JP2022150866A - 電動移動体の充電制御方法及び電動移動体 - Google Patents

電動移動体の充電制御方法及び電動移動体 Download PDF

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Abstract

【課題】電動移動体の利用予定開始時刻までに必要な残容量をバッテリに確保して、利便性とバッテリの劣化抑制とを両立した電動移動体の充電制御方法を提供する。【解決手段】バッテリ30を動力源として移動する電動移動体10、10Aの利用予定を取得し、該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する。【選択図】図6

Description

この発明は、車両、船、ボート、飛行機、無人飛行体等であって、搭載したバッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御方法及び電動移動体に関する。
例えば、特許文献1には、電気自動車の翌日のバッテリの使用電力量を予測し、帰宅時のバッテリの残容量が翌日の走行に必要な前記使用電力量に達していない場合には、前記使用電力量となるまでバッテリを充電する電気自動車充電制御システムが開示されている(特許文献1の要約)。
また、特許文献2には、ユーザによってタイマ充電(予約充電)が設定されているときに、車両の充電口に接続されている充電プラグの抜き差し操作が所定回数以上行われると、タイマ充電を解除して、即時充電モードを選択する車両が開示されている(特許文献2の要約)。
特開2012-228165号公報 特開2016-59248号公報
ところで、電動移動体のユーザは、日によっては、通常(日常)の利用予定とは異なるイレギュラーな非通常(非日常)の利用予定で電動移動体を利用したい場合がある。
しかしながら、上記従来技術では、イレギュラーな非通常(非日常)の利用予定での電動移動体の充電制御方法は想定されておらず、電動移動体の使い勝手が悪くなる虞がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであって、通常(日常)の利用予定とは異なるイレギュラーな非通常(非日常)の利用予定が発生しても必要な残容量を電動移動体の利用予定開始時刻までにバッテリに確保(充電)することを可能とする電動移動体の充電制御方法及び電動移動体を提供することを目的とする。
この発明の一態様に係る電動移動体の充電制御方法は、バッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御方法であって、前記電動移動体の利用予定を取得し、該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する。
この発明の他の態様に係る電動移動体の充電制御方法は、バッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御方法であって、前記電動移動体の利用予定の取得時から利用予定開始時刻まで複数回の充放電が行われる所定日数を有する場合、前記利用予定開始時刻に必要な必要残容量を、前記利用予定開始時刻の直前の充電時に、電気料金が安い時間帯のみで充電が行える最大充電量である低コスト充電量で充電する電気料金優先モードで充電するか、又は電気料金が安くない時間帯を含めた予め定めた大きな充電量で充電する手間低減優先モードで充電するかをユーザに選択させ、選択された充電モードでの前記利用予定開始時刻の直前の残容量が、前記必要残容量から前記低コスト充電量を引算した残容量、又は前記必要残容量から前記大きな充電量を引算した残容量となるように、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画を変更する。
この発明のさらに他の態様の電動移動体は、バッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御装置を備える前記電動移動体であって、前記充電制御装置は、プログラムを記録するメモリと、前記メモリから前記プログラムを読み出して実行するCPUと、を有し、前記CPUが前記プログラムを実行することによって前記充電制御装置は、前記電動移動体の利用予定を取得し、該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する。
この発明によれば、電動移動体の利用予定開始時刻に合わせて充電計画を変更し必要残容量に到達する充電制御を行うと共に、前記充電制御では、バッテリの残容量を必要残容量まで充電することに止めることで、バッテリが満充電に近い状態に維持される時間を少なくする。
これにより、必要残容量、すなわち、電動移動体の利用予定開始時刻までに必要な残容量をバッテリに確保することができるため、利便性と劣化抑制とを両立できる。
図1は、実施形態に係る電動移動体の充電制御方法を実施する実施形態に係る電動移動体としての電動車両を備えるシステムの構成例を示すシステム図である。 図2は、ナビゲーション装置の詳細な構成例を示すブロック図である。 図3は、実施形態の動作説明に供されるフローチャート(1/2)である。 図4は、実施形態の動作説明に供されるフローチャート(2/2)である。 図5Aは、目標SOC以内の通常利用のSOC推移予測のタイムチャート、図5Bは、非通常利用下での手間低減優先制御のタイムチャート、図5Cは、非通常利用下での電気料金優先制御のタイムチャートである。 図6は、目標残容量が増加された場合の電気料金優先制御のタイムチャートである。 図7は、目標残容量が増加された場合の手間低減優先制御のタイムチャートである。 図8は、目標残容量が増加された場合の劣化抑制優先制御のタイムチャートである。 図9Aは、逆算手順1の説明に供されるタイムチャート、図9Bは、逆算手順2の説明に供されるタイムチャート、図9Cは、逆算手順3の説明に供されるタイムチャート、図9Dは、逆算手順4の説明に供されるタイムチャートである。 図10は、目標残容量が増加された場合の動作説明に供されるフローチャートである。 図11は、電気料金優先の目標SOCの設定の一般的な制御手順を示すフローチャートである。 図12は、実施部を除く充電制御装置がインターネット上の管理サーバに実装される変形例のシステムの構成を示すシステム図である。
この発明に係る電動移動体の充電制御方法及び電動移動体について実施形態を挙げ、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
[構成]
図1は、実施形態に係る電動移動体の充電制御方法を実施する実施形態に係る電動移動体としての電動車両(ここでは、電気自動車)10を備えるシステム12の構成例を示すシステム図である。
システム12は、電動車両10の他に、該電動車両10に外部から電力を供給する充電設備14と、移動通信網16又はBluetooth(登録商標)等の近距離無線通信18を介して前記電動車両10と交信可能なスマートフォン等のスマートデバイス20とから構成される。
スマートデバイス20は、電動車両10の運転者等のユーザにより携帯される端末である。
電動車両10は、充電制御装置22を実装するナビゲーション装置24と、電動車両10の車輪26を回転駆動する電動機28に給電するバッテリ30とを備える。
バッテリ30は、大容量のリチウムイオン電池であって、電動車両10は、1回の充電で500[km]程度の航続距離を確保できる。なお、この発明は、500[km]程度より短い航続距離又はより長い航続距離を有する電動車両等の移動体にも適用可能である。
この電動車両10では、充電制御装置22は、ナビゲーション装置24に実装されているが、実施部44を除く構成要素又は全構成要素をナビゲーション装置24とは別個に、例えば、後述するように管理サーバ82(図12)に設けることもできる。
図1に戻り、ナビゲーション装置24は、充電制御装置22と、表示部(車載ディスプレイ)23と、通信制御ユニット25とを備える。
図2は、ナビゲーション装置24の詳細な構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、ナビゲーション装置24は、充電制御装置22が実装された制御装置60と、該制御装置60との間で制御信号を含む種々の信号を送受する表示部(ディスプレイ)23、操作部64、音声出力部(スピーカ)66、情報記憶部68、車両信号I/F70、無線I/F72及びGPS受信部(衛星測位装置)74を備えている。
