JP2022095151A - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents

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Abstract

Figure 2022095151000001
【課題】設定履歴情報を用いたジョブの実行方法に応じて、ユーザが所望するジョブに係る設定履歴情報を確実に利用することが可能な画像形成装置等を提供すること。
【解決手段】設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置において、実行した前記ジョブの前記設定値を設定履歴情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示部と、選択された履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御部とを備え、前記制御部は、新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置等に関する。
複合機等の画像形成装置はプリント機能、ファクス機能、又はスキャン機能等を用いたジョブを実行する。ジョブの実行に当たり、画像形成装置は、ユーザによる入力値や、装置固有の初期設定値等を設定値として取得する。取得した設定値に基づき画像形成装置がジョブを実行することで、ユーザは所望のジョブの実行結果を得ることができる。
画像形成装置の中には、実行したジョブに関する情報と当該ジョブに係る設定値とを関連付けた履歴情報を生成するものがある。設定値を含む履歴情報は設定履歴情報と称される。
近年、この設定履歴情報を有効活用する試みがなされている。すなわち、既に実行されたジョブに係る設定履歴情報を再利用することで、設定値等の入力・変更等の手間を省き、ユーザに対する利便性を向上させようとするものである。
しかしながら、設定履歴情報は、一定の生成数を超えた場合に記憶装置から削除されたり、表示装置の表示可能領域の制限により表示数が制限されることがある。
この場合、ジョブの実行により、同一又は一部同一の設定値を有する設定履歴情報が重複して生成されてしまうと、異なる設定値を有する設定履歴情報を用いてジョブを実行したいユーザは、実行に係る設定履歴情報が予期せず削除されたり、又は表示装置に表示されず、所望のジョブを実行する際に設定履歴情報を活用することができないといった問題があった。
重複して生成された履歴情報の取り扱いについて、例えば、特許文献1には、アプリケーションに関する複数の属性に関する項目と、ジョブが実行された時刻に関する項目と、を含む複数の項目からなるレコードを作成し、新たに実行されたジョブにより作成されたレコードに含まれる属性とレコードリストに登録されているレコードとを比較し、差分がない同一のレコードについては新たに実行されたジョブにより作成されたレコードに含まれる時刻で上書きする技術が開示されている。
特開2019-123197号公報
しかしながら、特許文献1では、設定履歴情報を用いたジョブの実行方法に応じて、新たに実行されたジョブに係る設定履歴情報の残し方については言及されていない。
本願は上述した課題に鑑み、設定履歴情報を用いたジョブの実行方法に応じて、ユーザが所望するジョブに係る設定履歴情報を確実に利用することが可能な画像形成装置等を提供することである。
上述した課題を解決するために、本開示の画像形成装置は、設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置において、実行した前記ジョブの前記設定値を設定履歴情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示部と、選択された前記設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御部とを備え、前記制御部は、新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定することを特徴としている。
また、本開示の画像形成装置は、設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置において、実行した前記ジョブの前記設定値を一括設定履歴情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶された前記一括設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示部と、選択された前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御部とを備え、前記制御部は、新たに実行した前記ジョブに係る前記設定値と前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定することを特徴としている。
また、本開示の制御方法は、設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置の制御方法であって、実行したジョブの前記設定値を設定履歴情報として記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された前記設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示工程と、選択された前記設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御工程とを備え、前記制御工程は、新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定する工程を含むことを特徴としている。
また、本開示の制御方法は、設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置の制御方法であって、実行した前記ジョブの前記設定値を一括設定履歴情報として記憶する記憶工程と、前記記憶工程で記憶された前記一括設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示工程と、選択された前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御工程とを備え、前記制御工程は、新たに実行した前記ジョブに係る前記設定値と前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定する工程を含むことを特徴としている。
本開示によれば、設定履歴情報を用いたジョブの実行方法に応じて、ユーザが所望するジョブに係る設定履歴情報を確実に利用することが可能な画像形成装置等を提供することができる。
第1実施形態における複合機の外観斜視図である。 第1実施形態における複合機の機能構成図である。 第1実施形態における設定履歴情報の構成例を表す図である。 第1実施形態におけるジョブ履歴情報の構成例を表す図である。 第1実施形態における複合機の処理の流れを説明するフローチャートである。 第1実施形態における複合機の処理の流れを説明するフローチャートである。 第1実施形態における複合機の処理の流れを説明するフローチャートである。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第1実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第2実施形態における複合機の機能構成図である。 第2実施形態における複合機の処理の流れを説明するフローチャートである。 第2実施形態における複合機の処理の流れを説明するフローチャートである。 第2実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第2実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第2実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第2実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第2実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第2実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第3実施形態における複合機の機能構成図である。 第3実施形態における複合機の処理の流れを説明するフローチャートである。 第3実施形態における複合機の動作例を説明する図である。 第3実施形態における複合機の動作例を説明する図である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、実施形態の説明では、画像形成装置として、コピーを含めたプリント機能、ファクス機能、又はスキャン機能等を有し、各機能の実行に伴う処理をジョブ単位で又はこれらの機能を複数組み合わせた複数ジョブ単位で実行する複合機について説明する。また、以下の実施形態は、本開示を説明するための一例であり、特許請求の範囲に記載した説明の技術的範囲が、以下の記載に限定されるものではない。
[1.第1実施形態]
第1実施形態では、新たなジョブの実行方法として、既に実行済みのジョブ(既実行ジョブ)に係る設定履歴情報の選択を受け付ける設定履歴情報選択画面を備えた複合機について説明する。
[1.1 機能構成]
第1実施形態の複合機10の機能構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は、複合機10の全体構成を説明するための外観斜視図である。図2は複合機10の機能構成図である。
複合機10は、スキャン機能により生成した画像データを記録媒体としての用紙上に画像形成するコピー機能、外部端末装置や可搬性記憶媒体等から取得した画像データに基づき用紙上に画像形成を行うプリント機能(コピー機能及びプリント機能を併せてプリント機能と記載する)を有する。また、複合機10は、公衆電話通信網を介してファクス送受信を行うファクス機能や、受信したファクスデータを一時的に記憶するデータ一時記憶機能等を備える。
