JP2022170107A - 型枠緊結金具、型枠構造および型枠構造の構築方法 - Google Patents

型枠緊結金具、型枠構造および型枠構造の構築方法 Download PDF

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Yuji Sonobe
純一郎 阿部
Junichiro Abe
敦孝 植木
Atsutaka Ueki
暢亮 有江
Nobuaki Arie
利之 小野寺
Toshiyuki Onodera
誠 掛谷
Makoto Kakeya
貴弘 佐藤
Takahiro Sato
秀俊 村木
Hidetoshi Muraki
暁 武本
Akira Takemoto
達視 西川
Tatsumi Nishikawa
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Abstract

【課題】型枠緊結金具を用いた型枠構築時の施工性を向上させる。【解決手段】型枠構造に設けられる一本の横端太材11を堰板部12に固定するための型枠緊結金具20において、セパレータ先端部のコーン軸部15aが螺合される軸通部30と、軸通部30が挿通する孔43が形成された底板部40と、軸通部30の軸方向端部のうち、コーン軸部15a側とは反対側の端部に設けられ、底板部40に挿通された軸通部30に螺合されるナット部50と、底板部40に接続された、横端太材11を挟持する挟持部60と、挟持部60に接続された、横端太材11に当接して該横端太材11を固定する固定部70と、を設け、底板部40を、軸通部30の軸中心Aを回転中心として該軸通部30に対して回転可能に構成する。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用申請有り 令和3年2月26日 (仮称)南長崎単身寮新築工事
本発明は、型枠緊結金具、型枠構造および型枠構造の構築方法に関する。
コンクリート打設用の型枠の構築作業は、作業員の高齢化や人員不足が進む状況下において、資材の運搬、保管および設置の省力化や施工性の向上が求められている。その要求に応えるため、型枠の構築に用いられる型枠緊結金具の改良が進められており、特に、2本組ではなく1本の横端太材に対して適用可能な型枠緊結金具の開発が求められていた。
従来の型枠緊結金具として、特許文献1には、対向する一対の帯板を有する略U字状の型枠緊結金具が開示されている。特許文献1に記載の型枠緊結金具は、1本の横端太材をU字状部で挟み込み、楔によって横端太材を固定する構成である。
実開平4-129261号公報
特許文献1に記載の型枠緊結金具を用いて型枠を構築する場合、型枠パネルに型枠緊結金具を固定した後は、横端太材の嵌合時などに型枠緊結金具の向きの修正が必要となっても、型枠緊結金具自体を取り外さないと金具の向きを修正することができない。このため、型枠緊結金具の向きを修正する度に金具の取り外しと、再固定が必要となり、施工性については改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、型枠緊結金具を用いた型枠構築時の施工性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、型枠構造に設けられる一本の横端太材を堰板部に固定するための型枠緊結金具であって、セパレータ先端部のコーン軸部が螺合される軸通部と、前記軸通部が挿通する孔が形成された底板部と、前記軸通部の軸方向端部のうち、前記コーン軸部側とは反対側の端部に設けられ、前記底板部に挿通された前記軸通部に螺合されるナット部と、前記底板部に接続された、前記横端太材を挟持する挟持部と、前記挟持部に接続された、前記横端太材に当接して該横端太材を固定する固定部と、を備え、前記底板部は、前記軸通部の軸中心を回転中心として該軸通部に対して回転可能に構成されていることを特徴としている。
前記挟持部は、該挟持部の間隔方向において、該挟持部に支持される前記横端太材との間に隙間が設けられるように構成され、前記軸通部の軸中心を含む、前記挟持部の間隔方向に平行な断面において、前記軸通部の軸中心が、前記挟持部に支持される前記横端太材の重心を通るように、前記底板部の孔が形成されてもよい。
