JP2022121124A - ジョブ割当制御装置、ジョブ割当制御方法、及び、ジョブ割当制御プログラム - Google Patents

ジョブ割当制御装置、ジョブ割当制御方法、及び、ジョブ割当制御プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 2022121124000001
【課題】情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現する。
【解決手段】ジョブ割当制御装置40は、情報処理資源50が情報処理資源50の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能51を備える場合において、情報処理資源50による性能調整機能51の使用実績411、及び、情報処理資源50の温度412を取得する取得部41と、複数の情報処理資源50のうち、使用実績411及び温度412が基準を満たす情報処理資源50に対して優先的にジョブの実行を割り当てる割当部42と、を備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、ジョブ割当制御装置、ジョブ割当制御方法、及び、ジョブ割当制御プログラムに関する。
LSI(Large Scale Integration)の高集積化の進展に伴いコンピュータの演算性能が増加してきている一方で、コンピュータの発熱も増加してきており、冷却が課題となってきている。昨今のコンピュータが備えるCPU(Central Processing Unit)あるいはGPGPU(General Purpose computing with Graphic Processing Unit)等のプロセッサ(情報処理資源)は、このような冷却の課題に対応するために、スロットリングと呼ばれる、情報処理性能を調整する性能調整機能を備えている。スロットリングは、ジョブ(プロセス、タスク)の実行により情報処理の負荷が高くなった場合に、プロセッサの温度の上昇を抑制するために、例えばプロセッサのクロック周波数を低下させることなどによって情報処理性能を調整する機能である。スロットリングは、プロセッサの温度の上昇を抑制することができるが、システム性能が低下する要因となる。したがって、プロセッサ等の情報処理資源の温度の上昇を抑制するとともに、システム性能の低下を抑制することを実現する技術が期待されている。
このような技術に関連する技術として、特許文献1には、スロットリングが頻発した場合であっても実行されるジョブの遅延をできるだけ回避するジョブ実行システムが開示されている。このシステムにおけるサーバは、割り当てられたジョブおよびスロットリングをそれぞれに実行する、第1計算ノードと、第2計算ノードと、ジョブを管理するジョブスケジューラと、を備える。ジョブを実行する第1計算ノードは、所定時間内においてスロットリングが実行された時間の累計である累計時間が所定の時間閾値を超えたか否かを判定し、累計時間が時間閾値を超えた場合、その旨の通知をジョブスケジューラに送信する。通知を受信したジョブスケジューラは、第1計算ノードで実行中のジョブを一時停止させ、一時停止させたジョブを第2計算ノードに割り当て、割り当てたジョブをリスタートさせる。
また、特許文献2には、プロセッサの温度上昇による性能低下を防止するマルチプロセッサシステムが開示されている。このシステムは、全てのメモリを単一のメモリ空間としてアドレス割付制御を行う。このシステムは、各プロセッサの温度を検出する。このシステムは、プロセッサとメモリとの距離に基づいて、ジョブが使用するデータが格納されたメモリに最も近いプロセッサへ、ジョブの割付の要求を行う。そしてこのシステムは、ある閾値以下の温度のプロセッサから当該ジョブの割付けの要求に最も近いプロセッサへのジョブの割り当てを制御する。
また、特許文献3には、情報処理装置の排気温度を予測することで、情報処理装置の発熱増加を極力抑制する情報処理装置が開示されている。この装置は、自装置に1以上搭載される処理ユニットに新たなプログラムを実行した場合の自装置の温度を予測し、予測した温度と所定の基準値とを比較する。この装置は、予測した温度が所定の基準値を上回る場合、新たなプログラムと既に実行中の実行プログラムとの優先度を比較する。そしてこの装置は、新たなプログラムの優先度が実行プログラムの優先度を上回る場合、その新たなプログラムを処理ユニットに実行させても自装置の温度が所定の基準値を上回らない動作クロックを処理ユニットに設定し、新たなプログラムを処理ユニットに実行させる。
特開2020-047140号公報 特開2006-277637号公報 特開2009-193509号公報
