JP2022520629A - 固体形態のfgfr阻害剤化合物およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は式(I)で示される化合物の固体形態、結晶形態、A結晶形およびその製造方法、B結晶形およびその製造方法、並びに上記の固体形態、結晶形態、A結晶形、B結晶形のFGFRに関する疾患を治療するための医薬品の製造における使用を開示する。TIFF2022520629000019.tif3858【選択図】図1

Description

相互参照
本願は、2019年2月15日に、中国特許庁に出願された出願番号が201910117530.7、発明名称が「FGFR阻害剤の結晶形およびその製造方法」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、その全内容は援用により本出願に組み込まれる。
本発明は、式(I)で示される化合物の固体形態、結晶形態、A結晶形およびその製造方法、B結晶形およびその製造方法に関し、さらにFGFRに関する疾患を治療するための医薬品の製造における前記固体形態、結晶形態、A結晶形、B結晶形の使用に関する。
線維芽細胞増殖因子受容体(FGFR)は線維芽細胞増殖因子(FGF)のシグナル伝達の受容体であり、そのファミリーは4つのメンバー(FGFR1、FGFR2、FGFR3、FGFR4)からなり、細胞外の免疫グロブリン(Ig)様ドメイン、疎水性膜貫通ドメインおよびチロシンキナーゼドメインを含む細胞内部分とからなる糖タンパク質である。線維芽細胞増殖因子(FGF)は、これらの受容体(FGFR)を介し、細胞増殖、細胞分化、細胞遊走及び血管新生などの多くの生理学的調節プロセスにおいて重要な役割を果たす。FGFシグナル経路の異常(高発現、遺伝子増幅、基因変異、や染色体再編成など)が腫瘍細胞の増殖、遊走、浸潤および血管新生などの多くの病理学的プロセスに直接に関係しているという多くの証拠がある。従って、FGFRは、重要な治療ターゲットとなり、幅広い研究開発の関心を集める。
特開WO2015008844には、FGFRに対して阻害活性を有する一連の化合物が報告され、参照化合物1および2を含む。WO2013124316、WO2013087647およびUS20130158000には、FGFRに対して阻害活性を有する化合物を報告し、本発明で使用されるベンゾチオフェン構造、および参照化合物3を含む。
Figure 2022520629000002
WO2019034076は、FGFRに対して阻害活性を有する化合物を記載し、開示された化合物WX001(WX001AおよびWX001Bの一対の光学異性体を含む)は、良好な活性を有するが、その固体形態の生成物が得られなかった。
Figure 2022520629000003
本発明者らはまた、通常の方法で化合物WX001の固体形態を得ることが困難であることを見出した。例えば、溶媒としてメタノール、エタノール、やテトラヒドロフランなどを使用する従来の処理条件下では、化合物WX001の固体形態を得ることが困難である。
したがって、化合物WX001AまたはWX001Bを固体形で入手して、製造、精製、貯蔵、および使用が容易な形態の製品を提供しようとすることは、解決する必要のある問題である。
本発明者らは、固体形態の上記の化合物WX001AまたはWX001Bを得る方法、を意外に発見し、それにより、対応する固体およびさらなる結晶形態の製品を得る。
上述した発見に基づき、第1の態様においては、本発明は、固体形態の式(I)で示される化合物を提供する。
Figure 2022520629000004
第2の態様においては、本発明は、結晶形態の式(I)で示される化合物を提供する。
好ましい一形態においては、本発明は、X線粉末回折パターンにおいて6.37±0.2°、9.90±0.2°、19.07±0.2°の2θに回折ピークを有する式(I)で示される化合物のA結晶形を提供する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形はX線粉末回折パターンにおいて6.37±0.2°、9.90±0.2°、12.74±0.2°、13.35±0.2°、14.26±0.2°、16.31±0.2°、19.07±0.2°、21.83±0.2°の2θに回折ピークを有する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形はそのXRPDパターンが図1に示される。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形は、そのXRPDパターンの解析が表1に示されている。
Figure 2022520629000005
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形は、示差走査熱量測定曲線において141.05℃±5℃に吸熱ピークを有する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形は、そのDSC曲線が図2に示される。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形は、熱重量解析測定曲線において124.65±3℃で重量減少が1.232%となる。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形は、そのTGAパターンが図3に示される。
本発明は、
(a)式(I)で示される化合物をニトリル系溶媒またはエステル系溶媒に加えるステップと、
(b)30~50℃で40~55時間撹拌するステップと、
(c)式(I)で示される化合物のA結晶形を分離するステップと、を含む、上記の式(I)で示される化合物のA結晶形の製造方法を提供する。
