JP2022182435A - 最上階スラブの施工方法 - Google Patents

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勇介 江原
Yusuke Ehara
幸治 守谷
Koji Moriya
将司 徳永
Shoji Tokunaga
直人 薮下
Naoto Yabushita
誠 林
Makoto Hayashi
明 水渡
Akira Suito
豊 上枝
Yutaka Ueda
哲也 枡井
Tetsuya Masui
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Abstract

【課題】最上階スラブの施工性の向上を図れるようにする。【解決手段】対向する一対の鋼板1間に壁コンクリート2を打設して構築される鋼板コンクリート壁Wに最上階スラブSの端部が接合される最上階スラブの施工方法において、形鋼材からなる複数の鉄骨梁5が水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、鉄骨梁5の端部を鋼板コンクリート壁Wの上端面に載置するとともに、最上階スラブSの底部を形成するスラブ鋼板6を、隣り合う鉄骨梁5の下側フランジ5Bに掛け渡した後、鉄骨梁5の上方にスラブ鉄筋7を配筋し、スラブ鋼板6上にスラブコンクリート8を打設して最上階スラブSを構築する。【選択図】図1

Description

本発明は、対向する一対の鋼板間に壁コンクリートを打設して構築される鋼板コンクリート壁に最上階スラブの端部が接合される最上階スラブの施工方法に関する。
本発明の背景技術としては、床PC版の端部を、RC造の下階既設壁コンクリートの天端部に乗せて、天端部のコーナーアングルと床PC版のコーナーアングルとを溶接するとともに、床PC版の埋設鉄筋に、鉄筋継手用カプラー(グラウト式)を介して床PC版定着用鉄筋(現地取付式)を接続し、床上端筋の端部側が、下階既設壁コンクリートから上方に延びる壁縦筋の間を通って、下階既設壁コンクリートの上方に位置するように、床上端筋を配筋した後、現場打ちコンクリートを打設することにより、スラブを壁に定着させる大型スラブの構築方法がある(例えば特許文献1参照)。
又、最上階の建屋外周部における、鋼板コンクリート耐震壁の上辺部と、床鉄筋と床コンクリートとで構成されたRC造の床スラブとの取合部において、鋼板コンクリート耐震壁の上辺部に倒U型鉄筋を配筋するとともに、床鉄筋のうちの下端筋の端部側が、鋼板コンクリート耐震壁における一対の表面鋼板のうちの内側の表面鋼板を貫通し、かつ、倒U型鉄筋の間を通って一対の表面鋼板間に位置するように、床鉄筋を配筋するものがある(例えば特許文献2参照)。
特開平07-077596号公報 特許2670199号公報
特許文献1に記載の技術では、スラブを構築する上において、下階既設壁コンクリートのコーナーアングルと床PC版のコーナーアングルとを溶接する手間に加えて、床PC版の埋設鉄筋に床PC版定着用鉄筋を接続する手間や、床上端筋の端部側を壁縦筋間に通す手間などを要することから、スラブの施工性の向上を図る上において改善の余地がある。
特許文献2に記載の技術では、最上階のスラブを構築する上において、鋼板コンクリート耐震壁の上辺部に倒U型鉄筋を配筋する手間に加えて、鋼板コンクリート耐震壁における一対の表面鋼板のうちの内側の表面鋼板に、床鉄筋を、倒U型鉄筋の間を通る状態で貫通させるための複数の貫通孔を形成する手間などを要することから、スラブの施工性の向上を図る上において改善の余地がある。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、最上階スラブの施工性の向上を図れるようにする点にある。
本発明の第1特徴構成は、対向する一対の鋼板間に壁コンクリートを打設して構築される鋼板コンクリート壁に最上階スラブの端部が接合される最上階スラブの施工方法であって、
