JP2022136045A - 生産設備をメンテナンスするためのリソース配分システム - Google Patents

Abstract

【課題】メンテナンスによる生産設備の機械の運転停止を低減することができる方法を提供する。【解決手段】生産設備１０に用いられるリソース配分システム１６は、生産タスクを生産設備１０の機械１２に割り当てる生産スケジュールと、メンテナンスタスクを前記機械１２に割り当てるメンテナンススケジュールであって、前記リソース配分システム１６は、メンテナンスルールに基づいて前記機械１２に用いられる前記メンテナンスタスクを決定するように構成されており、前記メンテナンスタスクの前記機械１２に用いられる前記メンテナンスタスクの時間ウィンドウを前回のメンテナンスタスク、前記機械１２に用いられるスケジューリングルール、及び前記機械１２に用いられる前記生産タスクから決定する。【選択図】図１

Description

本発明は、生産設備をメンテナンスするためのリソース配分システム、及び該リソース配分システムを用いて生産設備をメンテナンスする方法に関する。

プリント回路基板の生産設備などの大型生産設備は、そこで製造される様々な製品の生産、テスト、包装のための様々な機械を備えている。機械のメンテナンスは生産を中断させる可能性があるため、生産設備のメンテナンスは複雑なタスクである。不規則な時間に稼働する可能性がある機械の運転停止を低減し、メンテナンスに必要なリソースを計画して、機械のメンテナンスが必要なときこれらのリソースが利用できるようにする必要がある。

特許文献１は、生産工場をメンテナンスする方法に関する。各設備項目にはいずれも、設備のすべての検査と測定手段及びそれらの検査間隔を含む独自の予防メンテナンス計画が含まれている。整備士は、整備士とアプリケーションサーバ側にある装置のカードファイルとの間が無線接続されている携帯型作業装置、好ましくはＰＤＡを使用する。

特許文献２は、モバイル資産の故障を防止する可能性がある修理を識別及び評価するためのコンピュータシステムに関する。データ分析の出力は、ウェブページによって表示され、Ｅメールでメンテナンス作業員に通知される。

特許文献３は、資産にメンテナンスを提供する方法に関する。データベースにおける資産情報は、資産レポートの生成に用いられ、資産レポートは、位置と操作を含む資産の追跡に用いられる。生成されるレポートは、視覚的形式（例えば用紙など）または携帯電話若しくはＰＤＡに表示されるグラフィカルユーザインターフェースによって提供することができる。

米国特許出願公開第２００４０９３１０２Ａ１号 米国特許出願公開第２００３０５５６６６Ａ１号 米国特許第９５１９８７６Ｂ２号

本発明の目的は、生産設備のメンテナンスを改善することである。本発明の他の目的は、メンテナンスによる生産設備の機械の運転停止を低減することである。

これらの目的は、独立請求項の主題によって実現される。他の例示的な実施例は、従属請求項及び以下の説明から明らかである。

本発明の第１の態様は、生産設備に用いられるリソース配分システムに関する。上記のように、生産設備は、電子及び電気部品用の回路基板またはより汎用的な部品キャリアを生産することができる。リソース配分システムは、本方法を実行するように適合された可能な分散型コンピュータシステムであってもよい。

リソース配分システムは、１つまたは複数のデータベースを含んでもよい。リソース配分システムは、生産タスクを生産設備の機械に割り当てる生産スケジュールであって、それぞれの生産タスクが生産時間ウィンドウを備え、生産時間ウィンドウの間、機械が生産タスクに占有される生産スケジュールと、メンテナンスタスクをサービスリソースに割り当てるメンテナンススケジュールであって、それぞれのメンテナンスタスクがメンテナンス時間ウィンドウを備え、メンテナンス時間ウィンドウの間、機械がメンテナンスタスクに占有されるメンテナンススケジュールと、メンテナンスタスクを生成するためのメンテナンスルールを備えるメンテナンス計画であって、メンテナンスルールは少なくともスケジューリングルールを含み、スケジューリングルールから機械をメンテナンスしなければならない時間を導出することができるメンテナンス計画と、を記憶する。

前記機械は、生産、包装、テスト、自動光学検査などに適合されてもよい。例えば、回路基板生産設備の場合、前記機械は、めっき機、エッチング機、穴あけ機及び／又は旋盤を含んでもよい。

生産スケジュールは、生産タスクをそれぞれの機械に割り当てる項目及び／又は記録のリストを含んでもよい。生産タスクは、機械がタスクを実行する識別子と、機械によって定義された生産ステップが実行される生産時間ウィンドウと、オプションとして、使用するツール、処理する製品、そのために必要な生産リソース及び／又は原材料などのような、生産タスクを定義する他の情報と、を含んでもよい。生産スケジュールは、生産設備の制御に用いられてもよく、例えば、生産スケジュールに基づいて、製品及び／又は生産リソースをそれぞれの機械に輸送してもよい。生産スケジュールは、リソース配分システムのデータベース及び／又はファイルに記憶することができる。生産スケジュールは、将来の生産タスクと、オプションとして、すでに実行されたメンテナンスタスク、即ち生産タスクの履歴とを含んでもよい。

