JP2022171232A - 詰め替え容器及び詰め替え容器セット - Google Patents

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Abstract

【課題】詰め替え時に内容物が零れにくい詰め替え容器及び詰め替え容器セットを提供する。【解決手段】内容物3を収容する容器本体5と、容器本体5に取り付けられる外キャップ6と、外キャップ6に螺合部19を介して螺合部19の中心軸線Oに沿う軸方向に相対移動可能に連結する内キャップ7と、を有し、外キャップ6が、軸方向一方側に突出するとともに内容物3を通過させる突出部11を有し、内キャップ7が、内キャップ7に対する外キャップ6の軸方向一方側への相対移動により突出部11によって押し開かれる開封部18と、中心軸線Oを中心とするとともにねじの巻き方向が螺合部19と同じであり、本容器本体23の口部23aに螺合可能なねじ部15aと、を有することを特徴とする詰め替え容器1。詰め替え容器1と本容器2とを有し、本容器2が、口部23aを備える本容器本体23を有することを特徴とする詰め替え容器セット4。【選択図】図6B

Description

本発明は詰め替え容器及び詰め替え容器セットに関する。
本容器に内容物を詰め替えるための詰め替え容器として、例えば特許文献1に記載されるように、本容器本体の口部に真っ直ぐ挿入されることで前記口部に押し開かれて、それにより、詰め替え容器の容器本体内から内容物を本容器本体内に吐出する開封部を有する詰め替え容器が知られている。
特開2012-210955号公報
詰め替え時に詰め替え容器が本容器本体の口部から外れると、内容物が零れてしまう虞がある。したがって、詰め替え容器は詰め替え時に本容器本体の口部から外れにくいことが望ましく、この点で、特許文献1に記載されるような従来の詰め替え容器には改善の余地があった。
本発明は、このような問題点を解決することを課題とするものであり、その目的は、詰め替え時に内容物が零れにくい詰め替え容器及び詰め替え容器セットを提供することにある。
本発明の詰め替え容器は、内容物を収容する容器本体と、前記容器本体に取り付けられる外キャップと、前記外キャップに螺合部を介して前記螺合部の中心軸線に沿う軸方向に相対移動可能に連結する内キャップと、を有し、前記外キャップが、軸方向一方側に突出するとともに前記内容物を通過させる突出部を有し、前記内キャップが、前記内キャップに対する前記外キャップの前記軸方向一方側への相対移動により前記突出部によって押し開かれる開封部と、前記中心軸線を中心とするとともにねじの巻き方向が前記螺合部と同じであり、本容器本体の口部に螺合可能なねじ部と、を有することを特徴とする詰め替え容器である。
また、本発明の詰め替え容器は、上記構成において、前記突出部が、前記容器本体内から流出する前記内容物の流路を形成する流出筒と、前記容器本体内に流入する空気の流路を形成する流入筒と、を有する詰め替え容器であるのが好ましい。
また、本発明の詰め替え容器は、上記構成において、前記内キャップが、前記軸方向一方側に突出する筒壁を有し、前記筒壁の内周面と前記突出部の外周面とがシール部を介して前記軸方向に互いに摺動可能である詰め替え容器であるのが好ましい。
本発明の詰め替え容器セットは、本発明の詰め替え容器と、本容器と、を有し、前記本容器が、前記口部を備える前記本容器本体を有することを特徴とする詰め替え容器セットである。
また、本発明の詰め替え容器セットは、上記構成において、前記内キャップと前記口部とが係合部を介して前記中心軸線に関する周方向に弾性変形によって互いに乗り越え可能であり、前記外キャップを前記内キャップに対して前記螺合部を介して前記軸方向一方側に相対移動させるために必要なトルクが、前記内キャップを前記口部に対して前記係合部を介して、前記ねじ部が前記口部に対して螺合する方向である周方向一方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも大きい詰め替え容器セットであるのが好ましい。
また、本発明の詰め替え容器セットは、上記構成において、前記外キャップを前記内キャップに対して前記螺合部を介して軸方向他方側に相対移動させるために必要なトルクが、前記内キャップを前記口部に対して前記係合部を介して周方向他方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも小さい詰め替え容器セットであるのが好ましい。
