JP2022086590A - 基地局及び中継装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】中継装置の2つの無線リンク間における無線リソースの再利用を基地局が中継装置に行わせることを可能にする。【解決手段】本開示の一態様に係る基地局は、上記基地局との通信のために中継装置に割り当てられる無線リソースを示すリソース情報と、上記中継装置と通信装置との間の通信のための上記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する情報取得部と、上記リソース情報及び上記再利用情報を上記中継装置へ送信する通信処理部と、を備える。【選択図】図9

Description

本開示は、基地局及び中継装置に関する。
近年、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において移動体通信技術が提案され、技術仕様(Technical Specification:TS)として標準化されている。現在では、LTE(Long Term Evolution)の技術は成熟し、さらに5G(5th Generation)の技術が検討されている。
移動体通信ネットワークでは、中継ノードが、基地局とユーザ機器(User Equipment:UE)との間で信号を中継し得る。例えば、特許文献1には、中継ノードにおいて他の中継ノードの無線リソースを再利用する技術が開示されている。
特許第4976858号
しかし、発明者の詳細な検討の結果、特許文献1に開示されている技術では、基地局と中継局との間での通信のための無線リソースは、当該中継局とUEとの間での通信に再利用されないので、基地局がこのような再利用を中継装置に行わせることもできない、という課題が見出された。
本開示の目的は、中継装置の2つの無線リンク間における無線リソースの再利用を基地局が中継装置に行わせることを可能にする基地局及び中継装置を提供することにある。
本開示の一態様に係る基地局は、上記基地局との通信のために中継装置に割り当てられる無線リソースを示すリソース情報と、上記中継装置と通信装置との間の通信のための上記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する情報取得部と、上記リソース情報及び上記再利用情報を上記中継装置へ送信する通信処理部と、を備える。
本開示の一態様に係る中継装置は、基地局との通信のために上記中継装置に割り当てられる無線リソースを示すリソース情報と、上記中継装置と通信装置との間の通信のための上記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを、上記基地局から受信する第1通信処理部と、上記リソース情報及び上記再利用情報に基づいて、上記通信装置と通信する第2通信処理部と、を備える。
本開示によれば、中継装置の2つの無線リンク間における無線リソースの再利用を基地局が中継装置に行わせることが可能になる。なお、本開示により、当該効果の代わりに、又は当該効果とともに、他の効果が奏されてもよい。
本開示の実施形態に係るシステムの概略的な構成の一例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る各装置のプロトコルスタックの例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る通信装置の具体例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る各装置の配置の例を示す説明図である。 本開示の実施形態に係る基地局の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る基地局の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る中継装置の概略的な機能構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る中継装置の概略的なハードウェア構成の例を示すブロック図である。 本開示の実施形態に係る無線リソースの再利用の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの第1の例を説明するためのシーケンス図である。 本開示の実施形態に係る処理の概略的な流れの第2の例を説明するためのシーケンス図である。 本開示の実施形態の第2の変形例に係るダウンリンクリソースの再利用の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第2の変形例に係るダウンリンクリソースの再利用の例における空きリソースの利用の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第2の変形例に係るアップリンクリソースの再利用の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第2の変形例に係るアップリンクリソースの再利用の例における空きリソースの利用の例を説明するための説明図である。 本開示の実施形態の第3の変形例に係る使用されない領域の例を説明するための説明図である。
以下、添付の図面を参照して本開示の実施形態を詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、同様に説明されることが可能な要素については、同一の符号を付することにより重複説明が省略され得る。
説明は、以下の順序で行われる。
1.システムの構成
2.基地局の構成
3.中継装置の構成
4.動作例
5.変形例
<1.システムの構成>
図1~図4を参照して、本開示の実施形態に係るシステム1の構成の例を説明する。図1を参照すると、システム1は、基地局100、中継装置200及び通信装置30を含む。
例えば、システム1は、3GPP(Third Generation Partnership Project)の技術仕様(Technical Specification)に準拠したシステムである。より具体的には、例えば、システム1は、5G又はNR(New Radio)のTSに準拠したシステムである。当然ながら、システム1は、この例に限定されない。
(1)装置間での通信
例えば、中継装置200は、基地局100及び通信装置30と通信する。より具体的には、例えば、中継装置200は、基地局100と中継装置200との間の第1の無線リンクにおいて基地局100と通信し、通信装置30と中継装置200との間の第2の無線リンクにおいて通信装置30と通信する。
例えば、無線リンクにおける通信は、無線アクセスネットワーク(radio access network:RAN)のプロトコルスタックとアンテナとを使用して行われる。換言すると、無線リンクは、RANのプロトコルスタック及びアンテナにより形成される。
例えば、図2に示されるように、中継装置200は、RANの第1のプロトコルスタック13とアンテナ281とを使用して、上記第1の無線リンクにおいて基地局100と通信する。基地局100は、RANのプロトコルスタック11とアンテナ181とを使用して、上記第1の無線リンクにおいて中継装置200と通信する。
例えば、図2に示されるように、中継装置200は、RANの第2のプロトコルスタック15とアンテナ285とを使用して、上記第2の無線リンクにおいて通信装置30と通信する。通信装置30は、RANのプロトコルスタック17とアンテナ31とを使用して、上記第2の無線リンクにおいて中継装置200と通信する。
例えば、プロトコルスタック11及び第1のプロトコルスタック13の各々は、物理(:Physical:PHY)レイヤ、MAC(Medium Access Control)レイヤ及びRLC(Radio Link Control)レイヤを含む。プロトコルスタック11及び第1のプロトコルスタック13の各々は、1つ以上の上位レイヤをさらに含んでもよい。当該1つ以上の上位レイヤは、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)レイヤを含んでもよい。上記1つ以上の上位レイヤは、ユーザプレーンにおいてSDAP(Service Data Adaptation Protocol)レイヤを含んでもよく、制御プレーンにおいてRRC(Radio Resource Control)レイヤを含んでもよい。
第2のプロトコルスタック15及びプロトコルスタック17についての説明も、プロトコルスタック11及び第1のプロトコルスタック13の説明と同様である。よって、ここでは重複する説明を省略する。なお、当然ながら、第2のプロトコルスタック15及びプロトコルスタック17の各々に含まれるレイヤは、プロトコルスタック11及び第1のプロトコルスタック13の各々に含まれるレイヤとは異なってもよい。
なお、アンテナ181、アンテナ281、アンテナ285及びアンテナ31の各々は、送信アンテナ及び受信アンテナを含んでもよく、又は、送信及び受信に共通のアンテナであってもよい。
(2)装置の具体例
具体例として、例えば、図3に示されるように、通信装置30はUEである。さらに、例えば、中継装置200もUEである。基地局100は、例えばgNBである。