上述した製造方法においては、(c)ステップでの分離は、遠心分離、や濾過などの手段を採用することができ、好ましくは、遠心分離を採用する。任意的には、(c)ステップでの分離後で、乾燥することができる。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記のニトリル系溶剤はアセトニトリル、プロピオニトリルおよびブチロニトリルから選ばれる。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記のエステル系溶媒は酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸イソプロピル及びギ酸エチルから選ばれる。
他の態様においては、本発明は、X線粉末回折パターンにおいて3.60±0.2°、9.14±0.2°、15.07±0.2°の2θに回折ピークを有する式(I)で示される化合物のB結晶形を提供する。
本発明は、X線粉末回折パターンにおいて9.14±0.2°、15.07±0.2°の2θに回折ピークを有する式(I)で示される化合物のB結晶形を提供する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、X線粉末回折パターンにおいて3.60±0.2°、9.14±0.2°、11.05±0.2°、13.25±0.2°、15.07±0.2°、16.47±0.2°、18.31±0.2°、22.29±0.2°の2θに回折ピークを有する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、X線粉末回折パターンにおいて9.14±0.2°、11.05±0.2°、13.25±0.2°、15.07±0.2°、16.47±0.2°、18.31±0.2°、22.29±0.2°の2θに回折ピークを有する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、そのXRPDパターンが図4に示される。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、そのXRPDパターンの解析が表2に示されている。
Figure 2022520629000006
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、示差走査熱量測定曲線において174.09℃±5℃に吸熱ピークの始点を有する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、そのDSC曲線が図5に示される。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、熱重量解析曲線において169.70±3℃で重量減少が0.4324%である。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形は、そのTGAパターンが図6に示される。
本発明は、
(a)式(I)で示される化合物のA結晶形をアルコール系溶剤またはアルコール系溶剤と水の混合溶剤に加えるステップと、
(b)30~50℃で5~30時間撹拌するステップと、
(c)10~20℃で3~10時間放置するステップと、
(d)式(I)で示される化合物のB結晶形を分離するステップと、を含む、上記の式(I)で示される化合物のB結晶形の製造方法を提供する。
上述した製造方法においては、(d)ステップでの分離は、遠心分離、濾過などの手段を採用することができ、好ましくは、遠心分離を採用する。任意的には、(d)ステップでの分離後、乾燥することができる。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記のアルコール系溶剤はメタノール、エタノール、およびイソプロパノールから選ばれる。
本発明の幾つかの実施形態においては、アルコール系溶剤と水の混合溶剤は、メタノールと水の混合溶剤、エタノールと水の混合溶剤およびイソプロパノールと水の混合溶剤から選ばれる。
さらに、本発明は、上記の固体形態の式(I)で示される化合物、結晶形態の式(I)で示される化合物、式(I)で示される化合物のA結晶形、式(I)で示される化合物のB結晶形のFGFRに関する疾患を治療するための医薬品の製造における使用を提供する。
本発明の幾つかの実施形態においては、上記のFGFRに関する疾患は、固形腫瘍である。
式(I)で示される化合物のB結晶形は、25℃および80%RHでの吸湿による重量増加が0.1928%であり、吸湿性がないかまたはほとんどなく、良好な薬学的見通しを有する。式(I)で示される化合物は、野生型FGFRに対して良好な阻害活性を示している。式(I)で示される化合物は、変異型FGFRに対して良好な阻害活性を示している。式(I)で示される化合物は、良好な薬物動態指数を有する。
定義及び説明
特に断りがない限り、本明細書で使用される以下の用語および文節は、以下の意味を有することを意図している。特定の文節又は用語は、特別に定義されない場合には、不確実或いは不明確とみなされるべきではないが、通常の意味で理解されるべきである。本明細書に商品名が記載されている場合は、対応する商品または有効成分を指すことを意図している。
本発明の中間体化合物は、以下に挙げられる具体的な実施形態、それと他の化学合成方法との組み合わせによる実施形態、および当業者に周知の同等の代替形態を含む、当業者に周知の様々な合成方法によって製造することができる。好適な実施形態には、本発明の実施例が含まれるが、これに限定されない。
本発明に用いられる全ての溶剤は、市販されており、さらに精製することなく使用することができる。
本発明は以下の略称を使用する:DMFはジメチルホルムアミド、MsOHはメタンスルホン酸、EtOHはエタノール、NaOHは水酸化ナトリウム、DMSOはジメチルスルホキシドを表す。
化合物は、手動またはChemDraw(R)ソフトウェアによって命名され、市販の化合物は、サプライヤーのカタログ名を使用する。
本発明の粉末X線回折(X-ray powder diffractometer、XRPD)法
機器モデル:Bruker D8 advance シリーズのX線回折装置
測定方法:約10~20mgのサンプルをXRPD測定に用いる。
詳細なXRPDパラメータは次のとおりである:
ライトパイプ:Cu,kα,(λ=1.54056A).
