JP2022101896A - 屋根の補修方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】構造物の屋根の表面の補修を容易に、かつ、長期間可能な屋根の補修方法を提供する。【解決手段】構造物の屋根の表面に補修シートを貼り付ける屋根の補修方法であって、前記補修シートは、前記構造物の屋根の表面側に設けられるポリマーセメント硬化層と、該ポリマーセメント硬化層上に設けられた樹脂層とを備えることを特徴とする屋根の補修方法。【選択図】図1

Description

本発明は、住宅やビル等の構造物の屋根の補修方法に関する。さらに詳しくは、耐久性が非常に高く補修状態を長期間維持できる補修シートを用いた屋根の補修方法に関する。
一般住宅や商業ビルなどの構造物の屋根は、スレート屋根、金属製の屋根、ガルバリウム鋼板(登録商標)製の屋根、陸屋根(「りくやね」もしくは「ろくやね」)と呼ばれるものを含む、コンクリート製の屋根等様々知られているが、長期間風雨に曝されることによる劣化や台風等の災害による破損が生じると雨漏りの原因となることがあった。
構造物の屋根の劣化や破損が生じたときには応急処あるが、現在構造物の屋根の応急処置としては、例えば、図4に示したように、屋根30の破損個所を被うようにブルーシート31を置き、重りとして複数の土嚢32をブルーシート31の上に配置する方法が一般的である。
また、土嚢32のような重りを用いてブルーシート31を配置する方法以外に、例えば、特許文献1や特許文献2等には、水を入れた袋を用いてブルーシートを固定する方法が提案されている。
実用新案登録第3225057号公報 実用新案登録第3116572号公報
しかしながら、従来のブルーシート31を用いた屋根の補修では、ブルーシート31のシワを防ぐことは難しく、また、屋根の表面は平坦でないことが通常であるので、ブルーシート31と屋根との間に隙間存在し、この隙間からの水の侵入を防止できないという問題があった。
また、通常、ブルーシートの耐候性は余り高くないため1年ほどで劣化して張り替えをする必要があった。
本発明は、このような従来の現状に鑑みてなされたものであり、その目的は、構造物の屋根の表面の補修を容易に、かつ、長期間維持可能な屋根の補修方法を提供することにある。
本発明者らは、構造物の屋根の表面の補修方法について鋭意検討した結果、構造物の屋根の表面にブルーシートに代えて補修シートを貼り付けることで屋根との間の隙間を無くすことができ、更に該補修シートに屋根の特性に応じた性能を付与すること、具体的には、スレート屋根等に生じたひび割れや膨張に追従できる追従性、水や塩化物イオン等の劣化因子を浸透させない防水性、遮塩性、中性化阻止性、及び、屋根中の水分を水蒸気として排出できる水蒸気透過性等をさらに備えるとともに、補修シート自身の強度を担保する層を設けることを実現し、本発明を完成させた。そして、この技術思想は、構造物の屋根以外の部材、例えば、構造物の壁、軒、塀、門柱、門扉、門屋根等に対しても補修シートを用いた補修方法として応用可能である。
本発明に係る屋根の補修方法は、構造物の屋根の表面に補修シートを貼り付ける屋根の補修方法であって、前記補修シートは、前記構造物の屋根の表面側に設けられるポリマーセメント硬化層と、該ポリマーセメント硬化層上に設けられた樹脂層とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、基材や補強部材を含まない層だけで構成された補修シートを使用するので、構造物の屋根の補修カ所に容易に貼り合わせることができる。その結果、屋根と補修シートとの間の隙間を無くすことができ、また、ブルーシートを配置する作業と変わらない程度の工期で簡便に本格的な修繕に準ずる補修ができる。
具体的には、本発明の屋根の補修方法では、まず補修部分を水などで洗浄した後、接着剤または接着機能を有するプライマーをローラー等で補修部に塗工し、補修シートを適切なサイズにカットして補修部分に順次貼り付けてゆくだけで修理が完了する。本発明で用いる補修シートは湿潤環境下でも貼り付けが可能であるので、乾燥工程が不要であるので、短期で施工ができる、また補修シートがポリマーセメント硬化層と、該ポリマー硬化層上に設けた樹脂層とをそなえた構成であるので長期に亘って雨漏り等を防止することができ、構造物の屋根を長期にわたって保護することができる。
