JP2022129197A - 課金システム、課金処理装置、課金処理方法、及びプログラム - Google Patents

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Abstract

Figure 2022129197000001
【課題】簡易な構成で被牽引車の有無を検出して課金処理を行うことができる課金システムを提供する。
【解決手段】課金システムは、車線に設置された読取装置と、前記読取装置を介して、前記車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部と、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部と、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本開示は、課金システム、課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムに関する。
車両の個体識別をするための手法として、車両のナンバープレートを撮影した画像から、ナンバープレート上に記載されたナンバープレート情報(分類番号、一連番号等を含む情報。以下、「NP情報」とも記載する。)を読み取る技術が知られている(たとえば、特許文献1を参照)。
NP情報は、有料道路の通行料金の収受処理に用いられる場合がある。たとえば、有料道路を利用する利用者は、予め車両のNP情報と、通行料金の支払い用の口座番号とを関連付けて登録しておく。有料道路の課金処理装置は、有料道路の入口又は出口に設置されたナンバープレート読取装置により車両のNP情報が読み取られると、当該NP情報と関連付けられた口座から、車両の通行料金を引き落とす処理を行う。
特許第6658040号公報
有料道路の通行料金は、車両の車種に応じて異なる場合がある。車種は、車両の外形的特徴(車幅、車長、車高、車軸数等)及び被牽引車の有無に応じて変化するが、NP情報から被牽引車の有無を特定することはできない。したがって、被牽引車の有無を検出するためには、料金所に複数のセンサ(たとえば、車両分離器、踏板等)を導入しなければならなかった。しかしながら、料金所に十分なスペースがない場合、このような複数のセンサ機器を設置することが困難であった。
本開示は、このような課題に鑑みてなされたものであって、簡易な構成で被牽引車の有無を検出して課金処理を行うことができる課金システム、課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムを提供する。
本開示の一態様によれば、課金システムは、読取装置と、前記読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部と、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部と、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部と、を備える。
本開示の一態様によれば、課金処理装置は、読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部と、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部と、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部と、を備える。
本開示の一態様によれば、課金処理方法は、読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取るステップと、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取るステップと、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定するステップと、を有する。
本開示の一態様によれば、プログラムは、読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取るステップと、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取るステップと、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定するステップと、を課金処理装置のコンピュータに実行させる。
本開示に係る課金システム、課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムによれば、簡易な構成で被牽引車の有無を検出して課金処理を行うことができる。
本開示の第1の実施形態に係る課金システムの全体構成を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。 本開示の第1の実施形態に係る課金システムの処理の一例を示すフローチャートである。 本開示の第1の実施形態に係る登録情報の一例を示す図である。 本開示の第2の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。 本開示の第3の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。 本開示の第4の実施形態に係る課金システムの全体構成を示す図である。 本開示の第4の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。 本開示の第5の実施形態に係る第2情報媒体の機能を説明するための第1図である。 本開示の第5の実施形態に係る第2情報媒体の機能を説明するための第2図である。 本開示の一実施形態に係る課金処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<第1の実施形態>
以下、本開示の第1の実施形態に係る課金システム1について、図1~図4を参照しながら説明する。
