JP2022190971A - 防水コネクタ及び該防水コネクタに使用する電線シール部材 - Google Patents

防水コネクタ及び該防水コネクタに使用する電線シール部材 Download PDF

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Abstract

【課題】電線ごとに作業性が容易な防水シール部材を取り付けながら、小型化を達成する防水コネクタを得る。【解決手段】複数の接続端子の後端に電線に挿通して電線に沿った浸水を防止する電線シール部材を前記接続端子の絶縁被覆圧着部によりそれぞれ固定し、個々の前記電線シール部材をシールホルダ31内に装着する。シールホルダ31は、前記接続端子を挿通し前記電線シール部材を保持する貫通孔35と、ハウジングの枠部内に挿入する角筒部33とを有し、角筒部33の周囲にハウジングシール部材34を固定し、前記電線シール部材により貫通孔35の内周を防水し、ハウジングとの間に介在したハウジングシール部材34によりハウジング内への浸水を防止する。【選択図】図8

Description

本発明は、複数個の小型の接続端子を収納し、防水機能を有する防水コネクタ及び該防水コネクタに使用する電線シール部材に関するものである。
近年の例えば自動車産業等においては、軽量化を図るために使用される部品の小型化が強く要望されている。例えば、信号配線についても、多数個のセンサが使用されるにつれ、その本数も多くなり、配線同士を接続する電気コネクタの小型化が必要となる。
この電気コネクタの小型化のためには、電気コネクタ内に装着する接続端子、電線も小型化、細径化しなくてはならない。最近では、接続径が1mm以下の接続端子も使用され始め、使用される電線の径も0.5mm程度のものが使用される。
このような電気コネクタの小型化においては、防水性能を有する防水コネクタとするには、接続端子ごとに取り付ける円筒状の防水シール材が嵩張るので、小型化を実現しながら、防水機能を持たせることが極めて困難である。
特許文献1には、防水シール材として合成ゴム製の肉厚シールシートを用いて、1枚のシールシートに設けた小孔から成る多数の通過孔に、接続端子に接続した電線をそれぞれ挿入して、電線周囲の防水を行うことが開示されている。
特開平11-329570号公報
この特許文献1のコネクタ構造によれば、電線を防水用シールシートを通過させることで、簡便に防水構造を実現できる。
しかし、電線を通過させると共に、電線よりも断面積の大きな接続端子部を通過させなければならず、その際に接続端子部の角部などでシールシートの通過孔が損傷する虞れがあり、防水性能が劣化することがある。
本発明の目的は、上述の課題を解消し、電線に挿通した電線シール部材を大きくしても、電線シール部材を保持するシールホルダを使用することにより、防水性を容易に高め、小型の接続端子に適用できる防水コネクタ及び該防水コネクタに使用する電線シール部材を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る防水コネクタは、電線を個々に接続した複数個の接続端子をハウジングに内蔵し、前記ハウジングの後部に防水用のシールホルダを固定する防水コネクタであって、前記接続端子の後端に前記電線に挿通して前記電線に沿った浸水を防止する電線シール部材を前記接続端子の絶縁被覆圧着部により固定し、前記シールホルダは、前記接続端子を挿通して前記電線シール部材を個々に保持する複数個の貫通孔と、前記ハウジングの枠部内に挿入する角筒部とを有し、該角筒部の周囲にハウジングシール部材を固定し、前記電線シール部材により前記貫通孔の内周を防水し、前記ハウジングとの間に前記ハウジングシール部材を介在して前記ハウジング内への浸水を防止することを特徴とする。
また、本発明に係る電線シール部材は、接続端子の後部に取り付け、電線に沿った後方からの浸水を防止する電線シール部材であって、合成樹脂材の基部と、合成ゴムから成る防水機能を有するシール部とから成り、前記基部は前部に電線の絶縁被覆部を挿通する筒部を形成し、後部に前記筒部と段違いに芯部を延在し、前記シール部は前記芯部の周囲を覆うと共に、前記芯部の下方に前記筒部と直線状に連通する防水挿通孔を形成したことを特徴とする。
本発明に係る防水コネクタ及び該防水コネクタに使用する電線シール部材によれば、電線シール部材及びこの電線シール部材を収納するシールホルダの構造を工夫することによりハウジング内の防水構造を実現できる。
