JP2022107195A - 帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法 - Google Patents

帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法 Download PDF

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Abstract

【課題】帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法を提供する。【解決手段】周方向に回転して帯状シート10を長手方向DLに沿った搬送方向DMに搬送する搬送ロール20であって、搬送ロール20の軸線方向に延びる切断刃21を、搬送ロール20の外周面20b側に1つまたは周方向に等間隔で複数有し、帯状シート20を搬送ロール20の外周面20bに巻き付けるようにして搬送する搬送ロール20と、搬送ロール20の回転に伴って帯状シート10と共に周方向に移動する切断刃21が、搬送ロール20の第1周方向位置P1に達するときに、帯状シート10のうち切断刃21に対して搬送ロール20の径方向の外側に位置する部位を、径方向の内側に位置する切断刃21に押しつけて、帯状シート10を切断させるアンビル31とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法に関する。
特許文献1には、以下のような帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法が開示されている。具体的には、特許文献1の切断方法は、長尺状のセラミックグリーンシートを円筒形のドラムの外周面に巻き付け、該ドラムを回転させてセラミックグリーンシートを送る工程と、セラミックグリーンシートがドラム外周面から離れる部分までの該部分近傍において、切断刃をドラムの外周面に向かって移動させることにより、ドラムの外周面上に支持されているセラミックグリーンシートを切断する工程とを備える。
特開平6-310389号公報
切断刃は、ドラムによって搬送されるセラミックグリーンシートから、ドラムの径方向外側に離間した位置に待機している。そして、セラミックグリーンシートを切断する所定のタイミングが来たら、エアシリンダ等の往復移動手段によって、切断刃をドラムの径方向内側に移動させて、ドラムの外周面上に支持されているセラミックグリーンシートを切断する。切断後、エアシリンダ等の往復移動手段によって、切断刃をドラムの径方向外側に移動させて、ドラムによって搬送されるセラミックグリーンシートから離間した待機位置に戻す。この一連動作を繰り返すことによって、長尺状のセラミックグリーンシート(帯状シート)を一定寸法に連続的に切断する。
しかしながら、ドラムの回転によってドラムの周方向に搬送される帯状シートの搬送速度に合わせて、エアシリンダ等の往復移動手段によって切断刃をドラムの径方向内側に移動させて帯状シートを切断するタイミングを、常に一定の間隔にすることは難しかった。このため、上述の帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法では、帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することが難しかった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる帯状シートの切断装置、及び、帯状シートの切断方法を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、長手方向に延びる帯状シートを前記長手方向に直交する幅方向に切断する帯状シートの切断装置において、周方向に回転して前記帯状シートを前記長手方向に沿った搬送方向に搬送する搬送ロールであって、当該搬送ロールの軸線方向に延びる切断刃を、当該搬送ロールの外周面側に1つまたは前記周方向に等間隔で複数有し、前記帯状シートを、当該搬送ロールの前記外周面に巻き付けるようにして搬送する搬送ロールと、前記搬送ロールの回転に伴って前記帯状シートと共に前記周方向に移動する各々の前記切断刃が、前記搬送ロールの第1周方向位置に達するときに、前記帯状シートのうち前記切断刃に対して前記搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、前記径方向の内側に位置する前記切断刃に押しつけて、前記帯状シートを切断させるアンビルと、を備える帯状シートの切断装置である。