表示部23は、制御装置60からのデータに基づき地図や、現在地や、現在地から目的地への推奨ルートを表示する。操作部64は、ユーザがナビゲーション装置24に対して各種指示を出す際にユーザにより操作される。なお、表示部23と操作部64とを1つにまとめたタッチパネル式表示器を使用してもよい。音声出力部66は、経路案内や各種情報通知等に係る音声を出力する。情報記憶部68は地図データ等のデータを格納する。車両信号I/F70は制御装置60と現在地測位等に係る情報を検出する車速センサ等のセンサ(図示せず)との間の信号送受に寄与する。
無線I/F72は制御装置60と通信制御ユニット25との間の信号送受に寄与する。通信制御ユニット25は、アンテナ76を介して電波を送受して、移動通信網16又は近距離無線通信18を介してスマートデバイス20との間で通信を行う。GPS受信部74は、アンテナ78において測位衛星からのGPS電波を捕捉し、該GPS電波に基づき現在地を測位する。
スマートデバイス20は、ユーザにより携帯され、電動車両10の車内にあっても、車外にあっても、移動通信網16又は近距離無線通信18を介して無線通信により交信可能である。
ナビゲーション装置24は、移動通信網16、図示しないインターネット、及び公衆通信網(不図示)を介して、後述する管理サーバ82、電気の供給者(不図示)のサーバ等と通信が可能になっている。前記管理サーバ82は、前記公衆通信網、前記インターネットを通じて前記電気の供給者と通信が可能になっている。
図1に戻り、図示しない前記電気の供給者の系統電源に接続されている充電設備14は、電動車両10のユーザの自宅の駐車場(所定の駐車位置)や事業所の駐車場(所定の駐車位置)、又は公道沿いの充電スタンド等に配備され、先端に充電プラグ32が設けられた充電コード34を備える。
ユーザは、電動車両10の1日の利用を終えて前記所定の駐車場に帰着後、バッテリ30の残容量が少ないと判断した場合、例えば、夕方から充電する際に、電動車両10のボンネットの充電リッド(不図示)を開ける。次いで、一端が充電設備14に接続された充電コード34の他端側の充電プラグ32を持ち、充電設備14のホーム位置(収納位置)から離脱させて電動車両10の充電ポート(コネクタ)36に充電プラグ32を装着する。これにより、充電設備14と充電ポート36とが充電可能な状態に電気的に接続される。
この場合、充電制御装置22の制御下に、バッテリ30には、充電設備14から、基本的には、昼間に比較して電気料金(電力料金)の安い深夜の時間帯に充電され、それでも足りない場合には、電気料金の高い昼間時間帯に充電される。
電動車両10が充電コード34を介して充電設備14に接続状態になっているからといって、バッテリ30の充電中であるとは限らない。
バッテリ30の充電及び非充電の充電計画は充電制御装置22の判断部42が決めており、電動車両10が充電設備14に接続状態になっていても、充電制御装置22がバッテリ30の充電を停止又は中止していることがある。
充電終了後の翌日の出発時に、充電プラグ32を充電ポート36から離脱させ、充電リッド(不図示)を閉じる。その後、充電プラグ32を充電設備14の前記ホーム位置に装着する。
充電制御装置22は、CPUがメモリに記録されたプログラムを実行することで各種機能部として機能するマイクロコンピュータにより構成され、メモリである記憶部40の他、演算部としての判断部42、実施部44及び通知部46を備える。
充電制御装置22は、充電設備14の充電プラグ32が電動車両10の充電ポート36に接続された際にバッテリ30の充電(充電計画に基づき実施される充電)を制御する。
通知部46は、所定条件下に、通信制御ユニット25を通じて、ユーザのスマートデバイス20にバッテリ30の充電を促す(「充電要」)等の通知をする。なお、バッテリ30の充電を促す等の通知は、車載の表示部23に対しても通知される。
スマートデバイス20への充電を促す等の通知は、スマートデバイス20が近距離無線通信18の交信有効エリアに位置する場合には、近距離無線通信18を通じて、その位置より遠距離に位置する場合には、移動通信網16を通じて行われる。
電動車両10の実施部44は、判断部42からバッテリ30の充電要の指示を受けると、バッテリ30を、判断部42から指示された残容量{目標SOC(State Of Charge)}まで充電する。
[動作]
基本的には以上のように構成されるシステム12の充電制御装置22(のCPU)により実行される動作を図3のフローチャート(1/2)、図4のフローチャート(2/2)を参照しながら以下に説明する。
フローチャートに係るプログラムの実行主体は、充電制御装置22(記憶部40を除く、判断部42、実施部44、又は通知部46のいずれか)である。
なお、この実施形態では、前記プログラムが格納された充電制御装置22を電動車両10に実装しているが、上記したように、後述する変形例では管理サーバ82(図10)に前記プログラムを実装している。
ステップS1にて、電動車両10の基礎充電場所(所定充電場所)が特定される。ここでは、実施部44の制御下に操作部64を通じて充電設備14のある家(自宅)80が基礎充電場所として特定される。より正確には、帰着後に充電プラグ32が充電ポート36に装着された充電設備14との電気的接続状態においてGPS受信部74による電動車両10の測位位置が基礎充電場所として特定され記憶部40に予め記録される。
また、ステップS1にて、実施部44は、充電設備14のある家80での電気料金情報を家80(ユーザ)が契約している電気の供給者(不図示)からインターネット(不図示)を介しナビゲーション装置24を通じて自動的に取得する。
又は、ユーザがスマートデバイス20を操作して、あるいはユーザがナビゲーション装置24の操作部64を操作して、ユーザ自身が契約している電気料金情報を手動で入力するようにしてもよい。
さらに、ステップS1にて、実施部44は、ナビゲーション装置24を通じて電動車両10の過去の出発時刻情報を取得する。
ステップS2にて、電動車両10の家80からの出発時におけるバッテリ30の残容量、この実施形態では、SOC(又は残容量SOCという。)[%]が、記憶部40に記録される。出発時におけるSOCを、出発時SOCという。
なお、残容量は、SOC[%]に限らず、電力量[Wh]又はアンペアアワー[Ah]として記録・管理してもよい。以下も同様である。
ステップS2にて、また、電動車両10の家80への帰着時(帰宅時)におけるバッテリ30の残容量SOCが、帰着時SOCとして記憶部40に記録される。
判断部(充電計画判断部)42は、取得した出発時SOCと帰着時SOCとを用いて、1日分のSOCの消費量ΔSOCを算出する(ΔSOC=出発時SOC-帰着時SOC)。
判断部(充電計画判断部)42は、算出した消費量ΔSOCを、バッテリ30の使用履歴(電動車両10の走行履歴)として記憶部(車両履歴保持部)40に格納する。従って、ステップS2にて、過去一定期間の1日毎の消費量(日消費量)ΔSOCが記憶部(車両履歴保持部)40に格納される。
以降、図5Aの通常利用のSOC推移予測図も参照して説明する。
ステップS3にて、所定期間、例えば、1カ月(30日間)の使用履歴の傾向から、翌日以降の1週間(7日間)の通常利用(図5A)の曜日別の平均的な電動車両10の使い方で消費される日消費量ΔSOCを予測する。さらに、1カ月(30日間)の使用履歴の傾向から、ユーザが許容できる1週間当たりの充電回数(充電頻度)Nuを予測する。図5AのSOC推移予測は、電動車両10は、1回の通常充電量ΔSOC_typで、2日分の走行で消費される電力を充電していることが分かる(通常充電量ΔSOC_typ=2×日消費量ΔSOC)。
該SOC推移予測からn日後(この例では、1日後、2日後、3日後、4日後、5日後、6日後、7日後)の帰着時SOCを予測する。詳しくは、ステップS4~ステップS7にて説明する。
次いで、ステップS4にて、ユーザが電欠不安を感じる下限SOCを決定する。下限SOCにより、ユーザの電欠発生の不安に対する充電開始SOCの制約条件を決定する。
下限SOCは、実施部44によるデフォルト設定あるいは、後述する車載HMI(Human Machine Interface)を利用したユーザ設定が可能である。あるいは、電動車両10の使用履歴から1日の車両利用で消費する消費量ΔSOCを算出し、ユーザ別の使い方の傾向の違いに応じた閾値としての下限SOCを充電制御装置22(システム)が判断し、下限SOCを可変に設定することも可能である。
