JP2022167151A - 車両制御システム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022167151000001
【課題】リモート駐車支援制御を開始する際に、従来システムに比べて運転者が煩雑に感じる可能性を低減できる技術を提供する。
【解決手段】車両制御システムは、携帯装置110におけるアプリケーション上における操作に応じて、駐車支援制御(リモート駐車支援制御)を実行することができる。携帯装置は、アプリケーションが起動されたとき、車両の駆動源の状態が、駆動力を発生できる状態である第1状態である場合、駐車モードによる駐車支援制御を開始するための画面である第1画面を自動的に表示する。携帯装置は、アプリケーションが起動されたとき、駆動源の状態が、駆動力を発生できない状態である第2状態である場合、出庫モードによる駐車支援制御を開始するための画面である第2画面を自動的に表示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両制御システムに関する。
従来から、車両の周辺状況に応じて設定された目標領域に車両が移動するように駐車支援制御を実行する車両制御システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特許文献1に提案されているシステム(以下、「従来システム」と称呼する。)は、運転者が車両から降りた状態で駐車支援制御を実行することができる。このような制御は「リモート駐車支援制御」とも称呼される。運転者は、車両から降りると、携帯端末を操作する。携帯端末は、モード選択画面を表示する。モード選択画面は、駐車モード及び出庫モードの何れかを選択するための画面である。駐車モードは、車両を駐車するためのモードである。出庫モードは、駐車された車両を出庫する(走行路へと移動させる)ためのモードである。運転者が駐車モード及び出庫モードの何れかのモードを選択すると、携帯端末は、動作開始待ち画面を表示する。運転者が動作開始待ち画面上において開始ボタンを操作すると、駐車支援制御の開始を指示するための信号を車両に対して送信する。
特開2016-074285号公報
従来システムにおいては、運転者が、モード選択画面上において、駐車モード及び出庫モードの何れかを選択する必要がある。モードを選択する手間がかかるので、運転者が煩雑に感じる。
本発明の目的の一つは、リモート駐車支援制御を開始する際に、従来システムに比べて運転者が煩雑に感じる可能性を低減できる技術を提供することである。
1つ以上の実施形態における車両制御システムは、
ユーザによって操作される携帯装置(110)であって、所定のアプリケーションがインストールされた携帯装置と、
車両(VA)に搭載された車両制御装置(100)であって、前記アプリケーション上での操作に応じて、現時点における前記車両の位置から目標位置へ前記車両を移動させる駐車支援制御を実行する車両制御装置と、
を備える。
前記車両制御装置は、前記車両を駐車するためのモードである駐車モード及び前記車両を出庫するためのモードである出庫モードの何れかモードを支援モードとして決定し、当該決定した支援モードに従って前記駐車支援制御を実行するように構成されている。
前記携帯装置は、前記アプリケーションが起動されたとき、
前記車両の駆動源の状態が、駆動力を発生できる状態である第1状態である場合、前記駐車モードによる前記駐車支援制御を開始するための画面である第1画面(301)を自動的に表示し、
前記駆動源の状態が、駆動力を発生できない状態である第2状態である場合、前記出庫モードによる前記駐車支援制御を開始するための画面である第2画面(302)を自動的に表示する
ように構成されている。
上記の構成によれば、運転者が、アプリケーション上において、駐車モード及び出庫モードの何れかを選択する必要がない。アプリケーション上での操作が従来システムに比べて簡単になるので、運転者が煩雑に感じる可能性を低減できる。