収納ケースの一方のカバー部を開いた状態の斜視図である。 収納ケースの断面図である。 電線を接続した状態の雌型接続端子の斜視図である。 シール部材の斜視断面図である。 収納ケースに雌型接続端子を収納する状態の斜視図である。 シールホルダを通過した雌型接続端子を収納ケースに収納し、カバー部を閉止した状態の斜視図である。 雌型接続端子を収納した収納ケースの斜視図である。 はシールホルダを前方及び後方から見た斜視図である。 収納ケースの後端にシールホルダを付設した状態の斜視図である。 ハウジングの斜視図である。 ハウジングに収納ケースを内蔵した斜視図である。 相手側電気コネクタとの嵌合状態の断面図である。
図1は電気コネクタのハウジング内に内装し、接続端子を収納するための収納ケース1の斜視図、図2はこの状態の断面図であり、上部のカバー部は開放した状態、下部のカバー部は閉止した状態を示している。収納ケース1は合成樹脂材により一体に射出成型され、上下両面にそれぞれ接続端子を収納する収納部2と、接続端子を収納した収納部2を覆う板体状のカバー部3a、3bとから成り、カバー部3a、3bは収納部2の上下両面にそれぞれ薄肉のヒンジ部3cを介して取り付けられている。この収納ケース1の寸法は、例えば高さ5.6mm、幅9.75mm、長さ20.8mmとされている。
収納部2は厚さ0.8mmの底板2aにより上下に仕切られ、底板2aの上下両面上の両側部には、高さ1.9mmの、側板2bが壁状に設けられている。また、側板2bの間には側板2bよりも高さが低く、厚み0.25mmの仕切板2cが側板2bと平行に配列されている。雌型接続端子の収納部2への収納数を例えば片面8個とすれば、仕切板2cの数は片面で7個、両面で14個となる。これらの仕切板2c間は幅0.9mmの収納溝2dとされ、片面に8個ずつの収納溝2dが並列され、この収納溝2d内に接続端子が収納される。
上下に配置された接続端子は、空間の占有率の関係で、左右に半個ずつずれて収納されているので、収納溝2dは上下面で左右にずれた位置に設けられている。また、各収納溝2d内の中央部の底板2a上には、接続端子に設けられた係止孔に嵌合する高さ0.2mm、幅0.3mmの係止突起2eが設けられている。
収納部2の前部に設けられた前面板2fには、相手側の雄型接続端子を前方から挿入するために、高さ1.6mm、幅0.85mmの孔部2gが、上下8個ずつの収納溝2dに対応して、左右にずれて計16個が開口されている。
収納部2の前端の前面板2fとヒンジ部3cとの間は覆部である覆板2hにより覆われ、覆板2hは前面板2fから2.7mmの長さを持ち、厚さ1.45mmの板体により形成されている。各収納溝2dの前端には、底板2a、仕切板2c、前面板2f、覆板2hに囲まれた筒状の仮収納部2iが形成され、接続端子の収納ケース1内への装着時に、接続端子の被仮収納部を仮収納部2i内に挿入して仮収納するようにされている。
板体状のカバー部3a、3bは、収納部2に対してヒンジ部3cにより開閉自在に取り付けられ、カバー部3a、3bは収納部2の収納溝2dを覆うようにされている。カバー部3a、3bの厚みは覆板2hと同一であるが、略中央部の内面に接続端子の接続部の後部を係止するための高さ0.55mmの係止段部3dが収納溝2dごとに収納溝2d内に向けて突出されている。また、カバー部3a、3bの後端は厚さ0.8mmの後面部3eとされ、この後面部3eには接続端子に接続した電線を通過させる開口部3fが形成されている。
図3は電線Wを接続した状態の雌型接続端子11の斜視図である。接続端子11は、前方に幅0.8mm、高さ1.8mmの角筒状で、その先端が被仮収納部となる受け用接続部12を有し、後方に導体圧着部13、絶縁被覆圧着部14が設けられている。なお、電線Wの径は0.5mmとされている。
電線Wの絶縁被覆部Wbを剥離した導体Waを導体圧着部13により圧着接続し、電線Wの絶縁被覆部Wbを絶縁被覆圧着部14により周囲から圧着するが、絶縁被覆部Wbには図4に示す電線シール部材21が取り付けられているので、絶縁被覆圧着部14は電線シール部材21の一部と共に絶縁被覆部Wbを固定する。
図4は電線シール部材21の斜視断面図であり、電線シール部材21は合成樹脂製の基体部22と柔軟な合成ゴムから成るシール部23とから成り、これらはインサート成形により形成されている。基体部22は、両端を半円形とした断面長円状の基部24と、基部24の前方下部に設け、電線Wを挿通し絶縁被覆圧着部14により周囲から固定される筒部25と、この筒部25と段違いに設けられ基部24から後方に延在し、シール部23を支持する芯部26とから構成されている。