次いで、ステップS5にて、充電回数に対する充電量(ある残容量からより大きい残容量までの増加量)ΔSOCの制約条件を、前記の所定期間、例えば1ヶ月の使用履歴に基づき決定する。
判断部(充電計画判断部)42は、曜日別の平均的な消費量ΔSOCの一定期間分(例として、1週間分とする。)を積算した1週間分の必要充電量ΔSOC_drvを、ユーザが許容できる一週間当たりの充電回数(充電頻度)Nuで除算することで、走行数日分の平均的な消費量を賄うために必要な1回の通常充電量ΔSOC_typを算出する。
さらに、ステップS6にて、判断部(充電計画判断部)42は、充電終了SOCに対する制約条件として、電欠不安ならびに充電頻度増加によりユーザの利便性を低下させないために、最低限必要な残容量SOC_minを決定する。最低限必要な残容量SOC_minは、下限SOC(後述する底SOCの最小値)に1回の通常充電量ΔSOC_typを加算して算出される(SOC_min=下限SOC+ΔSOC_typ)。
ステップS7にて、上記ステップS4~ステップS6の制約条件下で、バッテリ30の劣化を最小化する充電開始SOC及び充電終了SOCの組み合わせを決定することで、下限SOCと、後述する最低SOC(最低SOC≧下限SOC)と、目標SOC(目標残容量、この実施形態では、後記するように最低限必要な残容量SOC_min)と、充電予定日を算出する。
必要残容量である目標SOC(目標残容量)の設定に関しては、公知のように、バッテリ30の劣化が、充放電回数が多いほど劣化が促進されるサイクル劣化と、満充電に近い状態での放置時間が長い程劣化が促進される保存劣化(高SOC下での放置劣化)を考慮する。
この実施形態では、バッテリ30の放置劣化を考慮した目標SOCに設定する。残容量の最大値は、最低限必要な残容量SOC_minから満充電までのSOC領域で、放置劣化を最も抑制できるSOCを設定する。満充電容量未満に抑えることが好ましいとされているので、この実施形態では、最低限必要な残容量SOC_minが70[%]であると仮定し、図5Aに示すように、その70[%]値を目標SOCに設定している。
この70[%]の目標SOCは、後述するイレギュラーな目標SOC(補正後目標SOCともいう。)と対比して説明する場合には、通常時の目標SOC又は通常時目標SOCともいう。
充電回数増加によるユーザ利便性低下(ユーザによる電動車両10の充電ポート36への充電プラグ32の装着及び離脱の操作回数の増加)を防ぐために、図5Aの充電計画では、ユーザが許容できる充電頻度として、2日分の消費量を1回の通常充電量ΔSOC_typで賄えるように設定している。
これにより、図5Aでは、充電予定日が、2日に1回になる。すなわち、図5A(通常利用充電計画)では、火曜日Tueと、木曜日Thuと、土曜日Satに、各日帰着時以降に残容量SOCが目標SOCになるまで充電している。図5Aにおいて、土曜日Satの次の充電日は、次の月曜日(不図示)になる。
通常利用の場合の充電計画は、図5Aの一点鎖線の特性で示すように、電欠不安を解消するように設定された下限SOCからバッテリ30の劣化を促進し易い高SOC(満充電を含む。)下での放置劣化が回避される目標SOCまでの2日毎の通常充電量ΔSOC_typでの充電計画とされる。
次に、ステップS8にて、充電作業に対してのユーザ志向(電気料金と充電手間に対する優先順位)の設定情報を取得する。この場合、制約条件は、ユーザの入力に基づき、電気料金が安いことを優先する(電気料金優先)か、それとも手間(充電回数、充電頻度)を少なくすることを優先する(手間低減優先)かにより決定される。ここで、手間とは、上記したように、充電設備14に充電コード34を通じて接続されている充電プラグ32を充電ポート36に着脱して充電する一連の作業をいう。
なお、充電制御装置22のデフォルト設定は、充電制御装置22が電気料金情報を取得したときには、電気料金優先とする。このデフォルト設定は、ユーザが、例えば、スマートデバイス20や車載HMIにより変更することができる。
次いで、ステップS9にて、電気料金に対する充電量ΔSOCの制約条件を前記電気料金情報に基づき決定する(詳しくは、ステップS10~ステップS11にて説明する。)。
次いで、ステップS10にて、充電設備14に電動車両10が接続される時刻の傾向から充電開始可能時刻を予測し、前記充電開始可能時刻(例えば、帰着日当日の夕方の7pm)から充電終了可能時刻(例えば、翌日の朝方の7am)までの間での1回の充電で充電可能な最大の充電量である最大充電量ΔSOC_maxを算出する。
例えば、充電プラグ32が夕方6時前に充電ポート36に装着され、次の日の朝7am以降に離脱される傾向が記憶部40の記録(使用履歴)から判断部42により判定されている場合、夕方7pmから次の日の朝7amまでの時間帯での時間×単位時間充電量が最大充電量ΔSOC_maxとして算出される。
この場合、最大充電量ΔSOC_maxは、電気料金の安い優先時間帯の深夜(例えば、夜11pm~朝7amまで)の電力による充電量と比較的高い夜間電力(例えば、夕方7pm~夜11pmまで)による充電量との合計充電量として算出される。
次いで、ステップS11にて、充電開始可能時刻(夕方7pm)から出発時刻(次の日の朝7am)までの時間帯であって、且つ電気料金が安い優先時間帯の深夜(夜11pmから朝7amまでの8時間)のみの電力により充電可能な最大充電量である低コスト充電量ΔSOC_lowcost(図5A)を算出する。
低コスト充電量ΔSOC_lowcostは、深夜11pmから次の日の朝の7amまでの時間帯での時間×単位時間充電量で算出される。
次いで、ステップS12にて、次回の充電予定日迄に電動車両10のイレギュラーな利用計画があるか否かが判定される。
イレギュラーな利用計画がない(ステップS12:NO)場合には、ステップS13にて、必要SOC_req(単に、必要SOCともいい、充電終了時のSOCを意味する。)を最低限必要な残容量SOC_minに設定し、ステップS15に進む。
一方、イレギュラーな利用計画が有る(ステップS12:YES)場合には、ステップS14にて、カレンダー又はナビ設定情報から特定日(図6~図9では土曜日)の目的地を取得し、目的地への往復路(往路と復路が異なる場合もある。)走行に必要な残容量である必要SOC_reqを算出し、ステップS15に進む。
次いで、ステップS15にて、必要SOC_reqが目標SOC(通常時目標SOC)以下であるか否かを判定し、以下である(必要SOC_req≦目標SOC)場合(ステップS15、YES)(ステップS13設定後の場合)には、ステップS16にて第1制御モードによる充電パターンでの充電制御を行う。
[第1制御モード](必要SOC_req≦目標SOC)
第1制御モードについて、図5Aの通常利用、図5Bの非通常利用1a(手間低減優先)、及び図5Cの非通常利用1b(電気料金優先)の3パターンについて説明する。
[通常利用(図5A)]
図5Aに示すように、低コスト充電量ΔSOC_lowcostは、電気料金が安い時間帯(11pm~7am)での1回の充電によりバッテリ30に充電可能な最大充電量であって、2日使用分の通常充電量ΔSOC_typ(目標SOC-下限SOC)を上回る(賄える)充電量になっている。
最大充電量ΔSOC_maxは、電気料金を気にせずに、次回利用時(翌朝利用時)までに1回の充電でバッテリ30に充電可能な最大充電量であり、低コスト充電量ΔSOC_lowcostを上回る大きな充電量になっている。
上記したように、最大充電量ΔSOC_maxは、次の(1)式で算出される。
ΔSOC_max=ΔSOC_lowcost(11pm~7amまでの8時間)+ΔSOC_highcost(7pm~11pmまでの4時間)
…(1)
下限SOCは、ステップS4で、ユーザに電欠不安を与えないようなSOC閾値として一旦設定されるが、前記したステップS4で算出された下限SOCの値が、目標SOCから低コスト充電量ΔSOC_lowcostを引いた値(デフォルト下限SOC=目標SOC-低コスト充電量ΔSOC_lowcost)よりも小さい場合は、下限SOCを同値(デフォルト下限SOC)に設定する。
