JP2022120301A - 土留め壁形成工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】穿孔の軸を歪ませずに土留め壁を形成できる土留め壁形成工法を提供する。【解決手段】土留め壁を形成する穿孔対象部に、所定間隔を置いて単軸方式で杭用掘削孔20を一列状に穿つ工程Aと、杭用掘削孔20に、杭としてH形鋼30を建て込む工程Bと、隣り合う杭用掘削孔20間に、単軸方式で連結用掘削孔40を穿つ工程Cと、を含み、さらに、工程Cで連結用掘削孔40を穿つ際に用いられる単軸型スクリュー部材11には、左右両側に差し出された羽根部52を有するガイド部材50が取り付けられており、工程Cは、両隣に配されたH形鋼30のフランジ31間に羽根部52を各々差し入れて連結用掘削孔40を穿つ。【選択図】図7

Description

本発明は、主に単軸方式で掘削孔を穿って形成する土留め壁形成工法、及び当該土留め壁形成工法で用いられるガイド部材に関する。
従来から、地下構造物を構築する際等に地面を掘削する際には、土留め壁を設けることが行われている。土留め壁には様々な種類のものがあるが、小規模な工事現場においては例えば特許文献1に開示されているような親杭横矢板工法がよく用いられている。
親杭横矢板工法で行われる地面の穿孔は一般的に、図9に示すように、土留め壁を形成する穿孔対象部に所定間隔を置いて単軸方式で第一の孔101を一列状に穿ち、その後単軸方式で第一の孔101の間を第二の孔102で穿って孔を列状に繋げる。
特開2005-264534号公報
ここで、上述の第二の孔を穿つ際に、図9(c)に示すように、既に形成されている第一の孔によって穿孔の軸が歪んでしまって予定通りの孔を形成することができなくなる問題がある。特に、小規模な工事現場においては小型のオーガー等の穿孔機械によって穿孔作業が行われるが、小型の穿孔機械は特に軸を安定させ辛く、隣接する第一の孔の方向へ軸が向かってしまい第二の孔を予定通りに形成することが困難となる問題が発生し易くなる。
そこで本発明は、穿孔の軸を歪ませずに土留め壁を形成できる土留め壁形成工法を提供することを目的とする。
また本発明は、穿孔の軸を歪ませずに土留め壁を形成できるガイド部材を提供することを目的とする。
本発明は、土留め壁を形成する穿孔対象部に、所定間隔を置いて単軸方式で杭用掘削孔を一列状に穿つ工程Aと、杭としてのH形鋼を前記杭用掘削孔に、当該H形鋼に形成された一対のフランジが前記杭用掘削孔における列方向に沿って差し出されるように建て込む工程Bと、前記隣り合う杭用掘削孔間に、単軸方式で連結用掘削孔を穿つ工程Cと、を含み、さらに、前記工程Cで連結用掘削孔を穿つ際に用いられる単軸型スクリュー部材には、当該単軸型スクリュー部材に遊嵌された、左右両側に差し出された羽根部を有するガイド部材が取り付けられており、前記工程Cは、両隣に配された前記H形鋼の各一対のフランジ間に前記羽根部を各々差し入れて前記連結用掘削孔を穿つことを特徴とする土留め壁形成工法である。
かかる構成にあっては、前記工程Bにおいて建て込まれたH形鋼に前記ガイド部材の羽根部を沿わせて前記連結用掘削孔を穿つため、当該連結用掘削孔の軸が歪むことなく隣接するH形鋼の建て込まれた深さ方向に沿って穿孔を行うことができる。
また本発明は、単軸型スクリュー部材に取り付けられるガイド部材であって、前記単軸型スクリュー部材に遊嵌される筒状の本体部と、前記本体部から左右両側に差し出された一対の羽根部と、を備え、予め杭として建て込まれた一対のH形鋼の間に前記単軸型スクリュー部材を用いて穿孔する際に、前記各H形鋼に形成されている一対のフランジ間に前記羽根部が各々差し入れられた状態となることを特徴とするガイド部材である。
かかる構成にあっては、予め建て込まれているH形鋼に前記羽根部を沿わせて穿孔することができるため、孔の軸が歪むことなく隣接するH形鋼の建て込まれた深さ方向に沿って穿孔を行うことができる。
本発明の土留め壁形成工法は、孔を穿つ際に軸が歪まないという優れた効果がある。
また本発明のガイド部材は、孔を穿つ際に軸が歪まないという優れた効果がある。
実施例におけるオーガーの側面図である。 実施例における土留め壁形成工法の手順を示す説明図である。 実施例における土留め壁形成工法の手順を示す説明図である。 実施例における土留め壁形成工法の手順を示す説明図である。 実施例における土留め壁形成工法の手順を示す説明図であり、(a)は杭用掘削孔を形成した状態、(b)はH形鋼を建て込んだ状態、(c)は連結用掘削孔を形成した状態、(d)は副資材により連結用掘削孔等を充填させた状態をそれぞれ示す。 (a)はガイド部材の斜視図であり、(b)はガイド部材を取り付けた単軸型スクリュー部材の正面図である。 実施例の羽根部をH形鋼のフランジ間に差し入れた状態を示し、(a)は斜視図であり、(b)は平面図である。 変形例としての土留め壁形成工法を示し、横矢板を嵌め込んだ状態を示す説明図である。 従来の土留め壁形成工法の手順を示し、(a)は第一の孔を形成した状態、(b)は第二の孔を形成した状態、(c)は軸がずれて穿孔した状態をそれぞれ示す。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
土留め壁を形成するべく、穿孔対象部(地面)に穿孔を行う穿孔機械としては、一般的なオーガー10が採用可能であり、後述するようにオーガー10は、単軸型スクリュー部材11(図6参照)を備え、この単軸型スクリュー部材11は、1個のスクリュー本体12(図6参照)を備え、その先端にヘッド13(図6参照)が取り付けられている。
次に、穿孔手順を説明する。
(工程A:第一穿孔)
土留め壁を形成して連続状に連続壁を設ける際には、図2,図5(a)に示すように、まず穿孔対象部に所定間隔を置いて単軸方式で杭用掘削孔20を一列状に穿つ。
(工程B:杭建て込み)
次に、図3,図5(b)に示すように、杭用掘削孔20に杭としてのH形鋼30を建て込む。この際、H形鋼30のフランジ31が差し出される方向は、杭用掘削孔20の列方向に沿うようにする。
(工程C:第二穿孔)
そして、図4,図5(c)に示すように、隣り合う杭用掘削孔20間に、単軸方式で連結用掘削孔40を穿っていく。この際、単軸型スクリュー部材11には、図6(b)に示すように、ヘッド13とスクリュー本体12との間にガイド部材50が遊嵌されている。
ガイド部材50は、図6(a)に示すように、単軸型スクリュー部材11に遊嵌される筒状の本体部51を備えている。また、本体部51からは、板形状の羽根部52が左右両側にそれぞれ差し出されている。
上述の単軸型スクリュー部材11によって連結用掘削孔40を穿つ場合には、図7に示すように、予め左右一対で建て込まれたH形鋼30の各フランジ31間にガイド部材50の羽根部52の先端を、遊びを持たせながら各々差し入れた状態とする。これにより、単軸型スクリュー部材11の軸が左右のH形鋼30の建て込まれた軸と一致して穿孔を行うことができ、意図しない軸ずれ等が発生しない。
なお、図示をしていないが杭用掘削孔20には、適宜、セメントミルク等の副資材が充填されて、いわゆるセメント壁として構成される。
上記実施例において、各部の寸法形状は適宜自由に選択可能である。また、作業手順は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば羽根部52の差し出し長さを、継ぎ板を設けるなどして変更可能とすることで、種々の作業現場における穿孔作業に適用することができる。
また、図8に示すように、セメント壁で土留め壁を構築する以外にも、横矢板70を用いて親杭横矢板壁を構築するようにしてもよい。
10 オーガー(穿孔機械)
11 単軸型スクリュー部材
12 スクリュー本体
13 ヘッド
20 杭用掘削孔
30 H形鋼
31 フランジ
40 連結用掘削孔
50 ガイド部材
51 本体部
52 羽根部
70 横矢板

