JP2022103825A - スイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022103825000001
【課題】簡易な構成で操作性に優れたスイッチ装置を提供する。
【解決手段】スイッチ装置10は、基台14と、基台14に前位置と後ろ位置との間をスライド可能に配置された支持部材13と、支持部材13に+R方向と-R方向へ揺動可能に軸支されたノブ12と、少なくとも第1の接点と第2の接点が設けられたプリント配線基板51と、前位置と後ろ位置でのノブ12の+R方向への揺動に応じて第1の接点のオン/オフを切り替える第2のプッシュロッド53と、前位置と後ろ位置でのノブ12の-R方向への揺動に応じて第2の接点のオン/オフを切り替える第3のプッシュロッド54を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、スライド操作及び揺動操作が可能なスイッチ装置に関する。
第1の位置と第2の位置との間をスライド可能に、且つ、第1の位置と第2の位置のそれぞれにおいて揺動可能に構成されたスイッチ装置が提案されている。例えば、特許文献1は、車両のウィンドウを駆動するスイッチ装置として、前後にスライド可能に設けられたスライダと、スライダに対して上下に揺動可能に設けられた操作子を備えるスイッチ装置を提案している。特許文献1に記載されたスイッチ装置では、スライダの前方へのスライドに応じて車両のウィンドウをマニュアル開放させ、スライダの後方へのスライドに応じて車両のウィンドウをマニュアル閉鎖させ、スライダの前方へのスライドに加えて操作子の下方への揺動に応じて車両のウィンドウをオート開放させ、スライダの後方へのスライドに加えての操作子の上方への揺動に応じて車両のウィンドウをオート閉鎖させる。
特開2008-198368号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載されたスイッチ装置では、スライダの前後方向への動きを検知するスイッチを実装した基板と、上下方向での操作子の動きを検知するスイッチを実装した別の基板の2枚の基板が必要となる。そのため、部品点数が増えると共に組み立て工数が増えるという問題が生じ、その結果としてスイッチ装置のコストが増大してしまう。
また、車両のウィンドウの開閉は、一般的に上下方向(鉛直方向)で行われる。これに対して上記特許文献1に記載されたスイッチ装置では、ウィンドウのマニュアル開放/閉鎖を行うための操作を水平方向に行うため、ウィンドウの動作方向とスイッチ装置の操作方向とが一致せず、そのため、ウィンドウの開閉操作を直感的に行い難く、操作性の観点から改善が求められる。
本発明は、簡易な構成で操作性に優れたスイッチ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るスイッチ装置は、基台と、前記基台に第1の位置と第2の位置との間をスライド可能に配置された支持部材と、前記支持部材に第1の方向と第2の方向へ揺動可能に軸支された操作部材と、少なくとも第1の接点と第2の接点が設けられたプリント配線基板と、前記第1の位置と前記第2の位置での前記操作部材の前記第1の方向への揺動に応じて前記第1の接点のオン/オフを切り替える第1の切替部材と、前記第1の位置と前記第2の位置での前記操作部材の前記第2の方向への揺動に応じて前記第2の接点のオン/オフを切り替える第2の切替部材と、を備える。
本発明によれば、簡易な構成で操作性に優れたスイッチ装置を実現することができる。
実施形態に係るスイッチ装置の外観斜視図である。 スイッチ装置の基準状態を示す側面図及び断面図である。 ノブを取り外した状態のスイッチ装置の上面図である。 ノブの裏面側の構造を示す斜視図と、プッシュロッドとノブとの位置関係を示す斜視図である。 ノブが前位置にあって+R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置の状態を示す側面図及び断面図である。 ノブが前位置にあって-R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置の状態を示す側面図及び断面図である。 ノブが前位置と後ろ位置の中間位置にあるスイッチ装置の状態を示す側面図と、第1のプッシュロッドの動作を示す模式図である。 ノブが後ろ位置で中立状態にあるスイッチ装置の状態を示す側面図及び断面図である。 ノブが後ろ位置にあって+R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置の状態を示す側面図及び断面図である。 ノブが後ろ位置にあって-R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置の状態を示す側面図及び断面図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、実施形態に係るスイッチ装置10の概略構成を示す斜視図である。スイッチ装置10は、基台14と、基台14にそれぞれ独立してスライド可能に取り付けられた2つの支持部材13と、2つの支持部材13のそれぞれに揺動可能に軸支されたノブ12を備える。なお、揺動可能とは、一定の角度の範囲内で回転可能なことを指す。
