JP2022124039A - 包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】包装体となった状態において、形崩れしにくく、自立性に優れる包装袋を提供する。【解決手段】本発明に係る包装袋は、両側部の側部接合部5,5により筒状とされる一対のシート2,3で構成される胴部1aと、底ガゼットシート4で構成される底ガゼット部1bとを備え、一対のシート2,3の少なくとも一方のシートは、全部、又は、高さ方向において複数に分割される領域の一部に、底ガゼットシート4よりも剛性が高いシートを備えるものである。剛性が高いシートとは、たとえば紙シートである。胴部に剛性が高いシートを備えることにより、包装体となった状態において、形崩れしにくく、自立性に優れる包装袋となる。【選択図】図1

Description

本発明は、自立可能な包装袋に関する。
この種の包装袋は、たとえば特許文献1及び2に示すとおり、筒状の胴部と、底ガゼット部とを備え、内容物が収容されていない状態では、平坦であるが、内容物が収容されると、底ガゼット部が開いて立体形状となり、自立可能となる包装袋である。この種の包装袋は、自立袋、スタンディングパウチとも呼ばれる。
登録実用新案第3062654号公報 特開2002-450号公報
この種の包装袋は、プラスチックシートで構成される。しかし、プラスチックシートは、剛性が十分でない。このため、この種の包装袋は、形崩れしやすく、必ずしも自立性が良好ではないという問題がある。また、形崩れすると、コンビニエンスストア等の店舗内で陳列される場合、見栄えが悪く、商品価値が損なわれるという問題もある。
そこで、本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、包装体となった状態において、形崩れしにくく、自立性に優れる包装袋を提供することを課題とする。
本発明に係る包装袋は、
両側部の側部接合部により筒状とされる一対のシートで構成される胴部と、
底ガゼットシートで構成される底ガゼット部とを備え、
一対のシートの少なくとも一方のシートは、全部、又は、高さ方向において複数に分割される領域の一部に、底ガゼットシートよりも剛性が高いシートを備える
包装袋である。
ここで、本発明に係る包装袋の一態様として、
剛性が高いシートは、紙シートであり、
底ガゼットシートは、プラスチックシートである
との構成を採用することができる。
また、本発明に係る包装袋の他態様として、
側部接合部に蒸気抜き部を備える
との構成を採用することができる。
また、この場合、
一対のシートのいずれか一方のシートの内面にシートの全幅に亘って貼着されるテープを備え、
蒸気抜き部は、側部接合部のうち、テープの端部が位置する領域に形成される
との構成を採用することができる。
さらに、この場合、
蒸気抜き部は、側部接合部のうち、テープの端部が位置する領域が非接合とされることにより形成される
との構成を採用することができる。
あるいは、この場合、
蒸気抜き部は、テープの端部の外面と一対のシートのいずれか他方のシートの内面とが未接合又は弱接合とされることにより形成される
との構成を採用することができる。
あるいは、この場合、
蒸気抜き部は、側部接合部のうち、テープの端部が位置する領域が幅狭部とされることにより形成される
との構成を採用することができる。
また、本発明に係る包装袋の別の態様として、
側部接合部のうち、テープの端部の近傍かつテープの高さ位置よりも底ガゼット部側の位置に開封用のノッチを備える
との構成を採用することができる。
本発明によれば、胴部に剛性が高いシートを備えることにより、包装体となった状態において、形崩れしにくく、自立性に優れる包装袋という効果がある。
