JP2022504771A - 健康寿命延長を目的とするニコチンアミドリボシド組成物 - Google Patents

健康寿命延長を目的とするニコチンアミドリボシド組成物 Download PDF

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Abstract

【解決手段】本明細書には、虚弱を処置し、健康を維持し、および毛髪を再成長させるための方法、ならびにニコチンアミドリボシドとα-ケトグルタル酸塩とを含む組成物が記載される。
【選択図】なし

Description

相互参照
本出願は、2018年10月24日出願の米国仮出願第62/750,067号に基づく利益を主張するものであり、この仮出願はその全体を参照することで本明細書に引用される。
本明細書には、被験体の虚弱の発症を遅らせる、または虚弱の進行を遅らせる方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、虚弱の発症を遅らせること、または虚弱の進行を遅らせることは、虚弱表現型の発症を遅らせること、または虚弱表現型の進行を遅らせることを含む。いくつかの実施形態では、前記虚弱表現型は皮膚炎である。いくつかの実施形態では、前記虚弱表現型は後弯症である。いくつかの実施形態では、前記虚弱表現型は振戦である。いくつかの実施形態では、前記虚弱表現型は脱毛症である。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である。
本明細書には、被験体の健康寿命を延ばす方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、健康寿命の延長は、加齢関連表現型の発症または進行の遅延を含む。いくつかの実施形態では、前記加齢関連表現型は、白髪、脱毛、および細胞老化増加からなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記加齢関連表現型は白髪である。いくつかの実施形態では、前記加齢関連表現型は脱毛である。いくつかの実施形態では、前記加齢関連表現型は細胞老化増加である。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である。
本明細書には、被験体の罹患率を圧縮する方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、罹患率の圧縮は、罹患率マーカーの出現から寿命の終わりまでの時間の短縮を含む。いくつかの実施形態では、罹患率マーカーは、最初の心臓発作、肺気腫による最初の呼吸困難、骨粗鬆症による最初の障害、または一定規模の最初の記憶喪失を含む。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である。
本明細書には、被験体の健康維持を補助する方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な筋骨格系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、握力維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な脊椎湾曲維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な歩行維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な筋肉量維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な聴覚系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な眼系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な視野の維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な循環器系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な呼吸器系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な代謝維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な体温維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、健康な体重維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である。
本明細書には、被験体の毛髪密度を維持する方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な頭皮の維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な毛包の維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な毛幹の維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な毛球の維持を含む。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、血清、シャンプー、またはコンディショナーである。
本明細書には、被験体の毛髪色素沈着を維持する方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、毛髪色素沈着の維持は、正常値のメラニン維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、前記被験体のビタミンB12値は低い。いくつかの実施形態では、毛髪色素沈着の維持は、正常値のメラノサイト幹細胞維持を含む。いくつかの実施形態では、治療有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)は、前記被験体の頭皮に適用される。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、血清、シャンプー、またはコンディショナーである。
本明細書には、被験体の毛髪を再成長させる方法が開示され、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、AKGはAKGのカルシウム塩として製剤化される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは単一組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは別個の組成物として前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、NRとAKGは24時間で前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、プテロスチルベンが前記被験体に投与される。いくつかの実施形態では、前記被験体は、男性型あるいは女性型脱毛症、円形脱毛症、休止期脱毛症、成長期脱毛症、全頭脱毛症、全身性脱毛症、脱毛性毛瘡(alopecia barbae)、ムチン性脱毛症、牽引性脱毛症(alopecia traction alopecia)、瘢痕性脱毛症、または抜毛症を患っている。いくつかの実施形態では、NRとAKGは被験体の頭皮に適用される。いくつかの実施形態では、前記被験体は哺乳動物である。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はヒトである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はイヌである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物はネコである。いくつかの実施形態では、前記哺乳動物は家畜である。いくつかの実施形態では、前記家畜は、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは1日2回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは週1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは月1回投与される。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは経口投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は持続放出剤形である。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態は動物飼料に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記経口投与形態はゲルである。いくつかの実施形態では、前記NRとAKGは局所投与形態に製剤化される。いくつかの実施形態では、前記局所投与形態は、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、血清、シャンプー、またはコンディショナーである。
別段の定めのない限り、本明細書で使用される技術用語と科学用語はすべて、本発明が属する技術分野の当業者により一般に理解されるものと同じ意味を持つ。本明細書に記載されるものと類似または同等の方法と材料は本発明の実施または試験に使用可能であるが、適切な方法と材料は後述する。矛盾が生じた場合、定義を含む本特許明細書が優先されることになる。加えて、これらの材料、方法、および例は例示のみを目的とするものであり、限定を意図するものではない。
特定の用語
ある実施形態では、疾患あるいは障害に関連する「予防する」または「予防すること」という用語は、統計見本において、未処置の対照試料に比べて処置された試料中の障害あるいは疾病の発生を減少させる、または、未処置の対照試料に比べて障害あるいは疾病の1つ以上の症状の重症度を低下させる化合物を指す場合がある。
本明細書では、「処置する」、「処置すること」、または「処置」という用語は、疾患あるいは疾病の症状を緩和、軽減、あるいは改善すること、症状の根本原因を改善すること、疾患あるいは疾病を阻害すること、例えば疾患あるいは疾病の進行を阻止すること、疾患あるいは疾病を緩和すること、疾患あるいは疾病を退行させること、疾患あるいは疾病が引き起こす状態を緩和すること、または疾患あるいは疾病の症状を予防的および/または治療的に停止することを含む場合がある。
ある実施形態では、疾患あるいは障害に関連する「遅延させる」または「遅延させること」という用語は、統計見本において、未処置の対照試料に比べて処置された試料中の障害あるいは疾病の発生を遅延させる、あるいは延ばすこと、または、未処置の対照試料に比べて障害あるいは疾病の1つ以上の症状の重症度を低下させる化合物を指す場合がある。