上述の切断装置は、周方向に回転して帯状シートを長手方向に沿った搬送方向に搬送する搬送ロールを備える。この搬送ロールは、帯状シートを、当該搬送ロールの外周面に巻き付けるようにして搬送する。さらに、この搬送ロールは、当該搬送ロールの軸線方向(搬送ロールによって搬送される帯状シートの幅方向に一致する方向)に延びる切断刃を当該搬送ロールの外周面側に有する。切断刃は、搬送ロールの外周面側に、1つ、または、周方向に等間隔で複数設けられている(固定されている)。
この切断刃は、例えば、帯状シートの幅寸法(幅方向の寸法)と同等以上の長さを有し、帯状シートの幅方向の全体にわたって、搬送ロールによって搬送される帯状シートに対向するように設けられた切断刃である。この切断刃は、例えば、円筒状の外周面から径方向内側に凹んだ溝部に固定された態様で搬送ロールに設けられている。この切断刃は、搬送ロールの回転に伴って帯状シートと共に周方向に移動する。
さらに、上述の切断装置は、アンビルを備える。このアンビルは、搬送ロールの回転に伴って帯状シートと共に周方向に移動する各々の切断刃が、搬送ロールの第1周方向位置に達するときに、帯状シートのうち切断刃に対して搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、径方向の内側に位置する切断刃に押しつけて、帯状シートを切断させる。
このような切断装置によれば、帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる。その理由は、この切断装置では、帯状シートの切断位置を、帯状シートを搬送する搬送ロールに設けられている切断刃の位置(固定位置)に定めることができ、しかも、切断刃を、搬送ロールに1つ、または、搬送ロールの周方向に等間隔で複数設けているからである。このため、搬送ロールに設けられている切断刃が1つである場合は、帯状シートの切断長(切断間隔)を搬送ロールの外周長に揃えることができる。また、切断刃が搬送ロールの周方向に等間隔で複数設けられている場合は、帯状シートの切断長(切断間隔)を、搬送ロールの外周面に沿って等間隔で配置されている切断刃の配置間隔の寸法(周方向寸法)に揃えることができる。従って、上述の切断装置では、帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる。
なお、切断刃による帯状シートの切断方法は、特に限定されるものではなく、スコアカット方式(押し切り方式)でも良いし、レザーカット方式(溝切り方式)でも良い。また、帯状シートは、長手方向に延びる帯状のシートであればいずれのシートでも良く、例えば、電池用の帯状電極シートや、電池用の帯状セパレータシートなどを挙げることができる。帯状電極シートとしては、帯状の集電箔の表面に電極合材層が積層されたものを挙げることができる。帯状セパレータシートとしては、例えば、帯状のポリオレフィン樹脂シートからなるものを挙げることができる。
本発明の他の態様は、長手方向に延びる帯状シートを、切断装置を用いて前記長手方向に直交する幅方向に切断する帯状シートの切断方法において、前記切断装置は、周方向に回転して前記帯状シートを前記長手方向に沿った搬送方向に搬送する搬送ロールであって、当該搬送ロールの軸線方向に延びる切断刃を、当該搬送ロールの外周面側に1つまたは前記周方向に等間隔で複数有し、前記帯状シートを、当該搬送ロールの前記外周面に巻き付けるようにして搬送する搬送ロールと、前記搬送ロールの回転に伴って前記帯状シートと共に前記周方向に移動する各々の前記切断刃が、前記搬送ロールの第1周方向位置に達するときに、前記帯状シートのうち当該切断刃に対して前記搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、前記径方向の内側に位置する前記切断刃に押しつけて、前記帯状シートを切断させるアンビルと、を備え、前記切断方法は、前記搬送ロールによって前記帯状シートを搬送しつつ、前記搬送ロールの回転に伴って前記帯状シートと共に前記周方向に移動する各々の前記切断刃が、前記第1周方向位置に達するときに、前記帯状シートのうち当該切断刃に対して前記搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、前記アンビルによって前記径方向の内側に位置する前記切断刃に押しつけて、前記帯状シートを切断させる帯状シートの切断方法である。