前記挟持部は、一対のボルトで構成され、前記固定部は、前記一対のボルトの間隔方向に延伸する形状であり、かつ、第1のボルトが挿通する切欠きと、第2のボルトが挿通する長孔と、を有し、前記切欠きは、前記一対のボルトの間隔方向における端部から該間隔方向に沿って延び、前記長孔は、前記一対のボルトの間隔方向が長手方向であり、前記固定部に挿通された前記一対のボルトに締結ナットおよび固定ナットが螺合されてもよい。
前記底板部は、前記堰板部に対向する側の第1の面と、前記固定部側の第2の面と、を有し、前記底板部の前記第1の面と前記挟持部は、曲げ加工された一つの帯板で構成され、前記底板部の前記第2の面は、前記挟持部に接続された平板で構成され、前記固定部は、前記挟持部を構成する前記帯板の一対の平面部の各々に挿通される楔であってもよい。
別の観点による本発明は、型枠構造であって、堰板部と縦端太部を有する隣り合う複数の型枠パネルと、コーン軸部を有するセパレータと、複数の上記の型枠緊結金具と、前記型枠緊結金具の前記挟持部で支持された横端太材と、を備え、前記型枠緊結金具の前記軸通部は、前記堰板部に挿通された前記コーン軸部に螺合され、前記横端太材は、前記縦端太部と前記型枠緊結金具の前記固定部とに当接して固定されていることを特徴としている。
前記型枠パネルの幅方向において隣り合う二本の前記横端太材の端部に嵌合する継手材を備え、前記継手材の設置部においては、前記型枠緊結金具の前記固定部が前記継手材に当接していてもよい。
また、別の観点による本発明は、型枠構造の構築方法であって、堰板部と縦端太部を有する隣り合う複数の型枠パネルをそれぞれ連結し、前記堰板部に挿通された前記コーン軸部と、上記の型枠緊結金具の前記軸通部を螺合し、前記型枠緊結金具の前記ナット部を締めることで前記型枠パネルに前記底板部を固定し、前記型枠緊結金具の前記挟持部に横端太材を挿嵌し、前記型枠緊結金具の前記固定部を前記横端太材に当接させることで前記横端太材を固定することを特徴としている。
前記型枠緊結金具の前記挟持部に前記横端太材を挿嵌する際に、前記型枠パネルの幅方向において隣り合う二本の前記横端太材の端部に継手材を嵌合させ、前記継手材の設置部においては、前記固定部を前記継手材に当接させることで前記横端太材を固定してもよい。
本発明によれば、型枠緊結金具を用いた型枠構築時の施工性を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る型枠構造の概略構成を示す説明図である。 第1の実施形態に係る型枠緊結金具の概略構成を示す説明図である。 図2の型枠緊結金具の下面図である。 図2の型枠緊結金具の側面図である。 継手材の設置部における型枠緊結金具の概略構成を示す説明図である。 型枠緊結金具を用いた型枠構造の構築方法を示す説明図である。 第2の実施形態に係る型枠緊結金具の概略構成を示す説明図である。 図7の型枠緊結金具の下面図である。 図7の型枠緊結金具の側面図である。 型枠緊結金具を用いた型枠構造の構築方法を示す説明図である。 型枠緊結金具の構成例を示す説明図である。 第3の実施形態に係る型枠緊結金具の概略構成を示す説明図である。 図12の型枠緊結金具の下面図である。 図12の型枠緊結金具の側面図である。 型枠緊結金具を用いた型枠構造の構築方法を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る型枠構造の概略構成を示す説明図であり、型枠構造をコンクリート打設側とは反対側から見た立面図である。
型枠構造1は、型枠パネル10と、横端太材11と、型枠緊結金具20を備えている。
型枠パネル10は、型枠構造1の幅方向(X方向)に沿って複数配置され、各型枠パネル10は、幅方向端部が互いに突き合わされて連結されている。型枠パネル10は、堰板部12と、縦端太部13を有しており、本実施形態においては、堰板部12に、縦端太部13として縦端太材が取り付けられている。なお、堰板部12としては、例えばベニヤ板や合板、樹脂製の板などの部材が用いられる。堰板部12と縦端太部13は別部材でなくてもよく、型枠パネル10は、例えば堰板部12と縦端太部13が一体成形された樹脂製パネルであってもよい。