メンテナンススケジュールは、メンテナンスタスクをサービスリソースに割り当てる項目及び／又は記録のリストを含んでもよい。サービスリソースは、サービス技術者、サービスロボット（例えば無人搬送車など）、及び／又は他の補助材料、予備品、付属品などであってもよい。メンテナンスタスクは、メンテナンス対象機械の識別子と、メンテナンスが実行されるメンテナンス時間ウィンドウと、オプションとして、使用するツール、メンテナンスに必要な技能及び／又は能力、そのために必要なサービスリソースなどのような、メンテナンスを定義する他の情報とを含んでもよい。メンテナンススケジュールは、生産設備のメンテナンスの制御に用いられてもよく、例えば、メンテナンススケジュールに基づいて、サービスリソースをそれぞれの機械に案内及び／又は輸送することができる。生産スケジュールは、リソース配分システムのデータベース及び／又はファイルに記憶することができる。メンテナンススケジュールは、将来のメンテナンスタスクと、オプションとして、すでに実行されたメンテナンスタスク、即ちメンテナンスタスクの履歴とを含んでもよい。

メンテナンス計画は、メンテナンスタスクを生成するためのメンテナンスルールを定義するリスト及び／又は記録を含んでもよい。メンテナンスルールは、種類が異なってもよく、どのように及びいつメンテナンスしなければならないかを定義することができる。メンテナンスルールは、機械の種類に依存してもよい。一種類の機械に対して複数のメンテナンスルールがあってもよい。メンテナンスルールは、少なくともスケジューリングルールを含み、該スケジューリングルールから機械をメンテナンスしなければならない時間を導出することができる。例えば、スケジューリングルールは、機械をメンテナンスしなければならない時間帯を定義することができる。スケジューリングルールは、機械が所定数の製品を処理した後、及び／又は停止時間を除いて運転が特定の時間帯に達した後、機械をメンテナンスしなければならないことを規定してもよい。

メンテナンス計画は、リソース配分システムのデータベース及び／又はファイルに記憶することができる。

メンテナンススケジュールは、メンテナンス計画によって自動的に生成及び／又は更新することができる。メンテナンススケジュールの生成及び／又は更新は、リソース配分システムに記憶されたコンピュータプログラムによって実行することができる。特に、リソース配分システムは、メンテナンスルールに基づいて機械に用いられるメンテナンスタスクを決定するように構成されており、メンテナンスタスクの時間ウィンドウと生産タスクとが重ならないように、機械に用いられるメンテナンスタスクの時間ウィンドウを前回のメンテナンスタスク、機械に用いられるスケジューリングルール、及び機械に用いられる生産タスクから決定する、ことを特徴とする。

単純なケースでは、スケジューリングルールには、機械を特定の時間帯の後に定期的にメンテナンスし、メンテナンスのために次の空き時間ウィンドウを使用してメンテナンスしなければならないことが定義されている。次に、メンテナンスタスクから前回の機械のメンテナンス時間を決定してから、特定の時間帯を加算することによって、メンテナンスのための次の最も早い時間ウィンドウを算出する。その後、生産スケジュールにおいて、次の最も早い時間ウィンドウの間、機械が生産タスクによって占有されていないかをチェックし、その他の場合は占有されていない場合まで該時間ウィンドウをシフトさせる。

特に、それぞれの機械の生産タスクと重ならないようにメンテナンスタスクを決定する。これは、開始時間及び終了時間によって定義されるメンテナンスタスクの時間ウィンドウ内で、機械が生産によって占有されていない、及び／又は製品を処理していないことを意味する。これは、時間ウィンドウを過去及び／又は未来にシフトさせることによって行うことができる。また、いくつかのメンテナンスルールでは、メンテナンスタスクの時間ウィンドウを配置できる空き時間帯が生成されるように、生産タスクの生産時間ウィンドウをシフトさせることができるように定義することもできる。同様に、メンテナンスルールに基づいて生産スケジュールを変更及び／又は更新してもよい。

メンテナンスタスクの決定は定期的に実行することができ、決定されたメンテナンスタスクは更新することができる。メンテナンスタスクが決定された後、生産スケジュール及び／又はメンテナンスルールは変更される可能性があり、これにより、メンテナンススケジュールが変更される場合がある。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、メンテナンスタスクの可能な時間ウィンドウと特定の種類の機械の生産タスクとが重なる場合、同じ種類の別の機械が占有されていないかを判定し、占有されていない場合、生産タスクを別の機械にシフトさせ、メンテナンスタスクの時間ウィンドウを可能な時間ウィンドウとして設定するようにさらに構成されてもよい。多くの生産設備は、同じ種類の機械、即ち、同じ生産タスクを実行することに適合する機械を有する。この場合、リソース配分システムが、リソース配分システムによって決定された時間ウィンドウ内で占有されている機械のメンテナンスタスクを決定した場合、メンテナンスを妨げる１つまたは複数の生産タスクを該時間ウィンドウの間占有されておらず且つ１つまたは複数の生産タスクの引き受けに適する別の機械にシフトさせることができる。このようにして、メンテナンス対象機械が占有されなくなり、そしてメンテナンスが可能になる。