形鋼材からなる複数の鉄骨梁が水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、前記鉄骨梁の端部を前記鋼板コンクリート壁の上端面に載置するとともに、前記最上階スラブの底部を形成するスラブ鋼板を、隣り合う前記鉄骨梁の下側フランジに掛け渡した後、前記鉄骨梁の上方にスラブ鉄筋を配筋し、前記スラブ鋼板上にスラブコンクリートを打設して前記最上階スラブを構築する点にある。
本構成によると、屋上階やルーフバルコニーなどの最上階スラブを施工する場合には、各鉄骨梁の端部が鋼板コンクリート壁の上端面に安定性良く載置されることにより、各鉄骨梁を支保工として使用しながら、下端筋の代わりにスラブ鋼板を使用した鋼板コンクリートスラブ(SCスラブ)を最上階スラブとして容易に構築することができる。
そして、最上階スラブの構築後は、各鉄骨梁が、最上階スラブに内蔵された内蔵梁として、最上階スラブの補強に寄与することから、スラブ鋼板の薄厚化やスラブ鉄筋の小径化による施工性の向上などを図りながら、最上階スラブとしての強度を確保することができる。
ところで、例えば最上階スラブの端部を鋼板コンクリート壁の内壁面につき合わせた状態で最上階スラブと鋼板コンクリート壁とを応力伝達可能に接合する場合には、スラブ鉄筋の端部を鋼板コンクリート壁内の壁コンクリートに定着させるために、鋼板コンクリート壁の内壁面を形成する内側鋼板に、スラブ鉄筋を貫通させるための複数の貫通孔を形成する手間などを要することになる。
これに対し、本構成では、各鉄骨梁の端部が鋼板コンクリート壁の上端面に載置されることで、各鉄骨梁の端部とともに、鉄骨梁の上方に配筋されるスラブ鉄筋の端部が鋼板コンクリート壁における壁コンクリートの真上に位置することになり、この状態でスラブコンクリートが打設されて壁コンクリートと一体化されると、各鉄骨梁の端部とスラブ鉄筋の端部とが鋼板コンクリート壁内の壁コンクリートに定着された状態が得られるようになる。これにより、内側鋼板に複数の貫通孔を形成する手間などを要することなく、最上階スラブと鋼板コンクリート壁とを応力伝達可能に接合することができる。
その結果、最上階スラブの施工性の向上を図りながら、最上階スラブを鋼板コンクリート壁に応力伝達可能に接合することができる上に、最上階スラブの補強などを合理的に行うことができて、最上階スラブの大スパン化を容易に図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記一対の鋼板のうち、前記鋼板コンクリート壁の外壁面を形成する外側鋼板が、前記鋼板コンクリート壁の内壁面を形成する内側鋼板よりも上方に延出する延出部を有し、この延出部の上端が前記最上階スラブの上面よりも上方に位置するように形成されている点にある。
本構成によると、外側鋼板の延出部が鉄骨梁の端部やスラブ鋼板の端部よりも外側に位置して鉄骨梁やスラブ鋼板を囲むようになることから、外側鋼板の延出部を、スラブ鋼板上に最上階のスラブコンクリートを打設する場合のスラブ型枠として利用することができる。
又、外側鋼板の延出部を利用することで、最上階スラブの外周部にパラペットを容易に構築することができる。
その結果、最上階スラブの施工性の向上を更に図ることができ、最上階スラブをより合理的に構築することができる。
更に、外側鋼板の延出部を利用して、例えば、スラブ鉄筋の端部が延出部の内面に沿って垂下する垂下部となるように、スラブ鉄筋の端部側を屈曲させた状態で配筋すれば、最上階のスラブコンクリートが打設されて壁コンクリートと一体化された状態では、スラブ鉄筋の端部が、より長い定着長さを有する状態で鋼板コンクリート壁内の壁コンクリートに合理的に定着された状態になり、これにより、最上階スラブと鋼板コンクリート壁とをより好適に応力伝達可能に接合することができる。