なお、上記補修シートは、構造物の屋根側に設けられるポリマーセメント硬化層と屋根との密着性等に優れ、ポリマーセメント硬化層上に設けられる樹脂層に、防水性、遮塩性、中性化阻止性等に優れる性能を付与できる。
また、上記補修シートは工場の生産ラインでの塗工工程と乾燥工程により量産できるので、本発明によると、低コスト化、現場での作業工期の大幅削減、構造物の屋根の長期保護を実現することができる。
また、本発明に係る補修シートによる屋根の補修は、従来のブルーシートを配置する方法が一時的に風雨をしのぐ方法であったのとは本質的に異なり、従前に比べて極めて簡便な作業によって長期間耐久し得る補修をし得る。なぜならば、本発明に係る補修シートは、耐水性、塩分の遮断性に優れるので屋根材料を侵す物質から屋根材を守り、また適度な水蒸気透過性を有するが、その水蒸気透過性が屋根材に含む余分な水分を外界に放出し、腐食を防いだり錆を抑制したりするからである。
本発明に係る屋根の補修方法において、前記ポリマーセメント硬化層は、セメント成分及び樹脂を含有する層であって、樹脂が10重量%以上、40重量%以下含有されていてもよい。さらに好ましくは樹脂が20重量%以上、30重量%以下であることが望ましい。
この発明によれば、セメント成分と樹脂成分との比率を制御することでポリマーセメント硬化層を形成しやすくなると共に、ポリマーセメント硬化層は追従性に優れた相溶性のよい層となりやすいので、層自体の密着性が改善される傾向となる。さらに、構造物の屋根側のポリマーセメント硬化層が含有するセメント成分は屋根との密着性を高めるように作用する。
本発明に係る屋根の補修方法において、前記構造物の屋根の表面に接着剤を塗布した後に前記補修シートを貼り合わせることが望ましい。
この発明によれば、基材や補強部材を含まない層だけで構成された補修シートを使用するので、構造物の屋根の表面に容易に貼り合わせることができる。その結果、熟練した作業者でなくても構造物の屋根の表面に強度に優れた補修シートを安定して設けることができ、工期を大幅に削減できるとともに、構造物の屋根を長期にわたって保護することができる。
本発明に係る屋根の補修方法において、前記構造物の屋根と前記接着剤との間に下塗り層を設けてもよい。
この発明によれば、構造物の屋根と接着剤との間に設ける下塗り層は、相互の密着を高めるように作用するので、補修シートにより長期間安定して構造物の屋根を保護することができる。
本発明によれば、構造物の屋根の表面の補修を容易に、かつ、長期間可能な補修シートを用いた屋根の補修方法を提供することができる。特に、補修シートに構造物の屋根の特性に応じた性能を付与し、屋根に生じたひび割れや膨張に追従させること、構造物の屋根に水や塩化物イオン等の劣化因子を浸透させないようにすること、構造物の屋根中の水分や劣化因子を排出できる透過性を持たせること、強度を向上させること等を実現した補修シートを用いた屋根の補修方法を提供することができる。さらに、施工現場において、雨漏れ修理用の塗料にて、手塗りで層を複数積層する方法と比較して品質の安定性、均一性を改善できる利点を有する。
本発明に係る屋根の補修方法の説明図である。 (A)、(B)は、本発明に用いる補修シートの一例を示す断面構成図である。 (A)~(C)は、本発明に係る屋根の補修方法の説明図である。 従来の屋根の補修方法の説明図である。
以下、本発明に係る屋根の補修方法について図面を参照しつつ説明する。なお、本発明は、その技術的特徴を有する限り各種の変形が可能であり、以下の説明及び図面の形態に限定されない。
本発明は、構造物の屋根の表面に補修シートを貼り付ける屋根の補修方法(以下、本発明の補修方法ともいう)である。
すなわち、図1は、本発明の屋根の補修方法の説明図であるが、図1に示したように、本発明では、屋根10の表面に補修シート1を貼り付ける工程を有する。