本文における占有されるとは、特定の機械に対してメンテナンスタスクの時間ウィンドウと時間ウィンドウが重なる生産タスクが存在することを意味する。同様に、本文における占有されていないとは、特定の機械のメンテナンスタスクの時間ウィンドウと時間ウィンドウが重なる生産タスクが存在しないことを意味する。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、機械からエラーメッセージを受信するようにさらに構成されている。機械は、データ通信ネットワークを介してリソース配分システムと相互接続することができる。エラーメッセージを生成した機械に対してメンテナンスタスクをスケジューリングすることができる。このタスクの時間ウィンドウは、エラーメッセージによると機械が生産タスクを実行できなくなったときの実際の時間に開始することができる。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、受信した製品注文から生産スケジュールを生成し、生産タスクの時間ウィンドウとメンテナンスタスクとが重ならないように、生産タスクを機械に割り当てるようにさらに構成されている。リソース配分システムは、さらに、生産スケジュールを自動的に生成するように構成されてもよい。これは注文に基づいて行うことができる。注文は、生産される特定の種類の製品の数を定義してもよい。リソース配分システムは生産ルールを含むことができ、この生産ルールから注文を生産タスクに変換することができる。生産ルールは、どの機械のどの生産タスクがどの時間ウィンドウ内で実行されなければならないかを定義することができる。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、サービス技術者用の複数のモバイル機器をさらに備える。モバイル機器は、サービス技術者をメンテナンス対象機械に案内するための、及び／又はサービス技術者からフィードバック情報を受信するためのサービスリソースとみなしてもよい。モバイル機器は、スマートフォンまたはタブレットコンピュータであってもよい。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、サービス技術者にメンテナンスタスクを割り当て、サービス技術者が携帯しているモバイル機器にメンテナンスタスクを送信するようにさらに構成されている。例えば、一部のメンテナンスルールには、特定のメンテナンスタスクが特定のスキルを有するサービス技術者によって行われなければならないことが定義されている。サービス技術者及びサービス技術者のスキルは、リソース配分システム、特にそのデータベースに記憶することができる。このようなメンテナンスタスクが生成されるとき、適切なサービス技術者を検索して、このタスクを該サービス技術者に割り当てることができる。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、メンテナンスタスクに割り当てられた機械がサービス技術者によってメンテナンスされた場合、モバイル機器によって確認メッセージを生成し、メンテナンスタスクを完了済みとマークするようにさらに構成されている。このような方法で、自動的に実行されないメンテナンスタスクも追跡することができる。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、モバイル機器によってメンテナンスタスクのメンテナンス時間を決定するようにさらに構成されている。例えば、サービス技術者がメンテナンス対象機械の場所に滞在した時間を測定し、それをメンテナンス時間とすることができる。メンテナンスタスクを生成するためのメンテナンススルールは、決定されたメンテナンス時間に基づいて更新することができ、これによりメンテナンス時間が決定されたメンテナンスが実施される。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、利用可能なサービスリソース、サービスリソースの実際の位置、及びサービスリソースの属性のうちの少なくとも１つが記憶されているリソースプールをさらに記憶する。リソースは、ロボット及び／又はサービス技術者などのような自律移動サービス機器であってもよい。これらのリソース及びその属性は、例えばリソースプール項目の形式で、リソースプールに記憶することができ、該リソースプールは、データベースにおけるファイル及び／又はテーブルであってもよい。サービスリソースの属性は、どのメンテナンスタスクがサービスリソースによって実行可能かを定義することができる。リソースプールは、サービスリソースがいつ利用可能であるか、即ちメンテナンスタスクによって占有されていないか、又はいつ利用不可能であるかを記憶することもできる。そのために、リソーススケジュールを決定することができる。リソースプールは、生産設備のサービスリソースの実際の位置を記憶することができる。このような情報を用いて、サービスリソースの形態を低減及び／又は最適化することができる。

本発明の実施例によれば、機械のメンテナンスタスクは、機械の場所と機械をメンテナンスするために必要な属性のうちの少なくとも１つの属性とを記憶する。そして、リソース配分システムは、リソースプールに基づいてメンテナンスタスクを実行するためのサービスリソースを選択するようにさらに構成されてもよい。メンテナンスタスクの時間ウィンドウの間占有されておらず、メンテナンスを実行する能力を有し且つ機械に最も近いサービスリソース（例えば、サービス技術者）を選択することが可能である。

本発明の実施例によれば、サービス技術者が携帯しているモバイル機器を用いてサービス技術者の位置を決定する。これは、ＧＰＳ追跡装置によって行うことができる。

本発明の実施例によれば、リソース配分システムは、サービス技術者が携帯しているモバイル機器を用いて機械の場所における機械から識別子を取得することによって、サービス技術者を機械に登録するようにさらに構成されている。例えば、モバイル機器を用いて機械の場所で識別子を符号化するコンピュータ可読コードをスキャンすることができる。サービス技術者が機械に到着したことをリソース配分システムに通知してもよく、及び／又はリソース配分システムはこれがメンテナンス対象の正しい機械であるかどうかを判定してもよい。リソース配分システムは、正しい機械が選択されたことを検証し、リリースメッセージを機械に送信して、機械をロック解除するようにさらに構成されてもよい。機械がロック解除されると、サービス技術者は機械のカバーを自分で開けることができる。

本発明の実施例によれば、メンテナンスルール及び対応するメンテナンスタスクは、メンテナンスタスクの実行に必要な予備品及び／又は不足リソースに関する情報を記憶する。これらの予備品は、メンテナンス開始時に利用できるように、機械の場所に輸送されてもよい。リソース配分システムは、メンテナンススケジュールにおけるメンテナンスタスクから、メンテナンスタスクの実行に必要な不足リソースを決定するように構成されてもよい。これらのリソースは、メンテナンス前に注文してもよい。将来不足するリソースの需要を生成及び／又は予測してもよい。これらの不足するリソースのための対応する注文を生成してもよい。

本発明の他の態様は、リソース配分システムを用いて生産設備をメンテナンスする方法に関し、この方法は、上記及び下記に記載したようなステップを含む。なお、上記及び下記に記載した方法の特徴は、上記及び下記に記載したリソース配分システムの特徴であってもよく、その逆であってもよい。