図1及び図2に示すように、複合機10は、制御部11と、表示部13と、操作部15と、通信部17と、画像形成部19と、画像読取部21と、記憶部23と、給紙部25と、排紙部27とを備える。
制御部11は複合機10全体を制御する。制御部11は、例えば、1又は複数の演算装置(CPU (Central processing unit)等)により構成される。制御部11は、記憶部23に記憶されたジョブ実行プログラム231、設定履歴情報処理プログラム233、設定値対比判定プログラム235等を読み出し、実行することでその機能を実現する。
表示部13はユーザに各種情報を表示する。表示部13は、例えば、LCD(Liquid crystal display)や有機EL(Electro-luminescence)ディスプレイ等により構成することができる。
操作部15はユーザによる設定値等の情報の入力を受け付ける。操作部15はハードキー(例えば、テンキー)やボタン等で構成することができる。なお、操作部15は、表示部13を介しての入力が可能なタッチパネルとして構成することも可能である。この場合、タッチパネルの入力検出方式としては、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式といった方式を採用することができる。
通信部17は、LAN(Local area network)、WAN(Wide area network)、インターネット、公衆電話回線網等のネットワーク(NW)を介して他の装置と接続し、画像データやファクスデータ等の各種情報を送受信する。通信部17は、例えば、通信可能なインタフェースとして構成され、接続方法としては有線/無線の何れか又はその両方を採用することができる。
画像形成部19は用紙上に画像データに基づく画像を形成する。画像形成部19は、給紙部25から用紙を給紙し、用紙上に画像データに基づく画像を形成した後、排紙部27に排紙する。画像形成部19は電子写真方式を利用したレーザプリンタ等により構成することができる。画像形成部19はトナー色(例えば、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))に対応したトナーカートリッジから供給されるトナーを用いて画像形成を行う。
画像読取部21は読取対象の画像を読み取ることにより画像データを生成する。画像読取部21は、CCD(Charge coupled device)、CIS(Contact image sensor)等のイメージセンサによって画像を電気信号に変換し、当該電気信号を量子化及び符号化することでデジタルデータを生成するスキャナ装置等により構成することができる。
給紙部25は用紙を複数枚積載した状態で収納するための箱型部材(トレイ)を有する。トレイには用途に応じて種々の用紙サイズ、厚みを有する用紙を収納することができる。給紙部25は、例えば、A4サイズ、B5サイズ、A3サイズ等の異なるサイズの用紙を個々に収納した複数のトレイから構成することができる。
記憶部23は複合機10の動作に必要な各種プログラムや、各種データを記憶する。記憶部23は、例えば、RAM(Random access memory)等の揮発性メモリ、半導体メモリであるSSD(Solid state device)、HDD(Hard disk drive)、ROM(Read only memory)等の不揮発性メモリにより構成することができる。
第1実施形態において、記憶部23は、ジョブ実行プログラム231、設定履歴情報処理プログラム233、及び設定値対比判定プログラム235を記憶し、設定値記憶領域237、設定履歴情報記憶領域239及びジョブ履歴情報記憶領域241を確保する。
ジョブ実行プログラム231は、プリント機能、ファクス通信機能、又はスキャン機能等の実行に伴う処理をジョブ単位で行うために、制御部11が読み出すプログラムである。制御部11はジョブ実行プログラム231を読み出すことで、当該ジョブの実行に関与する各部を制御する。
設定履歴情報処理プログラム233は、例えば、ジョブの実行に係る設定値等の取得、設定履歴情報の生成、設定履歴情報に対する処理、表示部13に対する設定履歴情報選択画面等の表示指示、ジョブ履歴情報の生成等を行う際に制御部11が読み出すプログラムである。
設定値対比判定プログラム235は、新たなジョブの実行により取得された設定値と、既実行ジョブに係るものであって、設定履歴情報に含まれる設定値との対比判定処理の際に制御部11が読み出すプログラムである。
設定値記憶領域237は、ジョブの実行に係る種々の設定値を記憶する記憶領域である。第1実施形態に係る設定値には、各ジョブの実行において、ユーザにより設定された設定値や、装置自身が保持する装置初期値等が含まれる。
なお、設定値は、操作部15や表示部13に表示されたタッチパネル等を介し、ユーザにより直接入力された値であってよい。また、複合機10が通信部17を介して不図示の外部端末装置等に接続されている場合、外部端末装置に導入されたプリンタドライバ等の制御プログラムを介して入力された設定値を制御部11が取得することも可能である。制御部11は取得した設定値を設定値記憶領域237に記憶する。
設定履歴情報記憶領域239は、設定履歴情報をデータテーブル形式で記憶する記憶領域である。第1実施形態に係る設定履歴情報は、設定値記憶領域237に記憶された設定値の一部又は全部と、ジョブ機能、実行ユーザ名、実行日時等のジョブの実行に係る履歴情報と、の組み合わせからなる情報に対し、当該情報を一義的に識別するためのID(ジョブID)が付された履歴情報である。
ここで、第1実施形態に係る設定履歴情報の各項目について図3を用いて説明する。図3は、設定履歴情報をデータテーブル形式で記憶する場合の一構成例である。ここで、ジョブIDは、ジョブに対応する設定履歴情報を一義的に識別するIDである。機能は、プリント機能、ファクス機能、又はスキャン機能等のジョブ機能を意味する。ユーザ名はジョブの実行ユーザ名である。文書名はユーザ等により任意に設定されたドキュメントを特定するための文字情報である。ページ数/セット数は、当該ジョブに供されるドキュメントのページ数又はセット数である。開始日時/終了日時は、ジョブの実行開始日時および終了日時である。
優先表示識別子等は、ユーザが注視した設定履歴情報(例えば、特定の設定履歴を有するものに印を付して優先的に表示させたい設定履歴情報)に対して、ユーザ自身が付する識別子(例えば、星印(★)や “保存”といった文字情報)である。
設定値は、設定値記憶領域237に記憶された設定値である。設定履歴情報が含む設定値は、設定値記憶領域237に記憶された設定値であれば、如何なる設定値も選択することができる。図3で示す設定値は、ユーザによる変更頻度が高いと思われる設定値と、変更頻度はそれほど高くはないが、変更された事実を把握していないと所望するジョブ実行結果が得られないと思われる設定値と、が設定値として任意に選択された例である。
例えば、ジョブID“#025”のプリントジョブに係る設定履歴情報において、設定値の左段には、“カラーモード”・“用紙サイズ”・“原稿サイズ”・“用紙タイプ”・“部数”・“ズーム機能”・“ズーム倍率”・“コピー濃度”・“用紙トレイ”等の設定値項目が表されている。これらの設定値項目は、ユーザによる変更頻度が高いと思われる設定値項目を選択した例である。
一方、設定値項目の右段には、“両面印刷”・“N-Up印刷”・“フィットページ”・“仕上げ機能”・“データ補正機能”・“カラーモード調整機能”・“文字・画像合成機能”・“特殊印刷機能” 等の設定値項目が表されている。これらの設定値項目は、変更頻度はそれほど高くはないが、変更された事実を把握していないとユーザは所望するジョブ実行結果が得られないと思われる設定値項目を選択した例である。
前述したように、設定履歴情報に含まれる設定値としては設定値記憶領域237に記憶された任意の設定値を選択することが可能である。しかしながら、設定値の対比判定を可能とするため、新たな実行ジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報に含まれる設定値とは共通の設定値を用いるものとする。
再び、図2に戻り、ジョブ履歴情報記憶領域241は、ジョブ履歴情報を図4に示すデータテーブル形式で記憶する記憶領域である。第1実施形態に係るジョブ履歴情報は、ジョブID、機能、ユーザ名、文書名、ページ数/セット数、開始日時/終了日時、及びステータスを含むジョブの実行記録情報である。制御部11は、生成したジョブ履歴情報に含まれる項目をジョブ履歴として表示部13に表示する。なお、第1実施形態に係るジョブ履歴情報は、ジョブ実行後に生成されてもよいし、設定履歴情報の生成後、当該設定履歴情報の項目からジョブ履歴情報の生成に必要な項目を抜き出すことで生成することも可能である。
[1.2 処理の流れ]
次に、第1実施形態に係る処理の流れについて図5から図7を用いて説明する。
まず、ジョブの実行に伴う設定履歴情報生成の基本的な流れについて図5を用いて説明する。制御部11は、ジョブ実行プログラム231及び設定履歴情報処理プログラム233を読み出すことで本処理を実行する。
図5で説明する処理は、プリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブを不図示の専用の設定画面を介して行う際の処理の一処理例である。図5の処理で得られた設定履歴情報は、図8で説明する設定歴情報選択画面を介した設定履歴情報の選択や、新たに実行したジョブに係る設定値との対比判定に用いられる。
なお、図5に係る処理の説明では、ジョブ履歴情報が生成された後に設定履歴情報が生成される流れとして説明するが、ジョブ履歴情報と設定履歴情報との生成順序は逆であってもかまわない。
