以下に本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔実施形態〕
〔1.注文(購入)ごとの決済処理について〕
複数の注文をまとめて決済(支払い)する処理の説明に先立って、利用者によって利用される端末装置(図5に示す情報処理システム1では利用者端末100。以下同様)を用いた注文(購入)ごとの決済処理の一例について説明する。なお、以下の説明では、店舗に配置された2次元コード(QRコード(登録商標))であって、店舗を識別する店舗識別情報を示す2次元コードを用いて、利用者が端末装置を用いた決済を行う例について説明する。
なお、実施形態は、これに限定されるものではない。以下に説明する決済処理の一例は、任意の利用者が任意の端末装置を用いて、任意の店舗にて決済を行う場合においても適用可能である。また、店舗識別情報は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや、所定のマークや、番号等であってもよい。
例えば、利用者が店舗にて各種の商品又はサービスといった決済対象の購入又は利用に伴う決済を行う場合、利用者は、端末装置に予めインストールされた電子決済用のアプリケーション(以下「アプリAP」ともいう)を起動する。
そして、利用者は、電子決済アプリであるアプリAPを介して、店舗に設置された店舗識別情報を撮影する。この場合、端末装置は、決済対象の価格を入力するための画面を表示し、利用者又は店舗の店員から決済額の入力を受付ける。
そして、端末装置は、利用者を識別する利用者情報と、店舗識別情報(若しくは、店舗識別情報が示す情報、すなわち、店舗を示す情報)と、決済額とを示す決済情報を決済サーバ(図5に示す情報処理システム1では決済サーバ10。以下同様)へと送信する。この場合、所定の決済サーバは、利用者情報が示す利用者の口座から、店舗識別情報が示す店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させる。
そして、決済サーバは、決済が完了した旨の通知を端末装置へと送信する。このとき、端末装置は、決済が完了した旨の画面や、所定の音声等を出力することで、電子マネーによる決済が行われた旨を利用者又は店員に対して通知する。
なお、端末装置を用いた決済処理は、上述した処理に限定されるものではない。例えば、端末装置を用いた決済処理は、店舗に設置された店舗端末を用いたものであってもよい。例えば、端末装置は、利用者を識別するための利用者識別情報を画面上に表示させる。この場合、店舗に設置された店舗端末は、端末装置に表示された利用者識別情報を読取り、利用者識別情報と、決済額と、店舗を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバへと送信する。
このとき、決済サーバは、利用者識別情報が示す利用者の口座から、店舗の口座へと、決済額が示す額の電子マネーを移行させ、店舗の店舗端末又は端末装置に対し、決済が完了した旨の画面や、所定の音声等を出力させることで、決済が行われた旨を利用者又は店員に通知してもよい。
また、端末装置を用いた決済処理は、利用者が予め電子マネーをチャージした口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者が予め登録したクレジットカードを用いた決済であってもよい。この場合、決済サーバは、店舗の口座に対して決済額の電子マネーを送金するとともに、利用者が所有するクレジットカードの運用会社に対し、決済額を請求してもよい。
また、端末装置を用いた決済は、利用者の口座から店舗の口座へと電子マネーを移行させる処理のみならず、例えば、利用者の口座から、所定の取引対象を提供する提供者(事業者)の口座へと電子マネーを移行させる決済であってもよい。このような場合、利用者は、事業者が利用者に対して送付した支払帳票(例えば、コンビニ収納代行サービスにおいて用いられる振込票)に含まれるバーコードを、端末装置が備える撮影装置(カメラ)で読み取る。
そして、端末装置は、読み取ったバーコードが示す支払先や支払額を画面に表示し、利用者から当該支払先に対する送金を承認する旨の操作を受け付けた場合、利用者識別情報と、支払額と、支払先を識別する情報とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。このような場合、決済サーバ10は、利用者の口座から、支払先の口座へと、支払額が示す額の電子マネーを移行させる。
〔2.情報処理の一例〕
上記のように、利用者によって利用される端末装置を用いた決済手段により、利用者は、店舗等での支払い等を行うことができる。これにより、例えば一人で飲食する等、提供物の提供を一人で受ける利用者については、端末装置を用いた決済手段により決済における利便性を向上させることができる。一方で、例えば会食等のように複数の利用者がともに提供物の提供を受ける場合等においては、複数の利用者による注文を適切に決済することができるとは限らない。
そこで、情報処理システム1(図5参照)では、図1に示す処理により複数の利用者による注文を適切に決済する。図1は、実施形態に係る情報処理システムが実行する情報処理の一例を示す図である。以下では、図1を基に複数の利用者による注文を適切に決済するための処理を説明した後、図2~図4を用いて、利用者端末100での表示や利用者端末100を利用する利用者の操作等を説明する。
図1の例では、利用者U1、U2、U3の3人が居酒屋Xで会食を行い、その会食の会計を対象として、まとめて決済(支払い)を行う場合を一例として説明する。図1に示す例においては、利用者端末100を利用する利用者ごとに区別して説明するために、利用者端末100を利用者端末100-1、100-2、100-3として説明する場合がある。例えば、利用者端末100-1は、利用者U1により使用される利用者端末100である。また、例えば、利用者端末100-2は、利用者U2により使用される利用者端末100である。利用者端末100-3は、利用者U3により使用される利用者端末100である。以下では、利用者端末100-1、100-2、100-3について、特に区別なく説明する場合には、利用者端末100と記載する。
まず、図1では、居酒屋Xに入店した利用者U1は、会食を行うテーブル#1に設置されたテーブル識別情報CD1を利用者端末100-1により読み取る(ステップS1-1)。例えば、利用者U1は、アプリAPを起動し、アプリAPを介して、テーブル識別情報CD1を読み取る。利用者端末100-1は、利用者U1による操作に応じて、テーブル#1に設置されたテーブル識別情報CD1を撮影し、テーブル識別情報CD1を読み取る。
ここで、テーブル識別情報CD1は、居酒屋X等の店舗に設けられるテーブルごとに配置された2次元コード(QRコード(登録商標))である。例えば、テーブル識別情報CD1は、店舗を識別する店舗識別情報、テーブルを識別するテーブル識別情報等を示す2次元コードである。なお、テーブル識別情報は、QRコード(登録商標)のみならず、バーコードや、所定のマークや、番号等であってもよい。
テーブル識別情報CD1を読み取った利用者端末100-1は、居酒屋Xの情報を示すコンテンツ(例えば図2中のコンテンツC1参照)を表示する。そして、利用者U1は、会食を行うテーブル#1に対応するタブの作成を要求する(ステップS2)。例えば、利用者U1は、利用者端末100-1にタブを作成するためのコンテンツ(例えば図2中のコンテンツC2参照)を表示させ、タブを作成するための操作を行う。これにより、利用者端末100-1は、決済サーバ10へタブの作成を要求する情報(「タブ要求情報」ともいう)を送信する。ここでいうタブとは、例えばテーブルに対応付けられる伝票のようなものであり、作成されたタブに対応付けて注文を行うことにより、注文がそのタブに対応付けて管理される。また、タブ要求情報には、要求元となる利用者を特定するための情報、タブの作成対象となるテーブルを特定するための情報等が含まれる。
利用者端末100-1からタブ要求情報を受信した決済サーバ10は、タブ要求情報に対応するタブを作成する(ステップS3)。決済サーバ10は、タブID「TB11」により識別されるタブ(「タブTB11」ともいう)を作成する。決済サーバ10は、タブTB11に関する作成タブ情報TDを生成する。作成タブ情報TDには、タブTB11の対象テーブルを特定するための情報(テーブルID等)、タブTB11の設定予算を示す情報、タブTB11の作成元である利用者(以下「幹事」または「第1利用者」ともいう)等の情報が含まれる。図1では、作成タブ情報TDは、タブTB11の対象テーブルが居酒屋Xの「テーブル#1」であり、設定予算が設定なしであり、第1利用者(幹事)が利用者U1であることを示す。なお、設定予算を設定する場合については後述する。
決済サーバ10は、タブTB11を作成したことを利用者U1に通知してもよい。例えば、決済サーバ10は、タブTB11を作成したことを示す情報を利用者端末100-1に送信する。また、決済サーバ10は、作成タブ情報TDを記憶部120(図5参照)に記憶してもよい。
また、図1では、居酒屋Xに入店した利用者U2は、会食を行うテーブル#1に設置されたテーブル識別情報CD1を利用者端末100-2により読み取る(ステップS1-2)。例えば、利用者U2は、アプリAPを起動し、アプリAPを介して、テーブル識別情報CD1を読み取る。利用者端末100-2は、利用者U2による操作に応じて、テーブル#1に設置されたテーブル識別情報CD1を撮影し、テーブル識別情報CD1を読み取る。
テーブル識別情報CD1を読み取った利用者端末100-2は、居酒屋Xのテーブル#1に対応するタブTB11が作成されていることを示すコンテンツ(例えば図3中のコンテンツC11参照)を表示する。そして、利用者U2は、会食を行うテーブル#1に対応するタブTB11へ参加する(ステップS4-1)。例えば、利用者U2は、利用者端末100-2を操作し、居酒屋Xのテーブル#1に対応するタブTB11への参加するための操作を行う。これにより、利用者端末100-2は、タブTB11への参加を要求する情報(「参加要求情報」ともいう)を決済サーバ10へ送信する。参加要求情報には、要求元となる利用者を特定するための情報、参加を希望するタブを特定するための情報等が含まれる。
