JP2022099666A - 室内用組立て式構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】単一サイズの角材を利用した、移設可能で自由度の高い室内用組立て式構造体の提供。【解決手段】カット木材で構成され単一サイズの断面が正方形の角材が角材1本分の隙間をあけて複数並列された並列層の上に、別の並列層が直交方向に合わされ、合わせ方向に差し込み穴が形成された格子状パネルが間仕切りパネル3と壁装パネル17になって、その間に階段25の段板27が設けられている。段板27は間仕切りパネル3と壁装パネル17の差し込み穴7、21に差し込まれる角材1を有しており、梁状に架け渡されている。また、間仕切りパネル3の凹条部9Bは、小テーブル45の天板39の凸条部41Aが差し込まれると重ね合された状態になり、邪魔にならずに保管できると共に、間仕切りパネル3を補強できる。【選択図】 図3

Description

本発明は木材の角材を利用した室内用組立て式構造体に関するものである。
特許文献1に記載された建造物の躯体の連結構造は、本願の出願人が先に提案したものであり、単一の矩形断面の角材を組み合わせて成る建造物の躯体を、現場での組立て作業をより効率的に実施できるようにしたり、躯体の形状の自由性を高めて設置場所のスペースの形状や段差にも対応できたりするように工夫している。具体的には、一方の躯体の角材どうしの隙間と、これに相対する他方の躯体の角材どうしの隙間とが連結用の差し込み穴として利用されており、連結材として角材の両端側が差し込まれて連結されている。
特開2018-115445号公報
単一サイズの角材を使用したり、廃材の量を格段に少なくしたりすることができ、材料の効率的な利用が図れるものとなっている。間伐材を角材に利用することも可能であり、需要の拡大は森林保全に繋がることにもなっている。また、組立ては簡単で人力だけで十分可能になっている。
従って、躯体の連結だけでなく、その他の用途の提案が求められている。
本発明は、格子状パネルに形成された穴を角材の差し込み用に脱着自在に利用することで、種々の用途やサイズに臨機応変に対応できる、移設可能で自由度の高い室内用組立て式構造体を提供することを、その目的とする。
また、本発明は、格子状パネルを単一サイズの角材を格子状に組付けて構成することで、格子状パネル側でも角材の効率的な利用が図られるようにすることを、その目的とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、直交方向に断面四角形の差し込み穴が形成された格子状パネルと、前記格子状パネルに差し込まれる差し込み用の角材、または前記差し込み用の角材を一部として有する差し込みユニットを備え、前記格子状パネルが壁装パネルまたは間仕切りパネルとして利用され、前記差し込み用の角材が前記差し込み穴に脱着自在に差し込まれて支持されることで、前記差し込み用の角材または前記差し込みユニットがそれぞれの想定された用途での使用可能な状態になることを特徴とする室内用組立て式構造体である。
請求項2の発明は、請求項1に記載した室内用組立て式構造体において、格子状パネルは、カット木材で構成され単一サイズの断面が四角形の角材が前記角材1本分の隙間をあけて複数並列された並列層の上に、別の並列層が直交方向に合わされ、合わせ方向に差し込み穴が形成されたものであることを特徴とする室内用組立て式構造体である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載した室内用組立て式構造体において、差し込み用の角材の両端部がそれぞれ壁装パネルと間仕切りパネルまたは一対の間仕切りパネルに差し込まれて梁状に支持されると共に、前記間仕切りパネルが前記梁を介して安定的に自立することを特徴とする室内用組立て式構造体である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載した室内用組立て式構造体において、格子状パネルの表側には凹条部を備えており、角材の側面側を嵌合して収容する収容部として利用されることを特徴とする室内用組立て式構造体である。
請求項5の発明は、請求項4に記載した室内用組立て式構造体において、差し込みユニットが嵌合する角材の嵌合側と反対側には前記角材の複数本数に相当する縦横サイズを有する平面部が重ね合されて構成されており、嵌合収容されると前記平面部が格子状パネルに重ね合されて前記格子状パネルを補強することを特徴とする室内用組立て式構造体である。
