JP2022181753A - リコイルスタータ - Google Patents

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絵莉香 林
Erika Hayashi
義則 堀越
Yoshinori Horikoshi
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Abstract

【課題】ラチェット部材を収納するためのバネ力を大きくしなくても、ラチェット部材の意図しない飛出しを防止することができるリコイルスタータを提供する。【解決手段】スタータケース11と、前記スタータケース11に回転可能に取り付けられたリール12と、前記リール12に対して揺動可能に取り付けられたラチェット部材22と、前記リール12に取り付けられた磁石28と、を備え、前記ラチェット部材22は、前記リール12が回転したときに揺動してエンジン側の部材に係合するように構成されており、前記磁石28は、前記リール12が回転していないときに前記ラチェット部材22を吸着して揺動を抑制するように構成されている。【選択図】図2

Description

この発明は、リコイルスタータに関し、特に、高振動の機械に適したリコイルスタータに関する。
従来、リールに巻回されたロープを牽引することによりリールを回転させ、このリールの回転を駆動プーリ等に伝達し、該駆動プーリに結合されたエンジンのクランク軸を回転してエンジンを始動させるようにしたリコイルスタータが実用に供されている。
この種のリコイルスタータは、ロープが牽引されてリールがエンジン始動方向に回転したときにリールの回転力を駆動プーリに伝達するためのラチェット機構を備えている。この種のラチェット機構はエンジン側の駆動プーリと係脱可能に構成されており、ロープが牽引されたときにリールの回転力をエンジン側に伝達する一方、エンジンが始動した後にはエンジンの回転力をリール側へと伝達しないように構成されている。
例えば特許文献1に記載された発明は、回転始動時に外周方向に飛び出すラチェット部材によってラチェット機構を構成している。このラチェット部材は、バネで付勢されることで通常時においては内周側に収納されているが、リールが回転を開始したときにはラチェットガイドに係合して外周方向に飛び出すようになっている。このようにラチェット部材が飛び出すことで、ラチェット部材が駆動プーリと係合し、リールの回転力を駆動プーリに伝達することができる。
なお、上記したラチェットガイドには、ラチェット部材を押し出すために一定の摩擦抵抗が付与されている。この摩擦抵抗の大きさは、ラチェット部材を開くことができる程度(ラチェット部材のリターンスプリングのバネ力に打ち勝つ程度)に設定されている。ただし、この摩擦抵抗を大きく設定しすぎると、操作性が低下するおそれがある。すなわち、ラチェット部材が開いた後にリールと一体的にラチェットガイドが回転する際の抵抗が大きくなるため、ロープの牽引操作に大きな力が必要となるといった問題が生じうる。よって、ラチェットガイドの摩擦抵抗は、ラチェット部材をガイドする性能や操作性に与える影響を考慮して、適切な範囲で設定する必要がある。
特開2016-98677号公報
ところで、こうしたリコイルスタータを高振動の機械(例えばランマーなど)に組み込んで使用する場合、振動によって意図せずラチェット部材が飛び出すおそれがあった。すなわち、機械の作動中(エンジンが始動している状態)は、ラチェット部材はバネで付勢されて収納されているべきであるが、バネ力を超える振動が加わると意図せずラチェット部材が飛び出すおそれがあった。このように意図せずラチェット部材が飛び出すと、部品の摩耗・破損・脱落等の原因となる。
なお、このようなラチェット部材の飛び出しは、ラチェット部材を収納するためのバネ力を大きくすることで防止可能である。しかしながら、バネ力を大きくするとリールやラチェットガイドのトルク関係にも影響が生じ、新たな問題が生じるおそれがある。例えば、バネ力に対してラチェットガイドの摩擦抵抗が不足してしまい、ラチェット部材を飛び出させることができないという問題が生じ得る。また、このような問題を解決しようとしてラチェットガイドの摩擦抵抗を大きくすれば、ロープ牽引に大きな力が必要となり操作性が低下するという問題が生じ得る。