(全体構成)
図1は、本開示の第1の実施形態に係る課金システムの全体構成を示す図である。
本実施形態に係る課金システム1は、有料道路の入口又は出口の料金所に設置され、料金所の車線Lを走行する車両Aの通行料金を収受する。なお、本実施形態では、課金システム1が出口料金所に設けられている例について説明する。以下、車線Lの延びる方向(±X方向)を「車線方向」と記載する。また、車線方向の有料道路側(-X側)を「上流側」、一般道路側(+X側)を「下流側」とも記載する。さらに、車線Lの幅方向(±Y方向)を「車線幅方向」と記載する。課金システム1は、図1に示すように、読取装置10と、課金処理装置20とを備えている。
読取装置10は、車線Lを走行する車両Aが有する第1情報媒体M1から、車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る。また、車両Aが被牽引車Bを牽引している場合、読取装置10は、被牽引車Bが有する第2情報媒体M2から、当該被牽引車Bに関する情報である被牽引車情報を読み取る。
また、本実施形態に係る読取装置10は、車両Aの第1情報媒体M1及び被牽引車Bの第2情報媒体M2の少なくとも一方を含む画像(映像)を撮影するカメラ100を有する。読取装置10は、カメラ100により撮影された画像に所定の画像処理を施すことにより、画像に含まれる第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を読み取る。カメラ100は、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を読み取り可能であれば、どのようなカメラであってもよい。たとえば、カメラ100は、車体にペイントされた文字等の肉眼で見ることができる第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を読み取り可能な可視光カメラであってもよい。また、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を可視光以外の特定の波長域(たとえば、赤外線、紫外線等の不可視光線)でのみ読み取り可能なものとして作成し、カメラ100を対応する波長域を撮影可能なカメラ(赤外線カメラ、紫外線カメラ等)としてもよい。
読取装置10のカメラ100は、図1に示すように、車線Lの上方から下方(車線Lの路面、-Z側)を向くようにガントリ上に設置され、車両Aの車体外面に付された第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を認識する。図1の例では、カメラ100は、車線Lの上方において、下方(-Z側)且つ車線方向の上流側(-X側)を向くように設置されており、車両Aの前面又は上面に付された第1情報媒体M1と、被牽引車Bの上面に付された第2情報媒体M2とをそれぞれ読み取り可能である。なお、カメラ100は、車線Lの上方から垂直方向の下方側(-Z側)を向くように設置されてもよい。
また、カメラ100の向き及び設置位置は、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2の位置に応じて変更してもよい。たとえば、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2が車両Aの車体側面に設けられる場合、カメラ100は、車線Lの路側から車線L(±Y方向)を向くように設置されてもよい。また、他の実施形態では、読取装置10は、ガントリ上、及び車線Lの路側のそれぞれに設置された複数のカメラ100を有していてもよい。
個体識別情報は、車両Aを個々に識別可能であればどのような情報でもよい。たとえば、個体識別情報は車両AのNP情報である。また、個体識別情報は、車両Aの車台番号、有料道路の利用者が事前に登録したユーザID等であってもよい。被牽引車情報は、被牽引車Bが存在することを示す情報である。なお、本実施形態に係る個体識別情報及び被牽引車情報は、QRコード(登録商標)のような二次元コードで表される。
第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、たとえばペイント、ステッカー、プレート、又は表示装置(液晶ディスプレイ等)である。
課金処理装置20は、読取装置10と通信可能に接続される。課金処理装置20は、読取装置10の読み取り結果を取得し、車両Aの通行料金を収受するための課金処理を行う。
(課金システムの機能構成)
図2は、本開示の第1の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。
図2に示すように、課金処理装置20は、CPU21と、記憶媒体22とを備えている。
CPU21は、課金処理装置20の動作全体を司るプロセッサである。CPU21は、所定のプログラムに従って動作することにより、第1読取部210、第2読取部211、課金処理部212としての機能を発揮する。
第1読取部210は、読取装置10を介して、車両A(牽引車)が有する第1情報媒体M1から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る。
第2読取部211は、個体識別情報に続いて、読取装置10を介して、被牽引車Bが有する第2情報媒体M2から当該被牽引車Bに関する情報である被牽引車情報を読み取る。
課金処理部212は、個体識別情報と、被牽引車情報とに基づいて車両Aの車種を特定し、特定された車種に応じた通行料金の課金額を決定する。また、課金処理部212は、個体識別情報と関連付けられた課金情報を取得して、車両Aの通行料金を収受する処理を行う。課金情報は、たとえば通行料金の引き落とし用の銀行口座の口座番号である。また、課金情報は、通行料金支払い用のクレジットカード番号であってもよい。
なお、本実施形態において、有料道路の利用者(車両Aの所有者等)は、事前に車両Aの個体識別情報と、車両Aの車種と、車両Aの通行料金を支払うための課金情報とを、課金システム1に登録しておくものとする。各車両Aの登録情報は、課金処理装置20の記憶媒体22に記憶される。