上述した特許文献1では、ある計算ノードにおいてスロットリングが実行された累計時間が時間閾値を超えた場合、その計算ノードで実行中のジョブを一時停止させた後、当該ジョブを別の計算ノードに割り当てる制御を行う。スロットリングを使用可能なプロセッサを備えるシステムでは、このようなスロットリングの使用実績に基づくジョブの割り当て制御を行うことによって、プロセッサ等の情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を抑制することをある程度は実現することができると考えられる。しかしながら特許文献1が示す技術では、十分であるとはいえない。
例えば、冷却風の吸気口から遠いなど冷却条件が悪い位置に設置されている情報処理資源では、スロットリングが発生し易くなる。その逆に、冷却風の吸気口から近いなど冷却条件が良い位置に設置されている情報処理資源では、スロットリングが発生しにくくなる。そして、スロットリングの使用実績が少ない情報処理資源に対して優先的にジョブを割り当てることが好ましい。しかしながら、特許文献1が示すように、スロットリングの使用実績に基づいて情報処理資源に対するジョブの割り当て制御を行う場合、現在高負荷の状態にある情報処理資源に対してジョブを割り当てる、あるいは現在低負荷の状態にある情報処理資源に対してジョブを割り当てないといったような、不適切なジョブの割り当てが行われる可能性がある。また、情報処理資源の温度に基づいて情報処理資源に対するジョブの割り当て制御を行うことも考えられるが、この場合、スロットリングが発生し易い情報処理資源に対して多くのジョブを割り当てるといったような、不適切なジョブの割り当てが行われる可能性がある。
このように、特許文献1が示す技術では、プロセッサ等の情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を抑制する精度が高いとは言えない。また、特許文献2及び3は、スロットリングの使用実績に基づくジョブの割り当て制御を行うことには言及していない。即ち、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現することが課題である。
本発明の主たる目的は、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現するジョブ割当制御装置等を提供することにある。
本発明の一態様に係るジョブ割当制御装置は、情報処理資源が前記情報処理資源の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能を備える場合において、前記情報処理資源による前記性能調整機能の使用実績、及び、前記情報処理資源の温度を取得する取得手段と、複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績及び前記温度が基準を満たす情報処理資源に対して優先的にジョブの実行を割り当てる割当手段と、を備える。
上記目的を達成する他の見地において、本発明の一態様に係るジョブ割当制御方法は、情報処理資源が前記情報処理資源の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能を備える場合において、情報処理装置によって、前記情報処理資源による前記性能調整機能の使用実績、及び、前記情報処理資源の温度を取得し、複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績及び前記温度が基準を満たす情報処理資源に対して優先的にジョブの実行を割り当てる。
また、上記目的を達成する更なる見地において、本発明の一態様に係るジョブ割当制御プログラムは、情報処理資源が前記情報処理資源の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能を備える場合において、前記情報処理資源による前記性能調整機能の使用実績、及び、前記情報処理資源の温度を取得する取得処理と、複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績及び前記温度が基準を満たす情報処理資源に対して優先的にジョブの実行を割り当てる割当処理と、をコンピュータに実行させる。
更に、本発明は、係るジョブ割当制御プログラム(コンピュータプログラム)が格納された、コンピュータ読み取り可能な、不揮発性の記録媒体によっても実現可能である。
本発明によれば、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現するジョブ割当制御装置等が得られる。
本発明の第1の実施形態に係るジョブ割当制御装置10の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るジョブ割当制御装置10の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態に係るジョブ割当制御装置40の構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に係るジョブ割当制御装置を実現可能な情報処理装置900の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るジョブ割当制御装置10の構成を示すブロック図である。ジョブ割当制御装置10は、通信ネットワーク30を介して通信可能に接続されている1以上のサーバ20が備える1以上のCPU21に、ジョブ(プロセス、タスク)を割り当てることを制御する装置である。尚、ジョブ割当制御装置10は、サーバ20に含まれる装置であってもよい。