本発明の他の態様は、プロセッサによって実行される際に、生産設備をメンテナンスするための方法のステップを実行するように適合されたコンピュータプログラム、及びこのようなコンピュータプログラムが記憶されたコンピュータ可読媒体に関する。コンピュータプログラムは、リソース配分システムの１つまたは複数のコンピュータ装置に記憶することができ、及び／又はリソース配分システムの１つまたは複数のコンピュータ装置によって実行することができる。

コンピュータ可読媒体は、ハードディスク、ＵＳＢ（ユニバーサルシリアルバス）メモリ、ＲＡＭ（ランダムアクセスメモリ）、ＲＯＭ（読み出し専用メモリ）、ＥＰＲＯＭ（消去可能プログラマブル読み出し専用メモリ）、またはフラッシュメモリであってもよい。コンピュータ可読媒体は、プログラムコードのダウンロードを可能にするインターネットなどのデータ通信ネットワークであってもよい。一般的に、コンピュータ可読媒体は、非一時的または一時的媒体であってもよい。

本発明のこれら及び他の態様は、以下に説明する実施例を参照することにより明らかになり、また解明される。

以上で説明したように、本発明によれば、生産設備のメンテナンスを改善することができ、また、メンテナンスによる生産設備の機械の運転停止を低減することができる。

以下、図面を参照して本発明の実施例についてより詳細に説明する。

本発明の実施例によるリソース配分システムを有する生産設備を概略的に示す図である。 本発明の実施例によるリソース配分システムに用いられるデータベースを概略的に示す図である。 生産設備をメンテナンスする方法のフローチャートを示す図である。

図面で使用される参照符号及びそれらの意味は、符号の説明に記載されている。原則として、図中の同一の部分には同一の参照符号が付されている。

図１は、複数の機械１２を有する生産設備１０を示す。例えば、生産設備１０において回路基板が製造されるが、いかなる他の種類の製品１４であってもよい。製品１４及び処理される材料と部品は、図面において、機械１２の間の矢印として示されている。

異なる種類の機械１２が存在することは可能である。一例として、第１種類の機械１２ａ及び第２種類の機械１２ｂが示されている。異なる種類の機械１２ａ、１２ｂで異なる生産ステップを実行することができる。例えば、回路基板生産設備１０の場合、機械１２ａはエッチング機であってよく、機械１２ｂは穴あけ機であってよい。

生産設備１０は、リソース配分システム１６を備え、該システムはデータ通信ネットワーク２０を介して機械１２と相互接続された中央サーバ１８を備えることができる。中央サーバ１８は一例として示されており、中央サーバ１８によって実行されるタスク及び方法ステップは、クラウドコンピューティング設備におけるいくつかのサーバ及び／又は仮想サーバによって実行されてもよい。

リソース配分システム１６は、さらに、サービス技術者２２ｂ用のモバイル機器２２ａ及び／又はサービスロボット２２ｃなどのようなサービスリソース２２を備える。モバイル機器２２ａ及びサービスロボット２２ｃなどのような、一部のサービスリソース２２は、データ通信ネットワーク２０を介して中央サーバ１８と相互接続することができる。

リソース配分システム１６またはリソース配分システム１６が統合されたより大きなシステムは、機械１２に送信される制御データ２８を用いて機械１２を制御することができる。制御データ２８は、制御ロボット２２などのような特定のサービスリソース２２に送信されてもよい。

データ通信ネットワーク２０は、機械１２、中央サーバ１８、及び特定のサービスリソース２２の間におけるメッセージ交換に用いることができる。例えば、エラーメッセージ２６ａを機械１２から中央サーバ１８に送信して、問題が発生し、メンテナンスが必要であることを指示することができる。メンテナンスタスクに関する情報を含む、対応するメンテナンスメッセージ２６ｂをサービスリソース２２に送信してから、このサービスリソースを機械１２に案内することができる。機械１２を停止してメンテナンスしなければならない場合は、リリースメッセージ２６ｄをモバイル機器２２ａから機械１２に送信して、機械１２を停止及び／又はその蓋をロック解除することなどができる。メンテナンスが完了すると、確認メッセージ２６ｃをモバイル機器２２ａなどのようなサービスリソース２２から中央サーバ１８に送信することができる。

モバイル機器２２ａは、位置決めシステムを介してサービス技術者２２ｂの追跡、及び／又は機械１２の識別などのような他のタスクに使用することもできる。例えば、コンピュータ可読コード及び／又は識別子２４が少なくとも一部の機械１２に追加されてもよい。モバイル機器２２ａを用いて識別子２４をスキャンすることができ、例えば、識別子２４を利用して機械１２の他の情報を中央サーバ１８からモバイル機器２２ａにロードすることができる。

リソース配分システム１６は、生産設備１０のメンテナンスを自動的に計画し、メンテナンスを支援するように構成されている。これは、データベース３０に記憶された情報を用いて行われる。図１は、１つのデータベース３０を示しているが、データベース３０の内容は、いくつかのデータベース及び／又はいくつかのコンピュータ装置に分散されてもよい。

リソース配分システム１６は、ＳＡＰシステムを含んでもよい。データベース３０は、ＢＡＰＩを介してＳＡＰシステムから定期サービススケジュールをダウンロードし、それらを機械種類によって予めグループ化された一部のモバイル機器２２ａに送信することができる。技術者は、モバイル機器２２ａにおけるスケジュールに従って定期サービスを実行し、機械１２のＱＲコード（登録商標）をスキャンしてサービスの資格を確認することができる。操作員は、ウェブサイトインターフェースでサービスリクエストを発信することができる。関連情報はＳＡＰシステムに転送されて、直ちに注文を生成することができる。関連注文は、ＫＡＢＡによる技術者の利用可能性、経験などの優先度に基づいて、所定のモバイル機器２２ａに送信することができる。