Claims (2)

  1. 土留め壁を形成する穿孔対象部に、所定間隔を置いて単軸方式で杭用掘削孔を一列状に穿つ工程Aと、
    杭としてのH形鋼を前記杭用掘削孔に、当該H形鋼に形成された一対のフランジが前記杭用掘削孔における列方向に沿って差し出されるように建て込む工程Bと、
    前記隣り合う杭用掘削孔間に、単軸方式で連結用掘削孔を穿つ工程Cと、
    を含み、さらに、
    前記工程Cで連結用掘削孔を穿つ際に用いられる単軸型スクリュー部材には、当該単軸型スクリュー部材に遊嵌された、左右両側に差し出された羽根部を有するガイド部材が取り付けられており、
    前記工程Cは、両隣に配された前記H形鋼の各一対のフランジ間に前記羽根部を各々差し入れて前記連結用掘削孔を穿つ
    ことを特徴とする土留め壁形成工法。
  2. 単軸型スクリュー部材に取り付けられるガイド部材であって、
    前記単軸型スクリュー部材に遊嵌される筒状の本体部と、
    前記本体部から左右両側に差し出された一対の羽根部と、
    を備え、
    予め杭として建て込まれた一対のH形鋼の間に前記単軸型スクリュー部材を用いて穿孔する際に、前記各H形鋼に形成されている一対のフランジ間に前記羽根部が各々差し入れられた状態となる
    ことを特徴とするガイド部材。
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