JP2022188593A - 回転式容器処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022188593000001
【課題】形や大きさの異なる容器に対応可能なホルダに容器を挿入、または抜き取り可能な回転式容器処理装置を提供する。
【解決手段】回転式容器処理装置は、外周部に設けられたポケット12Aにホルダ14を保持し搬送する回転テーブル11と、ポケット12Aに対応して昇降自在に設けられる保持ヘッド30を有し、保持ヘッド30を昇降して容器Vを保持し、容器Vを回転テーブル11に保持されるホルダ14内から抜き取る保持機構とを備える。保持ヘッド30が容器Vをホルダ14内から抜き取る際、回転テーブル11下方から係合部材44を挿通部11Aを通してホルダ14の底面内に挿入し、係合部材44を開いて、ホルダ14の挟持部材14Aを離隔する。
【選択図】図4

Description

本発明は、容器が挿入、又は抜き取られるホルダを保持し、搬送する回転式容器処理装置に関する。
回転テーブル上に保持され搬送されるホルダに容器を挿入し、充填やキャッピング、ラベル付けなどの所定の処理を容器に行った後、ホルダから容器を抜き取る回転式処理装置が知られている(特許文献1)。同装置で用いられるホルダは、所定の種類、大きさの容器にしか対応できず、異なる形状や大きさの容器に対応することはできない。
一方、様々な外形寸法に対応するホルダとして、把持方向に付勢される一対の保持体を用いて容器を保持する構成が提案されている(特許文献2)。同ホルダでは、コンベヤの所定位置に設けられた作動手段により、ホルダの横孔から突出桿が挿入され、保持体と連動するリンク機構が作動され保持体が開放される。
実公平6-13046号公報 特開平9-278019号公報
しかし、特許文献2に開示される作動手段は、コンベヤの所定位置に設けられた作動手段によって停止したホルダの横孔から突出桿を挿入する構成であるため、特許文献2の前記構成をホルダを連続的に搬送する特許文献1に開示される回転式処理装置に適用することはできない。
本発明は、形や大きさの異なる容器に対応可能なホルダに容器を挿入、または抜き取り可能な回転式容器処理装置を提供することを目的とする。
第1の本発明の回転式容器処理装置は、外周部に設けられた複数のホルダ保持位置にホルダを保持し搬送する回転テーブルと、前記ホルダ保持位置に対応して昇降自在に設けられる複数の保持ヘッドを有し、前記保持ヘッドを昇降して容器を保持し、容器を前記回転テーブルに保持される前記ホルダ内に挿入し、又は前記ホルダ内から抜き取る保持機構とを備える回転式容器処理装置において、前記ホルダが、当該ホルダ内に保持された容器に当接する複数の挟持部材を有し、当該複数の挟持部材のうちの少なくとも1つの挟持部材が前記ホルダ中心に向けて移動可能に設けられ、かつ、その基部が前記ホルダの下面に露出されているとともに、当該移動可能な挟持部材を前記ホルダ中心に向けて付勢する付勢部材を備え、前記回転テーブルが、前記各ホルダ保持位置に対応して、前記回転テーブルの下方に設けられて前記回転テーブルと一体的に回転するとともに、前記ホルダ位置に対応して前記回転テーブルに設けられた挿通部を通して前記一方の挟持部材の前記基部に係合可能な係合部材と、前記係合部材を昇降する係合部材昇降機構と、前記係合部材を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させる係合部材移動機構とを有するホルダ開放機構とを備え、前記保持ヘッドが容器を前記ホルダ内に挿入し、又は前記ホルダ内から抜き取る際、前記係合部材が前記係合部材昇降機構により前記挿通部に挿入され、前記ホルダ開放機構により前記付勢部材の付勢力に抗して移動され、移動可能な前記挟持部材が他の挟持部材から離隔されることを特徴としている。