また、図1では、居酒屋Xに入店した利用者U3は、会食を行うテーブル#1に設置されたテーブル識別情報CD1を利用者端末100-3により読み取る(ステップS1-3)。例えば、利用者U3は、アプリAPを起動し、アプリAPを介して、テーブル識別情報CD1を読み取る。利用者端末100-3は、利用者U3による操作に応じて、テーブル#1に設置されたテーブル識別情報CD1を撮影し、テーブル識別情報CD1を読み取る。なお、ステップS1-2、S1-3は任意のタイミングで行われてもよい。図1の場合、例えば、ステップS1-2、S1-3は、タブが作成されるステップS3の後であれば、任意の順序で、任意のタイミングで行われてもよい。以下、ステップS1-1~S1-3を区別せずに説明する場合、ステップS1と総称する。なお、図1のステップS1は、利用者U1、U2、U3以外にも会食に参加する者がいる場合、その利用者についても行われてもよい。
テーブル識別情報CD1を利用者端末100-3により読み取った利用者U3は、会食を行うテーブル#1に対応するタブTB11へ参加する(ステップS4-2)。利用者端末100-3は、タブTB11への参加を要求する情報(参加要求情報)を決済サーバ10へ送信する。なお、ステップS4-1、S4-2は任意のタイミングで行われてもよい。例えば、ステップS4-2は、ステップS4-1よりも前に行われてもよい。以下、ステップS4-1、S4-2を区別せずに説明する場合、ステップS4と総称する。
利用者端末100-2、100-3から参加要求情報を受信した決済サーバ10は、参加要求情報が示すタブに参加要求情報が示す利用者を登録する(ステップS5)。決済サーバ10は、タブTB11に関する作成タブ情報TDに、利用者U2、U3を参加者(以下「第2利用者」ともいう)として追加する。これにより、作成タブ情報TDには、タブTB11の第2利用者(参加者)として、利用者U2、U3を示す情報が追加される。決済サーバ10は、タブTB11への参加が完了したことを利用者U2、U3に通知してもよい。例えば、決済サーバ10は、タブTB11への参加が完了したことを示す情報を利用者端末100-2、100-3に送信する。
なお、ここでいう第2利用者(参加者)とは、タブに参加する利用者のうち、第1利用者(幹事)以外の利用者を意味する。また、図1では処理の説明を簡単にするためにステップS5の処理を1つの処理として説明したが、ステップS5の処理は、参加の要求ごとに行われ、図1の場合、ステップS4の参加の要求ごとに行われる。
図1では、第2利用者(参加者)の参加の態様を、テーブル識別情報CD1を読み取る処理、すなわちステップS1の処理を行う場合を一例として説明するが、第2利用者(参加者)の参加は、テーブル識別情報CD1を読み取りなしに行われてもよい。例えば、第2利用者(参加者)は、第1利用者からの招待により、タブに参加してもよいが、この点については後述する。
そして、各利用者U1、U2、U3は、居酒屋Xのテーブル#1において飲食物を注文する。図1では、タブTB11に参加した各利用者U1、U2、U3は、タブTB11に対応付けて飲食物の注文を行う。
利用者U1は、利用者端末100-1を操作して注文を行う(ステップS6-1)。例えば、利用者U1は、利用者端末100-1を操作して、居酒屋Xのメニューを表示させ、居酒屋Xのメニューから飲食物を選択することにより、飲食物を注文する。図1では、利用者U1は、利用者端末100-1を操作して、アプリAPにより表示されるタブTB11に対応付けて注文を行うコンテンツ(例えば図4中のコンテンツC22参照)を介して、日時#1に600円の飲料#1を注文する。利用者U1の操作に応じて、利用者端末100-1は、飲料#1を示す情報と、利用者U1を特定するための情報とを含む注文情報を、タブTB11を特定するための情報とともに決済サーバ10へ送信する。なお、ここでは日時を日時#1等の抽象的な符号で図示するが、日時#1等は2020年12月16日20時14分35秒等の具体的な日時である。また、ここでは居酒屋Xが提供する提供物(飲食物)を飲料#1等の抽象的な符号で図示するが、飲料#1等は居酒屋Xが提供する具体的な提供物(飲食物)である。また、図1では、アプリAPを介して利用者の注文を受け付ける態様を一例として説明するが、利用者の注文はアプリAPを介さずに受け付けられてもよい。この場合、例えばアプリAP以外の注文アプリにより利用者の注文が受け付けられてもよい。また、例えばアプリAPが注文を受け付ける注文アプリであり、アプリAP内の決済アプリ(ミニアプリ等)を経由して決済を行ってもよい。また、注文アプリと決済アプリとは個別のアプリであってもよい。この場合、利用者の注文を受け付けた注文アプリから決済情報を決済アプリに受け渡してもよい。このように、情報処理システム1が利用者の注文を受け付ける態様は、利用者の注文をタブの注文としてまとめて決済処理できれば、どのような態様であってもよい。
また、利用者U2は、利用者端末100-2を操作して注文を行う(ステップS6-2)。例えば、利用者U2は、利用者端末100-2を操作して、居酒屋Xのメニューを表示させ、居酒屋Xのメニューから飲食物を選択することにより、飲食物を注文する。図1では、利用者U2は、利用者端末100-2を操作して、アプリAPにより表示されるタブTB11に対応付けて注文を行うコンテンツを介して、日時#2に700円の飲料#2を注文する。利用者U2の操作に応じて、利用者端末100-2は、飲料#2を示す情報と、利用者U2を特定するための情報とを含む注文情報を、タブTB11を特定するための情報とともに決済サーバ10へ送信する。
また、利用者U3は、利用者端末100-3を操作して注文を行う(ステップS6-3)。例えば、利用者U3は、利用者端末100-3を操作して、居酒屋Xのメニューを表示させ、居酒屋Xのメニューから飲食物を選択することにより、飲食物を注文する。図1では、利用者U3は、利用者端末100-3を操作して、アプリAPにより表示されるタブTB11に対応付けて注文を行うコンテンツを介して、日時#3に650円の飲料#3を注文する。利用者U3の操作に応じて、利用者端末100-3は、飲料#3を示す情報と、利用者U3を特定するための情報とを含む注文情報を、タブTB11を特定するための情報とともに決済サーバ10へ送信する。
なお、ステップS6-1~S6-3は各処理を説明するためのものであり、その処理順序を規定するものではない。すなわち、ステップS6-1~S6-3が行われる順序は、ステップS6-1、S6-2、S6-3の順に限らず、任意の順序で、任意のタイミングで行われてもよい。以下、ステップS6-1~S6-3を区別せずに説明する場合、ステップS6と総称する。また、ステップS6-1~S6-3に限らず、タブTB11に参加した各利用者U1、U2、U3はステップS6の注文を複数回行ってもよい。
利用者端末100-1~100-3から注文情報を受信した決済サーバ10は、注文情報が示す注文を、タブTB11に対応する注文として処理する注文処理を行う(ステップS7)。決済サーバ10は、タブTB11に対応する注文リストOLに、注文情報が示す注文を登録する。また、決済サーバ10は、居酒屋X(の店員や管理者等)が利用する事業者端末200(図5参照)に利用者端末100-1~100-3から受信した情報を送信する。決済サーバ10は、注文の対象物(飲食物)を示す情報と、注文を行った利用者を特定するための情報(利用者ID等)とを含む注文情報を、タブを特定するための情報(タブID等)とともに居酒屋Xが利用する事業者端末200へ送信する。決済サーバ10から事業者端末200が受信した情報を確認した居酒屋Xの店員等は、受信した情報に対応する飲食物等の提供物を用意し(作り)、注文を行った利用者端末100の利用者へ提供物を提供する。例えば、決済サーバ10から受信した情報を確認した居酒屋Xの店員等は、注文情報に対応する飲食物を作り、注文に対応するタブに対応付けられたテーブルへ作った飲食物を提供する。図1では、居酒屋Xの店員等は、利用者U1が注文した飲料#1を作り、作った飲料#1をテーブル#1に運び、テーブル#1に置く。なお、上述の居酒屋X側の提供物の提供のための処理は一例に過ぎず、利用者が注文した提供物がその利用者に対して提供されればどのような処理であってもよい。
また、図1では処理の説明を簡単にするためにステップS7の処理を1つの処理として説明したが、ステップS7の処理は、注文ごとに行われ、図1の場合、ステップS6の注文ごとに行われる。
居酒屋Xのテーブル#1での利用者U1、U2、U3の会食が終了した際、第1利用者である利用者U1は、決済処理を要求する(ステップS8)。例えば、利用者U1は、利用者端末100-1を操作して、アプリAPにより表示されるタブTB11に対応する注文及び会計額を示すコンテンツ(例えば図4中のコンテンツC23参照)を介して、決済サーバ10へタブTB11に対応する決済処理を要求する。利用者U1の操作に応じて、利用者端末100-1は、タブTB11に対応する注文の決済(支払い)を要求する情報(決済要求情報)を決済サーバ10へ送信する。
利用者端末100-1から決済要求情報を受信した決済サーバ10は、タブTB11に対応する注文の決済(支払い)を実行する(ステップS9)。例えば、決済サーバ10は、タブTB11の第1利用者として登録されている利用者U1の口座から、居酒屋Xの口座へと、タブTB11に対応する注文リストOLに含まれる全注文の金額の合計(「支払合計額」ともいう)の電子マネーを移行させる。すなわち、図1では、タブTB11の第1利用者をタブTB11に対応する注文の支払者とする場合を示す。そして、決済サーバ10は、決済が完了した旨の通知(完了通知)を利用者端末100-1へと送信する。決済サーバ10から完了通知を受信した利用者端末100-1は、完了通知を画面に表示したり、所定の音声を出力したりすることで、タブTB11(すなわち居酒屋Xのテーブル#1)に対応する注文の電子マネーによる決済が行われた旨を通知する。そして、決済サーバ10は、決済が完了したタブTB11のテーブル#1への対応付けを解除し、タブTB11に対応する注文の受け付けを終了する。なお、タブTB11の第1利用者を支払者とする場合は一例に過ぎず、タブTB11の第1利用者に限らず、タブTB11の参加者であればどの利用者を支払者としてもよい。例えば、決済サーバ10は、タブTB11の第2利用者のうちの任意の一人の利用者の口座を対象としてタブTB11に対応する注文の決済処理を実行してもよい。例えば、決済サーバ10は、タブTB11の第2利用者のうち、第1利用者により指定された一人の利用者の口座を対象としてタブTB11に対応する注文の決済処理を実行してもよい。