ノブ12は、操作者が指を掛けて操作する操作部材である。ここでは、スイッチ装置10は2つのノブ12を備えるが、ノブ12の数は1つであってもよいし3つ以上であってもよい。2つのノブ12は同じ構造を有しており、同じ動作を行うことができる。また、それぞれのノブ12を揺動可能に軸支する支持部材13もまた同等の構造を有しており、同じ動作を行う。基台14は、スイッチ装置10の装備が可能な車両や建築物、製造(加工)装置等の各種の構造物に対して埋設される等して取り付けられる部材である。
2つの支持部材13はそれぞれ、図1に定義されるX方向にスライド可能に基台14に取り付けられている。基台14に対して支持部材13をX方向にスライドさせる機構には、公知のリニアガイド等を用いることができる。ノブ12は支持部材13に軸支されているため、ノブ12と支持部材13は一体となってX方向にスライド可能となっている。
図1には、支持部材13が圧縮ばね55(図1に不図示、図3参照)等の付勢部材により+X方向へ付勢されて、ノブ12と支持部材13が「前位置」(第1の位置)にある状態が示されている。操作者が前位置にあるノブ12に指を掛けてノブ12を-X方向へ動かすように力を加えると、ノブ12とこれを軸支した支持部材13が-X方向へ一定の距離だけ一体となってスライドした「後ろ位置」(第2の位置)へ移動する。なお、後ろ位置にあるノブ12から指を離すと、ノブ12と支持部材13は、圧縮ばね55の付勢力によって自然に後ろ位置から前位置へスライドする。
図1に示すように、2つのノブ12の並び方向をY方向と定義する。ノブ12は、前位置と後ろ位置の各位置において、Y方向と直交する平面内においてY方向と平行な軸を中心にして、一定の角度を±R方向に揺動可能に支持部材13に軸支されている。なお、図1には、スイッチ装置10の非動作時の状態、つまり、ノブ12が前位置にあってノブ12に対する揺動操作(+R方向への引き上げ操作、-R方向への押し下げ操作)が行われていない状態が示されている。
スイッチ装置10は、詳細は後述するが、ノブ12が前位置にある状態で+R方向への揺動操作(引き上げ操作)が行われることにより第1の動作を行うスイッチが入り、ノブ12が前位置にある状態で-R方向への揺動操作(押し下げ操作)が行われることにより第2の動作を行うスイッチが入るよう構成されている。また、スイッチ装置10は、ノブ12が後ろ位置にある状態で+R方向への揺動操作が行われることにより第3の動作を行うスイッチが入り、ノブ12が後ろ位置にある状態で-R方向への揺動操作が行われることにより第4の動作を行うスイッチが入るように構成されている。
次に、スイッチ装置10の細部について説明する。なお、ノブ12と支持部材13は、前述の通りに、一体となってX方向でスライド可能となっている。そのため、以下の説明では、ノブ12の位置を示すことをもって支持部材13の位置についての言及を省略する。また、ノブ12が揺動操作されていない状態を、ノブ12が前位置にあるか後ろ位置にあるかを問わず「中立状態」と称呼する。スイッチ装置10は、非動作時にはノブ12は前位置にあって中立状態となっており、この状態を「基準状態」と称呼する。
最初に、ノブ12が前位置にある状態でのスイッチ装置10の動作について説明する。
図2(a)は、スイッチ装置10の基準状態を示す側面図である。図2(a)に示すように、X方向及びY方向と直交する方向をZ方向と定義する。ノブ12は、その上面(+Z側の面)の+X側に図1に示されるように凹部が設けられると共に、図2(a)に示されるようにその+X側の側面が凹面に形成されることにより、操作者が指を掛けて操作を行いやすい形状に設計されている。
ノブ12の+Y側と-Y側の各側面にはY方向に貫通する穴21が形成されており、それぞれの穴21に対して、Y方向と平行になるように支持部材13に設けられた軸31が挿入されている。こうして、ノブ12は、軸31を回転中心軸として揺動可能に支持部材13に軸支されている。
ノブ12の+Y側と-Y側の各側面には、X方向に所定の間隔で-Z方向に突出する第1の凸部22と第2の凸部23が設けられている。ここで、ノブ12を取り外した状態のスイッチ装置10の上面図を図3に示す。図2(a)及び図3に示されるように、基台14においてノブ12の+Y側と-Y側のそれぞれの側面とZ方向において対向する部分に、ノブ12の揺動を規制する揺動規制部40が設けられている。なお、揺動規制部40は、ノブ12のスライド操作を規制するスライド規制部としても機能し、その詳細については、ノブ12の揺動動作について後述する際に併せて説明する。
図2(b)は、図2(a)の状態におけるスイッチ装置10の断面図である。図2(b)には、ノブ12のY方向での略中心位置を通り、且つ、Y方向と直交する断面でのスイッチ装置10の構造が示されている。
ノブ12の内部には、一端がノブ12の内側の天井に当接したばね24を内包する押圧部材25が、ばね24の伸縮に伴ってZ方向に移動することができるように、ノブ12に摺動可能に嵌め込まれている。押圧部材25の下端(-Z側端部)は、-Z側に凸となるように支持部材13に設けられた略V字型(山型)の凸部32の+Z側の面である凹面に当接している。ばね24は、操作者が指でノブ12を±R方向それぞれに揺動操作する際に、指に適度な負荷を与える役割を担う。
