JP2022085546A - 画像処理装置及び画像処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイ上において色の相対関係を崩さずにディスプレイの帯域内に規格化して画像を表示する。【解決手段】画像処理装置は、画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像の各画素について色彩値を取得する色彩値取得部と、前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換するRGB変換部と、各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成する規格化部と、前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換する出力用RGB変換部と、前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する出力部と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、画像処理装置及び画像処理方法に関する。
特許文献1には、プリンター、コピー等の印刷装置により用紙上に形成される画像を事前に確認するために、当該画像をディスプレイ等の表示装置に表示(プレビュー)し、画像にディスプレイの帯域外の色が含まれている場合には、その色のデータを圧縮して表することが開示されている。
特開2012-4931号公報
特許文献1の方法では、白側(高輝度側)に圧縮するので、印刷装置で印刷する画像の色の中に、ディスプレイで表示できない、蛍光色を代表とする高輝度の色域外色が含まれている場合、ディスプレイ上においてその他の色との相対関係を直観的に把握することができない。そのため、画像の色の中に、蛍光色を代表とする高輝度の色域外色が含まれている場合であっても、ディスプレイ上においてその他の色との相対関係を崩さずにディスプレイの帯域内に規格化して画像を表示することが望まれていた。
本開示の一形態によれば、画像処理装置が提供される。この画像処理装置は、画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像の各画素について色彩値を取得する色彩値取得部と、前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換するRGB変換部と、各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成する規格化部と、前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換する出力用RGB変換部と、前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する出力部と、を備える。
本開示の一形態によれば、画像処理方法が提供される。この画像処理方法は、画像の入力を受け付け、前記画像の各画素について色彩値を取得し、前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換し、各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成し、前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換し、前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する。
第1実施形態にかかる画像処理装置の構成を示す説明図である。 CPUが実行する画像処理フローチャートである。 規格化前リニアRGB値と、規格化後リニアRGB値の関係を示すグラフである。 画像IMに含まれる色のLab空間における分布を示す説明図である。 画像IMに含まれる色をディスプレイのリニアRGBに変換した後のリニアRGB空間における色分布を示す説明図である。 リニアRGB空間のガマットをαmax倍したガマットを示す説明図である。 ガマットをαmaxで除する規格化を示す説明図である。 規格化後リニアRGB値をLab空間の色彩値に変換し、当初の画像IMのLab空間の色彩値の色彩値と比較する図である。 第2実施形態においてCPUが実行する規格化の処理フローチャートである。 赤成分の規格化前の階調値と、規格化後の階調値の関係を示すグラフである。 規格化前の赤成分の階調値が閾値以上のRGB値の範囲を示す説明図である。 規格化前の赤成分の階調値が閾値以上の範囲のRGB値を規格化した後の規格化後のRGB値の範囲を示す説明図である。 赤成分の規格化後において、規格化前の緑成分の階調値が閾値以上の範囲を示す説明図である。 規格化前の緑成分の階調値が閾値以上の範囲を規格化した後の規格化後のRGB値の範囲を示す説明図である。
・第1実施形態:
図1は、第1実施形態にかかる画像処理装置100の構成を示す説明図である。ディスプレイ200が画像IMを表示する場合、画像IMに蛍光色などのディスプレイ200で表示不能な輝度が高い色の画素が含まれていると、ディスプレイ200は、その輝度の高い色の画素の輝度をディスプレイに表現できる輝度まで下げて表示する。このとき、仮にディスプレイ200は表示可能な輝度が高くない色の画素については、輝度を変更せずに表示すると、ディスプレイ200が表示する画像IMの画素間の色バランスが崩れる。画像処理装置100は、ディスプレイ200の前段に配置され、ディスプレイ200が表示する画像IMの画素間の色バランスを崩さないように、画像IMの色を変換処理する。