横端太材11は、型枠パネル10の高さ方向(Z方向)に間隔をおいて複数配置されており、各横端太材11は、型枠パネル10の幅方向(X方向)に間隔をおいて複数配置された型枠緊結金具20によって型枠パネル10に固定されている。横端太材11は、例えばアルミ製のかまぼこ型の部材が用いられるが、横端太材11としては、コンクリート打設時の側圧に耐えうる強度を有することが確認できれば、一般的に使用される丸パイプや角パイプ、端太角などを用いてもよく、その素材もアルミに限定されない。
横端太材11は、型枠パネル10の幅方向(X方向)にも複数配置され、隣り合う横端太材11は、軸方向端部同士が突き合わされた状態で継手材14によって接続されている。この継手材14は、横端太材11に嵌合可能な形状を有し、型枠パネル10の幅方向に沿って延伸している。また、継手材14は、型枠緊結金具20によって型枠パネル10に対して固定されている。幅方向(X方向)における継手材14の長さは、幅方向において隣り合う二つの型枠緊結金具20の芯間隔よりも長く、継手材14は、それら二つの型枠緊結金具20に跨るように配置されている。なお、継手材14は、幅方向(X方向)において隣り合う二つの型枠緊結金具20の芯間隔よりも短くてもよく、また、一つの型枠緊結金具だけで固定されていてもよい。
以下、第1~第3の実施形態に係る型枠緊結金具20について説明する。なお、型枠緊結金具20の構成部品の説明においては「上」または「下」の表現を用いることがあるが、この表現は、型枠緊結金具20が型枠パネル10に固定された状態を基準とした「上」または「下」を意味する。
<第1の実施形態>
図2は、第1の実施形態に係る型枠緊結金具20の概略構成を示す説明図であり、型枠構造1の幅方向(X方向)から見た、型枠緊結金具20の鉛直断面を示す図である。図3は、図2の型枠緊結金具20の下面図である。図4は、図2の型枠緊結金具20の側面図であり、図2の矢印Wの方向から型枠緊結金具20を見た図である。
図2~図4に示すように、型枠緊結金具20は、軸通部30と、底板部40と、ナット部50と、挟持部60と、固定部70を備えている。
軸通部30は、堰板部12に取り付けられるセパレータ先端部のコーン15の軸部15aが螺合される部分である。軸通部30は、例えば軸方向(Y方向)における一端部が雌ねじ加工され、他端部が雄ねじ加工された部品で構成される。
底板部40は、軸通部30が固定される部分である。本実施形態における底板部40は、水平断面(挟持部60の間隔方向に垂直な断面)がコ字状であって、型枠パネル10の高さ方向(Z方向)に延伸する部材で構成されている。底板部40は、堰板部12に対向する側に位置する第1の面41と、後述の固定部70に対向する側に位置する第2の面42を有している。第1の面41と第2の面42の間隔は、底板部40を構成する部材の板厚(本実施形態ではコ字状部材の板厚)よりも大きい間隔となっている。底板部40の第2の面42には、軸通部30の雄ねじ加工された部分が挿通される孔43が形成されている。
なお、底板部40は、例えば角筒部材のように水平断面がロ字状に形成されてもよいが、ロ字状断面の底板部の場合、軸通部30が挿通される孔を第1の面41と第2の面42の両方に形成する必要がある。これに加え、軸通部30を挿通させるためには、各孔の径が互いに異なるように形成する必要があるため、加工の手間が増大する。このため、底板部40は、本実施形態のように水平断面がコ字状に形成されていることが好ましい。
ナット部50は、底板部40の孔43に挿通された軸通部30に螺合される部分である。軸通部30の雄ねじ加工側の端部は、底板部40の孔43を通って第2の面42から突出し、その突出した部分にナット部50が螺合される。これにより、軸通部30が底板部40に対して固定されている。
なお、軸通部30が縦端太部13よりも横端太材11側に突出していると、横端太材11を型枠パネル10に固定する際に、軸通部30の先端と横端太材11が干渉して横端太材11の固定姿勢が不安定となる。このため、軸通部30および底板部40は、底板部40の第1の面41から軸通部30の先端までの長さが、縦端太部13から突出しない長さとなるように適宜設定される。
挟持部60は、横端太材11を上下から挟み込んで支持する部分である。本実施形態における挟持部60は、一対のボルト61、62で構成されている。各ボルト61、62の一端部は、底板部40の第2の面42に例えば溶接によって接続され、各ボルト61、62の他端部には、後述する固定部70が固定されている。型枠パネル10の高さ方向(Z方向)における軸通部30およびナット部50の位置は、一対のボルト61、62間に位置している。