1つ以上の実施形態において、前記車両は、前記ユーザが前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記ユーザが前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチ(24)を備える。
前記スイッチが前記オン状態である場合、前記駆動源の状態が前記第1状態になる。
前記スイッチが前記オフ状態である場合、前記駆動源の状態が前記第2状態になる。
前記車両制御装置は、前記スイッチが前記オン状態である場合、
前記駐車モードを前記支援モードとして決定し(ステップ204)、
当該決定された支援モードを前記携帯装置に通知する(ステップ208)
ように構成されている。
前記車両制御装置は、前記スイッチが前記オフ状態である場合、
前記出庫モードを前記支援モードとして決定し(ステップ204)、
当該決定された支援モードを前記携帯装置に通知する(ステップ208)
ように構成されている。
前記携帯装置は、前記車両制御装置から通知された前記支援モードに従って、前記第1画面又は前記第2画面を表示する(ステップ209)ように構成されている。
上記の構成によれば、車両制御システムは、スイッチの状態に応じて支援モードを決定して、当該決定された支援モードに従って第1画面又は第2画面を自動的に表示することができる。
上記説明においては、本発明の理解を助けるために、後述する実施形態に対応する発明の構成に対し、その実施形態で用いた名称及び/又は符号を括弧書きで添えている。しかしながら、本発明の各構成要素は、前記名称及び/又は符号によって規定される実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る車両制御システムの概略構成図である。 車両制御装置(駐車支援ECU)及び携帯装置のシーケンス図である。 携帯装置に表示される開始画面(第1画面)の一例である。 携帯装置に表示される開始画面(第2画面)の一例である。 携帯装置に表示される操作画面の一例である。
<構成>
図1に示したように、本実施形態に係る車両制御システムは、車両VAに搭載(適用)された車両制御装置100と、携帯装置110とを含む。
車両制御装置100は、駐車支援ECU10、エンジンECU20、ブレーキECU30、SBW(Shift-by-Wire)・ECU40、及び、電動パワーステアリングECU(以下、「EPS・ECU」と称呼する。)50を備えている。これらのECUは、CAN(Controller Area Network)90を介して互いにデータを送受信可能となるように接続されている。
ECUは、エレクトロニックコントロールユニットの略称であり、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUはROMに格納されたインストラクション(ルーチン、プログラム)を実行することにより各種機能を実現する。例えば、駐車支援ECU10は、CPU10a、ROM10b、RAM10c及びインターフェース(I/F)10d等を含むマイクロコンピュータを備える。
エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ21に接続されている。エンジンアクチュエータ21は、内燃機関22のスロットル弁の開度を変更するスロットル弁アクチュエータを含む。エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ21を駆動することによって、内燃機関22が発生するトルクを変更することができる。内燃機関22が発生するトルクは、トランスミッション23及び駆動力伝達機構を介して駆動輪に伝達される。従って、エンジンECU20は、エンジンアクチュエータ21を制御することによって、車両VAの駆動力を制御することができる。
なお、内燃機関22の状態は、エンジンスタートスイッチ24に対する操作に応じて変更される。エンジンスタートスイッチ24は、「イグニッションスイッチ(IGスイッチ)」或いは「車両起動スイッチ」等と称呼される場合がある。以降、エンジンスタートスイッチ24を単に「スイッチ24」と称呼する。