図5A、図5B及び図5Cに下限SOCとして示すように、デフォルト下限SOCより少し高い値でユーザが、自身の電欠不安度合いに応じて任意に設定したユーザ設定値とすることも可能である。
判断部42が、所定の場所(家80又はその近辺の充電設備14のある場所)で充電ポート36に充電プラグ32が装着(接続)されたことを検出すると、実施部44により、通常利用(図5A)、非通常利用1a(図5B)、又は非通常利用1b(図5C)の充電計画による第1制御モードが実施される。
ここで、非通常利用1a(図5B)及び非通常利用1b(図5C)は、帰着時のSOC(帰着時SOC)がステップS4にて設定された下限SOCを大きく下回った場合に該当する。
なお、前記所定の場所以外では、通常利用(図5A)、非通常利用1a(図5B)、又は非通常利用1b(図5C)の充電計画による制御モードがいずれも実施されず、所定の場所以外の充電設備(不図示)の充電プラグ(不図示)が、電動車両10の充電ポート36に装着された場合には、充電制御装置22は、目標SOCまでの充電を直ちに開始する制御モードを実施する。
目標SOCが一定値に設定される第1制御モード実施時には、バッテリ30の残容量SOCが、(下限SOC+ΔSOC_use)より低下した場合、目標SOCまで充電を実施し、(下限SOC+ΔSOC_use)まで低下していなければ、充電は実施しない。ただし、ΔSOC_useは過去の走行履歴から予測した翌日の消費量である。
充電を実施しない日(例えば、図5Aの月曜日Mon、水曜日Wed、金曜日Fri及び日曜日Sun)に充電プラグ32が充電ポート36に装着されていない場合でも制御は継続される。
帰着時の残容量SOCが(下限SOC+ΔSOC_use)より低下している場合は、充電プラグ32を充電ポート36に装着することをユーザに促すため、スマートデバイス20及び車載HMIを通じて、「充電要」との旨がユーザに通知される。
この意味から(下限SOC+ΔSOC_use)は、ユーザに電動車両10の充電を促す充電推奨SOCとしても機能する。
図5Aの通常利用の充電計画による制御モードにおいては、通常充電量ΔSOC_typが、全て、電気料金の安い低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲内で賄われている。
[非通常利用1a(ΔSOC_maxを利用した手間低減優先)]
次に、図5Bを参照してユーザの手間低減優先嗜好を反映した非通常利用1aの充電パターンによる制御モードを説明する。
図5Bの水曜日Wedに注目する。水曜日Wedに記憶部40の日程表の当初の計画にない電動車両10の走行利用がなされて、水曜日Wedに下限SOCを大きく下回る電力の消費がなされたものとしている。
この場合、水曜日Wedの帰着時から木曜日Thuの朝までの間で目標SOCまでに必要な充電量は、充電量(必要充電量)ΔSOCである。しかし、水曜日Wedの帰着時から木曜日Thuの朝までの間で低コスト充電量ΔSOC_lowcostが、必要充電量ΔSOCより小さい(ΔSOC>ΔSOC_lowcost)ので、1回の充電では、目標SOCまで到達し得ない。
なお、図5Bで、Thuと記載されている上に描かれた垂直に延びる一点鎖線の線分の長さが必要充電量ΔSOCを表し、前記線分の下端は、水曜日Wedの帰着時の残容量SOC、前記線分の上端は木曜日Thuの出発時残容量SOCを示している。火曜日Tue及び土曜日Satも同様である。
水曜日Wedの帰着時の残容量SOCでは、木曜日Thuの出発時までに低コスト充電量ΔSOC_lowcostでは充電することができない場合、充電制御装置22は、ユーザのスマートデバイス20に通知し、手間低減優先嗜好で充電するか電気料金優先嗜好で充電するのかを確認する。
充電制御装置22によるスマートデバイス20への通知タイミングは、残容量SOCが(下限SOC+ΔSOC_use)を下回る時点t1(図5B)で通知を開始し、該通知に対する応答を確認するまでは、水曜日Wedの帰着時に充電ポート36に充電プラグ32が装着される時点まで通知を続けてもよい。
手間低減優先嗜好又は電気料金優先嗜好は車載HMI(ナビゲーション装置24の表示部23、操作部64及び音声出力部66を利用したHMI)又はスマートデバイス20を通じて予め設定することもできる。
手間低減優先嗜好が選択されている場合には、図5Bの非通常利用1aの充電パターンによる制御モードが実施される。
この場合、水曜日Wedの帰着時から木曜日Thuの朝方にかけて、深夜電力で賄える低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲まで優先して充電し、不足分の充電量を夕方7pm~深夜11pmまでの間に最大充電量ΔSOC_maxの範囲で充電するように充電計画が変更されて充電が実施される。
例えば、目標SOCに到達するまでに10時間の充電時間が必要であれば、最初の2時間が電気料金の高価な夕方から晩の時間帯で充電され、残りの8時間は深夜11pm以降朝7amまでの電気料金の安い電力で充電される。
図5Bに示す非通常利用1a(手間低減優先)では、最大充電量ΔSOC_maxの範囲内での1回の充電により目標SOCまで充電され、充電回数が増加しない。つまり、ユーザが充電プラグ32を充電ポート36に装着する回数は、2日に1度で通常利用(図5A)から増加しない。これによりユーザの充電に係わる充電プラグ32の充電ポート36への装着操作等の手間が削減される。
[非通常利用1b(ΔSOC_lowcostを利用した電気料金優先)]
一方、電気料金優先嗜好が選択されている場合には、図5Cの非通常利用1bの充電パターンによる制御モードが実施される。
この場合、水曜日Wedの帰着時から木曜日Thuの出発時までの充電では、残容量SOCが目標SOC未満となることを許容する(図5Cでは充電量ΔSOCを、ΔSOC=ΔSOC_lowcostとしている。)。
つまり、水曜日Wedの帰着時から木曜日Thuの出発時まで低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲全部で充電し、木曜日Thuの帰着後から金曜日Friの出発時までに低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲内で目標SOCに到達するように複数回かけて充電する。
この場合、充電回数は、木曜日Thuの帰着時(図5CでFriと記載している時点)分、増加する。これによりユーザの充電に係わる充電プラグ32の充電ポート36への装着操作等の手間は増加するが、電気料金は、図5Bの非通常利用1a(手間優先)の充電制御に比較して安くすることができる。
なお、金曜日Friに(下限SOC+ΔSOC_use)を割り込む程消費する予定がある場合には、図5Cの充電パターン(低コスト充電量ΔSOC_lowcostのみを利用した充電パターン)での充電は行わずに図5Bの充電パターン(低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲を上回る最大充電量ΔSOC_maxの範囲を利用する充電パターン)で充電してもよい。
このように、非通常利用1b(電気料金優先)に設定されている場合であっても、最大充電量ΔSOC_maxの範囲を利用する充電パターンに置換可能である。
[第2制御モード](必要SOC_req>目標SOC)
一方、図4のステップS15にて、必要SOC_reqが目標SOCを上回る(ステップS15:NO)とき、ステップS17の第2制御モードによる充電パターンでの充電制御を行う。
すなわち、ステップS17では、目標SOCを大きな値に補正して、補正後の目標SOC(必要SOC_req=補正後目標SOC>目標SOC)まで充電が必要となる第2制御モードによる充電パターンでの充電制御を行う。
第2制御モードについて、図6の非通常利用2a(電気料金優先)、図7の非通常利用2b(手間低減優先)、及び図8の非通常利用2c(手間低減優先且つ劣化抑制優先)の充電パターンについて説明する。
なお、図6~図8において、目標SOCを大きな値に補正した必要SOC_reqは、残容量SOCが、100[%]に近い残容量SOCとなり、一時的ではあるが、バッテリ30の劣化が促進される。
図6~図8において、カレンダー又はナビ設定情報から特定日(図6~図8の上図の土曜日Sat)の目的地を月曜日Monの帰着時(図6~図8のTue上の線分の下端)迄に取得し、月曜日Monの帰着時までに目的地への走行に必要な残容量である必要SOC_req(補正後目標SOCともいう。)を算出する。