ユーザにより、プリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブ等のジョブ実行に係る設定値が専用の設定画面等を介して入力又は変更されると、制御部11は当該ジョブ実行に係る設定値を取得する(ステップS10→ステップS20)。制御部11は、取得した設定値を設定値記憶領域237に記憶する。なお、制御部11は、ユーザにより設定値が入力されない場合、装置固有の初期値を設定値として取得してもよい。
ステップS30において、制御部11は操作部15又は表示部13等の図示せぬスタートボタン等の押下を受け、ジョブ実行指示入力を受け付ける。
ステップS40において、制御部11は、ステップS20において取得した設定値に基づきプリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブ等を実行する。
ステップS50において、制御部11は、実行したジョブに係るジョブ履歴情報(図4参照)を生成する。次いで、ステップS60において、制御部11は生成したジョブ履歴情報をジョブ履歴情報記憶領域241に記憶する。ジョブ履歴情報記憶領域241に記憶したジョブ履歴情報は、ジョブ履歴の表示等に用いることができる。
ステップS70において、制御部11は、実行したジョブに係る設定値を設定値記憶領域237から読み出す。制御部11は、読み出した設定値と、ジョブ機能、実行ユーザ名、実行日時等のジョブの実行に係る履歴情報と、の組み合わせからなる情報に対し、当該情報を一義的に識別するためのIDを付して設定履歴情報を生成する(図3参照)。次いで、ステップS80において、制御部11は、生成した設定履歴情報を設定履歴情報記憶領域239に記憶する。設定履歴情報記憶領域239に記憶された設定履歴情報は、次図で説明する設定履歴情報選択画面を介した設定履歴情報の選択に用いることができる。
次に、設定履歴情報選択画面を介して受け付けた設定履歴情報に基づくジョブの実行後の処理について図6のフローチャートを用いて説明する。なお、図5に係る処理と同一の処理については同一のステップ番号を付する。
なお、制御部11は、ジョブ実行プログラム231、設定履歴情報処理プログラム233、及び設定値対比判定プログラム235を読み出すことで本処理を実行する。
ステップS90において、制御部11は、設定履歴情報記憶領域239から設定履歴情報を読み出し、表示部13に画面表示する。ここで、設定履歴情報記憶領域239から読み出される設定履歴情報には、図5のステップS80で記憶した設定履歴情報や、本図に係る処理で過去に生成した設定履歴情報が含まれる。
なお、制御部11が設定履歴情報記憶領域239から読み出す設定履歴情報の数に特に制限はない。設定履歴情報の表示数は、表示部13の表示可能領域に応じて適宜設定・変更することができる。また、画面表示する設定履歴情報は、例えば、ジョブの実行順で新しいものから順に時系列順に表示することで、ユーザはジョブの実行履歴を併せて把握することができる。
ステップS100において、ユーザは所望する設定履歴情報を既実行ジョブに係る設定履歴情報として選択する。
ユーザにより設定履歴情報が選択されると、制御部11は当該設定履歴情報に含まれる設定値を画面表示する。
ユーザにより、プリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブ等のジョブ実行に係る設定値が入力又は変更されると、制御部11は当該ジョブ実行に係る設定値を取得する(ステップS10→ステップS20)。制御部11は、取得した設定値を設定値記憶領域237に記憶する。
ステップS30において、制御部11は操作部15又は表示部13等の不図示のスタートボタン等の押下を受け、ジョブ実行指示入力を受け付ける。
ステップS40において、制御部11は、ステップS20において取得した設定値に基づきプリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブ等のジョブを新たなジョブとして実行する。
次に、ステップS110において、制御部11は設定値対比判定処理を行う。
設定値対比判定処理の結果、新たに実行したジョブに係る設定値とステップS100において選択した既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とが同一であった場合(ステップS120;Yes)、制御部11は新たに実行したジョブに係る実行ユーザと既実行ジョブの設定履歴情報に係る実行ユーザとが同一であるか否かを判定する。
制御部11は新たに実行したジョブに係る実行ユーザと既実行ジョブに係る実行ユーザとが同一であると判定した場合(ステップS130;Yes)、設定履歴情報に対する表示処理等を行う(ステップS140)。
なお、本開示における「表示処理等」とは、設定値が重複する一方の設定履歴情報を生成して記憶する行為や、何もしない(設定履歴情報の生成も記憶も行わない)、表示を行わない行為等を意味し、設定履歴情報記憶領域239からの削除も含まれる。例えば、制御部11は、ジョブ実行に係るユーザが同一ユーザである場合(ステップS130がYesの場合)、新たに実行したジョブに係る設定履歴情報を生成せず、また、設定履歴情報記憶領域239にも記憶しないとすることができる。また、制御部11は、新たに実行したジョブに係る設定履歴情報を画面表示の対象とはせず、例えば、既実行ジョブに係る設定履歴情報の実行日時を新たに実行したジョブの実行日時に更新して記憶、表示することで設定履歴情報を取りまとめることもできる(以降、本処理を取りまとめ処理と称することがある)。
ところで、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とが同一でなかった場合(ステップS120;No)、すなわち、既実行ジョブに係る設定履歴情報の設定値が変更された場合、又は新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の設定値とが同一であったが(ステップS120;Yes)、実行ユーザが同一でなかった場合(ステップS130;No)、制御部11は、新たに実行したジョブに係る設定履歴情報を生成し、記憶する(ステップS70→ステップS80)。
そして、制御部11は処理をステップS90に戻す。
次に、図6のステップS110に係る設定値対比判定処理について図7を用いて説明する。ここで、対比判定処理で用いる判定パラメータについて説明する。
[対比判定処理における判定パラメータについて]
第1実施形態では、対比対象の設定値を第1設定値、第2設定値の2群に大別して対比判定処理を行う形態について説明する。ここで、第1設定値として、ユーザによる変更頻度が高いと考えられる設定値を想定し、第2設定値として、変更頻度はそれほど高くはないが、変更された事実を把握していないと所望するジョブ実行結果が得られないと考えられる設定値を想定して説明する。
第2設定値はユーザによる変更頻度はそれほど高くないと想定している設定値であるため、新たに実行したジョブに係る第2設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の第2設定値とは同一である蓋然性が高い。したがって、第2設定値に含まれる設定値が設定値間で一つでも異なる場合、制御部11は新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の設定値とは非同一であると判定する。
一方、第1設定値は第2設定値とは異なり、ユーザによる変更頻度が高いと想定している設定値であるため、新たに実行したジョブに係る第1設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の第1設定値とは非同一である蓋然性が高い。しかしながら、第1設定値に含まれる設定値が設定値間で一つでも異なった場合、制御部11が新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の設定値とは非同一であると判定する構成であると、逆に利便性が悪くなる可能性がある。したがって、第1実施形態では、第1設定値が設定値間で規定個数以上同一である場合には、設定値は同一であると判定する。なお、当該規定個数は、所定の設定画面を介して任意の規定個数を設定することができる。
また、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の設定値との対比判定に対比期間、すなわち、対比対象とする既実行ジョブが新たなジョブの実行から所定の期間内に実行されたものであるか否かを判定する判定期間を設けることで、新たに実行したジョブに係る設定値を含む設定履歴情報が過去に存在していたか否かを判定することができる。
上記判定パラメータを用い、制御部11は設定値対比判定処理を実行する(図7参照)。
処理を開始すると、制御部11は、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とを対比する。
まず、制御部11は、第2設定値に含まれる設定値について対比を行う。なお、第2設定値はユーザによる変更頻度はそれほど高くないと想定している設定値である。第1実施形態では、例えば、“両面印刷”・“N-Up印刷”・“フィットページ”・“仕上げ機能”・“データ補正機能”・“カラーモード調整機能”・“文字・画像合成機能”・“特殊印刷機能”等の設定値が第2設定値に該当する。
第2設定値が同一であった場合(ステップS150;Yes)、制御部11は、第1設定値に含まれる設定値について対比を行う。なお、第1実施形態では、“カラーモード”・“用紙サイズ”・“原稿サイズ”・“部数”・“ズーム機能”・“用紙トレイ”・“排紙トレイ”・“給紙方法”等の設定値が第1設定値に該当する。第1設定値が設定値間で規定個数以上同一である場合(ステップS160;Yes)、制御部11は、対比対象とする既実行ジョブが新たなジョブの実行から所定の期間内に実行されたものであるか否かを判定する。
対比対象とする既実行ジョブが新たなジョブの実行から所定の期間内に実行されたものである場合(ステップS170;Yes)、制御部11は、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とは同一であると判定する(ステップS180)。