さらに、図4に示されるように、中継装置200は、車両20に搭載される車載装置であってもよい。より具体的には、例えば、中継装置200は、V2XのECU(Electronic Control Unit)であってもよい。通信装置30は、車両20内に位置してもよい。この場合に、アンテナ281は車両20外にあってもよく、アンテナ285は車両20内にあってもよい。
なお、図4には車両20として四輪車が記載されているが、車両20は、二輪車、三輪車、又は、鉄道の車両であってもよい。あるいは、中継装置200は、車両20以外の移動体(例えば、ドローン等の飛行体)に搭載されてもよく、当該移動体の内外に中継装置200のアンテナが存在してもよい。あるいは、中継装置200は、建物に設置されてもよく、当該建物の内外に中継装置200のアンテナが存在してもよい。
アンテナ281及びアンテナ285は、中継装置200そのものではなく、中継装置200が搭載される移動体(例えば、車両20又は飛行体)又は建物に備えられてもよい。あるいは、中継装置200は、移動体(例えば、車両20又は飛行体)又は建物そのものであってもよい。
当然ながら、基地局100、中継装置200及び通信装置30は、上述した例に限定されない。この点については、後に変形例を説明する。
<2.基地局の構成>
図5及び図6を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の構成の例を説明する。
(1)機能構成
まず、図5を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100の機能構成の例を説明する。図5を参照すると、基地局100は、無線通信部110、ネットワーク通信部120、記憶部130及び処理部140を備える。
-無線通信部110
無線通信部110は、信号を無線で送受信する。例えば、無線通信部110は、他の装置からの信号を受信し、当該他の装置への信号を送信する。例えば、上記他の装置は、中継装置200である。
-ネットワーク通信部120
ネットワーク通信部120は、基地局100が接続されるネットワークから信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。例えば、当該ネットワークは、バックホールである。
-記憶部130
記憶部130は、基地局100の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、基地局100の動作のための1つ以上の命令(instruction)を含む。
-処理部140
処理部140は、基地局100の様々な機能を提供する。処理部140は、情報取得部141及び通信処理部143を含む。なお、処理部140は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部140は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。情報取得部141及び通信処理部143の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部140(具体的には、通信処理部143)は、図2に示されるプロトコルスタック11の処理を行い、無線通信部110を介して他の装置(例えば、中継装置200)と通信する。例えば、処理部140は、ネットワーク通信部120を介して、上記ネットワークに接続されている他の装置と通信する。
(2)ハードウェア構成
次に、図6を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100のハードウェア構成の例を説明する。図6を参照すると、基地局100は、アンテナ181、RF(Radio Frequency)回路183、プロセッサ185、ネットワークインターフェース187及びメモリ189を備える。
例えば、プロセッサ185は、図2に示されるプロトコルスタック11の処理を行い、アンテナ181及びRF回路183を介して他の装置(例えば、中継装置200)と通信する。
プロセッサ185は、RANのプロトコルスタック(即ち、プロトコルスタック11)以外の1つ以上のレイヤの処理を行ってもよい。当該1つ以上のレイヤは、インターネットレイヤ、トランスポートレイヤ及び/又はアプリケーションレイヤを含んでもよい。
プロセッサ185は、単一のプロセッサであってもよい。あるいは、プロセッサ185は、複数のプロセッサを含んでもよい。一例として、当該複数のプロセッサは、プロトコルスタック11の処理を行うベースバンドプロセッサと、上記1つ以上のレイヤの処理を行うさらなるプロセッサとを含んでもよい。
ネットワークインターフェース187は、例えばネットワークアダプタである。プロセッサ185は、ネットワークインターフェース187を介して、ネットワークに接続されている装置と通信する。
メモリ189は、プロセッサ185により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、様々なデータを記憶する。メモリ189は、プロセッサ185内に含まれていてもよい。上記プログラムは、命令と呼ばれてもよい。
無線通信部110は、アンテナ181及びRF回路183により実装され得る。ネットワーク通信部120は、ネットワークインターフェース187により実装され得る。記憶部130は、メモリ189により実装され得る。処理部140は、プロセッサ185により実装され得る。
以上のハードウェア構成を考慮すると、例えば、基地局100は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行して情報取得部141及び通信処理部143の動作を行う1つ以上のプロセッサとを備える。例えば、上記メモリは、メモリ189であり、上記1つ以上のプロセッサは、プロセッサ185である。なお、上記プログラムは、情報取得部141及び通信処理部143の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
<3.中継装置の構成>
図7及び図8を参照して、本開示の実施形態に係る中継装置200の構成の例を説明する。
(1)機能構成
まず、図7を参照して、本開示の実施形態に係る中継装置200の機能構成の例を説明する。図7を参照すると、中継装置200は、第1無線通信部210、第2無線通信部220、ネットワーク通信部230、記憶部240及び処理部250を備える。
-第1無線通信部210
第1無線通信部210は、信号を無線で送受信する。例えば、第1無線通信部210は、他の装置からの信号を受信し、当該他の装置への信号を送信する。例えば、上記他の装置は、基地局100である。
-第2無線通信部220
第2無線通信部220は、信号を無線で送受信する。例えば、第2無線通信部220は、他の装置からの信号を受信し、当該他の装置への信号を送信する。例えば、上記他の装置は、通信装置30である。
-ネットワーク通信部230
ネットワーク通信部230は、中継装置200が接続されるネットワークから信号を受信し、当該ネットワークへ信号を送信する。
一例として、図4に示されるように、中継装置200は、車両20に搭載される車載装置であってもよく、上記ネットワークは、車内LAN(Local Area Network)であってもよい。この場合に、上記ネットワークには、中継装置200に加えて、各種センサ(例えば、走行状態センサ等)、各種ECU(例えば、エンジン制御ECU、運転支援ECU等)、操作スイッチ、及び表示装置等が接続されていてもよい。
-記憶部240
記憶部240は、中継装置200の動作のためのプログラム及びパラメータ、並びに様々なデータを、一時的に又は恒久的に記憶する。当該プログラムは、中継装置200の動作のための1つ以上の命令を含む。
-処理部250
処理部250は、中継装置200の様々な機能を提供する。処理部250は、第1通信処理部251及び第2通信処理部253を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。第1通信処理部251及び第2通信処理部253の具体的な動作は、後に詳細に説明する。
例えば、処理部250(具体的には、第1通信処理部251)は、図2に示される第1のプロトコルスタック13の処理を行い、第1無線通信部210を介して他の装置(例えば、基地局100)と通信する。例えば、処理部250(具体的には、第2通信処理部253)は、図2に示される第2のプロトコルスタック15の処理を行い、第2無線通信部220を介して他の装置(例えば、通信装置30)と通信する。例えば、処理部250は、ネットワーク通信部230を介して、上記ネットワークに接続されている他の装置と通信する。
なお、中継装置200が上記ネットワークに接続されない場合には、中継装置200はネットワーク通信部230を備えなくてもよい。
(2)ハードウェア構成
次に、図8を参照して、本開示の実施形態に係る中継装置200のハードウェア構成の例を説明する。図8を参照すると、中継装置200は、アンテナ281、RF回路283、アンテナ285、RF回路287、プロセッサ289、ネットワークインターフェース291及びメモリ293を備える。
例えば、プロセッサ289は、図2に示される第1のプロトコルスタック13の処理を行い、アンテナ281及びRF回路283を介して他の装置(例えば、基地局100)と通信する。さらに、例えば、プロセッサ289は、図2に示される第2のプロトコルスタック15の処理を行い、アンテナ285及びRF回路287を介して他の装置(例えば、通信装置30)と通信する。
