JP2022098541A - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷デューティーによらず均一な画質を実現する。【解決手段】 プリンター制御部200は、取得した基準温度とセンサーSSの出力とに基づいて、プラテンドラム30の温度またはプラテンドラム30に支持されたシートSの温度が基準温度となるように、ファンF1~F4を制御する。具体的には、プリンター制御部200は、ステップS100において、印刷に用いられる印刷媒体の種類を取得し、ステップS110において、基準温度を取得し、ステップS150にて、プラテンドラム30の温度がステップS110で取得した基準温度となるように、センサーSSが出力するプラテンドラム30の温度に基づいて、ファンF1~F4の稼働状態を制御すると、プラテンドラム30の温度上昇は狙った基準温度でほぼ飽和することになる。【選択図】 図6A

Description

本発明は、記録媒体に吐出された光硬化性のインクを光照射によって硬化させて画像を記録する技術に関する。
支持体によって記録媒体を支持し、この記録媒体に吐出された光硬化性のインクを光照射によって硬化させて画像を記録する場合、反応熱によって記録媒体や支持体の温度が上昇する。
記録媒体や支持体のドラム温度変化が大きいほど色差が大きくなる。これは、支持体や記録媒体の温度が高い時は着弾後のインクの流動性が高いため、濡れ広がりやすく色が濃くなる。また、支持体や記録媒体の温度が低い時は着弾後のインクの流動性が低いため、濡れ広がりにくく色が薄くなるからである。
このため特許文献1には、印刷を開始する前に搬送ドラムの搬送面の温度を加熱手段または冷却手段で所定の設定温度(45℃)としてから印刷を開始し、印刷中は記録媒体の表面温度を取得し、温度が上限温度(50℃)よりも高くなった時は、印刷を中止しして搬送ドラムの冷却を行うことが記載されている。
また特許文献2(特開2013-107275)には、UVインクの硬化反応に伴う反応熱の影響で記録媒体に温度分布が生じ、それによって記録媒体に収縮差に伴うしわが生じ印刷画質が低下することを防ぐために、印刷中も搬送ドラムを冷却することが記載されている。
しかし、特許文献1の方法では、印刷中の記録媒体の温度が上限温度を超えるたびに印刷の中断が生じるため、印刷効率が低下してしまう。そこで、特許文献1に特許文献2の技術を用いて、印刷中に記録媒体(搬送ドラム)の温度が所定の範囲内に収まるように、搬送ドラムを加熱または冷却して温度管理することが考えられる。
WO2016/182037号国際特許公開公報 特開2013-107275号公報
本願発明者が鋭意実験した結果、光硬化性のインクによる記録媒体や支持体(搬送ドラム)の温度変化は、印刷する画像ごとのインクの打ち込み量(以下、印刷デューティーと呼ぶ)に応じて異なり、印刷デューティーの低い画像と高い画像とでは、温度差が10℃以上になってしまうことが分かった。印刷デューティーの低い画像と高い画像とで記録媒体の温度に大きな温度差が生じてしまうと、例えば同じ線幅の画像を印刷した場合に、印刷デューティーの低い画像と高い画像とで、実際に印刷された画像の線幅が異なるといった不具合が生じる恐れがある。
特許文献1に特許文献2の技術を適用したとしても、記録媒体(搬送ドラム)の温度が閾値未満の時は冷却ファンを動作させず、閾値を超えたところで冷却ファンを動作させることで、記録媒体の温度が所定温度を超えないようにしているだけであり、印刷デューティーの低い画像と高い画像との間に生じる画質差を解消するように冷却ファンを制御するということについては検討されていなかった。
本発明は、記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記記録媒体を支持する支持部と、前記支持部と対向する位置に位置し、前記支持部に支持された前記記録媒体に光硬化性のインクを吐出して画像を形成する吐出部と、前記吐出部よりも前記記録媒体の搬送経路の下流側で、前記記録媒体に吐出された前記光硬化性のインクに光を照射して硬化させる光照射部と、前記支持部に対して冷却または加熱の少なくとも一方を実現可能な温度調整部と、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体と対向する位置に配置され、前記支持部の温度または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度を測定し、測定結果を出力する測定部と、制御部とを備え、前記制御部は、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の狙いの温度とする基準温度を取得し、取得した前記基準温度と前記測定部の出力とに基づいて、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度が前記基準温度となるように前記温度調整部の前記強度を調整する構成としてある。
