JP2022123482A - 乗客コンベア遠隔監視システム - Google Patents

Abstract

【課題】 エスカレーターが故障した場合に早急な現場確認、復帰を遂行させることでエスカレーターに対するサービス低下を防ぐ。【解決手段】 エスカレーターの運転と停止を制御すると共に、遠隔監視センター装置５から再起動要求信号を受信したときには、停止中のエスカレーターの起動を実施するエスカレーター走行制御部２と、エスカレーター異常時に異常を検知して、遠隔監視センター装置５に異常信号を送信するエスカレーター異常検知部３と、遠隔監視センター装置５からエスカレーターの再起動要求信号を受信したときに、停止中のエスカレーターの再起動を実施してよいかを判断し、再起動実施が可能であれば、エスカレーター走行制御部２に対してエスカレーターを再起動させると共に、遠隔監視センター装置５へ再起動正常実施信号を送信し、再起動実施が不可能な場合はエスカレーターを再起動させずに遠隔監視センター装置５へ再起動拒否信号を送信するエスカレーター再起動制御部４と、を備える。【選択図】図１

Description

本発明実施形態は、乗客コンベア制御装置、遠隔監視センター装置、保守員携帯装置および乗場表示装置に関する。

エスカレーターに代表される乗客コンベアにおいて、走行中に異常が発生して運転が停止した場合、異常発生を遠隔監視センターへ通知し、遠隔監視センターからの遠隔による再起動操作によって、正常運転に復帰させる遠隔監視システムがある。

エスカレーター停止時の再起動を実施する従来例としては、遠隔による再起動が不適切な場合に、再起動を拒否する提案がある。この場合、再起動の拒否をする場合に保守員への現場出役指示はしていない。

また、再起動ではないが遠隔値の停止スイッチと現場の停止スイッチの両方をオンにしたら、現地の判断だけではエスカレーターが起動しなくなるという安全性を確保する提案もある。

特開２０１０－１３２５４号公報 特開２００２－３３８１８３号公報

しかし、エスカレーターが故障停止した場合、再起動を実施することでエスカレーターを再走行できる場合があるが、永久故障の場合は再起動を実施してしまうと故障の深刻化や再起動時に一時的に動いてしまった場合にはエスカレーター利用者に影響を与える可能性もある。

本発明は上記事情に鑑み、エスカレーターが故障した場合に遠隔監視センターから再起動が不当であれば再起動を拒否して、遠隔地の監視者による不要な再起動を実施させず、さらに保守員の現場出役通知を実施して保守員の早急な現場確認、復帰を遂行させることでエスカレーターに対するサービス低下を防ぐことを目的とする。

上記の目的を達成するため実施形態は、乗客コンベアの運転と停止を制御すると共に、遠隔監視センター装置から再起動要求信号を受信したときには、停止中の乗客コンベアの起動を実施する乗客コンベア走行制御部と、乗客コンベア異常時に異常を検知して、遠隔監視センター装置に異常信号を送信する乗客コンベア異常検知部と、遠隔監視センター装置から乗客コンベアの再起動要求信号を受信したときに、停止中の乗客コンベアの再起動を実施してよいかを判断し、再起動実施が可能であれば、乗客コンベア走行制御部に対して乗客コンベアを再起動させると共に、遠隔監視センター装置へ再起動正常実施信号を送信し、再起動実施が不可能な場合は乗客コンベアを再起動させずに遠隔監視センター装置へ再起動拒否信号を送信する乗客コンベア再起動制御部と、を備える乗客コンベア制御装置である。

本発明の第１実施形態のブロック構成図。 本発明の第１実施形態のフローチャート。 本発明の第１実施形態のフローチャート。 本発明の第２実施形態のブロック構成図。 本発明の第２実施形態のフローチャート。 本発明の第２実施形態のフローチャート。 本発明の第３実施形態のブロック構成図。 本発明の第３実施形態のフローチャート。 本発明の第３実施形態のフローチャート。