一方、第2設定値が同一でなかった場合(ステップS150;No)、制御部11は新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とは非同一である判定する。また、第2設定値は同一であったが(ステップS150;Yes)、第1設定値が設定値間で規定個数以上同一でなかった場合(ステップS160;No)、及び対比対象とする既実行ジョブが新たなジョブの実行から所定の期間内に実行されたものでない場合(ステップS170;No)、制御部11は新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とは非同一であると判定する(ステップS190)。
このように、対比対象の設定値を複数のグループに分類し、グループ毎に設定値の対比判定を行うことで、総ての設定値の対比を行う必要が無くなる。無論、本開示は対比対象の設定値を単一グループで構成する態様を否定するものではない。ジョブ機能によっては、対比対象とする設定値が少ないことがある。この場合、対比対象とする設定値を単一グループとして構成することも可能である。
[1.4 動作例]
次に、本実施形態に係る複合機10の動作例について図8~図14を用いて説明する。本動作は、図6のステップS90~図7のステップS190に係る処理に対応する。
図8に示す表示画面W10は、設定履歴情報選択画面の一構成例である。表示画面W10は、設定履歴情報表示領域R11~R17と、ジョブ実行ボタンB11と、キャンセルボタンB13とを含む。設定履歴情報表示領域R11~R17は、設定履歴情報をジョブの実行順で新しいものから時系列順に、又は制御部11による処理結果順に並列することで構成される。図8に示す例は、4行の設定履歴情報を並列した例である。なお、設定履歴情報の並列数は4行に限定されるものではなく、表示部13の表示可能領域に応じて適宜設定することができる。
設定履歴情報表示領域R11~R17に表示される情報は、制御部11が設定履歴情報記憶領域239に記憶した設定履歴情報から読み出した情報である。設定履歴情報表示領域R11~R17で示す構成例は、ジョブIDと、ジョブ実行日時と、実行ユーザ名と、設定値とを含む。
設定履歴情報表示領域R11を一例にして説明する。ジョブIDは、実行したジョブに対応し、設定履歴情報を一義的に識別するための識別子である。本実施形態に係るジョブIDには、ユーザが一見してジョブ機能を判別することができるように、各ジョブ機能を表すアルファベット文字(プリント機能:P、ファクス機能:F、スキャン機能:S)の何れかが付される。例えば、ジョブID“#025_P”は、25番目に実行されたジョブであって、プリント機能に係るジョブであることを表している。ジョブ実行日時(2019/12/4 10:30:50)はジョブ実行の日時を表す。実行ユーザ名(Uesr:T.T)は当該ジョブを実行したユーザ名である。
設定値は、設定履歴情報に含まれる設定値の少なくとも一部である。設定履歴情報表示領域に表示される設定値の項目は、ユーザの注視度に応じて適宜設定変更することができる。
設定履歴情報表示領域R11の表示例では、設定値の表示例として、設定値項目:カラーモードの設定値“フルカラー”、設定値項目:用紙サイズの設定値“A4”、及び設定値項目:用紙タイプの設定値“普通紙”を表示した例である。
設定履歴情報表示領域R13のジョブID“#024_P”は、24番目に実行されたジョブであって、プリント機能に係るプリントジョブ、設定履歴情報表示領域R15のジョブID“#023_P”は、23番目に実行されたジョブであって、プリント機能に係るプリントジョブ、設定履歴情報表示領域R17のジョブID“#022_S”は、22番目に実行されたジョブであって、スキャン機能に係るスキャンジョブあることを表している。
図8に示す表示画面W10は、2019年12月4日の10:30:50の25番目のプリントジョブ、2019年12月4日の10:15:30の24番目のプリントジョブ、2019年12月4日の9:30:00の23番目のプリントジョブ、2019年12月4日の7:30:50の22番目のスキャンジョブに係る設定履歴情報を時系列順に並列した例である。
ジョブ実行ボタンB11は、ユーザによる選択された設定履歴情報に係るジョブの実行指示の入力を受け付けるボタンである。ユーザは例えば、設定履歴情報表示領域R11に示すようなチェックを付し、ジョブ実行ボタンB11を押下することで、選択した設定履歴情報に係るジョブを実行する。ジョブ実行ボタンB11の押下を受け、制御部11は図6のステップS40等の処理を実行することにより、所望するジョブを実行することができる。
キャンセルボタンB13は、ユーザによる入力キャンセルを受け付けるボタンである。
次に、ジョブ実行ボタンB11の押下を受け、制御部11が表示する設定画面W20について説明する。設定画面W20は、設定履歴情報に含まれる設定値をユーザに対して表示し、設定値の入力又は変更等を受け付ける設定画面の一構成例である。
設定画面W20は、ジョブ機能別タブT11~T15と、設定値入力・変更領域R19と、設定履歴情報表示領域R21と、対比設定値設定ボタンB15と、OKボタンB17と、キャンセルボタンB19とを含む。
ジョブ機能別タブT11~T15は、ジョブ機能毎に設けられた設定画面の切り替えを受け付けるタブである。設定画面W20は、プリントタブT11、スキャンタブT13、ファクスタブT15を有する。図9に係る構成例では、プリントタブT11が選択されている様子を表している。
設定値入力・変更領域R19は、ジョブ実行に係る設定値の入力・変更を受け付ける領域である。図8の表示画面W10を介してユーザにより所望の設定履歴情報が選択され、ジョブ実行ボタンB11が押下されると、制御部11は、選択された設定履歴情報に係る設定値の内容を設定値入力・変更領域R19に反映表示する。
ユーザは、設定値入力・変更領域R19に表示された設定履歴情報の設定値を確認することで、ジョブ実行に係る設定値を把握することができる。例えば、図9は、ジョブID“#025_P”に係る設定履歴情報が選択され、当該設定履歴情報の設定値内容が表示されている様子を表している。具体的には、設定値項目:カラーモードの設定値“フルカラー”、設定値項目:部数の設定値“100部”、設定値項目:用紙(原稿)サイズの設定値“A4(自動)”、設定値項目:用紙タイプの設定値“普通紙(自動、A4)”、設定値項目:コピー濃度の設定値“自動”、及び設定値項目:ズーム倍率の設定値“100%”が設定値として表示された例である。
なお、その他の設定値(例えば、両面印刷、N-Up印刷、フィットページ、仕上げ機能等)については、設定値入力・変更領域R19内の“特別機能”ボタンを押下することで表示することができる。
設定履歴情報表示領域R21は、図8の表示画面W10に表示された設定履歴情報を反映して表示する領域である。ここでは、ジョブID“#025_P”に係る設定履歴情報がユーザにより選択された旨が容易に理解できるよう、該当領域が暗転表示されている。
対比設定値設定ボタンB15は、設定値対比判定に係る設定値の確定・変更の入力を受け付ける。制御部11は対比設定値設定ボタンB15の押下を受けて図10に例示する対比設定値設定画面W30を表示する。
OKボタンB17は、ユーザによる入力承認を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB19は、ユーザによる入力キャンセルを受け付けるボタンである。
次に、対比設定値設定ボタンB15の押下を受けて、制御部11が表示する対比設定値設定画面W30について図10を用いて説明する。
第1実施形態に係る対比設定値設定画面W30は、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値との対比に用いる設定値の選択及び確定等を受け付ける画面である。
対比設定値設定画面W30は、第1設定値入力タブT17と、第2設定値入力タブT19と、表示設定タブT21と、規定設定値個数等表示領域R23と、OKボタンB21と、キャンセルボタンB23とを含む。
図10(a)は、第1設定値入力タブT17の一構成例である。第1設定値入力タブT17は、ユーザによる変更頻度が高いと考えられる設定値が含まれる。したがって、第1設定値入力タブT17は、例えば、ユーザが把握する必要がないと判断する設定値に関しては選択しないといった、ユーザによる選択動作を基本動作として構成するのが好ましい。加えて、第1設定値入力タブT17は、ユーザによる選択動作を促すため、対比設定値設定画面W30の画面表示命令が入力された際に、最初にユーザの目に留まる第1表示画面として構成するのが好ましい。
図10(b)は、第2設定値入力タブT19の一構成例である。第2設定値入力タブT19は、変更頻度はそれほど高くはないが、変更された事実を把握していないとユーザは所望するジョブ実行結果が得られないと考えられる設定値が含まれる。第2設定値入力タブT19は、ユーザによる変更頻度の低さから、例えば、図10(b)に例示するように、表示する全ての設定値が予め選択された状態(初期設定値)で表示することも可能である。この場合、ユーザが把握する必要がないと判断する設定値に関しては、ユーザはチェックを外すことにより当該選択を解除すればよい。このような理由から、第2設定値入力タブT19は、第1設定値入力タブT17よりも表示優先度が低い第2表示画面として構成するのが好ましい。
図10(c)は、表示設定タブT21の一構成例である。表示設定タブT21は、制御部11による表示処理後(図6のステップS140参照)における設定履歴情報の表示形式を受け付ける。第1実施形態に係る表示設定タブT21は、同一設定履歴情報の非表示(同一ユーザ)チェックボックスR25aと、同一設定履歴情報の表示(非同一ユーザを含む)チェックボックスR25bと、差分設定履歴情報の表示チェックボックスR25cとを含む。
同一設定履歴情報の非表示(同一ユーザ)チェックボックスR25aは、第1設定値入力タブT17及び第2設定値入力タブT19を介して受け付けた設定値が設定履歴情報間で同一であり、実行ジョブに係るユーザと既実行ジョブに係るユーザとが同一であった場合に、制御部11が取りまとめ処理した設定履歴情報の表示形式を受け付けるチェックボックスである。なお、表示例1チェックボックス、表示例2チェックボックス、及び表示例3チェックボックスは、設定履歴情報の具体的表示例の指定を受け付けるチェックボックスである。