上記構成において、画質に影響を与えることとなる支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の印刷中の狙いの温度を基準温度として取得すると、基準温度と測定部の出力と、支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度が基準温度となるように温度調整部を制御する。
このように、本発明であれば、印刷デューティーに関わらず均一な画質を実現することができる。
プリンターのハードウェア構成の概略を示す正面図である。 プリンターを制御する電気的構成を模式的に示すブロック図である。 印刷デューティーが高いジョブでの温度調整部の強度とプラテンドラムの温度の関係を示す図である。 印刷デューティーが低いジョブでの温度調整部の強度とプラテンドラムの温度の関係を示す図である。 3段階の異なる印刷デューティーのジョブで稼働させるファンの個数を変化させたときのプラテンドラムの温度を示す図である。 3段階の異なる印刷デューティーのジョブで稼働させるファンの個数を変化させたときのプラテンドラムの温度を示す図である。 印刷媒体の種類と基準温度との関係を示す図である。 プリンター制御部のフローチャートである。 プリンター制御部のフローチャートである。 プラテンドラム温度と印加電圧の関係を示す図である。
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明を適用可能なプリンターのハードウェア構成の概略を示す正面図である。図1に示すように、プリンター1では、その両端が繰出軸20および巻取軸40にロール状に巻き付けられた1枚のシートSが、繰出軸20と巻取軸40の間に張架されており、シートSはこうして張架された経路に沿って、繰出軸20から巻取軸40へと搬送される。そして、プリンター1では、この搬送経路に沿って搬送されるシートSに対して画像が記録される。概略的には、プリンター1は、繰出軸20からシートSを繰り出す繰出部2と、繰出部2から繰り出されたシートSに画像を記録するプロセス部3と、プロセス部3で画像の記録されたシートSを巻取軸40に巻き取る巻取部4を備える。なお、以下の説明では、シートSの両面のうち、画像が記録される面を表面と称する一方、その逆側の面を裏面と称する。
繰出部2は、シートSの端を巻き付けた繰出軸20と、繰出軸20から引き出されたシートSを巻き掛ける従動ローラー21とを有する。繰出軸20は、シートSの表面を外側に向けた状態で、シートSの端を巻き付けて支持する。そして、繰出軸20が図1の時計回りに回転することで、繰出軸20に巻き付けられたシートSが従動ローラー21を経由してプロセス部3へと繰り出される。
プロセス部3は、繰出部2から繰り出されたシートSをプラテンドラム30で支持しつつ、プラテンドラム30の外周面に沿って配置された各機能部51、52、61、62、63により処理を適宜行って、シートSに画像を記録するものである。このプロセス部3では、プラテンドラム30の両側に前駆動ローラー31と後駆動ローラー32とが設けられており、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSがプラテンドラム30に支持されて、画像記録を受ける。
プラテンドラム30は回転自在に支持された円筒形状のドラムであり、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSを裏面側から巻き掛ける。すなわち、前駆動ローラー31から後駆動ローラー32へと搬送されるシートSは、プラテンドラム30の外周面に支持されている。このように、前駆動ローラー31と後駆動ローラー32および中間の従動ローラー21,33,34、41は、記録媒体を搬送する搬送部に相当する。また、プラテンドラム30は、搬送部によって搬送される記録媒体を支持する支持部に相当する。
そして、プロセス部3では、プラテンドラム30に支持されるシートSの表面に対してカラー画像を記録するために、互いに異なる色に対応した複数の記録ヘッド51が設けられている。具体的には、イエロー、シアン、マゼンタおよびブラックに対応する4個の記録ヘッド51が、この色順で搬送方向Dsに並ぶ。各記録ヘッド51は、プラテンドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して所定のクリアランスを空けて対向しており、対応する色のインクをインクジェット方式で吐出する。そして、搬送方向Dsへ搬送されるシートSに対して各記録ヘッド51がインクを吐出することで、シートSの表面にカラー画像を形成される。
このように、各記録ヘッド51は、支持部と対向する位置に位置し、支持部に支持された記録媒体に光硬化性のインクを吐出して画像を形成する吐出部に相当する。