図1(a)は、一実施形態に係る包装袋の正面図である。図1(b)は、図1(a)のA-A線における包装袋の縦断面図である。図1(c)は、袋の内部を広げた状態の包装袋の縦断面図である。 図2(a)は、蒸気抜き部の拡大正面図である。図2(b)は、図2(a)のB-B線における蒸気抜き部の縦断面図である。図2(c)は、別例1の蒸気抜き部の拡大正面図である。図2(d)は、図2(c)のC-C線における蒸気抜き部の縦断面図である。図2(e)は、別例2の蒸気抜き部の拡大正面図である。図2(f)は、別例3の蒸気抜き部の拡大正面図である。 図3(a)は、加熱処理中の包装体の斜視図である。図3(b)は、開封後の包装体の斜視図である。 図4(a)は、他実施形態1に係る包装袋の正面図である。図4(b)は、図4(a)のD-D線における包装袋の縦断面図である。図4(c)は、袋の内部を広げた状態の包装袋の縦断面図である。 図5(a)は、他実施形態2に係る包装袋の正面図である。図5(b)は、包装袋の背面図である。 図6(a)は、他実施形態3に係る包装袋の正面図である。図6(b)は、図6(a)のE-E線における包装袋の縦断面図である。図6(c)は、袋の内部を広げた状態の包装袋の縦断面図である。 図7(a)は、他実施形態4に係る包装袋の正面図である。図7(b)は、他実施形態5に係る包装袋の正面図である。
以下、本発明に係る包装袋の一実施形態として、自立可能で、かつ、電子レンジ等の加熱手段を用いて加熱され得る食品の包装に適した包装袋について、図1ないし図3を参酌して説明する。
図1に示すように、包装袋1は、一対のシート(第1のシート2、第2のシート3)と、底ガゼットシート4とを備えて構成される。シート2,3は、下部の左右の角部が斜めに切り欠かれた長方形状(矩形状)を有し、胴部1aとなるシートである。底ガゼットシート4は、二つ折りにされ、折部(凸部)が上となるようにしてシート2,3の下部間に挿入され、底ガゼット部1bとなるシートである。
シート2,3は、高さH1に対する幅W1の比(W1/H1)が0.7以上となる形状を有する。また、シート2,3の高さH1に対する二つ折りにされた底ガゼットシート4の高さH2(=底ガゼットシート4の幅の半分)の比(H2/H1)は、0.05以上0.4以下の範囲に設定される。本実施形態においては、高さH1は140mm、幅W1は150mm、高さH2は40mmである。ただし、これらの数値範囲及び数値は、一例に過ぎない。
シート2,3は、紙、未晒しクラフト紙、和紙、混抄紙、合成紙、グラシン紙、紙質又は紙様(これらをまとめて「紙」という。)の、又は、これらを主とするシート(フィルム)である(これらをまとめて「紙シート」(フィルム)という。)。紙は、バイオベースポリエチレンテレフタレート(バイオベースPET、いわゆるバイオPET)を含む紙であってもよい。シート2,3は、必要に応じて、内面側に全面的に又は必要箇所の部分的に熱溶着性を有する。たとえば、シート2,3は、紙を外層とし、プラスチックシート(フィルム)を内層としてラミネートした積層シート(フィルム)である。積層シート(フィルム)の一形態として、シート2,3は、外面側から順に、基材層、接着層及び樹脂層を積層して形成される。基材層として、紙が用いられる。接着層として、ドライラミネート、押出しラミネート等が用いられる。樹脂層として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。一例として、基材層は、坪量が21g/m程度の紙であり、接着層は、ドライラミネートであり、樹脂層は、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)である。別例として、基材層は、坪量が38g/m程度の耐油紙であり、接着層は、ポリエチレン(PE)の押出しラミネートであり、樹脂層は、無延伸ポリプロピレン(CPP)である。なお、「シート」は、厚みによって定められるものではなく、フィルムを含む概念である(以下、同様)。
あるいは、シート2,3は、普通セロハン、防湿セロハン、セロハン質又はセロハン様(これらをまとめて「セロハン」という。)の、又は、これらを主とするシート(フィルム)である(これらをまとめて「セロハンシート」(フィルム)という。)。シート2,3は、必要に応じて、内面側に全面的に又は必要箇所の部分的に熱溶着性を有する。たとえば、シート2,3は、セロハンを外層とし、プラスチックシート(フィルム)を内層としてラミネートした積層シート(フィルム)である。積層シート(フィルム)の一形態として、シート2,3は、外面側から順に、基材層、接着層及び樹脂層を積層して形成される。基材層として、セロハンが用いられる。接着層として、ドライラミネート、押出しラミネート等が用いられる。樹脂層として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。一例として、基材層は、普通セロハン又は防湿セロハンであり、接着層は、ドライラミネートであり、樹脂層は、2軸延伸ポリプロピレン(OPP)である。