サーバ20は、1以上のCPU21を備える。CPU21は、情報処理資源の一例である。サーバ20は、情報処理資源として、例えばGPGPUのようなプロセッサを備えてもよい。
CPU21は、温度センサ22、温度監視部23、及び、スロットリング制御部24を備える。温度センサ22は、CPU21の所定の場所の温度を測定する。温度監視部23は、温度センサ22によって測定されたCPU21の温度を随時取得し、取得した温度をスロットリング制御部24に随時通知する。
スロットリング制御部24は、温度監視部23から通知されたCPU21の温度に応じて、CPU21の情報処理性能を調整するスロットリングを実行する。スロットリング制御部24は、より具体的には、CPU21の温度が閾値以上になった場合に、CPU21のクロック周波数を低下させる。スロットリング制御部24は、CPU21の温度に関する複数の閾値を使用し、CPU21の温度が高いほど、CPU21のクロック周波数を低下させる度合いを大きくするような制御を行ってもよい。スロットリング制御部24は、CPU21の温度とスロットリングを実行したこととを表す情報を、CPU21を識別可能な識別子とともに、通信ネットワーク30を介して、ジョブ割当制御装置10に送信する。
ジョブ割当制御装置10は、取得部11、割当部12、及び、記憶部13を備える。取得部11、割当部12は、順に、取得手段、割当手段の一例である。
記憶部13は、例えば図4を参照して後述するRAM(Random Access Memory)903、あるいはハードディスク904のような記憶デバイスである。記憶部13は、後述するスロットリング実績情報131、及び、CPU温度情報132を記憶する。
取得部11は、CPU21のスロットリング制御部24によって上述の通り送信された、CPU21の温度とスロットリングを実行したことを表す情報を取得(受信)する。取得部11は、取得したスロットリングを実行したことを表す情報を、スロットリング実績情報131として記憶部13に格納する。取得部11は、取得したCPU21の温度をCPU温度情報132として記憶部13に格納する。
スロットリング実績情報131及びCPU温度情報132は、1以上のサーバ20における1以上のCPU21の識別子と関連付けられた情報であり、CPU21の個々に関するスロットリングの実績及びその温度を表す情報であることとする。
スロットリング実績情報131は、例えば、CPU21において現在までのスロットリングが使用された回数及び時間の少なくともいずれかの累計、あるいは、所定の期間におけるスロットリングが使用された回数及び時間の少なくともいずれかを表す。スロットリング実績情報131は、また、現在まであるいは所定の期間において、CPU21におけるジョブが実行された回数に対するスロットリングが使用された回数の比率を表してもよい。
また、スロットリング制御部24がCPU21の温度に応じてCPU21のクロック周波数を低下させる度合いを変更するような機能を備える場合、スロットリング実績情報131は、スロットリングによる情報処理性能の低下の度合い(例えばクロック周波数を低下させる度合い)を表す情報を含むようにしてもよい。
割当部12は、複数のCPU21のうち、スロットリング実績情報131が示すスロットリングの使用実績と、CPU温度情報132が示すCPU21の温度とが基準を満たすCPU21に対して、優先的に新たなジョブの実行を割り当てる。割当部12は、より具体的には、スロットリングの使用実績が少ないCPU21ほど、そして温度が低いCPU21ほど、優先的にジョブの実行を割り当てる。但し、スロットリングの使用実績が少ないとは、上述したスロットリングが使用された回数及び時間が少ないこと、あるいは、ジョブが実行された回数に対するスロットリングが使用された回数の比率が小さいこと等を表す。あるいは、スロットリングの使用実績が少ないとは、使用されたスロットリングによる情報処理性能の低下の度合いが小さいこと等を表す。
割当部12は、また、スロットリングの使用実績が基準を満たす(例えば閾値以下である)1以上のCPU21を特定し、特定したCPU21のうち、その温度が最も低いCPU21に新たなジョブの実行を割り当てるようにしてもよい。