屋根10の表面への補修シート1の貼り付け方法としては、図1に示したように屋根10の表面の一部に貼り付けてもよいし、屋根10の全面に貼り付けてもよく、補修の必要な部分の大きさに合わせて適宜決定すればよい。
以下、各構成要素について説明する。
[屋根]
本発明の補修方法における屋根を有する構造物としては特に限定されず、一般家屋や、体育館、病院、公共施設等の大型構造物等が挙げられる。
上記構造物の屋根の形状も特に限定されず、切り妻、寄棟、方形、陸屋根、片流れ、招き屋根、かまぼこ屋根等任意の形状が挙げられる。
また、上記構造物の屋根としては、具体的には、例えば、スレート屋根、ガルバリウム鋼板(登録商標)製の屋根、トタン屋根(亜鉛メッキ鋼板製屋根)、鉄に塗料を塗布した金属製の屋根、陸屋根(「りくやね」もしくは「ろくやね」)と呼ばれるものを含む、コンクリート製の屋根等が挙げられる。
なお、スレートとは、セメント層上に設けられた無機化粧(セメント)層上に無機彩石層を介して無機系塗料が塗布された構成を有し、シンプルな見た目と豊富な色を有し、軽く安価であることから広く一般家屋の屋根材として使用されている。しかし、スレート屋根は、ガルバリウム鋼板(登録商標)製の屋根等と比較して割れやすく耐久性や防水性が他の材料からなる屋根と比較して低く破損等の問題が生じやすいため、特に本発明に係る屋根の補修方法に好適な屋根である。
以下の説明では構造物の屋根のことを「スレート屋根等」ともいう。
上記構造物の屋根の表面は平坦であってもよく、一般的なスレート屋根等が有する程度の凹凸を有するものであってもよい。なかでも、本発明の補修方法は、特定の構成の補修シート用いて構造物の屋根の補修をするため、該構造物の屋根がスレート屋根等の表面が凹凸を有するものであっても隙間が形成されることがない。
また、構造物の屋根に補修シートを適用することで、構造物の屋根に生じたひび割れや膨張に追従でき、構造物の屋根の内部に水や塩化物イオン等の劣化因子を浸透させず、構造物の屋根の中の水分を水蒸気として排出できる、という格別の利点がある。特にスレート屋根や前記した陸屋根においては、雨水を蓄積しやすい素材であるため、水蒸気の排出能は材料の劣化防止に対する効果が大きい。
[補修シート]
図2に示すように、本発明に用いる補修シート1は、構造物の屋根に設けられるポリマーセメント硬化層2と、ポリマーセメント硬化層2上に設けられた樹脂層3とを備えている。このポリマーセメント硬化層2と樹脂層3の両層は、それぞれ、単層で形成されてもよいし積層として形成されてもよい。また、求められる性能によっては、ポリマーセメント硬化層2と樹脂層3との間に別の層を設けてもよい。
本発明で用いる補修シート1の施工時の形態としては、枚葉状であってもよいし、図1に示したようにロール状であってもよい。図1のようにロール状である場合、必要な長さを引き出してカットすることで、補修が必要な部分に必要大きさの補修シート1を貼り付けることができる。
なお、補修シート1の大きさとしては特に限定されず、従来のブルーシートの代替が可能な大きさに適宜調整できる。
本発明で用いる補修シート1は、厚さ分布が±100μm以内であることが好ましい。この補修シート1は、厚さ分布が上記範囲内であることで、熟練した作業者でなくても厚さバラツキの小さい層を構造物の屋根の表面に安定して設けることができる。また、厚さ分布を上記範囲内に制御することによって、構造物の屋根の補強を均一に行いやすくなる。
構造物の屋根側に設けられたポリマーセメント硬化層2は、構造物の屋根との密着性等に優れ、ポリマーセメント硬化層2上に設けられた樹脂層3は、防水性、遮塩性、中性化阻止性等の性質を付与できる。
また、補修シート1は工場の生産ラインでの塗工工程と乾燥工程により量産できるので低コスト化、現場での作業工期の大幅削減、構造物の屋根の長期保護を実現することができる。その結果、構造物の屋根の表面に貼り合わせる際の工期を大幅に削減できるとともに構造物の屋根を長期にわたって保護することができる。
以下、補修シート1の各構成要素の具体例について詳しく説明する。