なお、本実施形態で使用されるボルト61、62は、全長にわたって雄ねじ加工されてなくてもよく、後述する固定部70側の端部のみ雄ねじ加工されていてもよい。また、各ボルト61、62の一端部が底板部40に対して溶接されている場合、各ボルト61、62の他端部(底板部40側とは反対側の端部)は、後述する固定部70、締結ナット75、固定ナット76が取り付けられた状態で、ねじ山が潰されていることが好ましい。これにより、後述する固定部70と締結ナット75が各ボルト61、62から外れなくなる。このため、底板部40、挟持部60および固定部70が一体となり、各構成部品が容易に分離しない構成となることから、施工時などに型枠緊結金具20の構成部品の落下や紛失が起こりにくくなり、施工性や安全性が向上する。
なお、挟持部60の間隔は、図6(a)の状態で横端太材11および継手材14が挿入できるように設定される必要があり、図2に示すように、一対のボルト61、62のうちの上側に位置する第1のボルト61と、下側に位置する第2のボルト62で支持された横端太材11の上面部との間には隙間が生じる。すなわち、挟持部60の間隔は、Z方向における横端太材11の長さよりも長くなる。そのような間隔が設けられていることで、X方向において隣り合うコーン15のZ方向の位置が施工誤差により幾らかずれた際にも、横端太材11を挟持部60へ円滑に挿入することが可能となり、作業性の向上につながる。
また、前述の底板部40の孔43は、図2のような、軸通部30の軸中心Aを含む挟持部60の間隔方向(Z方向)に平行な断面において、軸中心Aが、挟持部60に支持される(より具体的には、下側に位置する第2のボルト62上に載置され支持される)横端太材11の重心Gを通るように形成されていることが好ましい。本実施形態の場合、軸通部30の軸中心Aは、一対のボルト61、62の間隔の中心線Cと一致しておらず、軸中心Aは、中心線Cと第2のボルト62の間に位置するように意図して設計されている。このような構成であれば、挟持部60と横端太材11の間に隙間が設けられる(より具体的には、上側に位置する第1のボルト61と下側に位置する第2のボルト62で支持された横端太材11の上面部との間に隙間が設けられる)場合であっても、軸中心Aと横端太材11の重心Gとを略一致させることで横端太材11を強固に固定することができ、型枠構造1の強度を向上させることができる。この効果は、後述する第2の実施形態においても同様に得ることができる。
固定部70は、挟持部60で支持された横端太材11を縦端太部13に当接させて固定する部分である。本実施形態における固定部70は、底板部40と同様に、水平断面(挟持部60の間隔方向に垂直な断面)がコ字状であって、挟持部60の間隔方向(Z方向)に延伸する部材で構成されている。なお、固定部70は、例えば水平断面がロ字状に形成されてもよいが、前述した底板部40と同様の理由で、コ字状に形成されていることが好ましい。
固定部70を構成するコ字状部品の底面部70aは、底板部40側に位置する第1の面71と、底板部40側とは反対側に位置する第2の面72を有している。本実施形態では、コ字状部品の底面部70a側が横端太材11側に位置し、コ字状部品の開口部70b側が横端太材11側とは反対側に位置している。このため、固定部70で横端太材11を固定する際には、固定部70が横端太材11に対して面で当接することになるため、より強固に横端太材11を固定することができる。これに加え、横端太材表面への傷つきも抑制することができる。固定部70を構成するコ字状部品は、例えば開口部70b側が横端太材11側に位置し、底面部70a側が横端太材11側とは反対側に位置していてもよいが、上記の効果を得る観点からは、本実施形態のようにコ字状部品の底面部70a側が横端太材11側に位置していることが好ましい。
図4に示すように、本実施形態においては、固定部70を構成するコ字状部品の底面部70aに切欠き73と、長孔74が形成されている。
切欠き73は、一対のボルト61、62の間隔方向(Z方向)における端部(図4中の上端部)からその間隔方向に沿って延伸した形状である。この切欠き73は、第1のボルト61が嵌合可能なサイズとなっている。