図6~図8に示すように、補正後の目標SOCである必要SOC_reqは、次の(2)式に示すように、補正前の目標SOCに嵩上げ分の充電量ΔSOC_reqを加算した残容量になる。
SOC_req=目標SOC+ΔSOC_req …(2)
この場合、土曜日Satの出発時(図6~図8中、土曜日Sat)までに、必要SOC_reqまで充電しておく必要があるため、金曜日Friの帰着時(図6中、土曜日Sat)の残容量SOCがSOC_req以下の場合、充電を実施する必要がある。つまり、金曜日Friの帰着時(図6中、土曜日Sat)に充電の実施を判断する閾値が、必要SOC_reqになる。
[非通常利用2a(図6):電気料金優先]
図6に示すように、ユーザが非通常利用2a(電気料金優先設定)を設定している場合、1回の充電では、低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲までしか充電できないので、金曜日Friの帰着時(図6中、土曜日Sat)のSOCは、下限SOCよりも高い最低SOC_up1以上にしておく必要がある。
このように、特定日(土曜日Sat)から逆算していく必要があるので、逆算手順を図6の他に図9A~図9Dを参照して説明する。
図6、図9A(逆算手順1)及び次の(3)式に示すように、最低SOC_up1は、補正後の目標SOC(SOC_req)から、低コスト充電量ΔSOC_lowcostを引算した値になる。
SOC_up1=SOC_req-ΔSOC_lowcost …(3)
なお、最低SOC_up1は、補正後の目標SOCから、低コスト充電量ΔSOC_lowcostを引算した値に、制御誤差を考慮した制御マージン(余裕代)を加算した値の残容量としてもよい。以下も同様である。
次に、図6、図9B(逆算手順2)に示すように、金曜日Friの帰着時(図6、図9B中、土曜日Sat)のSOCを、最低SOC_up1以上にするためには、金曜日Friの消費量が消費量ΔSOC_use1とすると、金曜の出発時(図6、図9B中、金曜日Fri)までに、Q点に示す(SOC_up1+ΔSOC_use1)までバッテリ30を充電しておく必要がある。
そのため、木曜日Thuの帰着時(図9B中、金曜日Fri)の残容量SOCが、(SOC_up1+ΔSOC_use1)以下の場合、図9C(逆算手順3)に示すように、木曜日Thuの帰着時(図9C中、金曜日Fri)に充電を実施(追加)する必要がある。
この場合、木曜日Thuの帰着時(図9C中、金曜日Fri)に充電の実施終了を判断する閾値(残容量閾値SOC_1)は、図9C中のQ点で示す次の(4)式で表される値になる。
SOC_1=SOC_up1+ΔSOC_use1 …(4)
次の(5)式に示すように、木曜日Thuの帰着時(図9C中、金曜日Fri)SOCは、最低SOC_up2が、残容量閾値SOC_1から、低コスト充電量ΔSOC_lowcostを引算した値になる。
SOC_up2=SOC_1-ΔSOC_lowcost …(5)
同様に考えて、図9D(逆算手順4)に示すように、木曜日Thuの消費量が消費量ΔSOC_use2とすると、木曜日の出発時(図6中、木曜日Thu)までに、図9D中、R点で示す(SOC_up2+ΔSOC_use2)までバッテリ30を充電しておく必要がある。
この場合、水曜日Wedの帰着時(図9D中、木曜日Thu)の残容量SOCが、(SOC_up2+ΔSOC_use2)以下の場合、充電を実施(追加)する必要があり、充電の実施終了を判断する閾値(残容量閾値SOC_2)は、次の(6)式で表される値になる。
SOC_2=SOC_up2+ΔSOC_use2 …(6)
図9Dに示すように、残容量閾値SOC_2が通常時の目標SOCを下回っているため、逆算を終了する。
図6に示すように、補正後目標SOC(SOC_req)が設定された充電予定日(土曜日Sat)から逆算し、1日前(金曜日Fri)、2日前(木曜日Thu)、・・、n日前(本実施例では、図6中、木曜日Thuで、n=2)までと、補正後目標SOC(SOC_req)が設定された充電予定日から、帰着時の最低SOC_upnが、下限SOCを上回る曜日(n日前)まで繰り返し、帰着時に充電実施を判断する残容量閾値SOCを算出する。
つまり、水曜日Wedから金曜日Friの帰着時(図6中、木曜日Thuから土曜日Sat)に、充電を実施するか否か判断する帰着時の最低SOC_upnが下限SOCより高い値に補正される。
図6に示すように、木曜日Thuの帰着時(図6中、金曜日Fri)の残容量SOCが(帰着時SOC_up1+ΔSOC_use1)を下回るため、木曜日Thuの帰着時から金曜の出発時にかけて充電を実施する予定を追加する。
この場合、図6に示すように、目標SOC(図6中、Q点)は、木曜日Thuの帰着時(図6中、金曜日Fri)の残容量SOCに、低コスト充電量ΔSOC_lowcost以下の充電量を加算した値に補正される。
よって、金曜日Friの消費量が、消費量ΔSOC_use1とすると、金曜日Friの出発時には、残容量(ΔSOC_use1+SOC_up1)までの充電が必要になる。
上記したように、例えば、月曜日Mon帰着時点までに土曜日Satの計画(目標SOCの必要SOC_reqへの変更計画)を取得したとすると、各曜日予定電力消費量に基づき火曜日Tueから土曜日Satまでの帰着時点の残容量SOCを予測する。
予測した残容量SOCが、下限SOC(又は帰着時の残容量SOC_up)を下回ることが予測される場合、該当する曜日を充電実施予定日として、目標SOCを上回る残容量閾値SOC_nまで充電するように充電計画を修正する。
すなわち、図6の木曜日Thu以降、一点鎖線で示す充電計画を変更し、低コスト充電量ΔSOC_lowcost範囲内で充電しながら、カレンダー又はナビ設定情報から特定日(土曜日Sat)の直前(金曜日Fri)まで残容量SOCを徐々に高くすることで、低コスト充電量ΔSOC_lowcostで土曜日Satの出発時点で土曜日Satの走行計画に支障のない必要SOC_reqまで充電することができる。
このように帰着時残容量SOC_upnを下限SOCから補正すること、目標SOCを残容量閾値SOC_nまで補正することで、図6のように、補正後目標SOCが当初計画よりも高めに設定された非通常利用の充電計画による制御モードにおいても、劣化が大幅に促進される高SOC領域での残容量を最大限回避しつつ、全ての充電量を、電気料金の安い低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲内で充電することができる。
図6について、総括的に説明すると、土曜日Satの出発時(充電終了時)の必要残容量であるSOC_reqは、通常時の目標SOCを上回っているので、目標SOCを補正し、目標値=SOC_reqとする。
また、金曜日Friの消費量ΔSOC_use1を考慮した金曜日Friの出発時(充電終了時)の残容量閾値SOC_1は、通常時の目標SOCを上回っているので、目標SOCを補正し、目標値=SOC_1(=Q)とする。
さらに、図9Dを参照して説明した金曜日Friの消費量ΔSOC_use2を考慮した金曜日Fri出発時(充電終了時)の残容量閾値SOC_2は、通常時の目標SOCを下回っているので、水曜日Wedの帰着時(図6中、木曜日Thu)は、通常時の目標SOCまで充電すればよいことになる。
この場合、消費量及び充電量を2点鎖線で示す、図9Dを参照して逆算のために計算した最低SOC_up2及び消費量ΔSOC_use2は、充電計画には反映しない。
[非通常利用2b(図7):手間低減優先]
ユーザが充電の手間を省きたい手間低減優先で制御する場合には、木曜日Thuの帰着時(図7中、金曜日Fri)には充電することなく、金曜日Friの帰着時から土曜日Sat出発時点前までの1回の充電量を、最大充電量ΔSOC_maxの範囲で、必要SOC_reqまで充電するように充電計画を変更する。
この場合、1回の充電で最大充電量ΔSOC_maxまで充電できるため、図7で示すように、図6の帰着時SOC_up1の算出と同様の手法で、且つ低コスト充電量ΔSOC_lowcostを最大充電量ΔSOC_maxに置き換えることで、帰着時SOC_up1´を次の(6)式で算出する。
帰着時SOC_up1´=必要SOC_req-ΔSOC_max …(6)
金曜日Friには、充電作業をしないので、木曜日の残容量閾値(図7中、Q点の残容量閾値SOC_2´)は、{SOC_up1´+ΔSOC_use1(金曜日消費量)+ΔSOC_use2(木曜日消費量)}とされる。