(課金システムの処理フロー)
図3は、本開示の第1の実施形態に係る課金システムの処理の一例を示すフローチャートである。
以下、図3を参照しながら、課金システム1の処理の流れについて説明する。
まず、車両Aが料金所の車線Lに進入すると、読取装置10のカメラ100は当該車両Aを含む画像を撮影する(ステップS10)。
また、カメラ100は、撮影した画像に所定の画像処理を施すことにより、画像に含まれる第1情報媒体M1を読み取る。なお、本実施形態に係る個体識別情報は二次元コードで表されているため、カメラ100は二次元コードの規格に応じた画像処理(パターン認識)を行うことにより、第1情報媒体M1を読み取る。カメラ100による認識結果は課金処理装置20に送信される。課金処理装置20の第1読取部210は、カメラ100の認識結果に基づき、第1情報媒体M1から個体識別情報を読み取る(ステップS11)。
次に、カメラ100は、第1情報媒体M1に続いて、撮影した画像から第2情報媒体M2を読み取る処理を行う。この処理は第1情報媒体M1の認識と同様である。課金処理装置20の第2読取部211は、カメラ100の認識結果に基づき、第2情報媒体M2から被牽引車情報を読み取る(ステップS12)。
次に、課金処理装置20の課金処理部212は、個体識別情報を記憶媒体22に予め記憶された登録情報D1(図4)と照合して、車両A(牽引車)の車種を取得する(ステップS13)。
図4は、本開示の第1の実施形態に係る登録情報の一例を示す図である。
図4に示すように、登録情報D1には、車両それぞれの個体識別情報と、車種と、課金情報(口座番号等)とを関連付けた情報が予め登録されている。たとえば、車両Aは、車両A単体で走行する場合と、被牽引車Bを牽引して走行する場合があるとする。この場合、登録情報D1には、車両A単体で走行した場合の車種が登録される。図4の例では、車両Aの個体識別情報「AAAAA」と、車両A単体の車種である「大型車」とが関連付けられて登録される。また、登録情報D1には、車両A単体の車軸数がさらに含まれていてもよい。また、図4には、車軸数及び車種が登録情報D1として登録されている例が示されているが、これらの情報は第1情報媒体M1に記録されていてもよい。この場合、第1読取部210は、車両Aの個体識別情報とともに、車両Aの車軸数及び車種を第1情報媒体M1から読み取る。
課金処理部212は、登録情報D1から、第1読取部210が読み取った車両Aの個体識別情報と一致する情報を抽出し、当該個体識別情報に関連付けられた車種を、車両Aの車種として取得する。
また、有料道路では、被牽引車Bを牽引する車両Aの車種は、車両A単体で走行した場合の車種(たとえば、「大型車」)よりも高額となる車種(たとえば、「特大車」)にランクアップする場合がある。このような取り決めを踏まえ、課金処理部212は、車両Aの牽引の有無を判断する(ステップS14)。
車両Aが被牽引車Bを牽引している場合、第1読取部210が車両Aの第1情報媒体M1から個体識別情報を読み取った後、引き続いて第2読取部211が被牽引車Bの第2情報媒体M2から被牽引車情報を読み取ることとなる。このため、課金処理部212は、第1読取部210が車両Aの個体識別情報を読み取ってから、後続車両の個体識別情報を読み取るまでの間に、第2読取部211が被牽引車情報を読み取った場合、この被牽引車情報が示す被牽引車Bは、直前に読み取られた個体識別情報が示す車両Aに牽引されたものであると判断する。この場合、課金処理部212は、車両Aは牽引ありと判断する(ステップS14:YES)。
また、被牽引車情報がある場合(ステップS14:YES)、課金処理部212は、この被牽引車情報に基づいて、車両Aの車種を修正(ランクアップ)する処理を行う(ステップS15)。
一方、車両Aが被牽引車Bを牽引していない場合、第1読取部210が車両Aの個体識別情報を読み取った後、車両Aが車線Lを退出するまでの間に、被牽引車情報が読み取られない。たとえば、課金処理部212は、カメラ100が撮影した画像から車両を検出する画像処理を行い、車両Aが車線Lから退出したか否かを判断する。課金処理部212は、車両Aの個体識別情報を読み取った後、車両Aの退出が検出されるまでの間に被牽引車情報が読み取られなかった場合は、車両Aは牽引なしと判断する(ステップS14:NO)。なお、他の実施形態では、課金処理部212は、車線Lの所定位置に車両Aが存在するか否かを検出可能な車両検知器(不図示)から受信した信号に基づいて、車両Aが車線Lから退出したか否かを判断してもよい。
被牽引車情報がない場合(ステップS14:NO)、課金処理部212は、ステップS15を実行せず、車両Aの車種を、登録情報D1に登録された車種のままとする。
次に、課金処理部212は、車両Aの車種に応じた課金額を決定する(ステップS16)。被牽引車情報に基づきランクアップ処理(ステップS15)を行った場合は、車両Aの課金額は、ランクアップ後の車種に応じた金額となる。また、被牽引車情報がない場合は、車両Aの課金額は、登録情報D1に登録された車種に応じた金額となる。また、課金処理部212は、登録情報D1に登録された車両Aの課金情報(口座番号等)を取得し、当該課金情報に基づいて、決定した課金額の収受処理(銀行口座からの引き落とし等)を行う。
課金システム1は、車線Lを走行する車両それぞれに対し、図3に示す各処理を実行する。
なお、本実施形態では、課金処理装置20の課金処理部212が、被牽引車Bの有無に応じて車両Aの車種を修正(ランクアップ)する処理を行う態様を例として説明したが、これに限られることはない。他の実施形態では、被牽引車情報は、被牽引車Bの車軸数をさらに含んでいてもよい。この場合、課金処理部212は、被牽引車Bの車軸数に応じて車両Aの車種をさらに修正する。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る課金システム1において、課金処理装置20は、読取装置10を介して、車両Aが有する第1情報媒体M1から個体識別情報を読み取る第1読取部210と、被牽引車Bが有する第2情報媒体M2から被牽引車情報を読み取る第2読取部211と、個体識別情報及び被牽引車情報に基づいて車両Aの課金額を決定する課金処理部212と、を備える。