本発明によれば、詰め替え時に内容物が零れにくい詰め替え容器及び詰め替え容器セットを提供することができる。
本発明の一実施形態である詰め替え容器を示す縦断面図である。 図1に示す外キャップの上面図である。 図1に示す外キャップの底面図である。 図1に示す内キャップの一部断面側面図である。 図3Aに示す内キャップを90°異なる角度から示す側面図である。 図3Aに示す内キャップの底面図である。 図1に示す詰め替え容器に対応する本容器を示す縦断面図である。 図4のA-A断面図である。 内容物の詰め替えのために図1に示す詰め替え容器を図4に示す本容器に取り付けた時の状態を示す縦断面図である。 図6Aに示す状態から開封部を開封させた時の状態を示す縦断面図である。 図6Bに示す状態から詰め替え容器の取り外し操作をしている時の状態を示す縦断面図である。 図6Cに示す状態から詰め替え容器の取り外し操作を終えた時の状態を示す縦断面図である。 図3Aに示す内キャップの変形例を示す一部断面側面図である。 図7Aに示す内キャップの開封時の状態を示す一部断面側面図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施形態を例示説明する。
図1に示す本発明の一実施形態である詰め替え容器1は、図4に示す本容器2に内容物3(図6B等参照)を詰め替えるために使用することができる。本実施形態では、詰め替え容器1と本容器2で詰め替え容器セット4(図6A参照)が構成されている。
なお、本実施形態において、詰め替え容器1についての上下方向は螺合部19の中心軸線Oに沿う方向、つまり軸方向を意味し、下方は容器本体5から外キャップ6に向かう方向(図1に示す倒立姿勢での下方)、つまり軸方向一方側を意味し、上方はその反対方向、つまり軸方向他方側を意味し、本容器2についての上下方向は凹凸部23dの中心軸線Oに沿う方向を意味し、下方は中栓24から容器本体5に向かう方向(図4に示す正立姿勢での下方)を意味し、上方はその反対方向を意味している。また、本実施形態において、径方向は中心軸線Oに直交する直線に沿う方向を意味し、周方向とは中心軸線Oを周回する方向を意味し、縦断面とは中心軸線Oを含む断面を意味している。
図1に示すように、詰め替え容器1は、容器本体5、外キャップ6及び内キャップ7を有している。容器本体5、外キャップ6及び内キャップ7はそれぞれ、例えば合成樹脂製である。また、容器本体5、外キャップ6及び内キャップ7はそれぞれ、一体成形物である。なお、これらの部材はそれぞれ、一体成形物に限らない。
容器本体5は、中心軸線Oを中心とする口筒部5aと、口筒部5aに連なる胴部5bと、胴部5bに連なる底部5cと、を有するボトル状をなし、容器本体5内には内容物3(図1において不図示)が収容される。
内容物3は特に限定されないが、例えば、香水、乳液などの化粧品などであってよい。また、内容物3は本実施形態では液体であるが、これに限らない。
外キャップ6は、取り付け筒8、外筒9、仕切り壁10、突出部11及び内部筒12を有している。取り付け筒8と外筒9はいずれも中心軸線Oを中心とする筒状をなし、取り付け筒8の下端部が外筒9の上端部に連なっている。また、仕切り壁10は取り付け筒8の下端部から径方向内側に延びている。外キャップ6は、仕切り壁10が口筒部5aに接するとともに取り付け筒8が口筒部5aに係止することで口筒部5aに取り付けられている。取り付け筒8は、取り付け筒8の内周面に設けられた凹凸部8aと口筒部5aの外周面に設けられた凹凸部5dとを介して、口筒部5aに係止されている。
図1及び図2Bに示すように、仕切り壁10の底面視中央部には、軸方向一方側(下方)に突出する突出部11が設けられている。突出部11は、仕切り壁10に設けられた流出孔10aの外縁部から下方に延びる筒状をなす流出筒11aと、仕切り壁10に設けられた流入孔10bの外縁部から下方に延びる筒状をなす流入筒11bと、を有している。また、図1及び図2Aに示すように、内部筒12は、仕切り壁10に設けられた流入孔10bの外縁部から上方に延びる筒状をなしている。したがって、流出孔10aと流出筒11aは容器本体5内から流出する内容物3の流路(以下、内容物流路13ともいう)を形成し、流入筒11b、流出孔10a及び内部筒12は容器本体5内に流入する空気の流路(以下、空気流路14ともいう)を形成している。つまり、突出部11は、内容物流路13を通して内容物3を下方に通過させ、空気流路14を通して内容物3を上方に通過させることができる。