図7例では、残容量閾値SOC_2´は、(下限SOC+ΔSOC_lowcost)未満であるので、水曜日wedの帰着時に低コスト充電量ΔSOC_lowcostの範囲で残容量閾値SOC_2´まで充電される。
このように充電制御することで、図6の電気料金優先制御に比較して、電気料金は高くなるが、充電操作の回数は、図5に示した通常利用と同じで増加することがない。
[非通常利用2c(図8):劣化抑制優先]
図6の電気料金優先制御、図7の手間低減優先制御では、必要SOC_reqが、最も劣化が抑制される目標SOCを上回る回数、頻度が土曜日Satの出発時の他に、それぞれ、金曜日Friの出発時(図6)又は木曜日の出発時(図7)に増加する。目標SOCを上回る残容量まで充電されるとバッテリ30の劣化が一時的ではあるが促進される。
この場合、充電回数は増加するが、図8に示すように、充電後の残容量閾値SOC_nが目標残容量を上回らない充電計画とする。
つまり、SOC_reqからΔSOC_maxを引算した帰着時SOC_up1´に、金曜日Friの消費量ΔSOC_use1を加算した残容量(SOC_up1´+ΔSOC_use1)に、木曜日Thuの消費量ΔSOC_use2を加算した残容量(SOC_up1´+ΔSOC_use1+ΔSOC_use2)が目標残容量を上回ると予測された場合、木曜日Thuの帰着時の充電閾値SOC_3は、次の(7)式に示す残容量に止める。
SOC_3=SOC_up1´+ΔSOC_use1 …(7)
この場合、水曜日Wedの帰着時の充電量はΔSOC_use2でよく、充電閾値SOC_4は、下限SOCに木曜日Thuの消費量ΔSOC_use2を加算した値にすればよい。
図8の充電制御によれば、バッテリ30の劣化が最小限に抑制される。
すなわち、最低SOC及び目標SOCを補正することで、補正後目標SOC(SOC_req)が当初計画よりも高めに設定された非通常利用の充電計画による制御モードにおいても、充電回数を増加させることなく、極力劣化が大幅に促進される高SOC領域を回避しながら、カレンダー又はナビ設定情報から特定日に確実に必要SOC_reqまで充電することができる。
[第2制御モードの総括的な説明]
上記したステップS17(図4)の第2制御モードについて、図10のフローチャートを参照して総括的に説明する。
ステップS17aにて、電気料金より充電回数の低減を優先したい意思があるか否かを判定し、意思がある(ステップS17a:YES)場合には、ステップS17cにて、該当日より以前の複数充電予定日に最大充電量ΔSOC_max以内で充電可能な計画を再計算する。
一方、ステップS17aにて、電気料金を優先したい意思がある(ステップS17a:NO)場合には、詳細を後述するステップS17bにて、該当日より以前の複数充電日に低コスト充電量ΔSOC_lowcostの以内で充電可能計画を再計算する。
いずれの場合にも、ステップS17dにて充電予定日のみで充電が可能か否かを判断し、否である(ステップS17d:NO)場合には、ステップS17eにて充電予定日を増加し、ステップS17a以降、ステップS17dが肯定的となるまで再計算する。
図11は、ステップS17bの電気料金優先(図6の非通常利用2a)の目標SOCの設定の一般的な制御手順を示すフローチャートである。なお、この制御手順の一例は、図6、図9A~図9Dを参照して上述した。
ステップSaにて、必要SOC_reqまでの残容量が必要な日時(図6例では、土曜日Sat)を取得する。
ステップSbにて、必要SOC_reqが通常時の目標SOCより大きいか否かが判定され、SOC_req≦目標SOC(ステップSb:NO)の場合ステップS17d(図10)に移行する。
SOC_req>目標SOC(ステップSb:YES)の場合、ステップScにて、m回(mは変数)繰り返すための最初の値「1」をmに代入する。
ステップSdにて、SOC_up(m)、この場合、SOC_up1(図9A参照、SOC_up1=SOC_req-ΔSOC_lowcost)を算出する。
次いで、ステップSeにて、逆算を遂行するために、ユーザの慣習から予め取得した翌日の推定消費量である消費量ΔSOC_use(m)(図9Bでは、SOC_1)を取得する。
次に、ステップSfにて、前日(図9Bでは、金曜日Fri)の出発時(充電終了時)の目標SOC(該当日の充電の実施終了を判断する残容量の閾値)である残容量閾値(残容量設定値)SOC_(m)(図9Bでは、SOC_1=SOC_up1+ΔSOC_use1)を算出(逆算)する。
次いで、ステップSgにて、算出した残容量閾値SOC_(m)が、通常時の目標SOCより大きいか否かが判断され、大きい(ステップSg:YES)場合には、変数mをm=m+1と増加させ、ステップSgの判断で残容量閾値SOC_(m)が目標SOC(通常時)以下になる(ステップSg:NO)まで、日を遡る演算(ステップSd、Se、Sf、Sg:YES、Sh)を繰り返す。
ステップSgの判断が否定的となった場合、充電計画をステップSiにて以下に示すように決定する。
充電計画は、{目標SOC(req)=SOC_req、目標SOC(1)=SOC_1、…、目標SOC(m-1)=SOC_m-1}に決定される。
つまり、通常時の目標SOCを上回る充電が必要な日だけ、目標SOC(残容量閾値)を補正する。
[変形例]
上記実施形態は、以下のような変形も可能である。
図12は、充電制御装置22Aの一部がインターネット81上の管理サーバ82に実装されるシステム12Aの構成例を示すシステム図である。
実施部44は、充電制御装置22Aの残部として電動車両10Aに実装される。一方、実施部44を除く記憶部40A、判断部42A及び通知部46Aが管理サーバ82の充電制御装置22Aとして実装される。
図12のシステム12Aでは、電動車両10Aは通信制御ユニット25を装備し、通信制御ユニット25は、無線を介し移動通信網16を介してインターネット81へ接続され、インターネット81を介し図示しない公衆通信網を介して管理サーバ82とデータを送受する。
管理サーバ82は、インターネット81を介して複数の電動車両10Aから各種車両情報(各電動車両10Aに接続される各充電設備14の情報を含む。)を収集して、それらの情報をデータベースである記憶部40Aに蓄積する。
管理サーバ82は、電動車両10Aのバッテリ30の充電が必要になると、その旨を電動車両10Aの所有者のスマートデバイス20へインターネット81を介して知らせるようになっている。その場合、スマートデバイス20の表示部には、例えば「クルマを充電してください。」とテキスト表示される。
なお、図1のシステム12でも、バッテリ30の充電が必要になると、その旨を、スマートデバイス20へ通信制御ユニット25から移動通信網16を介して知らせている。
図12のシステム12Aでは、記憶部40A、判断部42A及び通知部46Aは、インターネット81に接続されている管理サーバ82に実装され、実施部44はナビゲーション装置24Aに実装される。実施部44も管理サーバ82に実装してもよい。
記憶部40A、判断部42A及び通知部46Aは、図1の記憶部40、判断部42及び通知部46と一の構成及び作用を有するものであり、相違点は、図1に示す電動車両10の記憶部40、判断部42、及び通知部46は、電動車両10のみの充電制御に関与しているのに対し、管理サーバ82の記憶部40A、判断部42及び通知部46Aは、複数の電動車両10Aの充電制御に関与していることである。
管理サーバ82の記憶部40A、判断部42A及び通知部46Aが、各電動車両10Aのバッテリ30への個別的に関与する部分の構成及び作用は、図1の電動車両10の記憶部40、判断部42及び通知部46の作用と同一である。
すなわち、管理サーバ82の記憶部40Aは、複数の電動車両10Aからインターネット81を介して各電動車両10Aの使用履歴を収集して、電動車両10A別に管理サーバ82に蓄積する。
判断部42Aは、電動車両10Aの日別の使用パターンを割り出し、これに基づき電動車両10A別にバッテリ30の充電の要否を判断すると共に、充電要のときのバッテリ30の充電量を計算する。
判断部42Aが電動車両10A別に判断したバッテリ30の要否及び充電要と判断したときに計算したバッテリ30の充電量の情報は、インターネット81を介して各電動車両10Aの実施部44へ送信される。