イトパイプ電圧:40kV、ライトパイプ電流:40mA
発散スリット:0.60mm
検出器スリット:10.50mm
発散防止スリット:7.10mm
走査範囲:3-40deg
ステップ直径:0.02deg
ステップサイズ:0.12秒
サンプルトレイの回転速度:15rpm。
本発明の示差走査熱量分析(Differential Scanning Calorimeter, DSC)法
機器モデル:TA Q2000型示差走査熱量計
測定方法:サンプル(0.5~1mg)をDSCアルミニウム鉢に置いて測定を行い、方法は、25℃~300℃、10℃/分であり、m-DSC加熱速度を2℃/分とした。
本発明の熱重量分析 (Thermal Gravimetric Analyzer,TGA)法
機器モデル:TA Q5000熱重量分析装置
測定方法:サンプル(2~5mg)をTGA白金鉢内に置いて測定を行い、25mL/minN2の条件下で、10℃/minの加熱速度で、サンプルを室温から350℃まで、或いは20%の重量減少があるまで、加熱する。
動的ガス吸着測定装置(DVS)
測定条件:約10-15mgのサンプルをDVS検出に用いる。
バランスdm/dt:0.01%/分:(時間:10分、最長180分)
乾燥:0%RH、120分
RH(%)測定勾配:10%
RH(%)測定勾配範囲:0%~90%~0%
以下は基準評価である。
Figure 2022520629000007
図1は、式(I)で示される化合物のA結晶形のXRPDパターンである。 図2は、式(I)で示される化合物のA結晶形のDSC曲線である。 図3は、式(I)で示される化合物のA結晶形のTGAパターンである。 図4は、式(I)で示される化合物のB結晶形のXRPDパターンである。 図5は、式(I)で示される化合物のB結晶形のDSC曲線である。 図6は、式(I)で示される化合物のB結晶形のTGAパターンである。 図7は、式(I)で示される化合物のB結晶形のDVSパターンである。
本発明の内容をよりよく理解するために、以下の具体例を挙げてさらに説明するが、これらの具体的な実施例は本発明の内容を限定するものではない。
中間体A1:
Figure 2022520629000008
合成経路:
Figure 2022520629000009
ステップ1:化合物A1-1の合成
室温で、まず、7-ブロモピロロ[2,1-f][1,2,4]トリアジン-4-アミン(3.00g,14.1mmol,1.00eq)を1,4-ジオキサン(40mL)と水(8mL)との混合溶液に溶解し、次に、順に1-Boc-2,5-ジヒドロ-1H-ピロール-1―ボロン酸ピナコールエステル(4.36g,14.8mmol,1.05eq)、リン酸カリウム(8.97g,42.2mmol,3.00eq)および[1,1-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(1.03g,1.41mmol,0.10eq)を当該混合溶液に加えた。窒素雰囲気で、反応溶液を80℃まで加熱し、2時間撹拌した。反応終了後、反応液を25℃まで冷却し、20mLの水に入れ、黒色の固体が形成され、黒色の固体を濾過により回収し、次にジクロロメタン/メタノール(100mL、5/1)の混合溶液に溶解し、再度濾過した濾液を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下回転蒸発により有機溶媒を除去して粗生成物を得た。粗生成物を酢酸エチル(30mL)でスラリー化し、濾過し、化合物A1-1を得た。LCMS(ESI)m/z:302.1[M+H]H NMR(400MHz,重水素化DMSO)δ=7.95(s,1H),7.79(brs,2H),6.92(s,1H),6.80-6.66(m,2H),4.47(s,2H),4.24(s,2H),1.44(s,9H).