スイッチ24は、運転者(ユーザ)が車両VAの運転を開始又は終了する場合に運転者によって操作されるスイッチである。スイッチ24が押下される度に、スイッチ24の状態がオン状態とオフ状態との間で交互に入れ替わる。スイッチ24は、車両VAの運転を開始する際に、運転者によってその状態がオフ状態からオン状態へと変更される。更に、スイッチ24は、車両VAの運転を終了する際に、運転者によってその状態がオン状態からオフ状態へと変更される。
スイッチ24の状態がオン状態になると、内燃機関22が起動する。これにより、車両VAの駆動源(ここでは、内燃機関22)が、駆動力を発生できる状態(以下、「第1状態」と称呼する。)になる。一方、スイッチ24の状態がオフ状態になると、内燃機関22が停止する。これにより、車両VAの駆動源が、駆動力を発生できない状態(以下、「第2状態」と称呼する。)になる。
なお、車両VAが、ハイブリッド車両である場合、エンジンECU20は、駆動源としての「内燃機関及び電動機」の何れか一方又は両方によって発生する駆動力を制御することができる。更に、車両VAが電気自動車である場合、エンジンECU20は、駆動源としての電動機によって発生する駆動力を制御することができる。
車両VAが、ハイブリッド車両又は電気自動車である場合、スイッチ24の状態がオン状態になると、車両に搭載されたバッテリと電動機とを接続する配線が遮断状態から接続状態に変更される。これにより、車両VAの駆動源(例えば、電動機)が第1状態になる。一方、スイッチ24の状態がオフ状態になると、上記配線が接続状態から遮断状態に変更される。これにより、車両VAの駆動源が第2状態になる。
ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ31に接続されている。ブレーキアクチュエータ31は、公知の油圧回路を含む。油圧回路は、リザーバ、オイルポンプ及び種々の弁装置等を含む。ブレーキアクチュエータ31は、ブレーキECU30からの指示に応じてホイールシリンダ32に供給する油圧(即ち、制動圧)を調整する。制動圧に応じて車輪に発生する摩擦制動力が変化する。従って、ブレーキECU30は、ブレーキアクチュエータ31を制御することによって、車両VAの制動力を制御することができる。
SBW・ECU40は、SBWアクチュエータ41に接続されている。SBW・ECU40は、図示しないシフトレバーの位置に基づいてSBWアクチュエータ41を制御するようになっている。SBWアクチュエータ41は、SBW・ECU40からの指示に応じてシフト切替機構42を制御して、トランスミッション23のシフト位置を、複数のシフト位置のうちの一つへと切り替える。
本例において、シフト位置は、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ車両VAが機械的に停止位置にロックされる位置である駐車位置、駆動輪に駆動力が伝達されず且つ車両VAが機械的に停止位置にロックされないニュートラル位置、駆動輪に車両VAを前進させる駆動力が伝達される位置である前進位置、及び、駆動輪に車両VAを後進させる駆動力が伝達される位置である後進位置を少なくとも含む。
EPS・ECU50は、アシストモータ(M)51に接続されている。アシストモータ51は、ステアリング機構52に組み込まれている。ステアリング機構52は、操舵ハンドルSWの回転操作により操舵輪を転舵するための機構である。ステアリング機構52は、操舵ハンドルSW、操舵ハンドルSWに連結されたステアリングシャフトUS、及び、図示しない操舵用ギア機構等を含む。EPS・ECU50は、ステアリングシャフトUSに設けられた図示しない操舵トルクセンサによって、運転者が操舵ハンドルSWに入力した操舵トルクを検出し、この操舵トルクに基づいてアシストモータ51を駆動する。EPS・ECU50は、このアシストモータ51の駆動によってステアリング機構52に操舵トルク(操舵アシストトルク)を付与し、これにより、運転者の操舵操作をアシストすることができる。
加えて、EPS・ECU50は、以降で説明する駐車支援制御の実行中に駐車支援ECU10から操舵指令を受信した場合には、操舵指令で特定される操舵トルクに基づいてアシストモータ51を駆動する。この操舵トルクは、上述した操舵アシストトルクとは異なり、運転者の操舵操作を必要とせずに、駐車支援ECU10からの操舵指令によってステアリング機構52に付与されるトルクを表す。このトルクにより、車両の操舵輪の舵角(即ち、操舵角)が変更される。