第2の本発明の回転式容器処理装置は、第1の発明において、前記係合部材昇降機構が、前記係合部材が設けられるベース部材に設けられた第1カムフォロワと、前記第1カムフォロワと係合して前記ベース部材を上昇して前記係合部材を前記挿通部に挿通させる第1カムとを備え、前記係合部材移動機構が、前記係合部材が立設されるとともに第2カムフォロワが設けられ、前記ベース部材に揺動自在に軸支されるアームと、前記第2カムフォロワに係合して、前記アームに立設された前記係合部材を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させる第2カムとを備えることを特徴としている。
本発明によれば、形や大きさの異なる容器に対応可能なホルダに容器を挿入、または抜き取り可能な回転式容器処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である回転式容器処理装置の配置を示す平面図である。 ホルダの頂面図である。 ホルダの底面図である。 各ホルダ保持位置に対応して一対の係合部材を備える回転テーブルの構造を示す模式的な側面図である。 回転テーブルに設けられた挿通部と係合部材の配置を示す部分的な平面図(図4のV方向からの矢視図)である。 図4のVI-VI面から見た係合部材移動機構(ホルダ開放機構)の構成を示す平面図であり、ホルダ開放機構の8つの位置における状態が模式的に示される。 図4のVII-VII面から見たアームやブラケットの下方に配置される揺動アームや付勢アームの配置を示す拡大図平面である。 作動位置まで上昇され、係合部材移動機構(ホルダ開放機構)により離隔される係合部材と連結ブラケットとの関係を示す係合部材の先端部周りの拡大側面図である。 回転テーブルの外周に沿った模式的な展開図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態である回転式容器処理装置の配置を示す平面図である。
本実施形態の回転式容器処理装置10は、回転テーブル11を備え、容器Vが収容・保持されるホルダ14を供給スターホイール16から受け取る。回転テーブル11は、後述する保持ヘッド30(図9参照)により容器Vを持ち上げてホルダ14から抜き取り、ホルダ14をホルダ排出スターホイール18へと受け渡す。その後、保持ヘッド30は、抜き取った容器Vを回転テーブル11に戻し、回転テーブル11に載置された容器Vは容器排出スターホイール20へと受け渡される。
容器Vが収容・保持されるホルダ14は、上流側の処理装置(フィラやキャッパなど)から、供給スターホイール16の外周接線方向に沿って配置される供給コンベヤ22を介して供給される。供給コンベヤ22の下流部にはタイミングスクリュ22Aが設けられ、ホルダ14間の搬送ピッチが供給スターホイール16の外周に沿って所定間隔で設けられる複数(例えば4つ)のポケット16Aの間隔に合わせて調整される。タイミングスクリュ22Aにより搬送ピッチが調整されたホルダ14は、タイミングスクリュ22Aの下流端において、回転する供給スターホイール16のポケット16Aに順次供給される。なお、ポケット16Aは、供給スターホイール16側半分のホルダ14の一部のみを収容する大きさとされ、ホルダ14の向きをポケット16Aに対して固定する形状を有する。
供給スターホイール16のポケット16Aに収容された各ホルダ14(容器V)は、供給スターホイール16の外周の一部に沿ってその一部が配置される第1サイドガイド24Aに案内されて供給スターホイール16の外周に沿って搬送される。供給スターホイール16の下流側には回転テーブル11が隣接して配置され、供給スターホイール16により搬送されるホルダ14は、回転テーブル11へと受け渡される。