(ポリマーセメント硬化層)
ポリマーセメント硬化層2は、構造物の屋根側に配置される層である。このポリマーセメント硬化層2は、例えば、図2(A)に示すように重ね塗りしない単層であってもよいし、図2(B)に示すように重ね塗りした積層であってもよい。単層とするか積層とするかは、全体厚さ、付与機能(追従性、構造物の屋根への接着性等)、工場の製造ライン、生産コスト等を考慮して任意に設定され、例えば製造ラインが短くて単層では所定の厚さにならない場合は、2層以上重ね塗りして形成することができる。なお、例えば2層の重ね塗りは、1層目の層を乾燥した後に2層目の層を形成する。
また、ポリマーセメント硬化層2は、性質の異なるもの同士が積層された構成であってもよい。例えば、樹脂層3側に樹脂成分の割合をより高めた層とすることで、樹脂成分の高い層が樹脂層と接着し、セメント成分の高い層が電柱と接着することとなり両者に対する接着性が極めて優れたものとなる。
ポリマーセメント硬化層2は、セメント成分を含有する樹脂(樹脂成分)を塗料状にした、この塗料を塗工して得られる。
上記セメント成分としては、各種のセメント、酸化カルシウムからなる成分を含む石灰石類、二酸化ケイ素を含む粘度類等を挙げることができる。なかでもセメントが好ましく、例えば、ポルトランドセメント、アルミナセメント、早強セメント、フライアッシュセメント等を挙げることができる。いずれのセメントを選択するかは、ポリマーセメント硬化層2が備えるべき特性に応じて選択され、例えば、電柱への追従性の程度を考慮して選択される。特に、JIS R5210に規定されるポルトランドセメントを好ましく挙げることができる。
上記樹脂成分としては、アクリル樹脂、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、フッ素樹脂、柔軟エポキシ樹脂系、ポリブタジエンゴム系、ゴム特性を示すアクリル系樹脂(例えばアクリル酸エステルを主成分に持つ合成ゴム)等を挙げることができる。こうした樹脂成分は、後述の樹脂層3を構成する樹脂成分と同じものであることが、ポリマーセメント硬化層2と樹脂層3との密着性を高める観点から好ましい。
上記樹脂成分の含有量としては、使用する材料等に応じて適宜調整されるが、好ましくはセメント成分と樹脂成分との合計に対して10質量%以上、40重量%以下である。10重量%未満であると、樹脂層に対する接着性の低下やポリマーセメント硬化層を層として維持することが難しくなる傾向となることがあり、40重量%を超えると、構造物の屋根に対する接着性が不十分となることがある。上記観点から上記樹脂成分の含有量の好ましい範囲は10重量%以上、40重量%以下であるが、より好ましくは20重量%以上、30重量%以下である。
ポリマーセメント硬化層2を形成するための塗料は、セメント成分と樹脂成分とを溶媒で混合した塗工液である。樹脂成分については、エマルジョンであることが好ましい。例えば、アクリル系エマルションは、アクリル酸エステル等のモノマーを乳化剤を使用して乳化重合したポリマー微粒子であり、一例としては、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの一種以上を含有する単量体又は単量体混合物を、界面活性剤を配合した水中で重合してなるアクリル酸系重合物エマルジョンを好ましく挙げることができる。
上記アクリル系エマルションを構成するアクリル酸エステル等の含有量は特に限定されないが、20~100質量%の範囲内から選択される。また、界面活性剤も必要に応じた量が配合され量も特に限定されないが、エマルジョンとなる程度の界面活性剤が配合される。
ポリマーセメント硬化層2は、その塗工液を離型シート上に塗布し、その後に溶媒(好ましくは水)を乾燥除去することで形成される。例えば、セメント成分とアクリル系エマルジョンとの混合組成物を塗工液として使用し、ポリマーセメント硬化層2を形成する。なお、上記離型シート上には、ポリマーセメント硬化層2を形成した後に樹脂層3を形成してもよいが、離型シート上に樹脂層3を形成した後にポリマーセメント硬化層2を形成してもよい。