以上のように、決済サーバ10は、タブに対応する複数の注文については、注文ごと、すなわち注文を行った利用者ごとに決済(支払い)を行わず、複数の注文をまとめて決済する。これにより、決済サーバ10は、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。また、情報処理システム1では、幹事(第1利用者)として決済(支払い)を行った利用者には、クーポンなどのインセンティブを付与してもよい。これにより、情報処理システム1は、利用者に第1利用者となる動機づけを与えることができるため、上記のタブでの決済(支払い)の利用を促進することができる。なお、居酒屋Xのテーブル#1での注文の決済(支払い)を行った第1利用者である利用者U1への、第2利用者である利用者U2、U3の支払いについては後述する。
〔2-1.利用者端末での表示及び操作の例〕
ここから、利用者端末100での表示や利用者端末100を利用する利用者の操作等の例について、図2~図4を用いて説明する。図2~図4は、利用者端末における表示の一例を示す図である。図2~図4に示す各コンテンツは、アプリAPにより利用者端末100に表示される。なお、図2~図4では、一部の情報を英語表記で表示する一例を示すが、全情報が日本語で表示されてもよい。
まず、図2を用いてタブの作成に関する表示及び操作について説明する。図2中のコンテンツC1は、居酒屋Xの情報を示すコンテンツである。例えば、コンテンツC1は、テーブル識別情報CD1等、居酒屋Xに設けられるテーブル識別情報を示す2次元コードを読み取った利用者端末100に表示される。コンテンツC1には、居酒屋Xのメニューを表示するためのタブボタンであるメニューボタンBT1と、利用者端末100での注文を表示するためのタブボタンである照会ボタンBT2と、タブに関連する情報を表示するタブボタンであるタブ情報表示ボタンBT3とを含む。図2のコンテンツC1では、照会ボタンBT2が選択された状態を示し、利用者端末100で行われた2つの注文及び注文確定ボタンBT4が表示される。利用者が注文確定ボタンBT4を選択した場合、2つの注文についての決済が実行される。
図2中のコンテンツC2は、タブ情報表示ボタンBT3が選択された状態を示す。具体的には、コンテンツC2は、タブ作成前の状態を示し、タブの作成に関する情報とともに、タブを作成するためのタブ作成ボタンBT5が表示される。利用者がタブ作成ボタンBT5を選択した場合、テーブルに対応するタブの作成が実行される。図1では、例えば利用者U1がコンテンツC2のタブ作成ボタンBT5を選択することにより、テーブル#1に対応するタブTB11の作成に関する処理が実行される。なお、図2の例では、タブ作成ボタンBT5の選択後にさらにタブ作成のためのコンテンツC3が表示される例を示すが、タブ作成ボタンBT5が選択された場合、コンテンツC3を表示することなくタブTB11の作成が実行されてもよい。
図2中のコンテンツC3は、タブ作成ボタンBT5を選択された後、タブの作成に用いる情報を入力するためのコンテンツである。具体的には、コンテンツC3は、タブに設定する予算の選択肢を提示する領域AR1と、作成するタブに参加する利用者の注文の制限を指定する領域AR2と、作成するタブに参加を依頼する利用者を指定する領域AR3とを含む。また、コンテンツC3は、領域AR3の下部にタブを作成の実行を要求するタブ作成要求ボタンBT6が表示される。
利用者が領域AR1の選択肢のうち、指定した選択肢に対応する金額が作成するタブの予算として設定される。例えば、利用者が領域AR1の選択肢のうち、「30,000円」を指定した場合、作成するタブの予算として「30,000円」が設定される。なお、利用者が領域AR1の選択肢のいずれも選択しなかった場合、情報処理システム1は、作成するタブの設定予算は無しとして処理を行ってもよい。また、情報処理システム1は、利用者が決済(支払い)できる金額をタブの予算として設定してもよい。この場合、情報処理システム1は、利用者の口座の残高をタブの予算として設定してもよい。なお、上記は一例に過ぎず、予算は、様々な態様であってもよい。予算は、そのテーブル(タブ)で凡その範囲内(例えば3万円以内等)で注文しようといったように、目安で設定されるものであってもよい。この場合、予算は、例えば、会食をする人(タブの参加者)の間で凡その決済額(支払額)の認識を共有させるものであってもよい。また、予算は、一人当たりの予算を設定してタブに参加した人数で総予算を決めてもよい。この場合、例えば予算に5000円が設定され、タブの参加者が4人である場合、情報処理システム1は、総予算を2万円(4×5000円)と算出し、設定する。また、情報処理システム1は、予算を超える注文はできなくしてもよいし、予算を超えそうな場合その予算の再設定を利用者に促してもよい。例えば、情報処理システム1は、タブに設定された予算を超える注文を利用者が行った場合、その注文を受け付けなくてもよい。また、情報処理システム1は、タブに設定された予算を超える注文を利用者が行った場合、その利用者または第1利用者に予算の再設定を促す通知(アラート)を行ってもよい。
また、図2の例では、領域AR3に参加を依頼する利用者の電話番号が入力される場合を示すが、参加を依頼する利用者を特定可能な情報であればどのような情報であってもよい。図1の例では、例えば利用者U1は、領域AR3に利用者U2、U3の電話番号を入力することにより、利用者U2、U3に作成するタブTB11への参加を依頼してもよい。この場合、利用者U2、U3は、テーブル識別情報CD1を読み取る操作を行うことなく、利用者U1が作成するタブTB11へ参加することができる。
コンテンツC3の領域AR1~AR3の各々に情報を入力した後、利用者はタブ作成要求ボタンBT6を指定することにより、タブの作成を要求する。利用者がタブ作成要求ボタンBT6を指定した場合、利用者端末100は、コンテンツC3に入力された情報等のタブの作成に用いる情報を決済サーバ10に送信することにより、タブの作成を決済サーバ10に要求する。そして、決済サーバ10は、受信した情報を基にタブを作成する。図1の例では、例えば利用者U1は、タブ作成要求ボタンBT6を指定することにより、居酒屋Xのテーブル#1に対応するタブの作成を決済サーバ10に要求する。
次に、図3を用いてタブへの参加に関する表示及び操作について説明する。図3中のコンテンツC11は、居酒屋XのテーブルであるTable25に対応するタブの情報を示すコンテンツである。例えば、コンテンツC11は、Table25に対応するタブの作成後に、Table25のテーブル識別情報を読み取った利用者端末100に表示される。例えば、Table25が図1のテーブル#1である場合、コンテンツC11は、テーブル識別情報CD1を読み取った利用者端末100-2、100-3に表示される。この場合、コンテンツC11中のアイコンIC1は、利用者U1を示すアイコンであり、参加要求ボタンBT11は、利用者U1が作成したタブTB11への参加を要求するためのボタンである。
利用者が参加要求ボタンBT11を指定した場合、利用者端末100は、アイコンIC1に対応する第1利用者が作成したタブへの参加を要求する情報(参加要求情報)を決済サーバ10に送信することにより、タブへの参加を決済サーバ10に要求する。図1の例では、例えば利用者U2は、参加要求ボタンBT11を指定することにより、利用者U1が作成したタブTB11への参加を決済サーバ10に要求する。そして、決済サーバ10は、受信した情報が示す利用者を第2利用者としてタブに追加する。
また、コンテンツC11には、新たにタブを作成するためのボタンであるタブ新規作成ボタンBT12や、タブを作成せずに通常の注文を行う通常注文ボタンBT13が含まれる。利用者がタブ新規作成ボタンBT12を指定した場合、利用者端末100は、Table25に対応する新たなタブの作成を決済サーバ10に要求する。また、利用者が通常注文ボタンBT13を指定した場合、利用者端末100は、タブへの参加やタブの新規作成を行うことなく、通常の注文、すなわちテーブルで注文することに関する表示等の処理を実行する。
上記のように1つのテーブルに対して複数のタブが期間を重複させて作成されてもよい。図3中のコンテンツC12は、居酒屋XのTable25に対応するタブが複数作成されている状態を示す。コンテンツC12は、アイコンIC1が示す第1利用者、アイコンIC2が示す第1利用者、及びアイコンIC3が示す第1利用者の3人の第1利用者のタブがTable25に対応付けて作成されている状態を示す。アイコンIC1が示す第1利用者のタブに参加することを希望する利用者は、参加要求ボタンBT11を指定する。また、アイコンIC2が示す第1利用者のタブに参加することを希望する利用者は、参加要求ボタンBT14を指定する。アイコンIC3が示す第1利用者のタブに参加することを希望する利用者は、参加要求ボタンBT15を指定する。
図3中のコンテンツC13は、他の利用者(以下「タブ参加希望者」ともいう)からタブへの参加を要求された第1利用者へ他の利用者のタブへの参加可否を確認するコンテンツである。例えば、コンテンツC13は、タブへの参加を要求する利用者を示す情報とともに、その利用者のタブへの参加を許可するための参加許可ボタンBT16及びその利用者のタブへの参加を拒否するための参加拒否ボタンBT17が表示される。