割当部12は、また、CPU21において実行されるジョブに重要度(優先度)が付与されている場合に、その重要度に応じた、CPU21に対するジョブの割り当てを行ってもよい。この場合、割当部12は、例えば、重要度が基準を満たす(例えば閾値以上である)ジョブの実行を、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績が少ないCPU21ほど、及び、温度が低いCPU21ほど優先的に割り当てる。そして割当部12は、重要度が基準を満たさない(例えば閾値未満である)ジョブの実行を、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績が多いCPU21ほど、及び、温度が高いCPU21ほど優先的に割り当てる。
上述したジョブの重要度は、例えば、ジョブを含む情報処理における当該ジョブの位置付けに応じて設定されている。より具体的には、例えば、当該情報処理における中核部分を担うジョブほどその重要度は高く設定され、中核部分から遠い部分(即ち末端部分)を担うジョブほどその重要度は低く設定される。
ジョブの重要度は、あるいは例えば、CPU21に対するジョブの実行を指示する入力操作を行ったユーザに応じて設定されてもよい。より具体的には、例えば、担当する業務の重要性が高いユーザほど、そのユーザによる入力操作によって実行されるジョブの重要度は高く設定される。但し、この場合、ジョブの重要度は、ユーザがシステムにログインする際にシステムに入力するユーザID(Identification)に基づいて設定されることとする。
上述したジョブの重要度は、例えば、ジョブの実行を制御する、サーバ20において実行されるOS(Operating System)によって付与される。
割当部12は、また、個々のCPU21のジョブの負荷状況を検出する機能を備える。割当部12は、個々のCPU21のジョブの負荷状況を、例えば、CPU21の実行キューの長さ(CPU21において実行待ちの状態にあるジョブの数)を確認することによって、当該負荷状況を検出可能である。
そして、割当部12は、複数のCPU21に関するジョブの実行負荷状況(即ち、1以上のサーバ20によって構成されるシステムの負荷状況)が基準以上である場合に、上述した重要度に基づいたジョブの割り当てを行うようにしてもよい。この場合において、複数のCPU21に関するジョブの実行負荷状況が基準未満である場合、割当部12は、ジョブの重要度が基準を満たすか否かにかかわらず、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績が少ないCPU21ほど、及び、温度が低いCPU21ほど優先的にジョブの実行を割り当てればよい。
割当部12は、また例えば、スロットリングの使用実績の値とCPU21の温度の値との積を、上述したCPU21に対するジョブの割り当て制御の基準となる指標として算出してもよい。この場合、割当部12は、算出した指標の値が小さいCPU21ほど優先的にジョブの実行を割り当てればよい。
次に図2のフローチャートを参照して、本実施形態に係るジョブ割当制御装置10の動作(処理)について詳細に説明する。
取得部11は、サーバ20から、各CPU21に関するスロットリング実績情報131、及びCPU温度情報132を取得して記憶部13に格納する(ステップ101)。割当部12は、複数のCPU21に関するジョブの負荷状況が基準以上であるか否かを確認する(ステップS102)。
ジョブの負荷状況が基準以上でない場合(ステップS103でNo)、処理はステップS106へ進む。ジョブの負荷状況が基準以上である場合(ステップS103でYes)、割当部12は、CPU21に新たに実行を割り当てるジョブの重要度を確認する(ステップ104)。
ジョブの重要度が基準以上である場合(ステップS105でYes)、割当部12は、スロットリングの使用実績が最も少ない方から、所定の数のCPU21を特定する(ステップS106)。割当部12は、特定したCPU21のうち、最も温度が低いCPU21に当該ジョブを割り当て(ステップS107)、全体の処理は終了する。
ジョブの重要度が基準以上でない場合(ステップS105でNo)、割当部12は、スロットリングの使用実績が最も多い方から、所定の数のCPU21を特定する(ステップS108)。割当部12は、特定したCPU21のうち、最も温度が高いCPU21に当該ジョブを割り当て(ステップS109)、全体の処理は終了する。
本実施形態に係るジョブ割当制御装置10は、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現することができる。その理由は、ジョブ割当制御装置10は、複数のCPU21のうち、CPU21によるスロットリングの使用実績、及び、CPU21の温度が基準を満たすCPU21に対して、ジョブの実行を割り当てるからである。
以下に、本実施形態に係るジョブ割当制御装置10によって実現される効果について、詳細に説明する。