上述の切断方法では、前述した切断装置を用いて、長手方向に延びる帯状シートを幅方向に切断する。具体的には、搬送ロールによって帯状シートを搬送しつつ、搬送ロールの回転に伴って帯状シートと共に周方向に移動する各々の切断刃(1または複数の切断刃)が、第1周方向位置に達するときに、帯状シートのうち当該切断刃に対して搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、アンビルによって径方向の内側に位置する切断刃に押しつけて、帯状シートを切断させる。なお、切断刃による帯状シートの切断方法は、特に限定されるものではなく、スコアカット方式(押し切り方式)でも良いし、レザーカット方式(溝切り方式)でも良い。
このような切断方法によれば、帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる。その理由は、この切断方法では、帯状シートの切断位置を、帯状シートを搬送する搬送ロールに設けられている切断刃の位置(固定位置)に定めることができ、しかも、切断刃を、搬送ロールに1つ、または、搬送ロールの周方向に等間隔で複数設けているからである。このため、搬送ロールに設けられている切断刃が1つである場合は、帯状シートの切断長(切断間隔)を搬送ロールの外周長に揃えることができる。また、切断刃が搬送ロールの周方向に等間隔で複数設けられている場合は、帯状シートの切断長(切断間隔)を、搬送ロールの外周面に沿って等間隔で配置された切断刃の配置間隔の寸法(周方向寸法)に揃えることができる。従って、上述の切断方法では、帯状シートを一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる。
実施形態にかかる帯状シートの切断装置の概略図である。 帯状シートの平面図である。 図1のC部拡大図である。 実施形態にかかる帯状シートの切断方法を説明する図である。 変形形態にかかる帯状シートの切断装置を説明する図である。
<実施形態>
以下、本発明を具体化した実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。本実施形態では、図1に示す帯状シートの切断装置1(以下、単に、切断装置1ともいう)を用いて、長手方向DLに延びる帯状シート10を幅方向DW(長手方向DLに直交する方向、図1において紙面に直交する方向)に切断する。帯状シート10としては、例えば、電池用の帯状電極シートや、電池用の帯状セパレータシートなどを用いることができる。帯状電極シートとしては、帯状の集電箔の表面に電極合材層が積層されたものを挙げることができる。帯状セパレータシートとしては、例えば、帯状のポリオレフィン樹脂シートからなるものを挙げることができる。
本実施形態の切断装置1は、帯状シート10を幅方向DWに切断して、複数の短冊状シート18を作製する(図1参照)。この切断装置1は、図1に示すように、搬送ロール20と、アンビル付きロール30と、ニップロール50と、収容ケース70とを備える。搬送ロール20は、周方向に(図1において時計回りに)回転して、帯状シート10を長手方向DLに沿った搬送方向DMに搬送する。この搬送ロール20は、帯状シート10を、当該搬送ロール20の外周面20bに巻き付けるようにして搬送する。
さらに、この搬送ロール20は、当該搬送ロール20の軸線方向(軸線AXが延びる方向、図1において紙面に直交する方向)に延びる切断刃21を、当該搬送ロール20の外周面20b側に有する。なお、搬送ロール20の軸線方向は、搬送ロール20の外周面20bに巻き付けられて搬送されている帯状シート10の幅方向DWに一致する。この切断刃21は、帯状シート10の幅寸法W(幅方向DWの寸法、図2参照)と同等以上の長さを有し、搬送ロール20の外周面20bに巻き付けられて搬送される帯状シート10に対し、その幅方向DWの全体にわたって対向するように設けられている。
具体的には、切断刃21は、搬送ロール20の円筒状の外周面20bから径方向内側に凹んだ溝部23の底部23bに固定されると共に、刃先21bを径方向外側に向けた態様で、搬送ロール20に設けられている(図1及び図3参照)。この切断刃21は、断面三角形状をなして搬送ロール20の軸線方向(図3において紙面に直交する方向)に延びる形態を有している。この切断刃21は、搬送ロール20の回転に伴って帯状シート10と共に周方向に移動する。