図2Bに示すように、流出筒11aと流入筒11bは底面視においてそれぞれ略半円形状をなすとともに互いに隣接しており、流出筒11aと流入筒11bを合わせた突出部11全体としては中心軸線Oを中心とする円形状をなしている。つまり、突出部11の外周面は中心軸線Oを中心とする円柱面状をなしている。
また、図1に示すように、流出筒11aの下端は流入筒11bの下端よりも下方に設けられている。つまり、内容物流路13の下端は空気流路14の下端よりも下方に設けられている。また、内容物流路13の上端は空気流路14の上端よりも下方に設けられている。
図1及び図3A~図3Cに示すように、内キャップ7は、内筒15、接続壁16、筒壁17及び開封部18を有している。内筒15は、中心軸線Oを中心とする筒状をなし、外筒9に螺合部19を介して上下方向(つまり、螺合部19の中心軸線Oに沿う軸方向)に相対移動可能に連結している。螺合部19は、外筒9の内周面に設けられた雌ねじ部19aと、内筒15の外周面に設けられた凸部19bと、で構成されている。なお、雌ねじ部19aは2条ねじで構成され、凸部19bは2つの突起で構成されているが、これに限らない。
筒壁17は、内筒15よりも径方向内側に設けられるとともに中心軸線Oを中心とする円筒状をなし、接続壁16を介して内筒15に連なっている。筒壁17の内周面には、中心軸線Oを中心とする円形シート状の開封部18の外周縁が連なっている。開封部18の外周縁には、開封部18を開封させるための破断予定線を形成する図示しない薄肉部が設けられている。
なお、開封部18の外周縁は筒壁17の内周面の下端部に連なっているが、これに限らない。例えば、図7Aに示す変形例のように、筒壁17の下端部が下方に延長された構成であってもよい。また、筒壁17の下端は本実施形態では水平面に沿った形状をしているが、これに限らず、図7Aに示す変形例のように、水平面に対して傾斜する傾斜面に沿った形状をしていてもよい。このような構成によれば、内容物3が乳液などの粘度が高い液体である場合でも、図7Bに示すように開封時の筒壁17の下端における液切れを良好にすることができる。
外キャップ6は、内キャップ7に対して周方向一方側に相対回転することにより、詰め替え容器1が、図1に示すように突出部11の下端が開封前に開封部18が存在する位置よりも上方にある状態(以下、第1状態ともいう)から、図6Bに示すように突出部11の下端が開封前に開封部18が存在する位置よりも下方にある状態(以下、第2状態ともいう)になるまで、内キャップ7に対して螺合部19を介して下方に相対移動することができる。また、外キャップ6は、内キャップ7に対して周方向他方側に相対回転することにより、詰め替え容器1が第2状態から第1状態になるまで、内キャップ7に対して螺合部19を介して上方に相対移動することができる。
開封部18は、詰め替え容器1が第1状態から第2状態になるまで外キャップ6が内キャップ7に対して下方に相対移動することにより、図6Bに示すように突出部11の下端部によって押し開かれる(つまり開封される)。
また、このように外キャップ6が内キャップ7に対して上下方向に相対移動する時において、筒壁17の内周面と突出部11の外周面とはシール部20を介して上下方向(つまり軸方向)に互いに摺動可能である。また、筒壁17の内周面と突出部11の外周面とは、シール部20を介して全周に亘って密接している。なお、シール部20は突出部11の外周面に設けられた凸部によって構成されているが、これに限らず例えば、筒壁17の内周面に設けられた凸部によって構成してもよい。
なお、第1状態から内筒15が外筒9から下方に抜け落ちることは抜け止め部21によって阻止される。図1に示すように、抜け止め部21は内筒15の外周面に設けられた凸部と外筒9の内周面に設けられた凸部とで構成されているが、これに限らない。
また、筒壁17の外周面には、本容器2の本容器本体23の口部23aの内周面に当接することで口部23aに対して筒壁17を芯合わせする案内凸部22が設けられている。なお、案内凸部22は周方向に並ぶ4つの縦リブ22a(図3C参照)で構成されているが、これに限らず例えば、2つ、3つ、又は5つ以上の縦リブ22aで構成してもよい。また、案内凸部22を設けない構成としてもよい。