プロセッサ289は、RANのプロトコルスタック(即ち、第1のプロトコルスタック13及び第2のプロトコルスタック15)以外の1つ以上のレイヤの処理を行ってもよい。当該1つ以上のレイヤは、インターネットレイヤ、トランスポートレイヤ及び/又はアプリケーションレイヤを含んでもよい。
プロセッサ289は、単一のプロセッサであってもよい。あるいは、プロセッサ289は、複数のプロセッサを含んでもよい。一例として、当該複数のプロセッサは、第1のプロトコルスタック13の処理を行う第1のベースバンドプロセッサと、第2のプロトコルスタック15の処理を行う第2のベースバンドプロセッサと、上記1つ以上のレイヤの処理を行うさらなるプロセッサとを含んでもよい。
ネットワークインターフェース291は、例えばネットワークアダプタである。プロセッサ289は、ネットワークインターフェース291を介して、ネットワークに接続されている装置と通信する。
メモリ293は、プロセッサ289により実行されるプログラム、当該プログラムに関するパラメータ、及び、様々なデータを記憶する。メモリ293は、プロセッサ289内に含まれていてもよい。上記プログラムは、命令と呼ばれてもよい。
第1無線通信部210は、アンテナ281及びRF回路283により実装され得る。第2無線通信部220は、アンテナ285及びRF回路287により実装され得る。ネットワーク通信部230は、ネットワークインターフェース291により実装され得る。記憶部240は、メモリ293により実装され得る。処理部250は、プロセッサ289により実装され得る。
なお、中継装置200が上記ネットワークに接続されない場合には、中継装置200はネットワークインターフェース291を備えなくてもよい。
以上のハードウェア構成を考慮すると、例えば、中継装置200は、プログラムを記憶するメモリと、当該プログラムを実行して第1通信処理部251及び第2通信処理部253の動作を行う1つ以上のプロセッサとを備える。例えば、上記メモリは、メモリ293であり、上記1つ以上のプロセッサは、プロセッサ289である。なお、上記プログラムは、第1通信処理部251及び第2通信処理部253の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
<4.動作例>
図9~図11を参照して、本開示の実施形態に係る基地局100及び中継装置200の動作の例を説明する。
基地局100(情報取得部141)は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる無線リソースを示すリソース情報と、中継装置200と通信装置30との間の通信のための上記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する。基地局100(通信処理部143)は、当該リソース情報及び当該再利用情報を中継装置200へ送信する。
中継装置200(第1通信処理部251)は、上記リソース情報と上記再利用情報とを基地局100から受信する。中継装置200(第2通信処理部253)は、上記リソース情報及び上記再利用情報に基づいて、通信装置30と通信する。
これにより、例えば、基地局100は、中継装置200の2つの無線リンク間における無線リソースの再利用を中継装置200に行わせることが可能になる。即ち、基地局100は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる無線リソースを中継装置200と通信装置30との通信のために中継装置200に再利用させることができる。
(1)無線リソース
例えば、上記無線リソースは、基地局100からの受信のために中継装置200に割り当てられるダウンリンクリソースである。これにより、例えば、ダウンリンクリソースの再利用が可能になる。
あるいは、上記無線リソースは、基地局100への送信のために中継装置200に割り当てられるアップリンクリソースであってもよい。これにより、例えば、アップリンクリソースの再利用が可能になる。
(2)無線リソースの再利用
例えば、上記無線リソースの上記再利用は、中継装置200と通信装置30との間の通信のために上記無線リソースの少なくとも一部を再利用することである。
例えば、中継装置200(第1通信処理部251)は、上記リソース情報に基づいて、上記無線リソースを使用して、基地局100と通信する。中継装置200(第2通信処理部253)は、上記リソース情報及び上記再利用情報に基づいて、上記無線リソースの少なくとも一部を再利用して通信装置30と通信する。
これにより、例えば、中継装置200が、必要な量のリソースを柔軟に再利用することが可能になる。
-ダウンリンクリソースの場合
上述したように、例えば、上記無線リソースは、上記ダウンリンクリソースであり、中継装置200(第1通信処理部251)は、上記ダウンリンクリソースを使用して、基地局100からデータを受信する。この場合に、中継装置200(第2通信処理部253)は、上記ダウンリンクリソースを再利用して、通信装置30へデータを送信する。
上記ダウンリンクリソースの再利用は、中継装置200における上記第2の無線リンクから上記第1の無線リンクへの干渉が小さい場合に行われてもよい。例えば、当該干渉が中継装置200により測定され、当該干渉の測定の結果に基づいて上記再利用が可能なのかが判定されてもよい。この判定は、基地局100により行われてもよく、中継装置200により行われてもよい。基地局100は、このような判定の結果に応じて、上記再利用情報を生成してもよい。
-アップリンクリソースの場合
あるいは、上記無線リソースは、上記アップリンクリソースであってもよく、中継装置200(第1通信処理部251)は、上記アップリンクリソースを使用して、基地局100へデータを送信してもよい。この場合に、中継装置200(第2通信処理部253)は、上記アップリンクリソースを再利用して、通信装置30からデータを受信してもよい。
上記アップリンクリソースの再利用は、中継装置200における上記第1の無線リンクから上記第2の無線リンクへの干渉が小さい場合に行われてもよい。例えば、当該干渉が中継装置200により測定され、当該干渉の測定の結果に基づいて上記再利用が可能なのかが判定されてもよい。この判定は、基地局100により行われてもよく、中継装置200により行われてもよい。基地局100は、このような判定の結果に応じて、上記再利用情報を生成してもよい。
(3)リソース情報
例えば、上記リソース情報は、周波数ドメインのリソースを示す周波数リソース情報と、時間ドメインのリソースを示す時間リソース情報とを含む。例えば、上記周波数リソース情報は、リソースブロックのセットを示す。例えば、上記時間リソース情報は、開始シンボル及びシンボル数等を示す。
(4)再利用情報
例えば、上記再利用情報は、中継装置200と通信装置30との間の通信のために上記無線リソースを再利用するか否かを示す。より具体的には、例えば、上記再利用情報は、中継装置200と通信装置30との間の通信のために上記無線リソースを再利用するか否かを示す1ビットの情報(例えば、フラグ)である。一例として、上記再利用情報は、1である場合に、上記無線リソースを再利用することを示し、0である場合に、上記無線リソースを再利用しないことを示す。
あるいは、上記再利用情報は、中継装置200と通信装置30との間の通信のために上記無線リソースを再利用することを示してもよい。具体的には、上記再利用情報は、所定の情報(例えば、所定値)であってもよく、中継装置200は、上記再利用情報を受信する場合に、中継装置200と通信装置30との間の通信のために上記無線リソースを再利用してもよい。中継装置200は、上記再利用情報を受信しない場合に、上記無線リソースを再利用しないようにしてもよい。
このような再利用情報により、例えば、中継装置200による無線リソースの再利用を容易に制御することが可能になる。
(5)リソース情報及び再利用情報の送信
例えば、基地局100(通信処理部143)は、上記リソース情報及び上記再利用情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)を物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)において中継装置200へ送信する。これにより、例えば、中継装置200は、無線リソースの再利用をダイナミックに行うことが可能になる。
(6)具体例
図9を参照して具体例を説明する。基地局100と中継装置200との間の通信(即ち、第1の無線リンクにおける通信)と、中継装置200と通信装置30の間の通信(即ち、第2の無線リンクにおける通信)との各々について、時間方向にスロット41、43及び45が示され、周波数方向に周波数ブロックが示されている。当該周波数ブロックは、両方の通信に共通のものである。例えば、基地局100(通信処理部143)は、スロット41において、リソース情報及び再利用情報を含む制御情報51を中継装置200へ送信する。当該制御情報は、例えばDCIである。上記リソース情報は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる無線リソース55を示す。さらに、上記再利用情報は、中継装置200と通信装置30との間の通信のために無線リソース55を再利用することを示す。そのため、中継装置200(第2通信処理部253)は、無線リソース55を示すリソース情報を含む制御情報53を通信装置30へ送信する。当該制御情報は、例えばサイドリンク制御情報(SCI)である。中継装置200(第1通信処理部251)は、無線リソース55を使用して基地局100と通信し、さらに、中継装置200(第2通信処理部253)は、無線リソース55を使用して通信装置30とも通信する。