定期サービス用予備品のリストは、効率を高めるために予め生産設備１０の倉庫に配達されてもよい。また、機械１２の消耗の多い部品のリストを参照のために提供することができる。予備品の寿命をサプライヤランキングシステムに提供してもよく、及び／又は損傷した予備品をメンテナンスのために最初にサプライヤに送ってもよい。

ＷＷＩＤでスキャンして生産購入後に、写真証拠を含むすべてのサービスデータを、サービス中にリアルタイムでモバイル機器２２ａに記憶することができる。すべてのデータは、データベース３０及びＳＡＰシステムに転送することができる。

中央サーバ１８は、機械の稼働データを獲得することができ、且つサービス時間を制御するための正確なサービスチャートを作成することができる。また、中央サーバ１８は、サービスが期限切れになった場合、及び／又は主要パラメータが制御限界を超えた場合、機械１２を停止させることができる。

図２は、データベース３０の内容をより詳細に示す。データベース３０は関係データベースであってもよく、図２に示す項目は全て記録を有するテーブルであってもよい。しかし、項目を他のフォーマット（例えばファイルなど）で記憶することも可能である。

データベース３０には、生産タスク３４を含む生産スケジュール３２が記憶されている。生産スケジュール３２は、生産設備１０の機械１２に生産タスク３４を割り当てるために用いられる。各生産タスク３４は、生産タスク３４が割り当てられた機械１２の識別子、機械１２が生産タスク３４によって占有されている間の生産時間ウィンドウ、及び、オプションとして、生産タスク３４と、そのために必要なリソースと、処理される製品の種類とを定義するなどのような他のデータを含んでもよい。

また、データベース３０は、メンテナンスタスク３８を有するメンテナンススケジュール３６を記憶する。メンテナンススケジュール３６は、メンテナンスタスク３８をサービスリソース２２に割り当てるために用いられる。各メンテナンスタスク３８は、メンテナンスタスク３８が割り当てられた機械１２の識別子、機械１２がメンテナンスタスク３８によって占有されている間のメンテナンス時間ウィンドウ、及び、オプションとして、メンテナンスタスク３８と、そのために必要なサービスリソース２２と、予備品及び／又はメンテナンスタスク３８を実行するために必要な特殊なツールとを定義するなどのような他のデータを含んでもよい。機械１２のメンテナンスタスク３８は、機械１２の場所及び機械１２をメンテナンスするために必要な属性のうちの少なくとも１つを記憶することができる。

一部のメンテナンスタスク３８は、中央データベースに記憶された修理記録を含んでもよい。全ての修理記録は、モジュール、場所、故障説明、修理時間などによって分類することができる。日常的な修理記録から技術者用のログを作成し、このログを技術者に渡してもよい。リソース配分システム１６は、サービス記録をピックアップし、共有するためにそれらをモバイル機器２２ａにプッシュ送信することができる。経験豊富な技術者は、特定の修理要求を受け入れることをより好む場合がある。

サービスリソース２２に関する情報は、リソースプール４０に記憶することができる。リソースプール４０は、リソースプール項目４２を含んでもよく、及び／又はデータベース３０に記憶されてもよい。各リソースプール項目４２は、サービスリソース２２に割り当てられてもよい。モバイル機器２２ａ、サービス技術者２２ｂ、及び／又はサービスロボット２２ｃのためのリソースプール項目４２が存在してもよい。各リソースプール項目４２は、それぞれのサービスリソース２２の識別子、サービスリソースの種類、及び、オプションとして、サービスリソース２２が実際に利用可能であるか、即ち占有されていないか、サービスリソース２２の実際の位置、サービスリソース２２の属性などのような他のデータを含んでもよい。

生産スケジュール３２は、生産ルール４６を含む及び／又はデータベース３０に記憶されてもよい生産計画４４によって自動的に生成される。生産ルール４６は、処理される製品に基づいて生産タスク３４がどのように生成されなければならないかを定義する。生産ルール４６は、種類の異なる製品及び／又は種類の異なる機械に割り当てられてもよい。生産タスク３４の生産時間ウィンドウは、生産ルール４６に基づいて決定することができる。

注文５４を有する注文リスト５２もデータベース３０に記憶することができる。生産タスク３４は、生産ルール４６に基づいて、注文５４と組み合わせて生成することができる。

注文５４は、データベース３０に記憶された注文状況を有することができる。すべてのオープン／進行中の注文５４及び／又は注文リスト５２は、作業管理者のモバイル機器２２ａにリストアップされ、例えば、経過時間に応じてソートされてもよい。作業管理者は、問題が見つかったときにそれに従ってリソースを配置することができる。

また、メンテナンスタスク３８を生成するためのメンテナンスルール５０を含むメンテナンス計画４８をデータベース３０に記憶することができる。メンテナンスルール５０は、メンテナンスタスク３８がどのように生成されなければならないかを定義する。メンテナンスルール５０は、機械１２、機械１２の種類、及び／又はサービスリソース２２に割り当てられてもよい。各メンテナンスルール５０は、メンテナンスルール５０が割り当てられた機械１２及び／又は機械１２の種類の識別子、及び、オプションとして、メンテナンスルール５０と、そのために必要なサービスリソース２２と、メンテナンスタスク３８を実行するために必要な予備品及び／又は特殊なツールを定義するなどのような他のデータとを含んでもよい。メンテナンスルール５０は機械１２及び／又は機械１２の種類をメンテナンスするために必要な属性を記憶してもよい。少なくとも一部のメンテナンスルール５０は、生成されるメンテナンスタスク３８のメンテナンス時間及び／又はメンテナンス時間ウィンドウを決定するためのデータを含むことができる。このようなメンテナンスルールは、スケジューリングルール５０ａと呼ばれる。メンテナンス時間は、機械１２をメンテナンスしなければならない時間であってもよい。メンテナンス時間ウィンドウは、メンテナンスがどのぐらい行われるかを仮定する時間であってもよい。