内筒15の内周面における接続壁16よりも下方の部分には、雌ねじ状のねじ部15aが設けられている。ねじ部15aは、中心軸線Oを中心とするとともにねじの巻き方向が螺合部19と同じであり、図6Aに示すように、本容器本体23の口部23aに対して周方向一方側に相対回転することで口部23aに螺合することができる。また、ねじ部15aは、本容器本体23の口部23aに対して周方向他方側に相対回転することで口部23aから螺脱することができる。
図4に示すように、本容器2は、本容器本体23、中栓24及びオーバーキャップ25を有している。本容器本体23は、例えば合成樹脂製、ガラス製又は金属製などである。中栓24及びオーバーキャップ25はそれぞれ、例えば合成樹脂製である。また、容器本体5、外キャップ6及び内キャップ7はそれぞれ、一体成形物である。なお、これらの部材はそれぞれ、一体成形物に限らない。
本容器本体23は、中心軸線Oを中心とする筒状の口部23aと、口部23aに連なる胴部23bと、胴部23bに連なる底部23cと、を有するボトル状をなし、本容器本体23内には詰め替え容器1に収容される内容物3と同じ内容物3(図4において不図示)が収容される。
中栓24は、中心軸線Oを中心とする筒状の螺筒24aと、螺筒24aから径方向内側に延びる天壁24bと、を有している。螺筒24aの内周面には、雌ねじ状の凹凸部24cが設けられている。この凹凸部24cは、口部23aの外周面に設けられた雄ねじ状の凹凸部23dに係止可能である。口部23aの凹凸部23dは、内キャップ7のねじ部15aと螺合可能である。天壁24bは、内容物3を吐出する吐出口24dを有している。螺筒24aを口部23aに対して周方向一方側に相対回転することで螺筒24aを口部23aに係止することができ、螺筒24aを口部23aに対して周方向他方側に相対回転することで螺筒24aを口部23aから取り外すことができる。螺筒24aを口部23aに係止することで、中栓24を口部23aに取り外し可能に取り付けることができる。
オーバーキャップ25は、中心軸線Oを中心とする筒状の周壁25aと、周壁25aから径方向内側に延びる頂壁25bと、を有している。周壁25aは、周壁25aの内周面に設けられた雌ねじ状の凹凸部25cと、口部23aの外周面に設けられた雄ねじ状の凹凸部23eと、を介して口部23aに係止可能である。周壁25aを口部23aに係止することで、オーバーキャップ25を口部23aに取り外し可能に取り付けることができる。頂壁25bの下面には、オーバーキャップ25を口部23aに取り付けた時に吐出口24dの外周縁に全周に亘って接触するシール体25dが設けられている。
内キャップ7と口部23aは、係合部26(図6A参照)を介して周方向に弾性変形によって互いに乗り越え可能である。係合部26は、口部23aの外周面に設けられた径方向外側向き凸部26a(図5参照)と、内筒15の下端部に設けられた径方向内側向き凸部26bと、で構成されている。なお、径方向外側向き凸部26aと径方向内側向き凸部26bはそれぞれ2つの突起で構成されているが、これに限らない。
口部23aは、中心軸線Oを中心とする円筒状の上側部分23fと、上側部分23fよりも拡径した円筒状の下側部分23gと、上側部分23fと下側部分23gとを連ねる円環状の段差部分23hと、を有しており、上側部分23fに凹凸部23dが設けられ、下側部分23gに凹凸部23eが設けられている。また、係合部26を構成する径方向外側向き凸部26aは段差部分23hに設けられている。なお、係合部26の配置はこれに限らない。
また、外キャップ6を内キャップ7に対して螺合部19を介して下方(軸方向一方側)に相対移動させるために必要なトルクは、内キャップ7を口部23aに対して係合部26を介して周方向一方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも大きく設定されている。このトルクの大小関係は、係合部26の形状などを調節することで設定することができる。
したがって、図6A~図6Bに示すように、詰め替え時に、第1状態の詰め替え容器1を本容器本体23に取り付ける時に、口部23aに対して外キャップ6を周方向一方側に相対回転させると、まず係合部26での乗り越えが生じて内キャップ7が口部23aに保持され、次いで外キャップ6の内キャップ7に対する下方への相対移動が生じて詰め替え容器1が開封されて第2状態となり、詰め替え容器1から本容器本体23内への開封部18を通した内容物3の移動を開始することができる。このように、係合部26での乗り越え後に開封される構成とすることで、開封後に係合部26での乗り越えが生じる構成(つまり、上記トルクの大小関係が逆である構成)とする場合と比べ、内容物3をより零れにくくすることができる。なお、トルクの大小関係は上記に限定されず、上記の逆に設定してもよい。