例えば、無線リソース55は、ダウンリンクリソースである。あるいは、無線リソース55は、アップリンクリソースであってもよい。
(7)処理の流れ
図10及び図11を参照して、本開示の実施形態に係る処理の例を説明する。
-ダウンリンクの例
図10を参照して、第1の例としてダウンリンクの例を説明する。
基地局100は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる無線リソースを示すリソース情報と、中継装置200と通信装置30との間の通信のための上記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する。基地局100は、上記リソース情報及び上記再利用情報を中継装置200へ送信する(S410)。中継装置200は、上記リソース情報及び上記再利用情報を受信する。この例では、上記無線リソースは、ダウンリンクリソースである。
中継装置200は、上記無線リソースを示すリソース情報を通信装置30へ送信する(S420)。通信装置30は、当該リソース情報を受信する。
基地局100は、上記無線リソースを使用して中継装置200へデータを送信し(S430)、中継装置200は、上記無線リソースを使用して基地局100から当該データを受信する。
また、中継装置200は、上記無線リソースを使用して通信装置30へデータを送信し(S440)、通信装置30は、上記無線リソースを使用して中継装置200から当該データを受信する。
-アップリンクの例
図11を参照して、第2の例としてアップリンクの例を説明する。
基地局100は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる無線リソースを示すリソース情報と、中継装置200と通信装置30との間の通信のための上記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する。基地局100は、上記リソース情報及び上記再利用情報を中継装置200へ送信する(S460)。中継装置200は、上記リソース情報及び上記再利用情報を受信する。この例では、上記無線リソースは、アップリンクリソースである。
中継装置200は、上記無線リソースを示すリソース情報を通信装置30へ送信する(S470)。通信装置30は、当該リソース情報を受信する。
中継装置200は、上記無線リソースを使用して基地局100へデータを送信し(S480)、基地局100は、上記無線リソースを使用して中継装置200から当該データを受信する。
また、通信装置30は、上記無線リソースを使用して中継装置200へデータを送信し(S490)、中継装置200は、上記無線リソースを使用して通信装置30から当該データを受信する。
<5.変形例>
図12~図16を参照して、本開示の実施形態の第1~第4の変形例を説明する。
(1)第1の変形例
本開示の実施形態の上述した例では、基地局100(通信処理部143)は、上記リソース情報及び上記再利用情報を含むDCIをPDCCHにおいて中継装置200へ送信する。しかし、本開示の実施形態はこの例に限定されない。
本開示の実施形態の第1の変形例として、例えば、基地局100(通信処理部143)は、上記リソース情報及び上記再利用情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを中継装置200へ送信してもよい。これにより、例えば、物理レイヤのシグナリングの変更を回避することが可能になる。また、SPS(Semi-Persistent Scheduling)又はConfigured Grant resource allocationにおいて無線リソースが再利用され得る。
なお、本開示の実施形態の第1の変形例として、上記リソース情報及び上記再利用情報の送信のために、DCI及びRRCメッセージの両方が使用されてもよい。一例として、基地局100(通信処理部143)は、上記リソース情報を含むRRCメッセージを中継装置200へ送信し、上記再利用情報を含むDCIを中継装置200へ送信してもよい。別の例として、基地局100(通信処理部143)は、上記リソース情報を含むDCIを中継装置200へ送信し、上記再利用情報を含むRRCメッセージを中継装置200へ送信してもよい。
あるいは、DCI又はRRCの代わりに、MAC制御エレメントが使用されてもよい。
(2)第2の変形例
本開示の実施形態の第2の変形例として、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる上記無線リソースは、複数のスロットでの基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられる無線リソースであってもよい。この場合に、上記無線リソースの上記再利用は、上記複数のスロットのうちの少なくとも1つスロットにおいて中継装置200と通信装置30との間の通信のために上記無線リソースを再利用することであってもよい。即ち、中継装置200(第2通信処理部253)は、上記リソース情報及び上記再利用情報に基づいて、上記複数のスロットのうちの少なくとも1つスロットにおいて通信装置30と通信してもよい。
これにより、例えば、複数のスロットにわたる無線リソースの再利用が可能になる。
-ダウンリンクリソースのケース
上記無線リソースは、基地局100からの受信のために中継装置200に割り当てられるダウンリンクリソースであってもよい。
--基地局100から中継装置200への送信
基地局100(通信処理部143)は、上記複数のスロットのうちの、最後の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、通信装置30へのデータを中継装置200へ送信してもよく、上記最後の1つ以上のスロットにおいて、上記データを中継装置200へ送信しなくてもよい。
中継装置200(第1通信処理部251)は、上記複数のスロットのうちの、最後の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、通信装置30へのデータを基地局100から受信してもよく、上記最後の1つ以上のスロットにおいて、上記データを基地局100から受信しなくてもよい。
--中継装置200から通信装置30への送信
中継装置200(第2通信処理部253)は、上記複数のスロットのうちの最初の1つ以上のスロットにおいて、上記データを通信装置30へ送信しなくてもよく、上記複数のスロットのうちの、上記最初の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、上記データを通信装置30へ送信してもよい。即ち、上記複数のスロットのうちの、最初の1つ以上のスロットを除くスロットが、上記データを中継装置200から通信装置30へ送信するのに使用されるスロットであってもよい。
--具体例
図12を参照して具体例を説明する。基地局100と中継装置200との間の通信と、中継装置200と通信装置30の間の通信との各々について、時間方向にスロット61~67が示され、周波数方向に周波数ブロックが示されている。当該周波数ブロックは、両方の通信に共通のものである。
例えば、基地局100(通信処理部143)は、スロット61において、リソース情報及び再利用情報を含む制御情報71を中継装置200へ送信する。当該制御情報は、例えばDCIである。上記リソース情報は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられるダウンリンクリソース75~78を示す。さらに、上記再利用情報は、中継装置200と通信装置30との間の通信のためにダウンリンクリソース75~78を再利用することを示す。
中継装置200(第2通信処理部253)は、ダウンリンクリソース75~78(又はダウンリンクリソース76~78)を示すリソース情報を含む制御情報72を通信装置30へ送信する。当該制御情報は、例えばSCIである。
基地局100(通信処理部143)は、ダウンリンクリソース75~77を使用して、通信装置30へのデータを中継装置200へ送信し、中継装置200(第1通信処理部251)は、ダウンリンクリソース75~77を使用して基地局100から上記データを受信する。中継装置200(第2通信処理部253)は、ダウンリンクリソース76~78を再利用して上記データを通信装置30へ送信する。
より具体的には、ダウンリンクリソース75を使用して基地局100から中継装置200へ送信されたデータは、ダウンリンクリソース76を再利用して中継装置200から通信装置30へ送信される。ダウンリンクリソース76を使用して基地局100から中継装置200へ送信されたデータは、ダウンリンクリソース77を再利用して中継装置200から通信装置30へ送信される。ダウンリンクリソース77を使用して基地局100から中継装置200へ送信されたデータは、ダウンリンクリソース78を再利用して中継装置200から通信装置30へ送信される。