回転テーブル11の上には供給スターホイール16と同じ間隔で複数(例えば4つ)のポケット12Aを備えるスターホイール12が配置され、供給スターホイール16と同期して回転される。これにより供給スターホイール16の各ポケット16Aに収容されたホルダ14は、回転テーブル11と供給スターホイール16とが隣接する受渡位置P1で、所定の向きを維持したまま回転テーブル11の各ポケット12Aへと受け渡される。
回転テーブル11の各ポケット12Aは、供給スターホイール16の各ポケット16Aと同様の構成を備え、ホルダ14は、回転テーブル11の外周の一部に沿って配置される第2サイドガイド24Bに案内されて回転テーブル11の外周に沿って搬送される。回転テーブル11の外周において、供給スターホイール16よりも下流側には、ホルダ排出スターホイール18が隣接して配置される。ホルダ排出スターホイール18は、回転テーブル11と同じ間隔で複数(例えば4つ)のポケット18Aを備え、回転テーブル11と同期して回転する。これにより回転テーブル11の各ポケット12Aに収容されたホルダ14は、回転テーブル11とホルダ排出スターホイール18とが隣接する位置で、ホルダ排出スターホイール18の各ポケット18Aへと受け渡される。
なお、図9を参照して後述するように、回転テーブル11には、各ポケット12Aの位置(ホルダ保持位置)に対応して、その直上に容器Vの頂部を保持して持ち上げる保持ヘッド30が各々配置されている。保持ヘッド30は、搬送されるホルダ14がホルダ排出スターホイール18との受渡位置P2に至るまでの間に、ホルダ14に収容された容器Vを上方に抜き取る。これにより、ホルダ排出スターホイール18には、空のホルダ14のみが受け渡され、容器Vは保持ヘッド30により保持されたまま回転テーブル11とともに、その外周に沿って搬送される。なお、後述するように、ホルダ14内の容器Vは、ホルダ14に設けられた一対の挟持部材14Aにより把持されているが、保持ヘッド30により上方に抜き取られる際には、回転テーブル11により一対の挟持部材14Aは離隔(開放)される。
保持ヘッド30により容器が抜き取られた空のホルダ14は、ホルダ排出スターホイール18の外周の一部に沿って配置される第3サイドガイド24Cに案内されて、ホルダ排出スターホイール18のポケット18Aに受け渡され、ホルダ排出スターホイール18の外周に沿って搬送される。ホルダ排出スターホイール18により搬送される空のホルダ14は、その後、ホルダ排出スターホイール18の外周接線方向に沿って配置されるホルダ排出コンベヤ26に受け渡される。ホルダ排出コンベヤ26は、各ホルダ14を上流側処理装置の最上流位置に戻し、ホルダ14は、再び容器Vを収容、搬送するために用いられる。
回転テーブル11の外周において、ホルダ排出スターホイール18よりも下流側には、容器排出スターホイール20が隣接して配置される。保持ヘッド30は、容器Vが容器排出スターホイール20に至るまでの間に、各容器Vを回転テーブル11上のポケット12A内に載置する。容器排出スターホイール20は、回転テーブル11と同じ間隔で複数(例えば4つ)のポケット20Aを備え、回転テーブル11と同期して回転する。これにより回転テーブル11の各ポケット12A内に配置された容器Vは、回転テーブル11と容器排出スターホイール20とが隣接する受渡位置P3で、容器排出スターホイール20の各ポケット20Aへと受け渡される。
なお、回転テーブル11上に戻された容器Vは、スターホイール12の外周の一部に沿って配置される第4サイドガイド24Dに案内されて搬送され、容器排出スターホイール20のポケット20Aに受け渡された各容器Vは、容器排出スターホイール20の外周に沿ってその一部が配置される第1サイドガイド24Aに案内されて容器排出スターホイール20の外周に沿って搬送される。
容器排出スターホイール20により搬送される容器Vは、その後、容器排出スターホイール20の外周接線方向に沿って配置される容器排出コンベヤ28に受け渡される。容器排出コンベヤ28は、各容器Vを下流側処理装置(ラベラやケーサなど)へと搬送する。