所定の配線パターンが形成されたプリント配線基板51が基台14に固定されており、プリント配線基板51上には配線パターンに合わせて、所定位置に第1のプッシュロッド52、第2のプッシュロッド及び第3のプッシュロッド54が配置されている。より詳しくは、プリント配線基板51上に接点を備えたラバーコンタクトが配置され、ラバーコンタクト上にプッシュロッドが配置されている。図2(b)においてプリント配線基板51の上面に接した円錐台部(台形部分)がラバーコンタクトであり、プッシュロッドがラバーコンタクトを押圧することにより、ラバーコンタクトに形成された接点がプリント配線基板51上の接点と当接して回路を導通させる。以下の説明では、各プッシュロッドがプリント配線基板51上の接点の切り替えを行う、と表現を簡略化する。
基準状態では、図2(b)には現れていないが、第1のプッシュロッド52の先端(+Z側端部)は、支持部材13に設けられた凸部32の-Z側の面である凸面と接触している(図7(b)参照)。第1のプッシュロッド52は、ノブ12が前位置にあるか後ろ位置にあるかに応じて、プリント配線基板51に設けられた接点(第3の接点)を切り替える部品(第3の切替部材)である。なお、第1のプッシュロッド52の動作の詳細については、ノブ12をX方向でスライドさせる動作について説明する際に併せて説明する。
第2のプッシュロッド53は、ノブ12に対して+R方向への揺動操作がなされた際に、ノブ12によって-Z側へ押し下げられることで、プリント配線基板51に設けられた接点(第1の接点)を切り替える部品(第1の切替部材)である。第3のプッシュロッド54は、ノブ12に対して-R方向への揺動操作がなされた際にノブ12により-Z側へ押し下げられることで、プリント配線基板51に設けられた接点(第2の接点)を切り替える部品(第2の切替部材)である。なお、第2のプッシュロッド53及び第3のプッシュロッド54の構造及び動作の詳細については、ノブ12の揺動動作と併せて後述する。
このようにスイッチ装置10では、1枚のプリント配線基板51に前述の第1乃至第4の動作を実行させるために必要な接点を含む回路が形成されて、プリント配線基板51上に接点を切り替えるプッシュロッドが配置されている。こうして、プリント配線基板の枚数を1枚に抑えることによってコスト削減が可能になる。また、部品点数を削減することが可能になることによってスイッチ装置10の構造を簡素化して、組み立てを容易なものとすることが可能となっている。
図4(a)は、ノブ12の裏面側の構造を示す斜視図である。図4(b)は、基準状態において第2のプッシュロッド53及び第3のプッシュロッド54とノブ12との位置関係を示す斜視図である。
図4(a)に示されるように、ノブ12の内側には、スイッチ装置10に組み込まれた状態でZX面と平行な2枚の壁部26が、Y方向に所定の間隔をもって互いに平行に、ノブ12のY方向中心を通るZX面を挟んで対称となる位置に形成されている。また、図4(b)に示されるように、X方向に並んで配置された一対の第2のプッシュロッド53と第3のプッシュロッド54が1枚の壁部26に当接し、且つ、2枚の壁部26のそれぞれに一対の第2のプッシュロッド53と第3のプッシュロッド54が当接するように、これらの位置関係が設定されている。つまり、1つのノブ12に対して、2本の第2のプッシュロッド53と2本の第3のプッシュロッド54が当接する構造となっている。
こうして、ノブ12のY方向中心を通るZX面を挟んで対称となる位置でノブ12に対して第2のプッシュロッド53及び第3のプッシュロッド54を当接させることにより、ノブ12を±R方向へ揺動操作した際に、ノブ12にX軸と平行な軸まわりの回転(振れ)が生じることを抑制した良好な操作性を得ることができる。
なお、1つのノブ12に対して配置された2本の第2のプッシュロッド53では、ノブ12の裏面に設けられた2箇所の壁部26の形状を変えることによって、ノブ12の揺動角度に対するストローク量が異なっており、これによりダブルアクション機構を実現している。1つのノブ12に対して配置された2本の第3のプッシュロッド54は、2本の第2のプッシュロッド53と同様に構成されている。このようなダブルアクション機構は、周知であるため、詳細な説明は省略する。
続いて、ノブ12が前位置にあってノブ12に対して+R方向への揺動操作がなされた(ノブ12が引き上げられた)状態について説明する。図5(a)は、ノブ12が前位置にあって+R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置10の状態を示す側面図である。図5(b)は、図5(a)の状態におけるスイッチ装置10の断面図であり、図2(b)と同じ位置での断面で表されている。
図2(b)に示したように、基準状態では、押圧部材25の下端は、支持部材13に設けられた略V字型の凸部32の+Z側の面である凹面の底部に当接している。この状態からノブ12に対して+R方向への揺動操作を行うと、押圧部材25の下端が凸部32の凹面の+X側の斜面を滑りながら這い上がり、これに従ってばね24が圧縮される。こうして、ばね24を圧縮するために必要な力が、操作者がノブ12に対して+R方向への揺動操作を行う際の負荷となる。
基台14の揺動規制部40は、+X側から-X側へ向けてX方向に並べて設けられた4箇所の凹部40a1,40b1,40a2,40b2を有する。そして、凹部40a1と凹部40b1の間に凸面40c1が形成され、凹部40a2と凹部40b2の間に凸面40c2が形成されている。