ポリマーセメント硬化層2の厚さは特に限定されないが、構造物の屋根の状態(破損状況)、形状等によって任意に設定される。具体的なポリマーセメント硬化層の厚さとしては、例えば、0.5mm~1.5mmの範囲とすることができる。一例として1mmの厚さとした場合は、その厚さバラツキは、±100μm以内となることが好ましい。こうした精度の厚さは、現場での塗工では到底実現できないものであり、工場の製造ラインで安定して塗工されることにより実現することができる。なお、1mmより厚い場合でも、厚さバラツキを±100μm以内とすることができる。また、1mmよりも薄い場合は、厚さバラツキをさらに小さくすることができる。
このポリマーセメント硬化層2は、セメント成分の存在により、後述の樹脂層3に比べて水蒸気が容易に透過する。ポリマーセメント硬化層2の好ましい水蒸気透過率は、例えば20~60g/m・day程度である。さらに、セメント成分は、例えばコンクリートを構成するセメント成分との相溶性がよく、構造物の屋根表面との密着性に優れたものとすることができる。また、図3に示すように、屋根21の表面に下塗り層22と接着剤23が順に設けられている場合にも、セメント成分を含有するポリマーセメント硬化層2が接着剤23に密着性よく接着する。また、このポリマーセメント硬化層2は、延伸性があるので、屋根21にひび割れや膨張が生じた場合であっても、構造物の屋根の変化に追従することができる。
(樹脂層)
樹脂層3は、図3(C)に示すように、屋根21とは反対側に配置されて、表面に現れる層である。この樹脂層3は、例えば、図2(A)に示すように単層であってもよいし、図2(B)に示すように少なくとも2層からなる積層であってもよい。単層とするか積層とするかは、全体厚さ、付与機能(防水性、遮塩性、中性化阻止性、水蒸気透過性等)、工場の製造ラインの長さ、生産コスト等を考慮に設定され、例えば製造ラインが短くて単層では所定の厚さにならない場合は、2層以上重ね塗りして形成することができる。なお、重ね塗りは、1層目の層を乾燥した後に2層目の層を塗工する。2層目の層は、その後乾燥される。
樹脂層3は、柔軟性を有し、構造物の屋根表面に発生したひび割れや亀裂に追従できるとともに防水性、遮塩性、中性化阻止性及び水蒸気透過性に優れた樹脂層を形成できる塗料を塗工して得られる。樹脂層3を構成する樹脂としては、ゴム特性を示すアクリル系樹脂(例えばアクリル酸エステルを主成分に持つ合成ゴム)、アクリルウレタン樹脂、アクリルシリコーン樹脂、フッ素樹脂、柔軟エポキシ樹脂、ポリブタジエンゴム等を挙げることができる。この樹脂材料は、前記したポリマーセメント硬化層2を構成する樹脂成分と同じものであること好ましい。特にゴム等の弾性膜形成成分を含有す樹脂であることが好ましい。
これらのうち、ゴム特性を示すアクリル系樹脂は、安全性と塗工性に優れている点で、アクリルゴム系共重合体の水性エマルションからなることが好ましい。なお、エマルション中のアクリルゴム系共重合体の割合は例えば30~70質量%である。アクリルゴム系共重合体エマルションは、例えば界面活性剤の存在下で単量体を乳化重合することにより得られる。界面活性剤は、アニオン系、ノニオン系、カチオン系のいずれもが使用できる。
樹脂層3を形成するための塗料は、樹脂組成物と溶媒との混合塗工液を作製し、その塗工液を離型シート上に塗布し、その後に溶媒を乾燥除去することで、樹脂層3を形成する。溶媒は、水又は水系溶媒であってもよいし、キシレン・ミネラルスピリット等の有機系溶媒であってもよい。後述の実施例では、水系溶媒を用いており、アクリル系ゴム組成物で樹脂層3を作製している。なお、離型シート上に形成される層の順番は制限されず、例えば、上記のとおり樹脂層3、ポリマーセメント硬化層2の順番であってもよいし、ポリマーセメント硬化層2、樹脂層3の順番であってもよい。もっとも、離型シート上に樹脂層3を形成し、その後にポリマーセメント硬化層2を形成することが好ましい。