長孔74は、一対のボルト61、62の間隔方向(Z方向)に延伸した形状であり、長孔74の長手方向は、その間隔方向に向いている。この長孔74は、第2のボルト62が挿通可能なサイズとなっている。
固定部70を構成する底面部70aの第2の面72には、締結ナット75と固定ナット76が配置され、上記の切欠き73に挿通された第1のボルト61には、締結ナット75が取り付けられ、長孔74に挿通された第2のボルト62には、固定ナット76が溶接固定されている。
固定部70は、一対のボルト61、62の間隔方向(Z方向)に延伸しているが、固定部70の切欠き73側の端部から長孔74までの最短距離Dは、一対のボルト61、62の内寸L(図2)よりも短いことが好ましい。これにより、第2のボルト62が挿通された固定部70を回転させた後に持ち上げるだけで、第1のボルト61を切欠き73に嵌合させることができる。また、型枠の解体時には、第1のボルト61の締結ナット75を緩めるだけで、固定部70の自重によって第1のボルト61が切欠き73から外れた状態となるため、解体作業が容易になる。
なお、本実施形態においては、固定部70の上端に切欠き73が形成され、切欠き73の下方に長孔74が形成されていたが、固定部70の下端に第2のボルト62が嵌合する切欠き(図示せず)が形成され、その切欠き73の上方に第1のボルト61が挿通される長孔(図示せず)が形成されてもよい。
第1の実施形態における型枠緊結金具20は、以上のように構成されている。このような型枠緊結金具20を用いた型枠構造1によれば、コーン軸部15aが螺合された軸通部30は、底板部40の第2の面42に配置されたナット部50によって、底板部40に対して固定されている。このような型枠緊結金具20は、ナット部50の締め付けを緩めることによって、底板部40が軸通部30に対して回転可能である。このため、型枠パネル10に型枠緊結金具20を固定した後であっても、型枠緊結金具20の向きを容易に修正することができ、型枠構築時の施工性が向上する。
図2に示す型枠緊結金具20は、図1に示す継手材14の非設置部に用いられる金具であるが、図5に示すように、継手材14の設置部に用いられる金具も同様の構成を有している。図5に示す例では、横端太材11の外形に合わせて小口断面をU字状とした継手材14を、軸通部30の軸方向(Y方向)に沿って水平方向から横端太材11に嵌合させた例である。このように継手材14を水平方向から嵌合させる場合、横端太材11を第2のボルト62に仮置きした後に継手材14を被せることができるため、施工性が高い。また、継手材14による横端太材11の接続形態は、継手材14を水平方向から被せる形態に限定されず、継手材を横端太材11の上から被せる形態や中空状の横端太材11の内部に継手材を挿通させる形態であってもよい。
次に、第1の実施形態における型枠緊結金具20を用いた型枠構造1の構築方法について説明する。
まず、堰板部12と縦端太部13を有する複数の型枠パネル10を互いに隣り合うようにしてそれぞれ連結する。続いて、堰板部12のコンクリート打設側の面にセパレータ(図示せず)のコーン15を設置し、コーン軸部15aを堰板部12に挿通する。
そして、図6(a)に示すように、堰板部12の背面側から突出するコーン軸部15aと軸通部30の一端部を螺合する。
次に、図6(b)に示すように、一対のボルト61、62間に一本の横端太材11を挿嵌し、第2のボルト62の上に横端太材11を仮置きする。なお、継手材14を設置する場合には、この段階で、横端太材11に継手材14を嵌合させる。
次に、図6(c)に示すように、第2のボルト62を回転中心として固定部70を回転させ、図6(d)に示すように、固定部70の切欠き73を第1のボルト61の下方に位置させる。
その後、図6(e)を示すように、固定部70を持ち上げて第1のボルト61を切欠き73に嵌合させ、各締結ナット75を締める。これにより、固定部70が横端太材11に押圧され、横端太材11が縦端太部13に当接した状態で固定される。
第1の実施形態における型枠構造1は以上のようにして構築される。
<第2の実施形態>
図7は、第2の実施形態に係る型枠緊結金具20の概略構成を示す説明図であり、型枠構造1の幅方向(X方向)から見た図である。図8は、図7の型枠緊結金具20の下面図である。図9は、図7の型枠緊結金具20の側面図であり、図7の矢印Wの方向から型枠緊結金具20を見た図である。