図2(a)に示したように、基準状態(中立状態)では、ノブ12の第1の凸部22と第2の凸部23は共に揺動規制部40に当接していない。図5(a)に示されるように、中立状態のノブ12に対して+R方向への揺動操作が行われると、第1の凸部22が凹部40a2に進入する。ノブ12は、第1の凸部22が凹部40a2に係合するまで(第1の凸部22の先端が凹部40a2の底面に接触するまで)回転することができる。換言すれば、ノブ12は、第1の凸部22の先端が凹部40a2の底面に接触すると、それ以上は回転することができなくなり、こうしてノブ12の+R方向への回転角度(揺動角度)が制限される。また、ノブ12の揺動操作時には、第1の凸部22が凹部40a2に嵌まり込むことによって、ノブ12はX方向にスライドすることができない。つまり、ノブ12に対する操作は、揺動操作とスライド操作のどちらか一方しか行うことができない構成となっており、これにより操作者の意図しない操作を防止することができる。
そして、図5(b)に示されるように、中立状態のノブ12に対して+R方向への揺動操作を行うと、ノブ12の-X側下端部27が第2のプッシュロッド53を-Z方向へ押し下げ、プリント配線基板51に設けられた接点(第1の接点)が第2のプッシュロッド53によりオフからオンへ切り替えられることで、第1の動作が実行される。
続いて、ノブ12が前位置にあってノブ12に対して-R方向への揺動操作がなされた(ノブ12が押し下げられた)状態について説明する。図6(a)は、ノブ12が前位置にあって-R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置10の状態を示す側面図である。図6(b)は、図6(a)の状態におけるスイッチ装置10の断面図であり、図2(b)と同じ位置での断面で表されている。
基準状態にあるノブ12に対して-R方向への揺動操作を行うと、押圧部材25の下端が凸部32の凹面の-X側の斜面を滑りながら這い上がり、これに従ってばね24が圧縮される。こうして、ばね24を圧縮するために必要な力が、操作者がノブ12に対して-R方向への揺動操作を行う際の負荷となる。
ここで、凸部32における+Z側の凹面の-X側の斜面と+X側の斜面のそれぞれの勾配を同じに設定することにより、ばね24が圧縮された際に生じる付勢力の大きさを、基準状態にあるノブ12に対して+R方向への揺動操作を行う場合と-R方向への揺動操作を行う場合とで同等にすることができる。その結果として操作者は、+R方向と-R方向とで同等の負荷を感じて揺動操作を行うことができ、ひいては操作感を高めることが可能になる。但し、これに限られず、ばね24が圧縮された際に生じる付勢力の大きさを、基準状態にあるノブ12に対して+R方向への揺動操作を行う場合と-R方向への揺動操作を行う場合とで意図的に異なるようにしてもよい。
図6(a)に示されるように、中立状態のノブ12に対して+R方向への揺動操作を行うと、第2の凸部23が凹部40a1に進入する。ノブ12は、第2の凸部23が凹部40a1に係合するまで(第2の凸部23の先端が凹部40a1の底面に接触するまで)回転することができる。換言すれば、ノブ12は、第2の凸部23の先端が凹部40a1の底面に接触すると、それ以上は回転することができなくなり、こうしてノブ12の-R方向への回転角度が制限される。
そして、図6(b)に示されるように、中立状態のノブ12に対して-R方向への揺動操作を行うと、ノブ12の+X側下端部28が第3のプッシュロッド54を-Z方向へ押し下げ、プリント配線基板51に設けられた接点(第2の接点)が第3のプッシュロッド54によりオフからオンへ切り替えられることで、第2の動作が実行される。
なお、第1の凸部22と第2の凸部23は同じ突出長さに設定されており、また、凹部40a1と凹部40a2は同じ深さに設定されている。これにより、ノブ12に対して+R方向への揺動操作を行う場合と-R方向への揺動操作を行う場合とで、ノブ12の回転角度を実質的に同じ角度として、操作感を高めることが可能になる。なお、これに限らず、スイッチ装置10の用途に応じて、ノブ12に対して+R方向への揺動操作を行う場合と-R方向への揺動操作を行う場合とでノブ12の回転角度に差を設けてもよい。
次に、ノブ12を前位置から後ろ位置へスライドさせた際の中間状態について説明する。図7(a)は、ノブ12が前位置と後ろ位置の略中間位置にあるスイッチ装置10の状態を示す側面図である。ノブ12に指を掛けて-X方向へ引き込むと、ノブ12と支持部材13が一体となって-X側へスライドする。その際に、ノブ12を+R方向に揺動させる力がノブ12に作用したとしても、第1の凸部22の先端面が凸面40c2に当接することにより、ノブ12の+R方向への回転が規制される。また、ノブ12を-R方向に揺動させる力がノブ12に作用しても、第2の凸部23の先端面が凸面40c1に当接することにより、ノブ12の-R方向への回転が規制される。
こうして、ノブ12を前位置から後ろ位置へスライドさせる際にノブ12の揺動が規制される構造となっているため、操作者は容易にノブ12を前位置から後ろ位置へスライドさせることができる。また、ノブ12を前位置から後ろ位置へスライドさせる間はノブ12の揺動が抑制されているため、第2のプッシュロッド53と第3のプッシュロッド54がそれぞれ-Z方向に押し下げられることはなく、よって、第2のプッシュロッド53と第3のプッシュロッド54によるスイッチングが生じることを防止することができる。