各電動車両10Aの実施部44は、図1の電動車両10の実施部44と同一の構成及び作用を有するものであり、相違点は、図1の電動車両10の実施部44は、通信制御ユニット25を介さずに車内の判断部42から充電時期及びその時の充電量についての指示を受けるのに対し、管理サーバ82により充電制御される各電動車両10Aの実施部44は、通信制御ユニット25を介して車外の管理サーバ82の判断部42Aから充電時期及び充電実施の際の充電量の指示を受けることである。
管理サーバ82により充電制御される各電動車両10Aの実施部44は、インターネット81を介して判断部42Aからバッテリ30の充電要の指示を受けると、バッテリ30を、判断部42Aから指示された残容量(目標SOC)まで充電する。
[実施形態及び変形例から把握し得る発明]
ここで、上記実施形態及び変形例から把握し得る発明について、以下に記載する。なお、理解の便宜のために構成要素には上記実施形態及び変形例で用いた符号を付けているが、該構成要素は、その符号をつけたものに限定されない。
この発明に係る電動移動体の充電制御方法は、バッテリ30を動力源として移動する電動移動体10、10Aの充電制御方法であって、前記電動移動体10、10Aの利用予定を取得し、該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する。
この構成によれば、電動移動体10、10Aの利用予定開始時刻に合わせて充電計画を変更し必要残容量に到達する充電制御を行うと共に、前記充電制御では、バッテリ30の残容量を必要残容量以下まで充電することに止めることで、バッテリが満充電に近い状態に維持される時間を少なくする。
これにより、必要残容量、すなわち、電動移動体10の利用予定開始時刻までに必要な残容量をバッテリ30に確保することができるため、利便性と劣化抑制とを両立できる。
また、この発明に係る移動体の充電制御方法は、前記電動移動体10の充電設備情報、充電開始時刻及び利用予定開始時刻に基づき、電気料金が安い時間帯のみで充電が行える最大充電量である低コスト充電量ΔSOC_lowcostでの充電計画を取得し、前記バッテリ30の充電を行う際に取得した利用予定による電力の消費量が、事前に取得した利用予定よりも大きい消費量になり、前記電気料金が安い時間帯のみで充電が行える前記最大充電量である前記低コスト充電量ΔSOC_lowcostでの1回の充電計画では前記必要残容量に到達しない場合(図5B、図5C)、前記電気料金が安くない時間帯にも充電を行い、前記電気料金が安い時間帯のみで充電が行える前記最大充電量である前記低コスト充電量を上回る前記必要残容量まで充電し充電回数の増加を抑制する手間低減優先モード(図5B)と、前記電気料金が安い時間帯のみで複数回に分けて充電を行い前記必要残容量まで充電する電気料金優先モード(図5C)のうち、一方をユーザが選択可能な充電計画に変更する。
この構成によれば、通常利用予定による電力消費よりも大きな電力消費が発生した場合に、電気料金は増加するが充電回数の増加を抑制する手間低減モードと、充電回数は増加するが電気料金の上昇を抑制する電気料金優先モードとを、選択可能であるので、ユーザ意思に沿う充電を実施することができる。
さらに、この発明に係る電動移動体の充電制御方法は、前記手間低減優先モードと前記電気料金優先モードの一方をユーザに選択させるに際し、前記電動移動体10と通信可能な端末を介して予めユーザに選択させておくか、あるいは、通常利用を上回る電力消費があったときに、前記電気料金優先モードでは充電回数が増加する旨を前記端末に通知し、この通知を契機としてユーザに選択させるようにしてもよい。
この構成によれば、ユーザによる充電の際、手間を低減することを優先する手間低減優先モードと、電気料金を安くする電気料金優先モードとを、ユーザの意思に基づき設定するに際し、ユーザ嗜好(電気料金優先嗜好又は手間低減優先嗜好)に応じて、ユーザ端末を介して選択できる。
さらにこの発明に係る電動移動体の充電制御方法は、バッテリ30を動力源として移動する電動移動体10の充電制御方法であって、前記電動移動体10の利用予定の取得時から利用予定開始時刻まで複数回の充放電が行われる所定日数を有する場合、前記利用予定開始時刻に必要な必要残容量を、前記利用予定開始時刻の直前の充電時に、電気料金が安い時間帯のみで充電が行える最大充電量である低コスト充電量ΔSOC_lowcostで充電する電気料金優先モードで充電するか、又は電気料金が安くない時間帯を含めた予め定めた大きな充電量で充電する手間低減優先モードで充電するかをユーザに選択させ、選択された充電モードでの前記利用予定開始時刻の直前の残容量が、前記必要残容量から前記低コスト充電量を引算した残容量、又は前記必要残容量から前記大きな充電量を引算した残容量となるように、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画を変更する(図6、図7、図8)。
この構成によれば、選択された充電モードでの前記利用予定開始時刻の直前の残容量が、必要残容量から低コスト充電量を引算した残容量、又は前記必要残容量から前記低コスト充電量より大きな充電量を引算した残容量となるように、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画を変更するようにしたので、電気料金の安い低コスト充電量であっても、手間低減優先モードによる大きな充電量であっても、利用予定開始時の直前の充電処理により必要残容量まで充電できる。
この発明に係る電動移動体の制御方法は、前記ユーザにより手間低減優先モードが選択されている場合に、前記必要残容量が劣化抑制目標残容量を上回る大きさであるとき、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画に、前記劣化抑制目標残容量を上回る充電計画を許容して、充電回数を抑制するようにしてもよい(図7)。
この構成によれば、利用予定開始時刻の直前の必要残容量が劣化抑制目標残容量を上回る大きさであるとき、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画に、前記劣化抑制目標残容量を上回る充電計画を許容して、充電回数を抑制するようにしたので、ユーザの手間低減嗜好に応えることができる。
この発明に係る電動移動体の制御方法は、前記ユーザにより手間低減優先モードが選択されている場合に、前記必要残容量が劣化抑制目標残容量を上回る大きさであるとき、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画に、前記劣化抑制目標残容量を上回る充電計画が含まれることを許容するか否かをユーザに確認し、ユーザが許容しなかった場合には、充電回数を増加して充電する旨をユーザに通知するようにしてもよい。
この構成によれば、普段は、充電回数の少ない手間低減優先モードを選択しているユーザであっても、バッテリの劣化を望まないユーザの便宜に供することができる。
この発明に係る電動移動体の制御方法は、前記バッテリの下限残容量が、ユーザにより設定可能とされていてもよい。
この構成によれば、バッテリの下限残容量を、例えば、ユーザの電欠不安の感じ度合いに応じて変更することができる。
この発明に係る電動移動体の制御方法は、前記バッテリの下限残容量が、前記必要残容量から前記電気料金が安い時間帯のみで充電が行える前記最大充電量である前記低コスト充電量を引算したデフォルト下限残容量に設定されていてもよい。
この構成によれば、日々の電力消費量が予定通りに電動移動体10、10Aが利用されている場合、電気料金の安い時間帯のみでバッテリを充電することができる。
この発明に係る電動移動体の制御方法は、前記バッテリの下限残容量が、ユーザにより設定可能とされている場合に、ユーザ設定下限残容量が、前記デフォルト下限残容量より大きな残容量であるとき、前記下限残容量を前記デフォルト下限残容量から前記ユーザ設定下限残容量に変更するようにしてもよい。
この構成によれば、バッテリの下限残容量を、例えば、ユーザの電欠不安の感じ度合いに応じて変更することができる。
この発明に係る電動移動体の制御方法によれば、前記電動移動体10、10Aの現在の残容量が前記下限残容量より低下している場合、その旨をユーザに通知するようにしてもよい。
この構成によれば、ユーザによる充電開始処理を促すことができる。
