回転される。駆動装置74は、フライス72を備えた駆動装置74を所望の方法で移動させるために、前記駆動装置74と制御動作可能に接続された制御装置78によって制御される。駆動装置74は、突出したバリ70を除去するために、器具本体部分18上のフライス72を定義された所定の方法で移動させる。
バリ取り中、フライス72は、バリ取り長手方向軸が常に機械加工平面36に対して垂直に向くように移動される。バリ取り長手方向軸76は、バリ取りプロセス全体の間、機械加工平面36に対してこの向きを維持する。
バリ取り中、器具本体部分18は、図8に模式的に示されている保持装置80によって保持される。このようにして、器具本体部分18に対するバリ取り長手方向軸76の向きまたはアラインメントは、簡単な方法で維持することができる。
フライス72によってバリ70が除去されると、バリ70だけでなく、器具本体部分18の一部も除去されて、説明した方法で機械加工平面36に対して垂直に向けられたバリ取り面32および34が形成される。
保持装置80によって保持された器具本体部分18は、接合ボア28が機械加工平面36に対して垂直方向に向いた状態で、閉鎖ボックス24の領域に設けられる。更に、機械加工平面36と平行に向けられたスロット22が形成される。
特に、図10において容易に分かるように、バリ取り面32は、枢動軸16と平行に延びる。これは、バリ取り長手方向軸76を有するフライス72の向きから直接に生じる。
図11に模式的に示すように、器具本体部分18は、任意選択的に研磨されてもよい。この目的のために、図11は、バリ取りの結果として生じる器具本体部分18上の丸みを帯びていない移行部を丸くする研磨ツール82を示す。
研磨ツール82による研磨の代わりに、バリ取りされた器具本体部分18を、振動研削装置での振動研削によって研磨してもよい。
次いで、器具本体部分18および20は、ブラスト加工、例えば、サンドブラストやボールピーニングによって処理することができる。したがって、器具本体部分18および20の既定の審美的に良好な表面を実現することができる。
次いで、上述のように構成された器具本体部分18および20を、冒頭で説明したように接合ピン26に接続して、器具10を形成することができる。
説明された方法で、例えば、鋏、クランプ、持針器、またはプライヤなどの異なる医療器具を形成することができる。器具は、それぞれの意図した目的に対応したツール要素で構成される。
説明された製造方法では、器具10をほぼ完全に機械だけで製造することができる。特に、器具本体部分ブランク58からの形成後に、器具本体部分18および20のバリ取りのためにCNCフライス盤を使用してもよい。これにより、器具10の高い再現性、ひいては一貫した高い品質が可能になる。
説明された製造方法は、特に、説明された方法に従って構成された器具10の確実な識別を可能にする。バリ取り面32および34と枢動軸16とのアラインメントは、機械による処理のために高精度な方法で実現することができ、これは特に、バリ70を除去するために再形成された器具本体部分ブランク58を手動案内によりベルト研削するような手動案内式機械加工工程では不可能である。
バリ70の除去は、上述したように、外周刃フライスの形態で構成されたフライス72を用いて行われた。原則として、エンドミルの形態のフライス62を用いてバリ取り面32および34を形成することも可能である。しかしながら、エンドミルは、このとき、バリ取り長手方向軸76が機械加工平面36に対して垂直になるように向けられるのではなく、むしろ平行になる。したがって、前記エンドミルは、機械加工平面36と平行に延びる軸を中心に回転し、特に、その平面内に存在している。この場合、バリ取り長手方向軸76も定義することができ、器具10上の全てのバリ取り面32および34は、これと平行に延び、機械加工平面36に対して垂直になるように向けられる。
10 医療器具
12 タオルクランプ
14 閉鎖領域
16 枢動軸
18 器具本体部分
20 器具本体部分
22 スロット
24 閉鎖ボックス
26 接合ピン
28 接合ボア
30 閉鎖部分
32 バリ取り面
34 バリ取り面
36 機械加工平面
38 法線
40 ツール要素
42 ツール要素
44 分岐部
46 分岐部
48 指リング
50 指リング
52 ロック要素
54 ロック要素
56 ロック装置
58 器具本体部分ブランク
60 板材
62 成形ツール
64 成形ツール
66 レセプタクル
68 レセプタクル
70 バリ
72 フライス
74 駆動部
76 バリ取り長手方向軸
78 制御装置
80 保持装置
82 研磨ツール
84 表面部分
86 表面部分

Claims (27)

  1. 少なくとも1つの器具本体部分(18、20)を有する医療器具(10)であって、前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が、成形によって器具本体部分ブランク(58)から作製され、前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)がフライス加工、特に、機械フライス加工によって形成された少なくとも1つのバリ取り面(32、34)を有し、前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)が1つまたは複数の部分を含み、前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)の各部分は、共通の機械加工平面(36)に対して垂直に延び、前記機械加工平面(36)に対する法線(38)がバリ取り長手方向軸(76)を定義し、前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)が前記バリ取り長手方向軸(76)に対して平行に延びることを特徴とする、医療器具。
  2. 前記少なくとも1つのバリ取り面(34)がそれ自体で閉じる構成であることを特徴とする、請求項1に記載の医療器具。
  3. 前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)が、部分内で平面であるように、および/または前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)から離れる方向を向いた部分内で凸状に湾曲し、および/または前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)から離れる方向を向いて凹状に湾曲するように構成されることを特徴とする、請求項1または2のいずれか一項に記載の医療器具。
  4. 部分内で湾曲している前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)が、1つの次元でのみ湾曲するように構成されており、前記バリ取り面(32、34)の曲率半径が、前記バリ取り長手方向軸(76)に対してのみ定義されていることを特徴とする、請求項3に記載の医療器具。