そこで、本発明は、ラチェット部材を収納するためのバネ力を大きくしなくても、ラチェット部材の意図しない飛出しを防止することができるリコイルスタータを提供することを課題とする。
上記した課題を解決するため、本発明は、スタータケースと、前記スタータケースに回転可能に取り付けられたリールと、前記リールに対して揺動可能に取り付けられたラチェット部材と、前記リールにに取り付けられた磁石と、を備え、前記ラチェット部材は、前記リールが回転したときに揺動してエンジン側の部材に係合するように構成されており、前記磁石は、前記リールが回転していないときに前記ラチェット部材を吸着して揺動を抑制するように構成されている。
本発明は上記の通りであり、リールが回転していないときに磁石がラチェット部材を吸着して揺動を抑制するように構成されている。このような構成によれば、磁石の吸着力によってラチェット部材の保持力を高めることができるので、ラチェット部材を収納するためのバネ力を大きくしなくても、意図しないラチェット部材の飛出しを防止することができる。また、ラチェット部材の収納時の保持力のみを高めることができるため、リールと一体的にラチェットガイドが回転する際のトルクにほとんど影響を与えることがない。言い換えれば、作業者がロープを牽引する際の力にはほとんど影響がないため、操作性を低下させずにラチェット部材の意図しない飛出しを防止することができる。
なお、ラチェット部材は、磁石に吸着可能な金属製としてもよい。このように構成すれば、ラチェット部材に特別な加工をしなくても、磁石の磁力を働かせることができる。また、ラチェット部材を金属製とすることで強度が向上するので、この点でも振動に強いリコイルスタータを製作できる。
また、ラチェット部材は、磁石の表面に対して平行に配置される先端部を有し、先端部は、強磁性体で形成されていてもよい。このように構成すれば、先端部の広い範囲に磁力を働かせることができ、ラチェット部材の収納時の保持力を高めることができる。
また、リールの中央に円柱状に突出する円柱部を形成し、円柱部の周面にラチェット部材の先端部を収容するラチェット収容凹部を形成するとともに、円柱部の内部にラチェット収容凹部に隣接して磁石を収容する磁石収容部を形成してもよい。このように構成することで、リコイルスタータをコンパクトに保ちつつも、ラチェット部材の先端部に確実に磁力を働かせることができる。
リコイルスタータの正面図である。 リコイルスタータの側面断面図である。 ラチェット部材の(a)側面図、(c)底面図である。 磁石の(a)正面図、(b)側面図である。 リールの背面図である。 リールのA-A線断面図である。 ラチェット部材が開いた状態のリコイルスタータの正面図である。 開いた状態のラチェット部材とリールとの関係を示す正面図である。
本発明の実施形態について、図を参照しながら説明する。
リコイルスタータ10は、エンジンに始動回転力を与えるためのものであり、エンジンの側面部を覆うように取り付けられる。このリコイルスタータ10は、図1および図2に示すように、リコイルスタータ10の主要構成を収容するスタータケース11を備える。このスタータケース11の内側面の中央部には、エンジンのクランク軸と対向するようにリール支軸11aが突出形成されている。このリール支軸11aには、ロープ20を巻回したリール12が回転可能に取り付けられる。
ロープ20は、図2に示すように、リール12の外周に形成されたロープ溝14に巻回されており、一端がリール12に固定されるとともに、他端がスタータケース11に形成された開口からスタータケース11の外方に引き出されている。この引き出されたロープ20が牽引操作されると、リール12がリール支軸11aを回転軸として回転する。
リール12とリール支軸11aとの間には、図2に示すように、引き出されたロープ20をリール12に巻き戻すためのリコイルスプリング21が配置されている。リコイルスプリング21は、一端側がリール12に固定されるとともに、他端がリール支軸11aに固定されている。このリコイルスプリング21は、ロープ20が引き出し操作されてリール12が回転する際に回転力を蓄力し、ロープ20が離されたときに蓄力した回転力でリール12を逆方向に回転させる。このようにリール12を逆方向に回転させることで、スタータケース11の外側へ引き出されたロープ20をリール12に巻き戻すようになっている。