底ガゼットシート4は、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等の熱溶着性を有するプラスチックシート(フィルム)である。一例として、底ガゼットシート4は、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)シート(フィルム)又は無延伸ポリプロピレン(CPP)シート(フィルム)である。あるいは、底ガゼットシート4は、積層シート(フィルム)である。積層シート(フィルム)の一形態として、底ガゼットシート4は、外面側から順に、基材層、接着層及び樹脂層を積層して形成される。基材層として、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。接着層として、ドライラミネート、押出しラミネート等が用いられる。樹脂層として、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等の樹脂が用いられる。一例として、基材層は、ポリエチレンテレフタレート(PET)であり、接着層は、ドライラミネートであり、樹脂層は、無延伸ポリプロピレン(CPP)である。なお、ポリプロピレンシート(フィルム)とは、純度100%のポリプロピレンシート(フィルム)はもちろんのこと、ポリプロピレンを主成分として、他の成分(たとえばポリエチレンといった他の樹脂成分)を含有するシート(フィルム)も含む概念である。
包装袋1は、左右の側部及び底部の三方が接合され(側部接合部5,5及び底部接合部6)、上部に開口部7を有し、内部に収容部を有する。開口部7は、内容物の充填口となっており、収容部に内容物が収容(充填)されると、包装袋1の上部は、接合され、包装体となる。
側部接合部5は、シート2,3の左右の側縁部同士の重ね合わせ部(シート2,3の下部においては、シート2の下部の左右の傾斜した側縁部と底ガゼットシート4の二つ折りにされた一方の左右の傾斜した側縁部との重ね合わせ部、及び、シート3の下部の左右の傾斜した側縁部と底ガゼットシート4の二つ折りにされた他方の左右の傾斜した側縁部との重ね合わせ部、のそれぞれ重ね合わせ部)を重ね合わせ部の外縁に沿って帯状に溶着することにより形成される。
底部接合部6は、シート2の下縁部と底ガゼットシート4の二つ折りにされた一方の下縁部との重ね合わせ部、及び、シート3の下縁部と底ガゼットシート4の二つ折りにされた他方の下縁部との重ね合わせ部、のそれぞれ重ね合わせ部を重ね合わせ部の外縁に沿って帯状に溶着することにより形成される。
なお、左右の側部接合部5,5の下部傾斜部5a,5a及び底部接合部6が形成されても、二つ折りにされた底ガゼットシート4の外面同士は、接合されない。このため、包装袋1において、底ガゼットシート4は、開いて平面状に展開することができる。
左右の側部接合部5,5には、開封用のノッチ8が設けられる。左右のノッチ8,8は、同じ高さ位置H3に設けられる。シート2,3の高さH1に対するノッチ8,8の高さ位置H3の比(H3/H1)は、0.4以上0.9以下の範囲に設定される。
ノッチ8,8の近傍であって、ノッチ8,8の高さ位置H3よりも開口部7側には、シート2の幅方向に沿って細幅のテープ9が設けられる。テープ9は、シート2の左右の側縁に跨って設けられ、シート2を幅方向に横断する。テープ9は、シート2の内面に全幅に亘って貼着される。
テープ9は、ノッチ8を開封起点とする包装体の開封時に力が加わっても破断されない強度を有する。テープ9は、二軸延伸ポリエステルないしポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)等の熱溶着性を有するプラスチックシート(フィルム)を細くカットしたものである。一例として、テープ9は、10μm以上、あるいは20μm以上であって、30μm以下、あるいは40μm以下の厚さを有する。また、テープ9は、1.5mm以上、あるいは2mm以上であって、4mm以下、あるいは3mm以下の幅を有する。