第1利用者が参加許可ボタンBT16を選択した場合、第1利用者が作成したタブに、タブ参加希望者が第2利用者として追加される。この場合、第1利用者の利用者端末100は、第1利用者のタブに、タブ参加希望者を第2利用者として追加することを要求する情報を決済サーバ10に送信する。これにより、決済サーバ10は、第1利用者のタブに、タブ参加希望者を第2利用者として追加する。第1利用者が参加拒否ボタンBT17を選択した場合、その第1利用者が作成したタブに第2利用者として追加されない。
次に、図4を用いてタブに対応する注文等に関する表示及び操作について説明する。なお、図2及び図3と同様の点については同じ符号を付すこと等により説明を省略する。
図4中のコンテンツC21は、タブ情報表示ボタンBT3が選択された状態を示す。具体的には、コンテンツC21は、タブ作成後の状態を示し、作成したタブやタブに対応する注文に関する情報が表示される。コンテンツC21は、タブの参加者を表示する領域AR21と、タブに対応する注文の合計額を示す領域AR22と、タブに対応する注文を一覧表示する領域AR23とを含む。
領域AR21に表示されるアイコンMCは、第1利用者を示すアイコンであり、第2利用者を示す他のアイコンよりも大きいサイズで表示されるとともに、第1利用者であることを示すマークが付される。なお、各アイコンの付したハッチングにより各利用者を示す。すなわち、ハッチングが同じアイコンは同じ利用者であることを示す。図4では、アイコンMCに示す第1利用者と、後述する領域AR23中の飲料#1を注文した利用者は、ハッチングが付されておらず、同じ利用者であることを示す。
また、領域AR22は、タブに設定予算がある場合は、その設定予算を示す情報と、表示時点でのタブに対応する注文の合計額を表示する。図4の例では、設定予算が「15,000円」であり、表示時点でのタブに対応する注文の合計額が「3,840円」である場合を示す。
領域AR23は、タブに対応付けて行われた注文を示す情報を表示する。図4の例では、タブに対応付けて飲料#1、飲料#2、及び飲料#3の各々が利用者により注文された場合を示す。例えば、利用者は、領域AR23にタッチして下スクロール等、利用者端末100を操作することにより、図4のコンテンツC21に示す飲料#1~#3以外の注文の情報を利用者端末100に表示させることができる。
図4中のコンテンツC22は、飲食物(提供物)の注文を行うためのコンテンツを示す。コンテンツC22は、注文する飲食物(提供物)の金額を示す情報や、注文する個数を指定するためのボタンなどが配置される領域AR24と、その注文をタブに対応付けて行うための注文ボタンBT21及びその注文をキャンセルするためのキャンセルボタンBT22を含む。コンテンツC22は、1000円の生姜焼きが選択された状態を示す。例えば、コンテンツC22は、利用者がコンテンツC21のメニューボタンBT1を選択して、居酒屋Xのメニュー一覧を表示させ、その一覧の中から生姜焼きを選択することにより、利用者端末100に表示される。
利用者が注文ボタンBT21を選択した場合、領域AR24に示す注文が実行される。この場合、利用者端末100は、領域AR24に示す注文に関する情報を、タブを特定する情報とともに決済サーバ10に送信する。利用者がキャンセルボタンBT22を選択した場合、その注文はキャンセルされる。
図4中のコンテンツC23は、タブに対応付けて行われた注文の決済(支払い)を行うためのコンテンツを示す。コンテンツC23は、タブに対応付けて行われた注文を一覧表示する領域AR25と、タブに対応付けて行われた注文の決済を実行するための決済の実行をキャンセルするためのキャンセルボタンBT23及び決済を実行するための決済実行ボタンBT24を含む。例えば、コンテンツC23は、第1利用者の利用者端末100に表示される。例えば、第1利用者は、領域AR25にタッチして下スクロール等、利用者端末100を操作することにより、図4のコンテンツC23に示す食べ物#6より下の注文の情報を利用者端末100に表示させることができる。
第1利用者が決済実行ボタンBT24を選択した場合、タブに対応付けられた注文の合計額の決済(支払い)が実行される。図4の例では、領域AR25に示す注文の合計額である「13,500円」の決済が実行される。第1利用者の操作に応じて、利用者端末100は、タブに対応する注文の決済(支払い)を要求する情報(決済要求情報)を決済サーバ10へ送信する。第1利用者の利用者端末100から決済要求情報を受信した決済サーバ10は、第1利用者のタブに対応する注文の決済(支払い)を実行する。例えば、決済サーバ10は、タブの第1利用者として登録されている利用者の口座から、居酒屋Xの口座へと、タブに対応する全注文の金額の合計(図4の場合、13,500円)の電子マネーを移行させる。
また、第1利用者がキャンセルボタンBT23を選択した場合、その決済はキャンセルされ、継続してタブに対応する注文を行うことが可能となる。
〔2-2.第2利用者の決済(支払い)の例〕
上述した第1利用者によるタブに対応する決済(支払い)について、第2利用者と第1利用者との間の精算の例について以下説明する。以下では、図1の利用者U1が第1利用者であり、利用者U2、U3が第2利用者である場合を一例に説明する。
決済サーバ10は、第1利用者である利用者U1が決済した支払合計額を基に第2利用者である利用者U2、U3に負担させる額(以下「負担額」ともいう)を決定し、決定した負担額の電子マネーを、利用者U2、U3の各々口座から利用者U1の口座へ移行させる。例えば、決済サーバ10は、支払合計額をタブTB11に参加した利用者の数(図1の例では「3」)で割った額に基づく負担額を、利用者U2、U3の各々口座から利用者U1の口座へ移行させる。
例えば、単純な割り勘である場合、決済サーバ10は、支払合計額をタブTB11に参加した利用者の数(図1の例では「3」)で割った額を、利用者U2、U3の各々口座から利用者U1の口座へ移行させる。例えば支払合計額を1万5千円とした場合、決済サーバ10は、1万5千円を3で割った額である5000(=15000/3)円を、利用者U2、U3の各々口座から利用者U1の口座へ移行させる。
また、決済サーバ10は、第2利用者ごとに負担額を変動させてもよい。この場合、決済サーバ10は、各第2利用者の負担額として割り当てられた金額を、各第2利用者の口座から第1利用者の口座へ移行させる。例えば利用者U2の負担額が1万円、利用者U3の負担額が2千円と設定された場合、決済サーバ10は、1万円を、利用者U2の口座から利用者U1の口座へ移行させ、2千円を、利用者U3の口座から利用者U1の口座へ移行させる。
なお、情報処理システム1では、第2利用者についてどのような負担額にするかを第1利用者が設定可能であってもよい。例えば、情報処理システム1では、第1利用者が利用する利用者端末100に第2利用者の負担額を設定するためのコンテンツ(「負担額指定コンテンツ」ともいう)を提供し、負担額指定コンテンツにより第1利用者から各第2利用者の負担額の指定を受け付けてもよい。また、第1利用者が割り勘を指定した場合、決済サーバ10は、第1利用者のタブに参加した利用者の人数で支払合計額を割った額を算出し、算出した額を各第2利用者の負担額としてもよい。なお、上述した処理は一例に過ぎず、情報処理システム1は、第1利用者と、第2利用者との間で支払合計額についての精算ができれば、どのような態様により利用者間での精算を行わせてもよい。
〔2-3.タブの作成対象例〕
上述した例では、飲食店のテーブルに対応付けてタブを生成する場合を示したが、タブは、テーブルに限らず、様々な対象について作成されてもよい。例えば、決済サーバ10は、テーブルを1つの単位とする場合に限らず、複数の利用者の注文がまとめて決済(支払い)されるものであれば、どのような対象について作成してもよい。例えば、決済サーバ10は、1つのテーブルを複数のグループが利用するような形態である場合、そのテーブルの複数のグループの各々を対象としてタブを作成してもよい。また、例えば、決済サーバ10は、カウンターのように複数のグループが利用するような形態である場合、そのテーブルの複数のグループの各々を対象としてタブを作成してもよい。また、例えば、決済サーバ10は、ドライブスルーなどのテイクアウトの形式で飲食物が提供される車両を対象としてタブを作成してもよい。このように、決済サーバ10は、複数の利用者を含むグループを形成する様な対象であれば、どのような対象についてタブを作成してもよい。
〔3.情報処理システムの構成〕
ここで、図5を用いて、情報処理システムの構成例について説明する。図5は、実施形態に係る情報処理システムの構成例を示す図である。図5に示すように、情報処理システム1は、決済サーバ10と、複数の利用者端末100と、事業者端末200とを含む。決済サーバ10、複数の利用者端末100、及び事業者端末200は、ネットワークNを介して、有線又は無線により通信可能に接続される。ネットワークNは、例えば、インターネットなどのWAN(Wide Area Network)である。なお、図5に示す情報処理システム1には、複数台の事業者端末200や、複数台の決済サーバ10が含まれてもよい。
図5に示す決済サーバ10は、各種決済処理を実行する情報処理装置であり、例えば、サーバ装置又はクラウドシステム等により実現される。例えば、決済サーバ10は、他の装置と連携して、電子決済サービスを用いた決済処理を実行する。より具体的に例を挙げると、決済サーバ10は、利用者の口座から、請求情報に対応する請求元の口座へと、請求額分の電子マネーの送金を行う。
図5に示す利用者端末100は、利用者によって利用される情報処理装置である。例えば、利用者端末100は、携帯端末であり、例えば、スマートフォンや、ノート型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA(Personal Digital Assistant)等である。また、利用者端末100は、例えば、スマートウォッチ等のウェアラブルデバイス(Wearable Device)であってもよい。なお、利用者端末100は、コンテンツの表示処理等の所定の情報処理を実現する制御情報を決済サーバ10から受け取った場合には、制御情報に従って情報処理を実現する。ここで、制御情報は、例えば、JavaScript(登録商標)等のスクリプト言語やCSS(Cascading Style Sheets)等のスタイルシート言語、Java(登録商標)等のプログラミング言語、HTML(HyperText Markup Language)等のマークアップ言語等により記述される。なお、決済サーバ10から配信される所定のアプリケーションそのものを制御情報とみなしてもよい。