ステップ2:化合物A1-2の合成
室温で、水酸化パラジウム(615mg,438μmol)をA1-1(1.20g,3.98mmol,1.00eq)のメタノール(30mL)の溶液に加えた。水素ガス置換を3回行い、反応溶液を50℃に加熱し、50psi水素ガスの条件下で、2時間撹拌し、反応溶液を室温まで冷却し、ろ過して触媒を除去し、減圧下で回転蒸発により濾液から有機溶媒を除去し、A1-2を得た。H NMR(400MHz,重水素化メタノール)δ:7.80(s,1H),6.86(d,J=4.4Hz,1H),6.53(d,J=4.4Hz,1H),3.96-3.79(m,2H),3.60-3.51(m,1H),3.49-3.38(m,2H),2.39-2.36(m,1H),2.19-2.13(m,1H),1.49(d,J=3.6Hz,9H).
ステップ3:化合物A1の合成
室温で、ヨードスクシンイミド(26.7g,119mmol,3.00eq)をA1-2(12.0g,39.6mmol,1.00eq)を溶解したN,Nジメチルホルムアミド(150mL)の溶液に少しずつ加えた。反応液を室温で1時間撹拌した後、反応液を氷水(200mL)にゆっくりと加え、固体を生成させ、溶媒を濾過により除去し、フィルターケーキを減圧下で回転蒸発により乾燥させ、化合物A1を得た。H NMR(400 MHz,重水素化DMSO)δ=7.88(s,1H),6.75(s,1H),3.77-3.68(m,2H),3.42-3.38(m,1H),3.28-3.23(m,2H),2.31-2.22(m,1H),2.05-1.98(m,1H),1.39(d,J=5.2Hz,9H).
中間体B1:
Figure 2022520629000010
合成経路:
Figure 2022520629000011
B1-1(2.00g,11.22mmol,1.00eq)のテトラヒドロフラン(20.00mL)溶液を-70℃に冷却した。ブチルリチウムのn-ヘキサン溶液(2.5mol/L,8.98mL,2.00eq)冷却液にゆっくりと加えた。滴下後、1時間撹拌した。次に、ほう酸トリイソプロピル(2.11g,11.22mmol,1.00eq)を加えた。添加後、1時間撹拌した。水(10mL)を滴下して反応をクエンチした。クエンチした反応混合物を濃縮してテトラヒドロフランを除去した。残留物を石油エーテル(50mL)で洗浄し、次に希塩酸でpH5に調整し、白色の固体を生成させた。濾過後、フィルターケーキを水(50mL)で洗浄し、真空乾燥させて中間体B1を得た。H NMR(400MHz,重水素化クロロホルム)δ=7.72(s,1H),7.28(s,1H),6.67(s,1H),4.01(s,3H),2.50(s,3H)
実施例1 式(I)で示される化合物の合成
Figure 2022520629000012
ステップ1:化合物WX001-1の合成
室温で、化合物B1(777.25mg,3.50mmol,2.50eq)、炭酸ナトリウム(296.77mg,2.80mmol,2.00eq)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(161.78mg,140.00μmol,0.10eq)を化合物A1(600.00mg,1.40mmol,1.00eq)のエチレングリコールジメチルエーテル(9mL)/エタノール(3mL)/水(0.5mL)混合溶液に順に加え、窒素置換を3回行った後、90℃に加熱し、5時間撹拌した後、室温に冷却し、30mLの水に入れ、ジクロロメタン(10mL)で5回抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、溶媒を減圧下で回転蒸発により除去して粗生成物を得た。粗生成物をカラムクロマトグラフィー(石油エーテル/酢酸エチル=10/1~1/3)で精製してWX001-1を得た。LCMS(ESI)m/z:480.2[M+H]、502.2[M+Na]H NMR(400MHz,重水素化メタノール)δ=7.91(s,1H),7.27(s,2H),6.77(s,1H),6.70(s,1H),4.00(s,3H),3.96-3.90(m,2H),3.64-3.50(m,3H),2.49(s,3H),2.44-2.36(m,2H),1.50(s,9H)。