シール部23は芯部26の周囲に、外形が基部24と同形の長円状に形成され、芯部26の下部に、筒部25の孔部と直線的に連通して電線Wを挿通する防水挿通孔27が形成されている。シール部23の外周、及び防水挿通孔27の内周には、防水性を高めるための複数条の波形部28、29がそれぞれ形成されている。
電線シール部材21の大きさは、例えば基部24、シール部23は高さ2.65mm、幅0.9mmとされ、基部24の長手方向の長さ0.8mm、シール部23の長手方向の長さ3.9mm、筒部25は長さ4.8mm、内径0.5mmとされている。また、防水挿通孔27の波形部29の内径は0.45mmとされている。
図3に示すように、電線シール部材21には、個々の電線Wの絶縁被覆部Wbが筒部25、防水挿通孔27を介して挿通され、筒部25の上から絶縁被覆圧着部14により圧着され、絶縁被覆圧着部14は筒部25を介して絶縁被覆部Wを固定している。また、シール部23の防水挿通孔27により囲まれた絶縁被覆部Wbは、波形部29により効果的に防水構造とされている。
図5に示す接続端子11の接続部12内には、固定接点部16と、別体の可動接触片17とが設けられており、これらの固定接点部16と可動接触片17との間で相手側接続端子の挿入端を挟着するようにされている。
カバー部3aを開け、図5に示すように雌型接続端子11の被仮収納部となる接続部12の先端を斜め下方に向けて、収納ケース1のそれぞれ収納溝2dの前方側に押し込むと、接続部12の先端は仮収納部2i内に入り込み仮収納される。なお、図5においては、下部の収納溝2dには接続端子11が既に収納されている状態を示している。なお、このとき各接続端子11の電線Wは、後述するシールホルダ31から引き出されている。
接続端子11の姿勢を水平にして収納溝2dに押し込むことにより、収納溝2dの係止突起2eが接続端子11の下部に形成された係止孔に嵌合し、接続端子11は収納溝2d内に位置決めされる。雌型接続端子11が収納溝2dに収納されるごとに、接続部12は仮収納部2i内に挿し込まれて仮収納状態を経るので、接続端子11が収納作業時に、或いは既に収納した接続端子11が収納溝2dから抜け出る虞れはない。
図6はこのようにして、16個の雌型接続端子11を収容し、カバー部3aを開いた状態の収納ケース1及びシールホルダ31の斜視図である。収容した全ての接続端子11は、シールホルダ31の貫通孔を経由してシールホルダ31の前方に位置している。
図7に示すように、カバー部3a、3bを閉止すれば、収納部2の両側部に設けると共に、カバー部3a、3bの両側面に設けた図示しない錠止手段により、カバー部3a、3bは収納部2に対して錠止され、不時に開くことがないようにされている。従って、カバー部3a、3bは収納ケース1を裏返しても開くことがなく、接続端子11が脱落することはない。
この接続端子11の収納ケース1への収納状態において、接続部12の前端は孔部2gの周囲の前面板2fの一部に当接し、接続部12の後方に設けられた係止孔に収納溝2dに設けられた係止突起2eが嵌入し、カバー部3a、3bに設けられた係止段部3dが接続部12の後端の段部に係止する。このようにして、接続端子11はこれら複数の係止手段により、収納ケース1内における特に前後方向への移動が規制され安定に保持される。
収納ケ-ス1の後方には、各接続端子11に付された電線シール部材21が露出されているが、この電線シール部材21には、後方に設けたシールホルダ31が装着され、ハウジング内への浸水が防止される。
図8(a)はシールホルダ31を前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。シールホルダ31は合成樹脂材から成り、その前部には、ハウジングの後部を覆う枠部32を有すると共に、枠部32の内側にハウジングの後方枠部内に挿入する角筒部33が前方に突出されている。そして、この角筒部33の周囲を取り囲むように、柔軟な合成ゴムから成る環状の防水用のハウジングシール部材34がインサート成型により付設されている。また、ハウジングシール部材34の外表面には、水の浸入を防止するための複数条の図示しない波形部が形成されている。