本明細書では、「α-ケトグルタル酸塩」またはAKGは、α-ケトグルタル酸塩の誘導体(例えばMacKenzie,et al.(2007)Mol Cell Biol 27(9):3282-3289に記載の誘導体)、α-ケトグルタル酸塩の類似体(例えば、ホスホネート類似体(例えばBunik, et al.(2005)Biochemistry 44(31):10552-61に列記されるもの)、α-ケトグルタル酸塩のエステル(例えば、ジメチルα-ケトグルタル酸塩およびオクチルα-ケトグルタル酸塩)、ならびに様々な種に特異的な類似体、例えばヒトα-ケトグルタル酸塩、ブタα-ケトグルタル酸塩、マウスα-ケトグルタル酸塩、ウシα-ケトグルタル酸塩等が挙げられる。
組成物
本明細書には、寿命、健康寿命、および加齢関連疾患の薬理学的処置のための方法と組成物が記載される。さらに本明細書中のいくつかの態様では、障害の発症を遅延させる、または障害の進行を遅延させる、加齢関連表現型を逆転させる、健康寿命を延ばす、罹患率を圧縮する、および老化細胞形成を減少させるための方法と組成物が開示される。いくつかの実施形態では、虚弱を処置するための、または毛髪を再成長させるための方法と組成物がある。
いくつかの実施形態では、健康維持を補助する方法と組成物がある。いくつかの実施形態では、毛髪密度を維持する方法と組成物がある。いくつかの実施形態では、毛髪の色素沈着を維持する方法と組成物がある。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物はα-ケトグルタル酸塩(AKG)を含む。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩(式1)は、2-オキソペンタンジオ酸、2-ケトグルタル酸、2-オキソグルタル酸、またはオキソグルタル酸としても知られている。生理学的pHのα-ケトグルタル酸塩は、式2として示される脱プロトン化形態で存在する。α-ケトグルタル酸塩は真核生物のクレブス回路にある中間体であり、真核生物中のイソシトラート(クレブス回路プロセス)またはL-グルタメート(アラニントランスアミナーゼ)から生合成される。α-ケトグルタル酸塩とそれに対応する塩は、発酵培養物からの調製(例えばUS2,776,926参照)、または密接に関連する化合物からの化学合成のいずれかを介して市販されている。
Figure 2022504771000001
α-ケトグルタル酸塩は、クレブス回路を介したエネルギー生成におけるその役割と一貫して、細胞中の生体エネルギーの重要な調節因子であるとともに、ATP合成酵素サブユニットβの阻害剤、およびミトコンドリア電子輸送鎖の部分的阻害の結果生じるキナーゼmTORの間接的阻害剤として関与している。
いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩は遊離酸(α-ケトグルタル酸)として提供される。他の実施形態では、α-ケトグルタル酸塩は一ナトリウム塩、二ナトリウム塩、または一カリウム塩として提供される。さらなる実施形態では、α-ケトグルタル酸塩の二ナトリウム塩は、無水塩、一水和物、または二水和物として提供される。またさらなる実施形態では、α-ケトグルタル酸塩は一原子価または二原子価の塩として提供され、他の陽イオンはU.S.FDA Orange Bookに記載される。このような陽イオンとして、カルシウム、ジオラミン、リチウム、リジン、マグネシウム、メグルミン、オラミン、トロメタミン、および亜鉛が挙げられる。
さらに本明細書中のある態様では、α-ケトグルタル酸塩を含む組成物が開示される。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩はカルシウム塩(Ca-AKG)として提供される。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸カルシウムは、α-ケトグルタル酸カルシウム水和物でもよい。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸カルシウムは、α-ケトグルタル酸カルシウム一水和物でもよい。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸カルシウムは、α-ケトグルタル酸カルシウムヘミ水和物でもよい。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸カルシウムは、無水α-ケトグルタル酸カルシウムでもよい。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、α-ケトグルタル酸塩のエステルを含む。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩のエステルは、α-ケトグルタル酸塩のメチルエステルである。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩のエステルは、α-ケトグルタル酸塩のジメチルエステルである。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩のエステルは、α-ケトグルタル酸塩のエチルエステルである。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩のエステルは、α-ケトグルタル酸塩のジエチルエステルである。
いくつかの実施形態では、AKGまたはCa-AKGは魚油と組み合わされる。いくつかの実施形態では、AKGまたはCa-AKGは必須アミノ酸とともに製剤化され、必須アミノ酸としてL-ヒスチジン、L-イソロイシン、L-ロイシン、L-リジン、L-メチオニン、L-フェニルアラニン、L-スレオニン、またはL-バリンが挙げられる。いくつかの実施形態では、Ca-AKGまたはAKGはノルジヒドログアイアレチン酸と組み合わされる。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物はニコチンアミドリボシド(NR)を含む。いくつかの実施形態では、NR(式3)は、1-(β-D-リボフラノシル)ニコチンアミドまたはN-リボシルニコチンアミドとしても知られている。本明細書では、「ニコチンアミドリボシド」または「NR」は、ニコチンアミドリボシド塩化物などのニコチンアミドリボシド塩も含む。
Figure 2022504771000002
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物は、プテロスチルベン、またはポリフェノールリセルバトロールの類似体を含む。いくつかの実施形態では、プテロスチルベン(式4)は、4-[(E)-2-(3,5-ジメトキシフェニル)エテニル]フェノール、3’,5’-ジメトキシ-4-スチルベノール、3,5-ジメトキシ-4’-ヒドロキシ-E-スチルベン、または3’,5’-ジメトキシ-レスベラトロールとしても知られている。本明細書では「プテロスチルベン」はプテロスチルベンの塩も含む。
Figure 2022504771000003
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物はAKGとNRを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物はCa-AKGとNRを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物はAKG、NR、およびプテロスチルベンを含む。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される組成物はCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを含む。
いくつかの実施形態では、AKGとNRは併用投与されるが、別個の組成物として投与される。いくつかの実施形態では、Ca-AKGとNRは併用投与されるが、別個の組成物として投与される。いくつかの実施形態では、AKG、NR、およびプテロスチルベンは併用投与されるが、別個の組成物として投与される。いくつかの実施形態では、Ca-AKG、NR、およびプテロスチルベンは併用投与されるが、別個の組成物として投与される。
使用方法
虚弱
一態様では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して虚弱を処置し、虚弱の発症を遅延させ、または虚弱の進行を遅延させる方法を提供する。「虚弱」という用語は、複数の生理学的システムの低下に起因するストレッサーに対する抑制(reserve)と抵抗性が低下した生物学的症候群を指す。虚弱している被験体では、生理学的システムのうち1つ以上にストレスを与える事象に対する有害な健康転帰が生じる可能性が改善する。ヒトにおける虚弱は、非特異的症状、転倒、せん妄、変動障害、またはそれらの組み合わせとともにみられる。非特異的症状として、極度の疲労、原因不明の体重減少、頻繁な感染症が挙げられる。転倒として、熱感転倒(hot falls)(姿勢のバランスを安定性維持の閾値未満に低下させる軽度の病気)または自発的転倒(生体姿勢システムが視力、バランス、および強度の低下により低下する)が挙げられる。せん妄は、変動錯乱と意識障害の急速な発症を指す。変動障害は、患者が自主的に機能する能力に対する日毎の不安定性を指す。
虚弱に対する様々な臨床スコアリングと評価のシステムが当業者に公知であり、虚弱に対する処置効果を評価するのに適している。いくつかの実施形態では、虚弱は、ヒトを対象に70-item CSHA Frailty Indexを用いて評価される(例えば、Theou et al.Age Ageing 42:614-619(2013)を参照)。このインデックスの使用方法に関する簡潔な説明を次に示す。
項目として、臨床試験と神経学試験から得た現在の疾患の存在および/または重症度、日常生活における能力、身体的徴候が挙げられ(下記表1の項目を参照)、これらを評価する。欠損(deficit)をそれぞれ二分または三分し、区間0~1にマッピングする(すなわち、個々の項目のスコアは0、0.33、0.50、0.67、または1.0であった)。これにより問題の発生と重症度をあらわす。各個人に対して70次元ベクトルを構築し、欠損が5つである人のスコアは5/70=0.071になる。
Figure 2022504771000004
CSHA虚弱インデックスの適用に関する詳細(例えば、個々の測定項目に関するスコアの計算)は、本分野の他の刊行物、例えば、Searle et al.A standard procedure for creating a frailty index.BMC Geriatrics 8:24(2008)に見ることができる。ヒトを対象とするCSHA虚弱インデックスの使用例は実施例4に見ることができる。その中では、虚弱の処置および薬理学的処置の評価を行うためのプレフレイル個体の選択について記載されている。