ステップ2:化合物WX001-2の合成
室温で、塩化水素・酢酸エチル溶液(4mol/L,2.00mL,9.51eq)をWX001-1(350.00mg,729.79μmol,1.00eq)の酢酸エチル(2mL)溶液にゆっくりと滴下し、1時間撹拌した後、濾過して固体を得、固体を減圧下で乾燥させて化合物WX001-2塩酸塩を得た。LCMS(ESI)m/z:380.1[M+H]H NMR(400MHz,重水素化メタノール)δ=8.17(s,1H),7.46(s,1H),7.33(s,1H),7.12-7.06(m,1H),6.84(s,1H),4.12-4.06(m,1H),4.02(s,3H),3.92-3.82(m,2H),3.67-3.58(m,2H),2.66-2.60(m,1H),2.51(s,3H),2.39-2.32(m,1H)。
ステップ3:式(I)で示される化合物の合成
0℃で、ジイソプロピルエチルアミン(258.56mg,2.00mmol,349.41μL,4.00eq)および塩化アクリロイルのジクロロメタン溶液(0.25M,1.80mL,0.90eq)をWX001-2塩酸塩(200.00mg,500.16μmol,1.00eq)のジクロロメタン(4.00mL)溶液に順に加え、5分間撹拌した後、反応溶液を2mLの水に注ぎ、相分離した後、水相をジクロロメタン(1mL)で3回抽出し、有機相を合わせ、無水硫酸ナトリウムで有機相を乾燥させ、ろ過後、減圧下で回転蒸発より濾液から溶媒を除去して粗生成物を得た。粗生成物を薄層クロマトグラフィープレート(ジクロロメタン/メタノール=10/1)で精製して化合物WX001-3を得た。化合物WX001-3をキラル分離し(カラム:AS(250mm×30mm,5μm);移動相:[0.1%アンモニア水 エタノール];二酸化炭素:40%-40%)、(I)で示される化合物(保持時間:6.98分)を得た。保持時間は、以下の分析カラムで測定される。カラム:Chiralpak AS-3 150×4.6mm 3μm,移動相:A:二酸化炭素、B:メタノール(0.05%ジエチルアミン),40%二酸化炭素,流量:2.5mL/分,カラム温度:35℃。LCMS(ESI)m/z:434.2[M+H],456.1[M+Na]H NMR(400 MHz,重水素化メタノール)δ=7.75(d,J=2.8Hz,1H),7.08(s,2H),6.61(s,1H),6.54(d,J=6.4Hz,1H),6.41-6.51(m,1H),6.20-6.16(m,1H),5.66-5.42(m,1H),4.09-3.96(m,1H),3.85(s,3H),3.80-3.38(m,4H),2.44-2.25(m,4H),2.21-1.99(m,1H)。
実施例2:A結晶形の製造
実施例1で得られた式(I)で示される化合物を500mg秤量し、40mLのガラス瓶に入れ、8mLのアセトニトリルおよび撹拌子を加え、懸濁液サンプルになるまで混合物を撹拌した。上記のサンプルをマグネチックスターラー(40℃)に置き、2日間撹拌(遮光)した。サンプルを迅速に遠心分離し、残留固体を真空乾燥オーブンに入れ、30℃の条件下で、真空下で一晩乾燥させて残留溶媒を除去し、式(I)で示される化合物のA結晶形を得た。
実施例3:B結晶形の製造
実施例2で得られた式(I)で示される化合物のA結晶形を600mg秤量し、40mLのガラス瓶に入れ、溶媒としての12mLのエタノールおよび撹拌子を加え、懸濁液サンプルになるまで混合物を撹拌した。上記のサンプルをマグネチックスターラー(40℃)に置き、一晩撹拌(遮光)してから、室温(約15°C)で5時間放置し、迅速に遠心分離して上清を除去し、遠心分離した固体を真空乾燥オーブンに置き、40℃で2時間乾燥させ、さらに30℃で60時間乾燥させ、式(I)で示される化合物のB結晶形を得た。
実施例4:式(I)で示される化合物のB結晶形の吸湿性についての調査
実験材料:
SMS DVS Advantage動的蒸気吸着装置
実験方法:
10~15mgの式(I)で示される化合物のB結晶形を取り、DVSサンプルトレイで測定した。
実験結果:
式(I)で示される化合物のB結晶形のDVSパターンは、図7に示され、25℃、80%湿度における重量増加が△W=0.1928%であった。
実験結論:
式(I)で示される化合物のB結晶形は、25℃および80%RH下での吸湿による重量増加が0.1928%であり、吸湿性がないかほとんどなかった。
実験例1:野生型キナーゼのin vitro阻害活性の評価
33P同位体で標識したキナーゼ活性試験(Reaction Biology Corp)を使用し、IC50値を測定することで、ヒトFGFR1、FGFR4に対する試験化合物の阻害能力を評価した。
緩衝液の条件:20mM Hepes(pH7.5)、10mM MgCl、1mM EGTA、0.02% Brij35、0.02mg/mL BSA、0.1mM NaVO、2mM DTT、1% DMSO。
試験手順:室温で、式(I)で示される化合物をDMSOに溶解して10mM溶液を調製し、用意した。基質を新しく調製した緩衝液に溶解し、それに試験キナーゼを加えてよく混合した。音響技術(Echo550)を使用して、試験化合物を溶解したDMSO溶液を上記の均一に混合した反応溶液に加えた。反応溶液における化合物の濃度が10μM、3.33μM、1.11μM、0.370μM、0.123μM、41.2nM,13.7nM,4.57nM,1.52nM,0.508nMになるか、10μM、2.50μM、0.62μM、0.156μM、39.1nM,9.8nM,2.4nM,0.61nM,0.15nM,0.038nMである。15分間インキュベーションした後、33P-ATP(活性が0.01μCi/μlであり、対応する濃度が表3に示される)を加えて反応させた。FGFR1、FGFR4およびその基質のサプライヤーカタログ番号、ロット番号や反応溶液中の濃度情報を表3に示した。反応を室温で120分間行った後、反応液をP81イオン交換濾紙(Whatman、型番:3698-915)にスポットした。濾紙を0.75%リン酸溶液で繰り返し洗浄した後、濾紙上に残っているリン酸化基質の放射能を測定した。キナーゼ活性データは、試験化合物を含有するキナーゼ活性とブランクグループ(DMSOのみ含有)のキナーゼ活性との比較で表された。Prism4ソフトウェア(GraphPad)でカーブフィッティングを行い、IC50値を得た。実験結果は表4に示される。
Figure 2022520629000013
Figure 2022520629000014
結論:本発明における式(I)で示される化合物は、野生型FGFRに対して良好な阻害活性を示している。
実験例2:変異型キナーゼのinvitro阻害活性の評価
33P同位体で標識したキナーゼ活性試験(Reaction Biology Corp)を使用し、IC50値を測定することで、FGFR変異株に対する試験化合物の阻害能力を評価した。invitro試験におけるキナーゼ、基質およびATPに関する情報は、表5に示される。
Figure 2022520629000015
緩衝液の条件:20mM Hepes(pH7.5)、10mM MgCl、1mM EGTA、0.02% Brij35、0.02mg/mL BSA、0.1mM NaVO、2mM DTT、1% DMSO。
試験手順:室温で、試験化合物をDMSOに溶解して10mM溶液を調製し、用意した。基質を新しく調製した緩衝液に溶解し、それに試験キナーゼを加えてよく混合した。音響技術(Echo550)を使用して、試験化合物を溶解したDMSO溶液を上記の均一に混合した反応溶液に加えた。反応溶液における化合物の濃度が10μM、3.33μM、1.11μM、0.370μM、0.123μM、41.2nM,13.7nM,4.57nM,1.52nM,0.508nMになるか、10μM、2.50μM、0.62μM、0.156μM、39.1nM,9.8nM,2.4nM,0.61nM,0.15nM,0.038nMである。15分間インキュベーションした後、33P-ATP(活性が0.01μCi/μlであり、対応する濃度が表5に示される)を加えて反応させた。FGFR1、FGFR4およびその基質のサプライヤーカタログ番号、ロット番号や反応溶液中の濃度情報を表5に示した。反応を室温で120分間行った後、反応液をP81イオン交換濾紙(Whatman、型番:3698-915)にスポットした。濾紙を0.75%リン酸溶液で繰り返し洗浄した後、濾紙上に残っているリン酸化基質の放射能を測定した。キナーゼ活性は、試験化合物を含有するキナーゼ活性とブランクグループ(DMSOのみ含有)におけるキナーゼ活性との比較で表された。Prism4ソフトウェア(GraphPad)でカーブフィッティングを行い、IC50値を得た。実験結果は表6に示される。