画像処理装置100は、画像入力部10と、ディスプレイ表示用規格化前リニアRGB値生成部20と、最大値取得部50と、最大値判定部60と、規格化部70と、出力用RGB変換部80と、出力部90と、CPU110と、を備える。
画像入力部10は、画像IMの入力を受け付け、画像IMの画素ごとに入力デバイスに応じた信号値を読み取る。信号値には、例えば、RGB値、CMYK値、Lab値等が含まれる。画像入力部10は、他の装置、例えば、スキャナ、画像作成装置から、画像IMの入力を受け付け、その信号値を読み取る装置でも、画像入力部10自体がRGB値、CMYK値、Lab値等の色を選択して、画像IMを作成するコンピュータープログラムであってもよい。
ディスプレイ表示用規格化前リニアRGB値生成部20は、画像IMの入力信号を規格化前リニアRGB値RGBbに変換する。規格化前とは、後述する規格化部70による規格化処理前を意味し、規格化後とは、規格化部70による規格化処理後を意味する。規格化については、後述する。
ディスプレイ表示用規格化前リニアRGB値生成部20は、色彩値取得部30と、RGB変換部40とを備える。色彩値取得部30は、画像IMの入力信号を色彩値Lab値として受け取り、さらには三刺激値XYZ値に変換する。ここで、画像入力信号が、CMYK値、RGB値の場合は、画像に埋め込まれたもしくはユーザーが指定したICCプロファイルに記載された変換規則に沿ってLab値への変換が行われる。
色彩値Labと三刺激値XYZ値との間には、以下の関係があるので、互いに変換可能である。
(1)LabからXYZへの変換
Xn ,Yn ,Zn を基準となっているホワイトポイントの CIE XYZ での三刺激値XYZ値とし、
fy = ( L*+16 )/116 ,fx = fy + a*/500,fz = fy - b*/200,δ=6/29 と定義する。
fy >δ なら、 Y=Yn (fy)3 さもなくば Y=3( fy -16/116)δ2Yn
fx >δ なら、 X=Xn (fx)3 さもなくば X=3( fx -16/116)δ2Xn
fz >δ なら、 Z=Zn (fz)3 さもなくば Z=3( fz -16/116)δ2Zn
(2)XYZからLabへの変換
L* = f (Y/Yn ) -16
a* =500{ f (X/Xn ) - f (Y/Yn ) }
b* =200{ f (Y/Yn ) - f (Z/Zn ) }
ここで、δ=6/29とし、
t >δ3 なら f (t ) = t(1/3) さもなくば f (t ) = (1/3)(29/6)2t + 4/29
である。
RGB変換部40は、ディスプレイ200のXYZ-リニアRGB変換特性を用いて三刺激値XYZ値を規格化前リニアRGB値RGBbに変換する。ここで、XYZ-リニアRGB変換特性は、ディスプレイ200のメーカーから提供されるディスプレイプロファイル内に記載されている。ディスプレイプロファイルは、例えば、メーカーのwebサイト等から入手できる。もしくは、利用者がプロファイル作成ツールで作成したものを利用して作成しても良い。ここで、ディスプレイ200の表示可能な正規化されたリニアRGB値の最大値は1である。
ここで、ディスプレイプロファイルはICCプロファイルの仕様に沿って記述されており、RGB変換部40は、例えば、以下の3×3のマトリックスを用いて三刺激値XYZ値を規格化前リニアRGB値RGBbに変換する。
Figure 2022085546000002
上式において、画像IMの大きさをXピクセル×Yピクセル(X、Yは自然数)とすると、iは、画像IMのx座標でありiの範囲は1からXである。また、jは、画像のy座標であり、jの範囲は1からYである。m11~m33の値は、利用するディスプレイのRGB原色の色度特性によって異なる値となる。
規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)は、入力された画像IMの色彩値を、RGB変換部40が、ディスプレイプロファイルに記載されているXYZ-リニアRGB変換特性を用いて、算出した値である。そのため、画像IMの色彩値によっては、規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)が、ディスプレイ200の表示可能なRGB値の最大値Dmax(=1)を超える場合がある。この場合、画像IMにディスプレイ200が表示できない高輝度な色が含まれていることになるため、画像処理装置100は、後述する規格化処理をした後に、ディスプレイ200に表示する。
最大値取得部50は、以下の式により、全画素の規格化前リニアRGB値RGBbの最大値である規格化最大値RGBbmaxを取得する。
RGBbmax=max(R(i,j),G(i,j),B(i,j))
最大値判定部60は、規格化前リニアRGB値RGBbの規格化前最大値RGBbmaxを、判定値αmaxとする。最大値判定部60は、判定値αmaが1を超えているか否かを判定し、判定値αmaxが1を超えている場合にはフラグFを立てて(F=1とする)、判定値αmaxが1以下の場合には、フラグFを下ろす(F=0とする)。