インクは、紫外線(光)を照射することで硬化するUV(ultraviolet)インク(光硬化性インク)が用いられる。そこで、プロセス部3では、インクを硬化させてシートSに定着させるために、UVランプ61、62(光照射部)が設けられている。なお、このインク硬化は、仮硬化と本硬化の二段階に分けて実行される。複数の記録ヘッド51の各間には、仮硬化用のUVランプ61が配置されている。つまり、UVランプ61は弱い紫外線を照射することで、インクの形状が崩れない程度にインクを硬化(仮硬化)させるものであり、インクを完全に硬化させるものではない。一方、複数の記録ヘッド51に対して搬送方向Dsの下流側には、本硬化用のUVランプ62が設けられている。つまり、UVランプ62は、UVランプ61より強い紫外線を照射することで、インクを完全に硬化(本硬化)させるものである。こうして仮硬化・本硬化を実行することで、複数の記録ヘッド51が形成したカラー画像をシートS表面に定着させることができる。
このように、UVランプ61とUVランプ62は、吐出部よりも記録媒体の搬送経路の下流側で、記録媒体に吐出された光硬化性のインクに光を照射して硬化させる光照射部に相当する。
なお、本実施例においては、仮硬化・本硬化を実行しているが、必ずしも二段階で硬化させる必要はない。
一般に、光硬化性インクに紫外線を照射すると、反応熱が発生する。このため、インクが付着した部位のシートS(記録媒体)が発熱し、その発熱がプラテンドラム30に伝搬することで、プラテンドラム30の温度が上昇する。この場合、厳密にはシートとプラテンドラム30には温度差が生じているが、本実施例においては、両者を概ね一致するものとして処理を実行することにしている。このように、本発明の記録媒体の温度に関連する温度情報は、記録媒体または支持部の温度の情報である。
この発熱による温度上昇を抑えるため、プラテンドラム30を冷却するための冷却機構としての複数のファンF1~F4が設けられている。各ファンF1~F4は、個別にオンオフさせることが可能であり、稼働させるファンの個数によって冷却強度を段階的に変更することができる。
このように、各ファンF1~F4は、支持部に対して冷却を実現可能な温度調整部に相当する。本実施例においては、冷却を実現しているが、冷却に加えて加熱あるいは、加熱を実現可能としてもよい。
UVランプ62に対して搬送方向Dsの下流側には、記録ヘッド52が設けられている。この記録ヘッド52は、プラテンドラム30に巻き掛けられたシートSの表面に対して所定ののクリアランスを空けて対向しており、透明のUVインクをインクジェット方式でシートSの表面に吐出する。つまり、4色分の記録ヘッド51によって形成されたカラー画像に対して、透明インクがさらに吐出される。また、記録ヘッド52に対して搬送方向Dsの下流側には、UVランプ63が設けられている。このUVランプ63は強い紫外線を照射することで、記録ヘッド52が吐出した透明インクを完全に硬化(本硬化)させるものである。これによって、透明インクをシートS表面に定着させることができる。
上述のとおり、シートSはプラテンドラム30に巻き掛けられて支持される。こうしてプラテンドラム30の外周面の巻掛部Raに巻き掛けられたシートSに対しては、シートS表面に着弾したUVインクを硬化させるために、紫外線が照射される。そして、プロセス部3では、この際のUVインクの温度上昇を抑えるために、プラテンドラム30を冷却して、UVインクが発する熱をプラテンドラム30に逃がすよう構成されている。
次に、プリンター1を制御する電気的構成について説明を行なう。
図2は、図1に示すプリンターを制御する電気的構成を模式的に示すブロック図である。上述したプリンター1の動作は、図2に示すホストコンピューター10によって制御される。ホストコンピューター10では、制御動作を統括するホスト制御部100がCPU(Central Processing Unit)やメモリーにより構成されている。また、ホストコンピューター10にはドライバー120が設けられており、このドライバー120がメディア122からプログラム124を読み出す。なお、メディア122としては、CD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、USB(Universal Serial Bus)メモリー等の種々のものを用いることができる。そして、ホスト制御部100は、メディア122から読み出したプログラム124に基づいて、ホストコンピューター10の各部の制御やプリンター1の動作の制御を行なう。
さらに、ホストコンピューター10には作業者とのインターフェースとして、液晶ディスプレー等で構成されるモニター130と、キーボードやマウス等で構成される操作部140とが設けられている。モニター130には、印刷対象の画像の他にメニュー画面が表示される。したがって、作業者は、モニター130を確認しつつ操作部140を操作することで、メニュー画面から印刷設定画面を開いて、印刷媒体の種類、印刷媒体のサイズ、印刷品質等の各種の印刷条件を設定することができる。なお、作業者とのインターフェースの具体的構成は種々の変形が可能であり、例えばタッチパネル式のディスプレーをモニター130として用い、このモニター130のタッチパネルで操作部140を構成しても良い。