その結果、最上階スラブと鋼板コンクリート壁とをより好適に応力伝達可能に接合することができる。
本発明の第3特徴構成は、前記最上階スラブを構築する施工手順として、
前記鋼板コンクリート壁を設置して前記延出部で囲まれた最上階用のスラブ構築領域を形成するスラブ構築領域形成工程と、
前記スラブ構築領域にて複数の前記鉄骨梁が水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、前記鉄骨梁の端部を前記鋼板コンクリート壁の上端面に載置するとともに、前記スラブ鋼板を隣り合う前記鉄骨梁の下側フランジに掛け渡すスラブ鋼材載置工程と、
前記スラブ構築領域にて、前記スラブ鉄筋を、前記鉄骨梁の上方に前記鉄骨梁の上側フランジに沿って配筋するスラブ鉄筋配筋工程と、
前記スラブ構築領域の前記スラブ鋼板上に前記スラブコンクリートを打設するスラブコンクリート打設工程とを、その順で行う点にある。
本構成によると、最上階スラブを施工する場合には各鉄骨梁を支保工として使用し、最上階スラブの構築後は、各鉄骨梁を最上階スラブに内蔵された補強用の内蔵梁として使用しながら、最上階スラブを、鋼板コンクリート壁に応力伝達可能な状態に合理的に構築することができる。
最上階スラブの施工方法を示す要部の垂直断面図
以下、本発明を実施するための形態の一例を図面に基づいて説明する。
尚、本実施形態で例示する最上階スラブの施工方法は、屋上階やルーフバルコニーなどの最上階スラブを施工するのに適したものである。
本実施形態で例示する最上階スラブの施工方法においては、図1に示すように、構造物の最上階に配置される複数の鋼板コンクリート壁Wと、これらの鋼板コンクリート壁Wの上部に連接される最上階スラブSの端部とが剛接合状態又は剛接合に相当する状態で接合されている。
各鋼板コンクリート壁Wは、対向する一対の鋼板1間に壁コンクリート2が打設されることで構築されている。一対の鋼板1は、一定の長さを有して一対の鋼板1にわたる多数のタイバー3などを介して連結されることで、一対の鋼板1間に一定間隔の壁コンクリート打設領域が確保されている。各鋼板1の内面には、鋼板1と壁コンクリート2とを構造的に一体化させるための多数のスタッド4が水平姿勢で溶接されている。一対の鋼板1のうち、鋼板コンクリート壁Wの外壁面を形成する外側鋼板1Aは、鋼板コンクリート壁Wの内壁面を形成する内側鋼板1Bよりも上方に延出する延出部1aを有し、この延出部1aの上端が最上階スラブSの上面よりも上方に位置するように形成されている。
最上階スラブSは、複数の鋼板コンクリート壁Wにおける外側鋼板1Aの延出部1aで囲まれた各スラブ構築領域に、H形鋼材からなる複数の鉄骨梁5が配置され、最上階スラブSの底部を形成する複数のスラブ鋼板6が敷設され、各鉄骨梁5の上方にスラブ鉄筋7が配筋され、スラブ構築領域のスラブ鋼板6上にスラブコンクリート8が打設されることで鋼板コンクリートスラブとして構築されている。各外側鋼板1Aにおける延出部1aの内面には、延出部1aとスラブコンクリート8とを構造的に一体化させるための多数のスタッド9が水平姿勢で溶接されている。
各鉄骨梁5は、スラブ構築領域にて水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、各鉄骨梁5の端部が各鋼板コンクリート壁Wの上端面に載置されている。各鉄骨梁5の端部は、鋼板コンクリート壁Wにおける壁コンクリート2の上端部に打ち込まれたスリーブ10と、スリーブ10にねじ込まれる埋め殺し式の仮止めボルト11とから、鋼板コンクリート壁Wの上端面に載置された状態で仮止めされている。各鉄骨梁5のウェブ5Aには、各鉄骨梁5とスラブコンクリート8とを構造的に一体化させるための多数のスタッド12が水平姿勢で溶接されている。
尚、各鉄骨梁5には、H形鋼材以外の例えばI形鋼材や背合わせの一対の溝形鋼などを使用することができる。