このようにすることで、課金システム1は、料金所の車線Lに読取装置10を設けるのみの簡易な構成で、被牽引車Bの有無を検出することができる。これにより、課金システム1は、被牽引車Bの有無に応じて正しく課金処理を行うことができる。
また、読取装置10は、第1情報媒体M1と第2情報媒体M2との少なくとも一方を含む画像を撮影するカメラ100を有し、第1読取部210及び第2読取部211は、カメラ100を介して個体識別情報及び被牽引車情報を読み取る。
このようにすることで、課金システム1は、カメラ100を設置するのみの最小限の構成で、被牽引車Bの有無を検出することができる。
また、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、それぞれ二次元コードで表された個体識別情報及び被牽引車情報を含む。
これにより、課金システム1は、精度よく個体識別情報及び被牽引車情報を読み取ることができる。また、読取装置10を使わず、肉眼で個体識別情報及び被牽引車情報を読み取ることが困難になるので、これらの情報の機密性を高めることができる。
また、被牽引車情報は、被牽引車Bの車軸数を含んでいてもよい。
これにより、課金システム1は、車両Aの車種をより正確に特定することができるので、車両Aに誤った通行料金を課金することを抑制することができる。
<第2の実施形態>
次に、本開示の第2の実施形態に係る課金システム1について、図5を参照しながら説明する。第1の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(課金システムの機能構成)
図5は、本開示の第2の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。
図5に示すように、本実施形態に係る読取装置10は、不可視光線カメラ(赤外線カメラ)110と、不可視光線照明(赤外線照明)111とを有している。
上述の第1の実施形態に係る第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、車両Aの車体に付されたペイント等の目視可能なものである場合があった。この場合、車両Aの外観を損ねるという理由で、所有者が第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2の取り付けを望まない可能性がある。
このため、本実施形態に係る課金システム1は、常に肉眼では透明となる第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2が用いられる。具体的には、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、特定の波長(不可視光線)で撮影したときしか見えないような材質(インク等)で、個体識別情報及び被牽引車情報が記録される。たとえば、本実施形態に係る不可視光線は赤外線であり、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、赤外線を反射する材質及び吸収する材質からなる二次元コードを含む。したがって、本実施形態に係る第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、肉眼では読み取ることができないが、読取装置10の赤外線カメラ110で撮影したときは読み取り可能となっている。なお、他の実施形態では、不可視光線は紫外線であってもよい。この場合、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は紫外線でコントラストを得られるように作成され、読取装置10は不可視光線カメラ及び不可視光線照明として、紫外線カメラ及びブラックライトを有する。
赤外線カメラ110は、車両Aを撮影した画像に含まれる第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2から反射された赤外線の光量に基づいて、これら情報媒体の読み取りを行う。第1読取部210及び第2読取部211は、それぞれ、赤外線カメラ110を介して、個体識別情報及び被牽引車情報の読み取りを行う。
また、赤外線照明111は、車線Lを走行する車両Aに対し、赤外線を照射する。これにより、赤外線カメラ110は、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2の二次元コードをより精度よく読み取ることができる。なお、読取装置10として、赤外線カメラ及び赤外線照明を有する既存のナンバープレート読取装置を利用してもよい。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る課金システム1において、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、それぞれ、不可視光線を反射又は吸収する材質からなる個体識別情報及び被牽引車情報を含み、読取装置10は、不可視光線照明(赤外線照明)111と、不可視光線カメラ(赤外線カメラ)110とを有する。
このようにすることで、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を肉眼では透明とすることができるので、車両Aに取り付けたときに外観を損ねることを抑制できる。
<第3の実施形態>
次に、本開示の第3の実施形態に係る課金システム1について、図6を参照しながら説明する。第1及び第2の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(課金システムの機能構成)
図6は、本開示の第3の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。
図6に示すように、本実施形態において、読取装置10は、レーザスキャナ120を有している。