例えば、冷却風の吸気口から遠いなど冷却条件が悪い位置に設置されている情報処理資源では、スロットリングが発生し易くなる。その逆に、冷却風の吸気口から近いなど冷却条件が良い位置に設置されている情報処理資源では、スロットリングが発生しにくくなる。そして、スロットリングの使用実績が少ない情報処理資源に対して優先的にジョブを割り当てることが好ましい。しかしながら、スロットリングの使用実績に基づいて情報処理資源に対するジョブの割り当て制御を行う場合、現在高負荷の状態にある情報処理資源に対してジョブを割り当てる、あるいは現在低負荷の状態にある情報処理資源に対してジョブを割り当てないといったような、不適切なジョブの割り当てが行われる可能性がある。また、情報処理資源の温度に基づいて情報処理資源に対するジョブの割り当て制御を行うことも考えられるが、この場合、スロットリングが発生し易い情報処理資源に対して多くのジョブを割り当てるといったような、不適切なジョブの割り当てが行われる可能性がある。即ち、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避するようにジョブを割り当てる精度が高められない問題がある。
このような問題に対して、本実施形態に係るジョブ割当制御装置10は、取得部11と割当部12とを備え、例えば図1及び図2を参照して上述した通り動作する。即ち、ジョブ割当制御装置10がジョブの割り当て制御を行う対象とするCPU21は、CPU21の温度に基づいて情報処理性能を調整するスロットリングの機能(性能調整機能)を備える。取得部11は、CPU21によるスロットリングの使用実績、及び、CPU21の温度を取得する。そして割当部12は、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績及びCPU21の温度が基準を満たすCPU21に対して優先的にジョブの実行を割り当てる。
即ち、本実施形態に係るジョブ割当制御装置10は、CPU21において、スロットリングの発生のし易さを表すスロットリングの使用実績と、現在の負荷を表す温度との両方の観点から、ジョブの実行を割り当てるCPU21を決定する。これにより、ジョブ割当制御装置10は、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現することができる。
また、本実施形態に係るジョブ割当制御装置10は、重要度が基準を満たすジョブの実行を、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績が少ないCPU21ほど、及び、温度が低いCPU21ほど優先的に割り当てる。ジョブ割当制御装置10は、それとともに、重要度が基準を満たさないジョブの実行を、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績が多いCPU21ほど、及び、温度が高いCPU21ほど優先的に割り当てる。即ち、ジョブ割当制御装置10は、重要度が低いジョブに関する適切なCPU21への割り当てを犠牲にすることによって、重要度が高いジョブを、スロットリングが発生しにくく、かつ現在の負荷が低いCPU21に確実に割り当てるので、重要度が高いジョブを優先的に実行することをより確実に行うことができる。
また、本実施形態に係るジョブ割当制御装置10は、複数のCPU21に関する情報処理の負荷状況が基準以上である場合に、上述した重要度に基づいたジョブの割り当てを行う。即ち、ジョブ割当制御装置10は、サーバ20の情報処理の負荷が高い場合は、上述した重要度に基づいたジョブの割り当てを行い、サーバ20の情報処理の負荷が低い場合は、ジョブの重要度に関わらず、複数のCPU21のうち、スロットリングの使用実績が少ないCPU21ほど、及び、温度が低いCPU21ほど優先的に割り当てる。サーバ20を含むシステムの情報処理の負荷が低い場合は、上述したような重要度が低いジョブに関する適切なCPU21への割り当てを犠牲にする必要性はないので、ジョブ割当制御装置10は、サーバ20の負荷状態に応じた、CPU21に対するジョブの割り当て制御を、より適切に行うことができる。
<第2の実施形態>
図3は、本発明の第2の実施形態に係るジョブ割当制御装置40の構成を示すブロック図である。但し、説明の都合上、ジョブ割当制御装置40に加えて情報処理資源50を図3に記載し、情報処理資源50との関係もふまえて、ジョブ割当制御装置40の動作について説明することとする。
本実施形態に係るジョブ割当制御装置40は、取得部41、及び、割当部42を備えている。取得部41、及び、割当部42は、順に、取得手段、及び、割当手段の一例である。
本実施形態では、情報処理資源50は、情報処理資源50の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能51を備える。情報処理資源50は、例えば、第1の実施形態に係るCPU21のようなプロセッサであり、CPU21と同様に動作する。性能調整機能51は、例えば、第1の実施形態に係るスロットリングである。