なお、搬送ロール20は、中空円筒形状のサクションロールであり、外周面20bを構成する円筒形状の壁部に多数の貫通孔20dが形成されている(図1参照)。この搬送ロール20には、搬送ロール20の内部空間の空気を吸引する吸引装置(図示なし)が接続されている。この吸引装置によって搬送ロール20内の空気が吸引されることによって、搬送ロール20の外周面20bに巻き付けられている帯状シート10が、搬送ロール20の貫通孔20dを通じて搬送ロール20の中心側に吸引される力を受ける。これにより、搬送ロール20の外周面20bに巻き付けられた帯状シート10、及び、切断によって作製された短冊状シート18は、搬送ロール20の外周面20bに吸着されながら、搬送ロール20の外周面20bに沿って搬送される。
また、搬送ロール20には、外周面20bから径方向内側に凹んだ溝部23が、搬送ロール20の周方向に等間隔で4つ形成されている(図1参照)。各々の溝部23の底部23bには、前述の切断刃21が固定されている。従って、搬送ロール20には、4つの切断刃21が、搬送ロール20の周方向に等間隔で設けられている(固定されている)。換言すれば、搬送ロール20には、4つの切断刃21が、軸線AXの周りに90°ずつ位置をずらして配置されている。なお、切断刃21の先端(刃先21bの先端)は、溝部23内に(外周面20bと同等の径方向位置、または、外周面20bよりも径方向内側に)配置されている。
アンビル付きロール30は、円柱状のロール32と、ロール32に固定されたアンビル31とを有する(図1及び図3参照)。アンビル31は、押し切り用アンビルであり、ロール32の外周面32bから径方向外側に突出する態様で、ロール32に設けられている。このアンビル付きロール30は、搬送ロール20と平行に設けられている。詳細には、アンビル付きロール30は、ロール32の外周面32bが、搬送ロール20の第1周方向位置P1において搬送ロール20の外周面20bと対向(対面)するように設けられている(図1参照)。
なお、第1周方向位置P1は、搬送ロール20の外周面20bへの帯状シート10の巻き付け開始位置PS(搬送ロール20の外周面20bとニップロール50の外周面とが対向する位置)よりも搬送方向DMの下流側に位置している。詳細には、第1周方向位置P1は、搬送ロール20の軸線AXの周りに、巻き付け開始位置PSから搬送方向DMの下流側に第1角度θ1(本実施形態では45°)だけ移動した位置である(図1参照)。
また、アンビル付きロール30のロール32の直径(外径)は、搬送ロール20の直径(外径)の1/4であり、ロール32の周速度は、搬送ロール20の周速度と同一である。従って、アンビル付きロール30は、搬送ロール20が周方向に1/4回転したときに、自身が周方向に1回転する。すなわち、アンビル付きロール30は、搬送ロール20が周方向に1回転したときに、自身が周方向に4回転する。そして、搬送ロール20の各々の切断刃21が搬送ロール20の第1周方向位置P1に達したときに、アンビル31が第1周方向位置P1に達した切断刃21(刃先21b)と径方向に対向するように、搬送ロール20とアンビル付きロール30とが設けられている(図1及び図3参照)。
従って、搬送ロール20の回転に伴って、巻き付け開始位置PSから帯状シート10と共に周方向に移動する各々の切断刃21が、搬送ロール20の第1周方向位置P1に達するとき、アンビル付きロール30のアンビル31によって、帯状シート10のうち切断刃21に対して搬送ロール20の径方向の外側に位置する部位(切断刃対向部10cとする)を、径方向の内側に位置する切断刃21に押しつけて、帯状シート10を幅方向DWに切断することができる(図3参照)。なお、本実施形態では、スコアカット方式(押し切り方式)で帯状シート10が切断される。
また、本実施形態では、この切断時にアンビル31が切断刃21に接触しないように、アンビル31の突出高さ(ロール32の径方向外側への突出量)、及び、切断刃21の先端の位置(搬送ロール20の径方向にかかる位置)を設定している。従って、本実施形態では、アンビル31を切断刃21の刃先21bの先端に接触させることなく、スコアカット方式(押し切り方式)で帯状シート10を切断している(図3参照)。なお、図3は、図1のC部拡大図であり、切断刃21が第1周方向位置P1に達したときの切断装置1の拡大断面図(搬送ロール20の軸線方向に直交する方向に切断した拡大断面図)である。
このようにして、帯状シート10が幅方向DWに切断されて、短冊状シート18が作製される。作製された短冊状シート18は、搬送ロール20の回転に伴って、搬送ロール20の外周面20bに沿って搬送された後、搬送ロール20の下方に位置する収容ケース70内に収容される(図1参照)。