なお、図12の例では、スロット63におけるダウンリンクリソース75は、中継装置200から通信装置30への送信には再利用されず、スロット66におけるダウンリンクリソース78は、基地局100から中継装置200への送信には使用されない。
上述したようなデータの送信により、例えば、中継装置200を介して基地局100から通信装置30へ一連のデータを送信することが可能になる。
--他の通信装置への送信
基地局100(通信処理部143)は、上記最後の1つ以上のスロット(例えば、図12のスロット66)において、他の通信装置へのデータを中継装置200へ送信してもよい。中継装置200(第1通信処理部251)は、上記最後の1つ以上のスロットにおいて、基地局100から当該データを受信してもよい。
図13を参照して具体例を説明する。図13の例は、図12の例に、通信装置33へのデータの送信をさらに追加したものである。とりわけ、基地局100(通信処理部143)は、スロット66において、ダウンリンクリソース78を使用して通信装置33へのデータを中継装置200へ送信する。この例では、基地局100(通信処理部143)は、スロット64において制御情報73を中継装置200へ送信し、当該制御情報73は、ダウンリンクリソース79~80を示すリソース情報と、ダウンリンクリソース79~80を再利用することを示す再利用情報とを含む。また、中継装置200(第2通信処理部253)は、ダウンリンクリソース79~80を示すリソース情報を含む制御情報74を通信装置33へ送信する。ダウンリンクリソース78を使用して基地局100から中継装置200へ送信されたデータは、ダウンリンクリソース79を再利用して中継装置200から通信装置33へ送信される。ダウンリンクリソース79を使用して基地局100から中継装置200へ送信されたデータは、ダウンリンクリソース80を再利用して中継装置200から通信装置33へ送信される。
これにより、例えば、無線リソースがさらに有効に使用され得る。
同様に、中継装置200(第2通信処理部253)は、上記最初の1つ以上のスロット(例えば、図12のスロット63)において、他の通信装置へのデータを当該他の通信装置へ送信してもよい。具体的には、図12の例において、中継装置200は、スロット63において、ダウンリンクリソース75を再利用して他の通信装置(例えば、通信装置33)へのデータを当該他の通信装置へ送信してもよい。これにより、例えば、無線リソースがさらに有効に使用され得る。
なお、図12及び図13において、中継装置200に割り当てられるダウンリンクリソース75~80は、連続するスロットのリソースであるが、第2の変形例に係るダウンリンクリソースは、この例に限定されない。例えば、中継装置200に割り当てられるダウンリンクリソース75~78は、連続しないスロットのリソースであってもよい。
-アップリンクリソースのケース
上記無線リソースは、基地局100への送信のために中継装置200に割り当てられるアップリンクリソースであってもよい。
--通信装置30から中継装置200への送信
中継装置200(第2通信処理部253)は、上記複数のスロットのうちの、最後の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、通信装置30からのデータを通信装置30から受信してもよく、上記最後の1つ以上のスロットにおいて、上記データを通信装置30から受信しなくてもよい。即ち、上記複数のスロットのうちの、上記最後の1つ以上のスロットを除く上記スロットは、通信装置30からのデータを通信装置30から中継装置200へ送信するのに使用されるスロットであってもよい。
--中継装置200から基地局100への送信
中継装置200(第1通信処理部251)は、上記複数のスロットのうちの最初の1つ以上のスロットにおいて、上記データを基地局100へ送信しなくてもよく、上記複数のスロットのうちの、上記最初の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、上記データを基地局100へ送信してもよい。
基地局100(通信処理部143)は、上記複数のスロットのうちの、最初の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、上記データを中継装置200から受信してもよく、上記最初の1つ以上のスロットにおいて、上記データを中継装置200から受信しなくてもよい。
--具体例
図14を参照して具体例を説明する。基地局100と中継装置200との間の通信と、中継装置200と通信装置30の間の通信との各々について、時間方向にスロット61~67が示され、周波数方向に周波数ブロックが示されている。当該周波数ブロックは、両方の通信に共通のものである。
例えば、基地局100(通信処理部143)は、スロット61において、リソース情報及び再利用情報を含む制御情報81を中継装置200へ送信する。当該制御情報は、例えばDCIである。上記リソース情報は、基地局100との通信のために中継装置200に割り当てられるアップリンクリソース85~89を示す。さらに、上記再利用情報は、中継装置200と通信装置30との間の通信のためにアップリンクリソース85~89を再利用することを示す。
中継装置200(第2通信処理部253)は、アップリンクリソース85~89(又はアップリンクリソース85~87)を示すリソース情報を含む制御情報82を通信装置30へ送信する。当該制御情報は、例えばSCIである。
通信装置30は、アップリンクリソース85~87を再利用して、通信装置30からのデータを中継装置200へ送信し、中継装置200(第2通信処理部253)は、アップリンクリソース85~87を再利用して通信装置30から上記データを受信する。中継装置200(第1通信処理部251)は、アップリンクリソース87~89を使用して上記データを基地局100へ送信する。基地局100(通信処理部143)は、アップリンクリソース87~89を使用して中継装置200から上記データを受信する。
より具体的には、アップリンクリソース85を再利用して通信装置30から中継装置200へ送信されたデータは、アップリンクリソース87を使用して中継装置200から基地局100へ送信される。アップリンクリソース86を再利用して通信装置30から中継装置200へ送信されたデータは、アップリンクリソース88を使用して中継装置200から基地局100へ送信される。アップリンクリソース87を再利用して通信装置30から中継装置200へ送信されたデータは、アップリンクリソース89を使用して中継装置200から基地局100へ送信される。
なお、図14の例では、スロット63におけるアップリンクリソース85と、スロット64におけるアップリンクリソース86とは、中継装置200から基地局100への送信には使用されない。また、スロット66におけるアップリンクリソース88と、スロット67におけるアップリンクリソース89とは、通信装置30から中継装置200への送信には再利用されない。
上述したようなデータの送信により、例えば、中継装置200を介して通信装置30から基地局100へ一連のデータを送信することが可能になる。
なお、図14の例において、制御情報81は、特にFDD(Frequency Division Duplex)のケースでは他の周波数帯域において送信されてもよい。
--他の通信装置からの送信
他の通信装置が、上記最後の1つ以上のスロット(例えば、図14のスロット66及び67)において、当該他の通信装置からのデータを中継装置200へ送信してもよい。中継装置200(第2通信処理部253)は、上記最後の1つ以上のスロットにおいて、上記他の通信装置から上記データを受信してもよい。
図15を参照して具体例を説明する。図15の例は、図14の例に、通信装置33からのデータの送信をさらに追加したものである。とりわけ、通信装置33は、スロット66において、アップリンクリソース88を再利用して通信装置33からのデータを中継装置200へ送信する。この例では、基地局100(通信処理部143)は、スロット64において制御情報83を中継装置200へ送信し、当該制御情報83は、アップリンクリソース90を示すリソース情報を含む。また、中継装置200(第2通信処理部253)は、アップリンクリソース88を示すリソース情報を含む制御情報84を通信装置33へ送信する。アップリンクリソース88を再利用して通信装置33から中継装置200へ送信されたデータは、アップリンクリソース90を使用して中継装置200から基地局100へ送信される。
これにより、例えば、無線リソースがさらに有効に使用され得る。
なお、図15の例において、制御情報81及び制御情報83は、特にFDDのケースでは他の周波数帯域において送信されてもよい。
同様に、中継装置200(第1通信処理部251)は、上記最初の1つ以上のスロット(例えば、図14のスロット63及び64)において、他の通信装置からのデータを基地局100へ送信してもよい。基地局100(通信処理部143)は、上記最初の1つ以上のスロットにおいて、上記データを中継装置200から受信してもよい。具体的には、図14の例において、スロット63において、中継装置200は、アップリンクリソース85を使用して他の通信装置(例えば、通信装置33)からのデータを基地局100へ送信してもよく、基地局100は、アップリンクリソース85を使用して当該データを中継装置200から受信してもよい。また、スロット64において、中継装置200は、アップリンクリソース86を使用して他の通信装置(例えば、通信装置33)からのデータを基地局100へ送信してもよく、基地局100は、アップリンクリソース86を使用して当該データを中継装置200から受信してもよい。これにより、例えば、無線リソースがさらに有効に使用され得る。