底板部40は、第1の面41と挟持部60が曲げ加工された一つの帯板44で構成されており、帯板44は、幅方向(X方向)から見てコ字状に形成されている。底板部40の第1の面41には、軸通部30が挿通される孔(図示せず)が形成されている。底板部40の第2の面42は、帯板44とは別部材となる平板45で構成され、平板45は、帯板44に対して例えば溶接されることで固定されている。軸通部30は、第1の実施形態と同様に、底板部40の第1の面41と第2の面42の間を通り、第2の面42にナット部50によって固定されている。
挟持部60は、一対の平面部(第1の平面部63と第2の平面部64)で構成されている。各々の平面部63、64には、平面部63、64の間隔方向(Z方向)から見てL字状に形成された貫通孔65が設けられている。
固定部70は、楔77で構成されている。この楔77は、一対の平面部63、64の各々の貫通孔65に挿通されている。これにより、横端太材11が縦端太材に当接した状態で固定されている。
なお、貫通孔65は、L字状の孔の長辺側は、X方向における幅が楔77の長辺と略同一の幅で形成されているが、短辺側は、Y方向における幅が楔77の短辺よりも広くなったルーズ孔として形成されている。これにより、型枠構造1に使用される複数のサイズの縦端太部13や横端太材11、また、挟持部60に支持された横端太材11に継手材14が設けられた際にも、楔77の位置が適宜移動でき、より確実に、楔77の短辺を横端太材11もしくは継手材14に当接させることができる。
固定部70と挟持部60は、例えばチェーンやワイヤーなどの連結具66によって連結されていることが好ましい。本実施形態においては、連結具66の一端部が楔77の上端に取り付けられ、連結具66の他端部が第1の平面部63に取り付けられている。このように固定部70と挟持部60が連結されることにより、施工時などに型枠緊結金具20の構成部品の落下や紛失が起こりにくくなり、施工性や安全性が向上する。
以上のように構成された第2の実施形態に係る型枠緊結金具20においても、底板部40が軸通部30に対して回転可能であるため、型枠パネル10に型枠緊結金具20を固定した後であっても、型枠緊結金具20の向きを容易に修正することができ、型枠構築時の施工性が向上する。
また、第2の実施形態における型枠緊結金具20によれば、底板部40の第1の面41と挟持部60が一体化していると共に、固定部70が楔77のように一つの部品で構成されているため、第1の実施形態に係る型枠緊結金具20に対して部品点数を削減することができる。
第2の実施形態における型枠緊結金具20を用いた型枠構造1を構築する際には、まず、図10(a)に示すように、コーン軸部15aが螺合された軸通部30を底板部40に対して固定する。次に、図10(b)に示すように、一対の平面部63、64間に一本の横端太材11を挿嵌する。その後、図10(c)に示すように、一対の平面部63、64の各々に固定部70としての楔77を挿通する。これにより、横端太材11が縦端太材に当接した状態で固定される。
以上、第2の実施形態にかかる型枠緊結金具20について説明したが、型枠緊結金具20は、例えば図11に示すように、第1の実施形態と第2の実施形態を組み合わせたような構成であってもよい。本構成例では、図11(a)に示すように、一対の平面部63、64に一対のボルト61、62が溶接されている。また、図11(b)に示すように、固定部70の切欠き73は当該固定部70の側面に形成されており、固定部70は、第2のボルト62を回転中心として回転させることで第1のボルト61に嵌合される。
<第3の実施形態>
図12は、第3の実施形態に係る型枠緊結金具20の概略構成を示す説明図であり、型枠構造1の幅方向(X方向)から見た図である。図13は、図12の型枠緊結金具20の下面図である。図14は、図12の型枠緊結金具20の側面図であり、図12の矢印Wの方向から型枠緊結金具20を見た図である。なお、図14では固定部70近傍の構造のみを図示している。
本実施形態における型枠緊結金具20は、底板部40、挟持部60および固定部70が、型枠パネル10の幅方向(X方向)から見てコ字状に構成された部品である。軸通部30は、前述の実施形態と同様に底板部40に挿通されてナット部50で固定されている。挟持部60は、一対の直線部(第1の直線部67と第2の直線部68)で構成されている。