図2はホルダ14の頂面図、図3はホルダ14の底面図である。以下、図2、図3を参照して本実施形態の回転式容器処理装置10で用いられるホルダ14の構成について説明する。
ホルダ14上は、容器Vを乗せるための台座形状を呈し、ホルダ本体14Bの中央部には、上下方向に貫通する長円形の開口15が設けられている。ホルダ本体14B上には、容器Vを挟持する一対の挟持部材14Aが向かい合うように配置される。一対の挟持部材14Aは、ホルダ本体14Bの両側辺に沿って配置される一対のガイドレール32Aに各々掛け渡され、挟持部材14Aの各端部は、各々スライダ32Bを介してガイドレール32Aに摺動自在に取り付けられる。図2(a)、図3(a)には、挟持部材14Aが閉じられた状態、図2(b)、図3(b)には、挟持部材14Aが開かれた状態が示される。挟持部材14Aは、容器Vを間に挟み込み易いように、例えば互いに対向する面(内側面)が凹部として形成される。図2の例では、挟持部材14Aの各内側面が、V字形の水平断面を有する凹部として形成されている。
一方、ホルダ本体14Bの底面側には、挟持部材14Aをガイドレール32Aに沿って互いに近接する方向に付勢する機構が収容される。本実施形態では、図3に示されるように、各挟持部材14Aの両端が取り付けられたスライダ32B同士が円弧状の連結ブラケット(基部)34によりそれぞれ連結されており、各連結ブラケット34は、リンク機構38を介してホルダ本体14Bの底面中央部に回転自在に取り付けられた円環状の回転ガイド36に連結されている。各リンク機構38は、リンク38A、38Bを備え、リンク38Aの一端は、連結ブラケット34の一端に設けられたピボット40Aに軸支され、リンク38Aの他端には一端が回転ガイド36に軸支されたリンク38Bの他端が軸支される。
例えば図3に示されるリンク機構38では、左側の連結ブラケット34の上側の端部に設けられたピボット40Aにリンク38Aの一端が軸支され、これに軸支されるリンク38Bの一端は回転ガイド36の上側に軸支される。また、右側の連結ブラケット34の下側の端部に設けられたピボット40Aには、リンク38Aの一端が軸支され、これに軸支されるリンク38Bの一端は回転ガイド36の下側に軸支される。
更に、各ピボット40Aには、ガイドレール32Aに沿って配置されるコイルバネ(付勢部材)42の一端が取り付けられ、コイルバネ42の他端はホルダ本体14Bの底面に固定されたピボット40Bに取り付けられる。これにより各挟持部材14Aは、ガイドレール32Aに沿って互いに内側(近接する方向)に付勢される。ガイドレール32A、スライダ32B、回転ガイド36、リンク機構38により、左右の挟持部材14Aはガイドレール32Aに沿って左右対称に連動可能とされ、コイルバネ42によりガイドレール32Aに沿って互いに近接する方向に常時付勢される。これにより、ホルダ14に収容される容器Vの形状や大きさに合わせて、挟持部材14Aが容器Vの側面に適正な押圧力で両側から押し当てられ、容器Vがホルダ14に保持される。
なお、後述するように、挟持部材14Aは、一対の係合部材44が回転テーブル11の下方からホルダ本体14B内へと延出して各連結ブラケット34の内側に係合し、コイルバネ42の付勢力に抗して連結ブラケット34を互いに反対方向に移動することで離隔される。図3(a)には、挟持部材14Aが閉じられた状態における係合部材44の位置が破線で描かれ、図3(b)には、挟持部材14Aを開いた状態における係合部材44の位置が破線で描かれる。なお、図3(a)に示されるように、挟持部材14Aの閉じる方向への移動は、左右のスライダ32B同士が係合することで規制され、最も閉じられた状態においても挟持部材14A同士の間には所定の間隔が維持される。
図4は、各ホルダ保持位置に対応して一対の係合部材44を備える回転テーブル11の構造を示す模式的な側面図である。なお、図4には、便宜的に1つのポケット12A(ホルダ保持位置)に対応する一対の係合部材44のみが示されるが、実際には各ポケット12A毎に同様の構成が配置される。