シールホルダ31の角筒部33内には、電線シール部材21の外形と合致した上下8個ずつ、計16個の長円状の貫通孔35が形成されている。この貫通孔35は雌型接続端子11を後方から前方に通過させると共に、電線シール部材21を保持する役割りを果たしている。このシールホルダ31の大きさは、高さ10.6mm、幅17.4mm、長さ6.8mm、角筒部33の高さ7.0mm、幅11.3mmとされている。
また、貫通孔35は接続端子11を通過させるに足る大きさを有し、電線シール部材21とほぼ同等の高さ2.65mm、幅0.9mmとされ、貫通孔35同士を仕切る壁部の厚さは0.1mmとされている。また、シールホルダ31の枠部32の上下部からは前方に向けて上下2個ずつの係止片36が突出され、これらの係止片36には係止溝37が設けられている。
図9はシールホルダ31を収納ケース1の後部に装着した状態の斜視図である。雌型接続端子11に付設した電線シール部材21をシールホルダ31内に収納するには、貫通孔35は接続端子11を通過させ得る大きさを有しているので、前述したように、接続端子11をシールホルダ31の貫通孔35を後方から前方に通過させることができる。電線Wをたぐり寄せながらシールホルダ31を電線シール部材21に寄せて、各電線シール部材21を各貫通孔35内に押し込む。この操作は、電線Wがシールホルダ31の後方に引き出されており、更にシール部23には芯部26が内蔵されているので、電線シール部材21が折れ曲がったりすることはなく、容易に貫通孔35内に挿入することができる。
図10は収納ケース1を挿着するハウジング41の斜視図を示している。ハウジング41は雌型接続端子11を収納した状態の収納ケース1を内部に収容し、相手側電気コネクタのハウジングと嵌合し、接続端子同士を接続させるものである。ハウジング41の図示しない後方は開放されており、収納ケース1が後方から挿入され、更にシールホルダ31が挿着される。
ハウジング41には、前後に前方枠部42、後方枠部43が設けられており、前方枠部42は相手側ハウジングと嵌合し、後方枠部43はシールホルダ31を固定するためのものである。ハウジング41は高さ10.6mm、幅17.4mm、長さ13.2mmの略箱形の形状とされている。ハウジング41内には、収納ケース1を内蔵する収容室が設けられ、収容室の前方には、相手方の雄型接続端子をそれぞれ挿入するために16個の開口部44が形成されている。これらの開口部44はハウジング41内の収納ケース1の孔部2gに連通し、かつ孔部2gとほぼ同等の大きさとされている。
ハウジング41の上部には、相手側ハウジングと掛止するための可撓性を有する錠止レバー45が設けられている。錠止レバー45はハウジング41の前部に支軸を有し後端部は自由端とされ、中間部の上側に相手側ハウジングに錠止する鉤部46が形成されている。更に、ハウジング41の上面及び下面には、シールホルダ31を係止するための一対ずつの爪部47がそれぞれ設けられている。
ハウジング41内に接続端子11を組み込むには、図7に示す接続端子11を装着した収納ケース1を、ハウジング41の後方から挿入する。この挿入により、収納ケース1とハウジング41との間は図示しない錠止手段により錠止され、不時に収納ケース1がハウジング41から抜け出さないようにされている。同時に、図11に示すように、ハウジング41の後方枠部43にシールホルダ31を組み付け、シールホルダ31の各係止片36の係止溝37はハウジング41の爪部47に係止して、シールホルダ31はハウジング41に対し抜き挿し不能に錠止される。
この状態で、ハウジング41に対し、電線シール部材21のシール部23により貫通孔35内の電線Wに沿ったハウジング41内への浸水は防止される。また、シールホルダ31に挿着したハウジングシール部材34により、ハウジング41とシールホルダ31間からのハウジング41内への浸水が防止される。つまり、ハウジング41の後方からのこの電気コネクタ内への浸水は全て防止されることになる。
図12は雌型接続端子11を装着したハウジング41を相手側の電気コネクタと結合した状態の断面図であり、相手側電気コネクタは、実施例の電気コネクタと雄型接続端子11’を有することにおいて相違しているが、その他の収納ケース等は電線シール部材21を含めてほぼ同様の構造とされている。
相手側コネクタのハウジング51内には、収納ケース52を介して雄型接続端子11’が装着されている。ハウジング51は枠部53を有すると共に、枠部53の上方に、ハウジング41の錠止レバー45と共働して、ハウジング41との間の錠止を行う錠止溝54を有する被錠止部55が設けられている。