図5に示す事業者端末200は、居酒屋X等の店舗を運営する事業者によって利用される情報処理装置である。事業者端末200は、例えば、スマートフォンや、ノート型PCや、デスクトップ型PCや、タブレット端末や、携帯電話機や、PDA等である。例えば、事業者端末200は、店舗において提供される提供物(飲食物)に関する情報(メニュー情報)を決済サーバ10に提供する。なお、事業者端末200は、利用者端末100にメニュー情報を提供してもよい。
事業者端末200は、決済サーバ10から利用者端末100による注文に関する注文情報を受信する。決済サーバ10からの注文情報を確認した事業者端末200の管理者(店舗の店員等)は、注文情報に対応する飲食物等の提供物を用意し(作り)、注文を行った利用者端末100の利用者へ提供物を提供する。例えば、図1では、決済サーバ10からの注文情報を確認した居酒屋Xの店員等は、注文情報に対応する飲食物を作り、注文に対応するタブに対応付けられたテーブルへ作った飲食物を提供する。
〔3-1.決済サーバの構成〕
以下、上記した決済サーバ10の構成について説明する。図5には、実施形態に係る情報処理装置の一例である決済サーバ10の構成例を示す。図5に示すように、決済サーバ10は、通信部20と、記憶部30と、制御部40とを有する。
(通信部20)
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、利用者端末100や、事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部30)
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図5に示すように、記憶部30は、口座データベース31と、事業者情報データベース32と、利用者情報データベース33と、タブ情報データベース34とを有する。
(口座データベース31)
口座データベース31は、利用者や事業者、事前注文サービスの管理者の口座に関する各種の情報を記憶する。ここで、図6を用いて、口座データベース31が記憶する情報の一例を説明する。図6は、実施形態に係る口座データベースの一例を示す図である。図6の例において、口座データベース31は、「口座ID」、「所有者情報」、「口座残高」といった項目を有する。
「口座ID」は、口座を識別するための識別情報を示す。「所有者情報」は、口座を所有する所有(保有)者(利用者や事業者、事前注文サービスの管理者)に関する情報を示し、例えば、所有者を識別するための識別情報(識別子)が格納される。「口座残高」は、利用者や事業者、事前注文サービスの管理者が所有する口座の残高を示す。
すなわち、図6では、口座ID「AID#1」によって識別される口座の所有者の情報が「利用者#1」であり、口座残高が「75000」である例を示す。
(事業者情報データベース32)
事業者情報データベース32は、事業者に関する各種情報を記憶する。ここで、図7を用いて、事業者情報データベース32が記憶する情報の一例を説明する。図7は、実施形態に係る事業者情報データベースの一例を示す図である。図7の例において、事業者情報データベース32は、「事業者ID」、「店舗ID」、「口座ID」、「所在地」、「テーブル情報」といった項目を有する。
「事業者ID」は、事業者を識別するための識別情報を示す。「店舗ID」は、事業者が管理する店舗を識別するための識別情報を示す。なお、1つの事業者が複数の店舗を有する場合、1つの事業者IDに複数の店舗IDが対応付けられてもよい。「口座ID」は、事業者が所有する口座を識別するための識別情報を示す。「所在地」は、事業者が管理する店舗の位置情報(例えば、住所)を示す。
「テーブル情報」は、事業者が飲食物等の提供物を提供する店舗等の場所に配置されたテーブル、すなわち利用者等が提供物の提供を受ける箇所に関する情報を示す。例えば、「テーブル情報」は、「テーブルID」、「人数」、「配置情報」、「予約情報」といった項目を有する。「テーブルID」は、店舗等の場所に配置されたテーブルを識別するための識別情報を示す。「人数」は、テーブルで提供物の提供を受けることができる利用者の人数(例えば最大数)を示す。「配置情報」は、店舗等の場所におけるテーブルの配置に関する情報を示す。「予約情報」は、テーブルの予約状況に関する情報を示す。
図7では、事業者ID「MID#1」によって識別される事業者が管理する店舗が店舗ID「SID#1」によって識別され、所在地が「所在地#1」であることを示す。また、店舗ID「SID#1」によって識別される店舗には、テーブルID「TID#1」によって識別されるテーブル、テーブルID「TID#2」によって識別されるテーブル等の複数のテーブルが設けられていることを示す。また、テーブルID「TID#1」によって識別されるテーブルは、利用できる人数が「4」人であり、配置情報が「配置#1」、予約情報が「予約#1」であることを示す。
(利用者情報データベース33)
利用者情報データベース33は、決済サーバ10が提供するサービスの利用者に関する各種の情報を記憶する。ここで、図8を用いて、利用者情報データベース33が記憶する情報の一例を説明する。図8は、実施形態に係る利用者情報データベースの一例を示す図である。図8の例において、利用者情報データベース33は、「利用者ID」、「決済履歴」、「利用履歴」といった項目を有する。
「利用者ID」は、利用者を識別するための識別情報を示す。「決済履歴」は、電子決済サービスを利用して行った決済の履歴を示し、例えば、決済先(事業者)や、決済対象(取引対象)、決済金額などといった情報が格納される。「利用履歴」は、事前注文サービスの利用履歴を示し、例えば、注文内容を示す情報が格納される。
すなわち、図8では、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者の決済履歴が「決済履歴#1」、利用履歴が「利用履歴#1」である例を示す。
(タブ情報データベース34)
タブ情報データベース34は、タブに関する各種情報を記憶する。ここで、図9を用いて、タブ情報データベース34が記憶する情報の一例を説明する。図9は、実施形態に係るタブ情報データベースの一例を示す図である。図9の例において、タブ情報データベース34は、「タブID」、「対象テーブル」、「設定予算」、「第1利用者(幹事)」、「第2利用者」、「注文情報」といった項目を有する。
「タブID」は、タブを識別するための識別情報を示す。「対象テーブル」は、タブの作成対象となったテーブルを示す。「設定予算」は、タブに設定される予算を示す。なお、「設定予算」は設定されてなくてもよい。
「第1利用者(幹事)」は、そのタブの生成元となる利用者を示す。例えば、「第1利用者(幹事)」は、タブに対応するテーブルで飲食を行う利用者であり、そのタブの決済の支払元となる利用者を示す。
「第2利用者」は、第1利用者が作成したタブに参加した利用者を示す。例えば、「第1利用者(幹事)」は、タブに対応するテーブルで第1利用者と飲食を共にする利用者を示す。
「注文情報」は、タブに対応する注文として第1利用者または第2利用者行った注文に関する情報を示す。例えば、「注文情報」は、「注文対象」、「金額」、「注文者」、「予約情報」といった項目を有する。「注文対象」は、注文された飲食物(提供物)を示す。「金額」は、注文対象の金額を示す。「注文者」は、注文を行った利用者を特定する情報(例えば利用者ID等)を示す。「日時」は、注文が行われた日時を示す。
図9では、タブID「TB1」によって識別されるタブ(タブTB1)が、利用者ID「UID#1」によって識別される利用者により、テーブルID「TID#1」によって識別されるテーブルを対象として作成されたことを示す。また、タブTB1は、設定予算が「-」、すなわち設定なしであることを示す。また、タブTB1は、第2利用者として、利用者ID「UID#2」によって識別される利用者及び利用者ID「UID#3」によって識別される利用者が登録されたことを示す。
また、タブTB1は、金額が「1000」円である食べ物#1が利用者ID「UID#1」によって識別される利用者により、日時#11に注文されたことを示す。また、タブTB1は、金額が「700」円である飲料#5が利用者ID「UID#3」によって識別される利用者により、日時#12に注文されたことを示す。
(制御部40)
制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、決済サーバ10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。実施形態に係る制御部40は、図5に示すように、取得部41と、提供部42と、決済処理部43とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(取得部41)
取得部41は、処理に必要な各種情報を取得する。取得部41は、記憶部120から各種情報を取得する。取得部41は、通信部20を介して、請求情報を外部装置から受信する。取得部41は、利用者端末100から各種情報を受信する。取得部41は、注文の対象物(飲食物)を示す情報と、注文を行った利用者を特定するための情報(利用者ID等)とを含む注文情報を、タブを特定するための情報(タブID等)とともに利用者端末100から受信する。取得部41は、受信した注文情報を、タブを特定するための情報(タブID等)により特定されるタブIDに対応付けて、タブ情報データベース34に登録する。