回転テーブル11は、各ポケット12Aに対応する複数(例えば4つ)の保持ヘッド30が上方に取り付けられる回転コラム46Aにより保持され、回転コラム46Aは、回転テーブル11の下側に配置される固定コラム46Bにより垂直軸周りに回転自在に保持される。
回転テーブル11の下面において、各ポケット12Aの両端には、下向きに延出する一対のガイドロッド48の上端が取り付けられ、その下端には固定コラム46Bの周囲を取り囲むリング部材50が取り付けられる。ガイドロッド48の各々には、ガイドスリーブ52が摺動自在に装着され各ガイドスリーブ52の下端にはベース54が取り付けられるとともに、その上端にはブラケット56が取り付けられる。また、ベース54およびブラケット56には、後述するように、ホルダ開放機構58を介して一対の係合部材44が垂直上方に向けて保持される。
ベース54の径方向外側には、第1カムフォロワ60Aが設けられ、第1カムフォロワ60Aは固定コラム46Bの周囲を取り囲むように配置された第1カム60Bのカム面に係合する(係合部材昇降機構)。すなわち、ベース54はガイドロッド48を介して回転テーブル11とともに一体的に回転し、第1カムフォロワ60Aは周方向に沿って第1カム60Bのカム面の上を走行する。これにより一対の係合部材44は、ベース54、ブラケット56とともにカム面の形状に合わせてガイドロッド48に沿って昇降する。
回転テーブル11の係合部材44に対応する位置には挿通部11Aが設けられ、第1カム60Bによって昇降する係合部材44の先端部は、挿通部11Aを通して、回転テーブル11の下方に位置する退避位置と、回転テーブル11の上方に位置しホルダ14の連結ブラケット34と係合可能な作動位置の間で昇降する。図5は、回転テーブル11に設けられた挿通部11Aと係合部材44の配置を示す部分的な平面図(図4のV方向からの矢視図)である。
図6は、図4のVI-VI面から見たホルダ開放機構58の平面図であり、ホルダ開放機構58の8つの位置における状態が模式的に示される。図4、図6に示されるように、係合部材44の下端は、それぞれ一対のアーム62の先端部(径方向外側の端部)に立設される。各アーム62の基端部は、垂直な揺動軸62Aにより固定され、揺動軸62Aはベース54およびブラケット56により回転自在に軸支される。揺動軸62Aの中間付近には、互いに係合する噛合いギア62Bが各々設けられる。これにより揺動軸62Aは互いに反対向きに同じ角度だけ回転し、アーム62の各先端部に設けられた一対の係合部材44は、これに合わせて開閉する。
また、図7に示されるように、揺動軸62Aの一方には、先端に第2カムフォロワ64を備える揺動アーム64Aが一体的に設けられとともに、先端にコイルスプリング(付勢部材)66の一端が取り付けられた付勢アーム66Aが一体的に設けられる。コイルスプリング66の他端はブラケット56に取り付けられ(図4、6参照)、揺動軸62Aを係合部材44が閉じる方向に回転するように付勢アーム66Aを付勢する。
一方、揺動アーム64Aの先端に設けられた第2カムフォロワ64は、固定コラム46Bの周囲において受渡位置P1、P2の間の所定位置に配置される第2カム68に係合するように配置される。これにより第2カムフォロワ64が同位置を移動する際、第2カムフォロワ64は、コイルスプリング66の付勢力に抗して係合部材44が開く方向に揺動軸62Aを回転する。なお、図7は、アーム62やブラケット56の下方に配置される揺動アーム64Aや付勢アーム66Aの配置を図4のVII-VII面から見た拡大図平面である。