駐車支援ECU10は、周囲センサ60に接続されている。周囲センサ60は、車両周辺情報を取得するようになっている。車両周辺情報は、車両の周囲に存在する物体についての情報、及び、車両の周囲の路面上の区画線についての情報を含む。物体は、例えば、自動車、歩行者及び自転車などの移動物、並びに、ガードレール及びフェンスなどの固定物を含む。例えば、周囲センサ60は、複数の超音波センサ61及び複数のカメラ62を含む。
超音波センサ61は、超音波をパルス状に車両VAの周囲の所定の範囲に送信し、物体によって反射された反射波を受信する。超音波センサ61は、超音波の送信から受信までの時間に基づいて、「送信した超音波が反射された物体上の点である反射点」及び「超音波センサと物体との間の距離」等を検出することができる。
カメラ62は、例えば、CCD(charge coupled device)或いはCIS(CMOS image sensor)の撮像素子を内蔵するデジタルカメラである。カメラ62は、車両VAの周辺状況(物体の位置及び形状、並びに、区画線の位置及び形状を含む。)の画像データを取得し、当該画像データを駐車支援ECU10に出力するようになっている。
駐車支援ECU10は、所定時間が経過するたびに、周囲センサ60から車両周辺情報を受信する。駐車支援ECU10は、車両周辺情報に基づいて、車両VAの周囲の領域であって、「物体が存在しない領域」を検出する。駐車支援ECU10は、物体が存在しない領域が、車両VAが余裕をもって駐車(或いは出庫)することが可能な大きさ及び形状を有する領域である場合、その領域を「駐車可能領域(或いは出庫可能領域)」として決定する。
更に、駐車支援ECU10は、通信ユニット70に接続されている。通信ユニット70は、図示しない「アンテナ部及び通信処理部」を備える。通信ユニット70は、無線通信を通して携帯装置110と相互に情報を送信及び受信可能に構成されている。携帯装置110は、運転者によって操作される携帯端末であり、例えば、スマートフォンである。携帯装置110は、運転者によって携帯される限り、他の装置(例えば、タブレット端末)であってもよい。携帯装置110は、CPU、ROM、RAM及びインターフェース等を含む。
携帯装置110には、駐車支援制御用のアプリケーション(以下、「駐車アプリケーション」と称呼する。)がインストールされている。駐車支援制御は、車両VAの周辺状況に応じて設定された目標領域に車両VAを自動的に移動させる周知の制御である。運転者が駐車アプリケーション上において所定の操作を行うと、携帯装置110は、駐車支援制御の開始を指示する信号(以下、「開始信号」と称呼する。)を通信ユニット70に送信する。駐車支援ECU10は、携帯装置110から通信ユニット70を介して開始信号を受け取ると、駐車支援制御を開始する。
<駐車支援制御の内容>
駐車支援ECU10は、支援モードに従って、駐車支援制御を実行する。支援モードは、駐車モード及び出庫モードを含む。駐車モードは、車両VAを駐車するためのモードである。出庫モードは、駐車された車両VAを出庫する(走行路へと移動させる)ためのモードである。
なお、駐車モードは、並列駐車モード及び縦列駐車モードを含んでもよい。並列駐車モードは、車両VAを並列駐車するためのモードである。並列駐車は、走行路の進行方向に対して直角方向に車両VAを駐車することと同義である。縦列駐車モードは、車両VAを縦列駐車するためのモードである。縦列駐車は、走行路の進行方向に対して車両VAが平行となるように車両VAを駐車することと同義である。
駐車モードが支援モードとして決定された場合、駐車支援ECU10は、駐車可能領域に対して車両VAを駐車させたと仮定した場合に車両VAの車体が占有する領域を「目標領域」として決定する。更に、駐車支援ECU10は、車両VAが目標領域に駐車された場合における車両VAの位置を目標位置として設定する。ここでの目標位置とは、車両VAの平面視における中心位置が到達すべき位置である。