このような切断装置1によれば、第1周方向位置P1において、帯状シート10を一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる。その理由は、この切断装置1では、帯状シート10の切断位置(切断部位10bの位置)を、帯状シート10を搬送する搬送ロール20に設けられている切断刃21の位置(固定位置)に定めることができ、しかも、切断刃21を、搬送ロール20の周方向に等間隔で設けているからである。これにより、帯状シート10の切断長(切断間隔、すなわち短冊状シート18の長さ)を、搬送ロール20の外周面20bに沿って等間隔で配置された切断刃21の配置間隔の寸法(周方向寸法)に揃えることができる。
本実施形態では、4つの切断刃21を搬送ロール20の周方向に等間隔で設けている。すなわち、搬送ロール20の外周長の1/4の長さL1の等間隔で、切断刃21が搬送ロール20の周方向に並んで配置されている。従って、帯状シート10の切断長(切断間隔、すなわち短冊状シート18の長さ)を、搬送ロール20の外周長の1/4の長さL1に揃えることができる。このように、本実施形態の切断装置1では、帯状シート10を一定寸法L1に精度良く繰り返し切断することができる(図4参照)。なお、図4は、搬送ロール20によって搬送方向DMに搬送されつつ切断刃21によって切断される帯状シート10を、平面展開した図である。
次に、実施形態にかかる帯状シート10の切断方法について説明する。本実施形態では、前述した切断装置1を用いて、長手方向DLに延びる帯状シート10を幅方向DWに切断する。具体的には、回転する搬送ロール20によって帯状シート10を搬送しつつ、搬送ロール20の回転に伴って巻き付け開始位置PSから帯状シート10と共に周方向に移動する切断刃21が、搬送ロール20の第1周方向位置P1に達するとき、アンビル付きロール30のアンビル31によって、帯状シート10のうち第1周方向位置P1に達する切断刃21に対して搬送ロール20の径方向の外側に位置する部位(切断刃対向部10c)を、径方向の内側に位置する切断刃21に押しつける(図1及び図3参照)。
これにより、帯状シート10を幅方向DWに切断して、短冊状シート18を作製する。作製された短冊状シート18は、搬送ロール20の回転に伴って、搬送ロール20の外周面20bに沿って搬送された後、搬送ロール20の下方に位置する収容ケース70内に収容される(図1参照)。なお、本実施形態では、スコアカット方式(押し切り方式)で帯状シート10を切断する。
このような切断方法によれば、帯状シート10を一定寸法に精度良く繰り返し切断することができる。その理由は、この切断方法では、帯状シート10の切断位置(切断部位10bの位置)を、帯状シート10を搬送する搬送ロール20に設けられている切断刃21の位置(固定位置)に定めることができ、しかも、切断刃21を、搬送ロール20の周方向に等間隔で設けているからである。これにより、帯状シート10の切断長(すなわち、短冊状シート18の長さ)を、搬送ロール20の外周面20bに沿って等間隔で配置された切断刃21の配置間隔の寸法(周方向寸法)に揃えることができる。具体的には、帯状シート10の切断長(すなわち、短冊状シート18の長さ)を、搬送ロール20の外周長の1/4の長さL1に揃えることができる。このように、本実施形態の切断方法では、帯状シート10を一定寸法L1に精度良く繰り返し切断することができる(図4参照)。
<変形形態>
実施形態では、スコアカット方式(押し切り方式)で帯状シート10を切断した。これに対し、本変形形態では、図5に示すように、レザーカット方式(溝切り方式)で帯状シート10を切断する。図5は、変形形態にかかる帯状シートの切断装置101を説明する図であり、図1のC部拡大図に相当する図である。変形形態にかかる帯状シートの切断装置101は、実施形態の切断装置1と比較して、アンビル付きロール30をアンビル付きロール40に変更した点のみが異なる。
アンビル付きロール40は、実施形態のアンビル付きロール30と比較して、アンビル41のみが異なる。アンビル41は、溝切り用アンビルであり、外側に開口する溝部41bであって、搬送ロール20の切断刃21の刃先21bが挿入可能とされた溝部41bを有する(図5参照)。
本変形形態では、切断装置101を用いて、長手方向DLに延びる帯状シート10を幅方向DWに切断する。具体的には、搬送ロール20の回転に伴って巻き付け開始位置PSから帯状シート10と共に周方向に移動する切断刃21が、搬送ロール20の第1周方向位置P1に達するとき、アンビル付きロール40のアンビル41によって、帯状シート10のうち第1周方向位置P1に達する切断刃21に対して搬送ロール20の径方向の外側に位置する部位(切断刃対向部10c)を、径方向の内側に位置する切断刃21に押しつける(図5参照)。