図３は、リソース配分システム１６を用いて生産設備１０をメンテナンスする方法を示すフローチャートである。この方法は、中央サーバ１８とサービスリソース２２とによって実行することができる。

ステップＳ１０では、製品の受注５４から生産スケジュール３２を生成する。メンテナンスタスク３８が存在している場合は、生産タスク３４の時間ウィンドウとメンテナンスタスク３８が重ならないように、生産タスク３４を機械１２に割り当てる。しかし、生産がメンテナンスよりも優先度が高い場合には、メンテナンスタスク３８をシフトさせてもよい。メンテナンス優先度を定義するフラグは、メンテナンスタスク３８に記憶することができる。

ステップＳ１２では、メンテナンスルール５０に基づく機械１２のメンテナンスタスク３８を決定する。メンテナンスタスク３８の時間ウィンドウと生産タスク３４が重ならないように、前回のメンテナンスタスク３８、機械１２のスケジューリングルール５０ａ、及び機械１２の生産タスク３４に基づいて機械１２のメンテナンスタスク３８の時間ウィンドウを決定することができる。

メンテナンスタスク３８が高い優先度を有する場合（メンテナンスタスク３８が生成される、対応するメンテナンスルール５０及び／又はスケジューリングルール５０ａにおいて定義することができる）は、生産タスク３４をシフトさせることもできる。

メンテナンスタスク３８の可能な時間ウィンドウと機械１２の生産タスク３４が重なる場合、同じ種類の別の機械１２が占有されていないかを判定し、占有されていない場合、生産タスク３４を別の機械１２にシフトさせ、メンテナンスタスク３８の時間ウィンドウを可能な時間ウィンドウに設定することができる。

上記のメンテナンスタスク３８は、定期的に生成及び／又はチェックすることができる。特定のメンテナンスルール５０は、メンテナンスタスク３８の通常の生成中に使用されるフラグを有してもよい。

メンテナンスタスク３８が生成される他の可能性としては、機械１２内で偶然発生したエラーによって生成される可能性がある。機械１２からのエラーメッセージ２６ａを受信した場合、機械１２には、エラーメッセージ２６ａによって識別されたエラーの場合に及び／又はエラー種類の場合に使用すべきである、機械１２のためのメンテナンスルール５０が存在するかどうかをチェックしてもよい。存在する場合、そのメンテナンスルール５０からメンテナンスタスク３８を生成してもよく、及び／又はエラーメッセージ２６ａが発生した機械１２のためにメンテナンスタスク３８をスケジューリングしてもよい。

ステップＳ１４では、メンテナンスに必要なサービスリソース２２が割り当てられ、オプションとして指定される。メンテナンスタスク３８は、必要なサービスリソース２２の種類及び／又は必要なサービスリソース２２の属性のみを定義した可能性がある。この場合、メンテナンスタスク３８によって定義されたメンテナンスに必要な１つまたは複数のサービスリソース２２を選択することができる。これは、所望の属性及び／又は利用可能性が記憶されているリソースプール４０で行うことができる。

また、メンテナンススケジュール３６におけるメンテナンスタスク３８に基づいて、メンテナンスタスク３８の実行に必要な不足リソースを決定することができる。例えば、必要なツール及び／又は予備品を決定し、それを利用可能なツール及び／又は予備品と比較する。

メンテナンスタスク３８に割り当てられたサービスリソース２２は、その実際の位置に基づいて選択することができる。サービス技術者２２ｂの位置は、それぞれのモバイル機器２２ａを利用して決定することができる。サービスロボット２２ｃの位置は、その制御自体に基づいて知ることができる。メンテナンスタスク３８は、メンテナンスされる機械１２に最も近い及び／又はメンテナンス時に最も近いサービスリソース２２に割り当てることができる。

ステップＳ１６では、メンテナンスタスク３８がサービスリソース２２に割り当てられた場合、データ通信ネットワーク２０を介してメンテナンスタスク３８及び／又はそれに関連付けられた情報をサービスリソース２２に送信することができる。メンテナンスタスクに基づいてサービスロボット２２ｃのための制御データ２６を生成して、サービスロボット２２ｃに送信することができる。

メンテナンスタスク３８がサービス技術者２２ｂに割り当てられた場合、メンテナンスタスク３８及びオプションとしてそこから得られた情報を、メンテナンスメッセージ２６ｂからサービス技術者２２ｂが携帯しているモバイル機器２２ａに送信することができる。サービス技術者２２ｂは、この情報を読み取り、メンテナンス時間になると、それぞれの機械１２の場所に出向くことができる。

ステップＳ１８では、モバイル機器２２ａを用いて機械１２の場所において、機械１２から識別子２４を取得し、例えば、識別子２４をスキャンすることによって、サービス技術者２２ｂを機械１２に登録することができる。識別子２４は中央サーバ１８に送信され、中央サーバ１８はサービス技術者２２ｂが正しい機械１２に到着したかどうかを検証することができる。正しい機械１２が選択されたことが確認された場合、機械１２をロック解除してメンテナンスを行うことができる。したがって、データ通信ネットワーク２０を介してリリースメッセージ２６ｄを機械１２に送信することができる。