他の実施形態では、マウスなどの非ヒト動物の虚弱が評価される。マウスの虚弱において認識される徴候は、ヒトで認識される徴候の多くに相当するものであり、代謝(例えば体温、体重)、外皮(例えば脱毛症、毛色の喪失、皮膚炎、ひげの喪失、毛づくろい)、身体/筋骨格(例えば腫瘍、腹部膨張、後弯症、尾部硬化、歩行障害、振戦、前腕握力低下、体調/筋消耗/肥満症)、前庭蝸牛/聴覚(例えば前庭障害、難聴)、眼/鼻(例えば白内障、角膜混濁、眼脂、小眼球症、視力喪失、脅迫反射の増加、鼻汁)、消化器/生殖器(例えば不正閉塞、直腸脱、膣/子宮/陰茎脱、下痢)、呼吸器(例えば呼吸速度または深度の異常)、および不快症状(例えば、マウス・グリマス・スケールの増加、立毛)に関与する。
いくつかの実施形態では、例えばWhitehead et al.J Gerontol A Biol Sci Med Sci 69:621-632(2014)に記載されるような、上記の表現型31例を包含する31項目の臨床虚弱インデックスを介して、マウスの虚弱が評価される。臨床検査を2~3か月ごとでほぼ同時に行い、この検査には、腹部赤外線による体重と表面温度測定、続いて31の虚弱表現型を評価する臨床検査が含まれる。各欠損の重症度を次のスケールで評価する。欠損の徴候がない場合は0、軽度欠損の場合は0.5、重度欠損の場合は1となる。体重(g)と体表面温度(℃)の欠損は、若年成体動物の基準値(0.25、0.5、0.75、および1.0)からの標準偏差数に基づき、スコアが平均から変動する標準偏差の数に従い、0~1の分位数でスコア付けされる(1は3SD未満)。各パラメータの合計スコアから最終31項目の虚弱インデックスを得る。これは、虚弱を評価する標準の統計的手法に従い個々のマウス間で比較可能である。
いくつかの実施形態では、例えばWhitehead et al.J Gerontol A Biol Sci Med Sci 69:621-632(2014)およびParks et al.J Gerontol A Biol Sci Med Sci.67:217-227(2012)に記載されるように、省略した8項目の機能的虚弱インデックスを介して、マウスの虚弱が評価される。この方法では、マウス被験体のオープンフィールド行動に基づく7つのパフォーマンスパラメータが評価される:1)10分での総移動距離、2)不活動発症間に移動した最大距離、3)総移動期間(秒)、4)移動に費やした総時間のパーセント、5)移動距離単位当たりの方向変化すなわち蛇行(度/cm、0°~180°)、6)10分間の平均速度(cm/s)、7)立ち上がり頻度(発生回数/10分)。8番目の非移動パラメータは重量であり、これをさらに評価する。毎日午前10時から正午の間にオープンフィールド評価を行う。マウスを秤量し、活動をオープンフィールド活動領域で10分間、自動ビデオ追跡ソフトウェアにより記録した。ビデオをアナログーデジタルコンバータでデジタル化し、ビデオ追跡解析ソフトウェアで解析し、8項目の虚弱インデックス作成に使用するパラメータの値を得る。これらパラメータ各々の平均と標準偏差を算出し、スコアが平均から変化する標準偏差の数に応じて0~1(0.25、0.5、0.75、1.0)の間のスコア分位に割り付ける(1は3SD未満)。このパラメータを足して8で割り、マウス被験体に関する0~1の虚弱インデックススコアを得た。スコアが高いほど、虚弱の大きいマウスに相当する。
いくつかの実施形態では、本発明の開示は、本明細書に開示される組成物を使用して被験体の虚弱を処置し、虚弱の発症を遅延し、または虚弱の進行を遅延させる方法を提供する。いくつかの態様では、虚弱を処置し、虚弱の発症を遅延し、または虚弱の進行を遅延させるための組成物は、2つ以上の活性薬剤を含む。
いくつかの実施形態では、被験体の虚弱を処置すること、虚弱の発症を遅延させること、または虚弱の進行を遅延させることは、前記被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の虚弱を処置すること、虚弱の発症を遅延させること、または虚弱の進行を遅延させることは、被験体にCa-AKGとNRに投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の虚弱を処置すること、虚弱の発症を遅延させること、または虚弱の進行を遅延させることは、前記被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の虚弱を処置すること、虚弱の発症を遅延させること、または虚弱の進行を遅延させることは、前記被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
健康寿命
一態様では、本発明の開示は、本明細書に開示される活性薬剤またはその組成物を使用して健康寿命を延ばすための処置方法を提供する。健康寿命は、個人が選択された健康尺度を1つ以上満たしている期間を指す。健康寿命の増加は、対照集団の健康期間と比較して、前記尺度に従い健康期間が延長していることを指す。健康寿命を評価するためにヒト集団を対象に評価される選択された健康尺度の例として、1つ以上の加齢関連表現型、例えば、エネルギー/代謝(例えば、インスリン上昇、インスリン抵抗性、空腹時血糖+GTT上昇、Hb A1c上昇、アディポネクチン、DEXA/腹部脂肪上昇、IGF-I増加、T3低下、低密度リポタンパク質上昇、高密度リポタンパク質低下、トリグリセリド上昇)、骨格筋機能(例えば、握力低下、移動性低下)、心肺機能(例えば、VO2max低下、血圧上昇、脈波伝播速度低下、頸動脈内膜中膜肥厚、左室拡張機能低下、左室拡張圧力上昇)、炎症と免疫機能(例えば、リンパ球数減少、リンパ球/骨髄球比の低下、CRP上昇、IL-6上昇、TNF-α上昇)、感覚機能(例えば、視力低下、神経伝導速度低下)、認知(例えば、MMSE/AMTS/GPACのような認知機能検査でのスコア低下、fMRIを介した活動の障害)、細胞老化(例えば白髪)、ならびに病理(例えば、加齢関連組織肥大または異形成を評価するための腎臓、心臓、肺、***、または前立腺の組織を対象とする評価)が挙げられる。
寿命延長または健康寿命介入の評価に使用される非ヒト動物の例として、C.elegans、D.melanogaster、M.musculusが挙げられる。寿命または健康寿命の介入を評価するためのD.melanogasterまたはM.musculusの使用は、例えば、Bauer et al.Proc Natl Acad Sci U S A.101:12980-5(2004)およびSelman et al.FASEB J 22:807-18(2008)に見られる。
いくつかの実施形態では、本発明の開示は、本明細書に開示される組成物を使用して健康寿命を延ばす方法を提供する。いくつかの態様では、この組成物は、本明細書に記載の2つ以上の活性薬剤を含む。
いくつかの実施形態では、被験体の健康寿命を延ばすことは、該被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の健康寿命を延ばすことは、該被験体にCa-AKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の健康寿命を延ばすことは、該被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の健康寿命を延ばすことは、該被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
罹患率の圧縮
一態様では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して罹患率を圧縮するための方法を提供する。罹患率の圧縮は、老化症状および慢性疾患症状が最初に出現する年齢が平均余命よりも急速に増加する場合に生じる。罹患率マーカー(例えば、最初の心臓発作、肺気腫による最初の呼吸困難、変形性関節症による最初の障害、一定規模の最初の記憶喪失)から寿命までの期間は、マーカーが生じる平均年齢が同じ年齢からの平均余命よりも急速に増加すると短くなる。これにより生命の健康な年齢が不釣り合いに増加し、ヘルスケアの最終段階にかかるコストが劇的に削減される。
一態様では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して罹患率を圧縮するための方法を提供する。いくつかの態様では、この組成物は、本明細書に記載されるような2つ以上の活性薬剤を含む。
いくつかの実施形態では、被験体の罹患率を圧縮することは、該被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の罹患率を圧縮することは、該被験体にCa-AKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の罹患率を圧縮することは、該被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の罹患率を圧縮することは、該被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
健康維持を補助する方法
一態様では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して健康維持を補助するための方法を提供する。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な代謝維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、健康な体温維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、健康な体重維持の補助を含む。
いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な筋骨格系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、握力維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な脊椎湾曲維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な歩行維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康な筋骨格系維持の補助は、正常な筋肉量維持の補助を含む。
いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な聴覚系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な眼系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、正常な視野の維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な消化器系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な尿生殖路維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な呼吸器系維持の補助を含む。
いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な循環器系維持の補助を含む。いくつかの実施形態では、健康維持の補助は、健康な体重維持の補助を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の開示は健康維持を補助する方法を提供し、該方法は本明細書に開示される組成物を使用する工程を含む。いくつかの態様では、この組成物は、本明細書に記載されるような2つ以上の活性薬剤を含む。
いくつかの実施形態では、被験体の健康維持を補助することは、該被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の健康維持を補助することは、該被験体にCa-AKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の健康維持を補助することは、該被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の健康維持を補助することは、該被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
毛髪密度の維持
一態様では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して毛髪密度を維持する方法を提供する。いくつかの実施形態では、毛髪密度は、脱毛症の被験体を対象に維持される。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な頭皮の維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な毛包の維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な毛幹の維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪密度の維持は、健康な毛球の維持を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の開示は毛髪密度を維持する方法を提供し、該方法は本明細書に開示される組成物を使用する工程を含む。いくつかの態様では、この組成物は、本明細書に記載されるような2つ以上の活性薬剤を含む。
いくつかの実施形態では、被験体の毛髪密度を維持することは、該被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪密度を維持することは、該被験体にCa-AKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪密度を維持することは、該被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪密度を維持することは、該被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
毛髪色素沈着の維持
一態様では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して毛髪色素沈着を維持する方法を提供する。いくつかの実施形態では、毛髪色素沈着の維持は、正常値のメラニン維持を含む。いくつかの実施形態では、毛髪色素沈着は、ビタミンB12値が低い被験体を対象に維持される。いくつかの実施形態では、毛髪色素沈着の維持は、正常値のメラノサイト幹細胞維持を含む。
いくつかの実施形態では、本発明の開示は毛髪色素沈着を維持する方法を提供し、該方法は本明細書に開示される組成物を使用する工程を含む。いくつかの態様では、この組成物は、本明細書に記載されるような2つ以上の活性薬剤を含む。
いくつかの実施形態では、被験体の毛髪色素沈着を維持することは、該被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪色素沈着を維持することは、該被験体にCa-AKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪色素沈着を維持することは、該被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪色素沈着を維持することは、該被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
毛髪の再成長
いくつかの実施形態では、本発明の開示は、本明細書に記載の活性薬剤またはその組成物を使用して被験体の毛髪を再成長させる方法を提供する。いくつかの実施形態では、前記被験体は脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、被験体は、男性型または女性型脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は円形脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は休止期脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は成長期脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は全頭脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は全身性脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は脱毛性毛瘡を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体はムチン性脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は牽引性脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は瘢痕性脱毛症を患っている。いくつかの実施形態では、前記被験体は抜毛症を患っている。
いくつかの実施形態では、被験体の毛髪を再成長させることは、該被験体にAKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪を再成長させることは、該被験体にCa-AKGとNRを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪を再成長させることは、該被験体にAKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。いくつかの実施形態では、被験体の毛髪を再成長させることは、該被験体にCa-AKG、NR、およびプテロスチルベンを投与する工程を含む。
投与経路
本明細書の開示にかかる組成物は、様々な経路を介して投与されてもよい。いくつかの実施形態では、前記組成物は経口投与のために製剤化される。いくつかの実施形態では、前記組成物は舌下投与のために製剤化される。いくつかの実施形態では、前記組成物は注入のために製剤化される。いくつかの実施形態では、前記組成物は局所投与のために製剤化される。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物は経口剤形で製剤化される。本発明にかかる2つ以上の化合物は、例えば薬学的に許容可能な担体または賦形剤と組み合わされることで製剤化される。様々な実施形態では、本発明にかかる化合物は経口投与形態で製剤化され、経口投与形態として、ほんの一例ではあるが錠剤、粉末剤、顆粒剤、丸剤、糖衣錠、カプセル剤、液体、血清、ゲル、溶液、シロップ、エリキシル剤、スラリー、懸濁液、エマルジョンなどが挙げられる。
経口投与形態
ある実施形態では、経口用の活性薬剤を含有する調製物は、1つ以上の固形賦形剤を本明細書に記載の化合物と混合し、それにより得た混合物を場合により粉砕し、顆粒混合物へと処理し、望ましい場合は適切な助剤を添加することで、錠剤、丸剤、または糖衣錠コアとして得られる。適切な賦形剤は具体的に、ラクトース、スクロース、マンニトールを含む糖などの充填剤、例えばトウモロコシデンプン、小麦デンプン、米デンプン、ジャガイモデンプン、ゼラチン、トラガカントガム、メチルセルロース、微結晶セルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムなどのセルロース調製物、または、ポリビニルピロリドン(PVPあるいはポビドン)もしくはリン酸カルシウムなどのその他調製物である。特定の実施形態では、随意に崩壊剤が添加される。崩壊剤として、ほんの一例ではあるが架橋クロスカルメロースナトリウム、ポリビニルピロリドン、寒天、またはアルギン酸、あるいはアルギン酸ナトリウムなどのアルギン酸塩が挙げられる。
一実施形態では、糖衣錠コア、丸剤、錠剤などの剤形は、1つ以上の適切な被膜を設けて提供される。特定の実施形態では、剤形の被覆には濃縮糖溶液が使用される。糖溶液は場合により、ほんの一例ではあるがアラビアガム、タルク、ポリビニルピロリドン、カルボポールゲル、ポリエチレングリコール、および/または二酸化チタン、ラッカー溶液、および適切な有機溶媒あるいは溶媒混合物などの追加成分を含有している。場合により染色剤および/または顔料も、識別目的のために被膜に添加される。さらに、染色剤および/または顔料は場合により、活性化合物用量の様々な組み合わせを特徴付けるために利用される。
ある実施形態では、本明細書に記載の治療有効量の活性薬剤は、他の固形経口投与形態に製剤化される。経口投与形態として、ゼラチン製のプッシュフィットカプセルのほか、ゼラチン製のソフト密封カプセル、グリセロールやソルビトールなどの可塑剤が挙げられる。特定の実施形態では、プッシュフィットカプセルは、有効成分を1つ以上の充填剤と混合して含有している。充填剤として、ほんの一例ではあるがラクトース、デンプンなどの結合剤、および/またはタルクあるいはステアリン酸マグネシウムなどの滑沢剤、場合により安定剤が挙げられる。他の実施形態では、ソフトカプセルは、適切な液体に溶解または懸濁される1つ以上の活性化合物を含有している。好適な液体として、ほんの一例ではあるが1つ以上の脂肪油、液体パラフィン、または液体ポリエチレングリコールが挙げられる。加えて、場合により安定剤が添加される。いくつかの実施形態では、AKGまたはCa-AKGは、ソフトゲルカプセルに製剤化される。
いくつかの実施形態では、AKGまたはCa-AKGは、Patel,RR and Patel JK,“Novel Technologies of Oral Controlled Release Drug Delivery System,”Systematic Reviews in Pharmacy,July-December 2010,Vol.1(2),128-132に記載されるように被覆ビーズとして製剤化される。
いくつかの実施形態では、AKGは、魚油と共にゲルキャップ中で製剤化される。いくつかの実施形態では、AKGまたはCa-AKGはアミノ酸補足物に製剤化され、該アミノ酸補足物は、次のアミノ酸、L-ヒスチジン、L-イソロイシン、L-ロイシン、L-リジン、L-メチオニン、L-フェニルアラニン、L-スレオニン、L-バリンのうち1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、AKGまたはCa-AKGは、グルタミン酸のソースとして添加される。