本実施形態に係る第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、上述の第2の実施形態と同様に、肉眼では透明であり、特定の波長(赤外線等)でのみ読み取り可能な材質で個体識別情報が記録される。また、本実施形態に係る第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2には、それぞれ、バーコードで個体識別情報及び被牽引車情報が記録される。
読取装置10のレーザスキャナ120は、車線Lの上方から垂直方向の下方に向かってレーザ光を照射する。また、レーザスキャナ120は、レーザ光を車線幅方向(図1の±Y)に沿って走査することにより、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2にバーコードで記された個体識別情報及び被牽引車情報を読み取る。第1読取部210及び第2読取部211は、それぞれ、レーザスキャナ120の走査結果から、個体識別情報及び被牽引車情報の読み取りを行う。
なお、料金所には、車両Aの車幅を計測する車幅検知器(不図示)が設置されている場合がある。この場合、読取装置10は、この車幅検知器を読取装置10のレーザスキャナ120として使用してもよい。また、読取装置10は、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2の取り付け位置に応じて、既存の車高検知器(不図示)又は車長検知器(不図示)をレーザスキャナ120として使用してもよい。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る課金システム1において、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2は、それぞれ、特定の波長(赤外線等)を反射又は吸収する材質からなる個体識別情報及び被牽引車情報を含み、読取装置10は、レーザスキャナ120を有する。
このようにすることで、課金システム1は、レーザスキャナ120を設置するのみの最小限の構成で、被牽引車Bの有無を検出することができる。また、第2の実施形態と同様に、第1情報媒体M1及び第2情報媒体M2を車両Aに取り付けた際に、車両Aの外観への影響を抑制することができる。
<第4の実施形態>
次に、本開示の第4の実施形態に係る課金システム1について、図7~図8を参照しながら説明する。第1から第3の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。
(課金システムの機能構成)
図7は、本開示の第4の実施形態に係る課金システムの全体構成を示す図である。
図8は、本開示の第4の実施形態に係る課金システムの機能構成を示す図である。
図7~図8に示すように、本実施形態において、読取装置10は、第1の実施形態と同様のカメラ100に加え、アンテナ(路側アンテナ)130をさらに有している。また、本実施形態に係る課金システム1において、第1情報媒体M1は、車両Aに搭載された車載器である。
路側アンテナ130は、第1情報媒体M1(車載器)との間で無線通信を行うことにより、第1情報媒体M1に予め記録された個体識別情報(たとえば、車載器ID)を取得する。つまり、課金処理装置20の第1読取部210は、路側アンテナ130を介して、第1情報媒体M1から個体識別情報を読み取る。なお、路側アンテナ130は、車線Lの路側に設置されてもよいし、ガントリ上(車線Lの上空)に設置されてもよい。
カメラ100は、第1の実施形態と同様に、被牽引車Bの有する第2情報媒体M2を読み取る。課金処理装置20の第2読取部211は、カメラ100の認識結果に基づいて、第2情報媒体M2から被牽引車情報を読み取る。
課金システム1の処理の流れは、第1の実施形態(図3)と同様である。なお、第1読取部210は、個体識別情報とともに、第1情報媒体M1から車両Aの車種と、牽引フラグと、課金情報(車載器に挿入されたETCカードのカード番号等)とをさらに読み取ってもよい。この場合、図3のステップS13は省略してもよい。牽引フラグは、車両Aが被牽引車を牽引する可能性があることを示す情報である。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る課金システム1において、読取装置10は、車両Aが有する第1情報媒体M1(車載器)と無線通信を行う路側アンテナ130を有する。
このようにすることで、課金システム1は、既存の車載器及び電子式料金収受システム(ETC:Electronic Toll Collection System(登録商標)、「自動料金収受システム」ともいう。)の路側アンテナを利用して、車両Aの個体識別情報を読み取ることができる。
また、第2読取部211は、読取装置10のカメラ100を介して、第2情報媒体M2から被牽引車情報を読み取る。
既存のETCの技術では、車載器と無線通信を行うのみでは被牽引車の車軸数を特定することができなかった。このため、被牽引車の車軸数を特定するために複数のセンサ機器の導入が必要であった。しかしながら、本実施形態に係る課金システム1は、既存のETCの設備にカメラ100を追加する簡易な構成のみで、第2情報媒体M2から読み取った被牽引車情報に基づいて、被牽引車Bの車軸数を特定することが可能となる。これにより、課金システム1は、被牽引車Bの車軸数が「1」であれば1ランクアップ、「2」であれば2ランクアップといったように、被牽引車Bの車軸数に応じたランクアップ処理を行うことができる。
なお、読取装置10は、第1の実施形態に係るカメラ100に代えて、第2の実施形態のように、不可視光線カメラ及び不可視光線照明を有していてもよい。この場合、第2情報媒体M2は、不可視光線を反射又は吸収する材質からなる被牽引車情報を含む。
このようにすることで、第2情報媒体M2を取り付けた際の被牽引車Bの外観への影響を低減することができる。
また、読取装置10は、第1の実施形態に係るカメラ100に代えて、第3の実施形態に係るレーザスキャナ120を有していてもよい。