一方、プリンター1では、ホストコンピューター10からの指令に応じてプリンター1の各部を制御するプリンター制御部200が設けられている。そして、記録ヘッド、UVランプおよびシート搬送系の装置各部はプリンター制御部200によって制御される。これら装置各部に対するプリンター制御部200の制御の詳細は次のとおりである。プリンター制御部200には、記憶部としてのメモリーMRが備えられている。なお、プリンター制御部200は、本発明の制御部に相当する。
プリンター制御部200は、図1を用いて詳述したシートSの搬送を制御する機能を司る。つまり、シート搬送系を構成する部材のうち、繰出軸20、前駆動ローラー31、後駆動ローラー32および巻取軸40それぞれにはモーターが接続されている。そして、プリンター制御部200は、各種のセンサーSSの検出結果を利用して、各モーターMMを回転させつつ、各モーターMMの速度やトルクを制御して、シートSの搬送を制御する。センサーSSの機能の一つとしては、プラテンドラム30の温度を計測する温度センサーの機能がある。また、センサーSSは、プラテンドラム30の温度またはプラテンドラム30を測定して出力する温度測定部に相当する。
図3と図4は、印刷デューティーの異なる2つのジョブ(Aジョブと、Bジョブ)を実行した場合において、温度調整部であるファンF1~F4の個数を変えたときのプラテンドラム30の温度の変化を示すグラフである。印刷デューティーの定義は各種あり、特に限定されるものではない。本発明においては、単位面積あたりのインクの打ち込み量を基準としている。反応熱の熱量がインク量に概ね比例すると考えられるため、発熱量は打ち込んだインク量に応じて上がると考えられる。これがプラテンドラム30の温度を上昇させる発熱量として考えると、打ち込んだインク量に比例すると考えられ、単位面積あたりとするよりも、インク総量と考えることもできる。一方で、シートSの幅が一定であるなら、単位面積あたりのインクの打ち込み量を求めても良い。立ち上げ時は周囲温度であるとすると、光硬化性インクに紫外線を照射することで発生する反応熱により、印刷を実行し続けていくとプラテンドラム30の温度が上昇する。ただし、自然放熱の影響もあり、それぞれの印刷デューティーに応じて温度上昇は飽和し、一定の温度で推移していく。
ファン個数が0個の場合は最も温度上昇が高くなるが、稼働させるファンF1~F4の個数を上げると、飽和温度は段階的に下がる。強制的な放熱の効果が生じるからである。
上述したように、印刷媒体あるいは支持体の温度によってインクのぬれ広がり方が変化することにより画質に影響を及ぼす。このため、温度調整部を一定強度にしたとすれば、Aジョブの場合と、Bジョブの場合とでは、プラテンドラム30の温度は異なることになる。その反面、印刷デューティーに応じて温度調整部であるファンF1~F4の個数を変えると、プラテンドラム30の温度を一致あるいは近似させることができる。例えば、Aジョブでファン個数を3個にしたときと、Bジョブでファン個数を1個にしたときのプラテンドラム30の温度はほぼ一致している。
また、別の視点で説明すると、AジョブとBジョブでプラテンドラム30の温度変化範囲が一致する帯域がある。これを重複ゾーンと呼ぶと、Aジョブでファン個数が2~4個の範囲とし、Bジョブでファン個数が0~2個の範囲とすれば(図中、重複ゾーンZ1と表示する)、プラテンドラム30の温度を一致させることができる。したがって重複ゾーンZ1の温度を基準温度とすれば、AジョブとBジョブとで共通の画質とさせることができる。後述するように、本実施例では、ある画質を得られる基準温度を設定し、プラテンドラム30の温度がその基準温度となるように、センサーSS(温度センサー)の出力に基づいて、温度調整部の強度をフィードバック制御するが、プラテンドラム30の温度を基準温度に制限することは、画質を制限することになり、その結果、印刷デューティーが異なる複数のジョブにおいて、基準温度を同じにすれば、同等の画質を得られることになる。
このように、印刷デューティーの変化の範囲において、温度調整部によって調整可能な温度範囲が重なる範囲があり、この範囲に基準温度の範囲を制限すれば、すべての印刷デューティーの範囲で画質を同等とすることができる。
また、このように広い印刷デューティーの範囲で画質を同等にすることは得られなくなるが、図3に示されるように、Aジョブおいて高光沢画質を得られるプラテンドラム30の温度がH1であるとすると、基準温度をH1に設定することも可能である。この場合、Bジョブでは同等の画質は提供できないものの、印刷デューティーがAジョブとBジョブの間の他のジョブであれば、この重複ゾーンZ1を超える範囲であっても、同等の高光沢画質を提供することができる。