なお、不図示であるが、ノブ12と一体的に前位置から後ろ位置へスライドする支持部材13が後ろ位置へ到達する直前にクリック感が生じるように、支持部材13と基台14に板ばね等を用いた公知のクリック機構が設けられている。このクリック機構により発生するクリック力が支持部材13及びノブ12を介して操作者の指に伝わることによって、操作者はノブ12を後ろ位置へのスライド操作が完了したことを認識することができる。
ここで、ノブ12を前位置から後ろ位置へスライドさせる過程での第1のプッシュロッド52の動作について説明する。図7(b)は、ノブ12を前位置から後ろ位置へスライドさせる過程での第1のプッシュロッド52の動作を説明する模式図である。第1のプッシュロッド52の先端は、ノブ12と一体となってスライドする支持部材13に設けられた凸部32の-Z側の凸面に当接している。
ノブ12(支持部材13)が前位置にある場合には、第1のプッシュロッド52の先端は、凸部32の凸面における麓の部分(-X側端部近傍)に当接している。この状態では、第1のプッシュロッド52は-Z方向に押し下げられておらず、第1のプッシュロッド52が切り替える接点(第3の接点)は、例えばオフの状態に維持されている。
ノブ12が前位置から後ろ位置へ移動する過程で、ノブ12と一体的に支持部材13も移動するため、第1のプッシュロッド52の先端は支持部材13に設けられた凸部32の凸面によって-Z方向に押し下げられていく。なお、ノブ12が前位置と後ろ位置の略中間位置にある状態では、第1のプッシュロッド52が切り替える接点はオフの状態のままになっているものとする。
ノブ12が更に-X方向へ移動して後ろ位置へ到達すると、第1のプッシュロッド52の先端が凸部32の凸面における頂点近傍(X方向中央部)に当接して、第1のプッシュロッド52は-Z方向に大きく押し下げられた状態となり、これによって第1のプッシュロッド52が切り替える接点はオフからオンへ切り替わる。なお、第1のプッシュロッド52が切り替える接点でオン/オフが切り替わる位置は、ノブ12が中間位置と後ろ位置との間を移動する間の任意の位置に設定することができる。
ノブ12の後ろ位置での揺動操作についての詳細は後述するが、前位置と後ろ位置とでノブ12の揺動操作は同等に行われる。そのため、プリント配線基板51には、第1のプッシュロッド52が切り替える接点のオン/オフに応じて異なる動作を行うことができるように回路が形成されている。つまり、第1のプッシュロッド52が切り替える接点がオフの状態(前位置)でノブ12に対して+R方向への揺動操作が行われると第1の動作が実行され、ノブ12に対して同様に+R方向への揺動操作が行われた場合であっても、第1のプッシュロッド52が切り替える接点がオンの状態(後ろ位置)であれば第3の動作が実行される。また、第1のプッシュロッド52が切り替える接点がオフの状態でノブ12に対して-R方向への揺動操作が行われると第2の動作が実行され、同じようにノブ12に対して-R方向への揺動操作が行われた場合であっても、第1のプッシュロッド52が切り替える接点がオンの状態であれば第4の動作が実行される。
次に、ノブ12が後ろ位置に移動した後のスイッチ装置10の動作について説明する。図8(a)は、ノブ12が後ろ位置にあって中立状態にあるスイッチ装置10の側面図である。図8(b)は、図8(a)の状態におけるスイッチ装置10の断面図であり、図2(b)と同じ位置での断面で表されている。
ノブ12が後ろ位置にあり、且つ、±R方向のどちらにも揺動していない状態では、図8(a)に示されるように、基準状態でのノブ12と揺動規制部40との関係と同じく、ノブ12は揺動規制部40には当接していない。但し、ノブ12の第1の凸部22と第2の凸部23がそれぞれ、Z方向において、ノブ12が前位置にある状態では図2(a)に示されるように揺動規制部40の凹部40a2,40a1と対向しているのに対して、ノブ12が後ろ位置にある状態では図8(a)に示されるように揺動規制部40の凹部40b2,40b1と対向している点が異なる。
後ろ位置にあるノブ12から指を離すと、ノブ12と支持部材13は圧縮ばね55の付勢力によって自然に後ろ位置から前位置へ戻るため、後ろ位置でのノブ12の揺動操作は、ノブ12を後ろ位置に保持した状態で行う必要がある。
図9(a)は、ノブ12が後ろ位置にあって+R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置10の状態を示す側面図である。図9(b)は、図9(a)の状態におけるスイッチ装置10の断面図であり、図2(b)と同じ位置での断面で表されている。
ノブ12と支持部材13は一体的に移動するため、ばね24を内包する押圧部材25と支持部材13に設けられた凸部32との位置関係は、ノブ12が前位置から後ろ位置へスライドしても変化しない。よって、ノブ12に対して+R方向への揺動操作を行う際にばね24により生じる操作負荷は、前位置と後ろ位置で変わることはない。これにより、操作者はノブ12に対する+R方向への揺動操作を違和感なく行うことができる。