このようにすることで、課金システム1は、既存のETCの設備にレーザスキャナ120を追加する簡易な構成のみで、被牽引車Bの有無を検出することが可能となる。
<第5の実施形態>
次に、本開示の第5の実施形態に係る課金システム1について、図9を参照しながら説明する。第1から第4の実施形態と共通の構成要素には同一の符号を付して詳細説明を省略する。なお、本実施形態に係る読取装置10は、第1の実施形態と同様のカメラ100、または第2の実施形態と同様の不可視光線カメラ110を有している。また、読取装置10は、既存のナンバープレート読取装置をカメラ110として使用してもよい。また、さらに他の実施形態では、読取装置10は、第3の実施形態と同様のレーザスキャナ120を有していてもよい。また、既存の車高検知器等をレーザスキャナ120として使用してもよい。
(課金システムの機能構成)
図9は、本開示の第5の実施形態に係る第2情報媒体の機能を説明するための第1図である。
図10は、本開示の第5の実施形態に係る第2情報媒体の機能を説明するための第2図である。
図9~図10に示すように、被牽引車Bはリフトアスクル機構を有している場合がある。リフトアスクル機構は、被牽引車Bの積荷の重量に応じて、被牽引車Bの一部の車軸のタイヤをリフトアップする機構である。図9~図10の例では、被牽引車Bは後部側に前輪TY1及び後輪TY2それぞれが取り付けられた二つの車軸を有しており、前輪TY1がリフトアップ可能となっている。リフトアップの有無に応じて、被牽引車Bの車軸数が変化するため、車両Aの車種が変化する場合がある。たとえば、図9のように被牽引車Bの前輪TY1がリフトアップしている場合は、被牽引車Bの車軸数は「1」である。この場合、車両A全体(車両A+被牽引車B)の車軸数は3軸となり、車種は「大型車」であるとする。一方、図10のように被牽引車Bの前輪TY1がリフトアップしていない場合は、被牽引車Bの車軸数は「2」である。この場合、車両A全体の車軸数は4軸となり、車種が「特大車」であるとする。本実施形態に係る課金システム1では、このようなリフトアスクル機構を有する被牽引車Bの車軸数を正しく検出可能とするため、被牽引車Bが有する第2情報媒体M2が以下に説明するような特徴を有している。
本実施形態に係る第2情報媒体M2は、被牽引車Bのタイヤがリフトアスクル機構によりリフトアップされているか否かに応じて、被牽引車情報を自動的に切り替える。具体的には、図9の例のように、被牽引車Bの前輪TY1がリフトアップされている場合、第2情報媒体M2は、被牽引車の車軸数が「1」であることを示す被牽引車情報を表す二次元コードQR1を表示する。一方、図9の例のように、被牽引車Bの前輪TY1がリフトアップされていない場合、第2情報媒体M2は、被牽引車の車軸数が「2」であることを示す被牽引車情報を表す二次元コードQR2を表示する。
なお、図9~図10には、第2情報媒体M2が一方の二次元コードをカバー等で遮蔽することにより、他方の二次元コードのみを読み取り可能とする例が示されているが、これに限られることはない。たとえば、第2情報媒体M2は、幕又はプレートを回転させて、何れか一方の二次元コードのみを表示させるようにしてもよい。さらに、第2情報媒体M2は、液晶ディスプレイ等で構成され、リフトアップの有無に応じて二次元コードの画像表示を切り替えるようにしてもよい。
(作用効果)
以上のように、本実施形態に係る課金システム1において、第2情報媒体M2は、被牽引車Bのタイヤがリフトアップされているか否かに応じて、被牽引車情報を変化させる。
これにより、課金システム1は、被牽引車Bの車軸数がリフトアスクル機構によって変化した場合であっても、被牽引車Bの車軸数を正確に検出することができる。
<ハードウェア構成>
図11は、本開示の一実施形態に係る課金処理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図11に示すように、コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、インタフェース904を備える。
上述の各実施形態に係る課金処理装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置902に確保する。
プログラムは、コンピュータ900に発揮させる機能の一部を実現するためのものであってもよい。たとえば、プログラムは、補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせ、または他の装置に実装された他のプログラムとの組み合わせによって機能を発揮させるものであってもよい。なお、他の実施形態においては、コンピュータ900は、上記構成に加えて、または上記構成に代えてPLD(Programmable Logic Device)などのカスタムLSI(Large Scale Integrated Circuit)を備えてもよい。PLDの例としては、PAL(Programmable Array Logic)、GAL(Generic Array Logic)、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。この場合、CPU901によって実現される機能の一部または全部が当該集積回路によって実現されてよい。
補助記憶装置903の例としては、磁気ディスク、光磁気ディスク、光ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。補助記憶装置903は、コンピュータ900のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インタフェース904または通信回線を介してコンピュータ900に接続される外部記憶装置910であってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置903は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。
さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置903に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
以上のとおり、本発明に係るいくつかの実施形態を説明したが、これら全ての実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することを意図していない。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態及びその変形例は、発明の要旨および技術的範囲に含まれる。
たとえば、上述の第1の実施形態において、読取装置10のカメラ100が画像処理を行って、個体識別情報及び被牽引車情報を読み取る処理を行う態様について説明した。しかしながら、他の実施形態では、カメラ100は撮影した画像(映像)のみを課金処理装置20に送信し、課金処理装置20の第1読取部210及び第2読取部211が、それぞれ画像処理により個体識別情報及び被牽引車情報を読み取るようにしてもよい。
<付記>
上述の実施形態に記載の課金システム、課金処理装置、課金処理方法、及びプログラムは、たとえば以下のように把握される。
本開示の第1の態様によれば、課金システム(1)は、読取装置(10)と、前記読取装置(10)を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部(210)と、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置(10)を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部(211)と、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部(212)と、を備える。
このようにすることで、課金システムは、料金所の車線に読取装置を設けるのみの簡易な構成で、被牽引車の有無を検出することができる。これにより、課金システムは、被牽引車の有無に応じて正しく課金処理を行うことができる。
本開示の第2の態様によれば、第1の態様に係る課金システム(1)において、前記読取装置(10)は、前記第1情報媒体と、前記第2情報媒体との少なくとも一方を含む画像を撮影するカメラ(100、110)を有し、前記第1読取部(210)は、前記カメラ(100、110)を介して、前記画像に含まれる前記第1情報媒体から前記個体識別情報を読み取り、前記第2読取部(211)は、前記カメラ(100、110)を介して、前記画像に含まれる前記第2情報媒体から前記被牽引車情報を読み取る。
このようにすることで、課金システムは、カメラを設置するのみの最小限の構成で、被牽引車の有無を検出することができる。
本開示の第3の態様によれば、第1の態様に係る課金システム(1)において、前記読取装置(10)は、前記第1情報媒体と、前記第2情報媒体との少なくとも一方を走査するレーザスキャナ(120)を有し、前記第1読取部(210)は、前記レーザスキャナ(120)の走査結果から前記個体識別情報を読み取り、前記第2読取部(211)は、前記レーザスキャナ(120)の走査結果から前記被牽引車情報を読み取る。
このようにすることで、課金システムは、レーザスキャナを設置するのみの最小限の構成で、被牽引車の有無を検出することができる。
本開示の第4の態様によれば、第1の態様に係る課金システム(1)において、前記読取装置(10)は、前記第1情報媒体との間で無線通信を行うアンテナ(130)を有し、前記第1読取部(210)は、前記アンテナ(130)を介して、前記第1情報媒体に記録された前記個体識別情報を読み取る。
このようにすることで、課金システムは、既存の車載器及びETCのアンテナを利用して、車両の個体識別情報を読み取ることができる。
本開示の第5の態様によれば、第4の態様に係る課金システム(1)において、前記読取装置(10)は、前記第2情報媒体を含む画像を撮影するカメラ(100、110)をさらに有し、前記第2読取部(211)は、前記カメラ(100、110)を介して、前記画像に含まれる前記第2情報媒体から前記被牽引車情報を読み取る。
既存のETCの技術では、車載器には車両単体の車種のみが記録されており、車載器と無線通信を行うのみでは牽引の有無を判断することができなかった。このため、牽引の有無を検出するために複数のセンサ機器の導入が必要であった。しかしながら、上述の態様に係る課金システムは、既存のETCの設備にカメラを追加する簡易な構成のみで、被牽引車の有無を検出することが可能となる。
本開示の第6の態様によれば、第4の態様に係る課金システム(1)において、前記読取装置(10)は、前記第2情報媒体を走査するレーザスキャナ(120)をさらに有し、前記第2読取部(211)は、前記レーザスキャナの走査結果から前記被牽引車情報を読み取る。
このようにすることで、課金システムは、既存のETCの設備にレーザスキャナを追加する簡易な構成のみで、被牽引車の有無を検出することが可能となる。
本開示の第7の態様によれば、第1から第6の何れか一の態様に係る課金システム(1)において、前記被牽引車情報は、前記被牽引車の車軸数を含む。
これにより、課金システムは、車両の車種をより正確に特定することができるので、車両に誤った通行料金を課金することを抑制することができる。
本開示の第8の態様によれば、第7の態様に係る課金システム(1)において、前記第2情報媒体は、前記被牽引車のタイヤがリフトアップされているか否かに応じて、前記被牽引車情報を変化させる。
これにより、課金システムは、被牽引車の車軸数がリフトアスクル機構によって変化した場合であっても、被牽引車の車軸数を正確に検出することができる。
本開示の第9の態様によれば、課金処理装置(20)は、読取装置(10)を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部(210)と、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置(10)を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部(211)と、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部(212)と、を備える。