樹脂層3の厚さは、屋根21の状態(破損状況)、形状等によって任意に設定される。一例としては、50~150μmの範囲内のいずれかの厚さとし、その厚さバラツキは、±50μm以内とすることが好ましい。こうした精度の厚さは、現場での塗工ではとうてい実現できないものであり、工場の製造ラインで安定して実現することができる。
この樹脂層3は、高い防水性、遮塩性、中性化阻止性を有するが、水蒸気は透過することが好ましい。樹脂層3の水蒸気透過率としては、例えば、補修シート1の水蒸気透過率が10~50g/m・dayとなるように適宜調整することが望ましい。こうすることにより、補修シート1に高い防水性、遮塩性、中性化阻止性と所定の水蒸気透過性を持たせることができる。さらに、ポリマーセメント硬化層2と同種の樹脂成分で構成されることにより、ポリマーセメント硬化層2との相溶性がよく、密着性に優れたものとすることができる。水蒸気透過性は、JIS Z0208「防湿包装材料の透湿度試験方法」に準拠して測定した。
また、樹脂層3は、本発明で用いる補修シート1のカラーバリエーションを豊富にできる観点から顔料を含有していてもよい。
また、樹脂層3は、無機物を含有していてもよい。無機物を含有することで樹脂層3に耐擦傷性を付与することができる。上記無機物としては特に限定されず、例えば、シリカ、アルミナ、チタニア等の金属酸化物粒子等従来公知の材料が挙げられる。
更に、樹脂層3は、公知の防汚剤を含有していてもよい。本発明で用いられる補修シートは、通常屋外に設置される構造物の屋根の補修に用いられるため、樹脂層3は汚染されることが多いが、防汚剤を含有することで補修シートが汚染されることを好適に防止できる。
また、樹脂層3は様々な機能を付与できる添加剤を含有していてもよい。このような添加剤としては、例えば、セルロールナノファイバー、等が挙げられる。
(その他の構成)
作製された補修シート1は、ポリマーセメント硬化層2と樹脂層3との一方の面に離型シートを備えてもよい。離型シートは、例えば、施工現場への移送の際に補修シート1の表面を保護することができ、施工現場では、対象となる屋根21の上(又は下塗り層22又は接着層23を介して)離型シートを貼り付けたままの補修シート1を接着し、その後離型シートを剥がすことで、施工現場での作業性が大きく改善される。なお、離型シートは、補修シート1の生産工程で利用する工程紙であってもよいし、ポリエチレンテレフタレートフィルム等の保護フィルムを貼り付けてもよい。
離型シートとして使用される工程紙は、製造工程で使用される従来公知のものであれば、その材質等は特に限定されない。例えば、公知の工程紙と同様、ポリロピレンやポリエチレン等のオレフィン樹脂層やシリコンを含有する層を有するラミネート紙等を好ましく挙げることができる。その厚さも特に限定されないが、製造上及び施工上、取り扱いを阻害する厚さでなければ例えば50~500μm程度の任意の厚さとすることができる。
以上説明した補修シート1は、屋根21を長期にわたって保護することができる。特に、補修シート1に屋根21の特性に応じた性能を付与し、屋根21に生じたひび割れや膨張に追従させること、屋根21に水や塩化物イオン等の劣化因子を浸透させないようにすること、屋根21中の水分や劣化因子を排出できる透過性を持たせることができる。そして、こうした補修シート1は、工場で製造できるので、特性の安定した高品質のものを量産することができる。その結果、職人の技術に寄らずに施工でき、工期の短縮と労務費の削減を実現できる。
更に、樹脂層3の表面に意匠性を付与することもできるので、補修シート1を屋根21に貼り付けることで意匠性も付与することもできる。なお、上記意匠性付与方法としては特に限定されず公知の方法で凹凸形状を設けたり、印刷により意匠を付与したりする方法が挙げられる。
本発明に係る屋根の補修方法は、図3に示すように、屋根21の表面に補修シート1を貼り付ける。
本発明では、構造物の屋根の表面に接着剤23を塗布した後に補修シート1を貼り合わせることが好ましい。この施工方法は、屋根21の表面に補修シート1を容易に貼り合わせることができる。その結果、熟練した作業者でなくとも厚さのバラツキの小さい層で構成された補修シート1を、屋根21に設けることができ、工期を大幅に削減できるとともに、屋根21を長期にわたって保護することができる。