上記したリール12のスタータケース11とは反対側の面には、図2に示すように、エンジン方向に突出する円柱部13が形成されている。そして、特に図示しないが、この円柱部13を覆うように円筒状の駆動プーリが配置される。駆動プーリは、エンジンのクランク軸に取り付けられており、リール12の回転力をエンジン側へと伝達するためのものである。この駆動プーリの内周壁には、後述するラチェット部材22と係合可能な被係合部が形成されている。
このリール12の円柱部13には、リール支軸11aが貫通する軸穴13e、ラチェット部材22を取り付けるためのラチェット取付部13a、ラチェット部材22の先端部22cを収容するためのラチェット収容凹部13b、磁石28を取り付けるための磁石収容部13cが形成されている。
軸穴13eは、円柱部13の中心に貫通形成されている。この軸穴13eをリール支軸11aが貫通することで、リール12はスタータケース11に回転可能に取り付けられている。
ラチェット取付部13aは、軸穴13eと平行な円形の孔であり、軸穴13eからずれた位置(円柱部13の中心から偏心した位置)に形成されている。本実施形態に係るリール12には、周方向に見て180度の等間隔位置で2箇所にラチェット取付部13aが形成されている。この2つのラチェット取付部13aには、それぞれラチェット部材22が回動可能に取り付けられている。
ラチェット収容凹部13bは、図8に示すように、円柱部13の周面を切欠くように凹設された部位である。リール12が回転していない自然状態においては、図1に示すように、このラチェット収容凹部13bにラチェット部材22の先端部22cが収容される。この状態では、円柱部13によって規定される円柱面からラチェット部材22が突出しないようになっている。
磁石収容部13cは、図4に示すような直方体の磁石28を収容するための凹部である。この磁石収容部13cは、磁石28をガタつきなく保持できる寸法で形成されている。また、この磁石収容部13cは、図6に示すように、磁石28の脱落を防止するための逆止爪13dを備えている。この逆止爪13dにより、磁石28を磁石収容部13cに押し込むだけで、磁石28をリール12に容易に取り付けることができる反面、磁石28が磁石収容部13cから容易に脱落しないように形成されている。
磁石収容部13cに固定される磁石28は、リール12が回転していないときにラチェット部材22を吸着して揺動を抑制するためのものである。すなわち、後述するようにラチェット部材22は金属製であるため、ラチェット部材22の先端部22cを磁石28で吸着することで、ラチェット部材22の先端部22cが容易に開かないように構成されている。
上記したリール12には、図3に示すようなラチェット部材22が揺動可能に取り付けられている。このラチェット部材22は、リール12が回転したときに揺動してエンジン側の駆動プーリに係合するように構成されている。本実施形態に係るラチェット部材22は、屈折した金属製の線状部材である。このラチェット部材22は、全体が磁石28に吸着可能な金属で形成されており、言い換えると、先端部22cを含めて強磁性体で形成されている。
このラチェット部材22は、図3に示すように、略コ字状に形成されており、ラチェット取付部13aに挿入される回動軸部22aと、回動軸部22aに対して略直角に連続するアーム部22bと、アーム部22bから略直角に連続する先端部22cと、からなる。なお、回動軸部22aと先端部22cとは平行に形成されているが、回動軸部22aよりも先端部22cの方がやや短く形成されている。回動軸部22aは、円形断面で形成され、ラチェット取付部13aに回動可能に挿入されている。
このラチェット部材22は、回動軸部22aを中心として所定の範囲で回動可能となっている。詳しくは、図1に示す収容位置から、図7に示す係合位置までの間で回動可能となっている。また、アーム部22bにはリターンスプリング23が取り付けられており、これにより、ラチェット部材22は常に内周方向付勢されており、リール12が回転していない状態ではラチェット部材22が収容位置で待機するようになっている。
このようにラチェット部材22が収容位置で待機している状態では、図1に示すように、ラチェット部材22の先端部22cが、円柱部13のラチェット収容凹部13bに収容されており、外周方向に飛び出していない。この状態では、駆動プーリにラチェット部材22が係合せず、エンジン側とのトルク伝達が行われない。