請求項6の発明は、請求項1から5のいずれかに記載した室内用組立て式構造体において、格子状パネルの上端部には凸条を有し、下端部には凹条を有しており、上下に配置された格子状パネルは凹凸係合によりジョイントされることを特徴とする室内用組立て式構造体である。
請求項7の発明は、請求項1から6のいずれかに記載した室内用組立て式構造体において、格子状パネルは三層構造になっており、間仕切りパネルとして設置されたときには、外側の2つの並列層の角材が垂直材として鉛直荷重を受けていることを特徴とする室内用組立て式構造体である。
本発明の室内用組立て式構造体によれば、単一サイズの角材を格子状に組付けることで形成される穴を別の角材の差し込み用に脱着自在に利用することで構成されており、種々の用途やサイズに臨機応変に対応できる、移設可能で自由度の高いものとなっている。
また、格子状パネルについては、複数の角材の組付けにより一体化したものだけでなく、彫り込み一体パネルとして立体整形したものであっても、予め設けた間口を角材の差し込み穴として使用できるのであればよい。その場合でも、差し込み用に角材を利用することで、単一サイズの角材を使用したり、廃材の量を格段に少なくしたりすることができ、材料の効率的な利用が図れるものとなっている。
本発明の実施の形態に係る間仕切りパネルの斜視図および側面図と、2つの間仕切りパネルの連結状態の側面図である。 本発明の実施の形態に係る壁装パネルの斜視図および側面図と、2つの壁装パネルの連結状態の側面図である。 図1の間仕切りパネルと図2の壁装パネルを利用して構成した階段の斜視図である。 図3の階段の段板の斜視図である。 図4の段板の分解斜視図である。 図3の間仕切りパネルにテーブルが重ね合された状態と取り外した状態の斜視図である。 図6のテーブルが設置された状態の側面図である。 図3の階段の代わりに構成されたベッドの間仕切りパネル側から見た平面図である。
断面正方形で24mm角の角材1を主に利用したことを最大の特徴とする。角材1は間伐材(スギ)をカット(切断)したものである。使い方に応じて軸長や軸方向端面の形状は異なるが、以下に記載する使い方では軸方向端面は全て垂直面になっており、軸長の違いはあっても全て角材1とする。
先ず、格子状パネルについて説明する。
格子状パネルには、間仕切りパネル3と壁装パネル17の2種類がある。
図1ではパネル面が四角形の間仕切りパネル3Aが示されている。図1(A)、(B)に示すように、この間仕切りパネル3Aは、角材1、1、……が角材1本分とほぼ同じサイズの隙間、厳密には角材1の断面正方形の一辺とほぼ同じサイズの隙間をあけて平行に並べられた並列層5を備えており、3つの並列層5、5、5が各々の角材1、1、……が互いに直交方向になるように合わされて三層化され、交差部分がビス止め(図示省略)されて一体化されている。
両表側の並列層5Aの角材1、1、……と並列層5Aの角材1、1、……は合わせ方向に重なり合っており、表側の並列層5Aの角材1、1、……に対して中間の並列層5Bの角材1、1、……が直交方向に交差している。間仕切りパネル3Aの厚さ方向となる合わせ方向には隙間の関係で表側の並列層5A~中間の並列層5B~表側の並列層5Aを貫通する穴が形成されている。この穴が断面正方形の差し込み穴7になっている。また、表側の並列層5Aには、角材1、1、……が隙間をあけて平行に並べられているので、凸条部9Aと凹条部9Bが交互に並んだ凹凸嵌合部9になっている。
間仕切りパネル3Aは表側の並列層5Aの角材1、1、……が垂直材、中間の並列層5Bの角材1、1、……が水平材となるように設置される。この設置により、多数の垂直材で重量の有る間仕切りパネル3の鉛直荷重を受け止めて安定的に支持される。
間仕切りパネル3Aの上端側では、表側の並列層5A、5Aのそれぞれの角材1、1、……の軸方向端面と、中間の並列層5Bの最上段の角材1の上面は面一に揃っているが、中間の並列層5Bの最上段の角材1の上に、別の角材1が載せられビス止め(図示省略)により一体化されており、この角材1で凸嵌合部11が構成されている。凸嵌合部11は中間の並列層5Bの角材1の軸長の全長にわたって連なってはおらず、三か所で分断されている。このようにすることで、後述する嵌合の強度が有意的に保持されつつ、凸嵌合部11が設けられた段においても差し込み穴7が確保されている。
間仕切りパネル3Aは搬送し易い程度のサイズに規格化され、現場で組み合わせることができるようになっている。