図9(a)に示されるように、中立状態にあるノブ12に対して+R方向への揺動操作を行うと、第1の凸部22が凹部40b2に進入する。ノブ12は、第1の凸部22が凹部40b2に係合するまで(第1の凸部22の先端が凹部40b2の底面に接触するまで)回転することができる。換言すれば、ノブ12は、第1の凸部22の先端が凹部40b2の底面に接触すると、それ以上は回転することができなくなり、こうしてノブ12の+R方向への回転角度が制限される。
そして、図9(b)に示されるように、中立状態にあるノブ12に対して+R方向への揺動操作が行われると、ノブ12の-X側下端部27が第2のプッシュロッド53を-Z方向へ押し下げる。これにより、第2のプッシュロッド53が切り替える接点(第1の接点)がオンの状態となり、このとき第1のプッシュロッド52が切り替える接点がオフとなっているため、第3の動作の実行が可能になる。
ノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで+R方向への揺動操作での回転角度が異なると、操作者は、ノブ12に対する揺動操作に戸惑うことが予想される。このような問題が生じないように、凹部40b2は凹部40a2と実質的に同じ形状に形成されている。そのため、前位置と後ろ位置のそれぞれでノブ12を+R方向へ揺動させることができる角度は同じとなっており、これにより、操作者はノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで同じ角度だけノブ12を揺動操作すればよく、違和感なく操作を行うことが可能になる。
また、スイッチ装置10では、ノブ12が前位置で+R方向へ揺動操作された場合と後ろ位置で+R方向へ揺動操作された場合とで、第2のプッシュロッド53の押し下げ量を同じにする工夫がなされている。具体的には、例えば図5(b)及び図9(b)に示されるように、第2のプッシュロッド53の上端は、X方向中央部が-Z側に窪み、±X側が+Z側へ突出した構造となっている。ノブ12の-X側下端部27は、ノブ12が前位置にある場合には+X側の凸部53aにのみ当接して第2のプッシュロッド53を押し下げ、ノブ12が後ろ位置にある場合には-X側の凸部53bにのみ当接して第2のプッシュロッド53を押し下げる。これにより、ノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで、第2のプッシュロッド53の押し下げ量を同じとすることが可能となっている。
図10(a)は、ノブ12が後ろ位置にあって-R方向への揺動操作がなされたスイッチ装置10の状態を示す側面図である。図10(b)は、図10(a)の状態におけるスイッチ装置10の断面図であり、図2(b)と同じ位置での断面で表されている。
前述の通り、ばね24を内包する押圧部材25と支持部材13に設けられた凸部32との位置関係は、ノブ12が前位置から後ろ位置へスライドしても変化しない。そのため、ノブ12に対して-R方向への揺動操作を行う際にばね24により生じる操作負荷も、前位置と後ろ位置で変わることはなく、これにより、操作者はノブ12に対する-R方向への揺動操作を違和感なく行うことが可能となる。
図10(a)に示されるように、中立状態にあるノブ12に対して-R方向への揺動操作を行うと、第2の凸部23が凹部40b1に進入する。ノブ12は、第2の凸部23が凹部40b1に係合するまで)第2の凸部23の先端が凹部40b1の底面に接触するまで回転することができる。換言すれば、ノブ12は、第2の凸部23の先端が凹部40b1の底面に接触すると、それ以上は回転することができなくなり、こうしてノブ12の-R方向への回転角度が制限される。
そして、図10(b)に示されるように、中立状態にあるノブ12に対してノブ12に対する-R方向への揺動操作が行われると、ノブ12の+X側下端部28が第3のプッシュロッド54を-Z方向へ押し下げる。これにより、第3のプッシュロッド54が切り替える接点(第2の接点)がオンの状態となり、このとき第1のプッシュロッド52が切り替える接点がオフとなっているため、第4の動作の実行が可能になる。
ノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで-R方向への揺動操作での回転角度が異なると、操作者は、ノブ12に対する揺動操作に戸惑うことが予想される。このような問題が生じないように、凹部40b1は凹部40a1と実質的に同じ形状に形成されている。そのため、前位置と後ろ位置のそれぞれでノブ12を-R方向へ揺動させることができる角度は同じとなっており、これにより、操作者はノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで同じ角度だけノブ12を揺動操作すればよく、違和感なく操作を行うことが可能になる。
また、第2のプッシュロッド53と同様に、第3のプッシュロッド54の押し下げ量は、ノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで同じなるように工夫されている。つまり、例えば図6(b)及び図10(b)に示されるように、第3のプッシュロッド54の上端は、X方向において中央部が-Z側に窪んで、±X側が+Z側へ突出した構造となっている。ノブ12の+X側下端部28は、ノブ12が前位置にある場合には+X側の凸部54aにのみ当接して第3のプッシュロッド54を押し下げ、ノブ12が後ろ位置にある場合には-X側の凸部54bにのみ当接して第3のプッシュロッド54を押し下げる。これにより、ノブ12が前位置にある場合と後ろ位置にある場合とで、第3のプッシュロッド54の押し下げ量を同じとすることが可能となっている。