規格化部70は、フラグFが1の場合、規格化前リニアRGB値RGBbを係数kで除することで規格化を実行し、規格化後リニアRGB値RGBaを生成する。係数kは、1より大きな値であり、規格化前リニアRGB値RGBbの判定値αmaxであってもよい。フラグFが0の場合、規格化前リニアRGB値RGBbを規格化後リニアRGB値RGBaとする。
出力用RGB変換部80は、ディスプレイ200の逆TRC特性を用いて、規格化後リニアRGB値RGBaをディスプレイ出力用RGB値RGBoutに変換する。ディスプレイ200のTRC特性は、ディスプレイ200のメーカーから提供されるので、出力用RGB変換部80は、TRC特性から逆TRC特性を算出することができる。
出力部90は、出力用RGB変換部80が出力したディスプレイ出力用RGB値RGBoutをディスプレイ200に出力する。
CPU110は、画像入力部10と、RIP20(色彩値取得部30と、RGB変換部40)と、最大値取得部50と、最大値判定部60と、規格化部70と、出力用RGB変換部80と、出力部90の動作を制御する。なお、画像入力部10と、ディスプレイ表示用規格化前リニアRGB値生成部20(色彩値取得部30と、RGB変換部40)と、最大値取得部50と、最大値判定部60と、規格化部70と、出力用RGB変換部80と、出力部90と、をCPU110により実行されるコンピュータープログラムとして構成してもよい。
図2は、CPU110が実行する画像処理フローチャートである。ステップS100では、画像処理装置100への画像IMの入力があると、CPU110は、画像入力部10を用いて、画像IMの入力を受け付け、画像IMの画素ごとに入力画像データに応じた信号値を読み取る。上述したように、信号値にはRGB値、CMYK値、Lab値等がある。
ステップS110では、CPU110は、色彩値取得部30を用いて、画像IMの画素ごとに、画像IMの入力信号を色彩値Lab(i,j)に変換する。ステップS120では、CPU110は、色彩値取得部30を用いて、画像IMの画素ごとに、色彩値Lab(i,j)を、三刺激値XYZ(i,j)に変換する。尚、この変換においては画像IMの入力信号がLab値以外のRGB値、CMYK値の場合、画像IMに埋め込まれた、もしくは指定された、ICC(International Color Consortium)プロファイルが用いられる。
ステップS130では、CPU110は、RGB変換部40及びディスプレイ200のメーカーから入手したXYZ-RGB変換特性を用いて、画像IMの三刺激値XYZ(i,j)を、RGB空間のデバイスカラーRGBである規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)に変換する。
ステップS140では、CPU110は、最大値取得部50を用いて、以下の式により、全画素の規格化前リニアRGB値RGBbの規格化前最大値RGBbmaxを取得する。
RGBbmax=max(R(i,j),G(i,j),B(i,j))
上式において、iは1~X、jは1~Yである。
ここで、画像IMの入力信号が蛍光色など輝度の高い色を含む場合には、利用するディスプレイ200のRGB空間のデバイスカラーに変換したときに、規格化前最大値RGBbmaxが、ディスプレイ200が表示可能なRGB値の最大値Dmaxを超える場合がある。なお、ディスプレイ200が表示可能なRGB値が正規化されていれば、最大値Dmaxは、1である。
ステップS150では、CPU110は、最大値判定部60を用いて、規格化前最大値RGBbmaxを判定値αmaxとして、判定値αmaxが1を超えるか否かを判定する。判定値αmaxが1を超える場合には、CPU110は、フラグFを1として処理をステップS160に移行し、判定値αmaxが1以下の場合には、CPU110は、フラグFを0として処理をステップS170に移行する。
ステップS160では、CPU110は、規格化部70を用いて、以下の式に示すように、画素ごとに、規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)を判定値αmaxで除することで規格化後リニアRGB値RGBa(i,j)に変換する。
RGBa(i,j)=RGBb(i,j)/αmax
上式において、iは1~X、jは1~Yである。
図3は、規格化前リニアRGB値RGBbと、規格化後リニアRGB値RGBaの関係を示すグラフである。図3では、判定値αmaxを1.2としている。例えば、規格化前リニアRGB値RGBbが0.9の画素は、規格化後リニアRGB値RGBaが0.75(=0.9/1.2)に変換され、規格化前リニアRGB値RGBbが0.66の画素は、規格化後リニアRGB値RGBaが0.55(=0.66/1.2)に変換されている。
図2のステップS170では、CPU110は、規格化部70を用いて、以下の式により、画素ごとに、規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)を規格化後リニアRGB値RGBa(i,j)に変換する。
RGBa(i,j)=RGBb(i,j)
上式において、iは1~X、jは1~Yである。
すなわち、判定値αmaxは1以下の場合には、規格化後リニアRGB値RGBa(i,j)は、規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)と同じ値である。