同一設定履歴情報の表示(非同一ユーザ含む)チェックボックスR25bは、第1設定値入力タブT17及び第2設定値入力タブT19を介して受け付けた設定値が設定履歴情報間で同一であり、実行ジョブに係るユーザと既実行ジョブに係るユーザとが異なる場合に、制御部11が表示する設定履歴情報の表示形式を受け付けるチェックボックスである。
差分設定履歴情報の表示チェックボックスR25cは、第1設定値入力タブT17及び第2設定値入力タブT19を介して受け付けた設定値が設定履歴情報間で異なる場合に、制御部11が表示する設定履歴情報の表示形式を受け付けるチェックボックスである。なお、表示例1チェックボックス、表示例2チェックボックス、及び表示例3チェックボックスは、差分設定履歴情報の具体的表示例の指定を受け付けるチェックボックスである。
規定設定値個数等表示領域R23は、規定設定値個数指定領域と対比期間指定領域とを含む。規定設定値個数指定領域は、設定値対比判定処理において、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定履歴情報の設定値との間で、第1設定値が異なったとしても当該第1設定値は同一とみなす設定値の許容個数の入力を受け付ける領域である。図10(a)での例示では、9個の第1設定値のうち、5個以上が同一であれば、第1設定値は同一であると設定した例である。
対比期間指定領域は、対比対象とする既実行ジョブが新たなジョブの実行から所定の期間内に実行されたものであるか否かを判定する判定期間の入力を受け付ける領域である。
OKボタンB21は、ユーザによる入力承認を受け付けるボタンである。キャンセルボタンB23は、ユーザによる入力キャンセルを受け付けるボタンである。
図11は、図10の同一設定履歴情報の非表示(同一ユーザ)チェックボックスR25a並びに付随する表示例1チェックボックスにチェックが付された場合の表示結果の一構成例である。なお本動作は、図6のステップS120~ステップS140に係る処理の一例である。
ここで、図11の左図(a)に係る表示画面W40は、図8の表示画面W10で例示したものと同一であり、制御部11による処理が行われない場合の表示例である。右図(b)に係る表示画面W50は、制御部11による同一設定履歴情報の取りまとめ処理後に係る設定履歴情報の表示例である。
第1実施形態に係る対比判定処理が実行されない場合、ジョブ実行に係る設定履歴情報は、左図(a)に示されるようにジョブID“#025_P”に係る設定履歴情報が生成される。そして、ジョブID“#025_P”に係る設定履歴情報を最新の設定履歴情報とする設定履歴情報が時系列順に配列される(設定履歴情報表示領域R27~R33)。
これに対して、本実施形態に係る対比判定処理が実行されると、制御部11は、新たに実行したジョブとしてジョブID“#025_P”の設定値と既実行ジョブとしてのジョブID“#024_P”の設定履歴情報に含まれる設定値との対比判定を行う。
ジョブID“#025_P”に係る設定値とジョブID“#024_P”に係る設定値とは実質的に同一である。そして実行ユーザもユーザ名:T.Tで同一である。したがって、制御部11は、ジョブID“#025_P”の設定値とジョブID“#024_P”の設定履歴情報に含まれる設定値とは同一である判定する。この場合、制御部11はジョブID“#025_P”に係る設定履歴情報を生成しない。
そして、制御部11は、ジョブID“#024_P”の実行日時をジョブID“#025_P”に係る実行日時に更新して記憶する、取りまとめ処理を実行する(設定履歴情報表示領域R35)。
一方、設定履歴情報表示領域R31に表示されたジョブID“#023_P”に係る設定履歴情報及び設定履歴情報表示領域R33に表示されたジョブID“#022_S”に係る設定履歴情報については、右図(b)に示すように、そのまま設定履歴情報表示領域R37及び設定履歴情報表示領域R39として表示される
なお、取りまとめ処理の表示例としては、図11の例とは別に、例えば、図12に例示する例として表示することも可能である。
図12(a)は、図10(c)の同一設定履歴情報の非表示(同一ユーザ)チェックボックスR25a並びに付随する表示例2チェックボックスにチェックが付された場合の表示画面W60の一構成例である。
図12(a)は、取りまとめ処理が施された設定履歴情報として、六角形のマークがジョブID“#024_P”に係る設定履歴情報表示領域R41に付された例である。
図12(b)は、図10(c)の同一設定履歴情報の非表示(同一ユーザ)チェックボックスR25a並びに付随する表示例3チェックボックスにチェックが付された場合の表示画面W70の一構成例である。
図12(b)では、取りまとめ処理が施された設定履歴情報として、他の設定履歴情報の存在を示唆する表示領域を模った図形がジョブID“#024_P”に係る設定履歴情報表示領域R43に付された例である。図12で示すように、設定履歴情報の取りまとめ処理が行われた事実を一見して把握可能となるように表示構成を工夫することで、ユーザは容易に当該事実を把握することができる。
一方、図13(b)は、図10(c)の同一設定履歴情報の表示(非同一ユーザを含む)チェックボックスR25bにチェックが付された場合の表示画面W90の一例である。
ここで、図13の左図(a)で示す表示画面W80の例は、図7の表示画面W10で例示した例とは一部異なる。既実行ジョブ(ジョブID“#024_P”)は、イニシャルJ.Kの実行ユーザにより実行されたジョブであるが、新たに実行したジョブ(ジョブID“#025_P”)は、イニシャルT.Tの実行ユーザにより実行されたジョブである。
制御部11は、図10(c)の同一設定履歴情報の表示(非同一ユーザを含む)チェックボックスR25bにチェックが付された場合、新たに実行したジョブに係る設定値と既実行ジョブに係る設定値とが同一であったとしても、実行ユーザが一致しない場合には、設定履歴情報の取りまとめ処理を行わない。
制御部11は、図13(a)の表示画面W80に示した設定履歴情報表示領域R45~R51と同一(何も処理を変えない)の設定履歴情報を図13(b)に示す表示画面W90としてジョブ実行の時系列順に新しいものから表示する。
次に、図14(a)の表示画面W100は、図10(c)の差分設定履歴情報の表示チェックボックスR25c並びに付随する表示例1チェックボックスにチェックが付された場合において、制御部11が表示する設定履歴情報の差分表示結果の一構成例である。図14(b)の表示画面W110は、表示例2チェックボックスにチェックが付された場合の例であり、図14(c)の表示画面W120は、表示例3チェックボックスにチェックが付された場合の例である。
なお、図14では、イニシャルT.Tの実行ユーザによりジョブID“#028_P”に係るジョブが最初に実行され、次いで、イニシャルT.Tの実行ユーザにより、ジョブID“#029_P”が実行され、最後に同じくイニシャルT.Tの実行ユーザにより、ジョブID“#030_P”が実行された例について説明する。
加えて、イニシャルT.Tの実行ユーザは、当該ジョブID“#028_P”に係る設定履歴情報を一部変更してジョブID“#029_P”を実行し、更に、ジョブID“#029_P”に係る設定履歴情報を一部変更してジョブID“#030_P”に係るジョブを実行したものとして説明する。
初めに、イニシャルT.Tの実行ユーザは、設定履歴情報表示領域R57で表示されている設定履歴情報に基づき、設定値項目:カラーモードを“フルカラー”、設定値項目:用紙サイズを“A4”、設定値項目:用紙タイプを“普通紙”の設定値でジョブID“#028_P”に係るプリントジョブを実行する。
次に、イニシャルT.Tの実行ユーザは、設定履歴情報表示領域R57で表示されている設定履歴情報を参照し、設定値項目:カラーモードの設定値を“白黒”に変更し、設定値項目:用紙サイズを“A4”、設定値項目:用紙タイプを“普通紙”の設定値でジョブID“#029_P”に係るプリントジョブを実行する。
最後に、ニシャルT.Tの実行ユーザは、設定履歴情報表示領域R55で表示されている設定履歴情報を参照し、設定値項目:カラーモードを“白黒”、設定値項目:用紙サイズの設定値を“B4”に変更し、設定値項目:用紙タイプを“普通紙”、設定値項目:部数を100部とするプリントジョブを実行する(設定履歴情報表示領域R53)。
このようなジョブ実行履歴を有する場合、制御部11は、各ジョブ実行段階における設定値の差分(変更箇所)が明確となるよう設定履歴情報の差分箇所を表示する。
この場合、例えば、設定履歴情報の差分の把握が容易となるよう、差分が生じる直前までの設定履歴情報(ジョブID“#027_S”)を表示する設定履歴情報表示領域R59と当該差分が生じた設定履歴情報(ジョブID“#028_P”)を表示する設定履歴情報表示領域R57との間を実線や点線で区切ったり(図14(a))、差分が生じる直前の設定履歴情報(ジョブID“#027_S”)を表示する設定履歴情報表示領域R61の表示色を他のものとは異なる配色(図14(b))とすることも可能である。
また、図14(c)に例示するように、設定履歴情報の変更履歴の把握を容易とするため、変更に係る設定履歴情報(設定履歴情報表示領域R63~R67)を例えば、階層状に並列し、設定履歴の更新が(変更)が時系列的に行われた事実を連想させるように工夫してもよい。
以上のように、第1実施形態によれば、設定履歴情報選択画面を介して選択した既実行ジョブに係る設定履歴情報に基づき、新たなジョブを実行した場合において、当該ジョブの実行に係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とが同一であるか否かの判定結果によって、新たなジョブに係る設定履歴情報の表示形式を決定する構成であるため、ユーザは所望するジョブに係る設定履歴情報を確実に利用することができる。
[2.第2実施形態]