取得部41は、情報処理資源50による性能調整機能51の使用実績411、及び、情報処理資源50の温度412を取得する。使用実績411は、例えば、第1の実施形態に係るスロットリング実績情報131のような情報によって表される。温度412は、例えば、第1の実施形態に係るCPU温度情報132のような情報によって表される。取得部41は、例えば、第1の実施形態に係る取得部11と同様に動作する。
割当部42は、複数の情報処理資源50のうち、使用実績411及び温度412が基準を満たす情報処理資源50に対して優先的にジョブの実行を割り当てる。割当部42は、例えば、第1の実施形態に係る割当部12が用いる基準を用いて、割当部12と同様に動作する。
本実施形態に係るジョブ割当制御装置40は、情報処理資源の温度の上昇を抑制し、かつ、システム性能の低下を回避することを高い精度で実現することができる。その理由は、ジョブ割当制御装置40は、複数の情報処理資源50のうち、情報処理資源50による性能調整機能の使用実績411、及び、情報処理資源50の温度412が基準を満たす情報処理資源50に対して、ジョブの実行を割り当てるからである。
<ハードウェア構成例>
上述した各実施形態において図1、及び、図3に示したジョブ割当制御装置における各部は、専用のHW(HardWare)(電子回路)によって実現することができる。また、図1、及び、図3において、少なくとも、下記構成は、プロセッサによって実行される命令を含むソフトウェアプログラムの機能(処理)単位(ソフトウェアモジュール)と捉えることができる。
・取得部11及び41、
・割当部12及び42、
・記憶部13における記憶制御機能。
但し、これらの図面に示した各部の区分けは、説明の便宜上の構成であり、実装に際しては、様々な構成が想定され得る。この場合のハードウェア環境の一例を、図4を参照して説明する。
図4は、本発明の各実施形態に係るジョブ割当制御装置を実現可能な情報処理装置900(コンピュータ)の構成を例示的に説明する図である。即ち、図4は、図1、及び、図3に示したジョブ割当制御装置を実現可能なコンピュータ(情報処理装置)の構成であって、上述した実施形態における各機能を実現可能なハードウェア環境を表す。
図4に示した情報処理装置900は、構成要素として下記を備えている。
・CPU(Central_Processing_Unit)901、
・ROM(Read_Only_Memory)902、
・RAM(Random_Access_Memory)903、
・ハードディスク(記憶装置)904、
・通信インタフェース905、
・バス906(通信線)、
・CD-ROM(Compact_Disc_Read_Only_Memory)等の記録媒体907に格納されたデータを読み書き可能なリーダライタ908、
・モニターやスピーカ、キーボード等の入出力インタフェース909。
即ち、上記構成要素を備える情報処理装置900は、これらの構成がバス906を介して接続された一般的なコンピュータである。情報処理装置900は、CPU901を複数備える場合もあれば、マルチコアにより構成されたCPU901を備える場合もある。
そして、上述した実施形態は、図4に示した情報処理装置900に対して、次の機能を実現可能なコンピュータプログラムを供給してもよい。例えば、その機能とは、その実施形態の説明において参照したブロック構成図(図1、及び、図3)における上述した構成、或いはフローチャート(図2)の機能である。本実施形態に係るジョブ割当制御装置の機能は、その後、そのコンピュータプログラムを、当該ハードウェアのCPU901に読み出して解釈し実行することによって達成される。また、当該装置内に供給されたコンピュータプログラムは、読み書き可能な揮発性のメモリ(RAM903)、または、ROM902やハードディスク904等の不揮発性の記憶デバイスに格納すれば良い。
また、前記の場合において、当該ハードウェア内へのコンピュータプログラムの供給方法は、現在では一般的な手順を採用することができる。その手順としては、例えば、CD-ROM等の各種記録媒体907を介して当該装置内にインストールする方法や、インターネット等の通信回線を介して外部よりダウンロードする方法等がある。そして、このような場合において、本実施形態に係る情報処理装置に供給されるコンピュータプログラムは、そのプログラムを構成するコード或いは、そのコードが格納された記録媒体907によって構成されると捉えることができる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
10 ジョブ割当制御装置
11 取得部
12 割当部
13 記憶部
131 スロットリング実績情報
132 CPU温度情報
20 サーバ
21 CPU
22 温度センサ
23 温度監視部
24 スロットリング制御部
30 通信ネットワーク
40 ジョブ割当制御装置
41 取得部
411 使用実績
412 温度
42 割当部
50 情報処理資源
51 性能調整機能
900 情報処理装置
901 CPU