ステップS180では、CPU110は、出力用RGB変換部80と、ディスプレイプロファイルに記載されるTRC特性の逆特性を用いて、以下の式により、規格化後リニアRGB値RGBa(i,J)をディスプレイ出力用RGB値RGBout(i,J)に変換する。
RGBout(i,j)=TRC-1(RGBa(i,j) =255(RGBa(i,j))1/2.2
上式において、iは1~X、jは1~Yである。
ステップS190では、CPU110は、ディスプレイ出力用RGB値RGBout(i,J)を出力部90からディスプレイ200に出力する。
図4は、画像IMに含まれる色のLab空間における分布を示す説明図である。ここで、実線で示される略菱形の四角形は、ディスプレイ200の表示可能限界であるガマットを示している。丸印は、画像IMに含まれる色であり、かつ、ディスプレイガマット内の色を示し、四角印で示される画像IMの一部の色FY、FP (fluorescent yellow, fluorescent pink)が、ディスプレイ200の表示可能な色を示すガマットの外に位置することを示している。すなわち、FY、FPは、ディスプレイ200が色を表示可能な領域に無いことがわかる。
図5は、画像IMに含まれる色をディスプレイのリニアRGB値に変換した後のリニアRGB空間の色分布を示す説明図である。リニアRGB空間では、Red軸、Green軸、図示しないBlue軸が基準となりガマットが形成される。リニアRGB空間においても、画像IMの一部の色FY、FPが、ガマットの外に位置し、ディスプレイ200が色を表示可能な領域に無いことがわかる。
図6は、リニアRGB空間のガマットをαmax倍したガマットを示す説明図である。αmaxは、上述したように、以下の式で得られる。
αmax=max(R(i,j),G(i,j),B(i,j))
上式において、iは1~X、jは1~Yである。
図5において、ガマットの外に位置していた画像IMの一部の色FY、FPが、図6では、図5のガマットをαmax倍した破線で示すガマットの内部に存在することがわかる。
図7は、図6に示すガマットをαmaxで除する規格化を示す説明図である。この規格化により、破線で示すリニアRGBb(i,j)が、実線で示す矢印規格化後RGBa(i,j)に変換される。破線の四角で示したRGB=(1,1,1)のガマットの外に存在する画像IMの一部の色FY、FPを示す位置が、実線の四角で示すように、RGB=(1,1,1)のガマット(実線)の線上を含む内部に移動する。
図8は、規格化後リニアRGB値RGBaをLab空間の色彩値に変換し、当初の画像IMのLab空間の色彩値の色彩値と比較する図である。図8では、規格化後の色彩値を実線、当初の色彩値を破線で示している。破線のガマットは、当初の画像IMのLab空間の色彩値をその範囲内に収めることができる仮想のガマットを示している。当初の画像IMのLab空間の色彩値は、実線で示すガマットの外に存在していたが、規格化後のLab空間の色彩値は、実線で示すガマットの線上を含む内部に存在していることがわかる。
以上、第1実施形態によれば、CPU110は、色彩値取得部30を用いて画像IMの三刺激値XYZ(i,j)を取得する。次いで、CPU110は、RGB変換部40とディスプレイ200のXYZ-RGB変換特性と、を用いて、画像IMの三刺激値XYZ(i,j)を規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)に変換する。そして、CPU110は、最大値取得部50を用いて規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)の判定値αmaxを取得する。CPU110は、最大値判定部60を用いて、判定値αmaxが1を超えているか否かを判断する。判定値αmaxが1を超えている場合には、CPU110は、規格化部70を用いて、規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)を判定値αmaxで除することで規格化後リニアRGB値RGBa(i,j)を算出する。なお、判定値αmaxが1以下の場合には、CPU110は、規格化部70を用いて、規格化後リニアRGB値RGBa(i,j)を規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)と同じ値とする。次いで、CPU110は、出力用RGB変換部80と、ディスプレイ200のTRC特性の逆特性とを用いて、規格化後リニアRGB値RGBa(i,j)を、ディスプレイ出力用RGB値RGBout(i,j)に変換する。最後に、CPU110は、ディスプレイ出力用RGB値RGBout(i,j)をディスプレイ200に出力する。その結果、画像IMに、蛍光色のようなディスプレイ200が表示できない高輝度の色が含まれていても、画像処理装置100は、画像IMの高輝度の色を含めたすべての色をディスプレイ200の表示可能色に変換し、ディスプレイ200に画像IMを表示できる。このとき、CPU110は、画像IMのすべての画素のリニアRGB値を、判定値αmaxで除することで一律に低輝度方向に変換するため、ディスプレイ200に表示された画像の色が変わってしまうという違和感が生じ難い。