つづいて、第2実施形態について説明する。第2実施形態は、第1実施形態とは異なり、設定履歴情報選択画面を介した設定履歴情報の選択ではなく、登録したジョブプログラムを用いてジョブを実行した場合の実施形態である。第2実施形態の説明では、第1実施形態と同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
[2.1 機能構成]
図15は、第2実施形態に係る複合機30の機能構成を説明する図である。第2実施形態に係る複合機30は、複合機10の記憶部23に替えて記憶部33を備える。
第2実施形態において、記憶部33は、ジョブ実行プログラム231、設定履歴情報処理プログラム233、設定値対比判定プログラム235、及びジョブ登録プログラム331を記憶し、設定値記憶領域237、設定履歴情報記憶領域239及びジョブ履歴情報記憶領域241を確保する。
ジョブ登録プログラム331は、ジョブに係る一連の処理をジョブプログラムとして登録し、又は登録したジョブプログラムの呼び出し、消去の際に制御部11が読み出すプログラムである。なお、ジョブに係る一連の処理をプログラムとして登録したものを本開示ではジョブプログラムと記載する。
[2.2 処理の流れ]
次に、第2実施形態に係る処理の流れについて図16及び図17を用いて説明する。
なお、制御部11は、ジョブ実行プログラム231、設定履歴情報処理プログラム233、設定値対比判定プログラム235、及びジョブ登録プログラム331を読み出すことで本処理を実行する。なお、本処理において、第1実施形態で説明した処理と同一の処理については同一のステップ番号を付する。
まず、ステップS200において、制御部11は、表示部13又は操作部15を介してジョブ登録プログラム331の起動指示入力を受け付ける。
次に、ステップS210において、制御部11は、ジョブ登録プログラム331を読み出し、ジョブプログラム呼出画面を表示部13に表示する。
ステップS220において、制御部11は、ユーザによるジョブプログラムの選択を受け付ける。そして、制御部11は、選択されたジョブプログラムが保持する設定履歴情報に係る設定値をユーザに対して表示するための設定画面を表示する。
ユーザにより、プリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブ等のジョブ実行に係る設定値が設定画面を介して入力又は変更されると、制御部11は当該ジョブ実行に係る設定値を取得する(ステップS10→ステップS20)。制御部11は、取得した設定値を設定値記憶領域237に記憶する。
ステップS30において、制御部11は操作部15又は表示部13等の図示せぬスタートボタン等の押下を受け、ジョブ実行指示入力を受け付ける。
ステップS40において、制御部11は、ステップS20において取得した設定値に基づきプリントジョブ、ファクスジョブ、又はスキャンジョブ等を実行する。
次に、ステップS110において、制御部11は設定値対比判定処理を行う。なお、本ステップでは、図6のステップS130で説明した同一ユーザ判定処理を更に追加してもよい。
設定値対比判定処理の結果、ジョブ実行に係る設定値が変更された場合(ステップS230;Yes)、制御部11は、新たに実行したジョブについてジョブ履歴情報を生成し(ステップS50)、ジョブ履歴情報記憶領域241に記憶する(ステップS60)。
次いで、制御部11は、ジョブ履歴情報記憶領域241に記憶したジョブ履歴情報に基づきジョブ履歴を生成する。制御部11は生成したジョブ歴を表示部13に表示する(ステップS240)。この場合、制御部11は、ジョブ履歴で表示する項目として、設定値の差分(変更された設定値)を表示する。例えば、プリントジョブに係るジョブプログラムにおいて、プリント部数のみが変更された場合、制御部11は、ジョブプログラム名とプリント部数を表示する。ジョブ履歴としてジョブプログラム名と設定値の差分とを表示することにより、ユーザは実行したジョブプログラムと変更した設定値とを容易に把握することができる。
次に、ステップS70において、制御部11は、実行したジョブに係る設定値を設定値記憶領域237から読み出す。制御部11は、読み出した設定値と、ジョブ機能、実行ユーザ名、実行日時等のジョブの実行に係る履歴情報と、の組み合わせからなる情報に対し、当該情報を一義的に識別するためのIDを付して設定履歴情報を生成する。次いで、ステップS80において、制御部11は、生成した設定履歴情報を設定履歴情報記憶領域239に記憶する。
一方、設定値対比判定処理の結果、ジョブ実行に係る設定値が変更されなかった場合(ステップS230;No)、制御部11は、実行したジョブに係るジョブ履歴情報を生成する(ステップS50)。次いで、ステップS60において、制御部11は生成したジョブ履歴情報をジョブ履歴情報記憶領域241に記憶する。
次に、制御部11は、ジョブ履歴を表示部13に表示するか否かを判定する(ステップS250)。なお、制御部11は、ユーザにより予め設定された設定内容に基づきジョブ履歴を表示するか否かを判定する。
ジョブ履歴を表示すると判定した場合(ステップS250;Yes)、制御部11は、ジョブ履歴情報記憶領域241に記憶したジョブ履歴情報に基づきジョブ履歴を生成する。制御部11は生成したジョブ履歴を表示部13に表示する(ステップS240)。この場合、制御部11は、ジョブ履歴で表示する項目として、ジョブプログラム名と実行ユーザ名とを表示する。ジョブ履歴としてジョブプログラム名と実行ユーザ名とを表示することにより、ジョブ履歴を閲覧したユーザは実行されたジョブプログラムと当該ジョブプログラムを実行した実行ユーザを容易に把握することができる。
一方、ジョブ履歴を表示しないと判定した場合(ステップS250;No)、制御部11は、設定履歴情報を生成するか否かを判定する(ステップS260)。なお、制御部11は、ユーザにより予め設定された設定内容に基づき設定履歴情報を生成するか否かを判定する。
設定履歴情報を生成すると判定した場合(ステップS260;Yes)、制御部11は、ステップS70において、設定履歴情報を生成する。次いで、制御部11は、生成した設定履歴情報を設定履歴情報記憶領域239に記憶して(ステップS80)、処理を終了する(ステップS80)。
なお、ジョブ履歴を表示しないと一旦判定した場合であっても(ステップS250;No)、設定履歴情報を生成すると判定した場合は(ステップS260;Yes)、制御部11は、ユーザからの要求に応じて当該ジョブ履歴を表示することができる。
一方、設定履歴情報を生成しないと判定した場合(ステップS260;No)、制御部11は処理を終了する。
[2.3 動作例]
次に、第2実施形態に係る動作例について説明する。図18(a)は、制御部11がジョブ登録プログラム331を読み出すことで表示するジョブプログラム呼出画面W130の一構成例である。
ジョブプログラム呼出画面W130は、ジョブプログラム呼出タブT23を有する。ジョブプログラム呼出タブT23は、ジョブプログラム選択領域R71と、呼出ボタンB25と、登録/消去ボタンB27と、終了ボタンB29とを含む。
ジョブプログラム選択領域R71は、例えば、作成したジョブプログラムの登録や消去、ユーザが実行させたいジョブプログラムの選択を各ジョブプログラム番号(JP_No.1~12)が割り当てられた表示ボタンの押下により受け付ける。
呼出ボタンB25は、ユーザによるジョブプログラムの呼出指示の入力を受け付けるボタンである。ユーザによる押下を受け、制御部11はジョブプログラム選択領域R71を介して受け付けたジョブプログラム番号に対応するジョブプログラムを呼び出す。
図18(b)に例示するように、ユーザは呼出対象のジョブプログラムに対応するジョブプログラム番号を選択する(本図では、ジョブプログラム番号2(JP_No.2)が選択されている様子を表している)。そして、ユーザは呼出ボタンB25を押下することで、所望のジョブプログラムを呼び出すことができる。
登録/消去ボタンB27は、制御部11が呼び出したジョブプログラムの登録又は消去を受け付けるボタンである。
終了ボタンB29は、ジョブプログラム呼出画面W130を閉じる際にユーザによる押下を受け付けるボタンである。終了ボタンB29が押下されると、制御部11はジョブ登録プログラム331による処理を終了する。
図19は、ジョブプログラム呼出画面W130の呼出ボタンB25の押下を受けて、制御部11が画面表示する設定画面W140の一構成例である。なお、第1実施形態に係る設定画面W20と同一の構成については、同一の符号を付し、説明が不要な箇所はその説明を省略する。
設定画面W140は、ジョブ機能別タブT11~T15と、設定値入力・変更領域R19と、ジョブプログラム表示領域R73と、対比設定値設定ボタンB15と、OKボタンB17と、キャンセルボタンB19とを含む。
設定値入力・変更領域R19は、ジョブ実行に係る設定値の入力・変更を受け付ける領域である。図18のジョブプログラム呼出画面W130を介して所望のジョブプログラムが選択され、呼出ボタンB25が押下されると、制御部11は、選択されたジョブプログラムの設定履歴情報に係る設定値の内容を設定値入力・変更領域R19に反映表示する。
ユーザは、設定値入力・変更領域R19に表示された設定履歴情報の設定値を確認することで、ジョブ実行に係る設定値を把握することができる。例えば、図19は、ジョブプログラムNo.2“JP No.2”が選択され、当該設定履歴情報の設定値内容が表示されている様子を表している。具体的には、設定値項目:カラーモードの設定値“フルカラー”、設定値項目:部数の設定値“100部”、設定値項目:用紙(原稿)サイズの設定値“A4(自動)”、設定値項目:用紙タイプの設定値“普通紙(自動、A4)”、設定値項目:コピー濃度の設定値“自動”、及び設定値項目:ズーム倍率の設定値“100%”が設定値として表示された例である。
なお、その他の設定値(例えば、両面印刷、N-Up印刷、フィットページ、仕上げ機能等)については、設定値入力・変更領域R19内の“特別機能”ボタンを押下することで表示することができる。
ジョブプログラム表示領域R73は、ジョブプログラム呼出画面W130を介してユーザにより呼び出されたジョブプログラムに対応するジョブプログラム番号を表示する表示領域である。ここでは、ジョブプログラムNo.2“JP No.2”に係るジョブプログラムがユーザにより選択された旨が容易に理解できるよう、該当領域が暗転表示されている。