以上の説明の通り、スイッチ装置10は、操作部材であるノブ12を前位置と後ろ位置との間でスライド可能に配置し、且つ、前位置と後ろ位置での+R方向へのノブ12の揺動操作により第2のプッシュロッド53を動作させて共通の接点(第1の接点)をオン/オフし、また、前位置と後ろ位置での-R方向へのノブ12の揺動操作により第3のプッシュロッド54を動作させて共通の接点(第2の接点)をオン/オフさせるため、構造の簡素化が可能となっている。また、前位置と後ろ位置でのノブ12に対する+R方向への揺動操作での回転角度を同じとし、また、前位置と後ろ位置でのノブ12に対する-R方向への揺動操作での回転角度を同じとしているため、操作感を高めることが可能となっている。更に、ノブ12を前位置と後ろ位置との間でスライド移動させている間はノブ12は揺動することができず、また、ノブ12に対して前位置と後ろ位置でそれぞれ揺動操作を行っている間はノブ12はスライドすることがないため、操作者はスライド操作と揺動操作とを明確に区別して実行することが可能となっている。
次に、前位置及び後ろ位置でノブ12が揺動操作された場合に実行される第1乃至第4の動作の具体例について説明する。ここでは、スイッチ装置10を車両のウィンドウ開閉に適用した場合を取り上げる。
スイッチ装置10は、右ハンドル車両の運転席側のドアトリムに+X方向を車両前方に向けて装備されているものとし、Y方向に並んだ2つのノブ12のうちのウィンドウ側(-Y側)のノブ12が操作されるものとする。また、車両の制御装置は、スイッチ装置10からの出力信号(第1乃至第3の接点のオン/オフの状態)に応じてウィンドウの開閉を制御する。
制御装置は、第1のプッシュロッド52が切り替える接点でのオン/オフの切り替えに応じて、ノブ12に対する揺動操作が前方座席のウィンドウに対する操作か後方座席のウィンドウに対する操作かを判定する。ここで、前述したように、1つのノブ12に対して2本ずつ配置された第2のプッシュロッド53と第3のプッシュロッド54はダブルアクション機構を構成している。よって、ノブ12を前位置で+R方向へ揺動させると、運転席横の右前側ウィンドウを、第1の角度でマニュアルで閉じる動作が行われ、第1の角度よりも大きい第2の角度で自動で閉じる動作が行われる。このように、スイッチ装置10では、第1の動作に2種類の異なる動作を割り当てることが可能となっている。
同様に、ノブ12を前位置で-R方向へ揺動させると、右前側ウィンドウを、第1の角度でマニュアルで開く動作が行われ、第2の角度で自動で開く動作が行われる。また、ノブ12を後ろ位置で+R方向へ揺動させると、運転席後ろの後部座席右横のウィンドウを、第1の角度でマニュアルで閉じる動作が行われ、第1の角度よりも大きい第2の角度で自動で閉じる動作が行われる。そして、ノブ12を後ろ位置で-R方向へ揺動させると、後部座席右横のウィンドウを、第1の角度でマニュアルで開く動作が行われ、第2の角度で自動で開く動作が行われる。
ノブ12に対する揺動操作及びスライド操作に対して、これらの第1乃至第4の動作を紐付けした場合、ノブ12に対する操作方向とウィンドウの動作方向とが略一致するため、運転手は直感的に操作を行うことができる。
スイッチ装置10の適用例は、車両のウィンドウ開閉装置に限定されるものではなく、例えば、車両に搭載されたサンルーフの開閉動作とチルト動作、複数のブラインドやカーテン、シャッタ等が並べて装備された大規模建築物等でのこれらの開閉動作、製造(加工)装置でのワーク(被加工物)の移動等を行う用途にも適用が可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にある種々の形態も本発明に含まれる。例えば、上記実施形態では、1つのノブ12に対して設けられた2本の第2のプッシュロッド53でダブルアクション機構を構成したが、これに限られず、シングルアクション機構として構成されていてもよい。その場合、例えば、2本の第2のプッシュロッド53をそれぞれ、ノブ12が所定の角度に揺動操作されて-Z方向へ押下された際に、同じ信号を発生させるスイッチとして機能させてもよい。これにより、2つの第2のプッシュロッド53のうち一方がスイッチとして機能しなくなる事態が生じても、他方がスイッチとして機能することで、機能不全となる事態の発生を抑制することができる。このことは、2本の第3のプッシュロッド54についても同様である。
また、ノブ12の操作感の向上のみを目的として、1つのノブ12に対して配置される2本の第2のプッシュロッド53のうちの1本と2本の第3のプッシュロッド54のうちの1本を、スイッチとして機能しないダミーとしてもよい。更に、2本の第2のプッシュロッド53のうち1本をダミーにすると共に、押し込まれるストロークに応じて2段階でスイッチが入るダブルアクションスイッチを用いることにより、別の1本のみでダブルアクション機構を構成することも可能である。2本の第3のプッシュロッド54についても、同様に構成することができる。
10 スイッチ装置
12 ノブ
13 支持部材
14 基台
22 第1の凸部
23 第2の凸部
25 押圧部材
40 揺動規制部
51 プリント配線基板
52 第1のプッシュロッド
53 第2のプッシュロッド