図5A及び図5Bは、3段階の異なる印刷デューティーのジョブを実行し、それぞれの場合で稼働させるファンF1~F4の個数を変化させたときのプラテンドラム30の温度を示した表であり、あらかじめプリンター1を用いたテストで取得したものである。図5Aは、印刷媒体の種類がAである印刷媒体に対するものであり、図5Bは、印刷媒体の種類がBである印刷媒体に対するものである。この表は基準温度を決定するために用いられ、図5Aのように、異なる印刷デューティー全てにおいて共通する温度がある場合(この例では、49℃が共通する温度に相当する)、その温度を基準温度として設定すれば、異なる印刷デューティーのいずれにおいても等しい画質を得ることが出来る。
一方、図5Bのように、異なる印刷デューティー全てにおいて共通する温度がない場合は(この例では、印刷デューティー高と中とにおいて51℃が共通するが、印刷デューティー低では51℃がないので、共通する温度がない)、異なる印刷デューティー間において、なるべく温度差が小さくなる温度を基準温度として設定する。この表は、プリンター1で使用可能な印刷媒体の種類ごとに作成する。また作成した表に対応する関係は、メモリーMRに記憶させる。ただし、処理の簡素化のために、図5Aや図5Bなど、印刷媒体の種類ごとに作成された表に基づいて、あらかじめ印刷媒体の種類ごとに基準温度を設定すると共に、この印刷媒体の種類と基準温度との関係をメモリーMRに記憶させておき、印刷時には、メモリーMRに記憶された印刷媒体の種類と基準温度との関係と使用する印刷媒体の種類とに基づいて基準温度を設定する場合には、図5Aに示す表の関係をメモリーMRに記憶させなくてもよい。もしくは、後述するように、操作部140を介してユーザーに基準温度を入力させる場合についても、図5Aに示す表の関係をメモリーMRに記憶させなくてもよい。図5Cは、印刷媒体の種類と基準温度との関係を表す表の一例である。
図5Aに示すように、例えば、プラテンドラム30の温度が49℃の場合、最も印刷デューティーの高いもので、稼働させるファンの個数を最大の4個としたときに相当する。この温度であれば、印刷デューティーが中の程度のものであれば、ファンの個数を3個としたときのプラテンドラム30の温度及び印刷デューティーが低の程度のものであれば、ファンの個数を0個としたときのプラテンドラム30の温度にも一致する。したがって、基準温度を49℃に設定すれば、いずれの印刷デューティーにおいても画質を同等にすることができる。
一方、図5Bに示すように、例えば、プラテンドラム30の温度が51℃の場合、最も印刷デューティーの高いもので、稼働させるファンの個数を最大の4個としたときに相当する。この温度であれば、印刷デューティーが中の程度のものであれば、ファンの個数を1個としたときのプラテンドラム30の温度にも一致する。ただし、印刷デューティーが低い場合のものであると、厳密には一致するものがないが、ファンの個数を0個としたときのプラテンドラム30の温度が49℃であるから許容範囲内の誤差と考えることができる。また、プラテンドラム30の温度が49℃の場合、印刷デューティーが中の程度のもので、稼働させるファンの個数を3個としたときに相当する。この温度であれば、印刷デューティーが小の程度のものであれば、ファンの個数を0個としたときのプラテンドラム30の温度にも一致する。
ただし、印刷デューティーが高い場合のものであると、厳密には一致するものがないが、ファンの個数を4個としたときのプラテンドラム30の温度が51℃であるから許容範囲内の誤差と考えることができる。また、プラテンドラム30の温度が50℃の場合、印刷デューティーが中の程度のもので、稼働させるファンの個数を2個としたときに相当する。この温度の場合、印刷デューティーが高い場合と低い場合のものであると、厳密には一致するものがないが、印刷デューティーが高い場合であれば、ファンの個数を4個としたときのプラテンドラム30の温度が51℃であり、印刷デューティーが低い場合であれば、ファンの個数を0個としたときのプラテンドラム30の温度が49℃であるから許容範囲内の誤差と考えることができる。このような場合、基準温度をどの温度にするかは、優先順位に基づいて、ユーザーが適宜決定すればよい。優先順位の例としては、所望する画質、プリンター1の消費電力、連続して印刷するジョブの印刷デューティーなどがある。また、一つの表の中に、全ての印刷デューティーにおいて共通するプラテンドラム30の温度が複数ある場合も、基準温度をどの温度にするかは、優先順位に基づいて、ユーザーが適宜決定すればよい。また、優先順位に基づく基準温度の決定は、プリンター制御部200が実施するようにしてもよい。この場合、優先順位はメモリーMRに記憶させておく。
このようにして設定されたこの基準温度に基づいて、それぞれの印刷デューティーごとに温度調整部をフィードバック制御することで、広い範囲の印刷デューティーで画質を同等にすることができる。
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
図6Aは、プリンター制御部のフローチャートであり、基準温度がユーザーの入力によって設定される場合である。