取得部41は、所定のグループに該当する複数の利用者が有する複数の端末装置(利用者端末100)の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。取得部41は、飲食店における複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。取得部41は、飲食店において提供される提供物に対する複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。取得部41は、複数の利用者端末100を用いた所定の決済手段による複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
取得部41は、飲食店の一のテーブルに同席する複数の利用者が有する複数の利用者端末100の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。取得部41は、一のテーブルに対応付けて設けられた所定のコードを読み取った複数の利用者端末100の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。取得部41は、一のテーブルに配置された所定のコードを読み取った複数の利用者端末100の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
取得部41は、利用者からタブの生成(作成)を要求する情報(タブ要求情報)を受信する。例えば、取得部41は、幹事(第1利用者)となる利用者を識別する利用者識別情報と、タブの作成対象となるテーブルを特定するための情報(テーブルID等)とを利用者端末100から受信する。
取得部41は、幹事(第1利用者)が利用する利用者端末100から、その利用者端末100の利用者を支払い主体し、タブの支払い合計額を対象とする決済処理の実行を要求する情報(決済情報)を受信する。
(提供部42)
提供部42は、各種情報を提供する。提供部42は、利用者に各種情報を提供する。提供部42は、通信部20を介して利用者端末100に各種情報を送信する。提供部42は、取得部41により取得された情報を送信する。提供部42は、決済処理部43による決済処理に関する情報を送信する。提供部42は、決済処理部43による決済処理の結果を示す情報を送信する。提供部42は、利用者端末100にコンテンツを送信してもよい。
提供部42は、電子決済サービスや事前注文サービスに関する各種の情報を利用者や事業者に提供(通知)する。例えば、図1の例において、提供部42は、事業者情報データベース32を参照し、居酒屋Xに紐付けられた商品情報を利用者端末100に提供する。
提供部42は、複数の注文に基づく一覧情報を利用者端末100に提供する。提供部42は、複数の注文の一覧情報を提供する。提供部42は、複数の注文のうち、利用者端末100により行われた注文の一覧情報を提供する。例えば、提供部42は、タブに対応付けられた複数の注文を示す一覧情報を利用者端末100に送信する。例えば、提供部42は、タブに対応付けられた全注文を示す一覧情報を利用者端末100に送信する。また、例えば、提供部42は、タブに対応付けられた全注文のうち、提供先となる利用者端末100から行われた注文を示す一覧情報を利用者端末100に送信する。この場合、提供部42は、タブに対応付けられた全注文のうち、提供先となる利用者端末100の利用者が行った注文を抽出し、抽出した注文を示す一覧情報を利用者端末100に送信する。
また、提供部42は、利用者端末100から提供要求を受け付けた旨を事業者端末200に通知する。提供部42は、取得部41が受信した注文情報とタブを特定するための情報(タブID等)とを、提供要求として事業者端末200に送信する。また、提供部42は、提供要求に対する居酒屋Xの応答を利用者端末100に通知する。また、提供部42は、提供要求に対応する提供物(飲食物)の準備を居酒屋Xが開始した旨の通知を示す情報を利用者端末100に通知する。
(決済処理部43)
決済処理部43は、取得部41が取得した情報に従い、決済処理を実行する。決済処理部43は、利用者の口座から、事業者の口座へと、請求額分の電子マネーの送金を行う。例えば、決済処理部43は、幹事(第1利用者)である利用者の口座から、店舗IDが示す居酒屋Xの口座へと、決済金額が示す額の電子マネーを移行させる。
決済処理部43は、複数の注文情報が示す複数の注文を、所定のグループに対応する支払いとする決済処理を実行する。決済処理部43は、複数の注文を、一のテーブルに対応する支払いとして決済処理を実行する。
決済処理部43は、複数の利用者のうち、一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。決済処理部43は、複数の利用者のうち、所定のグループに最初に参加した一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。決済処理部43は、複数の利用者のうち、所定のグループを作成した一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。決済処理部43は、複数の利用者から選択された一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。
決済処理部43は、複数の利用者のうち、一の利用者以外の他の利用者の口座から、一の利用者の口座へ複数の注文の支払い額に基づく金額を移行させる。決済処理部43は、複数の注文の支払い額を複数の利用者の数で割った額に基づく金額を、他の利用者の口座から一の利用者の口座へ移行させる。決済処理部43は、複数の注文の支払い額を複数の利用者の数で割った額を、他の利用者の口座から一の利用者の口座へ移行させる。決済処理部43は、他の利用者の負担額として割り当てられた金額を、他の利用者の口座から一の利用者の口座へ移行させる。
例えば、決済処理部43は、幹事(第1利用者)である利用者が作成したタブに対応付けて注文が行われた複数の注文をまとめて支払いを行う対象として決済処理を実行する。
〔3-2.利用者端末の構成〕
次に、上述した決済処理を実現するための利用者端末100について図10を用いて説明する。図10は、実施形態に係る利用者端末の構成例を示す図である。図10に示すように、利用者端末100は、通信部110と、記憶部120と、撮像部130と、表示部140と、制御部150とを有する。
(通信部110)
通信部110は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部110は、ネットワークNと有線または無線で接続され、電子決済用のアプリケーションを配信する決済サーバ10や、事業者端末200等との間で情報の送受信を行う。
(記憶部120)
記憶部120は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部120は、撮像部130により撮影された画像を記憶する。
(撮像部130)
撮像部130は、画像(動画或いは静止画)を撮像するための撮像装置(カメラ)である。撮像部130は、例えば、CCD(Charged-coupled devices)センサやCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)センサ等の撮像素子により構成される。
(表示部140)
表示部140は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等によって実現されるタブレット端末等の表示画面であり、各種情報を表示するための表示装置である。表示部140は、表示制御部1525による制御に応じて、各種情報を表示する。また、表示部140は、タッチパネルの機能により利用者の操作を受け付ける受付部として機能してもよい。この場合、表示部140は、利用者の指や専用ペンで利用者から各種操作を受け付ける入力装置としても機能する。
(制御部150)
制御部150は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、利用者端末100内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部150は、コントローラであり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
ここで、制御部150は、複数のアプリケーションを実行することにより、利用者端末100に関する各種機能を実現することとなる。例えば、図10に示す例において、制御部150は、第1アプリケーション151や第2アプリケーション152を実行している。なお、制御部150は、図10に示すアプリケーション以外にも、任意の機能を発揮するための任意の数のアプリケーションを実行して良い。
第1アプリケーション151は、利用者端末100のOS(Operating System)となるアプリケーションである。第2アプリケーション152は、上述した一括決済処理等の各種の決済処理を利用者端末100に実行させる。以下、図11を用いて、第2アプリケーション152が有する機能構成の一例ついて説明する。図11は、実施形態に係る第2アプリケーションの構成例を示す図である。図11に示すように、実施形態に係る第2アプリケーション152は、受付部1521と、通知部1522と、提供部1523と、決済処理部1524と、表示制御部1525とを有し、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。
(受付部1521)
受付部1521は、利用者端末100を利用する利用者の操作を受け付ける。受付部1521は、タッチパネルの機能を有する表示部140を介して利用者の操作を受け付ける。受付部1521は、外部装置から各種情報を受け付ける。受付部1521は、決済サーバ10から各種情報を受け付ける。受付部1521は、通信部110を介して決済サーバ10から各種情報を受信する。受付部1521は、決済サーバ10から請求情報を受信する。
受付部1521は、画面に表示されたメニューに対する利用者の操作を受け付ける。受付部1521は、表示部140に表示されたメニューの一覧対する利用者の選択を受け付ける。受付部1521は、タブに対応付けられた注文を利用者から受け付ける。受付部1521は、タブの生成(作成)を行うための操作を受け付ける。受付部1521は、タブへの参加を他の利用者に依頼するための操作を受け付ける。受付部1521は、タブへの参加を行うための操作を受け付ける。