54 第3のプッシュロッド

Claims (14)

  1. 基台と、
    前記基台に第1の位置と第2の位置との間をスライド可能に配置された支持部材と、
    前記支持部材に第1の方向と第2の方向へ揺動可能に軸支された操作部材と、
    少なくとも第1の接点と第2の接点が設けられたプリント配線基板と、
    前記第1の位置と前記第2の位置での前記操作部材の前記第1の方向への揺動に応じて前記第1の接点のオン/オフを切り替える第1の切替部材と、
    前記第1の位置と前記第2の位置での前記操作部材の前記第2の方向への揺動に応じて前記第2の接点のオン/オフを切り替える第2の切替部材と、を備えるスイッチ装置。
  2. 前記操作部材が前記第1の方向へ揺動操作された際に前記第1の切替部材を前記プリント配線基板に向けて押し込むことで前記第1の切替部材は前記第1の接点のオン/オフを切り替え、
    前記第1の切替部材が前記操作部材により前記プリント配線基板へ向けて押し込まれるストローク量は前記第1の位置と前記第2の位置とで同じである請求項1に記載のスイッチ装置。
  3. 前記操作部材が前記第1の位置にある場合と前記第2の位置にある場合とで、前記第1の切替部材において前記操作部材と当接する位置が異なることにより、前記ストローク量が前記第1の位置と前記第2の位置とで同じである請求項2に記載のスイッチ装置。
  4. 前記操作部材が前記第2の方向へ揺動操作された際に前記第2の切替部材を前記プリント配線基板に向けて押し込むことで前記第2の切替部材は前記第2の接点のオン/オフを切り替え、
    前記第2の切替部材が前記操作部材により前記プリント配線基板へ向けて押し込まれるストローク量は前記第1の位置と前記第2の位置とで同じである請求項2に記載のスイッチ装置。
  5. 前記操作部材が前記第1の位置にある場合と前記第2の位置にある場合とで、前記第2の切替部材において前記操作部材と当接する位置が異なることにより、前記ストローク量が前記第1の位置と前記第2の位置とで同じである請求項4に記載のスイッチ装置。
  6. 前記操作部材が前記第1の方向へ揺動可能な角度が前記第1の位置と前記第2の位置とで同じである請求項1に記載のスイッチ装置。
  7. 前記操作部材が前記第2の方向へ揺動可能な角度が前記第1の位置と前記第2の位置とで同じである請求項6に記載のスイッチ装置。
  8. 前記基台は、前記操作部材が前記第1の方向と前記第2の方向へそれぞれ揺動操作された際に前記操作部材と当接することにより前記操作部材の揺動を規制する揺動規制部を備える請求項6又は7に記載のスイッチ装置。
  9. 前記操作部材は、前記支持部材のスライド方向において所定の間隔をもって前記基台に向けて突出するように形成された第1の凸部と第2の凸部を有し、
    前記揺動規制部は、前記操作部材が前記第1の位置にある場合と前記第2の位置にある場合のそれぞれにおいて、前記操作部材が前記第1の方向へ揺動操作された際に前記第1の凸部と係合して前記操作部材の前記第1の方向への揺動を規制する凹部と、前記操作部材が前記第2の方向へ揺動操作された際に前記第2の凸部と係合して前記操作部材の前記第2の方向への揺動を規制する凹部と、を有する請求項8に記載のスイッチ装置。
  10. 前記揺動規制部は、前記操作部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間にある場合に前記第1の凸部および前記第2の凸部と当接して前記第1の方向と前記第2の方向への揺動を規制する凸面を隣接する前記凹部の間に有する請求項9に記載のスイッチ装置。
  11. 前記基台は、前記操作部材が前記第1の位置と前記第2の位置とでそれぞれ揺動操作が行われている際に、前記操作部材と当接することにより前記操作部材の前記第1の位置と前記第2の位置との間のスライドを規制するスライド規制部を備える請求項6又は7に記載のスイッチ装置。
  12. 前記操作部材は、前記支持部材のスライド方向において所定の間隔をもって前記基台に向けて突出するように形成された第1の凸部と第2の凸部を有し、
    前記スライド規制部は、前記操作部材が前記第1の位置にある場合と前記第2の位置にある場合のそれぞれにおいて、前記操作部材が前記第1の方向へ揺動操作された際に前記第1の凸部と係合して前記操作部材の前記スライド方向への移動を規制する凹部と、前記操作部材が前記第2の方向へ揺動操作された際に前記第2の凸部と係合して前記操作部材の前記スライド方向への移動を規制する凹部と、を有する請求項11に記載のスイッチ装置。
  13. 前記スライド規制部は、前記操作部材が前記第1の位置と前記第2の位置との間にある場合に前記第1の凸部および前記第2の凸部と当接して前記第1の方向と前記第2の方向への揺動を規制する凸面を隣接する前記凹部の間に有する請求項12に記載のスイッチ装置。
  14. 前記プリント配線基板は第3の接点を備え、
    前記操作部材と前記支持部材が前記第1の位置にあるか又は前記第2の位置にあるかに応じて前記第3の接点のオン/オフを切り替える第3の切替部材を備える請求項1乃至13のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
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