Figure 2022520629000016
結論:本発明における式(I)で示される化合物は、変異型FGFRに対して良好な阻害活性を示している。
実験例3:イヌの薬物動態の検討
実験目的:
ビーグル犬体内における化合物の薬物動態を測定した。
実験材料:
ビーグル犬(雄性)
実験方法:
2匹の溶出ビーグル犬を選択して一つのグループにした。化合物を指定された製剤に調製した。静注用ビヒクルは、DMSO:ポリエチレングリコール400(PEG400):生理食塩水=10:40:50(体積比)または10%DMSO/10%solutol/80%水を使用し、経口投与用ビヒクルは、0.5%メチルセルロース(MC)+0.2%Tweenを使用した。製剤を所定の投与量で動物に強制経口投与した。
投与後5分間、15分間、30分間、1時間、2時間、4時間、6時間、8時間、12時間および24時間の12個の時点で、動物の橈側皮静脈または伏在静脈から全血サンプルを採取した。各サンプルは約500μLであった。
血漿サンプルを、抗凝固剤を含む遠心分離管に入れ、4℃、3000gで10分間遠心分離し、上澄み血漿を採取してドライアイスで急速に凍結した後、LC-MS/MS分析まで-70±10℃の冷蔵庫に保管した。
データ処理:
WinNonlinTM Version 6.3.0(Pharsight、Mountain View、CA)の薬物動態学ソフトウェアを使用し、非コンパートメントモデルで化合物の血漿中薬物濃度データを処理した。最高濃度(Cmax)、最高濃度到達時間(Tmax)、および最終定量可能時点は、血漿中濃度―時間曲線から直接に得られた。
対数線形台形法を用いて、以下の薬物動態パラメータを計算した。
消失相半減期(T1/2)、体内における薬物の0時点から最終測定時点までの平均滞留時間(MRT0-last)、体内における薬物の0時点から無限大時間までの平均滞留時間(MRT0-inf)、0時点から最終測定時点までの時間―血漿中濃度曲線下面積(AUC0-last)、0時点から無限大時間までの時間―血漿中濃度曲線下面積(AUC0-inf)
検出線より低かった個々の血漿濃度については、Tmaxの前に現れると、0として計算され、Tmaxの後に現れると、直接除外された。全体のパラメーターと比率は3つの有効数字の形式で報告された。
この実験では、薬物動態パラメータを、実施形態における理論的採血時間と理論的投与濃度に基づいて計算した。実際の投与濃度と理論的濃度との偏差は、±20%以内であった。実際の採血時間と理論的採血時間の偏差は、関連する標準操作手順(SOP)(投与後1時間以内のポイントは±1分以内であり、その他は理論時間の5%以内であった)に一致した。
実験結果:
受試化合物の実験結果は、表7に示される。
Figure 2022520629000017
実験結論:
式(I)で示される化合物はイヌの薬物動態指数が良好であった。

Claims (24)

  1. 固体形態の式(I)で示される化合物。
    Figure 2022520629000018
  2. 結晶形態である、請求項1に記載の固体形態の式(I)で示される化合物。
  3. 上記の式(I)で示される化合物のA結晶形であり、
    X線粉末回折パターンにおいては、6.37±0.2°、9.90±0.2°、19.07±0.2°の2θに回折ピークを有する、請求項1または2に記載の固体形態の式(I)で示される化合物。
  4. X線粉末回折パターンにおいては、6.37±0.2°、9.90±0.2°、12.74±0.2°、13.35±0.2°、14.26±0.2°、16.31±0.2°、19.07±0.2°、21.83±0.2°の2θに回折ピークを有する、請求項3に記載の式(I)で示される化合物のA結晶形。
  5. XRPDパターンが図1に示される、請求項4に記載の式(I)で示される化合物のA結晶形。
  6. 示差走査熱量曲線においては、141.05℃±5℃で吸熱ピークを有する、請求項3ないし5のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のA結晶形。