側部接合部5のうち、テープ9の端部が位置する領域には、蒸気抜き部10が形成される。蒸気抜き部10は、包装体内の内容物(食品)を電子レンジで加熱する際に発生する包装体内の蒸気を外部に逃がすためのものである。蒸気抜き部10は、各種の形態が採用可能である。
図1、図2(a)及び図2(b)に示す蒸気抜き部10は、側部接合部5のうち、テープ9の端部が位置する領域が非接合とされることにより形成されるものである。非接合部の両側縁は、テープ9の長手方向、すなわち、シート2,3の幅方向に沿った線である。シート2,3の高さ方向における非接合部の幅は、テープ9の幅よりも大きい。非接合部は、ノッチ8の近傍に形成される。
図2(c)及び図2(d)に示す蒸気抜き部10は、テープ9の端部の外面9aと他方のシート3の内面とが未接合又は弱接合とされることにより形成されるものである。未接合とする方法は、i)当該領域が接合処理されないようにする(たとえば、当該領域がヒートシールされないように逃がし部を有するヒートシールバーを用いる。)、ii)外面9aが熱溶着性を有さないテープ9又は他方のシート3の内面との熱溶着性を有さないテープ9を用いる、といった方法がある。弱接合とする方法は、iii)当該領域の接合処理が弱接合となるようにする(たとえば、当該領域が弱シールとなるようなヒートシールバーを用いる。)、iv)外面9aが弱熱溶着性のテープ9又は他方のシート3の内面との熱溶着性が弱熱溶着性となるテープ9を用いる、v)当該領域におけるテープ9の外面9a又は他方のシート3の内面に感熱接着剤等のコート剤(パートコート剤)を塗布する、といった方法がある。
図2(e)及び(f)に示す蒸気抜き部10は、側部接合部5のうち、テープ9の端部が位置する領域が幅狭部5bとされることにより形成されるものである。幅狭部5bは、側部接合部5の内縁の一部が外縁側に変位することにより形成され(図2(e))、あるいは、側部接合部5の外縁の一部が内縁側に変位することにより形成される(図2(f))。これらは、たとえば、当該領域がヒートシールされないように逃がし部を有するヒートシールバーを用いることにより形成される。
本実施形態に係る包装袋1は、以上の構成からなる。図3(a)に示すように、包装袋1内の収容部に内容物(食品)が収容された後、包装袋1の上部が接合され(上部接合部11)、包装体となる。上部接合部11は、シート2,3の上縁部同士の重ね合わせ部を重ね合わせ部の外縁に沿って帯状に溶着することにより形成される。
以上のとおり、本実施形態に係る包装袋1によれば、胴部1aには、プラスチックシートと異素材であり、プラスチックシートと比べて剛性が高い紙シート又はセロハンシートが用いられ、胴部1aに腰が付与される。このため、包装体となった状態において、形崩れしにくく、自立性に優れるという効果がある。また、このため、コンビニエンスストア等の店舗内で陳列される場合、美麗な外観が維持され、顧客の購買意欲を喚起することができる。なお、剛性とは、外部から曲げ、ねじり又は圧縮の力が加えられたときに変形が起こりにくい性質のことをいう。腰がある、ないとか、硬い、軟らかい、といった言い方もされる。
また、本実施形態に係る包装袋1によれば、包装袋1の高さH1が145mm以下であり、包装袋1の高さH1に対する包装袋1の幅W1の比(W1/H1)が0.7以上であり、包装袋1の高さH1に対する底ガゼットシート4の高さH2(=底ガゼットシート4の幅の半分)の比(H2/H1)が0.05以上0.4以下の範囲に設定される。このため、包装体となった状態において、低重心で底部が広く、自立安定性に優れるという効果がある。
また、本実施形態に係る包装袋1によれば、底ガゼット部1bには、紙シート又はセロハンシートと比べて軟らかいプラスチックシートが用いられる。このため、包装袋1の底部の開き具合を良好にすることができる。
また、本実施形態に係る包装袋1によれば、紙シート又はセロハンシートを用いることにより、プラスチックの使用量を削減することができる。近年は、廃棄プラスチックが全世界的な環境問題となっているが、この環境問題に対し、有効な対策となる。