他の実施形態では、本明細書に記載の活性薬剤は、経口液体投与形態に製剤化される。経口用の例示的な液体調製物として、適切なビヒクル中に1つ以上の有効成分を含有する溶液、エマルジョン、血清、溶液、シロップ、または懸濁液が挙げられる。シロップは、高濃度の糖などの甘味剤を含有する透明で粘性の経口液体であり、この中で活性薬剤は薬学的に許容可能なビヒクル中で可溶化される。懸濁液は、粒子があまり溶けない薬学的に許容可能なビヒクル中に懸濁される活性薬剤の細分割粒子からなる。経口エマルジョンは、乳化剤(例えば、炭水化物、ゼラチン、高分子量アルコール、湿潤剤、コロイド粘土など)の補助により別の非混和性ビヒクルの連続相の中で液滴として分散される液体形態を含有する。
いくつかの実施形態では、活性薬剤は、ゲルなどの半固形経口剤形に製剤化される。ゲルまたはゼリー状の製剤は特に、他の経口剤形の摂取が困難な高齢者または嚥下障害患者に関連づけられる。ゲルは、活性薬剤を水に添加し、低臨界濃度(例えば0.5~2.5%)のゲル化剤を添加し、加熱、冷却することにより形成される。適切なゲル化剤の例として、寒天、ゼラチン、カラギーナン、カゼイン酸ナトリウム、グリセロゲラチン、絹フィブロイン、ゲランガム、ケルコゲル、キシログルカン、ゲラン、およびペクチンが挙げられる。
動物飼料
ある実施形態では、前記活性薬剤は、非ヒト動物にも十分な栄養を提供する適切なペットフード製剤を含むことが可能な食事に含まれる。例えば本発明に使用される典型的なイヌ用食餌は、粗タンパク質約18~40%、脂肪約4~30%、および総食物繊維約4~20%を含有してもよい。しかし、これらあるいは他の栄養素において特定の比または割合は必要とされない。ベース成分から動物飼料を調製する詳細な例は、例えばUS4,045,585、US20100303968、およびUS3,875,304に見出される。
代替的な放出
本明細書に記載の活性薬剤のいずれかを含む組成物は、時限放出あるいは制御放出とも呼ばれる持続放出または徐放のために製剤化されてもよい。このような組成物は概して、周知技術を用いて調製され、例えば経口投与、直腸投与、皮内投与、あるいは皮下埋め込みにより、または所望の標的部位への埋め込みにより投与される。持続放出製剤は、担体マトリクス中で分散され、および/または速度調節膜に囲まれたリザーバー内に包含される化合物を含有してもよい。このような製剤内で使用するための賦形剤は生体適合性であるとともに、生分解性であってもよい。この製剤は比較的一定量の有効成分を放出するのが好ましい。持続放出製剤が含有する薬剤の量は、埋め込み部位、放出速度、放出の予想持続時間、および処置または予防される疾病、疾患、あるいは障害の性質に左右される。
注入可能な投与
また他の実施形態では、本明細書に記載の活性薬剤は非経口注入のために製剤化され、ボーラス注射または連続注入に適した製剤が挙げられる。特定の実施形態では、注入用製剤は、単位剤形(例えば、アンプル)または複数回投与容器に入れて提供される。-場合により保存料が注射製剤に添加される。また他の実施形態では、前記組成物は、油性または水性ビヒクル中の滅菌懸濁液、溶液、またはエマルジョンとして、非経口注射に適した形態で製剤化される。非経口注入製剤は場合により、懸濁剤、安定化剤、および/または分散剤などの製剤化剤を含有する。特定の実施形態では、非経口投与用の製剤として、水溶性形態の活性化合物からなる水溶液が挙げられる。さらなる実施形態では、この活性薬剤の懸濁液は、適切な油性注射懸濁液として調製される。本明細書に記載の組成物に使用するのに適切な親油性溶媒またはビヒクルとして、例えば、ゴマ油などの脂肪油、オレイン酸エチルやトリグリセリドなどの合成脂肪酸エステル、またはリポソームが挙げられる。ある特定の実施形態では、水性注射懸濁液は、懸濁液の粘度を増加させる、カルボキシメチルセルロースナトリウム、ソルビトール、またはデキストランなどの物質を含有する。場合により前記懸濁液は、適切な安定剤、または、高濃縮溶液の調製を可能にするために化合物の溶解度を増加させる薬剤を含有する。代替的に他の実施形態では、前記有効成分は、使用前に適切なビヒクル、例えば発熱物質を含まない滅菌水で構成するために粉末形態である。
局所投与
また他の実施形態では、前記活性薬剤は局所投与される。本明細書に記載の化合物は、溶液、懸濁液、ローション、ゲル、フォーム、血清、ペースト、薬用スティック、バーム、クリーム、または軟膏などの様々な局所投与可能な組成物に製剤化される。このような組成物は場合により、可溶化剤、安定化剤、等張性増強剤、バッファー、および保存料を含有する。
本明細書に開示される組成物は、局所投与用に製剤化することができる。エマルジョンは、体内に分布する第2の液体として1つの液体を含有する。このエマルジョンは水中油型エマルジョンまたは油中水型エマルジョンであってもよい。油相あるいは水相のいずれか、またはその両方は、1つ以上の界面活性剤、乳化剤、乳化安定剤、バッファー、および他の賦形剤を含有してもよい。前記油相は、他の薬学的に承認された油性賦形剤を含有してもよい。適切な界面活性剤として、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、および両性界面活性剤が挙げられるが、これらに限定されるものではない。局所投与用の組成物はさらに、少なくとも1つの適切な懸濁化剤、抗酸化剤、キレート化剤、皮膚軟化剤、または保湿剤を含んでいてもよい。
ある実施形態では、活性薬剤を含む組成物は、包帯あるいは経皮パッチを使用して、または粉末/タルクなどの固体、液体、噴霧、エアロゾル、軟膏、フォーム、クリーム、ゲル、またはペーストとして局所投与用に製剤化される。この組成物は、局所投与されるか、または処置領域に隣接するかその範囲内にある皮膚に直接注入、例えば皮内注入あるいは皮下注入される、制御放出形態または持続放出形態であるのが好ましい。この活性組成物はさらにイオン導入を介して送達可能である。真菌などの微生物の増殖を防ぐために保存料を使用する場合がある。適切な保存料として、安息香酸、ブチルパラベン、エチルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、安息香酸ナトリウム、プロピオン酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ベンジルアルコール、塩化セチピリジニウム、クロロブタノール、フェノール、フェニルエチルアルコール、チメロサール、およびこれらの組み合わせが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ヘアケア製品
いくつかの実施形態では、本発明にかかる活性薬剤は、ヘアケア製品に製剤化される。いくつかの実施形態では、このヘアケア製品中の活性薬剤は、α-ケトグルタル酸塩を含む。2つ以上の化合物の投与有用なヘアケア製品の例として、シャンプー、コンディショナー、ヘアスプレー、または保湿剤が挙げられる。いくつかの実施形態では、α-ケトグルタル酸塩は、シャンプーに製剤化される。シャンプーは、(例えばラウリル硫酸ナトリウムに対する)界面活性剤と、表面にある油脂、汚れ、および皮膚デブリを毛幹および頭皮から除去するべく特異的に選択されたその他添加物とを含む、調製物である。例示的な液体シャンプー製剤は、ラウリル硫酸ナトリウム40%、塩化ナトリウム2~4%(所望の粘度に調整)、有効量の2つ以上の化合物、防腐剤、場合により香料または着色料を含有する、水溶液である。コンディショナーまたは保湿剤は、水とともに毛髪に付着する調整物質または保湿物質を含む、調製物である。コンディショナーに使用するのに適した調整物質または保湿物質の例として、四級化界面活性剤、カチオン性ポリマー、シリコーン化合物(例えば、ポリジメチルシロキサン、シクロメチコン)、皮膚軟化剤、および保湿剤が挙げられる。典型的なヘアスプレーは、緩衝水とエタノールの約50:50の混合物である希釈剤と、低濃度の保湿剤(例えばグリセロール)と、コンディショナーと、ヘアスタイリングポリマー(例えばPVP K-30)とを含む。
投与プロトコルとスケジュール
いくつかの実施形態では、前記活性薬剤のうち1つ以上が別々に投与される。いくつかの実施形態では、別々に投与される活性薬剤は、別々の投与ユニット(例えば、丸剤、糖衣錠、錠剤)で投与される。いくつかの実施形態では、別々に投与される活性薬剤は、別々の投与経路で投与される。ある実施形態では、前記活性薬剤のうち2つ以上が別々に投与される。ある実施形態では、前記活性薬剤のうち3つ以上が別々に投与される。ある実施形態では、別々に投与される活性薬剤は同時に投与されない。
ある実施形態では、同時に投与されない活性薬剤は、規定枠(defined window)内で投与される。特定の実施形態では、前記規定枠は、48時間、36時間、24時間、12時間、または6時間である。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤のうち1つ以上、2つ以上、または3つが前記規定枠内で投与される。
いくつかの実施形態では、治療に使用される活性薬剤またはその組成物は、特定の治療期間にわたり投与される。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤またはその組成物は、長期処置期間、すなわち、患者の疾患あるいは疾病の症状を改善、またはその他の方法により抑制するために患者の寿命全体を含む長期間にわたって投与される。この処置期間内で処置に使用される活性薬剤またはその組成物は、特定のタイムスケジュールで投与される。さらなる実施形態では、前記活性薬剤またはその組成物は、1日1回、2回、3回、または4回投与される。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤またはその組成物は、朝と夜に投与される。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤またはその組成物は、週に1回、2回、3回、または4回投与される。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤またはその組成物は、月に1回、2回、3回、または4回投与される。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤または組成物は、1年で少なくとも3か月間服用される。いくつかの実施形態では、前記活性薬剤または組成物は、6か月ごとに1か月間服用される。
実施例1.虚弱マウスモデルを対象とする活性薬剤試験
動物
オスメス両方のC57BL/6Jマウスをグループケージに入れ、承認された動物施設で加齢させる。マウスを12時間の明/暗サイクルで維持し、食物と水は自由に摂取可能とする。全体として、マウスに対する介入開始は生後12か月で行い、マウスの寿命全体にわたり維持する。しかし、短期または定期的な介入戦略も検査してもよい。
介入と評価
虚弱特徴に対する効果を観察するために、マウスを処置群または対照群のいずれかに無作為割付し、有効成分の組成物またはプラセボ(対照用)入りの食物または水を十分な処置期間にわたり投与する。