プリンター制御部200は、ステップS100において、印刷に用いられる印刷媒体の種類の取得を実施する。印刷媒体の種類は、モニター130に所定の入力欄を表示し、ユーザーから操作部140を介して入力させるようにしたり、印刷データに含まれる印刷媒体の種類を取得したり、適宜の手法で取得する。
プリンター制御部200は、ステップS110において、基準温度の取得を実施する。基準温度は、プリンター1で画像を形成する際の狙いの温度であり、プリンター制御部200は、モニター130に取得した印刷媒体の種類に対応したテーブルを表示し、ユーザーから操作部140を介して入力させ、温度情報である基準温度を取得する。テーブルはメモリーMRに記憶されている。
このテーブルは、A1)画像の印刷デューティーと、A2)温度調整部の強度と、A3)記録媒体の温度に関連する温度情報という三者の関係、または、B1)画像の印刷デューティーと、B2)温度調整部の強度と、B3)温度情報の三者の関係式の、いずれか、または両者である。
具体的には、図5Aを参照すると、図の左欄の印刷Dutyは、A1)とB1)画像の印刷デューティーに該当し、最上行のファンの数は、A2)とB2)温度調整部の強度に該当し、表中の各種の温度は、A3)とB3)の温度情報に該当する。従って、このような三者のテーブルあるいは、演算によってこれらの関係を求められる三者の関係式をメモリーMRに記憶しておくことになる。
なお、モニター130と操作部140を利用する手法は、狙いの温度とする温度情報としての基準温度が、所定のユーザーインターフェイスを介して入力される場合に相当する。
上述したように基準温度を重複ゾーン内に限定するのであれば、ステップS120では、プリンター制御部200は入力された基準温度が上述した重複ゾーンZ1の範囲内か否かを判断し、範囲外であれば、基準温度の再入力を促したり、重複ゾーンZ1の上限を超えていれば上限まで下げたり、重複ゾーンZ1の下限に満たない場合は下限まで上げるというような処理を行う。なお、予めジョブの内容が決まっているような場合には、各ジョブでの印刷デューティーを求め、すべての印刷デューティーに基づいて重複ゾーンZ1をその都度設定するというようにしても良い。
次に、本実施例では、温度調整部は、冷却ファンF1~F4という冷却手段だけで構成されているが、加熱手段を設けたり、両者を組み合わせることで加熱も冷却も可能な温度調整部とすることもできる。また、両者の強度を変化させて組み合わせることで、設定可能な強度の数を増加させるということも可能である。
ところで、反応熱は印刷を実行するたびに発生して飽和するに至るので、当初の周囲温度から飽和温度へ至る期間は、プラテンドラム30の温度は期待する温度に至っていない。このため、ステップS130では、プリンター制御部200は、このような立ち上げ期間であるか否かを判断し、立ち上げ期間であると判断したときには、ステップS140にて、ウォームアップシーケンスを実行する。ウォームアップシーケンスは、プラテンドラム30の温度上昇を促進させる処理であり、ヒーターを使ったり、非印字範囲にインクを打ち込んでインク総量を増加させるなど、各種の方法を実行可能である。
次に、プリンター制御部200は、ステップS150にて、温度調整部のフィードバック制御を行う。このフィードバック制御は、プラテンドラム30の温度がステップS110で取得した基準温度となるように、センサーSSが出力するプラテンドラム30の温度に基づいて、温度調整部、すなわちファンF1~F4の稼働状態を制御する。
以上の処理を実行することで、プラテンドラム30の温度上昇は狙った基準温度でほぼ飽和することになる。
このように、本発明では、異なる印刷デューティーに共通もしくは異なる印刷デューティー間においてプラテンドラムの温度差が小さくなる、印刷中の狙いのプラテンドラムの温度が基準温度として与えられ、、基準温度とセンサーSSが出力するプラテンドラム30の温度とに基づいて、温度調整部をフィードバック制御している。
図6Aで示したフローチャートでは、モニター130に印刷媒体の種類に対応したテーブルを表示し、ユーザーから操作部140を介して入力させ、温度情報である基準温度を取得したが、モニター130にテーブルを表示せずに、操作部140を介してユーザーに基準温度を入力させるようにしてもよい。この場合、ユーザーは別途印刷したテーブルまたは別の表示装置に表示したテーブルを見て、基準温度を入力することになる。さらに、基準温度をユーザーに入力させることなく、ステップS100で取得した印刷媒体の種類と、メモリーMRに記憶されており、この印刷媒体の種類に対応する、A1)画像の印刷デューティーと、A2)温度調整部の強度と、A3)記録媒体の温度に関連する温度情報という三者の関係、または、B1)画像の印刷デューティーと、B2)温度調整部の強度と、B3)温度情報の三者の関係式の、いずれか、または両者を示すテーブルと、メモリーMRに記憶されている所定の優先順位とに基づいて、プリンター制御部200が自動で設定するようにしてもよい。この場合、ステップS120は実施されず、ステップS110の次はステップS130が実行される。