＜第１実施形態＞
図１は本発明の第１実施形態のエスカレーター遠隔監視システムの構成を示すブロック図である。

図１に示すように、エスカレーター遠隔監視システム１００は、エスカレーター制御装置１と、遠隔監視センター装置５と、保守員携帯装置１１とを備えている。

エスカレーター制御装置１は、エスカレーター走行制御部２と、エスカレーター異常検知部３と、エスカレーター再起動制御部４とを備えている。

エスカレーター走行制御部２は、エスカレーターの走行、停止や再起動処理を実施する。

エスカレーター異常検知部３は、エスカレーターの異常を検知して再起動実施可否の異常情報を振分けると共に、遠隔監視センター装置５へ異常情報を送信する。

エスカレーター再起動制御部４は、遠隔監視センター装置５からエスカレーター制御装置１の再起動の要求が有った場合、エスカレーター異常検知部３にて再起動実施可否を振分けた異常情報に基づき、再起動が可能な異常であればエスカレーター走行制御部２の再起動を実施して正常に再起動したことを遠隔監視センター装置５へ送信する。また、再起動が不可能な異常であればエスカレーター走行制御部２の再起動を実施せず遠隔監視センター装置５へ再起動拒否信号を送信する。

また、遠隔監視センター装置５は、異常検知表示部６と、再起動開始部７と、再起動要求履歴部８と、再起動要求送信部９と、現場出役通知部１０とを備えている。

異常検知表示部６は、エスカレーター制御装置１のエスカレーター異常検知部３から異常情報を受信した場合、この異常情報を表示する。

再起動開始部７は、遠隔地の監視者が再起動操作を要求する。

再起動要求履歴部８は、再起動開始部７からの再起動要求に対して過去に再起動拒否がエスカレーター制御装置１からあったか、過去に再起動拒否があった場合に保守員携帯装置１１からエスカレーターの復帰信号を受信しているか、の情報に応じてエスカレーター制御装置１に対しての再起動要求実施か拒否かを制御する。また、過去に再起動拒否があり保守員携帯装置１１から復帰信号を受信していない場合に再起動開始部７の操作制御を無効にして保守員の出役通知制御を実施する、また、再起動開始部７の操作制御を無効時に保守員携帯装置１１から復帰信号を受信したら再起動開始部７の操作制御を有効にする。

再起動要求送信部９は、再起動要求履歴部８から再起動拒否を受信したらそのまま処理停止する。また、再起動要求を受信したらエスカレーター再起動制御部４へ再起動要求を送信し、再起動の実施完了、または再起動拒否信号を受信後に再起動要求履歴部８へ結果を送信する。

現場出役通知部１０は、再起動要求履歴部８から保守員の出役要求があった場合に保守員携帯装置１１へ保守員出役要求を送信する。

保守員携帯装置１１は、出役表示部１２、出役警報部１３、現場復帰入力部１４、現場復帰出力部１５とを備えている。

出役表示部１２は、遠隔監視センター装置５の現場出役通知部１０から保守員出役通知信号を受信して出役通知を表示する。

出役警報部１３は、出役表示部１２から出役通知信号を受信し警報を鳴動させる。

現場復帰入力部１４は、保守員の現場出役によるエスカレーターが復帰した場合にはその旨を示す復帰信号を生成する。

現場復帰出力部１５は、現場復帰入力部１４から復帰信号を受信して遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８へ送信する。

《第１実施形態の処理手順》
次に、本発明の第1実施形態に係るエスカレーター遠隔監視システム１００の処理手順を図２のフローチャートに基づいて説明する。

図２において、エスカレーター走行制御部２の制御下においてエスカレーターが定常走行中に異常が発生して突然停止すると、エスカレーター異常検知部３が異常を検知して再起動実施可否の判断を保存（登録）する。また、エスカレーター異常検知部３は遠隔監視センター装置５の異常検知表示部６へ異常信号が送信される（ステップＳ１，Ｓ２）。

遠隔監視センター装置５が異常信号を受信する（ステップＳ１１YES）と、異常検知表示部６は受信した異常信号に基づく異常表示画面を表示する。次いで、遠隔監視センター装置５の監視者は、エスカレーターを再起動させるために再起動開始部７からエスカレーターに対して再起動を要求する。このとき、再起動要求履歴部８にて過去に再起動対象のエスカレーターに対しての再起動拒否を受信しているかどうかが確認される（ステップＳ１２）。過去に再起動拒否の受信がなければ（ステップＳ１２YES）、再起動要求履歴部８から再起動要求送信部９へ再起動要求が送信されて再起動要求送信部９からエスカレーター再起動制御部４へ再起動要求が出力される（ステップＳ１４）。また、過去に再起動拒否の受信があるが（ステップＳ１２NO）、保守員携帯装置１１の現場復帰出力部１５から復帰信号を受信していれば（ステップＳ１３NO）、再起動要求履歴部８から再起動要求送信部９へ再起動要求が送信されて再起動要求送信部９からエスカレーター再起動制御部４へ再起動要求が出力される（ステップＳ１４）。

遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８の再起動要求判断で、過去に再起動拒否の受信があり(ステップＳ１２NO)、保守員携帯装置１１の現場復帰出力部１５から復帰信号を受信もなければ（ステップＳ１３YES）、エスカレーターの再起動を実行せず再起動拒否（再起動不能）が再起動要求履歴部８に登録される（ステップＳ１５）。

エスカレーター再起動制御部４へ再起動要求されたとき（ステップＳ１４）、エスカレーター再起動制御部４からエスカレーター走行制御部２とエスカレーター異常検知部３から収集する情報がエスカレーター停止中でソフトウェア停止状態の継続など再起動実施可能な異常であれば（ステップＳ３YES）、エスカレーター再起動制御部４からエスカレーター走行制御部２の再起動が実施される（ステップＳ４）。エスカレーター走行制御部２の再起動完了後に遠隔監視センター装置５へ正常実施を送信し、エスカレーターは定常走行状態となる（ステップＳ５YES）。エスカレーター再起動制御部４からエスカレーター走行制御部２とエスカレーター異常検知部３とから収集する情報がエスカレーター停止中であるとき、またはエスカレーター停止中でも非常停止スイッチが動作している状態などの再起動実施不可能な異常であれば、エスカレーターの再起動を実施しないで遠隔監視センター装置５へ再起動拒否が通知される（ステップＳ３NO）。

上記にてエスカレーターを再起動せず、再起動拒否として遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８と再起動要求送信部９に登録されると、再起動要求履歴部８から再起動開始部７の動作を無効にする（ステップＳ１６）。さらに再起動要求履歴部８から現地出役通知部１０を経由して保守員携帯装置１１の出役表示部１２に出役通知が送信され、出役表示部１２に表示され、併せて出役警報部１３が鳴動され保守員に出役するよう通知される（ステップＳ１７）。

保守員は現地へ出役後、対象のエスカレーターの異常状況の確認と修理等の復帰作業を実施して現場復帰入力部１４から復帰入力すると、現場復帰出力部１５を経由して遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８へ復帰入力が送信される。再起動要求履歴部８は再起動開始部７の操作が有効となるように復帰処理が実行される（ステップＳ１８）。その後、エスカレーター制御装置１を起動させるとエスカレーターが定常走行状態となる（ステップＳ５YES）。対象のエスカレーターの異常状況の確認と修理等の復帰作業中で復帰していない状態では（ステップＳ５NO）、再起動開始部７の動作は無効のままで保守員の現場出役通知を続ける。

保守員携帯装置１１の復帰入力方法としては保守員携帯装置１１の画面で復帰ボタンを押す処理や、復帰作業を手入力するなどで復帰を知らせることができる。なお、復帰の入力方法としては一例であり、これ以外の復帰方法でも実現可能である。

このように、第１実施形態によれば、エスカレーターが異常停止したとき、遠隔でエスカレーターの再起動を実施する場合は適切な場合のみ再起動を実行するように制御した。このため、遠隔監視によりエスカレーター異常時に再起動しても動作できない場合に遠隔地の監視者に不要な再起動操作をさせることを抑制できる。また、再起動が不適切な場合は、保守員にエスカレーター異常に対する現場出役を通知して、早期に保守員がエスカレーターの優先順位をつけて現場確認、及び現場復旧を行うことができ、エスカレーターのサービス低下を防ぐことができる。

＜第２実施形態＞
図３は本発明の第２実施形態の構成を示すブロック図である。

第２実施形態に係るエスカレーター遠隔監視システム２００は、第１実施形態の構成に対して、遠隔監視センター装置５１の構成として出役物件リスト表示部１６が追加されている。