(通知部1522)
通知部1522は、外部装置へ各種情報を通知する。通知部1522は、決済サーバ10へ各種情報を通知する。通知部1522は、通信部11を介して決済サーバ10へ各種情報を送信する。通知部1522は、一のテーブルに配置された所定のコードが撮像部130により読み取られた場合、その所定のコードが示すテーブルを特定するための情報を決済サーバ10へ各種情報を送信する。
通知部1522は、タブに関連する各種情報を決済サーバ10へ送信する。通知部1522は、タブの作成を要求するタブ要求情報を決済サーバ10へ送信する。通知部1522は、タブへの参加を要求する参加要求情報を決済サーバ10へ送信する。通知部1522は、受付部1521によりタブに対応付けられた注文が受け付けられた場合、その注文を示す情報(注文情報)を決済サーバ10へ通知する。例えば、通知部1522は、受付部1521によりタブに対応付けられた注文が受け付けられた場合、注文の対象物(飲食物)を示す情報と、注文を行った利用者を特定するための情報(利用者ID等)とを含む注文情報を、タブを特定するための情報(タブID等)とともに決済サーバ10へ送信する。
(提供部1523)
提供部1523は、利用者端末100を利用する利用者に各種情報を提供する。提供部1523は、表示部140を介して各種情報を利用者に提供する。提供部1523は、表示部140に各種情報を表示する。提供部1523は、表示制御部1525に指示を行い、表示部140に各種情報を表示させる。
提供部1523は、タブへの参加の依頼があったことを利用者に通知する。提供部1523は、タブへの参加が許可された場合その旨を示す情報を利用者に提供する。提供部1523は、他の利用者がタブへ参加を要求していることを示す情報を利用者に提供する。
提供部1523は、決済サーバ10から受信した各種情報を表示する。提供部1523は、コンテンツC1、C2、C3、C11、C12、C13、C21、C22、C23等の様々なコンテンツをユーザに提供する。提供部1523は、コンテンツC1、C2、C3、C11、C12、C13、C21、C22、C23等の様々なコンテンツを表示部140に表示する。提供部1523は、コンテンツC1、C2、C3、C11、C12、C13、C21、C22、C23等の様々なコンテンツを表示部140に表示する。
例えば、提供部1523は、コンテンツC1、C2、C3、C11、C12、C13、C21、C22、C23等に示すような各種コンテンツを生成する。この場合、提供部1523は、Java(登録商標)等の種々の技術を適宜用いて、画面(コンテンツ)を生成する。なお、提供部1523は、CSSやJavaScript(登録商標)やHTMLの形式に基づいて、画面(コンテンツ)を生成してもよい。また、例えば、提供部1523は、JPEG(Joint Photographic Experts Group)やGIF(Graphics Interchange Format)やPNG(Portable Network Graphics)など様々な形式で画面(コンテンツ)を生成してもよい。提供部1523は、生成したコンテンツを表示部140に表示する。なお、コンテンツC1、C2、C3、C11、C12、C13、C21、C22、C23等のコンテンツを外部装置(例えば決済サーバ10等)から取得する場合、提供部1523は、外部装置から取得したコンテンツを表示する。
(決済処理部1524)
決済処理部1524は、タブを作成した幹事(第1利用者)である利用者が決済を行う操作を行った場合、その利用者を支払い主体とし、タブの支払い合計額を対象とする決済処理の実行を決済サーバ10に要求する。例えば、決済処理部1524は、タブを作成した幹事(第1利用者)である利用者が決済を行う操作を行った場合、その利用者を支払い主体とし、タブの支払い合計額を対象として、決済サーバ10が提供する電子決済サービスを用いた決済処理を実行する。
例えば、決済処理部1524は、幹事(第1利用者)である利用者が作成したタブに対応付けて注文が行われた複数の注文をまとめて支払いを行う対象として決済処理を実行する。
なお、決済処理部1524は、店舗における電子決済を用いた決済処理を実行してもよい。例えば、決済処理部1524は、利用者を識別する利用者情報と、撮像部130が撮影した店舗識別情報を示す情報と、利用者或いは店舗の店員から利用者端末100に入力された決済額とを示す決済情報を決済サーバ10へと送信する。
(表示制御部1525)
表示制御部1525は、利用者端末100の画面(表示部140)の表示を制御する。表示制御部1525は、利用者の操作に応じて表示部140の表示を制御する。表示制御部1525は、決済処理部1524が実行した決済処理などに応じて利用者端末の画面(表示部140)の表示を制御する。表示制御部1525は、提供部1523による指示に応じて利用者端末の画面(表示部140)の表示を制御する。
また、表示制御部1525は、利用者が支払帳票を用いた決済を行う場合、利用者の操作に応じてバーコードを撮影するための画面や、決済処理が実行されたことを示す画面を表示させてもよい。表示制御部1525は、利用者が紙の請求書を読み取って決済を行う場合、利用者の操作に応じて請求書に印刷された情報(バーコードや文字情報等)を撮影するための画面や、決済処理が実行されたことを示す画面を表示させてもよい。また、表示制御部1525は、利用者が店舗における電子決済を用いた決済を行う場合、利用者の操作に応じて電子決済に関する画面の表示を制御してもよい。例えば、表示制御部1526は、店舗を識別する店舗識別情報の画像を撮影するための画面や、利用者U或いは店舗の店員から決済額の入力を受け付けるための画面、決済情報が決済サーバ10へ送信されたことを示す画面などを表示させる。
〔4.情報処理のフロー〕
図12を用いて、実施形態に係る決済サーバ10の情報処理の手順について説明する。図12は、実施形態に係る情報処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、決済サーバ10は、所定のグループに該当する複数の利用者が有する複数の端末装置の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する(ステップS101)。そして、決済サーバ10は、複数の注文情報が示す複数の注文を、所定のグループに対応する支払いとする決済処理を実行する(ステップS102)。
〔5.変形例〕
上述の実施形態は一例を示したものであり、種々の変更及び応用が可能である。例えば、利用者端末から注文を受け付ける装置(注文処理装置)と決済サーバとは別装置であってもよい。この場合、情報処理システム1には、決済サーバとは別に注文処理装置が含まれてもよい。また、事業者端末200が注文処理装置としての機能を有してもよい。この場合の情報処理システム1では、図1の説明において決済サーバ10から事業者端末200へ送信していたタブや注文に関する各種情報を、事業者端末200から決済サーバ10へ送信する。なお、上述した情報処理システム1のシステム構成は一例に過ぎず、上述した処理が実現可能であれば、情報処理システム1はどのようなシステム構成(装置構成)であってもよい。
上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔6.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置(実施形態では「決済サーバ10」以下同じ)は、取得部(実施形態では「取得部41」以下同じ)と、決済処理部(実施形態では「決済処理部43」以下同じ)とを有する。取得部は、所定のグループに該当する複数の利用者が有する複数の端末装置(実施形態では「利用者端末100」以下同じ)の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。決済処理部は、複数の注文情報が示す複数の注文を、所定のグループに対応する支払いとする決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、各々の端末装置を用いて複数の利用者が行った注文を、所定のグループに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、取得部は、飲食店における複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、飲食店における複数の注文を、所定のグループに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、取得部は、飲食店において提供される提供物に対する複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、飲食店において提供される飲食物等の提供物に対する複数の注文を、所定のグループに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、取得部は、飲食店の一のテーブルに同席する複数の利用者が有する複数の端末装置の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。