駐車支援ECU10は、車両VAを現在位置から目標位置にまで移動させる移動経路を演算する。移動経路は、車両VAの車体が物体(他車両、縁石及びガードレール等)に対して所定の間隔以上をあけながら車両VAが現在位置から目標位置まで移動することができる経路である。なお、駐車支援ECU10は、様々な既知の演算方法の一つ(例えば、特開2015-3565号公報に提案されている方法)に従って、移動経路を演算する。
駐車支援ECU10は、移動経路が決定されると、当該移動経路に沿って車両VAを移動させるための移動支援情報を決定する。移動支援情報は、車両VAの移動方向(具体的には、トランスミッション23のシフト位置)、舵角パターン、及び、速度パターンを含む。
駐車支援ECU10は、決定されたシフト位置に応じて、CAN90を介してSBW・ECU40に対してシフト制御指令を送信する。SBW・ECU40は、駐車支援ECU10からシフト制御指令を受信した場合には、SBWアクチュエータ41を駆動して、トランスミッション23のシフト位置をシフト制御指令で特定される位置に変更する(即ち、シフト制御を実行する。)。
舵角パターンは、移動経路上の車両VAの位置と操舵輪の舵角とを関連付けたデータであり、車両VAが移動経路を走行する際の舵角の変化を表す。駐車支援ECU10は、舵角パターンに従って、CAN90を介してEPS・ECU50に対して操舵指令(目標舵角を含む)を送信する。EPS・ECU50は、駐車支援ECU10から操舵指令を受信した場合には、操舵指令で特定される操舵トルクに基づいてアシストモータ51を駆動して実際の舵角を目標舵角に一致させる(即ち、舵角制御を実行する。)。
速度パターンは、移動経路上の車両VAの位置と車両VAの目標速度とを関連付けたデータであり、車両VAが移動経路を走行する際の車両VAの速度の変化を表す。駐車支援ECU10は、速度パターンに従って、CAN90を介してエンジンECU20に対して駆動力制御指令を送信する。エンジンECU20は、駐車支援ECU10から駆動力制御指令を受信した場合には、駆動力制御指令に応じてエンジンアクチュエータ21を制御する(即ち、駆動力制御を実行する)。更に、駐車支援ECU10は、速度パターンに従って、CAN90を介してブレーキECU30に対して制動力制御指令を送信する。ブレーキECU30は、駐車支援ECU10から制動力制御指令を受信した場合には、制動力制御指令に応じてブレーキアクチュエータ31を制御する(即ち、制動力制御を実行する)。
出庫モードが支援モードとして決定された場合においても、駐車支援ECU10は、同様の駐車支援制御を実行する。即ち、駐車支援ECU10は、出庫可能領域内に目標領域を決定するとともに、出庫が完了した時の車両VAの位置である目標位置を目標領域内に設定する。駐車支援ECU10は、車両VAを現在位置から目標位置にまで移動させる移動経路を演算する。駐車支援ECU10は、移動経路に沿って車両を移動させるための移動支援情報を決定する。駐車支援ECU10は、移動支援情報に従って、シフト制御、舵角制御、駆動力制御及び制動力制御を実行する。
以上のように、駐車支援ECU10は、運転者が車両VAから降りた状態で、車両VAを現在位置から目標位置にまで移動させる駐車支援制御(リモート駐車支援制御)を実行できるようになっている。
(作動の概要)
上述したように、従来システムにおいては、運転者が、モード選択画面上において、駐車モード及び出庫モードの何れかを選択する必要がある。モードを選択する手間がかかるので、運転者が煩雑に感じる。
そこで、本実施形態における車両制御システムは、スイッチ24の状態(即ち、駆動源の状態)に応じて、支援モードを駐車モード及び出庫モードの何れかに自動的に決定する。そして、車両制御システムは、その決定された支援モードに対応する画面を駐車アプリケーション上に表示する。