出役物件リスト表示部１６は、遠隔監視センター装置５にて現場出役通知部１０から保守員携帯装置１１へ現場出役を通知した出役物件をリスト化して表示する。

また、第２実施形態の再起動要求履歴部８は、第１実施形態の構成に対して、エスカレーターが復帰し現場復帰出力部１５から復帰信号を受信すると現地出役通知部１０に復帰信号を送信する機能が追加されている。さらに、現地出役通知部１０は、再起動要求履歴部８から復帰信号を受信すると、出役物件リスト表示部１６に送信する機能が追加されている。

《第２実施形態の処理手順》
次に、第２実施形態に係るエスカレーター遠隔監視システム２００の動作を図４Ａ、図４Ｂのフローチャートに基づいて説明する。なお、図４Ａ、図４Ｂにおいて、図２Ａ、図２Ｂに示す処理と同一処理については、同一ステップ番号を付してその説明は省略する。

ステップ１７の処理では、エスカレーターを再起動せず、再起動拒否として遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８と再起動要求送信部９に登録されると、再起動要求履歴部８から再起動開始部７の動作が無効にされる。遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８から現場出役通知部１０に保守員の現場出役が通知されると、現場出役が必要な物件として認識され、現場出役通知部１０から出役物件リスト表示部１６に情報が送信され、出役物件リスト表示部１６にて出役物件が表示される（ステップＳ２１）。そして、再起動要求履歴部８から現地出役通知部１０を経由して保守員携帯装置１１の出役表示部１２に出役通知が送信されて出役表示がされる。また、出役警報部１３からの鳴動により保守員に出役するよう通知される（ステップＳ１７）。

保守員が現地で対象のエスカレーターを復帰させて復帰入力が完了すると、再起動要求履歴部８から現地出役通知部１０経由で出役物件リスト表示部１６に復帰信号が送信される。復帰信号を受信すると、出役物件リスト表示部１６から復帰物件は削除される（ステップＳ２２）。

保守員携帯装置１１からエスカレーター復帰通知を受信すると（ステップＳ２３YES）、遠隔監視センター装置５の再起動要求履歴部８からエスカレーター制御装置１のエスカレーター再起動制御部４に対する再起動要求出力が可能になる（ステップＳ２４）。

このように、第２実施形態によれば、再起動が不適切な場合に保守員の早期の現場出役と復帰要求を遠隔監視センター装置５で管理することでエスカレーターの復帰作業漏れによるサービス低下を防ぐことができる。

＜第３実施形態＞
図３は本発明の第３実施形態のブロック構成図を示す。

第３実施形態に係るエスカレーター遠隔監視システム３００は、第２実施形態の構成に対して、エスカレーター乗場１７に設置された現場走行状態表示部１８と、遠隔監視センター装置５１に設置された異常情報保守通知部２０と、保守員携帯装置１１０に設置された再起動実施結果通知部１９および異常情報表示部２１とが追加されている。

現場走行状態表示部１８は、エスカレーター走行制御部２からエスカレーターが走行中であるか停止中であるかを取得し、エスカレーター異常検知部３から異常情報を取得してそれぞれの情報が表示される。

また、遠隔監視センター装置５１の異常情報保守通知部２０は、再起動要求送信部９がエスカレーター再起動制御部４または再起動要求履歴部８から再起動が拒否された場合に再起動拒否信号を検出したとき、異常検知表示部６の異常検知情報を取得して保守員携帯装置１１へ送信する。

保守員携帯装置１１の再起動実施結果通知部１９は、再起動要求送信部９からエスカレーター再起動制御部４から再起動を実施した場合、またはエスカレーター再起動制御部４か再起動要求履歴部８から再起動が拒否された場合のいずれかの再起動実施信号、再起動拒否信号を受信する。また、異常情報表示部２１は、遠隔監視センター装置５１の異常情報保守通知部２０から送信されたエスカレーター異常情報を表示する。

《第３実施形態の処理手順》
次に、本発明の第３実施形態に係るエスカレーター遠隔監視システム３００の処理手順を図６Ａ、図６Ｂのフローチャートに基づいて説明する。なお、図６Ａ、図６Ｂにおいて、図４Ａ、図４Ｂに示す処理と同一処理については、同一ステップ番号を付してその説明は省略する。