本明細書中で前述した31項目の臨床脆弱インデックスを用いて、マウスを定期的に評価する。このインデックスはWhitehead et al.(Journals of Gerontology:BIOLOGICAL SCIENCES,69:621-632;2014)により初めて報告された。前記インデックスはマウス虚弱の貴重な指標として最近の試験で用いられており、前記指標は、縦断試験に理想的な非侵襲的スコアリングを必要とするとともに、ヒト虚弱の発症に十分に相当する(Rockwood et al.,Scientific Reports,7,43068,2017)。
動物虚弱を評価するための31点指標は以下の表に含まれる。
Figure 2022504771000005
示されている個々の虚弱指標すべてに対して同様の戦略を用いて、虚弱スコアを評価する。スコアラーは、二重盲検法を使用して各動物の相対スコアを0(健康)、5(適度に不健康)、1(不健康)のいずれかとして評価するよう求められる。総体的な虚弱に対して、31の指標すべてを足して31で割る。
全スコアに一貫性をもたせるために、各スコアラーは定期的に同じ動物を評価するよう求められ、スコアの差異を介在して(mediated)解く。
毛色の喪失と白髪の外観は同じ意味で使用される。
脱毛症または脱毛は互換的に使用される。
後弯症は、下部頚部/胸部脊柱の外側湾曲の悪化を示す尺度であり、骨密度の喪失または筋肉衰弱増加のいずれかを反映する場合がある。
振戦は、安静時または運動中の不随意の震えを示す尺度である。
皮膚炎は加齢C57/Bl6マウスにおける慣例的な事象である。
身体状態スコアは、動物の健康状態を評価するための視覚スコアリングおよび/または動悸を含む。虚弱の徴候がみられると、虚弱スコアはより高くなる。
立毛は不随意の毛の逆立ちと定義されており、「鳥肌」に似たものと考えることができる。この現象は年齢とともに増加し、寒さにより引き起こされる場合があり、マウスの体温維持不能を反映している。
実施例2.細胞老化アッセイ
細胞老化に対する活性薬剤の効果を測定するために、IMR-90線維芽細胞を培養液に入れて、活性薬剤による前処置後または活性薬剤による(後)処置前にガンマ線照射にかける。細胞老化をβ-ガラクトシダーゼ蛍光により測定する。細胞が照射により老化を誘発されるのを防ぐ活性薬剤の前処置から、活性薬剤が寿命延長と虚弱低下を媒介し得る1つの機構は細胞老化の予防によるものであると認める。
実施例3.虚弱マウスモデルに対するα-ケトグルタル酸カルシウム(CaAKG)とニコチンアミドリボシド(NR)の試験。
動物
メスのC57BL/6Jマウスをグループケージに入れ、承認された動物施設で加齢させる。マウスを12時間の明/暗サイクルで維持し、食物と水は自由に摂取可能とする。
介入と評価
マウスを(1)対象、(2)CaAKG、(3)NR、(4)CaAKGとNRの併用の4群に分け、各群にマウス25匹が分けられる。
CaAKGを製粉してげっ歯類用食餌に入れ、その中には18%タンパク質が含有されている。げっ歯類用食餌はEnvigoのカタログ番号2918(照射される(irradiated))から購入される(https://www.envigo.com/products-services/teklad/laboratory-animal-diets/natural-ingredient/rodent/2018-diets.aspx)。
NRを水液中の0.3%NRに入れてマウスに投与する。
ベースライン評価を生後16か月のマウスに行う。マウスが17か月に達したときに処置を開始する。実施例1に記載されるように31項目の臨床虚弱インデックスに従い、治療後2か月ごとに虚弱インデックスを評価する。採血、血行動態、挙動評価、および採尿を処置後3か月と6か月で行う。Nightingale血液検査による代謝バイオマーカースクリーニングを処置後10か月で行う。動物の寿命を毎日モニタリングし、平均余命を記録する。様々な組織の組織学的検査を死後に行い、各マウスの死因と化合物の毒性を検査する。
試験のタイムラインを表2に示す。
Figure 2022504771000006
実施例4.ヒトを対象とする虚弱改善用の栄養補助食品の試験。
患者の選択
末期疾患または精神疾患の徴候がない40歳を超える成人の無作為集団を、前述のように70項目のCSHA虚弱インデックスを用いて分析する(Theou et al.Age Ageing 42:614-619(2013))。一部集団は、加齢のバイオマーカーと加齢関連慢性疾患状態の生理学的マーカーについても評価される場合がある。
その後、プレフレイルであることを裏付けるスコアを付けた個体を二次測定のために評価する。未制御糖尿病、認知障害、栄養不良、または規則的にα-ケトグルタル酸塩サプリメントを服用する個体は除外する。
その後、二次評価で除外されていない個体を、ブロック無作為化、性別による層別化を用いて2群(活性薬剤の組成物を投与する実験群とプラセボを投与する対照群)に無作為割り付けする。被験者に番号を割り付けて、試験に関与していない試験チームメンバーが番号の無作為化選択を行う。確立させたスケジュールに従い、被験者に活性薬剤またはプラセボを服用させる。
データ収集
選択された個体は試験開始時にベースライン評価を受ける。この評価として、詳細な社会人口学的データ、病歴、虚弱状態評価、身体機能評価、認知機能評価、栄養状態評価、および血液サンプリングによる選択虚弱バイオマーカーの評価が挙げられる。
試験の中間時点に第2の評価を行う。この評価として、虚弱状態評価、身体機能評価、認知機能評価、および栄養状態評価が挙げられる。
試験の終わりに第3の評価を行う。この評価にはベースライン時と同じ評価が挙げられる。すべての評価は、治療群または対照群への患者割り付けを盲検された医療専門家が行う。
試験の終わりに、適切な統計的方法(例えば、連続変数に対してはマン・ホイットニー検定、カテゴリ変数に対してはカイ二乗検定を利用)を適用して、2群間の特徴的な差異を求める。虚弱インデックスと虚弱バイオマーカーの差異を評価して、プレフレイルのヒトに対する活性薬剤投与の効果を求める。
実施例5.活性薬剤を含む栄養補助食品の試験。
本試験は、プラセボを用いず、盲検化も無作為化も行わない、非盲検安全性試験である。ボランティアは、活性薬剤を錠剤として9か月間服用する。ボランティアを3集団に分ける。ボランティアの健康状態の変化を、例えばアンケートへの回答、ならびに、包括的な代謝プロファイル、完全血球数と脂質のパネル、血圧、心拍数、心拍出量、幹細胞、老化細胞、IGF1、および炎症CRPなどの試験パネルを介してモニタリングする。
試験の種類:
安全性試験
試験デザイン:
期間:9か月
主な目的:安全性評価
集団:
Figure 2022504771000007
主要アウトカム測定:
本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の安全性と忍容性は、有害事象(AE)、身体検査(PE)、バイタルサイン(VS)、臨床安全性試験、尿検査、および12リード心電図(ECG)により測定可能である。
副次的アウトカム測定:
・本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の薬物動態は、観察された最大濃度(Cmax)により測定可能である。時間枠:30日。
・本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の薬物動態は、曲線下面積(AUC)により測定可能である。時間枠:30日。
・本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の薬物動態は、終末半減期(t1/2)により測定可能である。時間枠:30日。
・本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の薬物動態は、分布容積(Vd)により測定可能である。時間枠:30日。
・本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の薬物動態は、消失速度定数(Kel)により測定可能である。時間枠:30日。
・本明細書に記載の組成物の単回投与と複数回投与の薬物動態は、蓄積比により測定可能である。時間枠:30日。
包含基準:
・40~65歳の男性
・40~65歳の女性
除外基準:
・妊娠可能年齢の女性
・妊婦
・授乳中の女性
・糖尿病患者
・心臓病患者
・癌患者
・病的肥満患者
例示的なアンケート:
・今日の気分はどうですか。
・健康に変化はありますか。
・胃腸に問題はありますか。
・毛髪に変化はありますか。
・毛色に変化(毛髪の黒ずみなど)はありますか。
・短期記憶が良好になるなど、記憶力は改善しましたか。
・平衡感覚に改善はありますか。
・視野に改善はありますか。
・スタミナや幸福感に改善はありますか。
実施例6.α-ケトグルタル酸カルシウム(CaAKG)とニコチンアミドリボシド(NR)の試験
本試験は無作為化二重盲検プラセボ対照試験であり、45~65歳の成人男性と65歳までの閉経後女性を対象とする。α-ケトグルタル酸カルシウム(CaAKG)とニコチンアミドリボシド(NR)の試験の参加者は、試験製品(CaAKGとNRとを含有する錠剤あるいはカプセル)またはプラセボを最大9か月間服用する。
試験の種類:
有効性と安全性
試験デザイン:
期間:9か月
主な目的:血液分析物または血漿代謝物に対するCaAKGとNRとを含む製品の効果があれば、これを観察すること。
副次的目的:CaAKGとNRとを含む製品の経口投与の安全性を定めること。
第三/探索的/相関的目的:
1)試験製品の経口投与中のDNAメチル化量、および2)試験中に参加者の生物学的年齢に変化が生じたかどうかを判定すること。
主要アウトカム測定:
試験中、バイタルサインと血液試料を集め、以下の分析物を評価する。
a)バイタルサイン評価:
身長(1日目のみ)
体重
血圧
心拍数
体温
b)完全な血球数
WBC(白血球数)
ヘモグロビン
ヘマトクリット
血小板数/L
MCV(平均赤血球容積)
MCH(平均赤血球ヘモグロビン)
MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)
RBC(赤血球数)
RDW-CV(赤い細胞の配分の幅)
赤血球分布幅
好中球
好中球の%
リンパ球数
リンパ球の%
単球数
単球の%
好酸球
好酸球の%
好塩基球
好塩基球の%
c)包括的な代謝パネル
ナトリウム
カリウム
クロライド
二酸化炭素(CO2)
尿素窒素(BUN)
クレアチニン
グルコース
カルシウム
AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)
ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)
Alk Phos(アルカリホスファターゼ)
総ビリルビン
アルカリホスファターゼ
アルブミン
総タンパク質
アニオンギャップ
推定糸球体濾過率(eGFR)、MDRD式
d)脂質パネル
総コレステロール
LDL(低密度リポタンパク質)コレステロール
HDL(高密度リポタンパク質)コレステロール
トリグリセリド
総コレステロール
e)追加の臨床試験
ヘモグロビンA1C
尿酸
CRP
血漿代謝物
臨床施設訪問ごとに、参加者に下記の質問表への記入を求める。