運転者が車両VAを駐車させようとしている場合、運転者は、通常、スイッチ24の状態をオン状態にしたままで車両VAから降りて、携帯装置110を操作する。従って、スイッチ24の状態がオン状態である(即ち、車両VAの駆動源が第1状態である)状況において、運転者が携帯装置110において駐車アプリケーションを起動した場合、運転者が車両VAを駐車させようとしている可能性が高い。従って、車両制御システムは、スイッチ24の状態がオン状態である(即ち、車両VAの駆動源が第1状態である)場合、駐車モードを支援モードとして決定する。車両制御システムは、駐車アプリケーション上において駐車モード用の画面(以降で説明する「第1画面」)を自動的に表示する。
これに対し、運転者が車両VAを出庫させようとしている場合、車両VAは駐車された状態であり、車両VAの駆動源は第2状態である。従って、スイッチ24の状態がオフ状態である(即ち、車両VAの駆動源が第2状態である)状況において、運転者が携帯装置110において駐車アプリケーションを起動した場合、運転者が、駐車された車両VAを出庫させよう(走行路へ移動させよう)としている可能性が高い。従って、車両制御システムは、スイッチ24の状態がオフ状態である(即ち、車両VAの駆動源が第2状態である)場合、出庫モードを支援モードとして決定する。車両制御システムは、駐車アプリケーション上において出庫モード用の画面(以降で説明する「第2画面」)を自動的に表示する。
この構成によれば、運転者が、駐車アプリケーション上において、駐車モード及び出庫モードの何れかを選択する必要がない。駐車アプリケーション上での操作が従来システムに比べて簡単になるので、運転者が煩雑に感じる可能性を低減できる。更に、リモート駐車支援制御を開始するまでにかかる時間が従来システムに比べて短くなる。
<作動例>
図2を参照しながら、車両制御装置100(具体的には、駐車支援ECU10)及び携帯装置110の作動について具体的に説明する。
運転者が、携帯装置110において、駐車アプリケーションを起動する(ステップ201)。駐車アプリケーションの起動後、携帯装置110と通信ユニット70との間の無線接続が確立する。これにより、駐車支援ECU10及び携帯装置110が、通信ユニット70を介して通信を開始する(ステップ202)。
駐車支援ECU10及び携帯装置110の間の通信が開始されると、駐車支援ECU10は、まず、スイッチ24の状態を取得する(ステップ203)。そして、駐車支援ECU10は、支援モードを決定する(ステップ204)。
具体的には、スイッチ24の状態がオン状態である(即ち、駆動源が第1状態である)場合、駐車支援ECU10は、駐車モードを支援モードとして決定する。スイッチ24の状態がオフ状態である(即ち、駆動源が第2状態である)場合、駐車支援ECU10は、出庫モードを支援モードとして決定する。
次に、駐車支援ECU10は、スイッチ24の状態がオフ状態であるかを判定する(ステップ205)。スイッチ24の状態がオフ状態である場合、駐車支援ECU10は、スイッチ24の状態をオフ状態からオン状態へと変更する(ステップ206)。これにより、車両VAの駆動源が第1状態になる。その後、駐車支援ECU10は、次の処理(ステップ207)へ進む。
これに対し、スイッチ24の状態がオフ状態でない場合、駐車支援ECU10は、ステップ206の処理を行うことなく、次の処理(ステップ207)へ進む。
駐車支援ECU10は、移動支援情報を決定する(ステップ207)。具体的には、駐車支援ECU10は、目標領域を決定し、目標領域内に目標位置を設定する。そして、駐車支援ECU10は、車両VAを現在位置から目標位置にまで移動させる移動経路を演算する。駐車支援ECU10は、移動経路に沿って車両VAを移動させるための移動支援情報を決定する。
駐車支援ECU10は、駐車支援情報を、通信ユニット70を介して携帯装置110に送信する(ステップ208)。駐車支援情報は、各種情報を含む。具体的には、駐車支援情報は、支援モードに関する情報、画像データに基づいて生成された俯瞰画像、及び、移動支援情報等を含む。支援モードに関する情報は、駐車モード及び出庫モードの何れかを表す情報である。俯瞰画像は、車両VAを中心とする所定範囲の領域を真上から見たときの画像である。
携帯装置110は、駐車支援情報に基づいて、自身の表示部(タッチパネルディスプレイ)に開始画面を表示する(ステップ209)。