第1実施形態において、CPU110は、規格化部70を用いて、規格化前リニアRGB値RGBb(i、j)を判定値αmaxで除して、規格化後リニアRGB値RGBa(i、j)を生成しているが、1を超える係数kで除してもよい。ここで、係数kが判定値αmax以上の値であれば、規格化前リニアRGB値RGBb(i、j)を係数kで除して得られる規格化後リニアRGB値RGBa(i、j)は、1以下となる。その結果、規格化前リニアRGB値RGBb(i、j)を判定値αmaxで除した場合と同様に、ディスプレイ200に画像IMを違和感なく表示できる。係数kが、1を超え、判定値αmax未満の場合には、判定値αmaxに近い高輝度の色については、規格化後リニアRGB値RGBa(i、j)は、1以下とはならないが、ほぼ一律に低輝度方向に変換されるため、ディスプレイ200に表示された画像の色が変わってしまうという違和感が生じ難い。
第1実施形態において、CPU110は、色彩値取得部30を用いて、画像IMの画素ごとにLab空間の色彩値Lab(i,j)を、三刺激値XYZ(i,j)に変換しているので、xy色度を維持できる。また、ディスプレイ200のメーカーから提供されているXYZ-RGB変換特性を利用できる。
・第2実施形態:
図9は、第2実施形態においてCPU110が実行する規格化の処理フローチャートである。第1実施形態では、図2のステップS160において、色を区別すること無く、RGBb(i,j)の全範囲を規格化したが、第2実施形態では、CPU110は、規格化前リニアRGB値RGBb(i,j)について、各色のRb(i,j)、Gb(i,j)、Bb(i,j)がそれぞれ閾値Rth、Gth、Bth以上の範囲のものについて規格化を実行する。
ステップS200からS290までが、画像IMのx座標iをループカウンタ変数として用いるdoループであり、ステップS210からS280までが、画像IMのy座標jをループカウンタ変数として用いるdoループである。この2重doループにより、画像IMのすべての画素がその座標(i,j)に従って順に選択される。
ステップS220では、CPU110は、規格化部70を用いて、画像IMの画素(i,j)の赤成分の規格化前の階調値Rb(i,j)が閾値Rth以上か否かを判断し、閾値以上の場合には、処理をステップS230に移行し、閾値Rth未満の場合には、処理をステップS235に移行する。
ステップS230では、CPU110は、規格化部70を用いて、以下の式により、赤成分の規格化前の階調値Rb(i,j)を、規格化後の階調値Ra(i,j)に規格化する。この規格化により、閾値Rth以上判定値αmax以下の赤成分の規格化前の階調値Rb(i,j)は、閾値Rth以上1以下の赤成分の規格後前の階調値Rb(i,j)に変換される。
Rb(i,j)=Rth+(Rb(i,j)ーRth)(1-Rth)/(αmax-Rth)
規格化部70は、この処理において、係数を(αmax-Rth)/(1-Rth)とし、赤成分について、規格化前の階調値Rb(i,j)から閾値Rthを引いた値を係数で除して、閾値Rthを加えている。
ステップS240では、CPU110は、規格化部70を用いて、赤成分の規格化前の階調値Rb(i,j)を、規格化後の階調値Ra(i,j)と同じ値とする。
ステップS240、S250、S255では、CPU110は、ステップS220、S230、S235と同様に、規格化部70を用いて、緑成分の規格化前の階調値Gb(i,j)を、規格化後の階調値Ga(i,j)に変換する。また、ステップS260、S270、S275では、CPU110は、ステップS220、S230、S235と同様に、規格化部70を用いて、青成分の規格化前の階調値Bb(i,j)を、規格化後の階調値Ba(i,j)に変換する。
図10は、赤成分の規格化前の階調値Rbと、規格化後の階調値Raの関係を示すグラフである。図10では、αmax=1.2、閾値Rthを0.6としている。例えば、規格化前の階調値Rbが0.9の画素は、規格化後の階調値Raが0.8に変換されている。また、規格化前の階調値Rbが閾値Rth未満の0.45の画素は、規格化後の階調値Raも0.45のままであり、規格化前の階調値Rbと規格化後の階調値Raは同じ値である。図10からわかるように、規格化前の階調値Rbが閾値Rth以上の場合には、規格化後の階調値Rbは、閾値Rth以上最大値Dmax(=1)以下の値に変換され、規格化前の階調値Rbが閾値Rth未満の場合には、規格化後の階調値Rbの値は、規格化前の階調値Rbと同じ値である。緑成分、青成分についても同様である。
図11は、規格化前の赤成分の階調値Rbが閾値Rth以上のRGB値RGBbの範囲を示す説明図である。ハッチング領域が赤成分の階調値Rbが閾値Rth以上のRGB値RGBbの範囲を示している。図12は、規格化前の赤成分の階調値Rbが閾値Rth以上の範囲のRGB値RGBbを規格化した後の規格化後のRGB値RGBaの範囲を示す説明図である。ハッチング領域が、規格化後のRGB値RGBaの範囲を示している。図9のステップS230の処理により、赤成分の階調値が規格化され、図11のハッチング領域が、図12のハッチング領域に規格化される。図11上の点P1は、赤成分の規格化により、図12の点P2に移動する。図11上の点Q1は、規格化前の赤成分の階調値Rb(Q1)が閾値Rth未満なので、図9のステップS235の処理により、規格化後の階調値Ra(Q1)は、規格化前の赤成分の階調値Rb(Q1)と同じ位置である。