固定部70は、第1の直線部67と一体となった第1の固定部78と、第2の直線部68と一体となった第2の固定部79を有している。第1の固定部78は、第1の直線部67に繋がる傾斜部78aと、傾斜部78aから軸通部30の軸方向(Y方向)に延伸する先端部78bを有している。同様に、第2の固定部79は、第2の直線部68に繋がる傾斜部79aと、傾斜部79aから軸通部30の軸方向に延伸する先端部79bを有している。各傾斜部78a、79aは、先端部78b、79b側に向かって互いに近づく方向に傾斜している。すなわち、各傾斜部78a、79aは、挟持部60の間隔が狭まる方向に傾斜している。
図13に示すように、型枠緊結金具20は、下方から見てコ字状となっていて、挟持部60および固定部70は対向する一対の側面80を有している。各固定部70の先端部78b、79bにおいては、一対の側面80間にボルト81が挿通され、これらのボルト81は、ボルト受材82に接続されている。このボルト受材82には、第1の固定部78の先端部上面に配置された締結ボルト83が接続されている。そして、締結ボルト83が締められた際には、第1の固定部78が第2の固定部79に近づき、締結ボルト83が緩められた際には、第1の固定部78が第2の固定部79から離れる。なお、本実施形態においては、締結ボルト83を用いて第1の固定部78と第2の固定部79を互いに近接させているが、各固定部78、79を互いに近接させる機構は特に限定されない。
締結ボルト83はボルト受材82に接続されているため、締結ボルト83が緩められて第1の固定部78の先端部上面と締結ボルト83が接触しない状態となった際には、締結ボルト83が、第2の固定部79の先端部79bに設けられたボルト81を回転中心として回転可能な状態となる。このような構成であることにより、締結ボルト83が型枠緊結金具20から外れないため、施工時などに型枠緊結金具20の構成部品の落下や紛失が起こりにくくなり、施工性や安全性が向上する。
以上のように構成された第3の実施形態に係る型枠緊結金具20においても、底板部40が軸通部30に対して回転可能であるため、型枠パネル10に型枠緊結金具20を固定した後であっても、型枠緊結金具20の向きを容易に修正することができ、型枠構築時の施工性が向上する。
第3の実施形態における型枠緊結金具20を用いた型枠構造1を構築する際には、まず、図15(a)に示すように、第1の直線部67および第1の固定部78を上方へ回転させて、コーン軸部15aが螺合された軸通部30を底板部40に対して固定する。次に、図15(b)に示すように、第1の直線部67および第1の固定部78を上方へ回転させることで直線部67、68の間に形成された開口部に、一本の横端太材11を嵌合する。次に、図15(c)に示すように、第1の直線部67と第1の固定部78を下方に回転させる。次に、締結ボルト83を上方に回転させ、その後、図15(d)に示すように、締結ボルト83を締めて第1の固定部78と第2の固定部79の間隔を狭める。これにより、各固定部78、79の傾斜部78a、79aが横端太材11を押圧し、横端太材11は縦端太部13に当接した状態で固定される。
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到しうることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、コンクリート打設用の型枠構造に適用することができる。
1 型枠構造
10 型枠パネル
11 横端太材
12 堰板部
13 縦端太部
14 継手材
15 コーン
15a コーン軸部
20 型枠緊結金具
30 軸通部
40 底板部
41 第1の面
42 第2の面
43 孔
44 帯板
45 平板
50 ナット部
60 挟持部
61 第1のボルト
62 第2のボルト
63 第1の平面部
64 第2の平面部
65 貫通孔
66 連結具
67 第1の直線部
68 第2の直線部
70 固定部
70a 底面部
70b 開口部
71 第1の面
72 第2の面
73 切欠き
74 長孔
75 締結ナット
76 固定ナット
77 楔
78 第1の固定部
78a 傾斜部
78b 先端部
79 第2の固定部
79a 傾斜部
79b 先端部
80 側面
81 ボルト
82 ボルト受材