このとき、アンビル41の先端部41cは、搬送ロール20の溝部23内に進入して搬送ロール20の外周面20bよりも径方向内側に配置され、切断刃21の刃先21bは、帯状シート10の切断刃対向部10cを貫通してアンビル41の溝部41b内に進入する(図5参照)。これにより、レザーカット方式(溝切り方式)で、帯状シート10を幅方向DWに切断して、短冊状シート18を作製する。本変形形態の切断装置101及び切断方法でも、実施形態と同様に、帯状シート10を一定寸法L1に精度良く繰り返し切断することができる(図4参照)。
以上において、本発明を実施形態及び変形形態に即して説明したが、本発明は前記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態及び変形形態では、4つの切断刃21を、搬送ロール20の周方向に等間隔で設けるようにしたが、切断刃21の数はこれに限定されるものではなく、いくつであっても良い。例えば、切断刃21を1つだけ搬送ロール20に設けた切断装置を用いて、帯状シート10を切断するようにしても良い。この場合は、帯状シート10の切断長(すなわち、短冊状シート18の長さ)を搬送ロール20の外周長に揃えることができる。これにより、帯状シート10を一定寸法(搬送ロール20の外周長)に精度良く繰り返し切断することができる。
あるいは、2つの切断刃21を、搬送ロール20の周方向に等間隔で設けた切断装置を用いて、帯状シート10を切断するようにしても良い。この場合は、帯状シート10の切断長(すなわち、短冊状シート18の長さ)を、搬送ロール20の外周長の1/2の長さに揃えることができる。これにより、帯状シート10を一定寸法(搬送ロール20の外周長の1/2の長さ)に精度良く繰り返し切断することができる。
1,101 帯状シートの切断装置
10 帯状シート
20 搬送ロール
20b 外周面
21 切断刃
30,40 アンビル付きロール
31,41 アンビル
32,42 ロール
DL 長手方向
DM 搬送方向
DW 幅方向
P1 第1周方向位置

Claims (2)

  1. 長手方向に延びる帯状シートを前記長手方向に直交する幅方向に切断する
    帯状シートの切断装置において、
    周方向に回転して前記帯状シートを前記長手方向に沿った搬送方向に搬送する搬送ロールであって、当該搬送ロールの軸線方向に延びる切断刃を、当該搬送ロールの外周面側に1つまたは前記周方向に等間隔で複数有し、前記帯状シートを、当該搬送ロールの前記外周面に巻き付けるようにして搬送する搬送ロールと、
    前記搬送ロールの回転に伴って前記帯状シートと共に前記周方向に移動する各々の前記切断刃が、前記搬送ロールの第1周方向位置に達するときに、前記帯状シートのうち前記切断刃に対して前記搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、前記径方向の内側に位置する前記切断刃に押しつけて、前記帯状シートを切断させるアンビルと、を備える
    帯状シートの切断装置。
  2. 長手方向に延びる帯状シートを、切断装置を用いて前記長手方向に直交する幅方向に切断する帯状シートの切断方法において、
    前記切断装置は、
    周方向に回転して前記帯状シートを前記長手方向に沿った搬送方向に搬送する搬送ロールであって、当該搬送ロールの軸線方向に延びる切断刃を、当該搬送ロールの外周面側に1つまたは前記周方向に等間隔で複数有し、前記帯状シートを、当該搬送ロールの前記外周面に巻き付けるようにして搬送する搬送ロールと、
    前記搬送ロールの回転に伴って前記帯状シートと共に前記周方向に移動する各々の前記切断刃が、前記搬送ロールの第1周方向位置に達するときに、前記帯状シートのうち当該切断刃に対して前記搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、前記径方向の内側に位置する前記切断刃に押しつけて、前記帯状シートを切断させるアンビルと、を備え、
    前記切断方法は、
    前記搬送ロールによって前記帯状シートを搬送しつつ、前記搬送ロールの回転に伴って前記帯状シートと共に前記周方向に移動する各々の前記切断刃が、前記第1周方向位置に達するときに、前記帯状シートのうち当該切断刃に対して前記搬送ロールの径方向の外側に位置する部位を、前記アンビルによって前記径方向の内側に位置する前記切断刃に押しつけて、前記帯状シートを切断させる
    帯状シートの切断方法。
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