図13は、赤成分の規格化後において、規格化前の緑成分の階調値Gbが閾値Gth以上の範囲を示す説明図である。ハッチング領域が緑成分の階調値Gbが閾値Gth以上の範囲を示している。なお、赤成分に関しては、図9のステップS230の処理により、階調値Rbが1以下となっている。図14は、規格化前の緑成分の階調値Gbが閾値Gth以上の範囲のRGB値RGBbを規格化した後の規格化後のRGB値RGBaの範囲を示す説明図である。ハッチング領域が、規格化後のRGB値RGBaの範囲を示している。図9のステップS250の処理により、緑成分の階調値が規格化され、図13のハッチング領域が、図14のハッチング領域に規格化される。図13上の点P2は、緑成分の規格化により、図14の点P3に移動する。同様に、図13上の点Q1は、緑成分の規格化により、図14の点Q2に移動する。なお、青成分についても同様である。
以上、第2実施形態によれば、CPU110は、規格化部70を用いて、規格化前の赤成分、緑成分、青成分の階調値Rb(i,j)、Gb(i,j)、Bb(i,j)が予め定められた閾値Rth、Gth、Bth以上の範囲にある場合に、CPU110は、規格化後の赤成分、緑成分、青成分の階調値Ra(i,j)、Ga(i,j)、Ba(i,j)が閾値Rth、Gth、Bth以上1以下となるように、規格化を実行する。その結果、画像IMに、蛍光色のようなディスプレイ200が表示できない高輝度の色が含まれていても、画像処理装置100は、画像IMの高輝度の色を含めたすべての色をディスプレイ200の表示可能色に変換し、ディスプレイ200に画像IMを表示できる。このとき、画像IMの画素のうち、閾値以上の高輝度の色について、低輝度方向に変換されるが、閾値未満の輝度の色との輝度の逆転は生じない。その結果、ディスプレイ200に表示された画像の色が変わってしまうという違和感が生じ難い。
第2実施形態において、閾値Rth、Gth、Bthをいずれも0とすると、ステップS220からステップS275までの処理は、図2のステップS160の処理と同じになる。
上記各実施形態において、画像入力部10が受け取る、画像IMの画素ごとの入力デバイスに応じた信号値にガンマ補正がかけられている場合には、色彩値取得部30は、ガンマ補正を除去し、色彩値Lab値として受け取り、さらには三刺激値XYZ値に変換するする。
本開示に記載の各処理部及びその手法は、コンピュータープログラムにより具体化された一つから複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサー及びメモリーを構成することによって提供された専用コンピューターにより、実現されてもよい。あるいは、本開示に記載の各処理部及びその手法は、一つ以上の専用ハードウエア論理回路によってプロセッサーを構成することによって提供された専用コンピューターにより、実現されてもよい。もしくは、本開示に記載の各処理部及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサー及びメモリーと一つ以上のハードウエア論理回路によって構成されたプロセッサーとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピューターにより、実現されてもよい。また、コンピュータープログラムは、コンピューターにより実行されるインストラクションとして、コンピューター読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていてもよい。
上記各実施形態において、色彩値取得部30が、画像IMのリニアRGB値を取得できる場合には、RGB変換部40は、省略可能である。
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現できる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、画像処理装置が提供される。この画像処理装置は、画像の入力を受け付ける画像入力部と、前記画像の各画素について色彩値を取得する色彩値取得部と、前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換するRGB変換部と、各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成する規格化部と、前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換する出力用RGB変換部と、前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する出力部と、を備える。この形態によれば、入力画像の色にディスプレイの帯域外となる蛍光色を代表とする高輝度色域外色が含まれている場合であっても、ディスプレイ上においてその他の色との相対関係を崩さずにディスプレイの表示帯域内に規格化して画像を表示することができる。
(2)上記形態の記載の画像処理装置において、前記RGB変換部は、前記色彩値を、前記ディスプレイにおける色彩値-RGB値変換特性を用いて前記規格化前リニアRGB値に変換し、前記出力用RGB変換部は、TRC特性の逆特性を用いて前記規格化後リニアRGB値を前記ディスプレイ出力用RGB値に変換してもよい。この形態によれば,ディスプレイのガンマ特性を考慮してディスプレイの表示帯域内に規格化して画像を表示することができる。