  7. DSC曲線が図2に示される、請求項6に記載の式(I)で示される化合物のA結晶形。
  8. 熱重量解析曲線においては、124.65±3℃で重量減少が1.232%となる、請求項3ないし7のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のA結晶形。
  9. TGAパターンが図3に示される、請求項8に記載の式(I)で示される化合物のA結晶形。
  10. (a)式(I)で示される化合物をニトリル系溶媒またはエステル系溶媒に加えるステップと、
    (b)30~50℃で40~55時間撹拌するステップと、
    (c)式(I)で示される化合物のA結晶形を分離するステップと、
    を含む、請求項3ないし9のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のA結晶形の製造方法。
  11. 前記ニトリル系溶剤は、アセトニトリル、プロピオニトリルおよびブチロニトリルから選ばれる、請求項10に記載の製造方法。
  12. 前記エステル系溶媒は、酢酸エチル、酢酸メチル、酢酸イソプロピル及びギ酸エチルから選ばれる、請求項10に記載の製造方法。
  13. 式(I)で示される化合物のB結晶形であり、
    X線粉末回折パターンにおいて、9.14±0.2°、15.07±0.2°の2θに回折ピークを有する、請求項1または2に記載の式(I)で示される固体形態の化合物。
  14. X線粉末回折パターンにおいては、9.14±0.2°、11.05±0.2°、13.25±0.2°、15.07±0.2°、16.47±0.2°、18.31±0.2°、22.29±0.2°の2θに回折ピークを有する、請求項13に記載の式(I)で示される化合物のB結晶形。
  15. XRPDパターンが図4に示される、請求項14に記載の式(I)で示される化合物のB結晶形。
  16. 示差走査熱量曲線においては、174.09℃±5℃に吸熱ピークの開始点を有する、請求項13ないし15のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のB結晶形。
  17. DSC曲線が図5に示される、請求項16に記載の式(I)で示される化合物のB結晶形。
  18. 熱重量解析曲線においては、169.70±3℃で重量減少が0.432%となる、請求項13~17のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のB結晶形。
  19. TGAパターンが図6に示される、請求項18に記載の式(I)で示される化合物のB結晶形。
  20. (a)式(I)で示される化合物のA結晶形をアルコール系溶剤またはアルコール系溶剤と水の混合溶剤に加えるステップと、
    (b)30~50℃で5~30時間撹拌するステップと、
    (c)10~20℃で3~10時間放置するステップと、
    (d)式(I)で示される化合物のB結晶形を分離するステップと、を含む、請求項13~19のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のB結晶形の製造方法。
  21. 前記アルコール系溶剤は、メタノール、エタノール、およびイソプロパノールから選ばれる、請求項20に記載の製造方法。
  22. 前記アルコール系溶剤と水の混合溶剤は、メタノールと水の混合溶剤、エタノールと水の混合溶剤およびイソプロパノールと水の混合溶剤から選ばれる、請求項20に記載の製造方法。
  23. 請求項1に記載の固体形態の式(I)で示される化合物、請求項2に記載の結晶形態的式(I)で示される化合物、請求項3~9のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のA結晶形、および請求項13~19のいずれかに記載の式(I)で示される化合物のB結晶形のFGFRに関する疾患を治療するための医薬品の製造における使用。
  24. FGFRに関する疾患は固形腫瘍である、請求項23に記載の使用。
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