また、外キャップ6を内キャップ7に対して螺合部19を介して上方(軸方向他方側)に相対移動させるために必要なトルクは、内キャップ7を口部23aに対して係合部26を介して周方向他方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも小さく設定されている。このトルクの大小関係は、係合部26の形状などを調節することで設定することができる。
したがって、図6C~図6Dに示すように、内容物3の移動が終わった後に、第2状態の詰め替え容器1を本容器本体23から取り外す時に、口部23aに対して外キャップ6を周方向他方側に相対回転させると、まず外キャップ6の内キャップ7に対する上方への相対移動が生じて突出部11が内キャップ7の内部に向けて引き込まれて第1状態となり、次いで係合部26での乗り越えが生じて内キャップ7を口部23aから取り外すことができる。このように、突出部11を内キャップ7の内部に向けて引き込んだ後に係合部26での乗り越えが生じる構成とすることで、突出部11を内キャップ7の内部に向けて引き込むことなく係合部26での乗り越えが生じる構成(つまり、上記トルクの大小関係が逆である構成)とする場合と比べ、内容物3をより零れにくくすることができる。なお、トルクの大小関係は上記に限定されず、上記の逆に設定してもよい。
本実施形態によれば、図6A~図6Bに示すように、詰め替え容器1を本容器本体23に対して周方向一方側に相対回転させるだけの操作により、詰め替え容器1を本容器本体23に取り付けるとともに開封して内容物3を詰め替えることができるので、詰め替え時に内容物3を零れにくくすることができる。その際、内容物3が内容物流路13を通って容器本体5内から流出するのに伴い、空気が空気流路14を通って容器本体5内に流入することができるので、内容物3を速やかに詰め替えることができる。
また、本実施形態によれば、図6C~図6Dに示すように、詰め替え後に、内容物3の詰め替え容器1を本容器本体23に対して周方向他方側に相対回転させるだけの操作により、詰め替え容器1を本容器本体23から取り外すことができる。
本発明は前述した実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
したがって、前述した実施形態の詰め替え容器1及び詰め替え容器セット4は、例えば以下に述べるような種々の変更が可能である。
前述した実施形態の詰め替え容器1は、内容物3を収容する容器本体5と、容器本体5に取り付けられる外キャップ6と、外キャップ6に螺合部19を介して螺合部19の中心軸線Oに沿う軸方向に相対移動可能に連結する内キャップ7と、を有し、外キャップ6が、軸方向一方側に突出するとともに内容物3を通過させる突出部11を有し、内キャップ7が、内キャップ7に対する外キャップ6の軸方向一方側への相対移動により突出部11によって押し開かれる開封部18と、中心軸線Oを中心とするとともにねじの巻き方向が螺合部19と同じであり、本容器本体23の口部23aに螺合可能なねじ部15aと、を有することを特徴とする詰め替え容器1である限り、種々変更可能である。
例えば、突出部11は流入筒11bと内部筒12を有していなくてもよい。また、内キャップ7は筒壁17を有していなくてもよい。また、容器本体5はボトル状に限らない。
なお、前述した実施形態の詰め替え容器1は、上記構成において、突出部11が、容器本体5内から流出する内容物3の流路を形成する流出筒11aと、容器本体5内に流入する空気の流路を形成する流入筒11bと、を有する詰め替え容器1であるのが好ましい。
また、前述した実施形態の詰め替え容器1は、上記構成において、内キャップ7が、軸方向一方側に突出する筒壁17を有し、筒壁17の内周面と突出部11の外周面とがシール部20を介して軸方向に互いに摺動可能である詰め替え容器1であるのが好ましい。
前述した実施形態の詰め替え容器セット4は、詰め替え容器1と本容器2とを有し、本容器2が、口部23aを備える本容器本体23を有することを特徴とする詰め替え容器セット4である限り、種々変更可能である。
例えば、詰め替え容器セット4は係合部26を有さなくてもよい。