図3は、補修シート1の貼付け方法の説明図である。
図3(A)に示すように、屋根21の表面に下塗り層22を形成することが好ましい。下塗り層22は、エポキシ樹脂等の樹脂と溶媒とを混合した塗工液を、屋根21に塗工し、その後、塗工液中の溶媒を揮発乾燥させて形成することができる。このときの溶媒としては水等を挙げることができる。下塗り層22の厚さは特に限定されないが、例えば100~150μmの範囲内とすることができる。屋根21と接着剤23との間に設ける下塗り層22は、相互の密着を高めるように作用するので、補修シート1は、長期間安定して屋根21を保護することができる。なお、屋根21に生じたひび割れや欠損には、それを補修した後に下塗り層22を設けることが好ましい。また、補修は特に限定されないが、通常セメントモルタルやエポキシ樹脂等が使われる。
下塗り層22を形成した後、図3(B)に示すように、接着剤23を塗布することが好ましい。塗布した接着剤23は、乾燥させることなく、図3(C)に示すように、その上に補修シート1を貼り合わせることが好ましい。
接着剤23としては、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、ゴム特性を示すアクリル系樹脂(例えばアクリル酸エステルを主成分に持つ合成ゴム)を用いた接着剤等を挙げることができる。なかでも、補修シート1のポリマーセメント硬化層2を構成する樹脂成分と同種の樹脂成分からなる23は、ポリマーセメント硬化層2との接着強度が高くなるのでより好ましい。接着剤23の厚さは特に限定されない。接着剤23は、通常、刷毛塗り又はスプレー塗り等の手段で塗布した後に時間経過によって自然乾燥させて硬化する。
なお、上記接着剤の材料の選択によっては下塗り層の存在は必須ではなく、1層の接着剤のみを介して構造物の屋根の表面に補修シートを貼り付けることも可能である。
実施例と比較例により本発明をさらに具体的に説明する。
(製造例1)
PPラミネート紙からなる厚さ130μmの離型シートを用意し、該離型シート上に樹脂層を以下の方法で形成した。
まず、アクリルシリコーン樹脂60質量部と、二酸化チタン25質量部と、酸化第二鉄10質量部と、カーボンブラック5質量部とを含有するエマルジョン組成物を準備した。このエマルジョン組成物を上記離型シート上に塗布した後、加熱処理をしてこれを硬化させて、樹脂層を形成した。樹脂層の厚さは0.1mmとなるようにした。
次に、樹脂層の上にポリマーセメント硬化層を形成した。
具体的には、セメント混合物を45質量部含む水系のアクリルエマルジョンをポリマーセメント硬化層形成用組成物として準備した。ここで、セメント混合物は、ポルトランドセメント70±5質量部、二酸化ケイ素10±5質量部、酸化アルミニウム2±1質量部、酸化チタン1~2質量部を少なくとも含むものであり、アクリルエマルジョンは、アクリル酸エステルモノマーを乳化剤として使用して乳化重合したアクリル酸系重合物53±2質量部、水43±2質量部を少なくとも含むものである。これらを混合したポリマーセメント硬化層形成用組成物を塗布乾燥して得られたポリマーセメント硬化層は、ポルトランドセメントをアクリル樹脂中に50質量%含有する複合層である。
上記ポリマーセメント硬化層形成用組成物を、樹脂層の上に塗工し乾燥してから単層からなる厚さ1.29mmのポリマーセメント硬化層を形成した。
こうして合計厚さ1.39mm、幅1m、長さ3mの補修シートを作製した。
[強度の測定]
製造例1で得られた補修シートの強度を引張試験機(株式会社島津製作所製、AGS-J)で測定した破断強度で評価した。
幅50mmで測定した結果、製造例1の強度は1500Nであった。
[厚さバラツキの測定]
製造例1について、ロール状に巻き取った補修シートから、A4サイズ程度(200mm×300mm)を切り出し、各部で14箇所の厚さを測定し、その厚さバラツキを計算した。製造例1では、厚さバラツキが26μmであった。
(製造例2~4)