各スラブ鋼板6は、スラブ構築領域にて隣り合う鉄骨梁5の下側フランジ5Bに掛け渡されている。各スラブ鋼板6の上面には、スラブ鋼板6とスラブコンクリート8とを構造的に一体化させるための多数のスタッド13が起立姿勢で溶接されている。
各スラブ鉄筋7は、各鉄骨梁5の上側フランジ5Cよりも上方の位置で、鉄骨梁5に対して交差する縦方向と平行な横方向との縦横に並ぶ格子状に配筋されている。各スラブ鉄筋7の端部は、外側鋼板1Aにおける延出部1aの内面に沿って垂下する垂下部7aとなるように屈曲された状態で配筋されている。
最上階スラブSを構築する施工手順としては、先ず、構造物の最上階に各鋼板コンクリート壁Wを設置して、それらの外側鋼板1Aの延出部1aで囲まれた最上階用のスラブ構築領域を形成するスラブ構築領域形成工程を行う。次に、スラブ構築領域において複数の鉄骨梁5が水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、各鉄骨梁5の端部を鋼板コンクリート壁Wの上端面に載置し、各鉄骨梁5の端部を鋼板コンクリート壁Wの上端面に仮止めボルト11などで仮止めするとともに、各スラブ鋼板6を隣り合う鉄骨梁5の下側フランジ5Bに掛け渡すスラブ鋼材載置工程を行う。又、このスラブ鋼材載置工程後に、スラブ構築領域において、スラブ鉄筋7を、鉄骨梁5の上側フランジ5Cや外側鋼板1Aにおける延出部1aの内面などから所定間隔を置いた状態で鉄骨梁5の上方に配筋するスラブ鉄筋配筋工程を行う。そして、このスラブ鉄筋配筋工程後に、各外側鋼板1Aの延出部1aをスラブ型枠として利用しながら、スラブ構築領域のスラブ鋼板6上にスラブコンクリート8を打設するスラブコンクリート打設工程を行う。
つまり、本実施形態で例示する最上階スラブSの施工方法によると、屋上階やルーフバルコニーなどの最上階スラブSを施工する場合には、各鉄骨梁5の端部を鋼板コンクリート壁Wにて安定性良く支持させることができ、これにより、各鉄骨梁5を支保工として使用しながら、下端筋の代わりにスラブ鋼板6を使用した鋼板コンクリートスラブ(SCスラブ)を最上階スラブSとして容易に構築することができる。
そして、最上階スラブSの構築後は、各鉄骨梁5を、最上階スラブSに内蔵された内蔵梁として、最上階スラブSの補強に寄与させることができ、これにより、スラブ鋼板6の薄厚化やスラブ鉄筋7の小径化による施工性の向上などを図りながら、最上階スラブSとしての強度を確保することができる。
ところで、例えば最上階スラブSの端部を鋼板コンクリート壁Wの内壁面につき合わせた状態で最上階スラブSと鋼板コンクリート壁Wとを応力伝達可能に接合する場合には、スラブ鉄筋7の端部を鋼板コンクリート壁W内の壁コンクリート2に定着させるために、鋼板コンクリート壁Wの内壁面を形成する内側鋼板1Bに、スラブ鉄筋7を貫通させるための複数の貫通孔を形成する手間などを要することになる。
これに対し、本実施形態で例示する最上階スラブSの施工方法では、各鉄骨梁5の端部が鋼板コンクリート壁Wの上端面に載置されることで、各鉄骨梁5の端部とともに、鉄骨梁5の上方に配筋されるスラブ鉄筋7の端部が鋼板コンクリート壁Wにおける壁コンクリート2の真上に位置することになり、この状態でスラブコンクリート8が打設されて壁コンクリート2と一体化されると、各鉄骨梁5の端部とスラブ鉄筋7の端部とが鋼板コンクリート壁W内の壁コンクリート2に定着された状態が得られるようになる。これにより、内側鋼板1Bに複数の貫通孔を形成する手間などを要することなく、最上階スラブSと鋼板コンクリート壁Wとを応力伝達可能に接合することができる。
しかも、各外側鋼板1Aの延出部1aが鉄骨梁5の端部やスラブ鋼板6の端部よりも外側に位置して鉄骨梁5やスラブ鋼板6を囲むようになることから、各外側鋼板1Aの延出部1aを、スラブ鋼板6上に最上階のスラブコンクリート8を打設する場合のスラブ型枠として利用することができる。