1.今日の気分はどうですか。当てはまる番号を丸で囲んでください。
1(あまりよくない)



5(非常によい)

2.毎日の活動水準はどの程度ですか。
1(あまり活動的でない)



5(非常に活動的)

3.身体エネルギー水準の評価はどの程度ですか。
1(低い)



5(高い)

4.心血管耐久性の水準の評価はどの程度ですか。
1(低い)



5(高い)

5.集中力はどの程度ですか。
1(低い)



5(高い)

6.想起の水準はどの程度ですか。
1(あまりよくない)



5(良い)

7.睡眠の質はどの程度ですか。
1(低い)



5(高い)

8.髪の若々しさはどの程度ですか。
1(あまりよくない)



5(良い)
N/A

9.軽い運動を含めた運動を週に何分間行っていますか。

10.マルチビタミンを服用中ですか。丸で囲んでください。
YES NO
YESの場合、何を服用中ですか。

11.他に栄養補助食品を服用中ですか。丸で囲んでください。
YES NO
YESの場合、何を服用中ですか。

12.共有が必要な製品に関する他の関連情報はありますか。
本発明の好ましい実施形態が本明細書に示され、かつ記載されてきたが、このような実施形態はほんの一例として提供されることは、当業者には明らかであろう。多くの変形、変更、および置き換えが、本発明から逸脱することなく当業者に想到されるであろう。本明細書に記載の本発明の実施形態に対する様々な代案が本発明の実施に使用されてもよいことを理解されたい。以下の特許請求の範囲は本発明の範囲を規定するものであること、および特許請求の範囲内とその同等物の範囲内にある方法と構造はそれらによりカバーされることが意図されている。
特定の実施形態
実施形態1は、被験体の虚弱の発症を遅らせる、または虚弱の進行を遅らせる方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態2は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態1に記載の方法を提供する。
実施形態3は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態1または2に記載の方法を提供する。
実施形態4は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態1または2に記載の方法を提供する。
実施形態5は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態4に記載の方法を提供する。
実施形態6は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態1から5のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態7は、虚弱の発症を遅らせること、または虚弱の進行を遅らせることが、虚弱表現型の発症を遅らせること、または虚弱表現型の進行を遅らせることを含む、実施形態1から6のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態8は、前記虚弱表現型が皮膚炎である、実施形態7に記載の方法を提供する。
実施形態9は、前記虚弱表現型が後弯症である、請求項7に記載の方法を提供する。
実施形態10は、前記虚弱表現型が振戦である、実施形態7に記載の方法を提供する。
実施形態11は、前記虚弱表現型が脱毛症である、請求項7に記載の方法を提供する。
実施形態12は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態1から11のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態13は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態12に記載の方法を提供する。
実施形態14は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態12に記載の方法を提供する。
実施形態15は、前記哺乳動物がネコである、実施形態12に記載の方法を提供する。
実施形態16は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態12に記載の方法を提供する。
実施形態17は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態16に記載の方法を提供する。
実施形態18は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態19は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態20は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態21は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態22は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態1から17のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態23は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態1から22のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態24は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態23に記載の方法を提供する。
実施形態25は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態23に記載の方法を提供する。
実施形態26は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項23に記載の方法を提供する。
実施形態27は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態23に記載の方法を提供する。
実施形態28は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態1から23のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態29は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である、実施形態28に記載の方法を提供する。
実施形態30は、被験体の健康寿命を延ばす方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態31は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態30に記載の方法を提供する。
実施形態32は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態30または31に記載の方法を提供する。
実施形態33は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態30または31に記載の方法を提供する。
実施形態34は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態33に記載の方法を提供する。
実施形態35は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態30から34のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態36は、健康寿命を延ばすことが加齢関連表現型の発症または進行の遅延を含む、実施形態30から35のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態37は、前記加齢関連表現型が、白髪、脱毛、および細胞老化増加からなる群から選択される、実施形態36に記載の方法を提供する。
実施形態38は、前記加齢関連表現型が白髪である、実施形態36に記載の方法を提供する。
実施形態39は、前記加齢関連表現型が脱毛である、実施形態36に記載の方法を提供する。
実施形態40は、前記加齢関連表現型が細胞老化増加である、実施形態36に記載の方法を提供する。
実施形態41は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態30から40のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態42は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態41に記載の方法を提供する。
実施形態43は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態41に記載の方法を提供する。
実施形態44は、前記哺乳動物がネコである、実施形態41に記載の方法を提供する。
実施形態45は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態41に記載の方法を提供する。
実施形態46は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態45に記載の方法を提供する。
実施形態47は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態30から46のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態48は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態30から46のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態49は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態30から46のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態50は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態30から46のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態51は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態30から46のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態52は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態30から51のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態53は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態52に記載の方法を提供する。
実施形態54は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態52に記載の方法を提供する。
実施形態55は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項52に記載の方法を提供する。
実施形態56は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態52に記載の方法を提供する。
実施形態57は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態30から51のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態58は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である、実施形態57に記載の方法を提供する。
実施形態59は被験体の罹患率を圧縮する方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態60は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態59に記載の方法を提供する。
実施形態61は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態59または60に記載の方法を提供する。
実施形態62は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態59または60に記載の方法を提供する。
実施形態63は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態62に記載の方法を提供する。
実施形態64は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態59から63のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態65は、罹患率を圧縮することが、罹患率マーカーの出現から寿命の終了までの期間の短縮を含む、実施形態59から64のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態66は、前記罹患率マーカーが、最初の心臓発作、肺気腫による最初の呼吸困難、骨粗鬆症による最初の障害、または一定規模の最初の記憶喪失を含む、実施形態65に記載の方法を提供する。
実施形態67は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態59から66のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態68は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態67に記載の方法を提供する。
実施形態69は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態67に記載の方法を提供する。
実施形態70は、前記哺乳動物がネコである、実施形態67に記載の方法を提供する。
実施形態71は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態67に記載の方法を提供する。
実施形態72は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態71に記載の方法を提供する。
実施形態73は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態59から72のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態74は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態59から72のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態75は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態59から72のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態76は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態59から72のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態77は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態59から72のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態78は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態59から77のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態79は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態78に記載の方法を提供する。
実施形態80は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態78に記載の方法を提供する。
実施形態81は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項78に記載の方法を提供する。
実施形態82は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態79に記載の方法を提供する。
実施形態83は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態59から77のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態84は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である、実施形態83に記載の方法を提供する。
実施形態85は被験体の健康維持を補助する方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態86は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態85に記載の方法を提供する。
実施形態87は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態85または86に記載の方法を提供する。
実施形態88は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態85または86に記載の方法を提供する。
実施形態89は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態88に記載の方法を提供する。
実施形態90は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態85から89のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態91は、健康維持を補助することが、健康な筋骨格系維持の補助を含む、実施形態85から90のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態92は、健康維持を補助することが、握力維持の補助を含む、実施形態91に記載の方法を提供する。
実施形態93は、健康維持を補助することが、正常な脊椎湾曲維持の補助を含む、実施形態91に記載の方法を提供する。
実施形態94は、健康維持を補助することが、正常な歩行維持の補助を含む、実施形態91に記載の方法を提供する。
実施形態95は、健康維持を補助することが、正常な筋肉量維持の補助を含む、実施形態91に記載の方法を提供する。
実施形態96は、健康維持を補助することが、健康な聴覚系維持の補助を含む、実施形態85から90のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態97は、健康維持を補助することが、健康な視覚系維持の補助を含む、実施形態85から90のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態98は、健康な視力系維持を補助することが、正常な視野の維持の補助を含む、実施形態97に記載の方法を提供する。
実施形態99は、健康維持を補助することが、健康な心血管系維持の補助を含む、実施形態85から90のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態100は、健康維持を補助することが、健康な呼吸器系維持の補助を含む、実施形態85から90のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態101は、健康維持を補助することが、健康な代謝維持の補助を含む、実施形態85から90のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態102は、健康な代謝維持を補助することが、正常な体温維持の補助を含む、実施形態101に記載の方法を提供する。
実施形態103は、健康な代謝維持を補助することが、健康な体重維持の補助を含む、実施形態101に記載の方法を提供する。
実施形態104は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態85から103のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態105は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態104に記載の方法を提供する。
実施形態106は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態104に記載の方法を提供する。
実施形態107は、前記哺乳動物がネコである、実施形態104に記載の方法を提供する。
実施形態108は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態104に記載の方法を提供する。
実施形態109は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態108に記載の方法を提供する。
実施形態110は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態85から109のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態111は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態85から109のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態112は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態85から109のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態103は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態85から109のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態114は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態85から109のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態115は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態85から114のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態116は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態115に記載の方法を提供する。
実施形態117は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態115に記載の方法を提供する。
実施形態118は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項115に記載の方法を提供する。
実施形態119は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態115に記載の方法を提供する。
実施形態120は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態85から114のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態121は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である、実施形態120に記載の方法を提供する。
実施形態122は被験体の毛髪密度を維持する方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態123は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態122に記載の方法を提供する。
実施形態124は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態122または123に記載の方法を提供する。
実施形態125は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態122または123に記載の方法を提供する。
実施形態126は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態125に記載の方法を提供する。
実施形態127は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態122から126のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態128は、毛髪密度を維持することが健康な頭皮の維持を含む、実施形態122から127のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態129は、毛髪密度を維持することが健康な毛包の維持を含む、実施形態128に記載の方法を提供する。
実施形態130は、毛髪密度を維持することが健康な毛幹の維持を含む、実施形態128に記載の方法を提供する。
実施形態131は、毛髪密度を維持することが健康な毛球の維持を含む、実施形態128に記載の方法を提供する。
実施形態132は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態122から131のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態133は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態132に記載の方法を提供する。
実施形態134は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態132に記載の方法を提供する。
実施形態135は、前記哺乳動物がネコである、実施形態132に記載の方法を提供する。
実施形態136は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態132に記載の方法を提供する。
実施形態137は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態136に記載の方法を提供する。
実施形態138は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態122から137のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態139は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態122から137のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態140は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態122から137のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態141は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態122から137のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態142は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態122から137のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態143は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態122から142のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態144は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態143に記載の方法を提供する。
実施形態145は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態143に記載の方法を提供する。
実施形態146は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項143に記載の方法を提供する。
実施形態147は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態224に記載の方法を提供する。
実施形態148は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態122から142のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態149は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、血清、シャンプー、またはコンディショナーである、実施形態148に記載の方法を提供する。
実施形態150は被験体の毛髪色素沈着を維持する方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態151は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態150に記載の方法を提供する。
実施形態152は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態150または151に記載の方法を提供する。
実施形態153は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態150または151に記載の方法を提供する。
実施形態154は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態153に記載の方法を提供する。
実施形態155は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態150から154のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態156は、毛髪色素沈着を維持することが、正常値のメラニン維持の補助を含む、実施形態150から155のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態157は、前記被験体のビタミンB12値が低い、実施形態150から156のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態158は、毛髪色素沈着を維持することが、正常値のメラノサイト幹細胞の維持を含む、実施形態150から157のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態159は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)が前記被験体の頭皮に適用される、実施形態150から158のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態160は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態150から159のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態161は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態160に記載の方法を提供する。
実施形態162は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態160に記載の方法を提供する。
実施形態163は、前記哺乳動物がネコである、実施形態160に記載の方法を提供する。
実施形態164は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態160に記載の方法を提供する。
実施形態165は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態164に記載の方法を提供する。
実施形態166は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態150から165のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態167は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態150から165のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態168は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態150から165のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態169は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態150から165のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態170は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態150から165のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態171は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態150から170のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態172は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態171に記載の方法を提供する。
実施形態173は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態171に記載の方法を提供する。
実施形態174は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項171に記載の方法を提供する。
実施形態175は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態172に記載の方法を提供する。
実施形態176は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態150から170のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態177は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、血清、シャンプー、またはコンディショナーである、実施形態176に記載の方法を提供する。
実施形態178は被験体の毛髪を再成長させる方法を提供し、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む。
実施形態179は、AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、実施形態178に記載の方法を提供する。
実施形態180は、NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、実施形態178または179に記載の方法を提供する。
実施形態181は、NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、実施形態178または179に記載の方法を提供する。
実施形態182は、NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、実施形態181に記載の方法を提供する。
実施形態183は、プテロスチルベンが前記被験体に投与される、実施形態178から182のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態184は、前記被験体が、男性型あるいは女性型脱毛症、円形脱毛症、休止期脱毛症、成長期脱毛症、全頭脱毛症、全身性脱毛症、脱毛性毛瘡、ムチン性脱毛症、牽引性脱毛症、瘢痕性脱毛症、または抜毛症を患っている、実施形態178から183のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態185は、NRとAKGが前記被験体の頭皮に適用される、実施形態184に記載の方法を提供する。
実施形態186は、前記被験体が哺乳動物である、実施形態178から185のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態187は、前記哺乳動物がヒトである、実施形態186に記載の方法を提供する。
実施形態188は、前記哺乳動物がイヌである、実施形態186に記載の方法を提供する。
実施形態189は、前記哺乳動物がネコである、実施形態186に記載の方法を提供する。
実施形態190は、前記哺乳動物が家畜である、実施形態186に記載の方法を提供する。
実施形態191は、前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、実施形態190に記載の方法を提供する。
実施形態192は、前記NRとAKGが1日1回投与される、実施形態178から191のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態193は、前記NRとAKGが1日2回投与される、実施形態178から191のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態194は、前記NRとAKGが朝と夜に投与される、実施形態178から191のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態195は、前記NRとAKGが週1回投与される、実施形態178から191のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態196は、前記NRとAKGが月1回投与される、実施形態178から191のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態197は、前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、実施形態178から196のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態198は、前記経口投与形態が、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、実施形態197に記載の方法を提供する。
実施形態199は、前記経口投与形態が持続放出剤形である、実施形態197に記載の方法を提供する。
実施形態200は、前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項197に記載の方法を提供する。
実施形態201は、前記経口投与形態がゲルである、実施形態197に記載の方法を提供する。
実施形態202は、前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、実施形態178から196のいずれか1つに記載の方法を提供する。
実施形態203は、前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、血清、シャンプー、またはコンディショナーである、実施形態286に記載の方法を提供する。