83 締結ボルト
A 軸中心
C 挟持部の間隔の中心線
G 横端太材の重心

Claims (8)

  1. 型枠構造に設けられる一本の横端太材を堰板部に固定するための型枠緊結金具であって、
    セパレータ先端部のコーン軸部が螺合される軸通部と、
    前記軸通部が挿通する孔が形成された底板部と、
    前記軸通部の軸方向端部のうち、前記コーン軸部側とは反対側の端部に設けられ、前記底板部に挿通された前記軸通部に螺合されるナット部と、
    前記底板部に接続された、前記横端太材を挟持する挟持部と、
    前記挟持部に接続された、前記横端太材に当接して該横端太材を固定する固定部と、を備え、
    前記底板部は、前記軸通部の軸中心を回転中心として該軸通部に対して回転可能に構成されていることを特徴とする、型枠緊結金具。
  2. 前記挟持部は、該挟持部の間隔方向において、該挟持部に支持される前記横端太材との間に隙間が設けられるように構成され、
    前記軸通部の軸中心を含む、前記挟持部の間隔方向に平行な断面において、前記軸通部の軸中心が、前記挟持部に支持される前記横端太材の重心を通るように、前記底板部の孔が形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の型枠緊結金具。
  3. 前記挟持部は、一対のボルトで構成され、
    前記固定部は、前記一対のボルトの間隔方向に延伸する形状であり、かつ、第1のボルトが挿通する切欠きと、第2のボルトが挿通する長孔と、を有し、
    前記切欠きは、前記一対のボルトの間隔方向における端部から該間隔方向に沿って延び、
    前記長孔は、前記一対のボルトの間隔方向が長手方向であり、
    前記固定部に挿通された前記一対のボルトに締結ナットおよび固定ナットが螺合されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の型枠緊結金具。
  4. 前記底板部は、前記堰板部に対向する側の第1の面と、前記固定部側の第2の面と、を有し、
    前記底板部の前記第1の面と前記挟持部は、曲げ加工された一つの帯板で構成され、
    前記底板部の前記第2の面は、前記挟持部に接続された平板で構成され、
    前記固定部は、前記挟持部を構成する前記帯板の一対の平面部の各々に挿通される楔であることを特徴とする、請求項1または2に記載の型枠緊結金具。
  5. 型枠構造であって、
    堰板部と縦端太部を有する隣り合う複数の型枠パネルと、
    コーン軸部を有するセパレータと、
    請求項1~4のいずれか一項に記載された複数の型枠緊結金具と、
    前記型枠緊結金具の前記挟持部で支持された横端太材と、を備え、
    前記型枠緊結金具の前記軸通部は、前記堰板部に挿通された前記コーン軸部に螺合され、
    前記横端太材は、前記縦端太部と前記型枠緊結金具の前記固定部とに当接して固定されていることを特徴とする、型枠構造。
  6. 前記型枠パネルの幅方向において隣り合う二本の前記横端太材の端部に嵌合する継手材を備え、
    前記継手材の設置部においては、前記型枠緊結金具の前記固定部が前記継手材に当接していることを特徴とする、請求項5に記載の型枠構造。
  7. 型枠構造の構築方法であって、
    堰板部と縦端太部を有する隣り合う複数の型枠パネルをそれぞれ連結し、
    前記堰板部に挿通された前記コーン軸部と、請求項1~4のいずれか一項に記載された型枠緊結金具の前記軸通部を螺合し、
    前記型枠緊結金具の前記ナット部を締めることで前記型枠パネルに前記底板部を固定し、
    前記型枠緊結金具の前記挟持部に横端太材を挿嵌し、
    前記型枠緊結金具の前記固定部を前記横端太材に当接させることで前記横端太材を固定することを特徴とする、型枠構造の構築方法。
  8. 前記型枠緊結金具の前記挟持部に前記横端太材を挿嵌する際に、前記型枠パネルの幅方向において隣り合う二本の前記横端太材の端部に継手材を嵌合させ、
    前記継手材の設置部においては、前記固定部を前記継手材に当接させることで前記横端太材を固定することを特徴とする、請求項7に記載された型枠構造の構築方法。




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