エスカレーター走行制御部２の情報からエスカレーターが停止中であるとき、また、エスカレーター異常検知部３の情報からエスカレーターに異常が発生している場合、これら情報がエスカレーター乗場１７の現場走行状態表示部１８に表示される（ステップＳ６）。

エスカレーター再起動制御部４にて再起動が実施されると、保守員携帯装置１１０の再起動実施結果通知部１９は、遠隔監視センター装置５１の再起動要求送信部９から再起動実施信号を受信して表示する。これにより、保守員へ再起動実施を通知すると共に、エスカレーターが定常走行状態となる。そして、エスカレーター乗場１７の現場走行状態表示部１８から定常走行中である旨が表示される（ステップＳ７)。

一方、エスカレーター再起動制御部４から再起動要求履歴部８に対して再起動の拒否が通知された場合（ステップＳ１２NO）、再起動実施結果通知部１９は再起動要求送信部９から再起動拒否信号を受信して保守員が再起動拒否を通知する。そして、異常情報保守通知部２０は再起動要求送信部９から再起動拒否信号を検出して異常検知表示部６からエスカレーター異常情報を受信する。そして、エスカレーター異常情報は、保守員携帯装置１１の異常情報表示部２１に通知され、表示される(ステップＳ３１)。

このように、第3実施形態によれば、エスカレーター定常時、異常時をエスカレーター乗場１７に現場走行状態の表示を出すことで保守員や利用客に知らせることができる。また、エスカレーター制御装置１の再起動が実施されたか拒否されたかを保守員携帯装置１１に通知し、さらに再起動が拒否された場合は異常状態を保守員携帯装置１１に通知することができる。これにより、保守員側でエスカレーターの異常の深刻度を把握してエスカレーターの復帰作業を実施でき、エスカレーターサービス低下を防ぐことができる。

なお、以上の各実施形態では、乗客コンベアとしてエスカレーターを例に説明したが、これに限られず、本発明は、動く歩道等、種々の乗客コンベアに適用できることは言うまでもない。

以上、本発明のいくつか実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。

１…エスカレーター制御装置、２…エスカレーター走行制御部、３…エスカレーター異常検知部、４…エスカレーター再起動制御部、５，５０，５１…遠隔監視センター装置、６…異常検知表示部、７…再起動開始部、８…再起動要求履歴部、９…再起動要求送信部、１０…現場出役通知部、１１，１１０…保守員携帯装置、１２…出役表示部、１３…出役警報部、１４…現場復帰入力部、１５…現場復帰出力部、１６…出役物件リスト表示部、１７…エスカレーター乗場、１８…現場走行状態表示部(乗場表示部)、１９…再起動実施結果通知部、２０…異常情報保守通知部、２１…異常情報表示部、１００，２００，３００…エスカレーター遠隔監視システム

本発明の実施形態は、乗客コンベア遠隔監視システムに関する。

Claims (8)