次に、対比設定値設定ボタンB15の押下を受けて制御部11が画面表示する対比設定値設定画面W150について図20を用いて説明する。
第2実施形態に係る対比設定値設定画面W150は、新たに実行したジョブに係る設定値と選択したジョブプログラムの設定履歴情報に係る設定値との対比に用いる設定値の選択及び確定等を受け付ける。
対比設定値設定画面W150は、第1設定値入力タブT17と、第2設定値入力タブT19と、表示設定タブT25と、設定履歴タブT27と、規定設定値個数等表示領域R23と、OKボタンB21と、キャンセルボタンB23とを含む。
なお、対比設定値設定画面W150は、第1実施形態に係る対比設定値設定画面W30と略同一の構成とすることができる。例えば、図20(a)は対比設定値設定画面W150において、第1設定値入力タブT17の一構成例を説明する図であり、図10(a)の第1実施形態に係る第1設定値入力タブT17の一構成例に相当する。また、図20(b)は、第2設定値入力タブT19の一構成例を説明する図であり、図10(b)の第1実施形態に係る第2設定値入力タブT19の一構成例に相当する。
表示設定タブT25は、図16及び図17で説明したジョブ履歴の表示に係る設定を受け付ける。図20(c)は、ジョブ履歴の表示設定の一構成例である。図16のステップS240において、ジョブ実行に係る設定値の差分(変更された設定値)を含むジョブ履歴を表示させる場合、ユーザは“差分ジョブ履歴の表示”にチェックを付する。ジョブ実行に係る設定値が変更されず、ジョブ履歴を表示しない場合は(図17のステップS250;No)、ユーザは“同一ジョブ履歴の非表示”にチェックを付する。
ジョブ実行に係る設定値が変更されなかったが、ジョブ履歴を表示させる場合(図17のステップS250;Yes)、又はジョブ実行に係る設定値が変更されず、ジョブ履歴を表示しないと初期設定したが、後でジョブ履歴を表示させる設定に変更する場合は、ユーザは“同一ジョブ履歴の表示”にチェックを付する。
設定履歴タブT27は、ジョブ実行に係る設定値が変更されなかった場合に、新たなジョブに係る設定履歴情報の生成・記憶を行うか否かの設定入力を受け付ける。ジョブプログラムの設定履歴情報に係る設定値と同一の設定値で実行されたジョブに係る設定履歴情報を生成・記憶する場合には、ユーザは“設定履歴情報の生成・記憶”にチェックを付する。
図21は、ジョブ履歴の表示画面の一構成例である。ジョブ履歴画面W160は、プリントタブT29、スキャンタブT31、及びファクスタブT33と、ジョブ履歴表示領域R75と、ステータス表示領域R77と、表示ボタン31と、中止/削除ボタンB33とを含む。
プリントタブT29、スキャンタブT31、及びファクスタブT33は、プリント、スキャン、及びファクスのジョブ機能毎にジョブ履歴の表示の切り替えを受け付けるタブである。ユーザは、プリントタブT29、スキャンタブT31、及びファクスタブT33の何れかのタブを選択することで、各ジョブ機能に基づき実行されたジョブのジョブ履歴を表示させることができる。図21は、プリントジョブに係るジョブ履歴を表示した一構成例である。
ジョブ履歴表示領域R75は、ジョブプログラムの実行により実行されたジョブのジョブ履歴を実行順に並列したものである。ジョブ履歴表示領域R75は、図20の対比設定値設定画面W150の表示設定タブT25において、“差分ジョブ履歴の表示”にチェックが付された場合の表示例である。この場合、ジョブNo.3のジョブは、ジョブNo.2のジョブプログラム(JP_No.2)に基づく新たな実行ジョブを表している。この場合、制御部11は、ジョブ履歴で表示する項目である設定値の差分(変更された設定値)として、ジョブプログラム名(JP_No.2)とプリント部数(セット/終了部数)を表示する(図中点線枠内)。
ステータス表示領域R77は、ジョブプログラムに係るジョブの実行状況を表示する表示領域の一構成例である。ジョブの実行状況は、ジョブの実行段階をスプール、予約/実行中、及び終了の3段階で表し、実際のジョブの実行状況を矢印の表示状態で表現することができる。図21の例示は、ジョブの実行状況として、ジョブが終了した旨を表示している。
表示ボタンB31は、ジョブプログラムの設定履歴情報の表示入力を受け付ける。例えば、制御部11は、ユーザによる表示ボタンB31の押下を受けて、図19で例示した設定画面W140を表示する。
中止/削除ボタンB33は、ジョブプログラムに係るジョブの実行中止又はジョブ履歴からの削除の入力を受け付ける。
図22は、ジョブ履歴の表示画面の他の構成例である。ジョブ履歴画面W170は、図21で例示したジョブ履歴画面W160のジョブ履歴表示領域R75とは異なる表示形式でジョブ履歴を表示するジョブ履歴表示領域R79を含む。
ジョブ履歴表示領域R79は、ジョブプログラムの実行により実行されたジョブのジョブ履歴を実行順に並列したものである。ジョブ履歴表示領域R79は、図20の対比設定値設定画面W150の表示設定タブT25において、“同一ジョブ履歴の非表示”にチェックが付された場合の表示例である。この場合、図中、点線枠で囲まれたジョブNo.3のジョブは、ジョブNo.2のジョブプログラム(JP_No.2)に基づく新たな実行ジョブを表している。この場合、制御部11は、実際に実行したジョブであっても、ジョブ履歴を表示しない。なお、図中、点線枠で囲まれた同一ジョブの実行に係るジョブ履歴は実際には表示されないが、理解を容易とするために可視化したものである。
図23は、ジョブ履歴の表示画面の他の構成例である。ジョブ履歴画面W180は、図21で例示したジョブ履歴画面W160のジョブ履歴表示領域R75とは異なる表示形式でジョブ履歴を表示するジョブ履歴表示領域R81を含む。
ジョブ履歴表示領域R81は、ジョブプログラムの実行により実行されたジョブのジョブ履歴を実行順に並列したものである。ジョブ履歴表示領域R81は、図20の対比設定値設定画面W150の表示設定タブT25において、“同一ジョブ履歴の表示”にチェックが付された場合の表示例である。この場合、図中、点線枠で囲まれたジョブNo.3のジョブは、ジョブNo.2のジョブプログラム(JP_No.2)に基づく新たな実行ジョブを表している。この場合、制御部11は、ジョブ履歴で表示する項目として、ジョブプログラム名(JP_No.2)と実行ユーザ名とを表示する(図中点線枠内)。
以上のように、第2実施形態によれば、ジョブプログラムを介して選択した既実行ジョブに係る設定履歴情報に基づき、新たなジョブを実行した場合において、当該ジョブの実行に係る設定値と既実行ジョブの設定履歴情報に係る設定値とが同一であるか否かの判定結果によって、新たなジョブに係るジョブ履歴の表示形式を決定する構成であるため、ユーザは所望するジョブに係るジョブ履歴を確実に利用することができる。
[3.第3実施形態]
第3実施形態は、設定履歴情報に係る設定値を自動取得する構成を備えた複合機について説明する。第3実施形態では、設定値を自動取得する一構成例として、APS(Automatic paper selection)機能(用紙自動選択機能)について説明する。第3実施形態の説明では、第1実施形態と同一の機能部及び処理には同一の符号を付し、説明については省略する。
[3.1 機能構成]
図24は、第3実施形態に係る複合機50の機能構成を説明する図である。第3実施形態に係る複合機50は、複合機10の記憶部23に替えて記憶部53を備える。
第3実施形態において、記憶部53は、ジョブ実行プログラム231、設定履歴情報処理プログラム233、設定値対比判定プログラム235、及びAPS制御プログラム531を記憶し、設定値記憶領域237、設定履歴情報記憶領域239及びジョブ履歴情報記憶領域241を確保する。
APS制御プログラム531は、A4サイズ、B5サイズ、A3サイズ等の異なるサイズの用紙を個々に収納した複数のトレイが複合機10の給紙部25として装着された場合において、原稿サイズ等の設定値に基づき、当該原稿サイズに適合する用紙が収納されたトレイを自動判別して給紙するために、制御部11が読み出すプログラムである。制御部11は、APS制御プログラム531を読み出すことで、不図示の原稿サイズを判別するための各種センサや、自動給紙機構等の各部を制御する。
[3.2 処理の流れ]
次に、第3実施形態に係る処理の流れについて図25を用いて説明する。
なお、図25で説明する処理において、ステップS300以降の処理が設定履歴情報を用いたジョブ実行に係る処理に相当する。ステップS270及びステップS280に係る処理は、設定履歴情報を用いないジョブ実行に係る処理であってもよく、無論、設定履歴情報を用いたジョブ実行に係る処理であってもかまわない。
ステップS270において、APS機能により原稿サイズに基づきトレイが自動的に選択されると(ステップS270)、制御部11は、ユーザによりAPS設定値のみの記憶が選択されたか否かを判定する。ここで、APS設定値のみの記憶とは、例えば、APS設定が有効か無効かといったAPS設定に係る基本的な設定値を記憶し、トレイの番号や用紙サイズ等に係る設定値を記憶しないことを意図する。なお、APS設定値のみを記憶するか否かの選択は、例えば、次図面で説明する対比設定値設定画面等を介して行うことができる。
ユーザによりAPS設定値のみの記憶が選択された場合(ステップS280;Yes)、制御部11はAPS設定値を記憶し(ステップS290)、処理を終了する。
一方、ユーザによりAPS設定値のみの記憶が選択されていない場合(ステップS280;No)、制御部11は、設定履歴情報としてトレイ番号及び用紙サイズの両方を記憶するか否かを確認する(ステップS300)。ここで、トレイ番号及び用紙サイズの両方を記憶する場合(ステップS300;Yes)、制御部11は、記憶されたトレイ番号にセットされている用紙サイズと記憶された用紙サイズとが一致しているか否かを確認する(ステップS310)。