食品を加熱して食したいときは、包装体をたとえば電子レンジで加熱する。電子レンジにかけると、食品の水分が蒸気となり、包装袋1の内圧が上昇する。図3(a)に示すように、電子レンジによる加熱で内圧が上昇すると、左右の蒸気抜き部10,10又は一方の蒸気抜き部10から蒸気を外部に逃がすことができ、包装袋が破袋するのを防止することができる。
開封は、ノッチ8を開封起点として行う。ノッチ8から反対側の側部接合部5に向かう方向がシート2,3の切断予定線となるが、この切断予定線に沿ってテープ9が配置される。このため、開封に伴うシート2,3の切断が切断予定線から外れそうになっても、テープ9により脱線を防止することができる。特に、紙シート又はセロハンシートのシート2,3は、幅方向の切断方向性(直線カット性)が良好でないこともあるので、きれいな開封口を形成するために、テープ9のような開封ガイド手段は有効である。
図3(b)に示すように、開封後の包装体も、自立可能であり、そのまま器として用いることができる。しかも、上述のように、包装体の底部が広いため、これに伴い、開封口も大きく開口する。このため、包装体内の食品を取り出しやすいという効果がある。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
上記実施形態においては、シート2,3の下部の間に二つ折りにされた底ガゼットシート4が挿入されて、底部接合部6が形成される。実際は、連続生産となるため、シート2,3及び底ガゼットシート4は、製袋装置内で搬送される長尺なシート原反の形態を採る。このため、シート2の下縁部の内面と底ガゼットシート4の二つ折りにされた一方の下縁部の内面とが合掌状に重ね合わせられるとともに、シート3の下縁部の内面と底ガゼットシート4の二つ折りにされた他方の下縁部の内面とが合掌状に重ね合わせられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、図4に示すように、シート2の下縁部の内面と底ガゼットシート4の二つ折りにされた一方の下縁部の外面とが封筒状に重ね合わせられるとともに、シート3の下縁部の内面と底ガゼットシート4の二つ折りにされた他方の下縁部の外面とが封筒状に重ね合わられるように、底ガゼットシート4がシート2,3の下部の間に挿入されるものであってもよい。実際の連続生産においては、シート2,3の原反の間に底ガゼットシート4の原反が介在する一体のシート原反が用いられ、このシート原反が底ガゼットシート4の原反の幅方向中央位置にて半切された後、底ガゼットシート4の原反がシート2,3のシート原反の間に折り込まれる、という工程となる。
また、上記実施形態においては、両方のシート2,3が紙シート又はセロハンシートである。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、図5に示すように、一方のシート(図5(b)のシート3)は、紙シート又はセロハンシートであり、他方のシート(図5(a)のシート2)は、プラスチックシートであってもよい。
また、上記実施形態においては、各シート2,3の全部が紙シート又はセロハンシートである。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、図6に示すように、シート(図例では、シート2)が高さ方向において複数の領域に分割され(図例では、上段、中段、下段の3段)、一部の領域(図例では、上段及び下段)に紙シート又はセロハンシートが用いられ(上段シート2A及び下段シート2C)、他部の領域(図例では、中段)にプラスチックシートが用いられる(中段シート2B)ようにしてもよい。領域の分割数、各領域に紙シート又はセロハンシートを用いるかプラスチックシートを用いるか、そして、このような組み合わせシートをシート2に採用するかシート3に採用するか又は両方のシート2,3に採用するかは、適宜選択することができる。