Claims (58)

  1. 被験体の虚弱の発症を遅らせる、または虚弱の進行を遅らせる方法であって、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
  2. AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、請求項1に記載の方法。
  3. NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、請求項1に記載の方法。
  4. NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、請求項1に記載の方法。
  5. NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、請求項1に記載の方法。
  6. プテロスチルベンが被験体に投与される、請求項1に記載の方法。
  7. 虚弱の発症を遅らせること、または虚弱の進行を遅らせることは、虚弱表現型の発症を遅らせること、または虚弱表現型の進行を遅らせることを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 前記虚弱表現型が皮膚炎である、請求項7に記載の方法。
  9. 前記虚弱表現型が後弯症である、請求項7に記載の方法。
  10. 前記虚弱表現型が振戦である、請求項7に記載の方法。
  11. 前記虚弱表現型が脱毛症である、請求項7に記載の方法。
  12. 前記被験体が哺乳動物である、請求項1に記載の方法。
  13. 前記哺乳動物がヒトである、請求項12に記載の方法。
  14. 前記哺乳動物がイヌである、請求項12に記載の方法。
  15. 前記哺乳動物がネコである、請求項12に記載の方法。
  16. 前記哺乳動物が家畜である、請求項12に記載の方法。
  17. 前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、請求項16に記載の方法。
  18. 前記NRとAKGが1日1回投与される、請求項1に記載の方法。
  19. 前記NRとAKGが1日2回投与される、請求項1に記載の方法。
  20. 前記NRとAKGが朝と夜に投与される、請求項1に記載の方法。
  21. 前記NRとAKGが週1回投与される、請求項1に記載の方法。
  22. 前記NRとAKGが月1回投与される、請求項1に記載の方法。
  23. 前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、請求項1に記載の方法。
  24. 前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、請求項23に記載の方法。
  25. 前記経口投与形態が持続放出剤形である、請求項23に記載の方法。
  26. 前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項23に記載の方法。
  27. 前記経口投与形態がゲルである、請求項23に記載の方法。
  28. 前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、請求項1に記載の方法。
  29. 前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である、請求項28に記載の方法。
  30. 被験体の健康寿命を延ばす方法であって、該方法は、治療上有効量のニコチンアミドリボシド(NR)とα-ケトグルタル酸塩(AKG)とを前記被験体に投与する工程を含む、方法。
  31. AKGがAKGのカルシウム塩として製剤化される、請求項30に記載の方法。
  32. NRとAKGが単一組成物として前記被験体に投与される、請求項30に記載の方法。
  33. NRとAKGが別個の組成物として前記被験体に投与される、請求項30に記載の方法。
  34. NRとAKGが24時間で前記被験体に投与される、請求項33に記載の方法。
  35. プテロスチルベンが前記被験体に投与される、請求項30に記載の方法。
  36. 健康寿命の延長は、加齢関連表現型の発症または進行の遅延を含む、請求項30に記載の方法。
  37. 前記加齢関連表現型が、白髪、脱毛、および細胞老化増加からなる群から選択される、請求項36に記載の方法。
  38. 前記加齢関連表現型が白髪である、請求項36に記載の方法。
  39. 前記加齢関連表現型が脱毛である、請求項36に記載の方法。
  40. 前記加齢関連表現型が細胞老化増加である、請求項36に記載の方法。
  41. 前記被験体が哺乳動物である、請求項30に記載の方法。
  42. 前記哺乳動物がヒトである、請求項41に記載の方法。
  43. 前記哺乳動物がイヌである、請求項41に記載の方法。
  44. 前記哺乳動物がネコである、請求項41に記載の方法。
  45. 前記哺乳動物が家畜である、請求項41に記載の方法。
  46. 前記家畜が、ウシ、ヒツジ、ヤギ、ブタ、家禽、およびウマからなる群から選択される、請求項45に記載の方法。
  47. 前記NRとAKGが1日1回投与される、請求項30に記載の方法。
  48. 前記NRとAKGが1日2回投与される、請求項30に記載の方法。
  49. 前記NRとAKGが朝と夜に投与される、請求項30に記載の方法。
  50. 前記NRとAKGが週1回投与される、請求項30に記載の方法。
  51. 前記NRとAKGが月1回投与される、請求項30に記載の方法。
  52. 前記NRとAKGが経口投与形態に製剤化される、請求項30に記載の方法。
  53. 前記経口投与形態は、錠剤、粉末剤、懸濁液、血清、エマルジョン、カプセル、顆粒、丸剤、ゲル、溶液、またはシロップを含む、請求項52に記載の方法。
  54. 前記経口投与形態が持続放出剤形である、請求項52に記載の方法。
  55. 前記経口投与形態が動物飼料に製剤化される、請求項52に記載の方法。
  56. 前記経口投与形態がゲルである、請求項52に記載の方法。
  57. 前記NRとAKGが局所投与形態に製剤化される、請求項30に記載の方法。
  58. 前記局所投与形態が、クリーム、フォーム、ゲル、ローション、軟膏、または血清である、請求項57に記載の方法。
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