一方、ロープ20が牽引操作されてリール12が回転すると、図7に示すように、ラチェット部材22の先端部22cが外周方向へと揺動し、ラチェット収容凹部13bから飛び出す。このようにラチェット部材22の先端部22cが開くことで、駆動プーリの内周面にラチェット部材22が係合し、エンジン側へリール12のトルクを伝達できる状態となる。
このようなラチェット部材22の開き動作は、リール支軸11aに取り付けれたラチェットガイド24によって誘導される。ラチェットガイド24は、図2に示すように、リール支軸11aの先端側にセットスクリュ25によって取り付けられた円盤状の部材である。このラチェットガイド24は、リール支軸11aに回転可能に取り付けられているが、容易には回転しないように所定の摩擦力(リターンスプリング23の付勢力に打ち勝てる程度の摩擦力)が付与されている。具体的には、ラチェットガイド24とリール支軸11aとの間に、フリクションスプリング26およびワッシャ27が配置されている。フリクションスプリング26は、ラチェットガイド24をセットスクリュ25に押し付けることで、ラチェットガイド24とセットスクリュ25との間に所定の摩擦力を発生させている。
このラチェットガイド24は、ラチェット部材22に臨む面に、ラチェット部材22と係合可能な係合部24aを備えている。この係合部24aは、ラチェット部材22がリール12の回転に伴って回転したときに、ラチェット部材22と係合して、ラチェット部材22を回動させるためのものである。
ところで、上記した磁石収容部13cは、円柱部13の内部において、ラチェット収容凹部13bに隣接して形成されている。このため、ラチェット収容凹部13bにラチェット部材22の先端部22cが収容された状態において、磁石28がラチェット部材22の先端部22cに近接する(少なくとも、磁石28からラチェット部材22の先端部22cまでの距離は、磁石28からラチェット部材22の回動軸部22aまでの距離よりも短くなる)ように設定されている。このような配置により、磁石28がラチェット部材22の先端部22cに確実に作用し、ラチェット部材22が飛び出さないように保持している。
また、磁石収容部13cに保持された磁石28は、ラチェット収容凹部13bに収容されたラチェット部材22の先端部22cと平行に配置されている。このため、磁石28の表面全体をラチェット部材22の先端部22cに近接させることができ、ラチェット部材22の先端部22cの広い範囲に磁力を働かせることができる。すなわち、ラチェット部材22の収納時の保持力を高めることができる構造となっている。
このリコイルスタータ10は、以下のように作動する。
まず、エンジンの始動操作前は、図1に示すように、ラチェット部材22はリターンスプリング23の作用で収容位置に付勢されている。また、ラチェット部材22の先端部22cは、磁石28に吸着されて保持されている。この状態ではラチェット部材22は駆動プーリに係合していない。
この状態からロープ20が牽引されてリール12が回転すると、リール12に取り付けられたラチェット部材22がリール支軸11aの周囲を移動する。このとき、ラチェットガイド24は所定の回転抵抗でリール支軸11aに取り付けられているため回転せず、ラチェット部材22がラチェットガイド24の係合部24aに接触して外周方向に押し出される。これによりラチェット部材22が回動し、図7および図8に示すように、ラチェット部材22の先端部22cが円柱部13から飛び出した状態となる。このようにラチェット部材22が開くことで、ラチェット部材22が駆動プーリに係合し、リール12のトルクが駆動プーリ(エンジンのクランク軸)に伝達可能となる。
図7および図8に示す位置まで開いたラチェット部材22は、開ききった状態でロックされ、それ以上は開くことはできない。このため、更にリール12が回転すると、ラチェット部材22に係合しているラチェットガイド24は、フリクションスプリング26による回転抵抗に抗してリール12と一体にエンジン始動方向に回転することになる。この回転は作業者がロープ20の牽引を止めるまで継続し、駆動プーリに回転力が伝達される。