この発明に係る電動移動体は、バッテリ30を動力源として移動する電動移動体10、10Aの充電制御装置22、22Aを備える前記電動移動体10、10Aであって、前記充電制御装置22、22Aは、プログラムを記録するメモリと、前記メモリから前記プログラムを読み出して実行するCPUと、を有し、前記CPUが前記プログラムを実行することによって前記充電制御装置22、22Aは、前記電動移動体10、10Aの利用予定を取得し、該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する。
この発明によれば、電動移動体10、10Aの利用予定開始時刻に合わせて充電計画を変更し必要残容量に到達する充電制御を行うと共に、前記充電制御では、バッテリの残容量を必要残容量まで充電することに止めることで、バッテリが満充電に近い状態に維持される時間を少なくする。
これにより、必要残容量、すなわち、電動移動体10、10Aの利用予定開始時刻までに必要な残容量をバッテリに確保することができるため、利便性と劣化抑制とを両立できる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、10A…電動車両 12、12A…システム
14…充電設備 16…移動通信網
18…近距離無線通信 20…スマートデバイス
22、22A…充電制御装置 23…表示部
24、24A…ナビゲーション装置 25…通信制御ユニット
26…車輪 28…電動機
30…バッテリ 32…充電プラグ
34…充電コード 36…充電ポート
40、40A…記憶部 42、42A…判断部
44…実施部 46、46A…通知部
60…制御装置 64…操作部
66…音声出力部 68…情報記憶部
70…車両信号I/F 72…無線I/F
74…GPS受信部 76、78…アンテナ
80…家 81…インターネット
82…管理サーバ

Claims (11)

  1. バッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御方法であって、
    前記電動移動体の利用予定を取得し、
    該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、
    取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する
    電動移動体の充電制御方法。
  2. 請求項1に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記電動移動体の充電設備情報、充電開始時刻及び利用予定開始時刻に基づき、電気料金が安い時間帯のみで充電が行える最大充電量である低コスト充電量での充電計画を取得し、
    前記バッテリの充電を行う際に取得した利用予定による電力の消費量が、事前に取得した利用予定よりも大きい消費量になり、前記電気料金が安い時間帯のみで充電が行える前記最大充電量である前記低コスト充電量での1回の充電計画では前記必要残容量に到達しない場合、
    前記電気料金が安くない時間帯にも充電を行い、前記電気料金が安い時間帯のみで充電が行える前記最大充電量である前記低コスト充電量を上回る前記必要残容量まで充電し充電回数の増加を抑制する手間低減優先モードと、前記電気料金が安い時間帯のみで複数回に分けて充電を行い前記必要残容量まで充電する電気料金優先モードのうち、一方をユーザが選択可能な充電計画に変更する
    電動移動体の充電制御方法。
  3. 請求項2に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記手間低減優先モードと前記電気料金優先モードの一方をユーザに選択させるに際し、前記電動移動体と通信可能な端末を介して予めユーザに選択させておくか、あるいは、通常利用を上回る電力消費があったときに、前記電気料金優先モードでは充電回数が増加する旨を前記端末に通知し、この通知を契機としてユーザに選択させる
    電動移動体の充電制御方法。
  4. バッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御方法であって、
    前記電動移動体の利用予定の取得時から利用予定開始時刻まで複数回の充放電が行われる所定日数を有する場合、
    前記利用予定開始時刻に必要な必要残容量を、前記利用予定開始時刻の直前の充電時に、電気料金が安い時間帯のみで充電が行える最大充電量である低コスト充電量で充電する電気料金優先モードで充電するか、又は電気料金が安くない時間帯を含めた予め定めた大きな充電量で充電する手間低減優先モードで充電するかをユーザに選択させ、
    選択された充電モードでの前記利用予定開始時刻の直前の残容量が、前記必要残容量から前記低コスト充電量を引算した残容量、又は前記必要残容量から前記大きな充電量を引算した残容量となるように、前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画を変更する
    電動移動体の充電制御方法。
  5. 請求項4に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記ユーザにより手間低減優先モードが選択されている場合に、前記必要残容量が劣化抑制目標残容量を上回る大きさであるとき、
    前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画に、前記劣化抑制目標残容量を上回る充電計画を許容して、充電回数を抑制する
    電動移動体の充電制御方法。
  6. 請求項4に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記ユーザにより手間低減優先モードが選択されている場合に、前記必要残容量が劣化抑制目標残容量を上回る大きさであるとき、
    前記利用予定開始時刻の直前の充電処理時よりも前の充電計画に、前記劣化抑制目標残容量を上回る充電計画が含まれることを許容するか否かをユーザに確認し、ユーザが許容しなかった場合には、充電回数を増加して充電する旨をユーザに通知する
    電動移動体の充電制御方法。
  7. 請求項1~6のいずれか1項に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記バッテリの下限残容量が、ユーザにより設定可能とされている
    電動移動体の充電制御方法。
  8. 請求項2又は3に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記バッテリの下限残容量が、前記必要残容量から前記電気料金が安い時間帯のみで充電が行える前記最大充電量である前記低コスト充電量を引算したデフォルト下限残容量に設定されている
    電動移動体の制御方法。
  9. 請求項8に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記バッテリの下限残容量が、ユーザにより設定可能とされている場合に、ユーザ設定下限残容量が、前記デフォルト下限残容量より大きな残容量であるとき、前記下限残容量を前記デフォルト下限残容量から前記ユーザ設定下限残容量に変更する
    電動移動体の充電制御方法。
  10. 請求項7~9のいずれか1項に記載の電動移動体の充電制御方法であって、
    前記電動移動体の現在の残容量が前記下限残容量より低下している場合、その旨をユーザに通知する
    電動移動体の充電制御方法。
  11. バッテリを動力源として移動する電動移動体の充電制御装置を備える前記電動移動体であって、
    前記充電制御装置は、プログラムを記録するメモリと、前記メモリから前記プログラムを読み出して実行するCPUと、を有し、
    前記CPUが前記プログラムを実行することによって前記充電制御装置は、
    前記電動移動体の利用予定を取得し、
    該利用予定に必要な充電状態である必要残容量を取得し、
    取得した前記利用予定よりも前に予め設定されている充電計画では、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達しない場合、前記利用予定の開始時刻までに前記必要残容量に到達するように前記充電計画を変更する
    電動移動体。
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