(3)上記形態の画像処理装置において、前記規格化前リニアRGB値の規格化前最大値を取得する最大値取得部と、前記規格化前最大値を前記最大値で除した判定値が1を超えているかどうかを判定する最大値判定部と、を備え、前記判定値が1を超えている場合には、前記規格化部は、前記判定値を前記係数としてもよい。この形態によれば、確実にディスプレイの表示帯域内に規格化して画像を表示することができる。
(4)上記形態の画像処理装置において、前記規格化部は、RGBの色ごとに、予め定められた閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値に対し、前記規格化後リニアRGB値が前記閾値以上、かつ、前記最大値以下となるように、規格化を実行してもよい。この形態によれば、閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値のみを規格化できる。
(5)上記形態の画像処理装置において、前記規格化部は、各画素の処理において、前記係数を(色ごとの規格化前最大値-色ごとの前記閾値)/(色ごとの最大値-色ごとの前記閾値)とし、(色ごとの前記規格化前リニアRGB値-色ごとの前記閾値)を前記係数で除した値に、色ごとの前記閾値を加えることで、色ごとの前記規格化後リニアRGB値を算出してもよい。この形態によれば、確実に、閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値を規格化できる。
(6)上記形態の画像処理装置において、前記色彩値取得部は、三刺激値XYZ値を取得し、前記RGB変換部は、前記三刺激値XYZ値を前記規格化前リニアRGB値に変換してもよい。この形態によれば、xy色度を維持できる。
(7)本開示の一形態によれば、画像処理方法が提供される。この画像処理方法は、画像の入力を受け付け、前記画像の各画素について色彩値を取得し、前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換し、各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成し、前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換し、前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する。この形態によれば、入力画像の色にディスプレイの帯域外となる蛍光色を代表とする高輝度色域外色が含まれている場合であっても、ディスプレイ上においてその他の色との相対関係を崩さずにディスプレイの表示帯域内に規格化して画像を表示することができる。
(8)上記形態の記載の画像処理方法において、前記色彩値を、前記ディスプレイにおける色彩値-RGB値変換特性を用いて前記規格化前リニアRGB値に変換し、TRC特性の逆特性を用いて前記規格化後リニアRGB値を前記ディスプレイ出力用RGB値に変換してもよい。この形態によれば,ディスプレイのガンマ特性を考慮してディスプレイの表示帯域内に規格化して画像を表示することができる。
(9)上記形態の画像処理方法において、前記規格化前リニアRGB値の規格化前最大値を取得し、前記規格化前最大値を前記最大値で除した判定値が1を超えているかどうかを判定し、前記判定値が1を超えている場合には、前記判定値を前記係数としてもよい。この形態によれば、確実にディスプレイの表示帯域内に規格化して画像を表示することができる。
(10)上記形態の画像処理方法において、RGBの色ごとに、予め定められた閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値に対し、前記規格化後リニアRGB値が前記閾値以上、かつ、前記最大値以下となるように、規格化を実行してもよい。この形態によれば、閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値のみを規格化できる。
(11)上記形態の画像処理方法において、各画素の処理において、前記係数を(色ごとの規格化前最大値-色ごとの前記閾値)/(色ごとの最大値-色ごとの前記閾値)とし、(色ごとの前記規格化前リニアRGB値-色ごとの前記閾値)を前記係数で除した値に、色ごとの前記閾値を加えることで、色ごとの前記規格化後リニアRGB値を算出してもよい。この形態によれば、確実に、閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値を規格化できる。
(12)上記形態の画像処理方法において、三刺激値XYZ値を取得し、
前記三刺激値XYZ値を前記規格化前リニアRGB値に変換してもよい。この形態によれば、xy色度を維持できる。
本開示は、画像処理装置、画像処理方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、画像表示装置、画像表示方法、画像処理プログラム、画像処理プログラムを格納した記憶媒体、等の形態で実現できる。
10…画像入力部、20…RIP、30…色彩値取得部、40…RGB変換部、50…最大値取得部、60…最大値判定部、70…規格化部、80…出力用RGB変換部、90…出力部、100…画像処理装置、110…CPU、200…ディスプレイ、IM…画像

Claims (12)

  1. 画像処理装置であって、