図6Bは、プリンター制御部のフローチャートであり、基準温度が、印刷媒体の種別と、印刷媒体の種類と基準温度との関係を表すテーブルとから取得される場合である。
プリンター制御部200は、ステップS200において、印刷に用いられる印刷媒体の種類の取得を実施する。印刷媒体の種類は、モニター130に所定の入力欄を表示し、ユーザーから操作部140を介して入力させるようにしたり、印刷データに含まれる印刷媒体の種類を取得したり、適宜の手法で取得する。
プリンター制御部200は、ステップS210において、基準温度の取得を実施する。基準温度は、プリンター1で画像を形成する際の狙いの温度であり、プリンター制御部200は、ステップS200で取得した印刷媒体の種類とテーブルとに基づき、温度情報である基準温度を取得する。テーブルはメモリーMRに記憶されている。
このテーブルは、C1)印刷媒体の種類とC2)基準温度との関係を表すものである。
具体的には、図5Cを参照すると、図の左欄の印刷媒体の種類がC1)印刷媒体の種類に該当し、右欄の基準温度は、C2)基準温度に該当する。従って、このようなテーブルをメモリーMRに記憶しておくことになる。
なお、印刷媒体の種類と、印刷媒体の種類と基準温度との関係とを利用する手法は、狙いの温度とする温度情報としての基準温度が、記憶部に記憶されている場合に相当する。
次に、ステップS220では、プリンター制御部200は、プラテンドラム30の温度が、当初の周囲温度から飽和温度へ至る立ち上げ期間であるか否かを判断し、立ち上げ期間であると判断したときには、ステップS230にて、ウォームアップシーケンスを実行する。ウォームアップシーケンスは、プラテンドラム30の温度上昇を促進させる処理であり、ヒーターを使ったり、非印字範囲にインクを打ち込んでインク総量を増加させるなど、各種の方法を実行可能である。
次に、プリンター制御部200は、ステップS240にて、温度調整部のフィードバック制御を行う。このフィードバック制御は、プラテンドラム30の温度がステップS210で取得した基準温度となるように、センサーSSが出力するプラテンドラム30の温度に基づいて、温度調整部、すなわちファンF1~F4の稼働状態を制御する。
以上の処理を実行することで、プラテンドラム30の温度上昇は狙った基準温度でほぼ飽和することになる。
なお、プリンター制御部200は、ステップS150、ステップS240において、センサーSSが出力するプラテンドラム30の温度から以下のようにしてノズルの圧電素子に印加する印加電圧(VH)の適正電圧を取得して設定する。
図7は、プラテンドラム温度と印加電圧の関係を示す図である。同図において縦軸は吐出部で光硬化性インク滴を吐出させるノズルの圧電素子に印加する印加電圧(VH)を示しており、横軸はプラテンドラム30の温度を示している。実線が段階的に変化させる印加電圧(VH)を示しており、破線は理想値を示している。
例えば、プラテンドラムの温度が高いと着弾時のインクの粘度が下がって濡れ広がりやすく線幅は太くなる(滲む)傾向がある。印加電圧(VH)を低くすると、インクの吐出量は低下し、同じように濡れ広がったとしても線幅は細くなる。
逆に、プラテンドラムの温度が低いと着弾時のインクの粘度が上がって濡れ広がりにくく線幅は細くなる傾向がある。このような場合には、印加電圧(VH)を高くすると、インクの吐出量が増大し、同じように濡れ広がりにくい状態であっても線幅は太くなる。
このように、圧電素子に印加する印加電圧を適正にコントロールし、ドット径及び線幅を一定に保つことで、ドットの濡れ広がりの影響による画質劣化を低減することができる。
図7に示す例では、プラテンドラム30の温度に応じて多段階に印加電圧を変化させているが、プラテンドラム30の温度を、高、中、低の3段階に分け、それぞれの場合の印加電圧の適正電圧は(標準値-5%)、標準値、(標準値+5%)というように3段階にするということも可能である。
上述したように、プリンター制御部200を含むプリンターは、印刷装置として発明を把握することが可能であるが、図6A、Bに示すようなプリンター制御部200が時間的経緯を経て実行する各処理は、本発明を印刷方法として把握可能であることも言うまでもない。
すなわち、本実施例のプリンター1においては、
前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の狙いの温度とする基準温度を取得する工程と、
取得した前記基準温度と前記測定部の出力と、に基づいて、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度が前記基準温度となるように前記温度調整部の前記強度を調整する工程とを実施しているといえる。
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