相手側のハウジング51をハウジング41に前方から嵌合すると、ハウジング51内の雄型接続端子11’の挿入端12’は、ハウジング41の開口部44、収納ケース1の孔部2gを経て、雌型接続端子11の接続部12内に挿入される。挿入端12’は雌型接続端子11の接続部12内において、固定接点部16と弾発性を有する可動接触片17との間に挟着され、雄型接続端子11’と雌型接続端子11との電気的な接続がなされる。このとき、相手側ハウジング51には、ハウジング41に対する防水シール部材56が設けられており、ハウジング41、51同士の嵌合時にこれらの間の浸水が防止される。
この際に、ハウジング41の錠止レバー45の外側に位置する相手側のハウジング51の被錠止部55は、嵌合に際して錠止レバー45を押し下げながら入り込み、被錠止部55の錠止溝54に錠止レバー45の鉤部46が嵌合すると、ハウジング51は進入を停止し、ハウジング41の錠止レバー45は元の位置に復元し、ハウジング51の被錠止部55との錠止がなされる。これにより、ハウジング41、51同士は不時に分離することなく、電気コネクタ同士の接続がなされる。
なお、ハウジング41とハウジング51との嵌合を外すには、錠止レバー45の自由端を下方に押し下げて、鉤部46を錠止溝54から外して、ハウジング41から相手側ハウジング51を相対的に引き抜けばよい。
実施例では、接続端子11を収納ケース1に装着し、更に収納ケース1をハウジング41内に挿着するようにしたが、接続端子11のハウジング41内への取付方法はこの実施例に限定されることはない。
なお、本実施例における前後、上下、左右の用語は、図面の説明のために用いており、実際の部材はこれらの用語によって制約されるものではない。
1 収納ケース
2 収納部
3a、3b カバー部
11 接続端子
12 接続部
13 導体圧着部
14 絶縁被覆圧着部
21 電線シール部材
22 基部
23 シール部
27 防水挿通孔
28、28 波形部
31 シールホルダ
34 ハウジングシール部材
35 貫通孔
41 ハウジング
51 相手側ハウジング
W 電線
Wa 導体
Wb 絶縁被覆部

Claims (6)

  1. 電線を個々に接続した複数個の接続端子をハウジングに内蔵し、前記ハウジングの後部に防水用のシールホルダを固定する防水コネクタであって、
    前記接続端子の後端に前記電線に挿通して前記電線に沿った浸水を防止する電線シール部材を前記接続端子の絶縁被覆圧着部により固定し、
    前記シールホルダは、前記接続端子を挿通して前記電線シール部材を個々に保持する複数個の貫通孔と、前記ハウジングの枠部内に挿入する角筒部とを有し、該角筒部の周囲にハウジングシール部材を固定し、前記電線シール部材により前記貫通孔の内周を防水し、前記ハウジングとの間に前記ハウジングシール部材を介在して前記ハウジング内への浸水を防止することを特徴とする防水コネクタ。
  2. 前記電線シール部材の前記貫通孔に面する外面、及び前記ハウジングシール部材の前記ハウジングに面する外面には波形部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の防水コネクタ。
  3. 前記シールホルダの角筒部内には、前記接続端子を内蔵することを特徴とする請求項1又は2に記載の防水コネクタ。
  4. 前記シールホルダに外枠を設け、該外枠は前記ハウジングの枠部を覆い、前記シールホルダの外枠に前記ハウジングの枠部に係止する係止部を設けたことを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載の防水コネクタ。
  5. 接続端子の後部に取り付け、電線に沿った後方からの浸水を防止する電線シール部材であって、
    合成樹脂材の基部と、合成ゴムから成る防水機能を有するシール部とから成り、前記基部は前部に電線の絶縁被覆部を挿通する筒部を形成し、後部に前記筒部と段違いに芯部を延在し、前記シール部は前記芯部の周囲を覆うと共に、前記芯部の下方に前記筒部と直線状に連通する防水挿通孔を形成したことを特徴とする電線シール部材。
  6. 前記シール部の外周及び前記防水挿通孔の内周に防水効果を増すために波状部を形成したことを特徴とする請求項5に記載の電線シール部材。
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