決済処理部は、複数の注文を、一のテーブルに対応する支払いとして決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、飲食店の一のテーブルに同席する複数の利用者による複数の注文を、一のテーブルに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、取得部は、一のテーブルに対応付けて設けられた所定のコードを読み取った複数の端末装置の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、一のテーブルに対応付けて設けられた所定のコードを読み取った複数の端末装置の各々を用いた複数の注文を、一のテーブルに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、取得部は、一のテーブルに配置された所定のコードを読み取った複数の端末装置の各々を用いた複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、一のテーブルに配置された所定のコードを読み取った複数の端末装置の各々を用いた複数の注文を、一のテーブルに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の利用者のうち、一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、各々の端末装置を用いて複数の利用者が行った注文を、一の利用者の口座を対象としてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の利用者のうち、所定のグループに最初に参加した一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、各々の端末装置を用いて複数の利用者が行った注文を、所定のグループに最初に参加した利用者の口座を対象としてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の利用者のうち、所定のグループを作成した一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、各々の端末装置を用いて複数の利用者が行った注文を、所定のグループを作成した利用者の口座を対象としてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の利用者から選択された一の利用者の口座を対象として複数の注文の決済処理を実行する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者が行った注文を、複数の利用者から選択された任意の一人の利用者の口座を対象としてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の利用者のうち、一の利用者以外の他の利用者の口座から、一の利用者の口座へ複数の注文の支払い額に基づく金額を移行させる。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者が行った注文をまとめて決済された一の利用者の口座へ、他の利用者の口座から複数の注文の支払い額に基づく金額を移行させることにより、複数の利用者間で適切に負担を分配することができる。そのため、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の注文の支払い額を複数の利用者の数で割った額に基づく金額を、他の利用者の口座から一の利用者の口座へ移行させる。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者が行った注文をまとめて決済された一の利用者の口座へ、他の利用者の口座から複数の利用者の数で割った額に基づく金額を移行させることにより、複数の利用者間で適切に負担を分配することができる。そのため、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、複数の注文の支払い額を複数の利用者の数で割った額を、他の利用者の口座から一の利用者の口座へ移行させる。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者が行った注文をまとめて決済された一の利用者の口座へ、他の利用者の口座から複数の注文の支払い額を複数の利用者の数で割った額を移行させることにより、複数の利用者間で適切に負担を分配することができる。そのため、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、決済処理部は、他の利用者の負担額として割り当てられた金額を、他の利用者の口座から一の利用者の口座へ移行させる。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者が行った注文をまとめて決済された一の利用者の口座へ、他の利用者の口座から他の利用者の負担額として割り当てられた金額を移行させることにより、複数の利用者間で適切に負担を分配することができる。そのため、実施形態に係る情報処理装置は、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置は、提供部(実施形態では「提供部42」以下同じ)を有する。提供部は、複数の注文に基づく一覧情報を端末装置に提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、端末装置を利用する利用者が複数の利用者の注文状況を確認可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、提供部は、複数の注文の一覧情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、端末装置を利用する利用者が、他の利用者の注文状況を含めて確認可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、提供部は、複数の注文のうち、端末装置により行われた注文の一覧情報を提供する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、端末装置を利用する利用者が、その利用者自身の注文状況を確認可能にすることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置において、取得部は、複数の端末装置を用いた所定の決済手段による複数の注文を示す複数の注文情報を取得する。
これにより、実施形態に係る情報処理装置は、所定の決済手段を用いて複数の利用者が行った注文を、所定のグループに対応する支払いとしてまとめて決済することができるため、複数の利用者による注文を適切に決済することができる。
〔7.ハードウェア構成〕
また、上述してきた各実施形態に係る決済サーバ10は、例えば、図13に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。以下、決済サーバ10を情報処理装置の一例に挙げて説明する。図13は、情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ1000は、CPU1100、ROM1200、RAM1300、HDD1400、通信インターフェイス(I/F)1500、入出力インターフェイス(I/F)1600、及びメディアインターフェイス(I/F)1700を有する。
CPU1100は、ROM1200又はHDD1400に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM1200は、コンピュータ1000の起動時にCPU1100によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ1000のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD1400は、CPU1100によって実行されるプログラム、及び、かかるプログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス1500は、通信網500(実施形態のネットワークNに対応する)を介して他の機器からデータを受信してCPU1100へ送り、また、通信網500を介してCPU1100が生成したデータを他の機器へ送信する。
CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、及び、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU1100は、入出力インターフェイス1600を介して生成したデータを出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス1700は、記録媒体1800に格納されたプログラム又はデータを読み取り、RAM1300を介してCPU1100に提供する。CPU1100は、かかるプログラムを、メディアインターフェイス1700を介して記録媒体1800からRAM1300上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体1800は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ1000が決済サーバ10として機能する場合、コンピュータ1000のCPU1100は、RAM1300上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。また、HDD1400には、決済サーバ10の記憶装置内の各データが格納される。コンピュータ1000のCPU1100は、これらのプログラムを記録媒体1800から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から所定の通信網を介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔8.その他〕
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述した決済サーバ10は、機能によっては外部のプラットフォーム等をAPI(Application Programming Interface)やネットワークコンピューティングなどで呼び出して実現するなど、構成は柔軟に変更できる。
また、特許請求の範囲に記載した「部」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、取得部は、取得手段や取得回路に読み替えることができる。