図1(C)に示すように、間仕切りパネル3Aのジョイントの相方として間仕切りパネル3Bが用意されている。間仕切りパネル3Aでは下端部に板面が断面長方形の角材13が一体的に取り付けられて滑らかな下縁部が構成されているが、間仕切りパネル3Bでは上端部に角材13が一体的に取り付けられて上縁部が構成されている。
そして、この間仕切りパネル3Bの下端側では、表側の並列層5A、5Aのそれぞれの角材1、1、……の軸方向端面より中間の並列層5Bの最下段の角材1の下面が一段上がっており、凹嵌合部15が構成されている。この凹嵌合部15が凸嵌合部11と凹凸嵌合し、凹凸嵌合部分が合わせ方向からビス止め(図示省略)されて一体化されている。このジョイントにより、継ぎ足された高さになっている。
なお、以下では、間仕切りパネル3Aと間仕切りパネル3Bを区別する必要がない場合には、間仕切りパネル3と記載する。
図2ではパネル面が四角形の壁装パネル17Aが示されている。図2(A)、(B)に示すように、この壁装パネル17Aは間仕切りパネル3Aと同様に構成されているが、外側の2つの並列層5A、5Aの一方が表側の並列層5Aとなり、他方は合板19が貼り付けられてビス止め(図示省略)により一体化されている。すなわち、合わせ方向の一方は合板19により閉塞されている。
合板19側を壁面に合わせて固定されて設置されるので、室内側に開口し、表側の並列層5A~中間の並列層5Bと連なる穴が形成されている。この穴が断面正方形の差し込み穴21になっている。また、表側の並列層5Aには、角材1、1、……が隙間をあけて平行に並べられているため、凸条部23Aと凹条部23Bが交互に並んだ凹凸嵌合部23になっている。
壁装パネル17Aと壁装パネル17Bにもそれぞれ、凸嵌合部11と凹嵌合部15が設けられており、その凹凸嵌合部分が合わせ方向からビス止め(図示省略)されて一体化されている。これにより、継ぎ足された高さになっている。
なお、以下では、壁装パネル17Aと壁装パネル17Bを区別する必要がない場合には、壁装パネル17と記載する。
図3に示すように、間仕切りパネル3と壁装パネル17はパネル面が平行になるように設置され、その間に階段25が設けられている。
図4、図5に示すように、この階段25の段板27は、角材1を含む複数の部材によって構成されている。5本の角材1、1、……が互いに同じ高さの隣り合う間仕切りパネル3の差し込み穴7、7、……側から差し込まれ、更に、壁装パネル17の差し込み穴21、21、……に挿入されて合板19に当接している。すなわち、角材1、1、……が、間仕切りパネル3と壁装パネル17との間で水平に並列された状態で架け渡されて下梁29が構成されている。
下梁29として並列した5本の角材1、1、……の両外側の2本の角材1、1の上に別の角材1が載せられており、これでスペーサ31が構成されている。このスペーサ31の軸方向両端面は間仕切りパネル3の角材1と壁装パネル17の角材1に当接し挟み込まれた状態になっている。スペーサ31側の角材1とその直下の角材1はビス止め(図示省略)されて一体化されている。
別の5本の角材1、1、……が互いに同じ高さの隣り合う間仕切りパネル3の差し込み穴7、7、……側から差し込まれ、更に、壁装パネル17の差し込み穴21、21、……に挿入されて合板19に当接している。すなわち、角材1、1、……が、間仕切りパネル3と壁装パネル17との間で水平に並列した状態で架け渡されて上梁33が構成されている。
この上梁33は下梁29と上下で対向しており、下梁29の角材1、1、……の差し込み穴7、7、……の隣り合う直ぐ上の差し込み穴7、7、……が上梁33の角材1、1、……の差し込み用に使用されているので、上梁33と下梁29はスペーサ31、31を介して当接している。
なお、下梁29の角材1の軸方向端面は間仕切りパネル3の外面と面一になっており、上梁33の角材1の軸方向端面は間仕切りパネル3の外面よりも後退しているが、いずれも、間仕切りパネル3側と壁装パネル17側とに両持ち支持された状態になっている。
間仕切りパネル3は、この下梁29と上梁33の架け渡しにより、倒れが抑制され自立状態が安定化される。一方、この下梁29と上梁33を備える段板27が間仕切りパネル3と壁装パネル17に両持ち支持されることで水平姿勢に保持されている。
上梁33には天板35が被せられる。この天板35の下面には、角材1、1、……が並列層5と同じ隙間をあけて平行に並べられてビス止め(図示省略)により一体化されており、凸条部37Aと凹条部37Bが交互に並んだ凹凸嵌合部37になっている。