    画像の入力を受け付ける画像入力部と、
    前記画像の各画素について色彩値を取得する色彩値取得部と、
    前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換するRGB変換部と、
    各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成する規格化部と、
    前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換する出力用RGB変換部と、
    前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する出力部と、
    を備える、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記RGB変換部は、前記色彩値を、前記ディスプレイにおける色彩値-RGB値変換特性を用いて前記規格化前リニアRGB値に変換し、
    前記出力用RGB変換部は、TRC特性の逆特性を用いて前記規格化後リニアRGB値を前記ディスプレイ出力用RGB値に変換する、
    画像処理装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の画像処理装置であって、
    前記規格化前リニアRGB値の規格化前最大値を取得する最大値取得部と、
    前記規格化前最大値を前記最大値で除した判定値が1を超えているかどうかを判定する最大値判定部と、
    を備え、
    前記判定値が1を超えている場合には、前記規格化部は、前記判定値を前記係数とする、画像処理装置。
  4. 請求項1に記載の画像処理装置であって、
    前記規格化部は、RGBの色ごとに、予め定められた閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値に対し、前記規格化後リニアRGB値が前記閾値以上、かつ、前記最大値以下となるように、規格化を実行する、画像処理装置。
  5. 請求項4に記載の画像処理装置であって、
    前記規格化部は、各画素の処理において、
    前記係数を(色ごとの規格化前最大値-色ごとの前記閾値)/(色ごとの最大値-色ごとの前記閾値)とし、
    (色ごとの前記規格化前リニアRGB値-色ごとの前記閾値)を前記係数で除した値に、色ごとの前記閾値を加えることで、色ごとの前記規格化後リニアRGB値を算出する、画像処理装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像処理装置であって、
    前記色彩値取得部は、三刺激値XYZ値を取得し、
    前記RGB変換部は、前記三刺激値XYZ値を前記規格化前リニアRGB値に変換する、
    画像処理装置。
  7. 画像処理方法であって、
    画像の入力を受け付け、
    前記画像の各画素について色彩値を取得し、
    前記画像の各画素の前記色彩値を、前記画像を出力するディスプレイの特性に基づくリニアRGB値で表現された規格化前リニアRGB値に変換し、
    各画素のうちの少なくとも1つの画素の前記規格化前リニアRGB値が、前記ディスプレイの表示可能色をリニアRGB値で表したときの最大値を超えている場合、前記規格化前リニアRGB値を、前記最大値を超える係数で除することで規格化後リニアRGB値を生成し、
    前記規格化後リニアRGB値をディスプレイ出力用RGB値に変換し、
    前記ディスプレイ出力用RGB値を前記ディスプレイに出力する 画像処理方法。
  8. 請求項7に記載の画像処理方法であって、
    前記色彩値を、前記ディスプレイにおける色彩値-RGB値変換特性を用いて前記規格化前リニアRGB値に変換し、
    TRC特性の逆特性を用いて前記規格化後リニアRGB値を前記ディスプレイ出力用RGB値に変換する、画像処理方法。
  9. 請求項7または請求項8に記載の画像処理方法であって、
    前記規格化前リニアRGB値の規格化前最大値を取得し、
    前記規格化前最大値を前記最大値で除した判定値が1を超えているかどうかを判定し、
    前記判定値が1を超えている場合には、前記判定値を前記係数とする、画像処理方法。
  10. 請求項7に記載の画像処理方法であって、
    RGBの色ごとに、予め定められた閾値以上の範囲にある前記規格化前リニアRGB値に対し、前記規格化後リニアRGB値が前記閾値以上、かつ、前記最大値以下となるように、規格化を実行する、画像処理方法。
  11. 請求項10に記載の画像処理方法であって、
    各画素の処理において、
    前記係数を(色ごとの規格化前最大値-色ごとの前記閾値)/(色ごとの最大値-色ごとの前記閾値)とし、
    (色ごとの前記規格化前リニアRGB値-色ごとの前記閾値)を前記係数で除した値に、色ごとの前記閾値を加えることで、色ごとの前記規格化後リニアRGB値を算出する、画像処理方法。
  12. 請求項7から請求項11のいずれか一項に記載の画像処理方法であって、
    三刺激値XYZ値を取得し、
    前記三刺激値XYZ値を前記規格化前リニアRGB値に変換する、
    画像処理方法。
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