902 ROM
903 RAM
904 ハードディスク(記憶装置)
905 通信インタフェース
906 バス
907 記録媒体
908 リーダライタ
909 入出力インタフェース

Claims (10)

  1. 情報処理資源が前記情報処理資源の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能を備える場合において、
    前記情報処理資源による前記性能調整機能の使用実績、及び、前記情報処理資源の温度を取得する取得手段と、
    複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績及び前記温度が基準を満たす情報処理資源に対して優先的にジョブの実行を割り当てる割当手段と、
    を備えるジョブ割当制御装置。
  2. 前記割当手段は、前記使用実績が基準を満たす1以上の特定の前記情報処理資源を特定し、前記特定の情報処理資源のうち、前記温度が最も低い情報処理資源に前記ジョブの実行を割り当てる、
    請求項1に記載のジョブ割当制御装置。
  3. 前記割当手段は、重要度が基準を満たす前記ジョブの実行を、複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績が少ない情報処理資源ほど、及び、前記温度が低い情報処理資源ほど優先的に割り当てるとともに、前記重要度が基準を満たさない前記ジョブの実行を、複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績が多い情報処理資源ほど、及び、前記温度が高い情報処理資源ほど優先的に割り当てる、
    請求項1または請求項2に記載のジョブ割当制御装置。
  4. 前記割当手段は、複数の前記情報処理資源に関する情報処理の負荷状況が基準以上である場合に、前記重要度に基づいた前記ジョブの割り当てを行う、
    請求項3に記載のジョブ割当制御装置。
  5. 前記重要度は、前記ジョブを含む情報処理における前記ジョブの位置付け、あるいは、前記情報処理資源に対する前記ジョブの実行を指示する入力操作を行ったユーザに応じて設定されている、
    請求項3または請求項4に記載のジョブ割当制御装置。
  6. 前記使用実績は、現在までの前記性能調整機能が使用された回数及び時間の少なくともいずれかの累計、あるいは、所定の期間における前記性能調整機能が使用された回数及び時間の少なくともいずれかを表す、
    請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載のジョブ割当制御装置。
  7. 前記使用実績は、前記情報処理資源において、前記ジョブが実行された回数に対する前記性能調整機能が使用された回数の比率を表す、
    請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のジョブ割当制御装置。
  8. 前記割当手段は、複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績の値と前記温度の値との積が小さい情報処理資源ほど優先的に前記ジョブの実行を割り当てる、
    請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のジョブ割当制御装置。
  9. 情報処理資源が前記情報処理資源の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能を備える場合において、
    情報処理装置によって、
    前記情報処理資源による前記性能調整機能の使用実績、及び、前記情報処理資源の温度を取得し、
    複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績及び前記温度が基準を満たす情報処理資源に対して優先的にジョブの実行を割り当てる、
    ジョブ割当制御方法。
  10. 情報処理資源が前記情報処理資源の温度に基づいて情報処理性能を調整する性能調整機能を備える場合において、
    前記情報処理資源による前記性能調整機能の使用実績、及び、前記情報処理資源の温度を取得する取得処理と、
    複数の前記情報処理資源のうち、前記使用実績及び前記温度が基準を満たす情報処理資源に対して優先的にジョブの実行を割り当てる割当処理と、
    をコンピュータに実行させるためのジョブ割当制御プログラム。
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WO2024075157A1 (ja) * 2022-10-03 2024-04-11 日本電信電話株式会社 タスクスケジューラ装置、計算システム、タスクスケジューリング方法およびプログラム

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