上梁33は角材1、1、……どうしの隙間により凹凸嵌合部にもなっているので、天板35が被せられると、上梁33側の凹凸嵌合部に天板35側の凹凸嵌合部37が凹凸嵌合して一体化されて、天板35の上面が水平な踏面となる。
段板27は上記のように組み立てられており、角材1の差し込みと段板27側のビス止めにより固定されているので、段板27の取外しは容易であり、段板27、27どうしの間隔は自在に調整可能になっている。
また、踊り場の段板は三角状になっているが、この場合にも縁の輪郭が異なるだけであり、段板27と同じ仕組みで構成することができる。
間仕切りパネル3は、室内の壁より内側に入った位置で設置されており、上記のように間仕切りの機能を果たしながら、差し込み穴7、7、……があるのでスケルトン状になっており、灯りが入ってき易い。
図6で符号39は四角形の小テーブルの天板を示す。この天板39には丸穴39A、39A、……が縦横に複数配列されている。天板39の下面には角材1、1、……が並列層5と同じ隙間をあけて平行に並べられてビス止め(図示省略)により一体化されており、凸条部41Aと凹条部41Bが交互に並んだ凹凸嵌合部41になっている。
天板39は、この凹凸嵌合部41を間仕切りパネル3、壁装パネル17の凹凸嵌合部9、23にそれぞれ凹凸嵌合させることにより、パネル面に重ね合せた状態でスパースを取らずに収容される。また、間仕切りパネル3に重ね合せた場合には、天板39が平面部となって定規のように重ね合されて補強される。壁装パネル17には合板19が貼り合されているのでよれないが、間仕切りパネル3は角材1、1、……の交差部分がビス止めされているだけなので、外力を受けるとその方向によっては僅かではあるがよれる可能性があるが、このような利用の仕方で補強も兼ねることができる。図6の右側では天板39が間仕切りパネル3に重ね合せた状態が示されている。
複数の天板39、39を補強も兼ねて重ね合せておくことができる。
小テーブル45を使用するときには、間仕切りパネル3側から取り外す。この天板39は片持ち支持されるようになっており、角材1が支持部43として構成されている。この支持部43は間仕切りパネル3の凹条部9Bに嵌合されて保管されており、取り出して利用する。
図6の左側に示すように、この支持部43を構成する角材1の軸方向一端側を差し込み穴7に差し込み、水平に張り出した凸条部を形成する。その上に、天板39が被せられると、図7に示すように、支持部43側の凸条部に天板39側の凹条部41Bが凹凸嵌合して一体化されて、天板39の上面が水平なテーブル面となる。
小テーブル45は上記のように天板39側と支持部43とから組み立てられており、角材1の差し込みにより固定されているので、取外しは容易である。テーブルのサイズによっては複数の角材1、1、……で支持部43を構成して耐荷重を増やすことも可能である。
また、支持部43はフックとして使用することもできる。鞄等の実用的なものや、吊下げタイプのプランター等を吊り下げることができる。
図3では、間仕切りパネル3と壁装パネル17を利用して階段25が組み立てられているが、図8に示すようにベッド47を組み立てることも可能である。
間仕切りパネル3と壁装パネル17との間に、下梁29と同様に角材1を間仕切りパネル3の差し込み穴7側から差し込まれ、更に、壁装パネル17の差し込み穴21に挿入されて合板19に当接させる。角材1は横方向に隣り合わせて差し込まれるが、ベッド47に傾斜を付けるために、その高さは異ならせている。これらの角材1、1、……によりスノコ状に床板49が構成されている。この床板49にベニヤ板51が張られてビス止めにより固定されており、骨組みが構成されており、その上に布(図示省略)が被せられて完成する。
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
使用する角材は断面が四角形であればよく、正方形のものに限らず、長方形のものも含まれるが、その場合には差し込み穴は長方形になる。
様々な構造体が考えられるが、例えば、壁部や天井部を格子状パネルで構成して互いに連結させれば、プライベートな小空間になる。連結も角材の差し込みにより可能にすれば、組立てや分解も容易になる。
また、上側が開口した箱状に構成して下側に車輪を付ければ、乳母車のように使用できる。
床部を格子状パネルで構成して、差し込み穴を椅子の角材で構成した脚部の固定用の嵌合部として利用し、その他を床板で張れば、カフェ風のおしゃれな固定椅子になる。
間仕切りパネルや壁装パネルに、短い角材を複数差し込めば、つかむためのホールドとして利用して室内でボルダリングを楽しむことできる。角材は利用しないときには、上記したようにパネルに収容できるので邪魔にはならない。