図8は、作動位置まで上昇され、ホルダ開放機構58により離隔される係合部材44と連結ブラケット34との関係を示す係合部材44の先端部周りの拡大側面図である。図8に示されるように、係合部材44の先端部には上下一対のフランジ部44Aを備える。円弧状の連結ブラケット34は、それぞれ外側に弧を描くように配置され、作動位置において係合部材44は、上下のフランジ部44Aの間で連結ブラケット34の内側の略中央に係合する。これにより開閉時にホルダ14が係合部材44から脱落することが防止される。
次に図9を参照して、回転テーブル11における係合部材昇降機構と係合部材移動機構(ホルダ開閉機構)の作動タイミングを説明する。図9は、回転テーブル11の外周に沿った模式的な展開図であり、受渡位置P1から受渡位置P3に至るまでの間のホルダ14、容器V、保持ヘッド30、係合部材44の動きと、第1カム60B、第2カム68、第1カムフォロワ60A等の位置関係を示す。
図9に示すように、各保持ヘッド30は回転コラム46Aの上端に設けられたカム機構等を用いた従来周知の保持ヘッド昇降機構(保持機構)30Aにより、ホルダ保持位置において昇降可能に保持されるとともに、回転テーブル11と一体的に外周に沿って回転する。
第1カム60Bは、第1カムフォロワ60Aを上昇させて係合部材44を作動位置に配置する第1高さを有する区間Aと、第1カムフォロワ60Aを下降させて係合部材44を退避位置に配置する第2高さを有する区間Bとを備える。区間Bは、回転テーブル11の回転方向に沿って受渡位置P1から受渡位置P2に至るまでの間の区間に設けられ、その他の区間は区間Aとされる。また、第2カム68は、区間B内の所定の区間に配置される。
これにより、容器Vが保持されるホルダ14が供給スターホイール16から受け渡される受渡位置P1において、係合部材44は回転テーブル11よりも下方の退避位置において閉じた状態に維持される。また、このとき保持ヘッド30は上昇位置にある。
回転テーブル11の回転にともなって容器Vを保持するホルダ14と第1カムフォロワ60Aが区間Bに移動すると、第1カムフォロワ60Aが第2高さまで上昇され、回転テーブル11の挿通部11Aを通して係合部材44が作動位置まで上昇されるとともに第2カム68により係合部材44が開かれる。これにより、挟持部材14Aが離隔されてホルダ14により保持されていた容器Vが解放される(図2(b)、図3(b)の状態)。これに連動して、ホルダ保持位置の上方に配置された保持ヘッド30が下降され容器Vの頂部を保持する。
ホルダ14と第1カムフォロワ60Aが更に区間Bを移動する間、挟持部材14Aは離隔した状態に維持され、その間に保持ヘッド30が上昇され、容器Vがホルダ14から抜き取られる。その後、受渡位置P2に至る前に、係合部材44が閉じられるとともに第1カムフォロワ60Aが第1高さの区間Aへと移動し、係合部材44は退避位置にまで下降される。これによりホルダ14と係合部材44の係合が解かれ、挟持部材14Aは閉じられる(図2(a)、図3(a)の状態)。
受渡位置P2において、空のホルダ14はホルダ排出スターホイール18へと受け渡され、容器Vは保持ヘッド30により上昇位置で保持されたまま、回転テーブル11とともに下流側へと搬送される。受渡位置P2を過ぎると保持ヘッド30が下降され、受渡位置P3に至る前に容器Vは回転テーブル11上に下ろされる。その後、保持ヘッド30は再び上昇位置まで上昇され、再び受渡位置P1に至るまで同位置に維持される。一方、回転テーブル11に載せられた容器Vは受渡位置P3において容器排出スターホイール20へと受け渡される。
以上のように、本実施形態の回転式容器処理装置によれば、形や大きさの異なる容器に対応可能なホルダの挟持部材を順次連続的に開閉して、容器をホルダ内に挿入し、またはホルダ内から抜き取ることができる。