具体的には、駐車支援情報に含まれる支援モードに関する情報が駐車モードを示している場合、携帯装置110は、開始画面として、図3に示す第1画面301を表示部110aに表示する。第1画面301は、駐車モードによる駐車支援制御を開始するための画面である。第1画面301は、確認画面311a及び開始ボタン312を含む。確認画面311aは、俯瞰画像に目標領域及び移動経路をプロット(重畳)した画像である。従って、運転者は、確認画面311aを見て、車両VAがどこに駐車されるかを確認することができる。
これに対し、駐車支援情報に含まれる支援モードに関する情報が出庫モードを示している場合、携帯装置110は、開始画面として、図4に示す第2画面302を表示部110aに表示する。第2画面302は、出庫モードによる駐車支援制御を開始するための画面である。第2画面302は、確認画面311b及び開始ボタン312を含む。確認画面311bは、上述と同様に、俯瞰画像に目標領域及び移動経路をプロットした画像である。従って、運転者は、確認画面311bを見て、車両VAが走行路のどの領域へ移動されるかを確認することができる。
運転者は、駐車支援制御を開始したい場合、開始ボタン312をタッチする。開始ボタン312が所定の時間閾値Tm以上タッチされた場合、携帯装置110は、駐車支援制御に対する開始操作が行われたと判定し、開始信号を駐車支援ECU10に送信する(ステップ210)。
駐車支援ECU10は、開始信号を受信すると、駐車支援制御を開始する。具体的には、駐車支援ECU10は、所定時間dTが経過する毎に、俯瞰画像を携帯装置110に送信する(ステップ211)。携帯装置110は、図5に示す操作画面303を表示部110aに表示する(ステップ212)。操作画面303は、俯瞰画像501及び操作領域502を含む。携帯装置110は、所定時間dTが経過する毎に、最新の俯瞰画像501を操作画面303上に表示する。本例において、運転者が操作領域502を操作し続けた場合に、駐車支援ECU10が駐車支援制御を実行する。具体的には、運転者が操作領域502を指でなぞり且つ操作領域502におけるタッチ位置が連続的に変化している場合、携帯装置110は、操作信号を駐車支援ECU10に送信し続ける(ステップ213)。駐車支援ECU10は、駐車支援制御を一旦開始すると、操作信号を受信している限り、駐車支援制御を実行し続ける(ステップ214)。
駐車支援ECU10は、車両VAが目標位置に到達したかを判定する(ステップ215)。駐車支援ECU10は、車両VAが目標位置に到達するまで、ステップ211~ステップ214の処理を繰り返し実行する。車両VAが目標位置に到達すると、駐車支援ECU10は、車両VAを停止させて、駐車支援制御を終了させる(ステップ216)。そして、駐車支援ECU10は、駐車支援制御が終了したことを示す終了信号を携帯装置110に送信する(ステップ217)。携帯装置110は、終了信号に応じて、駐車アプリケーションを終了させる。
以上の構成によれば、携帯装置110において駐車アプリケーションが起動されると、車両制御装置100は、スイッチ24の状態に従って支援モードを決定する。車両制御装置100は、スイッチ24がオン状態である場合、駐車モードを支援モードとして決定し、当該決定された支援モードを携帯装置110に通知する。携帯装置110は、当該通知に従って、第1画面301を自動的に表示する。これに対し、車両制御装置100は、スイッチ24がオフ状態である場合、出庫モードを支援モードとして決定し、当該決定された支援モードを携帯装置110に通知する。携帯装置110は、当該通知に従って、第2画面302を自動的に表示する。
この構成によれば、運転者が、駐車アプリケーション上において、駐車モード及び出庫モードの何れかを選択する必要がない。駐車アプリケーション上での操作が従来システムに比べて簡単になるので、運転者が煩雑に感じる可能性を低減できる。更に、駐車支援制御を開始するまでにかかる時間が従来システムに比べて短くなる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。
(変形例1)