製造例1において、補修シートの合計厚さを変化させた。製造例2は、厚み0.66mmのポリマーセメント硬化層と厚さ100μmの樹脂層とを積層した合計厚さ0.76mmの補修シートを作製した。製造例3は、厚さ0.96mmのポリマーセメント硬化層と厚さ100μmの樹脂層とを積層した合計厚さ1.06mmの補修シートを作製した。製造例4は、厚さ1.47mmのポリマーセメント硬化層と100μmの樹脂層とを積層した合計厚さ1.57mmの補修シートを作製した。それ以外は製造例1と同様とした。
[強度と水蒸気透過率]
製造例2~4について、補修シートの強度と水蒸気透過率を測定した。強度は引張試験機(株式会社島津製作所製、AGS-J)で測定した破断強度で評価した。水蒸気透過率(WVTR)は、「透湿度」とも呼ばれ、1mのフィルム(補修シート)を24時間で透過する水蒸気の量をグラム数で表すものであり、g/m・day又はg/ml/dayで表す。水蒸気バリア性を示す指標として用いられている。JIS Z0208(B)法に準拠した方法で測定した。
幅50mmでの測定結果は、製造例2では、強度が1200N、水蒸気透過率が18.2g/m.dayであった。製造例3では、強度が1500N、水蒸気透過率が13.0g/m.dayであった。製造例4では、強度が1600N、水蒸気透過率が10.2g/m.dayであった。いずれの厚さでも強度と水蒸気透過率は問題なく、使用可能であった。
(実施例1)
築15年のスレート屋根を有する一般の戸建て住宅で、雨漏りを生じる物件について、以下の方法で本発明に係る補修シートを用いて屋根に補修を施した。
まず、雨漏りの状況を屋内外から観察してその原因になっていると思われるスレート屋根の一部分に、略正方形形状で15平米の面積を特定し、そこを完全に覆うようにして製造例1で作成した補修シートを添着した。なお、前記面積の殆どはスレート材が占めていたが、一部、屋根の棟(むね)と呼ばれる金属製の頂上部分も存在した。
補修シートの添着に際しては、スレート屋根の部分は東亜合成化学社製のエポキシ系接着剤であるP300(商品名)を、金属製の棟の部分はセメダイン株式会社製の金属用接着剤であるセメダインPM165-RX(商品名)を用いた。
接着剤を屋根及び棟の各部分に塗布後、補修シートをかぶせ圧着のためのハンドローラーにより表面を均すことにより施工した。
このように施工された補修シートは施工後数時間で屋根材に固定され、2週間程度で接着剤の全てが完全に硬化した。
完全に硬化した後に目視で確認したところ、施工した位置からのズレは生じていなかった。
この物件について施工から3か月経過後に住人に確認したところ、施工後は降雨があっても雨漏りは一度も起こっておらず、本発明の補修方法が雨漏り防止に有効であることが確認された。また本発明者らの目視確認によれば、施工位置からのズレもなく、屋根からはがれていたり、浮き上がっていたりするところは存在せず、補修の耐久性も確認された。
なお、合計厚さを変えた製造例2~4に係る保護シートを用いた場合も同様の効果が確認できた。
1 補修シート
2 ポリマーセメント硬化層
3 樹脂層
10、21、30 屋根
22 下塗り層
23 接着剤
31 ブルーシート
32 土嚢


Claims (4)

  1. 構造物の屋根の表面に補修シートを貼り付ける屋根の補修方法であって、
    前記補修シートは、前記構造物の屋根の表面側に設けられるポリマーセメント硬化層と、該ポリマーセメント硬化層上に設けられた樹脂層とを備える
    ことを特徴とする屋根の補修方法。
  2. 前記ポリマーセメント硬化層は、セメント成分及び樹脂を含有する層であって、前記樹脂が10重量%以上、40重量%以下含有されている請求項1記載の屋根の補修方法。
  3. 前記構造物の屋根の表面に接着剤を塗布した後に前記補修シートを貼り合わせる請求項1又は2記載の屋根の補修方法。
  4. 前記構造物の屋根の表面と前記接着剤との間に下塗り層を設ける、請求項3に記載の屋根の補修方法。

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