なお、図14及び図15において、中継装置200に割り当てられるアップリンクリソース85~90は、連続するスロットのリソースであるが、第2の変形例に係るアップリンクリソースは、この例に限定されない。例えば、中継装置200に割り当てられるアップリンクリソース85~90は、連続しないスロットのリソースであってもよい。
-再利用情報
上記再利用情報は、上記最初の1つ以上のスロット又は上記最後の1つ以上のスロットに関するスロット情報を含んでもよい。
上記スロット情報は、上記最初の1つ以上のスロットにおいて無線リソースが一方の無線リンクにおいて使用されないこと、又は、上記最後の1つ以上のスロットにおいて無線リソースが一方の無線リンクにおいて使用されないことを、明示的に又は暗黙的に示してもよい。
上記スロット情報は、上記最初の1つ以上のスロットに含まれるスロットの数、又は、上記最後の1つ以上のスロットに含まれるスロットの数を示してもよい。図12の例では、上記スロット情報は、スロット数として1スロットを示してもよい。図14の例では、上記スロット情報は、スロット数として2スロットを示してもよい。当該スロット数は、転送遅延とも言える。
これにより、例えば、無線リソースの再利用をより柔軟に制御することが可能になる。
(3)第3の変形例
本開示の実施形態の第3の変形例として、上記無線リソースは、基地局100と中継装置200との通信に使用されない第1の領域と、中継装置200と通信装置30との通信に使用されない第2の領域とのうち、少なくとも一方を含んでもよい。
中継装置200(第1通信処理部251)は、上記無線リソースのうちの上記第1の領域を基地局100との通信に使用しなくてもよい。中継装置200(第2通信処理部253)は、上記無線リソースのうちの上記第2の領域を通信装置30との通信に使用しなくてもよい。
これにより、例えば、中継装置200の2つの無線リンクの間における干渉の測定が可能になる。
例えば、上記第1の領域及び上記第2の領域は、それぞれ特定のシンボルの領域であってもよい。
図16を参照して具体例を説明する。無線リソース55は、基地局100と中継装置200との通信に使用されない領域93を含む。さらに、無線リソース55は、中継装置200と通信装置30との通信に再利用されない領域95を含む。一例として、無線リソース55は、時間ドメインにおいて10シンボルを有し、領域93は、1番目のシンボルの領域であり、領域95は、5番目のシンボルの領域である。
-ダウンリンクリソースのケース
無線リソース55は、ダウンリンクリソースであってもよい。この場合に、基地局100は、無線リソース55を使用して中継装置200へデータを送信してもよい。ただし、基地局100は、無線リソース55のうちの領域93を使用しなくてもよい。さらに、中継装置200は、無線リソース55を再利用して通信装置30へデータを送信してもよい。ただし、中継装置200は、無線リソース55のうちの領域95を再利用しなくてもよい。
中継装置200(第1通信処理部251)は、領域93における測定を行ってもよい。具体的には、中継装置200(第1通信処理部251)は、領域93において中継装置200(第2通信処理部253)により送信される信号を受信し、当該信号に基づく測定を行ってもよい。これにより、例えば、中継装置200は、中継装置200における第2の無線リンクから第1の無線リンクへの自己干渉を知ることが可能になる。さらに、当該自己干渉に基づいてダウンリンクリソースの再利用を判定することもできる。
通信装置30は、領域95における測定を行ってもよい。具体的には、基地局100は、領域95においてリファレンス信号を送信してもよく、通信装置30は、領域95において上記リファレンス信号を受信し、当該リファレンス信号に基づく測定を行ってもよい。これにより、例えば、通信装置30は、通信装置30における基地局100からの干渉を知ることが可能になる。当該干渉にさらに基づいてダウンリンクリソースの再利用が判定されてもよい。
なお、基地局100は、領域95においてリファレンス信号以外の特定の信号を送信してもよい。この場合に、基地局100は、中継装置200を介して通信装置30に上記特定の信号の情報を予め通知してもよい。
-アップリンクリソースのケース
無線リソース55は、アップリンクリソースであってもよい。この場合に、中継装置200は、無線リソース55を使用して基地局100へデータを送信してもよい。ただし、中継装置200は、無線リソース55のうちの領域93を使用しなくてもよい。さらに、通信装置30は、無線リソース55を再利用して中継装置200へデータを送信してもよい。ただし、通信装置30は、無線リソース55のうちの領域95を再利用しなくてもよい。
基地局100は、領域93における測定を行ってもよい。具体的には、通信装置30は、領域93においてリファレンス信号を送信してもよく、基地局100は、領域93において上記リファレンス信号を受信し、当該リファレンス信号に基づく測定を行ってもよい。これにより、例えば、基地局100は、基地局100における通信装置30からの干渉を知ることが可能になる。当該干渉にさらに基づいてアップリンクリソースの再利用が判定されてもよい。
なお、通信装置30は、領域93においてリファレンス信号以外の特定の信号を送信してもよい。この場合に、通信装置30は、中継装置200を介して基地局100に上記特定の信号の情報を予め通知してもよい。
中継装置200(第2通信処理部253)は、領域95における測定を行ってもよい。具体的には、中継装置200(第2通信処理部253)は、領域95において中継装置200(第1通信処理部251)により送信される信号を受信し、当該信号に基づく測定を行ってもよい。これにより、例えば、中継装置200は、中継装置200における第1の無線リンクから第2の無線リンクへの自己干渉を知ることが可能になる。さらに、当該自己干渉に基づいてアップリンクリソースの再利用を判定することもできる。
-領域情報
基地局100(通信処理部143)は、上記第1の領域及び上記第2の領域のうちの少なくとも一方を示す領域情報を中継装置200へ送信してもよい。例えば、当該領域情報は、上記第1の領域及び上記第2の領域の両方を示してもよい。
一例として、上記領域情報は、上記第1の領域のシンボルと、上記第2の領域のシンボルとを示してもよい。あるいは、上記第1の領域及び上記第2の領域の複数のパターンが予め定められ、上記領域情報は、当該複数のパターンのうちの1つを示してもよい。
基地局100(通信処理部143)は、上記領域情報を含むRRCメッセージを中継装置200へ送信してもよい。あるいは、基地局100(通信処理部143)は、上記領域情報を含むMAC制御エレメントを中継装置200へ送信してもよい。あるいは、基地局100(通信処理部143)は、上記領域情報を含むDCIを中継装置200へ送信してもよい。
上記領域情報の送信により、例えば、より柔軟な干渉測定が可能になる。
(4)第4の変形例
本開示の実施形態の上述した例では、図3を参照して説明したように、通信装置300はUEであり、中継装置200もUEである。しかし、当然ながら、本開示の実施形態はこの例に限定されない。
-基地局100-中継装置200
本開示の実施形態の第4の変形例では、中継装置200は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードであってもよく、基地局100は、IABドナーであってもよい。基地局100と中継装置200との間の第1の無線リンクは、バックホールリンクであってもよい。換言すると、上記第1の無線リンクは、F1インターフェースの無線リンクであってもよい。
基地局100は、IABドナーではなくIABノードであってもよく、IABドナー(又は上流のIABノード)に接続されていてもよい。この場合に、基地局100は、図5に示される無線通信部110及び通信処理部143に加えて、追加の無線通信部及び追加の通信処理部を備えてもよい。また、基地局100は、図6に示されるアンテナ181及びRF回路183に加えて、追加のアンテナ及び追加のRF回路を備えてもよい。
-通信装置30
上述したように、通信装置30は、UEであってもよい。この場合に、通信装置30と中継装置200との間の第2の無線リンクは、アクセスリンクであってもよい。換言すると、上記第2の無線リンクは、Uuインターフェースの無線リンクであってもよい。
あるいは、通信装置30も、UEではなくIABノードであってもよい。この場合に、上記第2の無線リンクも、バックホールリンクであってもよい。換言すると、上記第2の無線リンクも、F1インターフェースの無線リンクであってもよい。
以上、本開示の実施形態を説明したが、本開示は当該実施形態に限定されるものではない。当該実施形態は例示にすぎないということ、及び、本開示のスコープ及び精神から逸脱することなく様々な変形が可能であるということは、当業者に理解されるであろう。
例えば、本明細書に記載されている処理におけるステップは、必ずしも図面に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理におけるステップは、図面に記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。また、処理におけるステップの一部が削除されてもよく、さらなるステップが処理に追加されてもよい。