なお、本実施形態の回転式容器処理装置では、容器を抜き取る場合のみの構成に関して説明したが、各スターホイルを逆向きに運転するとともに区間Bを受取位置P2を含む位置に配置することにより、容器を空のホルダ内に挿入する構成とすることもできる。この場合、本実施形態における容器排出コンベヤおよび容器排出スターホイールが、容器供給コンベヤおよび容器供給スターホイールとなり、ホルダ排出コンベヤおよびホルダ排出スターホイールが、空の容器を供給するホルダ供給コンベヤおよびホルダ供給スターホイールとなり、供給スターホイールおよび供給コンベヤが、容器を保持するホルダを排出する排出スターホイールおよび排出コンベヤとなる。また、タイミングスクリュは、容器供給コンベヤとホルダ供給コンベヤに設けられる。
また、本実施形態のホルダは、1対の挟持部材の両方を左右に開く構成としたが、一方のみが他方に対して移動可能な構成とすることもできる。その場合、ホルダのリンク機構は不要となる。また、挟持部材の断面形状は任意であり、両挟持部材において形状が異なっていても良く、一方側または両側が複数の部材から構成されてもよい。
10 回転式容器処理装置
11 回転テーブル
11A 挿通部
12 スターホイール
12A ポケット(ホルダ保持位置)
14 ホルダ
14A 挟持部材
30 保持ヘッド
30A 保持ヘッド昇降機構(保持機構)
34 連結ブラケット(基部)
42 コイルバネ(付勢部材)
44 係合部材
58 ホルダ開放機構
60A 第1カムフォロワ(係合部材昇降機構)
60B 第1カム(係合部材昇降機構)
64 第2カムフォロワ(係合部材移動機構)
68 第2カム(係合部材移動機構)
V 容器

Claims (2)

  1. 外周部に設けられた複数のホルダ保持位置にホルダを保持し搬送する回転テーブルと、
    前記ホルダ保持位置に対応して昇降自在に設けられる複数の保持ヘッドを有し、前記保持ヘッドを昇降して容器を保持し、容器を前記回転テーブルに保持される前記ホルダ内に挿入し、又は前記ホルダ内から抜き取る保持機構とを備える回転式容器処理装置において、
    前記ホルダが、
    当該ホルダ内に保持された容器に当接する複数の挟持部材を有し、当該複数の挟持部材のうちの少なくとも1つの挟持部材が前記ホルダ中心に向けて移動可能に設けられ、かつ、その基部が前記ホルダの下面に露出されているとともに、当該移動可能な挟持部材を前記ホルダ中心に向けて付勢する付勢部材を備え、
    前記回転テーブルが、
    前記各ホルダ保持位置に対応して、前記回転テーブルの下方に設けられて前記回転テーブルと一体的に回転するとともに、前記ホルダ位置に対応して前記回転テーブルに設けられた挿通部を通して前記一方の挟持部材の前記基部に係合可能な係合部材と、
    前記係合部材を昇降する係合部材昇降機構と、
    前記係合部材を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させる係合部材移動機構とを有するホルダ開放機構とを備え、
    前記保持ヘッドが容器を前記ホルダ内に挿入し、又は前記ホルダ内から抜き取る際、前記係合部材が前記係合部材昇降機構により前記挿通部に挿入され、前記ホルダ開放機構により前記付勢部材の付勢力に抗して移動され、移動可能な前記挟持部材が他の挟持部材から離隔される
    ことを特徴とする回転式容器処理装置。
  2. 前記係合部材昇降機構が、前記係合部材が設けられるベース部材に設けられた第1カムフォロワと、前記第1カムフォロワと係合して前記ベース部材を上昇して前記係合部材を前記挿通部に挿通させる第1カムとを備え、
    前記係合部材移動機構が、前記係合部材が立設されるとともに第2カムフォロワが設けられ、前記ベース部材に揺動自在に軸支されるアームと、前記第2カムフォロワに係合して、前記アームに立設された前記係合部材を前記付勢部材の付勢力に抗して移動させる第2カムとを備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の回転式容器処理装置。
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