そして、各スラブ鉄筋7の端部が垂下部7aとなることにより、最上階のスラブコンクリート8が打設されて壁コンクリート2と一体化された状態では、スラブ鉄筋7の端部が、より長い定着長さを有する状態で鋼板コンクリート壁W内の壁コンクリート2に合理的に定着された状態になる。つまり、各スラブ鉄筋7の垂下部7aを、各スラブ鉄筋7の端部をより好適に壁コンクリート2に定着させるための定着部とすることができ、よって、最上階スラブSと鋼板コンクリート壁Wとをより好適に応力伝達可能に接合することができる。
尚、各スラブ鉄筋7の端部をより好適に壁コンクリート2に定着させるための定着部としては、各スラブ鉄筋7の垂下部7aに代えて、スラブ鉄筋7の端部を拡径させた拡径部を備えるようにしてもよい。
又、各外側鋼板1Aの延出部1aを利用することで、最上階スラブSの外周部にパラペット14を容易に構築することができる。
その結果、パラペット14を備える最上階スラブSの施工性の向上を図りながら、最上階スラブSを好適に鋼板コンクリート壁Wに応力伝達可能に接合することができる上に、最上階スラブSの補強などを合理的に行うことができて、最上階スラブSの大スパン化を容易に図ることができる。
〔別実施形態〕
本発明の別実施形態について説明する。
尚、以下に説明する各別実施形態の構成は、それぞれ単独で適用することに限らず、上記の実施形態や他の別実施形態の構成と組み合わせて適用することも可能である。
(1)上記の実施形態においては、鋼板コンクリート壁Wとして、一対の鋼板1のうちの外側鋼板1Aが内側鋼板1Bよりも上方に延出する延出部1aを有するように構成されたものを例示したが、これに限らず、外側鋼板1Aが延出部1aを有していないように構成されたものであってもよい。
1 鋼板
1A 外側鋼板
1a 延出部
1B 内側鋼板
2 壁コンクリート
5 鉄骨梁
5B 下側フランジ
5C 上側フランジ
6 スラブ鋼板
7 スラブ鉄筋
8 スラブコンクリート
S 最上階スラブ
W 鋼板コンクリート壁

Claims (3)

  1. 対向する一対の鋼板間に壁コンクリートを打設して構築される鋼板コンクリート壁に最上階スラブの端部が接合される最上階スラブの施工方法であって、
    形鋼材からなる複数の鉄骨梁が水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、前記鉄骨梁の端部を前記鋼板コンクリート壁の上端面に載置するとともに、前記最上階スラブの底部を形成するスラブ鋼板を、隣り合う前記鉄骨梁の下側フランジに掛け渡した後、前記鉄骨梁の上方にスラブ鉄筋を配筋し、前記スラブ鋼板上にスラブコンクリートを打設して前記最上階スラブを構築する最上階スラブの施工方法。
  2. 前記一対の鋼板のうち、前記鋼板コンクリート壁の外壁面を形成する外側鋼板が、前記鋼板コンクリート壁の内壁面を形成する内側鋼板よりも上方に延出する延出部を有し、前記延出部の上端が前記最上階スラブの上面よりも上方に位置するように形成されている請求項1に記載の最上階スラブの施工方法。
  3. 前記最上階スラブを構築する施工手順として、
    前記鋼板コンクリート壁を設置して前記延出部で囲まれた最上階用のスラブ構築領域を形成するスラブ構築領域形成工程と、
    前記スラブ構築領域にて複数の前記鉄骨梁が水平方向に所定間隔を置いて並ぶように、前記鉄骨梁の端部を前記鋼板コンクリート壁の上端面に載置するとともに、前記スラブ鋼板を隣り合う前記鉄骨梁の下側フランジに掛け渡すスラブ鋼材載置工程と、
    前記スラブ構築領域にて、前記スラブ鉄筋を、前記鉄骨梁の上方に前記鉄骨梁の上側フランジに沿って配筋するスラブ鉄筋配筋工程と、
    前記スラブ構築領域の前記スラブ鋼板上に前記スラブコンクリートを打設するスラブコンクリート打設工程とを、その順で行う請求項2に記載の最上階スラブの施工方法。
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