その後、作業者がロープ20から手を離すと、リコイルスプリング21に蓄力された回転力でリール12が逆方向に回転され、ロープ20をリール12に巻き戻す。このとき、ラチェットガイド24はリターンスプリング23の作用によって収容位置へと戻る。収容位置へと戻ったラチェットガイド24は、磁石28に吸着されて保持される。よって、エンジン始動後(機械の作動中)は、ラチェットガイド24がリターンスプリング23と磁石28の作用によって収納位置に保持されることになる。
以上説明したように、本実施形態によれば、リール12が回転していないときに磁石28がラチェット部材22を吸着して揺動を抑制するように構成されている。このような構成によれば、磁石28の吸着力によってラチェット部材22の保持力を高めることができるので、リターンスプリング23のバネ力を大きくしなくても、意図しないラチェット部材22の飛出しを防止することができる。例えば、ランマーなどの高振動の機械にリコイルスタータ10を組み込んだ場合でも、機械使用中のラチェット部材22の飛び出しを防止でき、部品の摩耗・破損・脱落等のトラブルを避けることができる。
また、ラチェット部材22が収納されているときの保持力のみを高めることができるため、リール12の回転中のトルクにほとんど影響を与えることがない。言い換えると、ロープ20の牽引動作にはほとんど影響を与えずに、機械の作動中(エンジン作動後)のラチェット部材22の飛び出しを防止することができる。
また、ラチェット部材22は、磁石28に吸着可能な金属製である。このため、ラチェット部材22に特別な加工をしなくても、ラチェット部材22に磁石28の磁力を働かせることができる。また、ラチェット部材22を金属製とすることで強度が向上するので、振動に強いリコイルスタータ10を製作できる。
また、ラチェット部材22は、磁石28の表面に対して平行に配置される先端部22cを有し、先端部22cは、強磁性体で形成されている。このため、先端部22cの広い範囲に磁力を働かせることができ、ラチェット部材22の収納時の保持力を高めることができる。
また、リール12の中央に円柱状に突出する円柱部13を形成し、円柱部13の周面にラチェット部材22の先端部22cを収容するラチェット収容凹部13bを形成するとともに、円柱部13の内部にラチェット収容凹部13bに隣接して磁石28を収容する磁石収容部13cを形成している。このため、リコイルスタータ10をコンパクトに保ちつつも、ラチェット部材22の先端部22cに確実に磁力を働かせることができる。
10 リコイルスタータ
11 スタータケース
11a リール支軸
12 リール
13 円柱部
13a ラチェット取付部
13b ラチェット収容凹部
13c 磁石収容部
13d 逆止爪
13e 軸穴
14 ロープ溝
20 ロープ
21 リコイルスプリング
22 ラチェット部材
22a 回動軸部
22b アーム部
22c 先端部
23 リターンスプリング
24 ラチェットガイド
24a 係合部
25 セットスクリュ
26 フリクションスプリング
27 ワッシャ
28 磁石

Claims (4)

  1. スタータケースと、
    前記スタータケースに回転可能に取り付けられたリールと、
    前記リールに対して揺動可能に取り付けられたラチェット部材と、
    前記リールに取り付けられた磁石と、
    を備え、
    前記ラチェット部材は、前記リールが回転したときに揺動してエンジン側の部材に係合するように構成されており、
    前記磁石は、前記リールが回転していないときに前記ラチェット部材を吸着して揺動を抑制するように構成されている、
    リコイルスタータ。
  2. 前記ラチェット部材は、前記磁石に吸着可能な金属製である、
    請求項1に記載のリコイルスタータ。
  3. 前記ラチェット部材は、前記磁石の表面に対して平行に配置される先端部を有し、
    前記先端部は、強磁性体で形成されている、
    請求項2に記載のリコイルスタータ。
  4. 前記リールの中央に円柱状に突出する円柱部を形成し、
    前記円柱部の周面に前記ラチェット部材の先端部を収容するラチェット収容凹部を形成するとともに、前記円柱部の内部に前記ラチェット収容凹部に隣接して前記磁石を収容する磁石収容部を形成した、
    請求項1~3のいずれか1項に記載のリコイルスタータ。
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