  5. 前記曲率半径が、部分内で一定であるか、または前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)の範囲に沿って、部分内でもしくは連続的に変化することを特徴とする、請求項4に記載の医療器具。
  6. 前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)の少なくとも2つの表面部分(84、86)が、互いに平行または実質的に平行に延びることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の医療器具。
  7. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が、冷間成形によって前記器具本体部分ブランク(58)から形成されることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の医療器具。
  8. 前記医療器具(10)が2つの器具本体部分(18、20)を備え、前記2つの器具本体部分(18、20)が枢動軸(16)を中心に枢動可能であるように互いに取り付けられていることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の医療器具。
  9. 前記枢動軸(16)が前記バリ取り長手方向軸(76)を定義することを特徴とする、請求項8に記載の医療器具。
  10. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が、特に振動研削によって研磨されることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項に記載の医療器具。
  11. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)がブラスト加工され、特にサンドブラストまたはショットピーニングされることを特徴とする、請求項1~10のいずれか一項に記載の医療器具。
  12. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が金属材料、特にインストルメント鋼で作製されることを特徴とする、請求項1~11のいずれか一項に記載の医療器具。
  13. 少なくとも1つの器具本体部分(18、20)を備える医療器具(10)を製造する方法であって、器具本体部分ブランク(58)を再形成し、形成中に、特に公差およびプロセス変動によって生じたバリ(70)を除去する方法において、前記バリ(70)をフライス加工、特に機械フライス加工によって除去すること、前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)をフライス加工中に保持すること、前記バリ(70)を除去するために、フライス(72)をバリ取り長手方向軸(76)を中心に回転させ、少なくとも1つのバリ取り面(32、34)を形成するために、前記機械加工平面(36)に対する前記バリ取り長手方向軸(76)のアラインメントを変化させることなく、前記バリ取り長手方向軸(76)を定義する前記法線(38)を有する機械加工平面(36)内で前記フライス(72)を移動させることを特徴とする、方法。
  14. 前記バリ(70)の除去をコンピュータ制御された方法で行うことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
  15. 前記バリ(70)の除去中に、前記少なくとも1つのバリ取り面(32、34)を形成するために前記器具本体部分(18)の一部も除去することを特徴とする、請求項13または14に記載の方法。
  16. 前記器具本体部分ブランク(58)が打ち抜きまたは切断、特にレーザ切断によって板材(60)から作製されることを特徴とする、請求項13~15のいずれか一項に記載の方法。
  17. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が金属材料、特にインストルメント鋼で作製されることを特徴とする、請求項13~16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 前記器具本体部分ブランク(58)が冷間成形によって再形成されることを特徴とする、請求項13~17のいずれか一項に記載の方法。
  19. 前記器具本体部分ブランク(58)が前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)の最終輪郭に再形成され、生じた前記バリ(70)が前記最終輪郭を越えて突出していることを特徴とする、請求項13~18のいずれか一項に記載の方法。
  20. 前記器具本体部分ブランク(58)の形成中に少なくとも1つの連続するバリ(70)が作られることを特徴とする、請求項13~19のいずれか一項に記載の方法。
  21. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)にボア長手方向軸(16)を有する接合ボア(28)が形成され、前記軸が前記バリ取り長手方向軸(76)と平行または実質的に平行に延びることを特徴とする、請求項13~20のいずれか一項に記載の方法。
  22. 少なくとも2つ、特に2つのみの器具本体部分(18、20)が前記ボア長手方向軸(16)を中心に互いに枢動可能であるように互いに結合されることを特徴とする、請求項21に記載の方法。
  23. 前記2つの器具本体部分(18、20)を枢動可能に結合するために、共通のヒンジピン(26)が両方の器具本体部分(18、20)の前記接合ボア(28)に挿入され、特に、力によるおよび/またはポジティブロックおよび/または物質的に結合された方法で、更に特に接着または溶接によって、前記2つの器具本体部分(18、20)のうちの一方に永久的に接続されることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が全てのバリ(70)の除去後に研磨されることを特徴とする、請求項13~23のいずれか一項に記載の方法。
  25. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)が、特に振動研削によって研磨されることを特徴とする、請求項24に記載の方法。
  26. 前記少なくとも1つの器具本体部分(18、20)を、研磨後に、特にサンドブラストまたはショットピーニングによってブラスト加工することを特徴とする、請求項24または25に記載の方法。
  27. 請求項1~12のいずれか一項に記載の医療器具(10)を製造するための、請求項13~26のいずれか一項に記載の方法の使用。
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