最後に、メンテナンスタスク３８に割り当てられた機械１２がサービス技術者２２ｂによってメンテナンスされた場合、モバイル機器２２ａを使用して確認メッセージ２６ｃを生成し、データ通信ネットワーク２０を介して中央サーバ１８に送信することができる。メンテナンスタスク３８は、データベース３０において完了済みとマークされることができる。

サービス技術者２２ｂのモバイル機器２２ａを利用して、メンテナンスタスク３８の実際のメンテナンス時間を決定することができる。実際のメンテナンス時間は、サービス技術者２２ｂがメンテナンスタスク３８で定義されたメンテナンスを実行するために実際に必要とする時間であってもよい。例えば、実際のメンテナンス時間は、確認メッセージ２６ｃにおいて中央サーバ１８に送信することができる。実際のメンテナンス時間はメンテナンスタスク３８の生成に用いられたメンテナンスルール５０を更新するために使用することができる。

本発明は、図面及び上記の説明で詳細に図示し、説明したが、そのような図示及び説明は、例示するためのものであり、限定するためのものではない。本発明は、開示された実施例に限定されない。当業者及び保護を求める発明を実施する人は、図面、開示内容、及び添付の特許請求の範囲に対する研究から、開示された実施例の他の変形を理解し、実現することができる。特許請求の範囲において、「含む」という用語は、他の要素またはステップを排除しない。また、不定冠詞「１」（ａ）または「１つ」（ａｎ）は、複数を排除しない。１つのプロセッサ若しくはコントローラまたは他のユニットは、特許請求の範囲に記載されているいくつかの項目の機能を果たすことができる。特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されていることは、これらの手段の組み合わせを有利に使用することができないことを示すものではない。特許請求の範囲におけるいかなる記号も範囲を限定するものとして解釈すべきではない。

１０ 生産設備
１２ 機械
１２ａ 第１種類の機械
１２ｂ 第２種類の機械
１４ 製品
１６ リソース配分システム
１８ 中央サーバ
２０ データ通信ネットワーク
２２ サービスリソース
２２ａ モバイル機器
２２ｂ サービス技術者
２２ｃ サービスロボット
２４ 識別子
２６ａ エラーメッセージ
２６ｂ メンテナンスメッセージ
２６ｃ 確認メッセージ
２６ｄ リリースメッセージ
２８ 制御データ
３０ データベース
３２ 生産スケジュール
３４ 生産タスク
３６ メンテナンススケジュール
３８ メンテナンスタスク
４０ リソースプール
４２ リソースプール項目
４４ 生産計画
４６ 生産ルール
４８ メンテナンス計画
５０ メンテナンスルール
５０ａ スケジューリングルール
５２ 注文リスト
５４ 注文

Claims (13)