ここで、記憶されたトレイ番号にセットされている用紙サイズと記憶された用紙サイズとが一致していない場合、すなわち、異なる用紙サイズの用紙が記憶されたトレイ番号に対応するトレイにセットされている場合において(ステップS310;No)、ジョブの実行指示が入力されると(ステップS320)、制御部11は、トレイ選択を促すメッセージをユーザに対して表示する(ステップS330)。
ユーザにより所望のトレイが選択され用紙が給紙されると、制御部11はジョブを実行し(ステップS340)、処理を終了する。
なお、記憶されたトレイ番号にセットされている用紙サイズと記憶された用紙サイズとが一致する場合は(ステップS310;Yes)、制御部11は、ジョブを実行し処理を終了する。
一方、トレイ番号及び用紙サイズの両方を記憶しない場合(ステップS300;No)、制御部11は、用紙サイズのみを記憶する(ステップS350)。
そして、ジョブの実行指示が入力されると(ステップS360)、制御部11は、記憶した用紙サイズに基づき、最適な用紙が収納されているトレイを選択し、当該トレイから用紙を自動給紙する(ステップS370)。自動給紙により用紙が給紙されると、制御部11はジョブを実行し(ステップS340)、処理を終了する。
[3.3 動作例]
次に、第3実施形態に係る動作例について説明する。図26(a)は、ユーザによるAPS設定の選択を受け付ける対比設定値設定画面W190の一構成例である。対比設定値設定画面W190は第1実施形態に係る対比設定値設定画面W30と同等の構成とするこことができる。第3実施形態に係る対比設定値設定画面W190では、第1設定値入力タブT17において、給紙方法の下位にAPS設定の選択を受け付けるAPS設定チェックボックス領域R83を備える。
図26(b)は、図26(a)においてユーザにより、APS設定チェックボックス領域R83のチェックボックスにチェックが付された際に、制御部11が表示する確認画面の一構成例である。なお、本動作例は、図25のステップS290の処理に相当する動作例である。ユーザは、確認画面を介した“APS設定のみを記憶対象としますか?”との確認事項に対して、“Yes”を選択することにより、APS設定のみを記憶させることができる。
図27は、制御部11が用紙サイズのみを記憶し、設定履歴情報に基づくジョブを実行する際に、ユーザに対して画面表示するトレイ選択画面の一構成例である。なお、本動作例は、図25のステップS350の処理に相当する動作例である。ユーザはトレイ選択画面を介して所望のトレイの番号を選択又は入力することにより、最適な用紙サイズでのジョブを実行することができる。
以上のように、第3実施形態によれば、設定値を自動取得する構成の複合機において、取得した設定値の設定履歴情報への記憶状況に応じて、処理を適宜選択することにより、ユーザは所望のジョブの実行結果を得ることができる。
本発明は上述した各実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。すなわち、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態は、説明の都合上、それぞれ別に説明している部分があるが、技術的に可能な範囲で組み合わせて実行してもよいことは勿論である。
また、実施形態において各装置で動作するプログラムは、上述した実施形態の機能を実現するように、CPU等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)である。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的に一時記憶装置(例えば、RAM)に蓄積され、その後、各種ROM(Read Only Memory)やHDD等の記憶装置に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行なわれる。
ここで、プログラムを格納する記録媒体としては、半導体媒体(例えば、ROMや、不揮発性のメモリカード等)、光記録媒体・光磁気記録媒体(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto Optical Disc)、MD(Mini Disc)、CD(Compact Disc)、BD (Blu-ray(登録商標) Disk) 等)、磁気記録媒体(例えば、磁気テープ、フレキシブルディスク等)等の何れであってもよい。また、ロードしたプログラムを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムの指示に基づき、オペレーティングシステムあるいは他のアプリケーションプログラム等と共同して処理することにより、本発明の機能が実現される場合もある。
また、市場に流通させる場合には、可搬型の記録媒体にプログラムを格納して流通させたり、インターネット等のネットワークを介して接続されたサーバコンピュータに転送したりすることができる。この場合、サーバコンピュータの記憶装置も本発明に含まれるのは勿論である。
10、30、50 複合機
11 制御部
13 表示部
15 操作部
17 通信部
19 画像形成部
21 画像読取部
23、33、53 記憶部
231 ジョブ実行プログラム
233 設定履歴情報処理プログラム
235 設定値対比判定プログラム
237 設定値記憶領域
239 設定履歴情報記憶領域
241 ジョブ履歴情報記憶領域
331 ジョブ登録プログラム
531 APS制御プログラム

Claims (10)

  1. 設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置において、
    実行した前記ジョブの前記設定値を設定履歴情報として記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示部と、
    選択された前記設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御部とを備え、
    前記制御部は、新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との間に差異が無い場合、前記制御部は新たに実行したジョブの設定履歴情報を表示しないと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 新たに実行したジョブに係るユーザと選択された前記設定履歴情報の実行に係るユーザとが同一である場合、前記制御部は新たに実行したジョブの設定履歴情報を表示しないと判定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 新たに実行したジョブに係るユーザと選択された前記設定履歴情報の実行に係るユーザとが同一である場合、前記制御部は新たに実行したジョブに係る前記設定値を記憶しないことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との間に差分がある場合、前記制御部は新たに実行したジョブの設定履歴情報を表示すると判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記表示部は前記差分を表示することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置において、
    実行した前記ジョブの前記設定値を一括設定履歴情報として記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記一括設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示部と、
    選択された前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御部とを備え、
    前記制御部は、新たに実行した前記ジョブに係る前記設定値と前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定することを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記記憶部に記憶された前記設定値に基づき、新たにジョブを実行する場合、前記制御部は、前記ジョブの実行に係る設定値を取得し、取得した前記設定値と前記記憶部に記憶された前記設定値との間に差異がある場合に、前記ジョブの実行前にユーザに対して報知することを特徴とする請求項1又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置の制御方法であって、
    実行したジョブの前記設定値を設定履歴情報として記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶された前記設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示工程と、
    選択された前記設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御工程とを備え、
    前記制御工程は、新たに実行したジョブに係る前記設定値と前記設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定する工程を含むことを特徴とする制御方法。
  10. 設定値に基づきジョブを実行し、当該ジョブの履歴をジョブ履歴として記憶可能な画像形成装置の制御方法であって、
    実行した前記ジョブの前記設定値を一括設定履歴情報として記憶する記憶工程と、
    前記記憶工程で記憶された前記一括設定履歴情報を選択する選択画面を表示する表示工程と、
    選択された前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値を読み出す制御工程とを備え、
    前記制御工程は、新たに実行した前記ジョブに係る前記設定値と前記一括設定履歴情報に含まれる前記設定値との対比結果に基づき新たに実行したジョブの設定履歴情報の表示をするかしないかについて判定する工程を含むことを特徴とする制御方法。
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