例えば、本明細書において説明した各装置の機能構成に含まれる1つ以上の構成要素の動作を含む方法が提供されてもよく、上記構成要素の動作をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供されてもよい。また、当該プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体が提供されてもよい。当然ながら、このような方法、プログラム、及びコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体も、本開示に含まれる。
なお、上述した実施形態に含まれる技術的特徴は、以下のような特徴として表現されてもよい。当然ながら、本開示は当該技術的特徴に限定されない。
(特徴1)
基地局(100)であって、
前記基地局との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する情報取得部(141)と、
前記リソース情報及び前記再利用情報を前記中継装置へ送信する通信処理部(143)と、
を備える基地局。
(特徴2)
前記通信処理部は、前記リソース情報及び前記再利用情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)(51)を物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)において前記中継装置へ送信する、特徴1に記載の基地局。
(特徴3)
前記通信処理部は、前記リソース情報及び前記再利用情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記中継装置へ送信する、特徴1に記載の基地局。
(特徴4)
前記無線リソースは、前記基地局からの受信のために前記中継装置に割り当てられるダウンリンクリソースである、特徴1~3のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴5)
前記無線リソースは、前記基地局への送信のために前記中継装置に割り当てられるアップリンクリソースである、特徴1~3のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴6)
前記再利用情報は、前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースを再利用するか否かを示す、特徴1~5のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴7)
前記再利用情報は、前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースを再利用することを示す、特徴1~5のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴8)
前記再利用は、前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースの少なくとも一部を再利用することである、特徴1~7のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴9)
前記無線リソースは、複数のスロットでの前記基地局との通信のために前記中継装置に割り当てられる無線リソースであり、
前記再利用は、前記複数のスロットのうちの少なくとも1つスロットにおいて前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースを再利用することである、特徴1~8のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴10)
前記無線リソースは、前記基地局からの受信のために前記中継装置に割り当てられるダウンリンクリソース(75、76、77、78)であり、
前記通信処理部は、前記複数のスロット(63、64、65、66)のうちの、最後の1つ以上のスロット(66)を除くスロットにおいて、前記通信装置へのデータを前記中継装置へ送信し、前記最後の1つ以上のスロットにおいて、前記データを前記中継装置へ送信せず、
前記複数のスロットのうちの、最初の1つ以上のスロット(63)を除くスロットは、前記データを前記中継装置から前記通信装置へ送信するのに使用されるスロットである、
特徴9に記載の基地局。
(特徴11)
前記通信処理部は、前記最後の1つ以上のスロットにおいて、他の通信装置(33)へのデータを前記中継装置へ送信する、特徴10に記載の基地局。
(特徴12)
前記最初の1つ以上のスロットは、他の通信装置(33)へのデータを前記中継装置から当該他の通信装置へ送信するのに使用されるスロットである、特徴10又は11に記載の基地局。
(特徴13)
前記無線リソースは、前記基地局への送信のために前記中継装置に割り当てられるアップリンクリソース(85、86、87、88、89)であり、
前記複数のスロット(63、64、65、66、67)のうちの、最後の1つ以上のスロット(66、67)を除くスロットは、前記通信装置からのデータを前記通信装置から前記中継装置へ送信するのに使用されるスロットであり、
前記通信処理部は、前記複数のスロットのうちの、最初の1つ以上のスロット(63、64)を除くスロットにおいて、前記データを前記中継装置から受信し、前記最初の1つ以上のスロットにおいて、前記データを前記中継装置から受信しない、
特徴9に記載の基地局。
(特徴14)
前記最後の1つ以上のスロットは、他の通信装置(33)からのデータを当該他の通信装置から前記中継装置へ送信するのに使用されるスロットである、特徴13に記載の基地局。
(特徴15)
前記通信処理部は、前記最初の1つ以上のスロットにおいて、他の通信装置(33)からのデータを前記中継装置から受信する、特徴13又は14に記載の基地局。
(特徴16)
前記再利用情報は、前記最初の1つ以上のスロット又は前記最後の1つ以上のスロットに関する情報を含む、特徴10~15のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴17)
前記無線リソースは、前記基地局と前記中継装置との通信に使用されない第1の領域(93)と、前記中継装置と前記通信装置との通信に再利用されない第2の領域(95)とのうち、少なくとも一方を含む、特徴1~16のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴18)
前記通信処理部は、前記第1の領域及び前記第2の領域のうちの少なくとも一方を示す領域情報を前記中継装置へ送信する、特徴17に記載の基地局。
(特徴19)
前記中継装置は、ユーザ機器(UE)である、特徴1~18のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴20)
前記中継装置は、IAB(Integrated Access and Backhaul)ノードであり、
前記基地局は、IABドナー又はIABノードである、
特徴1~18のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴21)
前記通信装置は、IABノードである、特徴20に記載の基地局。
(特徴22)
前記通信装置は、ユーザ機器(UE)である、特徴1~20のいずれか1項に記載の基地局。
(特徴23)
中継装置(200)であって、
基地局(100)との通信のために前記中継装置に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを、前記基地局から受信する第1通信処理部(251)と、
前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記通信装置と通信する第2通信処理部(253)と、
を備える中継装置。
(特徴24)
前記第1通信処理部は、前記リソース情報に基づいて、前記無線リソースを使用して前記基地局と通信し、
前記第2通信処理部は、前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記無線リソースの少なくとも一部を再利用して前記通信装置と通信する、
特徴23に記載の中継装置。
(特徴25)
前記無線リソースは、複数のスロットでの前記基地局との通信のために前記中継装置に割り当てられる無線リソースであり、
前記第2通信処理部は、前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記複数のスロットのうちの少なくとも1つスロットにおいて前記通信装置と通信する、
特徴23又は24に記載の中継装置。
(特徴26)
前記無線リソースは、前記基地局からの受信のために前記中継装置に割り当てられるダウンリンクリソース(75、76、77、78)であり、
前記第1通信処理部は、前記複数のスロット(63、64、65、66)のうちの、最後の1つ以上のスロット(66)を除くスロットにおいて、前記通信装置へのデータを前記基地局から受信し、前記最後の1つ以上のスロットにおいて、前記データを前記基地局から受信せず、