1…プリンター、2…繰出部、3…プロセス部、4…巻取部、10…ホストコンピューター、100…ホスト制御部、120…ドライバー、122…メディア、124…プログラム、130…モニター、140…操作部、20…繰出軸、21…従動ローラー、21,33,34…従動ローラー、30…プラテンドラム、31…前駆動ローラー、32…後駆動ローラー、40…巻取軸、51…記録ヘッド、52…記録ヘッド、61…UVランプ、62…UVランプ、63…UVランプ、F1~F4…ファン、200…プリンター制御部、MM…モーター、SS…センサー、MR…メモリー。

Claims (7)

  1. 記録媒体を搬送する搬送部と、
    前記搬送部によって搬送される前記記録媒体を支持する支持部と、
    前記支持部と対向する位置に位置し、前記支持部に支持された前記記録媒体に光硬化性のインクを吐出して画像を形成する吐出部と、
    前記吐出部よりも前記記録媒体の搬送経路の下流側で、前記記録媒体に吐出された前記光硬化性のインクに光を照射して硬化させる光照射部と、
    前記支持部に対して冷却または加熱の少なくとも一方を実現可能な温度調整部と、
    前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体と対向する位置に配置され、前記支持部の温度または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度を測定し、測定結果を出力する測定部と、
    制御部とを備え、
    前記制御部は、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の狙いの温度とする基準温度を取得し、取得した前記基準温度と前記測定部の出力とに基づいて、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度が前記基準温度となるように前記温度調整部の前記強度を調整することを特徴とする印刷装置。
  2. 前記基準温度は、ユーザーインターフェイスを介して入力されることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記記録媒体の種類と前記記録媒体の種類ごとに対応付けられた前記基準温度との関係を記憶する記憶部と、ユーザーインターフェイスと、を有し、
    前記制御部は、前記ユーザーインターフェイスを介して入力された前記記録媒体の種類と前記記憶部に記憶された前記関係とに基づいて、前記基準温度を取得することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  4. 前記画像の印刷デューティー、前記温度調整部の強度、および前記記録媒体の温度または前記支持部の温度の関係の三者、もしくは、
    前記画像の印刷デューティー、前記温度調整部の強度、および前記記録媒体の温度または前記支持部の温度の関係の三者の関係をあらわす関係式、の少なくとも一方を記憶する記憶部、を有し、
    前記制御部は、前記基準温度を決定するための優先順位を取得し、前記関係または前記関係式と前記優先順位とに基づいて、前記基準温度を取得することを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
  5. 前記優先順位は、ユーザーインターフェイスを介して入力されることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  6. 前記優先順位は、前記記憶部に記憶されていることを特徴とする請求項4に記載の印刷装置。
  7. 記録媒体を搬送する搬送部と、前記搬送部によって搬送される前記記録媒体を支持する支持部と、前記支持部と対向する位置に位置し、前記支持部に支持された前記記録媒体に光硬化性のインクを吐出して画像を形成する吐出部と、前記吐出部よりも前記記録媒体の搬送経路の下流側で、前記記録媒体に吐出された前記光硬化性のインクに光を照射して硬化させる光照射部と、前記支持部に対して冷却または加熱の少なくとも一方を実現可能な温度調整部と、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体と対向する位置に配置され、前記支持部の温度または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度を測定し、測定結果を出力する測定部と、制御部とを備える印刷装置の印刷方法であって、
    前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の狙いの温度とする基準温度を取得する工程と、
    取得した前記基準温度と前記測定部の出力とに基づいて、前記支持部または前記支持部に支持された前記記録媒体の温度が前記基準温度となるように前記温度調整部の前記強度を調整する工程とを実施することを特徴とする印刷方法。
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