なお、前述した実施形態の詰め替え容器セット4は、上記構成において、内キャップ7と口部23aとが係合部26を介して中心軸線Oに関する周方向に弾性変形によって互いに乗り越え可能であり、外キャップ6を内キャップ7に対して螺合部19を介して軸方向一方側に相対移動させるために必要なトルクが、内キャップ7を口部23aに対して係合部26を介して、ねじ部15aが口部23aに対して螺合する方向である周方向一方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも大きい詰め替え容器セット4であるのが好ましい。
また、前述した実施形態の詰め替え容器セット4は、上記構成において、外キャップ6を内キャップ7に対して螺合部19を介して軸方向他方側に相対移動させるために必要なトルクが、内キャップ7を口部23aに対して係合部26を介して周方向他方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも小さい詰め替え容器セット4であるのが好ましい。
1 詰め替え容器
2 本容器
3 内容物
4 詰め替え容器セット
5 容器本体
5a 口筒部
5b 胴部
5c 底部
5d 凹凸部
6 外キャップ
7 内キャップ
8 取り付け筒
8a 凹凸部
9 外筒
10 仕切り壁
10a 流出孔
10b 流入孔
11 突出部
11a 流出筒
11b 流入筒
12 内部筒
13 内容物流路
14 空気流路
15 内筒
15a ねじ部
16 接続壁
17 筒壁
18 開封部
19 螺合部
19a 雌ねじ部
19b 凸部
20 シール部
21 抜け止め部
22 案内凸部
22a 縦リブ
23 本容器本体
23a 口部
23b 胴部
23c 底部
23d 凹凸部
23e 凹凸部
23f 上側部分
23g 下側部分
23h 段差部分
24 中栓
24a 螺筒
24b 天壁
24c 凹凸部
24d 吐出口
25 オーバーキャップ
25a 周壁
25b 頂壁
25c 凹凸部
25d シール体
26 係合部
26a 径方向外側向き凸部
26b 径方向内側向き凸部
O 中心軸線

Claims (6)

  1. 内容物を収容する容器本体と、
    前記容器本体に取り付けられる外キャップと、
    前記外キャップに螺合部を介して前記螺合部の中心軸線に沿う軸方向に相対移動可能に連結する内キャップと、を有し、
    前記外キャップが、軸方向一方側に突出するとともに前記内容物を通過させる突出部を有し、
    前記内キャップが、前記内キャップに対する前記外キャップの前記軸方向一方側への相対移動により前記突出部によって押し開かれる開封部と、前記中心軸線を中心とするとともにねじの巻き方向が前記螺合部と同じであり、本容器本体の口部に螺合可能なねじ部と、を有することを特徴とする詰め替え容器。
  2. 前記突出部が、前記容器本体内から流出する前記内容物の流路を形成する流出筒と、前記容器本体内に流入する空気の流路を形成する流入筒と、を有する、請求項1に記載の詰め替え容器。
  3. 前記内キャップが、前記軸方向一方側に突出する筒壁を有し、
    前記筒壁の内周面と前記突出部の外周面とがシール部を介して前記軸方向に互いに摺動可能である、請求項1又は2に記載の詰め替え容器。
  4. 請求項1~3の何れか1項に記載の詰め替え容器と、本容器と、を有し、
    前記本容器が、前記口部を備える前記本容器本体を有することを特徴とする詰め替え容器セット。
  5. 前記内キャップと前記口部とが係合部を介して前記中心軸線に関する周方向に弾性変形によって互いに乗り越え可能であり、
    前記外キャップを前記内キャップに対して前記螺合部を介して前記軸方向一方側に相対移動させるために必要なトルクが、前記内キャップを前記口部に対して前記係合部を介して、前記ねじ部が前記口部に対して螺合する方向である周方向一方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも大きい、請求項4に記載の詰め替え容器セット。
  6. 前記外キャップを前記内キャップに対して前記螺合部を介して軸方向他方側に相対移動させるために必要なトルクが、前記内キャップを前記口部に対して前記係合部を介して周方向他方側に乗り越えさせるために必要なトルクよりも小さい、請求項5に記載の詰め替え容器セット。
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