開始画面は、上記の例(第1画面301及び第2画面302)に限定されない。一例において、車両VAの周辺に複数の目標領域が存在する場合、開始画面は、複数の目標領域から1つを選択する機能を備えていてもよい。別の例において、開始画面は、俯瞰画像を含んでいなくてもよい。
(変形例2)
開始画面が表示されるタイミングは、上記の例(ステップ208の直後)に限定されない。開始画面は、ステップ203の直後に表示されてもよい。例えば、駐車支援ECU10は、ステップ203の直後に、スイッチ24の状態に応じて、車両VAの駆動源の状態が第1状態又は第2状態であるかを示す信号を、携帯装置110に送信してもよい。この構成において、駆動源の状態が第1状態である場合、携帯装置110は、第1画面301を自動的に表示する。駆動源の状態が第2状態である場合、携帯装置110は、第2画面302を自動的に表示する。第1画面301及び第2画面302は、それぞれ、開始ボタン312のみを含む画面であってもよい。運転者が開始ボタン312を操作すると、駐車支援ECU10が、ステップ204以降の処理を実行する。従って、駐車支援ECU10は、運転者が開始ボタン312を操作した後に、移動支援情報を決定し、当該移動支援情報に従って駐車支援制御を開始してもよい。
(変形例3)
車両制御装置100は、車両VAに搭載された「スイッチ24以外の構成要素(例えば、オルタネータ及び車載バッテリ等)」の状態に基づいて、駆動源の状態が第1状態又は第2状態であるかを判定してもよい。
10…駐車支援ECU、20…エンジンECU、30…ブレーキECU、40…SBW・ECU、50…EPS・ECU、60…周囲センサ、70…通信ユニット、100…車両制御装置、110…携帯装置。

Claims (2)

  1. ユーザによって操作される携帯装置であって、所定のアプリケーションがインストールされた携帯装置と、
    車両に搭載された車両制御装置であって、前記アプリケーション上での操作に応じて、現時点における前記車両の位置から目標位置へ前記車両を移動させる駐車支援制御を実行する車両制御装置と、
    を備え、
    前記車両制御装置は、前記車両を駐車するためのモードである駐車モード及び前記車両を出庫するためのモードである出庫モードの何れかモードを支援モードとして決定し、当該決定した支援モードに従って前記駐車支援制御を実行するように構成され、
    前記携帯装置は、前記アプリケーションが起動されたとき、
    前記車両の駆動源の状態が、駆動力を発生できる状態である第1状態である場合、前記駐車モードによる前記駐車支援制御を開始するための画面である第1画面を自動的に表示し、
    前記駆動源の状態が、駆動力を発生できない状態である第2状態である場合、前記出庫モードによる前記駐車支援制御を開始するための画面である第2画面を自動的に表示する
    ように構成された、
    車両制御システム。
  2. 請求項1に記載の車両制御システムにおいて、
    前記車両は、
    前記ユーザが前記車両の運転を開始する場合にオフ状態からオン状態へと変更され、前記ユーザが前記車両の運転を終了する場合に前記オン状態から前記オフ状態へと変更されるスイッチを備え、
    前記スイッチが前記オン状態である場合、前記駆動源の状態が前記第1状態になり、
    前記スイッチが前記オフ状態である場合、前記駆動源の状態が前記第2状態になり、
    前記車両制御装置は、前記スイッチが前記オン状態である場合、
    前記駐車モードを前記支援モードとして決定し、
    当該決定された支援モードを前記携帯装置に通知する
    ように構成され、
    前記車両制御装置は、前記スイッチが前記オフ状態である場合、
    前記出庫モードを前記支援モードとして決定し、
    当該決定された支援モードを前記携帯装置に通知する
    ように構成され、
    前記携帯装置は、前記車両制御装置から通知された前記支援モードに従って、前記第1画面又は前記第2画面を表示するように構成された、
    車両制御システム。

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