本開示の第10の態様によれば、課金処理方法は、読取装置(10)を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取るステップと、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置(10)を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取るステップと、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定するステップと、を有する。
本開示の第11の態様によれば、プログラムは、読取装置(10)を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取るステップと、前記個体識別情報に続いて、前記読取装置(10)を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取るステップと、前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定するステップと、を課金処理装置(20)のコンピュータ(900)に実行させる。
1 課金システム
10 読取装置
100 カメラ
110 赤外線カメラ
111 赤外線照明
120 レーザスキャナ
130 路側アンテナ(アンテナ)
20 課金処理装置
21 CPU
210 第1読取部
211 第2読取部
212 課金処理部
22 記憶媒体
900 コンピュータ
901 CPU
902 主記憶装置
903 補助記憶装置
904 インタフェース
910 外部記憶装置

Claims (11)

  1. 読取装置と、
    前記読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部と、
    前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部と、
    前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部と、
    を備える課金システム。
  2. 前記読取装置は、前記第1情報媒体と、前記第2情報媒体との少なくとも一方を含む画像を撮影するカメラを有し、
    前記第1読取部は、前記カメラを介して、前記画像に含まれる前記第1情報媒体から前記個体識別情報を読み取り、
    前記第2読取部は、前記カメラを介して、前記画像に含まれる前記第2情報媒体から前記被牽引車情報を読み取る、
    請求項1に記載の課金システム。
  3. 前記読取装置は、前記第1情報媒体と、前記第2情報媒体との少なくとも一方を走査するレーザスキャナを有し、
    前記第1読取部は、前記レーザスキャナの走査結果から前記個体識別情報を読み取り、
    前記第2読取部は、前記レーザスキャナの走査結果から前記被牽引車情報を読み取る、
    請求項1に記載の課金システム。
  4. 前記読取装置は、前記第1情報媒体との間で無線通信を行うアンテナを有し、
    前記第1読取部は、前記アンテナを介して、前記第1情報媒体に記録された前記個体識別情報を読み取る、
    請求項1に記載の課金システム。
  5. 前記読取装置は、前記第2情報媒体を含む画像を撮影するカメラをさらに有し、
    前記第2読取部は、前記カメラを介して、前記画像に含まれる前記第2情報媒体から前記被牽引車情報を読み取る、
    請求項4に記載の課金システム。
  6. 前記読取装置は、前記第2情報媒体を走査するレーザスキャナをさらに有し、
    前記第2読取部は、前記レーザスキャナの走査結果から前記被牽引車情報を読み取る、
    請求項4に記載の課金システム。
  7. 前記被牽引車情報は、前記被牽引車の車軸数を含む、
    請求項1から6の何れか一項に記載の課金システム。
  8. 前記第2情報媒体は、前記被牽引車のタイヤがリフトアップされているか否かに応じて、前記被牽引車情報を変化させる、
    請求項7に記載の課金システム。
  9. 読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取る第1読取部と、
    前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取る第2読取部と、
    前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定する課金処理部と、
    を備える課金処理装置。
  10. 読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取るステップと、
    前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取るステップと、
    前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定するステップと、
    を有する課金処理方法。
  11. 読取装置を介して、車線を走行する車両が有する第1情報媒体から車両を個々に識別可能な個体識別情報を読み取るステップと、
    前記個体識別情報に続いて、前記読取装置を介して、前記車両に牽引される被牽引車が有する第2情報媒体から当該被牽引車に関する情報である被牽引車情報を読み取るステップと、
    前記個体識別情報と、前記被牽引車情報とに基づいて前記車両の課金額を決定するステップと、
    を課金処理装置のコンピュータに実行させるプログラム。
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