1. 乗客コンベアの遠隔監視を実施する遠隔監視センター装置に接続され、前記乗客コンベアの運転制御を実施する乗客コンベア制御装置において、
   前記乗客コンベアの運転と停止を制御すると共に、前記遠隔監視センター装置から再起動要求信号を受信したときには、停止中の前記乗客コンベアの起動を実施する乗客コンベア走行制御部と、
   乗客コンベア異常時に異常を検知して、前記遠隔監視センター装置に異常信号を送信する乗客コンベア異常検知部と、
   前記遠隔監視センター装置から前記乗客コンベアの前記再起動要求信号を受信したときに、停止中の前記乗客コンベアの再起動を実施してよいかを判断し、再起動実施が可能であれば、前記乗客コンベア走行制御部に対して前記乗客コンベアを再起動させると共に、前記遠隔監視センター装置へ再起動正常実施信号を送信し、再起動実施が不可能な場合は前記乗客コンベアを再起動させずに前記遠隔監視センター装置へ再起動拒否信号を送信する乗客コンベア再起動制御部と、を備える乗客コンベア制御装置。
2. 請求項１に記載の乗客コンベア制御装置と接続された遠隔監視センター装置において、
   前記乗客コンベア異常検知部から前記異常信号を受信してその異常状態を表示する異常検知表示部と、
   前記異常検知表示部の表示結果から遠隔監視センター装置内の監視者が再起動要求を操作して操作信号を前記乗客コンベア制御装置に出力する再起動開始部と、
   過去に前記乗客コンベア制御装置から再起動が正常に実施されたことを示す再起動正常実施信号を受信していた場合、または過去に前記乗客コンベア制御装置から再起動の実施拒否の受信があっても保守員が携帯する保守員携帯装置から前記乗客コンベア制御装置の復帰信号受信がある場合には、前記再起動開始部の再起動要求を前記乗客コンベア制御装置へ送信するよう制御し、
   過去に前記乗客コンベア制御装置から再起動の実施拒否を受信して、保守員が携帯する保守員携帯装置から前記乗客コンベア制御装置の復帰信号を受信していない場合には前記再起動開始部の操作を無効にさせて前記保守員携帯装置へ前記乗客コンベア制御装置に出役するように通知制御し、
   前記保守員携帯装置から前記乗客コンベア制御装置の復帰信号を受信した場合には前記再起動開始部の操作を有効にする再起動要求履歴部と、
   前記再起動要求履歴部から再起動要求実施指令、または再起動要求拒否指令を受信し、再起動要求指令の場合には前記乗客コンベア再起動制御部へ再起動要求を送信して前記乗客コンベア再起動制御部から再起動の正常実施信号または拒否信号が届いたら前記再起動要求履歴部へ送信する再起動要求送信部と、
   前記再起動要求履歴部から保守員携帯装置への現場出役要求信号を受信したら前記保守員携帯装置へ保守員出役を通知する現場出役通知部と、を備える遠隔監視センター装置。
3. 前記乗客コンベア制御装置から再起動要求を受けて前記現場出役通知部に通知され、現場出役を必要とする前記乗客コンベア制御装置のリストを生成して表示する乗客コンベア出役通知物件リスト画面制御部を備える、請求項２に記載の遠隔監視センター装置。
4. 乗客コンベア制御装置の乗客コンベア再起動制御部または前記再起動要求履歴部から再起動の拒否信号を前記再起動要求送信部が受信したことを検出して前記異常検知表示部に登録されている異常情報を受信して、この異常情報を保守員が携帯する保守員携帯装置に送信する異常情報保守通知部を備える、請求項２または３に記載の遠隔監視センター装置。
5. 請求項１に記載の乗客コンベア制御装置、および請求項２乃至４の何れか１項に記載の遠隔監視センター装置と接続された保守員携帯装置において、
   前記遠隔監視センター装置の現場出役通知部から現場出役の指示が到来すると画面に表示させる出役表示部と、
   前記出役表示部から出役通知を受信したときに鳴動する出役警報部と、
   現場の復帰が完了して保守員より復帰が入力されると復帰信号を生成する現場復帰入力部と、
   前記現場復帰入力部から復帰信号を受信して前記再起動要求履歴部へ送信する現場復帰出力部と、を備える保守員携帯装置。
6. 前記乗客コンベア制御装置の異常時に停止した場合、乗客コンベア制御装置の前記再起動開始部に対して再起動要求を出力し、
   前記乗客コンベア制御装置の異常状態から遠隔による再起動の実施可否を判断して再起動可能であれば前記乗客コンベア制御装置を再起動して正常再起動したことを遠隔監視センター装置へ送信し、
   再起動が不可能な場合には再起動を拒否したことを遠隔監視センター装置に送信した時に前記再起動開始部の再起動操作を無効にして前記保守員携帯装置に現場出役を通知し、
   前記保守員携帯装置から前記乗客コンベア制御装置の復帰信号を受信後に乗客コンベア制御装置の再起動開始部の操作を有効にする、請求項５に記載の保守員携帯装置。
7. 前記再起動要求送信部から再起動要求結果が、再起動の実施可能、実施拒否のいずれかの信号を受信して表示する再起動実施結果通知部、を備える、請求項５または６に記載の保守員携帯装置。
8. 請求項１に記載の乗客コンベア制御装置と接続され、
   前記乗客コンベア走行制御部から乗客コンベアが走行中であるか停止中であるかの情報を受信すると共に、前記乗客コンベア異常検知部から異常情報を受信して走行中か停止中か、停止中の場合は停止の理由を表示して、乗客コンベアの走行状態または故障状態を保守員及び乗客コンベア利用者に知らせる現場走行状態表示部を備える、乗場表示装置。

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