壁装パネルの差し込み穴を別の角材で埋めれば、ウッドタイルのような外観になる。壁装パネルを背の低い腰壁パネルとして利用すれば、雰囲気の有る腰壁が容易に完成する。
格子状パネルは移設自在なので、設置場所を変えることで室内の雰囲気を容易に変えることができる。
なお、上記の実施の形態では、角材が差し込み穴に脱着自在に差し込まれて支持されることで、フック、テーブル、階段の段板、ベッドが使用可能な状態になっているが、テーブル、段板、ベッドは複数の部材で構成されているので、差し込みユニットとして分類される。また、フックは角材1本に構成されたものに限定されず、角材1を複数組み合わせたり、別の角材と併用したりすることでL形やU形に造形したものも考えられる。
本発明は建築業において利用可能性を有する。
1…角材 3A、B…間仕切りパネル 5A、B…並列層
7…差し込み穴 9…凹凸嵌合部 9A…凸条部 9B…凹条部 11…凸嵌合部
13…角材 15…凹嵌合部 17A、B…壁装パネル 19…合板
21…差し込み穴 23…凹凸嵌合部 23A…凸条部 23B…凹条部
25…階段 27…段板 29…下梁 31…スペーサ 33…上梁
35…天板 37…凹凸嵌合部 37A…凸条部 37B…凹条部
39…(小テーブル)天板 41…凹凸嵌合部 41A…凸条部
41B…凹条部 43…支持部 45…小テーブル 47…ベッド
49…床板 51…ベニヤ板

Claims (7)

  1. 直交方向に断面四角形の差し込み穴が形成された格子状パネルと、
    前記格子状パネルに差し込まれる差し込み用の角材、または前記差し込み用の角材を一部として有する差し込みユニットを備え、
    前記格子状パネルが壁装パネルまたは間仕切りパネルとして利用され、前記差し込み用の角材が前記差し込み穴に脱着自在に差し込まれて支持されることで、前記差し込み用の角材または前記差し込みユニットがそれぞれの想定された用途での使用可能な状態になることを特徴とする室内用組立て式構造体。
  2. 請求項1に記載した室内用組立て式構造体において、
    格子状パネルは、カット木材で構成され単一サイズの断面が四角形の角材が前記角材1本分の隙間をあけて複数並列された並列層の上に、別の並列層が直交方向に合わされ、合わせ方向に差し込み穴が形成されたものであることを特徴とする室内用組立て式構造体。
  3. 請求項1または2に記載した室内用組立て式構造体において、
    差し込み用の角材の両端部がそれぞれ壁装パネルと間仕切りパネルまたは一対の間仕切りパネルに差し込まれて梁状に支持されると共に、前記間仕切りパネルが前記梁を介して安定的に自立することを特徴とする室内用組立て式構造体。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載した室内用組立て式構造体において、
    格子状パネルの表側には凹条部を備えており、角材の側面側を嵌合して収容する収容部として利用されることを特徴とする室内用組立て式構造体。
  5. 請求項4に記載した室内用組立て式構造体において、
    差し込みユニットが嵌合する角材の嵌合側と反対側には前記角材の複数本数に相当する縦横サイズを有する平面部が重ね合されて構成されており、嵌合収容されると前記平面部が格子状パネルに重ね合されて前記格子状パネルを補強することを特徴とする室内用組立て式構造体。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載した室内用組立て式構造体において、
    格子状パネルの上端部には凸条を有し、下端部には凹条を有しており、上下に配置された格子状パネルは凹凸係合によりジョイントされることを特徴とする室内用組立て式構造体。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載した室内用組立て式構造体において、
    格子状パネルは三層構造になっており、間仕切りパネルとして設置されたときには、外側の2つの並列層の角材が垂直材として鉛直荷重を受けていることを特徴とする室内用組立て式構造体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102658392B1 (ko) * 2023-08-10 2024-04-17 주식회사 예건 다목적 조형 구조체

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