また、上記実施形態においては、開封の方向性を案内する開封ガイド手段として、テープ9を備える。このテープ9は、蒸気抜き部10を形成するための手段でもある。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、図7(a)に示すように、テープは必須ではない。なお、蒸気抜き部10は、必ずしも開封用のノッチ8の近傍に形成される必要はないが、好ましくは、ノッチ8の高さ位置H3よりも開口部7側に形成される。
また、上記実施形態においては、蒸気抜き部10は、側部接合部5に形成される。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。たとえば、図7(b)に示すように、蒸気抜き部10は、上部接合部11に形成されるものであってもよい。なお、内容物が液体又は流動体である場合、蒸気抜き部10が非接合部からなるものであると、漏れ出るおそれがある。この場合は、蒸気抜き部10は、上述した弱接合とする方法を用いて形成される。
また、本発明において、蒸気抜き部は必須ではない。すなわち、本発明は、自立可能な包装袋であるが、電子レンジ等の加熱手段を用いて加熱されるものではない包装袋を含むものである。
また、上記実施形態においては、開封用のノッチ8は、左右の側部接合部5,5に設けれられる。しかし、本発明は、これに限定されるものではない。ノッチは、いずれか一方の側部接合部に設けられるものであってもよい。
また、上記実施形態においては、包装体は、包装袋1の上部が上部接合部11により接合され、封止される形態である。しかし、包装体は、さらに、封止された包装袋の上部が底ガゼット部側に1回又は複数回折り曲げられる形態であってもよい。この形態の包装体は、高さ位置を下げることができるため、包装袋の高さが電子レンジの庫内の高さよりも大きく、庫内の天井部に引っ掛かってしまうような場合に有効である。
1…包装袋、1a…胴部、1b…底ガゼット部、2…第1のシート、2A…上段シート、2B…中段シート、2C…下段シート、3…第2のシート、4…底ガゼットシート、5…側部接合部、5a…下部傾斜部、5b…幅狭部、6…底部接合部、7…開口部、8…ノッチ、9…テープ、9a…外面、10…蒸気抜き部、11…上部接合部、H1…包装袋の高さ、H2…二つ折りにされた底ガゼットシートの高さ、H3…ノッチの高さ位置、W1…包装袋の幅

Claims (8)

  1. 両側部の側部接合部により筒状とされる一対のシートで構成される胴部と、
    底ガゼットシートで構成される底ガゼット部とを備え、
    一対のシートの少なくとも一方のシートは、全部、又は、高さ方向において複数に分割される領域の一部に、底ガゼットシートよりも剛性が高いシートを備える
    包装袋。
  2. 剛性が高いシートは、紙シートであり、
    底ガゼットシートは、プラスチックシートである
    請求項1に記載の包装袋。
  3. 側部接合部に蒸気抜き部を備える
    請求項1又は請求項2に記載の包装袋。
  4. 一対のシートのいずれか一方のシートの内面にシートの全幅に亘って貼着されるテープを備え、
    蒸気抜き部は、側部接合部のうち、テープの端部が位置する領域に形成される
    請求項3に記載の包装袋。
  5. 蒸気抜き部は、側部接合部のうち、テープの端部が位置する領域が非接合とされることにより形成される
    請求項4に記載の包装袋。
  6. 蒸気抜き部は、テープの端部の外面と一対のシートのいずれか他方のシートの内面とが未接合又は弱接合とされることにより形成される
    請求項4に記載の包装袋。
  7. 蒸気抜き部は、側部接合部のうち、テープの端部が位置する領域が幅狭部とされることにより形成される
    請求項4に記載の包装袋。
  8. 側部接合部のうち、テープの端部の近傍かつテープの高さ位置よりも底ガゼット部側の位置に開封用のノッチを備える
    請求項4ないし請求項7のいずれか1項に記載の包装袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024101409A1 (ja) * 2022-11-11 2024-05-16 株式会社細川洋行 耐熱容器及び調理方法

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