1. 生産設備（１０）に用いられるリソース配分システム（１６）であって、
   前記リソース配分システム（１６）は、
   生産タスク（３４）を前記生産設備（１０）の機械（１２）に割り当てる生産スケジュール（３２）であって、それぞれの前記生産タスク（３４）が生産時間ウィンドウを備え、前記生産時間ウィンドウの間、前記機械（１２）が前記生産タスク（３４）に占有される生産スケジュール（３２）と、
   メンテナンスタスク（３８）をサービスリソース（２２）に割り当てるメンテナンススケジュール（３６）であって、それぞれの前記メンテナンスタスク（３８）がメンテナンス時間ウィンドウを備え、前記メンテナンス時間ウィンドウの間、前記機械（１２）が前記メンテナンスタスク（３８）に占有されるメンテナンススケジュール（３６）と、
   前記メンテナンスタスク（３８）を生成するためのメンテナンスルール（５０）を備えるメンテナンス計画（４８）であって、前記メンテナンスルール（５０）は少なくともスケジューリングルール（５０ａ）を含み、前記スケジューリングルール（５０ａ）から前記機械（１２）をメンテナンスしなければならない時間を導出することができるメンテナンス計画（４８）と、を記憶し、
   前記リソース配分システム（１６）は、前記メンテナンスルール（５０）に基づいて前記機械（１２）に用いられる前記メンテナンスタスク（３８）を決定するように構成されており、前記メンテナンスタスク（３８）の前記時間ウィンドウと前記生産タスク（３４）とが重ならないように、前記機械（１２）に用いられる前記メンテナンスタスク（３８）の前記時間ウィンドウを前回のメンテナンスタスク（３８）、前記機械（１２）に用いられる前記スケジューリングルール（５０ａ）、及び前記機械（１２）に用いられる前記生産タスク（３４）から決定する、ことを特徴とするリソース配分システム。
2. 前記リソース配分システム（１６）は、
   前記メンテナンスタスク（３８）の可能な時間ウィンドウと前記機械（１２）の前記生産タスク（３４）とが重なる場合、同じ種類の別の機械（１２）が占有されていないかを判定し、占有されていない場合、前記生産タスク（３４）を前記別の機械（１２）にシフトさせ、前記メンテナンスタスク（３８）の前記時間ウィンドウを前記可能な時間ウィンドウとして設定するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項１に記載のリソース配分システム（１６）。
3. 前記リソース配分システム（１６）は、
   前記機械（１２）からエラーメッセージ（２６）を受信し、
   前記エラーメッセージ（２６）を生成した前記機械（１２）に対して前記メンテナンスタスク（３８）をスケジューリングするようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項１又は２に記載のリソース配分システム（１６）。
4. 前記リソース配分システム（１６）は、
   受信した製品注文（５４）から前記生産スケジュール（３２）を生成し、前記生産タスク（３４）の前記時間ウィンドウと前記メンテナンスタスク（３８）とが重ならないように、前記生産タスク（３４）を前記機械（１２）に割り当てるようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項１～３のいずれか１項に記載のリソース配分システム（１６）。
5. 前記リソース配分システム（１６）は、
   サービス技術者（２２ｂ）用の複数のモバイル機器（２２ａ）をさらに備え、
   サービス技術者（２２ｂ）にメンテナンスタスク（３８）を割り当て、前記サービス技術者（２２ｂ）が携帯しているモバイル機器（２２ａ）に前記メンテナンスタスク（３８）をメンテナンスメッセージ（２６ｂ）において送信し、
   前記メンテナンスタスク（３８）に割り当てられた前記機械（１２）が前記サービス技術者（２２ｂ）によってメンテナンスされた場合、前記モバイル機器（２２ａ）によって確認メッセージ（２６ｃ）を生成し、前記メンテナンスタスク（３８）を完了済みとマークするようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項１～４のいずれか１項に記載のリソース配分システム（１６）。
6. 前記リソース配分システム（１６）は、
   前記モバイル機器（２２ａ）によって前記メンテナンスタスク（３８）のメンテナンス時間を決定し、
   決定された前記メンテナンス時間に基づいて、前記メンテナンスタスク（３８）を生成するためのメンテナンスルール（５０）を更新するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項５に記載のリソース配分システム（１６）。
7. 前記リソース配分システム（１６）は、
   利用可能なサービスリソース（２２）、サービスリソース（２２）の実際の位置、及びサービスリソース（２２）の属性のうちの少なくとも１つが記憶されているリソースプール（４０）をさらに記憶し、
   前記機械（１２）に用いられるメンテナンスタスク（３８）は、前記機械（１２）の場所と前記機械（１２）をメンテナンスするために必要な属性とのうちの少なくとも１つの属性とを記憶し、
   前記リソースプール（４０）に基づいて前記メンテナンスタスク（３８）を実行するためのサービスリソース（２２）を選択するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項１～６のいずれか１項に記載のリソース配分システム（１６）。
8. 前記モバイル機器（２２ａ）を用いて前記サービス技術者（２２ｂ）の位置を決定する、ことを特徴とする請求項７に記載のリソース配分システム（１６）。
9. 前記リソース配分システム（１６）は、
   前記モバイル機器（２２ａ）を用いて前記機械（１２）の場所における前記機械（１２）から識別子（２４）を取得することによって、前記機械（１２）に前記サービス技術者（２２ｂ）を登録し、
   正しい前記機械が選択されたことを検証し、前記機械（１２）にリリースメッセージ（２６ｄ）を送信して、前記機械（１２）をロック解除するようにさらに構成されている、ことを特徴とする請求項１～８のいずれか１項に記載のリソース配分システム（１６）。
10. 前記メンテナンスルール（５０）及び対応する前記メンテナンスタスク（３８）は、前記メンテナンスタスク（３８）を実行するために必要な予備品に関する情報を記憶し、
    前記メンテナンススケジュール（３６）における前記メンテナンスタスク（３８）から、前記メンテナンスタスク（３８）を実行するために必要な不足リソースを決定するように構成されている、ことを特徴とする請求項１～９のいずれか１項に記載のリソース配分システム（１６）。
11. リソース配分システム（１６）を用いて生産設備（１０）をメンテナンスする方法であって、
    前記リソース配分システム（１６）は、
    生産タスク（３４）を前記生産設備（１０）の機械（１２）に割り当てる生産スケジュール（３２）であって、それぞれの前記生産タスク（３４）が生産時間ウィンドウを備え、前記生産時間ウィンドウの間、前記機械（１２）が前記生産タスク（３４）に占有される生産スケジュール（３２）と、
    メンテナンスタスク（３８）をサービスリソース（２２）に割り当てるメンテナンススケジュール（３６）であって、それぞれの前記メンテナンスタスク（３８）がメンテナンス時間ウィンドウを備え、前記メンテナンス時間ウィンドウの間、前記機械（１２）が前記メンテナンスタスク（３８）に占有されるメンテナンススケジュール（３６）と、
    前記メンテナンスタスク（３８）を生成するためのメンテナンスルール（５０）を備えるメンテナンス計画（４８）であって、前記メンテナンスルール（５０）は少なくともスケジューリングルール（５０ａ）を含み、前記スケジューリングルール（５０ａ）から前記機械（１２）をメンテナンスしなければならない時間を導出することができるメンテナンス計画（４８）と、を記憶し、
    前記方法は、
    前記メンテナンスルール（５０）に基づいて前記機械（１２）に用いられる前記メンテナンスタスク（３８）を決定することを含み、前記メンテナンスタスク（３８）の前記時間ウィンドウと前記生産タスク（３４）とが重ならないように、前記機械（１２）に用いられる前記メンテナンスタスク（３８）の前記時間ウィンドウを前回の前記メンテナンスタスク（３８）、前記機械（１２）に用いられる前記スケジューリングルール、及び前記機械（１２）に用いられる前記生産タスク（３４）から、決定する、ことを特徴とする方法。
12. プロセッサによって実行される場合、請求項１１に記載の方法のステップを実行することに適する、ことを特徴とするコンピュータプログラム。
13. 請求項１２に記載のコンピュータプログラムが記憶されている、ことを特徴とするコンピュータ可読媒体。

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