前記第2通信処理部は、前記複数のスロットのうちの最初の1つ以上のスロット(63)において、前記データを前記通信装置へ送信せず、前記複数のスロットのうちの、前記最初の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、前記データを前記通信装置へ送信する、
特徴25に記載の中継装置。
(特徴27)
前記無線リソースは、前記基地局への送信のために前記中継装置に割り当てられるアップリンクリソース(85、86、87、88、89)であり、
前記第2通信処理部は、前記複数のスロット(63、64、65、66、67)のうちの、最後の1つ以上のスロット(66、67)を除くスロットにおいて、前記通信装置からのデータを前記通信装置から受信し、前記最後の1つ以上のスロットにおいて、前記データを前記通信装置から受信せず、
前記第1通信処理部は、前記複数のスロットのうちの最初の1つ以上のスロット(63、64)において、前記データを前記基地局へ送信せず、前記複数のスロットのうちの、前記最初の1つ以上のスロットを除くスロットにおいて、前記データを前記基地局へ送信する、
特徴25に記載の中継装置。
(特徴28)
前記第1通信処理部は、前記無線リソースのうちの第1の領域(93)を前記基地局との通信に使用せず、
前記第2通信処理部は、前記無線リソースのうちの第2の領域(95)を前記通信装置との通信に再利用しない、
特徴23~27のいずれか1項に記載の中継装置。
(特徴29)
基地局(100)により行われる方法であって、
前記基地局との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得することと、
前記リソース情報及び前記再利用情報を前記中継装置へ送信することと、
を含む方法。
(特徴30)
中継装置(200)により行われる方法であって、
基地局(100)との通信のために前記中継装置に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを、前記基地局から受信することと、
前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記通信装置と通信することと、
を含む方法。
(特徴31)
コンピュータに、
基地局(100)との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得することと、
前記リソース情報及び前記再利用情報を前記中継装置へ送信することと、
を実行させるためのプログラム。
(特徴32)
コンピュータに、
基地局(100)との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを、前記基地局から受信することと、
前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記通信装置と通信することと、
を実行させるためのプログラム。
(特徴33)
コンピュータに、
基地局(100)との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得することと、
前記リソース情報及び前記再利用情報を前記中継装置へ送信することと、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
(特徴34)
コンピュータに、
基地局(100)との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを、前記基地局から受信することと、
前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記通信装置と通信することと、
を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な非遷移的実体的記録媒体。
1 システム
20 車両
30 通信装置
51、71、73、81、83 制御情報
53、72、74、82、84 制御情報
55 無線リソース
75、76、77、78、79、80 ダウンリンクリソース
85、86、87、88、89、90 アップリンクリソース
41、43、45、61、62、63、64、65、66、67、68 スロット
93、95 領域
100 基地局
141 情報取得部
143 通信処理部
200 中継装置
251 第1通信処理部
253 第2通信処理部

Claims (15)

  1. 基地局(100)であって、
    前記基地局との通信のために中継装置(200)に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを取得する情報取得部(141)と、
    前記リソース情報及び前記再利用情報を前記中継装置へ送信する通信処理部(143)と、
    を備える基地局。
  2. 前記通信処理部は、前記リソース情報及び前記再利用情報を含むダウンリンク制御情報(DCI)(51)を物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)において前記中継装置へ送信する、請求項1に記載の基地局。
  3. 前記通信処理部は、前記リソース情報及び前記再利用情報を含む無線リソース制御(RRC)メッセージを前記中継装置へ送信する、請求項1に記載の基地局。
  4. 前記無線リソースは、前記基地局からの受信のために前記中継装置に割り当てられるダウンリンクリソースである、請求項1~3のいずれか1項に記載の基地局。
  5. 前記無線リソースは、前記基地局への送信のために前記中継装置に割り当てられるアップリンクリソースである、請求項1~3のいずれか1項に記載の基地局。
  6. 前記再利用情報は、前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースを再利用するか否かを示す、請求項1~5のいずれか1項に記載の基地局。
  7. 前記再利用情報は、前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースを再利用することを示す、請求項1~5のいずれか1項に記載の基地局。
  8. 前記再利用は、前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースの少なくとも一部を再利用することである、請求項1~7のいずれか1項に記載の基地局。
  9. 前記無線リソースは、複数のスロットでの前記基地局との通信のために前記中継装置に割り当てられる無線リソースであり、
    前記再利用は、前記複数のスロットのうちの少なくとも1つスロットにおいて前記中継装置と前記通信装置との間の通信のために前記無線リソースを再利用することである、請求項1~8のいずれか1項に記載の基地局。
  10. 前記無線リソースは、前記基地局からの受信のために前記中継装置に割り当てられるダウンリンクリソース(75、76、77、78)であり、
    前記通信処理部は、前記複数のスロット(63、64、65、66)のうちの、最後の1つ以上のスロット(66)を除くスロットにおいて、前記通信装置へのデータを前記中継装置へ送信し、前記最後の1つ以上のスロットにおいて、前記データを前記中継装置へ送信せず、
    前記複数のスロットのうちの、最初の1つ以上のスロット(63)を除くスロットは、前記データを前記中継装置から前記通信装置へ送信するのに使用されるスロットである、
    請求項9に記載の基地局。
  11. 前記無線リソースは、前記基地局への送信のために前記中継装置に割り当てられるアップリンクリソース(85、86、87、88、89)であり、
    前記複数のスロット(63、64、65、66、67)のうちの、最後の1つ以上のスロット(66、67)を除くスロットは、前記通信装置からのデータを前記通信装置から前記中継装置へ送信するのに使用されるスロットであり、
    前記通信処理部は、前記複数のスロットのうちの、最初の1つ以上のスロット(63、64)を除くスロットにおいて、前記データを前記中継装置から受信し、前記最初の1つ以上のスロットにおいて、前記データを前記中継装置から受信しない、
    請求項9に記載の基地局。
  12. 前記再利用情報は、前記最初の1つ以上のスロット又は前記最後の1つ以上のスロットに関する情報を含む、請求項10又は11に記載の基地局。
  13. 前記無線リソースは、前記基地局と前記中継装置との通信に使用されない第1の領域(93)と、前記中継装置と前記通信装置との通信に再利用されない第2の領域(95)とのうち、少なくとも一方を含む、請求項1~12のいずれか1項に記載の基地局。
  14. 前記通信処理部は、前記第1の領域及び前記第2の領域のうちの少なくとも一方を示す領域情報を前記中継装置へ送信する、請求項13に記載の基地局。
  15. 中継装置(200)であって、
    基地局(100)との通信のために前記中継装置に割り当てられる無線リソース(55)を示すリソース情報と、前記中継装置と通信装置(30)との間の通信のための前記無線リソースの再利用に関する再利用情報とを、前記基地局から受信する第1通信処理部(251)と、
    前記リソース情報及び前記再利用情報に基づいて、前記通信装置と通信する第2通信処理部(253)と、
    を備える中継装置。
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